JP2002246135A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP2002246135A
JP2002246135A JP2001045212A JP2001045212A JP2002246135A JP 2002246135 A JP2002246135 A JP 2002246135A JP 2001045212 A JP2001045212 A JP 2001045212A JP 2001045212 A JP2001045212 A JP 2001045212A JP 2002246135 A JP2002246135 A JP 2002246135A
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base
rotary connector
conductor
flexible cables
flexible cable
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JP2001045212A
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Nobuo Matsuzaki
伸夫 松崎
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転コネクタ100では、複数本の導
体部123が貼着された一枚の可撓性ケーブル103の
みが配設された構成であることから、導体部に大きな電
流を流すことには、その電流に限度があり、大きな電流
を一枚の可撓性ケーブルを介して電気装置に供給するの
には問題があることから、大きな電流を流すことが出来
る回転コネクタを提供する。 【解決手段】 第1露出導体部23bは積層されたそれ
ぞれの可撓性ケーブル20の同一位置から露出し、ひと
つのリードブロック30の各第1接続端子部32には複
数枚の可撓性ケーブルの各第1露出導体部が可撓性ケー
ブルの長手方向にずらして積層されて配設され、ずらし
て積層された各第1露出導体部が同一の各第1接続端子
部に電気的接続され、積層された各可撓性ケーブルの対
向した第1基部導体部に同一の電流が流れること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のステア
リング装置に取り付けられ、ステアリングヒータ装置、
及び車体に備えられたエアーバックシステム等の電気装
置間のそれぞれ電気的接続手段として使用される回転コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリングヒータなどのス
テアリング装置に備えられた電気装置と、車体に備えら
れた電気装置とを電気的に接続する回転コネクタが提案
されている。
【0003】この回転コネクタは、回転体であるステア
リングホイールに備えられた電気装置と、固定体である
車体に備えられた電気装置との間の電気的接続を可能に
するものであって、ステアリングホイールによって回転
駆動(回動)されるロータ部(可動側ハウジング)とス
テータ部(固定側ハウジング)とを構成するケースとの
間の空間に巻回された可撓性の電気ケーブル、又は光フ
ァイバケーブル(以下、これらを総称して「可撓性ケー
ブル」という。)を収納し、その一端を前記ロータ部
に、他端を前記ステータ部に固定し、可撓性ケーブルの
巻き締め及び巻き戻しを利用して各電気装置間の電気的
接続を可能にするものがある。
【0004】従来の回転コネクタについて図面を用いて
説明する。図11は、従来の回転コネクタを示す平面
図、図12は、従来の回転コネクタの可撓性ケーブルを
示す要部平面図、図13は、従来の回転コネクタの可撓
性ケーブルを示す要部側面図、図14は、従来の回転コ
ネクタのリードブロックを示す平面図、図15は、従来
の回転コネクタのリードブロックを示す側面図、図16
は、従来の回転コネクタの可撓性ケーブルとリードブロ
ックとの取り付けを説明するための要部平面図、図17
は、従来の回転コネクタの可撓性ケーブルとリードブロ
ックとの取り付けを説明するための要部側面図である。
【0005】回転コネクタ120は、図11に示すよう
に、固定側ハウジング101と、固定側ハウジング10
1に対して回転自在に連結された可動側ハウジング10
2と、固定側・可動側ハウジング101、102間に形
成された空間114内に収納されたフラットケーブルで
ある一枚の可撓性ケーブル103と、固定側・可動側ハ
ウジング101、102間に回動自在に配置された移動
体104と、一枚の可撓性ケーブル103の両端部に接
続されたそれぞれ各1個のリードブロック105、10
6とで概略構成されている。
【0006】固定側ハウジング101には、円筒状の外
筒部107と、外筒部105の端部に設けられた円形状
の底壁(図示せず)と、底壁の中央部に設けられた円形
の孔(図示せず)とを備えている。一方、可動側ハウジ
ング102には、円筒状の内筒部108と、内筒部10
8の一方の端部に設けられた略円環状の上壁(図示せ
ず)とを備え、これら外筒部107と内筒部108とは
同軸的に配置され、両外・内筒部107、108間に空
間114としての環状の収納部109が画成されてい
る。
【0007】この収納部109内には、移動体104が
配置されており、この移動体104は、リング状の回転
板110と、回転板110上に軸支された複数個のロー
ラ111群、及び円形の中空孔を有し、筒状の一対の固
