JP2002243656A - 外観検査方法及び外観検査装置 - Google Patents

外観検査方法及び外観検査装置

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JP2002243656A
JP2002243656A JP2001037497A JP2001037497A JP2002243656A JP 2002243656 A JP2002243656 A JP 2002243656A JP 2001037497 A JP2001037497 A JP 2001037497A JP 2001037497 A JP2001037497 A JP 2001037497A JP 2002243656 A JP2002243656 A JP 2002243656A
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Yoshihiro Sasaki
義浩 佐々木
Masahiko Nagao
政彦 長尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価であるにも拘わらず高精度で外観検査を行
うことのできる外観検査方法及び外観検査装置を提供す
る。 【解決手段】リング照明器13で照明されたBGAを上
方から化めっら10で撮影して原画像を得る。画像処理
ユニット12は、この撮影により得られた原画像を2値
化し、この2値化により得られた2値化画像をラベリン
グする。そして、このラベリングにより得られたラベリ
ング画像の外周に接する外接矩形を形成し、該形成され
た外接矩形内のラベリング画像を反転し、該反転により
得られた画像のうちの前記外接矩形と前記外周とで形成
される領域の部分を除去し、該除去により得られた画像
を前記ラベリング画像に加算することにより検査用画像
を生成し、該生成された検査用画像に基づいて前記検査
対象物の合否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理により検
査対象物の外観検査を行う外観検査方法及び外観検査装
置に関し、特にBGA(Ball Grid Array)の突起部の
形状を精密に検査する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、BGAタイプのパッケージを有す
る集積回路(IC)を撮像し、この撮影により得られた
画像を用いてその外観を検査する外観検査装置及び外観
検査方法が知られている。
【0003】このような外観検査装置として、例えば、
特開平9−311014号公報は、「半導体集積回路装
置の突起部検査装置」を開示している。この突起部検査
装置は、検査対象突起部の概略座標と本来突起部がある
べき座標とを比較し、検査規格から大幅に外れていると
判断された突起部があった場合はズレ不良信号を出力
し、その突起部に対するその突起部に対する検査を打ち
切って次の突起部の位置検査に移り、検査規格から大幅
に外れていないと判定された突起部についてのみ高精度
判定要求を行う。
【0004】次いで、この位置高精度判定要求に応答し
て、サブピクセル突起部座標データと本来突起部がある
べき座標とを比較して予め設定した位置ズレ許容範囲に
入っていなければ位置ズレ不良と判断する。これによ
り、はんだ突起部の位置ズレを精度良く、高速に検査で
きる。
【0005】また、特開平8−203972号公報は、
「突起部検査装置」を開示している。この突起部検査装
置は、検査対象面を水平又は水平に近い斜め上方から照
明し、上方に取り付けられたカメラで画像を取り込む。
そして、得られた濃淡画像データを2値化処理し、ラベ
ル付け処理する。良否の判定は、第1の方式では、正常
な大きさの領域のラベル数と予め設定した突起部数を比
較出力して一致すれば良品と判定する。
【0006】第2の方式では、ひとつ前の検出した突起
部に相当するラベルの中心座標を起点として次の突起部
の相対座標だけ離れた位置に中心座標を有するラベルを
検索していき全突起部に相当するラベルが検索されれば
良品と判定する。これにより、BGA基盤上のはんだボ
ール、半導体装置上のバンプなどの突起部の欠落、サイ
ズ不良といった欠陥を検出できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に開示された技術は、何れもカメラを用いて取り
込まれた濃淡画像データをピクセル単位で2値化し、こ
の2値化画像データに基づいて突起部の良否を判断して
いる。従って、検査精度は2値化画像データのピクセル
の多寡に依存するので、安価な撮像素子を用いた外観検
査装置では、形状不良を検出できない場合があり、検査
精度が低いという問題を残している。
【0008】そこで、本発明の目的は、安価であるにも
拘わらず高精度で外観検査を行うことのできる外観検査
方法及び外観検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る外観検査方法は、上記目的を達成するために、照明さ
れた検査対象物を上方から撮影し、該撮影により得られ
た原画像を2値化し、該2値化により得られた2値化画
像をラベリングし、該ラベリングにより得られたラベリ
ング画像の外周に接する外接矩形を形成し、該形成され
た外接矩形内のラベリング画像を反転し、該反転により
得られた画像のうちの前記外接矩形と前記外周とで形成
される領域の部分を除去し、該除去により得られた画像
を前記ラベリング画像に加算することにより検査用画像
を生成し、該生成された検査用画像に基づいて前記検査
対象物の合否を判定するように構成されている。
【0010】この第1の態様に係る外観検査方法は、例
えばボール状の検査対象物を撮影して2値化することに
より得られるドーナツ形状のような中空部(ドーナツの
穴の部分)を有する2値化画像に基づいて検査対象物の
合否を判定するのに好適である。なお、本明細書では、
中空部とは、「1」の値を有するピクセルで囲まれた
「0」の値を有するピクセルが存在する領域をいい、ド
ーナツ形状の穴の部分が中空部に対応する。このような
2値化画像の中空部の大きさは、検査対象物の形状に依
存して変化するので検査精度に影響を与える。
【0011】しかし、この第1の態様に係る外観検査方
法によれば、中空部が2値化画像の外周の2値と同一値
で埋め込まれた検査用画像を用いて検査対象物の合否が
判定されるので、中空部の大きさに依存しない検査を行
うことができ、検査対象物の検査精度を向上させること
ができる。なお、この第1の態様に係る外観検査方法
は、検査対象物の2値化画像がドーナツ形状である場合
に限らず、中空部を有する種々の2値化画像に適用でき
ることは勿論である。
【0012】また、この第1の態様に係る外観検査方法
において、前記判定するステップは、前記加算によって
生成された検査用画像の面積、径及び面積比で表される
円形度の少なくとも1つに基づいて検査対象物の合否を
判定するように構成できる。
【0013】また、この第1の態様に係る外観検査方法
は、前記検査用画像を生成するステップに、更に、前記
検査用画像の外周を形成する複数のピクセルの各々の周
囲をサブピクセル化し、以て検査用画像を生成するステ
ップを更に備えるように構成できる。なお、この明細書
では、隣り合う2つのピクセルの持つ濃度値に対して、
目的のスレッショルドレベル値が2つのピクセル値の中
間の何%の割合に相当するかを算出し、その割合に応じ
て2つのピクセル間の切り分け位置も、上記割合と同じ
比率で切り分けし、内側を「1」、外側を「0」とする
ことで、線引きを1ピクセルより小さい値の単位で決め
る技法をサブピクセル化と称する。
【0014】この構成によれば、検査用画像の外周がサ
ブピクセル化されるので、高精度の検査用画像が得ら
れ、検査精を向上させることができる。また、サブピク
セル化する範囲は、検査用画像の全体ではなく、検査用
画像の外周を形成する複数のピクセルの各々の周囲のピ
クセルだけであるので、サブピクセル化を高速に行うこ
とができる。
【0015】また、本発明の第2の態様に係る外観検査
方法は、上記と同様の目的で、照明された検査対象物を
上方から撮影し、該撮影により得られた原画像を2値化
し、該2値化により得られた2値化画像をラベリング
し、該ラベリングにより得られたラベリング画像に対応
する前記原画像の濃淡値の総和を算出し、該算出された
濃淡値の総和に基づいて前記検査対象物の合否を判定す
るように構成されている。
【0016】この第2の態様に係る外観検査方法は、前
記ラベリング画像の外周を形成する各ピクセルの周囲を
サブピクセル化するステップを更に備え、前記原画像の
濃淡値の総和を算出するステップは、該サブピクセル化
された画像に対応する前記原画像の濃淡値の総和を算出
するように構成できる。
【0017】また、この第2の態様に係る外観検査方法
は、前記ラベリング画像の面積を算出し、該算出された
面積で前記原画像の濃淡値の総和を除算することにより
前記原画像の平均濃淡値を算出するステップを更に備
え、前記判定するステップは、前記算出された平均濃淡
値に基づいて前記検査対象物の合否を判定するように構
成できる。
【0018】また、この第2の態様に係る外観検査方法
は、全てのラベリング画像に対応する原画像について算
出された前記平均濃淡値を平均して総平均濃淡値を算出
するステップを更に備え、前記判定するステップは、前
記算出された総平均濃淡値に基づいて前記検査対象物の
合否を判定するように構成できる。
【0019】更に、この第2の態様に係る外観検査方法
では、前記判定するステップは、前記算出された平均濃
淡値と前記算出された総平均濃淡値との差又は前記算出
された総平均濃淡値に対する前記算出された平均濃淡値
の割合に基づいて前記検査対象物の合否を判定するよう
に構成できる。
【0020】また、本発明の第3の態様に係る外観検査
方法は、上記と同様の目的で、照明された検査対象物を
上方から撮影し、該撮影により得られた原画像を2値化
し、該2値化により得られた2値化画像をラベリング
し、該ラベリングにより得られたラベリング画像の外周
を形成する複数のピクセル中の2つのピクセルの組合せ
の全てについて、2つのピクセル間の距離を算出し、該
算出された複数の距離の中の最大の距離を求め、該求め
られた最大の距離に基づいて合否を判定するように構成
されている。
【0021】また、この第3の態様に係る外観検査方法
においては、前記最大の距離を求めるステップは、前記
最大の距離を形成する1組のピクセルの各々の周囲をサ
