JP2001216339A - 統合プロセスrtl記述生成方式 - Google Patents

統合プロセスrtl記述生成方式

Info

Publication number
JP2001216339A
JP2001216339A JP2000023455A JP2000023455A JP2001216339A JP 2001216339 A JP2001216339 A JP 2001216339A JP 2000023455 A JP2000023455 A JP 2000023455A JP 2000023455 A JP2000023455 A JP 2000023455A JP 2001216339 A JP2001216339 A JP 2001216339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shared register
priority
description
write
rtl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000023455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3489673B2 (ja
Inventor
Shigesuke Kanamaru
恵祐 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000023455A priority Critical patent/JP3489673B2/ja
Publication of JP2001216339A publication Critical patent/JP2001216339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3489673B2 publication Critical patent/JP3489673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】共有レジスタへの書き込みの排他制御に関し
て、設計者の負担を軽減する。 【解決手段】プロセス変換手段10は、プロセスの動作
記述22を各プロセスの動作記述に分割するとともに書
き込み要求信号を生成して書き込み時優先レベルの指定
があれば書き込み時優先レベルを設定して共有レジスタ
への書き込み記述部分を変更する。高位合成手段は、各
プロセスの動作記述を各プロセスのRTL記述に変換す
る。共有レジスタ処理部(12,13,14)は、共有
レジスタ名・プロセス優先順位21を解析し、各プロセ
スの動作記述を入力して、共有レジスタ排他制御RTL
記述25を生成する。RTL統合手段15は、各プロセ
スのRTL記述と共有レジスタ排他制御RTL記述25
とを統合して統合プロセスRTL記述26を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は統合プロセスRTL
記述生成方式に関し、特にプロセスの動作記述からプロ
セスのRTL(Register Transfer L
evel)記述を生成する高位合成における統合プロセ
スRTL記述生成方式に関する。
【0002】
【従来の技術】高位合成とは、動作記述言語によって動
作レベルで記述されたハードウェアの仕様を、一貫性を
保ったままRTL記述に変換することである(高位合成
については、McFarlandらの"Tutoria
l on High―level Synthesis",
proceedings of 25th ACM/IE
EE Design Automation Con
f.,1988や、Devadasらの"Algori
thms For Hardware Allocati
on in Data Path Synthesis",
IEEE Trans.onCAD,Vol.8,N
o.7,1989等を参照)。動作記述言語中で、ある
一連の動作を行う単位をプロセスと呼び、一般的にはプ
ロセスの集合によって回路全体が構成される。
【0003】協調動作するプロセス間のデータ交換に
は、信号を直接受け渡しする方法と、信号をレジスタや
メモリなどを介在させて受け渡しする方法とがある。前
者は送信側と受信側とが完全に同期していなければなら
ないために設計に困難が伴うのに対し、後者は完全に同
期している必要はなく、データのセット,待ち合わせ,
読み出しといった簡単な制御でデータ交換が可能である
ために実用的である。ここで、データ交換に用いられる
レジスタを共有レジスタという。
【0004】共有レジスタは、プロセス間で共有される
レジスタであり、複数のプロセスから同時に書き込みが
あった場合には、なんらかの排他制御が必要となる。一
般的には、同時書き込みが絶対に発生しないように、関
連するプロセスを完全に協調させる方法や、各プロセス
が独自に書き込み権の取得判定処理を行う方法などがあ
るが、これらの方法では設計者に多くの負担がかかって
いた。
【0005】たとえば、特開平11−213024号公
報には、動作記述中から同じタイミングで処理しない変
数を探し出し、共有化するレジスタのビット数に対して
変数のビット数が足りない場合に、符号付きの変数に対
しては足りないビット数だけ符号ビットと同じデータを
付与し、符号無しの変数に対しては足りないビット数だ
け所定のデータを付与した後、レジスタの共有化を行う
方法が記載されている。しかし、この方法は、レジスタ
の共有化を行っているものの、排他制御を意図したもの
ではなく、同時書き込みの発生を防ぐことはできなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、共有レジスタを用いたデータ交換の際に同時
書き込みが絶対に発生しないようにするためには、設計
者に多くの負担がかかるということである。その理由
は、設計者が、関連するプロセスを完全に協調させるよ
うに設計を行ったり、各プロセスが独自に書き込み権の
取得判定処理を行うように設計を行ったりする必要があ
ったからである。
【0007】本発明の目的は、静的なプロセス優先順位
および動的な書き込み時優先レベルという2つの優先順
位を採り入れて共有レジスタへの書き込み時の優先順位
付き排他制御を実現するRTL記述を自動生成すること
によって設計の効率化を図るようにした統合プロセスR
TL記述生成方式を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、プロセス優先順位お
よび書き込み時優先レベルという2つの優先順位を採り
入れて共有レジスタへの書き込み時の優先順位付き排他
制御を実現するRTL記述を自動生成することによって
設計の効率化を図るようにした共有レジスタ排他制御R
TL記述生成方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の統合プロセスR
TL記述生成方式は、プロセスの動作記述を各プロセス
