JP2002242921A - ボルト及びボルトとナットの組合せ - Google Patents

ボルト及びボルトとナットの組合せ

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JP2002242921A
JP2002242921A JP2001039512A JP2001039512A JP2002242921A JP 2002242921 A JP2002242921 A JP 2002242921A JP 2001039512 A JP2001039512 A JP 2001039512A JP 2001039512 A JP2001039512 A JP 2001039512A JP 2002242921 A JP2002242921 A JP 2002242921A
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bolt
screw hole
deflecting
lock
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JP2001039512A
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Takayuki Kasahara
隆之 笠原
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FUJI SEIMITSU KK
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FUJI SEIMITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の部材を必要とせずナット本体のみで緩み
止めを可能とするナットに対して、その緩み止め防止の
機能をより効果的に得ることが可能なナットを提供す
る。 【解決手段】 本願発明に係るボルトでは、その軸部2
03に螺合するねじ孔2を有するナット本体1とナット
本体1の軸方向に延設されることにてねじ孔2を延長す
るロック部4とを備え当該ロック部4にねじ孔2の中心
側へ雌螺子の一部を偏向させた偏向部8を少なくとも1
箇所有するナット100を装着することが可能である。
そして、軸部203の外周面204には、上記の偏向部
8を収容することが可能な収容部210が形成されてい
る。これにて、このボルトを、ねじ孔2を延長するロッ
ク部4に偏向部8を備えたナットへ装着した際に、収容
部210が、そのような偏向部8を収容することにて、
ナットを拘束し、ボルトに対するナットの緩みを低減し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ボルト及びボル
トとナットの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルトに取り付けた後のナッ
トが緩むことを防ぐために、種々の工夫がなされてい
る。例えば、特開昭57−83712号公報や、特開昭
61−21411号公報において、上記の工夫がなされ
たものが掲げられている。これらのものは、ダブルナッ
トと呼ばれる、互いに独立した2つのナットを備えたも
のであり、一方のナットに円錐台状のテーパ部を設け、
他方のナットにこのテーパ部を収容することが可能なす
り鉢状の収容部を設けたものであり、テーパ部には、軸
方向に沿った切目が入れられている。そして、ボルトと
の螺合によって、一方のナットの上記テーパ部が、他方
のナットの収容部に入り込むと、この収容部から力を受
けて、テーパ部の上記切目にて区画されることにて形成
された区画片同士が、テーパ部の径を縮小するように変
形し、ボルトに対するナットの緩み止めを果たそうとす
るものである。
【0003】即ち、上記の切目が入れられたナットにお
いて、テーパ部の区画片は、その基部に対し軸方向につ
いて異なる位置にその先端部が配位するものであり、他
方のナットの締付けにより、軸方向の一方の側からその
反対側にかけて、漸次内径が小さくなるように、テーパ
部の各部が変形し、ボルトを各区画片の先端側にて押さ
え込む。
【0004】一方、より確実に緩み止めを行うために、
特開平11−247824号公報に示すナットが提案さ
れている。図5及び図6を用いて、このナットについて
具体的に説明する。図5(A)はナット本体1とロック