ブピクセル化してサブピクセル画像を生成し、該生成さ
れた一方のピクセルのサブピクセル画像の中の前記ラベ
リング画像の外周を形成する複数のサブピクセルの中の
1つと、他方のサブピクセル画像の中の前記ラベリング
画像の外周を形成する複数のサブピクセルの中の1つと
の組み合わせの全てについて、2つのサブピクセル間の
距離を算出し、該算出された複数の距離の中の最大の距
離を求めるように構成できる。
【0022】また、この第3の態様に係る外観検査方法
においては、前記最大の距離を求めるステップは、前記
最大の距離から所定範囲の距離を形成する複数組のピク
セルの各々の周囲をサブピクセル化してサブピクセル画
像を生成し、該生成された一方のピクセルのサブピクセ
ル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複数
のサブピクセルの中の1つと、他方のサブピクセル画像
の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複数のサブ
ピクセルの中の1つとの組み合わせの全てについて、2
つのサブピクセル間の距離を算出する処理を、前記複数
組の各々について行い、該算出された複数の距離の中の
最大の距離を求めるように構成できる。
【0023】また、この第3の態様に係る外観検査方法
は、前記ラベリング画像の中心又は重心を算出するステ
ップを更に備え、前記距離を算出するステップは、前記
算出された中心又は重心から最も遠い距離にある前記ラ
ベリング画像の外周を形成するピクセルと、該ピクセル
を除く前記外周を形成する複数のピクセルとの距離を算
出するように構成できる。
【0024】更に、この第3の態様に係る外観検査方法
は、前記ラベリング画像をサブピクセル化するステップ
を更に備え、前記距離を算出するステップは、該サブピ
クセル化された画像の外周を形成する複数のサブピクセ
ル間の距離を算出するように構成できる。
【0025】以上の第1〜第3の態様に係る外観検査方
法では、前記撮影により得られる原画像は、BGAを撮
影することにより得られる画像とすることができる。
【0026】また、本発明の第4の態様に係る外観検査
装置は、検査対象物を照明する照明器と、該照明器で照
明された前記検査対象物を上方から撮影するカメラと、
該カメラで撮影された原画像を2値化する2値化部と、
該2値化部で2値化された2値化画像をラベリングする
ラベリング部と、該ラベリング部からのラベリング画像
の外周に接する外接矩形を形成する外接矩形形成部と、
該外接矩形形成部で形成された外接矩形内のラベリング
画像に基づいて検査用画像を生成する検査用画像生成部
と、該検査用画像生成部で生成された検査用画像に基づ
いて前記検査対象物の合否を判定する判定部、とを備
え、前記検査用画像生成部は、前記外接矩形形成部で形
成された外接矩形内のラベリング画像を反転する反転部
と、該反転部で反転された画像のうちの前記外接矩形と
前記外周とで形成される領域の部分を除去する除去部
と、該除去部により除去され画像を前記ラベリング画像
に加算することにより検査用画像を生成する加算部、と
を備えている。
【0027】この第4の態様に係る外観検査装置におい
て、前記判定部は、前記加算部で生成された検査用画像
の面積、径及び面積比で表される円形度の少なくとも1
つに基づいて合否を判定するように構成できる。
【0028】また、この第4の態様に係る外観検査装置
において、前記検査用画像生成部は、前記検査用画像の
外周を形成する各ピクセルの周囲をサブピクセル化し、
以て検査用画像を生成するサブピクセル化部を更に備え
て構成できる。
【0029】また、本発明の第5の態様に係る外観検査
装置は、上記と同様の目的で、検査対象物を照明する照
明器と、該照明器で照明された前記検査対象物を上方か
ら撮影するカメラと、該カメラで撮影された原画像を2
値化する2値化部と、該2値化部で2値化された2値化
画像をラベリングするラベリング部と、該ラベリング部
からのラベリング画像に対応する前記原画像の濃淡値の
総和を算出する濃淡値総和算出部と、該濃淡値総和算出
部で算出された濃淡値の総和に基づいて前記検査対象物
の合否を判定する判定部とを備えている。
【0030】この第5の態様に係る外観検査装置は、前
記ラベリング画像の外周を形成する各ピクセルの周囲を
サブピクセル化するサブピクセル部を更に備え、前記濃
淡値総和算出部は、前記サブピクセル部でサブピクセル
化された画像に対応する前記原画像の濃淡値の総和を算
出するように構成できる。
【0031】また、この第5の態様に係る外観検査装置
は、前記ラベリング画像の面積を算出する面積算出部
と、該面積算出部で算出された面積で前記濃淡値総和算
出部で算出された原画像の濃淡値の総和を除算すること
により前記原画像の平均濃淡値を算出する平均濃淡値算
出部を更に備え、前記判定部は、前記平均濃淡値算出部
で算出された平均濃淡値に基づいて前記検査対象物の合
否を判定するように構成できる。
【0032】また、この第5の態様に係る外観検査装置
は、全てのラベリング画像に対応する原画像について算
出された前記平均濃淡値を平均して総平均濃淡値を算出
する総平均濃淡値算出部を更に備え、前記判定部は、前
記総平均濃淡値算出部で算出された総平均濃淡値に基づ
いて前記検査対象物の合否を判定するように構成でき
る。
【0033】更に、この第5の態様に係る外観検査装置
において、前記判定部は、前記平均濃淡値算出部で算出
された平均濃淡値と前記総平均濃淡値算出部で算出され
た総平均濃淡値との差又は前記総平均濃淡値算出部で算
出された総平均濃淡値に対する前記平均濃淡値算出部で
算出された平均濃淡値の割合に基づいて前記検査対象物
の合否を判定するように構成できる。
【0034】更に、本発明の第6の態様に係る外観検査
装置は、上記と同様の目的で、検査対象物を照明する照
明器と、該照明器で照明された前記検査対象物を上方か
ら撮影するカメラと、該カメラで撮影された原画像を2
値化する2値化部と、該2値化部で2値化された2値化
画像をラベリングするラベリング部と、該ラベリング部
からのラベリング画像の外周を形成する複数のピクセル
中の2つのピクセルの組合せの全てについて、2つのピ
クセル間の距離を算出する距離算出部と、該距離算出部
で算出された複数の距離の中の最大の距離を求める最大
距離算出部と、該最大距離算出部で求められた最大の距
離に基づいて合否を判定する判定部、とを備えている。
【0035】この第6の態様に係る外観検査装置におい
て、前記最大距離算出部は、前記最大の距離を形成する
1組のピクセルの各々の周囲をサブピクセル化してサブ
ピクセル画像を生成するサブピクセル化部と、前記サブ
ピクセル化部で生成された一方のピクセルのサブピクセ
ル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複数
のサブピクセルの中の1つと、他方のサブピクセル画像
の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複数のサブ
ピクセルの中の1つとの組み合わせの全てについて、2
つのサブピクセル間の距離を算出するサブピクセル距離
算出部と、該サブピクセル距離算出部で算出された複数
の距離の中の最大の距離を求めるサブピクセル最大距離
算出部とを備えて構成できる。
【0036】また、この第6の態様に係る外観検査装置
において、前記最大距離算出部は、前記最大の距離から
所定範囲の距離を形成する複数組のピクセルの各々の周
囲をサブピクセル化してサブピクセル画像を生成するサ
ブピクセル化部と、前記サブピクセル化部で生成された
一方のピクセルのサブピクセル画像の中の前記ラベリン
グ画像の外周を形成する複数のサブピクセルの中の1つ
と、他方のサブピクセル画像の中の前記ラベリング画像
の外周を形成する複数のサブピクセルの中の1つとの組
み合わせの全てについて、2つのサブピクセル間の距離
を算出する処理を、前記複数組の各々について行うサブ
ピクセル距離算出部と、該サブピクセル距離算出部で算
出された複数の距離の中の最大の距離を求めるサブピク
セル最大距離算出部とを備えて構成できる。
【0037】また、この第6の態様に係る外観検査装置
は、前記ラベリング画像の中心又は重心を算出する中心
算出部を更に備え、前記距離算出部は、前記中心算出部
で算出された中心又は重心から最も遠い距離にある前記
ラベリング画像の外周を形成するピクセルと、該ピクセ
ルを除く前記外周を形成する複数のピクセルとの距離を
算出するように構成できる。
【0038】また、この第6の態様に係る外観検査装置
は、前記ラベリング画像をサブピクセル化するサブピク
セル化部を更に備え、前記距離算出部は、該サブピクセ
ル化部でサブピクセル化された画像の外周を形成する複
数のサブピクセル間の距離を算出するように構成でき
る。
【0039】更に、上述した第1〜第6の態様に係る外
観検査装置においては、前記撮影により得られる原画像
は、BGAを撮影することにより得られる画像とするこ
とができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0041】図1は、本発明の各実施の形態で共通に使
用される外観検査装置の概略構成を示す図である。この
外観検査装置は、カメラ10、A/D変換器11、画像
処理ユニット12、リング照明器13及びBGAタイプ
のパッケージを有する集積回路(以下、単に「BGA」
という)20を載置するための台15から構成されてい
る。
【0042】カメラ10は、検査対象物であるBGA2
0を撮影する。このカメラ10は、BGA20の略真上
に位置するように配置される。このカメラ10による撮
影によって得られたアナログ画像信号は、ピクセル(画
素)毎にA/D変換器11に送られる。
【0043】A/D変換器11は、カメラ10からのア
ナログ画像信号をピクセル毎にデジタル画像信号に変換
する。各ピクセルは、例えば8ビットで構成されてお
り、256段階の濃淡値を表現できるようになってい
る。このA/D変換器11からのデジタル画像信号は画
像処理ユニット12に送られる。なお、この明細書で
は、このデジタル画像信号によって形成される画像を
「原画像」と呼ぶ。
【0044】画像処理ユニット12は、例えばマイクロ
コンピュータ、ワークステーションといったプロセッサ
を有するコンピュータより構成できる。この画像処理ユ
ニット12は、入力されたデジタル画像信号を処理する
ことにより、BGA20の外観検査を行う。この画像処
