JP2002242179A - シースタイプアンカー及びそのグラウト方法 - Google Patents

シースタイプアンカー及びそのグラウト方法

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JP2002242179A JP2001044596A JP2001044596A JP2002242179A JP 2002242179 A JP2002242179 A JP 2002242179A JP 2001044596 A JP2001044596 A JP 2001044596A JP 2001044596 A JP2001044596 A JP 2001044596A JP 2002242179 A JP2002242179 A JP 2002242179A
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平野逸雄
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太田光彦
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向野元治
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Shigeki Kobayashi
小林茂樹
Masayoshi Fukai
深井正良
Shichiro Haruyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔操作手段を必要とすることなく1本の注
入パイプを用いて複数の箇所へグラウトを注入すること
が可能なシースタイプアンカー及びそのグラウト方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 被覆管4の内部に緊張材2と1本の注
入パイプ3を配置し、被覆管先端に内部グラウトと外部
グラウトとを分離する止水板5を設け、被覆管後端にエ
ア抜き栓71を有するグラウトアダプタ7を設ける。注
入パイプには、被覆管の内部に開口する第1の開口31
と外部に開口する第2の開口32を備え、第1の開口を
介して内部グラウトを充填し、エア抜き栓を閉塞して注
入パイプの内圧が所定の値に達すると第2の開口に取り
付けた開閉弁6を開放し、外部グラウトを注入する、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シースタイプアン
カー及びそのグラウト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シースタイプアンカーは、コルゲートシ
ース等の被覆管の内部に緊張材及び注入パイプを配置し
たもので、地中に削孔したアンカー孔内に挿入し、地中
部にグラウト等の固化体で定着部を形成し、緊張材に緊
張力を与えて構造物等を定着するものである。従来、定
着部を形成する際、注入パイプにより被覆管の内側と外
側にグラウト材を注入するに当たって2本の注入パイプ
を使用し、被覆管の内側と外側に夫々グラウト材を注入
していた。即ち、被覆管の中にはPC鋼より線等の緊張
材の他に2本の注入パイプを配置し、2本の注入パイプ
は内側、外側各々の底部まで延びて開口し、グラウト材
を被覆管の内側、外側の底部より上方へ向かって充填す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】<イ>しかしながら、
注入パイプは比較的大径であり、被覆管の中にPC鋼よ
り線の他に2本の注入パイプを設けることによってこれ
が占める断面積の割合が大きく、PC鋼より線のための
スペースを十分に確保できない。そのため、それだけ被
覆管の中に配置するPC鋼より線の本数が少なくなり、
同じ引っ張り強度を持たせるためにはより太い被覆管を
必要とし、アンカー孔径を更に太くする等シースタイプ
アンカーが大型化し、コストが高くなる問題があった。 <ロ>上記の問題を解消するため、1本の注入パイプで
内部グラウト用と外部グラウト用の双方に兼用するグラ
ウト注入技術がある(特開平9−151454)が、遠
隔操作による閉塞操作手段を必要とするもので、施工条
件によっては、遠隔操作が困難であったり、閉塞操作手
段が円滑に作動しない場合がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、遠隔操作手段を必要とすることなく1本
の注入パイプを用いて複数の箇所へグラウトを注入する
ことが可能なシースタイプアンカー及びそのグラウト方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明のシースタイプアンカーは、被覆管
の内部に緊張材と注入パイプを配置したシースタイプア
ンカーにおいて、前記被覆管は先端を遮蔽する止水板と
後端を遮蔽するとともにエア抜き栓を有するグラウトア
ダプタとを配設し、前記注入パイプは前記止水板及び前
記グラウトアダプタを貫通すると共に該止水板とグラウ
トアダプタとの間の周面に第1の開口を穿孔し、更に該
止水板より前方に突出した部分の周面に第2の開口を穿
孔し、少なくとも前記第2の開口には感圧作動する開閉
弁または開放手段のいずれかを配設したことを特徴とし
ている。また本発明に係るシースタイプアンカーは、被
覆管の内部に緊張材と注入パイプを配置したシースタイ
