JP2002246213A - ボンディッド磁石の製造方法 - Google Patents

ボンディッド磁石の製造方法

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JP2002246213A JP2001037748A JP2001037748A JP2002246213A JP 2002246213 A JP2002246213 A JP 2002246213A JP 2001037748 A JP2001037748 A JP 2001037748A JP 2001037748 A JP2001037748 A JP 2001037748A JP 2002246213 A JP2002246213 A JP 2002246213A
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英樹 中村
Eiji Kato
英治 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希土類窒化磁石粉末を含有するボンディッド
磁石の耐食性を向上させる。 【解決手段】 R(希土類元素)、T(Fe、またはF
eおよびCo)およびNを含有する磁石粉末を含むボン
ディッド磁石を製造する方法であって、合金製造工程
と、前記合金に対し組織構造制御のための熱処理を施す
熱処理工程と、前記熱処理が施された合金に対し窒化処
理を施して窒化合金を得る窒化処理工程とを有し、窒化
合金からなる磁石粉末から、T相の含有率が相対的に少
ない磁石粒子を磁気的に選別し、選別された磁石粒子を
用いることにより、耐食性に優れたボンディッド磁石を
製造するボンディッド磁石の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類窒化磁石粉
末を含有するボンディッド磁石を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高性能希土類磁石としては、Sm−Co
系磁石やNd−Fe−B系磁石が実用化されているが、
近年、新規な希土類磁石の開発が盛んに行なわれてい
る。
【0003】例えば、Sm2 Fe17結晶にNが侵入型に
固溶したSm−Fe−N系の希土類窒化磁石が提案され
ている。希土類窒化磁石(以下、Sm−Fe−N系磁
石)は、理論的にはNd−Fe−B系磁石を超える特性
が期待されるため、様々な提案がなされている。
【0004】Sm−Fe−N系磁石は、例えば特開平1
0−163056号公報に記載されており、その組織構
造は、希土類−鉄−窒素系組成をもつ硬質磁性相と、α
−Feを主体とする軟質磁性相とが組み合わさったもの
であり、これにより高い磁石特性が得られる。この磁石
は、単ロール法等の溶湯急冷法により合金溶湯を冷却凝
固して急冷合金を得、この急冷合金に熱処理を施して結
晶性を制御した後、窒素雰囲気中で熱処理を施して窒化
することにより製造される。Sm−Fe−N系磁石は、
通常、粉末状態で樹脂バインダと混練されて成形され、
ボンディッド磁石として用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Sm−Fe−N系磁石
粉末を含有するボンディッド磁石は、通常、磁石粉末の
腐食を防ぐため、表面にコーティング膜が設けられる。
このコーティング膜は、ボンディッド磁石表面からの磁
石粉末のこぼれを防止する機能ももつ。
【0006】しかし、表面にコーティング膜を設けた場
合でも、長期の使用あるいは高湿環境下での使用によ
り、コーティング膜を通して水分等の腐食因子の侵入が
生じやすい。腐食因子が侵入すると、コーティング膜の
内側から発錆し、ついには磁石全体に錆が広がってしま
う。
【0007】本発明は、希土類窒化磁石粉末を含有する
ボンディッド磁石の耐食性を向上させることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)の本発明により達成される。 (1) 少なくともR(Rは希土類元素の1種以上であ
り、R中のSm比率は50原子%以上である)、T(T
はFe、またはFeおよびCoである)およびNを含有
し、硬質磁性相と軟質磁性相とを含み、前記硬質磁性相
がR、TおよびNを主体とし、TbCu7型結晶構造お
よび/またはTh2Zn17型結晶構造をもつものであ
り、前記軟質磁性相がT相である磁石粉末を含有するボ
ンディッド磁石を製造する方法であって、RおよびTを
含有する合金を製造する合金製造工程と、前記合金に対
し組織構造制御のための熱処理を施す熱処理工程と、前
記熱処理が施された合金に対し窒化処理を施して窒化合
金を得る窒化処理工程とを有し、前記窒化合金からなる
磁石粉末から、前記T相の含有率が相対的に少ない磁石
粒子を磁気的に選別し、選別された磁石粒子からなる磁
石粉末を用いることにより、耐食性に優れたボンディッ
ド磁石を製造するボンディッド磁石の製造方法。
【0009】
【作用および効果】本発明者らは、希土類窒化磁石粉末
を含有するボンディッド磁石において腐食が進みやすい
原因が、磁石粉末を構成する磁石粒子個々の組成および
組織の不均一さにあることを見いだした。この不均一さ
