JP2002245104A - 論理縮小機能を備えたマッピング装置、マッピング方法、及びそのプログラム。 - Google Patents

論理縮小機能を備えたマッピング装置、マッピング方法、及びそのプログラム。

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JP2002245104A
JP2002245104A JP2001040664A JP2001040664A JP2002245104A JP 2002245104 A JP2002245104 A JP 2002245104A JP 2001040664 A JP2001040664 A JP 2001040664A JP 2001040664 A JP2001040664 A JP 2001040664A JP 2002245104 A JP2002245104 A JP 2002245104A
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mapping
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Masayuki Yuguchi
雅之 湯口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/32Circuit design at the digital level
    • G06F30/327Logic synthesis; Behaviour synthesis, e.g. mapping logic, HDL to netlist, high-level language to RTL or netlist

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 少ない記憶容量で、かつ、高速に、組み合わ
せ回路をセレクタベースセルにマッピングすることを実
現する。 【解決手段】 セレクタベース回路生成手段は、マッピ
ング対象である組み合わせ回路からセレクタベース回路
を生成し、制御手段は、セレクタベース回路生成手段で
生成されたセレクタベース回路をセレクタベース回路記
憶手段に記憶・管理する。そして、セレクタベース変形
手段はセレクタベース回路記憶手段からのセレクタベー
ス回路内のセレクタ間で合成できるセレクタを検索し、
この検索結果に基づいて、セレクタを合成し、論理縮小
を行う。更に、マッピング・セル化手段では、セレクタ
合成後のセレクタベース回路を任意の3入力論理が表現
できる一種類のセレクタベースセルにマッピングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、テクノロジに特有
なセレクタベースセルで構成された回路にマッピングす
るマッピング装置、マッピング方法、及びそのプログラ
ムに関し、特に、組み合わせ回路をセレクタベース回路
に変換し、この変換したセレクタベース回路をセレクタ
ベースセルにマッピングするマッピング装置、マッピン
グ方法、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来技術】マッピング装置におけるマッピング方法と
して、次のようなものがある。
【0003】回路中のゲートを全てNANDゲート(ゲ
ート論理を複数のNANDゲートの接続により構成され
る回路)に変換し、更にマッピングする際に使用される
テクノロジ固有のセルも、NANDゲートに変換する。
そして、前記回路中のゲートをNANDゲートに変換し
た際のNANDゲート間における接続の形状と、前記テ
クノロジ固有のセルをNANDゲートに変換した際のN
ANDゲート間における接続の形状とを比較し、比較結
果より同一形状の前記回路中のNANDゲートを前記テ
クノロジ固有のセルに置き換える。この技術を用いた論
文としては、「文献:K.Keutzer,‘‘DAG
ON: Technology binding an
d local optimization by D
AG matching’’,ACM/IEEE De
sign AutomationConference
1987」がある。
【0004】又、マッピング装置における他のマッピン
グ方法として、次のようなものもある。
【0005】回路中において、4入力1出力(入力は4
入力以下でもよい)となる部分回路を全て検索し、検索
された部分回路をルックアップテーブルと呼ばれるメモ
リベースのセルに置き換える方法である。この技術を用
いた論文としては、「文献:‘‘FlowMap:An
Optimal Technology Mappi
ng Algorithm for Delay Op
timizationin Lookup−Table
Based FPGA Designs’’,IEE
E Transactions on Compute
r−Aided Design 1994」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
マッピング装置におけるマッピング方法は、セル数が多
くなると、比較処理に多くの時間を要してしまう欠点が
あった。
【0007】又、後者のマッピング装置におけるマッピ
ング方法には、マッピング結果がマッピング対象となる
回路のゲート接続などの状態に大きく依存してしまう欠
点があった。
【0008】従って、本発明が解決しようとする課題
は、生成するセレクタベースセルの数を削減し、マッピ
ング対象となる回路のゲート接続などの状態に依存する
ことなく、高速にマッピング処理を行う技術を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、組み合わ
せ回路をセレクタベース回路に論理変換する論理縮小機
能を備えたマッピング装置であって、組み合わせ回路か
らセレクタ以外のゲートを抽出し、前記抽出されたゲー
トをセレクタに変換することにより、組み合わせ回路を
セレクタベース回路に変換する手段と、前記変換された
セレクタベース回路が記憶される記憶手段と、前記記憶
手段からセレクタベース回路を読み出し、前記読み出さ
れたセレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセ
レクタを検索し、前記検索されたセレクタを合成して論
理縮小を行う論理縮小手段と、前記記憶手段に記憶され
ているセレクタベース回路の前記検索されたセレクタ
を、前記論理縮小されたセレクタに置換する手段と、前
記記憶手段に記憶されている置換後のセレクタベース回
路を読み出し、この読み出したセレクタベース回路をセ
レクタベースセルにマッピングするマッピング手段とを
有することを特徴とする論理縮小機能を備えたマッピン
グ装置によって解決される。
【0010】又、前記の課題は、組み合わせ回路をセレ
クタベース回路に論理合成する論理縮小機能を備えたマ
ッピング装置であって、組み合わせ回路からセレクタ以
外のゲートを抽出し、前記抽出されたゲートをセレクタ
に変換することにより、組み合わせ回路をセレクタベー
ス回路に変換する手段と、前記セレクタベース回路内の
セレクタ間で合成できるセレクタを検索し、前記検索さ
れたセレクタを合成して論理縮小を行う論理縮小手段
と、前記論理縮小されたセレクタベース回路をセレクタ
ベースセルにマッピングするマッピング手段とを有する
ことを特徴とする論理縮小機能を備えたマッピング装置
によって解決される。
【0011】特に、前記論理縮小手段は、セレクタベー
ス回路内のセレクタ間でセレクタを合成する際、所定の
セレクタのセレクト線に接続されているセレクタのセレ
クト線と、前記所定のセレクタのデータ線に接続されて
いるセレクタのセレクト線とが同じセレクト線であるか
否かを判断し、前記セレクト線が同じセレクト線である
場合、前記所定のセレクタと前記セレクタの入力側に接
続されているセレクタとを合成する手段であることを特
徴とする。
【0012】又、前記セレクタベースセルは、任意の3
入力論理が表現できる一種類のセレクタベースセルであ
ることを特徴とする。
【0013】前記の課題は、組み合わせ回路をセレクタ
ベース回路に論理合成する論理縮小機能を備えたマッピ
ング方法であって、組み合わせ回路からセレクタ以外の
ゲートを選択し、前記選択されたゲートをセレクタに変
換することにより、組み合わせ回路をセレクタベース回
路に変換するステップと、前記変換されたセレクタベー