リング9とが分離した状態であり、ナット本体1を手前
にしたナットの斜視図であり、図5(B)はそのロック
リング5を手前にしたナットの斜視図である。図6
(B)はナット本体1の縦断面図であり、図6(A)は
図5のナット本体1の、図6(B)W−W線位置での横
断面図である。このナットは、図5(A)(B)へ示す
通り、ねじ軸(ボルトの軸部)に対して螺合するねじ孔
2を有するナット本体1の外周面を、軸方向に、締付け
工具が係合する係合部3と円形のロック部4と区分し、
ナット本体1と別体に形成され且つ内周面が円形のロッ
クリング5を上記ロック部4に被せ、上記ロック部4
に、ねじ孔2の軸心に層方向でねじ孔2に達する縦切目
6と、ねじ孔2の軸心を横切る方向でねじ孔2に達し、
先端が縦切目6に連続する横切目7とによって区画され
たロック片8を形成し、上記ロックリング5の内面に、
ナット本体1を締め付ける前の状態においてロック片8
の先端側に位置し、ナット本体1を締め付けた後の状態
においてロックリング5を回転させることによりロック
片8の外周面に噛み込むロック片8をねじ軸に対して押
し付ける突部9を設けたことを特徴とする(尚、各部の
番号は、特開平11−247824号公報の図中の番号
をそのまま使用したものであり、本願発明の説明に用い
る図1〜図4中の番号と完全に対応するものではなく、
図5及び図6の説明にのみ用いる)。
【0005】このように、このナットは、前記の特開昭
57−83712号公報及び特開昭61−21411号
公報に記載のナットの切目(縦切目6)に加えて(図6
(A))、ねじ孔2の軸心を横切る方向でねじ孔2に達
し先端が縦切目6に連続する横切目7を備え(図6
(B))、両切目にて区画されたロック片8を有する。
このロック片8は、縦切目と隣接する部位を先端部8a
とし、ねじ孔の周方向について先端部と異なる位置を基
部8bとする。
【0006】上記の構成を採ることにより、特開平11
−247824号公報に示すナットは、ロックリング5
の回転にて、ナット本体1がねじ軸に対し緩まないロッ
ク位置と、ナット本体をねじ軸に対して緩めることがで
きる非ロック位置とに選別して使用することができ、ま
た、ナット本体1の外周面に一体に形成したロック部4
に、ロックリング5を被せた構成であるため、ナット自
体の高さも最小限に抑えることができる点も、効果とし
て掲げられている。
【0007】しかし、このナットは、ボルトへの締付け
を確実なものとするために、ナット本体1とは別体のロ
ックリング5を必要とする。このナットにおいて、ロッ
ク部4にロックリング5を被せて、突部9をロック片8
に対し押し付けることでロック片8を内側へ変形させ、
これにてロックを行う構造を採るからである。一方、ロ
ック部4自身については、図6(A)へ示すように、内
周面に、ねじ軸へ螺合する雌螺子が形成されたものであ
るが、その内径は一定であり、ロックリング5がなけれ
ば、通常のナットの雌螺子以上の、締付力を発揮するも
のではない。
【0008】ナット使用時に、いちいち、このような別
体のロックリングをナット本体と共に用意しておくの
は、面倒なものであり、またロックリングを紛失して、
ナット本体を通常の(ロックできない)ナットとしてし
か使用できないといった事態も往々にして生じた。従っ
て、前記の特開昭57−83712号公報や特開昭61
−21411号公報のナットに比して、コンパクトさの
面や取付け後の緩み止めの効果の向上の点で、改善はな
されているものの、部品点数が多いために生じる上記デ
メリットの点では、ダブルナットである、特開昭57−
83712号公報や特開昭61−21411号公報に記
載のナットと変わらない。
【0009】そこで、このような問題を解決するため、
本願の発明者は、鋭意研究の末、ねじ孔2を有するナッ
ト本体1を備え、このナット本体1が、その軸方向に延
設されることにてねじ孔2を延長するロック部4を持つ
ナットについて、ロック部4が、ねじ孔の中心側へ雌螺
子の一部を偏向させた偏向部8を少なくとも1箇所に備
え、この偏向部8が、ボルト等の雄螺子との螺合にて拡
開し、その復元力にて当該雄螺子を雄螺子の中心に向け
て締め付けることが可能であるものを、創作することに
て、上記特開平11−247824号のナットの有用性
を損なうことなく、ロックリングの必要性を排除した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そして、本願の発明者