定柱112とで構成されている。この一対の固定柱11
2は、回転板110と一体に形成されている。そして、
一方の固定柱112とローラ111との間には、一枚の
可撓性ケーブル103が挿通される開口部113が形成
されている。
【0008】一枚の可撓性ケーブル103は、帯状のベ
ースフィルムと成る2枚の絶縁フィルムの間に帯状の極
薄い寸法の銅箔(Cu)等から成る複数本(例えば、4
本)の導体部123が貼着されており、便宜上、可撓性
ケーブル103を白抜きで示してある。一枚の可撓性ケ
ーブル103の外方端は、外筒部107に固定された固
定側ジョイント部としてのリードブロック105に電気
的・機械的に接続され、該リードブロック105を介し
て固定側ハウジング101の外部に電気的に導出されて
いる。
【0009】また、可撓性ケーブル103の内方端は、
内筒部108に固定された可動側ジョイント部としての
リードブロック106に電気的・機械的に接続され、該
リードブロック106を介して可動側ハウジング102
の外部に電気的に導出されている。
【0010】次に、従来の可撓性ケーブルについて図面
を用いて説明する。フラットケーブルとしての帯状の可
撓性ケーブル103は、図12、図13に示すように、
例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの
樹脂材料から成り、薄膜状に形成され、二枚が積層さ
れ、長尺で帯状のベースフィルムとしての第1、第2絶
縁フィルム121、122と、第1、第2絶縁フィルム
121、122の間にほぼ全体部分が挟まれた状態で配
設され、それぞれ等しい幅寸法に形成され、等間隔で平
行に配設された複数本(例えば、4本)の銅箔(Cu)
などから成る帯状の導体部123とを有している。
【0011】また、それぞれの導体部123は、第1、
第2絶縁フィルム121、122の間に全体部分が挟ま
れた第1基部導体部123aと、第1基部導体部123
aから延出され、第1、第2絶縁フィルム121、12
2の先端部から露出し、外方に突設した第1露出導体部
123bとを有している。
【0012】また、それぞれの第1露出導体部123b
の先端部の一方の面には、PETなどから成る帯状の保
持フィルム124が貼着されて、各第1露出導体部12
3bの自由端側を保持している。そして、このような構
成は、可撓性ケーブル103の両端部に設けられてい
る。
【0013】また、リードブロック105は、図14、
図15に示すように、絶縁材からなる基体部131と、
基体部131に例えばインサート成形加工によって配設
された複数本の第1接続端子部132とを有している。
また、基体部131は、例えば、絶縁性の合成樹脂材料
から成り、成形加工によって形成され、略矩形であっ
て、基体部131の略中央部には、矩形の貫通孔131
aが配設されている。
【0014】また、基体部131の前端部側(図15の
右方側)には、基体部131の上面から外方に突出され
た傾斜台部131bが設けられている。
【0015】第1接続端子部132は、例えば、銅など
の導電性の金属平板材料から成り、プレス加工によって
形成され、所定の幅寸法を有し、等間隔に配設された複
数本(例えば、4本)の第1接続部132aと、第1接
続部132aから外方に延出された第1外方端子部13
2bとを有している。この第1接続端子部132は、基
体部131の傾斜台部131b内にインサート成形され
て基体部131と一体化されている。この第1接続端子
部132の幅寸法は、前記可撓性ケーブル103の第1
基部導体部123a、及び第1露出導体部123bの幅
寸法とほぼ同一の幅寸法に設けられている。
【0016】この状態のとき、第1接続端子部132の
第1接続部132aの略中央部は、基体部131の貫通
孔131a上を掛け渡されるように配設され、又、第1
接続部132aの後端側(図15の左方側)の表面と基
体部131の表面とは同一平面であるように形成されて
いる。
【0017】次に、従来の回転コネクタの可撓性ケーブ
ルとリードブロックとの取り付けを説明する。リードブ
ロック105の基体部131の上面には、図16、図1
7に示すように、1枚の可撓性ケーブル103の第1露
出導体部123bが形成された側が積層されて載置され
る。
【0018】また、この状態のとき、リードブロック1
05のそれぞれの第1接続部132aと、可撓性ケーブ
ル103のそれぞれの第1露出導体部123bとは対向
・積層されて配設され、且つ、各第1露出導体部123
bは、リードブロック105の貫通孔131a上に配設
されている。そして、それぞれの第1接続部132a
と、それぞれの積層された各第1露出導体部123bと
は、例えば、超音波接続手段などの適宜手段にて機械的
・電気的に接続されている。
【0019】即ち、それぞれの導体部123と、それぞ
れの第1接続端子部132とはそれぞれ個別に接続され
ている。この接続によって、導体部123には比較的小
さな電流を流すことができる。
【0020】このように概略構成された回転コネクタ1
20は、固定側ハウジング101を車体(図示せず)
に、また、可動側ハウジング102をハンドル部材(図
示せず)に固定すると共に、一枚の可撓性ケーブル10
3の両端を固定側、及び可動側の各リードブロック10
5、106を介して車体やハンドル側のそれぞれの電気
装置に接続することにより、ステアリングヒータ装置、
車載用エアーバックシステムやホーン回路等の電気的接
続手段として使用される。即ち、一枚の可撓性ケーブル
103の複数本の各導体部123内をそれぞれ所定の電