ス回路を記憶するステップと、前記記憶されているセレ
クタベース回路内のセレクタ間で合成できるセレクタを
検索し、前記検索されたセレクタを合成して論理縮小す
るステップと、前記記憶されているセレクタベース回路
の前記検索されたセレクタを、前記論理縮小されたセレ
クタに置換するステップと、前記記憶されている置換後
のセレクタベース回路をセレクタベースセルにマッピン
グするステップとを有することを特徴とする論理縮小機
能を備えたマッピング方法によって解決される。
【0014】又、前記の課題は、組み合わせ回路をセレ
クタベース回路に論理合成する論理縮小機能を備えたマ
ッピング方法であって、組み合わせ回路からセレクタ以
外のゲートを選択し、前記選択されたゲートをセレクタ
に変換することにより、組み合わせ回路をセレクタベー
ス回路に変換するステップと、前記変換されたセレクタ
ベース回路内のセレクタ間で合成できるセレクタを検索
し、前記検索されたセレクタを合成して論理縮小するス
テップと、前記論理縮小後のセレクタベース回路をセレ
クタベースセルにマッピングするステップとを有するこ
とを特徴とする論理縮小機能を備えたマッピング方法に
よって解決される。
【0015】特に、前記セレクタベースセルは、任意の
3入力論理が表現できる一種類のセレクタベースセルで
あることを特徴とする。
【0016】又、前記論理縮小するステップは、セレク
タベース回路内のセレクタ間でセレクタを合成する際、
所定のセレクタのセレクト線に接続されるセレクタのセ
レクト線と、前記所定のセレクタのデータ線に接続され
ているセレクタのセレクト線とが同じセレクト線である
か否かを判断し、前記セレクト線が同じセレクト線であ
る場合、前記所定のセレクタと前記セレクタの入力側に
接続されているセレクタとを合成することを特徴とす
る。
【0017】前記の課題は、組み合わせ回路をセレクタ
ベース回路に論理合成する論理縮小機能を備えたマッピ
ング装置を構成する情報処理装置に、組み合わせ回路か
らセレクタ以外のゲートを選択し、前記選択されたゲー
トをセレクタに変換することにより、組み合わせ回路を
セレクタベース回路に変換する処理と、前記変換された
セレクタベース回路を記憶する処理と、前記記憶されて
いるセレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセ
レクタを検索し、前記検索されたセレクタを合成して論
理縮小する処理と、前記記憶されているセレクタベース
回路の前記検索されたセレクタを、前記論理縮小された
セレクタに置換する処理と、前記記憶されている置換後
のセレクタベース回路をセレクタベースセルにマッピン
グする処理とを実行させるためのプログラムによって解
決される。
【0018】又、前記の課題は、組み合わせ回路をセレ
クタベース回路に論理合成する論理縮小機能を備えたマ
ッピング装置を構成する情報処理装置に、組み合わせ回
路からセレクタ以外のゲートを選択し、前記選択された
ゲートをセレクタに変換することにより、組み合わせ回
路をセレクタベース回路に変換する処理と、前記変換さ
れたセレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセ
レクタを検索し、前記検索されたセレクタを合成して論
理縮小する処理と、前記論理縮小されたベース回路をセ
レクタベースセルにマッピングする処理とを実行させる
ためのプログラムによって解決される。
【0019】特に、前記セレクタベースセルは、任意の
3入力論理が表現できる一種類のセレクタベースセルで
あることを特徴とする。
【0020】又、前記論理縮小する処理は、セレクタベ
ース回路内のセレクタ間でセレクタを合成する際、所定
のセレクタのセレクト線に接続されているセレクタのセ
レクト線と、前記所定のセレクタのデータ線に接続され
ているセレクタのセレクト線とが同じセレクト線である
か否かを判断し、前記セレクト線が同じセレクト信号で
ある場合、前記所定のセレクタと前記セレクタの入力側
に接続されているセレクタとを合成することを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態について説明す
る。
【0022】図1はANDゲートをセレクタに変換する
方法を説明するための図である。図2はORゲートをセ
レクタに変換する方法を説明するための図である。図3
はNANDゲートをセレクタに変換する方法を説明する
ための図である。図4はNORゲートをセレクタに変換
する方法を説明するための図である。図5はEXORゲ
ートをセレクタに変換する方法を説明するための図であ
る。図6はセレクタの合成について説明するための図で
ある。図7から図10は本実施の形態を説明するための
図である。
【0023】尚、組み合わせ回路とは、インバータ、A
ND、OR、NAND、NOR、EXOR、セレクタな
どの論理ゲートで構成される回路をいい、AND、O
R、NAND、NOR、EXORは全て2入力、セレク
タは2tolのセレクタ(データ入力線2本、セレクト
線1本、データ出力線1本のセレクタ)とする。
【0024】マッピング対象である組み合わせ回路のデ
ータ(組み合わせ回路のデータを、単に、組み合わせ回
路ともいう)がマッピング装置入力されると、この組み
合わせ回路を記憶し、記憶した組み合わせ回路のゲート
論理要素及び配線接続要素のうちゲート論理要素である
AND論理、OR論理などの全てのゲート論理をセレク
タ論理に変換する。以下、各ゲートをセレクタに変換す
る方法について図1から図5を参照しながら説明する。
【0025】(A) ANDゲートをセレクタに変換す
る方法について説明する。
【0026】例えば、図1に示すが如く、使用するセレ
クタ100は、(a)セレクト線101に0の信号が入
力されたとき、データ線102を選択し、(b)セレク
ト線101に1の信号が入力されたとき、データ線10
3を選択するものとした場合、ANDゲート90をセレ
クタに変換するには、(1) セレクタ100を生成
し、(2) ANDゲート90の入力の一つを選択(図
1中、ANDゲート90の入力信号線はA)し、この選
択した信号線Aをセレクタ100のセレクト線101に
接続し、(3) (2)で選択した信号線Aに0の信号
が入力された場合、ANDゲート90の出力論理を求め
(図1中、ANDゲート90の出力論理は0)、この出
力論理におけるデータ線を、セレクタ100のセレクト
線101に0の信号が入力された場合に選択されるデー
タ線102へ接続し、(4) (2)で選択した信号線
Aに1の信号が入力された場合、ANDゲート90の出
力論理を求め(図1中、ANDゲート90の出力論理は
B)、この出力論理におけるデータ線を、セレクタ10
0のセレクト線101に1の信号が入力された場合に選
択されるデータ線103へ接続することによって行われ
る。
【0027】ここで、上述の変換方法の正当性は、セレ
クタ論理式である のXに定数0を、YにBを代入することで、 となり、AとBとのANDになることからもわかる。
尚、Xは、セレクト線Aに0の信号が入力された場合に
選択される信号線、Yは、セレクト信号Aに1の信号が
入力された場合に選択される信号線である。
【0028】(B) ORゲートをセレクタに変換する
方法について説明する。
【0029】例えば、図2に示すが如く、使用するセレ
クタ104は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、ORゲート91をセレクタに変換する
には、(1) セレクタ104を生成し、(2) ORゲ
ート91の入力の一つを選択(図2中、ORゲート91
の入力信号線はA)し、この選択した信号線Aをセレク
タ104のセレクト線105に接続し、(3) (2)
で選択した信号線Aに0の信号が入力された場合、OR
ゲート91の出力論理を求め(図2中、ORゲート91
の出力論理はB)、この出力論理におけるデータ線を、
セレクタ104のセレクト線105に0の信号が入力さ
れた場合に選択されるデータ線106へ接続し、(4)
(2)で選択した信号線Aに1の信号が入力された場
合、ORゲート91の出力論理を求め(図2中、ORゲ
ート91の出力論理は1)、この出力論理におけるデー
タ線を、セレクタ104のセレクト線105に1の信号
が入力された場合に選択されるデータ線107へ接続す
ることによって行われる。