は、更に鋭意研究を重ねた結果、このようなナットに適
したボルトを提供すること、及びそのようなナットとボ
ルトの組合せを提供することにて、より確実に、上記の
課題を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係るボ
ルトでは、軸部203に螺子が形成されたものについ
て、次の構成を採る。即ち、このボルトには、上記の軸
部203に螺合するねじ孔2を有するナット本体1とナ
ット本体1の軸方向に延設されることにてねじ孔2を延
長するロック部4とを備え当該ロック部4にねじ孔2の
中心側へ雌螺子の一部を偏向させた偏向部8を少なくと
も1箇所有するナット100を装着することが可能であ
る。そして、軸部203の外周面204には、上記の偏
向部8を収容することが可能な収容部210が形成され
ている。
【0012】このような構成を採ることにより、本願第
1の発明に係るボルトを、ねじ孔2を延長するロック部
4に偏向部8を備えたナットへ装着した際に、収容部2
10が、そのような偏向部8を収容する。このように、
偏向部8を収容部210が収容することにて、ナットを
拘束し、ボルトに対するナットの緩みを低減した。
【0013】本願の第2の発明に係るボルトとナットと
の組合せでは、軸部203に螺子が形成されたボルト2
00と、このボルト200の軸部203を挿通して軸部
203と螺合することが可能なねじ孔2を備えたナット
100とにて構成され、当該ナット100は、ねじ孔2
を有するナット本体1を備え、このナット本体1は、そ
の軸方向に延設されることにてねじ孔2を延長するロッ
ク部4を持つものについて、次の構成を採る。即ち、上
記ナット100のロック部4は、ねじ孔2の中心側へ雌
螺子の一部を偏向させた偏向部8を少なくとも1箇所に
備える。上記の偏向部8は、ボルト等の雄螺子との螺合
にて拡開し、その復元力にて当該雄螺子を雄螺子の中心
に向けて締め付けることが可能である。そして、上記ボ
ルト200は、上記の偏向部8を収容することが可能な
収容部210が形成されたものである。
【0014】このような構成を採る本願第2の発明に係
るボルトとナットとの組合せでは、ボルト200をねじ
孔2を延長するロック部4に偏向部8を備えたナット1
00へ装着した際に、ボルト200が有する収容部21
0が、ナット100の偏向部8を収容する。このよう
に、偏向部8を収容部210が収容することにて、ナッ
トを拘束し、ボルトに対するナットの緩みを低減した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態について説明する。図1へ本願発明に係るボル
ト200の一実施の形態を示し、図2及び図3(A)へ
このボルト200へ装着するに適したナット100の一
実施の形態を示し、図4へ上記ボルト200とナット1
00とを使用した状態を示す。図1(A)はこのボルト
200の正面図であり、図1(B)は図1(A)のV−
V線端面図である。図2(A)はこのナット100の一
部切欠正面図であり、図2(B)はその底面図であり、
図2(C)はその斜視図である。図3(A)は図2
(B)の一部切欠拡大図である。図4(A)は上記ボル
ト200の使用状態を示す略縦断面図であり、図4
(B)はボルト200へナット100を装着した状態
で、図1(B)と同じ位置(図1(A)のV−V線)に
おける断面図である。尚、図面の煩雑を避けるため、図
1(B)、図3(A)及び図4(B)において図面に付
すべきハッチングは省略してある。図中、Xは、ボルト
200の中心(軸心)、及び、ナット100のねじ孔2
の中心を示す。ボルト200へナット100を螺合した
際、両者の中心は一致するので、何れも、Xにて中心を
示すものとする。また図中、Rは、ねじ孔2の周方向を
示す。
【0016】本願発明に係るボルト200とナット10
0との組合せでは、軸部203に螺子が形成されたボル
ト200と、このボルト200の軸部203を挿通して
軸部203と螺合することが可能なねじ孔2を備えたナ
ット100とにて構成され、当該ナット100は、ねじ
孔2を有するナット本体1を備え、このナット本体1
は、その軸方向に延設されることにてねじ孔2を延長す
るロック部4を持つものについて、次の構成を採る。即
ち、上記ナット100のロック部4は、ねじ孔2の中心
側へ雌螺子の一部を偏向させた偏向部8を少なくとも1
箇所に備える。上記の偏向部8が、螺合するボルトの雄
螺子の進行方向に向けて、漸次ねじ孔2の中心との距離
