JP2741973B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2741973B2
JP2741973B2 JP3180202A JP18020291A JP2741973B2 JP 2741973 B2 JP2741973 B2 JP 2741973B2 JP 3180202 A JP3180202 A JP 3180202A JP 18020291 A JP18020291 A JP 18020291A JP 2741973 B2 JP2741973 B2 JP 2741973B2
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誠 廣澤
英俊 中西
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像データのレイア
ウト等の編集処理を行うために用いられる画像処理シス
テムに関するものであり、更に具体的には圧縮された2
値画像や多値画像を編集処理開始時刻までに伸長処理を
行う画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、製版印刷工程においては、スキャ
ナ,レイアウトシステム,電算写植機や画像データベー
ス等の機器の開発により、高品質化,省力化が積極的に
推進されてきた。しかも、それらの機器の開発は今なお
活発に進められており、より一層の高機能化,ローコス
ト化及び操作性の向上が図られている。
【0003】そして、これらの機器を通信ケーブルで接
続してLANを構築し、スキャナ等で読取られた多量の
画像データを圧縮・伸長し、レタッチ,集版やレイアウ
ト等の編集作業をも電子化しようとする画像処理システ
ムの開発も活発である。特にこの様な画像処理システム
においてキーテクノロジーとなる画像データの圧縮技術
が盛んに研究されてきた結果、2値画像及び多値画像そ
れぞれの圧縮方式として、国際標準化方式(JPEG)
を印刷用途に適用することが可能となり、画像データの
圧縮・伸長を伴う画像処理システムも実用化の時期をむ
かえるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像処
理システムにおいては、次の様な問題点が生じていた。
【0005】即ち、画像処理システムには専任オペレー
タが不可欠であり、しかも製版工程における画像データ
の処理の管理は全てオペレータに任されていた。例え
ば、画像データの圧縮・伸長処理において、いつ画像デ
ータを圧縮するのか、いつ圧縮画像データを伸長して伸
長画像データをレイアウトシステム等に送信するのか等
の画像データの圧縮・伸長スケジュールは、オペレータ
の知識・経験に裏付けされた判断に委ねられていた。
【0006】そのため、オペレータの負担が大きいのみ
ならず、実際に圧縮画像データが編集作業等のために必
要な時刻よりもかなり前に圧縮画像データの伸長処理が
行われ、伸長画像データがその間、画像データベースに
格納されたままというケースが頻繁に生じていた。従っ
て、時間的にまだ必要でない多量の画像データが画像デ
ータベースを専有し、画像処理システムの稼働率を低下
させる要因となっていた。
【0007】この様な問題点は、製版工程における画像
データの圧縮・伸長処理において生ずるのみならず、多
量の画像データを圧縮し、その後圧縮画像データを必要
に応じて処理する画像処理システム全般に対して生じる
問題点でもあった。
【0008】この発明は上記問題点を克服すべくなされ
たものであり、その目的とするところは、伸長済みの画
像データが画像データの記憶手段を専有する時間が最小
限となる様に、しかも画像データの伸長処理を実際に画
像データが必要な時刻までに自動的に行うことができる
画像処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
システムは、編集処理を行うべき圧縮画像データのファ
イル情報と当該圧縮画像データの編集処理開始時刻とを
入力する入力手段と、圧縮画像データのファイル情報
当該ファイル情報により得られる伸長処理に要する時間
および当該圧縮画像データの編集開始時刻に基づいて、
伸長処理後の画像データが後述する第2の記憶手段によ