流が流れることによって、電気的接続手段として機能し
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転コネクタ120では、固定側ハウジング101と可
動側ハウジング102との間に形成された空間114内
には、一枚の可撓性ケーブル103が収納されている
が、この一枚の可撓性ケーブル103は、帯状の極薄い
寸法の銅箔(Cu)等から成る複数本(例えば、4本)
の導体部123が絶縁フィルムの間に貼着されているよ
うに形成されていることから、このヒータ装置用の各導
体部に流すことのできる電流値は、さほど大きな電流値
とすることができない。ところで、このステアリング用
のヒータ装置には、ヒータ装置を発熱させるために比較
的大きな電流値をヒータ装置に供給することが求められ
ることから、可撓性ケーブル103の導体部に大きな電
流値を流すことが求められ始めている。ところが、上述
の如く従来の回転コネクタ100では、複数本の導体部
123が貼着された一枚の可撓性ケーブル103のみが
配設された構成であることから、この可撓性ケーブル1
03では、導体部123に大きな電流値を流すことに
は、その電流値に限度があり、よって、ヒータ装置を発
熱させるのに充分な電流値を一枚の可撓性ケーブル10
3を介してヒータ装置に供給するのには問題があった。
【0022】また、複数本の第1露出導体部が、第1、
第2絶縁フィルム121、122の先端部から露出し、
外方に突設して設けられていることから各第1露出導体
部の位置決めが困難であり、組立コストが増加するとい
う問題があった。
【0023】本発明は、複数枚の可撓性ケーブルを使用
しても、リードブロックを増やすことなく導体部に大き
な電流を流すことのできる回転コネクタを提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の回転コネクタ
は、固定側ハウジングと、固定側ハウジングに対して回
動可能に装着された可動側ハウジングと、固定側ハウジ
ングと可動側ハウジングとの間に形成された空間内に積
層された状態で収納された複数枚の可撓性ケーブルと、
複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの端部の一方に接続
された複数本の第1接続端子部を有するリードブロック
とを備え、複数枚の可撓性ケーブルは、帯状の複数本の
第1基部導体部が絶縁フィルム間に挟みつけられた構成
を有すると共に、絶縁フィルムの先端部において、一方
の面が絶縁フィルムに貼着されて支持され、他方の面が
露出した状態で第1基部導体部の先端部に設けられた第
1露出導体部を有し、該第1露出導体部は、複数枚の可
撓性ケーブルのそれぞれの絶縁フィルムから絶縁フィル
ムの幅方向における同一位置から露出し、複数枚の可撓
性ケーブルのそれぞれの絶縁フィルムの同位置から露出
した第1露出導体部同志が複数枚の可撓性ケーブルの長
手方向にずらして複数本の第1接続端子部のそれぞれに
積層されて配設され、第1接続端子部に電気的接続さ
れ、積層された複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの第
1基部導体部に同一の電流が流れることである。かかる
構成によって、リードブロックを増設することなく、複
数の第1基部導体部に大きな電流を流すことのできる回
転コネクタを提供できるという効果を奏する。また、か
かる構成によって、第1露出導体部が絶縁フィルムに貼
着されて支持されているので、第1露出導体部の位置決
めが容易である回転コネクタを提供できる。
【0025】また、本発明の回転コネクタでは、複数本
の第1基部導体部は、ヒータ装置への電力供給用として
使用することである。かかる構成によって、特に、電流
の大きなヒータ装置への電力供給用に使用して好適とな
る。
【0026】また、本発明の回転コネクタでは、複数枚
の可撓性ケーブルは、複数本の第1基部導体部に並設し
て複数本の信号電流供給用の第2基部導体部が設けら
れ、リードブロックには複数本の第2基部導体部が電気
的に接続される第2接続端子部が設けられ、複数本の第
2基部導体部と第2接続端子部とが電気的に接続されて
いることである。かかる構成によって、可撓性ケーブル
に複数の用途の第1、第2基部導体部を並設させること
が出来ることによって、リードブロックを併設すること
なく、ヒータ装置などへの電流を供給すると共に、信号
電流をも供給する多機能な回転コネクタを提供すること
が出来る。
【0027】また、本発明の回転コネクタでは、複数本
の第1基部導体部と、複数本の第2基部導体部とは絶縁
フィルムの二分された領域にそれぞれ分離して設けられ
ていることである。かかる構成によって、電力供給用と
信号用との各基部導体部を分離したため、外部接続が簡
単・容易な回転コネクタを提供できる。
【0028】また、本発明の回転コネクタでは、複数本
の第1基部導体部の幅寸法は、前記複数本の第2基部導
体部の幅寸法に比較して太い幅寸法に設けられ、前記複
数本の第1基部導体部の電流容量を前記複数本の第2基
部導体部の電流容量に比較して大きくしたことである。
かかる構成によって、電流の比較的小さな信号用の第2
基部導体部の幅寸法を小さくして、電力供給用の第1基
部導体部の幅寸法を大きくし、十分大きな電流容量を持
たせることができる。
【0029】また、本発明の回転コネクタでは、リード
ブロックには凸部からなる位置決め部が設けられ、複数
枚の可撓性ケーブルには位置決め部が嵌合する係合部が
