JP2002242578A - 杭打ち機のリーダ格納装置 - Google Patents

杭打ち機のリーダ格納装置

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JP2002242578A
JP2002242578A JP2001045163A JP2001045163A JP2002242578A JP 2002242578 A JP2002242578 A JP 2002242578A JP 2001045163 A JP2001045163 A JP 2001045163A JP 2001045163 A JP2001045163 A JP 2001045163A JP 2002242578 A JP2002242578 A JP 2002242578A
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JP2001045163A
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English (en)
Inventor
Takanori Yamazaki
隆典 山崎
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送時に下部リーダを折り曲げてベースマシ
ンの前方に垂下させるようにすると、輸送時の全高は低
くなるが、下部リーダの先端、下部ガイドあるいはオー
ガ駆動装置が地面に接近することにより、トレーラへの
積み込みや積み降ろしの際に登坂板や地面に干渉するお
それがあり、そのために登坂板を長くして傾斜を緩やか
にしなければならないという課題があった。 【解決手段】 作業時には上部リーダ9bと下部リーダ
9aとの連結軸25がリーダ9の支持軸11より下方に
位置し、輸送時にリーダサポート7の前下部と下部リー
ダ9aとがリンク43で連結されるようになっている構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業時にリーダの
前後および左右方向の傾きを調節することができるとと
もに、輸送時に上部リーダをベースマシンの上方にほぼ
水平に格納することができ、かつ、ベースマシンの前方
に垂下した下部リーダを先を持ち上げた傾斜姿勢に保持
することができる杭打ち機のリーダ格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の杭打ち機において、作業時にリー
ダの前後および左右方向の傾きを調節するとともに輸送
時にリーダをベースマシンの上方にほぼ水平に格納する
装置として、実公平5−26111号公報に記載されて
いるように、ベースマシンの本体フレームの前端部に傾
動用シリンダにより左右方向への傾動可能に支持された
リーダサポートと、そのリーダサポートの前上部に前後
方向への傾動可能に支持軸で支持されたリーダとからな
り、リーダとリーダサポートの後方部とが起伏用シリン
ダで連結されていて、リーダの前後方向の傾きの調節は
起伏用シリンダの伸縮で行い、左右方向の傾きの調節は
傾動用シリンダの伸縮で行うとともに、リーダの格納は
起伏用シリンダの収縮によって行うようにしたものが公
知である。
【0003】しかしながら、リーダを直線のまま水平に
格納するとオーガ駆動装置やオーガの下部ガイドがベー
スマシンの上方に突出して輸送時の全高が高くなるた
め、リーダを上部と下部に分割して折り曲げ可能に連結
し、輸送時には上部リーダのみを水平姿勢にしてベース
マシンの上方に格納し、オーガ駆動装置を保持した下部
リーダはベースマシンの前方に垂下するのが望ましい
が、このように、リーダを折り曲げるには下部リーダと
オーガ駆動装置を上げ下げできる大きな油圧シリンダが
必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにリーダを折
り曲げるようにすると、輸送時の全高は低くなるが、ベ
ースマシンの前方に垂下した下部リーダの先端、下部ガ
イドあるいはオーガ駆動装置が地面に接近することによ
り、トレーラへの積み込みや積み降ろしの際に登坂板や
地面に干渉するおそれがあり、そのために登坂板を長く
して傾斜を緩やかにしなければならず、また、リーダ折
り曲げ用の油圧シリンダの総重量が大きくなるという課
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するための手段として、作業時には上部リーダと
下部リーダとの連結軸がリーダの支持軸より下方に位置
し、輸送時にリーダサポートの前下部と下部リーダとが
リンクで連結されるようになっている構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。杭打ち機1は、ベースマシ
ン3の本体フレーム5の前端部にリーダサポート7が装
置され、そのリーダサポート7の前上部にリーダ9が支
持軸11によって支持され、リーダサポート7の後部と
リーダ9の間に起伏用シリンダ10が介設されている。
【0007】リーダサポート7は、フレーム本体5の一
側に突設されたブラケット13とリーダサポート7の一
側に突設されたブラケット15が軸17により連結され
ているとともに、フレーム本体5の他側に突設されたブ
ラケット19とリーダサポート7の他側に突設されたブ
ラケット21の間に傾動用シリンダ23が介設されてい
る。
【0008】リーダ9は、図4に示すように、リーダサ
ポート7との支持軸11の下方において下部リーダ9a
と上部リーダ9bに分割されて連結軸25により折り曲
げ可能に連結され、フランジ27、27に通したボルト
26をナット28に締め付けることにより真っすぐに接
続されている。
【0009】リーダ9には、その前面にガイドパイプ2
9とラック31が一体的に形成され、オーガ駆動装置3
3がガイドギブ35をガイドパイプ29に係合してラッ
ク31にかみ合うピニオン37の回転によりリーダ9に
沿って昇降するようになっている。
