JP2002243386A - 復水器の据付工事方法 - Google Patents

復水器の据付工事方法

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JP2002243386A
JP2002243386A JP2001045954A JP2001045954A JP2002243386A JP 2002243386 A JP2002243386 A JP 2002243386A JP 2001045954 A JP2001045954 A JP 2001045954A JP 2001045954 A JP2001045954 A JP 2001045954A JP 2002243386 A JP2002243386 A JP 2002243386A
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Koichi Watanabe
幸一 渡辺
Hideki Sekiguchi
秀樹 関口
Osamu Okubo
修 大久保
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復水器の据付工事において、仮設揚重機の性
能等の制限により復水器の大型化に追従できない場合が
生じる。さらに復水器の大型化にも係わらず、据付工事
の工期短縮が要求される。 【解決手段】 工場等において複数の部分に分けて組立
てられた復水器の上部胴上半モジュール1b等を、ター
ビン基礎34に隣接するメンテナンススペース35に設
置された引き込みのための鋼材36上で復水器として組
立てた後に、復水器据付位置に搬入して据付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トの復水器の搬入据付に係わる復水器の据付工事方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来原子力発電プラントにおいて、超大
型、大重量の復水器の搬入、据付に係る復水器の据付工
事方法では、下部胴はタービン軸方向分割搬入、上部胴
はパネル工法で、給水加熱器の後入れ工法等が採用され
ている。
【0003】まず、下部胴をタービン軸方向に4分割し
て、復水器据付位置に搬入して組立てる従来の復水器の
据付工事方法について図10および図11を参照して説
明する。図10はタービン軸直角方向に4分割された下
部胴斜視図であり、図11は4分割された下部胴分割部
を復水器据付位置に搬入する方法を説明する概略縦断面
図である。
【0004】図10に示すように、下部胴は復水器が据
付けられるタービン基礎34内の復水器据付位置への吊
降ろしによる搬入が容易なようにタービン軸直角方向に
分割して工場等において組立てられる。各下部胴分割部
7a〜7dは、冷却管が挿入される管束部分21aとタ
ービン蒸気の復水ホットウェル部分17aが分割された
状態で互いに接合して製作される。各下部胴分割部7a
〜7dの接合される部分は、タービン軸方向に平行とな
り、冷却管長手方向と垂直に下部胴を切断したような状
態に組立てられるため、下部胴に内蔵される冷却管は下
部胴分割部7a〜7dには組み込まれていない。
【0005】組立てられた各下部胴分割部7a〜7dは
タービン基礎34の排気開口部34aより仮設揚重機6
0により吊降ろされ、復水器基礎上の据付位置に配置さ
れ組立られる。図11に下部胴分割部7aを復水器据付
位置に搬入する様子を示す。この吊降ろしに使用される
仮設揚重機60としては、タービン基礎上に設置され
た、クローラクレーン、建屋外に設置されたタワークレ
ーン又は大型クローラクレーン等が採用される。
【0006】下部胴分割部7aが復水器据付位置に搬入
組立された後、冷却管がタービン基礎34に隣接するメ
ンテナンススペース側から下部胴内に挿入組立てされ
る。
【0007】復水器下部胴が基礎上に組立てられた後、
復水器上部胴パネルを順次下部胴上に搬入し、組立て
る。上部胴パネルの組立と同時に上部胴内部には給水加
熱器サポート用支持構造物の一部等上部胴の補強を兼ね
た支持構造物が設置される。上部胴パネルには、予め給
水加熱器を挿入する開口が設けられており、上部胴組立
後に給水加熱器を搬入することができる。上部胴パネル
が組立てられた後、順次給水加熱器が搬入され、残りの
給水加熱器サポート用支持構造物等の上部胴内部構造物
が取り付けられて上部胴に給水加熱器が組み込まれる。
【0008】この上部胴の搬入組立てにおいては、上部
胴正面のパネルを除く側面と背面の3面のパネルを据付
組立てし、その後、給水加熱器を搬入据付けた後、上部
胴正面パネルの組立を行う復水器の据付工事方法も実施
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近の大型原子力発電
プラントでは、例えば復水器重量も1基当り600トン