設けられ、可撓性ケーブルの係合部が位置決め部に嵌合
され、複数枚の可撓性ケーブルがリードブロックに位置
決めされることことである。かかる構成によって、可撓
性ケーブルがリードブロックに位置決めされることで、
リードブロックへの可撓性ケーブルの取り付けが容易に
でき、安価に出来る。
【0030】また、本発明の回転コネクタでは、固定側
ハウジングと可動側ハウジングとの間に形成された空間
内に積層された状態で収納された複数枚の二分された数
の可撓性ケーブルが、それぞれ異なる位置でU字状に反
転され、二分された数の可撓性ケーブルが分離された反
転位置で駆動されるように空間内に設けられていること
である。かかる構成によって、複数枚の可撓性ケーブル
の巻き取り、巻き戻し時の動きがスムースとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転コネクタの図
面を説明すると、図1は、本発明の回転コネクタの第1
の実施の形態を示す平面図、図2は、本発明の回転コネ
クタの可撓性ケーブルの第1の実施の形態を示す要部平
面図、図3は、本発明の回転コネクタの可撓性ケーブル
の第1の実施の形態を示す要部側面図、図4は、本発明
の回転コネクタのリードブロックの第1の実施の形態を
示す平面図、図5は、本発明の回転コネクタのリードブ
ロックの第1の実施の形態を示す側面図、図6は、本発
明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリードブロックと
の取り付けを説明するための要部平面図、図7は、本発
明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリードブロックと
の取り付けを説明するための要部側面図である。
【0032】回転コネクタ100は、図1に示すよう
に、固定側ハウジング1と、固定側ハウジング1に対し
て回転自在に連結された可動側ハウジング2と、固定側
・可動側ハウジング1、2間に形成された空間16内に
収納されたフラットケーブルである二枚(複数枚)の第
1、及び第2の可撓性ケーブル3、4と、固定側・可動
側ハウジング1、2間に回動自在に配置された移動体5
と、二枚の第1、及び第2の可撓性ケーブル3、4の各
両端部側にそれぞれ1個ずつ接続された合計2個の第
1、及び第2のリードブロック6、7とで概略構成され
ている。
【0033】固定側ハウジング1には、円筒状の外筒部
8と、外筒部8の端部に設けられた円形状の底壁(図示
せず)と、底壁の中央部に設けられた円形の孔(図示せ
ず)とを備えている。一方、可動側ハウジング2には、
円筒状の内筒部9と、内筒部9の一方の端部に設けられ
た略円環状の上壁(図示せず)とを備え、これら外筒部
8と内筒部9とは同軸的に配置され、両外・内筒部8、
9間に空間16としての環状の収納部10が画成されて
いる。
【0034】この収納部10内には、移動体5が配置さ
れており、この移動体5は、リング状の回転板11と、
回転板11上に軸支された複数個のローラ12群、及び
円形の中空孔を有し、筒状の一対の固定柱13とで構成
されている。この一対の固定柱13は、回転板11と一
体に形成されている。そして、一方の固定柱13とロー
ラ12との間には、第1の可撓性ケーブル3が挿通され
る第1の開口部14が形成され、他方の固定柱13とロ
ーラ12との間には、第2の可撓性ケーブル4が挿通さ
れる第2の開口部15が形成されている。
【0035】二枚の第1、及び第2の可撓性ケーブル
3、4は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の
帯状の絶縁性テープから成る2枚の絶縁フィルムの間に
帯状の極薄い寸法の銅(Cu)等から成る2本の導体部
23が貼着されており、便宜上、第1の可撓性ケーブル
3を白抜き、第2の可撓性ケーブル4を黒塗りで示して
ある。二枚の第1、及び第2の可撓性ケーブル3、4の
外方端は、外筒部8に固定された固定側ジョイント部と
してのリードブロック6に電気的・機械的に接続され、
リードブロック6を介して固定側ハウジング1の外部に
電気的に導出されている。
【0036】また、第1、及び第2の可撓性ケーブル
3、4の内方端は、内筒部9に固定された可動側ジョイ
ント部としてのリードブロック7に電気的・機械的に接
続され、該リードブロック7を介して可動側ハウジング
2の外部に電気的に導出されている。
【0037】その際、第1、及び第2の可撓性ケーブル
3、4は、第1の可撓性ケーブル3を内側にした状態で
リードブロック6から外筒部8の内壁に沿って反時計方
向に巻回された後分岐し、第1の可撓性ケーブル3は、
第1の開口部14を通過してローラ12群の1つにU字
状に反転され、第2の可撓性ケーブル4は、第2の開口
部15を通過してローラ12群の別の1つにU字状に反
転され、さらに第2の可撓性ケーブル4を内側にした状
態で内筒部9の周面に時計方向に巻回された後、リード
ブロック7に至るように収納部10内に収納されてい
る。
【0038】ここで、次に、本発明の回転コネクタ10
0の可撓性ケーブルとリードブロックとの接続について
詳細に説明する。
【0039】フラットケーブルとしての帯状の可撓性ケ
ーブル20は、図2、図3に示すように、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)などの樹脂材料から
成り、薄膜状に形成され、二枚が積層され、長尺のベー
スフィルムとしての第1、第2絶縁フィルム21、22