理ユニット12の詳細は後述する。
【0045】リング照明器13は、例えばリング状の蛍
光灯から構成されている。このリング照明器13は、B
GA20の略真上に位置するように配置され、台15に
載置されたBGA20に斜め上方から光を照射する。
【0046】BGA20の裏面には、接続端子として機
能する複数のバンプ30が形成されている。各バンプ3
0は、例えば半球状の半田ボールから構成されている。
【0047】上記のように構成される外観検査装置で
は、リング照明器13によって光が照射されBGA20
の裏面がカメラ10で撮影される。これにより、カメラ
10からバンプ30が複数並んだ画像が得られる。この
場合、得られた各バンプ30の画像はドーナツ形状を有
する。このようなドーナツ形状の画像が得られる原理
は、例えば特開平8−203972号公報に説明されて
いるので必要に応じて参照されたい。
【0048】このカメラ10から得られたアナログ画像
信号は、A/D変換器11でデジタル画像信号に変換さ
れて画像処理ユニット12に供給される。画像処理ユニ
ット12は、ドーナツ形状を有するバンプが複数並んだ
画像を処理することにより、バンプ30の外観を検査
し、その合否を判定する。
【0049】以下、本発明の実施の形態を、画像処理ユ
ニット12の構成及び動作を中心に説明する。
【0050】(実施の形態1)図2は、本発明の実施の
形態1に係る外観検査装置に適用される画像処理ユニッ
ト12の構成を示すブロック図である。
【0051】画像処理ユニット12は、メモリ120、
2値化部121、ラベリング部122、外接矩形形成部
123、検査用画像生成部124及び判定部125から
構成されている。
【0052】メモリ120は、A/D変換器11からの
デジタル画像信号をデジタル画像データとして格納す
る。このメモリ120に格納されたデジタル画像データ
は原画像を構成する。このメモリ120に格納されたデ
ジタル画像データは2値化部121に送られる。なお、
このメモリ120は、デジタル画像データを格納する他
に、2値化部121、ラベリング部122、外接矩形形
成部123、検査用画像生成部124及び判定部125
のテンポラリバッファとしても使用される。
【0053】2値化部121は、メモリ120に格納さ
れているデジタル画像データを2値化する。2値化は、
デジタル画像データを構成する各ピクセルの濃淡値が所
定の閾値以上であるかどうかを調べ、閾値以上であれば
「1」に、閾値より小さければ「0」にそれぞれ変換す
ることにより行われる。この2値化部121で2値化さ
れた2値化画像データは、ラベリング部122に送られ
る。
【0054】ラベリング部122は、2値化部121か
ら送られてきた2値化画像データ中の「1」の値を有す
るピクセルが連続している領域を抽出する。この処理を
「ラベリング」と言い、ラベリングされた各画像をラベ
リング画像と呼ぶ。ラベリング部122は、ラベリング
により得られたラベリング画像を外接矩形形成部123
に送る。
【0055】外接矩形形成部123は、ラベリング部1
22から送られてきたのラベリング画像の外周に接する
矩形(以下、「外接矩形」という)を形成する。この形
成された外接矩形の内部が、この外観検査装置における
処理単位になる。この外接矩形形成部123で形成され
た外接矩形を規定する外接矩形データは検査用画像生成
部124に送られる。
【0056】検査用画像生成部124は、外接矩形形成
部123から送られてきた外接矩形データによって規定
される外接矩形内のラベリング画像を反転し、この反転
により得られた画像のうちの外接矩形とラベリング画像
の外周とで形成される領域の部分を除去し、この除去に
より得られた画像をラベリング画像に加算することによ
り検査用画像を生成する。
【0057】この検査用画像生成部124は、より具体
的には、反転部130、除去部131及び加算部132
から構成されている。
【0058】反転部130は、外接矩形内のラベリング
画像を反転する。即ち、ラベリング画像を構成するピク
セルが「0」であれば「1」に、「1」であれば「0」
にそれぞれ変換する。この反転部130でラベリング画
像を反転することにより得られた反転画像は、除去部1
31に送られる。
【0059】除去部131は、反転部130から送られ
てきた反転画像の外接矩形に接している部分を除去す
る。具体的には、外接矩形の各角とラベリング画像の外
周とで形成される領域の各ピクセルが「0」にセットさ
れる。この除去部131で除去処理が済んだ画像は、加
算部132に送られる。
【0060】加算部132は、ラベリング部122でラ
ベリングされた外接矩形内のラベリング画像と、除去部
131で除去処理が行われた画像とを加算する。この加
算により、ラベリング画像の中空部が「1」で埋め込ま
れた検査用画像が生成される。この加算部132で生成
された検査用画像は判定部125に送られる。
【0061】判定部125は、検査用画像生成部124
の加算部132から送られてくる検査用画像を検査し、
BGA20の合否を判定する。この判定部125による
検査は、検査用画像の面積を計算し、計算結果が所定範
囲にあるかどうかを調べることにより行われる。面積の
計算は、ラベリング画像中の「1」の値を有するピクセ
ルの数を計数することにより行われる。この判定部12
5での判定結果は、例えば外部のディスプレイ装置(図
示しない)に送られる。
【0062】なお、判定部125による合否の判定は、
検査用画像の径が所定範囲内にあるかどうか、又は検査
用画像の円形度が所定範囲内にあるかどうかを調べるこ
とによって行うこともできる。或いはまた、この合否の
判定は、検査用画像の面積、径及び円形度の少なくとも
1つが所定範囲内にあるかどうかを調べることにより行
うこともできる。
【0063】なお、本明細書において「円形度」とは、
検査用画像の形状の中の2値化のためのスレッショルド
値以上を有するドット数から得られる面積と「(検査用
画像の形状の最大径/2)2×円周率」により算出され
る面積との比を用いて円形に近い度合いを表したものを
言う。円形度は、一般的には、検査用画像の形状の外周
部を形成するドット数から得られる長さと「検査用画像
の形状の最大径×円周率」により算出される長さとの比
で表されるが、検査用画像の形状がゆがむと円形の度合
いが正しく表せないという欠点を有する。これに対し、
本明細書における円形度は、検査用画像の形状のゆがみ
があっても円形の度合いを正しく表すことができる。更
に、潰れが生じたバンプ30の画像は、高輝度のドット
が少なくなり円形度が低下するので、潰れが生じたバン
プ30を検出するためにも有効である。
【0064】また、検査用画像生成部124は、必ずし
も、反転部130、除去部131及び加算部132から
構成されている必要はない。この検査用画像生成部12
4はは、ラベリング画像の中空部を「1」で埋め込むこ
とができる種々の構成を採ることができる。例えば、単
純に、ラベリング画像の外周内の全てのピクセルを
「1」に変換するように構成することができる。
【0065】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12が適用された本発明の実施の形態1に係る外観
検査装置の動作を、図3に示したフローチャート及び図
4に示した説明図を参照しながら説明する。
【0066】先ず、検査対象物であるBGA20を台1
5に載置し、リング照明器13を点灯する。これによ
り、台15に載置されたBGA20に斜め上方から光が
照射される。この状態で、カメラ10を作動させ、BG
A20の全体を撮影する。この撮影により得られたアナ
ログ画像信号は、上述したように、A/D変換器11で
デジタル画像信号に変換され、デジタル画像データとし
て画像処理ユニット12内のメモリ120に格納され
る。この状態で、画像処理ユニット12は動作を開始す
る。
【0067】先ず、2値化部121は、メモリ120か
らデジタル画像データを読み出し(ステップS10)、
2値化する(ステップS11)。この2値化の結果、ド
ーナツ形状を有する複数のバンプ30が並んだ2値化画
像データが得られる。この2値化画像データはラベリン
グ部122に送られる。
【0068】次いで、ラベリング部122は、2値化画
像データをラベリングする(ステップS12)。これに
より、ラベリングされた複数のバンプ30の画像が得ら
れる。各バンプ30のラベリング画像は、バンプ30が
著しく変形していない限り、図4(A)に示すようなド
ーナツ形状を有している。なお、図4(A)において、
斜線部は「1」の値を有するピクセル、それ以外の部分
は「0」の値を有するピクセルであり、以下においても
同じである。
【0069】このラベリングの処理か終了すると、以下
では、複数のバンプ30のラベリング画像が1つずつ処
理される。即ち、先ず、外接矩形形成部123は、図4
(B)に示すように、ラベリング部122からの複数の
ラベリング画像の中から1つを選択し、そのラベリング
画像の外接矩形40を形成する(ステップS13)。こ
の外接矩形40を規定する外接矩形データは検査用画像
生成部124内の反転部130に送られる。
【0070】次いで、反転部は130、外接矩形形成部
123からの外接矩形データによって規定される外接矩
形内のラベリング画像を反転する(ステップS14)。
これにより、図4(C)に示すような反転画像が得られ
る。
【0071】次いで、除去部131は、反転部130か
ら送られてくる反転画像の外接矩形40に接している部
分41を除去する(ステップS15)。これにより、図
4(D)に示すような、ドーナツ形状の中空部の画像が
得られる。
【0072】次いで、加算部132は、図4(B)に示
す、ラベリング部122で得られたラベリング画像と、
図4(D)に示す、除去部131で得られた画像とを加
算する(ステップS16)。これにより、図4(E)に
示すような、ラベリング画像の外周の内部の全てが
「1」にセットされた検査用画像が得られる。
【0073】次いで、検査対象物であるバンプ30の合
否の判定が行われる(ステップS17)。このステップ
S17では、検査用画像の面積が所定範囲にあるかどう
かを調べられ、合否が判定される。この判定部125に
おける判定の結果は、例えば外部のディスプレイ装置
(図示しない)に送られて表示される。
【0074】次いで、全てのバンプ30の検査が完了し
たかどうかが調べられ(ステップS18)、完了してい
ないことが判断されると、ステップS13に戻って、上
述したと同様の処理が行われる。そして、ステップS1
