JP2002245703A - ディスク記録又は再生装置 - Google Patents

ディスク記録又は再生装置

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JP2002245703A
JP2002245703A JP2001039430A JP2001039430A JP2002245703A JP 2002245703 A JP2002245703 A JP 2002245703A JP 2001039430 A JP2001039430 A JP 2001039430A JP 2001039430 A JP2001039430 A JP 2001039430A JP 2002245703 A JP2002245703 A JP 2002245703A
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JP2001039430A
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Yasushi Kojima
靖 小島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホルダの下降時に解除片をスムーズに外向きに
撓み変形させる。 【解決手段】ホルダ2の下降姿勢から上昇回動時にロッ
クスライド4のホルダ2への係合を外す解除機構10は、ホ
ルダ2の回動移行路を含む面に対して傾き、基端部がシ
ャーシ1に取り付けられて外向きに撓み変形可能な解除
片11を有している。該解除片11は基端部からカートリッ
ジ挿入排出方向に沿って延びている。該解除片11は、ホ
ルダ2の下降時にロックスライド4に押されて外向きに撓
み変形しロックスライド4の通過を許す位置と、ロック
スライド4の通過後に撓み復帰してホルダ2の下降姿勢か
らの上昇回動時にロックスライド4をホルダ2との係合を
外す向きに撓み変形させる位置との間を移動可能に設け
られている。ロックスライド4上には、ホルダ2の下降時
に解除片11をカートリッジ挿入排出方向に対して外側へ
傾いた向きに押すカム面45が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに収
納されたディスクへの信号記録又は再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のディスクへの信号記録又
は再生装置の斜視図であり、図6は、図5の装置の分解
斜視図である(特開2000−339811号参照 G11
B 17/04)。シャーシ(1)上には、ディスクを内包したカ
ートリッジ(6)が挿入されるホルダ(2)の一端部が枢支
(25)されている。ホルダ(2)上にはカートリッジ(6)に
押されるロックスライド(4)がカートリッジ挿入排出方
向に移動自在に設けられ、ロックスライド(4)はホルダ
(2)との間に掛けられた引張りバネ(8)によりカートリ
ッジ排出方向に付勢されている。シャーシ(1)の前端部
にてホルダ(2)の外側には、金属板を折曲して形成され
た解除機構(10)が配備される。解除機構(10)は、シャー
シ(1)に接する取付板(13)と、該取付板(13)から上向き
に突出した支持壁(12)と、該支持壁(12)の上端からカー
トリッジ排出方向に向かって延び、且つホルダ(2)の回
動移行路を含む面に対して傾いた解除片(11)を一体に設
けている。解除片(11)は上に向かって外側に傾き、支持
壁(12)を基端部として外向きに撓み変形可能である。解
除片(11)の自由端部には、前に向かって斜め上向きに延
びた傾き端面(14)が形成されている。以下の記載では、
カートリッジ挿入方向を前方、排出方向を後方とする。
【0003】ホルダ(2)から側方に突出した水平な支持
板(20)には、スライド片(3)が前後移動可能に設けら
れ、後記の如く、スライド片(3)はカートリッジ(6)に
押されて移動し、ロックスライド(4)に接して、カート
リッジ(6)を挿入する際にロックスライド(4)を前方に
押す。ロックスライド(4)は、前後に伸びた押し板(41)
の前端部に撓み変形可能な係合爪(40)を設け、ホルダ
(2)上にて係合爪(40)の前方には掛け板(23)が突出して
いる。係合爪(40)の先端部には、斜面(43)が形成されて
いる。
【0004】図8(a)、(b)は、ホルダ(2)の側面図であ
り、(a)はカートリッジ(6)が挿入されない待機状態
を、(b)はカートリッジ(6)の挿入完了状態を夫々示