の動作記述に分割するとともに共有レジスタへの書き込
み記述部分を共有レジスタへの書き込み要求信号を作成
し書き込み時優先レベルを設定して変更するプロセス変
換手段と、前記プロセス変換手段によって分割および変
更された各プロセスの動作記述を各プロセスのRTL記
述に変換する高位合成手段と、共有レジスタ名およびプ
ロセス優先順位を解析し前記プロセス変換手段により分
割および変更された各プロセスの動作記述を入力してプ
ロセス優先順位の順に書き込み要求信号の書き込み時優
先レベルを比較して共有レジスタへの書き込みを排他制
御する共有レジスタ排他制御RTL記述を生成する共有
レジスタ処理部と、前記各プロセスのRTL記述と前記
共有レジスタ排他制御RTL記述とを統合して統合プロ
セスRTL記述を生成するRTL統合手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明の統合プロセスRTL記述生
成方式は、前記共有レジスタ処理部が、共有レジスタ名
およびプロセス優先順位を解析し共有レジスタ毎のプロ
セス優先順位リストを作成するプロセス優先順位解析手
段と、各プロセスの動作記述を解析しプロセス毎の共有
レジスタリストを作成するとともに前記プロセス毎の共
有レジスタリストを参照して前記共有レジスタ毎のプロ
セス優先順位リストから実際には共有レジスタに書き込
みを行わないプロセスを削除した共有レジスタ毎の冗長
除去済みプロセス優先順位リストを作成する共有レジス
タ書き込みプロセス解析手段と、前記プロセス毎の共有
レジスタリストおよび前記共有レジスタ毎の冗長除去済
みプロセス優先順位リストを参照してプロセス優先順位
の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベルを比較
して共有レジスタへの書き込みを排他制御する共有レジ
スタ排他制御RTL記述を生成する共有レジスタRTL
出力手段とから構成されることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の統合プロセスRTL記述
生成方式は、プロセスの動作記述を各プロセスの動作記
述に分割するとともに共有レジスタへの書き込み記述部
分を共有レジスタへの書き込み要求信号を作成し書き込
み時優先レベルを設定して変更するプロセス変換手段
と、前記プロセス変換手段によって分割および変更され
た各プロセスの動作記述を各プロセスのRTL記述に変
換する高位合成手段と、共有レジスタ名およびプロセス
優先順位を解析し共有レジスタ毎のプロセス優先順位リ
ストを作成するプロセス優先順位解析手段と、各プロセ
スの動作記述を解析しプロセス毎の共有レジスタリスト
を作成するとともに前記プロセス毎の共有レジスタリス
トを参照して前記共有レジスタ毎のプロセス優先順位リ
ストから実際には共有レジスタに書き込みを行わないプ
ロセスを削除した共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセ
ス優先順位リストを作成する共有レジスタ書き込みプロ
セス解析手段と、前記プロセス毎の共有レジスタリスト
および前記共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先
順位リストを参照してプロセス優先順位の順に書き込み
要求信号の書き込み時優先レベルを比較して共有レジス
タへの書き込みを排他制御する共有レジスタ排他制御R
TL記述を生成する共有レジスタRTL出力手段と、前
記各プロセスのRTL記述と前記共有レジスタ排他制御
RTL記述とを統合して統合プロセスRTL記述を生成
するRTL統合手段とを有することを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明の共有レジスタ排他制
御RTL記述生成方式は、共有レジスタ名およびプロセ
ス優先順位を解析し共有レジスタ毎のプロセス優先順位
リストを作成するプロセス優先順位解析手段と、各プロ
セスの動作記述を解析しプロセス毎の共有レジスタリス
トを作成するとともに前記プロセス毎の共有レジスタリ
ストを参照して前記共有レジスタ毎のプロセス優先順位
リストから実際には共有レジスタに書き込みを行わない
プロセスを削除した共有レジスタ毎の冗長除去済みプロ
セス優先順位リストを作成する共有レジスタ書き込みプ
ロセス解析手段と、前記プロセス毎の共有レジスタリス
トおよび前記共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優
先順位リストを参照してプロセス優先順位の順に書き込
み要求信号の書き込み時優先レベルを比較して共有レジ
スタへの書き込みを排他制御する共有レジスタ排他制御
RTL記述を生成する共有レジスタRTL出力手段とを
有することを特徴とする。
【0013】一方、本発明の統合プロセスRTL記述生
成方法は、高位合成において、プロセスの動作記述を各
プロセスのRTL記述に変換すると同時に、あらかじめ
宣言された共有レジスタおよび該共有レジスタへのプロ
セスの静的な書き込み優先順位を示すプロセス優先順位
と共有レジスタへの書き込み時の動的な書き込み優先順
位を示す書き込み時優先レベルとに基づいてプロセス優
先順位の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベル
を比較して共有レジスタへの書き込みを優先順位付きで
排他制御する共有レジスタ制御RTL記述を生成し、前
記各プロセスのRTL記述と前記共有レジスタ制御RT
L記述とを統合することにより統合プロセスRTL記述
を生成することを特徴とする。
【0014】また、本発明の共有レジスタ排他制御RT
L記述生成方法は、あらかじめ宣言された共有レジスタ
および該共有レジスタへのプロセスの静的な書き込み優
先順位を示すプロセス優先順位と共有レジスタへの書き
込み時の動的な書き込み優先順位を示す書き込み時優先
レベルとに基づいてプロセス優先順位の順に書き込み要
求信号の書き込み時優先レベルを比較して共有レジスタ
への書き込みを優先順位付きで排他制御する共有レジス
タ制御RTL記述を生成することを特徴とする。
【0015】他方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、プロセスの動作記述を各プロセスの動作記述に分割
するとともに共有レジスタへの書き込み記述部分を共有
レジスタへの書き込み要求信号を作成し書き込み時優先
レベルを設定して変更するプロセス変換手段と、前記プ
ロセス変換手段によって分割および変更された各プロセ
スの動作記述を各プロセスのRTL記述に変換する高位
合成手段と、共有レジスタ名およびプロセス優先順位を
解析し前記プロセス変換手段により分割および変更され
た各プロセスの動作記述を入力してプロセス優先順位の
順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベルを比較し
