JP2002248104A - 生体情報測定装置およびこれを使用する測定方法 - Google Patents

生体情報測定装置およびこれを使用する測定方法

Info

Publication number
JP2002248104A
JP2002248104A JP2001050185A JP2001050185A JP2002248104A JP 2002248104 A JP2002248104 A JP 2002248104A JP 2001050185 A JP2001050185 A JP 2001050185A JP 2001050185 A JP2001050185 A JP 2001050185A JP 2002248104 A JP2002248104 A JP 2002248104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pseudo
noise sequence
biological information
light
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001050185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3623743B2 (ja
Inventor
Mitsuo Ohashi
三男 大橋
Motohiro Kurisu
基弘 栗須
Katsue Ueda
勝江 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Spectratech Inc
Original Assignee
Spectratech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Spectratech Inc filed Critical Spectratech Inc
Priority to JP2001050185A priority Critical patent/JP3623743B2/ja
Publication of JP2002248104A publication Critical patent/JP2002248104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623743B2 publication Critical patent/JP3623743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微弱な検出信号を分別する生体情報測定方法
および装置を提供する。 【解決手段】 擬似雑音系列発生器11、21と、擬似
雑音系列によりASKしてスペクトラム拡散した光強度
振幅を出力するレーザドライバ12、22と、レーザド
ライバ出力を割り当てられて駆動される半導体レーザ1
3、23より成る光出射部を相異なる2光波長について
具備し、生体を伝播して到達する光を受光し電気的な検
出信号を発生する光検出器14と、検出信号をAD変換
するADコンバータ15より成る光検出部を具備し、A
D変換検出信号を入力すると共に擬似雑音系列を入力
し、両者を掛け算して逆スペクトラム拡散する掛け算器
17、27と、掛け算器の出力を累算する累算器18、
28より成る相関処理部を2光波長について具備して生
体情報を求める生体情報測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体情報測定装
置およびこれを使用する測定方法に関し、特に、生体の
密度、水分、血中酸素濃度、グルコース濃度、血糖値、
脈拍、その他の様々な生体の代謝に対応する生体内の光
伝播が伝播する光の波長により異なる変化をする性質に
着目して生体内部の情報を得る生体情報測定装置および
これを使用する測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物質或いは材料を光線或いはX線により
照射して内部状態を測定することは一般的に行なわれて
いる。生体についても、これをX線により照射して生体
内部状態を測定し、或いは生体活動を測定することも実
施されている。この種の測定を生体について実施する場
合、測定は無侵襲であることが特に重要である。ここ
で、生体を赤外光により照射して生体内部状態を測定す
る従来例を図11を参照して説明する。変調器1−2、
半導体レーザ1−1、光ファイバ1−3および光ファイ
バ1−6、光検出器1−7、多チャネルロックインアン
プ1−8を主構成要素とする生体情報測定装置により変
調された赤外光を生体内部、一例として頭骸骨内側の脳
の表層を透過させて得られた測定結果である生体情報を
記憶装置1−13に蓄積し、蓄積された生体情報を演算
装置1−12において演算処理して生体情報の変化を測
定し、この変化に基づいて生体内部状態を測定する。な
お、以上の半導体レーザ1−1には、一例として、波長
780nm光の半導体レーザが8個具備され、波長83
0nm光の半導体レーザも8個具備され、これらの個数
の半導体レーザに対応して16個の光検出器1−7が具
備されている。
【0003】以上の生体情報測定装置は、光ファイバ1
−3の先端に接続される波長780nm光の入射プロー
ベと波長830nm光の入射プローベを1対として合計
8対の入射プローベを生体の頭部の8箇所に適用し、半
導体レーザ1−1から出射した相異なる波長の赤外の被
変調光を入射プローベを介して頭骸骨を透過して脳表層
に入射している。赤外光は頭蓋骨および生体を比較的に
良好に透過するので、生体内を乱反射しながら伝播して
再び頭部に到達し、これを生体の頭部に適用されている
合計8対の受光プローベによりそれぞれの波長の反射光
として受光することができる。特に、ヘモグロビンの遠
赤外光における光吸収は酸素飽和度により大きく変化す
る。これに着目して、脳の表層における脳の作用、人間
の顔色が悪いという様な情報を光学的に検出、測定する
ことができる。
【0004】光ファイバ1−6の先端の受光プローベが
受光した反射光は多チャネルロックインアンプ1−8に
入力される。ところで、生体へ光を入射して生体透過し
た出力信号を測定する場合、得られる信号は大変に微小
なものであり、通常、この微小信号は光検出器に混入し
ている外部雑音に埋没し、或いは光学的擾乱に曝されて
いるのでその測定は一般に困難である。しかし、ロック
インアンプ1−8は変調信号に対して選択性の高いフイ
ルタ回路を構成しており、このフイルタ回路を具備する
ことにより先の光周波数および入射プローベ位置に対応
する反射光強度を分離して測定することができる。(詳
細は、特開2000−172407号公報、株式会社日
立メディコ メディックスREPORT MEDIX
VOL.29 参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近は、蛍光
灯照明器具の如くインバータにより駆動される照明器具
が普及し、これが高調波成分を含めて数10kHz以上に
亘る広スペクトルの外光を発生している場合があり、こ
れら外光の影響を除いて低雑音で微小信号を測定するこ
とは実際の医療現場においては困難な状態にある。そし
て、生体の表面状態は個々に大きく異なるところから、
光源を生体に密着させることの再現性に乏しく、これに
起因して絶対的な透過度を求めることは難かしく、これ
が測定精度を制限する要因になっている。そして、以上
の生体情報測定装置の従来例において、半導体レーザ1
−1および光検出器1−7のセットの対の数を増加して
2次元的に多数箇所について同時に生体情報測定を実施
する場合、半導体レーザ1−1および光検出器1−7の
