JP2002244346A - 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及び画像形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト加熱定着方式において、トナーのレオ
ロジー特性を特定の範囲に限定することにより、オフセ
ット発生のない、フルカラー画像を得ることもでき、外
的要因変化や記録材の種類による光沢の差が小さい、ワ
ックスを含有することによる粒子の流動性の悪化がな
く、中光沢画像を得ることができるトナーおよび画像形
成方法を提供することである。 【解決手段】 感光体上の静電潜像をトナーで顕像化
し、転写した後、該トナー像を有端もしくは無端ベルト
と接触させながらトナー像を定着する画像形成方法にお
いて、トナーは少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を
含有し、トナーのレオロジー特性が、温度120 ℃、応力
200 〜600Pa において、G'が7 ×103Pa以下でありtan
δが2〜8であることを特徴とする静電荷像現像用トナ
ーを主たる構成にしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に関
し、電子写真静電記録分野において、トナー像をベルト
を介して加熱定着させる定着法を用いる場合のトナーお
よび画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター等の定着方法は、い
わゆる装置構成が簡易で取扱いが容易な熱ローラー定着
方式が採用されている例が多い。しかしながら、上述の
従来多用されてきた熱ローラ定着では、 (1)熱ローラーが所定温度に達するまでのウエイト時
間がある。 (2)記録材の通過あるいは他の外的要因で加熱ローラ
ーの温度が変動することによる定着不良やオフセツト現
象を防止するために加熱ローラーを最適な温度に維持す
る必要があり、このためには加熱ローラーあるいは加熱
体の熱容量を大きくしなければならない。などの問題が
あった。また、一般的に粘性の低いフルカラートナーに
おいては、 (3)ローラーの曲率のため、オフセットや排紙時のロ
ーラーへの巻き付きの問題もあり、離型オイルを塗布す
ることと、そのオイルタンクを備えることが必要であっ
た。
【0003】これらの問題に対して、ベルト加熱定着方
式が提案され、さらにベルト定着でオイルを塗布しない
方式(オイルレス方式)や微量塗布の方式が提案されて
いる。一方、近年は以前の高光沢画像に比べやや光沢を
抑えた中光沢タイプの画像が望まれている。
【0004】しかし、上述のような熱容量の小さいベル
ト加熱定着の方式を生かすために、ベルトは薄く、定着
時の圧力はローラー定着方式に比較すると小さい。その
ためベルト加熱定着方式で中光沢を得るためには、ロー
ラー定着方式で中光沢画像を得ようとする場合よりも、
溶融粘度などを低いトナーにする必要があり、その結果
オフセットが発生しやすい。
【0005】特開平7−287414、特開平9−06
2031、特開平10−171154などは低粘度のト
ナーのオフセット発生を防止するために、主にワックス
について規定をしている。また低圧定着を達成するため
に、特開平3−188648では樹脂の酸価や水酸基価
と分子量分布について規定している。これらは定着性を
考慮したものであるが、混色や光沢が必要なカラートナ
ーにおいては、これらで述べられている樹脂特性では不
十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題点を解決し、トナーのレオロジー特性を特定の範
囲に限定することにより、ベルト加熱定着方式において
オフセット発生のない中光沢画像を得ることができるト
ナーおよび画像形成方法を提供することである。
【0007】本発明の目的は、さらに、外的要因変化や
記録材の種類によらずオフセットの発生のないフルカラ
ー画像を得ることができるトナーおよび画像形成方法を
提供し、また、外的要因変化や記録材の種類による光沢
の差が小さい中光沢定着画像を得ることができるトナー
および画像形成方法、ワックスを含有することによる粒
子の流動性の悪化がなく、良好な中光沢画像を得ること
ができるトナーおよび画像形成方法をを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記の手段により達成される。本発明によれば、請求項1
では感光体上の静電潜像をトナーで顕像化し得られたト
ナー像を転写媒体に転写した後、該トナー像を有端もし
くは無端ベルトと接触させながらトナー像を定着する画
像形成方法において、本発明の静電荷像現像用トナーは
少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有し、トナー
のレオロジー特性が、温度120 ℃、応力200 〜600Pa に
おいて、G'が7 ×103Pa以下でありtan δが2〜8であ
ることを主要な特徴とする。
【0009】第二に、請求項1の静電荷像現像用トナー
のレオロジー特性において、温度150 ℃、応力200 〜60
0Pa におけるtan δが8以下であることを特徴とする。
【0010】第三に、請求項1、2の静電荷像現像用ト
ナーにおいて、応力200Pa 〜600Paの範囲でtan δの大
小差が0.3 未満であることを特徴とする。
【0011】第四に、請求項1〜3の静電荷像現像用ト
ナーにおいて、少なくとも2種以上の結着樹脂で海島構
造を形成し、島を構成する樹脂中に離型剤が分散してい
ることを特徴とする。
【0012】第五に、感光体の静電潜像を請求項1〜4
のトナーで顕像化し、得られたトナー像を転写媒体に転
写した後、該トナー像を有端もしくは無端ベルトと接触
させながらトナー像を定着することを特徴とする画像形
成方法。
【0013】
【発明の実施の形態】ベルト加熱定着では従来のローラ
ー定着に比べて加圧が小さいことに注目し、比較的小さ
い応力での粘弾性特性を比較した結果から本発明に至っ
た。すなわち、本発明のトナーは、感光体上の静電潜像
をトナーで顕像化し得られたトナー像を転写媒体に転写
した後、該トナー像を有端もしくは無端ベルトと接触さ
せながらトナー像を定着する画像形成方法に使用される
トナーにおいて、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤
を含有するトナーであり、トナーのレオロジー特性が、
温度120 ℃、応力200 〜600Pa において、G'が5 ×103
Pa以下でありtan δが2〜8であり、さらに温度150
℃、応力200 〜600Pa におけるtan δが8以下であり、
さらに応力200Pa 〜600Pa の範囲でtan δの大小差が0.
