JP2002247668A - 制御装置および制御プログラム受信方法 - Google Patents

制御装置および制御プログラム受信方法

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JP2002247668A
JP2002247668A JP2001040465A JP2001040465A JP2002247668A JP 2002247668 A JP2002247668 A JP 2002247668A JP 2001040465 A JP2001040465 A JP 2001040465A JP 2001040465 A JP2001040465 A JP 2001040465A JP 2002247668 A JP2002247668 A JP 2002247668A
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Tomoo Sumi
智雄 角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被制御装置を制御する制御プログラムのイン
ストールをユーザの操作を必要とせず,かつ,簡易に行
う。 【解決手段】 家電機器9がホームネットワークに接続
されると,家電機器9は接続されたことをホームサーバ
7に通知する。ホームサーバ7は,ゲートウェイサーバ
3に,接続された家電機器9の制御プログラム(家電ド
ライバ)が格納されているURLを要求する。ゲートウ
ェイサーバ3は,この要求に応じて,ホームサーバ7に
URLを送信する。ホームサーバ7は,URLに基づい
て家電ドライバをインターネット1を介してダウンロー
ドし,インストールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,被制御装置を制御
するための制御プログラムがインストールされることに
より,前記被制御装置を制御する制御装置,制御装置の
制御プログラム受信方法,および該制御プログラム受信
プログラムに関する。
【0002】また,本発明は,被制御装置を制御するた
めの制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置
から該制御プログラムを受信するのに必要となる情報を
保持する情報保持装置,該情報保持装置の情報提供方法
および情報提供プログラムに関する。
【0003】さらに,本発明は,被制御装置の制御に用
いられる制御画面情報を,被制御装置を制御する制御装
置の有する表示部の特性に応じて変換する変換装置,変
換方法および変換プログラムに関する。
【0004】また,本発明は,制御プログラムを送信す
るための通信ネットワークシステムおよび通信ネットワ
ークシステムにおける制御プログラム受信方法に関す
る。
【0005】
【従来の技術】家庭内に通信ネットワーク(LAN)を
構築し,この通信ネットワークに家電機器を接続して,
家電機器を通信ネットワークを介して制御する家庭内ネ
ットワーク(ホームネットワーク)システムの構想が提
案されている。
【0006】このようなホームネットワークシステムに
おいて家電機器を制御するためには,プリンタのドライ
バ(プログラム)をコンピュータにインストールするの
と同様に,家電機器を制御するためのドライバを家電機
器制御装置にインストールする必要がある。
【0007】また,ドライバがより高機能な,あるい
は,バグが除去された新しいバージョンのものに更新さ
れた場合には,この新しいバージョンのドライバをイン
ストールする必要もある。
【0008】従来,プリンタのような情報機器を使用す
る場合には,その使用前に,ドライバをコンピュータ等
の機器にインストールする必要があった。しかし,この
ようなドライバは,フロッピディスク,CD−ROM等
の記録媒体に記録されているか,あるいは,メーカが開
設しているホームページに設けられている。したがっ
て,ユーザは,記録媒体からドライバを読み出してイン
ストールするか,あるいは,ホームページからダウンロ
ードしてインストールする必要がある。
【0009】また,メーカ側がドライバを更新した場合
には,メーカ側が更新したことをユーザに通知し,メー
カが記録媒体により更新されたドライバを配布するか,
あるいは,ユーザがホームページから更新されたドライ
バをダウンロードする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし,このようなド
ライバのインストール方法は,ユーザにとって大きな負
担となっている。特に,ホームネットワークシステムで
は,ユーザは,家電機器を使用する家庭の主婦等である
場合が多いので,ドライバのインストールに面倒な操作
を伴う場合には,家電機器購入の大きな障壁となった
り,ホームネットワークの利便性を有効に活用し得ない
事態も招くおそれがある。
【0011】他方で,ホームネットワークシステムに接
続された家電機器を,携帯電話等の端末により遠隔操作
する構想も提案されている。このような遠隔操作では,
端末の表示部に,家電機器の操作画面(制御画面)が表
示されることとなる。この操作画面は,一般に,標準的
な画面が家電メーカ等によって用意されることが考えら
れる。
【0012】しかし,端末の表示部(たとえば縦横のド
ット数,表示可能な色彩等)は,各端末メーカおよび各
端末の機種によってまちまちであるため,標準的な画面
を,端末の表示部に適合した形式に変換する必要があ
る。この変換のためには,端末の表示部の特性を表した
データが必要となるが,従来,このようなデータが,変
換を行う装置内に存在しない場合には,その変換が行え
ず,端末には,その表示部に適合しない画面が表示され
たり,場合によっては,表示不能となっていた。
【0013】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,その目的は,被制御装置を制御する制御プ
ログラムのインストールを,ユーザの操作を必要とせ
ず,かつ,簡易に行うことにある。
【0014】また,本発明の他の目的は,被制御装置を
制御する制御装置の表示部の特性を表すデータが,変換
装置側にない場合であっても変換を行えるようにするこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明の第1の側面による制御装置は,被制御装置
を制御するための制御プログラムがインストールされる
ことにより,前記被制御装置を制御する制御装置であっ
て,前記制御プログラムを保持する制御プログラム保持
装置に前記制御プログラムの送信要求を送信する送信要
求送信手段と,前記制御プログラム保持装置から送信さ
れた制御プログラムを受信する制御プログラム受信手段
と,前記受信された制御プログラムを記憶する制御プロ
グラム記憶手段と,前記制御プログラム記憶手段に記憶
された制御プログラムに基づいて前記被制御装置を制御
する制御手段と,を備えている。
【0016】また,本発明の第1の側面による制御プロ
グラム受信方法は,制御装置が被制御装置を制御するた
めの制御プログラムを該制御装置が受信するために,該
制御装置が行う制御プログラム受信方法であって,前記
制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置に前
記制御プログラムの送信要求を送信し,前記制御プログ
ラム保持装置から送信された制御プログラムを受信し,
前記受信された制御プログラムを記憶手段に記憶するも
のである。
【0017】さらに,本発明の第1の側面による制御プ
ログラム受信プログラムは,制御装置が被制御装置を制
御するための制御プログラムを該制御装置が受信するた
めに,コンピュータに実行させるための制御プログラム
受信プログラムであって,前記制御プログラムを保持す
る制御プログラム保持装置に前記制御プログラムの送信
要求を送信する手順と,前記制御プログラム保持装置か
ら送信された制御プログラムを受信する手順と,前記受
信された制御プログラムを記憶手段に記憶する手順と,
をコンピュータに実行させるためのものである。
【0018】本発明の第2の側面による情報保持装置
は,制御装置が被制御装置を制御するための制御プログ
ラムを保持する制御プログラム保持装置から該制御プロ
グラムを受信するのに必要となる情報を記憶する情報記
憶手段と,前記制御装置からの前記情報の送信要求を受
信する受信手段と,前記受信手段により前記送信要求を
受信すると,前記情報記憶手段に記憶された前記情報を
該制御装置に送信する送信手段と,を備えている。
【0019】また,本発明の第2の側面による情報提供
方法は,制御装置が被制御装置を制御するための制御プ
ログラムを保持する制御プログラム保持装置から該制御
プログラムを受信するのに必要となる情報を保持する情
報保持装置が,該情報を提供する情報提供方法であっ
て,前記制御装置からの制御プログラムの送信要求を受
信し,前記受信された送信要求に応じて,前記記憶され
た前記情報を該制御装置に送信するものである。
【0020】さらに,本発明の第2の側面による情報提
供プログラムは,制御装置が被制御装置を制御するため
の制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置か
ら該制御プログラムを受信するのに必要となる情報を,
該情報を保持する情報保持装置が提供する処理をコンピ
ュータに実行させるための情報提供プログラムであっ
て,前記制御装置からの前記情報の送信要求を受信する
手順と,前記受信された送信要求に応じて,前記記憶さ
れた前記情報を該制御装置に送信する手順と,をコンピ
ュータに実行させるためのものである。
【0021】本発明の第3の側面による変換装置は,被
制御装置の制御に用いられる制御画面情報を,前記被制
御装置を制御する制御装置の有する表示部の特性に応じ
て変換する変換装置であって,前記制御画面情報を記憶
する第1の記憶手段と,前記制御装置の有する表示部の
特性を表す特性データを記憶する第2の記憶手段と,前