各セットに対応して、変調器1−2、半導体レーザ1−
1、光検出器1−7、ロックインアンプ1−8を準備す
る必要がある。これにより、生体情報測定装置全体が大
型化、複雑化する。また、生体内の線形性により高調波
が発生する様な場合、ロックインアンプを使用すること
に依っては生体内部状態の測定自体が原理的に困難にな
る。
【0006】この発明は、光源である半導体レーザを同
時に複数個動作させて生体に複数の光を同時に入射す
が、生体内を反射透過した反射光を受光する光検出器は
1個であり、1個の光検出器が受光する複数の光を対応
する半導体レーザ毎に格別に分離して測定すると共に如
何なる外光がこの光検出器に混入してもこれが検出信号
に影響を与えない上述の問題を解消した生体情報測定装
置およびこれを使用する測定方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1:擬似雑音系列
発生器11、21と、擬似雑音系列発生器の発生する擬
似雑音系列によりASKしてスペクトラム拡散した光強
度振幅を出力するレーザドライバ12、22と、スペク
トラム拡散したレーザドライバ出力を割り当てられて駆
動される半導体レーザ13、23とより成る光出射部を
相異なる2光波長のそれぞれについて具備し、擬似雑音
系列は相異なる2光波長のそれぞれについて各別のもの
とし、生体を伝播して到達する光を受光し電気的な検出
信号を発生する光検出器14と、検出信号を入力してこ
れをAD変換するADコンバータ15とより成る光検出
部を具備し、ADコンバータ15の出力するAD変換検
出信号を入力すると共に擬似雑音系列発生器11、21
の発生する擬似雑音系列を入力し、両者を1周期以上に
亘って掛け算して逆スペクトラム拡散する掛け算器1
7、27と、掛け算器の出力を累算する累算器18、2
8とより成る相関処理部を2光波長のそれぞれについて
具備し、両累算結果に基づいて生体情報を求める生体情
報測定装置を構成した。
【0008】そして、請求項2:請求項1に記載される
生体情報測定装置において、更なる光検出部24を具備
すると共に、更なる相関処理部を2光波長について1組
具備し、先の両相関処理部の累算器の累算結果を入力し
て両結果の比を求める第1の割り算器29を具備し、更
なる両相関処理部の累算器の累算結果を入力して両結果
の比を求める第2の割り算器39を具備し、第1の割り
算器29の求めた比および第2の割り算器39の求めた
比を入力し両者の比を求める第3の割り算器50を具備
する生体情報測定装置を構成した。
【0009】また、請求項3:請求項1に記載される生
体情報測定装置において、擬似雑音系列を高周波の発振
器60の発生する搬送波により変調するアップミキサ6
1、62を相異なる2光波長について具備して被変調波
によりレーザドライバ12、22の出力する光強度振幅
をASK変調し、光検出器14により検出した検出信号
を高周波の発振器60の発生する搬送波により復調する
ダウンミキサ63を具備して復調した検出信号をAD変
換する生体情報測定装置を構成した。更に、請求項4:
請求項1に記載される生体情報測定装置において、擬似
雑音系列発生器をホッピングパターン発生器71、81
と周波数シンセサイザ72、82により構成して周波数
シンセサイザ72、82はホッピングパターン発生器7
1、81の発生する周期乱数に対応して周波数系列の擬
似ランダムパターンを相異なる2光波長のそれぞれにつ
いて発生し、光検出器14の出力する検出信号を入力す
ると共に周波数シンセサイザ72、82の発生する周波
数系列の擬似ランダムパターンを入力し、両者を掛け算
して復調するダウンコンバータ92、93を相異なる2
光波長のそれぞれについて具備し、ダウンコンバータ9
2、93の出力する復調信号をADコンバータ15に入
力する生体情報測定装置を構成した。
【0010】ここで、請求項5:請求項3に記載される
生体情報測定装置において、光検出器14により検出し
た検出信号を高周波の発振器の発生する搬送波により復
調するダウンミキサ65、65’を相異なる2光波長の
それぞれについて具備して復調した検出信号をAD変換
する構成を複数通り有し、逓倍数2、3を異にする逓倍
器64、64’を複数個具備し、高周波の発振器出力を
逓倍器64、64’を介してダウンミキサ65、65’
に供給する生体情報測定装置を構成した。そして、請求
項6:擬似雑音系列発生器と、擬似雑音系列発生器の発
生する擬似雑音系列によりASKしてスペクトラム拡散
した光強度振幅を出力するレーザドライバと、スペクト
ラム拡散したレーザドライバ出力を割り当てられて駆動
される半導体レーザとより成る光出射部を相異なる2光
波長のそれぞれについて具備し、擬似雑音系列は相異な
る2光波長のそれぞれについて各別のものとし、生体を
伝播して到達する光を受光し電気的な検出信号を発生す
る光検出器と、検出信号を入力してこれをAD変換する
ADコンバータより成る光検出部を具備し、ADコンバ
ータの出力するAD変換検出信号を入力すると共に擬似
雑音系列発生器の発生する擬似雑音系列を入力し、両者
を1周期以上に亘って掛け算して逆スペクトラム拡散す
る掛け算器と、掛け算器の出力を累算する累算器とより
成る相関処理部を2光波長のそれぞれについて具備し、
両累算結果に基づいて生体情報を求める生体情報測定装
置について、相異なる2光波長について具備される半導
体レーザ13、23を生体に対して2次元的にマトリク
ス状に配列してコンタクトすると共に、光検出器14を
生体に対して同様に2次元的にマトリクス状に配列して
コンタクトする生体情報測定方法を構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、雑音に埋没する微弱
な信号を選択増幅するロックインアンプの如きアナログ
回路を採用することに代えて、擬似雑音符号として擬似
ランダム系列の信号を使用してこれを出射光に含め、こ
れとディジタル信号処理を施した検出信号との間の相関
を求めて検出信号を取り出し、光の波長により異なる生
体の代謝に対応する生体内の光伝播を検出して生体内部
の情報を得る生体情報測定装置である。
【0012】擬似ランダム系列の代表例としては、アダ
マール行列から得られるアダマール系列と呼ばれるもの
がある。アダマール系列は、下記のアダマール行列
【0013】
【数1】 この系列はいくらでも大きな系列とすることができる。
全て組み合わせの積和はゼロとなっているが、1と−1
の個数が等しくない系列、周波数成分が狭いと思われる
ものは排除して選択することができる。これは系列の周
期を大きくしていった場合も同様である。他の擬似ラン
ダム系列としてM系列を使用することができる。M系列
は多段のシフトレジスタの中間から帰還した信号と最終
段の出力の排他的論理和を入力に接続して得られる2値
系列の集合である。そして、この生成のクロック周波数
をチップレートと呼び、最小パルス時間をチップ時間と
呼ぶ。この様にして得られる系列には、スペクトルが広
くランダム性を有する特徴があるが、異なる列は互いに
直交する性質があり、自己以外には相関がゼロ、即ち、
積和演算を行えば常にゼロとなる。この種の系列にはア
ダマール行列から得られるアダマール系列、M系列の他
にゴールド系列がある。この発明においてはこの種の擬
似ランダム系列を擬似雑音系列として使用する。長いビ
ット列とすることにより、それだけ相関を求める際の積
和量を長く取ることができ、より雑音の影響を小さくす
ることができる。
【0014】相関を取るには、疑似雑音系列の1を+1
とすると共に0を−1とし、時系列的に検出される電気
的な検出信号と疑似雑音系列との間の積を取り、擬似雑
音系列の1周期に亘って和を取る。直交した擬似雑音系