り保持される時間が最短時間となり、且つ圧縮画像デー
タの伸長処理が対応する編集処理開始時刻までに終了す
る様に、圧縮画像データの伸長処理のスケジュールを決
定する手段と、圧縮画像データを保持する第1の記憶手
段と、第1の記憶手段に保持された圧縮画像データを、
スケジュールに基づいて伸長処理を行う伸長処理手段
と、伸長処理手段により伸長処理が行われた画像データ
を保持する第2の記憶手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明に係る画像処理システムでは、入力手
段に与えられた編集処理を行うべき圧縮画像データの
ァイル情報、当該ファイル情報により得られる伸長処理
に要する時間および各圧縮画像データの編集処理開始
刻に基づいて、伸長された画像データが第2の記憶手段
を専有する時間が最短時間となる様に、しかも圧縮画像
データの伸長処理が対応する編集処理開始時刻までに終
了する様に圧縮画像データの伸長処理のスケジュールが
決定される。
【0011】そして、このスケジュールに基づいて、伸
長処理手段により第1の記憶手段に保持された圧縮画像
データが伸長処理され、第2の記憶手段に保持される。
【0012】
【実施例】(A) システムの電気的構成 図1は、この発明の一実施例である画像処理システムS
YSの電気的構成を模式的に示したブロック図である。
【0013】同図に示す通り、本システムSYSは大別
してシステム管理装置10,画像データ圧縮・伸長装置
20及び画像データベース30よりなる。また、各装置
は全てイーサネット1により接続されており、画像処理
システムSYSはローカルエリアネットワーク(LA
N)を構成している。
【0014】又、画像データベース30には、スキャナ
やファクシミリ等の通信装置等よりなる画像入力装置2
及び画像出力装置3並びにレイアウトシステム等よりな
る画像編集装置4がオンラインで接続されている。従っ
て、画像入力装置2により読取られ又は作成された画像
データは画像データベース30に送信されることにより
画像データベース30内に格納され、画像編集装置4は
本システムSYSにより後述する伸長処理を受けた画像
データを画像データベース30より受取り、レタッチや
集版等の所定の編集作業を行う。そして、画像編集装置
4により編集処理が施された画像データは、再び画像デ
ータベース30に送信され、画像出力装置3により出力
されることにより、例えばフィルムの露光等が行われ
る。
【0015】各装置10,20,30の構成は、次の通
りである。
【0016】図2はシステム管理装置10の電気的構成
を示したブロック図であり、システム管理装置10とし
ては汎用のワークステーションあるいはパーソナルコン
ピュータ等が用いられる。同図において、CPU12に
は、キーボード13及びマウス14よりなる入力装置が
接続されており、これらの入力装置を介してオペレータ
の指示がCPU12に与えられる。又、CPU12は、
メモリ15及びハードディスク(HDと呼ぶ)16並び
にCRTディスプレイ17を備えており、更にタイマ1
8が刻む時刻に従って、CPU12は所定の演算を行
い、所定の指令信号を発する。そしてCPU12より発
せられた指令信号は、インターフェース(I/Fと呼
ぶ)11を介してイーサネット1により画像データ圧縮
・伸長装置20及び画像データベース30へ送信され
る。
【0017】一方、画像データ圧縮・伸長装置20は図
1に示す通り、タイマ25が刻む時刻に従って演算,指
令を行うCPU22,システム管理装置10からの指令
信号等が格納されるメモリ23,OSや画像データ等が
格納されるHD24,及びCPU22からの指令に応じ
て画像データの圧縮や伸長処理を行う圧縮・伸長回路2
6を有している。尚、圧縮・伸長回路26には、専用の
LSIあるいは汎用のRISCチップ等が用いられる。
又、画像データ圧縮・伸長装置20は画像データベース
30とオンラインで接続されており、例えばSCSI等
よりなる専用高速用のI/F21b,31bを介して、
両装置20,30間で画像データの授受が行われる。
【0018】又、画像データベース30は、イーサネッ
ト1を通じてシステム管理装置10から発せられた指令
信号等を変換するI/F31a,既述したI/F31
b,CPU32,画像入力装置2または画像編集装置4