【0030】(C)NANDゲートをセレクタ変換する
方法について説明する。
【0031】例えば、図3に示すが如く、使用するセレ
クタ108は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、NANDゲート92をセレクタに変換
するには、(1) セレクタ108を生成し、(2) N
ANDゲート92の入力の一つを選択(図3中、NAN
Dゲート92の入力信号線はA)し、この選択した信号
線Aをセレクタ108のセレクト線109に接続し、
(3) (2)で選択した信号線Aに0の信号が入力さ
れた場合、NANDゲート92の出力論理を求め(図3
中、NANDゲート92の出力論理は1)、この出力論
理におけるデータ線を、セレクタ108のセレクト線1
09に0の信号が入力された場合に選択されるデータ線
110へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに
1の信号が入力された場合、NANDゲート92の出力
論理を求め(図3中、NANDゲート91の出力論理は
NOTB)、この出力論理におけるデータ線を、セレク
タ108のセレクト線109に1の信号が入力された場
合に選択されるデータ線111へ接続することによって
行われる。
【0032】(D)NORゲートをセレクタ変換する方
法について説明する。
【0033】例えば、図4に示すが如く、使用するセレ
クタ112は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、NORゲート93をセレクタに変換す
るには、(1) セレクタ112を生成し、(2) NO
Rゲート93の入力の一つを選択(図4中、NORゲー
ト93の入力信号線はA)し、この選択した信号線Aを
セレクタ112のセレクト線113に接続し、(3)
(2)で選択した信号線Aに0の信号が入力された場
合、NORゲート93の出力論理を求め(図4中、NO
Rゲート93の出力論理はNOTB)、この出力論理に
おけるデータ線を、セレクタ112のセレクト線113
に0の信号が入力された場合に選択されるデータ線11
4へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに1の
信号が入力された場合、NORゲート93の出力論理を
求め(図4中、NORゲート93の出力論理は0)、こ
の出力論理におけるデータ線を、セレクタ112のセレ
クト線113に1の信号が入力された場合に選択される
データ線115へ接続することによって行われる。
【0034】(E)EXORゲートをセレクタ変換する
方法について説明する。
【0035】例えば、図5に示すが如く、使用するセレ
クタ116は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、NORゲート94をセレクタに変換す
るには、(1) セレクタ116を生成し、(2) NO
Rゲート94の入力の一つを選択(図5中、EXORゲ
ート94の入力信号線はA)し、この選択した信号線A
をセレクタ116のセレクト線117に接続し、(3)
(2)で選択した信号線Aに0の信号が入力された場
合、EXORゲート94の出力論理を求め(図5中、E
XORゲート94の出力論理はB)、この出力論理にお
けるデータ線を、セレクタ116のセレクト線117に
0の信号が入力された場合に選択されるデータ線118
へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに1の信
号が入力された場合、EXORゲート94の出力論理を
求め(図5中、EXORゲート94の出力論理はNOT
B)、この出力論理におけるデータ線を、セレクタ11
6のセレクト線117に1の信号が入力された場合に選
択されるデータ線119へ接続することによって行われ
る。
【0036】そして、セレクタ論理変換を行ったセレク
タベース回路のデータ(セレクタベース回路のデータ
を、単に、セレクタベース回路ともいう)を記憶した
後、論理変換を行ったセレクタベース回路内のセレクタ
間で、あるセレクタのセレクト線に接続されているセレ
クタのセレクト線と、同じセレクタのデータ信号線に接
続されているセレクタのセレクト線とが同じセレクト線
であるか否かを判断する。
【0037】前記セレクト線が同じセレクト線である場
合、同じセレクト線をもつセレクタ同士を合成して論理
縮小を行う。
【0038】例えば、図6に示すが如く、(1)セレク
タ201,202のセレクト線Aに0の信号が入力され
たとき、セレクタ203のセレクト線にセレクタ201
のデータ線Bが接続され、セレクタ203のデータ線に
セレクタ202のデータ線Dとデータ線Fとが接続さ
れ、(2)セレクタ201,202のセレクト線Aに1
の信号が入力されたとき、セレクタ203のセレクト線
にセレクタ201のデータ線Cが接続され、セレクタ2
03のデータ線にセレクタ202のデータ線Eとデータ
線Fとが接続されるとした場合、まず、セレクト線Aに
0の信号が入力されたときと同様な働きをするセレクタ
204を生成し、次に、セレクト線Aに1の信号が入力
されたときと同様な働きをするセレクタ205を生成す
る。更に、セレクト線Aに0又は1の信号が入力された
場合、選択するべきセレクタを決定するセレクタ206
を生成する。
【0039】そして、記憶されているセレクタベース回
路の論理縮小前のセレクタを論理縮小処理後のセレクタ
に置換する。
【0040】次に、論理縮小を行ったセレクタベース回
路を任意の3入力論理が表現できる一種類のセレクタベ
ースセルにマッピングする。
【0041】以下、具体的に説明する。
【0042】まず、セレクタベースセルの構成について
説明する。
【0043】例えば、図7に示すが如く、セレクタ30
1は、変数aを用いて、任意関数f(a,b.c)を、 と変形する役割をもつ。ここで、f(a,b.c)は3
変数a,b,cを入力とする任意の論理であり、 は、2変数b,cを入力とする任意の論理関数である。
【0044】更に、セレクタ302は、変数bを用い
て、 を、 に変形し、セレクタ303は、変数bを用いて、 を、 と変形する役割をもつ。ここで、上記の(a)、(b)
式中の は、それぞれ1変数cを入力とする任意関数であり、
0,1,c,cのいずれかの値をとる。
【0045】次に、セレクタベースセルを使用したマッ
ピングの方法について説明する。
【0046】セレクタベース回路の入力側からセレクタ
sごとに、(1)セレクタs単独でセレクタベースセル
を実現できる場合、(2)セレクタsと、セレクタsの
いずれか一つのデータ線の入力側にあるセレクタxとの
二つでセレクタベースセルを実現できる場合(尚、この
場合にはセレクタsのデータ線(セレクタxが接続され
ていない方のデータ線)に入力される信号が定数である
ことが必要である)、(3)セレクタsと、セレクタs
の両データ線の入力側にあるセレクタx,yとの三つで
セレクタベースセルを実現できる場合(尚、この場合に
はセレクタxのセレクト線とセレクタyとのセレクト線
とが同一であることが必要である)のいずれの場合でマ
ッピングできるかを判断する(以下、この判断をカバー
リングという)。尚、本発明では、多くのセレクタを一
つのセレクタベースセルにカバーリングできるようにす
る。
【0047】そして、(3)でセレクタベースセルを実
現できる場合、これによりセレクタベースセルを実現
し、(3)でセレクタベースセルを実現することが不可
能で、(2)でセレクタベースセルが実現可能の場合、
これによりセレクタベースセルを実現し、(3),
(2)でセレクタベースセルを実現することが不可能
で、(1)でセレクタベースセルが実現可能である場
合、これによりセレクタベースセルを実現する。
【0048】例えば、(1)の場合を図8に示し、セレ
クタsに相当するセレクタをセレクタ401とした場
合、セレクタ401をカバーリングすると、セレクタ群
411のようになる。ここで、Dは、 と表され、Eは、 で表せることから、セレクタベースセルのマッピングが
論理的に正しいことがわかる。
【0049】(2)の場合を図9に示し、セレクタsに
相当するセレクタをセレクタ402とし、セレクタxに
相当するセレクタをセレクタ403とした場合、セレク
タ402とセレクタ403とをカバーリングすると、セ
レクタ群414のようになる。尚、セレクタ402のデ
ータ線には定数0が入力されているため、セレクタ40