にも及び大きさも1基当り高さ12m、長さ17m、幅
9.5mにも及ぶ物がある。それに伴いその搬入のため
に使用する各種仮設揚重機、揚重機構も大型化の一途を
たどっている。そこで、復水器を製作する工場において
は工場の大きさ、クレーン容量等の制限、仮設重機設置
の困難等の条件から、復水器の大型化に追従できない場
合も生じてきている。
【0010】また、製作できても輸送船舶等の輸送限界
或いは港湾設備等の荷揚げ制限等により、建設現場迄の
輸送が困難な場合がある。さらに建築工法や建屋レイア
ウト条件あるいは狭隘な立地条件を有する建設現場にお
いては必要な能力を有する仮設揚重機の設置が困難な場
合もある。
【0011】また、復水器の大型化による据付物量の増
加にも係わらず、復水器据付工事の工期短縮が要求され
るという課題もある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の復水器の据付工事方法においては、請求項
1記載の発明では、タービン建屋内の蒸気タービンを支
持するタービン基礎の復水器据付位置に据付けられ内部
に冷却管を内蔵する下部胴と、下部胴の上部に接続され
給水加熱器を内蔵する上部胴から構成される復水器の据
付工事方法において、複数の前記冷却管を束状にした管
束を復水器据付位置以外の場所で組立て、その後に前記
管束を前記タービン基礎の復水器据付位置に搬入して、
前記下部胴を組立据付けることを特徴とするものであ
る。
【0013】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、復水器下部胴の搬入時の大きさが小さく、かつ重量
も軽減され、製作設備、輸送設備を伴わずに復水器の大
型化が可能となる。また、復水器据付工事にあたっても
揚重機の能力を上げる必要がない。また、冷却管が管束
として組立てられた後に搬入組立てされるので、据付工
事において冷却管を挿入組立てする必要がなくなり、据
付工事の工期短縮が図れる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の復水器の据付工事方法において、前記管束は前記
冷却管の長手方向に沿って複数の部分に分けてその部分
ごとに組立てられた後にタービン基礎の復水器据付位置
に搬入されることを特徴とするものである。
【0015】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、管束がさらに複数の部分に分けて組立てられるので
小型軽量化され、よりいっそうの復水器の大型化にあた
っても製造設備、輸送設備、据付用重機等を大型化、高
性能化することなく行うことができ、管束は冷却管に沿
って分けられて組立てられた後に搬入されるため、据付
工事において冷却管の挿入組立を行う必要がなく、据付
工事の工期短縮が図れる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、タービン
建屋内の蒸気タービンを支持するタービン基礎の復水器
据付位置に据付けられ内部に冷却管を内蔵する下部胴
と、下部胴の上部に接続され給水加熱器を内蔵する上部
胴から構成される復水器の据付工事方法において、前記
下部胴は冷却管の長手方向に沿って複数の部分に分けら
れてその部分ごとに復水器据付位置以外の場所で組立て
られ、その後に前記下部胴の複数の部分を復水器据付位
置に搬入して組立据付けることを特徴とするものであ
る。
【0017】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、製造設備、輸送設備、据付用重機等大型化、高性能
化を行うことなく復水器の大型化に対応することが可能
で、下部胴に冷却管が組み込まれた状態で搬入されて組
立てられるため、据付工事において冷却管を挿入する必
要がなく、据付工事の工期短縮を図ることができる。
【0018】また、請求項4記載の発明では、タービン
建屋内の蒸気タービンを支持するタービン基礎の復水器
据付位置に据付けられ内部に冷却管を内蔵する下部胴
と、下部胴の上部に接続され給水加熱器を内蔵する上部
胴から構成される復水器の据付工事方法において、前記
上部胴は複数の部分に分けられてその部分ごとに復水器
据付位置以外の場所で組立てられ、その後に前記上部胴
の複数の部分を復水器据付位置に搬入して組立据付ける
ことを特徴とするものである。
【0019】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、上部胴が複数の部分に分けられて組立てられた後に
搬入されるため、上部胴の搬入が容易となり、また、下
部胴上での据付組立作業が軽減されるため、復水器据付
工事の工期短縮が図れるとともに、上部胴の据付組立作
業による下部胴の冷却管への損傷の可能性を低減でき
る。
【0020】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の復水器の据付工事方法において前記上部胴が、給