て共有レジスタへの書き込みを排他制御する共有レジス
タ排他制御RTL記述を生成する共有レジスタ処理部
と、前記各プロセスのRTL記述と前記共有レジスタ排
他制御RTL記述とを統合して統合プロセスRTL記述
を生成するRTL統合手段として機能させるためのプロ
グラムを記録する。
【0016】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、プロセスの動作記述を各プロセスの動作記述に分割
するとともに共有レジスタへの書き込み記述部分を共有
レジスタへの書き込み要求信号を作成し書き込み時優先
レベルを設定して変更するプロセス変換手段と、前記プ
ロセス変換手段によって分割および変更された各プロセ
スの動作記述を各プロセスのRTL記述に変換する高位
合成手段と、共有レジスタ名およびプロセス優先順位を
解析し共有レジスタ毎のプロセス優先順位リストを作成
するプロセス優先順位解析手段と、各プロセスの動作記
述を解析しプロセス毎の共有レジスタリストを作成する
とともに前記プロセス毎の共有レジスタリストを参照し
て前記共有レジスタ毎のプロセス優先順位リストから実
際には共有レジスタに書き込みを行わないプロセスを削
除した共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先順位
リストを作成する共有レジスタ書き込みプロセス解析手
段と、前記プロセス毎の共有レジスタリストおよび前記
共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先順位リスト
を参照してプロセス優先順位の順に書き込み要求信号の
書き込み時優先レベルを比較して共有レジスタへの書き
込みを排他制御する共有レジスタ排他制御RTL記述を
生成する共有レジスタRTL出力手段と、前記各プロセ
スのRTL記述と前記共有レジスタ排他制御RTL記述
とを統合して統合プロセスRTL記述を生成するRTL
統合手段として機能させるためのプログラムを記録す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】(1)第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る統合プロセス
RTL記述生成方式の構成を示すブロック図である。本
実施の形態に係る統合プロセスRTL記述生成方式は、
プログラム制御により動作するデータ処理装置(コンピ
ュータ)1と、情報を記憶する記憶装置2とから、その
主要部が構成されている。
【0019】データ処理装置1は、プロセス変換手段1
0と、高位合成手段11と、プロセス優先順位解析手段
12と、共有レジスタ書き込みプロセス解析手段13
と、共有レジスタRTL出力手段14と、RTL統合手
段15とを含む。なお、プロセス優先順位解析手段1
2,共有レジスタ書き込みプロセス解析手段13,およ
び共有レジスタRTL出力手段14は、共有レジスタ処
理部を構成する。
【0020】記憶装置2は、共有レジスタ名・プロセス
優先順位21と、プロセスの動作記述22と、内部テー
ブル23と、プロセスのRTL記述24と、共有レジス
タ排他制御RTL記述25と、統合プロセスRTL記述
26とを格納する。なお、プロセスの動作記述22は、
各プロセスA,B,C,Dの動作記述22A,22B,
22C,22Dからなり、プロセスのRTL記述24
は、各プロセスA,B,C,DのRTL記述24A,2
4B,24C,24Dからなる。
【0021】図2を参照すると、第1実施の形態に係る
統合プロセスRTL記述生成方式の処理は、プロセス分
割・変更ステップS1と、RTL記述への変換ステップ
S2と、共有レジスタ名およびプロセス優先順位解析ス
テップS3と、共有レジスタ書き込みプロセス解析ステ
ップS4と、プロセス優先順位リストからの冗長除去ス
テップS5と、共有レジスタ排他制御RTL記述出力ス
テップS6と、RTL記述統合ステップS7とからな
る。
【0022】共有レジスタ名・プロセス優先順位21
は、共有レジスタ名と、共有レジスタに書き込みをする
可能性のあるプロセスのプロセス優先順位とからなる。
プロセス優先順位は、設計者があらかじめ設定する共有
レジスタ毎の書き込みプロセスに与えられる静的な優先
順位である。
【0023】図3は、共有レジスタ名・プロセス優先順
位21の一例を示す図である。本例は、procA,
procB, procC, procDの4つのプロセ
スと、Reg1, Reg2, Reg3, Reg4の
4つの共有レジスタとがある場合であり、プロセス優先
順位は、procB>procC>procA>pro
cDの順になっている。
【0024】プロセスの動作記述22は、各プロセス
A,B,C,Dが動作レベルで記述されたものである。
設計者は、プロセスの動作記述22の中で共有レジスタ
への書き込みが行われる毎に、必要であれば、プロセス
が実際に共有レジスタにデータを書き込みに行く際の動
的な優先順位である書き込み時優先レベルを指定するこ
とができる。
【0025】図4は、プロセスの動作記述22の一例を
示す図である。本例は、複数のプロセスA,B,C,D
の動作記述がまとめられたものである。共有レジスタ
は、プロセスの動作記述22内で、extern文で宣
言されている必要があり、たとえば、procAは、共
有レジスタReg1, Reg2に書き込みをすること
を表している。
【0026】なお、共有レジスタ名・プロセス優先順位
21とプロセスの動作記述22とは、1つのファイルと
してまとめられていてもよい。
【0027】プロセス変換手段10は、プロセスの動作
記述22を読み込み、各プロセスA,B,C,Dの動作
記述22A,22B,22C,22Dとして個々のファ
イルに分割する。これと同時に、プロセス変換手段10
は、共有レジスタへの書き込み記述部分に変更を施す。
具体的には、共有レジスタへの書き込み要求信号を新た
に作成し、各プロセスA,B,C,Dの動作記述22
A,22B,22C,22Dの書き込み記述部分に挿入
する。また、書き込み時優先レベルの指定があった場
合、プロセス変換手段10は、書き込み要求信号に書き
込み時優先レベルを設定する。なお、プロセスの動作記
述22を各プロセスA,B,C,Dの動作記述22A,
22B,22C,22Dに分割するのは、高位合成手段
11がプロセス単位で合成を行うためである。
【0028】図5は、プロセスAの動作記述22Aの、
共有レジスタへの書き込み記述部分の変更前の一例を示
す図である。
【0029】図6は、プロセスAの動作記述22Aの、
共有レジスタへの書き込み記述部分の変換後の一例を示
す図である。
【0030】高位合成手段11は、プロセス変換手段1
0により分割および変更された各プロセスA,B,C,
Dの動作記述22A,22B,22C,22Dを1つず
つ読み込み、内部で同一の論理を持つ各プロセスA,
B,C,DのRTL記述24A,24B,24C,24
Dに変換して出力する。
【0031】各プロセスA,B,C,DのRTL記述2
