JP2002243180A - 床暖房装置および床暖房パネル材 - Google Patents

床暖房装置および床暖房パネル材

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JP2002243180A JP2001037232A JP2001037232A JP2002243180A JP 2002243180 A JP2002243180 A JP 2002243180A JP 2001037232 A JP2001037232 A JP 2001037232A JP 2001037232 A JP2001037232 A JP 2001037232A JP 2002243180 A JP2002243180 A JP 2002243180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを低減できる床暖房装置および床暖房
パネル材を提供すること。 【解決手段】 床仕上材5の裏面に当接して設けられ床
仕上材5を暖める床暖房装置において、床暖房装置10
は、床仕上材5に当接しその内側面21Aから外側面2
1Bに熱を伝導した後床仕上材5に放熱する放熱部20
と、この放熱部20内部に設けられた作動液40と、放
熱部20に沿って設けられた発熱部30とを備え、作動
液40は、発熱部30の熱によって加熱されて気化し、
放熱部20の内側面21Aに放熱した後再度液化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房装置および
床暖房パネル材に関する。例えば、住宅等の建物の床暖
房装置および床暖房パネル材に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、住宅等の建物には、暖房装置が設け
られている。建物の暖房装置としては、温風暖房装置の
ほか、床暖房装置が知られている。温風暖房装置は、温
風をダクトで室内に送り出すことにより室内を暖めるの
で、室内への吹き出し口付近の温度が高温になるうえ
に、足下付近の空気を暖めることが困難な場合があっ
た。これに対し、床暖房装置は、床そのものの温度を上
げて室内を暖房する低温放射暖房装置であって、床に温
水配管を複数施した温水式や、床に電熱ヒータを敷設し
た電熱式が知られている(特開平11−172778号
公報参照)。これらの床暖房装置は、床を暖めることに
よって足下付近の空気を暖め、この暖められた空気が自
然対流によって上昇し、室全体を暖めるようになってい
るため、温風暖房に比べ、室内全体を自然に暖めること
ができる。
【0003】図5および図6には、従来の床暖房装置の
全体斜視図および拡大斜視図が示されている。床暖房装
置50は、建物60(図5中2点鎖線で示す)内部の図
示しない床材内部に埋設され、温水ポンプ51を内蔵し
た温水ボイラ55と、この温水ポンプ51に連結された
往き温水管52と、この往き温水管52に連結され一定
間隔で並設された複数のパイプコイル53と、これらパ
イプコイル53と温水ポンプ51とを連結する還り温水
管54とを備えている。ここで、往き温水管52および
還り温水管54は、その周囲を覆う保温材56を備えて
いる。
【0004】このような床暖房装置50では、温水ボイ
ラ55によって加熱された温水が、温水ポンプ51で圧
送されて、往き温水管52内を通ってパイプコイル53
に到達して放熱することにより、床そのものを暖めるよ
うになっている。その後、放熱した温水は、還り温水管
54内を通って、温水ポンプ51に戻り、温水ボイラ5
5で再び加熱される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、パイプコイル5
3は、床面の温度分布を均一にするためにある程度狭い
間隔で設置する必要があり、材料費や製造費用がかかる
うえに、施工手間が多くコスト高となっていた。また、
パイプコイル53の代わりに電熱ヒータを用いた場合
も、同様の問題があった。また、パイプコイルの設置間
隔を広くするためにその直径を大きくしても、パイプコ
イル内の温水の流量が多くなって、温水ボイラや温水ポ
ンプにかかる負荷が大きくなってしまい、コスト高とな
っていた。
【0006】本発明の目的は、コストを低減できる床暖
房装置および床暖房パネル材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の床暖房装置は、次の構成を採用する。本発
明を図面を参照して説明すると、請求項1に記載の床暖