が磁石粒子同士の間で電位差を発生させ、その結果、イ
オン化により錆が発生すると考えられる。そのため、コ
ーティング膜などの表面防錆処理技術が進んでも、信頼
性の高いボンディッド磁石を作製することは困難であっ
たと考えられる。本発明者らは、α−Fe相等のT相の
含有率が各粒子で不均一であることが、耐食性低下の最
も大きな原因であることを見いだした。
【0010】Sm−Fe−N系磁石中におけるT相の分
布および含有量は、窒化処理後に確定する。そのため本
発明では、バインダで結合する前の磁石粒子を磁気的に
選別する。選別された磁石粒子は、T相の含有量が相対
的に少なく、粒子間におけるT相含有率の差が小さく、
各粒子が単一結晶組織に近いため、長期間あるいは高湿
条件下で保存された場合でも、腐食しにくい。一方、選
別されなかった粒子は、T相の含有量が相対的に多いか
実質的にT相から構成されるものである。したがって、
この選別された磁石粒子をバインダで結合することによ
り作製される本発明のボンディッド磁石は、耐食性が良
好である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、R(Rは希土類元素
の1種以上であり、Smを必ず含む)、T(Tは、F
e、またはFeおよびCoである)およびNを含有する
磁石粉末を製造するに際し、RおよびTを含有する合金
を製造する合金製造工程と、前記合金に対し組織構造制
御のための熱処理を施す熱処理工程と、前記熱処理が施
された合金に対し窒化処理を施して窒化合金を得る窒化
処理工程とを有し、前記窒化合金からなる磁石粉末か
ら、前記T相の含有率が相対的に少ない磁石粒子を磁気
的に選別し、選別された磁石粒子からなる磁石粉末を用
いることにより、耐食性に優れたボンディッド磁石を製
造する。
【0012】合金の製造方法 RおよびTを含有する合金としては、液体急冷法、特に
単ロール法により得た急冷合金を用いることが好まし
い。
【0013】単ロール法では、合金溶湯をノズルから吐
出して冷却ロール周面に衝突させることにより合金溶湯
を急速に冷却し、薄帯状または薄片状の急冷合金を得
る。単ロール法は、他の液体急冷法に比べ、量産性が高
く、急冷条件の再現性が良好である。単ロール法におけ
る条件は特に限定されないが、冷却ロールの周速を好ま
しくは50m/s 以上とする。冷却ロールの周速をこのよ
うに速くすれば、急冷合金がアモルファス相を含む微結
晶状態となるため、その後の熱処理により任意の結晶粒
径が実現可能となり、窒化も容易となる。また、薄帯状
急冷合金が薄くなるため、より均質な急冷合金が得られ
るので、磁気選別の際の歩留まり(回収率)が高くな
る。なお、冷却ロールの周速は、通常、120m/s 以下
とすることが好ましい。冷却ロールの周速が速すぎる
と、合金溶湯と冷却ロール周面との密着性が悪くなって
熱移動が効果的に行なわれなくなる。そのため、実効冷
却速度が遅くなってしまう。
【0014】次に、急冷合金を粉砕し、合金粉末とす
る。粉砕は、ArやN2等の不活性ガス中において行
う。合金粉末の平均粒径は特に限定されないが、磁気選
別が可能な程度の粒径であって、かつ、同一粒子中に結
晶性が大きく異なる領域ができるだけ存在しないような
粒径であることが好ましく、また、磁気選別後にさらに
粉砕しなくても磁石粉末として使用可能な粒径であるこ
とが好ましい。具体的には、ボンディッド磁石に適用す
る場合、平均粒径は、通常、10μm 以上とすることが
好ましいが、十分な耐酸化性を得るためには、平均粒径
を好ましくは30μm 以上、より好ましくは50μm 以
上、さらに好ましくは70μm 以上とすることがよい。
また、この程度の平均粒径とすることにより、高密度の
ボンディッド磁石とすることができる。一方、平均粒径
の上限は、好ましくは1000μm、より好ましくは2
50μm である。なお、この場合の平均粒径とは、篩別
により求められた質量平均粒径D50を意味する。質量平
均粒径D50は、径の小さな粒子から質量を加算していっ
て、その合計質量が全粒子の合計質量の50%となった
ときの粒径、すなわち粒度分布グラフにおける累積頻度
である。なお、熱処理後、窒化処理後および磁気選別後
の少なくとも1段階において、必要に応じてさらに粉砕
してもよい。
【0015】熱処理工程 次に、合金粉末に熱処理を施す。この熱処理は、結晶化
を進めて、TbCu7型やTh2Zn17型等の結晶相と、
bcc構造T相等の軟質磁性相とを析出させるためのも
のである。この熱処理における処理温度は、好ましくは
500〜800℃、より好ましくは650〜775℃で
あり、処理時間は処理温度にもよるが、通常、10分間
〜10時間程度とする。この熱処理は、Ar、He等の
不活性雰囲気中や真空中で行なうことが好ましい。
【0016】窒化処理工程 熱処理後、合金粉末に窒化処理を施す。窒化処理は、窒
素ガス雰囲気中で合金粉末に熱処理を施すことにより行
う。この処理により、TbCu7型やTh2Zn 17型等の
結晶に窒素原子が侵入して侵入型の固溶体が形成され、
硬質磁性相となり、磁石粉末が得られる。窒化処理の際
の処理温度は、好ましくは350〜700℃、より好ま
しくは350〜550℃であり、処理時間は、好ましく
は0.1〜300時間である。窒素ガスの圧力は、0.