4A,24B,24C,24Dは、高位合成手段11に
より、各プロセスA,B,C,Dの動作記述22A,2
2B,22C,22DがRTL記述に変換された結果で
ある。
【0032】図7は、プロセスAのRTL記述24Aの
一例を示す図である。プロセスAのRTL記述24A
は、状態遷移の形で記載されており、LOCK_and_WTは書
き込み権取得および書き込みフェーズ、RELEASEは書き
込み権開放フェーズを示す。両者は同時に実行できない
ので、2フェーズに分けられている。
【0033】プロセス優先順位解析手段12は、共有レ
ジスタ名・プロセス優先順位21を読み込み、特定のフ
ォーマットで記述されたプロセス優先順位を解析し、共
有レジスタ毎のプロセス優先順位リストとして内部テー
ブル23に保存する。
【0034】共有レジスタ書き込みプロセス解析手段1
3は、プロセス変換手段10により分割および変更され
た各プロセスA,B,C,Dの動作記述22A,22
B,22C,22Dを読み込み、各プロセスA,B,
C,Dが実際に書き込みを行う共有レジスタを解析して
プロセス毎の共有レジスタリストとして内部テーブル2
3に保存する。また、共有レジスタ書き込みプロセス解
析手段13は、プロセス毎の共有レジスタリストを参照
して、共有レジスタ毎のプロセス優先順位リストから実
際には共有レジスタに書き込みを行わないプロセスを削
除して冗長除去済みプロセス優先順位リストとして内部
テーブル23に保存する。
【0035】内部テーブル23は、共有レジスタ,共有
レジスタに実際に書き込みを行うプロセス,およびそれ
らのプロセスの優先順位を、共有レジスタ毎のプロセス
優先順位リストとして一時的に保存する。また、内部テ
ーブル23は、プロセス名,およびプロセスが書き込み
を行う共有レジスタ名をプロセス毎の共有レジスタリス
トとして一時的に保存する。
【0036】共有レジスタRTL出力手段14は、内部
テーブル23に保存されたプロセス毎の共有レジスタリ
ストおよび共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先
順位リストを参照して、プロセス優先順位の順に書き込
み要求信号の書き込み時優先レベルを比較して共有レジ
スタへの書き込みを排他制御する共有レジスタ排他制御
RTL記述25を生成する。
【0037】共有レジスタ排他制御RTL記述25は、
共有レジスタRTL出力手段14により、内部テーブル
23のプロセス毎の共有レジスタリストおよび共有レジ
スタ毎のプロセス優先順位リストに基づいて、共有レジ
スタへの書き込みの排他制御を行うRTL記述が出力さ
れたものである。共有レジスタ排他制御RTL記述25
は、2つのプロセスの書き込み時優先レベルを比較し
て、書き込み時優先レベルの高いプロセスのデータを共
有レジスタに書き込むように排他制御を行う。書き込み
時優先レベルが同一だった場合は、プロセス優先順位の
高いプロセスの書き込み要求信号を受理し、プロセス優
先順位の高いプロセスからのデータを共有レジスタに書
き込むように排他制御する。
【0038】図8は、プロセスA,C,D(プロセス優
先順位C>A>D)の共有レジスタReg1への共有レ
ジスタ排他制御RTL記述25の一例 (ここでは、Ve
rilogHDLを使用)を示す。なお、プロセスB
は、共有レジスタReg1への書き込みを行わないもの
と仮定した。図8において、Reg1_procA0,
Reg1_procC0, Reg1_procD0
は、書き込み要求信号であり、各プロセスA,C,Dが
共有レジスタReg1に直接書き込みを行う前に、書き
込む権利を得るために発する信号である。書き込み要求
信号は0以上の整数で表される書き込み時優先レベルを
持ち、0のときは書き込み要求無し、1以上のときは値
が大きいほど優先順位が高いものとする。
【0039】RTL統合手段15は、各プロセスA,
B,C,DのRTL記述24A,24B,24C,24
Dと共有レジスタ排他制御RTL記述25とを統合し、
統合プロセスRTL記述26として出力する。
【0040】統合プロセスRTL記述26は、RTL統
合手段15によって各プロセスA,B,C,DのRTL
記述24A,24B,24C,24Dと共有レジスタ排
他制御RTL記述25とが統合されたものである。
【0041】図9は、共有レジスタReg1についての
統合プロセスRTL記述26の一例を示す図である。こ
の統合プロセスRTL記述26は、プロセスAのRTL
記述部分と、共有レジスタ排他制御RTL記述部分とか
らなる。
【0042】図10は、統合プロセスRTL記述26の
回路イメージの一例を示す図である。この例では、共有
レジスタReg1が記述された共有レジスタ排他制御R
TL記述25の回路と、共有レジスタReg1に対して
書き込みを行うプロセスAのRTL記述24A,プロセ
スCのRTL記述24C,およびプロセスDのRTL記
述24Dの回路とがある。プロセスAのRTL記述24
A,プロセスCのRTL記述24CおよびプロセスDの
RTL記述24Dの各回路から共有レジスタReg1へ
の書き込み要求信号があった場合、共有レジスタ排他制
御RTL記述25の回路が排他制御を行い、書き込み時
優先レベルおよびプロセス優先順位を考慮して、優先順
位の高いプロセスからのデータを共有レジスタReg1
に書き込む。
【0043】次に、このように構成された第1実施の形
態に係る統合プロセスRTL記述生成方式の動作につい
て、図1〜図10を参照しながら詳細に説明する。
【0044】最初に、プロセス変換手段10は、プロセ
スの動作記述22を読み込み、読み込んだプロセスの動
作記述22を各プロセスA,B,C,Dの動作記述22
A,22B,22C,22Dに分割する。その際、プロ
セスの動作記述22中に共有レジスタへの書き込み記述
部分があった場合、プロセス変換手段10は、書き込み
要求信号を作成し、共有レジスタに書き込む前に書き込
み要求信号を発行するように変更する。また、プロセス
変換手段10は、プロセスの動作記述22中に書き込み
時優先レベルの指定があった場合は、書き込み要求信号
に書き込み時優先レベルを設定して発行するように共有
レジスタへの書き込み記述部分を変更する(ステップS
1)。
【0045】たとえば、プロセス変換手段10は、図5
に例示するプロセスAの動作記述22Aについては、図
6に例示するようなプロセスAの動作記述22Aに変更
する。図5に例示するプロセスAの動作記述22Aで
は、共有レジスタReg1およびReg2が宣言されて
いるので、共有レジスタReg1にデータAAを書き込
む記述部分” Reg1:=AA”では、”/* LVL
= 3 */”という記述部分によって書き込み時優先
レベルを3が設定されている。このため、プロセス変換
手段10は、図3に例示する共有レジスタ名・プロセス
優先順位21の共有レジスタ宣言記述部分から、図6に
示すように、共有レジスタReg1への書き込みを要求
する書き込み要求信号Reg1_procA0と、書き