房装置10は、床材の裏面に当接して設けられ前記床材
を暖める床暖房装置において、前記床暖房装置10は、
前記床材5に当接しその内側面21Aから外側面21B
に熱を伝導した後前記床材に放熱する放熱部20と、こ
の放熱部内部に設けられた作動液40と、前記放熱部に
沿って設けられた発熱部30とを備え、前記作動液は、
前記発熱部の熱によって加熱されて気化し、前記放熱部
の内側面に放熱した後再度液化することを特徴とする。
【0008】この発明によれば、床暖房装置を放熱部と
作動液と発熱部とを含んで構成したので、発熱部で放熱
された熱によって作動液が気化して自然対流によって上
昇し、放熱部の内側面に放熱した後、再び液化する。放
熱部の内側面に放熱された熱は、放熱部の内側面から外
側面に伝導された後、床材に放熱されて床材を暖める。
したがって、作動液を介して発熱部で放熱された熱を放
熱部に伝達するから、発熱部の大きさに対して放熱部の
大きさを大きくして比較的広い面積の床材を暖めること
ができ、発熱部の小型化を実現できるうえに、その設置
本数を低減できるので、コストを低減できる。
【0009】請求項2に記載の床暖房装置は、請求項1
に記載の床暖房装置において、前記発熱部は、前記放熱
部の底面に設けられていることを特徴とする。この発明
によれば、発熱部を放熱部の底面に設けたので、つま
り、作動液が溜まる放熱部の底面に発熱部を設けたの
で、発熱部の熱を効率よく作動液に伝達できるから、作
動液の対流が円滑に行われることとなり、暖房効率を向
上できる。
【0010】請求項3に記載の床暖房装置は、請求項1
または2に記載の床暖房装置において、前記発熱部は、
前記放熱部の内部に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、発熱部を放熱部の内部に設けたの
で、作動液が発熱部に接することとなり、発熱部から作
動液への熱の伝達を円滑に行うことができ、暖房効率を
向上できる。
【0011】請求項4に記載の床暖房装置は、請求項1
から3のいずれかに記載の床暖房装置において、前記放
熱部は、扁平形状であることを特徴とする。この発明に
よれば、放熱部を扁平形状としたので、放熱部の厚みを
薄く保ちつつ床暖房機能を確保できるから、床暖房装置
を含む床の厚みを薄くすることができ、使い勝手を向上
できる。
【0012】請求項5に記載の床暖房装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の床暖房装置において、前記放
熱部は、前記床材との間に放熱板22を備えていること
を特徴とする。この発明によれば、放熱部に床材との間
に放熱板を設けたので、放熱部の内側面から伝導された
熱が、放熱板を介して床材の裏面全面に亘って均一に放
熱されるから、さらに暖房効率を向上できる。
【0013】請求項6に記載の床暖房装置は、請求項1
から5のいずれかに記載の床暖房装置において、前記床
暖房装置の周面のうち床材に当接していない部分は、断
熱材4で覆われていることを特徴とする。この発明によ
れば、床暖房装置の周面のうち床材に当接していない部
分を断熱材で覆ったので、発熱部で発生した熱が、床材
に放熱されずに外部に放熱されるのを防ぐことができる
から、暖房効率を向上できる。
【0014】請求項7に記載の床暖房装置は、請求項1
から6のいずれかに記載の床暖房装置において、前記発
熱部は、電熱ヒータ31であることを特徴とする。この
発明によれば、発熱部を電熱ヒータで構成したので、発
熱部を温水管で構成する場合に比べ、温水管内の清掃等
のメンテナンスが不要となるうえに発熱部を小型化でき
るから、コストを低減できる。
【0015】請求項8に記載の床暖房装置は、請求項7
に記載の床暖房装置において、前記発熱部には温度セン
サ36が接続され、この温度センサは、前記床材の裏面
に設けられていることを特徴とする。この発明によれ
ば、発熱部に温度センサを接続して床材の裏面に設けた
ので、温度センサが床材の温度を検知して自動的に電熱
ヒータを入切するので、床材の温度を一定温度に保つこ
とができるから、暖房効率を向上できる。
【0016】請求項9に記載の床暖房パネル材2,8
は、請求項1から8のいずれかに記載の床暖房装置を用
いる床暖房パネル材であって、前記床材と、この床材の
裏面に設けられた前記床暖房装置とを備えていることを
特徴とする。この発明によれば、床暖房パネル材を、床
材と、この床材の裏面に設けられた床暖房装置とを含ん
で構成したので、床暖房パネル材を予め工場等で製造し