列の相互相関もゼロになるので、測定しようとする光源
から出射する信号を良好に分離して求めることができ
る。また、擬似雑音系列の内でも1と0の符号の数が等
しいものを使用すれば、白色の雑音が存在した場合でも
その平均値は積和の過程でゼロとなる。この積和演算は
1周期以上に亘って長く取れば、それだけ平均化を進め
ることができる。
【0015】以上の相関量を求めるに際して、高周波を
重畳すれば雑音をより一層低減させることができる。こ
れは光検出器の1/f雑音から逃れることと、レーザ光
源の戻り光によるパワー変動を抑制することに貢献す
る。高周波を重畳する手順は、擬似雑音系列をチップレ
ートの周波数以下の周波数を通過する低域フィルタを介
することにより不要な高周波帯域を除去した後、直接或
いはこの周波数帯域と重ならない周波数を搬送波として
乗算し、光源に入力する。上述の通り、この時に光源の
波長或いはその設置位置について相異なる擬似雑音系列
を使用する。1個の光検出器から得られる電気的な検出
信号に対して必要な帯域を通過するフィルタを介して復
調した信号と対応する擬似雑音系列との間の積和演算、
相関を取るこの相関量はその光源の出射光の伝播成分の
大きさに対応している。また、直交する擬似雑音系列を
使用しているので光源毎にそれぞれの相関量が独立に求
められる。以上の信号処理においては、伝播媒質から発
生する雑音の影響は積和演算により平均化されるので極
めて小さくなる。異なる擬似雑音系列を使用することに
より複数の光源から出射した光を検出器で誤って検出す
る恐れはない。この擬似雑音系列はビット長を長くすれ
ば数多く形成することができる。そして、このビット長
を長くすることによりS/N比を容易に高めることがで
きる。
【0016】光源と生体の間のコンタクトが再現性に乏
しく、生体の透過光量が変動する場合は、光検出器を複
数個使用し、光源から距離を変えて両光検出器を設置す
る構成とする。これにより、光源から生体に対して入射
する光量が変化しても、異なった距離に設置された光検
出器から得られる検出光量の比率を求めることにより光
量が変化したことに起因する両測定結果の変動は相殺さ
れるに到り、入射する光量の変化の影響は蒙むらない。
或る搬送波周波数を乗じて擬似雑音系列を変調して光を
出射した場合、生体内の伝播媒質の一部に非線形性があ
れば、伝播信号成分内に整数倍の高調波の搬送波周波数
とする信号が得られる。ここで、高調波搬送波周波数で
復調したものと入力擬似雑音系列との間の相関を取るこ
とにより生体内の非線型情報を得ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。11は第1の擬似雑音系列発生器、21は第2の擬
似雑音系列発生器である。第1の擬似雑音系列発生器1
1と第2の擬似雑音系列発生器21は、雑音系列発生器
自体の構成は同一であり、使用に際してこれらを格別に
制御して相異なる擬似雑音系列を発生せしめる。擬似雑
音系列として、例えば、32ビットのアダマール行列よ
り得られる下記の2パターンを発生せしめる。
【0018】第1の擬似雑音系列:011010011
00101101001011001101001 第2の擬似雑音系列:001111001100001
11100001100111100 12は第1のレーザドライバ、22は第2のレーザドラ
イバである。これらレーザドライバ自体の構成も同一で
ある。13は780nmの光を発光する第1の半導体レ
ーザ、23は830nmの光を発光する第2の半導体レ
ーザであり、共に5mWの光を出射する。
【0019】ここで、第1のレーザドライバ12に第1
の擬似雑音系列発生器11の発生する第1の擬似雑音系
列を供給して第1のレーザドライバ12の出力する光強
度振幅を第1の擬似雑音系列によりASKしてスペクト
ラム拡散し、スペクトラム拡散したドライバ出力を第1
の半導体レーザ13に割り当てて駆動する。同様に、第
2のレーザドライバ22に第2の擬似雑音系列発生器2
1の発生する第2の擬似雑音系列を供給して第2のレー
ザドライバ22の出力する光強度振幅を第2の擬似雑音
系列によりASKし、これを第2の半導体レーザ23に
割り当てて駆動する。
【0020】14は1個のフォトダイオードより成る光
検出器である。第1の半導体レーザ13および第2の半
導体レーザ23から出射した相異なる波長の赤外の被変
調光は、それぞれの入射プローベ131および入射プロ
ーベ231を介して頭骸骨を透過して脳表層に入射し、
脳表層を乱反射しながら伝播して再び頭部に反射光とし
て到達し、光検出器14によりその受光プローベ141
を介して反射信号光として受光し、電気的な検出信号を
発生する。15はADコンバータであり、光検出器14
の発生した両波長光の検出信号をディジタル信号に変換
する。
【0021】16は第1の符号変換器、17は第1の掛
け算器である。第1の掛け算器17の一方の入力端には
ADコンバータ15を介してディジタル信号に変換され
た第1の半導体レーザ13の出射した光出力に対応する
検出信号が入力されると共に他方の入力端には第1の符
号変換器16を介して変換された第1の擬似雑音系列が
入力される。第1の掛け算器17においては、時系列的
に検出入力される検出信号と第1の疑似雑音系列との間
の積を取る。第1の掛け算器17の掛け算した結果の出
力は第1の累算器18に入力され、ここにおいて拡散さ
れた1周期に亘って加算され、結局、第1の疑似雑音系
列に対応した検出信号のみが出力されるに到る。26は
第2の符号変換器、27は第2の掛け算器である。第2
の掛け算器27の一方の入力端にはADコンバータ15
を介してディジタル信号に変換された第2の半導体レー
ザ23の出射した光出力に対応する検出信号が入力され
ると共に他方の入力端には第2の符号変換器26を介し
て変換された第2の擬似雑音系列が入力される。第2の
掛け算器27においても、時系列的に検出入力される検
出信号と第2の疑似雑音系列との間の積を取る。第2の
掛け算器27の掛け算した結果の出力は第2の累算器2
8に入力され、ここにおいて拡散された1周期に亘って
和算され、第2の疑似雑音系列に対応した検出信号のみ
が出力されるに到る。後で詳しく説明されるが、直交し
た擬似雑音系列の相互相関もゼロになるので、測定しよ
うとする半導体レーザ光源から出射する信号を分離して
求めることができる。
【0022】以上の生体情報測定装置の動作を生体中の
血中酸素濃度と脈拍を測定する仕方を例として更に説明
する。第1の半導体レーザ13および第2の半導体レー
ザ23より成る2個の半導体レーザは、対応する第1の
レーザドライバ12および第2のレーザドライバ22に
よりパワー制御されて生体を照射する。これに際して、
これら半導体レーザと生体との間の間隔が短かければそ
のまま光を照射するが、これらの間隔が長い場合は半導
体レーザの出射する光を光ファイバを介して生体に照射
する。後で更に具体的に説明されるが、伝播係数は光検
出器14により検出された検出信号はADコンバータ1
5においてサンプル抽出され、掛け算器17、27にお
いて符号変換器16、26を介して供給される擬似雑音
系列の間の相関の有無により求められる。ここで、サン
プリング周波数をチップレートより高くすることにより
精度を高くすることができる。
【0023】次に、相関を取る方法について説明する。
フォトダイオードより成る光検出器14の発生する電気
的な検出信号をADコンバータ15でAD変換し、ディ
ジタル化された検出信号値に対して、擬似雑音系列が1
であれば+1を、0であれば−1を掛ける。この積を擬
似ランダム系列の1周期に亘って累積した和をもって相
関量とする。この積和は1周期以上、或はそれ以上の周
期に亘って実行する。疑似雑音系列は1と0の符号の数