込むデータそのものである書き込みデータ信号Reg1
_procAとを作成する。書き込み時優先レベルは、
書き込み要求信号Reg1_procA0に反映され
る。ここでは、書き込み時優先レベルとして3が設定さ
れているため、書き込み要求信号Reg1_procA
0に3を入れる記述部分” Reg1_procA0:
=3;”を生成する。共有レジスタReg1に書き込む
時は、まず書き込み要求信号Reg1_procA0に
指定された書き込み時優先レベル3を設定して、書き込
みデータ信号Reg1_procAにデータを書き込
む。データの書き込みが終了したならば、書き込み要求
信号Reg1_procA0を0にし、共有レジスタR
eg1を他のプロセスに解放する。
【0046】次に、高位合成手段11は、プロセス変換
手段10により分割および変更された各プロセスA,
B,C,Dの動作記述22A,22B,22C,22D
を読み込み、内部で動作記述からRTL記述への変換を
行い、各プロセスA,B,C,DのRTL記述24A,
24B,24C,24Dを出力する(ステップS2)。
【0047】一方、プロセス優先順位解析手段12は、
共有レジスタ名・プロセス優先順位21を読み込んで解
析し、共有レジスタ名および共有レジスタへの書き込み
のプロセス優先順位をプロセス優先順位リストとして内
部テーブル23に保存する(ステップS3)。
【0048】たとえば、図3に示した共有レジスタ名・
プロセス優先順位21の場合、プロセス優先順位リスト
は、次のようになる。
【0049】 Reg1 : procB → procC → procA
→ procD; Reg2 : procB → procC → procA
→ procD; Reg3 : procB → procC → procA
→ procD; Reg4 : procB → procC → procA
→ procD;
【0050】次に、共有レジスタ書き込みプロセス解析
手段13は、プロセス変換手段10により分割および変
更された各プロセスA,B,C,Dの動作記述22A,
22B,22C,22Dを読み込み、各プロセスA,
B,C,Dが実際にどの共有レジスタに書き込みを行っ
ているかを抽出してプロセス毎の共有レジスタリストを
内部テーブル23に保存する(ステップS4)。
【0051】たとえば、図4に示したプロセスの動作記
述22の場合、各プロセスA,B,C,D毎の共有レジ
スタリストは、次のようになる。
【0052】 procA : Reg1, Reg2 procB : Reg2, Reg4 procC : Reg1, Reg2, Reg3 procD : Reg1, Reg2, Reg3, R
eg4
【0053】続いて、共有レジスタRTL出力手段14
は、内部テーブル23に保存されたプロセスA,B,
C,D毎の共有レジスタリストを参照して、内部テーブ
ル23に保存された共有レジスタReg1,Reg2,
Reg3,Reg4毎のプロセス優先順位リストから実
際は共有レジスタに書き込みを行わないプロセスを取り
除いて、冗長除去済みプロセス優先順位リストとして内
部テーブル23に保存する(ステップS5)。
【0054】たとえば、上記した各プロセスA,B,
C,D毎の共有レジスタリストおよび共有レジスタRe
g1,Reg2,Reg3,Reg4毎のプロセス優先
順位リストの場合、冗長除去済みプロセス優先順位リス
トは、次のようになる。
【0055】 Reg1 : procC → procA → procD
; Reg2 : procB → procC → procA
→ procD ; Reg3 : procC → procD ; Reg4 : procB → procD ;
【0056】次に、共有レジスタRTL出力手段14
は、内部テーブル23の冗長除去済みプロセス優先順位
リストを読み込み、冗長除去済みプロセス優先順位リス
トに従ってプロセス優先順位の順に書き込み要求信号の
書き込み時優先レベルを比較して共有レジスタへの書き
込みを排他制御する共有レジスタ排他制御RTL記述2
5を生成し記憶装置2に出力する(ステップS6)。
【0057】たとえば、共有レジスタReg1について
は、共有レジスタRTL出力手段14は、図8に示すよ
うな共有レジスタ排他制御RTL記述25を出力する。
【0058】詳しくは、共有レジスタRTL出力手段1
4は、まず、共有レジスタReg1がprocA,pr
ocC,procDから書き込みをされるので、3つの
書き込みデータ信号Reg1_procA, Reg1
_procC, Reg1_procDと、3つの書き
込み要求信号Reg1_procA0, Reg1_p
rocC0, Reg1_procD0とを持つことを
記述する。
【0059】次に、共有レジスタRTL出力手段14
は、書き込み要求信号Reg1_procA0, Re
g1_procC0, Reg1_procD0が全て
0、すなわち共有レジスタReg1への書き込み要求が
なかった場合に、何もしないという処理を記述する(図
9−参照)。
【0060】続いて、共有レジスタRTL出力手段14
は、書き込み要求信号Reg1_procC0が書き込
み要求信号Reg1_procA0以上、かつ書き込み
要求信号Reg1_procC0が書き込み要求信号R
eg1_procD0以上の場合に、書き込みデータ信
号Reg1_procCを共有レジスタReg1に書き
込む処理を記述する(図9−参照)。
【0061】次に、共有レジスタRTL出力手段14
は、書き込み要求信号Reg1_procA0が書き込
み要求信号Reg1_procC0より大きく、かつ書
き込み要求信号Reg1_procA0が書き込み要求
信号Reg1_procD0以上の場合に、書き込みデ
ータ信号Reg1_procAを共有レジスタReg1
に書き込む処理を記述する(図9−参照)。
【0062】最後に、共有レジスタRTL出力手段14
は、書き込み要求信号Reg1_procD0が書き込
み要求信号Reg1_procC0より大きく、かつ書
き込み要求信号Reg1_procD0が書き込み要求
信号Reg1_procA0より大きい場合に、書き込
みデータ信号Reg1_procDを共有レジスタRe
g1に書き込む処理を記述する(図9−参照)。
【0063】図9−〜では、プロセスA,C,Dの
どのプロセスからの書き込み要求信号が一番書き込み時
優先レベルが高いかを判定し、同じ書き込み時優先レベ
ルであれば、if―else文の並び順、すなわち各プ
ロセスC,A,Dのプロセス優先順位が反映されるよう
な記述になっている。
【0064】なお、他の共有レジスタReg2,Reg
3,Reg4についても、共有レジスタReg1と同様
の処理が行われる。
【0065】最後に、RTL統合手段15は、高位合成
手段11によって生成された各プロセスA,B,C,D
のRTL記述24A,24B,24C,24Dと、共有
レジスタ排他制御RTL記述25とを統合し、統合プロ
セスRTL記述26として出力する(ステップS7)。