2はセレクタ404で表現できる。
【0050】(3)の場合を図10に示し、セレクタs
に相当するセレクタをセレクタ405とし、セレクタx
に相当するセレクタをセレクタ406、セレクタyに相
当するセレクタをセレクタ407とした場合、セレクタ
405,406,407の3セレクタをカバーリングす
ると、セレクタ群415のようになる。
【0051】更に、セレクタベース回路の入力側からセ
レクタごとのカバーリングを行った後、セレクタベース
回路の出力側から最適カバーリングを選択し、選択した
カバーリングごとにセレクタベースセルを生成する。す
なわち、セレクタベース回路の出力側から、(1)上述
のカバーリングのうち、セレクタベース回路の出力信号
線を自己の出力信号線とするセレクタを含んだカバーリ
ングを選択し、(2)選択されたカバーリングごとに、
セレクタベースセルを生成し、更に選択したカバーリン
グの入力側に接続されているセレクタを含むカバーリン
グが、存在するか否かを判断し(ただし、カバーリング
の入力側がセレクタベース回路の入力となる場合には、
カバーリングの対象として選択しない。)、(3)選択
するべきカバーリングが存在する場合、(2)に戻り、
存在しない場合には処理を終了する。
【0052】そして、上述のように生成されたセレクタ
ベースセルをマッピング結果として出力する。
【0053】続いて、上述の方法を実現するマッピング
装置について説明する。
【0054】図11はマッピング装置のブロック図であ
る。図12は回路記憶手段502を説明するための図で
ある。図13はセレクタベース回路記憶手段504を説
明するための図である。
【0055】図11に示すが如く、論理縮小機能を備え
たマッピング装置は、入力手段501、回路記憶手段5
02、セレクタベース回路生成手段503、セレクタベ
ース回路記憶手段504、セレクタベース回路変形手段
505、マッピング・セル化手段506、出力手段50
7、及び制御手段508とから構成されている。
【0056】入力手段501は、マッピングの対象であ
る組み合わせ回路を入力するものである。ここで、組み
合わせ回路とは、インバータ、AND、OR、NAN
D、NOR、EXOR、セレクタなどの論理ゲートで構
成される回路をいう。
【0057】尚、本実施の形態では、AND、OR、N
AND、NOR、EXORは全て2入力、セレクタは2
tolのセレクタ(データ入力線2本、セレクト線1
本、データ出力線1本のセレクタ)とする。
【0058】回路記憶手段502は、図12に示すが如
く、入力手段501からの組み合わせ回路を記憶するも
のである。
【0059】セレクタベース回路生成手段503は、回
路記憶手段502から読み出された組み合わせ回路のゲ
ート論理要素、配線接続要素のうち、ゲート論理要素で
あるAND論理、OR論理などの全てのゲート論理をセ
レクタ論理に変換し、セレクタベース回路を生成するも
のである。
【0060】以下、ゲート論理からセレクタ論理への変
換について図1から図5を用いて説明する。
【0061】(A) ANDゲートをセレクタに変換す
る方法について説明する。
【0062】例えば、図1に示すが如く、使用するセレ
クタ100は、(a)セレクト線101に0の信号が入
力されたとき、データ線102を選択し、(b)セレク
ト線101に1の信号が入力されたとき、データ線10
3を選択するものとした場合、セレクタベース回路生成
手段503は、(1) セレクタ100を生成し、
(2) ANDゲート90の入力の一つを選択(図1
中、ANDゲート90の入力信号線はA)し、この選択
した信号線Aをセレクタ100のセレクト線101に接
続し、(3) (2)で選択した信号線Aに0の信号が
入力された場合、ANDゲート90の出力論理を求め
(図1中、ANDゲート90の出力論理は0)、この出
力論理におけるデータ線を、セレクタ100のセレクト
線101に0の信号が入力された場合に選択されるデー
タ線102へ接続し、(4) (2)で選択した信号線
Aに1の信号が入力された場合、ANDゲート90の出
力論理を求め(図1中、ANDゲート90の出力論理は
B)、この出力論理におけるデータ線を、セレクタ10
0のセレクト線101に1の信号が入力された場合に選
択されるデータ線103へ接続する。
【0063】(B) ORゲートをセレクタに変換する
方法について説明する。
【0064】例えば、図2に示すが如く、使用するセレ
クタ104は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、セレクタベース回路生成手段503
は、(1) セレクタ104を生成し、(2) ORゲー
ト91の入力の一つを選択(図2中、ORゲート91の
入力信号線はA)し、この選択した信号線Aをセレクタ
104のセレクト線105に接続し、(3) (2)で
選択した信号線Aに0の信号が入力された場合、ORゲ
ート91の出力論理を求め(図2中、ORゲート91の
出力論理はB)、この出力論理におけるデータ線を、セ
レクタ104のセレクト線105に0の信号が入力され
た場合に選択されるデータ線106へ接続し、(4)
(2)で選択した信号線Aに1の信号が入力された場
合、ORゲート91の出力論理を求め(図2中、ORゲ
ート91の出力論理は1)、この出力論理におけるデー
タ線を、セレクタ104のセレクト線105に1の信号
が入力された場合に選択されるデータ線107へ接続す
る。
【0065】(C)NANDゲートをセレクタ変換する
方法について説明する。
【0066】例えば、図3に示すが如く、使用するセレ
クタ108は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、セレクタベース回路生成手段503
は、(1) セレクタ108を生成し、(2) NAND
ゲート92の入力の一つを選択(図3中、NANDゲー
ト92の入力信号線はA)し、この選択した信号線Aを
セレクタ108のセレクト線109に接続し、(3)
(2)で選択した信号線Aに0の信号が入力された場
合、NANDゲート92の出力論理を求め(図3中、N
ANDゲート92の出力論理は1)、この出力論理にお
けるデータ線を、セレクタ108のセレクト線109に
0の信号が入力された場合に選択されるデータ線110
へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに1の信
号が入力された場合、NANDゲート92の出力論理を
求め(図3中、NANDゲート91の出力論理はNOT
B)、この出力論理におけるデータ線を、セレクタ10
8のセレクト線109に1の信号が入力された場合に選
択されるデータ線111へ接続する。
【0067】(D)NORゲートをセレクタ変換する方
法について説明する。
【0068】例えば、図4に示すが如く、使用するセレ
クタ112は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、セレクタベース回路生成手段503
は、(1) セレクタ112を生成し、(2) NORゲ
ート93の入力の一つを選択(図4中、NORゲート9
3の入力信号線はA)し、この選択した信号線Aをセレ
クタ112のセレクト線113に接続し、(3)
(2)で選択した信号線Aに0の信号が入力された場
合、NORゲート93の出力論理を求め(図4中、NO
Rゲート93の出力論理はNOTB)、この出力論理に
おけるデータ線を、セレクタ112のセレクト線113
に0の信号が入力された場合に選択されるデータ線11
4へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに1の
信号が入力された場合、NORゲート93の出力論理を
求め(図4中、NORゲート93の出力論理は0)、こ
の出力論理におけるデータ線を、セレクタ112のセレ
クト線113に1の信号が入力された場合に選択される
データ線115へ接続する。
【0069】(E)EXORゲートをセレクタ変換する
方法について説明する。
【0070】例えば、図5に示すが如く、使用するセレ
クタ116は、図1で説明したセレクタ100と同様の
ものとした場合、セレクタベース回路生成手段503
は、(1) セレクタ116を生成し、(2) NORゲ
ート94の入力の一つを選択(図5中、EXORゲート
94の入力信号線はA)し、この選択した信号線Aをセ
レクタ116のセレクト線117に接続し、(3)
(2)で選択した信号線Aに0の信号が入力された場
合、EXORゲート94の出力論理を求め(図5中、E
XORゲート94の出力論理はB)、この出力論理にお
けるデータ線を、セレクタ116のセレクト線117に
0の信号が入力された場合に選択されるデータ線118
へ接続し、(4) (2)で選択した信号線Aに1の信
号が入力された場合、EXORゲート94の出力論理を
求め(図5中、EXORゲート94の出力論理はNOT
B)、この出力論理におけるデータ線を、セレクタ11
6のセレクト線117に1の信号が入力された場合に選
択されるデータ線119へ接続する。
【0071】セレクタベース回路記憶手段504は、セ
レクタベース回路生成手段503で生成されてセレクタ
ベース回路と、セレクタベース回路変形手段505で論
理縮小されたセレクタベース回路を記憶するものであ
る。
【0072】セレクタベース回路変形手段505は、セ
レクタベース回路記憶手段504から読み出されたセレ
クタベース回路内のセレクタ間で、あるセレクタのセレ
クト線に接続されているセレクタのセレクト線と、同じ
セレクタのデータ信号線に接続されているセレクタのセ
レクト線とが同じセレクト線であるか否かを判断し、前
記セレクト線が同じセレクト線である場合、同じセレク
ト線をもつセレクタ同士を合成して論理縮小を行うもの
である。
【0073】例えば、図6に示すが如く、(1)セレク
タ201,202のセレクト線Aに0の信号が入力され
たとき、セレクタ203のセレクト線にセレクタ201
のデータ線Bが接続され、セレクタ203のデータ線に
セレクタ202のデータ線Dとデータ線Fとが接続さ
れ、(2)セレクタ201,202のセレクト線Aに1
の信号が入力されたとき、セレクタ203のセレクト線
にセレクタ201のデータ線Cが接続され、セレクタ2
03のデータ線にセレクタ202のデータ線Eとデータ
線Fとが接続されるとした場合、まず、セレクト線Aに
0の信号が入力されたときと同様な働きをするセレクタ
204を生成し、次に、セレクト線Aに1の信号が入力
されたときと同様な働きをするセレクタ205を生成す
る。更に、セレクト線Aに0又は1の信号が入力された
場合、選択するべきセレクタを決定するセレクタ206
を生成する。
【0074】マッピング・セル化手段506は、論理縮
小後のセレクタベース回路をセレクタベース回路記憶手
段504から読み出し、この読み出したセレクタベース
回路を任意の3入力論理が表現できる一種類のセレクタ
ベースセルにマッピングするものである。
【0075】以下、具体的に説明する。
【0076】まず、セレクタベースセルの構成について
説明する。
【0077】例えば、図1に示すが如く、セレクタ30
1は、変数aを用いて、任意関数f(a,b.c)を、 と変形する。ここで、f(a,b.c)は3変数a,
b,cを入力とする任意の論理であり、 は、2変数b,cを入力とする任意の論理関数である。
【0078】更に、セレクタ302は、変数bを用い
て、 を、 に変形し、セレクタ303は、変数bを用いて、 を、 と変形する。ここで、上記の(a)、(b)式中の は、それぞれ1変数cを入力とする任意関数であり、
0,1,c,cのいずれかの値をとる。
【0079】次に、セレクタベース回路をセレクタベー
スセルにマッピングする動作について説明する。
【0080】マッピング・セル化手段506は、セレク
タベース回路の入力側からセレクタsごとに、(1)セ
レクタs単独でセレクタベースセルを生成できる場合、
(2)セレクタsと、セレクタsのいずれかのデータ線
の入力側にあるセレクタxとの二つでセレクタベースセ
ルを生成できる場合(尚、この場合にはセレクタsのデ
ータ線(セレクタxが接続されていない方のデータ線)
に入力される信号が定数であることが必要である)、
(3)セレクタsと、セレクタsの両データ線の入力側
にあるセレクタx,yとの三つでセレクタベースセルを
生成できる場合(尚、この場合にはセレクタxのセレク
ト線とセレクタyとのセレクト線とが同一であることが
必要である)のいずれの場合でセレクタベースセルを生
成できるかを判断する(以下、この判断をカバーリング
という)。
【0081】そして、セレクタベース回路変形手段50
5は、(3)でセレクタベースセルが生成できる場合、
これによりセレクタベースセルを生成するようにし、
(3)でセレクタベースセルが生成不可能であり、
(2)でセレクタベースセルが生成可能の場合、これに
よりセレクタベースセルを生成するようにし、(3),
(2)でセレクタベースセルが生成不可能であり、
(1)でセレクタベースセルが生成可能の場合、これに
よりセレクタベースセルを生成するようにする。例え
ば、(1)の場合を図8に示し、セレクタsに相当する
セレクタをセレクタ401とした場合、セレクタ401
をカバーリングすると、セレクタ群411のようにな
る。
【0082】(2)の場合を図9に示し、セレクタsに
相当するセレクタをセレクタ402とし、セレクタxに
相当するセレクタをセレクタ403とした場合、セレク
タ402とセレクタ403とをカバーリングすると、セ
レクタ群414のようになる。尚、セレクタ402のデ
ータ線には定数0が入力されているため、セレクタ40
2はセレクタ404で表現できる。
【0083】(3)の場合を図10に示し、セレクタs
に相当するセレクタをセレクタ405とし、セレクタx
に相当するセレクタをセレクタ406、セレクタyに相
当するセレクタをセレクタ407とした場合、セレクタ
405,406,407の3セレクタをカバーリングす
ると、セレクタ群415のようになる。
【0084】更に、セレクタベース回路の入力側からセ
レクタごとのカバーリングを行った後、セレクタベース
回路の出力側から最適カバーリングを選択し、選択した
カバーリングごとにセレクタベースセルを生成する。す
なわち、セレクタベース回路の出力側から、(1)上述
のカバーリングのうち、セレクタベース回路の出力信号
線を自己の出力信号線するセレクタを含んだカバーリン
グを選択し、(2)選択されたカバーリングごとに、セ
レクタベースセルを生成し、更に選択したカバーリング
の入力側に接続されているセレクタを含むカバーリング
が、存在するか否かを判断し(ただし、カバーリングの
入力側がセレクタベース回路の入力となる場合には、カ
バーリングの対象として選択しない。)、(3)選択す
るべきカバーリングが存在する場合、更に(2)の動作
を行い、存在しない場合には処理を終了する。
【0085】出力手段507は、マッピング・セル化手
段506によりセレクタベース回路をセレクタベースセ
ルにマッピングした結果を出力するものである。
【0086】制御手段508は、入力手段501からの
組み合わせ回路を回路記憶手段502に記憶させた後、
この記憶させた組み合わせ回路内のゲートをセレクタベ
ース回路生成手段503でセレクタに変換させて組み合
わせ回路からセレクタベース回路を生成させる。そし
て、セレクタベース回路生成手段503で生成されたセ
レクタベース回路をセレクタベース回路記憶手段504
に記憶させ、セレクタベース回路変形手段505にセレ
クタベース回路記憶手段504に記憶されているセレク
タベース回路内のセレクタ間で合成できるセレクタを検
索させ、この検索結果より合成できるセレクタを合成し
て論理縮小を行わせる。更に、セレクタベース回路記憶
手段504に記憶されているセレクタベース回路の論理
縮小前のセレクタを、論理縮小後のセレクタに置き換え
させる。例えば、セレクタベース回路記憶手段504に
記憶されている論理縮小前のセレクタベース回路が、図
13に示すが如く、論理縮小前のセレクタベース回路を
セレクタベース回路602のようにした場合、制御手段
508は、セレクタベース回路記憶手段504に記憶さ
れいるセレクタベース回路の論理縮小前のセレクタ群6
04を、論理縮小後のセレクタ605に置換する。この
後。セレクタベース回路記憶手段504に記憶されてい
る論理縮小後のセレクタベース回路をマッピング・セル
化手段506でセレクタベースセルにマッピングさせ、
マッピング結果を出力手段507に出力させる。
【0087】続いて、マッピング装置の動作について説
明する。
【0088】図14は本実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。図15,16,17,18
は本実施の形態の動作を説明するための図である。
【0089】制御手段508は、入力手段501からマ
ッピング対象である組み合わせ回路が入力されると、こ
の組み合わせ回路を回路記憶手段502に記憶させる
(StepA1)。尚、回路記憶手段502は、組み合
わせ回路を全Stepが終了するまで保持する。
【0090】制御手段508は、セレクタベース回路生
成手段503に回路記憶手段502からの組み合わせ回
路のゲート論理要素、配線接続要素の要素のうち、ゲー
ト論理要素であるAND論理、OR論理などの全てのゲ
ート論理をセレクタ論理に変換させてセレクタベース回
路を生成する。
【0091】例えば、図15に示す如く、ANDゲート
をセレクタに変形する場合、セレクタベース回路生成手
段503は、(1)セレクタ802を生成し、(2)
ANDゲート801の入力の一つであるデータ線Aをセ
レクタ802のセレクト線に接続し、(3)データ線A
に0の信号が入力されたとき、セレクタ802のセレク
ト線に0の信号が入力された場合に選択されるデータ線
に、データ線Dを接続し、(4)データ線Aに1の信号
が入力されたとき、セレクタ802のセレクト線に1の
信号が入力された場合に選択されるデータ線に、定数0
のデータ線を接続する。
【0092】そして、制御手段508は、セレクタベー
ス回路生成手段503で生成したセレクタベース回路を
初期のセレクタベース回路としてセレクタベース回路記
憶手段504に記憶させる(StepA2)。
【0093】制御手段508は、セレクタベース回路変
形手段505にセレクタベース回路記憶手段504から
のセレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセレ
クタを検索させる(StepA3)。
【0094】セレクタベース回路内のセレクタ間で合成
できるセレクタが検索できた場合、セレクタベース回路
変形手段505は、セレクタの合成を行う。
【0095】例えば、図16に示すが如く、セレクタ9
02のセレクト線Fに接続されるセレクタのセレクト線
と、セレクタ902のデータ入力線Gに接続されるセレ
クタのセレクト線とが同じセレクト線Aである場合、セ
レクタベース回路変形手段505は、(1)セレクト線
Aに0の信号が入力されたとき、セレクタ902のセレ
クト線にデータ線Dを接続し、セレクタ902のデータ
線に、定数0のデータ線と定数1のデータ線とを接続
し、(2)セレクト線Aに1の信号が入力されたとき、
セレクタ902のセレクト線に定数0のデータ線を接続
し、セレクタ902のデータ線に、データ線Eと定数1
のデータ線とを接続する。
【0096】これにより、セレクタ群901からセレク
タ904及びセレクタ905を生成し、セレクタ904
とセレクタ905との出力側に、セレクタ906を生成
する。すなわち、セレクタ群901はセレクタ群903
のようになる。更に、セレクタ904のデータ線には定
数0のデータ線と定数1のデータ線とが接続されている
ことから、セレクタ904の出力信号はセレクタ914
の出力線Dからの信号と同じになり、論理縮小をするこ
とができる。同様に、セレクタ905のセレクト線に定
数0のデータ線が接続されていることから、セレクタ9
05の出力信号はセレクタ915の出力線Eからの信号
と同じになり、論理縮小をすることができる。この論理
縮小により、論理縮小後のセレクタ群はセレクタ群90
7のようになる(StepA4)。
【0097】以後、セレクタベース回路内のセレクタ間
でセレクタが合成できるなくなるまで、セレクタの合成
を行う(StepA3,A4)。
【0098】一方、セレクタベース回路内のセレクタ間
で合成できるセレクタが検索できない場合、セレクタベ
ース回路変形手段505は、セレクタベース回路のセレ
クタの変形処理を終了する。
【0099】そして、制御手段508は、セレクタベー
ス回路記憶手段504に記憶されているセレクタベース
回路の論理縮小前のセレクタを論理縮小後のセレクタに
置換させる。例えば、図13に示すが如く、セレクタ群
604をセレクタ605のように論理縮小した場合、セ
レクタ群604以外のセレクタは変更せず、セレクタ群
604のみをセレクタ601に置換する(StepA
5)。
【0100】マッピング・セル化手段506は、セレク
タベース回路記憶手段504からのセレクタベース回路
の入力側からカバーリングを行う。
【0101】例えば、図17に示すが如く、セレクタ1
001とセレクタ1002とには、入力側にセレクタが
ないことから、夫々、自己のみをカバーリング100
4、1005する。そして、セレクタ1003の入力側
にはセレクタ1001とセレクタ1002とがあり、こ
のセレクタ1001とセレクタ1002とは同じセレク
ト線Bをもつことから、セレクタ1003とセレクタ1
001とセレクタ1002との三つのセレクタでカバー
リング1006を行う(StepA6)。
【0102】マッピング・セル化手段506は、セレク
タベース回路の入力側からセレクタごとのカバーリング
を行った後、セレクタベース回路の出力側から最適カバ
ーリングを選択し、選択したカバーリングごとにセレク
タベースセルを生成する。例えば、図18に示すが如
く、セレクタベース回路の出力信号線(この場合、H)
を自己の出力信号線とするセレクタ1003を含んだカ
バーリング1006を選択し、選択したカバーリング1
006からセレクタベースセルを生成する。そして、カ
バーリング1006の入力側には選択するべきセレクタ
がないことから、マッピング・セル化手段506はセレ
クタベースセルの生成を終了する。
【0103】制御手段508は、出力手段507にマッ
ピング・セル化手段506で生成されたセレクタベース
セルをマッピング結果として出力させる(StepA
7)。
【0104】尚、本実施の形態では、記憶手段として回
路記憶手段502とセレクタベース回路記憶手段504
との二種類の記憶手段をもつ構成について説明したが、
図19に示すが如く、回路記憶手段502とセレクタベ
ース回路記憶手段504とを同一の回路記憶手段110
2とする構成も可能である。例えば、入力回路1101
で入力された回路を回路記憶手段1102に一時記憶
し、セレクタベース回路生成手段1103は、回路記憶
手段1102からの組み合わせ回路のゲートをセレクタ
ベース回路に変換した後、制御手段1108は、変換後
のセレクタベース回路を再度回路記憶手段1102に記
憶させる。この際、最初に記憶されていた組み合わせ回
路は消去され、新しく記憶されたセレクタベース回路だ
けが残る。
【0105】第2の実施の形態について説明する。
【0106】第1の実施の形態のセレクタベース回路マ
ッピング装置は、ディジタル信号処理プロセッサ等のコ
ンピュータ制御で実現するようにしてもよい。
【0107】図20は、セレクタベース回路マッピング
装置をコンピュータで実現する場合の構成装置を模式的
に示した図である。
【0108】記録媒体1211から読み出されたプログ
ラムを実行するコンピュータ1200において、組み合
わせ回路をセレクタベース回路に変換して論理縮小を行
い、更に論理縮小を行ったセレクタベース回路からセレ
クタベースセルを生成する処理を実行するにあたり、記
録媒体1211には、(a)組み合わせ回路からセレク
タ以外のゲートを選択し、前記選択されたゲートをセレ
クタに変換することにより、組み合わせ回路をセレクタ
ベース回路に変換する処理と、(b)前記変換されたセ
レクタベース回路を記憶する処理と、(c)前記記憶さ
れているセレクタベース回路内のセレクタ間で合成でき
るセレクタを検索し、前記検索されたセレクタを合成し
て論理縮小する処理と、(d)前記記憶されているセレ
クタベース回路の前記検索されたセレクタを、前記論理
縮小されたセレクタに置換する処理と、(e)前記記憶
されている置換後のセレクタベース回路をセレクタベー
スセルにマッピングする処理と、の前記(a)から
(e)の処理を前記コンピュータ1200に実行させる
ためのプログラムが記録されている。
【0109】記録媒体1211から該プログラムを記録
媒体読出装置1210、記録媒体読出装置インタフェー
ス1203を介してメモリ1202に読み出し実行す
る。上記プログラムは、マスクROM等、フラッシュ等
の不揮発性メモリに格納してもよく、記録媒体は不揮発
性メモリを含むほか、CD−ROM、FD、DVD(D
igital Versatile Disk)、MT
(磁気テープ)、可搬型HDD等の媒体のほか、例えば