が等しく、DC的な外光が入力に混入したり、白色の雑
音が存在しても、その平均値は積和の過程でゼロとな
る。また、直交した擬似雑音系列の間の相互相関もゼロ
になるので、測定しようとする2個の光源から出射され
る信号を分離して求めることができる。元の信号以外の
情報は累積されない。
【0024】ここで、 ・入力光のパワー:P1 (波長780nm)、P2 (波
長830nm) ・酸素化ヘモグロビンの吸収係数:E1 OX(波長780
nm)、E2 OX(波長830nm) ・脱酸素化ヘモグロビンの吸収係数:E1 dX(波長78
0nm)、E2 dX(波長830nm) ・ヘモグロビン以外の吸収係数:n1 (波長780n
m)、n2 (波長830nm) ・生体中の酸素化ヘモグロビンの濃度:COX ・脱酸素化ヘモグロビン濃度:CdX ・得られたそれぞれの相関量:T1 、(波長780n
m)、T2 (波長830nm) ・生体中の伝播距離:d ・伝播係数:x1 (波長780nm)、x2 (波長83
0nm) とする。
【0025】光源と生体のコンタクトが理想的であれ
ば、伝播係数x1 、x2 は以下の通りになる。 x1=−log(T1/P1)/d x2=−log(T2/P2)/d ここで、 −log(T1/P1)=(E1 OX・OX+E1 dX・dX
1)d −log(T2/P2)=(E2 OX・OX+E2 dX・dX
2)d であり、COX、CdXについて解けば、 COX=[(x1−n1)E2 dX−(x2−n2)E1 dX/A CdX=[(x2−n2)E1 OX−(x1−n12 OX
/A A=E1 OX・2 dX−E1 dX・2 OX となる。酸素飽和度Osat をCOX/(COX+CdX)で定
義すれば、 Osat(x1、x2)=[(x1−n12 dX−(x2
21 dX]/[(x1−n1)E2 dX−(x2−n2
1 dX+(x2−n2)E1 OX−(x1−n1)E2 OX] となる。
【0026】生体中の距離dは実測できないが、他のパ
ラメータは生体固有のものであるので、予め酸素飽和度
sat と較正を行っておけば、相関量から酸素飽和度O
satを求めることができる。図2は光源出力5mWの場
合の両波長の相関量の比と血中酸素濃度の間の校正チャ
ートである。この校正チャートを使用して血中酸素濃度
を同定することができる。例えば、830nm光と78
0nm光の相関量が或る時間で0. 1および0. 05で
あったとすれば、その比である「780nm光相関量/
830nm光相関量」は50(0. 05/0. 1)であ
り、図2のグラフを参照してこの場合の血中酸素濃度は
80%であると測定される。また、図3を参照するに、
生体と入射プローベおよび受光プローベとの間のコンタ
クトが良好であると共に半導体レーザの出力が安定して
いれば、それぞれの波長の光の相関量はその比を保った
まま、血流量の大きさに反比例して脈動する。この周期
に着目して脈拍数を測定することができる。
【0027】図4を参照して第2の実施例を説明する。
図4において、図1における部材と共通する部材には共
通する参照符号を付与している。この第2の実施例は、
第1の実施例において、第1の半導体レーザ13および
第2の半導体レーザ23の組から出射した被変調光を入
射プローベ131および入射プローベ231を介して入
射する光入射領域20からみて光検出器14より遠いと
ころに第2の光検出器24を配置した生体情報測定装置
に相当する。35は第2の光検出器24の検出信号を入
力してこれをAD変換する第2のADコンバータであ
る。47は第2のADコンバータ35の出力するAD変
換検出信号を入力すると共に擬似雑音系列発生器21の
発生する擬似雑音系列を入力し、両者を1周期以上に亘
って掛け算して逆スペクトラム拡散する第4の掛け算器
である。第4の掛け算器47の掛け算した結果の出力は
第4の累算器48に入力され、ここにおいて拡散された
1周期に亘って加算される。37は第2のADコンバー
タ35の出力するAD変換検出信号を入力すると共に擬
似雑音系列発生器11の発生する擬似雑音系列を入力
し、両者を1周期以上に亘って掛け算して逆スペクトラ
ム拡散する第3の掛け算器である。第3の掛け算器37
の掛け算した結果の出力は第3の累算器38に入力さ
れ、ここにおいて拡散された1周期に亘って加算され
る。29は第1の累算器18の累算結果と第2の累算器
28の累算結果を入力して両結果の比を求める第1の割
り算器である。39は第3の累算器38の累算結果と第
4の累算器48の累算結果を入力して両結果の比を求め
る第2の割り算器である。50は第1の割り算器29の
割り算結果と第2の割り算器39の割り算結果の比を求
める第3の割り算器である。
【0028】以下、第2の実施例を、第1の半導体レー
ザ13および第2の半導体レーザ23から出射される両
波長光の生体内における伝播係数の差異に基づいて生体
情報の代表的なものである生体中の血中酸素濃度と脈拍
を求める場合について説明する。上述した通り、生体情
報測定装置の入射プローベおよび受光プローベと生体と
の間のコンタクトは不安定になりがちであり、半導体レ
ーザの出力の安定性も完全ではない。これらに起因して
伝播係数、即ち、光検出器により検出される電気的な検
出信号に基づいて得られる相関量の大きさが変動するこ
とになる。この測定毎の測定結果の変動は予め較正を取
っておいても補償することはできない。これに対して、
複数個の光検出器を生体に位置決めコンタクトして両波
長光それぞれについて複数個の検出信号を求め、これに
基づいて得られる両波長光よる伝播係数の比を取れば、
コンタクトの状態、半導体レーザの出力の安定性とは無
関係に測定結果は一定の値に近ずく。これは複数個の光
検出器の間で伝播している波長の異なる光の伝達係数を
複数個の光検出器の間の比のみで求めることになるから
である。
【0029】図4を参照するに、光検出器14から得ら
れる両波長成分の伝播係数の比である第1の伝播係数比
を求め、更に、光入射領域20からみて光検出器14よ
り遠いところに設置される第2の光検出器24から得ら
れる両波長成分の伝播係数の比である第2の伝播係数比
を求める。この第1の伝播係数比と第2の伝播係数比は
生体中の波長による伝播係数が異なれば異なった値とな
る。第1の伝播係数と第2の伝播係数の比を取ることに
より、半導体レーザの出力の安定性とは無関係に精度を
損なわずに測定をすることができる。即ち、生体情報測
定装置の入射プローベと生体との間のコンタクト係数を
0 とすれば、先の伝播係数:x1 、x 2 の説明におい
て、伝播係数をy1、y2とした時、 y1=−log(R01/P1)/d y2=−log(R02/P2)/d ここで、両伝播係数をy1、y2の比をとるに際して、こ
れら両者が対数により表現されているところから、比を
とる代わりにこれら対数の差を取ることによりR0 が消
去できることに対応する。また、酸素飽和度はn1 、n
2 が小さく、これを無視すれば以下の如くになる。
【0030】 Osat(y1、y2)=[y12dx−y21dx]/[y12dx−y21dx+ y21ox−y12ox] =[E2dx−(y2/y1)E1dx]/[E2dx−E2ox− (y2/y1)(E1dx+E2ox)] この式から、2つの波長の異なる光源の比を求めれば、
血中酸素飽和度を光源の生体へのコンタクトの良否に無
関係に測定することができることになる。この第2の実
施例の場合も、血流が増加すればフォトダイオード間の
伝達係数が小さくなることで脈動を検出することができ
る。この場合、光源や光検出器と生体とのコンタクトに
よる変動の影響を受けにくくすることができる。
【0031】図5を参照して第3の実施例を説明する。
第3の実施例は、生体中の血中酸素濃度の2次元的な分