水加熱器を内蔵する部分と、給水加熱器を内蔵しない部
分とに分けられて、給水加熱器を内蔵する部分は復水器
据付位置以外の場所で組立てられた後に前記タービン基
礎の据付位置に搬入されることを特徴とするものであ
る。
【0021】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、上部胴に給水加熱器が偏って組立てられている場合
であっても、重心が偏らずに吊上げることができるの
で、搬入作業が容易にかつ安全にできる。
【0022】また、請求項6記載の発明では、タービン
建屋内の蒸気タービンを支持するタービン基礎の復水器
据付位置に据付けられ内部に冷却管を内蔵する下部胴
と、下部胴の上部に接続され給水加熱器を内蔵する上部
胴から構成される復水器の据付工事方法において、前記
上部胴を前記下部胴に接続する下部と、その下部の上方
の部分となる上部とに分け、前記上部胴の下部を復水器
据付位置以外で組立てた後に前記下部胴の上に接続組立
てし、その後に前記上部胴の上部の部材を接続組立てさ
れた前記上部胴の下部の上に直接組立てることを特徴と
するものである。
【0023】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、復水器を複数の部分に分けて組立てした後に復水器
据付位置に搬入した場合で、復水器上部の部分が搬入時
にタービン基礎の上部の梁等と干渉する場合であって
も、複数の部分に分けられた復水器の部分をそれぞれ復
水器据付位置以外で組立てた後に復水器据付位置に搬入
して据付組立てすることができるため、据付工事の工期
短縮を図ることができる。
【0024】また、請求項7記載の発明では、タービン
建屋内の蒸気タービンを支持するタービン基礎に、複数
の給水加熱器を内蔵する上部胴と、複数の冷却管を束状
に組立てた管束を内蔵する下部胴とを搬入して復水器を
組立据付ける復水器の据付工事方法において、タービン
建屋内の復水器据付位置以外の場所で前記下部胴を一体
に組立てた後に、前記下部胴を復水器据付位置に搬入す
ることを特徴とするものである。
【0025】上記構成の復水器の据付工事方法において
は、タービン建屋外に復水器を組立てるための定盤等を
設置する必要や、タービン建屋外から復水器据付位置ま
で復水器を引き込むために、引き込み用鋼材を長く設置
する必要がないため、復水器据付工事の工期の短縮や据
付工事の物量の削減を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復水器の据付
工事方法の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。
【0027】まず、図1ないし図4を参照して第1の実
施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態により
組立てられた後の復水器縦断面図、つまりタービン軸に
直行する水平方向からみた時の復水器を示す図であり、
図2は、本実施の形態により組立てられた後の復水器側
断面図であり、タービン軸に平行な水平方向からみた時
の復水器を示す図である。なお、理解を容易にするため
タービン基礎等の復水器以外の機器については省略して
ある。また、図3は、本実施の形態の復水器の据付工事
方法により、タービン基礎内の復水器据付位置に復水器
の下部胴を搬入する時の下部胴の分け方を説明するため
の斜視図であり、図4は、本実施の形態の復水器の据付
工事方法により、タービン基礎内に据付組立てられた下
部胴上部に復水器の上部胴を搬入する時の上部胴の分け
方を説明するための斜視図である。
【0028】まず、本実施の形態により組立据付けられ
る復水器の構成について説明する。復水器は図1及び図
2に示すように殻構造を有する構造物で有って、給水加
熱器4を内蔵する上部胴1および冷却管を内蔵する下部
胴7で構成されている。上部胴1は、上部胴側板2と上
部胴側板2を補強する上部胴補強材3とからなる胴内
に、支持構造物5により支持された給水加熱器4が内蔵
され、給水加熱器4には給水加熱器4を加熱する器内抽
気管6が接続された構造となっている。
【0029】一方、下部胴7は、下部胴側板8と下部胴
側板8を補強する下部胴補強材9とで構成された胴に、
外側に排気蒸気が流れ、内部に冷却水が流れる冷却管1
2が束状に組立てられた管束15を内蔵し、管束15に
より冷却されたタービン排気蒸気の復水を溜めるホット
ウェル17を管束15の下方に備えた構造である。管束
15は、複数本の冷却管12の両端に、冷却管12に冷
却水を導水させるための管板13が固着され、さらに冷
却管12を支える複数枚の支え板14が取り付けられた
構造をしている。支え板14は、図示しない冷却管支持
材により管板13あるいは下部胴補強材9に支持されて