を狭めるよう偏向するものであり、上記の偏向部8は、
ボルトの雄螺子との螺合にて拡開し、その復元力にて当
該雄螺子を雄螺子の中心に向けて常時ボルトを押圧す
る。一方、上記ボルト200は、上記の偏向部8を収容
することが可能な収容部210が形成されたものであ
る。収容部210内に偏向部8が収容されることにて、
偏向部8を押圧するものがなくなり、偏向部8は元の偏
向した状態に復元する。このとき、ねじ孔2へ螺合した
ボルトの雄螺子が、後退方向に回ろうとすると、偏向部
8の、ねじ孔の中心側へ最も偏向した最大偏向部80
が、収容部210内で突き当たり、後退方向へ回ること
ができない。これにて、ナット100の逆転が防止され
るのである。尚、説明の便宜上、ナットを基準とし、ボ
ルト等の雄螺子側がこのナット(雌螺子)に対して回る
ものとするが、このような動作は相対的なものであり、
ボルト等の雄螺子に対して、ナット(雌螺子)側が回る
ものと考えても差し支えない(ナットのボルトに対する
緩み止めと考えても、ボルトに対するナットの緩み止め
と考えても効果は同じだからである)。以下、各部の構
成について順に説明する。
【0017】先ず、ナット100について説明する。図
2(A)〜(C)へ示すように、このナット100は、
ねじ孔2を有するナット本体1を備え、ナット本体1
は、その軸方向に延設されたロック部4を備え、このロ
ック部4は、ナット本体1の上記ねじ孔2を延長するも
のであり、ナット本体1のねじ孔の雌螺子を延長する。
そして、ロック部4が有するねじ孔は、力が加わってい
ない状態(無負荷の状態)において、ねじ孔2の少なく
ともナット本体1内に位置する雌螺子よりも、ねじ孔の
中心X側へ雌螺子を偏向させた偏向部8を備える。上記
の偏向部8は、ボルト等の雄螺子との螺合にて拡開し、
その復元力にて当該雄螺子を雄螺子の軸心(中心X)に
向けて締め付けることが可能である。ナット本体1と、
ロック部4とは、一体に成形されたものである。特に、
回り止めの機構は、ナット本体1に延設されたロック部
4のみにて構成されている。但し、他の回り止めの機構
を併用することは可能であり、また、別途の回り止めの
機構に限らず、化粧ナットや防錆加工ための被覆部など
を備えるものとしても実施可能である。
【0018】以下、このナット100の各部の構成につ
いて、更に詳しく説明する。ナット本体1の側面は、レ
ンチなどの締付工具と係合する係合部3を形成してい
る。ナット本体1の一方の端面は、ボルト200の頭部
201の座面202と共に被取付部材と当接する座面1
01をなし、座面101の反対側のもう一方の端面(以
下下面102という。)に、円柱状のロック部4が延設
されている。ロック部4のナット本体1と反対側の端面
を以下底面40という。
【0019】上記ねじ孔2は、ナット本体1内からロッ
ク部4内にかけて、即ち軸方向Z−Zに沿って座面10
1側から底面40にかけて貫通する。ねじ孔2の内周面
には、ボルト200の雄螺子と螺合する雌螺子が形成さ
れている。このようにナット本体1が備えるねじ孔2
が、ロック部4内に延設されており、ロック部4外観
は、略円筒形を呈する。図2(B)へ示す通り、このロ
ック部4の外径は、ナット本体1の外径を越えないよう
に形成され、ナット100締付時に、係合部3とレンチ
などの締付工具との係合を妨げない。
【0020】図2(A)〜(C)へ示すように、上記の
偏向部8は、軸方向Zに沿ってロック部4の内外に渡っ
て入れられた縦切目6と、ロック部4の内外に渡って入
れられ上記縦切目6と交差する横切目7とにて区画され
た部位である。縦切目6は、ナット本体1の下面102
からロック部4の底面40にかけて伸びる。横切目7
は、軸方向Zについて、ナット本体1の下面102と同
じ位置にあり、ねじ孔2の周方向Rについて、縦切目6
と異なる位置から縦切目6にかけて伸びる。
【0021】偏向部8は、弾性を有し、無負荷時、即ち
ナット100にボルト200が通されていないとき、上
記縦切目6と隣接する部位を先端部8aとし、ねじ孔2
の周方向Rについて先端部8aと異なる位置を基部8b
として、基部8bを残し、基部8bから先端部8aにか
けて漸次中心Xとの間の距離を小さくするよう、ロック
部4の中心X側に偏向している。一般的な右螺子のボル
ト(正面視したナット座面へ、ボルト座面を向けて、ボ
ルト頭部を右に回せば、ナット100内を進入する方向
に進み、左に回せば後退するボルト)に用いるナット1