布を示す光トポグラフを作成する生体情報測定装置の実
施例である。図5において、○により示される領域は図
1の光入射領域20に対応し、半導体レーザ13の先端
に接続される入射プローベ131と半導体レーザ23の
先端に接続される入射プローベ231とを1対として生
体にコンタクトするL領域である。□により示される領
域は図1の光検出器14の受光プローベ141が生体に
コンタクトするD領域である。L領域およびD領域は図
示される如く2次元的にマトリクス状に配列コンタクト
される。2次元的に配列されるL領域にコンタクトする
全半導体レーザには、全てについて相異なる128ビッ
トの擬似雑音系列を割り当て、擬似雑音系列を割り当て
られた出射光は同様に2次元的に配列されるD領域の内
の特に当該L領域に隣接するD領域の光検出器により検
出する。伝播係数は先の実施例1と同様に相関値から求
めることができる。そして、第3の実施例においても、
これに第2の実施例の手法を適用して生体情報測定装置
の入射プローベと生体との間のコンタクトの不安定性、
および半導体レーザの出力の安定性の影響を受け難くす
ることができる。
【0032】図6を参照して第4の実施例を説明する。
第1のアップミキサ61において、チップレート100
KHz、32ビットの擬似雑音系列を1MHz発振器6
0の発生する1MHzの搬送波周波数により変調し、こ
の被変調波により第1のレーザドライバ12の出力する
光強度振幅をASK変調し、スペクトラム拡散する。こ
れにより5mW出力の780nm光の第1の半導体レー
ザ13を駆動して生体に照射する。830nm光の第2
の半導体レーザ23についても同様に駆動して生体に照
射する。生体上に設置された1個のシリコン或はゲルマ
ニュームのフォトダイオードより成る光検出器14によ
り検出した検出信号を低雑音増幅器91で増幅した後、
ダウンミキサ63において帯域200KHz、中心周波
数1MHzの帯域フィルタBPFを通過せしめてから先
の搬送波周波数で逆拡散復調する。以降、図1の第1の
実施例と同様に信号処理する。
【0033】この第4の実施例においては、第1のミキ
サ61の入力端に低域フィルタLPFを有して擬似雑音
系列の高周波数帯域が搬送波周波数に混入しない様にし
ている。復調された受信信号に対する積和演算は先の実
施例と同様に実行される。ここで、光源である半導体レ
ーザは1MHzの高い周波数で変調された被変調信号に
より駆動されるので、測定中に蛍光灯その他の擾乱のも
ととなる器具の発生する光雑音が出射光に与える悪影響
が低減されることとなり、得られる相関値の精度をより
一層向上することができる。
【0034】図7を参照するに、図7(a)は擬似雑音
系列発生器PNの出力を示す図、図7(b)は擬似雑音
系列発生器PNの出力の周波数スペクトルを示す図、図
7(c)は低域フィルタの通過出力を示す図、図7
(d)は低域フィルタの周波数スペクトルを示す図、図
7(e)はアップミキサの周波数スペクトルを示す図、
図7(f)は帯域フィルタの周波数スペクトルを示す
図、図7(g)はセンサ出力の周波数スペクトルを示す
図、図7(h)はダウンミキサの周波数スペクトルを示
す図、図7(i)は低域フィルタの周波数スペクトルを
示す図である。
【0035】図8を参照するに、これはADコンバー
タ、符号変換器、掛け算器および累算器による積和演算
を説明する図である。図9を参照して第5の実施例を説
明する。第5の実施例においては、擬似ランダム系列を
周波数ホッピングで生成して伝播係数を求める。即ち、
第5の実施例は第4の実施例で説明した高周波変調の仕
方を拡張し、擬似雑音系列を異なる周波数パターンで表
わす。周波数ホッピングは、発振周波数を互いに異にす
る周波数発振器を多数個準備し、先の実施例における擬
似雑音系列に対応する周波数系列の擬似ランダムパター
ンを発生する。図9において、第1のホッピングパター
ン発生器71は4個のシフトレジスタを使用して発生す
るM系列の各レジスタを4ビットの数値として読み、以
下の通りの最大値15、最小値1の周期乱数を発生する
ことができる。
【0036】15、7、11、5、10、13、6、3、9、4、2、
1、8、12、14このことから周波数シンセサイザ72を介
して15種類の周波数系列に変換される。同様に、周波
数シンセサイザ82を介して15種類の周波数系列に変
換される。ここにおいて、2通りの光波長に対して初期
値a1 、a2 、a3 、a4 と初期値b1 、b2 、b3
4 を異ならせることにより、異なる系列として使用す
る例を挙げている。周期の位相が変わるだけであるが、
同じ周波数を同時に選択しないので重なったものを検出
する恐れはない。別に、段数、帰還の位置を変えたもの
を準備しておくことができる。この場合、光検出器で検
出した信号について周波数スペクトルの各周波数成分の
電力を検出する。即ち、フーリエ変換して周波数成分の
時間的パターンを測定する。この各周波数成分の電力値
と対応する擬似ランダムパターンとの間の相関量が半導
体レーザから光検出器に到る生体中の伝達係数になる。
各波長の半導体レーザに異なるM系列を割り当て、それ
ぞれの相関を求めれば、第1の実施例と同様の手順で波
長の違いによる伝播係数の比を求めることができる。こ
の伝播係数はヘモグロビンの酸素飽和度と対応させるこ
とにより、生体の血中酸素濃度を得ることができる。第
5の実施例は第3の実施例における2次元的な光トポグ
ラフを得るに使用することができる。
【0037】図10を参照して第6の実施例を説明す
る。図6の第4の実施例を説明する。において、一般
に、生体の如何なる伝播媒質においても伝播光強度を大
きくすると、当該伝播光の周波数の整数倍の波が発生す
る。これは伝播媒質の非線形性に起因する非線形効果を
示すものであり、整数倍の波の大きさは伝播媒質の性質
により異なる。第6の実施例は、2系統の32ビットの
擬似雑音系列を1MHz発振器60の発生する1MHz
の搬送波周波数により振幅変調スペクトラム拡散し、こ
れを780nmの第1の半導体レーザ13およびと83
0nmの第2の半導体レーザ23に入力し、光検出器1
4で検出した検出信号を先の搬送波周波数の整数倍の周
波数である2MHzと3MHzでダウンミキサ65、6
5’においてダウンコンバートとし、擬似雑音系列の周
波数帯域幅の低域フィルタを通過して得られる検出信号
について、擬似雑音系列との間の相関をとる。これによ
り生体内の2次元および3次元の伝播係数を得ることが
できる。この非線形成分の係数を生体に特徴的な係数成
分として予め測定しておくことにより、生体に関する新
たな情報を獲得することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、波長、位置を変えて生体にコンタクトされた光源に
それぞれ異なる擬似雑音系列を割り当てて光を出射せし
め、1個の光検出器で一括して検出した電気的検出信号
に対して先に割り当てた擬似雑音系列を掛け算して相関
を取り、相関量から生体の伝播係数を得るもの。擬似雑
音系列は直交性があり、他の光源、周囲雑音による影響
を受け難い。これにより微弱な検出信号をも感度良く検
出することができる。アダマール行列その他の適切な行
列に基づいて得られる擬似雑音系列を用いる場合、1と
0のパルス数が等しくなり、積和演算の際に測定時のバ
ックグラウンド雑音成分は相殺されてゼロになる。従っ
て、S/N比を極めて大きくすることができる。同一構
成の生体情報測定装置の複数組を2次元的に配列して測
定する場合においても、相異なる擬似雑音系列を出射光
に付与しておくことにより周囲雑音による影響を受けず
に検出信号を得ることができる。また、光の変調波が伝
播する媒質の非線形性、ドップラー効果を測定する場
