JP2002245527A - 自動販売機の収納部寸法調整装置 - Google Patents

自動販売機の収納部寸法調整装置

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JP2002245527A
JP2002245527A JP2001041049A JP2001041049A JP2002245527A JP 2002245527 A JP2002245527 A JP 2002245527A JP 2001041049 A JP2001041049 A JP 2001041049A JP 2001041049 A JP2001041049 A JP 2001041049A JP 2002245527 A JP2002245527 A JP 2002245527A
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JP2001041049A
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Masahiro Kono
昌博 河野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサを探したりなくしたりすることがな
く、しかも手間をあまりかけずに調整作業を行える自動
販売機の収納部寸法調整装置を提供する。 【解決手段】商品収納部に複数の略角形の商品を上方へ
向けて直積みした状態で収納する自動販売機において、
商品収納部の壁面3aに、商品収納部の有効収納寸法を
調節するスペーサ10を収納する凹部11を形成し、こ
のスペーサ10を、凹部11に収納された収納姿勢と、
凹部11より商品収納部側に突出した突出姿勢とに切り
換え自在に配置した。これにより、商品収納部の有効収
納寸法を簡単に調節することができ、何れの場合にもス
ペーサ10は凹部11の箇所に配設されているので、ス
ペーサ10を探すのに時間がかかってしまったり、スペ
ーサ10を紛失したりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機の収納部
寸法調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たばこなど略角形の複数の商品を商品収
納部において下方から上方に向けて垂直に直積みした状
態で収納し、商品収納部の下端部で、前後などの横方向
に移動するプッシャなどにより商品を前方や後方などに
払い出す自動販売機においては、商品収納部において垂
直に積まれた商品群の下端の商品が払出用箇所に良好に
位置するように、商品の大きさに応じて商品収納部の有
効収納寸法を調整するスペーサなどの部品を着脱する構
成が採用されている。
【0003】商品収納部の奥行方向奥部の有効収納寸法
を調整する従来の収納部寸法調整構造としては、図18
に示すように、側面にフック51aを形成した平面視略
L字状のスペーサ51を設けるとともに、商品収納部5
0の側面板50aに、前記フック51aに係合する長孔
53を前後に複数箇所設けて、何れかの長孔53にフッ
ク51aを引っ掛けてスペーサ51を係止することで、
商品収納部50の奥行方向の有効収納寸法L1を調整可
能に構成したものがある。
【0004】また、他の構造としては、図19に示すよ
うに、背面にフック54a、54bを形成した平面視四
角形状のスペーサ54(54A,54B)を設けるとと
もに、商品収納部50の背面板50bに、前記フック5
4bに係合する長孔55を設け、前後厚みが異なる複数
種類のスペーサ54(54A,54B)から、適切な厚
みのスペーサ54A,54Bを選択して取り付けること
で、商品収納部50の奥行方向の有効収納寸法L1を調
整可能に構成したものもある。
【0005】さらに他の構造としては、図20、図21
に示すように、底面に突起56aが形成され、上面に複
数のV字状溝部56bが形成された、商品群の一側面と
背面とに臨むような平面視略L字状のスペーサ56を設
け、このスペーサ56の突起56aを、商品収納部50
の底面50cに前後に複数箇所設けた長孔57の一つに
挿入させるとともに、スペーサ56のV字状溝部56b
に固定用板64を係合させて商品収納部50の上方のフ
レーム65にねじ止めすることで、商品収納部50の奥
行方向の有効収納寸法L1を調整可能に構成したものも
ある。
【0006】また、この種のたばこなどの商品を扱う自
動販売機においては、図20に示すように、商品収納部
50の前面50fが商品補充用に開放されており、この