00も、これに対応して、右螺子のもの(正面視したボ
ルト座面へ、ナット座面を向けて、ナットを右に回せば
ナットの座面がボルトの座面に近づき、左に回せば遠ざ
かるナット)を用いる。上記の各図に示すナットはこの
右螺子のものである。右螺子のナット100では、使用
前、図2(B)及び図3(A)へ示すように、底面40
を正面に見た静止状態において、ねじ孔2内周面に沿っ
て左側(反時計回り)へ進む(視線を進める)につれ
て、偏向部8は、ねじ孔2の中心Xとの間の距離を漸次
小さくする。言い換えると、ナット100の座面101
を正面に見た静止状態において、偏向部8は、ねじ孔2
内周面に沿って右側(時計回り)に進む(視線を進め
る)につれて、ねじ孔2の中心Xへ偏向する量を漸次大
きくしている。図示はしないが、左螺子のボルトに対し
て用いる左螺子のナットの場合は、上記と逆に、底面4
0を正面に見た静止状態において、ねじ孔2内周面に沿
って右側(時計回り)へ進む(視線を進める)につれ
て、偏向部8は、ねじ孔2の中心Xとの間の距離を漸次
小さくする。言い換えると、ナット100の座面101
を正面に見た静止状態において、偏向部8は、ねじ孔2
内周面に沿って左側(反時計回り)に進む(視線を進め
る)につれて、ねじ孔2の中心Xへ偏向する量を漸次大
きくしている。この実施の形態において、図2(B)へ
示すように、周方向Rについて、偏向部8(先端部8a
と基部8bと間)は、ねじ孔2の中心Xに対して、(中
心角が)約90度の範囲を占めているが、これ以外の範
囲を占めるものであっても実施可能であり、上記の90
度以外の角度に変更可能である。
【0022】図3(A)へ示すように、偏向部8は、ね
じ孔の中心側へ最も偏向した最大偏向部80を備える。
詳しくは、最大偏向部80は、図3(A)へ示すよう
に、偏向部8の内周面と先端部8aとがなす角(かど)
である。図2(B)及び図3(A)中の点線は、ねじ孔
2の内周面において、上記の偏向部8以外の部位を示し
ている。即ち、偏向部8は、上記の点線よりもねじ孔2
内に出ている分、他よりも中心Xに偏向しているのであ
る。但し、偏向部8の内周面には、ねじ孔2内の偏向部
8以外の部位と連続する雌螺子が形成されている。
【0023】次にボルト200について説明する。図1
(A)へ示すように、このボルト200は、頭部201
と、軸部203とを備えるものであり、軸部203の外
周面204には、雄螺子が形成されている。更に、この
軸部203の外周面204には、収容部210が形成さ
れている。この収容部210は、上記のナット100の
ロック部4が備える偏向部8を収容することが可能なも
のである。この実施の形態において、上記の収容部21
0…210は、軸部203の外周面204に、3つ設け
られている。また、この実施の形態において、図1
(B)へ示すように、収容部210同士は、軸部203
の周方向について、等間隔に配列されている(中心Xに
対して隣接する収容部210同士は、約120度の角度
θをなしている)。
【0024】上記のボルト200について更に詳しく説
明する。上記の頭部201の側面は、レンチなどの締付
工具と係合する係合部206を形成している。
【0025】軸部203の上記収容部210…210
は、夫々ボルト200の軸方向に沿って伸びる溝状部で
ある。図1(B)へ示す通り、収容部210は、ボルト
200の軸部203の横断面視において、傾斜部211
と、掬い部212とにて構成された谷状(V字型)の凹
部であり、傾斜部211と掬い部212とが交差する部
位が、収容部210の最深部213を形成している。傾
斜部211は、最深部213に向けて漸次深さを増す斜
面であり、この傾斜部211は、ボルト200にナット
100を装着した際、ナット100の偏向部8と対応す
る。また上記の最深部213は、ナット100の最大偏
向部80と対応する。掬い部212は、図1(B)へ示
すように、軸部203内部に延長すれば、中心Xを通る
面である。即ち、軸部203を横断面視した状態におい
て、掬い面212は、軸部203が呈する円の法線と一
致する(法線を含む)面である。この掬い部212は、
ボルト200にナット100を装着した際、ナット10
0の偏向部8の先端部8aと対応する。軸部203の周
方向(ラジアル方向)について、掬い部212と傾斜部
211の位置関係は、ナット100をボルト200の軸
部203に対して締め付け方向に螺回すると、最初に掬
い部212を通り次いで傾斜部211を通るように、配