3 未満であり、さらに少なくとも2種以上の結着樹脂で
海島構造を形成し、島を構成する樹脂中に離型剤が分散
しているものである。
【0014】また、本発明の画像形成方法は、感光体上
の静電潜像を上記のトナーで顕像化し得られたトナー像
を転写媒体に転写した後、該トナー像を有端もしくは無
端ベルトと接触させながらトナー像を定着するものであ
る。
【0015】レオロジー特性の貯蔵弾性率(G')は被検
物質の変形しやすさを示す値であり、トナーにおいては
定着性と関係のある値である。G'が小さいほど定着時に
変形しやすく記録材に接着しやすくなる。本発明におい
てはトナーのG'は7 ×103Pa以下であることが好まし
い。この値より大きいと定着が不十分な場合がある。ま
た定着はしていても発色に必要なトナーの溶融混色が不
十分な場合がある。
【0016】さらに、カラートナーに必要な光沢を得る
ためには、弾性成分に対してどれだけ粘性成分があるか
が重要となる。その特性を示すtan δは定着画像の光沢
と関係深いものである。このtan δが大きいほどトナー
の粘性成分の比率が大きくなり、光沢が得られるように
なる。そこで、本発明においては上記の特性に加えてさ
らにtan δが2以上であることが必要である。しかし、
粘性成分と弾性成分のバランスが崩れ、tan δが大きく
なりすぎるとオフセットが発生しやすいトナーとなる。
したがって、オフセット発生のない中光沢画像を得るた
めには、tan δが2〜8であることが必要である。
【0017】トナーによっては温度次第で、この範囲の
G'およびtan δを得ることが可能であるが、ローラー定
着に比べて低い温度で定着可能なベルト加熱定着の良さ
を発揮するために、本発明においては温度120 ℃でのta
n δの値がこの範囲にあることが好ましい。
【0018】通常使用する定着温度でオフセットが発生
しないことはもちろんであるが、何らかの外的要因によ
るベルト表面温度の変化でオフセットが発生しないため
には、トナーにオフセット発生に対する余裕度が十分に
あることが必要である。一般的に温度の上昇にともない
光沢は上昇するが、これはtan δが上昇し弾性と粘性の
バランスが崩れる方向となる。離型性は定着部材に塗布
される離型オイルや離型剤の染み出しで得られるが、結
着樹脂の特性による部分もある。したがって、温度150
℃においてもtan δが8以下であることが好ましい。
【0019】温度によって光沢が変化するということ
は、トナーに与えられるエネルギー量が変化するという
ことである。一方で定着圧力の変化によっても光沢は変
化する。これまでの検討結果からTan δの変化は圧力変
化によってよりもエネルギー変化によってのほうが大き
い。ということは圧力変化でtan δが変わるようなトナ
ーでは、エネルギー変化ではさらに大きな変化になると
いうことである。
【0020】ベルト加熱定着ではベルト表面温度を希望
温度にするまでの時間が短くてすむため、連続通紙での
温度変化は少ないが、蓄熱量が小さいため、記録材の厚
さによる吸熱量の違いから、同じ定着温度に対してトナ
ー温度が高くなったり低くなったりする。また、気温な
どの外部環境によってもトナーに与えられるエネルギー
量はわずかであるが変わる。このような場合でも中光沢
画像が得られまたオフセット発生のない画像を得るため
には、トナーに与えられるエネルギー量の変化によって
定着状態が変化しにくいこと、すなわちtan δ変化が大
きすぎないことが必要である。そのためには少なくとも
圧力変化によるtan δ変化が小さいことが必要である。
したがって本発明においては温度120 ℃、応力200 〜60
0Pa におけるtan δ変化量が0.3 未満であることが好ま
しい。0.3 未満にすることにより記録材による光沢変化
を小さく抑えやすい。
【0021】本発明のトナーのレオロジー特性は以下の
ように測定される。ハーケ社製RS50システムを使用
し、直径20mmのパラレルプレートを用い、ギャップ
2mm、周波数1Hzとし、一定温度の応力50Pa〜1000
Paの範囲で測定を行なった。トナーは直径20mm厚さ
2mmのペレットとしたものを使用した。
【0022】このようなレオロジー特性のトナーを得る
ためには、例えばTHF不溶分を含有する樹脂を使用す
る、THF不溶分はないが架橋部分を持つ樹脂を使用す
る、などの方法がある。また2種類以上の樹脂をブレン
ドすることも可能である。例えば分子量の異なる非架橋
樹脂同士のブレンド、非架橋樹脂とTHF不溶分のない
架橋樹脂のブレンド、THF不溶分のない架橋樹脂同士
のブレンド、THF不溶分を含有する樹脂とのブレンド
など、あらゆる組み合わせで使用できる。2種類以上の
樹脂のブレンドではトナーのレオロジー特性を調整しや
すい。
【0023】なお、THF不溶分を含有する樹脂を使用
する場合は、その架橋の程度や、組み合わせる樹脂のT
gや分子量分布などによるが、トナーとした時に狙いと
する光沢を得るのを阻害しないような量にすることが好
ましい。また、トナーとしたときの結着樹脂中のTHF
不溶分は1%未満であることが好ましい。
【0024】結着樹脂のTHF不溶分は以下のように測
定される。結着樹脂約1.0gを秤量し、これにTHF
約50gを加えて20℃で24時間静置する。これをま
ず、遠心分離でわけJIS規格(P3801)5種Cの
定量ろ紙を用いて常温でろ過する。続いてろ紙残渣が不
溶分であり、用いたトナーとろ紙残渣の比(重量%)で
表わす。なお、トナーとした時の結着樹脂中のTHF不
溶分を測定する場合には、トナー約1.0gを秤量して
結着樹脂と同様の方法で行なうが、ろ紙残渣の中には顔
料などの固形物が存在するので、熱分析により別途求め
る。
【0025】本発明のトナーは上述以外の特性におい
て、トナーの1/2流出開始温度は110〜130℃が
好ましい。より好ましくは115〜125℃である。こ
れより高い場合には中光沢画像を得にくく、これより低
い場合には、オフセットに対する余裕度の少ないものと
なりやすい。また同じ理由からトナーのTHF可溶分の
GPCによる重量平均分子量Mwは、8000〜400
00であることが好ましい。より好ましくは12000
〜30000である。またトナーのガラス転移点Tgは
55〜75℃であることが好ましい。これより低いと保存性
の面で十分なものが得にくく、これより高いと標準設定
温度での中光沢画像が得にくい。
【0026】1/2流出開始温度は、高架式フローテス
ター(CTF−500:島津製作所製)を用い、ダイス
細孔の径0.5mm、加圧10kg/cm2 、昇温速度
3℃/minの条件で1cm3 の試料を溶融流出させた
ときの流出開始点から流出終了点の高さの1/2に相当
する温度である。
【0027】重量平均分子量MwはGPCにより以下の
ように測定される。40℃のヒートチャンバー内でカラ
ムを安定させ、この温度におけるカラムに、溶媒として
THFを毎分1mlの流速で流し、試料濃度として0.05
〜0.6 重量%に調整したトナー母体のTHF試料溶液を
200 μl注入して測定する。THF試料溶液は注入前に
0.45μmの液クロ用フィルターで、THF不溶成分
を除去する。トナーの試料の分子量測定にあたっては、
試料の有する分子量分布を数種の単分散ポリスチレン標
準試料により作成された検量線の対数値とカウント数と
の関係から算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン
試料としては、例えば、プレシャーケミカル社あるい
は、東洋ソーダ工業社製の分子量が6×102、2.1
×103、4×103、1.75×104、5.1×1
04、1.1×105、3.9×105、8.6×10
5、2×106、4.48×106のものを用い、少な
くとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが
適当である。また検出器にはRI(屈折率)検出器を用
いる。
【0028】結着樹脂のTgは、理学電機社製のRig
akuTHRMOFLEXTG8110により、昇温速
度10℃/minの条件にて測定される。
【0029】本発明のトナーの母体粒子の体積平均粒径
は4〜10μmであることが好ましい。これより小さい
粒径の場合は、現像時に地汚れの原因となったり、流動
性を悪化させトナー補給やクリーニング性を阻害する場
合がある。また、現像ローラーや現像剤塗布ブレードな
どへのトナーの融着を起こす場合がある。逆にこれより
大きい粒径の場合は、現像中のチリや、解像性の悪化な
どが問題となる場合がある。体積平均粒径は、コールタ
ーエレクトロニクス社製のコールターカウンターモデル
TA−IIにより計測した値である。
【0030】本発明のトナーの離型剤は結着樹脂中に分
散していることが好ましく、そのためには結着樹脂と離
型剤は非相溶であることが好ましい。離型剤が分散して