1気圧程度以上とすることが好ましい。なお、窒化処理
に高圧窒素ガスを用いたり、窒素ガス+水素ガスを用い
たり、アンモニアガスを用いたりすることもできる。窒
化処理が過剰気味であると、α−Fe相等のT相が析出
することがある。
【0017】なお、熱処理および窒化処理の前に粉砕せ
ず、熱処理後および/または窒化処理後に粉砕してもよ
い。
【0018】磁気選別 次に、上記工程により得られた磁石粉末を磁気選別す
る。
【0019】T相の含有率の高い磁石粒子は磁化されや
すいため、磁気選別の際に、選別用磁石に磁着しやす
い。そのため、本発明における磁気選別工程では、磁石
粉末に比較的弱い磁界を印加して不完全に磁化し、磁石
粒子をそれぞれの磁化されやすさに応じて選別する。磁
石粒子は、T相の含有率の高いものほど低磁界強度にお
ける磁化率が高くなる。言い換えると、初期磁化曲線の
立ち上がりが良好であるものほど、すなわち保磁力が低
いものほど、T相の含有率が高い。
【0020】磁石粉末を選別する基準は、目標とする耐
食性の高さに応じて適宜決定すればよい。例えば、耐食
性の著しく高い磁石を得ることを目的とする場合には、
磁石粒子の磁化に用いる磁界(以下、選別磁界ともい
う)の強度を比較的高くして保磁力の比較的高い磁石粒
子まで排除する(磁着する)ように設定し、一方、耐食
性をある程度犠牲にしても磁石粒子の回収率を高くした
い場合には、選別磁界の強度を比較的低くして保磁力の
比較的低い磁石粒子まで回収する(磁着しない)ように
設定すればよい。選別磁界強度の範囲は特に限定されな
いが、十分な耐食性を実現し、かつ、実用的な回収率を
得ることを考慮すると、選別磁界強度は2〜12mTとす
ることが好ましい。
【0021】本発明で用いる磁気選別手段は、少なくと
も磁石を備えるものあればよく、磁石としては、永久磁
石、電磁石のいずれも使用可能であるが、好ましくは特
開平6−154646号公報に記載された磁気選別装置
またはこれに類似した構成の装置を用いる。
【0022】前記特開平6−154646号公報に記載
された磁気選別装置の構成例を、図1および図2に示
す。
【0023】図1に示される装置は、基体として円筒状
のスリーブ21を有し、スリーブ21内周面の内側に、
磁極列として円筒状磁石31を有する。この円筒状磁石
31は表面多極磁石であり、異極が周方向に並んでい
る。
【0024】スリーブ21および円筒状磁石31はそれ
ぞれ図示しない駆動装置に連結されており、スリーブ2
1が時計回り方向に回転し、円筒状磁石31が反時計回
り方向に回転する構成となっている。
【0025】基体表面に載せられた磁石粉末中の磁石粒
子は、基体の裏面側に設けられた磁極列により、各粒子
固有の初期磁化曲線に応じて磁化される。このときの磁
化は不完全であり、磁界を取り去るとほぼ消滅する程度
のものである。基体表面に磁着可能な程度に磁化されて
いる磁石粒子は、磁極列が基体に対して相対的に移動す
ると、磁束の流れの方向変化に沿って自転する。このと
きの自転軸は、基体表面にほぼ平行である。この自転に
より、磁石粒子は磁極列の移動方向と逆側に移動する。
磁石粒子のこのような回転移動により、基体表面におい
て磁石粉末は薄層化する。基体表面の磁石粉末が厚くそ
の厚さが不均一であると、各磁石粒子に印加される磁界
強度は大きく異なってしまうが、上記のように薄層化す
ることにより各磁石粒子にほぼ等しい強度の磁界が印加
されるようになる。このため、各磁石粒子をほぼ同一強
度の磁界中で磁化することができるので、初期磁化曲線
の微妙に異なる各磁石粒子に、それぞれの初期磁化曲線
に対応した微妙に異なる磁化を与えることができる。こ
のとき、基体表面を重力方向に対して傾斜させてあれ
ば、基体表面に磁着可能な程度に磁化されている磁石粒
子は基体表面に残り、磁化率がそれよりも低い磁石粒子
は基体表面から落下するため、それぞれの磁気特性に応
じた正確な磁気分離を行なうことが可能となる。
【0026】このようにして選別した後、基体表面にお
ける磁界強度を変えて、選別された各磁石粉末に対して
上記工程を繰り返すことにより、さらに細かい磁気選別
を行なうこともできる。基体は、例えば図1に示される
ような円筒状や、図2に示されるような平板状など、各
種形状のものが使用可能である。
【0027】次に、図1に示す装置について、より詳細
に説明する。
【0028】磁石粉末の薄層化に適した磁石粒子の回転
を生じさせるためには、磁石粒子の径に応じて隣り合う
磁極同士の距離を適宜設定する必要がある。磁石粒子の
回転に実際に影響するのは、スリーブ21外周面におけ
る極性の反転間隔および磁石粒子の径なので、極性反転
間隔(スリーブ21表面の各磁極の投影像の間隔)と磁
石粒子径とを適当な値に設定する。回転移動を円滑に行
なわせるためには、極性反転間隔は、磁石粒子の平均径
の2倍以上とすることが好ましい。実際には、極性反転
間隔は、好ましくは1mm以上、より好ましくは5mm以上
とする。これは、極性反転間隔が短すぎると磁気回路の
制約から所望の強度の磁界を得ることが困難となるため
である。また、極性反転間隔は好ましくは30mm以下、
より好ましくは15mm以下とする。極性反転間隔が長す
ぎると、スリーブ上の磁界強度分布を表わす曲線がサイ
ンカーブ状から大きくはずれ、曲線の山部に凹みが生じ
る傾向にある。磁石粒子はこの凹みの位置で回転が停止
し、磁極と共に移動するようになるため、回転移動の効
率が低下する。
【0029】磁極列の極数は、上記した磁極間距離が得
られるようにスリーブ21や円筒状磁石31の寸法に応
じて決定すればよいが、通常、4〜32極程度の範囲か
ら選択することが好ましい。また、スリーブ21の寸法
にも特に制限はないが、通常、軸方向長さ50〜100
0mm、直径7〜80mmの範囲から選択することが好まし
い。
【0030】図示される磁気選別装置では、回分処理が
行なわれる。すなわち、スリーブ21の頂部に磁石粉末
10を適当量載せ、円筒状磁石31をスリーブ21に対
し相対的に回転させることにより、磁化されている磁石
粒子を回転移動させて磁石粉末を薄層化し、スリーブ2
1に磁着しなかった磁石粒子をスリーブ表面から落下さ
せ、トレイ12に回収する。このような回分処理におい
て、一回当たりの磁石粉末の供給量はスリーブ21の長
さや直径などに応じて適宜決定すればよいが、好ましく
は0.5〜200g程度、より好ましくは2〜50g程度
である。一回分の磁石粉末全量をスリーブ頂部に供給し
てもよいが、薄層化を容易にするためには少量づつ連続
的ないし断続的に供給することが好ましい。
【0031】なお、磁石粉末10をスリーブ21頂部に
載せた後、スクレーパ11などにより磁石粉末の厚さを
規制することが好ましい。スリーブ21頂部に載せる際
に磁石粉末の厚さを規制することにより、磁石粉末の薄
層化が迅速に行なわれるようになる。
【0032】回転移動はするが磁着していない磁石粒子
は、磁界による力を重力が上回った位置でスリーブ21
表面から落下するが、磁石粉末の薄層化が不十分である
と本来磁着するはずの磁石粒子が落下することがある。
このため、落下して回収された磁石粉末を繰り返しスリ
ーブ頂部に供給することにより、歩留りを高める構成と
してもよい。
【0033】また、薄層化が不十分であると、本来落下
するはずの低磁化粒子が高磁化粒子群に挟まれるように
力学的に保持されていて落下しないことがあるので、十
分に薄層化が進行するまでスリーブ21と円筒状磁石3
1の相対的回転を続けることが好ましい。
【0034】スリーブ21表面に形成される磁石粉末の
薄層の厚さは、2〜1000μm 程度であることが好ま
しい。この薄層中において、磁石粒子は好ましくは10
層以下、より好ましくは5層以下、最も好ましくは1層
であることがよい。すなわち磁石粒子は積層されていな
いことが最も好ましい。なお、薄層中において磁石粒子
が積層されている場合、通常、磁石粒子は凝集した2次
粒子として回転移動する。
【0035】図示例では、スリーブ21と円筒状磁石3
1とが逆方向に回転する構成となっているが、磁着粒子
を回転させながら移動させ、かつ非磁着粒子を効率的に
落下させるためには、円筒状磁石31がスリーブ21に
対し相対的に回転し、かつ少なくともスリーブ21が回
転する構成であればよいので、図示例の他、両者が同方
向に回転する構成やスリーブ21だけが回転する構成の
いずれであってもよい。ただし、両者が同方向に回転す
る場合には、スリーブ表面で回転移動する磁石粒子が見
掛け上移動しない場合が生じ得るので、その場合には少
なくとも一方の回転速度を変更することが好ましい。ま
た、スリーブ21が回転しない構成としてもよいが、こ
の場合、粒子がスリーブの下側表面を通過する回数が減
少するため、低磁化粒子を落下させる効率が低くなる。
【0036】これらのうち、最も好ましい態様は、スリ
ーブおよび円筒状磁石が互いに逆方向に回転し、スリー
ブの回転速度が円筒状磁石の回転速度よりも低い場合で
ある。この態様では、スリーブ回転による遠心力の影響
が少なく、しかも、磁石粉末薄層化の効率がよくなる。
【0037】磁石粒子を円滑に回転移動させるために
は、スリーブ21表面における極性反転点の移動速度を
好ましくは0.2〜100cm/s 、より好ましくは2〜
50cm/sとする。スリーブ表面における磁石粒子の移動
速度は、極性反転点の移動速度や、磁石粒子の寸法、形
状などによって変化するが、好ましくは5〜500mm/m
in、より好ましくは25〜250mm/minである。
【0038】スリーブ21の回転速度および円筒状磁石
31の回転速度は、上記した極性反転点の移動速度が好
ましい範囲に収まるように適宜決定すればよいが、スリ
ーブの回転速度は、通常、2〜120rpm、特に20〜
60rpm程度とすることが好ましい。スリーブ21の回
転速度が低すぎると非磁着粒子の滑落が円滑に行なわれ
なくなる傾向にあり、回転速度が高すぎると磁着してい
る粒子が遠心力の影響を受けて落下するおそれがある。
円筒状磁石31の回転速度は、スリーブと円筒状磁石と
が逆方向に回転する場合には、10〜1000rpm程度
とすることが好ましい。
【0039】スリーブ21表面における磁界強度は、前
述した選別磁界強度である。選別磁界の具体的強度は、
スリーブ21表面において磁石粒子が回転可能に磁着す
るように決定すればよい。
【0040】スリーブ21に磁着している磁石粒子は、
スリーブ21から円筒状磁石31を引き抜くなどの手段
により、スリーブ21表面の磁界強度をゼロとするか減
少させて回収することができる。
【0041】なお、図示例では表面多極円筒状磁石31
により磁極列を構成しているが、異極が交互に並ぶもの
であればどのような磁石であってもよい。例えば、図示
例のような円筒状磁石の一部を切り欠いた円弧状断面の
磁石を用いてもよい。ただし、このような磁石を用いた
場合、磁石粉末の薄層化の効率が低下し、また、薄層化
が不十分となりやすい。
【0042】スリーブ21は、磁石粒子の上記したよう
な回転移動が可能となるように、通常、非磁性材料、例
えば、Al、Cu、黄銅等の各種非磁性金属や各種非磁
性セラミックス、プラスチックなどから構成されるが、
これらの他、弱磁性材料も用いることができる。弱磁性
材料としては、磁極列からの磁界で容易に飽和してスリ
ーブ表面に十分な漏洩磁束を出せるものであり、例えば
弱磁性ステンレスなどが挙げられる。
【0043】スリーブ21と円筒状磁石31との距離は
特に限定されず、スリーブ表面において必要とされる磁
界強度に応じて適宜設定すればよい。
【0044】次に、平板状の基体を用いる構成を、図2
により説明する。
【0045】図2に示される磁気選別装置は、基体とし
て平板状の基板22を有し、基板22の裏面側に、磁極
列としてベルト状のゴム磁石32を有する。基板22表
面は重力方向に対して角度θだけ傾斜しており、ゴム磁
石32はその表面が基板22表面にほぼ平行となるよう
に配設されている。ゴム磁石32は、図示しない駆動装
置により異極の並ぶ方向(図中右側から左側)に移動す
る構成となっており、移動方向は重力方向に対しほぼ垂
直である。
【0046】この磁気選別装置では、選別対象の磁石粉
末を図中の基板22表面の左上隅部に載置ないし供給す
る。ゴム磁石32は異極の並ぶ方向(図中右側から左
側)に移動しているので、ゴム磁石32によって基板2
2に磁着可能な程度に磁化された磁石粒子は、基板22
表面を図中左側から右側に回転しながら移動して粉体が
薄層化され、基板22の右隅部に達したところで移動が
停止するが、ここに集まった粉体が厚くなると、上部の
磁石粒子に印加される磁界の強度が減少するため、集ま
った粉体から磁石粒子が滑落する。このため、粉体の供
給量が適当となるように制御し、また、滑落した粒子の
再選別を行なうことが好ましい。
【0047】一方、粉体中の低磁化粒子は、基板22が
重力方向に対し傾斜しているので、傾斜方向に滑落する
か、あるいは図中右方向の速度成分をもちながら滑落す
る。粉体中では、基板22表面に磁着している高磁化粒
子群に低磁化粒子が力学的に保持されていることがある
が、粉体の薄層化が進むにしたがって粉体中に保持され
ていた低磁化粒子が滑落し、基板22右隅部には実質的
に高磁化粒子だけが集積する。
【0048】基板22の材質、基板表面における極性反
転間隔や極性反転点の移動速度等の各種条件などは、図
1の構成例に準じて考えればよい。また、基板22の傾
斜角度θは、磁石粒子の寸法や形状、供給量などに応じ
て適宜決定すればよい。
【0049】ボンディッド磁石 ボンディッド磁石は、磁石粒子をバインダで結合するこ
とにより作製される。本発明は、プレス成形を用いるコ
ンプレッションボンディッド磁石、射出成形を用いるイ
ンジェクションボンディッド磁石のいずれにも適用する
ことができる。バインダとしては、各種樹脂を用いるこ
とが好ましいが、金属バインダを用いてメタルボンディ
ッド磁石とすることもできる。樹脂バインダの種類は特
に限定されず、エポキシ樹脂やナイロン等の各種熱硬化
性樹脂や各種熱可塑性樹脂から目的に応じて適宜選択す
ればよい。金属バインダの種類も特に限定されない。ま
た、磁石粒子に対するバインダの含有比率や成形時の圧
力等の各種条件にも特に制限はなく、通常の範囲から適
当に選択すればよい。ただし、結晶粒の粗大化および磁
石粒子の酸化を防ぐために、高温の熱処理が必要な方法
は避けることが好ましい。
【0050】磁石組成 次に、本発明が適用されるボンディッド磁石について、
含有される磁石粉末の好ましい組成およびおよび組織構
造を説明する。この磁石粉末は、R、TおよびNのほ
か、さらに元素M(Mは、Zr、Ti、V、Cr、N
b、Hf、Ta、Mo、W、Al、C、PおよびGaか
ら選択される少なくとも1種の元素である)を含有する
ことが好ましい。
【0051】硬質磁性相はR、TおよびNを主体とし、
六方晶系のTbCu7型結晶構造および/またはTh2
17型結晶構造をもち、これらの結晶構造に窒素が侵入
した構造である。TbCu7型結晶構造では、Rは主と
してTbサイトに、Tは主としてCuサイトに存在す
る。Mは、元素によっても異なるが、主としてTbサイ
トに存在し、Cuサイトに存在する場合もある。また、
Mは、軟質磁性相であるT相に固溶することもあるが、
MとTとで別の化合物を形成することもある。Th2
17型結晶構造では、Rは主としてThサイトに、Tは
主としてZnサイトに存在する。Mが置換するサイト
は、Mの種類によって異なると考えられる。
【0052】軟質磁性相はbcc構造のT相および/ま
たはNを含有するT相である。bcc構造T相は、実質
的にα−Fe相であるか、α−Fe相のFeの一部がC
o、M、R等で置換されたものであるか、これらの混相
であると考えられる。また、Nを含有するT相は、窒素
の固溶体および/またはTの窒化物などから構成される
と考えられる。
【0053】なお、磁石粉末中には、硬質磁性相および
軟質磁性相以外の結晶相として、Fe3Zr相などが含
まれることがある。
【0054】Rの含有量は4〜9原子%、Nの含有量は
10〜20原子%、Mの含有量は0〜10原子%、特に
1〜10原子%であることが好ましい。残部は実質的に
Tである。
【0055】Sm以外のRとしては、通常、Y、La、
Ce、Pr、Nd、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu等の1種以上を用いる。硬質磁性
相はTbCu7型やTh2Zn17型の結晶構造に窒素が侵
入した構成であり、このような硬質磁性相ではRがSm
であるときに最も高い結晶磁気異方性を示す。Smの比
率が低いと結晶磁気異方性が低下し保磁力も低下するた
め、R中のSm比率は、通常、50原子%以上とする。
【0056】N含有量が少なすぎると、キュリー温度の
上昇、保磁力の向上、角形比の向上、飽和磁化の向上お
よび最大エネルギー積の向上が不十分となり、N含有量