より入力された画像データや画像データ圧縮・伸長装置
20より送信されてきた圧縮画像データや伸長画像デー
タ等を格納する光ディスク33及びHD34を備えてい
る。さらに、この画像データベース30には、システム
管理装置10から発せられた指令信号や各種情報等を格
納するメモリ35のほか、画像入力装置2,画像出力装
置3及び画像編集装置4との間のインターフェースを担
う各I/F31c,31d及び31eが設けられてい
る。
【0019】(B) システムの動作手順 本システムSYSの構成は以上の通りであるが、本シス
テムSYSにおける基本的な考え方は、画像データ圧縮
・伸長装置20と画像データベース30との間で画像処
理が行われる前に予め、システム管理装置10内におい
て最適な圧縮画像データの伸長処理を行うための圧縮・
伸長スケジュール表を所定の方法により作成し、このス
ケジュール表に従って画像データ圧縮・伸長装置20に
おける伸長処理を制御しようとするものである。更に、
このスケジュール表作成の結果生じた圧縮画像データの
伸長処理が行われていない時間を、画像データベース3
0に格納されている未圧縮の画像データを画像データ圧
縮・伸長装置20によって圧縮するための時間に有効利
用しようとするものである。以下、本システムにおける
動作手順を、図3〜図5に示すフローチャートに基づい
て説明する。尚、図4及び図5は、図3におけるステッ
プS3を詳細に示すフローチャートである。
【0020】(1) ステップS1においては、スケジ
ュール作成に必要なデータの入力が行われる。
【0021】ここに図6は、上記圧縮・伸長スケジュー
ル表の入力部分に該当するユーザ登録部を示す図であ
り、オペレータがキーボード13またはマウス14を用
いて書き込むべきデータの項目及び実際に書き込まれた
データの値を示している。尚、この圧縮・伸長スケジュ
ール表のユーザ登録部は、CRTディスプレイ17上に
表示される。同図に示す様に、オペレータが入力すべき
項目は、NO,ジョブ名,ファイル名(Fi ),編集処
理時刻(Ti )及び品質レベル(Qi )である。尚、各
項目の定義は、以下の通りである。
【0022】「NO.」…ファイル管理番号。
【0023】「ジョブ名」…1ページ分の画像データを
編集するために必要な画像データを1単位として、ショ
ブ名が割当てられる。
【0024】「ファイル名(Fi )」…画像データベー
ス30内のHD34等に格納されている画像データ(未
圧縮,圧縮画像データ双方を含む)のファイル名。
【0025】「編集処理時刻(Ti )」…レイアウト処
理等の編集処理を開始する時刻。この設定時刻Ti まで
に、対応するファイル名Fi に格納されている圧縮画像
データは伸長され、画像データベース30のHD34等
に格納されることが必要である。
【0026】「品質レベル(Qi )」…圧縮時に必要な
パラメータをいい、多値画像データの圧縮技術として用
いられる非可逆な圧縮方式(ベクトル量子化等)を用い
た際に生ずる画質の劣化の度合いを5段階表示したもの
である。例えば、Qi =1は画質が最もよいが、圧縮率
は最も小さく、Qi =5は画質が最も悪くなるが、圧縮
率はその分最も大きくなる。この品質レベルQiの値
は、圧縮のプログラム等により決まる。
【0027】以上の定義を基に図6を概観すると、ファ
イルA11及びファイルA12のファイルに格納された
画像データは未圧縮の画像データであり、なるべく早く
圧縮処理されることが望ましいけれどもここでは当面の
編集処理の対象とはされない。即ち、これらの画像デー
タは後述する通り、タイマ18が示す現時刻7月10日
9時から圧縮画像データの伸長処理が開始される時刻ま
での時間内に、圧縮処理がなされるだけである。従っ
て、編集処理とは無関係であるので、ファイルA11及
びA12に関しては、編集時刻Ti の項目は無記入とな
っている。
【0028】一方、ファイルB11(NO.3)〜ファ
イルB23(NO.8)の各ファイルに格納されている
画像データは、現時刻7月10日9時以前に画像データ
圧縮・伸長装置20により圧縮されたものであり、オペ
レータが編集処理を行おうと希望する画像データであ
る。尚、本図においては説明の簡素化のために、各ファ
イルB11〜B23に格納されている圧縮画像データの