記表示部の特性に対応して設けられ,前記特性データに
基づいて前記制御画面情報を変換する変換プログラムを
記憶する第3の記憶手段と,前記第3の記憶手段に記憶
された前記変換プログラムを実行する変換手段と,前記
特性データが前記第2の記憶手段に記憶されていない場
合には,該特性データを記憶した装置から該第2の記憶
手段に該特性データを第1のダウンロードするダウンロ
ード手段と,を備えている。
【0022】本発明の第3の側面による変換方法は,被
制御装置の制御に用いられる制御画面情報と,前記被制
御装置を制御する制御装置の有する表示部の特性を表す
特性データと,前記表示部の特性に対応して設けられ,
前記特性データに基づいて前記制御画面情報を変換する
変換プログラムとが,あらかじめ記憶されている変換装
置が行う前記制御画面情報の変換方法であって,前記表
示部の特性に対応した前記特性データが記憶されている
かどうかを判断し,記憶されていない場合には,該特性
データを記憶した装置から該特性データをダウンロード
し,前記ダウンロードされた特性データに用いて前記変
換プログラムを実行し,前記制御画面情報を変換するも
のである。
【0023】本発明の第3の側面による変換プログラム
は,被制御装置の制御に用いられる制御画面情報と,前
記被制御装置を制御する制御装置の有する表示部の特性
を表す特性データと,前記表示部の特性に対応して設け
られ,前記特性データに基づいて前記制御画面情報を変
換する変換プログラムとが,あらかじめ記憶されている
コンピュータに実行させるための,前記制御画面情報を
変換するプログラムであって,前記制御装置の表示部の
特性に対応した前記特性データが記憶されているかどう
かを判断する手順と,記憶されていない場合には,該特
性データを記憶した装置から該特性データをダウンロー
ドする手順と,前記ダウンロードされた特性データに用
いて前記変換プログラムを実行し,前記制御画面情報を
変換する手順と,をコンピュータに実行させるためのも
のである。
【0024】ここで,「制御装置」には,通信ネットワ
ークを介して遠隔で被制御装置を制御する遠隔制御装置
も含まれる。
【0025】本発明の第4の側面による通信ネットワー
クシステムは,被制御装置と,該被制御装置を制御する
制御装置と,該被制御装置を制御するための制御プログ
ラムを保持した制御プログラム保持装置と,該制御プロ
グラム保持装置から該制御プログラムを受信するのに必
要となる情報を保持する情報保持装置とが通信ネットワ
ークに接続された通信ネットワークシステムであって,
前記制御プログラム保持装置は,前記制御装置からの制
御プログラムの送信要求に応じて,該制御プログラムを
前記制御装置に送信し,前記情報保持装置は,前記制御
装置からの情報の送信要求に応じて,前記情報を前記制
御装置に送信し,前記制御装置は,前記情報保持装置に
前記情報の送信を要求するとともに,前記情報保持装置
から送信された前記情報に基づいて前記制御プログラム
保持装置に制御プログラムの送信要求を出し,該制御プ
ログラム保持装置から前記制御プログラムを受信するも
のである。
【0026】本発明の第4の側面による制御プログラム
受信方法は,被制御装置と,該被制御装置を制御する制
御装置と,該被制御装置を制御するための制御プログラ
ムを保持した制御プログラム保持装置と,該制御プログ
ラム保持装置から該制御プログラムを受信するのに必要
となる情報を保持する情報保持装置とが通信ネットワー
クに接続された通信ネットワークシステムにおける制御
プログラム受信方法であって,前記制御プログラム保持
装置は,前記制御装置からの要求に応じて,該制御プロ
グラムを前記制御装置に送信し,前記情報保持装置は,
前記制御装置からの前記情報の送信要求に応じて,前記
情報を前記制御装置に送信し,前記制御装置は,前記情
報保持装置に前記情報を要求し,前記情報保持装置から
送信された前記情報に基づいて前記制御プログラム保持
装置にアクセスして該制御プログラム保持装置から前記
制御プログラムを受信するものである。
【0027】ここで,「通信ネットワーク」には,無線
による通信ネットワークと有線による通信ネットワーク
との双方が含まれる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態とし
て,ユーザが携帯電話等の端末を用いて,ホームネット
ワークに接続された家電機器を操作する通信ネットワー
クシステムを例にとって説明するが,この実施の形態は
一例であって,本発明の技術的範囲を限定するものでは
ない。
【0029】1.通信ネットワークシステムの全体構成 図1は,本発明による通信ネットワークシステムの全体
構成を示すブロック図である。この通信ネットワークシ
ステムは,通信ネットワークとして,インターネット1
を有する。このインターネット1には,「遠隔制御装
置」の一例としての端末2と,「情報保持装置」および
「変換装置」の一例としてのゲートウェイサーバ3と,
キャッシュサーバ4と,端末メーカのサーバ(以下「端
末サーバ」という。)5と,「制御プログラム保持装
置」の一例としての家電メーカのサーバ(以下「家電サ
ーバ」という。)6と,「制御装置」の一例としてのn
個(nは正の整数)のホームサーバ71〜7nとが接続さ
れている。
【0030】以下,これらの各装置について説明する。
【0031】1.1.ホームサーバ,ホームネットワー
クおよび家電機器 ホームサーバ71〜7n(以下「ホームサーバ7」とい
う。)は,各家庭に設置されるサーバ装置であり,イン
ターネット1を介してインターネット1に接続されたサ
ーバ3,5および6と通信を行う。1つの家庭に2以上
のホームサーバ7が設置されることもある。ホームサー
バ7は,他方で,ホームネットワーク(家庭内ネットワ
ーク)81〜8n(以下「ホームネットワーク8」とい
う。)にそれぞれ接続され,ホームネットワーク8を介
して通信を行うこともできる。
【0032】ホームネットワーク8は,家庭内に設置さ
れた通信ネットワーク(LANの一種)であり,有線お
よび無線のいずれの通信ネットワークでもよく,イーサ
ネット(登録商標),IEEE1394,無線LAN,
ブルートゥース(Bluetooth)等の各種通信ネットワー
クで構築することができる。
【0033】各ホームネットワーク8には,「被制御装
置」の一例としての,各家庭内にあるm個(mは正の整
数)の家電機器91〜9mが接続される。これらの家電機
器9 1〜9m(以下「家電機器9」という。)には,テレ
ビ,VTR,DVDプレイヤ,エアコン,冷蔵庫,洗濯
機,オーディオ,電子レンジ等の種々の家電機器が含ま
れる。
【0034】家電機器9は,ホームネットワーク8を介
して通信を行う機能(たとえばTCP/IPによる通信
機能)と,ホームサーバ7(端末2)から与えられる制
御命令(制御コマンド)に対応した動作を行う機能とを
備えた情報家電機器である。これらの機能は,家電機器
9に搭載された情報処理装置(マイクロコンピュータま
たはCPU)と,このの情報処理装置により実行される
プログラムとによって構成されていてもよいし,ハード
ウェア回路として構成されていてもよい。
【0035】ホームサーバ7には,後述するように,ホ
ームネットワーク8に接続された各家電機器9の制御に
用いられる「制御プログラム」の一例としての家電ドラ
イバがインストールされる。
【0036】家電ドライバは,ホームサーバ7が家電機
器を制御するソフトウェアプログラムないしファームウ
ェアプログラムの一種であり,プログラムに加えて,家
電機器9を制御するために必要なデータ(たとえば,後
述する「画面ID」等)を含む場合もある。家電ドライ
バによる家電機器9の制御には,家電機器9に特定の処
理の実行を指令する制御コマンドの送信,家電機器9の
状態の監視,状態に応じた家電機器9の制御,制御結果
の受信等が含まれる。
【0037】また,本実施の形態では,この家電ドライ
バには,端末2からゲートウェイサーバ3を介してホー
ムサーバ7に与えられる制御指令を,家電機器9が実行
できる制御命令(制御コマンド)に変換する機能が含ま
れている。端末2からの1つの制御指令が2以上のコマ
ンドに変換されて家電機器9に与えられる場合もある。
もちろん,家電機器9が,端末2からの制御指令を変換
することなく実行できる場合には,変換されないことと
なる。
【0038】さらに,家電ドライバには,家電機器9が
コマンドを実行した後の制御結果を,ゲートウェイサー
バ3または端末2に適合した情報に変換する機能,およ
び,制御結果に対応して,端末2の表示部に表示すべき
画面を指定する機能(すなわち対応する画面IDを制御
結果に付与する機能)も含まれる。なお,制御結果が端
末2にも適合した形式を有する場合には,変換されない
し,画面を指定する必要がない場合には画面IDは付与
されないこととなる。また,画面IDは,制御結果およ
びコマンドの双方またはいずれか一方と対応付けられて
いる。したがって,制御結果およびコマンドに対応して
どの画面IDを付与すべきかは,ユニークに決定するこ
とができる。
【0039】家電ドライバには,プロトコル処理を行う
部分が含まれる場合もある。たとえば,ホームネットワ
ーク8が通信プロトコルとしてTCP/IPを使用して
いる場合には,このTCP/IP上で作動する上位レイ
ヤの通信プロトコルの処理を行う部分が,家電ドライバ
に含まれる場合がある。なお,この場合に,TCP/I
Pのプロトコル処理を行うプログラムまたはハードウェ
アは,ホームサーバ7および家電機器9にあらかじめ搭
載されている。
【0040】また,ホームサーバ7には,そのホームサ
ーバ7をユニークに識別するためのID(ホームサーバ
ID)があらかじめ割り当てられている。このホームサ
ーバIDは,その内部メモリ(ROM等),または,そ
の出荷時もしくは購入時に添付されたカード(ICカー
ド,磁気カード等)に記憶されている。ホームサーバ7
は,このホームサーバIDにより,他のホームサーバ7
から識別される。
【0041】さらに,ホームサーバ7は,ホームネット
ワーク8に接続された家電機器9の情報を格納した家電