商品収納部50の前面箇所には商品58が倒れることを
防止する傾倒防止機構60が取付けられている。この傾
倒防止機構60は、商品収納部50の前面箇所において
左右に延びる横支持フレーム61に取付けられており、
傾倒防止機構60を横支持フレーム61に固定する固定
ねじ62を緩めて、傾倒防止機構60を前後に移動させ
ることで、商品収納部52の奥行方向手前部の有効収納
寸法L2(図20、図21参照)を調整可能とされてい
る。
【0007】また、横支持フレーム61の下方の開口部
63を通して商品58をプッシャ66により商品収納部
外に押し出すようになっているが、図22に示すよう
に、横支持フレーム61の前記傾倒防止機構60の取付
高さを、固定用ねじや係止用部品(図示せず)などを緩
めたり外したりして変更することで、有効開口寸法L3
の調整を行える構成とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
や図19に示すような従来の収納部寸法調整構造によれ
ば、スペーサ51、54を使用しない場合には、スペー
サ51、54を他の場所にしまっておかなくてはなら
ず、スペーサ51、54を探すのに時間がかかってしま
ったり、スペーサ51、54を紛失したりする不具合を
招いていた。
【0009】さらに、図20〜図22に示すような従来
の収納部寸法調整構造によれば、有効寸法(商品収納部
50の奥行方向奥部の有効寸法L1、商品収納部50の
奥行方向手前部の有効寸法L2、開口部63の有効開口
寸法L3)を調整する度に、固定ねじなどの固定用部品
を緩めたり取り外したりした上で、スペーサ56や傾倒
防止機構60や横支持フレーム61を移動させなければ
ならないため、多くの手間や時間がかかっていた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、スペ
ーサを探したり手間をかけたりしなくても収納部に関す
る寸法調整作業を行うことができる自動販売機の収納部
寸法調整装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、商品収納部に複数の略角形
の商品を上方へ向けて直積みした状態で収納する自動販
売機において、商品収納部の壁面に、商品収納部の有効
収納寸法を調節するスペーサを収納する凹部を形成し、
前記スペーサを、凹部に収納された収納姿勢と、凹部よ
り商品収納部側に突出した突出姿勢とに切り換え自在に
配置したことを特徴とする。
【0012】上記構成において、スペーサを凹部に収納
させたり、凹部より商品収納部側に突出した突出姿勢と
に切り換えたりすることで、商品収納部の有効収納寸法
を簡単に調節することができる。そして、何れの場合に
もスペーサは凹部の箇所に配設されているので、スペー
サを探すのに時間がかかってしまったり、スペーサを紛
失したりすることがない。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動販売機の収納部寸法調整装置におおいて、凹部は、商
品収納部の壁面に偏平な形状で形成され、スペーサは偏
平な略板形状とされ、板状のスペーサを、偏平凹部に密
接して収納させた収納姿勢と、偏平凹部から立設させて
突出させた突出姿勢とに切り換え自在に配置したことを
特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、商品収納部に複数
の略角形の商品を上方へ向けて直積みした状態で収納
し、下端の商品を払出用開口部を通して商品収納部外に
押し出す自動販売機において、払出用開口部近傍の壁面
に、所定方向にスライド自在で払出用開口部に突出して
有効開口寸法を調整する有効開口寸法調整部材を取付け
たことを特徴とする。
【0015】上記構成において、有効開口寸法調整部材
を所定方向にスライドさせるだけで、有効開口寸法を調
整することができる。したがって、手間をあまりかけな
くても有効開口寸法の調整作業を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1〜図5に示すように、前面扉
(図示せず)を開閉自在に支持する自動販売機本体1内
には、たばこなど略角形の複数の商品2を下方から上方
に向けて垂直に直積みした状態で収納する商品収納部3
が左右並びに上下に複数列配設されている。各商品収納
部3は、背面壁3aと、両側壁をなす仕切壁3bと、前
面壁3cとで構成され、前面壁3cの一部は傾倒自在と
されて前面開口部3dから商品2を補充できるようにな
