JP2002245689A - 相変化型情報記録媒体とその製造方法 - Google Patents
相変化型情報記録媒体とその製造方法Info
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Abstract
体層,記録層,反射膜層等を設けると共に保護層を設
け、初期化及び検査工程を介して製造される相変化型情
報記録媒体を安価に、効率的に、高品質に、かつオーバ
ライト時のジッタが少なくなるように製造する。 【解決手段】 本発明の相変化型情報記録媒体1は樹脂
成形工程によって作られる基板2上に真空成形工程によ
り第1誘導体層3,記録相変化金属層4,第2誘導体層
5及び反射膜層6をスパッタリングで形成し、その上下
面に保護樹脂塗布硬化工程により保護層7を形成して構
成されるもので、その製造では、真空成膜工程に投入さ
れる基板2を、その温度が40℃以上100℃未満にな
るように、クリーンブースや冷却工程により冷却する。
Description
学的手段を用いて情報を記録再生する相変化型情報記録
媒体とその製造方法に関する。
うものとして光ディスクが実用されている。この光ディ
スクは各種の型式のものがあるが、書き換え型光ディス
クとして光磁気式のものや相変化型の光ディスクがあ
る。この相変化型の光ディスクはその記録層がレーザ光
線の照射によってアモルファスと結晶間等で可逆的に光
学状態変化を起こすことを利用するものであり、比較的
広く使用されている。
って成形される基板上に真空成膜によって誘電体層,記
録層,反射膜層とを積層形成し、更に保護層を形成した
後、レーザ入射時の反射等を向上させるため初期化や品
質保持のための検査工程等を介して完成されるものであ
り、その製造方法としては全工程をシリアルに接続させ
て連続的に一気に製造するインライン型と各工程を分け
て製造するバッチ式の2通りの方式がある。バッチ式は
工程が分離されるため特性のバラツキが大となるがイン
ライン方式は工程が連続のため品質,特性のバラツキが
少なく安定した特性が得られると共に製造装置もコンパ
クトにまとめられる特徴を有する。
として本発明のようなインライン式のものは従来技術で
は見当らないが、バッチ式のもので本発明に比較的近似
する技術を有するものとして特開平10−312586
号公報が挙げられる。このものは全体構成としては後に
説明する本発明の構成とほぼ同様のものからなるが、そ
の製造方法としては、保護層をスパッタリング成膜する
場合のスパッタリングガス導入前の成膜室の到達真空度
を1×10−2Pa以下に保持したり、成膜室に設置す
る基板の温度を45℃や50℃以下とし、成膜室の相対
湿度を20%や30%以下等にすることに特徴を有する
ものである。
ようにバッチ方式のもので本発明と製造方法の型式にお
いて基本的に異なるものであり、かつ製造方法において
も、本発明と近似する部分もあるが、全体としては相異
する。一般に、相変化型情報記録媒体を製作する場合、
層間の剥離がないことやオーバライト時のジッタが悪く
ならない事が必要である。このピットジッタの値は図6
に示すようにスパッタ投入温度によって極端に変化す
る。即ち、基板を樹脂成形した後、スパッタリング工程
に投入する時の基板の温度を所定値に保持することが重
要である。例えば、樹脂成形工程が完了した基板は10
5℃から120℃と高温であり、このまま次の真空成膜
工程に基板を投入すると基板上に成膜される第1誘電体
層の膜密度が小さくなり、初期記録後の特性は特に問題
ないがオーバライト時のジッタが極端に悪くなる。ま
た、投入される基板の温度が低すぎると基板の表面に空
気中の水蒸気や酸素分子が吸着され、第1誘電体膜に不
純物が混入し、ジッタが悪くなる(図6参照)。
ものであり、品質,効率の向上と信頼性,安定性の向上
から製造方式としてインライン方式の製造方式を採用す
ると共に、投入される基板の温度条件やその冷却時にお
ける搬送部分等の温度や湿度を工夫し、特性バラツキが
なく、オーバライト時のジッタが少なく、かつ比較的安
価な相変化型情報記録媒体とその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
成するために請求項1の相変化型情報記録媒体は、樹脂
成形される基板と、該基板上に真空成膜によって積層形
成される第1誘導体層,記録相変化金属層,第2誘導体
層及び反射膜層と、該反射膜層の上面側に塗布硬化され
て形成される保護層とから構成され、初期化と検査工程