置されている。またこのような配列にて、締付け時、ナ
ット100は、傾斜部211を最深部213から深さが
浅くなる方向に移行するものである。図1(A)へ示す
通り、収容部210は、ナット200の軸部203の外
周面204において、ナット200の軸部203の先端
205からナット200の頭部201側に向けて伸び
る。
【0026】軸部203の外周面204において、上記
の収容部210は、螺子山を切欠するものであることは
勿論、螺子山間の谷の部位よりも、軸部203の中心X
側に後退する部位である。即ち、収容部210は、単
に、螺子山を切欠することによって形成したものではな
く、軸部203の最小径部よりも、更に中心Xからの距
離を短くする部位である。
【0027】図4を用いて、このボルト200へナット
100を装着した状態について説明する。図4(A)
は、被取付部材300,300に対して、ボルト200
と、上記ナット100とが取り付けられた状態を示す。
図4(A)へ示すように、被取付部材300,300へ
通されたボルト200の軸部203に、ナット100が
螺合する。即ち、ナット100のねじ孔2の雌螺子に、
軸部203の外周面204の雄螺子が螺合する。
【0028】先ず、ボルト200の軸部203の収容部
210以外の位置と、ナット100の偏向部8との関係
について説明すると、このナット100のボルト200
への螺合に際して、ボルト200の軸部203により、
偏向部8は、径外方向P(図3(A))へ押し広げられ
る。このとき、偏向部8の復元力(弾性)によって、元
の状態に戻ろうと、径内方向Qへの力が働く。この径内
方向Qの力にて、偏向部8の雌螺子が、ボルト200の
雄螺子を握り、偏向部8は軸部203をその中心に向け
て押圧する。これにより、ボルト200に対してナット
100が螺回しにくくなる。このように偏向部8がナッ
ト100の回り止めとして機能するのであるが、若し、
このような作用に抗して、ナット100が図3(A)へ
示す、締付方向R1と逆の方向即ち緩み方向R2に回ろ
う(逆転しよう)とすれば、最大偏向部80である偏向
部8先端部8aの角が、ボルト200の軸部203に突
き当たり、これを阻止する。具体的に説明すると、この
実施例に示す右螺子のボルト200とナット100の場
合、ナットの座面101を正面に見て偏向部8はねじ孔
2内周を右回りに進むにつれて漸次中心Xとの間の距離
を小さくするよう偏向しているので、ボルト200をナ
ット100に対して右に回すとき、偏向部8に妨げられ
ず、ボルト200の上記進行は、円滑に行われる。一
方、このボルト200が、左に回り、即ち後退方向(緩
み方向R2)へ逆転しようとすれば、最大偏向部80で
ある偏向部8先端部8aの角が、ボルト200に突き当
たり、このようなボルトの後退を阻止する(尚、図3
(A)においては、ナット200を底面40側から見て
いるので、ボルトの締付方向R1は左回りとなり、緩み
方向R2は右回りとなっている)。ボルト200の軸部
203の収容部210以外の位置に偏向部8があると
き、上記の偏向部8の2つの作用により、偏向部8が単
独で緩み止めとして機能する。尚、ボルト200とナッ
ト100とが左螺子の場合、既述の通り、偏向部8の構
成が左右逆となるので、上記の動作も、逆となる。
【0029】次に、ボルト200の軸部203の収容部
210と、ナット100の偏向部8との関係について説
明する。ボルト200の軸部203の外周面204に対
して、収容部210が設けられていない位置において
は、上述の偏向部8の上記2つの作用が働くのである
が、一方、ボルト200の収容部210に、ナット10
0の上記偏向部8が嵌まることにて、ボルト200に対
するナット100の回り止めの効果がより確実となる。
【0030】このような回り止めの機能について、詳し
く説明する。既述の通り、ナット100を締め付け方向
に螺回すると、最初にボルト200の軸部203の掬い
部212を通り次いで傾斜部211を通る。このとき、
ナット100は、傾斜部211を最深部213から深さ
が浅くなる方向に移行する。即ち、偏向部8は、収容部
210内にて軸部203外周面204からの押圧(抗
力)から開放され元の偏向した状態に復元するのである
が、傾斜部211を最深部213から深さが浅くなる方
向に移行することにて徐々に押圧されて、再び径外方向
に押し戻され、収容部210から抜け出ることができ
る。従って、このように締付け方向に、ナット100を
