JP2002245119A - 木材加工の発注システムおよび発注方法 - Google Patents

木材加工の発注システムおよび発注方法

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JP2002245119A
JP2002245119A JP2001039673A JP2001039673A JP2002245119A JP 2002245119 A JP2002245119 A JP 2002245119A JP 2001039673 A JP2001039673 A JP 2001039673A JP 2001039673 A JP2001039673 A JP 2001039673A JP 2002245119 A JP2002245119 A JP 2002245119A
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Terutomi Hasegawa
照富 長谷川
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材加工の発注手続および受注手続を円滑に
し得る木材加工の発注システムおよび発注方法を提供す
る。 【解決手段】 CADセンター20は、データ作成手段
100により建築物件ごとに部材データ31、加工デー
タ32、物件データ33を作成し、データ編集手段20
0によりマスタデータ35を部材の種類ごとに編集し、
データ公開手段300により、データ編集手段200に
より編集したマスタデータ35に基づく公開データ37
をインターネット50上に公開し、インターネット50
に接続された特許庁70の意匠登録公報のデータベース
に公開データ37を関連づけている。そして、受付手段
400により、公開データ37に係る部材の木材加工の
受注希望をインターネット50上で受け付け、決定手段
500により受注希望の中から所定の方式に従い発注先
を決める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物を構成
する構造材の加工注文をネットワークを介して発注先に
行う木材加工の発注システムおよび発注方法に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】木造建築物を構成する構造材(例えば、管
柱、通し柱、束、間柱等の柱材や、土台、胴差し、軒
桁、敷桁等の横架材)は、元来、丸太から切り出された
定尺材を切込場で大工が加工し、それを建築現場に運び
込んでいた。即ち、大工が材木屋から購入した定尺材を
設計図面の指示寸法に従い切ったり、蟻継ぎ等の継手や
仕口を刻んだりすることにより、個々の柱材や横架材を
仕切場で加工し、それを建築現場に搬入していた。
【0003】ところが、近年、木材加工技術の自動化が
急速に進展したことに伴い、従来より仕切場で大工が行
っていた継手や仕口等の加工は、仕切場以外の場所(例
えばプレカット工場)に設備されたNC加工機によって
行われるようになった。つまり、工場生産により予め加
工された構造材(以下「プレカット材」という)を建築
現場に納入する加工・流通ルートが存在している。
【0004】例えば、図23に示すように、施主(建築
主)から受けた要望、間取り等に基づいて立面図、平面
図、伏図・仕様等の建築物件に関する図面を工務店が作
成すると、プレカット工場では、このような伏図等から
構造材に関するデータ(材種、寸法等)をCADシステ
ムに入力し、当該CADシステムにより木拾い表、加工
データを作成する。そして、作成された木拾い表に基づ
いて必要な木材を材木屋に発注するとともに、作成され
た加工データにより制御されるNC加工機によって材木
屋から仕入れた定尺材を柱材や横架材に加工し、トラッ
ク輸送等による流通ルートを通じて建築現場に配送して
いる。
【0005】一方、プレカット工場から定尺材を受注す
る材木屋等では、例えば桧の原産地の森林組合や杉の原
産地の森林組合から購入するルート、あるいは外国産の
木材については海外から輸入するルート等を、適材適所
に確保している。そのため、各材木屋ごとに特色のある
材種の原木や丸太を在庫し、プレカット工場からの発注
に応じて所定材種の定尺材を出荷している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような図23に示すプレカット材の加工・流通ルート
によると、次のような問題点がある。
【0007】(1) プレカット工場から材木屋には、「建
築物件ごと」に作成された木拾い表等に基づいて定尺材
が発注されていた。つまり、定尺材を一棟単位で材木屋
に発注していた。そのため、プレカット工場においては
材木屋に対する発注手続が煩雑にならざるをえないとい
う問題があり、材木屋にとってはプレカット工場からの
複数の受注手続が殺到することもあるため、注文伝票等
が錯綜し事務処理等の誤りを招きやすいという問題があ
った。
【0008】(2) また、このようにプレカット工場から
は定尺材を一棟単位で材木屋に発注していたことから、
材木屋からプレカット工場に納入される定尺材も、一棟
ごとに運搬されていた。そのため、プレカット工場と材
木屋との間では、定尺材の輸送コストが一棟単位で発生
し、またそれに伴う管理コストも一棟単位で発生するの
で、プレカット工場から建築現場に納入する構造材の納
入価格の低減を妨げるという問題が生じている。また、
これを避けるために、プレカット工場で材木の在庫をも
つこともあるが、多種の材木の在庫がもてない問題も生
じている。
【0009】(3) 材木屋は、それぞれ個別に特定の材種
の原木や丸太を購入するルートを持っている一方で、プ
レカット工場が材木屋に発注する定尺材は材種が多い。
そのため、一店の材木屋では、プレカット工場の注文に
対し、数多くの材種に必ずしも応じられるわけではな
い。したがって、材木屋においては、特定の材種のみの
注文に対応をする受注体制を採るか、あるいは全ての材
種を在庫してプレカット工場の注文に応ずる受注体制を
整えなければならないという問題がある。
【0010】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、木材加
工の発注手続および受注手続を円滑にし得る木材加工の
発注システムおよび発注方法を提供することにある。ま
た、本発明の別の目的は、構造材の価格を低減し得る木
材加工の発注システムおよび発注方法を提供することに
ある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の木材加工の発注システムでは、木造建築
物を構成する構造材の加工注文をネットワークを介して
発注先に行う木材加工の発注システムであって、木造建
築物ごとに構造材のデータを作成するデータ作成手段
と、前記構造材のデータを前記構造材の種類ごとに編集
するデータ編集手段と、前記データ編集手段により編集
したデータを公開データとして前記ネットワーク上に公
開するデータ公開手段と、前記公開データに係る構造材
の木材加工の受注希望を前記ネットワーク上で受け付け
る受付手段と、前記受付手段により受け付けた受注希望
の中から、所定の方式に従い発注先を決める決定手段と
を備え、前記データ公開手段は、前記ネットワークに接
続されたデータベースであって前記構造材の加工形状を
蓄積するものに、前記公開データを関連づけていること
を技術的特徴とする。
【0011】また、請求項2の木材加工の発注システム
では、請求項1において、前記データベースは、インタ
ーネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報に関
する蓄積情報であることを技術的特徴とする。
【0012】さらに、請求項3の木材加工の発注システ
