JP2000337683A - 氷蓄熱ユニットにおける負荷予測制御方法 - Google Patents

氷蓄熱ユニットにおける負荷予測制御方法

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JP2000337683A
JP2000337683A JP11142786A JP14278699A JP2000337683A JP 2000337683 A JP2000337683 A JP 2000337683A JP 11142786 A JP11142786 A JP 11142786A JP 14278699 A JP14278699 A JP 14278699A JP 2000337683 A JP2000337683 A JP 2000337683A
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JP
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heat
load
brine
chiller
ice
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JP11142786A
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English (en)
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Yasuhide Mochimatsu
康秀 用松
Toshisuke Onoda
利介 小野田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術では、正確な負荷予測をすることが、
難しくチラーの最適運転を行うことが、困難で空調終了
までに蓄熱が足りなかったり、余ったりする傾向があっ
た。 【解決手段】前日の実負荷をもって当日の負荷を予測す
ることで精度の高い制御が可能で蓄熱の有効利用とチラ
ーの運転時間低減によるランニングコストの低減が可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷蓄熱ユニットシ
ステムの冷房空調時のピークカット運転において負荷予
測制御方法を用いてチラーの運転/停止を行う制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、氷蓄熱ユニットにもあらかじめ決
められた負荷における蓄熱減少カーブを用いて現在の蓄
熱残量が、蓄熱減少カーブより上にあるとチラー停止、
下にあるとチラー起動するものや気象データを入力する
ものやニューロなどの負荷予測制御方法が知られてい
る。また、特開平6−187013 号公報には、蓄熱量の時間
推移による負荷予測方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今まで
の制御方法では、予想負荷と実負荷が必ずしも一致しな
く、1日の運転の中で蓄熱が足りなかったり、余ったり
する欠点があった。
【0004】本発明の目的は、ピークカット運転のなか
で負荷にそったチラー運転によるピークカット時間帯の
蓄熱の確保と空調終了時刻における完全解氷を行うこと
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の負荷予測には、
実負荷を使用しているが、実負荷の判断材料としては、
チラーの発生熱量と蓄熱減少量を使用している。チラー
の発生熱量には、温度センサによるチラー入口/出口の
ブライン温度差を用い、蓄熱減少には水位センサーによ
る水位変位を使用している。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の負荷予測制御を
行うための氷蓄熱ユニットのフロー図であり、熱源機に
は熱源機内のブライン熱交換器7のみを設けてあるシン
グルクーラー式熱源器6aを使用し、冷水とブラインを
熱交換させるブライン/水熱交換器16,蓄熱槽10,
蓄熱槽内の製氷熱交換器11,蓄熱槽内に冷水を散水す
る散水ヘッダー13,ブラインの温度差による体積差を
吸収する膨張タンク16とブラインポンプ14,ブライ
ン切換電動弁MB−1,ブライン切換電動弁MB−2,
プレート熱交換器からの冷水と蓄熱槽からの冷水を混合
させる電動三方弁MV,チラー入口のブライン温度を測
定するTBi,チラー出口のブライン温度を測定するTB
o,蓄熱槽内の水位を測定するLF,槽内温度を測定す
るT4,冷水出口温度を測定するT1とこれらを接続す
るブライン配管,冷水配管より構成している。冷水が冷
房空調運転時には冷水入口17から流入,冷水出口18
から流出する。
【0007】冷房蓄熱運転の際は、ブライン切換電動弁
MB−1を閉,MB−2を開にしてブラインポンプ14
と熱源機6aを運転して製氷熱交換器11の表面に氷を
生成させる。冷房空調運転の際は、ブライン切換電動弁
MB−1を開,MB−2を閉にしてブラインポンプ14
と熱源機6aを運転させ負荷側の戻り冷水をブライン/
水熱交換器16で冷却しかつ蓄熱槽10内の冷水と混合
して負荷側へ流出する。
【0008】上記課題を解決するため、負荷予測制御方
法を用いて負荷にそったチラー運転方法とし、蓄熱を有
効利用する。負荷予測制御は、冷房空調運転時において
1日の氷蓄熱ユニットの冷房能力量を1日の負荷量と見
なして氷蓄熱ユニットの能力100%,85%,70