いることにより、定着時に離型剤が染み出しやすく、オ
イルレス定着装置において、あるいは微量オイル塗布定
着装置でオイル塗布効果が少なくなってきた場合におい
ても、トナーのベルト側への転移を抑制することができ
る。
【0031】さらに、トナー中で結着樹脂は2種以上の
結着樹脂で海島構造を形成し、島を構成する樹脂に離型
剤が分散していることが好ましい。このような構成にす
ることにより、粉砕界面が離型剤と結着樹脂との界面に
なりにくく、離型剤が粒子表面に存在しにくくなる。そ
のため離型剤が粒子表面に存在することによる、流動性
低下、外添剤の埋没などの副作用を抑制することができ
る。したがって、このような構成にすることにより、海
島構造を形成しない場合よりも多い量の離型剤を含有す
ることができ、十分なオフセット余裕度を確保できる。
【0032】結着樹脂の海島構造、離型剤の分散状態
は、トナーの薄膜切片をTEMで観察することにより判
断できる。離型剤の分散径は小さいほうが好ましいが、
小さすぎると定着時の染み出しが不十分な場合がある。
したがって、倍率1万倍で離型剤が確認できれば、離型
剤が分散した状態で存在していると判断する。
【0033】本発明では、感光体の静電潜像を上述のよ
うな特性と構成のトナーで顕像化し、得られたトナー像
を転写媒体に転写した後、該トナー像を有端もしくは無
端ベルトと接触させながらトナー像を定着することが好
ましい。この方法以外では目的の中光沢画像を得られな
い場合がある。特に定着圧の高い従来の熱ローラー方式
による定着では、高光沢画像となりやすい。
【0034】本発明で使用されるトナーは、少なくとも
結着樹脂と着色剤、離型剤を含有するものである。結着
樹脂としては従来より公知の熱可塑性樹脂である、ポリ
エステル、ポリオール、スチレンとビニル系モノマーの
共重合体があげられ、これらは結着性,コスト面等か
ら、特に好ましいものであるが、これら以外にもロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、石油系樹脂などがあげ
られる。本発明で用いられるポリエステル系樹脂として
は、一般公知のアルコールと酸との重縮合反応によって
得られるもの全てが用いられる。例えばアルコールとし
ては、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1、2−プロピレングリ
コール、1 、3−プロピレングリコール、1、4−プロ
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−
ブテンジオールなどのジオール類、1、4−ビス(ヒド
ロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水
素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフ
ェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA
などのエーテル化ビスフェノール類、これらを炭素数3
〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した二
価のアルコール単位体、その他の二価のアルコール単位
体、ソルビトール、1、2、3、6−ヘキサンテトロー
ル、1、4−サルビタン、ペンタエスリトールジペンタ
エスリトール、トリペンタエスリトール、蔗糖、1、
2、4−ブタントリオール、1、2、5−ペンタントリ
オール、グリセロール、2−メチルプロパントリオー
ル、2−メチル−1、2、4−ブタントリオール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、1 、3、
5−トリヒドロキシメチルベンゼン等の三価以上の高ア
ルコール単量体などがある。
【0035】また、ポリエステル樹脂を得るために用い
られるカルボン酸としては、例えばパルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸などのモノカルボン酸、マレイン
酸、フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、テレフタ
ル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22
の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した二価の有
機酸単量体、これらの酸の無水物、低級アルキルエステ
ルとリノレイン酸の二量体、1、2、4−ベンゼントリ
カルボン酸、1、2、5−ベンゼントリカルボン酸、
2、5、7−ナフタレントリカルボン酸、1、2、4−
ナフタレントリカルボン酸、1、2、4−ブタントリカ
ルボン酸、1、2、5−ヘキサントリカルボン酸、1、
3−ジカルボキシル−2−メチル−2−2メチレンカル
ボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタ
ン、1、2、7、8−オクタンテトラカルボン酸エンボ
ール三量体酸、これらの酸の無水物等の三価以上の多価
カルボン酸単量体などである。
【0036】ポリオール樹脂としては、各種のタイプの
ものが使用できるが、本発明に用いられるものとして、
以下のものが特に好ましい。特にポリオール樹脂とし
て、エポキシ樹脂と、2価フェノールのアルキレンオキ
サイド付加物もしくはそのグリシジルエーテルと、エポ
キシ基と反応する活性水素を分子中に1固有する化合物
と、エポキシ基と反応する活性水素を分子中に2個以上
有する化合物を反応してなるポリオールを用いることが
好ましい。
【0037】スチレンとビニル系モノマーの共重合体と
しては従来公知のすべてのモノマーからなるポリマーが
用いられる。具体例として、次の各モノマーが挙げられ
る。即ち、スチレンおよびその誘導体、たとえば、メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、
エチルスチレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレ
ン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチ
レン、ヘプチルスチレン、オクチルスチレンの如きアル
キルスチレン、フロロスチレン、クロロスチレン、ブロ
モスチレン、ジブロモスチレン、ヨードスチレンのごと
きハロゲン化スチレン、更にニトロスチレン、アセチル
スチレン、メトキシスチレンなどが挙げられる。
【0038】また、付加重合性不飽和カルボン酸、即
ち、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、チグリン酸、アンゲ
リカ酸のごとき付加重合性不飽和脂肪族モノカルボン
酸、または、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、メサ
コン酸のごとき付加重合性不飽和脂肪族ジカルボン酸が
挙げられる。また、カルボン酸の金属塩化したものも用
いることができ、この金属塩化は重合終了後に行うこと
が出来る。
【0039】また、前記付加重合性不飽和カルボン酸と
アルキルアルコール、ハロゲン化アルキルアルコール、
アルコキシアルキルアルコール、アラルキルアルコー
ル、アルケニルアルコールのごときアルコールとのエス
テル化物などが挙げられる。そして、上記アルコールの
具体例としてメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチ
ルアルコール、ノニルアルコール、ドデシルアルコー
ル、テトラデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール
のごときアルキルアルコール;これらアルキルアルコー
ルを一部ハロゲン化したハロゲン化アルキルアルコー
ル、;メトキシエチルアルコール、エトキシエチルアル
コール、メトキシプロピルアルコール、エトキシプロピ
ルアルコールの如きアルコキシアルキルアルコール;ベ
ンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェニ
ルプロピルアルコールの如きアラルキルアルコール;ア
リルアルコール、クロトニルアルコールの如きアルケニ
ルアルコールが挙げられる。
【0040】また、前記付加重合性不飽和カルボン酸よ
り誘導されるアミドおよびニトリル;エチレン、プロピ
レン、ブテン、イソブチレンのごとき脂肪族モノオレフ
ィン;塩化ビニル、臭化ビニル、よう化ビニル、1、2
−ジクロルエチレン、1、2−ジブロムエチレン、1、
2−ジヨードエチレン、塩化イソプロペニル、臭化イソ
プロペニル、塩化アリル、臭化アリル、塩化ビニリデ