を介して製品化される。これにより、特性バラツキの少
ない相変化型情報記録媒体を得ることができる。
録媒体は、樹脂成形される基板と、該基板上に真空成膜
によって積層形成される第1誘導体層,記録相変化金属
層,第2誘導体層及び反射膜層と、該反射膜層の上面側
及び前記基板のレーザ光入射側に塗布硬化されて形成さ
れる保護層とから構成され、初期化と検査工程を介して
製品化される。これにより、特性バラツキの少ない相変
化型情報記録媒体を得ることができる。
録媒体の製造方法は、基板上に第1誘導体層,記録相変
化金属層,第2誘導体層,反射膜層及び、この反射膜層
の上面に形成される保護層を積層して形成される相変化
型情報記録媒体の製造方法であって、該製造方法は、前
記基板を成形する樹脂成形工程と、前記第1誘導体層,
記録相変化金属層,第2誘導体層及び反射膜層を順次ス
パッタリングにより成膜する真空成膜工程と、前記反射
膜層の上面側に塗布硬化される保護層を形成する樹脂塗
布硬化工程と、初期結晶化のための初期化工程と、更に
層間剥離の有無や傷,外観品質等を検査する検査工程と
を順次行うものからなり、前記樹脂成形工程を完了して
前記真空成膜工程に投入される前記基板の温度を所定の
温度範囲内に保持することを特徴とする。これにより、
特性の安定した相変化型情報記録媒体を効果的に製造で
き、生産性の向上が図れる。
録媒体の製造方法は、請求項3において、前記樹脂成形
工程を完了して前記真空成膜工程に投入される前記基板
の温度を40℃以上100℃未満に保持することを特徴
とする。
録媒体の製造方法は、請求項3において、前記樹脂成形
工程を完了して前記真空成膜工程に投入される前記基板
の温度を30℃以上90℃未満に保持することを特徴と
する。
録媒体の製造方法は、基板上に第1誘導体層,記録相変
化金属層、第2誘導体層及び反射膜層並びに、この反射
膜層の上面及び前記基板の下面に形成される保護層を積
層して形成される相変化型情報記録媒体の製造方法であ
って、該製造方法は、前記基板を成形する樹脂成形工程
と、前記第1誘導体層,記録相変化金属層,第2誘導体
層及び反射膜層を順次スパッタリングにより成膜する真
空成膜工程と、前記反射膜層の上面側及び前記基板のレ
ーザ光入射側に塗布硬化される保護層を形成する樹脂塗
布硬化工程と、初期結晶化のための初期化工程と、更に
層間剥離の有無や傷,外観品質等を検査する検査工程と
を順次行うものからなり、前記樹脂成形工程を完了して
前記真空成膜工程に投入される前記基板の温度を所定の
温度範囲内に保持することを特徴とする。これにより、
特性の安定した相変化型情報記録媒体を効果的に製造で
き、生産性の向上が図れる。
録媒体の製造方法は、請求項6において、前記樹脂成形
工程を完了して前記真空成膜工程に投入される前記基板
の温度を40℃以上100℃未満に保持することを特徴
とする。
録媒体の製造方法は、請求項6において、前記樹脂成形
工程を完了して前記真空成膜工程に投入される前記基板
の温度を30℃以上90℃未満に保持することを特徴と
する。
録媒体の製造方法は、請求項3〜8のいずれかにおい
て、前記製造工程のうち樹脂成形工程と真空成膜工程と
が少なくとも直列に接続され、製造工程が連設形態のい
わゆるインライン型式のものから形成されることを特徴
とする。この製造方法では、全工程又は少なくとも樹脂
成形工程と真空成膜工程が直列に連設されるため、工程
間の不連続性によるバラツキが生じ難く、特性が安定し
た製品を作ることができる。
記録媒体の製造方法は、請求項3〜8のいずれかにおい
て、前記製造工程の工程間の全部又は少なくとも樹脂成
形工程と真空成膜工程との間がクリーンブースによって
接続されていることを特徴とする。これにより、基板の
温度コントロールが確実に行われる。
記録媒体の製造方法は、請求項10において、前記クリ
ーンブースの温度が20℃以上35℃未満であり、その
相対湿度が20%以上60%以下であることを特徴とす
る。クリーンブースの温度,湿度を特定するため、投入
前の基板が所望の温度と湿度に保持され、安定した特性
の製品を得ることができる。
記録媒体の製造方法は、請求項4または7において、前
記樹脂成形工程を完了して前記真空成膜工程に投入され
る前記基板の温度を40℃以上100℃未満にするため
に、前記樹脂成形工程と前記真空成膜工程との間に直列
に冷却工程を設けることを特徴とする。また、本発明の
請求項7の相変化型情報記録媒体の製造方法は、前記冷
却工程が複数ステップ設けられることを特徴とする。こ