す。また、図9(a)、(b)、図10(a)、(b)及び図11
は、ロックスライド(4)を拡大して示す図であり、説明
の便宜上、ホルダ(2)を前後に拡大して示す。ホルダ
(2)へのカートリッジ挿入に伴い、カートリッジ(6)が
スライド片(3)を押す。スライド片(3)の突片(32)に押
されて、ロックスライド(4)が図8(a)に示す状態か
ら、引張りバネ(8)に抗して前進する。図8(b)に示す
ように、係合爪(40)が一旦撓み変形した後に掛け板(23)
に引掛かる。スライド片(3)は後記の如く、ホルダ(2)
の嵌合孔(22)に引掛かり、ロックスライド(4)とスライ
ド片(3)は、ともに前進した位置を保ち、カートリッジ
(6)は不用意に排出されない。ホルダ(2)を下降回動さ
せると、シャーシ(1)上のターンテーブル(73)がホルダ
(2)の下面に対向し、ディスクに対して信号が記録又は
再生される。該ホルダ(2)の下降時には、図9(a)、(b)
に示すように、押し板(41)が解除片(11)の傾き端面(14)
に接する。前記の如く、解除片(11)はホルダ(2)の回動
移行路を含む面に対して傾いているから、解除片(11)は
基端部である支持壁(12)を中心に外向きに撓んで、ロッ
クスライド(4)の通過を許す。図10(a)に示すよう
に、ホルダ(2)が下降位置に達すると、解除片(11)が弾
性復帰して図10(b)に示すように、該解除片(11)の先
端部は、押し板(41)の先端部に重なる。
【0005】下降したホルダ(2)を上昇させると、図1
1に示すように、解除片(11)の下端縁が押し板(41)に接
する。押し板(41)は下向きに弾性変形して係合爪(40)と
掛け板(23)の係合が外れる。ロックスライド(4)は引張
りバネ(8)により、元の位置(図8(a)の位置)に戻され
る。スライド片(3)はロックスライド(4)に押されて後
退し、スライド片(3)がカートリッジ(6)を後方に押
す。ホルダ(2)を開くと、カートリッジ(6)が自動的に
排出されるから、使い勝手が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、ホルダ
(2)の下降時には、押し板(41)が解除片(11)を外向きに
撓み変形させる。然るに、かかる動作時に以下の問題が
発生した。解除機構(10)は金属板を打抜き、折曲加工し
て形成されるから、傾き端面(14)にバリが発生したり、
剪断部がシャープエッジになっていることがある。この
場合、押し板(41)と傾き端面(14)が引掛かり、このまま
ホルダ(2)を下降させると、押し板(41)が解除片(11)を
外向きに押さないで、図13に示すように、押し板(41)
が湾曲変形する。これでは、係合爪(40)が掛け板(23)に
掛からず、カートリッジ(6)が挿入完了状態に保持され
ない。また、カートリッジ(6)を挿入しながら、ホルダ
(2)を下降させると、押し板(41)の先端面は解除機構(1
0)の傾き端面(14)を前方に押す。然るに、この場合押し
板(41)が傾き端面(14)に沿って上昇し、その結果、図1
2に一点鎖線で示すように、押し板(41)が外向きに撓
む。これでは、カートリッジ(6)が挿入完了状態に保持
されない。出願人は、押し板(41)が解除片(11)をカート
リッジ挿入方向に沿って押しているから、図12に一点
鎖線で示すような押し板(41)が外向きに撓む問題が発生
することを突き止めた。本発明は、ホルダの下降時に解
除片をスムーズに外向きに撓み変形させることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】ホルダ(2)の下降姿勢から
上昇回動時にロックスライド(4)のホルダ(2)への係合
を外す解除機構(10)は、ホルダ(2)の回動移行路を含む
面に対して傾き、基端部がシャーシ(1)に取り付けられ
て外向きに撓み変形可能な解除片(11)を有し、該解除片
(11)は基端部からカートリッジ挿入排出方向に沿って延
びている。該解除片(11)は、ホルダ(2)の下降時にロッ
クスライド(4)に押されて外向きに撓み変形しロックス
ライド(4)の通過を許す位置と、ロックスライド(4)の
通過後に撓み復帰してホルダ(2)の下降姿勢からの上昇
回動時にロックスライド(4)をホルダ(2)との係合を外
す向きに撓み変形させる位置との間を移動可能に設けら
れている。ロックスライド(4)上には、ホルダ(2)の下
降時に解除片(11)をカートリッジ挿入排出方向に対して
外側へ傾いた向きに押すカム面(45)が形成されている。
【0008】