【0010】また、リーダ9の下端にはオーガaの下部
ガイド39が固定されている。
【0011】上記は公知の杭打ち機1であって、作業時
には傾動用シリンダ23の伸縮によりリーダサポート7
とこれに支持されたリーダ9を軸17を支点として左右
に傾動させてオーガaの左右方向の調節をし、また、起
伏用シリンダ10の微小伸縮によりリーダ9を支持軸1
1を中心として前後に傾動させてオーガaの前後方向の
調節をし、オーガ駆動装置33によりオーガaを回転さ
せつつ地面を掘り下げた後に杭を押し込み、運搬時に
は、図4に示すように、ボルト26のナット28への締
め付けを外してから、図3、5に示すように、起伏用シ
リンダ10を収縮させることにより上部リーダ9bがほ
ぼ水平姿勢でベースマシン3の上方に格納されるととも
に、下部リーダ9aはオーガ駆動装置33を保持した状
態でベースマシン3の前方に垂下するようになってい
る。
【0012】しかるに、本実施の形態においては、リー
ダサポート7の前下部に孔41が形成されているととも
に、その孔41の斜め下方の下部リーダ9aには支持軸
11と連結軸25との間隔より長いリンク43が連結ピ
ン45により支持され、作業時には図4に実線で示すよ
うにそのリンク43の上端が着脱可能な連結ピン47に
より下部リーダ9aに止められており、運搬時には図4
に鎖線で示すように上部リーダ9bを倒す前に連結ピン
47を抜いてリンク43の上方の孔をリーダサポート7
の孔41に一致させ、連結ピン47を差し込むようにな
っている。
【0013】こうすると、リーダ9のリーダサポート7
への支持軸11、下部リーダ9aと上部リーダ9bとの
連結軸25、連結ピン47および連結ピン45によっ
て、リーダサポート7を固定節とする4節回転連鎖が構
成されるから、図3、6に示すように、上部リーダ9b
が支持軸11を支点として後方へ倒れるのに伴って連結
軸25が上方へ回動し、下部リーダ9aが持ち上げられ
るとともにリンク43が引き上げられることにより、下
部リーダ9aが連結軸25を中心として先上がりに回動
する。
【0014】したがって、トレーラへの積み込み、積み
降ろし際に登坂板の傾斜をそれほど緩やかにしなくて
も、下部リーダ9a、下部ガイド39あるいはオーガ駆
動装置33の登坂板や地面への干渉が回避される。
【0015】なお、上記実施の形態においては、作業時
に邪魔にならないようにリンク43を下部リーダ9aに
固定するようにしたが、図5に示すように、リーダサポ
ート7の前上部に形成した孔にリンク43の孔をあわせ
て連結ピン47を通すことにより固定するようにしても
よい。
【0016】下部リーダ9aの持ち上げ高さおよび回動
角度はリンク43の長さによって調節できる。
【0017】また、、起伏用シリンダ10及び傾動用シ
リンダ23は油圧シリンダでも電動シリンダでもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、作業時には上部リーダと下部
リーダの連結軸がリーダの支持軸より下方に位置してい
るとともに輸送時にリーダサポートの前下部と下部リー
ダとがリンクで連結される構成としたので、輸送時に上
部リーダを後方へ倒すと、下部リーダが持ち上げられる
とともにリンクが引き上げられることにより、下部リー
ダが連結軸を中心として先上がりに回動し、これによ
り、下部リーダが全体として持ち上げられるとともに、
下部ガイドが先上がりの姿勢となり、トレーラへの積み
込み、積み降ろしおよび自走が容易となる。
【0019】また、リンクをリーダサポートに連結する
ようにしたので、リーダサポートの傾動によりリーダの
左右の角度調節を行った場合でも、リンクの連結を無理
なく行うことができる。
【0020】さらに、作業時には、リンクをリーダまた
はリーダサポートに連結ピンで固定するようにしたか
ら、作業の邪魔にならず、また、紛失のおそれがないと
ともに、取り付け作業が容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の杭打ち機の作業状態の一実施の形態の
側面図である。
【図2】その拡大正面図である。
【図3】輸送状態の側面図である。
【図4】作業状態の要部の拡大側面図である。
【図5】同じく作業状態の要部の拡大側面図である。
【図6】輸送状態の要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1:杭打ち機 3:ベースマシン 5:本体フレーム 7:リーダサポート 9:リーダ 9a:下部リーダ 9b:上部リーダ 10:起伏用シリンダ 11:支持軸 23:傾動用シリンダ 25:連結軸 43:リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースマシンの本体フレームの前端部に
    傾動用シリンダにより左右方向への傾動可能に支持され
    たリーダサポートと、上部リーダが下部リーダに対して
    後方へ折り曲げ可能に連結されているとともに前記上部
    リーダにおいて前記リーダサポートの前上部に前後方向
    への傾動可能に支持軸で支持されたリーダとからなり、
    前記上部リーダと前記リーダサポートの後方部とが起伏
    用シリンダで連結された杭打ち機のリーダ格納装置にお
    いて、作業時には前記上部リーダと前記下部リーダとの
    連結軸が前記支持軸より下方に位置し、輸送時に前記リ
    ーダサポートの前下部と前記下部リーダとがリンクで連
    結されるようになっていることを特徴とする杭打ち機の
    リーダ格納装置。
  2. 【請求項2】 作業時に前記リンクが連結ピンを利用し
    て前記リーダまたはリーダサポートに固定できるように
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の杭打ち機
    のリーダ格納装置。
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