と、第1、第2絶縁フィルム21、22の間にほぼ全体
部分が挟まれた状態で配設され、それぞれ等しい幅寸法
に形成され、所定の間隔で平行に配設された2本の銅箔
(Cu)などから成る長尺で帯状の導体部23と、各導
体部23内であって、各第1、第2絶縁フィルム21、
22の所定の個所に設けられた2個の係合部としての貫
通孔24とを有している。
【0040】また、それぞれの導体部23は、第1、第
2絶縁フィルム21、22の間に全体部分が挟まれた第
1基部導体部23aと、第1基部導体部23aから延出
され、第2絶縁フィルム22の先端部から露出し、外方
に延設した第1露出導体部23bとを有している。即
ち、第1露出導体部23bの一方の面が第1絶縁フィル
ム21のみに貼着され、他方の面が露出された状態に設
けられている。更に、換言すれば、第1露出導体部23
bは、絶縁フィルムの先端部において、一方の面が第1
絶縁フィルム21に貼着されて支持され、他方の面が露
出した状態で第1基部導体部23aの先端部に設けられ
た構成を有している。
【0041】そして、このような構成は、可撓性ケーブ
ル20の両端部に設けられ、この可撓性ケーブル20
は、貫通孔24の設けられた位置のみが相異するほぼ同
一構成のものが2枚形成されている。そして、この貫通
孔24の位置は、一方の可撓性ケーブル20の貫通孔2
4の位置が、他方の可撓性ケーブル20の貫通孔24の
位置に比較して第2絶縁フィルム22の先端部から離間
された位置に設けられている。
【0042】即ち、2枚の可撓性ケーブル20を各貫通
孔24の位置が一致するように積層すると、それぞれの
第1露出導体部23bは、可撓性ケーブル20の長手方
向にずれて配置されることになる。
【0043】リードブロック30は、図4、図5に示す
ように、基体部31と、基体部31に例えばインサート
成形加工によって配設された2本の第1接続端子部32
とを有している。また、基体部31は、例えば、絶縁性
の合成樹脂材料から成り、成形加工によって形成され、
略矩形であって、基体部31の略中央部には、矩形の貫
通孔31aが配設されている。
【0044】また、基体部31の前端部側(図4の上方
側)には、基体部31の上面から外方に突出された傾斜
台部31bが設けられ、基体部31の後端部側(図4の
下方側)の所定の位置には、基体部31の上面から外方
に突出され、略円柱状の凸部からなる2個の位置決め部
31cが設けられている。
【0045】第1接続端子部32は、例えば、銅などの
導電性の金属平板材料から成り、プレス加工によって形
成され、幅広であって、所定の間隔に配設された2本の
第1接続部32aと、第1接続部32aの一方の端部の
略中央部から外方に延出された幅狭の第1外方端子部3
2bとを有している。この第1接続端子部32は、基体
部31の傾斜台部31b内にインサート成形されて基体
部31と一体化されている。幅広の第1接続部32aの
幅寸法と、前記可撓性ケーブル20の導体部23の幅寸
法とは、ほぼ同一の幅寸法に形成されている。
【0046】この状態のとき、第1接続端子部32の第
1接続部32aの略中央部は、基体部31の貫通孔31
a上を掛け渡されるように配設され、又、第1接続部3
2aの後端側(図4の下方側)の表面と基体部31の表
面とは同一平面であるように形成されている。また、一
対の第1接続部32a内に凸部からなる位置決め部31
cが配設されている。
【0047】このリードブロック30の基体部31の上
面には、図6、図7に示すように、2枚の可撓性ケーブ
ル20の第1露出導体部23bが露出された側が可撓性
ケーブル20の長手方向にずれた状態で積層されて載置
される。この状態のとき、リードブロック30の位置決
め部31cが、それぞれの可撓性ケーブル20の各貫通
孔24に挿通されて、リードブロック30と各可撓性ケ
ーブル20とは、相互に位置決めされる。
【0048】また、相互に位置決めされたこの状態のと
き、リードブロック30の各第1接続部32aと、2枚
の可撓性ケーブル20の各第1露出導体部23bとはそ
れぞれ可撓性ケーブル20の長手方向にずれた位置で対
向・積層されて配設され、且つ、各第1露出導体部23
bは、リードブロック30の貫通孔31a上に配設され
ている。そして、それぞれの第1接続部32aと、それ
ぞれの積層された各第1露出導体部23bとは、例え
ば、超音波接続手段などの適宜手段にて機械的・電気的
に接続されている。
【0049】そして、このようして構成された複数枚の
可撓性ケーブル20と1個のリードブロック30とは一
体化された状態に保持される。この状態のとき、それぞ
れ可撓性ケーブル20の各2本の導体部23は、電力供
給用として用いられる。
【0050】このように構成された回転コネクタ100
は、固定側ハウジング1を車体(図示せず)に、また、
可動側ハウジング2をハンドル部材(図示せず)に固定
すると共に、二枚の各可撓性ケーブル20、20(図1
では、可撓性ケーブル3、4)の両端を固定側、及び可
動側ジョイント部としての各リードブロック30、30
(図1では、リードブロック6、7)を介して車体やハ
ンドル側のそれぞれの電気装置に接続することにより、
ステアリングヒータ装置、車載用エアーバックシステム
やホーン回路等の電気的接続手段として使用される。即
ち、二枚の各可撓性ケーブル20、20の2本の各導体
部23内をそれぞれ所定の電流が流れることによって、
電気的接続手段として機能している。これによって、重
ね合わされたそれぞれの導体部23内を流れるトータル
(合計)の電流の量は大きくなる。