っている。なお、場所によっては前面壁3cの代わり
に、図20に示したような傾倒防止機構60が設けられ
ている(本実施の形態にかかる図面においては省いてい
る)。
【0017】図3〜図9に示すように、背面壁3aに
は、商品収納部3における奥行方向奥部の有効収納寸法
L1(特に、商品2を良好に排出するために商品収納部
3における下部側の奥行方向奥部の寸法L1:図4、図
5参照)を調整するためのスペーサ10を収納するスペ
ーサ収納用凹部11が、背面壁3aに形成された略四角
形状の孔に嵌め込まれた四角枠形状の収納枠12により
形成されている。そして、スペーサ10が、スペーサ収
納用凹部11に収納された収納姿勢と、スペーサ収納用
凹部11より商品収納部側(前側)にスライドして突出
した突出姿勢とに切り換え自在に配置されている。
【0018】具体的には、図6〜図9に示すように、収
納枠12は、上面より上方に延びる傾斜突部12aが背
面壁3aに裏面側から当接し、両側部外側に設けられた
外側鍔部12bが前側から当接した姿勢で、下面に形成
されたフック部12cが背面壁1aに係止されることに
より取付けられている。また、収納枠12には、前後方
向に延びるように形成され、スペーサ10が前後にスラ
イドする際に案内する上下4つの案内突条部12d〜1
2gが設けられ、上下方向内側よりの2つの案内突条部
12e、12fは、他の2つの案内突条部12d、12
gよりも前後長さが短めに形成されている(図7(b)
参照)。また、上側寄り箇所には、スペーサ10を下方
に付勢可能な鉤型の爪部12hが形成され、スペーサ1
0を前後に移動させる際に、この爪部12hが、スペー
サ10に形成された第1被当接壁10aに当接してスペ
ーサ10を下方に付勢する(図9(b)参照)。
【0019】スペーサ10の裏面端両側部には側方に延
びる鍔部10bが形成されているとともに、この鍔部1
0bに収納枠12の案内突条部12d、12gが嵌入可
能な凹部10c(図8参照)が形成されている。そし
て、スペーサ10に形成された指挿入用の孔部10dに
よりスペーサ10をつかんだ状態で、スペーサ10を収
納枠12の爪部12hによる付勢力に抗して上方に移動
させて凹部10cを案内突条部12d、12gに嵌入さ
せることで前後に移動できるように構成されている。
【0020】また、収納枠12におけるスペーサ10の
鍔部10bに対応する位置に、両側部内側に少し突出す
る内側鍔部12iが形成されている。そして、スペーサ
10が突出姿勢にある場合には、図9(a)に示すよう
に、収納枠12の案内突条部12e、12fの前端が、
スペーサ10の鍔部10bにおける凹部10cの上方箇
所10c’に後方から当接し、収納枠12の内側鍔部1
2iがスペーサ10の鍔部10bに前方から当接するこ
とでスペーサ10が突出姿勢に位置決めされる。
【0021】一方、スペーサ10が収納姿勢にある場合
には、図9(c)に示すように、収納枠12の爪部12
h前面がスペーサ10の裏面に後方から当接すると同時
に、スペーサ10の下部が収納枠12の最も下方の案内
突条部12gにおける前端に当接し、収納枠12の案内
突条部12e、12fの後端が、スペーサ10の鍔部1
0bにおける凹部10cの上方箇所10c’’に前方か
ら当接することでスペーサ10が収納姿勢に位置決めさ
れる。
【0022】さらに、スペーサ10の上部には、スペー
サ10が突出姿勢にある場合に上方からの商品2を良好
に前側へ寄せるための傾斜面10fが形成されている。
また、スペーサ10が収納姿勢と突出姿勢とにある場合
には、収納枠12の爪部12h先端下面がスペーサ10
の第1被当接壁10aに上方から臨み、収納枠12の最
も下方の案内突条部12gが、スペーサ10に形成され
た第2被当接壁10gに臨んで、スペーサ10の上下位
置が規制される。
【0023】なお、スペーサ10を収納枠12に組付け
る際には、収納枠12を背面壁3aに取付けない状態で
内側鍔部12iなどを持ちながら左右に撓ませて、収納
枠12に対してスペーサ10を前方から、両側の内側鍔
部12iの内側にスペーサ10の鍔部10bが嵌まり込
むような姿勢で、挿入させて組付ける。このようにスペ
ーサ10を収納枠12に組付けた状態で、収納枠12を
背面壁3aに取付けると、収納枠12は左右に撓むこと
を背面壁3aにより阻止されるため、収納枠12からス
ペーサ10が外れることはない。
【0024】図4、図5、図10に示すように、商品収
納部3の下方には、商品収納部3の下端の商品2を、前
面壁3cの下方に設けられた払出用開口部3eを通し