データベースを備えている。図2は,家電データベース
のデータ構造を示している。
【0042】家電データベースは,家電リストから構成
されている。この家電リストは,ホームネットワーク8
に接続されている家電機器9の情報を有するリストセル
から構成されている。このリストセルは,ホームネット
ワーク8に接続されている家電機器9の個数分設けられ
る。
【0043】各リストセルは,家電情報と,「制御プロ
グラム受信情報」の一例としての家電ドライバURL
(Uniform Resource Locator)と,家電ドライバとから
構成されている。
【0044】「家電情報」は,家電機器9をホームネッ
トワーク8内において特定するための情報であり,家電
名と家電メーカID(メーカコード)と家電IDとを有
する。「家電名」は,その家電機器9の名称(普通名
称,略称等)であり,たとえば「エアコン」,「冷蔵
庫」等の文字列からなる。「家電メーカID」は,メー
カコードとも呼ばれ,その家電機器9を製造(および販
売)している家電メーカをユニークに識別するための識
別子である。「家電ID」は,各家電メーカが家電機器
にユニークに割り当てた識別子であり,たとえば,家電
機器9に貼付されたJANコード(バーコード)等で示
されている機種番号である。家電情報は,後述するよう
に,家電機器7をホームネットワーク8に接続した時
に,家電機器7からホームサーバ8に送信されるか,ま
たは,ホームサーバ7に設けられたバーコードリーダに
より読み取られる。
【0045】「家電ドライバURL」は,その家電機器
9の家電ドライバをダウンロードする際に,インターネ
ット1において指定するURLである。この家電ドライ
バURLは,後述するように,ゲートウェイサーバ3か
らホームサーバ7に提供される。
【0046】「家電ドライバ」は,前述した家電機器9
の制御に用いられる家電ドライバである。この家電ドラ
イバは,後述するように,家電ドライバURLに基づい
て家電サーバ6(その中のあるホームページ等)から送
信(ダウンロード)され,ホームサーバ7の家電データ
ベースに保存される。各家電機器9によって,その家電
機器9を制御する家電ドライバが異なるので,家電機器
9ごとに,家電ドライバが設けられている。
【0047】1.2.端末 端末2は,ホームサーバ7が設置された家庭のユーザが
使用する端末であり,無線通信または有線通信によりイ
ンターネット1に接続される。端末2とインターネット
1との間には,移動通信ネットワーク,固定通信ネット
ワーク等の,各種通信事業者が設置/運用する通信ネッ
トワークが介在してもよい。
【0048】端末2には,携帯電話21,携帯情報端末
(PDA:Personal Digital Assistant)22,PHS
(図示略),インターネット端末(図示略),コンピュ
ータ(PC,図示略)等が含まれ,また,各種端末メー
カのもの,および,各種電気通信事業者のものが含まれ
る。さらに,端末2には,Java実行環境であるJa
va仮想マシンを搭載した端末や,いわゆる第3世代携
帯端末も含まれる。
【0049】端末2の内部メモリ(ROM等)には,端
末IDがあらかじめ記憶されている。この「端末ID」
は,端末メーカを他の端末メーカからユニークに識別す
るための端末メーカID(メーカコード)と,その端末
の機種を示す機種コードとから構成されている。
【0050】1.3.端末サーバ 端末サーバ5は,端末を製造(および販売)している端
末メーカが所持または運用するサーバ装置である。端末
機器を製造(販売)している端末メーカは複数存在する
ので,複数の端末メーカのそれぞれに対応して端末サー
バ6が設けられている。
【0051】端末サーバ5は,自社が製造(販売)して
いる端末に関する情報(端末情報)を備えている。図3
は,端末サーバ5が有する端末情報を示している。端末
情報は,機種リストから構成されている。この機種リス
トは,端末メーカが製造(販売)している機種に対応し
た個数分設けられたリストセルから構成されている。各
リストセルは,その機種の端末画面の情報から構成さ
れ,画面横サイズ(ドット数),画面縦サイズ(ドット
数),画面のカラー/白黒の別,画面の色数/階調,画
面に表示可能な画像形式(JPEG形式,GIF形式
等),および画面の記述言語(HTML,CHTML,
XML,MML,WML,HDML等)の各データを有
する。
【0052】なお,この端末情報は,端末サーバ5のU
RL「http://端末メーカドメイン名(または端末サー
バ名)/」等のホームページに設けてられている。ま
た,これらの端末情報は,後述するように,ゲートウェ
イサーバ3およびキャッシュサーバ4に送信され,キャ
ッシュサーバ4に保存される。
【0053】1.4.家電サーバ 家電サーバ6は,家電機器9を製造(および販売)して
いる家電メーカが所持または運用するサーバである。家
電機器9を製造(販売)している家電メーカは複数ある
ので,複数の家電メーカのそれぞれに対応して家電サー
バ6が設けられている。
【0054】各家電サーバ6は,自社が製造(販売)し
ている家電機器9に関する情報を有する。図4は,家電
サーバ6が有する情報を示している。家電サーバ6は,
製品情報,制御画面情報,および家電ドライバを有す
る。これらの情報は,たとえば,家電メーカURL「ht
tp://家電メーカドメイン名/」またはその下位のURL
によりアクセスされるホームページに設けられている。
【0055】「製品情報」には,自社の今後発売予定の
製品に関するコマーシャル情報が含まれる。この製品情
報の表示等の処理については後に詳述する。複数の製品
に対応して複数の製品情報が設けられる場合がある。
【0056】「制御画面情報」は,端末2の表示部に表
示され,家電機器9の制御に用いられる画面(制御画
面)に関する情報である。この制御画面情報は,画面I
Dと,家電制御画面データと,画像データとから構成さ
れる。
【0057】「画面ID」は,制御画面を特定するため
の識別子である。「家電制御画面データ」は,制御画面
をマークアップ言語(たとえばXML(eXtensible Mar
kupLanguage)等)で記述したものである。「画像デー
タ」は,家電制御画面データで表される画面の一部に組
み込まれる画像を表すデータであり,たとえばJPEG
形式,GIF形式等のデータである。1つの家電制御画
面データで表される画面に,複数の画像データが組み込
まれる場合には,それに対応して複数の画像データが設
けられる。図19は,これらの家電制御画面データおよ
び画像データが組み合わされた画面の例を示している。
この画面の詳細な説明については後述する。
【0058】後述するように,ゲートウェイサーバ3お
よびキャッシュサーバ4は,家電サーバ5に制御画面情
報を要求する場合には,画面IDにより制御画面を特定
する。
【0059】「家電ドライバ」は,前述したホームサー
バ7にダウンロードされ,インストールされるプログラ
ム(およびデータ)である。各家電メーカは複数種類の
家電機器9を製造(販売)し,また,同じ種類の家電機
器9(たとえばエアコン)であっても,複数のタイプの
ものがあるので,このらの各家電機器9に対応した複数
の家電ドライバが用意されている。
【0060】この家電ドライバは,家電メーカURLの
下位のURL「http://家電メーカドメイン名/driver
/」において,ファイル名「家電ID.driver」により指
定される。すなわち,ホームサーバ9は,URLおよび
ファイル名「http://家電メーカドメイン名/driver/家
電ID.driver」を指定することにより,家電IDに対
応する家電ドライバを特定し,この家電ドライバをダウ
ンロードすることができる。
【0061】1.5.ゲートウェイサーバおよびキャッ
シュサーバ ゲートウェイサーバ3は,ホームサーバ7の登録,端末
2を使用するユーザの登録および認証,家電サーバ6か
ら家電ドライバをダウンロードするために必要となる情
報(家電ドライバが格納されたURL)のホームサーバ
7への提供,家電サーバ6からの制御画面情報のダウン
ロード,端末サーバ5からの端末情報のダウンロード,
家電機器9の制御画面情報の変換等を行うものである。
各処理の詳細については,後述する。
【0062】キャッシュサーバ4は,ゲートウェイサー
バ3のキャッシュメモリとして機能するサーバである。
キャッシュサーバ4とゲートウェイサーバ3との間は,
ローカルな高速通信回線で接続されている。このローカ
ルな高速通信回線により,両者は,インターネット1を
介することなく,高速なデータ転送を行うことができ
る。
【0063】なお,ゲートウェイサーバ3が高速で大容
量の記憶装置を有する場合等には,キャッシュサーバ4
は設けられないこともある。
【0064】ゲートウェイサーバ3は,ユーザ,ホーム
サーバ,家電機器メーカ,端末メーカ,および端末のそ
れぞれに関する情報を有する。図5は,ゲートウェイサ
ーバ3が有するデータを示している。これらのデータの
うち,一部はキャッシュサーバ4に格納されることもあ
る。たとえば,端末データベース,製品情報および制御
画面情報は,キャッシュサーバ4に格納することができ
る。
【0065】図6および図7は,ゲートウェイサーバ3
のデータベースのデータ構造を示している。図6(A)
はユーザデータベースを,図6(B)はホームサーバデ
ータベースを,図6(C)は家電メーカデータベース
を,図6(D)は端末メーカデータベースを,それぞれ
示している。図7(A)は端末データベース,図7
(B)はセッションデータベースを,それぞれ示してい
る。
【0066】「ユーザデータベース」は,ユーザリスト
から構成されている。このユーザリストは,端末2によ
りホームサーバ7にアクセスすることができるユーザ
(たとえばホームサーバ7の家庭内の人で,端末2の所
有者)の情報を有するリストセルから構成されている。
各リストセルは,ユーザIDと,ユーザパスワードと,
ホームサーバIDとから構成されている。
【0067】「ユーザID」は,ユーザによって,端末
2を介してゲートウェイサーバ3に登録される識別子で