ムでは、請求項1または2において前記決定手段による
所定の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者を
選択する方式であることを技術的特徴とする。
【0013】さらにまた、請求項4の木材加工の発注シ
ステムでは、請求項1または2において、前記決定手段
による所定の方式は、発注元の提示する契約事項に基づ
く競争入札により選択する方式であることを技術的特徴
とする。
【0014】また、請求項5の木材加工の発注システム
では、請求項1〜4のいずれか一項において、前記構造
材のデータには、前記構造材の加工形状に関する加工デ
ータであって、木材を所望の形状に加工し得る加工装置
に使用されるものが含まれおり、この加工データは、前
記ネットワークを介して前記発注先にダウンロードされ
得ることを技術的特徴とする。
【0015】またさらに、請求項6の木材加工の発注シ
ステムでは、請求項1〜5のいずれか一項において、前
記データ公開手段は、構造材の納入地域ごとに区分して
前記公開データを公開することを技術的特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7の木材
加工の発注方法では、木造建築物を構成する構造材の加
工注文をネットワークを介して発注先に行う木材加工の
発注方法であって、木造建築物ごとに構造材のデータを
作成する第1ステップと、前記構造材のデータを前記構
造材の種類ごとに編集する第2ステップと、前記第2ス
テップにより編集したデータを公開データとして前記ネ
ットワーク上に公開する第3ステップと、前記公開デー
タに係る構造材の木材加工の受注希望を前記ネットワー
ク上で受け付ける第4ステップと、前記第4ステップに
より受け付けた受注希望の中から、所定の方式に従い発
注先を決める第5ステップとを含み、前記第3ステップ
は、前記ネットワークに接続されたデータベースであっ
て前記構造材の加工形状を蓄積するものに、前記公開デ
ータを関連づけていることを技術的特徴とする。
【0017】また、請求項8の木材加工の発注方法で
は、請求項7において、前記データベースは、インター
ネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報に関す
る蓄積情報であることを技術的特徴とする。
【0018】さらに、請求項9の木材加工の発注方法で
は、請求項7または8において、前記第5ステップによ
る所定の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者
を選択する方式であることを技術的特徴とする。
【0019】さらにまた、請求項10の木材加工の発注
方法では、請求項7または8において、前記第5ステッ
プによる所定の方式は、発注元の提示する契約事項に基
づく競争入札により選択する方式であることを技術的特
徴とする。
【0020】また、請求項11の木材加工の発注方法で
は、請求項7〜10のいずれか一項において、前記構造
材のデータには、前記構造材の加工形状に関する加工デ
ータであって、木材を所望の形状に加工し得る加工装置
に使用されるものが含まれおり、この加工データは、前
記ネットワークを介して前記発注先にダウンロードされ
得ることを技術的特徴とする。
【0021】またさらに、請求項12の木材加工の発注
方法では、請求項7〜11のいずれか一項において、前
記第3ステップは、構造材の納入地域ごとに区分して前
記公開データを公開することを技術的特徴とする。
【0022】請求項1の発明では、データ作成手段によ
り木造建築物ごとに構造材のデータを作成し、データ編
集手段により構造材のデータを構造材の種類ごとに編集
し、データ公開手段により、データ編集手段により編集
したデータを公開データとしてネットワーク上に公開
し、ネットワークに接続されたデータベースであって構
造材の加工形状を蓄積するものに公開データを関連づけ
ている。そして、受付手段により、公開データに係る構
造材の木材加工の受注希望をネットワーク上で受け付
け、決定手段により受注希望の中から所定の方式に従い
発注先を決める。これにより、ネットワーク上で公開さ
れる公開データは、個々の木造建築物に関わりなく、構
造材の種類ごとに編集されているので、構造材の種類ご
とに木材加工の受注を希望することができる。また公開
データは、ネットワークに接続されたデータベースであ
って構造材の加工形状を蓄積するものに関連づけられて
いるので、当該データベースから関連づけられた構造材
の加工形状を参照することができる。
【0023】請求項2の発明では、データベースは、イ
ンターネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報
に関する蓄積情報であることから、ネットワーク上で公
開される公開データに係る構造材が日本国特許庁の意匠
登録を受けたものであれば、当該蓄積情報により構造材
の外観形状を容易に把握することができる。これによ
り、意匠登録公報に記載された六面図等により構造材の
特徴を立体的に捉えることができるので、当該構造材の
形状の理解を助けることができる。
【0024】請求項3の発明では、決定手段による所定
の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者を選択
する方式であるこから、発注(受注)価格を決定する主
導権を発注元が掌握することができる。これにより、受
注希望者が少ない場合に生じ得る業者間の談合を防止す
ることができる。
【0025】請求項4の発明では、決定手段による所定
の方式は、発注元の提示する契約事項に基づく競争入札
により選択する方式であることから、多数の受注希望者
の中より最も発注(受注)価格の低い受注希望者を選ぶ
ことができる。これにより、加工コストを低減すること
ができる。
【0026】請求項5の発明では、構造材のデータに
は、構造材の加工形状に関する加工データであって、木
材を所望の形状に加工し得る加工装置に使用されるもの
が含まれおり、この加工データは、ネットワークを介し
て発注先にダウンロードされ得る。これにより、発注先
では、新たに加工データを入力することなく、当該加工
データに基づいて加工装置により構造材の木材加工を行
うことができる。
【0027】請求項6の発明では、データ公開手段は、
構造材の納入地域ごとに区分して公開データを公開する
ことから、構造材の納入地域を考慮して公開データに係
る構造材の木材加工の受注を希望することができる。こ
れにより、構造材の納入地域から離れた地域に所在する
者の受注希望を抑制することができる。
【0028】請求項7の発明では、第1ステップにより
木造建築物ごとに構造材のデータを作成し、第2ステッ
プにより構造材のデータを構造材の種類ごとに編集し、
第3ステップにより、第2ステップにより編集したデー
タを公開データとしてネットワーク上に公開し、ネット
ワークに接続されたデータベースであって構造材の加工
形状を蓄積するものに公開データを関連づけている。そ
して、第4ステップにより、公開データに係る構造材の
木材加工の受注希望をネットワーク上で受け付け、第5
ステップにより受注希望の中から所定の方式に従い発注
先を決める。これにより、ネットワーク上で公開される
公開データは、個々の木造建築物に関わりなく、構造材
の種類ごとに編集されているので、構造材の種類ごとに
木材加工の受注を希望することができる。また公開デー
タは、ネットワークに接続されたデータベースであって
構造材の加工形状を蓄積するものに関連づけられている
ので、当該データベースから関連づけられた構造材の加
工形状を参照することができる。
【0029】請求項8の発明では、データベースは、イ
ンターネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報