【0051】ここで、次に、本発明の回転コネクタ10
0の可撓性ケーブルとリードブロックとの第2の実施の
形態の接続について説明する。図8は、本発明の回転コ
ネクタの可撓性ケーブルの第2の実施の形態を示す要部
平面図、図9は、本発明の回転コネクタのリードブロッ
クの第2の実施の形態を示す平面図、図10は、本発明
の回転コネクタの可撓性ケーブルとリードブロックとの
接続状態の第2の実施の形態を示す要部平面図である。
【0052】なお、この第2の実施の形態の可撓性ケー
ブルとリードブロックとの接続状態については、前述の
第1の実施の形態との相異点を重点に説明する。先ず、
帯状の可撓性ケーブル40では、図8に示すように、長
尺で帯状のベースフィルムとしての第1、第2絶縁フィ
ルム41、42と、2本の銅箔(Cu)などから成る帯
状の幅広の第1の導体部43と、第1の導体部43に並
設された2本の幅狭の第2の導体部44と、各第1、第
2絶縁フィルム41、42の所定の個所に設けられた2
個の係合部としての貫通孔45とを有している。この構
成は、前述の第1の実施の形態の可撓性ケーブル20と
ほぼ同様に形成されている。
【0053】そして、前述の第1の実施の形態の可撓性
ケーブル20との相異点は、帯状の2本の第1の導体部
43に並設された2本の第2の導体部44が設けられて
いる構成が相異する。それは、前記第1の導体部43、
及び第2の導体部44が第1、第2絶縁フィルム41、
42の間にほぼ全体部分が挟まれた状態で配設されてい
るが、第1の導体部43と第2の導体部44とは、第
1、第2絶縁フィルム41、42の二分された領域にそ
れぞれ分離して設けられ、電力供給用として使用する、
2本の幅広の第1基部導体部43aと、信号用として使
用する2本の幅狭の第2基部導体部44aとから構成さ
れている。
【0054】そして、この電力供給用の第1基部導体部
43aの幅寸法は、信号用の第2基部導体部44aの幅
寸法に比較して太い(大きい)幅寸法に設けられ、この
幅寸法の相異点によって、電力供給用の前記第1基部導
体部43aに流すことのできる電流容量が、信号用の前
記第2基部導体部44aに流すことのできる電流容量に
比較して大きく成るように形成されている。このとき、
各第1基部導体部43aと各第2基部導体部44aとの
間のそれぞれの間隔寸法は、等間隔であるように設けら
れている。
【0055】そして、このそれぞれの第1の導体部43
と第2の導体部44とは、第1基部導体部43a、第2
基部導体部44aのそれぞれから延出され、第2絶縁フ
ィルム42の先端部から露出し、外方に延設した第1露
出導体部43b、及び第2露出導体部44bを有してい
る。即ち、第1露出導体部43b、及び第2露出導体部
44bの一方の面が第1絶縁フィルム41のみに貼着さ
れ、他方の面が露出された状態に設けられている。
【0056】そして、このような構成は、可撓性ケーブ
ル40の両端部に設けられ、この可撓性ケーブル40
は、貫通孔45の設けられた位置のみが相異するほぼ同
一構成のものが2枚形成されている。そして、この貫通
孔45の位置は、一方の可撓性ケーブル40の貫通孔4
5の位置が、他方の可撓性ケーブル40の貫通孔45の
位置に比較して第2絶縁フィルム42の先端部から離間
された位置に設けられている。
【0057】次に、第2の実施の形態の第2のリードブ
ロック50について、第1の実施の形態のリードブロッ
ク30との相異点を重点に説明する。第2のリードブロ
ック50は、図9に示すように、基体部51と、2本の
第1接続端子部52と、第1接続端子部52に並設され
た2本の第2接続端子部53とを有している。また、前
記基体部51には、2個の凸部からなる位置決め部51
cが配設されている。
【0058】前記第2のリードブロック50の第1接続
端子部52は、前述の第1の実施の形態の第1接続部3
2aを有する第1接続端子部32(図4参照)と同様の
構成であり、幅広の第1接続部52aと幅狭の第1外方
端子部52bとを有している。そして、次に、第2接続
端子部53は、例えば、銅などの導電性の金属平板材料
から成り、プレス加工によって形成され、所定の幅寸法
を有する第2接続部53aと、第2接続部53aから外
方に延出された第2外方端子部53bとを有している。
そして、この第2接続端子部53の第2接続部53aの
幅寸法は、前記第1接続端子部52の第1接続部52a
の幅寸法と比較して細い幅寸法に形成されている。
【0059】そして、前記第1接続部52aの幅寸法と
前記可撓性ケーブル40の前記第1露出導体部43bの
幅寸法とはほぼ同一の幅寸法に設けられ、また、前記第
2接続部53aの幅寸法と前記可撓性ケーブル40の前
記第2露出導体部44bの幅寸法とはほぼ同一の幅寸法
に設けられている。また、第1接続部52aと第2接続
部53aとは、基体部51の二分された領域にそれぞれ
分離して設けられている。
【0060】そして、この第2のリードブロック50の
基体部51の上面には、図10に示すように、2枚の可
撓性ケーブル40の第1露出導体部43b、及び第2露
出導体部44bが形成された側が積層されて載置され
る。この状態のとき、第2のリードブロック50の位置
決め部51cが、それぞれの可撓性ケーブル40の各貫
通孔45に挿通されて、リードブロック50と各可撓性
ケーブル40とは、相互に位置決めされる。
【0061】また、相互に位置決めされたこの状態のと
き、リードブロック50の各第1、第2接続部52a、
53aと、2枚の可撓性ケーブル40のそれぞれの第1