て、前方に送出す送り出しユニット13が配設されてお
り、この送り出しユニット13に設けられている駆動ベ
ルト14に伴って移動するプッシャ15で下端の商品2
が後方から押し出されるようになっている。
【0025】図11〜図13に示すように、商品収納部
3において下端部を中心として前側に傾倒自在とされて
いる前面壁3cの下部、すなわち払出用開口部3e上方
の壁面箇所には、上下にスライド自在で払出用開口部3
eに上方から突出して有効開口寸法L3を調整する有効
開口寸法調整部材としての高さ調整ガイド16が取付け
られている。高さ調整ガイド16は、前面壁3cの壁形
成部分3c’と前面壁3cに設けた複数の係止突起17
とにより前後から挟持された状態で上下にスライド可能
とされ、高さ調整ガイド16の上部に設けた弾性変形可
能な係止フック16aが、前面壁3cにおける高さ調整
ガイド16の配設箇所の複数高さに形成された係止孔1
8に選択されて係止される。これにより、高さ調整ガイ
ド16の下端16bの高さを調節して有効開口寸法L3
を調整する。
【0026】また、この実施の形態においては、高さ調
整ガイド16の下部に設けた枢支点19を中心として、
払出用開口部3eに垂下する姿勢から斜め上方前側に揺
動可能な落下防止ゲート20が設けられている。この落
下防止ゲート20は、枢支点19に外装されたねじりば
ね21により、払出用開口部3eに垂下する姿勢側に付
勢されている。そして、商品2がプッシャ15により押
されていない際に、払出用開口部3eから排出された
り、突出しないようになっている。
【0027】さらに、図14〜図17に示すように、別
途の商品収納部3の前面壁3cには、商品収納部3の奥
行方向手前部の有効収納寸法L2を調整するための偏平
な略板形状のスペーサ30を収納する偏平な形状のスペ
ーサ収納用凹部31が前面壁3cの背面側に形成されて
いる。そして、このスペーサ30を、スペーサ収納用凹
部31に密接して収納させた収納姿勢と、スペーサ収納
用凹部31から立設させて突出させた突出姿勢とに切り
換え自在に配置されている。なお、この前面壁3cもそ
の下端部に設けられた枢支点(図示せず)を中心として
前側に傾倒自在とされている。
【0028】具体的には、図16に示すように、1つの
商品収納部3に対して例えば左右2箇所にスペーサ収納
用凹部31およびスペーサ30が配設されている。各ス
ペーサ収納用凹部31には、上下2箇所にスペーサ30
を上方から引っ掛けて係止する引掛受部31aが形成さ
れ、これに対してスペーサ30には、偏平な面の上下2
箇所と、端辺の上下2箇所とに、前記引掛受部31aに
係合可能な引掛突起30a、30bが形成されている。
各引掛突起30a、30bは、図17(b)に示すよう
に、断面略T字形状とされ、前記引掛受部31aは前記
引掛突起30a、30bを良好に受けることができるよ
うに、中央に溝部31bを有する鉤形状とされている
(図16(a)〜(c)参照)。そして、図14
(a),(b)に示すように、スペーサ30を寝かした
姿勢、もしくは立設させた姿勢で、スペーサ30の引掛
突起30a、30bをスペーサ収納用凹部31の引掛受
部31aに上方から挿入させることで、各姿勢において
スペーサ30が良好に支持されるようになっている。
【0029】さらに、スペーサ収納用凹部31には、ス
ペーサ30が離脱することを防止するための離脱防止フ
ック31cが設けられている。この離脱防止フック31
cは、図16に示すように、弾性を有する状態で上方に
延びた先端にくさび形状の突部を設けた形状とされてい
る。これに対応して、スペーサ30には、図17に示す
ように、偏平な面の略中央部に下方に傾斜リブを有する
第1係合用リブ30cが設けられ、引掛突起30bが設
けられている端辺に、下方に傾斜リブを有する第2係合
用リブ30dが設けられている。そして、図14
(b),図15(b)に示すように、スペーサ30を寝
かした姿勢で引掛け動作を行った場合には、離脱防止フ
ック31cの先端部が第1係合用リブ30cを乗り越え
て第1係合用リブ30cの上方に位置し、スペーサ30
が上方に移動しないように規制する。また、図14
(a),図15(a)に示すように、スペーサ30を立
設させた姿勢で引掛け動作を行った場合には、離脱防止
フック31cの先端部が第2係合用リブ30dを乗り越
えて第2係合用リブ30dの上方に位置し、スペーサ3
0が上方に移動しないように規制する。
【0030】また、スペーサ30の上部には、スペーサ
30が突出姿勢にある場合に上方からの商品2を良好に
後側へ寄せるための傾斜面30fが形成されている。上