れ等により基板が冷却工程で確実に冷却されて所望の温
度に保持される効果が上げられる。
記録媒体の製造方法は、請求項5または8において、前
記樹脂成形工程を完了して前記真空成膜工程に投入され
る前記基板の温度を30℃以上90℃未満にするため
に、前記樹脂成形工程と前記真空成膜工程との間に直列
に冷却工程を設けることを特徴とする。
記録媒体の製造方法は、請求項12または13におい
て、前記冷却工程が複数ステップ設けられることを特徴
とする。これ等により基板が冷却工程で確実に冷却され
て所望の温度に保持される効果が上げられる。
記録媒体の製造方法は、請求項12,13または14に
おいて、前記冷却工程が冷却ファンを用いた空気対流に
よって冷却を行うことを特徴とする。冷却工程に空気対
流を用いることにより、基板が所望の温度に均一に保持
され、製品特性の一層の安定化が得られる。
媒体とその製造方法の実施の形態を図面を参照して詳述
する。相変化型情報記録媒体を高品質に形成するには、
真空成膜工程に投入される、樹脂成形された基板の温度
コントロールが必要であることが解っている。このため
には基板を投入する前に温度や湿度のコントロールされ
ているクリーンブースのような室に基板を入れた後に次
工程側に投入するか、冷却工程を設けて基板の温度コン
トロールをして真空成膜工程に投入することが必要であ
る。本発明はこれ等について具体的に工夫したものであ
り、以下にその具体例を説明する。
の構成を説明する。相変化型情報記録媒体1は、基板2
と、第1誘導体層3と、記録相変化金属層4と、第2誘
導体層5と、反射膜層6、反射膜層6の上面側及び基板
2のレーザ光入射側に設けられる保護層7,7とからな
る(請求項2)。なお、基板2のレーザ光入射側では保
護層7を省略することもできる(請求項1)。
mm厚みのポリカーボネート,ガラス,石英等からな
る。また、第1誘導体層3及び第2誘導体層5は50乃
至120nm及び15乃至50nmの厚みのZnS−S
iO2 等からなる。また、記録相変化金属層4は12
乃至35nm厚みのAg−In−Sb−Teからなり、
反射膜層6は80乃至200nm厚みのAl合金が用い
られる。勿論、これ等に限定するものではない。保護層
7は反射膜層6側にコーティングされる樹脂及び、基板
2のレーザ光入射側に塗布UV硬化される樹脂からな
る。
1の製造方法を図2のフローシートにより説明する。ま
ず、基板2は樹脂材からなり、樹脂成形工程8により成
形される。この基板2は後に説明するように温度等をコ
ントロールされた後、次工程に投入される。第1誘導体
層3,記録相変化金属層4,第2誘導体層5及び反射膜
層6は真空成膜工程9による真空スパッタリングにより
基板2の上面に順次積層されて形成される。真空成膜工
程9が終了した後、保護層7が前記の箇所に形成される
が、これは保護樹脂塗布硬化工程10により行われる。
具体的には樹脂をコーティング又は塗布しUV硬化する
ことにより行われる。
モルファス状態にあるため、レーザ光照射やフラッシュ
光照射等により予め結晶化する初期結晶化が初期化工程
11により行われる。次に、層間の剥離状態のチェック
や耐湿試験や外観品質チェック等の検査が検査工程12
により行われ、合格したものが製品となる。
直後における基板2の温度は高く、このまま次工程に投
入するとオーバライト時におけるジッタが極端に悪くな
る。また、逆に、基板2を冷却して30℃以下にすると
基板2の表面に空気中の水蒸気等が吸着し、これもオー
バライト時のジッタを悪くする原因となる。以上のこと
から基板2の、次工程の真空成膜工程9に投入前の温度
を所定値にする必要がある(請求項3,6)。
ば40℃以上で100℃未満に、または30℃以上で9
0℃未満に保持するようにした(請求項4,5,7,
8)。これにより、オーバライト時においてジッタの少
ない優れた特性を有する相変化型情報記録媒体1を製造
することができた。なお、本発明では従来技術のような
バッチ方法ではなく、インライン方式を採用することが
好ましく(請求項9)、この場合には前記温度範囲に設
定された基板2が直接真空成膜工程9に投入されるた
め、安定した品質の製品を作ることができる。
成膜工程9に投入するには色々な手段があるが、本発明
では図3に示すように樹脂成形工程8と真空成膜工程9
との間にクリーンブース13を設けるか、図4に示すよ
うにこれ等の工程間に冷却工程14を設けるかする方法
が採用される。この冷却工程はクリーン度を保持するた
めにクリーンブース内に設置するのが望ましい。なお、