8で全てのバンプ30の検査が完了したことが判断され
ると、1つのBGA20の検査が完了する。
【0075】以上のように構成される本発明の実施の形
態1に係る外観検査装置と従来の外観検査装置との相違
を比較して説明する。
【0076】外観検査装置において得られるラベリング
画像は、バンプ30の外観の相違によって異なる。今、
図5(A)に示すラベリング画像を正常、図5(B)及
び図5(C)に示すラベリング画像を異常とする。この
場合、ラベリング画像の面積の大きさで検査の合否を決
定する従来の外観検査装置では、図5(A)、図5
(B)及び図5(C)に示すラベリング画像の形状は異
なるにも拘わらず、何れのラベリング画像も同一面積に
なる。その結果、異常なバンプも正常と判断されるので
バンプの合否の判定を正確に行うことができない。
【0077】これに対し、この実施の形態1に係る外観
検査装置における検査用画像は、バンプ30のラベリン
グ画像の中空部を埋めた形状として得られるので、面積
の大きさで検査の合否を決定する場合であっても正常と
異常とを区別することができ、正確な合否判定を行うこ
とができる。従って、BGA20の外観検査の精度が向
上する。
【0078】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る外観検査装置は、実施の形態1に係る外観検査装置
において、検査用画像の外周をサブピクセル化したもの
である。なお、以下の各実施の形態では、実施の形態1
と同じ又は相当部分には実施の形態1と同じ符号を付
し、相違する部分を中心に説明する。
【0079】この実施の形態2に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12aの構成を図6のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態1のそれに、サブ
ピクセル化部126が追加されて構成されている。ま
た、ラベリング部122a及び判定部125aの機能が
実施の形態1のラベリング部122及び判定部125と
それぞれ異なる。
【0080】ラベリング部122aは、2値化部121
からの2値化画像データをラベリングしてラベリング画
像を生成すると共に、ラベリング画像の外周を形成する
ピクセルの座標をメモリ120に順次格納する。なお、
ラベリング画像の外周を形成するピクセルは、検査用画
像の外周を形成するピクセルに等しいので、これらを
「外周ピクセル」と総称する。
【0081】サブピクセル化部126は、ラベリング部
122aでメモリ120に格納された外周ピクセルの座
標に基づいてサブピクセルを生成する。サブピクセル化
は、例えば、1つのピクセルの縦及び横を各々10個に
分割して100個のサブピクセルを生成することにより
行うことができる。
【0082】サブピクセル化の対象となるピクセルの範
囲は、外周ピクセル及びこれを囲む所定範囲のピクセ
ル、例えば外周ピクセル及びこれを囲む8個のピクセル
とすることができる。また、サブピクセル化には、例え
ば三次元的な曲線補間等といった周知の技術を用いるこ
とができる。
【0083】判定部125aは、加算部132から送ら
れてくる検査用画像を検査し、BGA20の合否を判定
する。検査は、検査用画像の面積を計算し、計算結果が
所定範囲にあるかどうかを調べることにより行われる。
面積の計算は、検査用画像中の「1」の値を有するピク
セル及びサブピクセルの総数を計数することにより行わ
れる。この判定部125aでの判定結果は、例えば外部
のディスプレイ装置(図示しない)に送られる。
【0084】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12aが適用された本発明の実施の形態2に係る外
観検査装置の動作を、図7に示したフローチャートを参
照しながら説明する。
【0085】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、このメモリ120からデジタル画像データを読み出
して2値化する(ステップS10及びS11)するまで
の動作は、実施の形態1のそれと同じである。2値化に
より得られた2値化画像データはラベリング部122に
送られる。
【0086】次いで、ラベリング部122aは、2値化
画像データをラベリングする(ステップS12a)。こ
の際、ラベリング部122aは、外周ピクセルの座標を
図示しないメモリに順次格納する。
【0087】次いで、実施の形態1と同様にして、外接
矩形形成(ステップS13)、反転(ステップS1
4)、除去(ステップS15)及び加算(ステップS1
6)が順次行われる。これにより、図4(E)に示すよ
うな、検査用画像が得られる。
【0088】次いで、サブピクセル化が行われる(ステ
ップS20)。即ち、サブピクセル化部126は、上記
ラベリング部122aでメモリ120に格納された外周
ピクセルの座標に基づいて、外周ピクセル及びこれを囲
む所定範囲のピクセルのサブピクセルを生成する。
【0089】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17a)。即ち、このステップS17a
では、検査用画像の面積を計算し、計算結果が所定範囲
にあるかどうかを調べることにより合否が判定される。
面積の計算は、検査用画像中の「1」の値を有するピク
セル及び「1」の値を有するサブピクセルの総数数を計
数することにより行われる。この判定部125における
判定の結果は、例えば外部のディスプレイ装置(図示し
ない)に送られて表示される。
【0090】次いで、全てのバンプ30の検査が完了し
たかどうかが調べられ(ステップS18)、完了してい
ないことが判断されると、ステップS13に戻って、上
述したと同様の処理が行われる。そして、ステップS1
8で全てのバンプ30の検査が完了したことが判断され
ると、1つのBGA20の検査が完了する。
【0091】以上説明したように、この実施の形態2に
係る外観検査装置によれば、検査用画像の外周をサブピ
クセル化し、サブピクセル化された外周を有する検査用
画像の面積を計算する。従って、上記実施の形態1に比
べて面積計算の精度が向上するので、BGA20の検査
精度を更に向上させることができる。
【0092】また、サブピクセル化する範囲は、検査用
画像の全体ではなく、その外周だけであるので、サブピ
クセル化に要する時間を短くすることができる。なお、
サブピクセル化する範囲は、検査用画像の全体とするこ
ともできる。この場合、サブピクセル化の処理が簡単に
なるという利点がある。
【0093】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る外観検査装置は、BGAの合否の判定を、原画像の
濃淡値の総和に基づいて行うようにしたものである。
【0094】この実施の形態3に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12bの構成を図8のブロック図に示
す。この外観検査装置では、実施の形態1の検査用画像
生成部124の代わりに、濃淡値総和算出部140が設
けられている。また、判定部125bの機能が実施の形
態1の判定部125と異なる。
【0095】濃淡値総和算出部140は、外接矩形生成
部123からの外接矩形データによって規定される外接
矩形に対応するデジタル画像データをメモリ120から
取り出す。そして、このデジタル画像データを構成する
全てのピクセルが有する濃淡値を加算し、以て濃淡値総
和を計算する。この濃淡値総和算出部140で生成され
た濃淡値総和は判定部125bに送られる。
【0096】判定部125bは、濃淡値総和算出部14
0から送られてくる濃淡値総和に基づいて検査を行い、
BGA20の合否を判定する。検査は、濃淡値総和が予
め定められた範囲内にあるかどうかを調べることにより
行われる。この判定部125bでの判定結果は、例えば
外部のディスプレイ装置(図示しない)に送られる。
【0097】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12bが適用された本発明の実施の形態3に係る外
観検査装置の動作を、図9に示したフローチャートを参
照しながら説明する。
【0098】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、このメモリ120からデジタル画像データを読み出
して2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する
(ステップS10〜S13)までの動作は、実施の形態
1のそれと同じである。
【0099】次いで、濃淡値の総和が計算される(ステ
ップS140)。即ち、濃淡値総和算出部140は、外
接矩形形成部123からの外接矩形データによって規定
される外接矩形に対応するデジタル画像データをメモリ
120から取り出し、この取り出したデジタル画像デー
タを構成する全てのピクセルが有する濃淡値を加算す
る。これにより、1つのバンプ30の濃淡値総和が算出
される。
【0100】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17b)。即ち、このステップS17b
では、上記ステップS140で得られた濃淡値の総和が
所定範囲内にあるかどうかを調べられる。そして、所定
範囲内であれば合格、そうでなければ不合格であると判
定される。この判定部125bにおける判定の結果は、
例えば外部のディスプレイ装置(図示しない)に送られ
て表示される。
【0101】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0102】以上説明したように、この実施の形態3に
係る外観検査装置によれば、原画像の濃淡値に基づいて
BGA20の合否を判定するようにしたので、2値化に
伴う量子化誤差を排除することができ、BGA20の検
査精度を向上させることができる。
【0103】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る外観検査装置は、実施の形態3に係る外観検査装置
において、検査用画像の外周をサブピクセル化した後に
濃淡値の総和を計算するようにしたものである。以下で
は、実施の形態3と同じ又は相当部分には実施の形態3
と同じ符号を付し、相違する部分を中心に説明する。
【0104】この実施の形態4に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12cの構成を図10のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態3のそれに、サブ
ピクセル化部126が追加されて構成されている。ま
た、ラベリング部122cの機能は実施の形態1のそれ
と同じであり、及び濃淡値総和算出部140cの機能は
実施の形態3の濃淡値総和算出部140と異なる。
【0105】ラベリング部122aは、2値化部121
から送られてくる2値化画像データをラベリングしてラ
ベリング画像を生成する際、外周ピクセルの座標をメモ
リ120に順次格納する。
【0106】サブピクセル化部126は、上記ラベリン
グ部122aでメモリ120に格納された外周ピクセル
の座標に基づいてサブピクセルを生成する。サブピクセ
ル化の生成は、実施の形態2と同様にして行うことがで
きる。
【0107】濃淡値総和算出部140aは、外接矩形生
成部123からの外接矩形データによって規定される外
接矩形に対応するデジタル画像データをメモリ120か
ら取り出し、このデジタル画像データを構成する全ての
ピクセルのうち、サブピクセル化部126でサブピクセ
ル化された部分は、全てのサブピクセルの濃淡値の総和
を計算し、それ以外の部分は全てのピクセルの総和を計
算し、これらを加算してて濃淡値の総和を計算する。こ
の濃淡値総和算出部140aで計算された濃淡値の総和
は判定部125bに送られる。
【0108】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12cが適用された本発明の実施の形態4に係る外
観検査装置の動作を、図11に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0109】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0110】次いで、サブピクセル化が行われる(ステ
ップS126)。即ち、サブピクセル化部126は、上
記ラベリング部122aでメモリ120に格納された外
周ピクセルの座標に基づいて、この外周ピクセル及びこ
れを囲む所定範囲のピクセルのサブピクセルを生成す
る。
【0111】次いで、濃淡値の総和が計算される(ステ
ップS140c)。即ち、濃淡値総和算出部140c
は、上述したようにして、サブピクセル化された部分を
含む原画像の濃淡値を計算する。これにより、1つのバ
ンプ30の濃淡値の総和が算出される。
【0112】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17b)。即ち、このステップS17b
では、上記ステップS140cで得られた濃淡値の総和
が所定範囲内にあるかどうかを調べられる。そして、所
定範囲内であれば合格、そうでなければ不合格であると
判定される。この判定の結果は、例えば外部のディスプ
レイ装置(図示しない)に送られて表示される。
【0113】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0114】以上説明したように、この実施の形態3に
係る外観検査装置によれば、原画像の外周をサブピクセ
ル化し、このサブピクセル化された原画像の濃淡値に基
づいてBGAの合否を判定するようにしたので、BGA
20の検査精度を、上記実施の形態4に係る外観検査装
置より向上させることができる。
【0115】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係る外観検査装置は、BGAの合否の判定を、原画像の
濃淡値の平均値に基づいて行うようにしたものである。
【0116】この実施の形態5に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12dの構成を図12のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態3のそれに、面積
算出部141及び平均濃淡値算出部142が追加されて
構成されている。
【0117】面積算出部141は、ラベリング画像の面
積を算出する。面積の計算は、ラベリング画像中の
「1」の値を有するピクセルの数を計数することにより
行われる。この面積算出部141で算出された面積は平
均濃淡値算出部142に送られる。
【0118】平均濃淡値算出部142は、濃淡値総和算
出部140で算出された濃淡値の総和を、面積算出部1
41で算出された面積で除すことにより、平均濃淡値を
算出する。この平均濃淡値算出部142で算出された平
均濃淡値は判定部125bに送られる。
【0119】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12dが適用された本発明の実施の形態5に係る外
観検査装置の動作を、図13に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0120】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0121】次いで、濃淡値の総和が計算される(ステ
ップS140)。即ち、濃淡値総和算出部140は、外
接矩形形成部123からの外接矩形データによって規定
される外接矩形に対応するデジタル画像データをメモリ
120から取り出し、この取り出したデジタル画像デー
タを構成する全てのピクセルの濃淡値を加算する。これ
により、1つのバンプ30の濃淡値の総和が算出され
る。
【0122】次いで、面積計算が行われる(ステップS
141)。即ち、面積算出部141によって、上述した
方法でラベリング画像の面積を算出する。次いで、平均
濃淡値が計算される(ステップS142)。即ち、ステ
ップS140で算出された濃淡値総和を、ステップS1
41で算出された面積で除すことにより、平均濃淡値が
算出される。
【0123】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17b)。即ち、上記ステップS142
で得られた平均濃淡値が所定範囲内にあるかどうかを調
べられる。そして、所定範囲内であれば合格、そうでな
ければ不合格であると判定される。この判定部125b
における判定の結果は、例えば外部のディスプレイ装置
(図示しない)に送られて表示される。
【0124】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0125】以上説明したように、この実施の形態5に
係る外観検査装置によれば、原画像の濃淡値の平均値に
基づいてBGAの合否を判定するようにしたので、2値
化に伴う量子化誤差を排除することができ、BGA20
の検査精度を向上させることができる。
【0126】なお、この実施の形態5においても、実施
の形態4と同様に、ラベリング画像の外周をサブピクセ
ル化して濃淡値総和の計算及び面積計算を行うように構
成できる。この構成によれば、BGA20の検査精度を
更に向上させることができる。
【0127】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
係る外観検査装置は、BGAの合否の判定を、原画像の
平均濃淡値の総和(以下、「総平均濃淡値」という)に
基づいて行うようにしたものである。
【0128】この実施の形態6に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12eの構成を図14のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態5のそれに、総平
均濃淡値算出部143が追加されて構成されている。
【0129】総平均濃淡値算出部143は、BGA20
の全バンプの平均濃淡値を算出する。これは、平均濃淡
値算出部142で算出された各バンプの平均濃淡値を加
算し、BGA20のバンプ30の数で除すことにより求
められる。
【0130】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12eが適用された本発明の実施の形態6に係る外
観検査装置の動作を、図15に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0131】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0132】次いで、実施の形態5と同様にして、濃淡
値の総和の計算(ステップS140c)、面積計算(ス
テップS141)及び平均濃淡値計算(ステップS14
2)が順次行われる。次いで、総平均濃淡値計算が行わ
れる(ステップS143)。この総平均濃淡値計算は、
前回の計算によりメモリ120に格納されている総平均
濃淡値にステップS142で計算された平均濃淡値を加
算して1/2にすることにより行われる。
【0133】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、次いで、バンプ30の合否の判定が
行われる(ステップS17b)。
【0134】即ち、全てのバンプ30についての処理が
完了した時点では、メモリ120には全バンプに対する
総平均濃淡値が格納されているので、判定部125b
は、メモリ120内の総平均濃淡値が所定範囲内にある
かどうかを調べる。そして、所定範囲内であれば合格、
そうでなければ不合格であると判定するる。この判定部
125bにおける判定の結果は、例えば外部のディスプ
レイ装置(図示しない)に送られて表示される。以上に
より、BGA20の検査を終了する。
【0135】以上説明したように、この実施の形態6に
係る外観検査装置によれば、原画像の濃淡値の平均値に
基づいてBGAの合否を判定するようにしたので、2値
化に伴う量子化誤差を排除することができ、BGA20
の検査精度を向上させることができる。
【0136】なお、上記判定部125bでの判定は、平
均濃淡値算出部142で算出された平均濃淡値と総平均
濃淡値算出部143で算出された総平均濃淡値との差又
は総平均濃淡値算出部143で算出された総平均濃淡値
に対する平均濃淡値算出部142で算出された平均濃淡
値の割合に基づいてBGA20の合否を判定するように
構成できる。
【0137】また、上記総平均濃淡値は、全バンプ30
の平均濃淡値を算出し、この算出された平均濃淡値を更
に平均することにより算出するように構成したが、全バ
ンプ30の総濃淡値を算出し、この算出された総濃淡値
を全バンプ30の面積で除すことにより算出してもよ