編集処理が全て同一時刻(7月10日12時50分)に
開始される場合を取扱っている。もちろん、各ファイル
に格納されている圧縮画像データごとに編集処理が異な
っている場合についても、本発明を適用することができ
る。その様なケースについて、後ほど簡単に触れること
にする。
【0029】又、伸長処理は圧縮時に用いたプログラム
やパラメータ等の情報に基づいて行われるため、伸長処
理を行うファイル名Fi に関しては、品質レベルQi
項目はオペレータによって書き込まれることはない。即
ち、この項目Qi は、オペレータがファイル名Fi を入
力した時点でCPU12により自動的に記入される項目
であり、図6においてはファイル名B11〜B23全て
について一律に2の値が与えられている。
【0030】(2) ステップS2 ユーザ登録部の記入が完了した時点で、入力されたデー
タに対してスケジューリングを行うか否かを決定する。
オペレータは、スケジューリングを行うことを希望する
場合には、キーボード13あるいはマウス14を用いて
YESに相当する信号をCPU12に対して与える。こ
の信号を受けてCPU12は、スケジューリングを行う
こととなる。
【0031】(3) ステップS3 圧縮・伸長スケジュール表の作成が実行されることとな
るが、その具体的な作成手順は図4,図5に示す手順に
よる。そして、スケジューリングが行われるごとに、図
7に示すシステム管理情報部(圧縮・伸長スケジュール
表の出力部分)に、計算で求められたデータがセットさ
れることになる。
【0032】そこでまず上記システム管理情報部に示さ
れた各項目の定義について説明することとして、その次
に、図4及び図5のフローチャート並びに図7のシステ
ム管理情報部に示された具体的なデータを基に、スケジ
ューリングの詳細について説明を進めることにする。
【0033】「圧縮/非圧縮」…ファイルFi に格納さ
れている画像データの現在の属性を表す項目である。即
ち、原画ファイルの場合には未圧縮のため「非圧縮」
と、圧縮ファイルの場合には「圧縮」という様に当該表
示を、CPU12は自己が有する情報に基づいて判断
し、セットする。
【0034】「データ量Mi (MB)」…各ファイルF
i に格納されている原画データ時(未圧縮時)のデータ
量をいい、圧縮処理や伸長処理に要する時間を算出する
のに用いられる。
【0035】「処理時間Ci (秒)」…ファイルFi
格納された画像データを圧縮又は伸長するのに要する時
間をいい、その算出は次の様にして行われる。即ち、1
MBのデータを圧縮するのに必要な最長時間をα1 ,1
MBのデータを伸長するのに必要な最長時間をα2 とす
ると、処理時間Ci は、次の様にして求められる。
【0036】(i) 圧縮時:Ci =Mi ×α1 (ii) 伸長時:Ci =Mi ×α2 尚、α1 及びα2 は、実際にシミュレーションを行って
計測したデータを用いる。図7の場合では、α1 =20
(秒/MB)及びα2 =10(秒/MB)として計算し
ている。
【0037】「伸長処理開始時刻Si 」…各ファイルF
i の伸長処理開始時刻であり、その算出は次の通りであ
る。
【0038】(i) Si+1 >Ti 又はSi+1 が存在し
ないとき→Si =Ti −Ci (ii) Si+1 ≦Ti →Si =Si+1 −Ci ステップS31 「非圧縮」,「圧縮」の順で、さらに編集処理時刻Ti
が早いファイルFi から順に、ファイルFi をソートす
る。尚、図7に示されたシステム管理情報部の一例は、
ソート後のものである。
【0039】 ステップS32 ファイルFi の変数iに、ファイルFi の個数Mを入れ
る。尚、この動作は、CPU12がプログラムに従って
自動的に行うものである。図7の場合では、M=8であ
る。
【0040】 ステップS33 仮想的な初期値SM+1 を設定する。この値は、実際には
編集処理を行わないNO.(M+1)のファイルFi
伸長処理開始時刻であるから、NO.MのファイルFi
(図7ではファイルB23)の編集処理時刻Ti よりも
十分大きい値に設定される。
【0041】 ステップS34〜ステップS39 ファイルNO.MのファイルFi から順に編集処理時刻
i が最も早いファイルNO.(m+1)のファイルF
i まで、各ファイルFi の伸長処理開始時刻Si が求め