【0066】この結果、共有レジスタReg1について
は、図9に例示するような統合プロセスRTL記述26
が得られる。また、他の共有レジスタReg2,Reg
3,Reg4についても、共有レジスタReg1と同様
な統合プロセスRTL記述26が一体のものとして得ら
れる。
【0067】統合プロセスRTL記述26の共有レジス
タ排他制御記述部分は、最初に書き込み時優先レベルを
比較し、大きい方を優先させ、それら書き込み時優先レ
ベルが同じであればプロセス優先順位を適用して、書き
込みの排他制御を行う。
【0068】たとえば、プロセスAおよびプロセスCか
らそれぞれ書き込み時優先レベル1の書き込み要求信号
Reg1_procA0およびReg1_procC0
が来た場合(プロセスDからは書き込み時優先レベル0
の書き込み要求信号Reg1_procD0がきたと考
える)、が真となるため、必ずプロセス優先順位の高
いプロセスCからの書き込みが優先されることになる。
また、プロセスAから書き込み時優先レベル2の書き込
み要求信号Reg1_procA0が、プロセスCから
書き込み時優先レベル1の書き込み要求信号Reg1_
procC0がきた場合には、が真となり、プロセス
Aからの書き込みが優先されることになる。
【0069】(2)第2の実施の形態 図11は、本発明の第2の実施の形態に係る統合プロセ
スRTL記述生成方式の構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る統合プロセスRTL記述生成方式
は、図1に示した第1の実施の形態に係る統合プロセス
RTL記述生成方式において、データ処理装置1に、高
位合成手段11,プロセス優先順位解析手段12,共有
レジスタ書き込みプロセス解析手段13,共有レジスタ
RTL出力手段14,RTL統合手段15,およびプロ
セス変換手段10を実現する統合プロセスRTL記述生
成プログラムを記録した記録媒体100を備えるように
したものである。この記録媒体100は、磁気ディス
ク,半導体メモリ,その他の記録媒体であってよい。な
お、その他の構成については、第1の実施の形態に係る
統合プロセスRTL記述生成方式における場合と全く同
様であるので、対応する部分には同一の符号を付してそ
れらの詳しい説明は省略する。
【0070】このような第2の実施の形態に係る統合プ
ロセスRTL記述生成方式では、記録媒体100から統
合プロセスRTL記述生成プログラムがデータ処理装置
1に読み込まれ、高位合成手段11,プロセス優先順位
解析手段12,共有レジスタ書き込みプロセス解析手段
13,共有レジスタRTL出力手段14,RTL統合手
段15,およびプロセス変換手段10として動作する。
これら各手段の詳しい動作は、第1の実施の形態に係る
統合プロセスRTL記述生成方式における場合と全く同
様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0071】
【発明の効果】第1の効果は、共有レジスタの排他制御
に関して設計者の負担を軽減できるということである。
その理由は、静的なプロセス優先順位および動的な書き
込み時優先レベルという2つの優先順位を組み合わせる
ことによって、簡単かつ柔軟性のある共有レジスタへの
書き込みの排他制御が行えるからである。
【0072】第2の効果は、設計途中でのプロセス優先
順位の変更が容易になるということである。その理由
は、プロセス優先順位の宣言記述をプロセスの動作記述
と分離することによって、動作記述言語を直接変更する
必要がなくなるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る統合プロセス
RTL記述生成方式の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る統合プロセスRTL記
述生成方式の処理を示す流れ図である。
【図3】図1中の共有レジスタ名・プロセス優先順位の
一例を示す図である。
【図4】図1中のプロセスの動作記述の一例を示す図で
ある。
【図5】図1中のプロセスAの動作記述における共有レ
ジスタへの書き込み記述部分の変更前の一例を示す図で
ある。
【図6】図1中のプロセスAの動作記述における共有レ
ジスタへの書き込み記述部分の変更後の一例を示す図で
ある。
【図7】図1中のプロセスAのRTL記述の一例を示す
図である。
【図8】図1中の共有レジスタ排他制御RTL記述の一
例を示す図である。
【図9】図1中の統合プロセスRTL記述の一例を示す
図である。
【図10】図1中の統合プロセスRTL記述による共有
レジスタReg1への書き込みを行う回路のイメージ図
である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る統合プロセ
スRTL記述生成方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置(コンピュータ) 2 記憶装置 10 プロセス変換手段 11 高位合成手段 12 プロセス優先順位解析手段 13 共有レジスタ書き込みプロセス解析手段 14 共有レジスタRTL出力手段 15 RTL統合手段 21 共有レジスタ名・プロセス優先順位 22 プロセスの動作記述 22A プロセスAの動作記述 22B プロセスBの動作記述 22C プロセスCの動作記述 22D プロセスDの動作記述 23 内部テーブル 24 プロセスのRTL記述 24A プロセスAのRTL記述 24B プロセスBのRTL記述 24C プロセスCのRTL記述 24D プロセスDのRTL記述 25 共有レジスタ排他制御RTL記述 26 統合プロセスRTL記述 100 記録媒体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセスの動作記述を各プロセスの動作記
    述に分割するとともに共有レジスタへの書き込み記述部
    分を共有レジスタへの書き込み要求信号を作成し書き込
    み時優先レベルを設定して変更するプロセス変換手段
    と、前記プロセス変換手段によって分割および変更され
    た各プロセスの動作記述を各プロセスのRTL記述に変
    換する高位合成手段と、共有レジスタ名およびプロセス
    優先順位を解析し前記プロセス変換手段により分割およ
    び変更された各プロセスの動作記述を入力してプロセス
    優先順位の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベ
    ルを比較して共有レジスタへの書き込みを排他制御する
    共有レジスタ排他制御RTL記述を生成する共有レジス
    タ処理部と、前記各プロセスのRTL記述と前記共有レ
    ジスタ排他制御RTL記述とを統合して統合プロセスR
    TL記述を生成するRTL統合手段とを有することを特
    徴とする統合プロセスRTL記述生成方式。
  2. 【請求項2】前記共有レジスタ処理部が、共有レジスタ