【作用及び効果】ホルダ下降時 ホルダ(2)が下降するときには、ロックスライド(4)の
カム面(45)と解除片(11)とが接する。解除片(11)はカム
面(45)によってカートリッジ挿入排出方向に対して外側
へ傾いた向きに押されるから、ロックスライド(4)は下
降通過を許される。これにより、たとえ図13に示すよ
うに、ロックスライド(4)の押し板(41)と解除片(11)が
引掛かっても、解除片(11)はカム面(45)に案内されて側
方に逃げる。また、カートリッジ(6)を挿入しながら、
ホルダ(2)を下降させても(図12参照)、ロックスライ
ド(4)が解除片(11)をカートリッジ挿入排出方向に対し
て外側へ傾いた向きに押すから、解除片(11)はカム面(4
5)に案内されて側方に逃げる。これにより、ロックスラ
イド(4)と解除片(11)とが引掛かる虞れを防止でき、カ
ートリッジ(6)は挿入完了状態に正確に保持される。ホルダ上昇時 ホルダ(2)上昇時の動作は、従来と同様である。即ち、
下降したホルダ(2)を上昇させると、解除片(11)の下端
縁がロックスライド(4)に接する。ロックスライド(4)
は下向きに弾性変形してホルダ(2)との係合が外れ、ロ
ックスライド(4)は後退可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
詳述する。 (カートリッジ概説)図7は、出願人が以前提案したカー
トリッジ(6)の斜視図であり、本例に係わる装置にはこ
のカートリッジ(6)が用いられる。カートリッジ(6)は
扁平なシェル(9)内にディスク(60)を収納して構成され
る。シェル(9)の一側面には、スリット(67)が形成さ
れ、上面には凹面(65)が形成されている。凹面(65)には
ディスク(60)が露出する透孔(63)が開設されている。凹
面(65)内には該透孔(63)を覆い、嵌め孔(62)を開設した
シャッタ(61)がスライド可能に配備され、該シャッタ(6
1)はスリット(67)に被さる。シャッタ(61)はシェル(9)
内のネジリバネ(66)により閉じ方向に付勢されており、
シャッタ(61)は不用意に開いても自動的に閉じる。カー
トリッジ(6)の底面には、凹部(64)が設けられ、後記す
るように凹部(64)はスライド片(3)に係合する。シャッ
タ(61)の開き状態にて、シェル(9)内のディスク(60)の
一部が露出し、信号の記録又は再生ができる。
【0010】(装置の全体構成)装置の全体構成は、従来
と同様であり、本例にあってはロックスライド(4)に特
徴がある。図5及び図6に示すように、ディスクにビー
ムを照射するピックアップ(72)はターンテーブル(73)に
対し接近離間可能に設けられ、該ピックアップ(72)の下
面にはブラケット(71)が取り付けられる。該ブラケット
(71)には、先端部に記録ヘッド(70)を具えたヘッドレバ
ー(7)の基端部が枢支され、該ヘッドレバー(7)は昇降
機構(図示せず)によりホルダ(2)の上面に開設された開
口(26)を通ってホルダ(2)内に進入する。記録ヘッド(7
0)がカートリッジ(6)内のディスク(60)に接して、周知
の如く信号が記録される。シャーシ(1)の前端部隅部に
は、下降したホルダ(2)が上昇する際に、カートリッジ
(6)のホルダ(2)への係合を解除する解除機構(10)が設
けられている。解除機構(10)は金属板を折曲して形成さ
れ、シャーシ(1)に接する取付板(13)と、該取付板(13)
から上向きに突出した支持壁(12)と、該支持壁(12)の上
端からカートリッジ排出方向に向かって延び、且つホル
ダ(2)の回動移行路を含む面に対して傾いた解除片(11)
を一体に設けている。解除片(11)は上に向かって外側に
傾き、支持壁(12)を基端部として外向きに撓み変形可能
である。解除片(11)の自由端部には、前に向かって斜め
上向きに延びた傾き端面(14)が形成されている。
【0011】ホルダ(2)の側板下端部からは受け板(27)
が内向きに突出し、該受け板(27)にカートリッジ(6)の
底面が載置される。ホルダ(2)の一側部下端から突出し
た支持板(20)にスライド片(3)が支持される。スライド
片(3)は載置板(34)の側部から垂直板(35)を立設し、該
載置板(34)には長孔(33)が開設されている。支持板(20)
から突出した軸(28)に長孔(33)が嵌まり、スライド片
(3)はカートリッジ挿入排出方向に移動可能に設けられ
ている。軸(28)は所謂2段軸であり、小径軸(28b)の先
端に鍔体(28a)を設けている。スライド片(3)上の長孔