いる。また、管板13側方には水室20が取り付けら
れ、管板13と水室20により冷却水を冷却管12に分
配する流路が形成されている。
【0030】また、上部胴1上部には、図示しない蒸気
タービンと接続する接続片18とエキスパンション19
が取り付けられる。
【0031】次に、本実施の形態の復水器の据付工事方
法について図3および図4を参照して概略を説明する。
【0032】下部胴7は、工場等において管束15を含
む胴である管束胴21とホットウェル17に分けた形で
組立てられ、まず、ホットウェル17がタービン基礎内
の復水器据付位置に据付けられる。次に、複数に分けら
れた管束胴21が復水器据付位置のホットウェル17上
に搬入され組立てられる。このとき、図3に示すよう
に、管束胴21は冷却管12に沿うように複数に分けら
れてそれぞれ組立てられ、複数に分けられた管束胴21
に内蔵される管束15は冷却管12、管板13、支え板
14等が組立てられた状態となっている。
【0033】次に、上部胴1は、復水器据付位置以外の
場所、例えば工場等において上部胴上半モジュール1a
と上部胴下半モジュール1bとに分けられて組立てら
れ、まず、上部胴下半モジュール1bが復水器据付位置
に組立てられた下部胴7の上部に搬入組立てされ、次
に、上部胴下半モジュール1b上部に上部胴上半モジュ
ール1aが搬入組立てされる。このとき、上部胴上半モ
ジュール1aおよび上部胴下半モジュール1bは、上部
胴側板2を上下に分けられた上部胴上半側板2aまたは
上部胴下半側板2bと、上下に分けられた上部胴補強材
が胴としてそれぞれ組立てられ、いずれにも給水加熱器
4が支持構造物により支持され組み込まれる。なお、図
4において上部胴補強材および支持構造物の記載は省略
している。
【0034】複数に分けられた下部胴7あるいは上部胴
1の復水器据付位置への搬入にあたっては、タービン建
屋内あるいはタービン建屋外の仮設揚重機等によって吊
上げて行うことができる。この場合においてタービン基
礎の上部の梁を、復水器の据付組立後に設置する復水器
の据付工事方法とすることもできる。
【0035】また、タービン基礎等に複数に分けられた
下部胴7あるいは上部胴1が干渉して仮設揚重機等によ
り吊上げて搬入することができない場合や、仮設揚重機
により吊上げられる重量制限により吊上げて搬入するこ
とができない場合には図5に示すような引き込みによっ
ても複数に分けられた下部胴7あるいは上部胴1の搬入
を行うことができる。
【0036】次に、本実施の形態の復水器の据付工事方
法において、引き込みにより上部胴1および下部胴7を
搬入する場合について図5を参照して詳細に説明する。
図5(a)および(b)は、本実施の形態の復水器の据
付工事方法の上部胴下半モジュール1bをタービン基礎
の復水器据付位置の下部胴7上に搬入を説明するための
図で、復水器側面方向から見たときの断面図である。
【0037】復水器のメンテナンススペース35に床4
3、45が設置されている。まず、ホットウェル17の
引き込みに先立ち、床45とタービン建屋の最も低い床
であるマット39との間に床補強柱46が設置され、床
45上部と屋外40には床45の上方に仮開口44を通
して復水器搬入用引き込み鋼材47が設置される。更に
引き込み鋼材47に接しほぼ同じ高さにタービン基礎3
4内に引き込み鋼材48が設置される。
【0038】まず、ホットウェル17が、引き込み鋼材
47上および引き込み鋼材48上をスライドさせタービ
ン基礎の復水器据付位置上方まで引き込まれる。この状
態は、図5(a)の上部胴下半モジュール1bのように
ホットウェル17が置かれた状態となる。次に、下部胴
7、上部胴1又は上部胴下半モジュール1bと上部胴上
半モジュール1aが順次引き込み鋼材47上をスライド
され、タービン基礎34内に設置された引き込み鋼材4
8上まで引き込まれる。ホットウェル17はタービン基
礎34の上面に設置された、揚重装置49により上下す
るワイヤまたはロッド50と接続された後、揚重装置4
9により吊上げられる。次に、引き込み鋼材48をホッ
トウェル17の吊降ろしに支障ない範囲まで移動させた
後、ホットウェル17は復水器基礎38上へ吊降ろされ
て据付けられる。その後、引き込み鋼材48が所定位置
に再び設置される。
【0039】次に、管束胴21のひとつがホットウェル
17と同様の方法により、ホットウェル17上に据付組
立てされ、その後、残りの管束胴21が同様に据付組立
てされ、復水器7をタービン基礎34内の復水器据付位
置に据付完了する。
【0040】次に、上部胴下半モジュール1bが引き込
み鋼材47および引き込み鋼材48上をスライドされ、
下部胴7の上方に搬入される。この時の状態を図5
(a)に示す。次に、下部胴7の時と同様に、上部胴下
半モジュール1bにロッド50を接続し、上部胴下半モ
ジュール1bを揚重装置49により一旦吊上げ、引き込
み鋼材48を上部胴下半モジュール1bの吊降ろしに支