ン、弗化ビニル、弗化ビニリデンのごときハロゲン化脂
肪族オレフィン、;1、3−ブタジエン、1、3−ペン
タジエン、2−メチル−1、3−ブタジエン、2、3−
ジメチル−1、3−ブタジエン、2、4−ヘキサジエン
3−メチル−2、4−ヘキサジエンのごとき共役ジエン
系脂肪族ジオレフィンが挙げられる。更に酢酸ビニル
類、ビニルエーテル類、;ビニルカルバゾール、ビニル
ピリジン、ビニルピロリドンなどの含窒素ビニル化合物
が挙げられる。この本発明に使用する樹脂は、これらの
モノマーを1種または、2種以上を重合したものを用い
ることが出来る。
【0041】離型剤として、低分子量ポリプロピレン,
低分子量ポリエチレン,カルナウバワックス,マイクロ
クリスタリンワックス,ホホバワックス,ライスワック
ス,モンタン酸ワックス等を単独または混合して用いる
ことができるがこれらに限定されるものではない。
【0042】着色剤としては公知の染料及び顔料が全て
使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染
料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(1
0G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化
鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイル
イエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピ
グメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、G
R)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファ
ストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノ
リンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イ
ソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カド
ミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アン
チモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファ
イセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッ
ド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントフ
ァストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パ
ーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRL
L、F4RH)、ファストスカーレトVD、ベルカンフ
ァストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソー
ルルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアン
トカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルド
ー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF
2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマル
ーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、
ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリン
レーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルー
ン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレ
ッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジ
ジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コ
バルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレー
キ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレー
キ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブル
ー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(R
S、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブ
ルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレッ
ト、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジ
ンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグ
リーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーン
B、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラ
カイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アン
トラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及
びそれらの混合物が使用できる。使用量は一般にバイン
ダー樹脂100重量部に対し0.1〜50重量部であ
る。
【0043】本発明においてトナーに必要に応じて帯電
制御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては、具体的
には、モノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸および
その塩、四級アンモニウム塩類、イミダゾール金属錯体
や塩類などが用いられ、サリチル酸、ナフトエ塩、ジカ
ルボン酸のCo、Cr、Feなどの金属錯体アミノ化合
物、有機ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物、有機
染料などが使用できるが、これらの中から、カラートナ
ーの色調を損なうことない透明色から白色の物質を添加
し、負極性もしくは正極性にトナーを安定化付与するこ
とが好ましい。本発明において荷電制御剤の使用量は、
バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤
の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定
されるもので、一義的に限定されるものではないが、好
ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1
〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、2〜5
重量部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの
帯電が不足し実用的でない。10重量部を越える場合に
はトナーの帯電性が大きすぎ、キャリアとの静電的吸引
力の増大のため、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低
下を招く。
【0044】さらに、トナー粒子中への磁性材料の導入
には、フェライト,マグネタイト,マグヘマタイト等の
酸化鉄類,鉄,コバルト,ニッケル等の金属あるいは、
これらと他の金属との合金等の磁性成分を単独または混
合して使用する事ができる。この場合もカラートナーの
色調を損なうことない透明色から白色の物質を選択する
ことが好ましい。
【0045】トナーの製造方法としては,従来一般的に
用いられている,結着樹脂、着色剤、離型剤と必要に応
じてその他の添加剤を溶融混練し,粉砕,分級する方
法,もしくは,懸濁重合,分散重合,乳化重合などの所
謂重合法を使用することもできる.造粒法は,これら公
知のものに限定されるものではない.