に関する蓄積情報であることから、ネットワーク上で公
開される公開データに係る構造材が日本国特許庁の意匠
登録を受けたものであれば、当該蓄積情報により構造材
の外観形状を容易に把握することができる。これによ
り、意匠登録公報に記載された六面図等により構造材の
特徴を立体的に捉えることができるので、当該構造材の
形状の理解を助けることができる。
【0030】請求項9の発明では、第5ステップによる
所定の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者を
選択する方式であるこから、受注価格を決定する主導権
を発注元が掌握することができる。これにより、受注希
望者が少ない場合に生じ得る業者間の談合を防止するこ
とができる。
【0031】請求項10の発明では、第5ステップによ
る所定の方式は、発注元の提示する契約事項に基づく競
争入札により選択する方式であることから、多数の受注
希望者の中より最も受注価格の低い受注希望者を選ぶこ
とができる。これにより、加工コストを低減することが
できる。
【0032】請求項11の発明では、構造材のデータに
は、構造材の加工形状に関する加工データであって、木
材を所望の形状に加工し得る加工装置に使用されるもの
が含まれおり、この加工データは、ネットワークを介し
て発注先にダウンロードされ得る。これにより、発注先
では、新たに加工データを入力することなく、当該加工
データに基づいて加工装置により構造材の木材加工を行
うことができる。
【0033】請求項12の発明では、第3ステップは、
構造材の納入地域ごとに区分して公開データを公開する
ことから、構造材の納入地域を考慮して公開データに係
る構造材の木材加工の受注を希望することができる。こ
れにより、構造材の納入地域から離れた地域に所在する
者の受注希望を抑制することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の木材加工の発注シ
ステムおよび発注方法の実施形態について図を参照して
説明する。まず、図1に基づいて、本実施形態に係る木
材加工の発注システム(以下「発注システム」という)
の概要を説明する。本発注システムは、CADセンター
20が構造材の加工注文をインターネット50を介して
発注先であるプレカット工場に行うものである。ここ
で、構造材とは、木造建築物を構成する柱材(管柱、通
し柱、束、間柱等)や横架材(土台、胴差し、軒桁、敷
桁等)のことをいう。またプレカット工場とは、プレカ
ット材を生産する工場のことをいい、プレカット材と
は、継手、仕口等が予め加工された構造材のことをい
う。なお、発明の実施の形態では、以下、構造材のこと
を単に「部材」という。
【0035】この発注システムは、インターネット等の
一般公衆がアクセス可能なネットワーク環境の下に実現
されるものであり、本実施形態では、CADセンター2
0とプレカット工場とがインターネット50を介して接
続されるネットワーク形態を採っている。このネットワ
ーク環境は、一般公衆がアクセス可能な情報通信網であ
れば、インターネット以外のものでも良い。
【0036】ここで、図1では、破線円により囲まれた
第1ブロック、第2ブロック、…、第nブロック内にプ
レカット工場および工務店が存在しているが、この「ブ
ロック」という概念は、後述するように、日本全国を所
定地域ごとに区分した範囲を示すものである。例えば図
1においては、プレカット工場X1a、X1b、X1c、およ
び工務店Y1a、Y1bは、第17ブロック内の地域に、ま
たプレカット工場X2a、X2b、および工務店Y2aは、第
16ブロック内の地域に、それぞれ存在していることを
表している。また、本発注システムでは、インターネッ
ト50を介して我が国の特許庁70に接続することもで
きるようになっている。
【0037】次に、図2に基づいて、本発注システムに
よる部材加工の発注・受注手続の流れを簡単に説明す
る。まず、工務店は、例えば、施主(建築主)から受け
た要望、間取り等に基づいて立面図、平面図、伏図、仕
様等の建築物件に関する図面を作成すると、当該図面
を、インターネットやファクシミリ等を介してCADセ
ンターに送信したり、あるいは当該図面自体をCADセ
ンターに送付する。
【0038】これに対し、CADセンターでは、インタ
ーネット等を介して建築物件ごとの図面を受け取ると、
当該図面から部材に関するデータ(材種、寸法等)を抽
出し、当該データをCADシステムに入力する。そし
て、後述するデータ作成手段により木造建築物ごとに部
材のデータを作成し、データ編集手段により部材のデー
タを部材の種類ごとに編集すると、その編集したデータ
をデータ公開手段により公開データとしてインターネッ
ト上に公開する。これにより、個々の建築物件に関わり
なく部材の種類ごとに編集された部材データ等が、一覧
表として公開されるので、各プレカット工場はこれを閲
覧する。
【0039】また当該一覧表の公開とほぼ同時に、CA
Dセンターでは、受付手段により公開データに係る部材
の木材加工の受注希望をインターネット上で受け付け
る。これにより、インターネット上で当該一覧表を閲覧
したプレカット工場は、受注希望があれば、その受注希
望をインターネットを介してCADセンターに申し込
む。そして、受注希望の申し込みがあれば、CADセン
ターの決定手段により、受け付けた受注希望の中から所
定の方式に従い発注先を決定し、発注先に決まったプレ
カット工場に対してのみ決定画面データを表示する。ま
たプレカット工場の要求に応じてNC加工機用の加工デ
ータをダウンロードする。
【0040】受注したプレカット工場では、ダウンロー
ドした加工データに基づいて定尺材を部材に加工すると
ともに、加工後の部材を当該一覧表で指示された納入先
(例えば集荷センター)にまとめて搬送する。これによ
り、個々の建築物件に関わりなく、所定の納入先に一括
して搬送することが可能となる。
【0041】続いて、上述した本発注システムの中核と
なるCADセンター20の構成等を図1、図3〜図17
に基づいて説明する。図3に示すように、CADセンタ
ー20は、データ作成手段100、データ編集手段20
0、データ公開手段300、受付手段400、決定手段
500等から構成される。これらの手段は、具体的に
は、LAN26を介してデータベース24に接続される
とともに、図示しないWWWサーバを介してインターネ
ット50に接続される、CAD装置22の各処理によっ
て実現されている(図1参照)。
【0042】データ作成手段100は、図4に示す「部
材データ等の作成処理」により実現される。この処理
は、建築物件ごとに部材データ等を作成するものであ
る。即ち、建築物件ごとに加工の対象となる部材デー
タ、加工データおよび物件データを作成するもので、図
3に示す例では、建築物件A、B、Cごとに、これらの
部材データ等の作成処理が行われる。
【0043】まず、CADセンター20では、部材デー
タ等の作成処理を行う前に、建築物件に関する図面、即
ち工務店等が作成した立面図、平面図、伏図等をファク
シミリ、インターネット50等により入手する。例え
ば、図5および図6に示すような図面を入手する(図5
(A) は平面図、図5(B) は伏図、図6は部品表)。
【0044】そして、入手したこれらの図面(特に伏
図)に基づいて、部材の材種や寸法、また各部材同士の
接合位置および「伸び」・「返り」の指示等の部材情
報、および、建築物件名、納入先、納入日等の建築物件
ごとの個別情報をCAD装置22に入力する(S10
1)。これにより、部材データ31および物件データ3
3が作成される。
【0045】次に、入力した材種、寸法等の部材情報に
基づいて、部材ごとに加工条件を作成する(S10
3)。加工条件とは、仕口や継手等の形状およびその寸
