JP2002247421A - 電子カメラ - Google Patents
電子カメラInfo
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- JP2002247421A JP2002247421A JP2001045958A JP2001045958A JP2002247421A JP 2002247421 A JP2002247421 A JP 2002247421A JP 2001045958 A JP2001045958 A JP 2001045958A JP 2001045958 A JP2001045958 A JP 2001045958A JP 2002247421 A JP2002247421 A JP 2002247421A
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- image
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- Navigation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大きな記憶容量を必要とせず、軽量且つコンパ
クトな構成であって、地図画像に対応づけて現在位置を
表示できる電子カメラを提供する。 【解決手段】CCD2によって地図画像を撮影したとき
に、画像表示装置9は、地図画像に対応する画像データ
に基づいて、地図画像を表示するようになっているの
で、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶する
必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、そ
の画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて足
る。又、GPS受信器50を介して、少なくとも地球上
の2点の位置に関する情報として緯度・経度を入力し、
入力された緯度・経度に基づいて、MPU5が、画像表
示装置9に表示された地図画像に対し、電子カメラ10
0の位置を対応づけるので、電子カメラ100を所持す
る操作者の位置や軌跡などを表示することが可能とな
る。
クトな構成であって、地図画像に対応づけて現在位置を
表示できる電子カメラを提供する。 【解決手段】CCD2によって地図画像を撮影したとき
に、画像表示装置9は、地図画像に対応する画像データ
に基づいて、地図画像を表示するようになっているの
で、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶する
必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、そ
の画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて足
る。又、GPS受信器50を介して、少なくとも地球上
の2点の位置に関する情報として緯度・経度を入力し、
入力された緯度・経度に基づいて、MPU5が、画像表
示装置9に表示された地図画像に対し、電子カメラ10
0の位置を対応づけるので、電子カメラ100を所持す
る操作者の位置や軌跡などを表示することが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関
し、特に自己の位置を取得可能な電子カメラに関する。
し、特に自己の位置を取得可能な電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】GPSナビゲーションシステムは、衛星
からの電波を受信するなどして、受信装置の現在位置を
測定し、かかる現在位置を地図に照らし合わせて表示装
置に表示するものであり、現在では、持ち運びできるよ
うな受信装置と表示装置とが開発され、広く普及してい
る。このようなGPSナビゲーションシステムを用いる
ことにより、操作者は、現在の位置が地図上のどのあた
りであるかを容易に確認できるという利点がある。
からの電波を受信するなどして、受信装置の現在位置を
測定し、かかる現在位置を地図に照らし合わせて表示装
置に表示するものであり、現在では、持ち運びできるよ
うな受信装置と表示装置とが開発され、広く普及してい
る。このようなGPSナビゲーションシステムを用いる
ことにより、操作者は、現在の位置が地図上のどのあた
りであるかを容易に確認できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
GPSナビゲーションシステムの一つの問題は、地図に
関する情報を記憶するために、大きな記憶容量を必要と
するということである。そのため、DVDなどの大容量
メディアを使用し、且つDVD再生装置を設けるなどし
たものがあるが、それにより受信装置及び表示装置以外
の付随的装置が大型化し、構成全体が嵩張ったものとな
っている。
GPSナビゲーションシステムの一つの問題は、地図に
関する情報を記憶するために、大きな記憶容量を必要と
するということである。そのため、DVDなどの大容量
メディアを使用し、且つDVD再生装置を設けるなどし
たものがあるが、それにより受信装置及び表示装置以外
の付随的装置が大型化し、構成全体が嵩張ったものとな
っている。
【0004】一方、地図自体は、縮尺やランドマークの
位置などを精度良く記載したものが、町中の書店やコン
ビニエンスストア、或いは観光地など、いたる所で安価
に入手できるという実状がある。また、デジタルスチル
カメラに代表される電子カメラは、通常、液晶ディスプ
レイのごとき表示装置を有し、被写体を撮ったその場で
確認することができるという特徴を有する。更に、電子
カメラは、旅行などに持参される場合が極めて多いとい
う実状もある。
位置などを精度良く記載したものが、町中の書店やコン
ビニエンスストア、或いは観光地など、いたる所で安価
に入手できるという実状がある。また、デジタルスチル
カメラに代表される電子カメラは、通常、液晶ディスプ
レイのごとき表示装置を有し、被写体を撮ったその場で
確認することができるという特徴を有する。更に、電子
カメラは、旅行などに持参される場合が極めて多いとい
う実状もある。
【0005】本発明は、かかる問題点及び実状に鑑みて
なされたものであり、大きな記憶容量を必要とせず、軽
量且つコンパクトな構成であって、地図画像に対応づけ
て現在位置を表示できる電子カメラを提供することを目
的とする。
なされたものであり、大きな記憶容量を必要とせず、軽
量且つコンパクトな構成であって、地図画像に対応づけ
て現在位置を表示できる電子カメラを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の電子カメ
ラは、撮像手段によって地図画像を撮影することにより
画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであって、少なくとも地球上の2点の位置
に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力された前記地球上の位置に関する情報に基づい
て、前記表示手段に表示された前記地図画像に対し、前
記電子カメラの位置を対応づける対応付け手段と、を有
することを特徴とする。
ラは、撮像手段によって地図画像を撮影することにより
画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであって、少なくとも地球上の2点の位置
に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力された前記地球上の位置に関する情報に基づい