あり,各ユーザをユニークに識別するためのものであ
る。「ユーザパスワード」も,ユーザIDとともに,ユ
ーザによって,端末2を介してゲートウェイサーバ3に
登録される。パスワードは,第三者がユーザIDを用い
て不正にホームサーバ7や家電機器9にアクセスできな
いようセキュリティのために設けられている。「ホーム
サーバID」は,前述したホームサーバの識別子であ
る。1人のユーザが複数のホームサーバ7を有する場合
もあり,この場合には,複数のホームサーバIDが設け
られる。
【0068】ホームサーバデータベースは,ホームサー
バリストから構成されている。このホームサーバリスト
は,インターネット9に接続され,かつ,ゲートウェイ
サーバ3に登録されているホームサーバの情報を有する
リストセルから構成されている。各リストセルは,ホー
ムサーバIDと,ホームサーバのパスワードと,ホーム
サーバのIPアドレスとから構成されている。
【0069】「ホームサーバID」は,前述したもので
ある。「ホームサーバパスワード」とは,後述するよう
に,ホームサーバ7をゲートウェイサーバに登録する際
にユーザが設定するパスワードである。「ホームサーバ
IPアドレス」とは,ホームサーバ7に割り当てられた
インターネット1上のIPアドレスである。
【0070】家電メーカデータベースは,家電メーカリ
ストから構成されている。この家電メーカリストは,家
電メーカの情報を有するリストセルから構成されてい
る。各リストセルは,家電メーカIDおよび家電メーカ
URLから構成されている。これら各リストセルの情報
は,家電メーカによりゲートウェイサーバ3にあらかじ
め登録される。
【0071】「家電メーカID」は,家電メーカを他の
家電メーカからユニークに識別する識別子であり,メー
カコードと同じもの,または,メーカコードと1対1に
対応する識別子が用いられる。「家電メーカURL」
は,家電メーカが開設しているホームページのURL
「http://家電メーカドメイン名/」である。ゲートウェ
イサーバ3は,このURLにより,家電サーバ6から必
要な情報をダウンロードすることができる。
【0072】端末メーカデータベースは,端末メーカリ
ストから構成されている。この端末メーカリストは,端
末メーカの情報を有するリストセルから構成されてい
る。各リストセルは,端末メーカIDと,端末メーカU
RLとから構成されている。これら各リストセルの情報
は,家電メーカによりゲートウェイサーバ3にあらかじ
め登録される。
【0073】「端末メーカID」は,端末メーカを他の
端末メーカからユニークに識別するための識別子であ
り,メーカコードと同じものである。「端末メーカUR
L」は,端末メーカが開設しているホームページのUR
L「http://端末メーカドメイン名/」である。ゲートウ
ェイサーバ3は,このURLにより,端末サーバ5から
端末情報(図3)をダウンロードすることができる。
【0074】端末データベースは,端末リストから構成
されている。この端末リストは,端末ID(端末メーカ
IDおよび機種コード)の個数分設けられるリストセル
から構成されている。各リストセルは,端末情報および
変換モジュールにリンクされている。
【0075】「端末情報」は,前述した端末サーバ5が
有する端末情報であり,端末サーバ5からダウンロード
され,端末データベースに記憶される。
【0076】「変換モジュール」は,家電サーバ6に記
憶された制御画面情報(家電制御画面データおよび画像
データ)を,端末情報に基づいて,各端末2の表示部に
適合するように変換するプログラム(およびデータ)で
ある。すなわち,家電メーカが作成する制御画面情報
は,いわゆる標準的な制御画面情報である一方,端末2
の表示部は,端末情報に示されるように,端末メーカお
よび機種によってさまざまである。したがって,標準的
な制御画面情報を,各端末2の表示部に適合するように
変換する必要がある。この変換を行うのが変換モジュー
ルである。
【0077】この変換モジュールは,端末メーカまたは
家電メーカが作成する場合もあるし,ゲートウェイサー
バ3を設置/運用している企業が作成する場合もある。
また,それ以外の第三者が作成し提供する場合もある。
端末メーカまたは家電メーカが作成し,端末サーバ5ま
たは家電サーバ6にそれぞれ記憶されている場合には,
これらのサーバからゲートウェイサーバ3にダウンロー
ドすることもできる。
【0078】ゲートウェイサーバ3は,後述するよう
に,この変換モジュールにより変換した制御画面情報を
各端末2に送信する。
【0079】セッションデータベースは,セッションリ
ストから構成され,セッションリストは,セッションI
Dから構成されている。「セッション」とは,本実施の
形態では,端末2とゲートウェイサーバ3との間に設定
される論理的な接続関係である。「セッションID」と
は,セッションをユニークに識別するための識別子であ
る。端末2が家電機器9を制御するためにゲートウェイ
サーバ3にアクセスした時に,端末2とゲートウェイサ
ーバ3との間に設定されたセッションに対して,ユニー
クなセッションIDが割り当てられる。以後,端末2と
ゲートウェイサーバ3との間の接続が切断されるまで,
このセッションIDにより,端末2および端末2から情
報が識別される。
【0080】各セッションIDには,前述した端末情報
と,画面IDと,変換モジュールとがリンクされてい
る。
【0081】2.ホームサーバの登録 ホームサーバ7が購入等され,インターネット1に接続
された時(以下「導入時」という。)に,ホームサーバ
7をゲートウェイサーバ3に認識させるために,ホーム
サーバ7の登録処理が必要となる。図8は,ホームサー
バ7をゲートウェイ3に登録する処理の流れを示すシー
ケンス図である。
【0082】ホームサーバ7をインターネット1に接続
後,パスワードがユーザによりホームサーバ7に入力さ
れる。このパスワードは,前述したゲートウェイサーバ
3のホームサーバデータベース(図6(B))のホーム
サーバパスワードであり,ホームサーバ7に登録され
る。以後,このパスワードが正しく入力されないと,ホ
ームサーバ7は,その操作を操作者に対して許可しない
こととなる。
【0083】ホームサーバパスワードの登録後,前述し
たホームサーバIDと,登録したホームサーバパスワー
ドと,ホームサーバ7に割り当てられたIPアドレスと
が,インターネット1を介してゲートウェイサーバ3に
送信される。
【0084】ゲートウェイサーバ3は,ホームサーバ7
から送信されたこれらの情報をホームサーバデータベー
ス(図6(B))に登録(記憶)する。
【0085】ゲートウェイサーバ3にアクセスするため
に必要となる,ゲートウェイサーバ3のIPアドレス
は,ユーザによりホームサーバ7に入力されてもよい
し,ホームサーバ7の内部メモリ,カード等にあらかじ
め記憶されていてもよい。
【0086】このホームサーバ7の登録は,ホームサー
バ7の導入時以外に,ホームサーバの電源切断後,再び
電源を投入し,ホームサーバ7が立ち上がった時,およ
び,IPアドレスまたはホームサーバパスワードが変更
された時に行われる。このように,登録を電源投入ごと
に行うことにより,電源投入後にIPアドレスが動的に
割り当てられるホームサーバ7であっても,ゲートウェ
イサーバ3は,ホームサーバ7を確実に認識することが
できる。
【0087】3.家電機器の接続および家電ドライバの
インストール 図9は,家電機器9のホームネットワーク8への接続お
よび家電ドライバのインストールの処理の流れを示すシ
ーケンス図である。
【0088】ユーザが家電機器9を新たに購入する等
し,この家電機器9を自宅のホームネットワーク8に接
続し,電源を投入すると,接続された家電機器9から家
電情報(家電名,家電メーカID,家電ID)がホーム
サーバ8に一定時間間隔(たとえば数ミリ秒,数秒等)
ごとに送信される。
【0089】図示は省略するが,ホームサーバ7は,家
電機器9の登録完了後,家電機器9に登録完了通知を送
信してもよく,この場合には,家電機器9は,登録完了
通知を受信するまで一定時間間隔ごとに家電情報を送信
することとなる。
【0090】この家電情報の送信は,家電機器9がホー
ムネットワーク8に接続されることにより,ホームサー
バ7を認識して,送信してもよいし,あるいは,ホーム
サーバ7が家電情報送信コマンドをホームネットワーク
8に一定時間間隔(たとえば数ミリ秒,数秒等)ごとに
放送送信し,新たな家電機器9が接続されて,この家電
情報送信コマンドを受信した時に,このコマンドに応答
して送信してもよい。
【0091】また,家電機器9に家電情報の送信機能が
設けられていない場合等には,家電機器9に貼付され
た,家電情報を表すバーコードが,ホームサーバ7に設
けられたバーコードリーダにより読み取られ,これによ
り,家電情報がホームサーバ7に読み込まれる。
【0092】ホームサーバ7は,家電機器9から得られ
た家電情報を家電データベース(図2)に登録する。そ
して,ホームサーバ7は,家電情報をゲートウェイサー
バ3に送信して,家電ドライバURLをゲートウェイサ
ーバ3に要求する。
【0093】ゲートウェイサーバ3は,受信した家電情
報に基づいて家電ドライバURLを求める。すなわち,
まず,ゲートウェイサーバ3の家電メーカデータベース
(図6(C))から,家電情報の家電メーカIDに対応
する家電メーカURL「http://家電メーカドメイン名
/」が参照される。この参照された家電メーカURL
と,ホームサーバ7から送信された家電IDとに基づい
て,家電ドライバURLが,「http://家電メーカドメ
イン名/driver/家電ID.driver」として求められる。
この家電ドライバURLは,ホームサーバ7に送信され
る。
【0094】ホームサーバ7は,受信した家電ドライバ
URLを家電データベース(図2)に登録するととも
に,家電ドライバURLに基づいて家電サーバ6に家電
ドライバを要求する。家電サーバ6は,この要求に従っ
て家電ドライバを読み込むとともに,ホームサーバ7に
送信する。
