JP2002243216A - ダイナミック型氷蓄熱システム及びその運転方法と予測方法 - Google Patents
ダイナミック型氷蓄熱システム及びその運転方法と予測方法Info
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Abstract
的で大きな熱負荷が発生しても,0℃近くの低温の冷水
を連続して得ることが可能なダイナミック型氷蓄熱シス
テム及びその運転方法を提供する。 【解決手段】 氷12を蓄える蓄熱槽10と,蓄熱槽1
0から取水した水11を冷却し,氷・水スラリーにして
蓄熱槽10に供給する製氷サイクル20と,蓄熱槽10
から取水した水11を熱交換し,昇温した水11を蓄熱
槽に戻す解氷サイクル50とを備えたダイナミック型氷
蓄熱システム1において,予め設定された冷却負荷の時
間的変化に基づいて,蓄熱槽10から取水される水11
の温度を冷却負荷の運転終了まで演算し,この演算され
る水11の温度が冷却負荷の運転終了まで所定の上限温
度に達しない範囲で,製氷サイクル20の運転を停止可
能な最大時間Xを求め,この最大時間Xの間,製氷サイ
クル20の運転を停止させる。
Description
蓄熱槽システム及びその運転方法に関する。
い蓄熱槽に蓄える氷蓄熱システムが普及している。製氷
方式の氷蓄熱システムには,蓄熱槽内の伝熱管の廻りに
ブロック状の氷を製造し,製氷過程,蓄氷過程,解氷過
程を同一の蓄熱槽内で行うスタティック型氷蓄熱システ
ムと,蓄熱槽外の製氷機で製造した氷・水スラリーを蓄
熱槽に供給するダイナミック型氷蓄熱システムがあり,
スタティック型氷蓄熱システムは,ビル空調システムの
熱源機器や,工場での製造プロセスの冷却などで採用さ
れている。一方,ダイナミック型氷蓄熱システムは,近
年では,ビル空調システムの熱源機器などに採用されて
いる。
調システムと比べて,低温の冷水を連続(例えば24時
間運転など)して供給する必要がある。特に食品や医薬
品,半導体その他の電子部品等の製造プロセスなどにあ
っては,先鋭的で大きな冷却負荷(ピーク的な冷却負
荷)が発生した場合においても,常に0℃近くの低温の
冷水を供給することが要求される。このように低温の冷
水を昼夜通して連続して供給する場合,蓄熱槽内の水を
昇温させる解氷工程と蓄熱槽内の水を冷却する製氷工程
とが同時に行われることになる。
おいて,このように解氷工程と製氷工程とが同時になさ
れた場合,スタティック型氷蓄熱システムでは,氷の成
長と融解が限定された伝熱管の廻りで行われるので,蓄
熱槽内での熱源水(水)を冷却する能力は,伝熱管の表
面積あるいは氷の表面積に限定されてしまう。このため
スタティック型氷蓄熱システムでは,先鋭的で大きな熱
負荷に対しては,0℃近くの低温の冷水を連続して得る
ことが難しくなる。
氷蓄熱システムでは,蓄熱槽外で製造した氷・水スラリ
ーを供給した蓄熱槽内にシャーベット状の氷を蓄えるの
で,製氷工程と解氷工程が分離されている。空調用途の
一般的なダイナミック型氷蓄熱システムでは,製氷工程
と解氷工程が同時には行われないのが通常であるが,仮
にダイナミック型氷蓄熱システムにおいてそれらの工程
が同時になされた場合,蓄熱槽内の氷融解に係わりな
く,氷・水スラリーを蓄熱槽に供給でき,より先鋭的で
大きな熱負荷に対しても,0℃近くの低温の冷水を連続
して得ることが可能になる。ところが,ダイナミック型
氷蓄熱システムにおいて,このように製氷工程と解氷工
程を同時に行った場合,電力などのエネルギー費が高い
日中に製氷工程を行うことが回避し難くなる。
べく少なく抑えつつ,先鋭的で大きな熱負荷が発生して
も,0℃近くの低温の冷水を連続して得ることが可能な
ダイナミック型氷蓄熱システム及びその運転方法を提供
することにある。
に,本発明によれば,冷却負荷を冷却するダイナミック
型氷蓄熱システムであって,氷を蓄える蓄熱槽と,蓄熱
槽から取水した水を冷却し,氷・水スラリーにして蓄熱