【0046】本発明のトナーには,好適な流動性を付与
するために,無機微粒子を含有することが好ましい.特
に,0.01μm 以上0.1 μm 以下の粒径を持つ無機微粒子
は好ましい.無機微粒子としては、従来公知の表面を疎
水化したシリカ粒子、などが挙げられる。シリカに他の
金属をドープした、複合金属酸化物や、他の金属、金属
酸化物により被覆された微粒子の類もこれに含まれる。
シリカの他には,酸化チタン,酸化アルミニウム,炭化
珪素これらの微粒子はその表面が疎水化された粒子であ
ることは、特に好ましく、表面処理剤としては、たとえ
ば、シロキサン、ハロゲン化珪素を含む化合物、アルコ
キシシランを含む化合物、シラザンなどのシリル化剤、
シリコーンオイルなど、シリル化剤、表面吸着剤、を使
用して、任意の疎水化がなされた微粒子使用できる.具
体的には、ヘキサメチルジシラザンに代表されるシラザ
ン類,メチルトリメトキシシラン,イソブチルトリメト
キシシラン、トリメトキシフルオロプロピルシラン,な
どに代表されるアルキルアルコキシシランの類などであ
り,そららの1 種から複数種を使用して表面処理された
ものが使用できる。これらは混合機などにより、母体粒
子に混合されたり表面改質が行なわれる。
【0047】本発明においてはトナー単独で現像剤と
し、一成分現像法で現像しても良いし、トナーとキャリ
アを混合して現像剤とし、二成分現像法で現像しても良
い。二成分現像法で使用されるキャリヤとしては鉄粉、
フェライト、ガラスビーズ等、従来と同様である。なお
これらキャリヤは樹脂を被覆したものでもよい。この場
合使用される樹脂はポリ弗化炭素、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリビニルアセタ
ール、シリコーン樹脂等である。いずれにしてもトナー
とキャリヤとの混合割合は、一般にキャリヤ100重量
部に対しトナー0.5〜6.0重量部程度が適当であ
る。
【0048】本発明の定着方式に使用する定着装置の一
例を図1に示す。ここでR1 は金属製(アルミニウム、
鉄等)芯金に弾性体(シリコンゴムなど)を被覆した定
着ローラーであり、R3 は金属性(アルミニウム、鉄、
銅、ステンレス等からなるパイプ)中空筒状芯金からな
り内部等に加熱源Hを有する加熱ローラーである。Sは
加熱ローラーR3 部分に接する定着ベルトBの表面温度
を測定する為の温度センサーである。定着ローラーR1
と加熱ローラーR3 との間に定着ベルトBが張設されて
いる。定着ベルトBは熱容量の小さい構成であり、基体
(ニッケルやポリイミドなどの30から150μm程度
の厚さ)上に、離型層(シリコンゴムで50から300
μmの厚さや、フッ素系樹脂で10から50μm程度の
厚さなど)が設けられたものである。また、R2 は金属
製芯金に弾性体を被覆した加圧ローラーであり、定着ベ
ルトBを介して定着ローラーR1 を下方から押圧するこ
とにより、定着ベルトBと加圧ローラーR2 との間にニ
ップ部を形成している。また、R4 は定着ベルトにオイ
ル(シリコーン系のオイル等)を塗布する為の、オイル
を含浸したオイル塗布ローラーである。そしてGは、未
定着トナー画像Tを担持したプリントシートP(ペーパ
ー等)を支持するガイドである。また、それぞれの部材
の寸法は、必要とされる各種の条件により設定される。
なお、これらは一例であり、例えば定着ローラーR1
や、加圧ローラーR2 の内部に加熱源を設けることも可
能であり、本発明では、この例以外の構成で定着ベルト
を使用した定着装置も適用される。
【0049】(実施例)次に実施例をあげて本発明をよ
り具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に
よって限定されるものではない。実施例 なお、本発明の実施例においてトナーの評価は以下の定
着装置を用いて、次のような方法で行なった。定着装置 図1に示す定着装置を以下の条件に設定したもの。定着
ベルトの標準定着設定温度は140℃であるが、定着温
度は変更できるものである。 ベルト張力…1.5kg/片 ベルト速度…180mm/sec 定着ニップ幅…10mm 定着ローラー…ローラー径:Φ38、 表面材質と硬度:シリコン発砲体で約30度(アスカー C 硬
度) 加圧ローラー…ローラー径:Φ50、 表面材質と硬度:PFAチューブ+シリコンゴム 厚み
1mmで約75度(アスカー C 硬度) 、芯金径:Φ48(
鉄、肉厚1mm) 加熱ローラー…ローラー径:Φ30、( アルミ、肉厚2
mm) 定着ベルト…ベルト径:Φ60、基体:約40μm厚の
ニッケル、離型層:約150μmのシリコンゴム、表面
粗さRz4.1μm、ベルト幅:310mm、オイル塗
布ローラー…オイル塗布量:0.5mg/A4サイズ当
たり
【0050】定着画像の評価 平均粒径50μmのフェライト粒子にシリコン樹脂を表
面コートしたキャリア100重量部に対して、トナーを
5重量部の割合とし、ターブラーミキサーで混合して、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの2成分現像剤
とする。これら現像剤をリコー製複写機プリテール55
0の現像部に装填して記録材上にフルカラー画像を得る
が、定着部は本来の定着装置を取り外して、別の定着装
置を取り付けられるように改造されている。ここで得ら
れる画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
単色べた画像、および中間色としてグリーン、ブルー、
レッドのべた画像である。なおこの複写機は、単色のべ
た部で0.8±0.1 mg/cm2 のトナーが現像されるよ
うに調整がされている。
【0051】画像光沢およびその他の評価 定着設定温度140 ℃で、記録材としてフルカラー複写機
で通常使用されるリコー製タイプ6000−70W(厚
さ96μm、標準紙)、およびリコー製タイプ6000
−58W(厚さ88μm)、リコー製タイプ6000−
90W(厚さ121μm)を用いて場合のフルカラー画
像を得る。光沢度は得られた画像の単色べた部のうち、
任意の場所の光沢度を、日本電色工業株式会社製のグロ
スメーターにより、入射角度60°により計測する。こ
の画像の目視観察により、画像濃度、地汚れ、発色、オ
フセットの有無などを観察する。
【0052】オフセット発生温度 定着ベルトの定着設定温度を5 ℃毎上げていき、オフセ
ットが発生する温度を調べる。
【0053】実施例1 トナー構成材料 結着樹脂…ポリオール樹脂(非架橋樹脂) 85重量部 ポリエステル樹脂(非架橋樹脂) 9重量部 離型剤…カルナバワックス(融点82℃) 6重量部 着色剤 イエロートナー用…ジスアゾ系イエロー顔料 5重量部 (C.I.Pigment Yellow17) マゼンタトナー用…キナクリドン系マゼンタ顔料 4重量部 (C.I.Pigment Red122) シアントナー用…銅フタロシアニンブルー顔料 2重量部 (C.I.Pigment Bluw15) ブッラクトナー用…カーボンブラック 6重量部 帯電制御剤…サリチル酸誘導体亜鉛塩 2重量部 上記トナー構成材料を各色毎にブレンダーで十分混合し