記構成において、背面壁3aのスペーサ収納用凹部11
に配設されたスペーサ10の姿勢を変更させる場合に
は、図4〜図6、図9に示すように、スペーサ10の孔
部10dに指を挿入してスペーサ10をつかんだ状態
で、スペーサ10を上げ気味にしながら前後に移動させ
る。これにより、スペーサ10を、スペーサ収納用凹部
11に収納された収納姿勢と、スペーサ収納用凹部11
より突出した突出姿勢とに容易に切り換えることができ
て、商品収納部3における奥行方向奥部の有効収納寸法
L1を手間や時間をあまりかけることなく調整すること
ができる。そして、何れの場合にもスペーサ10はスペ
ーサ収納用凹部11に配設されているので、スペーサ1
0を探すのに時間がかかってしまったり、スペーサ10
を紛失したりすることがない。さらに、スペーサ10は
収納姿勢と突出姿勢との何れかの姿勢で正確に位置決め
されるため、商品2の払出動作を良好に行うことができ
て信頼性が向上する。
【0031】また、前面壁3cの下部に配設された高さ
調整ガイド16の位置を変更させる場合には、前面壁3
cを、その下端部を中心として前側に傾倒させた状態
で、図11〜図13に示すように、指を係止フック16
aに引掛けて高さ調整ガイド16をスライドさせ、適し
た位置で係止フック16aから指を離して位置決めさせ
る。これにより、従来のように固定ねじなどの固定用部
品を緩めたり取り外したりしなくても、有効開口寸法L
3を容易に調整することができる。また、上記実施の形
態においては、落下防止ゲート20により、商品2がプ
ッシャ15で押されていない際に、誤って払出用開口部
3eから排出されたり、突出しないように防止されるた
め、信頼性が向上する。
【0032】また、別途の前面壁3cに配設されたスペ
ーサ30の姿勢を変更させる場合には、前面壁3cをそ
の下端部を中心として前側に傾倒させた状態で、図1
4、図15に示すように、離脱防止フック31cを手前
側に引き下げてこの離脱防止フック31cが機能しない
ようにしながらスペーサ30を手前側上方に引抜き、そ
の後、スペーサ30を寝かした姿勢、もしくは立設させ
た姿勢で、スペーサ30の引掛突起30a、30bをス
ペーサ収納用凹部31の引掛受部31aに上方から挿入
させる。これにより、スペーサ30は、スペーサ収納用
凹部31に密接して収納された収納姿勢と、スペーサ収
納用凹部31から立設して突出した立設姿勢との何れか
の姿勢で良好に支持され、商品収納部3の奥行方向手前
部の有効収納寸法L2を手間や時間をあまりかけること
なく調整することができる。そして、何れの場合にもス
ペーサ30はスペーサ収納用凹部31に配設されている
ので、スペーサ30を探すのに時間がかかってしまった
り、スペーサ30を紛失したりすることがない。さら
に、スペーサ30は離脱防止フック31cにより収納姿
勢と突出姿勢との何れかの姿勢で正確に位置決めされる
ため、商品2の払出動作を良好に行うことができて信頼
性が向上する。
【0033】なお、上記の実施の形態においては、スペ
ーサ10を、商品収納部3における奥行方向奥部の有効
収納寸法L1を調整する用途に用い、また、スペーサ3
0を、商品収納部3における奥行方向手前部の有効収納
寸法L2を調整する用途に用いた場合を述べたが、これ
に限るものではなく、スペーサ10を、商品収納部3に
おける奥行方向手前部の有効収納寸法L2を調整する用
途に用い、また、スペーサ30を、商品収納部3におけ
る奥行方向奥部の有効収納寸法L1を調整する用途に用
いてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、商品収納
部の壁面に、商品収納部の有効収納寸法を調節するスペ
ーサを収納する凹部を形成し、前記スペーサを、凹部に
収納された収納姿勢と、凹部より商品収納部側に突出し
た突出姿勢とに切り換え自在に配置することで、スペー
サを探すのに時間がかかってしまったり、スペーサを紛
失したりすることを防止できながら、商品収納部の有効
収納寸法を簡単に調節することができる。
【0035】また、払出用開口部近傍の壁面に、所定方
向にスライド自在で払出用開口部に突出して有効開口寸
法を調整する有効開口寸法調整部材を取付けたことによ
り、有効開口寸法調整部材を所定方向にスライドさせる
だけで、手間をあまりかけなく、有効開口寸法を調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動販売機の自動販
売機本体の斜視図で、商品収納部の前面壁を閉じた状態
を示す。
【図2】同自動販売機本体の斜視図で、商品収納部の前