【0095】ホームサーバ7は,受信した家電ドライバ
を家電データベースに登録(インストール)する。これ
により,ホームサーバ7は,後述するような端末2から
送信される操作指示に従った家電機器9の制御が可能と
なる。
【0096】図9に示す一連の処理(家電機器9の登録
から家電ドライバのダウンロードまでの処理)は,家電
機器9の導入時以外に,既に導入された家電機器9の電
源を一旦切断した後の電源投入時にも行われる。
【0097】ただし,家電機器9から送信された家電情
報が家電データベースにすでに登録されたものである場
合には,ホームサーバ7は,家電情報の登録処理を省略
する。また,ホームサーバ7に既に家電ドライバが登録
されている場合には,ホームサーバ7は家電ドライバの
要求とともに,既に登録されている家電ドライバのバー
ジョン情報を家電サーバ6に送信する。家電サーバ6
は,受信したバージョン情報に基づいて,家電ドライバ
が更新されているかどうかを判断し,更新されている場
合には,新たは家電ドライバをホームサーバ7に送信
し,更新されていない場合には,家電ドライバを送信せ
ず,更新されていない旨を示す情報をホームサーバ7に
送信する。ホームサーバ7は,新たな家電ドライバを受
信した場合には,この新たな家電ドライバを家電機器9
にダウンロードし,更新されていない旨を示す情報を受
信した場合には,ダウンロードを行わない。
【0098】これにより,家電ドライバに変更が生じた
場合であっても,常に新しい家電ドライバを家電機器9
にインストールすることができるとともに,内容に変更
のない家電ドライバが重複してダウンロードされること
が防止され,通信コストが軽減される。
【0099】4.ユーザ(端末)の登録およびホームサ
ーバの設定 ユーザが端末2を用いてホームサーバ7にアクセスし,
家電機器9を遠隔操作するためには,ユーザ(端末2)
をゲートウェイサーバ3に登録するとともに,端末2と
ホームサーバ7とをリンクさせる必要がある。以下で
は,まず,ユーザをゲートウェイサーバ3に登録する処
理について説明し,その後,端末2とホームサーバ7と
をリンクさせるホームサーバの設定処理について説明す
る。
【0100】図10は,ユーザ(端末2)の登録処理の
流れを示すシーケンス図である。端末2には,端末2の
登録処理を行う機能が設けられ,ユーザは,トップメニ
ュー画面(図示略)等により登録処理を選択することが
できるようになっている。
【0101】この登録処理が選択されると,端末2は,
端末IDと,ユーザIDと,ユーザパスワードとをゲー
トウェイサーバ3に送信し,登録処理を依頼する。ここ
で,「端末ID」は,前述したように端末2の内部メモ
リにあらかじめ記憶されているものである。「ユーザI
D」は,ユーザが登録を行う際に決定する識別子であ
り,各ユーザをユニークに特定するものである。このた
め,以下に説明するように,ゲートウェイサーバ3は,
ユーザIDの重複チェックを行い,重複登録がないよう
に,ユーザに対してユーザIDを決定させる。「ユーザ
パスワード」は,ユーザIDと対になるもので,セキュ
リティのために設定される。
【0102】ゲートウェイサーバ3は,端末2からユー
ザ登録の依頼を受けると,ユーザIDの重複チェックを
行い,重複がある場合には,他のユーザIDの入力を,
端末2を介してユーザに要求する。重複がない場合に
は,ゲートウェイサーバ3は,ユーザIDおよびユーザ
パスワードをユーザデータベース(図6(A))に登録
するとともに,キャッシュサーバ4に端末IDを送信し
て,端末IDに対応した端末情報を要求する。
【0103】キャッシュサーバ4は,受信した端末ID
に対応する端末情報を保存しているかどうかを確認す
る。キャッシュサーバ4が,受信した端末IDに対応す
る端末情報を過去に取り扱ったことがない場合には,キ
ャッシュサーバ4は,その端末情報を保存していないの
で,端末情報を端末サーバ5に要求する。この要求は,
端末ID(端末メーカID)に対応した端末メーカUR
Lを端末メーカデータベース(図6(D))から検索
し,検索された端末メーカURLのホームページに対し
て行われる。
【0104】端末サーバ5からキャッシュサーバ4に端
末情報が送信されると,キャッシュサーバ4は,端末情
報を保存するとともに,この端末情報をゲートウェイサ
ーバ3に送信する。
【0105】一方,キャッシュサーバ4が,受信した端
末IDに対応する端末情報を過去に取り扱ったことがあ
る場合には,前述のとおり,キャッシュサーバ4はその
端末情報を保存している。したがって,この場合には,
保存された端末情報がゲートウェイサーバ3に送信さ
れ,端末サーバ3へのアクセスが省略される。このよう
に,キャッシュサーバ4に端末情報を保存しておくこと
により,ゲートウェイサーバ3へ端末情報を高速に転送
することができる。
【0106】ゲートウェイサーバ3は,端末情報および
変換モジュール(図7)を用いて,「登録完了」を表す
文字および画面を,端末2の画面に整合した形式に変換
し,この変換された文字および画面を端末2に送信す
る。端末2は,受信したデータをその表示部に表示し,
ユーザに登録が完了したことを通知する。
【0107】なお,端末2に対応した変換モジュールが
ゲートウェイサーバ3およびキャッシュサーバ4に存在
しない場合において,端末2に対応する端末サーバ6が
変換モジュールを提供しているときは,ゲートウェイサ
ーバ3は,この端末サーバ6に変換モジュールのダウン
ロードの要求を送信して,変換モジュールをダウンロー
ドすることができる。
【0108】次に,ホームサーバの設定処理について説
明する。図11は,ホームサーバの設定処理の流れを示
すシーケンス図である。端末2には,ホームサーバの設
定処理を行う機能が設けられ,ユーザは,トップメニュ
ー画面(図示略)等により設定処理を選択することがで
きるようになっている。
【0109】この設定処理が選択されると,端末2は,
端末ID,ユーザID,ホームサーバIDおよびホーム
サーバパスワードをゲートウェイサーバ3に送信し,ホ
ームサーバの設定を依頼する。この依頼を受信すると,
ゲートウェイサーバ3は,受信したホームサーバIDお
よびホームサーバパスワードが,ホームサーバデータベ
ース(図6(B))に登録されたものあり,かつ,ホー
ムサーバIDとホームサーバパスワードとが対応するも
のであるかどうかをチェックする。
【0110】登録されたものでない,または,対応しな
い場合には,端末に対して再入力を要求する(図示
略)。再入力が数回(たとえば2回)行われても,登録
されたものでない,または,対応しない場合には,ホー
ムサーバの設定が拒否される(図示略)。
【0111】一方,登録されたものであり,かつ,対応
するものである場合には,設定処理が進められ,ゲート
ウェイサーバ3は,ユーザデータベース(図6(A))
における,ユーザIDに対応するホームサーバIDの欄
に,端末2から送信されたホームサーバIDを登録す
る。これにより,ユーザIDとホームサーバIDとがリ
ンクされ,ユーザID(端末2)を用いてホームサーバ
7にアクセスすることができる。
【0112】登録後の処理(ゲートウェイサーバ3から
キャッシュサーバ4への端末情報の要求から登録完了ま
での処理)は,前述した図10の対応する部分と同じで
あるので,ここではその説明を省略する。
【0113】5.家電機器の制御 5.1.ユーザの認証 ユーザは,端末2を用いて家電機器9を制御する前に認
証を受ける必要がある。図12は,ユーザの認証の流れ
を示すシーケンス図である。図18(A)は,認証を受
けるための端末2の表示画面を示している。
【0114】ユーザは,図18(A)に示すように,ユ
ーザIDおよびユーザパスワードを端末2に入力する。
ユーザIDについては,現在の携帯端末による電子メー
ルのメールアドレスのように,端末2に記憶されたもの
を利用することができる。一方,ユーザパスワードにつ
いては,セキュリティ保持のために,ユーザによりその
都度入力されることが好ましい。
【0115】ユーザIDおよびユーザパスワードが入力
され,「Login」ボタンが選択/入力されると,図12
に示すように,端末2は,ゲートウェイサーバ3に接続
され,端末2が保持する端末IDに加えて,ユーザによ
り入力されたユーザIDおよびユーザパスワードがゲー
トウェイサーバ3に送信される。
【0116】ゲートウェイサーバ3は,端末2から送信
されたユーザIDおよびユーザパスワードをユーザデー
タベース(図6(A))と比較し,送信されたユーザI
Dおよびユーザパスワードがユーザデータベースに登録
されたものである場合には,ユーザが正当なユーザであ
ると認証する。ユーザデータベースに登録されたもので
ない場合には,ゲートウェイサーバ3は,ユーザが正当
なユーザでないと認証し,端末2の接続を拒否する。ユ
ーザが正当なユーザであると認証した場合には,ゲート
ウェイサーバ3は,端末IDをキャッシュサーバ4に送
信し,端末IDに対応した端末情報を要求する。
【0117】キャッシュサーバ4は,端末IDに対応し
た端末情報を保存していない場合には,端末サーバ5に
端末情報を要求し,端末サーバ5から端末情報をダウン
ロードし,保存するとともに,この端末情報をゲートウ
ェイサーバ3に与える。一方,キャッシュサーバ4は,
端末IDに対応した端末情報を保存している場合には,
端末サーバ5へのアクセスを省略し,保存している端末
情報をゲートウェイサーバ3に与える。
【0118】ゲートウェイサーバ3は,キャッシュサー
バ4から与えられた端末情報に基づいて「認証完了」を
表す画面を,端末2に整合した画面に変換する。そし
て,ゲートウェイサーバ3は,変換された画面データ
を,端末2に割り当てたセッションID(たとえばセッ
ションID=1)とともに端末2に送信する。端末2の
表示部には,この画面データが表示され,ユーザは認証
が完了したことを知る。また,これ以後の端末2とゲー
トウェイサーバ3との間の接続関係は,両者の接続が解
消されるまで,セッションIDにより識別される。
【0119】5.2.家電制御1 認証完了後,家電機器9の制御が開始される。図13お