サーバ装置からコンピュータで該プログラムを通信媒体
伝送する場合等、プログラムを担持する有線、無線で通
信される通信媒体等も含む。
【0110】続いて、上述した処理の動作について説明
する。
【0111】図21は本実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0112】コンピュータ1200は、マッピング対象
である組み合わせ回路が入力されると、この組み合わせ
回路を記憶媒体1211に記憶する(StepB1)。
【0113】そして、コンピュータ1200は、記憶媒
体1211からの組み合わせ回路のゲート論理要素、配
線接続要素の要素のうち、ゲート論理要素であるAND
論理、OR論理などの全てのゲート論理をセレクタ論理
に変換したセレクタベース回路を生成する。
【0114】例えば、図15に示す如く、ANDゲート
をセレクタに変形する場合、コンピュータ1200は、
(1)セレクタ802を生成し、(2) ANDゲート
801の入力の一つであるデータ線Aをセレクタ802
のセレクト線に接続し、(3)データ線Aに0の信号が
入力されたとき、セレクタ802のセレクト線に0の信
号が入力された場合に選択されるデータ線に、データ線
Dを接続し、(4)データ線Aに1の信号が入力された
とき、セレクタ802のセレクト線に1の信号が入力さ
れた場合に選択されるデータ線に、定数0のデータ線を
接続する。
【0115】更に、コンピュータ1200は、生成した
セレクタベース回路を初期セレクタベース回路として記
憶媒体1211に記憶した後(StepB2)、生成し
たセレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセレ
クタを検索する(StepB3)。
【0116】セレクタベース回路内のセレクタ間で合成
できるセレクタが検索できた場合、セレクタの合成を行
う。
【0117】例えば、図16に示すが如く、セレクタ9
02のセレクト線Fに接続されるセレクタのセレクト線
と、セレクタ902のデータ入力線Gに接続されるセレ
クタのセレクト線とが同じセレクト線Aである場合、コ
ンピュータ1200は、(1)セレクト線Aに0の信号
が入力されたとき、セレクタ902のセレクト線にデー
タ線Dを接続し、セレクタ902のデータ線に、定数0
のデータ線と定数1のデータ線とを接続し、(2)セレ
クト線Aに1の信号が入力されたとき、セレクタ902
のセレクト線に定数0のデータ線を接続し、セレクタ9
02のデータ線に、データ線Eと定数1のデータ線とを
接続する。
【0118】これにより、セレクタ群901からセレク
タ904及びセレクタ905を生成し、セレクタ904
とセレクタ905との出力側に、セレクタ906を生成
する。すなわち、セレクタ群901はセレクタ群903
のようになる。更に、セレクタ904のデータ線には定
数0のデータ線と定数1のデータ線とが接続されている
ことから、セレクタ904の出力信号はセレクタ914
の出力線Dからの信号と同じになり、論理縮小をするこ
とができる。同様に、セレクタ905のセレクト線に定
数0のデータ線が接続されていることから、セレクタ9
05の出力信号はセレクタ915の出力線Eからの信号
と同じになり、論理縮小をすることができる。この論理
縮小により、論理縮小後のセレクタ群はセレクタ群90
7のようになる(StepB4)。
【0119】以後、セレクタベース回路内のセレクタ間
でセレクタが合成できるなくなるまで、セレクタの合成
を行う(StepB3,B4)。
【0120】一方、セレクタベース回路内のセレクタ間
で合成できるセレクタが検索できない場合、コンピュー
タ1200は、セレクタベース回路のセレクタの変形処
理を終了する。
【0121】そして、コンピュータ1200は、記憶媒
体1211に記憶されているセレクタベース回路の論理
縮小前のセレクタを論理縮小後のセレクタに置換する。
例えば、図13に示すが如く、セレクタ群604をセレ
クタ605のように論理縮小した場合、セレクタ群60
4以外以外のセレクタは変更せず、セレクタ群604の
みをセレクタ601に置換する(StepB5)。
【0122】コンピュータ1200は、記憶媒体121
1からのセレクタベース回路の入力側からカバーリング
を行う。
【0123】例えば、図17に示すが如く、セレクタ1
001とセレクタ1002とには、入力側にセレクタが
ないことから、夫々、自己のみをカバーリング100
4、1005する。そして、セレクタ1003の入力側
にはセレクタ1001とセレクタ1002とがあり、こ
のセレクタ1001とセレクタ1002とは同じセレク
ト線Bをもつことから、セレクタ1003とセレクタ1
001とセレクタ1002との三つのセレクタでカバー
リング1006を行う(StepB6)。
【0124】更に、コンピュータ1220は、セレクタ
ベース回路の入力側からセレクタごとのカバーリングを
行った後、セレクタベース回路の出力側から最適カバー
リングを選択し、選択したカバーリングごとにセレクタ
ベースセルを生成する。例えば、図18に示すが如く、
セレクタベース回路の出力信号線(この場合、H)を自
己の出力信号線とするセレクタ1003を含んだカバー
リング1006を選択し、選択したカバーリング100
6からセレクタベースセルを生成する。そして、カバー
リング1006の入力側には選択するべきセレクタがな
いことから、コンピュータ1200はセレクタベースセ
ルの生成を終了する(StepB7)。
【0125】
【発明の効果】マッピング後の総セル数を削減すること
ができる。
【0126】その理由は、セレクタベース回路内のセレ
クタ間でセレクタの合成することで論理縮小を行うこと
ができるからである。
【0127】又、マッピングの処理速度が高速になる。
【0128】その理由は、任意の3入力論理が表現でき
る一種類のセレクタベースセルにマッピングすることで
処理を簡略化できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ANDゲートをセレクタに変換する方法を説明
するための図である。
【図2】ORゲートをセレクタに変換する方法を説明す
るための図である。
【図3】NANDゲートをセレクタに変換する方法を説
明するための図である。
【図4】NORゲートをセレクタに変換する方法を説明
するための図である。
【図5】EXORゲートをセレクタに変換する方法を説
明するための図である。
【図6】セレクタの合成について説明するための図であ
る。
【図7】本実施の形態を説明するための図である。
【図8】本実施の形態を説明するための図である。
【図9】本実施の形態を説明するための図である。
【図10】本実施の形態を説明するための図である。
【図11】マッピング装置のブロック図である。
【図12】回路記憶手段502を説明するための図であ
る。
【図13】セレクタベース回路記憶手段504を説明す
るための図である。
【図14】本実施の形態の動作を説明するたものフロー
チャートである。
【図15】本実施の形態の動作を説明するための図であ
る。
【図16】本実施の形態の動作を説明するための図であ
る。
【図17】本実施の形態の動作を説明するための図であ
る。
【図18】本実施の形態の動作を説明するための図であ
る。
【図19】マッピング装置のブロック図である。
【図20】セレクタベース回路マッピング装置をコンピ
ュータで実現する場合の構成装置を模式的に示した図で
ある。
【図21】本実施の形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
501,1101 入力手段 502,1102 回路記憶手段 503,1103 セレクタベース回路生成手段 504 セレクタベース回路記憶手段 505,1104 セレクタベース回路変形手段 506,1105 マッピング・セル化手段 507,1106 出力手段 1200 コンピュータ 1211 記録媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み合わせ回路をセレクタベース回路に
    論理変換する論理縮小機能を備えたマッピング装置であ
    って、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを抽出し、前
    記抽出されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換する手段