(33)は、一端部が膨らんで鍔体(28a)よりも稍大径の大
孔(33a)を形成している。スライド片(3)を支持板(20)
に取り付けるには、大孔(33a)を鍔体(28a)に重ねた後に
スライド片(3)を後方に移動させる。鍔体(28a)によ
り、スライド片(3)の抜けが防止される。ホルダ(2)の
透孔(21)の上端縁からは、規制片(85)が外向きに突出
し、スライド片(3)の垂直板(35)は規制片(85)の内側に
位置している。規制片(85)によって、スライド片(3)が
外向きにガタ付くことを防いでいる。スライド片(3)の
上方には、ロックスライド(4)が設けられ、ホルダ(2)
の上面から突出した軸(29)(29)にロックスライド(4)の
長孔(44)(44)が嵌まって、ロックスライド(4)はカート
リッジ挿入排出方向に移動可能に設けられている。
【0012】スライド片(3)は金属板を折曲して形成さ
れ、垂直板(35)の後端部から内向きに突出した爪片(31)
と、垂直板(35)の長手方向の略中央から上向きに延びた
突片(32)と、垂直板(35)の前端部に位置して先端部が内
向きに突出した係合片(30)と、垂直板(35)の後端部から
後向きに延びたバネ片(37)とを一体に設けている。爪片
(31)はホルダ(2)内に進入してシャッタ(61)の端面に接
し、バネ片(37)はシャッタ(61)の嵌め孔(62)に嵌まる。
ロックスライド(4)は金属板を折曲して形成され、長手
方向の中央部から前端部に向かって延びた係合爪(40)
と、長手方向の略中央から外向きに突出したバネ掛け片
(42)を一体に具えている。係合爪(40)は下向きに弾性変
形可能で先端に斜面(43)を形成し、該係合爪(40)の基端
部近傍から押し板(41)が外向きに突出している。
【0013】ホルダ(2)には、爪片(31)が進入する透孔
(21)と、該透孔(21)よりも前方に位置する嵌合孔(22)が
開設されている。カートリッジ(6)がホルダ(2)に挿入
完了した状態で嵌合孔(22)に係合片(30)が嵌まる。嵌合
孔(22)の上側には、ロックスライド(4)の係合爪(40)が
引掛かる掛け板(23)が外向きに突出している。ホルダ
(2)の後端部には、フック(24)が設けられ、該フック(2
4)とロックスライド(4)のバネ掛け片(42)とに掛けられ
る引張りバネ(8)により、ロックスライド(4)は後方に
付勢される。長孔(44)の前端が軸(29)に接して、ロック
スライド(4)は後方への移動を規制される。スライド片
(3)の突片(32)はバネ掛け片(42)の後側に当接し、該当
接によりロックスライド(4)はスライド片(3)を後方に
付勢する。この引張りバネ(8)の付勢力は、前記カート
リッジ(6)内のネジリバネ(66)のシャッタ付勢力よりも
大きい。
【0014】カートリッジ(6)は、ホルダ(2)が上向き
に回動した状態で挿入され、下向き回動してカートリッ
ジ(6)がシャーシ(1)に対向した位置にて、信号を記録
又は再生する。以下、説明の便宜上、ヘッドレバー(7)
の記載を省く。図8(a)、(b)は、ホルダ(2)の上昇位置
の側面図であり、(a)はカートリッジ(6)が未だ挿入さ
れない待機状態を、(b)はカートリッジ(6)の挿入完了
状態を示す。また、図1(a)、(b)は、本例のロックスラ
イド(4)を図8のA方向から見た図である。待機状態に
て、係合爪(40)は掛け板(23)の後方に位置している。図
1(a)に示すように、待機状態にて、係合爪(40)は解除
機構(10)の内側に位置して、解除機構(10)はロックスラ
イド(4)の移動を妨げない。以下、カートリッジ挿入、
及びホルダ(2)の昇降時に於けるスライド片(3)の動作
を説明する。尚、この動作は従来の装置の動作とほぼ同
様であり、従来の装置を示す図面である図8も参照され
たい。
【0015】(カートリッジ挿入)図2(a)、(b)、図3
(a)、(b)は図8のホルダ(2)をA方向から見た断面図で
ある。図示の便宜上、図2、図3にあってはロックスラ
イド(4)及び引張りバネ(8)を図示しない。図2(a)に
示すように、待機状態にて係合片(30)はホルダ(2)の嵌
合孔(22)の後側に位置し、ホルダ(2)側面に接して外向
きに撓んでいる。図2(a)に示す状態から、カートリッ
ジ(6)をホルダ(2)に挿入すると、スライド片(3)の爪
片(31)がカートリッジ(6)のスリット(67)に嵌まり、シ
ャッタ(61)に接する。スライド片(3)を後方に付勢する
引張りバネ(8)の力は、カートリッジ(6)のネジリバネ
(66)の力よりも大きいから、図2(b)に示すように、カ