    名およびプロセス優先順位を解析し共有レジスタ毎のプ
    ロセス優先順位リストを作成するプロセス優先順位解析
    手段と、各プロセスの動作記述を解析しプロセス毎の共
    有レジスタリストを作成するとともに前記プロセス毎の
    共有レジスタリストを参照して前記共有レジスタ毎のプ
    ロセス優先順位リストから実際には共有レジスタに書き
    込みを行わないプロセスを削除した共有レジスタ毎の冗
    長除去済みプロセス優先順位リストを作成する共有レジ
    スタ書き込みプロセス解析手段と、前記プロセス毎の共
    有レジスタリストおよび前記共有レジスタ毎の冗長除去
    済みプロセス優先順位リストを参照してプロセス優先順
    位の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベルを比
    較して共有レジスタへの書き込みを排他制御する共有レ
    ジスタ排他制御RTL記述を生成する共有レジスタRT
    L出力手段とから構成される請求項1記載の統合プロセ
    スRTL記述生成方式。
  3. 【請求項3】プロセスの動作記述を各プロセスの動作記
    述に分割するとともに共有レジスタへの書き込み記述部
    分を共有レジスタへの書き込み要求信号を作成し書き込
    み時優先レベルを設定して変更するプロセス変換手段
    と、前記プロセス変換手段によって分割および変更され
    た各プロセスの動作記述を各プロセスのRTL記述に変
    換する高位合成手段と、共有レジスタ名およびプロセス
    優先順位を解析し共有レジスタ毎のプロセス優先順位リ
    ストを作成するプロセス優先順位解析手段と、各プロセ
    スの動作記述を解析しプロセス毎の共有レジスタリスト
    を作成するとともに前記プロセス毎の共有レジスタリス
    トを参照して前記共有レジスタ毎のプロセス優先順位リ
    ストから実際には共有レジスタに書き込みを行わないプ
    ロセスを削除した共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセ
    ス優先順位リストを作成する共有レジスタ書き込みプロ
    セス解析手段と、前記プロセス毎の共有レジスタリスト
    および前記共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先
    順位リストを参照してプロセス優先順位の順に書き込み
    要求信号の書き込み時優先レベルを比較して共有レジス
    タへの書き込みを排他制御する共有レジスタ排他制御R
    TL記述を生成する共有レジスタRTL出力手段と、前
    記各プロセスのRTL記述と前記共有レジスタ排他制御
    RTL記述とを統合して統合プロセスRTL記述を生成
    するRTL統合手段とを有することを特徴とする統合プ
    ロセスRTL記述生成方式。
  4. 【請求項4】共有レジスタ名およびプロセス優先順位を
    解析し共有レジスタ毎のプロセス優先順位リストを作成
    するプロセス優先順位解析手段と、各プロセスの動作記
    述を解析しプロセス毎の共有レジスタリストを作成する
    とともに前記プロセス毎の共有レジスタリストを参照し
    て前記共有レジスタ毎のプロセス優先順位リストから実
    際には共有レジスタに書き込みを行わないプロセスを削
    除した共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先順位
    リストを作成する共有レジスタ書き込みプロセス解析手
    段と、前記プロセス毎の共有レジスタリストおよび前記
    共有レジスタ毎の冗長除去済みプロセス優先順位リスト
    を参照してプロセス優先順位の順に書き込み要求信号の
    書き込み時優先レベルを比較して共有レジスタへの書き
    込みを排他制御する共有レジスタ排他制御RTL記述を
    生成する共有レジスタRTL出力手段とを有することを
    特徴とする共有レジスタ排他制御RTL記述生成方式。
  5. 【請求項5】高位合成において、プロセスの動作記述を
    各プロセスのRTL記述に変換すると同時に、あらかじ
    め宣言された共有レジスタおよび該共有レジスタへのプ
    ロセスの静的な書き込み優先順位を示すプロセス優先順
    位と共有レジスタへの書き込み時の動的な書き込み優先
    順位を示す書き込み時優先レベルとに基づいてプロセス
    優先順位の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベ
    ルを比較して共有レジスタへの書き込みを優先順位付き
    で排他制御する共有レジスタ制御RTL記述を生成し、
    前記各プロセスのRTL記述と前記共有レジスタ制御R
    TL記述とを統合することにより統合プロセスRTL記
    述を生成することを特徴とする統合プロセスRTL記述
    生成方法。
  6. 【請求項6】あらかじめ宣言された共有レジスタおよび
    該共有レジスタへのプロセスの静的な書き込み優先順位
    を示すプロセス優先順位と共有レジスタへの書き込み時
    の動的な書き込み優先順位を示す書き込み時優先レベル
    とに基づいてプロセス優先順位の順に書き込み要求信号
    の書き込み時優先レベルを比較して共有レジスタへの書
    き込みを優先順位付きで排他制御する共有レジスタ制御
    RTL記述を生成することを特徴とする共有レジスタ排
    他制御RTL記述生成方法。
  7. 【請求項7】コンピュータを、プロセスの動作記述を各
    プロセスの動作記述に分割するとともに共有レジスタへ
    の書き込み記述部分を共有レジスタへの書き込み要求信
    号を作成し書き込み時優先レベルを設定して変更するプ
    ロセス変換手段と、前記プロセス変換手段によって分割
    および変更された各プロセスの動作記述を各プロセスの
    RTL記述に変換する高位合成手段と、共有レジスタ名
    およびプロセス優先順位を解析し前記プロセス変換手段
    により分割および変更された各プロセスの動作記述を入
    力してプロセス優先順位の順に書き込み要求信号の書き
    込み時優先レベルを比較して共有レジスタへの書き込み
    を排他制御する共有レジスタ排他制御RTL記述を生成
    する共有レジスタ処理部と、前記各プロセスのRTL記
    述と前記共有レジスタ排他制御RTL記述とを統合して
    統合プロセスRTL記述を生成するRTL統合手段とし
    て機能させるためのプログラムを記録する記録媒体。
  8. 【請求項8】コンピュータを、プロセスの動作記述を各
    プロセスの動作記述に分割するとともに共有レジスタへ
    の書き込み記述部分を共有レジスタへの書き込み要求信
    号を作成し書き込み時優先レベルを設定して変更するプ