られる。図7においては、非圧縮データの個数mは2で
あり、ファイルB23から順次ファイルB11まで、伸
長処理開始時刻Si を求める計算が行われる。即ち、S
i+1 ≦Ti の場合には、Si+1 −Ciで与えられる値を
伸長処理開始時刻Si とし(ステップS34,S3
5)、Si+1 >Ti の場合には、Ti −Ci で与えられ
る値を伸長処理開始時刻Si として(ステップS34,
S36)、CPU12はシステム管理情報部に当該計算
で求めた時刻Si を書き込む(ステップS38)。
【0042】尚、図7の場合では、各ファイルFi (B
11〜B23)の編集処理時刻Ti が全て同一時刻であ
るため、ステップS36により伸長処理開始時刻Si
求められることはない。
【0043】そして、ファイルNO.iがm以下と判断
された場合に、伸長処理開始時刻Si を求める一連の手
順が終了する(ステップS39)。
【0044】 ステップS310 次に、圧縮処理のスケジューリングを行う。即ち、ファ
イルA11,A12の圧縮処理はファイルB11〜B2
3の編集処理とは無関係な処理であるため、伸長処理の
スケジューリングの結果、遊び時間となった時間内で、
ファイルA11,A12の圧縮処理を行う。図7の場合
では、ファイルA11及びA12の処理時間Ci はそれ
ぞれ140秒,120秒であるので、現時刻7月10日
9時からファイルB11の処理開始時刻7月10日12
時42分50秒までの時間内にファイルA11及びA1
2の圧縮処理を行っても、十分に時間が余ることとな
る。従って、この場合には特に圧縮処理のためのスケジ
ューリングは行われることなく、現時刻より即、画像デ
ータ圧縮・伸長装置20によりファイルA11,A12
の圧縮処理が実行される。
【0045】(4) ステップS4 ステップS3により圧縮・伸長スケジュール表が作成さ
れたならば、CPU12よりイーサネット1を通じて圧
縮・伸長スケジュール表の各データが画像データ圧縮・
伸長装置20及び画像データベース30へ転送され、各
メモリ23,35に格納される。
【0046】(5) ステップS5 画像データ圧縮・伸長装置20は、圧縮・伸長スケジュ
ール表及びタイマ25が刻む時刻を基に、伸長処理を行
うべきファイルFi を画像データベース30より読出
し、伸長処理を行う。
【0047】図8に、図7に対応する例を示す。同図に
示す通り、NO.3〜NO.8のファイルFi は、全て
この順番で編集処理開始時刻Ti(T3 =T4 =…=T
8 )までに伸長処理が行われる。そして、NO.1及び
NO.2のファイルFi の圧縮処理は、各処理時間の合
計(C1 +C2 )が(S3 −tnow )>(C1 +C2
の条件を満足するため、現時刻tnow より実行される。
【0048】以上は、伸長処理を行うべきファイルFi
全てが同一時刻に編集処理が行われるケースであった
が、これに限らず、ファイルFi ごとに編集処理時刻が
異なっている場合にも、上記原理に基づき圧縮・伸長ス
ケジュール表を作成することができる。その様な一例を
示したのが、図9及び図10である。
【0049】図9は、便宜上、ユーザ記録部の編集処理
時刻Ti とシステム情報管理部の伸長処理開始時刻Si
とを対比させて表示した図である。同図に示す様に、フ
ァイルB11〜B13は7月10日12時に、ファイル
B21及びB22は7月10日12時30分に、ファイ
ルB33は7月10日12時50分に編集処理を行おう
とするスケジュールである。従って、各ファイルFi
伸長処理開始時刻Si の算出は、ファイルB33,B2
2,B13に関しては図4のステップS36のSi =T
i −Ci により、その他のファイルに関しては図4のス
テップS35のSi =Si+1 −Ci により行われる。
【0050】図10は、図9におけるスケジューリング
に基づき圧縮・伸長処理が行われる様子を、時間軸上で
表した図である。即ち、NO.8のファイルB33は、
時刻S8 から時刻T8 の時間内に伸長され、NO.6及
び7のファイルB21,B22は時刻S6 から時刻T7
(=T6 )の時間内に伸長され、NO.3〜NO.5の
ファイルB11〜B13は時刻S3 から時刻T5 (=T
3 =T4 )の時間内に伸長される。そして、余った時
間、即ち時刻tnow から時刻S3 までの時間内にNO.