合、信号成分は更に微弱となるが、この場合も周囲雑音
による影響を受けずに測定を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明する図。
【図2】酸素飽和度と相関量の関係を示す図。
【図3】脈拍数と相関量の関係を説明するに使用される
図。
【図4】第2の実施例を説明する図。
【図5】第3の実施例を説明する図。
【図6】第4の実施例を説明する図。
【図7】各部の波形および周波数スペクトルを示す図。
【図8】積和演算を説明する図。
【図9】第5の実施例を説明する図。
【図10】第6の実施例を説明する図。
【図11】従来例を説明する図。
【符号の説明】
11 第1の擬似雑音系列発生器 12 第1のレーザドライバ 13 第1の半導体レーザ 14 光検出器 15 ADコンバータ 17 第1の掛け算器 18 第1の累算器 21 第2の擬似雑音系列発生器 22 第2のレーザドライバ 23 第2の半導体レーザ 27 第2の掛け算器 28 第2の累算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似雑音系列発生器と、擬似雑音系列発
    生器の発生する擬似雑音系列によりASKしてスペクト
    ラム拡散した光強度振幅を出力するレーザドライバと、
    スペクトラム拡散したレーザドライバ出力を割り当てら
    れて駆動される半導体レーザとより成る光出射部を相異
    なる2光波長のそれぞれについて具備し、擬似雑音系列
    は相異なる2光波長のそれぞれについて各別のものと
    し、 生体を伝播して到達する光を受光し電気的な検出信号を
    発生する光検出器と、検出信号を入力してこれをAD変
    換するADコンバータとより成る光検出部を具備し、 ADコンバータの出力するAD変換検出信号を入力する
    と共に擬似雑音系列発生器の発生する擬似雑音系列を入
    力し、両者を1周期以上に亘って掛け算して逆スペクト
    ラム拡散する掛け算器と、掛け算器の出力を累算する累
    算器とより成る相関処理部を2光波長のそれぞれについ
    て具備し、 両累算結果に基づいて生体情報を求めることを特徴とす
    る生体情報測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される生体情報測定装置
    において、 更なる光検出部を具備すると共に、更なる相関処理部を
    2光波長について1組具備し、 先の両相関処理部の累算器の累算結果を入力して両結果
    の比を求める第1の割り算器を具備し、 更なる両相関処理部の累算器の累算結果を入力して両結
    果の比を求める第2の割り算器を具備し、 第1の割り算器の求めた比および第2の割り算器の求め
    た比を入力して両者の比を求める第3の割り算器を具備
    することを特徴とする生体情報測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載される生体情報測定装置
    において、 擬似雑音系列を高周波の発振器の発生する搬送波により
    変調するアップミキサを相異なる2光波長のそれぞれに
    ついて具備して被変調波によりレーザドライバの出力す
    る光強度振幅をASK変調し、 光検出器により検出した検出信号を高周波の発振器の発
    生する搬送波により復調するダウンミキサを具備して復
    調した検出信号をAD変換することを特徴とする生体情
    報測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載される生体情報測定装置
    において、 擬似雑音系列発生器をホッピングパターン発生器と周波
    数シンセサイザにより構成して周波数シンセサイザはホ
    ッピングパターン発生器の発生する周期乱数に対応して
    周波数系列の擬似ランダムパターンを相異なる2光波長
    のそれぞれについて発生し、 光検出器の出力する検出信号を入力すると共に周波数シ
    ンセサイザの発生する周波数系列の擬似ランダムパター
    ンを入力し、両者を掛け算して復調するダウンコンバー
    タを相異なる2光波長のそれぞれについて具備し、 ダウンコンバータの出力する復調信号をADコンバータ
    に入力することを特徴とする生体情報測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載される生体情報測定装置
    において、 光検出器により検出した検出信号を高周波の発振器の発
    生する搬送波により復調するダウンミキサを相異なる2
    光波長のそれぞれについて具備して復調した検出信号を
    AD変換する構成を複数通り有し、 逓倍数を異にする逓倍器を複数個具備し、 高周波の発振器出力を逓倍器を介してダウンミキサに供
    給することを特徴とする生体情報測定装置。
  6. 【請求項6】 擬似雑音系列発生器と、擬似雑音系列発
    生器の発生する擬似雑音系列によりASKしてスペクト
    ラム拡散した光強度振幅を出力するレーザドライバと、
    スペクトラム拡散したレーザドライバ出力を割り当てら
    れて駆動される半導体レーザとより成る光出射部を相異
    なる2光波長のそれぞれについて具備し、擬似雑音系列
    は相異なる2光波長のそれぞれについて各別のものと
    し、生体を伝播して到達する光を受光し電気的な検出信
    号を発生する光検出器と、検出信号を入力してこれをA
    D変換するADコンバータとより成る光検出部を具備
    し、ADコンバータの出力するAD変換検出信号を入力
    すると共に擬似雑音系列発生器の発生する擬似雑音系列
    を入力し、両者を1周期以上に亘って掛け算して逆スペ
    クトラム拡散する掛け算器と、掛け算器の出力を累算す
    る累算器とより成る相関処理部を2光波長のそれぞれに
    ついて具備し、両累算結果に基づいて生体情報を求める
    生体情報測定装置について、 相異なる2光波長について具備される半導体レーザを生
    体に対して2次元的にマトリクス状に配列してコンタク
    トすると共に、光検出器を生体に対して同様に2次元的
    にマトリクス状に配列してコンタクトすることを特徴と
    する生体情報測定方法。
JP2001050185A 2001-02-26 2001-02-26 生体情報測定装置 Expired - Lifetime JP3623743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001050185A JP3623743B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 生体情報測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001050185A JP3623743B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 生体情報測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002248104A true JP2002248104A (ja) 2002-09-03