槽に供給する製氷サイクルと,蓄熱槽から取水した水を
熱交換し,昇温した水を蓄熱槽に戻す解氷サイクルと,
蓄熱槽から製氷サイクルへの取水を制御する制御装置を
備え,制御装置は,予め設定された冷却負荷の時間的変
化に基づいて,蓄熱槽から取水される水の温度を冷却負
荷の運転終了まで演算し,該演算される取水の温度が冷
却負荷の運転終了まで所定の上限温度に達しないよう
に,製氷サイクルの運転を制御することを特徴とする,
ダイナミック型氷蓄熱システムが提供される。
と,蓄熱槽から取水した水を冷却し,氷・水スラリーに
して蓄熱槽に供給する製氷サイクルと,蓄熱槽から取水
した水を熱交換し,昇温した水を蓄熱槽に戻す解氷サイ
クルとを備えたダイナミック型氷蓄熱システムの運転方
法であって,予め設定された冷却負荷の時間的変化に基
づいて,蓄熱槽から取水される水の温度を冷却負荷の運
転終了まで演算し,該演算される水の温度が冷却負荷の
運転終了まで所定の上限温度に達しない範囲で,製氷サ
イクルの運転を停止可能な最大時間Xを求める工程と,
この最大時間Xの間,製氷サイクルの運転を停止させる
工程を有することを特徴とする,ダイナミック型氷蓄熱
システムの運転方法が提供される。
定の下限停止時間(たとえば,冷凍機の再起動防止タイ
マーの時間)を超えていない場合は,製氷サイクルの運
転を停止させないものであっても良い。また,蓄熱槽か
ら取水した水を製氷サイクルにおいて氷・水スラリーに
して蓄熱槽に供給する工程と,蓄熱槽から取水した水を
解氷サイクルにおいて熱交換して昇温した水を蓄熱槽に
戻す解氷工程を,時期的に重複して行うことも可能であ
る。
に対し冷熱の供給が下回ることはなく,製氷サイクルの
運転時間を短縮しつつ,冷却負荷の運転終了まで,水の
温度を所定の上限温度に達しない範囲に制御でき,冷却
負荷に対して所定の温度以下に冷却した熱媒を運転終了
まで供給することが可能となる。また本発明によれば,
氷を蓄える蓄熱槽と,蓄熱槽から取水した水を冷却し,
氷・水スラリーにして蓄熱槽に供給する製氷サイクル
と,蓄熱槽から取水した水を熱交換し,昇温した水を蓄
熱槽に戻す解氷サイクルとを備えたダイナミック型氷蓄
熱システムを運転するにあたり,予め設定された冷却負
荷の時間的変化に基づいて,蓄熱槽から取水される水の
温度を冷却負荷の運転終了まで演算し,該演算される水
の温度が冷却負荷の運転終了まで所定の上限温度に達し
ない範囲で,製氷サイクルの運転を停止可能な最大時間
Xを求めることを特徴とする,ダイナミック型氷蓄熱シ
ステムにおける最大時間Xの予測方法が提供される。
態を図面を参照にして説明する。図1に示されるよう
に,本発明の実施の形態にかかるダイナミック型氷蓄熱
システム1(以下,「氷蓄熱システム1」)において,
蓄熱槽10の内部に水11が充填されている。また,こ
の蓄熱槽10の内部の水11に,次に説明する製氷サイ
クル20によって生成されたシャーベット状の氷12が
蓄えられている。蓄熱槽10の底部には温度センサー1
3が装着されており,蓄熱槽10内の水11の温度T1
が,この温度センサー13によって検知されている。
(底部または氷の存在しない範囲の下方)から取水する
製氷取水管21と,この製氷取水管21に設けられたポ
ンプ22の稼働によって蓄熱槽10から取水した水11
を予熱する予熱器23と,この予熱器23による予熱後
において,水11を氷点下温度まで冷却させる製氷のた
めの過冷却器24を備えている。製氷取水管21には,
流量センサー25と温度センサー26が装着されてお
り,製氷取水管21によって送液される水11の流量F
1が流量センサー25によって検知され,予熱器23を
経て過冷却器24に送液される水11の温度T2が,温
度センサー26によって検知されている。
製造プロセス30との間で熱媒水を循環させる熱媒循環
回路31が導入されている。予熱器23においては,こ
うして熱媒循環回路31を経て製造プロセス30に循環
供給される熱媒水と,製氷取水管21を送液される水1