面壁を開けた状態を示す。
【図3】同自動販売機の商品収納部の斜視図である。
【図4】同自動販売機の商品収納部の側面図で、商品が
上下方向厚みの小さいものである場合を示す。
【図5】同自動販売機の商品収納部の側面図で、商品が
上下方向厚みの大きいものである場合を示す。
【図6】(a)および(b)はそれぞれ同自動販売機の
商品収納部における奥行方向奥部の有効収納寸法を調整
するためのスペーサおよびその近傍箇所の斜視図であ
り、(a)は突出姿勢の場合を示し、(b)は収納姿勢
の場合を示す。
【図7】(a)は同自動販売機の商品収納部における収
納枠の正面図、(b)は(a)におけるb−b線矢視断
面側面図、(c)は(a)におけるc−c線矢視断面側
面図、(d)は同収納枠の側面図である。
【図8】(a)および(b)はそれぞれ同スペーサの正
面図および側面図である。
【図9】それぞれ同スペーサおよびその近傍箇所の側面
断面図を示し、(a)は突出姿勢、(b)は移動途中の
姿勢、(c)は収納姿勢を示す。
【図10】同自動販売機の商品収納部における送り出し
ユニットおよびその近傍箇所の側面図である。
【図11】同自動販売機の商品収納部における高さ調整
ガイドが設けられている前面壁の箇所の斜視図である。
【図12】同高さ調整ガイドが設けられている前面壁の
箇所の側面断面図である。
【図13】同高さ調整ガイドおよび前面壁の箇所の側面
断面図である。
【図14】(a)および(b)はそれぞれ同自動販売機
の商品収納部における奥行方向手前部の有効収納寸法を
調整するためのスペーサおよびその近傍箇所の斜視図で
あり、(a)は突出姿勢の場合を示し、(b)は収納姿
勢の場合を示す。
【図15】(a)および(b)はそれぞれ同スペーサお
よびその近傍箇所の側面図である。
【図16】(a)および(b)は同スペーサを収納する
スペーサ収納用凹部および前面壁の背面図および側面断
面図、(c)は(b)におけるe−e線矢視平面断面図
である。
【図17】(a)は同スペーサの右側面図、(b)は
(a)におけるd−d線矢視底面断面図、(c)は
(a)におけるf−f線矢視正面断面図、(d)は同ス
ペーサの正面図、(e)は同スペーサの左側面図であ
る。
【図18】従来の収納部寸法調整構造を示す斜視図であ
る。
【図19】その他の従来の収納部寸法調整構造を示す斜
視図である。
【図20】さらに他の従来の収納部寸法調整構造を示す
側面図である。
【図21】同従来の収納部寸法調整構造を示す側面図で
ある。
【図22】同従来の収納部寸法調整構造を示す側面図
で、有効開口寸法を調整している状態を示す。
【符号の説明】
1 自動販売機本体 2 商品 3 商品収納部 3a 背面壁 3b 仕切壁(側壁) 3c 前面壁 3d 前面開口部 10、30 スペーサ 11、31 スペーサ収納用凹部 12 収納枠 16 高さ調整ガイド(有効開口寸法調整部材) 20 落下防止ゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品収納部に複数の略角形の商品を上方
    へ向けて直積みした状態で収納する自動販売機におい
    て、 商品収納部の壁面に、商品収納部の有効収納寸法を調節
    するスペーサを収納する凹部を形成し、 前記スペーサを、凹部に収納された収納姿勢と、凹部よ
    り商品収納部側に突出した突出姿勢とに切り換え自在に
    配置した自動販売機の収納部寸法調整装置。
  2. 【請求項2】 凹部は、商品収納部の壁面に偏平な形状
    で形成され、 スペーサは偏平な略板形状とされ、 板状のスペーサを、偏平凹部に密接して収納させた収納
    姿勢と、偏平凹部から立設させて突出させた突出姿勢と
    に切り換え自在に配置した請求項1記載の自動販売機の
    収納部寸法調整装置。
  3. 【請求項3】 商品収納部に複数の略角形の商品を上方
    へ向けて直積みした状態で収納し、下端の商品を払出用
    開口部を通して商品収納部外に押し出す自動販売機にお
    いて、 払出用開口部近傍の壁面に、所定方向にスライド自在で
    払出用開口部に突出して有効開口寸法を調整する有効開
    口寸法調整部材を取付けた自動販売機の収納部寸法調整
    装置。
JP2001041049A 2001-02-19 2001-02-19 自動販売機の収納部寸法調整装置 Withdrawn JP2002245527A (ja)

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