図3に示すようにクリーンブース13は樹脂成形工程8
と真空成膜工程9との間に設けるのみではなく、他の工
程間の全部に設けてもよい。一例として図3では真空成
膜工程9と保護樹脂塗布硬化工程10との間にもクリー
ンブース13aを設けた場合が示されている(請求項1
0)。
の室内の温度が20℃以上35℃未満に保持され、その
相対湿度が20%乃至60%に管理される(請求項1
1)。このようにクリーンブース13の温度と湿度を管
理することにより、クリーンブース13に投入されてこ
こから出た基板2の温度を40℃程度に保持することが
可能になることが実証されている。
空成膜工程9との間に冷却工程14を設け、基板2を前
記の40℃から100℃未満、または30℃から90℃
未満の温度範囲に保持する方法を示すものである(請求
項12,13)。なお、冷却工程14における冷却手段
は適宜のものが採用されるが、例えば冷却ファンを用い
て空気の対流を生じさせ、この対流により基板2の冷却
を行うようにしたものが挙げられる(請求項15)。こ
のように空気対流を用いることにより、基板2の全体が
均一温度に保持され、結果として安定した特性の製品を
得ることができる。また、図5に示すように、冷却工程
14を第1の冷却工程14aと第2の冷却工程14bの
2ステップとして基板2の冷却を均一に、かつ確実に行
うようにすることにより更に安定した特性の製品を得る
ことができる。なお、冷却工程14は前記のように2ス
テップに限定するものではなく、複数ステップが採用さ
れてもよい(請求項14)。
造方法によれば、安定した高品質の特性を有し、オーバ
ライト時においてもジッタの少ない相変化型情報記録媒
体を効率よく生産することができ、この製造方法によ
り、高品質で信頼性の高い製品を製造することができ
る。また、装置構成がインライン方式からなり、コンパ
クトにまとめられ、比較的安価に実施できるという効果
が上げられる。
す模式的断面図。
明するためのフローシート。
情報記録媒体の製造方法を示すフローシート。
録媒体の製造方法を示すフローシート。
化型情報記録媒体の製造方法を示すフローシート。
とジッタとの関係を示す線図。
Claims (15)
- 【請求項1】 樹脂成形される基板と、該基板上に真空
成膜によって積層形成される第1誘導体層,記録相変化
金属層,第2誘導体層及び反射膜層と、該反射膜層の上
面側に塗布硬化されて形成される保護層とから構成さ
れ、初期化と検査工程を介して製品化されることを特徴
とする相変化型情報記録媒体。 - 【請求項2】 樹脂成形される基板と、該基板上に真空
成膜によって積層形成される第1誘導体層,記録相変化
金属層,第2誘導体層及び反射膜層と、該反射膜層の上
面側及び前記基板のレーザ光入射側に塗布硬化されて形
成される保護層とから構成され、初期化と検査工程を介
して製品化されることを特徴とする相変化型情報記録媒
体。 - 【請求項3】 基板上に第1誘導体層,記録相変化金属
層,第2誘導体層,反射膜層及び、この反射膜層の上面
に形成される保護層を積層して形成される相変化型情報
記録媒体の製造方法であって、該製造方法は、前記基板
を成形する樹脂成形工程と、前記第1誘導体層,記録相
変化金属層,第2誘導体層及び反射膜層を順次スパッタ
リングにより成膜する真空成膜工程と、前記反射膜層の
上面に塗布硬化される保護層を形成する樹脂塗布硬化工
程と、初期結晶化のための初期化工程と、更に層間剥離
の有無や傷,外観品質等を検査する検査工程とを順次行
うものからなり、前記樹脂成形工程を完了して前記真空
成膜工程に投入される前記基板の温度を所定の温度範囲
内に保持することを特徴とする相変化型情報記録媒体の
製造方法。 - 【請求項4】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空成
膜工程に投入される前記基板の温度を40℃以上100
℃未満に保持することを特徴とする請求項3に記載の相
変化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項5】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空成
膜工程に投入される前記基板の温度を30℃以上90℃
未満に保持することを特徴とする請求項3に記載の相変
化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】 基板上に第1誘導体層,記録相変化金属