1及び2のファイルA11,A12の圧縮が行われる。
【0051】(C) 変形例 図1に示した画像処理システムSYSにおいては、
システム管理装置10内のCPU12より圧縮・伸長ス
ケジュール表の各データがイーサネット1を通じて画像
データ圧縮・伸長20及び画像データベース30内の各
メモリ23,35に送信されることになっていたが、こ
れに限るものではなく、システム管理装置10内のタイ
マ18が伸長処理開始時刻Si を示したときに、CPU
12より直接に各装置20,30内のCPU22,32
へ、圧縮・伸長処理の指示信号をイーサネット1を通じ
て送信する様にしてもよい。この様にすれば、図11の
画像処理システムSYS1の様に画像データ圧縮・伸長
装置20の数が複数化した場合であっても、圧縮・伸長
処理が行われていない画像データ圧縮・伸長装置に対し
て即座に指示を送ればよいので、システム管理が一層容
易となるメリットがある。尚、この場合には、各画像デ
ータ圧縮・伸長装置にはタイマ25が不要となる。
【0052】 又、図1及び図11に示した画像処理
システムSYS,SYS1においては、画像入力装置2
により読込んだ原画の画像データを画像データ圧縮・伸
長装置20,201,202,203により圧縮処理を
施し、その後圧縮・伸長スケジュール表に基づいて画像
データベース30内に格納された圧縮画像データを、画
像データ圧縮・伸長装置20,201,202,203
により伸長処理することとしていた。しかし、本システ
ムSYS,SYS1内において必ず圧縮処理を行う必要
はなく、外部装置によって原画データを圧縮し、その圧
縮データを画像データベース30に格納して、随時スケ
ジュール表に基づいて圧縮画像データを伸長処理する様
にしてもよい。この場合においても、圧縮処理はスケジ
ューリングには直接的には関係がないため、図3〜図6
に示すフローチャートに従ってスケジュール表を作成す
ることができる。
【0053】 図1及び図2に示した画像処理システ
ムSYSにおいては、画像データ圧縮・伸長装置20を
1台だけ用いて圧縮・伸長処理を行う場合のスケジュー
リングについて述べたが、画像データ圧縮・伸長装置を
複数台使用して圧縮・伸長処理を行うことも可能であ
る。
【0054】その様な一実施例を示したのが、図11に
示す画像処理システムSYS1であり、3台の画像デー
タ圧縮・伸長装置201,202,203が用いられて
いる。 本システムSYS1における圧縮・伸長処理の
スケジューリングは、次の通りに行われる。
【0055】即ち、伸長処理を行なうべき圧縮画像デー
タが格納された各ファイルFi を3つのグループG1,
G2,G3に分類し、それぞれのグループG1,G2,
G3内に属するファイルFi に格納された圧縮画像デー
タの伸長処理を、それぞれ3台の画像データ圧縮・伸長
装置201,202,203に行わせることとする。そ
して、各ファイルFi について求められた処理時間Ci
に基づいて、伸長処理された画像データが画像データベ
ース30内に格納されている時間が最短時間となる様な
各グループについてのファイルFi の組合わせを決定す
ることにより、圧縮・伸長スケジュール表を作成する。
その際、各グループG1〜G3内における伸長処理のス
ケジュールは、画像データ圧縮・伸長装置が1台しかな
い場合について既述したスケジュール決定法と同一方法
により決定される。以下、具体例に基づいて、圧縮・伸
長スケジュール表の内容について述べることにする。
【0056】図12は、本システムSYS1について作
成された圧縮・伸長スケジュール表の一例を示す図であ
る。尚、図12は便宜上、編集処理時刻Ti及び伸長開
始時刻Si のみ対比する形で表示している。
【0057】同図に示す通り、伸長処理すべきNO.3
のファイルB11からNO.8のファイルB23の編集
処理時刻(Ti )は全て同一時刻、即ち7月10日12
時50分である。この様な6つのファイルB11〜B2
3について、伸長処理済みの画像データが画像データベ
ース30内に格納される時間が最短時間となる最適なフ
ァイルの組合わせ(グループ分け)は、考えられるファ
イルの組合わせについてそれぞれ処理時間Ci の和を求
め、一つの組合わせ内の処理時間Ci の和の最大値が最
小となる様なファイルの組合わせを遂次計算により求め
ることにより、決定される。
【0058】即ち、ファイルB11及びファイルB12
をグループG1に、ファイルB13及びファイル23を
グループG2に、ファイルB21及びファイルB22を
グループG3に分類すれば良い。この場合、グループG
1についてはファイルB11及びファイルB12の処理
時間の和は140秒であり、グループG2についてはフ
ァイルB13及びファイルB23の処理時間の和は15
0秒であり、グループG3についてはファイルB21及
びファイルB23の処理時間の和は140秒である。従
って、ファイルB11,B12は画像データ圧縮・伸長
装置201により伸長され、ファイルB13,B23は