螺回する場合には、収容部210は、螺回の障害とはな
らず、円滑な締付けが行える。しかし、図4(B)へ示
すように収容部210内へ偏向部8が入った場合におい
て、ナット100がボルト200の軸部203に対し緩
む方向に螺回しようとすると、収容部210の掬い部2
11が当たりとなって、偏向部8の先端部8aに当接
し、それ以上螺回する偏向部8が進行するのを阻止す
る。これにて、ナット100は、ボルト200に対して
緩み方向への螺回が完全に阻止される(嵌め殺しとな
る)。このように、傾斜部211は、締付け方向への螺
回に対する案内部として機能し、掬い部212は、緩み
方向への螺回に対する当たりとして機能する。換言する
と、収容部210は、このような案内部と当たりとにて
構成されている。尚、図4(B)において、図4(A)
へ示す被取付部材300,300は省略している。
【0031】ナット100について、上記の実施の形態
では、横切目7は、軸方向Zについて、ナット本体1の
下面102と同じ位置に設けられたものであった。この
他、図示はしないが、軸方向Zについて、横切目7を、
ロック部4の、ナット本体1の下面102よりも、底面
40寄りの位置に設けるものとしても実施可能である。
また、ナット100について、上記の図2及び図3
(A)へ示す実施の形態と異なり、図3(B)へ示すよ
うに、ロック部4へ横切目7を2つ設けて、実施するこ
とも可能である。この場合、軸方向Zについて、横切目
7,7の一方は、図2及び図3(A)へ示す実施の形態
と同様、ナット本体1の下面102と同じ位置に設け、
横切目7,7の他方は、下面102と底面40との間に
設けてある。また、図3(C)へ示すように、2つの横
切目7,7のいずれも、下面102と底面40との間に
設けるものとしても実施可能である。図3(B)及び図
3(C)のいずれの実施の形態についても、偏向部8を
区画する切目以外の構成については、図2及び図3
(A)の実施の形態と同様である。
【0032】更に、ナット100について、上記の他、
縦切目6は、軸方向Zに沿わない、即ち軸方向Zに対し
て斜めに伸びるものであっても実施可能である(図示し
ない)。また、横切目7についても、図2や図3(A)
に示す実施の形態のように、下面102や底面40に対
して平行に伸びるもの以外に、これらに対して斜めに伸
びるものであっても実施可能である(図示しない)。ま
た、縦切目6及び横切目7は、直線的なものの他、曲線
的に伸びるものであっても実施可能である(図示しな
い)。例えば、横切目7を、雌螺子の伸びる方向に沿っ
て螺旋状に伸びるよう形成しても、効果的である。
【0033】上記の各実施の形態のナット100におい
て、偏向部8は、ロック部4の一箇所に設けられたもの
であった。この他、ロック部4に複数の偏向部8を設け
ても実施可能である(図示しない)。例えば図1に示す
ボルト200の収容部210の数に合わせて3つ設ける
ものとしても実施可能である。また、ナット100に複
数の偏向部8を形成する場合、ロック部4において、ね
じ孔2の周方向Rの異なる位置に、夫々の偏向部8…8
を設けて実施することが可能であり、周方向Rについ
て、各偏向部8…8を、等間隔に配置してもよく、ま
た、この配置は等間隔でなくてもよい。更に、偏向部8
…8は、ロック部4において、軸方向の異なる位置に複
数設けも実施可能である(図示しない)。
【0034】ボルト200において、この実施の形態で
は、ボルト200の軸部203が備える収容部210の
数は、3つとしたが、この外、3つ以外の個数、例え
ば、1つ或いは2つ、若しくは4つ以上の何れの個数設
けるものとしても実施可能である。また、複数設ける場
合、隣接する収容部210同士は、軸部203の周方向
について、等間隔に配列されたものとしたが、等間隔で
なくても実施可能である。既述の実施の形態において、
軸部203の周方向(ラジアル方向)について、収容部
210は、ナット100の偏向部8とほぼ同じ長さ(角
度)に渡って形成されるものとする。しかし、収容部8
は、偏向部8の全てを収容するものに限定する必要はな
く、周方向(ラジアル方向)について、偏向部8よりも
短いものであっても実施可能である。また、逆に、周方
向(ラジアル方向)について、収容部210は、ナット
100の偏向部8よりも長く形成されるものであっても
実施可能である。但し、収容部210について、遊び
(余裕)を取り過ぎると、ボルト200に対してナット