層、第2誘導体層及び反射膜層並びに、この反射膜層の
上面及び前記基板の下面に形成される保護層を積層して
形成される相変化型情報記録媒体の製造方法であって、
該製造方法は、前記基板を成形する樹脂成形工程と、前
記第1誘導体層,記録相変化金属層,第2誘導体層及び
反射膜層を順次スパッタリングにより成膜する真空成膜
工程と、前記反射膜層の上面側及び前記基板のレーザ光
入射側に塗布硬化される保護層を形成する樹脂塗布硬化
工程と、初期結晶化のための初期化工程と、更に層間剥
離の有無や傷,外観品質等を検査する検査工程とを順次
行うものからなり、前記樹脂成形工程を完了して前記真
空成膜工程に投入される前記基板の温度を所定の温度範
囲内に保持することを特徴とする相変化型情報記録媒体
の製造方法。 - 【請求項7】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空成
膜工程に投入される前記基板の温度を40℃以上100
℃未満に保持することを特徴とする請求項6に記載の相
変化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項8】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空成
膜工程に投入される前記基板の温度を30℃以上90℃
未満に保持することを特徴とする請求項6に記載の相変
化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項9】 前記製造工程のうち樹脂成形工程と真空
成膜工程とが少なくとも直列に接続され、製造工程が連
設形態のいわゆるインライン型式のものから形成される
ことを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の相変
化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項10】 前記製造工程の工程間の全部又は少な
くとも樹脂成形工程と真空成膜工程との間がクリーンブ
ースによって接続されていることを特徴とする請求項3
〜8のいずれかに記載の相変化型情報記録媒体の製造方
法。 - 【請求項11】 前記クリーンブースの温度が20℃以
上35℃未満であり、その相対湿度が20%以上60%
以下であることを特徴とする請求項10に記載の相変化
型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項12】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空
成膜工程に投入される前記基板の温度を40℃以上10
0℃未満にするために、前記樹脂成形工程と前記真空成
膜工程との間に直列に冷却工程を設けることを特徴とす
る請求項4または7に記載の相変化型情報記録媒体の製
造方法。 - 【請求項13】 前記樹脂成形工程を完了して前記真空
成膜工程に投入される前記基板の温度を30℃以上90
℃未満にするために、前記樹脂成形工程と前記真空成膜
工程との間に直列に冷却工程を設けることを特徴とする
請求項5または8に記載の相変化型情報記録媒体の製造
方法。 - 【請求項14】 前記冷却工程が複数ステップ設けられ
ることを特徴とする請求項12または13に記載の相変
化型情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項15】 前記冷却工程が冷却ファンを用いた空
気対流によって冷却を行うことを特徴とする請求項1
2,13または14に記載の相変化型情報記録媒体の製
造方法。
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JP2001046166A JP2002245689A (ja) | 2000-12-13 | 2001-02-22 | 相変化型情報記録媒体とその製造方法 |
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Cited By (3)
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2001
- 2001-02-22 JP JP2001046166A patent/JP2002245689A/ja active Pending
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