よび図14は,家電機器9の制御の流れを示すシーケン
ス図であり,図14のシーケンス図は,図13のシーケ
ンス図の続きである。
【0120】認証後,端末2は,ホームサーバ7の一覧
要求をセッションIDとともにゲートウェイサーバ3に
送信する。
【0121】ゲートウェイサーバ3は,ユーザデータベ
ース(図6(A))から,認証の際に送信されたユーザ
IDと一致するユーザリストのホームサーバIDを検索
し,読み出す。1人のユーザが複数のホームサーバ7を
有する場合には複数のホームサーバIDが読み出され
る。
【0122】その後,読み出されたホームサーバIDの
一覧を端末2の表示形態に合わせて変換するための処理
が行われる。この処理については,前述したものと同じ
であるので,ここでは,その説明を省略する。
【0123】変換された表示画面データは,端末2に送
信され,端末2の表示部には,ホームサーバの一覧が表
示される。図18(B)は,ホームサーバ7の一覧の表
示画面例である。複数のホームサーバ7が存在する場合
には,複数のホームサーバのサーバ名が表示される。こ
の表示画面は,1つのホームサーバ名「HomeServer1」
が表示された例を示している。
【0124】ホームサーバ7の一覧が端末2の表示部に
表示されると,そのうちの1つが端末2を用いてユーザ
により選択される。端末2は,選択されたホームサーバ
への接続要求を,選択されたホームサーバIDおよびセ
ッションIDとともにゲートウェイサーバ3に送信し,
ホームサーバ7への接続要求を行う。
【0125】ゲートウェイサーバ3は,受信したホーム
サーバIDに基づいて,ホームサーバデータベース(図
6(B))内のホームサーバIPアドレスを検索する。
そして,ゲートウェイサーバ3は,検索されたホームサ
ーバIPアドレスを有するホームサーバ7に接続要求を
送信する。これ以後の通信は,SSL(Secure Sockets
Layer)というプロトコルによる通信となる。
【0126】ホームサーバ7は,ゲートウェイサーバ3
からの接続要求に対して接続完了を通知する。接続完了
通知の受信後,ゲートウェイサーバ3は,そのホームサ
ーバ7に登録されている家電機器9の一覧要求を,ホー
ムサーバパスワード(図6(B))とともにホームサー
バ7に送信する。
【0127】ホームサーバ7は,ホームサーバパスワー
ドによる認証を行う。認証後,ホームサーバ7は,自己
の家電データベース(図2)を参照して,家電データベ
ースに登録された家電機器9の一覧(各家電機器9の家
電情報(家電名,家電メーカID,家電ID))をゲー
トウェイサーバ3に送信する。
【0128】ゲートウェイサーバ3は,受信した家電機
器9の一覧を,端末2に合わせて変換し,送信する。こ
れにより,端末2の表示部には,家電機器9の一覧(家
電情報のうちの家電名の一覧)が表示される。
【0129】図14に移って,ユーザが,表示された家
電名の一覧のうちから1つを選択すると,その家電への
アクセス要求が,選択された家電名に対応する家電ID
およびセッションIDとともに,端末2からゲートウェ
イサーバ3に送信される。
【0130】ゲートウェイサーバ3は,端末2から送信
されたセッションIDに対応する画面IDをセッション
データベース(図7(B))から検索し,検索した画面
ID(ここでは制御メニュー一覧の画面に対応する画面
ID)をキャッシュサーバ4に送信して,画面IDに対
応する制御画面情報(ここでは制御メニュー一覧の画面
情報)を要求する。
【0131】キャッシュサーバ4は,ゲートウェイサー
バ3からの画面IDに対応する制御画面情報を保存して
いない場合には,家電サーバ6から制御画面情報をダウ
ンロードし,これを保存するとともに,ゲートウェイサ
ーバ3に送信する。ゲートウェイサーバ3は,制御画面
情報を端末2に合わせて変換して端末2に送信する。こ
れにより,端末2の表示部には,制御メニュー一覧が表
示される。
【0132】制御メニュー一覧から,1つの制御がユー
ザにより選択されると,その制御の内容が,セッション
IDおよび家電IDとともに端末2からゲートウェイサ
ーバ3に送信される。ゲートウェイサーバ3は,端末2
から送信された制御の内容を家電IDとともにホームサ
ーバ7に送信する。
【0133】ホームサーバ7は,ゲートウェイサーバ3
からの家電IDで示された家電機器9の制御を行う前
に,家電ドライバが更新されているかどうかをチェック
するために,家電サーバ6に問い合わせを行う。家電サ
ーバ6は,家電IDに対応する家電ドライバが更新され
ている場合には,更新された家電ドライバをホームサー
バ7に送信する。ホームサーバ7は,送信された家電ド
ライバを受信し,登録(インストール)する。その後,
ホームサーバ7は,ゲートウェイサーバ3から送信され
た制御の内容を,コマンドとして,家電IDに対応する
家電機器9にホームネットワーク8を介して送信するこ
とにより,家電機器9を制御する。
【0134】家電機器9は,ホームサーバ7からのコマ
ンドに対応した動作(処理)を実行し,その実行結果
(制御結果)をホームサーバ7(家電ドライバ)に送信
する。ホームサーバ7(家電ドライバ)は,制御結果を
必要に応じて変換し,ゲートウェイサーバ3に送信す
る。この制御結果とともに,必要に応じて,画面ID
(制御結果を表示するための画面IDまたは次の制御画
面を指定する画面ID)がゲートウェイサーバ3に送信
される。
【0135】ゲートウェイサーバ3は,ホームサーバ7
から送信された画面IDに対応した制御画面情報をキャ
ッシュサーバ4に要求し,キャッシュサーバ4から送信
された制御画面情報を端末2の表示部に整合するように
変換して端末2に送信する。
【0136】このようにして,端末2によるゲートウェ
イサーバ3およびホームサーバ7を介した家電機器9の
遠隔制御が行われる。
【0137】なお,本実施の形態では,端末情報,制御
画面情報および変換モジュールが,端末2や家電機器9
ではなく,ゲートウェイサーバ3ないしはキャッシュサ
ーバ4に記憶されている。このため,端末2および家電
機器9のメモリ量が増加するのを防止することができ
る。特に,端末2は軽量コンパクト化の要求が強いの
で,この要求を満足させることができる。また,家電機
器9は,低コスト化が要求されているので,この要求も
満足することができる。また,家電機器9とホームサー
バ7との間,ホームサーバ7とゲートウェイサーバ3と
の間の転送データ量を減少させることもできる。
【0138】さらに,各端末2の表示部に応じた制御画
面情報の変換が,端末2,家電機器9またはホームサー
バ7ではなく,ゲートウェイサーバ3で一括して行われ
るので,端末2,家電機器9およびホームサーバ7の各
処理装置(CPU等)を,高速で高価なものではなく,
比較的低速で安価なものとすることができる。
【0139】5.3.エアコンの制御 図15および図16は,家電機器9としてエアコンを例
にとった制御の流れを示すシーケンス図である。図16
は,図15の続きである。
【0140】図13において,家電機器の一覧のうち,
エアコンが選択された場合には,エアコンの状態問い合
わせ(制御指令)が,セッションIDおよびエアコンI
Dとともに,端末2からゲートウェイサーバ3に送信さ
れる。
【0141】ゲートウェイサーバ3は,端末2から送信
されたエアコンの状態問い合わせを,エアコンIDとと
もにホームサーバ7に送信する。ホームサーバ7は,ゲ
ートウェイサーバ3からの家電IDに基づいて,制御対
象である家電機器9がエアコンであることを特定すると
ともに,制御の内容である状態問い合わせをエアコン
(エアコンの家電ドライバ(以下「エアコンドライバ」
という。))に対して行う。なお,この状態問い合わせ
の前に,図14で説明したように,エアコンドライバが
更新されている場合には,更新されたエアコンドライバ
をホームサーバ7にインストールしてもよい。
【0142】状態問い合わせの結果として,エアコン
は,現在の状態をホームサーバ7のエアコンドライバに
返す。エアコンドライバは,この状態を,状態に対応す
る画面ID(たとえば状態を表示する表示画面の画面I
D)とともに,ホームサーバ7を介してゲートウェイサ
ーバ3に送信する。
【0143】なお,前述したように,エアコンドライバ
が送信する画面IDは,ホームサーバ7からのコマンド
(ここでは「状態問い合わせ」)または制御結果(ここ
では「状態」)に対応付けられた形でエアコンドライバ
内に組み込まれている。エアコンドライバは,コマンド
または制御結果に対応した画面IDを,制御結果(ここ
では「状態」)とともにホームサーバ7に送信する。
【0144】ゲートウェイサーバ3は,ホームサーバ7
から送信された状態および画面IDを受信すると,画面
IDに対応した制御画面情報をキャッシュサーバ4に要
求し,キャッシュサーバ4から制御画面情報を得る。こ
の制御画面情報は,端末2に合わせて変換され,エアコ
ンの状態表示として端末2の表示部に表示される。
【0145】図19は,エアコンの状態表示の表示画面
の一例を示している。図19(A)は,端末サーバ5ま
たはキャッシュサーバ4に保存されている制御画面情報
により表される制御画面(標準的な制御画面)である。
図19(B)は,エアコンから送信されたエアコンの状
態である。図19(C)は,図19(A)に示す制御画
面に,図19(B)に示す状態が組み込まれ,かつ,端
末2に合わせて変換された画面を示している。
【0146】運転モード表示欄11(21)には,現
在,エアコンに設定されている運転モード「冷房」が表
示される。切換ボタン12(22)は,運転モード(冷
房,暖房,除湿,送風等)を切り換えるボタンである。
室温表示欄13(23)には,エアコンが設置されてい
る部屋の室温「30度」が表示される。設定温度表示欄
14(24)には,エアコンの目標温度「25度」が表
示される。温度設定ボタン15(25)は,設定温度を
変更する場合に使用される操作ボタンである。タイマ表
示欄16(26)には,設定されたタイマの内容が表示
される。図19(B)では,タイマの設定は「未設定」