1とが熱交換を行い,熱媒水は冷却され,水11は加熱
される。これにより,製造プロセス30には予熱器23
にて冷却された熱媒水が循環供給され,過冷却器24に
は予熱器23にて加熱された水11が供給される。
たブライン(不凍液)が,ポンプ41の稼働によって,
ブライン往管42及びブライン還管43を経て循環供給
されている。冷凍機40は,ブラインを氷点下温度まで
冷却するための冷凍機凝縮器や冷却塔などを備える。
供給された水11を,ブラインの冷熱により−2〜−3
℃の過冷却状態に冷却させる。こうして過冷却状態に冷
却させられた水11が過冷却器24から吐出され,過冷
却解除パイプ45において水の状態から氷の状態に相変
化し,氷・水スラリーとなって蓄熱槽10内に供給され
るようになっている。これにより,蓄熱槽10の内部に
は,水11にシャーベット状の氷12が蓄えられた状態
となる。
送液するブライン往管42には,流量センサー46と温
度センサー47が装着されており,ブライン往管42に
送液されるブラインの流量F2が流量センサー46によ
って検知され,過冷却器24に送液されるブラインの温
度T3が,温度センサー47によって検知されている。
ブライン還管43には,温度センサー48が装着されて
おり,ブライン還管43を経て冷凍機40に戻されるブ
ラインの温度T4が,温度センサー48によって検知さ
れている。
ら冷水を取水する解氷取水管51と,この解氷取水管5
1に設けられ,蓄熱槽10から水11を取水して冷熱を
負荷に供するためのポンプ52と,製造プロセス30の
熱媒水を水11と熱交換させる冷却器53を備えてい
る。なお,取水を直接製造プロセス30に供給するシス
テムであっても良い。その場合,水11と例えば飲料を
直接熱交換する熱交換器が冷却器53に該当する。解氷
取水管51には,流量センサー55と温度センサー56
が装着されており,解氷取水管51によって送液される
水11の流量F3が流量センサー55によって検知さ
れ,水11の温度T5が,温度センサー56によって検
知されている。
で熱媒水を循環させる熱媒循環回路32が導入されてい
る。冷却器53においては,こうして熱媒循環回路32
を経て製造プロセス30に循環供給される熱媒水と,解
氷取水管51を送液される水11とが熱交換を行い,熱
媒水は冷却され,水11は加熱される。これにより,製
造プロセス30には冷却器53にて冷却された熱媒水が
循環供給され,冷却器53にて加熱された水11は,解
氷取水管51から蓄熱槽10の上方に再び戻される。昇
温した水11は槽内の氷12を解氷する。
ッダ36を備えている。前述のように予熱器23から熱
媒循環回路31を経て供給された熱媒水と冷却器53か
ら熱媒循環回路32を経て供給された熱媒水は,往ヘッ
ダ35で合流された後,供給管37によって製造プロセ
ス30の所望の場所に適宜供給されている。一方,製造
プロセス30の各箇所から戻り管38を経て戻された熱
媒水は,還ヘッダ36で合流された後,先に説明した熱
媒循環回路31及び熱媒循環回路32を経て予熱器23
と冷却器53に分配されて戻される。
料などの冷却が必要なものであり,製造プロセス30に
は,常に0℃近くの低温の冷水を供給することが要求さ
れている。製造プロセス30において要求される冷却負
荷の時間的変化は予め設定されており,この氷蓄熱シス
テム1に備えられた制御装置60に入力されている。ま
た,先に説明した温度センサー13によって検知された
水11の温度T1,温度センサー26によって検知され
た水11の温度T2,温度センサー47によって検知さ
れたブラインの温度T3,温度センサー48によって検
知されたブラインの温度T4,温度センサー56によっ
て検知された水11の温度T5と,流量センサー25に
よって検知された水11の流量F1,流量センサー46
によって検知されたブラインの流量F2,流量センサー
55によって検知された水11の流量F3が,制御装置
60にそれぞれ入力されている。後に説明するように,