%,50%における1日の能力線図を図2に示す負荷予
測線図A,B,C,Dパターンとする(図2)。
【0009】また、A,B,C,Dパターンの選定方法
は、前日の16時における実負荷と負荷予測量を比較し
当日の運転モードを決定する。例えば、16時までCパ
ターンによる運転を行っていた場合は下記条件のモード
変更を行う。
【0010】
【数1】ΣQ(16)>ΣQB(16)・・・・・・・・当日の
開始モードをBモードとする。
【0011】ΣQC(16)>ΣQ(16)>ΣQD(16)・・当
日の開始モードをCモードとする。
【0012】ΣQ(16)<ΣQD(16)・・・・・・・・当
日の開始モードをDモードとする。
【0013】ΣQ(16):16時における実負荷、 ΣQB(16):16時におけるBモードの負荷予測量、 ΣQC(16):16時におけるCモードの負荷予測量、 ΣQD(16):16時におけるCモードの負荷予測量とす
る。
【0014】上記実負荷の測定方法としては、ユニット
内のブライン入口センサーTBiとブライン出口センサー
TBoの温度差による熱量Q1 と蓄熱槽内水位LFの減少
量による熱量Q2 を加算したものを実負荷Q3 とし下記
により算出する。
【0015】
【数2】Q1 =V・C・γ・(TBi−TBo) Q2 =a・ΔL Q3 =Q1 +Q2 V:ブライン流量(固定値) C:ブライン比熱(固定値) γ:ブライン比重(固定値) a:水位1mmあたりの熱量(固定値) ΔL:蓄熱完了水位−現在水位 また、A,B,C,Dパターンには、それぞれの負荷条
件においてピークカット時間帯に必要な蓄熱量を維持す
ることと空調終了時刻までに蓄熱を使いきるために空調
開始時刻〜ピークカット開始時刻の間で必要なチラー6
aの運転時間を割り付けている。
【0016】また、負荷パターンの選択誤りがない様に
当日の午前中に数回現在時刻における実負荷と運転して
いる負荷予測線図の予測負荷量を比較して上記16時の
モード変更と同じ内容のモード変更を行う。
【0017】
【発明の効果】請求項1の本発明により、実負荷を氷蓄
熱ユニット内センサーによって簡単に精度よく測定する
ことが可能である。また、前日の予測が外れた場合でも
当日3回運転パターンを見直すことでより正しい当日の
負荷パターンを選択可能である。
【0018】請求項2の本発明により、負荷にそったチ
ラーの運転時間にすることにより効率良い蓄熱の利用が
可能であり、かつピークカット時の蓄熱の確保,空調終
了時刻までの完全解氷が可能である。
【0019】また、完全解氷によりチューブの過剰着氷
問題の軽減と効率良いチラー運転によるランニングコス
トの低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による負荷予測制御を行うための氷蓄熱
ユニットを示すフロー図。
【図2】本発明による負荷予測制御を行うための負荷予
測線図。
【符号の説明】
6a…シングルクーラー式熱源機、7…ブライン熱交換
器、10…蓄熱槽、11…蓄熱槽内製氷熱交換器、13
…散水ヘッダー、14…ブラインポンプ、15…膨張タ
ンク、16…ブライン/水熱交換器、17…冷水入口、
18…冷水出口、MB−1,MB−2…ブライン切換電
動弁、MV…電動三方弁、TBi…チラー入口ブライン温
度、TBo…チラー出口ブライン温度、LF…蓄熱槽内水
位、T1…冷水出口温度、T4…蓄熱槽内温度。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チラーと蓄熱槽で構成された氷蓄熱ユニッ
    トにおいて、冷房空調時のチラーの発生熱量と蓄熱減少
    量によって、当日の実負荷を測定し、当日の負荷を予測
    することを特徴とする氷蓄熱ユニットにおける負荷予測
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記負荷予測方法を用いて冷房空調時に前
    日蓄熱した氷を1日の運転の中で有効利用するために負
    荷パターン別にチラーの運転時間を割り付けることを特
    徴とする請求項1記載の氷蓄熱ユニットにおける負荷予
    測制御方法。
JP11142786A 1999-05-24 1999-05-24 氷蓄熱ユニットにおける負荷予測制御方法 Pending JP2000337683A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243216A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Takasago Thermal Eng Co Ltd ダイナミック型氷蓄熱システム及びその運転方法と予測方法
JP2002257384A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Hitachi Ltd 氷蓄熱式熱源装置
CN102032727A (zh) * 2010-12-11 2011-04-27 上海汉福空气处理设备有限公司 变流量直接蒸发式冰蓄冷空调智能控制系统
CN112815473A (zh) * 2020-12-31 2021-05-18 珠海横琴能源发展有限公司 一种用于蓄冷空调系统的优化控制装置及控制方法
CN115523644A (zh) * 2022-11-04 2022-12-27 蘑菇物联技术(深圳)有限公司 控制空调系统的主机的方法、设备和存储介质

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