障ない範囲まで移動させた後に、上部胴下半モジュール
1bが下部胴7上に吊降ろされて組立てられる。このと
きの状態を図5(b)に示す。
【0041】次に、上部胴上半モジュール1aの引き込
みにあたっては、引き込み鋼材47を床45から所定の
高さまで嵩上げし、引き込み鋼材48の再設置にあたっ
ても引き込み鋼材47と同様に床45から所定の高さま
で嵩上げして設置する。その後、上部胴下半モジュール
1bと同様に上部胴上半モジュール1aの引き込みと据
付組立が行なわれる。
【0042】本実施の形態の復水器の据付工事方法によ
れば、下部胴7の管束胴21が冷却管12に沿うように
分けられているので、分けられて組立てられた管束胴2
1の境界は冷却管12に平行となり、冷却管12を切断
する必要がない。このため、復水器据付位置に搬入する
時に管束胴21に冷却管12を内蔵して組立てておくこ
とができる。このため、従来の復水器の据付工事方法の
ように下部胴7の据付後にメンテナンススペース35側
より冷却管12を挿入組立てする必要がない。
【0043】さらに、復水器据付工事において冷却管1
2の挿入組立が削減されるので、復水器据付工事の工期
短縮を図ることができる。また、下部胴が複数の部分に
分けられて組立てられているため、大規模な揚重装置を
用いることなく一連の据付工事を行うことができる。ま
た、工場等の製造設備、輸送においても同様に大規模設
備とする必要性がなくなる。
【0044】さらに、本実施の形態の復水器の据付工事
方法によれば、上部胴1を上部胴上半モジュール1aと
上部胴下半モジュール1bとに上下に分けて組立てるこ
とにより、下部胴7の据付工事と上部胴1の製作が並行
して進められる。また、従来の復水器の据付工事方法に
比べ、据付現場における上部胴工事物量の低減が可能と
なり、かつ搬入回数が削減される。これらにより上部胴
1の据付組立においても工期短縮が図れ、下部胴1据付
組立と合わせて復水器据付工事の工期短縮が図れる。ま
た、冷却管12が挿入された下部胴7の上での上部胴工
事物量が低減されることにより、上部胴1部材や工事機
材の落下等による冷却管12への損傷の危険性が低減さ
れ、品質保証上も有利である。
【0045】なお、本実施の形態の復水器の据付工事方
法においては、下部胴7をホットウェル17と複数の管
束胴21に分けて組立てたが、ホットウェル17を管束
胴21の分け方に合わせて冷却管12に沿うように分け
て、管束胴21とホットウェルが接合するように複数の
部分に分けて組立てた後に復水器据付位置に搬入し、据
付組立てするようにしても良い。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態に係る復
水器の据付工事方法について説明する。本実施の形態の
復水器の据付工事方法の上部胴下半モジュール1bまで
の据付組立の手順は、第1の実施の形態の復水器の据付
工事方法と同じため説明を省略する。
【0047】本実施の形態の復水器の据付工事方法にお
いては、上部胴上半部分については、従来の復水器の据
付工事方法と同様に、上部胴上半部分パネル、上部胴上
半部分補強材、上部胴上半部分に内蔵される給水加熱器
および支持構造物を、上部胴下半モジュール1bまで据
付組立てされた復水器の上部に直接搬入して組立てられ
る。
【0048】本実施の形態の復水器の据付工事方法によ
れば、第1の実施の形態の復水器の据付工事方法のよう
に上部胴上半部分を上部胴上半モジュール1aとした場
合に、タービン基礎34等に干渉して搬入できない場合
においても復水器を据付組立てできる。そして、上部胴
下半モジュール1bまでは、第1の実施の形態の復水器
の据付工事方法と同様に組立てられるため、本実施の形
態の復水器の据付工事方法においても据付工事の工期短
縮等の第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0049】次に本発明の第3の実施の形態に係る復水
器の据付工事方法について図6ないし図8を参照して説
明する。
【0050】図6は本実施の形態の復水器の据付工事方
法の復水器据付位置に搬入する時の下部胴7の分け方に
ついて説明するための斜視図であり、図7は上部胴を複
数の部分に分けて組立てた後に復水器据付位置に搬入す
るときの上部胴胴部27の斜視図であり、図8は上部胴
を複数の部分に分けて組立てた後に復水器据付位置に搬
入するときの給水加熱器モジュール28の図であり、図
8(a)は給水加熱器モジュール28の正面図、図8
(b)は給水加熱器モジュール28の側面図である。
【0051】本実施の形態の復水器の据付工事方法によ
り据付組立てされた復水器は第1の実施の形態の図1お
よび図2と同様の構成であるので説明を省略する。
【0052】本実施の形態の復水器の据付工事方法にお
いては、まず、図6に示す下部胴側板8および補強材9
を、復水器据付位置以外の場所、例えば工場等で組立て
た下部胴胴部10をタービン基礎の復水器据付位置に搬
入し据付組立てする。このとき、下部胴胴部10には管
束15を含まないように組立てられている。次に、工場
等において冷却管等を組立てた管束15を復水器据付位
置の下部胴胴部10内部に搬入し、管束15搬入のため
下部胴胴部10に組立てられていなかった下部胴パネル
25も搬入して復水器の下部胴を組立てる。
【0053】次に、図7に示す上部胴側板2、上部胴補
強材を工場等において組立てた上部胴胴部27を据付組
立てされた下部胴上部に搬入組立てする。この時上部胴
胴部27は給水加熱器を内蔵しない形で組立てられてい
る。次に、図8(a)および図8(b)に示す給水加熱
器4、支持構造物5、器内抽気管6を組立てた給水加熱
器モジュール28を上部胴胴部27内に搬入組立が行わ
れる。
【0054】本実施の形態の復水器の据付工事方法によ
れば、下部胴胴部10に管束15が含まれず軽量化され
ており、また上部胴胴部27には給水加熱器が含まれず
同様に軽量化されているため、復水器据付位置への搬入
が容易となる。また、図2に示すように上部胴1に対し
て給水加熱器4が一方に寄って内蔵される場合には、上
部胴1に給水加熱器4を内蔵して組立てた後に復水器据
付位置に吊上げて搬入する場合に、上部胴1の重心が偏
ってバランスをとることが困難となる。しかしながら、
本実施の形態の復水器の据付工事方法のように、給水加
熱器4を含まない上部胴胴部27と給水加熱器モジュー
ル10に分けて組立てた後に搬入すると、バランスをと
って吊上げることが容易にできる。
【0055】さらに、下部胴側板8等が下部胴胴部27
として、冷却管12が管束15として組立てられて搬入
され、また、上部胴側板2が上部胴胴部27として、給
水加熱器4が給水加熱器モジュール10として組立てら
れて搬入されるため、復水器据付位置での組立配管作業
等が軽減され、据付工事の工期短縮を図ることができ
る。
【0056】なお、復水器の大型化により管束15の重
量や大きさが製造、輸送、搬入等において制約となる場
合には、さらに冷却管12に沿うように複数の部分に分
けて組立てることにより、製造、輸送、搬入を行うこと
ができる。
【0057】また、本実施の形態の復水器の据付工事方
法においては下部胴胴部10および上部胴胴部27を工
場等の復水器据付位置以外において組立てた後に復水器
据付位置に搬入したが、下部胴胴部10あるいは上部胴
胴部27の一方、またはその両方を復水器据付位置にお
いて組立てるようにしても良い。たとえば、下部胴側板
8および下部胴補強材9を複数のパネルに分けて復水器
据付位置に搬入し、復水器据付位置において下部胴胴部
10に組立てた後に、管束15を搬入組立てする据付工
事方法が考えられる。このようにしても、管束15およ
び給水加熱器モジュール10が組立てられて搬入される
ため、復水器据付工事の工期短縮を図ることができる。
【0058】また、本実施の形態の給水加熱器モジュー
ル10には、組立時に予め器内抽気管6を取り付けた構
成としたが、器内抽気管6を給水加熱器モジュール10
に組み込まず、給水加熱器モジュールを下部胴胴部10
内に組立てた後に器内抽気管6を組み込む構成として
も、復水器据付工事の作業量の増加はわずかであるた
め、本実施の形態の効果が損なわれることはない。
【0059】また、本実施の形態の復水器の据付工事方
法において、上部胴1の復水器据付位置への搬入時の分
け方を第1の実施の形態または第2の実施の形態の上部
胴1の分け方に代えて行うことも、また、本実施の形態
の下部胴7の復水器据付位置への搬入時の分け方を第1
の実施の形態の下部胴1の分け方に代えて行うこともで
きる。
【0060】また本実施の形態の下部胴7の分け方は、
既設復水器における冷却管の劣化等のため菅束の取り替
え等を行う場合にも実施可能で、その工期の短縮にも有
効である。
【0061】次に本発明の第4の実施の形態に係る復水
器の据付工事方法について図9を参照して説明する。
【0062】図9は、本実施の形態の復水器の据付工事
方法を説明するための図で、復水器側面方向から据付工
事の様子を表した断面図である。
【0063】原子力発電所のタービン建屋レイアウトに
おいて、タービン基礎34と隣接するタービン建屋内に
は、復水器の冷却管12の取り替えを行うメンテナンス
スペース35が設けられるのが一般的である。本実施の
形態の復水器の据付工事方法においてはこのメンテナン
ススペース35を復水器組立エリアとして使用する。以
下に第1の実施の形態の復水器の据付工事方法と同じよ
うに上部胴1および下部胴7を分けて工場等において組
立てた後、タービン建屋内に搬入して組立てる場合につ
いて図1をも援用して説明する。
【0064】まず、復水器の組立定盤と引き込み架台を
兼ね備えた鋼材36および鋼材脚37がタービン建屋の
外壁42より内部でタービン基礎34に隣接するメンテ
ナンススペース35と復水器基礎38が設置されている
復水器据付位置にわたってマット39の上に設置され
る。次に、メンテナンススペース35の鋼材36上に図
1に示すホットウェル17を搬入する。メンテナンスス
ペース35への搬入は屋外40に設置された仮設揚重機
により行われる。図9(a)に上部胴下半モジュール1
bの搬入の様子を示すが、ホットウェル17についても
同様の方法で行われる。次に、管束胴21を順次メンテ
ナンススペース35内の鋼材36上に搬入組立てして下
部胴7とする。
【0065】次に、上部胴下半モジュール1bを下部胴
7上に搬入組立てする。上部胴下半モジュール1bを下
部胴7上に搬入する様子を図9(a)に示す。次に上部
胴上半モジュール1aを上部胴上半モジュール1b上に
搬入組立てする。
【0066】このように組立てられた復水器は、図9
(b)に示すようにコロ、スライドジャッキ等の引っ張
りまたは押し出し装置にてタービン基礎34内へ引き込
まれる。次に、ジャッキ装置その他の吊上装置により、
復水器基礎38上へ吊降ろし、据付が行われる。
【0067】また、図2に示す水室20の組立は、従来
どおり復水器据付け後に行うこともできるが、メンテナ
ンススペース35において行うこともできるし、鋼材3
6上をスライドさせ復水器据付位置に移動の途上におい
て行うこともできる。メンテナンススペース35内や、
復水器が鋼材36上をスライドされている途上で行う方
が作業スペースを広く取りやすいので、大型復水器にお
いては水室20の組立作業の容易性、確実性において有
利である。
【0068】本実施の形態の復水器の据付工事方法によ
れば、タービン基礎34内の最終据付位置での組立よ
り、屋外40に近い場所にて復水器の組立が可能とな
り、屋外に設置する仮設揚重機のブーム長さを短くし、
作業半径を小さくできるため、より大きな復水器部品の
組立が可能となる。
【0069】また、第1の実施の形態と同様に復水器を
工場等で複数の部分に分けて組立てした後に搬入してい
るため、第1の実施の形態と同様な効果も得られる。さ
らに、タービン建屋外において組立てる場合に比べて、
復水器据付位置への引き込みのため引き込み鋼材の量を
減らすことができ、さらに、タービン建屋外の復水器組
立のための定盤等を設置する必要もなく、定盤のための
資材を削減することもできる。そして、これらの設置作
業を削減できるため、復水器据付工事の工期を短縮する
ことができる。
【0070】なお、本実施の形態は、本発明の第1の実
施の形態における復水器の分け方に限らず、本発明の第
2の実施の形態における復水器の分け方、本発明の第3
の実施の形態における復水器の分け方とすることができ
る。さらに、復水器が大型化して復水器を複数の部分に
分けて組立てして搬入することが困難になった場合にあ
っては、復水器の各部品をメンテナンススペース35内
に設置された鋼材36上に搬入組立てすることもでき
る。この場合にあっても、工場等において復水器を複数
の部分に分けて組立して搬入することによる復水器据付
工事の工期短縮を除けば、本実施の形態の効果を得るこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、復水器の大型化等に対
応した製作、輸送、搬入、組立および据付を行うことが
でき、さらに、復水器据付工事の工期短縮を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により組立てられる復水器の概略縦断面
図。
【図2】本発明により組立てられる復水器の概略側断面
図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る復水器の据付
工事方法の下部胴の分け方を説明する斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る復水器の据付
工事方法の上部胴の分け方を説明する斜視図。
【図5】(a)(b)ともに、本発明の第1の実施の形
態に係る復水器の据付工事方法の搬入方法を説明する断
面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る復水器の据付
工事方法の下部胴の分け方を説明する斜視図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る復水器の据付
工事方法の上部胴の給水加熱器を含まない部分の斜視
図。
【図8】(a)(b)ともに、本発明の第3の実施の形
態に係る復水器の据付工事方法における上部胴の給水加
熱器モジュールの斜視図。
【図9】(a)(b)ともに、本発明の第4の実施の形
態に係る復水器の据付工事方法を説明する断面図。
【図10】従来の復水器の据付工事方法の下部胴の分け
方を説明する斜視図。
【図11】従来の復水器の据付工事方法の下部胴分割部
の搬入を説明する概略縦断面図。
【符号の説明】