    と、 前記変換されたセレクタベース回路が記憶される記憶手
    段と、 前記記憶手段からセレクタベース回路を読み出し、前記
    読み出されたセレクタベース回路内のセレクタ間で合成
    できるセレクタを検索し、前記検索されたセレクタを合
    成して論理縮小を行う論理縮小手段と、 前記記憶手段に記憶されているセレクタベース回路の前
    記検索されたセレクタを、前記論理縮小されたセレクタ
    に置換する手段と、 前記記憶手段に記憶されている置換後のセレクタベース
    回路を読み出し、この読み出したセレクタベース回路を
    セレクタベースセルにマッピングするマッピング手段と
    を有することを特徴とする論理縮小機能を備えたマッピ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 組み合わせ回路をセレクタベース回路に
    論理合成する論理縮小機能を備えたマッピング装置であ
    って、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを抽出し、前
    記抽出されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換する手段
    と、 前記セレクタベース回路内のセレクタ間で合成できるセ
    レクタを検索し、前記検索されたセレクタを合成して論
    理縮小を行う論理縮小手段と、 前記論理縮小されたセレクタベース回路をセレクタベー
    スセルにマッピングするマッピング手段とを有すること
    を特徴とする論理縮小機能を備えたマッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記論理縮小手段は、 セレクタベース回路内のセレクタ間でセレクタを合成す
    る際、所定のセレクタのセレクト線に接続されているセ
    レクタのセレクト線と、前記所定のセレクタのデータ線
    に接続されているセレクタのセレクト線とが同じセレク
    ト線であるか否かを判断し、前記セレクト線が同じセレ
    クト線である場合、前記所定のセレクタと前記セレクタ
    の入力側に接続されているセレクタとを合成する手段で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の論
    理縮小機能を備えたマッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記セレクタベースセルは、 任意の3入力論理が表現できる一種類のセレクタベース
    セルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の論理縮小機能を備えたマッピング装置。
  5. 【請求項5】 組み合わせ回路をセレクタベース回路に
    論理合成する論理縮小機能を備えたマッピング方法であ
    って、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを選択し、前
    記選択されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換するステッ
    プと、 前記変換されたセレクタベース回路を記憶するステップ
    と、 前記記憶されているセレクタベース回路内のセレクタ間
    で合成できるセレクタを検索し、前記検索されたセレク
    タを合成して論理縮小するステップと、 前記記憶されているセレクタベース回路の前記検索され
    たセレクタを、前記論理縮小されたセレクタに置換する
    ステップと、 前記記憶されている置換後のセレクタベース回路をセレ
    クタベースセルにマッピングするステップとを有するこ
    とを特徴とする論理縮小機能を備えたマッピング方法。
  6. 【請求項6】 組み合わせ回路をセレクタベース回路に
    論理合成する論理縮小機能を備えたマッピング方法であ
    って、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを選択し、前
    記選択されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換するステッ
    プと、 前記変換されたセレクタベース回路内のセレクタ間で合
    成できるセレクタを検索し、前記検索されたセレクタを
    合成して論理縮小するステップと、 前記論理縮小後のセレクタベース回路をセレクタベース
    セルにマッピングするステップとを有することを特徴と
    する論理縮小機能を備えたマッピング方法。
  7. 【請求項7】 前記セレクタベースセルは、 任意の3入力論理が表現できる一種類のセレクタベース
    セルであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の論理縮小機能を備えたマッピング方法。
  8. 【請求項8】 前記論理縮小するステップは、 セレクタベース回路内のセレクタ間でセレクタを合成す
    る際、所定のセレクタのセレクト線に接続されているセ
    レクタのセレクト線と、前記所定のセレクタのデータ線
    に接続されているセレクタのセレクト線とが同じセレク
    ト線であるか否かを判断し、前記セレクト線が同じセレ
    クト線である場合、前記所定のセレクタと前記セレクタ
    の入力側に接続されているセレクタとを合成することを
    特徴とする請求5又は請求項6に記載の論理縮小機能を
    備えたマッピング方法。
  9. 【請求項9】 組み合わせ回路をセレクタベース回路に
    論理合成する論理縮小機能を備えたマッピング装置を構
    成する情報処理装置に、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを選択し、前
    記選択されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換する処理
    と、 前記変換されたセレクタベース回路を記憶する処理と、 前記記憶されているセレクタベース回路内のセレクタ間
    で合成できるセレクタを検索し、前記検索されたセレク
    タを合成して論理縮小する処理と、 前記記憶されているセレクタベース回路の前記検索され
    たセレクタを、前記論理縮小されたセレクタに置換する
    処理と、 前記記憶されている置換後のセレクタベース回路をセレ
    クタベースセルにマッピングする処理とを実行させるた
    めのプログラム。
  10. 【請求項10】 組み合わせ回路をセレクタベース回路
    に論理合成する論理縮小機能を備えたマッピング装置を
    構成する情報処理装置に、 組み合わせ回路からセレクタ以外のゲートを選択し、前
    記選択されたゲートをセレクタに変換することにより、
    組み合わせ回路をセレクタベース回路に変換する処理
    と、 前記変換されたセレクタベース回路内のセレクタ間で合
    成できるセレクタを検索し、前記検索されたセレクタを
    合成して論理縮小する処理と、 前記論理縮小されたベース回路をセレクタベースセルに
    マッピングする処理とを実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 前記セレクタベースセルは、 任意の3入力論理が表現できる一種類のセレクタベース
    セルであることを特徴とする請求項9又は請求項10に
    記載のプログラム。
  12. 【請求項12】 前記論理縮小する処理は、 セレクタベース回路内のセレクタ間でセレクタを合成す
    る際、所定のセレクタのセレクト線に接続されているセ
    レクタのセレクト線と、前記所定のセレクタのデータ線
    に接続されているセレクタのセレクト線とが同じセレク
    ト線であるか否かを判断し、前記セレクト線が同じセレ
    クト信号である場合、前記所定のセレクタと前記セレク
    タの入力側に接続されているセレクタとを合成すること
    を特徴とする請求項9又は請求項10に記載のプログラ
    ム。
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