JP3623743B2 JP3623743B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=18911186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001050185A Expired - Lifetime JP3623743B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 生体情報測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3623743B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298572A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Aruze Corp 血液疲労度センサ
JP2004344668A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Asulab Sa 有機組織の表面を照射する装置を含む生理学的数値を測定するための携帯式計測器
JP2006218013A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Spectratech Inc 生体情報計測装置およびその制御方法
JP2006230657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Spectratech Inc 可視化装置
JP2006320380A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Spectratech Inc 光干渉断層計
JP2007225392A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Spectratech Inc 光干渉装置
JP2007527248A (ja) * 2003-11-27 2007-09-27 ソリアニス・ホールディング・アーゲー グルコースレベルを測定するための方法
JP2007267761A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Spectratech Inc 光干渉断層計
WO2010122703A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 株式会社日立メディコ 生体光計測装置
JP2011524196A (ja) * 2008-06-16 2011-09-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 干渉を回避するための”in‐situ”変調方式を用いる患者のバイタルパラメータのモニタリング
US8750951B2 (en) 2007-07-11 2014-06-10 Hitachi, Ltd. Living body optical measurement system
JP2016523609A (ja) * 2013-06-03 2016-08-12 ナンヤン テクノロジカル ユニヴァーシティー 足血行再建の評価のためのシステムおよび方法
JP2016174875A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 国立大学法人九州工業大学 生体信号センサ
JP2016174874A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 国立大学法人九州工業大学 生体信号センサ
JP2017140202A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 脈波検出装置
US10213122B2 (en) 2012-08-15 2019-02-26 Nanyang Technological University Systems and methods for pedal revascularization assessment
JP2020076578A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 学校法人東京理科大学 作用スペクトル出力装置及び作用スペクトル出力方法
US11206990B2 (en) 2013-01-23 2021-12-28 Pedra Technology Pte Ltd Deep tissue flowmetry using diffuse speckle contrast analysis

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5290596B2 (ja) * 2008-02-29 2013-09-18 株式会社日立メディコ 生体光計測装置
JP2010276407A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Spectratech Inc 光検出装置および生体情報測定装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998972A (ja) * 1995-10-06 1997-04-15 Hitachi Ltd 生体光計測装置及び画像作成方法
JPH11337476A (ja) * 1998-05-26 1999-12-10 Hamamatsu Photonics Kk 散乱吸収体の内部特性分布の計測方法及び装置
JP2000338244A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Mitsubishi Electric Corp コヒーレントレーザレーダ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998972A (ja) * 1995-10-06 1997-04-15 Hitachi Ltd 生体光計測装置及び画像作成方法
JPH11337476A (ja) * 1998-05-26 1999-12-10 Hamamatsu Photonics Kk 散乱吸収体の内部特性分布の計測方法及び装置
JP2000338244A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Mitsubishi Electric Corp コヒーレントレーザレーダ装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298572A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Aruze Corp 血液疲労度センサ
JP2004344668A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Asulab Sa 有機組織の表面を照射する装置を含む生理学的数値を測定するための携帯式計測器
JP4580684B2 (ja) * 2003-05-21 2010-11-17 アスラブ・エス アー 有機組織の表面を照射する装置を含む生理学的数値を測定するための携帯式計測器
JP2007527248A (ja) * 2003-11-27 2007-09-27 ソリアニス・ホールディング・アーゲー グルコースレベルを測定するための方法
JP2006218013A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Spectratech Inc 生体情報計測装置およびその制御方法
US7729732B2 (en) 2005-02-09 2010-06-01 Spectratech Inc. Biological information measuring apparatus and method for controlling the apparatus