    ロセス変換手段と、前記プロセス変換手段によって分割
    および変更された各プロセスの動作記述を各プロセスの
    RTL記述に変換する高位合成手段と、共有レジスタ名
    およびプロセス優先順位を解析し共有レジスタ毎のプロ
    セス優先順位リストを作成するプロセス優先順位解析手
    段と、各プロセスの動作記述を解析しプロセス毎の共有
    レジスタリストを作成するとともに前記プロセス毎の共
    有レジスタリストを参照して前記共有レジスタ毎のプロ
    セス優先順位リストから実際には共有レジスタに書き込
    みを行わないプロセスを削除した共有レジスタ毎の冗長
    除去済みプロセス優先順位リストを作成する共有レジス
    タ書き込みプロセス解析手段と、前記プロセス毎の共有
    レジスタリストおよび前記共有レジスタ毎の冗長除去済
    みプロセス優先順位リストを参照してプロセス優先順位
    の順に書き込み要求信号の書き込み時優先レベルを比較
    して共有レジスタへの書き込みを排他制御する共有レジ
    スタ排他制御RTL記述を生成する共有レジスタRTL
    出力手段と、前記各プロセスのRTL記述と前記共有レ
    ジスタ排他制御RTL記述とを統合して統合プロセスR
    TL記述を生成するRTL統合手段として機能させるた
    めのプログラムを記録する記録媒体。
JP2000023455A 2000-02-01 2000-02-01 統合プロセスrtl記述生成方式 Expired - Fee Related JP3489673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023455A JP3489673B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 統合プロセスrtl記述生成方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023455A JP3489673B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 統合プロセスrtl記述生成方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001216339A true JP2001216339A (ja) 2001-08-10
JP3489673B2 JP3489673B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=18549614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000023455A Expired - Fee Related JP3489673B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 統合プロセスrtl記述生成方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3489673B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223558A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Nec Corp 動作合成装置、動作合成方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223558A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Nec Corp 動作合成装置、動作合成方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3489673B2 (ja) 2004-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070255928A1 (en) Processor
US6687894B2 (en) High-level synthesis method, high-level synthesis apparatus, method for producing logic circuit using the high-level synthesis method for logic circuit design, and recording medium
JP3489673B2 (ja) 統合プロセスrtl記述生成方式
US7565632B2 (en) Behavioral synthesizer system, operation synthesizing method and program
US6532584B1 (en) Circuit synthesis method
JP2001209670A (ja) 高位合成方法、および、高位合成方法の実施に使用される記録媒体
JP2002269162A (ja) 動作合成方法
JPS6325384B2 (ja)
JP3112785B2 (ja) ファイル管理システム
JP3255139B2 (ja) 高位合成システム、方法及び記録媒体
JP2003085221A (ja) Rtl自動階層化システムおよび方法、rtl自動階層化プログラム
US6430726B1 (en) Logic circuit synthesizing method and logic synthesizing system
JP2930087B2 (ja) 論理設計支援システム
JPH0540721A (ja) 計算機システム
JP2023104402A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び車両
JP2002245104A (ja) 論理縮小機能を備えたマッピング装置、マッピング方法、及びそのプログラム。
JP2925160B2 (ja) 論理合成方式
JP2835082B2 (ja) 論理回路合成装置
JPS63196959A (ja) フアイルの退避復元方式
JP3145778B2 (ja) Lsi設計部品データの生成管理装置
JP4199816B2 (ja) 論理合成方法
JP3570870B2 (ja) システム構築装置、システム構築方法及びシステム構築プログラムを記録した媒体
JPH11265290A (ja) プログラムロード方法
JP2001338004A (ja) 高位合成システム、高位合成方法、及び高位合成方法実行プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11272730A (ja) プリント板回路設計システム及びプリント板回路設計方法並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees