JP2002243259A - 単位ユニット複合ダンパ - Google Patents

単位ユニット複合ダンパ

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JP2002243259A
JP2002243259A JP2001036466A JP2001036466A JP2002243259A JP 2002243259 A JP2002243259 A JP 2002243259A JP 2001036466 A JP2001036466 A JP 2001036466A JP 2001036466 A JP2001036466 A JP 2001036466A JP 2002243259 A JP2002243259 A JP 2002243259A
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damper
module
shaft
vertical
unit
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JP2001036466A
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English (en)
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Tadashi Aikawa
正 相川
Fusayuki Mitsuhashi
総行 三ッ橋
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SANKO KOGYOSHO KK
Kajima Corp
Original Assignee
SANKO KOGYOSHO KK
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重複する駆動モータや制御装置を省略して、
低コスト化、省スペース化、制御の簡素化が達成できる
単位ユニット複合ダンパを得る。 【解決手段】 内設された駆動モータ7の駆動軸両端が
外部へ表出され、表出された駆動軸9の両端に軸連結手
段13が設けられた駆動モジュール3と、ダクト接続口
23を有する一つの主チャンバ19に、ダクト接続口2
3を有する複数の副チャンバ21が連通され、主チャン
バ19と副チャンバ21の各連通部25にそれぞれ所定
の角度に設定されるダンパ板27が設けられ、このダン
パ板27の固定されたダンパ軸29の両端が外部へ表出
され、表出されたダンパ軸29の両端に軸連結手段13
が設けられたダンパモジュール5とを備え、一つの駆動
モジュール3に対して複数のダンパモジュール5を、軸
連結手段13を介して自在に結合可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気流方向を切り替
える箇所が複数存在する任意のダクトシステムに用いら
れる単位ユニット複合ダンパに関し、さらに詳しくは、
一つの駆動モジュールに対して所要の数のダンパモジュ
ールを組み合わせて気流方向切替箇所を自在に構成する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】空調機からの調和空気を居室等へ供給し
たり、或いは居室の空気を空調機へ還気させるダクトシ
ステムには、気流方向を切り替える箇所が複数存在する
ものがある。例えば、居室空調モードと、躯体蓄熱モー
ドとに設定が切り替えられる躯体蓄熱兼用空調システム
の場合、空調機からの吹出ダクトには、居室吹出口又は
天井裏吹出口に流路を切り替える第一の流路切換ダンパ
が設けられ、空調機へのリターンダクトには、居室還気
口又は天井裏吸込口に流路を切り替える第二の流路切換
ダンパが設けられる。
【0003】これら第一、第二の流路切換ダンパには、
ダンパ板を開閉する駆動モータや、この駆動モータを制
御する制御装置が内蔵されている。これら流路切換ダン
パは、空調制御装置から送られる制御信号によって、個
々に開閉制御されて、流路を切り換えることができる。
【0004】即ち、居室空調モード時には、第一の流路
切換ダンパが居室吹出口に切り換えられるとともに、第
二の流路切換ダンパが居室還気口に切り換えられ、空調
機からの給気は、居室吹出口から居室に吹き出された
後、居室還気口から空調機のリターンへと還気される。
一方、躯体蓄熱モード時には、第一の流路切換ダンパが
天井裏吹出口に切り換えられるとともに、第二の流路切
換ダンパが天井裏吸込口に切り換えられ、空調機からの
給気は、天井裏吹出口から天井裏に吹き出され、スラブ
を冷却した後、天井裏吸込口から空調機のリターンへと
還気されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た流路切換ダンパは、駆動モータや制御装置が内蔵さ
れ、個々に開閉制御可能となったものがダクトシステム
の複数の気流方向切替箇所に設置されることになる。こ
のため、駆動モータや制御装置が重複して必要になり、
設備コストが増大した。また、駆動モータや制御装置が
重複して設けられるため、その分の設置スペースを大き
く確保しなければならない不利があった。さらに、個々
の流路切換ダンパを制御しなければならないため、制御
方法が複雑になるとともに、制御配線等も複雑になり、
工期が長くなり且つ施工コストも増大した。また、設備
の変更により新規のダンパが追加される場合には、駆動
モータ、制御装置の内蔵された高価な流路切換ダンパが
必要になり、追加コストを増大させることになった。ま
た、一般的に従来の流路切換ダンパは、風量の調節が行
えないため、異なる風量を切り替えるものとしては再利
用をすることができなかった。本発明は上記状況に鑑み
てなされたもので、重複する駆動モータや制御装置を省
略することにより、低コスト化、省スペース化、制御の
簡素化が達成できるとともに、風量調整が可能になるこ
とから再利用性も向上させることのできる単位ユニット
複合ダンパを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載の単位ユニット複合ダンパ
は、気流方向を切り替える箇所が複数存在する任意のダ
クトシステムに用いられる単位ユニット複合ダンパであ
って、内設された駆動モータの駆動軸両端が外部へ表出
され該表出された駆動軸の両端に軸連結手段が設けられ
た駆動モジュールと、ダクト接続口を有する一つの主チ
ャンバに、ダクト接続口を有する複数の副チャンバが連
通され前記主チャンバと該副チャンバの各連通部にそれ
ぞれ所定の角度に設定されるダンパ板が設けられ該ダン
パ板の固定されたダンパ軸の両端が外部へ表出され該表
出されたダンパ軸の両端に軸連結手段が設けられたダン
パモジュールとを具備し、一つの前記駆動モジュールに
対して複数の前記ダンパモジュールが前記軸連結手段を
介して結合されることを特徴とする。
【0007】この単位ユニット複合ダンパでは、駆動軸
の両端に軸連結手段が設けられた駆動モジュールと、主
チャンバと複数の副チャンバとを有しダンパ板の固定さ
れたダンパ軸の両端に軸連結手段が設けられたダンパモ
ジュールとを備えている。そして、ダクトシステムの気
流切替箇所数に応じ、一つの駆動モジュールに対して複
数のダンパモジュールが結合される。従って、所要の数
のダンパモジュールが組み合わされて、気流方向切替箇
所が自在に構成可能になる。これにより、任意のダクト
システムへの適用が可能になる。即ち、気流方向切替箇
所ごとに駆動モータを有した複数のダンパユニットを設
ける必要がなくなり、ダンパ設備の低コスト化、省スペ
ース化、制御の簡素化、及び構成部材の再利用性向上が
達成される。
【0008】請求項2記載の単位ユニット複合ダンパ
は、それぞれの前記ダンパ板が、任意な角度で固定自在
な角度調節手段を介して前記ダンパ軸に固定されること
を特徴とする。
【0009】この単位ユニット複合ダンパでは、それぞ
れのダンパ板が、角度調節手段によって任意な角度で固
定自在になる。即ち、ダンパモジュールのダンパ軸に
は、それぞれの連通部に対応した複数のダンパ板が固定
されているが、全てのダンパ板が同一の角度で取り付け
られている場合、副チャンバごとの気流の切り替えが行
えない。このため、例えば、一つの主チャンバに対して
二つの副チャンバが連通される例の場合には、一方の副
チャンバ連通部に設けられるダンパ板を気流に対して垂
直となるように角度設定し、他方の副チャンバ連通部に
設けられるダンパ板を気流に対して水平となるように角
度設定する。これにより、ダンパ軸が90°回転される
ごとに、二つの副チャンバが交互に主チャンバに切り替
え接続可能になる。このように、ダンパ板がダンパ軸に
対して任意な角度で固定自在になることで、副チャンバ
が二つ若しくは二つ以上の場合においても、主チャンバ
に連通される副チャンバの組合せを任意に選択できるよ
うになる。また、ダンパ板が任意な角度で固定自在にな
るので、ダンパ板同士の角度を変えることで、連通部を
通過する副チャンバごとの風量設定が可能になる。
【0010】請求項3記載の単位ユニット複合ダンパ
は、それぞれの前記連通部に、角度調節可能に揺動自在
になり、前記ダンパ板と共働して前記連通部の気流通過
断面積を可変設定可能にするベーンが設けられたことを
特徴とする。
【0011】この単位ユニット複合ダンパでは、主チャ
ンバと副チャンバとの連通部が開かれている場合、つま
り、ダンパ板が気流に対して水平となっている場合、ベ
ーンが揺動されていると、ベーンの揺動先端とダンパ板
の端部とが接近した状態となる。即ち、気流通過断面積
が小さくなる。従って、気流通過断面積が最小となるベ
ーンの揺動角度から、ベーンの揺動角度を徐々に小さく
すれば、気流通過断面積が徐々に大きくなって行く。つ
まり、ベーンの揺動角度が可変されることにより、連通
部の気流通過断面積(絞り)が可変され、風量が調節可
能になる。
【0012】請求項4記載の単位ユニット複合ダンパ
は、直交配置されて連動回転する回転横軸と回転縦軸と
の両端が外部へ表出され該表出された回転横軸及び回転
縦軸のそれぞれの両端に軸連結手段が設けられた縦横拡
張モジュールを具備し、前記駆動モジュールの駆動軸
に、前記縦横拡張モジュールの回転縦軸を連結し、該縦
横拡張モジュールの回転横軸に、他の縦横拡張モジュー
ルの回転横軸を連結し、該他の縦横拡張モジュールの回
転縦軸に、前記ダンパモジュールのダンパ軸を連結する
ことで、前記ダンパモジュールが縦横に結合されること
を特徴とする。
【0013】この単位ユニット複合ダンパでは、回転横
軸と回転縦軸とを有した縦横拡張モジュールが備えら
れ、回転横軸と回転縦軸との両端部に軸連結手段が設け
られていることで、この縦横拡張モジュールが、駆動モ
ジュール、ダンパモジュール、或いは縦横拡張モジュー
ル同士と結合可能になる。従って、駆動モジュールの駆
動軸に、縦横拡張モジュールの回転縦軸が連結され、こ
の縦横拡張モジュールの回転横軸に、他の縦横拡張モジ
ュールの回転横軸が連結されることで、連結可能な縦横
拡張モジュールの回転縦軸が二つ確保されることにな
る。つまり、駆動モジュールの駆動軸が二つに増設され
たことになる。そして、これら縦横拡張モジュールの回
転縦軸に、ダンパモジュールのダンパ軸が連結されるこ
とで、ダンパモジュールが縦横に結合可能になる。この
ように、縦横拡張モジュールが備えられることで、ダン
パモジュールの縦横任意な方向への拡張が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る単位ユニット
複合ダンパの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明に係る単位ユニット複合ダンパ
の概略を示した構成図、図2はダンパモジュール内の駆
動機構例を示した構成図、図3はダンパモジュール内の
連通部における風量調節機構例を(a)(b)に示した
構成図である。
【0015】単位ユニット複合ダンパ1は、気流方向を
切り替える箇所が複数存在する任意のダクトシステムに
用いられる。単位ユニット複合ダンパ1は、基本的に、
駆動モジュール3と、ダンパモジュール5とにより構成
される。
【0016】駆動モジュール3には駆動モータ7が内設
され、駆動モータ7の駆動軸9の両端はケーシング11
の外部に表出されている。このケーシング11の外部に
表出された駆動軸9の両端には軸連結手段13が設けら
れている。軸連結手段13としては、例えば係合脱着自
在な雄カップリングと雌カップリングからなる軸連結用
カップリングを用いることができる。
【0017】また、駆動モジュール3内には、駆動モー
タ7の回転角度を制御する制御部15が内設されてい
る。制御部15は、図示しない空調制御盤から送られる
ダンパ切換信号を受けることにより、駆動モータ7へ回
転角度制御信号を送出するようになっている。駆動モー
タ7としては、回転角度が自在に制御可能となる例えば
ステッピングモータ等を用いることができる。
【0018】一方、ダンパモジュール5は、ケーシング
17の内部が、主チャンバ19と、複数(本実施の形態
では二つの)の副チャンバ21とに区画されている。ま
た、それぞれの主チャンバ19、副チャンバ21には、
ダクト接続口23が設けられている。主チャンバ19
は、それぞれの副チャンバ21に、連通部25によって
連通されている。この各連通部25には、連通部25を
開閉するダンパ板27が回転可能に設けられている。
【0019】図2に示すように、それぞれのダンパ板2
7は、ケーシング17を貫通(図示の上下方向に貫通)
するダンパ軸29に連結され、このダンパ軸29の回転
により連通部25を開閉するようになっている。ダンパ
軸29は、ケーシング17の外部へ両端が表出される。
表出されたダンパ軸29の両端には、上記と同様の軸連
結手段13がそれぞれ設けられている。図1に示した単
位ユニット複合ダンパ1の結合例では、一つの駆動モジ
ュール3に対して、二つのダンパモジュール5、5が直
列に結合されている。この場合、図2に示すように、駆
動モータ7の駆動軸9に対して、二つのダンパ軸29、
29が、軸連結手段13、13を介して直列に連結され
る。このように、単位ユニット複合ダンパ1では、一つ
の駆動モジュール3の駆動軸9に対して、任意の数のダ
ンパ軸29が連結可能になっている。
【0020】それぞれのダンパ板27は、図3(a)に
示す角度調節手段35を介してダンパ軸29に連結され
ている。ダンパ板27は、角度調節手段35によってダ
ンパ軸29に調節可能に固定される。この角度調節手段
35としては、例えばダンパ軸29に対して相対回転可
能な筒体37を外挿し、この筒体37にダンパ板27を
固着し、筒体37に螺合貫通させたストッパネジ39を
ダンパ軸29に圧接させ、相対回転を規制することによ
って、角度調節を可能にする構造等が考えられる。
【0021】このような角度調節手段35が設けられる
ことにより、それぞれのダンパ板27は、任意な角度で
固定自在になる。即ち、ダンパモジュール5のダンパ軸
29には、それぞれの連通部25に対応した複数のダン
パ板27が取り付けられているが、全てのダンパ板27
が同一の角度で取り付けられている場合には、副チャン
バ21ごとの気流の切り替えが行えない。このため、例
えば、一つの主チャンバ19に対して二つの副チャンバ
21が連通される例の場合には、一方の副チャンバ連通
部25に設けられるダンパ板27を気流に対して垂直と
なるように角度設定し、他方の副チャンバ連通部25に
設けられるダンパ板27を気流に対して水平となるよう
に角度設定する。
【0022】これにより、ダンパ軸29が90°回転さ
れるごとに、二つの副チャンバ21が交互に主チャンバ
19に切り替え接続可能になる。このように、ダンパ板
27がダンパ軸29に対して任意な角度で固定自在にな
ることで、副チャンバ21が二つ若しくは二つ以上の場
合においても、主チャンバ19に連通される副チャンバ
21の組合せを任意に選択できるようになる。また、ダ
ンパ板27が任意な角度で固定自在になるので、ダンパ
板27同士の角度を変えることで、連通部25を通過す
る副チャンバ21ごとの風量設定が可能になる。
【0023】また、ダンパ板27の近傍の連通部25に
は、図3(b)に示す揺動自在なベーン41が設けられ
てもよい。このベーン41は、揺動角度が任意に調節可
能なものとする。即ち、ベーン41の揺動角度を調節可
能にすることで、ダンパ板27と共働して連通部25の
気流通過断面積sを可変設定可能にする。
【0024】このようなベーン41を設けたダンパモジ
ュール5では、主チャンバ19と副チャンバ21との連
通部25が開かれている場合、つまり、ダンパ板27が
気流に対して水平となっている場合、ベーン41が揺動
されていると、ベーン41の揺動先端とダンパ板27の
端部とが接近した状態となる。即ち、気流通過断面積s
が小さくなる。従って、気流通過断面積sが最小となる
ベーン41の揺動角度から、ベーン41の揺動角度を徐
々に小さくすれば、気流通過断面積sが徐々に大きくな
って行く。つまり、ベーン41の揺動角度が可変される
ことにより、連通部25の気流通過断面積(絞り)が可
変され、風量が調節可能になる。
【0025】図4はダンパモジュールの縦横方向の拡張
例を示した斜視図、図5は縦横拡張モジュールの概略を
示した構成図、図6は縦横拡張モジュールの変形例を示
した構成図である。単位ユニット複合ダンパ1は、その
構成部材として、縦横拡張モジュール45を備えるもの
であってもよい。縦横拡張モジュール45は、図5に示
すように、直交配置されて連動回転する回転横軸47と
回転縦軸49とがケーシング51に内設される。この回
転横軸47と回転縦軸49とは、両端がケーシング51
の外部へ表出される。外部へ表出された回転横軸47及
び回転縦軸49のそれぞれの両端には、上記と同様の軸
連結手段13が設けられている。
【0026】この縦横拡張モジュール45は、例えば、
図5に示すように、一つの縦横拡張モジュール45aの
回転縦軸49を駆動モジュール3の駆動軸9に直結し、
この縦横拡張モジュール45aの回転横軸47に、他の
縦横拡張モジュール45bの回転横軸47を連結するこ
とによって用いることができる。これにより、縦横拡張
モジュール45aの回転縦軸49にダンパモジュール5
が連結可能になるとともに、他の縦横拡張モジュール4
5bの回転縦軸49にも他のダンパモジュール5が連結
可能になり、ダンパモジュール5が縦横に自在に結合可
能になる。
【0027】この縦横拡張モジュール45は、駆動モジ
ュール3、ダンパモジュール5、或いは縦横拡張モジュ
ール45同士と結合可能になる。従って、上記のように
駆動モジュール3に対して並列に二つの縦横拡張モジュ
ール45a、45bを連結すれば、連結可能な縦横拡張
モジュール45の回転縦軸49が二つ確保されることに
なる。つまり、駆動モジュール3の駆動軸9が二つに増
設されたことになる。そして、これら縦横拡張モジュー
ル45の回転縦軸49に、ダンパモジュール5が連結さ
れることで、ダンパモジュール5が縦横に結合可能にな
る。このように、縦横拡張モジュール45が備えられる
ことで、ダンパモジュール5の縦横任意な方向への拡張
が可能になる。
【0028】この縦横拡張モジュール45の変形例とし
ては、例えば図6に示すように、回転縦軸49方向のケ
ーシング長Wが長い変形タイプ45cを備えてもよい。
このような変形タイプ45cが備えられれば、図6に示
すように、駆動モジュール3の一側面に上記した通常の
縦横拡張モジュール45を連結し、これら駆動モジュー
ル3と縦横拡張モジュール45の双方に隣接させて、変
形タイプ45cを連結すれば、図4に示すように、突出
部分をなくした納まりのよいブロック外形状での拡張が
可能になる。
【0029】上記した駆動モジュール3、ダンパモジュ
ール5、縦横拡張モジュール45は、連結プレート55
によって、相互に連結可能となっている。
【0030】次に、図1に示した単位ユニット複合ダン
パ1を、躯体蓄熱兼用空調システムに用いた例を説明す
る。図7は図1の単位ユニット複合ダンパが用いられた
躯体蓄熱兼用空調システムの構成図である。
【0031】天井裏内には空調機61と、第一のダンパ
モジュール5aと、第二のダンパモジュール5bを備え
た単位ユニット複合ダンパ1が設けられている。空調機
61の制御部63と、単位ユニット複合ダンパ1の制御
部15には躯体蓄熱兼用空調システムの制御装置65が
接続されている。
【0032】ダンパモジュール5aの主チャンバ19a
には、空調機61からの吹出口連結ダクト65が接続さ
れる。主チャンバ19aに接続された一方の副チャンバ
21bには居室吹出口67がダクト69を介して接続さ
れ、他方の副チャンバ21aには天井裏吹出口71が接
続されている。また、ダンパモジュール5bの主チャン
バ19bには、空調機61のリターン75がダクト77
を介して接続される。主チャンバ19bに接続された一
方の副チャンバ21dには居室還気口79が連通され、
他方の副チャンバ21cには天井裏吸込口83がダクト
85を介して接続されている。
【0033】そして、副チャンバ21a、副チャンバ2
1b、副チャンバ21c、副チャンバ21dの各ダンパ
板27が、図2に示すように、垂直、水平、垂直、水平
に角度設定されることで、居室空調モード時には、主チ
ャンバ19aと副チャンバ21b、主チャンバ19bと
副チャンバ21dが連通される。これにより、空調機6
1の吹出口が居室吹出口67に接続されるとともに、居
室還気口79が空調機61のリターンに接続される。従
って、空調機61からの給気は、居室吹出口67から居
室87に吹き出された後、居室還気口79から空調機6
1のリターンへと還気される。
【0034】一方、躯体蓄熱モード時には、駆動モジュ
ール3によってダンパモジュール5a、5bのダンパ軸
29が90°回転されることで、副チャンバ21a、副
チャンバ21b、副チャンバ21c、副チャンバ21d
の各ダンパ板27が、図2と逆の水平、垂直、水平、垂
直に角度設定され、主チャンバ19aと副チャンバ21
a、主チャンバ19bと副チャンバ21cが連通され
る。これにより、空調機61の吹出口が天井裏吹出口7
1に接続されるとともに、天井裏吸込口83が空調機6
1のリターンに接続される。従って、空調機61からの
給気は、天井裏吹出口71から天井裏89に吹き出さ
れ、スラブ91を冷却した後、天井裏吸込口83から空
調機61のリターンへと還気されることになる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る単位ユニット複合ダンパによれば、駆動軸の両端に軸
連結手段が設けられた駆動モジュールと、主チャンバと
複数の副チャンバとを有しダンパ板の固着されたダンパ
軸の両端に軸連結手段が設けられたダンパモジュールと
を備え、ダクトシステムの気流切替箇所数に応じ、一つ
の駆動モジュールに対して複数のダンパモジュールを結
合するようにしたので、所要の数のダンパモジュールを
組み合わせて気流方向切替箇所を自在に構成することが
でき、任意のダクトシステムへの適用を可能にすること
ができる。この結果、気流方向切替箇所ごとに駆動モー
タを有した複数のダンパユニットを設ける必要がなくな
り、ダンパ設備の低コスト化、省スペース化、制御の簡
素化、及び構成部材の再利用性向上を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単位ユニット複合ダンパの概略を
示した構成図である。
【図2】ダンパモジュール内の駆動機構例を示した構成
図である。
【図3】ダンパモジュール内の連通部における風量調節
機構例を(a)(b)に示した構成図である。
【図4】ダンパモジュールの縦横方向の拡張例を示した
斜視図である。
【図5】縦横拡張モジュールの概略を示した構成図であ
る。
【図6】縦横拡張モジュールの変形例を示した構成図で
ある。
【図7】図1の単位ユニット複合ダンパが用いられた躯
体蓄熱兼用空調システムの構成図である。
【符号の説明】
1…単位ユニット複合ダンパ、3…駆動モジュール、5
…ダンパモジュール、7…駆動モータ、9…駆動軸、1
3…軸連結手段、19…主チャンバ、21…副チャン
バ、23…ダクト接続口、25…連通部、27…ダンパ
板、29…ダンパ軸、35…角度調節手段、41…ベー
ン、45…縦横拡張モジュール、47…回転横軸、49
…回転縦軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三ッ橋 総行 東京都大田区京浜島2丁目7番6号 株式 会社三功工業所内 Fターム(参考) 3L081 AA03 AB02 DA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気流方向を切り替える箇所が複数存在す
    る任意のダクトシステムに用いられる単位ユニット複合
    ダンパであって、 内設された駆動モータの駆動軸両端が外部へ表出され該
    表出された駆動軸の両端に軸連結手段が設けられた駆動
    モジュールと、 ダクト接続口を有する一つの主チャンバに、ダクト接続
    口を有する複数の副チャンバが連通され前記主チャンバ
    と該副チャンバの各連通部にそれぞれ所定の角度に設定
    されるダンパ板が設けられ該ダンパ板の固定されたダン
    パ軸の両端が外部へ表出され該表出されたダンパ軸の両
    端に軸連結手段が設けられたダンパモジュールとを具備
    し、 一つの前記駆動モジュールに対して複数の前記ダンパモ
    ジュールが前記軸連結手段を介して結合されることを特
    徴とする単位ユニット複合ダンパ。
  2. 【請求項2】 それぞれの前記ダンパ板が、任意な角度
    で固定自在な角度調節手段を介して前記ダンパ軸に固定
    されることを特徴とする請求項1記載の単位ユニット複
    合ダンパ。
  3. 【請求項3】 それぞれの前記連通部に、角度調節可能
    に揺動自在になり、前記ダンパ板と共働して前記連通部
    の気流通過断面積を可変設定可能にするベーンが設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の単位ユニット複合
    ダンパ。
  4. 【請求項4】 直交配置されて連動回転する回転横軸と
    回転縦軸との両端が外部へ表出され該表出された回転横
    軸及び回転縦軸のそれぞれの両端に軸連結手段が設けら
    れた縦横拡張モジュールを具備し、 前記駆動モジュールの駆動軸に、前記縦横拡張モジュー
    ルの回転縦軸を連結し、該縦横拡張モジュールの回転横
    軸に、他の縦横拡張モジュールの回転横軸を連結し、該
    他の縦横拡張モジュールの回転縦軸に、前記ダンパモジ
    ュールのダンパ軸を連結することで、前記ダンパモジュ
    ールが縦横に結合されることを特徴とする請求項1記載
    の単位ユニット複合ダンパ。
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