100の位置が安定しないので、上記の通り、ナット1
00の偏向部8とほぼ同じ長さ(角度)に渡って形成す
るのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】本願第1の発明の実施によって、ねじ穴
内に偏向部を備えたナットを装着するボルトについて、
このような偏向部をより効果的に利用して、確実にナッ
トの緩みを防止することが可能なボルトの提供を可能と
した。
【0036】本願第2の発明の実施によって、ナットに
ついて、ロック部に偏向部を形成することにより、部品
点数を押さえつつナットのボルトに対して緩み止めを可
能とすると共に、ボルト側において、このようなナット
の特性を生かして、より効果的にナットの緩みを防止す
る構造を提供し得た。従って、このようなボルトとナッ
トとの組合せにより、両者の緩み止めの機能をより効果
的に発揮するを可能とした。即ち、ナットは、そのロッ
ク部に無負荷時にねじ孔の径内方向へ偏向する偏向部を
備えることにて、別途の部材を必要とすることなく、単
独でも、ボルトの軸部に対する回り止めの機能を有する
ものであるが、ボルト側において、このような偏向部と
嵌まり合う収容部を軸部に備えることにより、回り止め
(緩み止め)の機能を更に高め得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るボルト200の一実施の
形態の正面図であり、(B)は(A)のV−V線端面図
である。
【図2】(A)は図1に示すボルト200と共に使用す
るのに適したナット100のの一実施の形態の正面図で
あり、(B)はその底面図であり、(C)はその斜視図
である。
【図3】(A)は図2(C)を拡大した一部切欠底面図
であり、(B)及び(C)は、いずれもナット100に
ついて他の実施の形態を示す略斜視図である。
【図4】(A)は上記のボルト200へ上記のナット1
00を装着した状態を示す略正面図であり、(B)はそ
の略横断面図である。
【図5】(A)及び(B)は、従来のナットの斜視図で
ある。
【図6】(A)は図5に示すナット本体の、図6(B)
のW−W線位置での横断面図であり、(B)は図5に示
すナット本体の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ナット本体 2 ねじ孔 4 ロック部 8 偏向部 100 ナット 200 ボルト 201 (ボルト200の)頭部 202 (ボルト200の)座面 203 (ボルト200の)軸部 204 (ボルト200の軸部203の)外周面 210 収容部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部(203) に螺子が形成されたボルトに
    おいて、 上記の軸部(203) に螺合するねじ孔(2) を有するナット
    本体(1) とナット本体(1) の軸方向に延設されることに
    てねじ孔(2) を延長するロック部(4) とを備え当該ロッ
    ク部(4) にねじ孔(2) の中心側へ雌螺子の一部を偏向さ
    せた偏向部(8)を少なくとも1箇所に有するナット(100)
    を装着することが可能であり、 軸部(203) の外周面(204) には、上記の偏向部(8) を収
    容することが可能な収容部(210) が形成されたことを特
    徴とするボルト。
  2. 【請求項2】 軸部(203) に螺子が形成されたボルト(2
    00) と、このボルト(200) の軸部(203) を挿通して軸部
    (203) と螺合することが可能なねじ孔(2) を備えたナッ
    ト(100) とにて構成され、当該ナット(100) は、ねじ孔
    (2) を有するナット本体(1) を備え、このナット本体
    (1) は、その軸方向に延設されることにてねじ孔(2) を
    延長するロック部(4) を持つものであるボルトとナット
    の組合せにおいて、 上記ナット(100) のロック部(4) は、ねじ孔(2) の中心
    側へ雌螺子の一部を偏向させた偏向部(8) を少なくとも
    1箇所に備えたものであり、 上記ボルト(200) は、上記の偏向部(8) を収容すること
    が可能な収容部(210)が形成されたものであることを特
    徴とするボルトとナットの組合せ。
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