法のことで、CAD装置22の所定プログラムにより自
動生成されるものである。この加工条件が作成される
と、次に加工データ32を作成する(S105)。加工
データ32とは、NC加工機に用いられる加工用制御デ
ータのことで、NC加工機のメーカごとにそれぞれ異な
る形式を採るものである。この加工データ32も、CA
D装置22の所定プログラムにより自動生成される。
【0046】一方、このような各部材を個々に識別する
ため各部材にIDを付与し、また諸条件等との関連を明
確にするため各部材に条件情報等を付与する(S10
7)。これらの付与は、所定プログラムにより自動的に
行われる。なお、各部材に付与されるIDは、その頭文
字が「H」であるときには部材が柱であることを、また
頭文字が「Y」であるときには横架材であることを、そ
れぞれ明示している。
【0047】また、加工条件が作成されると、部材全体
の外観形状が特定されるので、当該部材の全体形状が、
既に特許庁70により意匠登録されている部材の全体形
状と実質的に同一であるか否かを各部材ごとに照合す
る。そして、実質的に同一である登録意匠が存在すると
きには、該当する意匠登録公報の番号を当該部材に付与
する。なおここでいう「実質的同一」とは、部材の長
さ、幅、高さの比率や寸法に相違があっても仕口や継手
の形状が近似していれば同一に含める概念である。
【0048】このようなIDや条件情報等が各部材に付
与されると、次に、図7に示すような木拾い表、図8に
示すような組立図、図9に示すような加工図等が、それ
ぞれ所定プログラムにより自動的に作成される(S10
9)。木拾い表とは、各部材の名称、材種、呼名、材
幅、材高、長さ、数量等を、建築物件ごとに一覧表にし
たものである。組立図は、図5(B) に示した伏図に基づ
いて各部材同士の接合位置および「伸び」・「返り」等
を考慮して作成された図面のことで、加工図は、各部材
の加工形状および加工寸法を明記した図面のことであ
る。
【0049】このようなステップS101〜S109ま
での各処理が完了すると、当該建築物件に関して作成さ
れた部材データ31、加工データ32および物件データ
33は、例えば関係モデルによるデータベース24に格
納される(S111)。つまり、部材データ31および
物件データ33は、建築物件ごとにデータベース24に
格納され、また加工データ32は、部材データ31に関
連付けされた関連データとしてデータベース24に格納
される。これにより、「部材データ等の作成処理」によ
る一連の処理が終了する。
【0050】データ編集手段200は、図10に示す
「部材データの編集処理」により実現される。この処理
は、部材データ等を部材の種類ごとに編集するものであ
る。即ち、データ作成手段100により作成されてデー
タベース24に格納された建築物件ごとの部材データ3
1および物件データ33を、一元管理されたマスタデー
タ35にまとめ、さらにマスタデータ35内の部材レコ
ードの並び替え等を行うものである。
【0051】なお、このマスタデータ35は、図11に
示すように、例えば、公開の有無を示す『公開』、建築
物件名を示す『物件名』、部材に付与されたIDを示す
『部材ID』、部材が柱であるか架材であるかを示す
『部材区分』、部材の樹種を示す『材種』、部材の加工
寸法を示す『実寸』、部材の数量を示す『本数』、部材
の単価を示す『単価』、加工機の種類を示す『加工
機』、加工データの番号を示す『加工データ』、意匠登
録公報の番号を示す『公報番号』、部材の納入日を示す
『納入日』、部材の納入先を示す『納入先』の項目(属
性)をもっている。
【0052】また、これらの項目のうち、『部材I
D』、『部材区分』、『材種』、『実寸』、『本数』、
『単価』および『加工機』の各項目は、部材データ31
に基づくもので、『物件名』、『納入日』および『納入
先』の各項目は、物件データ33に基づくものである。
『加工データ』の項目は、加工データ32との関連付け
を、また『公報番号』の項目は、特許庁70の意匠公報
データベースとの関連付けを、それぞれ一義的に示すも
のである。
【0053】まず、データベース24にマスタデータ3
5がないか否かを確認し(S201)、マスタデータ3
5がなければ(S201でYes)、マスタデータ35
を作成する(S203)。マスタデータ35の作成は、
例えば、これから編集する建築物件の部材表を複製する
ことにより行う。またマスタデータ35が既に存在すれ
ば(S201でNo)、それを用いればよいので、ステ
ップS203をジャンプしてマスタデータ35の作成は
行わない。
【0054】次に、データベース24から編集対象とな
る建築物件の部材データ31を呼び出し(S205)、
マスタデータ35を更新する(S207)。このマスタ
データ35の更新は、例えば呼び出した部材データ31
とマスタデータ35との関係演算により行う。これによ
り、マスタデータ35に呼び出した部材表が追加され
る。
【0055】マスタデータ35を更新した後、マスタデ
ータ35内の部材レコードを並び替える(S209)。
この並び替えは、例えば、『材種』をキーにして行われ
る。これにより、同一材種の材木から加工される部材を
一見して把握できる。また、後述する「部材データ等の
公開処理」により公開する部材レコードには、『公開』
の項目に公開マークの「有」が付与される。但し、発注
先が決定した場合等、部材データを公開する必要がなく
なったときには、『公開』の項目から公開マークの
「有」が削除される。
【0056】上述したステップS201〜S211まで
の各処理が完了すると、編集後のマスタデータ35をデ
ータベース24に格納する(S213)。これにより、
「部材データの編集処理」による一連の処理が終了す
る。
【0057】データ公開手段300は、図12に示す
「部材データ等の公開処理」により実現される。この処
理は、データ編集手段200により編集したデータを公
開データ37としてインターネット50上に公開するも
のである。まず、データ編集手段200により編集した
マスタデータ35をデータベース24から呼び出し(S
301)、マスタデータ35の中から公開マークの
「有」の付与された部材レコードを所定の関係演算によ
り抽出する(S303)。例えば図11に示すマスタデ
ータでは、物件名AおよびBの部材レコードに公開マー
ク「有」が付与されているので、これらの部材レコード
が抽出される。
【0058】そして、当該部材レコード同士を所定の関
係演算により連結し、また公開予定日の項目『公開日』
を『公開』の項目に替えて公開データ37を作成する
(S305)。さらに、作成した公開データ37に基づ
いてインターネット50上で公開する公開画面、つまり
部材データ等の一覧表を作成する(S307)。例えば
図11に示すマスタデータから抽出された部材レコード
は、図13に示すような一覧表による公開画面に作成さ
れる。
【0059】ここで、図13に基づいてこの公開画面の
構成を説明する。この公開画面の項目は、前述した公開
データ37を構成する『公開日』、『物件名』、『部材
ID』、『部材区分』、『材種』、『実寸』、『本
数』、『単価』、『加工機』、『加工データ』、『納入
日』、『納入先』の項目から、『物件名』を削除し、
『チェック』および『状態』の項目を加えたものからな
る。この『チェック』の項目は、該当部材の加工を希望
するプレカット工場が選択するチェックボックスを内容
とするもので、また『状態』の項目は、後述する決定手
段500により発注先が既に決まったことを示す決定マ
ーク「完」の有無を内容とするものである。
【0060】また、公開画面の『実寸』の項目には「姿
絵」が追加されている。これは、各部材レコードごと
に、部材の実寸(長さ*幅*高さ)の数値とともに加工
形状をも公開画面上で見られるようにしたことに伴う項
目の追加である。例えば図13に示す部材ID「Y78001