い。この構成によれば、各バンプ30についての平均濃
淡値の計算が不要になるので、処理の高速化が図れる。
【0138】また、この実施の形態6においても、実施
の形態4と同様に、ラベリング画像の外周をサブピクセ
ル化して濃淡値総和の計算及び面積計算を行うように構
成できる。この構成によれば、BGA20の検査精度を
更に向上させることができる。
【0139】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
係る外観検査装置は、BGAの合否の判定を、外周ピク
セル間の距離に基づいて行うようにしたものである。
【0140】この実施の形態7に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12fの構成を図16のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態1の検査用画像生
成部124の代わりに、距離算出部150及び最大距離
算出部151が設けられて構成されている。また、判定
部125cの機能が、実施の形態1のそれと異なる。
【0141】距離算出部150は、複数の外周ピクセル
中の2つの外周ピクセルの組合せの全てについて、2つ
の外周ピクセル間の距離を算出する。この距離算出部1
50で算出された複数の距離は、最大距離算出部151
に送られる。
【0142】最大距離算出部151は、距離算出部15
0で算出された距離の中から最大のものを求める。そし
て、求められた最大の距離を判定部125cに送る。
【0143】判定部125cは、最大距離算出部151
から送られてくる最大距離が所定範囲内にあるかどうか
に基づいてBGA20の合否を判定する。この判定部1
25cでの判定結果は、例えば外部のディスプレイ装置
(図示しない)に送られる。
【0144】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12fが適用された本発明の実施の形態5に係る外
観検査装置の動作を、図13に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0145】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0146】次いで、距離の算出が行われる(ステップ
S150)。即ち、距離算出部150は、上述したよう
に、複数の外周ピクセル中の2つのピクセルの組合せの
全てについて、2つの外周ピクセル間の距離を算出す
る。
【0147】次いで、最大距離の算出が行われる(ステ
ップS151)。即ち、最大距離算出部151は、ステ
ップS151で算出された複数の距離の中から最大のも
のを求める。
【0148】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17c)。即ち、上記ステップS151
で得られた最大距離が所定範囲内にあるかどうかが調べ
られる。そして、所定範囲内であれば合格、そうでなけ
れば不合格であると判定される。この判定の結果は、例
えば外部のディスプレイ装置(図示しない)に送られて
表示される。
【0149】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0150】以上説明したように、この実施の形態7に
係る外観検査装置によれば、外周ピクセル間の距離に基
づいてBGAの合否を判定するようにしたので、バンプ
の画像の面積からは判断できないバンプ30の外形の異
常を排除することができ、BGA20の検査精度を向上
させることができる。
【0151】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
係る外観検査装置は、実施の形態7に係る外観検査装置
において、ラベリング画像の外周をサブピクセル化した
ものである。
【0152】この実施の形態8に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12gの構成を図18のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態7のそれに、サブ
ピクセル化部126、サブピクセル距離算出部152及
びサブピクセル最大距離算出部153が追加されて構成
されている。また、ラベリング部122aは実施の形態
2のそれと同じである。
【0153】サブピクセル化部126は、上記最大距離
を形成する1組の外周ピクセル、即ち、第1ピクセルと
第2ピクセルの各々の周囲をサブピクセル化し、第1サ
ブピクセル画像及び第2サブピクセル画像をそれぞれ生
成する。サブピクセル化は、実施の形態2のそれと同様
にして行うことができる。
【0154】サブピクセル距離算出部152は、第1サ
ブピクセル画像の外周を形成する複数のサブピクセル
と、第2サブピクセル画像の外周を形成する複数のサブ
ピクセルとの組合せの全てについて、2つのサブピクセ
ル間の距離を算出する。このサブピクセル距離算出部1
52で算出された複数の距離は、サブピクセル最大距離
算出部153に送られる。
【0155】サブピクセル最大距離算出部153は、サ
ブピクセル距離算出部152で算出された距離の中から
最大のものを求めて判定部125bに送る。
【0156】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12gが適用された本発明の実施の形態8に係る外
観検査装置の動作を、図19に示したフローチャート及
び図20に示した説明図を参照しながら説明する。
【0157】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0158】次いで、実施の形態7と同様にして、距離
の算出(ステップS150)及び最大距離の算出(ステ
ップS151)が行われる。これにより、図20(A)
に示すような、最大距離を構成する第1ピクセル及び第
2ピクセルが求められる。
【0159】次いで、サブピクセル化が行われる(ステ
ップS126)。このサブピクセル化は、図20(B)
に示すように、ステップS151で算出された最大距離
を構成する第1ピクセル及び第2ピクセルの周囲に対し
て行われる。
【0160】次いで、サブピクセル間の距離の算出が行
われる(ステップS152)。即ち、サブピクセル距離
算出部152は、第1サブピクセル画像の外周を形成す
る複数のサブピクセルと、第2サブピクセル画像の外周
を形成する複数のサブピクセルとの組合せの全てについ
て、2つのサブピクセル間の距離を算出する。
【0161】次いで、サブピクセル間の最大距離の算出
が行われる(ステップS153)。即ち、サブピクセル
最大距離算出部153は、サブピクセル距離算出部15
2で算出された距離の中から最大のものを求める。
【0162】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17b)。即ち、上記ステップS153
で得られたサブピクセル間の最大距離が所定範囲内にあ
るかどうかが調べられる。そして、所定範囲内であれば
合格、そうでなければ不合格であると判定される。この
判定部125bにおける判定の結果は、例えば外部のデ
ィスプレイ装置(図示しない)に送られて表示される。
【0163】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0164】以上説明したように、この実施の形態8に
係る外観検査装置によれば、ラベリング画像の外周を形
成するサブピクセル間の距離に基づいてBGAの合否を
判定するようにしたので、距離の精度が上記実施の形態
7より向上する。その結果、バンプの外形の異常を高精
度で排除することができ、BGA20の検査精度を向上
させることができる。
【0165】また、最大距離を構成する2つのピクセル
の周囲だけサブピクセル化するようにしたので、サブピ
クセル化に要する時間を短くすることができる。なお、
サブピクセル化する範囲は、第1ピクセル及び第2ピク
セルの周だけに限らず、検査用画像の全体とすることも
できる。この場合、サブピクセル化の処理が簡単にな
る。
【0166】この実施の形態8に係る外観検査装置は、
以下のように変形できる。即ち、最大距離算出部151
は、最大距離のみならず、最大距離から所定範囲の距離
を形成する複数組のピクセル間の距離を算出する。そし
て、サブピクセル化部126は、距離を構成する2つの
ピクセルの周囲を、全ての組についてサブピクセル化す
る。
【0167】サブピクセル距離算出部152は、サブピ
クセル化部126で生成された一方のピクセルのサブピ
クセル画像の中の、ラベリング画像の外周を形成する複
数のサブピクセルの中の1つと、他方のサブピクセル画
像の中のラベリング画像の外周を形成する複数のサブピ
クセルの中の1つとの組み合わせの全てについて、2つ
のサブピクセル間の距離を算出する処理を、複数組の各
々について行う。
【0168】そして、サブピクセル最大距離算出部15
3は、サブピクセル最大距離算出部153で算出された
複数の距離の中の最大の距離を求め、判定部125bに
送る。
【0169】この構成によれば、ピクセル間の距離は最
大であっても、実際の距離は最大でないという事態の発
生を回避できるので、ラベリング画像におけるバンプ3
0の真の最大距離を求めることができる。
【0170】(実施の形態9)本発明の実施の形態9に
係る外観検査装置は、BGAの合否の判定を、ラベリン
グ画像の中心又は重心から、その外周ピクセルまでの距
離に基づいて行うようにしたものである。
【0171】この実施の形態9に係る外観検査装置の画
像処理ユニット12hの構成を図21のブロック図に示
す。この外観検査装置は、実施の形態1の検査用画像生
成部124の代わりに、重心算出部160及び最大距離
算出部161が設けられて構成されている。ラベリング
部122aは、実施の形態2のそれと同じである。判定
部125cは、実施の形態7のそれと同じである。
【0172】重心算出部160は、ラベリング画像の重
心を算出する。重心の算出には周知の種々の方法を用い
ることができる。
【0173】最大距離算出部161は、重心からの最も
遠い位置にある外周ピクセルの位置を求め、この求めら
れた位置か最も遠い位置にある外周ピクセルを算出す
る。そして、求められた最大の距離を判定部125cに
送る。
【0174】次に、上記ように構成される画像処理ユニ
ット12hが適用された本発明の実施の形態5に係る外
観検査装置の動作を、図22に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0175】先ず、検査対象物であるBGA20を撮影
し、得られたデジタル画像データをメモリ120に格納
し、メモリ120からデジタル画像データを読み出して
2値化し、ラベリングし、更に外接矩形を形成する(ス
テップS10〜S13)までの動作は、実施の形態1の
それと同じである。
【0176】次いで、重心の算出が行われる(ステップ
S160)。即ち、重心算出部160は、上述したよう
に、ラベリング画像の重心を算出する。
【0177】次いで、最大距離の算出が行われる(ステ
ップS161)。即ち、最大距離算出部161は、重心
からの最も遠い位置にある外周ピクセルの位置を求め、
この求められた位置か最も遠い位置にある外周を形成す
るピクセルを算出する。
【0178】次いで、バンプ30の合否の判定が行われ
る(ステップS17b)。即ち、上記ステップS151
で得られた最大距離が所定範囲内にあるかどうかが調べ
られる。そして、所定範囲内であれば合格、そうでなけ
れば不合格であると判定される。この判定の結果は、例
えば外部のディスプレイ装置(図示しない)に送られて
表示される。
【0179】次いで、全てのバンプ30について処理が
完了したかどうかが調べられ(ステップS18)、完了
していないことが判断されると、ステップS13に戻っ
て、上述したと同様の処理が行われる。そして、ステッ
プS18で全てのバンプ30について処理が完了したこ
とが判断されると、1つのBGA20の検査が完了す
る。
【0180】以上説明したように、この実施の形態9に
係る外観検査装置によれば、実施の形態7のように、ラ
ベリング画像の外周を形成する複数のピクセル中の2つ
のピクセルの組合せの全てについて、2つのピクセル間
の距離を算出する必要がないので、高速な処理が可能に
なる。この場合、実施の形態7のように、真の最大距離
を求めることができないが、最大距離に近いピクセルの
組を求めることができるので実用に十分に耐え得る。
【0181】また、上述した重心算出部160は、ラベ
リング画像の中心を算出する中心算出部に変更すること
ができる。中心の算出には周知の種々の方法を用いるこ
とができる。この構成によっても、上記と略同様の効果
を奏する。
【0182】なお、上述した各実施の形態のうち、実施
の形態1及び2からなるグループの外観検査装置の機
能、実施の形態3〜6からなるグループの外観検査装置
の機能、及び実施の形態7〜9からなるグループの外観
検査装置の機能を任意に組み合わせて新たな外観検査装
置を構成できる。この構成によれば、上記各グループの
外観検査装置の特徴を含む高い検査精度を有する外観検
査装置を構成できる。
【0183】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
安価であるにも拘わらず高精度で外観検査を行うことの
できる外観検査方法及び外観検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係る外観検査装置の概
略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る外観検査装置の画
像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る外観検査装置の動
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1に係る外観検査装置の動
作を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る外観検査装置によ
る処理結果を従来の外観検査装置と比較して説明するた
めの図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る外観検査装置の画
像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る外観検査装置の動
作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3に係る外観検査装置の画
像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る外観検査装置の動
作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態4に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態5に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態5に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態6に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態6に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態7に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態7に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態8に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施の形態8に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態8に係る外観検査装置の
動作を説明するための図である。
【図21】本発明の実施の形態9に係る外観検査装置の
画像処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の実施の形態9に係る外観検査装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ 11 A/D変換器 12 画像処理ユニット 13 リング照明器 20 BGA 30 バンプ 120 メモリ 121 2値化部 122 ラベリング部 123 外接矩形形成部 124 検査用画像生成部 125 判定部 125 サブピクセル化部 130 反転部 131 除去部 132 加算部 140 濃淡値総和算出部 141 面積算出部 142 平均濃淡値算出部 143 総平均濃淡値算出部 150 距離算出部 151 最大距離算出部 152 サブピクセル距離算出部 153 サブピクセル最大距離算出部 160 重心算出部 161 最大距離算出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/12 501 G01B 11/24 K Fターム(参考) 2F065 AA22 AA23 AA54 AA58 BB05 CC00 CC26 DD03 FF42 GG17 HH02 JJ03 JJ26 QQ04 QQ21 QQ23 QQ27 QQ32 2G051 AA62 AB20 CA04 EA08 EA11 EC03 ED01 ED23 5B057 AA03 BA02 CA06 CA12 CA16 DA03 DB02 DB08 DC04 DC14 5L096 AA07 BA03 CA02 FA59 GA28 GA34

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明された検査対象物を上方から撮影
    し、 該撮影により得られた原画像を2値化し、 該2値化により得られた2値化画像をラベリングし、 該ラベリングにより得られたラベリング画像の外周に接
    する外接矩形を形成し、 該形成された外接矩形内のラベリング画像を反転し、 該反転により得られた画像のうちの前記外接矩形と前記
    外周とで形成される領域の部分を除去し、 該除去により得られた画像を前記ラベリング画像に加算
    することにより検査用画像を生成し、 該生成された検査用画像に基づいて前記検査対象物の合
    否を判定する、外観検査方法。
  2. 【請求項2】 前記判定するステップは、 前記加算によって生成された検査用画像の面積、径及び
    面積比で表される円形度の少なくとも1つに基づいて前
    記検査対象物の合否を判定する、請求項1に記載の外観
    検査方法。
  3. 【請求項3】 前記検査用画像を生成するステップは、 前記検査用画像の外周を形成する複数のピクセルの各々
    の周囲をサブピクセル化し、以て検査用画像を生成する
    ステップ、を更に備えた、請求項1又は2に記載の外観
    検査方法。
  4. 【請求項4】 照明された検査対象物を上方から撮影
    し、 該撮影により得られた原画像を2値化し、 該2値化により得られた2値化画像をラベリングし、 該ラベリングにより得られたラベリング画像に対応する
    前記原画像の濃淡値の総和を算出し、 該算出された濃淡値の総和に基づいて前記検査対象物の
    合否を判定する、 外観検査方法。
  5. 【請求項5】 前記ラベリング画像の外周を形成する各
    ピクセルの周囲をサブピクセル化するステップ、を更に
    備え、 前記原画像の濃淡値の総和を算出するステップは、 該サブピクセル化された画像に対応する前記原画像の濃
    淡値の総和を算出する、請求項4に記載の外観検査方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ラベリング画像の面積を算出し、 該算出された面積で前記原画像の濃淡値の総和を除算す
    ることにより前記原画像の平均濃淡値を算出するステッ
    プ、を更に備え、 前記判定するステップは、 前記算出された平均濃淡値に基づいて前記検査対象物の
    合否を判定する、請求項4又は5に記載の外観検査方
    法。
  7. 【請求項7】 全てのラベリング画像に対応する原画像
    について算出された前記平均濃淡値を平均して総平均濃
    淡値を算出するステップ、を更に備え、 前記判定するステップは、 前記算出された総平均濃淡値に基づいて前記検査対象物
    の合否を判定する、請求項6に記載の外観検査方法。
  8. 【請求項8】 前記判定するステップは、 前記算出された平均濃淡値と前記算出された総平均濃淡
    値との差又は前記算出された総平均濃淡値に対する前記
    算出された平均濃淡値の割合に基づいて前記検査対象物
    の合否を判定する、請求項7に記載の外観検査方法。
  9. 【請求項9】 照明された検査対象物を上方から撮影
    し、 該撮影により得られた原画像を2値化し、 該2値化により得られた2値化画像をラベリングし、 該ラベリングにより得られたラベリング画像の外周を形
    成する複数のピクセル中の2つのピクセルの組合せの全
    てについて、2つのピクセル間の距離を算出し、 該算出された複数の距離の中の最大の距離を求め、 該求められた最大の距離に基づいて合否を判定する、請
    求項8に記載の外観検査方法。
  10. 【請求項10】 前記最大の距離を求めるステップは、 前記最大の距離を形成する1組のピクセルの各々の周囲
    をサブピクセル化してサブピクセル画像を生成し、 該生成された一方のピクセルのサブピクセル画像の中の
    前記ラベリング画像の外周を形成する複数のサブピクセ
    ルの中の1つと、他方のサブピクセル画像の中の前記ラ
    ベリング画像の外周を形成する複数のサブピクセルの中
    の1つとの組み合わせの全てについて、2つのサブピク
    セル間の距離を算出し、 該算出された複数の距離の中の最大の距離を求める、請
    求項9に記載の外観検査方法。
  11. 【請求項11】 前記最大の距離を求めるステップは、 前記最大の距離から所定範囲の距離を形成する複数組の
    ピクセルの各々の周囲をサブピクセル化してサブピクセ
    ル画像を生成し、 該生成された一方のピクセルのサブピクセル画像の中の
    前記ラベリング画像の外周を形成する複数のサブピクセ
    ルの中の1つと、他方のサブピクセル画像の中の前記ラ
    ベリング画像の外周を形成する複数のサブピクセルの中
    の1つとの組み合わせの全てについて、2つのサブピク
    セル間の距離を算出する処理を、前記複数組の各々につ
    いて行い、 該算出された複数の距離の中の最大の距離を求める、請
    求項9に記載の外観検査方法。
  12. 【請求項12】 前記ラベリング画像の中心又は重心を
    算出するステップ、を更に備え、 前記距離を算出するステップは、前記算出された中心又
    は重心から最も遠い距離にある前記ラベリング画像の外
    周を形成するピクセルと、該ピクセルを除く前記外周を
    形成する複数のピクセルとの距離を算出する、請求項9
    に記載の外観検査方法。
  13. 【請求項13】 前記ラベリング画像をサブピクセル化
    するステップ、を更に備え、 前記距離を算出するステップは、該サブピクセル化され
    た画像の外周を形成する複数のサブピクセル間の距離を
    算出する、請求項9に記載の外観検査方法。
  14. 【請求項14】 前記撮影により得られる原画像は、B
    GAを撮影することにより得られる画像である、請求項
    1乃至13の何れか1項に記載の外観検査方法。
  15. 【請求項15】 検査対象物を照明する照明器と、 該照明器で照明された前記検査対象物を上方から撮影す
    るカメラと、 該カメラで撮影された原画像を2値化する2値化部と、 該2値化部で2値化された2値化画像をラベリングする
    ラベリング部と、 該ラベリング部からのラベリング画像の外周に接する外
    接矩形を形成する外接矩形形成部と、 該外接矩形形成部で形成された外接矩形内のラベリング
    画像に基づいて検査用画像を生成する検査用画像生成部
    と、 該検査用画像生成部で生成された検査用画像に基づいて
    前記検査対象物の合否を判定する判定部、とを備え、 前記検査用画像生成部は、 前記外接矩形形成部で形成された外接矩形内のラベリン
    グ画像を反転する反転部と、 該反転部で反転された画像のうちの前記外接矩形と前記
    外周とで形成される領域の部分を除去する除去部と、 該除去部により除去され画像を前記ラベリング画像に加
    算することにより検査用画像を生成する加算部、とを備
    えた外観検査装置。
  16. 【請求項16】 前記判定部は、 前記加算部で生成された検査用画像の面積、径及び面積
    比で表される円形度の少なくとも1つに基づいて合否を
    判定する、請求項15に記載の外観検査装置。
  17. 【請求項17】 前記検査用画像生成部は、 前記検査用画像の外周を形成する各ピクセルの周囲をサ
    ブピクセル化し、以て検査用画像を生成するサブピクセ
    ル化部、を更に備えた、請求項15乃至16の何れか1
    項に記載の外観検査装置。
  18. 【請求項18】 検査対象物を照明する照明器と、 該照明器で照明された前記検査対象物を上方から撮影す
    るカメラと、 該カメラで撮影された原画像を2値化する2値化部と、 該2値化部で2値化された2値化画像をラベリングする
    ラベリング部と、 該ラベリング部からのラベリング画像に対応する前記原
    画像の濃淡値の総和を算出する濃淡値総和算出部と、 該濃淡値総和算出部で算出された濃淡値の総和に基づい
    て前記検査対象物の合否を判定する判定部、とを備えた
    外観検査装置。
  19. 【請求項19】 前記ラベリング画像の外周を形成する
    各ピクセルの周囲をサブピクセル化するサブピクセル
    部、を更に備え、 前記濃淡値総和算出部は、 前記サブピクセル部でサブピクセル化された画像に対応
    する前記原画像の濃淡値の総和を算出する、請求項18
    に記載の外観検査装置。
  20. 【請求項20】 前記ラベリング画像の面積を算出する
    面積算出部と、 該面積算出部で算出された面積で前記濃淡値総和算出部
    で算出された原画像の濃淡値の総和を除算することによ
    り前記原画像の平均濃淡値を算出する平均濃淡値算出
    部、を更に備え、 前記判定部は、 前記平均濃淡値算出部で算出された平均濃淡値に基づい
    て前記検査対象物の合否を判定する、請求項18又は1
    9に記載の外観検査装置。
  21. 【請求項21】 全てのラベリング画像に対応する原画
    像について算出された前記平均濃淡値を平均して総平均
    濃淡値を算出する総平均濃淡値算出部、を更に備え、 前記判定部は、 前記総平均濃淡値算出部で算出された総平均濃淡値に基
    づいて前記検査対象物の合否を判定する、請求項20に
    記載の外観検査装置。
  22. 【請求項22】 前記判定部は、 前記平均濃淡値算出部で算出された平均濃淡値と前記総
    平均濃淡値算出部で算出された総平均濃淡値との差又は
    前記総平均濃淡値算出部で算出された総平均濃淡値に対
    する前記平均濃淡値算出部で算出された平均濃淡値の割
    合に基づいて前記検査対象物の合否を判定する、請求項
    21に記載の外観検査装置。
  23. 【請求項23】 検査対象物を照明する照明器と、 該照明器で照明された前記検査対象物を上方から撮影す
    るカメラと、 該カメラで撮影された原画像を2値化する2値化部と、 該2値化部で2値化された2値化画像をラベリングする
    ラベリング部と、 該ラベリング部からのラベリング画像の外周を形成する
    複数のピクセル中の2つのピクセルの組合せの全てにつ
    いて、2つのピクセル間の距離を算出する距離算出部
    と、 該距離算出部で算出された複数の距離の中の最大の距離
    を求める最大距離算出部と、 該最大距離算出部で求められた最大の距離に基づいて合
    否を判定する判定部、とを備えた外観検査装置。
  24. 【請求項24】 前記最大距離算出部は、 前記最大の距離を形成する1組のピクセルの各々の周囲
    をサブピクセル化してサブピクセル画像を生成するサブ
    ピクセル化部と、 前記サブピクセル化部で生成された一方のピクセルのサ
    ブピクセル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成
    する複数のサブピクセルの中の1つと、他方のサブピク
    セル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複
    数のサブピクセルの中の1つとの組み合わせの全てにつ
    いて、2つのサブピクセル間の距離を算出するサブピク
    セル距離算出部と、 該サブピクセル距離算出部で算出された複数の距離の中
    の最大の距離を求めるサブピクセル最大距離算出部、と
    を備えた請求項23に記載の外観検査装置。
  25. 【請求項25】 前記最大距離算出部は、 前記最大の距離から所定範囲の距離を形成する複数組の
    ピクセルの各々の周囲をサブピクセル化してサブピクセ
    ル画像を生成するサブピクセル化部と、 前記サブピクセル化部で生成された一方のピクセルのサ
    ブピクセル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成
    する複数のサブピクセルの中の1つと、他方のサブピク
    セル画像の中の前記ラベリング画像の外周を形成する複
    数のサブピクセルの中の1つとの組み合わせの全てにつ
    いて、2つのサブピクセル間の距離を算出する処理を、
    前記複数組の各々について行うサブピクセル距離算出部
    と、 該サブピクセル距離算出部で算出された複数の距離の中
    の最大の距離を求めるサブピクセル最大距離算出部、と
    を備えた請求項23に記載の外観検査装置。
  26. 【請求項26】 前記ラベリング画像の中心又は重心を
    算出する中心算出部、を更に備え、 前記距離算出部は、前記中心算出部で算出された中心又
    は重心から最も遠い距離にある前記ラベリング画像の外
    周を形成するピクセルと、該ピクセルを除く前記外周を
    形成する複数のピクセルとの距離を算出する、請求項2
    3に記載の外観検査装置。
  27. 【請求項27】 前記ラベリング画像をサブピクセル化
    するサブピクセル化部、を更に備え、 前記距離算出部は、該サブピクセル化部でサブピクセル
    化された画像の外周を形成する複数のサブピクセル間の
    距離を算出する、請求項23に記載の外観検査装置。
  28. 【請求項28】 前記撮影により得られる原画像は、B
    GAを撮影することにより得られる画像である、請求項
    15乃至27の何れか1項に記載の外観検査装置。
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