制御装置60は,こうして入力された冷却負荷の時間的
変化と,各温度T1,T2,T3,T4,T5,流量F
1,F2,F3に基づいて演算を行い,製氷サイクル2
0において製氷取水管21に設けられたポンプ22,冷
凍機40及びポンプ41の稼働を制御するようになって
いる。なお,取水される水の温度は予熱器側,冷却器側
で同じ温度であり,温度センサーは符号26,47のい
ずれか一方のものであってもかまわない。
テム1において,製氷サイクル20にあっては,ポンプ
22の稼働により,蓄熱槽10の下部から取水された水
11が製氷取水管21を経て,予熱器23,過冷却器2
4の順に送液される。そして,予熱器23では,熱媒循
環回路31を送液される熱媒水と熱交換を行うことによ
り,水11は氷点を超える温度(例えば約0.5℃程
度)まで加熱され,過冷却器24まで送液される(な
お,取水温度が例えば約0.5℃以上の場合は,加熱さ
れない)。過冷却器24では,こうして供給される水1
1を,冷凍機40からブライン往管42及びブライン還
管43を経て循環供給されるブラインの冷熱により,−
2〜−3℃の過冷却状態に安定して冷却させる。こうし
て過冷却状態に冷却させられた水11が過冷却器24か
ら吐出され,過冷却解除パイプ45において水の状態か
ら氷の状態に相変化し,氷・水スラリーとなって蓄熱槽
10内に供給する。こうして,蓄熱槽10の内部には,
水11にシャーベット状の氷12が充填された状態とな
る。また,予熱器23において水11と熱交換をしたこ
とにより冷却された熱媒水は熱媒循環回路31を経て製
造プロセス30に循環供給される。
プ52の稼働により,蓄熱槽10の底部から取水された
水11が,解氷取水管51を経て冷却器53に送液され
る。そして,冷却器53では,熱媒循環回路32を送液
される熱媒水と熱交換を行うことにより水11は加熱さ
れ,こうして昇温した状態となって水11は,解氷取水
管51から蓄熱槽10の上方に再び戻される。また,冷
却器53において水11と熱交換をしたことにより冷却
された熱媒水は熱媒循環回路32を経て製造プロセス3
0に循環供給される。
23及び冷却器53にて冷却された熱媒水が供給される
こととなり,製造プロセス30に対して,常に0℃近く
の低温の冷水を供給することが可能となる。
ステム1にあっては,製造プロセス30において要求さ
れる冷却負荷の時間的変化は予め設定されており,この
冷却負荷の時間的変化は制御装置60に入力されてい
る。図2に示すように,先ず氷蓄熱システム1が起動さ
れると(S1),制御装置60には,温度センサー13
によって検知された水11の温度T1,温度センサー2
6によって検知された水11の温度T2,温度センサー
47によって検知されたブラインの温度T3,温度セン
サー48によって検知されたブラインの温度T4,温度
センサー56によって検知された水11の温度T5と,
流量センサー25によって検知された水11の流量F
1,流量センサー46によって検知されたブラインの流
量F2,流量センサー55によって検知された水11の
流量F3が,それぞれ入力される(S2)。
各温度T1,T2,T3,T4,T5,流量F1,F
2,F3に基づいて演算を行い,先ず,蓄熱槽10に残
っている残蓄熱量(冷熱量)を求める(S3)。ここ
で,蓄熱槽10に残っている残蓄熱量(冷熱量)の時間
的変化は,蓄熱槽10への冷熱の単位時間あたりの供給
量と,蓄熱槽10からの冷熱の単位時間あたりの取り出
し量(「製造プロセス30の熱媒水に供給される単位時
間あたりの冷熱量」に等しい)との差として表すことが
できる。そして,このように表される時間的変化を経時
的に積算(積分)することにより,蓄熱槽10に残って
いる残蓄熱量(冷熱量)を求める。
(冷熱量)を求めるにあたり,蓄熱槽10への冷熱の単
位時間あたりの供給量は,冷凍機40からブライン往管
42を経て過冷却器24に供給されるブラインの温度T
3と,過冷却器24からブライン還管43を経て冷凍機