2」 の実寸の項目「姿絵」には、図14(A) に示すよう
な画像データによる姿絵が関連づけられている。同様
に、部材ID「Y780013」の実寸の項目には図14(B)
に示すような画像データによる姿絵が、また部材ID
「Y780014」 の実寸の項目には図14(C) に示すような
画像データによる姿絵が、それぞれ関連づけられてい
る。したがって、アンダーラインの付されている「姿
絵」をマウスでクリックすると、図14に示すような部
材の加工形状が画面に表示される。
【0061】さらに、公開画面の『実寸』の項目には
「公報」が追加されている。これは、前述した「部材デ
ータ等の作成処理」により部材レコードの部材に意匠登
録番号が付与されているものであれば、該当部材の外観
形状を特許庁70の意匠公報データベースにより参照で
きるように、当該部材レコードの意匠登録番号をデータ
ベースに関連づけたことに伴う項目の追加である。
【0062】即ち、「部材データ等の公開処理」によ
り、インターネット50を介して特許庁70の意匠公報
データベースにリンクを張ることによって、特許庁70
の特許電子図書館の検索エンジン等により当該部材の意
匠登録番号をキーに当該意匠登録公報を検索することが
できる。そのため、アンダーラインの付されている「公
報」をマウスでクリックすると、これに関連づけられた
マスタデータ35の意匠登録番号(例えば部材ID「Y7
80014」 の849673(図11参照))を検索キーに
して、当該意匠公報データベースから当該意匠登録公報
が検索される。これにより、図15に示すような意匠登
録公報を画面に表示することができるので、意匠登録公
報に記載された六面図等により当該部材の特徴を立体的
に捉えることができ、当該部材の形状の理解を助けるこ
とができる。
【0063】また、『納入先』の項目にも、各部材レコ
ードごとに、納入先までの搬送経路を案内する地図等の
画像データが関連づけられている。このため、アンダー
ラインの付されている納入先の名称等をマウスでクリッ
クすると、地図等が画面に表示される。
【0064】このように作成された公開画面は、インタ
ーネット50に接続されたWWWサーバによりサイトに
掲載され(S309)、「部材データ等の公開処理」に
よる一連の処理が終了する。これにより、プレカット工
場は、当該サイトにアクセスすることによって公開画面
を閲覧することができる。
【0065】受付手段400は、図16に示す「受付処
理」により実現される。この処理は、公開データ37に
係る部材の木材加工の受注希望をインターネット50上
で受け付けるものである。前述したように、インターネ
ット50上で公開された公開画面には、受注希望を表明
するチェックボックスがあるので、これにチェックがあ
るか否かにより、受注希望の有無を判断する(S40
1)。そして、公開画面のチェックボックスのいずれに
もチェック、つまり受注希望がないときには(S401
で無)、「受付処理」を終了し、チェックがあるときに
はその受注希望を受け付けるために、図17に示す「決
定処理」のサブルーチンに処理を移行する。
【0066】図17に示すように、「決定処理」は、受
付手段400により受け付けた受注希望者の中から所定
の方式に従い発注先を決めるもので、まずは決定条件を
確認する(S501)。即ち、受注を希望したプレカッ
ト工場が、本発注システムに登録された工場であるこ
と、納入場所と同一または隣接したブロック内にある
こと、所定の方式により選択されていること、等であ
る。
【0067】ここで、所定の方式とは、CADセンター
20による指値注文を最先に承諾した者を選択する方式
のことをいう。即ち、CADセンター20が提示した指
値、つまり発注(受注)価格による部材加工を、最も速
く承諾したプレカット工場が発注先に選択される。これ
により、発注(受注)価格を決定する主導権をCADセ
ンター20が掌握することができるので、受注を希望す
るプレカット工場が少ない場合に生じ得るプレカット工
場間の談合を防止することができる。
【0068】また、この所定の方式は、CADセンター
20の提示する契約事項に基づく競争入札により選択す
る方式であっても良い。即ち、CADセンター20が提
示した入札条件に基づいて、所定期間内に最も発注(受
注)価格の低いプレカット工場を選択するものであって
も良い。これにより、多数の受注を希望するプレカット
工場の中より最も受注価格の低いプレカット工場を選ぶ
ことができるので、加工コストを低減することができ
る。
【0069】そして、ステップS501により確認した
決定条件を満たすか否かを判断する(S503)。決定
条件を満たしていれば(S503でYes)、当該プレ
カット工場の部材加工の発注を決定し(S505)、ま
た決定条件を満たしていなければ(S503でNo)、
当該プレカット工場の発注を決定することなく(S50
7)、「決定処理」を終了し、呼び出し元の「受付処
理」に復帰する。
【0070】再び、図16に示す「受付処理」に処理を
移行すると、決定処理の結果、当該プレカット工場に発
注を決定したか否かを判断する(S405)。これによ
り発注を決定していなれば(S405でNo)、「受付
処理」による一連の処理が終了し、発注を決定していれ
ば(S405でYes)、当該部材の加工はそのプレカ
ット工場に発注が決まったことを示すために当該部材レ
コードに決定マーク「完」を設定する(S407)。
【0071】そして、上述したステップS401〜S4
07までの各処理が完了すると、受注したプレカット工
場に対して表示する決定画面(図21参照)を作成し
(S409)、当該画面データを受注したプレカット工
場に対し表示する。これにより、受注を希望したプレカ
ット工場では、自分が受注したか否かがわかる。
【0072】また、受注したプレカット工場の要求によ
りダウンロード画面を表示し、当該部材の加工に適用可
能な加工データ32をデータベース24からインターネ
ット50を介して当該プレカット工場にダウンロードす
る(S411)。これにより、当該プレカット工場で
は、新たに加工データを入力することなく、ダウンロー
ドした加工データ32に基づいてNC加工機により当該
部材の加工を行うことができる。
【0073】最後に、上述した本発注システムにより部
材加工の受注を希望するプレカット工場側の手続の流れ
を図3、図18〜図22に基づいて説明する。図18に
示すように、プレカット工場による公開データの閲覧お
よび受注希望手続は、まず当該プレカット工場のコンピ
ュータをCADセンター20のサイトに接続することか
ら始まる(S601)。プレカット工場のコンピュータ
がWWWブラウザを用いて、CADセンター20のWW
Wサーバから提供される各画面表示を閲覧できるように
するためである。
【0074】ここでは、図3に示すプレカット工場X1b
が、部材加工の受注希望手続を行う場合を例に説明す
る。プレカット工場X1bは、CADセンター20のサイ
トに接続した後、所定のログイン画面によりログイン手
続を行う(S603)。例えば、図19に示すようなロ
グイン画面が表示されるため、キーボードからユーザ名
およびパスワードを入力する。これにより、予め登録さ
れているプレカット工場X1bに対しては、公開データ等
の閲覧を許可し、登録されていない者のアクセスを制限
する。
【0075】ログイン手続が完了すると、図20に示す
ような日本全国を25のブロックに区分したエリア画面
が表示されるので(S605)、自分の位置、つまりプ
レカット工場の所在地をマウスでクリックする。例えば
プレカット工場X1bの場合、ポインタ(矢印)によって
第17ブロックをクリックする。なお、この第1〜第2
5までの各ブロックは、半径50〜100kmの円内に
含まれる範囲を1ブロックとして区分したものである。
このようなブロックを定めたことにより、プレカット工
場と部材の納入先との距離が過剰に離れることのないよ
うに規制することができる。
【0076】即ち、プレカット工場と部材の納入先と
が、同一または隣接するブロック内にあることを(図2
0の例では第17ブロックを中心に第15、第16、第
18ブロック)、前述した決定手段500による決定条
件に設定すれば、当該ブロック内の納入先の部材しか受
注を希望することができない。これにより、プレカット
工場と部材の納入先との距離が過剰に離れることを防止
できるため、多大な搬送コストによる部材コストの上昇
を抑制することができる。
【0077】また、このような決定条件を設定しなくて
も、データ公開手段300により、部材の納入先ごとに
区分した公開画面を部材データ等の一覧表として公開す
れば、プレカット工場は、部材の納入先を考慮して受注
を希望することができる。これにより、部材の納入地域
から離れた地域に所在するプレカット工場の受注希望を
抑制することができるため、多大な搬送コストによる部
材コストの上昇を抑えることができる。
【0078】プレカット工場X1bの所在地をエリア画面
で入力すると、前述したデータ公開手段300による公
開画面が表示される(S607)。即ち、図13に示す
ような公開画面による部材データ等の一覧表が表示され
るので、この一覧表の中から受注を希望する部材がある
か探し、受注を希望する部材が有れば(S609で
有)、該当部材のチェックボックスをマウスでクリック
してチェックを付ける。例えば、図13では、部材ID
「H770055」および部材ID「Y780014」の部材を選択し
チェックしている。もし、受注を希望する部材がなく、
他に閲覧するものもなければ(S609で無)、CAD
センター20のサイトからログアウトする(S61
7)。
【0079】これにより、CADセンター20側では、
前述した受付手段400および決定手段500によっ
て、プレカット工場X1bが所定の決定条件を満たしてい
れば、当該プレカット工場X1bを発注先に決定し、決定
画面を表示する(S613)。例えば、受注を希望した
部材ID「H770055」および部材ID「Y780014」の部材
の発注が当該プレカット工場X1bに決定した場合には、
図21に示すような決定画面がプレカット工場X1bのコ
ンピュータ画面に表示される。またこの時点で、当該部
材の発注先が決定しているので、公開画面および決定画
面の『状態』の項目には決定マーク「完」が表示され
る。
【0080】また、当該プレカット工場X1bは、加工デ
ータ32のダウンロードを必要とする場合には、決定画
面に表示される『加工データ』項目の加工データ番号を
マウスでクリックする操作を行う。すると、加工データ
番号に関連づけされた加工データ32をダウンロードす
るためのダウンロード画面が表示されるので(図22参
照)、この画面の指示に従って操作する。これにより、
加工データ32をダウンロードすることができる(S6
15)。
【0081】上述したステップS601〜S615まで
の各操作により、「公開データの閲覧および受注希望手
続」が終了した後、CADセンター20のサイトからロ
グアウトする(S617)。なお、上述したログイン画
面、エリア画面、公開画面、決定画面およびダウンロー
ド画面は、CADセンター20の受付手段400による
受付処理によって、作成および表示されるものである。
【0082】以上説明したように、本実施形態に係る発
注システムによると、データ作成手段100により建築
物件ごとに部材データ31、加工データ32、物件デー
タ33を作成し、データ編集手段200によりマスタデ
ータ35を部材の種類ごとに編集し、データ公開手段3
00により、データ編集手段200により編集したマス
タデータ35に基づく公開データ37をインターネット
50上に公開し、インターネット50に接続された特許
庁70の意匠登録公報のデータベースに公開データ37
を関連づけている。そして、受付手段400により、公
開データ37に係る部材の木材加工の受注希望をインタ
ーネット50上で受け付け、決定手段500により受注
希望の中から所定の方式に従い発注先を決める。
【0083】これにより、インターネット50上で公開
される公開データ37は、個々の建築物件に関わりな
く、部材の種類ごとに編集されているので、部材の種類
ごとに木材加工の受注を希望することができる。また公
開データ37は、インターネット50に接続された特許
庁70の意匠登録公報のデータベースに関連づけられて
いるので、当該データベースから関連づけられた部材の
外観形状を容易に把握することができる。また意匠登録
公報に記載された六面図等により部材の特徴を立体的に
捉えることができるので、当該部材の形状の理解を助け
ることができる。したがって、構造材の加工形状をより
正確に認識した上で、受注を希望することができるの
で、木材加工の発注手続および受注手続をさらに円滑に
し得る効果がある。
【0084】また、本実施形態に係る発注システムによ
ると、決定手段500による所定の方式は、CADセン
ター20の指値注文を最先に承諾した者を選択する方
式、あるいはCADセンター20の提示する契約事項に
基づく競争入札により選択する方式である。これによ
り、前者の指値方式では、発注(受注)価格を決定する
主導権をCADセンター20が掌握することができるの
で、受注希望者が少ない場合に生じ得る業者間の談合を
防止することができる。また最先に承諾した者を選択す
るので迅速に選ぶことができる。一方、後者の入札方式
では、多数のプレカット工場の中より最も発注(受注)
価格の低い受注希望者を選ぶことができるので、加工コ
ストを低減することができる。したがって、前者の指値
方式、後者の入札方式のいずれの場合でも、部材の価格
を低減し得る効果がある。
【0085】さらに、本実施形態に係る発注システムに
よると、部材データ等には、部材の加工形状に関する加
工データ32であって、木材を所望の形状に加工し得る
NC加工機に使用されるものが含まれおり、この加工デ
ータ32は、インターネット50を介して発注先のプレ
カット工場にダウンロードすることができる。これによ
り、当該プレカット工場では、新たに加工データを入力
することなく、ダウンロードした当該加工データ32に
基づいて加工装置により構造材の木材加工を行うことが
できる。したがって、新たに加工データを作成する必要
がないので、部材の価格を低減し、また木材加工の発注
手続および受注手続を円滑にし得る効果がある。
【0086】さらにまた、本実施形態に係る発注システ
ムによると、データ公開手段300は、部材の納入地域
ごとに区分して公開データ37を公開画面により公開す
ることから、部材の納入地域を考慮して公開データ37
に係る部材の木材加工の受注を希望することができる。
これにより、部材の納入地域から離れた地域に所在する
プレカット工場の受注希望を抑制することができる。し
たがって、遠隔地からの輸送によるコストの上昇を抑え
るので、部材の価格を低減し得る効果がある。
【0087】なお、上述した実施形態では、「ネットワ
ークに接続されたデータベースであって構造材の加工形
状を蓄積するもの」として、特許庁70の意匠公報デー
タベースを例示したが、本発明では、これに限られるこ
となく、一般公衆がアクセス可能な情報通信網に接続さ
れたデータベースであって構造材の加工形状を蓄積する
ものであれば、民間企業の提供する蓄積情報でも良い。
【0088】
【発明の効果】請求項1の発明では、データ作成手段に
より木造建築物ごとに構造材のデータを作成し、データ
編集手段により構造材のデータを構造材の種類ごとに編
集し、データ公開手段により、データ編集手段により編
集したデータを公開データとしてネットワーク上に公開
し、ネットワークに接続されたデータベースであって構
造材の加工形状を蓄積するものに公開データを関連づけ
ている。そして、受付手段により、公開データに係る構
造材の木材加工の受注希望をネットワーク上で受け付
け、決定手段により受注希望の中から所定の方式に従い
発注先を決める。これにより、ネットワーク上で公開さ
れる公開データは、個々の木造建築物に関わりなく、構
造材の種類ごとに編集されているので、構造材の種類ご
とに木材加工の受注を希望することができる。また公開
データは、ネットワークに接続されたデータベースであ
って構造材の加工形状を蓄積するものに関連づけられて
いるので、当該データベースから関連づけられた構造材
の加工形状を参照することができる。したがって、構造
材の加工形状を認識した上で、受注を希望することがで
きるので、木材加工の発注手続および受注手続を円滑に
し得る効果がある。
【0089】請求項2の発明では、データベースは、イ
ンターネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報
に関する蓄積情報であることから、ネットワーク上で公
開される公開データに係る構造材が日本国特許庁の意匠
登録を受けたものであれば、当該蓄積情報により構造材
の外観形状を容易に把握することができる。これによ
り、意匠登録公報に記載された六面図等により構造材の
特徴を立体的に捉えることができるので、当該構造材の
形状の理解を助けることができる。したがって、構造材
の加工形状をより正確に認識した上で、受注を希望する
ことができるので、木材加工の発注手続および受注手続
をさらに円滑にし得る効果がある。
【0090】請求項3の発明では、決定手段による所定
の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者を選択
する方式であるこから、発注(受注)価格を決定する主
導権を発注元が掌握することができる。これにより、受
注希望者が少ない場合に生じ得る業者間の談合を防止す
ることができる。したがって、構造材の価格を低減し得
る効果がある。
【0091】請求項4の発明では、決定手段による所定
の方式は、発注元の提示する契約事項に基づく競争入札
により選択する方式であることから、多数の受注希望者
の中より最も発注(受注)価格の低い受注希望者を選ぶ
ことができる。これにより、加工コストを低減すること
ができる。したがって、構造材の価格を低減し得る効果
がある。
【0092】請求項5の発明では、構造材のデータに
は、構造材の加工形状に関する加工データであって、木
材を所望の形状に加工し得る加工装置に使用されるもの
が含まれおり、この加工データは、ネットワークを介し
て発注先にダウンロードされ得る。これにより、発注先
では、新たに加工データを入力することなく、当該加工
データに基づいて加工装置により構造材の木材加工を行
うことができる。したがって、新たに加工データを作成
する必要がないので、構造材の価格を低減し、また木材
加工の発注手続および受注手続を円滑にし得る効果があ
る。
【0093】請求項6の発明では、データ公開手段は、
構造材の納入地域ごとに区分して公開データを公開する
ことから、構造材の納入地域を考慮して公開データに係
る構造材の木材加工の受注を希望することができる。こ
れにより、構造材の納入地域から離れた地域に所在する
者の受注希望を抑制することができる。したがって、遠
隔地からの輸送によるコストの上昇を抑えるので、構造
材の価格を低減し得る効果がある。
【0094】請求項7の発明では、第1ステップにより
木造建築物ごとに構造材のデータを作成し、第2ステッ
プにより構造材のデータを構造材の種類ごとに編集し、
第3ステップにより、第2ステップにより編集したデー
タを公開データとしてネットワーク上に公開し、ネット
ワークに接続されたデータベースであって構造材の加工
形状を蓄積するものに公開データを関連づけている。そ
して、第4ステップにより、公開データに係る構造材の
木材加工の受注希望をネットワーク上で受け付け、第5
ステップにより受注希望の中から所定の方式に従い発注
先を決める。これにより、ネットワーク上で公開される
公開データは、個々の木造建築物に関わりなく、構造材
の種類ごとに編集されているので、構造材の種類ごとに
木材加工の受注を希望することができる。また公開デー
タは、ネットワークに接続されたデータベースであって
構造材の加工形状を蓄積するものに関連づけられている
ので、当該データベースから関連づけられた構造材の加
工形状を参照することができる。したがって、構造材の
加工形状を認識した上で、受注を希望することができる
ので、木材加工の発注手続および受注手続を円滑にし得
る効果がある。
【0095】請求項8の発明では、データベースは、イ
ンターネットに接続された日本国特許庁の意匠登録公報
に関する蓄積情報であることから、ネットワーク上で公
開される公開データに係る構造材が日本国特許庁の意匠
登録を受けたものであれば、当該蓄積情報により構造材
の外観形状を容易に把握することができる。これによ
り、意匠登録公報に記載された六面図等により構造材の
特徴を立体的に捉えることができるので、当該構造材の
形状の理解を助けることができる。したがって、構造材
の加工形状をより正確に認識した上で、受注を希望する
ことができるので、木材加工の発注手続および受注手続
をさらに円滑にし得る効果がある。
【0096】請求項9の発明では、第5ステップによる
所定の方式は、発注元の指値注文を最先に承諾した者を
選択する方式であるこから、受注価格を決定する主導権
を発注元が掌握することができる。これにより、受注希
望者が少ない場合に生じ得る業者間の談合を防止するこ
とができる。したがって、構造材の価格を低減し得る効
果がある。
【0097】請求項10の発明では、第5ステップによ
る所定の方式は、発注元の提示する契約事項に基づく競
争入札により選択する方式であることから、多数の受注
希望者の中より最も受注価格の低い受注希望者を選ぶこ
とができる。これにより、加工コストを低減することが
できる。したがって、構造材の価格を低減し得る効果が
ある。
【0098】請求項11の発明では、構造材のデータに
は、構造材の加工形状に関する加工データであって、木
材を所望の形状に加工し得る加工装置に使用されるもの
が含まれおり、この加工データは、ネットワークを介し
て発注先にダウンロードされ得る。これにより、発注先
では、新たに加工データを入力することなく、当該加工
データに基づいて加工装置により構造材の木材加工を行
うことができる。したがって、新たに加工データを作成
する必要がないので、構造材の価格を低減し、また木材
加工の発注手続および受注手続を円滑にし得る効果があ
る。
【0099】請求項12の発明では、第3ステップは、
構造材の納入地域ごとに区分して公開データを公開する
ことから、構造材の納入地域を考慮して公開データに係
る構造材の木材加工の受注を希望することができる。こ
れにより、構造材の納入地域から離れた地域に所在する
者の受注希望を抑制することができる。したがって、遠
隔地からの輸送によるコストの上昇を抑えるので、構造
材の価格を低減し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る木材加工の発注シス
テムの概念を示す説明図である。
【図2】本発注システムによるプレカット材の加工・流
通ルートの概要を示す説明図である。
【図3】本発注システムの構成を示す説明図である。
【図4】本発注システムのCADセンターにおける部材
データ等の作成処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】工務店等から入手する建築物件の図面例を示す
説明図で、図5(A) は平面図を、図5(B) は伏図を、そ
れぞれ例示するものである。