であるので,図19(C)のタイマ表示欄26には,未
表示状態とされる。タイマ設定ボタン17(27)は,
タイマを設定するためのボタンである。
【0147】続いて,運転モードの設定が,図19
(C)に示す端末2の表示部の切り換えボタン12(2
2)により行われると,状態問い合わせと同様にして,
ゲートウェイサーバ3,ホームサーバ7,エアコンドラ
イバおよびエアコンで処理が行われ,その結果の状態が
端末2に返される。
【0148】図16に移って,エアコンの温度設定,エ
アコンのタイマ設定についても同様に行われる。
【0149】5.4.製品情報の表示 端末2の表示部に,製品情報を表示することもできる。
図17は,製品情報の表示処理の流れを示すシーケンス
図である。
【0150】図13における家電機器9の一覧が表示さ
れた後,その1つの家電機器9が選択されると,家電機
器9へのアクセスが行われる。この家電機器9へのアク
セスにおいて,ゲートウェイサーバ3が制御画面情報を
キャッシュサーバ4を介して家電サーバ6に要求する
と,家電サーバ6からは,制御画面情報とともに製品情
報が格納されたURLが,キャッシュサーバ4を介して
ゲートウェイサーバ3に送信される。ゲートウェイサー
バ3では,制御画面情報および製品情報URLが端末2
に合わせて変換された後,端末2に送信され,表示され
る。
【0151】端末2では,この表示されたURLを選択
することにより,製品情報要求がセッションIDおよび
家電IDとともにゲートウェイサーバ3に送信される。
ゲートウェイサーバ3は,製品URLに基づいて家電サ
ーバ4から製品情報を得て,端末2に与える。
【0152】なお,図17に示すように,製品情報UR
Lおよび製品情報が,過去に家電サーバ6からキャッシ
ュサーバ4に送信され,保存されている場合には,家電
サーバ6へのアクセスは省略され,製品情報URLおよ
び製品情報は,キャッシュサーバ4からゲートウェイサ
ーバ3に送信される。
【0153】6.他の実施の形態 前述した実施の形態では,インターネット1とホームネ
ットワーク8とが異なるネットワークとして構成されて
いるが,両者が1つのネットワーク(たとえばインター
ネット1)により構成されていてもよい。
【0154】また,制御プログラムとしての家電ドライ
バのうち家電機器9側にインストールされるものがある
場合には,これを家電機器9にインストールすることも
できる。この場合には,ホームサーバ7が,家電サーバ
6からの家電ドライバを家電機器9に送信し,インスト
ールすることとなる。また,端末2からの制御指令は,
ゲートウェイサーバ3およびホームサーバ7を介して家
電機器9(家電ドライバ)に与えられることとなる。な
お,家電機器9側にインストールされる家電ドライバ
は,単体で,家電サーバ6からホームサーバ7に送信さ
れる場合もあるし,ホームサーバ7にインストールされ
る家電ドライバと合わせて家電サーバ6からホームサー
バ7に送信される場合もある。
【0155】さらに,ゲートウェイサーバ3およびホー
ムサーバ7を,両者を一体化して,両サーバの機能を有
する1つのサーバとして構成することもできる。
【0156】なお,これまで述べたゲートウェイサーバ
3,キャッシュサーバ4,およびホームサーバ7が行う
各処理は,CPUまたはマイクロコンピュータが実行す
るプログラムによって実現することもできるし,ハード
ウェア回路によって実現することもできる。
【0157】
【発明の効果】本発明によると,被制御装置の制御プロ
グラムを,操作者の操作を伴うことなく,自動的にイン
ストールすることができる。その結果,被制御装置の設
置後,直ちに被制御装置を操作(遠隔操作)することが
可能となる。
【0158】また,本発明によると,制御画面情報を制
御装置の表示部に適合した形式に変換するために必要と
なる,表示部の特性を表す特性データが変換装置内に存
在しない場合であっても,該特性データをダウンロード
することにより,該特性データを得ることができる。そ
の結果,制御画面情報を制御装置の表示部に適合した形
式に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信ネットワークの全体構成を示
すブロック図である。
【図2】ホームサーバが有する家電データベースのデー
タ構造を示す。
【図3】端末が有する端末情報を示す。
【図4】家電サーバが有する情報(データ)を示す。
【図5】ゲートウェイサーバが有するデータを示す。
【図6】ゲートウェイサーバのデータベースのデータ構
造を示し,(A)はユーザデータベースを,(B)はホ
ームサーバデータベースを,(C)は家電メーカデータ
ベースを,(D)は,端末メーカデータベースを,それ
ぞれ示す。
【図7】ゲートウェイサーバの端末データベースを示
す。
【図8】ホームサーバをゲートウェイに登録する処理の
流れを示すシーケンス図である。
【図9】家電機器のホームネットワークへの接続および
家電ドライバのインストールの処理の流れを示すシーケ
ンス図である。
【図10】ユーザ(端末)の登録処理の流れを示すシー
ケンス図である。
【図11】ホームサーバの設定処理の流れを示すシーケ
ンス図である。
【図12】ユーザの認証の流れを示すシーケンス図であ
る。
【図13】家電機器の制御の流れを示すシーケンス図で
ある。
【図14】家電機器の制御の流れを示すシーケンス図で
ある。
【図15】家電機器としてエアコンを例にとった制御の
流れを示すシーケンス図である。
【図16】家電機器としてエアコンを例にとった制御の
流れを示すシーケンス図である。
【図17】製品情報の表示処理の流れを示すシーケンス
図である。
【図18】(A)は,認証を受けるための端末の表示画
面例であり,(B)は,ホームサーバ7の一覧の表示画
面例である。
【図19】家電制御画面データおよび画像データが組み
合わされた画面の例を示す。
【符号の説明】
1 インターネット 2 端末 21 PDA 22 携帯電話 3 ゲートウェイサーバ 4 キャッシュサーバ 5 端末メーカのサーバ 6 家電メーカのサーバ 71〜7n ホームサーバ 81〜8n ホームネットワーク 91〜9m 家電機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G06F 13/00 357 G06F 9/06 610L Fターム(参考) 5B076 BB06 5B089 GA12 GA23 HA10 JA40 JB07 JB22 KA04 KC59 5K048 AA04 BA12 DC07 EA16 EB02 FB15 FC01 HA01 HA02 5K101 KK11 LL01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御装置を制御するための制御プログ
    ラムがインストールされることにより,前記被制御装置
    を制御する制御装置であって,前記制御プログラムを保
    持する制御プログラム保持装置に前記制御プログラムの
    送信要求を送信する送信要求送信手段と,前記制御プロ
    グラム保持装置から送信された制御プログラムを受信す
    る制御プログラム受信手段と,前記受信された制御プロ
    グラムを記憶する制御プログラム記憶手段と,前記制御
    プログラム記憶手段に記憶された制御プログラムに基づ
    いて前記被制御装置を制御する制御手段と,を備えてい
    る制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,該制御装置および前
    記被制御装置が,第1の通信ネットワークに接続され,
    前記被制御装置が前記第1の通信ネットワークに接続さ
    れたことを認識する認識手段をさらに備え,前記送信要
    求送信手段は,前記被制御装置が前記第1の通信ネット
    ワークに接続されたことを前記認識手段が認識すると,
    前記送信要求を送信する,制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記認識手段は,前
    記被制御装置が前記第1の通信ネットワークに接続さ
    れ,電源が投入された時,または,電源が切断された後
    電源が投入された時に,前記被制御装置から送信される
    信号により前記被制御装置が前記第1の通信ネットワー
    クに接続されたことを認識する,制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において,前記認識手段は,前
    記被制御装置が接続されていることを問い合わせる問い
    合わせ信号を前記第1の通信ネットワークに定期的に放
    送送信し,該問い合わせ信号に対して前記被制御装置か
    ら送信される信号を受信することにより,前記被制御装
    置が前記第1の通信ネットワークに接続されたことを認
    識する,制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項におい
    て,前記制御プログラム保持装置から前記制御プログラ
    ムを受信するのに必要となる制御プログラム受信情報を
    保持した情報保持装置にアクセスするためのアクセス情
    報を記憶するアクセス情報記憶手段と,前記アクセス情
    報記憶手段に記憶された前記アクセス情報に基づいて前
    記情報保持装置にアクセスし,該情報保持装置から前記
    制御プログラム受信情報を受信する情報受信手段と,を
    さらに備えている制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項におい
    て,前記制御装置が,第2の通信ネットワークに接続さ
    れ,前記制御プログラムが,前記第2の通信ネットワー
    クを介して前記被制御装置を制御する遠隔制御装置から
    の制御指令に基づいて前記被制御装置を制御するように
    構成されている,制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項におい