ておくことによって、現場での床暖房装置の設置を容易
に行うことができ、コストを低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあ
たって、同一構成要件については同一符号を付し、その
説明を省略もしくは簡略化する。 〔第1実施形態〕図1には、本発明の第1実施形態に係
る床暖房パネル材2の全体斜視図が示されている。床暖
房パネル材2は、所定間隔でかつ互いに平行に設けられ
た複数本の図示しない根太材の上に設置されたベニヤ等
の床下地材3の上に複数設置されている。
【0018】床暖房パネル材2は、長方形状の平板材で
あって、床材としての床仕上材5と、この床仕上材5の
裏面に当接して設けられ床仕上材5を暖める床暖房装置
10と、床仕上材5の裏面に設けられ床暖房装置10の
周面のうち床材に当接していない部分を覆う断熱材4と
を備えている。
【0019】図2および図3には、床暖房パネル材2の
縦断面図および横断面図が示されている。床仕上材5
は、木質のフローリング材であるが、ゴムパットを備え
たフローリング材やカーペット等その他の材料でもよ
い。断熱材4は、その幅方向略中央に長さ方向に沿って
形成された溝6を備え、この溝6内に床暖房装置10を
有し、かつ、床仕上材5の裏面に接着材等で固定されて
いる。また、断熱材4は、発砲スチレンで形成されてい
るが、発泡コンクリート、発泡ウレタン等その他の材料
で形成されてもよい。
【0020】床暖房装置10は、床仕上材5に当接する
放熱部20と、この放熱部20内部に設けられた作動液
40と、放熱部20の外周底面に沿って設けられた発熱
部30とを備えている。
【0021】放熱部20は、アルミで扁平形状に形成さ
れ、筒状の本体21と、この本体21と床仕上材5との
間に介装され、かつその上面が床仕上材5の裏面全面に
亘って当接している放熱板22とを備えている。本体2
1は、断熱材4上に設置されるとともに、内側面21A
および外側面21Bとを備え、その下面には、その長さ
方向に沿って2つの互いに平行な凹部24A、24Bが
形成されている。なお、放熱部20は、アルミ製に限ら
ず、熱伝導率の大きい金属であれば、鉄、銅その他の金
属で形成されてもよい。放熱部20は、本体21の内側
面21Aから外側面21Bに熱を伝導した後、放熱板2
2を介して床仕上材5に放熱するようになっている。
【0022】発熱部30は、ニッケルクロム線、鉄クロ
ム線等を用いた電熱ヒータ31であって、放熱部20の
一端側から出発して、2つの凹部24A、24Bのうち
一方の凹部24Aと断熱材4との間を通って放熱部20
の他端側に到達し、折り返して、他方の凹部24Bと断
熱材4との間を通って再び放熱部20の一端側に戻るよ
うに設置されている。電熱ヒータ31には、その先端に
雄コネクタ34を備えたリード線32と、その先端に雌
コネクタ35を備えたリード線33が接続され、リード
線32,33のコネクタ34,35は床暖房パネル材2
の一端面から露出して、互いに隣接する床暖房パネル材
のコネクタ35,34と連結されるようになっている
(図1参照)。ここで、リード線33の中間部分には、
2個の温度センサ36が設けられ、これら温度センサ3
6は、床仕上材5の裏面であって、床仕上材5の長さ寸
法を3等分した箇所に設置されている。つまり、温度セ
ンサ36は発熱部30に接続されている。
【0023】作動液40は、発熱部30が発熱されるこ
とによって加熱されて気化し、放熱部20の本体21に
放熱した後再度液化するようになっている。
【0024】したがって、本実施形態によれば以下の効
果がある。 (1)床暖房装置10を放熱部20と作動液40と発熱
部30とを含んで構成したので、発熱部30で放熱され
た熱によって作動液40が気化して自然対流によって上
昇し、放熱部20の内側面21Aに放熱した後、再び液
化する。放熱部20の内側面21Aに放熱された熱は、
放熱部20の内側面21Aから外側面21Bに伝導され
た後、床仕上材5に放熱されて床仕上材5を暖める。し
たがって、作動液40を介して発熱部30で放熱された
熱を放熱部20に伝達するから、発熱部30の大きさに
対して放熱部20の大きさを大きくして比較的広い面積
の床仕上材5を暖めることができ、発熱部30の小型化
を実現できるうえに、その設置本数を低減できるので、
コストを低減できる。
【0025】(2)発熱部30を放熱部20の底面に設
けたので、つまり、作動液40が溜まる放熱部20の底
面に発熱部30を設けたので、発熱部30の熱を効率よ
く作動液40に伝達できるから、作動液40の対流が円