40に戻されるブラインの温度T4との温度差T3−T
4及びブライン往管42及びブライン還管43を送液さ
れるブラインの流量F2に基づいて,ブラインの比熱及
び比重を考慮して求めることができる。蓄熱槽10から
の冷熱の単位時間あたりの取り出し量は,予熱器23に
よって水11から取り出される単位時間あたりの冷熱量
と,冷却器53によって水11から取り出される単位時
間あたりの冷熱量の和である。予熱器23によって水1
1から取り出される単位時間あたりの冷熱量は,蓄熱槽
10内の水11の温度T1と過冷却器24に送液される
水11の温度T2との差T1−T2及び製氷取水管21
を送液される水11の流量F1に基づいて,水11の比
熱及び比重を考慮して求めることができる。冷却器53
によって水11から取り出される単位時間あたりの冷熱
量は,蓄熱槽10内の水11の温度T1と冷却器53か
ら蓄熱槽10に戻される水11の温度T5との差T1−
T5及び解氷取水管51を送液される水11の流量F3
に基づいて,水11の比熱及び比重を考慮して求めるこ
とができる。
(冷熱量)を求めた後,次に制御装置60は,前述のよ
うに予め設定された製造プロセス30において要求され
る冷却負荷の時間的変化に基づいて,蓄熱槽10から取
水される水の温度T1(蓄熱槽10内の水11の温度T
1に等しい)を,冷却負荷である製造プロセス30の運
転終了まで演算する。こうして,演算された水11の温
度T1が冷却負荷である製造プロセス30の運転終了ま
で所定の上限温度に達しない範囲で,製氷サイクル20
の運転を停止可能な最大時間Xを求める(S4)。
られる。即ち,図3に示すように,先ず,最初に最大時
間X=0と仮定する(S10)。なお,最大時間X=0
とは,製氷サイクル20の運転を停止せずに,製造プロ
セス30の運転終了まで製氷サイクル20を連続運転さ
せる状態を意味する。こうして先ず最大時間X=0と仮
定と仮定して,蓄熱槽10から取水される水の温度T1
を,製造プロセス30の運転終了まで演算する(S1
1)。
度T1の時間的変化dT1/dtは,次式(1)によっ
て表すことができる。 C・ρ・η・V’(dT1/dt)=Q1−Q2 …(1)
装置60に設定されている冷却負荷の時間的変化であ
る。Q2は,蓄熱槽10内に浮遊している氷12の融解
熱量である。Cは,水の比熱である。ρは,水の比重で
ある。V’は蓄熱槽10内にあるシャーベット状の氷1
2以外の水11の領域の容積を示し,V’=V・ηであ
る。Vは,蓄熱槽10の容積である。ηは,蓄熱の利用
率を示し,η=1−(残蓄熱量/最大蓄熱量)である。
なお,Q2は別途の実験整理式(蓄熱槽の寸法,運転条
件(T5,F3),ηなどの関数)から求めることがで
きる。
(dT1/dt)を経時的に積算(積分)することによ
り,蓄熱槽10から取水される水11の温度T1を,製
造プロセス30の運転終了まで演算する。
蓄熱槽10内には氷・水スラリーが供給されており,図
4に模式的に示すように,蓄熱槽10内には氷12が浮
遊している氷層65の部分と,過冷却解除パイプ45か
ら落下した水11が蓄熱槽10内において氷12に接触
せずに,蓄熱槽10の下部まで流れるバイパス部分66
が存在する。この図4に示す計算モデルにおいては,蓄
熱槽10から取水される水の温度T1の時間的変化dT
1/dtは,次式(2)によって表すことができる。 C・ρ・V’・(dT1/dt) = C・ρ・F3・Tb+C・ρ・Fbw ・Tbw−C・ρ・(F3+Fbw)・T1 …(2)
の融解で蓄熱槽10の底部に形成される水域と氷層65
との境界温度である。Fbwは,バイパス部分66を流
れる水11の流量である。Tbwは,過冷却解除パイプ
45から落下した水11の温度(バイパス部分66を流
れる水11の温度に等しい)である。なお,Tbは,次
式(3)のQ2との関係から求めることができる。 Q2 = C・ρ・F3・(Tb−T5) …(3)
こうして表される時間的変化(dT1/dt)を経時的