ートリッジ(6)を押してもスライド片(3)は移動しな
い。シャッタ(61)はネジリバネ(66)に抗して開く。シャ
ッタ(61)が開き完了すると、図3(a)に示すように、シ
ャッタ(61)は凹面(65)の後端縁に接する。スライド片
(3)は移動しないから、係合片(30)は嵌合孔(22)に達し
ない。
【0016】更にカートリッジ(6)を押し込む。シャッ
タ(61)はこれ以上開かないから、スライド片(3)の爪片
(31)を押す。スライド片(3)は前進し、図3(a)に示す
ように、係合片(30)が嵌合孔(22)に嵌まる。嵌合孔(22)
を貫通した係合片(30)は、カートリッジ(6)の凹部(64)
に軟係止する。カートリッジ(6)は挿入完了状態を保
つ。一方、図8(a)、(b)に示すスライド片(3)の突片(3
2)とロックスライド(4)のバネ掛け片(42)が接している
から、スライド片(3)が押されるとロックスライド(4)
は引張りバネ(8)に抗して前進する。図8(a)に示す状
態から係合爪(40)の斜面(43)がホルダ(2)の掛け板(23)
に接して、係合爪(40)が撓み変形する。斜面(43)が掛け
板(23)を通過すると、図8(b)に示すように、係合爪(4
0)が弾性復帰して掛け板(23)に引掛かる。
【0017】係合爪(40)が掛け板(23)に引掛かると、ロ
ックスライド(4)のカートリッジ排出方向の移動は規制
され、カートリッジ(6)は係合片(30)との係合状態を保
つ。係合片(30)がホルダ(2)の嵌合孔(22)に嵌まってい
るから、スライド片(3)は不用意にホルダ(2)からの排
出方向に移動しない。図1(b)に示すように、カートリ
ッジが挿入完了した状態にて、ロックスライド(4)は押
し板(41)が解除片(11)の上方に位置している。
【0018】(ホルダ下降時)記録又は再生時には、ホル
ダ(2)へのカートリッジ挿入完了状態にて、ホルダ(2)
を下降回動させる。本例にあっては、この時の動作に特
徴がある。図4(a)、(b)は解除機構(10)の平面図であ
り、スライド片(3)を図示しない。押し板(41)の前端部
には、外側に向かって後方に傾いたカム面(45)が形成さ
れている。ホルダ(2)の下降に伴ってロックスライド
(4)が下降すると、ロックスライド(4)のカム面(45)が
解除片(11)の傾き端面(14)に接する。係合爪(40)は掛け
板(23)に接して上向きに撓み変形を規制されるから、図
8(a)に示すように、解除片(11)が外向きに撓み、押し
板(41)の通過を許す。特に、カム面(45)は解除片(11)を
カートリッジ挿入排出方向に対して外側へ傾いた向き
(図4(a)の矢印C)に押すから、たとえ図13に示すよ
うに、ロックスライド(4)の押し板(41)と解除片(11)が
引掛かっても、解除片(11)はカム面(45)に案内されて側
方に逃げる。また、カートリッジ(6)を挿入しながら、
ホルダ(2)を下降させても(図12参照)、カム面(45)が
解除片(11)をカートリッジ挿入排出方向に対して外側へ
傾いた向きに押すから、解除片(11)はカム面(45)に案内
されて側方に逃げる。これにより、ロックスライド(4)
と解除片(11)とが引掛かる虞れを防止でき、カートリッ
ジ(6)は挿入完了状態に正確に保持される。
【0019】押し板(41)を傾き端面(14)に当接させてい
るのは、以下の理由による。仮に、傾き端面(14)を設け
ず、且つホルダ(2)の取付誤差や各部品の寸法バラ付き
により、押し板(41)が解除片(11)の上端に接した場合を
想定する。この場合は、押し板(41)が解除片(11)の上端
に接して下向きに押すだけで、解除片(11)は側方、即ち
外向きに撓み変形せず、押し板(41)が解除片(11)を通過
できない虞れがある。然るに、本例にあっては、押し板
(41)のカム面(45)は傾き端面(14)に接するから、押し板
(41)が下降して傾き端面(14)を押すと、解除片(11)は側
方に正確に逃げる。これにより、押し板(41)は解除片(1
1)を確実に通過できる。押し板(41)が解除片(11)を通過
した後は、図10(a)、(b)に示すように、解除片(11)は
弾性復帰して元の位置に戻る。
【0020】(ホルダ上昇)ホルダ(2)からカートリッジ
(60)を取り出すときは、ホルダ(2)を回動上昇させる。
この動作は、従来と同様である。ホルダ(2)が回動上昇
すると、ロックスライド(4)の押し板(41)と、解除片(1
1)の下端が接する。解除片(11)はホルダ(2)の上下回動
を含む面に対向しているから、上下方向には撓みにく