露出導体部43b、及び第2露出導体部44bとはそれ
ぞれ可撓性ケーブル40の長手方向にずれた位置で対向
・積層されて配設され、且つ、それぞれの第1露出導体
部43b、及び第2露出導体部44bは、リードブロッ
ク50の貫通孔51a上に配設されている。そして、そ
れぞれの第1、第2接続部52a、53aと、それぞれ
の積層された各第1、第2露出導体部43b、44bと
は、例えば、超音波接続手段などの適宜手段にて機械的
・電気的に接続されている。
【0062】そして、このようして構成された2枚の可
撓性ケーブル40と1個の第2のリードブロック50と
は一体化された状態に保持される。この状態によって、
電力供給用の第1接続端子部52には例えば、ヒータ装
置などの大きな電流を流すことが出来、また、信号用の
第2接続端子部53には例えば、エアーバック装置など
への小さな電流を流すことが出来るようになる。
【0063】また、上述の第2の実施の形態では、電力
供給用の第1基部導体部43bと、信号用の複数本の第
2基部導体部44bとは絶縁フィルムの二分された領域
にそれぞれ分離して設けたが、これに限定されず、電力
供給用の第1基部導体部と、信号用の第2基部導体部と
を交互に隣り合うように、又は交ざり合うように設けて
も良い。
【0064】また、上述の第1、及び第2の実施の形態
では、可撓性ケーブルの構成を2枚の絶縁フィルム間に
帯状の基部導体部が挟みつけられた構成としたが、可撓
性ケーブルの構成はこれに限定されず、1枚の絶縁フィ
ルムの一面に帯状の基部導体部が貼着された構成であっ
てもよい。この場合、基部導体部と露出導体部との一方
の面は共に露出した構成となる。
【0065】また、上述の第1、及び第2の実施の形態
では、可撓性ケーブルの係合部は、基部導体部内に設け
たが、これに限定されず、係合部を絶縁フィルムの外側
縁部に設けても良い。
【0066】また、上述の第1、第2の実施の形態で
は、2枚の可撓性ケーブルを用いたが、これに限定され
ず、積層された可撓性ケーブルの枚数は、例えば、3枚
(奇数枚)であっても、4枚(偶数枚)以上であっても
よいことは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転コネクタ
は、ひとつのリードブロックの各第1接続端子部には複
数枚の可撓性ケーブルの各第1露出導体部が可撓性ケー
ブルの長手方向にずらして積層されて配設され、ずらし
て積層された各第1露出導体部が同一の各第1接続端子
部に電気的接続され、積層された各可撓性ケーブルの対
向した第1基部導体部に同一の電流が流れることによっ
て、複数枚の第1基部導体部に1個のリードブロックの
第1接続端子部から大きな電流値の電流を流すことので
きる回転コネクタを提供できるという効果を奏する。
【0068】また、本発明の回転コネクタは、電力供給
用の第1基部導体部に並設して複数本の信号用の第2基
部導体部が設けられ、リードブロックには第2基部導体
部が電気的に接続される第2接続端子部が設けられ、第
2基部導体部と第2接続端子部とが電気的に接続されて
いることによって、可撓性ケーブルに複数の用途の第
1、第2基部導体部を並設させることが出来て多機能な
回転コネクタを提供することが出来る。
【0069】また、本発明の回転コネクタは、電力供給
用の第1基部導体部の幅寸法は、信号用の第2基部導体
部の幅寸法に比較して太い幅寸法に設けられ、第1基部
導体部の電流容量を第2基部導体部の電流容量に比較し
て大きくしたことによって、電流の比較的小さな信号用
の第2基部導体部の幅寸法を小さくして、電力供給用の
第1基部導体部の幅寸法を大きくして、第1基部導体部
に十分大きな電流容量を持たせることができる。
【0070】また、本発明の回転コネクタは、複数枚の
可撓性ケーブルが、それぞれ異なる位置でU字状に反転
され、それぞれの可撓性ケーブルが分離された反転位置
で駆動されるように空間内に設けられていることによっ
て、複数枚の可撓性ケーブルの巻き取り、巻き戻し時の
動きがスムースとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転コネクタの第1の実施の形態を示
す平面図である。
【図2】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルの第1
の実施の形態を示す要部平面図である。
【図3】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルの第1
の実施の形態を示す要部側面図である。
【図4】本発明の回転コネクタのリードブロックの第1
の実施の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の回転コネクタのリードブロックの第1
の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの取り付けを説明するための要部平面図で
ある。
【図7】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの取り付けを説明するための要部側面図で
ある。
【図8】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルの第2
の実施の形態を示す要部平面図である。
【図9】本発明の回転コネクタのリードブロックの第2
の実施の形態を示す平面図である。
【図10】本発明の回転コネクタの可撓性ケーブルとリ
ードブロックとの接続状態の第2の実施の形態を示す要