に積算(積分)することにより,蓄熱槽10から取水さ
れる水11の温度T1を,製造プロセス30の運転終了
まで演算することができる。
の温度T1を,製造プロセス30の運転終了まで演算し
た後,図3に示すように,水11の温度T1の温度が製
造プロセス30の運転終了までの間において,所定の上
限温度未満であるか否かを判定する(S12)。ここ
で,所定の上限温度は,製造プロセス30の要求によっ
て定められ,例えば飲料を冷却する製造プロセスなどに
あっては,例えば1.5℃程度に定められる。
セス30の運転終了までの間において,水11の温度T
1の温度が常に所定の上限温度未満である場合は,最大
時間X=X+ΔXとする(S13)。次に,このように
ΔXだけ増やした最大時間Xについて,先と同様に,再
び蓄熱槽10から取水される水の温度T1を,製造プロ
セス30の運転終了まで演算する(S11)。その後,
水11の温度T1の温度が製造プロセス30の運転終了
までの間において,所定の上限温度未満であるか否かを
判定する(S12)。こうして,製造プロセス30の運
転終了までの間において,水11の温度T1の温度が常
に所定の上限温度未満である限り,最大時間XをΔXず
つ増やし続ける。
度T1の温度が製造プロセス30の運転終了までの間に
おいて,所定の上限温度以上となった場合は,最大時間
Xを決定する(S14)。この場合,最大時間Xは,水
11の温度T1の温度が所定の上限温度以上となる直前
の時間とする。こうして,最大時間Xが求められる。
最大時間Xが所定の下限停止時間を越えているか否かを
判定する(S5)。ここで,所定の下限停止時間は,冷
凍機40によって定められ,例えば冷凍機40の再起動
防止タイマーの値で定められる。
が所定の下限停止時間を越えている場合は,製氷サイク
ル20の運転を停止させる(S6)。この場合,製氷取
水管21に設けられたポンプ22,冷凍機40及びポン
プ41の稼働を停止させることにより,製氷サイクル2
0の運転を停止させる。なお,冷凍機40に,上述した
ような下限停止時間がない場合は,このS5に示す判定
は省略し,最大時間Xが0である場合を除いて,直ちに
製氷サイクル20の運転を停止させて良い。
せた後,先と同様に,制御装置60は,その時点の各温
度T1,T2,T3,T4,T5及び各流量F1,F
2,F3に基づいて再び演算を行い,蓄熱槽10に残っ
ている残蓄熱量(冷熱量)を求める(S3)。その後,
制御装置60は,予め設定された製造プロセス30にお
いて要求される冷却負荷の時間的変化に基づいて,蓄熱
槽10から取水される水の温度T1(蓄熱槽10内の水
11の温度T1に等しい)を,冷却負荷である製造プロ
セス30の運転終了まで再び演算し,水1の温度T1が
冷却負荷である製造プロセス30の運転終了まで所定の
上限温度に達しない範囲で,製氷サイクル20の運転を
停止可能な最大時間Xを,先に図3で説明した工程に従
って求める(S4)。そして,最大時間Xが所定の下限
停止時間を越えているか否かを判定する(S5)。こう
して,最大時間Xが所定の下限停止時間を越えなくなる
まで,製氷サイクル20の運転を停止させる。なお,冷
凍機40に,上述したような下限停止時間がない場合
は,最大時間Xが0になるまで,製氷サイクル20の運
転を停止させる。
の下限停止時間を越えなくなった場合は,製氷サイクル
20の運転は停止させない。なお,冷凍機40に,上述
したような下限停止時間がない場合は,最大時間Xが0
である場合,製氷サイクル20の運転を停止させないよ
うにする(なお,冷凍機40に,上述したような下限停
止時間を例えば別に設けた冷凍機の稼働や冷系統の冷熱
などでまかなうなど,顧慮する必要のない場合で最大負
荷がない場合は,最大時間Xが0である場合,製氷サイ
クル20の運転を停止させないようにする)。
せない場合も,先と同様に,制御装置60は,常にその
時点の各温度T1,T2,T3,T4,T5及び各流量
F1,F2,F3に基づいて再び演算を行い,蓄熱槽1
0に残っている残蓄熱量(冷熱量)を求め(S3),以
下同様に,水1の温度T1が冷却負荷である製造プロセ
ス30の運転終了まで所定の上限温度に達しない範囲
で,製氷サイクル20の運転を停止可能な最大時間Xを
求める(S4)。こうして,最大時間Xが所定の下限停
止時間を越えているか否かを判定するか(S5),もし
くは最大時間Xが0になったか否かを判定し,製氷サイ
クル20の運転を制御する。
1は,製氷サイクル20の運転時間を短縮しつつ,冷却
負荷である製造プロセス30の運転終了まで,水1の温
度T1を所定の上限温度に達しない範囲に制御すること
ができる。これにより,製造プロセス30に対し,所定
の温度以下に冷却した熱媒水を運転終了まで供給するこ
とが可能となる。必要十分な製氷がされるので省エネル
ギー的である。
を説明したが,本発明はここで説明した形態に限定され
ない。例えば,冷却負荷の一例として食品などの製造プ
ロセス30を示して説明したが,本発明において冷却負
荷はそのような製造プロセスに限られるものではなく,
例えば空調(建物の冷房など)や他の熱源器(冷蔵,シ
ョーケースの冷却,ケーブルトンネルの冷却)など,製
造プロセス以外の冷却負荷について本発明を適用しても
良い。
明した氷蓄熱システムにおいて,本発明に従って運転を
行った場合についてシミュレーションした。図5中の実
線70は,横軸を時間,左側の縦軸を単位時間あたりの
冷却負荷として表した,一日における冷却負荷の変化を
示している。製造プロセスの運転時間は0時から22時
過ぎまでで,22時15分以降から24時には製造プロ
セスが運転されず,運転中は実線70で示したように冷
却負荷が変化すると想定した。また,製造プロセスの冷
却負荷は連続的には発生せず,一時間の間にも30分間
程度の先鋭的な負荷の発生と,残りの30分間程度の無
負荷の状態があると想定した。蓄熱槽の大きさは11×
14×2.27mH(容積350m3)で,製氷サイク
ルの能力(製氷能力)は1210Mcal/h(141
0kW),製氷サイクルに循環する水の定格流量は48
3m3/h,解氷サイクルに循環する水の定格流量は5
80m3/hである。蓄熱槽には,運転前に氷充填率I
PF=40%の氷が蓄えられている。以上のような氷蓄
熱システムにおいて,運転中,常に1.5℃以下の低温
の水を得るように制御した。
時間,右側の縦軸が流量で表される)で示すように,1
3時〜16時の間は冷凍機と冷凍機に送液するポンプの
稼働を停止し,製氷サイクルに循環する水とブラインの
流量を0m3/hとすることができ,製氷サイクルの運
転を停止できた。なお,図5中の実線72(横軸が時
間,右側の縦軸が流量で表される)で示すように,氷蓄
熱システムの運転中は,解氷サイクルは運転を続けてお
り,4時15分〜6時の間を除いて解氷サイクルには常
に水が循環している。氷蓄熱システムの運転中,13時
〜16時以外の間は,製氷サイクルの運転と解氷サイク
ルが運転が両方とも行われる。図5中には,加えて,予
熱器23での交換熱量の経時的変化を一点鎖線73(横
軸が時間,左側の縦軸が単位時間あたりの冷却負荷で表
される)で示し,冷却器53での交換熱量の経時的変化
を点線74(横軸が時間,左側の縦軸が単位時間あたり
の冷却負荷で表される)で示した。
ラフである。図6中の一点鎖線80(横軸が時間,左側
の縦軸が温度で表される)で示すように,氷蓄熱システ
ムの運転中,常に1.5℃以下の低温の水を蓄熱槽から
取水できることが演算された。なお図6中には,加え
て,過冷却器に供給される水の温度の経時的変化を実線
81(横軸が時間,左側の縦軸が温度で表される)で示
し,解氷サイクルから蓄熱槽へ戻される水の温度の経時
的変化を実線82(横軸が時間,左側の縦軸が温度で表
される)で示し,残蓄熱率(残蓄熱量/運転前の蓄熱
量)の経時的変化を実線83(横軸が時間,左側の縦軸
が残蓄熱率)で示した。なお,運転を停止できる最大時
間は上述のように求めるが,その最大時間を割り振る時
刻は,最も電力料金が高価な時間帯とする。この例では
真昼であり,その製氷サイクルの運転停止中(13時〜
16時)も残蓄熱量を演算した。但し,氷蓄熱システム
の運転を行わない4時15分〜6時の間は残蓄熱量の演
算はせず,製氷もしていない。残蓄熱比(残蓄熱量/運
転前の蓄熱量)を0.4以上に維持することで,1.5
℃以下の低温の冷水が常に得られた。また,運転終了時
には運転前の蓄熱量に戻すことができ,翌日の運転が可
能になった。
間を短縮しつつ,冷却負荷の運転終了まで,水の温度を
所定の上限温度に達しない範囲に制御でき,冷却負荷に
対して所定の温度以下に冷却した熱媒を運転終了まで供
給することが可能となる。そして,製氷サイクルの運転
時間を短縮することにより,製氷コストをなるべく少な
く抑えることが可能となる。
蓄熱システムの概略的な構成を示す説明図である。
蓄熱システムにおける,制御装置の演算工程を示すフロ
ーチャートである。
ートである。
ある。
化と製氷サイクルの運転の制御を示すグラフである。
る水の温度の時間的変化と残蓄熱率の時間的変化を示す
グラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 冷却負荷を冷却するダイナミック型氷蓄
熱システムであって,氷を蓄える蓄熱槽と,蓄熱槽から
取水した水を冷却し,氷・水スラリーにして蓄熱槽に供
給する製氷サイクルと,蓄熱槽から取水した水を熱交換
し,昇温した水を蓄熱槽に戻す解氷サイクルと,蓄熱槽
から製氷サイクルへの取水を制御する制御装置を備え,
制御装置は,予め設定された冷却負荷の時間的変化に基
づいて,蓄熱槽から取水される水の温度を冷却負荷の運
転終了まで演算し,該演算される水の温度が冷却負荷の
運転終了まで所定の上限温度に達しないように,製氷サ
イクルの運転を制御することを特徴とする,ダイナミッ
ク型氷蓄熱システム。 - 【請求項2】 氷を蓄える蓄熱槽と,蓄熱槽から取水し
た水を冷却し,氷・水スラリーにして蓄熱槽に供給する
製氷サイクルと,蓄熱槽から取水した水を熱交換し,昇
温した水を蓄熱槽に戻す解氷サイクルとを備えたダイナ
ミック型氷蓄熱システムの運転方法であって,予め設定
された冷却負荷の時間的変化に基づいて,蓄熱槽から取
水される水の温度を冷却負荷の運転終了まで演算し,該
演算される水の温度が冷却負荷の運転終了まで所定の上
限温度に達しない範囲で,製氷サイクルの運転を停止可
能な最大時間Xを求める工程と,この最大時間Xの間,
製氷サイクルの運転を停止させる工程を有することを特
徴とする,ダイナミック型氷蓄熱システムの運転方法。 - 【請求項3】 最大時間Xが所定の下限停止時間を越え
ていない場合は,製氷サイクルの運転を停止させないこ
とを特徴とする,請求項2のダイナミック型氷蓄熱シス
テムの運転方法。 - 【請求項4】 蓄熱槽から取水した水を製氷サイクルに
おいて氷・水スラリーにして蓄熱槽に供給する工程と,
蓄熱槽から取水した水を解氷サイクルにおいて熱交換し
て昇温した水を蓄熱槽に戻す解氷工程を,時期的に重複
して行うことを特徴とする,請求項2又は3のダイナミ
ック型氷蓄熱システムの運転方法。 - 【請求項5】 氷を蓄える蓄熱槽と,蓄熱槽から取水し
た水を冷却し,氷・水スラリーにして蓄熱槽に供給する
製氷サイクルと,蓄熱槽から取水した水を熱交換し,昇
温した水を蓄熱槽に戻す解氷サイクルとを備えたダイナ
ミック型氷蓄熱システムを運転するにあたり,予め設定
された冷却負荷の時間的変化に基づいて,蓄熱槽から取
水される水の温度を冷却負荷の運転終了まで演算し,該
演算される水の温度が冷却負荷の運転終了まで所定の上
限温度に達しない範囲で,製氷サイクルの運転を停止可
能な最大時間Xを求めることを特徴とする,ダイナミッ
ク型氷蓄熱システムにおける最大時間Xの予測方法。
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