    て,前記制御プログラムが更新されているかどうかを前
    記制御プログラム保持装置に問い合わせる問い合わせ手
    段をさらに備え,前記制御プログラム受信手段は,前記
    問い合わせ手段による問い合わせの結果,前記制御プロ
    グラムが更新されている場合には,更新された制御プロ
    グラムを受信する,制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項におい
    て,前記制御プログラム受信手段により受信された制御
    プログラムの全部または一部を前記被制御装置に送信す
    る制御プログラム送信手段をさらに備えている制御装
    置。
  9. 【請求項9】 制御装置が被制御装置を制御するための
    制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置から
    該制御プログラムを受信するのに必要となる情報を記憶
    する情報記憶手段と,前記制御装置からの前記情報の送
    信要求を受信する受信手段と,前記受信手段により前記
    送信要求を受信すると,前記情報記憶手段に記憶された
    前記情報を該制御装置に送信する送信手段と,を備えて
    いる情報保持装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において,前記制御プログラ
    ムが,通信ネットワークを介して前記被制御装置を遠隔
    制御する遠隔制御装置の制御指令に基づいて前記被制御
    装置を制御するように構成され,前記遠隔制御装置が前
    記被制御装置を制御する際に該遠隔制御装置の表示部に
    表示される制御画面を表す制御画面情報を記憶する第1
    の記憶手段と,前記被制御装置を制御する前記遠隔制御
    装置の有する表示部の特性を表す特性データを記憶する
    第2の記憶手段と,前記表示部の特性に対応して設けら
    れ,前記特性データに基づいて前記制御画面情報を変換
    する変換プログラムを記憶する第3の記憶手段と,前記
    第3の記憶手段に記憶された前記変換プログラムを実行
    し,前記制御画面情報を,前記表示部の特性に応じて変
    換する変換手段と,をさらに備えている情報保持装置。
  11. 【請求項11】 被制御装置の制御に用いられる制御画
    面情報を,前記被制御装置を制御する制御装置の有する
    表示部の特性に応じて変換する変換装置であって,前記
    制御画面情報を記憶する第1の記憶手段と,前記制御装
    置の有する表示部の特性を表す特性データを記憶する第
    2の記憶手段と,前記表示部の特性に対応して設けら
    れ,前記特性データに基づいて前記制御画面情報を変換
    する変換プログラムを記憶する第3の記憶手段と,前記
    第3の記憶手段に記憶された前記変換プログラムを実行
    する変換手段と,前記特性データが前記第2の記憶手段
    に記憶されていない場合には,該特性データを記憶した
    装置から該第2の記憶手段に該特性データを第1のダウ
    ンロードするダウンロード手段と,を備えている変換装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11において,前記制御画面情
    報が前記第1の記憶手段に記憶されていない場合には,
    該制御画面情報を記憶した装置から該第1の記憶手段に
    該制御画面情報をダウンロードする第2のダウンロード
    手段をさらに備えている変換装置。
  13. 【請求項13】 被制御装置と,該被制御装置を制御す
    る制御装置と,該被制御装置を制御するための制御プロ
    グラムを保持した制御プログラム保持装置と,該制御プ
    ログラム保持装置から該制御プログラムを受信するのに
    必要となる情報を保持する情報保持装置とが通信ネット
    ワークに接続された通信ネットワークシステムであっ
    て,前記制御プログラム保持装置は,前記制御装置から
    の制御プログラムの送信要求に応じて,該制御プログラ
    ムを前記制御装置に送信し,前記情報保持装置は,前記
    制御装置からの情報の送信要求に応じて,前記情報を前
    記制御装置に送信し,前記制御装置は,前記情報保持装
    置に前記情報の送信を要求するとともに,前記情報保持
    装置から送信された前記情報に基づいて前記制御プログ
    ラム保持装置に制御プログラムの送信要求を出し,該制
    御プログラム保持装置から前記制御プログラムを受信す
    る,通信ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 制御装置が被制御装置を制御するため
    の制御プログラムを該制御装置が受信するために,該制
    御装置が行う制御プログラム受信方法であって,前記制
    御プログラムを保持する制御プログラム保持装置に前記
    制御プログラムの送信要求を送信し,前記制御プログラ
    ム保持装置から送信された制御プログラムを受信し,前
    記受信された制御プログラムを記憶手段に記憶する,制
    御プログラム受信方法。
  15. 【請求項15】 制御装置が被制御装置を制御するため
    の制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置か
    ら該制御プログラムを受信するのに必要となる情報を保
    持する情報保持装置が,該情報を提供する情報提供方法
    であって,前記制御装置からの制御プログラムの送信要
    求を受信し,前記受信された送信要求に応じて,前記記
    憶された前記情報を該制御装置に送信する,情報提供方
    法。
  16. 【請求項16】 被制御装置の制御に用いられる制御画
    面情報と,前記被制御装置を制御する制御装置の有する
    表示部の特性を表す特性データと,前記表示部の特性に
    対応して設けられ,前記特性データに基づいて前記制御
    画面情報を変換する変換プログラムとが,あらかじめ記
    憶されている変換装置が行う前記制御画面情報の変換方
    法であって,前記表示部の特性に対応した前記特性デー
    タが記憶されているかどうかを判断し,記憶されていな
    い場合には,該特性データを記憶した装置から該特性デ
    ータをダウンロードし,前記ダウンロードされた特性デ
    ータに用いて前記変換プログラムを実行し,前記制御画
    面情報を変換する,変換方法。
  17. 【請求項17】 被制御装置と,該被制御装置を制御す
    る制御装置と,該被制御装置を制御するための制御プロ
    グラムを保持した制御プログラム保持装置と,該制御プ
    ログラム保持装置から該制御プログラムを受信するのに
    必要となる情報を保持する情報保持装置とが通信ネット
    ワークに接続された通信ネットワークシステムにおける
    制御プログラム受信方法であって,前記制御プログラム
    保持装置は,前記制御装置からの要求に応じて,該制御
    プログラムを前記制御装置に送信し,前記情報保持装置
    は,前記制御装置からの前記情報の送信要求に応じて,
    前記情報を前記制御装置に送信し,前記制御装置は,前
    記情報保持装置に前記情報を要求し,前記情報保持装置
    から送信された前記情報に基づいて前記制御プログラム
    保持装置にアクセスして該制御プログラム保持装置から
    前記制御プログラムを受信する,制御プログラム受信方
    法。
  18. 【請求項18】 制御装置が被制御装置を制御するため
    の制御プログラムを該制御装置が受信するために,コン
    ピュータに実行させるための制御プログラム受信プログ
    ラムであって,前記制御プログラムを保持する制御プロ
    グラム保持装置に前記制御プログラムの送信要求を送信
    する手順と,前記制御プログラム保持装置から送信され
    た制御プログラムを受信する手順と,前記受信された制
    御プログラムを記憶手段に記憶する手順と,をコンピュ
    ータに実行させるための制御プログラム受信プログラ
    ム。
  19. 【請求項19】 制御装置が被制御装置を制御するため
    の制御プログラムを保持する制御プログラム保持装置か
    ら該制御プログラムを受信するのに必要となる情報を,
    該情報を保持する情報保持装置が提供する処理をコンピ
    ュータに実行させるための情報提供プログラムであっ
    て,前記制御装置からの前記情報の送信要求を受信する
    手順と,前記受信された送信要求に応じて,前記記憶さ
    れた前記情報を該制御装置に送信する手順と,をコンピ
    ュータに実行させるための情報提供プログラム。
  20. 【請求項20】 被制御装置の制御に用いられる制御画
    面情報と,前記被制御装置を制御する制御装置の有する
    表示部の特性を表す特性データと,前記表示部の特性に
    対応して設けられ,前記特性データに基づいて前記制御
    画面情報を変換する変換プログラムとが,あらかじめ記
    憶されているコンピュータに実行させるための,前記制
    御画面情報を変換するプログラムであって,前記制御装
    置の表示部の特性に対応した前記特性データが記憶され
    ているかどうかを判断する手順と,記憶されていない場
    合には,該特性データを記憶した装置から該特性データ
    をダウンロードする手順と,前記ダウンロードされた特
    性データに用いて前記変換プログラムを実行し,前記制
    御画面情報を変換する手順と,をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
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