た後、2軸押し出し機で混練した。この時の混練機の設
定温度は90〜100℃とし、比較的低温で大きい剪断
力がかかるようににした。この混練物を放冷後カッター
ミルで粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕
後、風力分級装置を用いて母体トナーの体積平均粒径が
7±1μmになるようにし、各色母体着色粒子を得た。
さらに、母体着色粒子100重量部に対して、疎水性シ
リカ0.5重量部と酸化チタン0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーにて混合し、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック各色のトナーを得た。以降のトナー測定は各色
を代表して、マゼンタトナーについての値である。この
トナーの薄膜切片のTEM画像を調べたところ、離型剤
が分散していることが確認できた。このトナーのTg、
1/2流出開始温度、重量平均分子量は以下の通りとな
った。 Tg:63℃ 1/2 流出開始温度:116 ℃ 重量平均
分子量:17800 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120
℃、応力200 〜600Pa でのG'範囲は8 ×103 以下であ
り、tan δ範囲は2 〜8 の範囲内であった。このトナー
を用いて、標準紙に定着された画像は、転写むらや地汚
れなどなく、単色、中間色ともに鮮明なフルカラー画像
であった。この画像は光沢度21の中光沢画像であり、オ
フセットの発生はなかった。次に定着温度を上げてオフ
セットの発生の有無を調べたところ、175℃でオフセ
ットが発生した。このトナーがオフセットに対して余裕
度があることがわかる、高い温度であった。次に厚さの
異なる紙を用いて、標準定着温度で定着した場合の定着
画像を評価したところ、光沢に差はあるがオフセットの
発生はなかった。結果の詳細を表1に示す。
【0054】実施例2 トナー構成材料 結着樹脂…ポリエステル樹脂(架橋樹脂、THF不溶分なし) 97重量部 離型剤…カルナバワックス(融点82℃) 3重量部 着色剤、帯電制御剤…実施例1と同様 上記トナー構成材料を各色毎にブレンダーで十分混合し
た後、2軸押し出し機で混練した。この時の混練機の設
定温度は100 〜110 ℃とし、実施例1 ほどには剪断力が
大きくない状態で混練した。この混練物を放冷後カッタ
ーミルで粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉
砕後、風力分級装置を用いて母体トナーの体積平均粒径
が7±1μmになるようにし、各色母体着色粒子を得
た。さらに実施例1と同様の工程を経てイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得た。以降のト
ナー測定は実施例1と同様、マゼンタトナーについての
値である。このトナーの薄膜切片のTEM画像を調べた
ところ、離型剤が分散していることが確認できた。この
トナーのTg、1/2流出開始温度、重量平均分子量は
以下の通りとなった。 Tg:65℃ 1/2 流出開始温度:119 ℃ 重量平均
分子量:18000 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120 ℃、
応力200 〜600Pa でのG'範囲は8 ×103 以下であり、ta
n δ範囲は2〜8の範囲内であった。またこのトナー
は、150 ℃における測定においてもtan δは8を超えな
かった。このトナーを用いて、標準紙に定着された画像
は、転写むらや地汚れなどなく、単色、中間色ともに鮮
明なフルカラー画像であった。この画像は光沢度25の中
光沢画像であり、オフセットの発生はなかった。実施例
1の場合よりも離型剤が少ないがオフセットの発生がな
かったのは、架橋樹脂を使用したことにより弾性成分と
粘性成分のバランスが崩れにくく、tan δの上昇を抑え
られたためと考えられる。次に定着温度を上げてオフセ
ットの発生の有無を調べたところ、175 ℃でオフセット
が発生した。このトナーがオフセットに対して余裕度が
あることがわかる、高い温度であった。次に厚さの異な
る紙を用いて、標準定着温度で定着した場合の定着画像
を評価したところ、光沢に差はあるがオフセットの発生
はなかった。結果の詳細を表1に示す。
【0055】実施例3 トナー構成材料 結着樹脂…ポリエステル樹脂(非架橋) 82重量部 ポリエステル樹脂(架橋樹脂、THF不溶分2%)15重量部 離型剤…ポリエチレンワックス( 融点110 ℃) 3重量部 着色剤、帯電制御剤…実施例1と同様 上記トナー構成材料を実施例2と同様の工程を経てイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得
た。以降のトナー測定は実施例1と同様、マゼンタトナ
ーについての値である。このトナーの薄膜切片のTEM
画像を調べたところ、離型剤が分散していることが確認
できた。また混練前にTHF不溶分を含有する樹脂を使
用しているが、混練後のトナー中の結着樹脂にTHF不
溶分はなかった。このトナーのTg、1/2流出開始温
度、重量平均分量は以下の通りとなった。 Tg:60℃ 1/2 流出開始温度:124 ℃ 重量平均
分子量:20500 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120 ℃、
応力200 〜600Pa でのG'範囲は8 ×103 以下であり、ta
n δ範囲は2〜8の範囲内であった。さらにtan δは応
力200 〜600Pa の範囲でほとんど変化することなく、そ
の差は0.1 であった。またこのトナーは、150 ℃におけ
る測定においてもtan δが8を超えなかった。このトナ
ーを用いて、標準紙に定着された画像は、転写むらや地
汚れなどなく、単色、中間色ともに鮮明なフルカラー画
像であった。この画像は光沢度20の中光沢画像であり、
オフセットの発生はなかった。次に定着温度を上げてオ
フセットの発生の有無を調べたところ、オフセットの発
生温度は185 ℃であった。十分に高い温度であった。次
に厚さの異なる紙を用いて、標準定着温度で定着した場
合の定着画像を評価したところ、目視ではほとんど差が
なく、光沢度でも小さい差であった。結果の詳細を表1
に示す。
【0056】実施例4 トナー構成材料 結着樹脂…ポリオール樹脂(非架橋樹脂) 74重量部 スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 (架橋樹脂、THF不溶分なし) 20重量部 離型剤…ポリエチレンワックス( 融点100 ℃) 6重量部 着色剤、帯電制御剤…実施例1と同様 上記トナー構成材料を実施例2と同様の工程を経てイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得
た。以降のトナー測定は実施例1と同様、マゼンタトナ
ーについての値である。このトナー中には実施例1と同
量の6重量部の離型剤が含有されている。しかも混練時
に低温で大きい剪断力をかけることはなかった。それで
もトナー粒子の流動性はこれまでとトナーに比べて劣る
ものではなかった。このトナーの薄膜切片のTEM画像
を調べたところ、海島構造確認でき、その島形成部分に
離型剤が分散していることが確認できた。このような構
成から、粒子表面に存在する離型剤量が含有量の割には
少なくなったと考えられる。このトナーのTg、1/2
流出開始温度、重量平均分量は以下の通りとなった。 Tg:65℃ 1/2 流出開始温度:120 ℃ 重量平均
分子量:15700 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120 ℃、
応力200 〜600Pa でのG'範囲は8 ×103 以下であり、ta
n δ範囲は2〜8の範囲内であり、tan δ差は0.4 であ
った。またこのトナーの150 ℃における測定において、
tan δは8を超えなかった。このトナーを用いて、標準
紙に定着された画像は、転写むらや地汚れなどなく、単
色、中間色ともに鮮明なフルカラー画像であった。この
画像は光沢度21の中光沢画像であり、オフセットの発生
はなかった。次に定着温度を上げてオフセットの発生の
有無を調べたところ、オフセットの発生温度は180 ℃で
あり、十分に高い温度であった。分子量がこれまでのト
ナーに比べて低いにもかかわらず、180 ℃というオフセ
ット発生温度となったのは、架橋樹脂のブレンドと離型
剤量の効果によるものであり、特に離型剤量の効果が大
きいと考えられる。次に厚さの異なる紙を用いて、標準
定着温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、
光沢にやや差はあるが、どれもオフセット発生のない中
程度の光沢画像であった。結果の詳細を表1に示す。
【0057】実施例5 トナー構成材料 結着樹脂…ポリエステル樹脂(非架橋樹脂) 80重量部 スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 (架橋樹脂、THF不溶分なし) 15重量部 離型剤…ポリエチレンワックス( 融点100 ℃) 5重量部 着色剤、帯電制御剤…実施例1と同様 上記トナー構成材料を実施例2と同様の工程を経てイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得
た。以降のトナー測定は実施例1と同様、マゼンタトナ
ーについての値である。このトナー中には5重量部の離
型剤が含有され、しかも混練時に低温で大きい剪断力を
かけることはなかった。それでもトナー粒子の流動性は
離型剤含有量が少ない実施例2、3のトナーに比べて劣
るものではなかった。このトナーの薄膜切片のTEM画
像を調べたところ、海島構造確認でき、その島形成部分
に離型剤が分散していることが確認できた。このような
構成から、粒子表面に存在する離型剤量が含有量の割に
は少なくなったと考えられる。このトナーのTg、1/
2流出開始温度、重量平均分量は以下の通りとなった。 Tg:63℃ 1/2 流出開始温度:127 ℃ 重量平均
分子量:18600 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120 ℃、
応力200 〜600Pa でのG'範囲は8 ×103 以下であり、ta
n δ範囲は2〜8の範囲内であり、tan δ差は0.1 とほ
とんど差のないものであった。またこのトナーの150 ℃
における測定において、tan δは8を超えなかった。こ
のトナーを用いて、標準紙に定着された画像は、転写む
らや地汚れなどなく、単色、中間色ともに鮮明なフルカ
ラー画像であった。この画像は光沢度18の中光沢画像で
あり、オフセットの発生はなかった。次に定着温度を上
げてオフセットの発生の有無を調べたところ、オフセッ
トの発生温度は190 ℃であり、これまでのトナーよりも
さらにオフセット余裕度のあるものであった。次に厚さ
の異なる紙を用いて、標準定着温度で定着した場合の定
着画像を評価したところ、目視での光沢差は確認できな
いほどであり、測定されたそれぞれの光沢度差は非常に
小さいものであった。結果の詳細を表1に示す。
【0058】比較例1 実施例1のトナーを使用し、実施例1と同様の方法で現
像剤とし、これをリコー製複写機プリテール550の現
像部に装填してフルカラー画像を得た。なお、ここでの
定着部はこれまでのように外部定着機に置き換えること
なく、そのままの熱ローラー方式の定着機がセットされ
ている。また、定着温度は標準設定温度である160℃
に設定されている。標準紙に定着された画像は、転写む
らや地汚れなどなく、単色、中間色ともに鮮明なフルカ
ラー画像であった。またオフセットの発生もないが、画
像の光沢度は29であり、高光沢画像となってしまった。
【0059】比較例2 トナー構成材料 結着樹脂…ポリエステル樹脂(架橋樹脂、THF不溶分なし)97重量部 離型剤…カルナバワックス(融点82℃) 3重量部 着色剤、帯電制御剤…実施例1と同様 上記トナー構成材料を実施例2と同様の工程を経てイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得
た。以降のトナー測定は実施例1と同様、マゼンタトナ
ーについての値である。このトナーの薄膜切片のTEM
画像を調べたところ、離型剤が分散していることが確認
できた。このトナーのTg、1/2流出開始温度、重量
平均分量は以下の通りとなった。 Tg:62℃ 1/2 流出開始温度:132 ℃ 重量平均
分子量:41000 このトナーのレオロジー特性を測定した結果、120 ℃、
応力200 〜600Pa でのtan δ範囲は2〜8の範囲内であ
り、tan δ差が非常に小さいものであったが、G'範囲は
8 ×103Pa より大きかった。このトナーを用いて、標準
紙に定着された画像は、転写むらや地汚れなどなく、単
色、中間色ともに発色性の良好なフルカラー画像であっ
た。しかし、この画像は光沢度12と低光沢で鮮やかさ