て、前記表示手段に表示された前記地図画像に対し、前
記電子カメラの位置を対応づける対応付け手段と、を有
することを特徴とする。
【0007】第2の本発明の電子カメラは、撮像手段に
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラであっ
て、2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得
する緯度・経度取得手段を含む入力手段を有し、前記表
示手段は、前記地図画像に対応づけて、前記電子カメラ
が移動した軌跡を表示すると共に、前記表示手段が表示
した前記電子カメラの移動量に応じて、前記地図画像を
拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行えるようになっ
ていることを特徴とする。
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラであっ
て、2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得
する緯度・経度取得手段を含む入力手段を有し、前記表
示手段は、前記地図画像に対応づけて、前記電子カメラ
が移動した軌跡を表示すると共に、前記表示手段が表示
した前記電子カメラの移動量に応じて、前記地図画像を
拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行えるようになっ
ていることを特徴とする。
【0008】第3の本発明の電子カメラは、撮像手段に
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラであっ
て、2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得
する緯度・経度取得手段を含む入力手段と、前記入力手
段により入力された前記地球上の位置に関する情報に基
づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像に対
し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付け手段
と、前記緯度・経度取得手段により入力された2点以上
の経度及び緯度の情報と、前記対応付け手段の対応付け
とに基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像
の縮尺に関する情報を演算する演算手段と、を有するこ
とを特徴とする。
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラであっ
て、2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得
する緯度・経度取得手段を含む入力手段と、前記入力手
段により入力された前記地球上の位置に関する情報に基
づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像に対
し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付け手段
と、前記緯度・経度取得手段により入力された2点以上
の経度及び緯度の情報と、前記対応付け手段の対応付け
とに基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像
の縮尺に関する情報を演算する演算手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0009】第4の本発明の電子カメラは、撮影光学系
を介して撮像手段によって地図画像を撮影することによ
り画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであって、地図画像撮影モードが設定され
た場合、被写体となる地図画像が所定の撮影距離にある
ことを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に
応じて撮影者に報知する報知手段とを有しており、前記
地図画像が所定の撮影距離にある場合、前記地図画像を
撮影した際における撮影光学系に起因する画像の歪曲が
低減或いは解消されるようになっていることを特徴とす
る。
を介して撮像手段によって地図画像を撮影することによ
り画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであって、地図画像撮影モードが設定され
た場合、被写体となる地図画像が所定の撮影距離にある
ことを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に
応じて撮影者に報知する報知手段とを有しており、前記
地図画像が所定の撮影距離にある場合、前記地図画像を
撮影した際における撮影光学系に起因する画像の歪曲が
低減或いは解消されるようになっていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】第1の本発明の電子カメラは、撮像手段によっ
て地図画像を撮影することにより画像データを取得し、
取得された画像データに基づいて、表示手段により地図
画像を表示するようになっている電子カメラであるの
で、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶する
必要がなく、必要な地域の地図画像のみを撮影するだけ
で、その画像を表示できるため、データの記憶容量は低
くて足る。又、少なくとも地球上の2点の位置に関する
情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力さ
れた前記地球上の位置に関する情報に基づいて、前記表
示手段に表示された前記地図画像に対し、前記電子カメ
ラの位置を対応づける対応付け手段と、を有するので、
前記表示手段により表示した地図画像に対し、前記電子
カメラの位置を対応づけることができ、それにより電子
カメラを所持する操作者の位置や軌跡などを表示するこ
とが可能となる。
て地図画像を撮影することにより画像データを取得し、
取得された画像データに基づいて、表示手段により地図
画像を表示するようになっている電子カメラであるの
で、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶する
必要がなく、必要な地域の地図画像のみを撮影するだけ
で、その画像を表示できるため、データの記憶容量は低
くて足る。又、少なくとも地球上の2点の位置に関する
情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力さ
れた前記地球上の位置に関する情報に基づいて、前記表
示手段に表示された前記地図画像に対し、前記電子カメ
ラの位置を対応づける対応付け手段と、を有するので、
前記表示手段により表示した地図画像に対し、前記電子
カメラの位置を対応づけることができ、それにより電子
カメラを所持する操作者の位置や軌跡などを表示するこ
とが可能となる。
【0011】更に、前記入力手段が、前記地球上の位置
に関する情報として経度及び緯度の情報を取得する緯度
・経度取得手段を含むと、前記電子カメラの位置を精度
良く入力することができる。
に関する情報として経度及び緯度の情報を取得する緯度
・経度取得手段を含むと、前記電子カメラの位置を精度
良く入力することができる。
【0012】又、前記表示手段に表示されている地図画
像の範囲外に、前記電子カメラが存在する場合、範囲外
にあることを知らせる報知手段を含むと便利である。
像の範囲外に、前記電子カメラが存在する場合、範囲外
にあることを知らせる報知手段を含むと便利である。
【0013】更に、前記表示手段により表示された前記
地図画像における文字、符号、記号を含む情報を読み取
る読取手段を含むと、例えば地図画像に記載されたラン
ドマーク名称や地名などを読み取って、記録したりでき
るので便利である。文字、符号、記号を含む情報とは、
緯度・経度を示す罫線、方角記号、縮尺記号、地名、バ
ーコード、国土地理院の地図番号、地図をダウンロード
できるインターネット上のURLなどが考えられる。
尚、著作権を保護すべく、著作権保護のマークが付され
た地図画像の場合、そのマークを読み取ることで、かか
る地図画像の撮影又は記録を禁止することも考えられ
る。
地図画像における文字、符号、記号を含む情報を読み取
る読取手段を含むと、例えば地図画像に記載されたラン
ドマーク名称や地名などを読み取って、記録したりでき
るので便利である。文字、符号、記号を含む情報とは、
緯度・経度を示す罫線、方角記号、縮尺記号、地名、バ
ーコード、国土地理院の地図番号、地図をダウンロード
できるインターネット上のURLなどが考えられる。
尚、著作権を保護すべく、著作権保護のマークが付され
た地図画像の場合、そのマークを読み取ることで、かか
る地図画像の撮影又は記録を禁止することも考えられ
る。
【0014】又、前記読取手段が読み取った情報が文字
又は言語に変換できる符号、記号であった場合、前記地
図画像上における前記電子カメラの位置に近接する位置
で読み取った情報を、音声で出力する出力手段を有する
と、電子カメラを所持した操作者が移動している際に、
接近したランドマークの名称や地名などを音声で知らせ
てくれるので、いわゆるナビゲーション機能が奏され
る。
又は言語に変換できる符号、記号であった場合、前記地
図画像上における前記電子カメラの位置に近接する位置
で読み取った情報を、音声で出力する出力手段を有する
と、電子カメラを所持した操作者が移動している際に、
接近したランドマークの名称や地名などを音声で知らせ
てくれるので、いわゆるナビゲーション機能が奏され
る。
【0015】第2の本発明の電子カメラは、撮像手段に
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラである
ので、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶す
る必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、
その画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて
足る。又、2点以上の位置における経度及び緯度の情報
を取得する緯度・経度取得手段を含む入力手段を有し、
前記表示手段は、前記地図画像に対応づけて、前記電子
カメラが移動した軌跡を表示すると共に、前記表示手段
が表示した前記電子カメラの移動量に応じて、前記地図
画像を拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行えるよう
になっているので、電子カメラの移動軌跡が、表示され
た地図画像とずれている場合でも、その修正を容易に行
うことができる。
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラである
ので、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶す
る必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、
その画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて
足る。又、2点以上の位置における経度及び緯度の情報
を取得する緯度・経度取得手段を含む入力手段を有し、
前記表示手段は、前記地図画像に対応づけて、前記電子
カメラが移動した軌跡を表示すると共に、前記表示手段
が表示した前記電子カメラの移動量に応じて、前記地図
画像を拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行えるよう
になっているので、電子カメラの移動軌跡が、表示され
た地図画像とずれている場合でも、その修正を容易に行
うことができる。
【0016】更に、前記表示手段は、前記電子カメラが
移動した距離及び方角を表示すると好ましい。
移動した距離及び方角を表示すると好ましい。
【0017】第3の本発明の電子カメラは、撮像手段に
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラである
ので、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶す
る必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、
その画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて
足る。又、2点以上の位置における経度及び緯度の情報
を取得する緯度・経度取得手段を含む入力手段と、前記
入力手段により入力された前記地球上の位置に関する情
報に基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像
に対し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付け手
段と、前記緯度・経度取得手段により入力された2点以
上の経度及び緯度の情報と、前記対応付け手段の対応付
けとに基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画
像の縮尺に関する情報を演算する演算手段と、を有する
ので、操作者がいちいち縮尺を求める必要がなく、より
ユーザーフレンドリーな構成を提供できる。
よって地図画像を撮影することにより画像データを取得
し、取得された画像データに基づいて、表示手段により
地図画像を表示するようになっている電子カメラである
ので、例えば日本全国の地図画像を画像データで記憶す
る必要がなく、必要な地図画像のみを撮影するだけで、
その画像を表示できるため、データの記憶容量は低くて
足る。又、2点以上の位置における経度及び緯度の情報
を取得する緯度・経度取得手段を含む入力手段と、前記
入力手段により入力された前記地球上の位置に関する情
報に基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像
に対し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付け手
段と、前記緯度・経度取得手段により入力された2点以
上の経度及び緯度の情報と、前記対応付け手段の対応付
けとに基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画
像の縮尺に関する情報を演算する演算手段と、を有する
ので、操作者がいちいち縮尺を求める必要がなく、より
ユーザーフレンドリーな構成を提供できる。
【0018】更に、前記入力手段は、前記地図画像上の
方角を入力すると好ましい。
方角を入力すると好ましい。
【0019】又、前記緯度・経度取得手段は、前記電子
カメラから脱着可能となっていると好ましい。
カメラから脱着可能となっていると好ましい。
【0020】更に、衛星からの電波を受けるため、前記
緯度・経度取得手段は、前記電子カメラを通常使用する
姿勢では少なくとも重力方向上方になる位置にアンテナ
を形成し、更に前記アンテナは水平方向に延在すると、
かかる衛星からの電波を受信しやすいので好ましい。
緯度・経度取得手段は、前記電子カメラを通常使用する
姿勢では少なくとも重力方向上方になる位置にアンテナ
を形成し、更に前記アンテナは水平方向に延在すると、
かかる衛星からの電波を受信しやすいので好ましい。
【0021】又、前記入力手段は、画像処理用のCPU
より低電力消費の別個のCPUを含むと、電子カメラが
スリープ状態でも機能を発揮できるので好ましい。
より低電力消費の別個のCPUを含むと、電子カメラが
スリープ状態でも機能を発揮できるので好ましい。
【0022】第4の本発明の電子カメラは、撮影光学系
を介して撮像手段によって地図画像を撮影することによ
り画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであるので、例えば日本全国の地図画像を
画像データで記憶する必要がなく、必要な地図画像のみ
を撮影するだけで、その画像を表示できるため、データ
の記憶容量は低くて足る。又、地図画像撮影モードが設
定された場合、被写体となる地図画像が所定の撮影距離
にあることを検出する検出手段と、前記検出手段の検出
結果に応じて撮影者に報知する報知手段とを有してお
り、前記地図画像が所定の撮影距離にある場合、前記地
図画像を撮影した際における撮影光学系に起因する画像
の歪曲が低減或いは解消されるようになっているので、
撮影光学系による画像の歪曲を抑制して、最も良い状態
で地図画像を撮影できる。
を介して撮像手段によって地図画像を撮影することによ
り画像データを取得し、取得された画像データに基づい
て、表示手段により地図画像を表示するようになってい
る電子カメラであるので、例えば日本全国の地図画像を
画像データで記憶する必要がなく、必要な地図画像のみ
を撮影するだけで、その画像を表示できるため、データ
の記憶容量は低くて足る。又、地図画像撮影モードが設
定された場合、被写体となる地図画像が所定の撮影距離
にあることを検出する検出手段と、前記検出手段の検出
結果に応じて撮影者に報知する報知手段とを有してお
り、前記地図画像が所定の撮影距離にある場合、前記地
図画像を撮影した際における撮影光学系に起因する画像
の歪曲が低減或いは解消されるようになっているので、
撮影光学系による画像の歪曲を抑制して、最も良い状態
で地図画像を撮影できる。
【0023】更に、前記検出手段は、被写体となる前記
地図画像上の少なくとも2点までの撮影距離を検出する
と、それに基づき、前記撮影光学系の光軸を、被写体と
なる地図画像に垂直に向けることができ、より歪曲の少
ない状態で地図画像を撮影できる。
地図画像上の少なくとも2点までの撮影距離を検出する
と、それに基づき、前記撮影光学系の光軸を、被写体と
なる地図画像に垂直に向けることができ、より歪曲の少
ない状態で地図画像を撮影できる。
【0024】又、前記表示手段と、前記入力手段とは互
いに分離可能となっていて、分離した際に無線により一
方から他方へと情報伝達が行えるようになっていると、
例えば入力手段が緯度・経度取得手段を含む場合、衛星
からの電波がより届きやすい位置に、緯度・経度取得手
段をおくことができ、一方、地図画像を表示する表示手
段は、操作者の見やすい位置においたままとできるため
好ましい。
いに分離可能となっていて、分離した際に無線により一
方から他方へと情報伝達が行えるようになっていると、
例えば入力手段が緯度・経度取得手段を含む場合、衛星
からの電波がより届きやすい位置に、緯度・経度取得手
段をおくことができ、一方、地図画像を表示する表示手
段は、操作者の見やすい位置においたままとできるため
好ましい。
【0025】更に、2つ以上のメモリを有し、その内少
なくとも一つは脱着可能なメモリであると、脱着可能な
メモリに、撮影した地図画像の画像データを保存するこ
とで、メモリの交換により任意の地図画像を表示できる
ようになるため好ましい。
なくとも一つは脱着可能なメモリであると、脱着可能な
メモリに、撮影した地図画像の画像データを保存するこ
とで、メモリの交換により任意の地図画像を表示できる
ようになるため好ましい。
【0026】尚、緯度・経度取得手段とは、高度200
00kmの6つの円軌道に4つずつ配された米国防総省
が管理するGPS衛星からの電波を利用し、緯度、経
度、高度などを数十メートルの精度で割り出すことがで
きるGPSナビゲーションシステムを利用したものでも
よく、或いはPHSの基地局を利用して緯度・経度を取
得するものであっても良いが、これらに限られない。
00kmの6つの円軌道に4つずつ配された米国防総省
が管理するGPS衛星からの電波を利用し、緯度、経
度、高度などを数十メートルの精度で割り出すことがで
きるGPSナビゲーションシステムを利用したものでも
よく、或いはPHSの基地局を利用して緯度・経度を取
得するものであっても良いが、これらに限られない。
【0027】又、本明細書でいう電子カメラとは、少な
くともCCDなどの撮像素子と、画像を表示できるディ
スプレイなどの表示装置を備えたもので足り、外観がカ
メラの形状を有している必要はない。
くともCCDなどの撮像素子と、画像を表示できるディ
スプレイなどの表示装置を備えたもので足り、外観がカ
メラの形状を有している必要はない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる電子カメラ100の構成を示すブロック図であ
る。図1において、撮影レンズ1により受光面に光学像
を結像された撮像手段であるCCD2は、光学像に対応
したアナログ信号を出力する、いわゆる光電変換を行う
ものであり、A/D変換装置3は、CCD2から入力さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するも
のである。かかるA/D変換回路3を介して得られた画
像データは、一旦、画像用メモリ4に記憶される。
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる電子カメラ100の構成を示すブロック図であ
る。図1において、撮影レンズ1により受光面に光学像
を結像された撮像手段であるCCD2は、光学像に対応
したアナログ信号を出力する、いわゆる光電変換を行う
ものであり、A/D変換装置3は、CCD2から入力さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するも
のである。かかるA/D変換回路3を介して得られた画
像データは、一旦、画像用メモリ4に記憶される。
【0029】画像用メモリ4に記憶された画像データ
は、制御手段であるMPU5によって各種の画像処理が
施され、最終的には、MPU5に電気的に接続され且つ
取り外し可能となっているメモリカード等の不揮発性メ
モリ6に記憶される。尚、MPU5は、電子カメラ10
0に装填されたバッテリ7から電力供給を受け、通信装
置8を介して有線(USB等)或いは無線(BLUE
TOOTH等)を利用して、内蔵された或いは外部の、
入力手段もしくは緯度・経度取得手段であるGPS受信
器50に接続されている。
は、制御手段であるMPU5によって各種の画像処理が
施され、最終的には、MPU5に電気的に接続され且つ
取り外し可能となっているメモリカード等の不揮発性メ
モリ6に記憶される。尚、MPU5は、電子カメラ10
0に装填されたバッテリ7から電力供給を受け、通信装
置8を介して有線(USB等)或いは無線(BLUE
TOOTH等)を利用して、内蔵された或いは外部の、
入力手段もしくは緯度・経度取得手段であるGPS受信
器50に接続されている。
【0030】又、MPU5は、電源スイッチ16のオン
操作によって電力を供給され、レリーズボタン10から
のレリーズ信号を受信して、図示しないシャッタ装置を
駆動して撮影を行うようになっている。更に、MPU5
は、液晶モニタ等の表示手段である画像表示装置(LC
D)9を駆動制御して、画像の表示を行わせるようにな
っている。また、MPU5は、ストロボ装置14から、
ストロボ照射光を照射できるようになっている。尚、M
PU5は、距離センサ12からの測距信号に基づき、被
写体までの撮影距離を検出可能となっており、又スピー
カ13を介して音声もしくは音を出力可能となってい
る。
操作によって電力を供給され、レリーズボタン10から
のレリーズ信号を受信して、図示しないシャッタ装置を
駆動して撮影を行うようになっている。更に、MPU5
は、液晶モニタ等の表示手段である画像表示装置(LC
D)9を駆動制御して、画像の表示を行わせるようにな
っている。また、MPU5は、ストロボ装置14から、
ストロボ照射光を照射できるようになっている。尚、M
PU5は、距離センサ12からの測距信号に基づき、被
写体までの撮影距離を検出可能となっており、又スピー
カ13を介して音声もしくは音を出力可能となってい
る。
【0031】図2は、電子カメラ100の背面図であ
り、撮影レンズ1(図1)を下方に向けた状態で示して
いる。図2において、電子カメラ100の背面中央に
は、画像表示装置9が配置されており、その左方には電
子カメラ100に対して上下左右に操作自在なカーソル
操作ボタン9aが配置され、画像表示装置9の右方に
は、画像表示変更ボタン9b、9c、9dが配置されて
いる。電子カメラの上面(図2で奥側の面)には、GP
S受信器50(図1)のアンテナ51が折り畳み可能に
配置されている。
り、撮影レンズ1(図1)を下方に向けた状態で示して
いる。図2において、電子カメラ100の背面中央に
は、画像表示装置9が配置されており、その左方には電
子カメラ100に対して上下左右に操作自在なカーソル
操作ボタン9aが配置され、画像表示装置9の右方に
は、画像表示変更ボタン9b、9c、9dが配置されて
いる。電子カメラの上面(図2で奥側の面)には、GP
S受信器50(図1)のアンテナ51が折り畳み可能に
配置されている。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。操作者は、電子カメラ100を用いて、通常の電子
カメラと同様に撮影を行うことができる。一方、操作者
が不図示のモード設定スイッチを用いて、地図画像撮影
モードを設定すると、以下の動作が開始される。撮影者
が、図2に示すように地図画像Mapに撮影レンズ1
(図1)を向け、レリーズボタン10を半押しすると、
MPU5は、検出手段である距離センサ12(図1)か
らの測距信号に基づいて地図画像Mapまでの撮影距離
を求め、それが撮影レンズ1を用いて撮影した場合に画
像の歪曲が最も少ない状態になる撮影距離(以下、最適
撮影距離という)ではない場合、報知手段であるスピー
カ13から音声(例えば「もっと近づいて(離れて)下
さい」)を出力し、操作者に撮影距離を変更するように
促す。
る。操作者は、電子カメラ100を用いて、通常の電子
カメラと同様に撮影を行うことができる。一方、操作者
が不図示のモード設定スイッチを用いて、地図画像撮影
モードを設定すると、以下の動作が開始される。撮影者
が、図2に示すように地図画像Mapに撮影レンズ1
(図1)を向け、レリーズボタン10を半押しすると、
MPU5は、検出手段である距離センサ12(図1)か
らの測距信号に基づいて地図画像Mapまでの撮影距離
を求め、それが撮影レンズ1を用いて撮影した場合に画
像の歪曲が最も少ない状態になる撮影距離(以下、最適
撮影距離という)ではない場合、報知手段であるスピー
カ13から音声(例えば「もっと近づいて(離れて)下
さい」)を出力し、操作者に撮影距離を変更するように
促す。
【0033】操作者が撮影距離を変更することで、最適
撮影距離になった場合、MPU5は、スピーカ13から
音声(例えば「シャッタを押して下さい」)を出力す
る。それに応じて、操作者がレリーズボタン10を全押
しすると、シャッタレリーズ動作が行われ、それにより
歪曲が少ない状態で地図画像Mapが撮影できる。かか
る地図画像Mapに対応する画像データは、各種の画像
処理を施された上で、不揮発性メモリ6に記憶される。
尚、最適撮影距離ではない場合、スピーカ13から間欠
音を出力させ、最適撮影距離に近づくにつれて連続音を
出力させるようにしたり、或いは最適撮影距離になった
ら、自動的にシャッタレリーズを行わせるようMPU5
に制御させても良い。又、距離センサ12が、複数設け
られていれば、それらからの測距信号が等しくなる位置
を求めることで、地図画像Mapに対して撮影レンズ1
の光軸を垂直に向けることができるので好ましい。尚、
地図画像の歪曲を修正するために、画像処理を用いても
良く、地図上の曲がった線を、直線、1次、2次曲線な
どで補完することも考えられる。
撮影距離になった場合、MPU5は、スピーカ13から
音声(例えば「シャッタを押して下さい」)を出力す
る。それに応じて、操作者がレリーズボタン10を全押
しすると、シャッタレリーズ動作が行われ、それにより
歪曲が少ない状態で地図画像Mapが撮影できる。かか
る地図画像Mapに対応する画像データは、各種の画像
処理を施された上で、不揮発性メモリ6に記憶される。
尚、最適撮影距離ではない場合、スピーカ13から間欠
音を出力させ、最適撮影距離に近づくにつれて連続音を
出力させるようにしたり、或いは最適撮影距離になった
ら、自動的にシャッタレリーズを行わせるようMPU5
に制御させても良い。又、距離センサ12が、複数設け
られていれば、それらからの測距信号が等しくなる位置
を求めることで、地図画像Mapに対して撮影レンズ1
の光軸を垂直に向けることができるので好ましい。尚、
地図画像の歪曲を修正するために、画像処理を用いても
良く、地図上の曲がった線を、直線、1次、2次曲線な
どで補完することも考えられる。
【0034】このようにして撮影された地図画像は、画
像表示装置9に表示される。図3は、画像表示装置9に
表示された地図画像の一例を示す図である。図3に示す
ように地図画像が表示されている場合、操作者が、不図
示のモード設定スイッチを用いて地図入力モードを設定
すると、MPU5は、衛星S(図1)からの電波をアン
テナ51(図2)で受信し、入力手段であるGPS受信
器50(図1)を介して取り込むことで、電子カメラ1
00の現在位置にかかる緯度・経度(地球上の位置に関
する情報)を求める。尚、アンテナ51は、衛星Sから
の電波を良好に受信できるように、電子カメラ100の
上面側(重力方向上方側)に設けられており、例えば操
作者が画像表示装置9を見やすい電子カメラ100の姿
勢に応じて、水平もしくはそれに近い角度になるよう
に、傾動可能な構成となっている。尚、アンテナ51を
電子カメラ100の上面に取り付ける代わりに、電子カ
メラ100のストラップ101端に配置し、ストラップ
101内に配線を通して電子カメラ100と接続し、ス
トラップ101を肩に掛けたとき、アンテナ101がち
ょうど衛星Sの方を向くようにすることも考えられる。
アンテナ51には防水加工が施されていると好ましい。
像表示装置9に表示される。図3は、画像表示装置9に
表示された地図画像の一例を示す図である。図3に示す
ように地図画像が表示されている場合、操作者が、不図
示のモード設定スイッチを用いて地図入力モードを設定
すると、MPU5は、衛星S(図1)からの電波をアン
テナ51(図2)で受信し、入力手段であるGPS受信
器50(図1)を介して取り込むことで、電子カメラ1
00の現在位置にかかる緯度・経度(地球上の位置に関
する情報)を求める。尚、アンテナ51は、衛星Sから
の電波を良好に受信できるように、電子カメラ100の
上面側(重力方向上方側)に設けられており、例えば操
作者が画像表示装置9を見やすい電子カメラ100の姿
勢に応じて、水平もしくはそれに近い角度になるよう
に、傾動可能な構成となっている。尚、アンテナ51を
電子カメラ100の上面に取り付ける代わりに、電子カ
メラ100のストラップ101端に配置し、ストラップ
101内に配線を通して電子カメラ100と接続し、ス
トラップ101を肩に掛けたとき、アンテナ101がち
ょうど衛星Sの方を向くようにすることも考えられる。
アンテナ51には防水加工が施されていると好ましい。
【0035】アンテナ51は、単体もしくはGPS受信
器50と共に、電子カメラ100から分離できるように
なっていても良い。例えば列車などに乗っている場合、
分離したアンテナ51を窓際に配置し、電波を良好に受
信できるようにすると共に、電子カメラ100は、操作
者が画像表示装置9を見やすいように、そばに置くこと
も可能である。不揮発性メモリ6と一体で、GPS受信
器50を取り外せるようにしても良い。アンテナ51又
はGPS受信器50と電子カメラ100の通信装置8と
の信号伝達は、無線もしくは有線で行えばよい。アンテ
ナ51及びGPS受信器50自体の構成は、良く知られ
ているため説明は省略する。
器50と共に、電子カメラ100から分離できるように
なっていても良い。例えば列車などに乗っている場合、
分離したアンテナ51を窓際に配置し、電波を良好に受
信できるようにすると共に、電子カメラ100は、操作
者が画像表示装置9を見やすいように、そばに置くこと
も可能である。不揮発性メモリ6と一体で、GPS受信
器50を取り外せるようにしても良い。アンテナ51又
はGPS受信器50と電子カメラ100の通信装置8と
の信号伝達は、無線もしくは有線で行えばよい。アンテ
ナ51及びGPS受信器50自体の構成は、良く知られ
ているため説明は省略する。
【0036】その後、操作者は、現在位置設定を行う。
かかる設定について説明する。衛星Sからの電波に基づ
いて、画像表示装置9には、現在位置Pが例えば赤点で
示される。対応付け前の状態では、現在位置Pは、地図
画像上の位置とずれている場合が多い。そこで、操作者
は、自分がいる地図上のいずれかの場所(ここでは中央
郵便局の北東角)を認識した上で、カーソル操作ボタン
9aを操作して、地図画像上の対応する位置に現在位置
Pを一致させる。それにより対応付け手段であるMPU
5は、現在位置Pと地図画像の位置とを対応付ける。
かかる設定について説明する。衛星Sからの電波に基づ
いて、画像表示装置9には、現在位置Pが例えば赤点で
示される。対応付け前の状態では、現在位置Pは、地図
画像上の位置とずれている場合が多い。そこで、操作者
は、自分がいる地図上のいずれかの場所(ここでは中央
郵便局の北東角)を認識した上で、カーソル操作ボタン
9aを操作して、地図画像上の対応する位置に現在位置
Pを一致させる。それにより対応付け手段であるMPU
5は、現在位置Pと地図画像の位置とを対応付ける。
【0037】操作者は、縮尺設定を行う。例えば、中央
郵便局のあるブロックB1を一巡りする。このとき、M
PU5は、衛星Sからの電波に基づいて、操作者の移動
軌跡を、図3に点線Tで示すように表示する。操作者が
移動中、間欠的に衛星Sからの電波を受信する場合に
は、受信地点を丸印を表示し、且つ受信地点間は直線や
1次、2次曲線で結んでも良い。こうして得られた移動
軌跡TがブロックB1と一致していない場合、縮尺が合
っていないと判断できる。そこで、操作者が画像表示変
更ボタン9b、9c、9dを操作すると、それに応じ
て、MPU5が、画像表示装置9に表示されている地図
画像を拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行うため、
移動軌跡TをブロックB1と一致させることができるの
である。尚、操作者の移動軌跡をトレースする以外に、
地図上の2点以上の位置(例えば操作者の現在位置と、
操作者の過去の位置、又は操作者の現在位置と、緯度・
経度が判っているランドマークの位置)を地図画像と対
応づけることで、地図画像を拡大する際の目安とするよ
うにしても良い。
郵便局のあるブロックB1を一巡りする。このとき、M
PU5は、衛星Sからの電波に基づいて、操作者の移動
軌跡を、図3に点線Tで示すように表示する。操作者が
移動中、間欠的に衛星Sからの電波を受信する場合に
は、受信地点を丸印を表示し、且つ受信地点間は直線や
1次、2次曲線で結んでも良い。こうして得られた移動
軌跡TがブロックB1と一致していない場合、縮尺が合
っていないと判断できる。そこで、操作者が画像表示変
更ボタン9b、9c、9dを操作すると、それに応じ
て、MPU5が、画像表示装置9に表示されている地図
画像を拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行うため、
移動軌跡TをブロックB1と一致させることができるの
である。尚、操作者の移動軌跡をトレースする以外に、
地図上の2点以上の位置(例えば操作者の現在位置と、
操作者の過去の位置、又は操作者の現在位置と、緯度・
経度が判っているランドマークの位置)を地図画像と対
応づけることで、地図画像を拡大する際の目安とするよ
うにしても良い。
【0038】更に、このようにして、地図画像上の少な
くとも2点の位置即ち距離が定まれば、演算手段でもあ
るMPU5は、地図画像の縮尺を演算し、以後、衛星S
からの電波に基づいて演算可能な操作者(又は電子カメ
ラ)の移動距離が、地図画像の縮尺と一致するように現
在位置Pを表示制御するようにしても良い。この場合、
地図画像を拡大、縮小、回転等の加工を行うことなく、
現在位置Pと地図画像上の位置を対応付けでき、使い勝
手が良い。
くとも2点の位置即ち距離が定まれば、演算手段でもあ
るMPU5は、地図画像の縮尺を演算し、以後、衛星S
からの電波に基づいて演算可能な操作者(又は電子カメ
ラ)の移動距離が、地図画像の縮尺と一致するように現
在位置Pを表示制御するようにしても良い。この場合、
地図画像を拡大、縮小、回転等の加工を行うことなく、
現在位置Pと地図画像上の位置を対応付けでき、使い勝
手が良い。
【0039】以上の操作によって、表示された地図画像
と、緯度及び経度が合致することとなるので、それ以
降、電子カメラを持参する操作者が移動した場合でも、
操作者の現在位置又は移動履歴を、画像表示装置9に表
示された地図画像において確認できることとなる。表示
された地図画像からはみ出す位置に、操作者が移動した
ような場合、MPU5が、スピーカ13を介して警報音
を出力し、地図画像の範囲外であることを操作者に知ら
せるようにしても良い。このように緯度及び経度が確定
した地図画像のデータは、不揮発性メモリ6に記憶され
るので、いつでも読み出せると共に、異なるデータを記
憶した不揮発性メモリに交換することで、様々な地図画
像を画像表示装置9に表示することが可能となる。又、
不揮発性メモリ6に記憶されたデータを、パソコンなど
を用いて加工することで、地名、緯度・経度情報、高度
情報などを追記することもでき、オリジナルの地図を作
製することもできるようになる。
と、緯度及び経度が合致することとなるので、それ以
降、電子カメラを持参する操作者が移動した場合でも、
操作者の現在位置又は移動履歴を、画像表示装置9に表
示された地図画像において確認できることとなる。表示
された地図画像からはみ出す位置に、操作者が移動した
ような場合、MPU5が、スピーカ13を介して警報音
を出力し、地図画像の範囲外であることを操作者に知ら
せるようにしても良い。このように緯度及び経度が確定
した地図画像のデータは、不揮発性メモリ6に記憶され
るので、いつでも読み出せると共に、異なるデータを記
憶した不揮発性メモリに交換することで、様々な地図画
像を画像表示装置9に表示することが可能となる。又、
不揮発性メモリ6に記憶されたデータを、パソコンなど
を用いて加工することで、地名、緯度・経度情報、高度
情報などを追記することもでき、オリジナルの地図を作
製することもできるようになる。
【0040】加えて、読取手段でもあるMPU5は、公
知の形状認識機能を発揮して、撮影した地図画像上の文
字や、記号などを読み取ることが可能である。例えば、
図3において、MPU5は、地図画像上の文字C1を読
み取ったとき、操作者が位置P(中央郵便局のそば)に
いる場合には、出力手段でもあるスピーカ13より「中
央郵便局の近くです」といった音声を出力することがで
きる。又、MPU5は、方角を示す記号M1を読み取っ
た場合、かかる記号より地図画像における方角を認識し
た上で、操作者の移動に応じて、スピーカ13より「東
に進んでいます」といった音声を出力したり、表示する
ことができる。尚、電子カメラ100自体に方角センサ
を組み込んでも良く、或いは撮影した地図画像の上を常
に北として認識するようにしても良い。このような電子
カメラ100を視覚障害者が所持すれば、町中を歩く際
に簡便なナビゲーション装置を提供できるため、バリア
フリーの観点からも大変好ましいといえる。
知の形状認識機能を発揮して、撮影した地図画像上の文
字や、記号などを読み取ることが可能である。例えば、
図3において、MPU5は、地図画像上の文字C1を読
み取ったとき、操作者が位置P(中央郵便局のそば)に
いる場合には、出力手段でもあるスピーカ13より「中
央郵便局の近くです」といった音声を出力することがで
きる。又、MPU5は、方角を示す記号M1を読み取っ
た場合、かかる記号より地図画像における方角を認識し
た上で、操作者の移動に応じて、スピーカ13より「東
に進んでいます」といった音声を出力したり、表示する
ことができる。尚、電子カメラ100自体に方角センサ
を組み込んでも良く、或いは撮影した地図画像の上を常
に北として認識するようにしても良い。このような電子
カメラ100を視覚障害者が所持すれば、町中を歩く際
に簡便なナビゲーション装置を提供できるため、バリア
フリーの観点からも大変好ましいといえる。
【0041】更に、MPU5は、縮尺や距離に関する記
号M2を読み取った場合、操作者の移動に応じて、スピ
ーカ13より「150m移動しました」といった音声を
出力したり、表示したりすることもできる。又、読み取
った記号M2に基づいて、表示された地図画像の縮尺率
を求めても良い。尚、操作者が移動する場合、GPS受
信器50からの緯度・経度情報を補正するために、加速
度センサ、方角センサ、歩数計などを組み合わせて、操
作者の移動距離を割り出すことも考えられる。
号M2を読み取った場合、操作者の移動に応じて、スピ
ーカ13より「150m移動しました」といった音声を
出力したり、表示したりすることもできる。又、読み取
った記号M2に基づいて、表示された地図画像の縮尺率
を求めても良い。尚、操作者が移動する場合、GPS受
信器50からの緯度・経度情報を補正するために、加速
度センサ、方角センサ、歩数計などを組み合わせて、操
作者の移動距離を割り出すことも考えられる。
【0042】図1に示すように、GPS受信器50は、
画像処理機能を有するCPU即ちMPU5より低電力消
費のSUB−CPU15からの制御で動作するようにし
ても良く、かかる場合、電子カメラが省電力モードで
も、衛星Sからの電波を受信できるので便利である。
又、タイマを設け、夜間は自動的に省電力モードにした
り、加速度センサを設けて、操作者が一定時間移動しな
いと判断した場合、自動的に省電力モードにすることも
考えられる。
画像処理機能を有するCPU即ちMPU5より低電力消
費のSUB−CPU15からの制御で動作するようにし
ても良く、かかる場合、電子カメラが省電力モードで
も、衛星Sからの電波を受信できるので便利である。
又、タイマを設け、夜間は自動的に省電力モードにした
り、加速度センサを設けて、操作者が一定時間移動しな
いと判断した場合、自動的に省電力モードにすることも
考えられる。
【0043】このような特徴を有する本実施の形態にか
かる電子カメラ100を用いることで、(a)印刷され
た地図を撮影するだけで、地図面像データを容易に作成
でき、(b)使用する地図画像データを単なる画像デー
タとして用いることにより、汎用の画像処理ソフトを用
いて、地図画像の表示・作成が可能となり、(c)旅行
中などでも、必要になった時点で地図を撮影すれば足り
ることから、容量のより少ない空のメモリを準備すれば
足り、日本全国の地図画像データを記憶した大容量のD
VDなどは持ち歩く必要がなく便利である。
かる電子カメラ100を用いることで、(a)印刷され
た地図を撮影するだけで、地図面像データを容易に作成
でき、(b)使用する地図画像データを単なる画像デー
タとして用いることにより、汎用の画像処理ソフトを用
いて、地図画像の表示・作成が可能となり、(c)旅行
中などでも、必要になった時点で地図を撮影すれば足り
ることから、容量のより少ない空のメモリを準備すれば
足り、日本全国の地図画像データを記憶した大容量のD
VDなどは持ち歩く必要がなく便利である。
【0044】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、地球上の位置の関する情報と
して、緯度・経度の他に高度情報を用いることで、3次
元の地図画像を作成することも可能となる。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、地球上の位置の関する情報と
して、緯度・経度の他に高度情報を用いることで、3次
元の地図画像を作成することも可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、大きな記憶容量を必要
とせず、軽量且つコンパクトな構成であって、地図画像
に対応づけて現在位置を表示できる電子カメラが提供さ
れる。
とせず、軽量且つコンパクトな構成であって、地図画像
に対応づけて現在位置を表示できる電子カメラが提供さ
れる。
【図1】本実施の形態にかかる電子カメラの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本実施の形態における電子カメラの背面図であ
る。
る。
【図3】画像表示装置9の表示例を示す図である。
1 撮影レンズ 2 CCD 5 MPU 9 画像表示装置 50 GPS受信器 51 アンテナ 100 電子カメラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HC11 HD03 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 AC19 AC20 5C022 AA13 AB67 AB68 AC01 AC42 AC69 AC71 5H180 AA21 BB05 BB12 CC04 CC12 FF05 FF10 FF22 FF25 FF27 FF33 FF35
Claims (16)
- 【請求項1】 撮像手段によって地図画像を撮影するこ
とにより画像データを取得し、取得された画像データに
基づいて、表示手段により地図画像を表示するようにな
っている電子カメラであって、 少なくとも地球上の2点の位置に関する情報を入力する
入力手段と、 前記入力手段により入力された前記地球上の位置に関す
る情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記地図
画像に対し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付
け手段と、を有することを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 前記入力手段は、前記地球上の位置に関
する情報として経度及び緯度の情報を取得する緯度・経
度取得手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の電
子カメラ。 - 【請求項3】 前記表示手段に表示されている地図画像
の範囲外に、前記電子カメラが存在する場合、範囲外に
あることを知らせる報知手段を含むことを特徴とする請
求項1又は2に記載の電子カメラ。 - 【請求項4】 前記表示手段により表示された前記地図
画像における文字、符号、記号を含む情報を読み取る読
取手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の電子カメラ。 - 【請求項5】 前記読取手段が読み取った情報が文字又
は言語に変換できる符号、記号であった場合、前記地図
画像上における前記電子カメラの位置に近接する位置で
読み取った情報を、音声で出力する出力手段を有するこ
とを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。 - 【請求項6】 撮像手段によって地図画像を撮影するこ
とにより画像データを取得し、取得された画像データに
基づいて、表示手段により地図画像を表示するようにな
っている電子カメラであって、 2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得する
緯度・経度取得手段を含む入力手段を有し、 前記表示手段は、前記地図画像に対応づけて、前記電子
カメラが移動した軌跡を表示すると共に、前記表示手段
が表示した前記電子カメラの移動量に応じて、前記地図
画像を拡大・縮小・回転の少なくとも一つを行えるよう
になっていることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項7】 前記表示手段は、前記電子カメラが移動
した距離及び方角を表示することを特徴とする請求項6
に記載の電子カメラ。 - 【請求項8】 被写体を撮影して画像データを取得する
撮像手段と、取得された画像データに基づいて、画像を
表示する表示手段と、を有し、前記撮像手段によって地
図画像を撮影したときに、前記表示手段は、前記地図画
像に対応する画像データに基づいて、前記地図画像を表
示するようになっている電子カメラであって、 2点以上の位置における経度及び緯度の情報を取得する
緯度・経度取得手段を含む入力手段と、 前記入力手段により入力された前記地球上の位置に関す
る情報に基づいて、前記表示手段に表示された前記地図
画像に対し、前記電子カメラの位置を対応づける対応付
け手段と、 前記緯度・経度取得手段により入力された2点以上の経
度及び緯度の情報と、前記対応付け手段の対応付けとに
基づいて、前記表示手段に表示された前記地図画像の縮
尺に関する情報を演算する演算手段と、を有することを
特徴とする電子カメラ。 - 【請求項9】 前記入力手段は、前記地図画像上の方角
を入力することを特徴とする請求項8に記載の電子カメ
ラ。 - 【請求項10】 前記緯度・経度取得手段は、前記電子
カメラから脱着可能となっていることを特徴とする請求
項2乃至9のいずれかに記載の電子カメラ。 - 【請求項11】 衛星からの電波を受けるため、前記緯
度・経度取得手段は、前記電子カメラを通常使用する姿
勢では少なくとも重力方向上方になる位置にアンテナを
形成し、更に前記アンテナは水平方向に延在することを
特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載の電子カ
メラ。 - 【請求項12】 前記入力手段は、画像処理用のCPU
より低電力消費の別個のCPUを含むことを特徴とする
請求項1乃至13のいずれかに記載の電子カメラ。 - 【請求項13】 撮影光学系を介して撮像手段によって
地図画像を撮影することにより画像データを取得し、取
得された画像データに基づいて、表示手段により地図画
像を表示するようになっている電子カメラであって、 地図画像撮影モードが設定された場合、被写体となる地
図画像が所定の撮影距離にあることを検出する検出手段
と、前記検出手段の検出結果に応じて撮影者に報知する
報知手段とを有しており、前記地図画像が所定の撮影距
離にある場合、前記地図画像を撮影した際における撮影
光学系に起因する画像の歪曲が低減或いは解消されるよ
うになっていることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項14】 前記検出手段は、被写体となる前記地
図画像上の少なくとも2点までの撮影距離を検出するこ
とを特徴とする請求項13に記載の電子カメラ。 - 【請求項15】 前記表示手段と、前記入力手段とは互
いに分離可能となっていて、分離した際に無線により一
方から他方へと情報伝達が行えるようになっていること
を特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の電子
カメラ。 - 【請求項16】 2つ以上のメモリを有し、その内少な
くとも一つは脱着可能なメモリであることを特徴とする
請求項1乃至15のいずれかに記載の電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045958A JP2002247421A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 電子カメラ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045958A JP2002247421A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 電子カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002247421A true JP2002247421A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18907663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001045958A Pending JP2002247421A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 電子カメラ |
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---|---|
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005070502A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Omi Sokuryo Sekkei:Kk | 新字切図及びその作成方法並びにその作成システム |
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