い。従って、図11に示すように、解除片(11)は押し板
(41)に接して係合爪(40)を下向きに撓み変形させる。係
合爪(40)と係合板(23)の引掛かりが外れる。ロックスラ
イド(4)は前記引張りバネ(8)により、カートリッジ排
出方向に移動する。図8(a)に示すように、ロックスラ
イド(4)はスライド片(3)の突片(32)を後方に押し、カ
ートリッジ(6)を排出させる。
【0021】本例にあっては、ホルダ(2)が下降すると
きに、ロックスライド(4)のカム面(45)と解除片(11)と
が接する。解除片(11)はカム面(45)によってカートリッ
ジ挿入排出方向に対して外側へ傾いた向きに押されるか
ら、ロックスライド(4)は下降通過を許される。これに
より、ロックスライド(4)と解除片(11)とが引掛かる虞
れを防止でき、カートリッジ(6)は挿入完了状態に正確
に保持される。
【0022】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、本例のロックスライドを図8のA
方向から見た図である。
【図2】(a)、(b)は図8のホルダをA方向から見た断面
図である。
【図3】(a)、(b)は図8のホルダをA方向から見た断面
図である。
【図4】(a)、(b)は解除機構の平面図である。
【図5】従来のディスクへの信号記録又は再生装置の斜
視図である。
【図6】図5の装置の分解斜視図である。
【図7】出願人が以前提案したカートリッジの斜視図で
ある。
【図8】(a)、(b)は、従来のホルダの上昇位置の側面図
であり、(a)はカートリッジが未だ挿入されない待機状
態を、(b)はカートリッジの挿入完了状態を示す。
【図9】ロックスライドが解除片を外向きに撓ませる時
の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図10】ホルダの下降完了状態を示す図であり、(a)
は側面図、(b)は平面図である。
【図11】ホルダを下降完了状態から上昇させる時の側
面図である。
【図12】押し板が外向きに撓み変形した状態を示す平
面図である。
【図13】押し板の先端部が解除片に引掛かり、湾曲し
た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (2) ホルダ (4) ロックスライド (6) カートリッジ (10) 解除機構 (11) 解除片 (14) 傾き端面 (45) カム面 (60) ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ(1)に回動自在に設けられディ
    スク(60)を内包したカートリッジ(6)が収納されるホル
    ダ(2)と、ホルダ(2)上をカートリッジ挿入排出方向に
    移動自在に設けられカートリッジ(6)の挿入に連動して
    移動しホルダ(2)に係合するロックスライド(4)と、ホ
    ルダ(2)の下降姿勢から上昇回動時にロックスライド
    (4)のホルダ(2)への係合を外す解除機構(10)とが設け
    られ、ロックスライド(4)のホルダ(2)への係合部は撓
    み変形可能に設けられたディスク記録又は再生装置に於
    いて、 解除機構(10)は、ホルダ(2)の回動移行路を含む面に対
    して傾き、基端部がシャーシ(1)に取り付けられて外向
    きに撓み変形可能な解除片(11)を有し、該解除片(11)は
    基端部からカートリッジ挿入排出方向に沿って延びてお
    り、 該解除片(11)は、ホルダ(2)の下降時にロックスライド
    (4)に押されて外向きに撓み変形しロックスライド(4)
    の通過を許す位置と、ロックスライド(4)の通過後に撓
    み復帰してホルダ(2)の下降姿勢からの上昇回動時にロ
    ックスライド(4)をホルダ(2)との係合を外す向きに撓
    み変形させる位置との間を移動可能に設けられ、 ロックスライド(4)上には、ホルダ(2)の下降時に解除
    片(11)をカートリッジ挿入排出方向に対して外側へ傾い
    た向きに押すカム面(45)が形成されたことを特徴とする
    ディスク記録又は再生装置。
  2. 【請求項2】 解除片(11)上のロックスライド(4)との
    当接箇所は、カートリッジ挿入方向に沿って斜め上向き
    に形成された傾き端面(14)である請求項1に記載のディ
    スク記録又は再生装置。
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