が不十分であった。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】請求項1の、感光体上の静電潜像をトナ
ーで顕像化し得られたトナー像を転写媒体に転写した
後、該トナー像を有端もしくは無端ベルトと接触させな
がらトナー像を定着する画像形成方法において、トナー
は少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有し、トナ
ーのレオロジー特性が、温度120 ℃、応力200 〜600Pa
において、G'が7 ×103Pa以下でありtan δが2〜8で
あることを特徴とする静電荷像現像用トナーによれば、
温度120 ℃でのtan δの値がこの範囲にあることによ
り、ローラー定着に比べて低い温度で定着可能なベルト
加熱定着の良さを発揮でき、オフセット発生のない、記
録材の種類によらず光沢に大きな違いのないフルカラー
中光沢画像が得られる。
【0062】請求項2の、トナーのレオロジー特性にお
いて、温度150 ℃、応力200 〜600Pa におけるtan δが
8以下であることを特徴とする請求項1の静電荷像現像
用トナーによれば、温度150 ℃においてもtan δが8以
下であることにより、ベルト表面温度の変化があって
も、トナーにオフセットが発生しないオフセット発生に
対する余裕度が十分にできる。
【0063】請求項3の、応力200Pa 〜600Pa の範囲で
tan δの大小差が0.3 未満であることを特徴とする請求
項1、2の静電荷像現像用トナーによれば、tan δの大
小差が0.3 未満であることより、記録材による光沢変化
を抑えやすくでき、ベルトを希望温度にする時間を少な
くでき、環境温度の変動に対しても影響が少なく中光沢
画像が得られる。
【0064】請求項4の、少なくとも2種以上の結着樹
脂で海島構造を形成し、島を構成する樹脂中に離型剤が
分散していることを特徴とする請求項1〜3の静電荷像
現像用トナーによれば、粉砕界面が離型剤と結着樹脂と
の界面になりにくく、離型剤が粒子表面に存在しにくく
なり、離型剤が粒子表面に存在することによる、流動性
低下、外添剤の埋没などの副作用を抑制することができ
る。このような構成にすることにより、海島構造を形成
しない場合よりも多い量の離型剤を含有することがで
き、十分なオフセット余裕度を確保できる。
【0065】請求項5の、感光体の静電潜像を請求項1
〜4のトナーで顕像化し、得られたトナー像を転写媒体
に転写した後、該トナー像を有端もしくは無端ベルトと
接触させながらトナー像を定着することを特徴とする画
像形成方法により、オフセット発生のない、記録材の種
類によらず光沢に大きな違いのないフルカラー中光沢画
像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト定着の模式図の一例である。
【符号の説明】
R1 定着ローラー R2 加圧ローラー R3 加熱ローラー R4 オイル塗布ローラー B 定着ベルト T 未定着トナー画像 P プリントシート S 温度センサー G ガイド H 加熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 昌秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡辺 和人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 光輝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 CA14 EA03 FB01 2H033 AA09 AA10 BA11 BA58

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電潜像をトナーで顕像化し
    得られたトナー像を転写媒体に転写した後、該トナー像
    を有端もしくは無端ベルトと接触させながらトナー像を
    定着する画像形成方法において用いられる静電荷像現像
    用トナーであって、当該トナーは、少なくとも結着樹
    脂、着色剤、離型剤を含有し、トナーのレオロジー特性
    が、温度120 ℃、応力200 〜600Pa において、G'が7 ×
    103 Pa以下であり、tan δが2〜8であることを特徴と
    する静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記トナーのレオロジー特性において、
    温度150 ℃、応力200 〜600Pa におけるtan δが8以下
    であることを特徴とする請求項1項に記載の静電荷像現
    像用トナー。
  3. 【請求項3】 応力200Pa 〜600Pa の範囲でtan δの大
    小差が0.3 未満であることを特徴とする請求項1または
    2項に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 少なくとも2種以上の結着樹脂で海島構
    造を形成し、島を構成する樹脂中に離型剤が分散してい
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
    載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 感光体の静電潜像を請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーで顕像化し、
    得られたトナー像を転写媒体に転写した後、該トナー像
    を有端もしくは無端ベルトと接触させながらトナー像を
    定着することを特徴とする画像形成方法。
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JP2006221143A (ja) * 2005-01-11 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置及びこれに用いられるトナー
JP2008065299A (ja) * 2006-08-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 静電潜像現像用トナー、画像形成方法、及び該トナーの評価方法
US7995959B2 (en) 2008-03-25 2011-08-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Gloss imparting method, image forming method, fixing apparatus and image forming apparatus

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