JP2002246696A - 半導体レーザチップ - Google Patents

半導体レーザチップ

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JP2002246696A
JP2002246696A JP2001043122A JP2001043122A JP2002246696A JP 2002246696 A JP2002246696 A JP 2002246696A JP 2001043122 A JP2001043122 A JP 2001043122A JP 2001043122 A JP2001043122 A JP 2001043122A JP 2002246696 A JP2002246696 A JP 2002246696A
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semiconductor
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Hitoshi Oe
仁 大江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフ基板上に形成されたレーザチップの活性
層に平行な方向に対するレーザ光の偏光方向のずれが改
善された半導体レーザチップを提供する。 【解決手段】 半導体レーザチップにおいて、低ミラー
指数面から所定のオフ角度だけ傾斜させられた主面を有
する半導体結晶のオフ基板と、このオフ基板上に形成さ
れた半導体積層構造とを含み、この半導体積層構造は発
光作用を生じる活性層を含み、レーザチップはそのレー
ザ発振光の偏光方向が活性層中に設定される光射出点の
位置に依存して変化するものであり、その光射出点は発
振光の偏光方向が活性層に平行に近くなるようにチップ
の幅方向の中央位置から意図的に変位させられた位置に
設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザチップ
に関し、特に低ミラー指数面から所定のオフ角度だけ傾
斜させられた主面を有する半導体結晶のオフ基板上に形
成されるレーザチップの改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ装置は、CD、MD、DV
D等の光ディスク装置の読取や書込用の光源として利用
されている。特に、DVDのような高記録密度光ディス
クを実用化するためには、データの書込や読出に使用さ
れるレーザビームのスポット径を小さくすることが必要
である。そこで、ビームスポットを絞ることができる短
波長レーザが研究され、既に赤色半導体レーザは商品化
されている。
【0003】赤色半導体レーザチップとしては、InG
aAlP系レーザチップが実用化されている。このレー
ザチップの半導体基板としては、一般には{100}面
から<011>方向に数度傾斜した主面を有するオフ基
板が用いられている。この理由は、そのようなオフ基板
がAlGaInP結晶構造中で自然超格子の発生を抑制
し得るので、これを発振波長の短波長化に有効な方法と
して利用し得るからである。
【0004】図11と図12において、従来の半導体レ
ーザ装置の典型的な一例の主要部が模式的に図解されて
いる。なお、本願の各図において、同一の参照符号は同
一部分または相当部分を示している。すなわち、半導体
レーザチップ501は図11に示されているようにその
活性層502を含む積層構造503側の電極504がサ
ブマウント505と接するように設置され、そのサブマ
ウントが図12に示されているようにレーザパッケージ
のブロック部509に載置される。
【0005】このとき、通常のレーザパッケージでは、
光ピックアップ実装時の位置合わせを簡便に行なえるよ
うにするために、パッケージの基準面になるベース部5
08に設けられた2つの水平切欠け部501を通る直線
X1−X2とサブマウント505が載置されるブロック
部509の主面とは、互い平行に設定される。すなわ
ち、レーザチップ501の活性層502は、水平切欠け
部通過直線X1−X2と平行になっている。
【0006】ところで、半導体レーザに求められる特性
には種々のものがあるが、レーザ光の偏光方向の回転を
利用してデータの読取や書込を行なう光ディスク装置で
は、特に偏光特性は重要である。
【0007】一般に、半導体レーザチップから射出され
るレーザ光は、発光作用を生じる活性層に平行な電場ベ
クトルを持ったTE偏光になっており、活性層に垂直な
電場ベクトルを持ったTM偏光成分はほとんど存在しな
い。これは、TE偏光に対するレーザ共振器端面の反射
率がTM偏光に対する反射率よりも大きいことから、T
E偏光における方が共振器損失が小さくてしきい値電流
密度も小さくなるので、TE偏光のレーザ発振が優勢に
なるからである。したがって、図12に示されているよ
うに光を上方(紙面に直交する方向)に射出するレーザ
パッケージを上面側から見た場合、レーザ光は水平切欠
け部通過直線X1−X2に平行な方向に偏光している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある低
ミラー指数面から所定のオフ角度だけ傾斜させられた主
面を有する半導体結晶のオフ基板を用いた半導体レーザ
チップを従来のパッケージに組込んだ場合、レーザ光は
切欠け部通過直線X1−X2と平行な方向に偏光してお
らず、図12に示されているようにレーザ光の偏光方向
X3−X4はある角度θだけ傾くという問題が生じる。
これは、レーザ光の偏光方向がレーザチップの活性層と
平行ではなくて数度傾いているからである。したがっ
て、このようなレーザパッケージを光ピックアップに搭
載すれば、光ディスク上のデータの読取や書込を行なう
ための所望の偏光特性が得られない場合が生じる。
【0009】また、図13に示されているように、半導
体基板および活性層の構造が互い異なる赤色半導体レー
ザチップ601と赤外半導体レーザチップ602とを1
つのパッケージに載置した2波長半導体レーザ装置で
は、赤色レーザ光と赤外レーザ光の偏光方向が一致しな
い。したがって、このような2波長半導体レーザ装置を
光ピックアップに搭載可能にする光学系の設計が困難で
あるという問題もある。
【0010】特開平10−22562は、これらの問題
を改善しようとする方法を提案している。この提案は、
図14に示されているように、レーザパッケージのブロ
ック部509の主面を2つの水平切欠け部610を通る
直線X1−X2に対して傾けることによって、レーザ光
の偏光方向X3−X4をその水平切欠け部通過直線X1
−X2に平行にすることを特徴としている。
【0011】しかし、この方法には以下のような欠点が
ある。すなわち、図14に示されているようにブロック
部509の主面を水平切欠け部通過直線X1−X2に対
して傾けるようにレーザパッケージを設定するのは煩雑
であり、そのためにレーザパッケージが高価になるとと
もに量産には不向きになる。また、2波長半導体レーザ
における問題に対しては、何の解決策にもならない。
【0012】本発明は上述のような課題を解決するため
になされたものであり、オフ基板を用いたレーザチップ
の活性層に平行な方向に対するレーザ光の偏光方向のず
れが改善された半導体レーザチップを提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザチップにおいては、低ミラー指数面から所定のオフ角
度だけ傾斜させられた主面を有する半導体結晶のオフ基
板と、このオフ基板上に形成された半導体積層構造とを
含み、この半導体積層構造は発光作用を生じる活性層を
含み、レーザチップはそのレーザ発振光の偏光方向が活
性層中に設定される光射出点の位置に依存して変化する
ものであり、その光射出点は、発振光の偏光方向が活性
層に平行に近くなるようにチップの幅方向の中央位置か
ら意図的に変位させられた位置に設定されていることを
特徴としている。
【0014】オフ基板は、その{100}面から<01
1>方向に10°〜15°の範囲内で傾斜させられた主
面を有することができる。
【0015】レーザチップの光射出端面は平行四辺形で
あって{0−11}の面方位を有し、チップの上面が側
面と鈍角をなす陵から90〜200μmの範囲内で隔て
られたその上面上の位置の下方に光射出点が設定される
か、またはその鈍角をなす陵からチップの幅の36〜8
0%の範囲内で隔てられた上面上の位置の下方に光射出
点が設定され得る。
【0016】半導体レーザチップとしてはAlGaIn
P系レーザチップが好ましく利用される。また、半導体
レーザチップの活性層は歪み量子井戸構造を有し得る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者の研究によれば、低ミラ
ー指数面から所定のオフ角度だけ傾斜させられた主面を
有する半導体結晶のオフ基板上に形成された半導体レー
ザチップから射出されるレーザ光の偏光方向は、その発
光作用を生じる活性層中に設定される光射出点の位置に
依存して変化することが見出された。
【0018】図1においては、本発明の一実施例による
半導体レーザチップの積層構造が模式的な断面図で示さ
れている。この半導体レーザチップにおいて、n型Ga
As基板1は、{100}面から<011>方向に15
°だけ傾斜させられた主面を有するオフ基板である。
【0019】このn型GaAs基板1上には、n型Ga
Asバッファ層2、n型GaInPバッファ層3、n型
AlGaInPクラッド層4、AlGaInP光ガイド
層5、歪み多重量子井戸活性層6、AlGaInP光ガ
イド層7、第1のp型AlGaInPクラッド層8、G
aInPエッチングストップ層9、第2のp型AlGa
InPクラッド層10、p型GaInP中間層11、p
型GaAsキャップ層12、p型GaAsコンタクト層
13が積層されている。なお、半導体層10〜12はス
トライプ状のメサ部14に形成されており、その両側を
埋込むようにn型GaAs電流ブロック層15が形成さ
れている。
【0020】p型GaAsコンタクト層13上には、A
u/AuZn/Mo/Au多層構造のp側電極16が設
けられている。また、n型GaAs基板1下には、Au
Ge/Ni/Mo/Au多層構造のn側電極17が設け
られている。
【0021】このレーザチップの大きさとしては、チッ
プ幅が250μm、チップ厚さが115μm、そして共
振器長が600μmであった。また、{100}面から
<011>方向に15°だけ傾斜した主面を有するオフ
基板1が用いられているので、レーザチップ1の上面が
側面となす鈍角Aは90°+15°=105°になる。
すなわち、レーザチップの側面は{011}の面方位を
有し、レーザ発振光の射出端面はそれと直交する{0−
11}の面方位を有している。
【0022】図1に示されているような半導体レーザチ
ップは、以下のようにして形成された。まず、n型Ga
As基板1上に、n型GaAsバッファ層2、n型Ga
InPバッファ層3、n型AlGaInPクラッド層
4、AlGaInP光ガイド層5、多重量子井戸活性層
6、AlGaInP光ガイド層7、第1のp型AlGa
InPクラッド層8、GaInPエッチングストップ層
9、第2のp型AlGaInPクラッド層10、p型G
aInP中間層11、およびp型GaAsキャップ層1
2が、第1回目の分子ビームエピタキシ(MBE)によ
って、図2に示されているように順次に積層された。
【0023】多重量子井戸活性層6においては、図9に
示されているように、3層のGaInP井戸層18と2
層のAlGaInP障壁層19が交互に積層された。
【0024】n型AlGaInPクラッド層4およびp
型AlGaInPクラッド層8,10の組成は、(Al
yGa1-yxIn1-xP(x=0.514;y=0.6
9)にされた。AlGaInP光ガイド層5,7および
AlGaInP障壁層19の組成は、(AlyGa1-y
xIn1-xP(x=0.514;y=0.59)にされ
た。GaInP井戸層18の組成は、(AlyGa1-y
xIn1-xP(x=0.470;y=0)にされた。そし
て、n型GaInPバッファ層3およびp型GaInP
中間層11の組成は、(AlyGa1-yxIn1-xP(x
=0.514;y=0)にされた。
【0025】また、n型GaAsバッファ層2、n型G
aInPバッファ層3、およびn型GaAs電流ブロッ
ク層15には、Siが1×1018/cm3の濃度でドー
ピングされた。第1のp型AlGaInPクラッド層8
および第2のp型AlGaInPクラッド層10には、
Beが1.3×1018/cm3の濃度でドーピングされ
た。そして、p型GaInP中間層11、p型GaAs
キャップ層12およびp型GaAsコンタクト層13に
は、Beが7×1018/cm3の濃度でドーピングされ
た。他方、AlGaInP光ガイド層5,7、多重量子
井戸活性層6およびGaInPエッチングストップ層9
は、ノンドープであった。
【0026】p型GaAsキャップ層上にはAl23
が蒸着され、フォトリソグラフィによってそのAl23
膜をストライプ状にパターニング加工してマスク部20
が形成された。このマスク部20を用いながら湿式エッ
チングを行なうことによって、第2のp型AlGaIn
Pクラッド層10、p型GaInP中間層11およびp
型GaAsキャップ層12のうちでマスク部20の両外
側に相当する部分が除去された。これによって、図3に
示されているように、マスク部20の直下にメサ部14
が形成された。このメサ部14の形状は、オフ基板を使
用していることに起因して、左右非対称になる。なお、
第2のp型AlGaInPクラッド層10を除去する際
には、エッチング速度の相違に基づく選択エッチングに
よって、GaInPエッチングストップ層9においてエ
ッチングを確実に停止させることができる。
【0027】メサ部14の両側には、n型GaAs電流
ブロック層15が、図4に示されているように、第2の
MBEによって成長させられた。このとき、マスク部2
0上にはn型GaAs多結晶層21が形成された。
【0028】次に全表面上にフォトレジスト22が塗布
され、n型GaAs多結晶層21上には図5に示されて
いるような開口23がフォトリソグラフィによって設け
られ、n型GaAs多結晶層21の上面が露出された。
そして、硫酸系エッチング液を用いて、n型GaAs多
結晶層21を選択エッチングして除去し、それに続いて
フォトレジスト22がアッシングによって除去された。
この後、フッ酸系エッチング液を用いて、マスク部20
がエッチングによって除去された(図6参照)。
【0029】その後、p型GaAsコンタクト層13
が、第3回目のMBEによって形成された。そして、p
型GaAsコンタクト層13の上面にp側電極16が形
成されるとともに、n型GaAs基板1の裏面にn側電
極17が形成された(図7参照)。
【0030】このようにして作製された半導体ウェハを
分割して、図8に示されているように、複数のレーザチ
ップ24が連なったレーザバー25が得られた。そし
て、レーザバーのへき開面に反射膜(図示せず)が形成
され、チップ分割して半導体レーザチップを完成させ
た。本実施例では、図1に示されているようにレーザチ
ップの上面が側面と鈍角Aをなす陵から離れた距離dが
10μm、95μm、120μm、130μm、140
μm、150μm、160μm、170μm、190μ
m、210μm、または240μmであるその上面の位
置の下方に光射出点が設定された11通りのレーザチッ
プが作製された。
【0031】こうして得られた半導体レーザチップは図
11に示された従来例と同様にそのコンタクト層側の電
極504がサブマウント505に接合され、さらにその
サブマウントを図12に示されているようにレーザパッ
ケージのブロック部509に設置して半導体レーザ装置
が作製された。なお、サブマウント505はSiC製で
あって、レーザチップと接合する側のその面にはTi/
Pt/Au多層膜(図示せず)が形成され、レーザチッ
プとサブマウントはAuSnのろう材(図示せず)を用
いて接合された。
【0032】こうして得られた半導体レーザ装置につい
て、レーザ発振光の偏光方向X3−X4が測定された。
ここで、偏光方向は図12における角度θで表わされ、
水平切欠け部通過直線X1−X2と平行の場合を0°と
し、反時計回りのずれ角はプラス方向のずれ角で、その
逆方向をマイナス方向のずれ角と定義する。
【0033】横軸の距離dに関して測定された偏光方向
のずれ角θを縦軸にしたグラフが図10に示されてい
る。図10においてプロットされた各データは直線lと
直線mとの間に分布し、鈍角Aの陵から発光点の上方の
位置までの距離dが大きくなるにつれて偏光方向のずれ
角θが正値から負値へ減少していくことがわかった。こ
のように、レーザ光の偏光方向のずれ角θはその発光点
の位置に依存して変化し、特にレーザ発振光の偏光方向
が活性層に平行に近くなるように発振光射出点位置を通
常のチップ幅の中央から意図的に変位させ得ることがわ
かった。したがって、本発明によれば、レーザパッケー
ジを従来のものから変更することなく、レーザ光の偏光
方向が水平切欠け部通過直線X1−X2に平行に近くす
ることが可能であり、しかもその量産性が従来に比べて
損なわれることもない。
【0034】特に、図1における距離dが90〜200
μmの範囲内にある場合に、活性層に対するレーザ発振
光の偏光方向のずれ角θは+13°〜−13°の範囲内
に調整することができるので、光ピックアップに搭載す
る際に所望の偏光特性を得ることができる。なお、本実
施例ではチップ幅W=250μmであったので、このこ
とは図1における距離dがチップ幅Wを基準にして36
%〜80%の範囲内にあればよいことを意味する。
【0035】ところで、本実施例において用いられた半
導体レーザはAlGaInP系レーザであり、その射出
光の波長を測定したところでは654nmであった。す
なわち、本発明はAlGaInP系の赤色半導体レーザ
に対して特に有効であることがわかる。
【0036】また、本実施例の半導体レーザでは、その
活性層が歪み量子井戸構造を有している。このように、
本発明では、半導体レーザチップの活性層が歪み量子井
戸構造を有している場合に特に有効であることがわか
る。
【0037】なお、本実施例ではAlGaInP系半導
体レーザについて説明されたが、本発明の効果はオフ基
板を用いた半導体レーザチップに有効なものであり、A
lGaAs/GaAs系半導体レーザやInGaN/G
aN系半導体レーザに対しても本発明は適用され得る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、オフ基
板を用いたレーザチップの活性層に平行な方向に対する
レーザ光の偏光方向のずれが改善された半導体レーザチ
ップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による半導体レーザチップ
の積層構造を示す模式的な断面図である。
【図2】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図3】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図4】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図5】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図6】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図7】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図8】 図1の半導体レーザチップを製造する工程を
示す模式的な断面図である。
【図9】 レーザチップ中の活性層の近傍における層構
造をより詳細に図解するグラフである。
【図10】 本発明の実施例における半導体レーザチッ
プの光射出点の位置と偏光方向のずれ角との関係を示す
グラフである。
【図11】 従来の半導体レーザ装置の積層構造を示す
模式的な断面図である。
【図12】 従来の半導体レーザ装置を示す模式的な上
面図である。
【図13】 2波長半導体レーザ装置を示す模式的な上
面図である。
【図14】 先行技術によって射出光の偏光方向が調節
された半導体レーザ装置を示す模式的な上面図である。
【符号の説明】
1 n型GaAs基板、2 n型GaAsバッファ層、
3 n型GaInPバッファ層、4 n型AlGaIn
Pクラッド層、5,7 AlGaInP光ガイド層、6
多重量子井戸活性層、8 第1のp型AlGaInP
クラッド層、9GaInPエッチングストップ層、10
第2のp型AlGaInPクラッド層、11 p型G
aInP中間層、12 p型GaAsキャップ層、13
p型GaAsコンタクト層、14 メサ部、15 n
型GaAs電流ブロック層、16 p側電極、17 n
側電極、18 GaInP井戸層、19 AlGaIn
P障壁層、20 マスク部、21 n型GaAs多結晶
層、22 フォトレジスト、23 開口部、24 レー
ザチップ、25 レーザバー、501 半導体レーザチ
ップ、502 活性層、503 活性層を含む積層構
造、504 活性層を含む積層構造側の電極、505
サブマウント、506 半導体基板、507半導体基板
側の電極、508 レーザパッケージのベース部、50
9 レーザパッケージのブロック部、510 水平切欠
け部、A レーザチップの上面が側面となす鈍角、d
レーザチップの上面が鈍角Aを有する陵から光射出点の
上方の位置までの距離、X1−X2 水平切欠け部通過
直線、X3−X4 レーザ光の偏光方向、θ レーザ光
の偏光方向のずれ角、l 鈍角Aからの距離dと偏光方
向のずれ角θとの相関の下限を示す直線、m 鈍角Aか
らの距離dと偏光方向のずれ角θとの相関の上限を示す
直線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザチップであって、 低ミラー指数面から所定のオフ角度だけ傾斜させられた
    主面を有する半導体結晶のオフ基板と、 前記オフ基板上に形成された半導体積層構造とを含み、 前記半導体積層構造は発光作用を生じる活性層を含み、 前記レーザチップはそのレーザ発振光の偏光方向が前記
    活性層中に設定される光射出点の位置に依存して変化す
    るものであり、 前記光射出点は、前記発振光の偏光方向が前記活性層に
    平行に近くなるように前記チップの幅方向の中央位置か
    ら意図的に変位させられた位置に設定されていることを
    特徴とする半導体レーザチップ。
  2. 【請求項2】 前記オフ基板はその{100}面から<
    011>方向に10°〜15°の範囲内で傾斜させられ
    た前記主面を有することを特徴とする請求項1に記載の
    半導体レーザチップ。
  3. 【請求項3】 前記レーザチップの光射出端面は平行四
    辺形であって{0−11}の面方位を有し、前記チップ
    の上面が側面と鈍角をなす陵から90〜200μmの範
    囲内で隔てられたその上面上の位置の下方に前記光射出
    点が設定されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の半導体レーザチップ。
  4. 【請求項4】 前記レーザチップの光射出端面は平行四
    辺形であって{0−11}の面方位を有し、前記チップ
    の上面が側面と鈍角をなす陵から前記チップの幅の36
    〜80%の範囲内で隔てられたその上面上の位置の下方
    に前記光射出点が設定されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の半導体レーザチップ。
  5. 【請求項5】 前記半導体レーザチップはAlGaIn
    P系レーザチップであることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかの項に記載の半導体レーザチップ。
  6. 【請求項6】 前記活性層は歪み量子井戸構造を有して
    いることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に
    記載の半導体レーザチップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008198934A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sharp Corp 半導体レーザ装置および光ピックアップ装置
US7792173B2 (en) 2007-12-06 2010-09-07 Opnext Japan, Inc. Semiconductor laser device
JP2012129243A (ja) 2010-12-13 2012-07-05 Rohm Co Ltd 半導体レーザ素子
JP2018098256A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 住友電気工業株式会社 光モジュール

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