滑に行われることとなり、暖房効率を向上できる。
【0026】(3)放熱部20を扁平形状としたので、
放熱部20の厚みを薄く保ちつつ床暖房機能を確保でき
るから、床暖房装置10を含む床暖房パネル材2の厚み
を薄くすることができ、使い勝手を向上できる。
【0027】(4)放熱部20に床仕上材5との間に放
熱板22を設けたので、放熱部20の内側面21Aから
伝導された熱が、放熱板22を介して床仕上材5の裏面
全面に亘って均一に放熱されるから、さらに暖房効率を
向上できる。
【0028】(5)床暖房装置10の周面のうち床仕上
材5に当接していない部分を断熱材4で覆ったので、発
熱部30で発生した熱が、床仕上材5に放熱されずに外
部に放熱されるのを防ぐことができるから、暖房効率を
向上できる。
【0029】(6)発熱部30を電熱ヒータ31で構成
したので、発熱部30を温水管で構成する場合に比べ、
温水管内の清掃等のメンテナンスが不要となるうえに発
熱部を小型化できるから、コストを低減できる。
【0030】(7)電熱ヒータ31に温度センサ36を
接続して床仕上材5の裏面に設けたので、温度センサ3
6が床仕上材5の温度を検知して自動的に電熱ヒータ3
1を入切するので、床仕上材5の温度を一定温度に保つ
ことができるから、暖房効率を向上できる。
【0031】(8)床暖房パネル材2を、床仕上材5
と、この床仕上材5の裏面に設けられた床暖房装置10
とを含んで構成したので、床暖房パネル材2を予め工場
等で製造しておくことによって、現場での床暖房装置1
0の設置を容易に行うことができ、コストを低減でき
る。
【0032】〔第2実施形態〕図4には、本発明の第2
実施形態に係る床暖房パネル材8の断面図が示されてい
る。床暖房パネル材8は、第1実施形態と異なり、放熱
部20の本体21は、扁平形状の四角筒であって、その
内部の底面上に温水管で構成された発熱部30を備えて
いる。また、放熱板22は、その下面に略垂直に放熱片
25が立設され、本体21の長さ方向の両側面部に当接
している。したがって、本実施形態によれば、第1実施
形態で述べた(1)〜(5)、(8)の効果に加え、以下の効
果がある。
【0033】(9)発熱部30を放熱部20の内部に設
けたので、作動液40が発熱部30に接することとな
り、発熱部30から作動液40への熱の伝達を円滑に行
うことができ、暖房効率を向上できる。
【0034】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明の床暖房装置および床暖房パネル
材によれば、次のような効果が得られる。請求項1に記
載の床暖房装置によれば、床暖房装置を放熱部と作動液
と発熱部とを含んで構成したので、発熱部で放熱された
熱によって作動液が気化して自然対流によって上昇し、
放熱部の内側面に放熱した後、再び液化する。放熱部の
内側面に放熱された熱は、放熱部の内側面から外側面に
伝導された後、床材に放熱されて床材を暖める。したが
って、作動液を介して発熱部で放熱された熱を放熱部に
伝達するから、発熱部の大きさに対して放熱部の大きさ
を大きくして比較的広い面積の床材を暖めることがで
き、発熱部の小型化を実現できるうえに、その設置本数
を低減できるので、コストを低減できる。
【0036】請求項2に記載の床暖房装置によれば、発
熱部を放熱部の底面に設けたので、つまり、作動液が溜
まる放熱部の底面に発熱部を設けたので、発熱部の熱を
効率よく作動液に伝達できるから、作動液の対流が円滑
に行われることとなり、暖房効率を向上できる。
【0037】請求項3に記載の床暖房装置によれば、発
熱部を放熱部の内部に設けたので、作動液が発熱部に接
することとなり、発熱部から作動液への熱の伝達を円滑
に行うことができ、暖房効率を向上できる。
【0038】請求項4に記載の床暖房装置によれば、放
熱部を扁平形状としたので、放熱部の厚みを薄く保ちつ
つ床暖房機能を確保できるから、床暖房装置を含む床の
厚みを薄くすることができ、使い勝手を向上できる。
【0039】請求項5に記載の床暖房装置によれば、放
熱部に床材との間に放熱板を設けたので、放熱部の内側
面から伝導された熱が、放熱板を介して床材の裏面全面
に亘って均一に放熱されるから、さらに暖房効率を向上
できる。
【0040】請求項6に記載の床暖房装置によれば、床
暖房装置の周面のうち床材に当接していない部分を断熱
材で覆ったので、発熱部で発生した熱が、床材に放熱さ
れずに外部に放熱されるのを防ぐことができるから、暖
房効率を向上できる。