が多すぎると、残留磁束密度が低下する傾向を示すと共
に角形比が低くなって最大エネルギー積も低くなる。N
含有量はガス分析法などにより測定することができる。
【0057】元素Mが含まれないと、合金製造時あるい
は熱処理時に軟質磁性相の粗大な結晶粒が析出しやすく
なる。これを均質で微細な組織構造とするためには、適
当な条件で熱処理を施せばよいが、このときに許容され
る条件の幅が狭いため、元素Mは基本的に含有されるこ
とが好ましい。また、元素Mを添加することにより保磁
力も向上する。ただし、Mの含有量が多すぎると、残留
磁束密度が低くなる。
【0058】上記各元素を除いた残部が実質的にTであ
る。Tは、Feであるか、あるいはFeおよびCoであ
る。Coの添加は特性を向上させるが、残留磁束密度の
低下を抑えるためにはT中のCoの比率を50原子%以
下とすることが好ましい。
【0059】
【実施例】比較例1 Sm8Zr3Fe89合金からなる溶湯を、Be−Cu合金
からなる冷却ロールを用いた単ロール法により冷却し、
急冷合金を得た。このとき、冷却ロールの周速度は80
m/sとした。
【0060】X線回折および透過型電子顕微鏡による観
察の結果、急冷合金は、TbCu7型結晶相とアモルフ
ァス相とを含む多結晶複合組織であることが確認され
た。
【0061】次に、この急冷合金に対し、組織構造制御
のための熱処理をArガス雰囲気中において750℃で
1時間施した。熱処理後にX線(Cu−Kα線)回折お
よび透過型電子顕微鏡による観察を行なったところ、T
bCu7型結晶相とbcc構造α−Fe相とを含む多結
晶複合組織となっており、アモルファス相は実質的に消
失していた。
【0062】次に、結晶化した合金に、1気圧の窒素ガ
ス雰囲気中において450℃で20時間窒化処理を施
し、窒化合金とした。この窒化合金をスタンプミルによ
り粉砕し、篩により選別して粒径250μm以下の粒子
からなる磁石粉末を得た。
【0063】次いで、この磁石粉末にエポキシ樹脂を3
質量%混合した後、金型の直径10mmの成形空間内に充
填し、980MPaの圧力で圧縮して成形体とした。この
成形体を空気中において150℃で2時間加熱して樹脂
を硬化し、ボンディッド磁石を得た。
【0064】実施例1 図2に示す構造の磁気選別装置を用い、基板22の表面
磁束密度(選別磁界の強度)を8mTとして、上記比較例
1と同様にして製造した磁石粉末を磁気選別した。次い
で、基板22に磁着しなかった磁石粒子を用いたほかは
上記比較例1と同様にして、ボンディッド磁石を作製し
た。
【0065】なお、基板22に磁着した磁石粒子は、磁
石粉末全体の10質量%であった。
【0066】比較例2 単ロール法では、合金溶湯およびその凝固体の冷却ロー
ル周面における滑りまたは密着の程度にばらつきが生じ
ることがある。ロール周面上で跳ねてしまった溶湯や凝
固体およびロール周面から滑り落ちてしまった溶湯や凝
固体は、ロール周面との接触時間が短いため、所定の冷
却速度が得られない。そのため、α−Fe相が多く析出
した結晶組織となり、最終的に球状または厚い凝固体と
なる。また、α−Fe相は比較的粉砕されにくい。その
結果、α−Fe相が多く析出した結晶組織は、粉砕後に
比較的粒径が大きい側に偏って分布することになる。し
たがって、磁石粉末を粒度分級して大径の粒子を排除す
れば、α−Fe相含有率の高い粒子の少なくとも一部を
除去することは可能である。
【0067】そこで、比較例1で製造した磁石粉末を篩
によって粒度分級することにより、粒径200μm以下
の粒子を選別した。この選別において排除された粒子の
比率は、磁石粉末全体の12.7質量%であった。次
に、選別された粒子からなる磁石粉末を用いたほかは上
記比較例1と同様にして、ボンディッド磁石を作製し
た。
【0068】評価 上記比較例および実施例で作製した各ボンディッド磁石
について、以下の手順で耐食性を評価した。
【0069】恒温恒湿試験 60℃、90%RHの環境に各磁石を保存し、下記表1
に示す時間が経過した後に、各磁石の発錆の状態を調べ
た。結果を表1に示す。なお、各磁石について試験サン
プル数は10とし、表1には錆の発生したサンプルの個
数を示してある。
【0070】塩水噴霧試験 各磁石の表面に厚さ20μmのエポキシ樹脂膜を形成し
たものを評価用磁石とし、これらについて35℃の5%
NaCl溶液を用いて塩水噴霧試験を行い、下記表2に
示す時間が経過した後に、各磁石の発錆の状態を調べ
た。結果を表2に示す。なお、各磁石について試験サン
プル数は10とし、表2には錆の発生したサンプルの個
数を示してある。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】表1および表2に示される結果から、本発
明の効果が明らかである。すなわち、実施例1は比較例
1に比べ、発錆時期が遅くなり、また、発錆したサンプ
ル数も少ない。
【0074】また、粒度分級を用いて大径粒子を排除す
るだけでは、本発明と同等の効果は得られないことがわ
かる。すなわち、比較例2は、α−Fe相を含有する大
径粒子は排除できているが、α−Fe相を含有する小径
粒子は排除できていないため、比較例1よりも発錆時期
は遅くなっているものの、最終的な発錆サンプル数は比
較例1と同じになっている。
【0075】比較例1で製造した磁石粉末、実施例1に
おいて基板22に磁着して排除された磁石粉末および比
較例2において篩により排除された磁石粉末に対し、C
u−Kα線を用いてX線回折を行い、α−Feのピーク
(2θ=44.6°)とSmFe7−Nのピーク(2θ
=42〜42.5°)含有量を相対的に評価した。その
結果、Sm−Fe−Nのピーク強度に対するα−Feの
ピーク強度の比は、 比較例1:34.6%、 実施例1:72.6%、 比較例2:42.3% であった。実施例1と比較例2との比較から、磁気選別
を行うことにより、α−Fe含有率の高い粒子を粒径に
よらず排除できることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気選別装置の構成例を示す断面図である。
【図2】磁気選別装置の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 磁石粉末 11 スクレーパ 12 トレイ 21 スリーブ 22 基板 31 円筒状磁石 32 ゴム磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K018 AA27 BC01 BC11 KA46 5E040 AA04 AA19 CA01 HB11 HB17 NN17 5E062 CC05 CD05 CE04 CE05 CE07 CG02 CG03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともR(Rは希土類元素の1種以
    上であり、R中のSm比率は50原子%以上である)、
    T(TはFe、またはFeおよびCoである)およびN
    を含有し、硬質磁性相と軟質磁性相とを含み、前記硬質
    磁性相がR、TおよびNを主体とし、TbCu7型結晶
    構造および/またはTh2Zn17型結晶構造をもつもの
    であり、前記軟質磁性相がT相である磁石粉末を含有す
    るボンディッド磁石を製造する方法であって、 RおよびTを含有する合金を製造する合金製造工程と、
    前記合金に対し組織構造制御のための熱処理を施す熱処
    理工程と、前記熱処理が施された合金に対し窒化処理を
    施して窒化合金を得る窒化処理工程とを有し、前記窒化
    合金からなる磁石粉末から、前記T相の含有率が相対的
    に少ない磁石粒子を磁気的に選別し、選別された磁石粒
    子からなる磁石粉末を用いることにより、耐食性に優れ
    たボンディッド磁石を製造するボンディッド磁石の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112712956A (zh) * 2020-12-16 2021-04-27 横店集团东磁股份有限公司 一种稀土磁体的氮化方法及氮化稀土磁体
CN119682203A (zh) * 2024-12-31 2025-03-25 香港科技大学(广州) 一种用于加工磁性树脂的光固化3d打印机

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