JP4546274B2 (ja) * 2005-02-09 2010-09-15 株式会社スペクトラテック 生体情報計測装置およびその制御方法
JP2006230657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Spectratech Inc 可視化装置
JP2006320380A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Spectratech Inc 光干渉断層計
JP2007225392A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Spectratech Inc 光干渉装置
JP2007267761A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Spectratech Inc 光干渉断層計
US8750951B2 (en) 2007-07-11 2014-06-10 Hitachi, Ltd. Living body optical measurement system
JP2011524196A (ja) * 2008-06-16 2011-09-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 干渉を回避するための”in‐situ”変調方式を用いる患者のバイタルパラメータのモニタリング
WO2010122703A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 株式会社日立メディコ 生体光計測装置
JPWO2010122703A1 (ja) * 2009-04-24 2012-10-25 株式会社日立メディコ 生体光計測装置
US10213122B2 (en) 2012-08-15 2019-02-26 Nanyang Technological University Systems and methods for pedal revascularization assessment
US11206990B2 (en) 2013-01-23 2021-12-28 Pedra Technology Pte Ltd Deep tissue flowmetry using diffuse speckle contrast analysis
JP2021020071A (ja) * 2013-06-03 2021-02-18 ペドラ、テクノロジー、プライベート、リミテッドPedra Technology Pte Ltd 足血行再建の評価のためのシステムおよび方法
JP2019051352A (ja) * 2013-06-03 2019-04-04 ナンヤン テクノロジカル ユニヴァーシティー 足血行再建の評価のためのシステムおよび方法
JP2016523609A (ja) * 2013-06-03 2016-08-12 ナンヤン テクノロジカル ユニヴァーシティー 足血行再建の評価のためのシステムおよび方法
JP7108662B2 (ja) 2013-06-03 2022-07-28 ペドラ、テクノロジー、プライベート、リミテッド 足血行再建の評価のためのシステムおよび方法
JP2016174874A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 国立大学法人九州工業大学 生体信号センサ
JP2016174875A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 国立大学法人九州工業大学 生体信号センサ
JP2017140202A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 脈波検出装置
JP2020076578A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 学校法人東京理科大学 作用スペクトル出力装置及び作用スペクトル出力方法
JP7247445B2 (ja) 2018-11-05 2023-03-29 学校法人東京理科大学 作用スペクトル出力装置及び作用スペクトル出力方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3623743B2 (ja) 2005-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3623743B2 (ja) 生体情報測定装置
US6505133B1 (en) Simultaneous signal attenuation measurements utilizing code division multiplexing
US7729732B2 (en) Biological information measuring apparatus and method for controlling the apparatus
US5122974A (en) Phase modulated spectrophotometry
JP2004194908A (ja) 血液測定装置
JPH02234048A (ja) 位相変調分光
JP2012026949A (ja) ガス濃度測定装置
CA2988662A1 (en) Tunable optical receiver
US7194292B2 (en) Simultaneous signal attenuation measurements utilizing frequency orthogonal random codes
JP2010276407A (ja) 光検出装置および生体情報測定装置
JP5043714B2 (ja) 光ファイバ特性測定装置及び方法
US9632031B2 (en) System for in vitro detection and/or quantification by fluorometry
JP4047630B2 (ja) 光通信システムにおける性能監視法
CN111094940A (zh) 断层图像拍摄装置
US7569821B2 (en) Biological information measuring apparatus
WO2015129118A1 (ja) 特性測定装置、過渡吸収応答測定装置および過渡吸収応答測定方法
US8649010B2 (en) Integral transformed optical measurement method and apparatus
JP2003202287A (ja) 散乱吸収体測定方法及び装置
WO2010122703A1 (ja) 生体光計測装置
JP2000266669A (ja) 濃度測定装置
US20040101300A1 (en) Method and Circuit for Determing the Optical Signal to Noise Ratio for Optical Transmission
JP2006314462A (ja) 生体光計測装置
JP5388616B2 (ja) 生体光計測装置
JP7424360B2 (ja) 光ファイバ特性測定装置及び光ファイバ特性測定方法
JP2013190221A (ja) 蛍光検出装置及び蛍光検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3623743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term