【0041】請求項7に記載の床暖房装置によれば、発
熱部を電熱ヒータで構成したので、発熱部を温水管で構
成する場合に比べ、温水管内の清掃等のメンテナンスが
不要となるうえに発熱部を小型化できるから、コストを
低減できる。
【0042】請求項8に記載の床暖房装置によれば、発
熱部に温度センサを接続して床材の裏面に設けたので、
温度センサが床材の温度を検知して自動的に電熱ヒータ
を入切するので、床材の温度を一定温度に保つことがで
きるから、暖房効率を向上できる。
【0043】請求項9に記載の床暖房パネル材によれ
ば、床暖房パネル材を、床材と、この床材の裏面に設け
られた床暖房装置とを含んで構成したので、床暖房パネ
ル材を予め工場等で製造しておくことによって、現場で
の床暖房装置の設置を容易に行うことができ、コストを
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る床暖房パネル材を
示す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る床暖房パネル材の縦断面図
である。
【図3】前記実施形態に係る床暖房パネル材の横断面図
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る床暖房パネル材を
示す断面図である。
【図5】従来の床暖房装置を示す全体斜視図である。
【図6】従来の床暖房装置の拡大斜視図である。
【符号の説明】
2,8 床暖房パネル材 4 断熱材 5 床材としての床仕上材 10 床暖房装置 20 放熱部 21A 内側面 21B 外側面 22 放熱板 30 発熱部 31 電熱ヒータ 36 温度センサ 40 作動液

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材の裏面に当接して設けられ前記床材
    を暖める床暖房装置において、 前記床暖房装置は、前記床材に当接しその内側面から外
    側面に熱を伝導した後前記床材に放熱する放熱部と、こ
    の放熱部内部に設けられた作動液と、前記放熱部に沿っ
    て設けられた発熱部とを備え、 前記作動液は、前記発熱部の熱によって加熱されて気化
    し、前記放熱部の内側面に放熱した後再度液化すること
    を特徴とする床暖房装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の床暖房装置において、
    前記発熱部は、前記放熱部の底面に設けられていること
    を特徴とする床暖房装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の床暖房装置に
    おいて、前記発熱部は、前記放熱部の内部に設けられて
    いることを特徴とする床暖房装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の床暖
    房装置において、前記放熱部は、扁平形状であることを
    特徴とする床暖房装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の床暖
    房装置において、前記放熱部は、前記床材との間に放熱
    板を備えていることを特徴とする床暖房装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の床暖
    房装置において、前記床暖房装置の周面のうち床材に当
    接していない部分は、断熱材で覆われていることを特徴
    とする床暖房装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の床暖
    房装置において、前記発熱部は、電熱ヒータであること
    を特徴とする床暖房装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の床暖房装置において、
    前記発熱部には温度センサが接続され、この温度センサ
    は、前記床材の裏面に設けられていることを特徴とする
    床暖房装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の床暖
    房装置を用いる床暖房パネル材であって、前記床材と、
    この床材の裏面に設けられた前記床暖房装置とを備えて
    いることを特徴とする床暖房パネル材。
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