画像データ圧縮・伸長装置202により伸長され、ファ
イルB21,B22は画像データ圧縮・伸長装置203
により伸長されることになる。この組合わせについて伸
長処理開始時刻を既述したスケジュール作成方法に基づ
いて求めたのが、同図に示す結果である。
【0059】同図より明らかな通り、最初に伸長装置が
開始される時刻SiはファイルB13の伸長処理時間開
始時刻である7月10日12時47分30秒である。従
って、図1,図2の画像処理システムSYSに較べて更
に、伸長データが画像データベース30内を専有する時
間が短くなり、画像処理システムSYS1の稼動効率の
向上を図ることができる。
【0060】又、上述の様に各ファイルごとではなく、
ジョブ単位ごとに各画像データ圧縮・伸長装置に圧縮・
伸長処理を行わせる様にしてもよい。
【0061】
【発明の効果】この発明は、以上の様に構成されている
ので、以下の効果を奏する。
【0062】まず第1に、圧縮画像データの編集作業を
行うに際し、伸長処理手段の動作並びに伸長処理手段と
第1及び第2の記憶手段との間の画像データの送信を、
入力手段及び伸長処理のスケジュールを決定する手段に
より一元管理することができる。これにより、オペレー
タは編集処理を行いたい時刻のみ入力しておけば良く、
その後は、編集処理開始時刻までに伸長処理及び伸長処
理が行われた画像データの第2の記憶手段へのロードが
自動的に行われることとなるので、オペレータの負担を
軽減でき、作業の省力化を図ることができる。
【0063】第2に、圧縮画像データの伸長処理が、対
応する編集処理開始時刻に可能な限り近い時刻で行われ
るため、伸長された画像データが第2の記憶手段を専有
する時間を最短時間にすることが可能となる。その結
果、伸長された画像データが第2の記憶手段により余分
な時間保持されるのを防止することができ、画像処理シ
ステムの稼働効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である画像処理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例である画像処理システムの
システム管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】画像処理システムの動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】画像処理システムの動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】画像処理システムの動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】ユーザ登録部を示す説明図である。
【図7】システム管理情報部を示す説明図である。
【図8】スケジュールの内容を時間軸を用いて表した説
明図である。
【図9】レイアウト処理時刻と伸長処理開始時刻とを表
した説明図である。
【図10】スケジュールの内容を時間軸を用いて表した
説明図である。
【図11】この発明の他の実施例である画像処理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図12】レイアウト処理時刻と伸長処理開始時刻とを
表した説明図である。
【符号の説明】
1 イーサネット 2 画像入力装置 3 画像出力装置 4 画像編集装置 10 システム管理装置 12 CPU 13 キーボード 15 メモリ 20 画像データ圧縮・伸長装置 26 圧縮・伸長回路 30 画像データベース 33 光ディスク 34 ハードディスク 35 メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 編集処理を行うべき圧縮画像デ
    ータのファイル情報と前記圧縮画像データの編集処理開
    始時刻とを入力する入力手段と、 (b) 前記圧縮画像データのファイル情報、当該ファ
    イル情報により得られる伸長処理に要する時間および
    記圧縮画像データの編集処理開始時刻に基づいて、伸長
    処理後の画像データが所定の記憶手段により保持される
    時間が最短時間となり、且つ前記圧縮画像データの伸長
    処理が対応する前記編集処理開始時刻までに終了する様
    に前記圧縮画像データの伸長処理のスケジュールを決定
    する手段と、 (c) 前記圧縮画像データを保持する第1の記憶手段
    と、 (d) 前記第1の記憶手段に保持された前記圧縮画像
    データを、前記スケジュールに基づいて伸長処理を行う
    伸長処理手段と、 (e) 前所定の記憶手段として与えられ、前記伸長
    処理手段により伸長処理が行われた画像データを保持す
    る第2の記憶手段とを備えた画像処理システム。
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