部平面図である。
【図11】従来の回転コネクタを示す平面図である。
【図12】従来の回転コネクタの可撓性ケーブルを示す
要部平面図である。
【図13】従来の回転コネクタの可撓性ケーブルを示す
要部側面図である。
【図14】従来の回転コネクタのリードブロックを示す
平面図である。
【図15】従来の回転コネクタのリードブロックを示す
側面図である。
【図16】従来の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの取り付けを説明するための要部平面図で
ある。
【図17】従来の回転コネクタの可撓性ケーブルとリー
ドブロックとの取り付けを説明するための要部側面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定側ハウジング 2 可動側ハウジング 20 可撓性ケーブル 21 第1絶縁フィルム(絶縁フィルム) 22 第2絶縁フィルム(絶縁フィルム) 23 導体部 23a 第1基部導体部 23b 第1露出導体部 24 貫通孔(係合部) 30 リードブロック 31c 位置決め部 32 第1接続端子部 32a 第1接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/08 H02G 15/08 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側ハウジングと、 該固定側ハウジングに対して回動可能に装着された可動
    側ハウジングと、 前記固定側ハウジングと前記可動側ハウジングとの間に
    形成された空間内に積層された状態で収納された複数枚
    の可撓性ケーブルと、 前記複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの端部の一方に
    接続された複数本の第1接続端子部を有するリードブロ
    ックとを備え、 前記複数枚の可撓性ケーブルは、帯状の複数本の第1基
    部導体部が絶縁フィルム間に挟みつけられた構成を有す
    ると共に、前記絶縁フィルムの先端部において、一方の
    面が前記絶縁フィルムに貼着されて支持され、他方の面
    が露出した状態で前記第1基部導体部の先端部に設けら
    れた第1露出導体部を有し、該第1露出導体部は、前記
    複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの前記絶縁フィルム
    から前記絶縁フィルムの幅方向における同一位置から露
    出し、前記複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの前記絶
    縁フィルムの同位置から露出した前記第1露出導体部同
    志が前記複数枚の可撓性ケーブルの長手方向にずらして
    前記複数本の第1接続端子部のそれぞれに積層されて配
    設され、前記第1接続端子部に電気的接続され、積層さ
    れた前記複数枚の可撓性ケーブルのそれぞれの前記第1
    基部導体部に同一の電流が流れることを特徴とする回転
    コネクタ。
  2. 【請求項2】前記複数本の第1基部導体部は、ヒータ装
    置への電力供給用として使用することを特徴とする請求
    項1記載の回転コネクタ。
  3. 【請求項3】前記複数枚の可撓性ケーブルは、前記複数
    本の第1基部導体部に並設して複数本の信号電流供給用
    の第2基部導体部が設けられ、前記リードブロックには
    前記複数本の第2基部導体部が電気的に接続される第2
    接続端子部が設けられ、前記複数本の第2基部導体部と
    前記第2接続端子部とが電気的に接続されていることを
    特徴とする請求項2記載の回転コネクタ。
  4. 【請求項4】前記複数本の第1基部導体部と、前記複数
    本の第2基部導体部とは前記絶縁フィルムの二分された
    領域にそれぞれ分離して設けられていることを特徴とす
    る請求項3記載の回転コネクタ。
  5. 【請求項5】前記複数本の第1基部導体部の幅寸法は、
    前記複数本の第2基部導体部の幅寸法に比較して太い幅
    寸法に設けられ、前記複数本の第1基部導体部の電流容
    量を前記複数本の第2基部導体部の電流容量に比較して
    大きくしたことを特徴とする請求項3、又は4記載の回
    転コネクタ。
  6. 【請求項6】前記リードブロックには凸部からなる位置
    決め部が設けられ、前記複数枚の可撓性ケーブルには前
    記位置決め部が嵌合する係合部が設けられ、前記可撓性
    ケーブルの前記係合部が前記位置決め部に嵌合され、前
    記複数枚の可撓性ケーブルが前記リードブロックに位置
    決めされることを特徴とする請求項1乃至5記載の回転
    コネクタ。
  7. 【請求項7】前記固定側ハウジングと前記可動側ハウジ
    ングとの間に形成された空間内に積層された状態で収納
    された複数枚の二分された数の前記可撓性ケーブルが、
    それぞれ異なる位置でU字状に反転され、二分された数
    の前記可撓性ケーブルが分離された反転位置で駆動され
    るように前記空間内に設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至6記載の回転コネクタ。
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