【図6】工務店等から入手する建築物件の図面例を示す
説明図で、部品表を例示するものである。
【図7】部材データ等の作成処理により作成される図面
例を示す説明図で、木拾い表を例示するものである。
【図8】部材データ等の作成処理により作成される図面
例を示す説明図で、組立図を例示するものである。
【図9】部材データ等の作成処理により作成される図面
例を示す説明図で、加工図を例示するものである。
【図10】本発注システムのCADセンターにおける部
材データの編集処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図11】部材データの編集処理により編集されるマス
タデータの例を示す説明図である。
【図12】本発注システムのCADセンターにおける部
材データの公開処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図13】部材データの公開処理により公開される一覧
表画面の例を示す説明図である。
【図14】部材データの公開処理により公開される姿絵
画面の例を示す説明図である。
【図15】部材データの公開処理により表示される意匠
登録公報の例を示す説明図である。
【図16】本発注システムのCADセンターにおける受
付処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発注システムのCADセンターにおける決
定処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発注システムのプレカット工場における公
開データの閲覧および受注希望手続の流れを示すフロー
チャートである。
【図19】受付処理によるログイン画面の例を示す説明
図である。
【図20】受付処理によるエリア画面の例を示す説明図
である。
【図21】受付処理による決定画面の例を示す説明図で
ある。
【図22】受付処理によるダウンロード画面の例を示す
説明図である。
【図23】従来のプレカット材の加工・流通ルートの概
要を示す説明図である。
【符号の説明】
20 CADセンター 22 CAD装置 24 データベース 31 部材データ 32 加工データ 33 物件データ 35 マスタデータ 37 公開データ 50 インターネット(ネットワーク) 70 特許庁 (日本国特許庁) 100 データ作成手段(第1ステップ) 200 データ編集手段(第2ステップ) 300 データ公開手段(第3ステップ) 400 受付手段 (第4ステップ) 500 決定手段 (第5ステップ)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築物を構成する構造材の加工注文
    をネットワークを介して発注先に行う木材加工の発注シ
    ステムであって、 木造建築物ごとに構造材のデータを作成するデータ作成
    手段と、 前記構造材のデータを前記構造材の種類ごとに編集する
    データ編集手段と、 前記データ編集手段により編集したデータを公開データ
    として前記ネットワーク上に公開するデータ公開手段
    と、 前記公開データに係る構造材の木材加工の受注希望を前
    記ネットワーク上で受け付ける受付手段と、 前記受付手段により受け付けた受注希望の中から、所定
    の方式に従い発注先を決める決定手段とを備え、 前記データ公開手段は、前記ネットワークに接続された
    データベースであって前記構造材の加工形状を蓄積する
    ものに、前記公開データを関連づけていることを特徴と
    する木材加工の発注システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースは、インターネットに
    接続された日本国特許庁の意匠登録公報に関する蓄積情
    報であることを特徴とする請求項1記載の木材加工の発
    注システム。
  3. 【請求項3】 前記決定手段による所定の方式は、発注
    元の指値注文を最先に承諾した者を選択する方式である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の木材加工の発
    注システム。
  4. 【請求項4】 前記決定手段による所定の方式は、発注
    元の提示する契約事項に基づく競争入札により選択する
    方式であることを特徴とする請求項1または2記載の木
    材加工の発注システム。
  5. 【請求項5】 前記構造材のデータには、前記構造材の
    加工形状に関する加工データであって、木材を所望の形
    状に加工し得る加工装置に使用されるものが含まれお
    り、この加工データは、前記ネットワークを介して前記
    発注先にダウンロードされ得ることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか一項に記載の木材加工の発注システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記データ公開手段は、構造材の納入地
    域ごとに区分して前記公開データを公開することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の木材加工の
    発注システム。
  7. 【請求項7】 木造建築物を構成する構造材の加工注文
    をネットワークを介して発注先に行う木材加工の発注方
    法であって、 木造建築物ごとに構造材のデータを作成する第1ステッ
    プと、 前記構造材のデータを前記構造材の種類ごとに編集する
    第2ステップと、 前記第2ステップにより編集したデータを公開データと
    して前記ネットワーク上に公開する第3ステップと、 前記公開データに係る構造材の木材加工の受注希望を前
    記ネットワーク上で受け付ける第4ステップと、 前記第4ステップにより受け付けた受注希望の中から、
    所定の方式に従い発注先を決める第5ステップとを含
    み、 前記第3ステップは、前記ネットワークに接続されたデ
    ータベースであって前記構造材の加工形状を蓄積するも
    のに、前記公開データを関連づけていることを特徴とす
    る木材加工の発注方法。
  8. 【請求項8】 前記データベースは、インターネットに
    接続された日本国特許庁の意匠登録公報に関する蓄積情
    報であることを特徴とする請求項7記載の木材加工の発
    注方法。
  9. 【請求項9】 前記第5ステップによる所定の方式は、
    発注元の指値注文を最先に承諾した者を選択する方式で
    あることを特徴とする請求項7または8記載の木材加工
    の発注方法。
  10. 【請求項10】 前記第5ステップによる所定の方式
    は、発注元の提示する契約事項に基づく競争入札により
    選択する方式であることを特徴とする請求項7または8
    記載の木材加工の発注方法。
  11. 【請求項11】 前記構造材のデータには、前記構造材
    の加工形状に関する加工データであって、木材を所望の
    形状に加工し得る加工装置に使用されるものが含まれお
    り、この加工データは、前記ネットワークを介して前記
    発注先にダウンロードされ得ることを特徴とする請求項
    7〜10のいずれか一項に記載の木材加工の発注方法。
  12. 【請求項12】 前記第3ステップは、構造材の納入地
    域ごとに区分して前記公開データを公開することを特徴
    とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の木材加工
    の発注方法。
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