1… 上部胴 1a…上部胴上半モジュール 1b…上部胴下半モジュール 2… 上部胴側板 3… 上部胴補強材 4… 給水加熱器 5… 支持構造物 6… 器内抽気管 7… 下部胴 7a、7b、7c、7d… 下部胴分割部 8… 下部胴側板 9… 下部胴補強材 10… 下部胴胴部 12… 冷却管 13… 管板 14… 支え板 15… 管束 17… ホットウェル 18… 接続片 19… エキスパンション 20… 水室 21… 管束胴 27… 上部胴胴部 28… 給水加熱器モジュール 34… タービン基礎 34a… 排気開口部 35… メンテナンススペース 36… 鋼材 37… 鋼材脚 38… 復水器基礎 39… マット 40… 屋外 42… 外壁 43… 床 44… 仮開口 45… 床 46… 床補強材 47,48… 引き込み鋼材 49… 揚重装置 50… ロッド 51… タービン軸方向 60… 仮設揚重機
フロントページの続き (72)発明者 大久保 修 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3L065 AA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン建屋内の蒸気タービンを支持す
    るタービン基礎の復水器据付位置に据付けられ内部に冷
    却管を内蔵する下部胴と、下部胴の上部に接続され給水
    加熱器を内蔵する上部胴から構成される復水器の据付工
    事方法において、複数の前記冷却管を束状にした管束を
    復水器据付位置以外の場所で組立て、その後に前記管束
    を前記タービン基礎の復水器据付位置に搬入して、前記
    下部胴を組立据付けることを特徴とする復水器の据付工
    事方法。
  2. 【請求項2】 前記管束は前記冷却管の長手方向に沿っ
    て複数の部分に分けてその部分ごとに組立てられた後に
    タービン基礎の復水器据付位置に搬入されることを特徴
    とする請求項1に記載の復水器の据付工事方法。
  3. 【請求項3】 タービン建屋内の蒸気タービンを支持す
    るタービン基礎の復水器据付位置に据付けられ内部に冷
    却管を内蔵する下部胴と、下部胴の上部に接続され給水
    加熱器を内蔵する上部胴から構成される復水器の据付工
    事方法において、前記下部胴は冷却管の長手方向に沿っ
    て複数の部分に分けられてその部分ごとに復水器据付位
    置以外の場所で組立てられ、その後に前記下部胴の複数
    の部分を復水器据付位置に搬入して組立据付けることを
    特徴とする復水器の据付工事方法。
  4. 【請求項4】 タービン建屋内の蒸気タービンを支持す
    るタービン基礎の復水器据付位置に据付けられ内部に冷
    却管を内蔵する下部胴と、下部胴の上部に接続され給水
    加熱器を内蔵する上部胴から構成される復水器の据付工
    事方法において、前記上部胴は複数の部分に分けられて
    その部分ごとに復水器据付位置以外の場所で組立てら
    れ、その後に前記上部胴の複数の部分を復水器据付位置
    に搬入して組立据付けることを特徴とする復水器の据付
    工事方法。
  5. 【請求項5】 前記上部胴が、給水加熱器を内蔵する部
    分と、給水加熱器を内蔵しない部分とに分けられて、給
    水加熱器を内蔵する部分は復水器据付位置以外の場所で
    組立てられた後に前記タービン基礎の据付位置に搬入さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の復水器の据付工
    事方法。
  6. 【請求項6】 タービン建屋内の蒸気タービンを支持す
    るタービン基礎の復水器据付位置に据付けられ内部に冷
    却管を内蔵する下部胴と、下部胴の上部に接続され給水
    加熱器を内蔵する上部胴から構成される復水器の据付工
    事方法において、前記上部胴を前記下部胴に接続する下
    部と、その下部の上方の部分となる上部とに分け、前記
    上部胴の下部を復水器据付位置以外で組立てた後に前記
    下部胴の上に接続組立てし、その後に前記上部胴の上部
    の部材を接続組立てされた前記上部胴の下部の上に直接
    組立てることを特徴とする復水器の据付工事方法。
  7. 【請求項7】 タービン建屋内の蒸気タービンを支持す
    るタービン基礎に、複数の給水加熱器を内蔵する上部胴
    と、複数の冷却管を束状に組立てた管束を内蔵する下部
    胴とを搬入して復水器を組立据付ける復水器の据付工事
    方法において、タービン建屋内の復水器据付位置以外の
    場所で前記下部胴を一体に組立てた後に、前記下部胴を
    復水器据付位置に搬入することを特徴とする復水器の据
    付工事方法。
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