プアンカーにおいて、前記被覆管は先端を遮蔽する止水
板と後端を遮蔽するとともにエア抜き栓を有するグラウ
トアダプタとを配設し、前記注入パイプは前記グラウト
アダプタを貫通して前記被覆管の内部に吐出端を設け、
前記止水板はこれを貫通する貫通孔を設け、あるいは更
に基端を前記止水板の前記貫通孔に接続して該止水板の
先端側に突出させた短尺パイプの周面に開口を穿孔し、
前記貫通孔または前記開口には感圧作動する開閉弁また
は開放手段のいずれかを配設したことを特徴としてい
る。また本発明に係るシースタイプアンカーは、被覆管
の内部に緊張材と注入パイプを配置したシースタイプア
ンカーにおいて、前記被覆管は先端を遮蔽する止水板を
配設し、前記注入パイプは前記止水板を貫通して延伸す
るとともに該延伸する注入パイプの先端が再度該止水板
を貫通して前記被覆管の内部に開口し、少なくとも前記
止水板から延伸する部分の前記注入パイプは可撓性を有
する材質で形成し、前記被覆管の内部に開口する注入パ
イプの先端が前記止水板の貫通孔から抜け出た際に該貫
通孔を閉鎖する逆止弁を該貫通孔に配設したことを特徴
としている。また本発明に係るシースタイプアンカーの
グラウト方法は、請求項1または請求項2に記載するシ
ースタイプアンカーをアンカー孔に挿入し、注入パイプ
を介して被覆管の内部に内部グラウトを注入して充填し
た後、エア抜き栓を閉塞し、注入パイプの内圧または注
入した内部グラウトの圧力が所定の圧力になると各開口
に配設した感圧作動する開閉弁または開放手段が作動し
て開口し、前記開口を経由して前記被覆管の外部に外部
グラウトを注入して充填することで内部グラウトと外部
グラウトを分離して充填するようになっている。また本
発明に係るシースタイプアンカーのグラウト方法は、請
求項3に記載するシースタイプアンカーをアンカー孔に
挿入し、注入パイプの先端から被覆管の内部に内部グラ
ウトを注入して充填した後、前記注入パイプの先端を止
水板の貫通孔から引き抜いて前記被覆管の外部に向け、
前記注入パイプの先端から被覆管の外部に外部グラウト
を注入するとともに逆止弁が前記貫通孔を閉鎖すること
で内部グラウトと外部グラウトを分離して充填するよう
になっている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき説明する。
【0007】
【実施例1】図1、図2、図6を参照しながら、本発明
の請求項1に係る一実施の形態を説明する。
【0008】<イ>全体の構成 シースタイプアンカー1は、被覆管4の内部に緊張材2
と注入パイプ3を配置し、被覆管4先端に止水板5を設
け、被覆管4後端にグラウトアダプタ7を設けてなる。
被覆管4に配置した注入パイプ3を介してグラウトアダ
プタ7側からグラウト材を注入して内部グラウト41
(被覆管4の内部に注入されるグラウト。以下同じ)を
注入し、しかる後、外部グラウト42(被覆管4の外部
に注入されるグラウト。以下同じ)を注入するものであ
る。内部グラウト41を充填し、圧力が高まったら被覆
管4先端に配置した弾性体からなる開閉弁6が開放さ
れ、外部グラウト42を注入していく方式である(図1
参照)。
【0009】<ロ>被覆管 被覆管4は、両周面に波形状の凹凸面を形成した波形管
(コルゲートシート)等からなる。被覆管4の先端に止
水板5を配設し、後端にグラウトアダプタ7を配設して
夫々先端と後端が遮蔽されている。被覆管4の略中央部
または任意の位置に1本の注入パイプ3を配置し、注入
パイプ3の周りまたは任意の位置に緊張材2を配置する
(図6参照)。被覆管4は、緊張材2及び注入パイプ3
を覆って錆や腐食から保護することができるように、例
えば合成樹脂など公知の素材で構成するのが好ましい。
また被覆管4は、後述するように被覆管4の内外にグラ
ウト等を注入・充填して定着部を形成し、これによって
緊張材2に作用する緊張力を確実に地盤に伝達すること
ができるようになっている。
【0010】<ハ>緊張材 緊張材2は、構造物等からの力を引張り力として伝達す
るもので、PC鋼線、PC鋼線をよったPC鋼より線、
PC鋼棒等からなる。実施例では、5本のPC鋼より線
を注入パイプ3の周りに同心円上に配置して緊張材2を
構成している(図6参照)。緊張材2の一部には、図示
していないが公知の如くアンボンドチューブ等で被覆し
て自由長部を構成し、アンボンドチューブ等で被覆して
いない裸線部分が定着長部を構成する。また、このよう
に構成した緊張材2は、スペーサ(図示せず)等によっ
て整列・保持され、結束バンド(図示せず)等によって
束ねられ、束ねられた緊張材2が前記した被覆管4によ
って全体的に被覆されている。
【0011】<ニ>注入パイプ 注入パイプ3は、被覆管4の内側と外側にグラウトを注
入するためのものである。グラウトは公知のセメントペ
ースト、セメントモルタル等のセメント系グラウトやレ
ジンモルタル等の合成樹脂系グラウトを使用することが
できる。注入パイプ3は止水板5とグラウトアダプタ7
との間の周面に第1の開口31を穿孔し、止水板5より
前方へ突出した部分の周面に第2の開口32を穿孔して
いる。即ち、第1の開口31は被覆管4の内部に位置
し、第2の開口32は被覆管4の外部に位置して1本の
注入パイプ3で内部グラウト用と外部グラウト用の双方
に兼用している。1本の注入パイプ3で内部グラウト用
と外部グラウト用の双方に兼用するためには、グラウト
の流出経路として第1の開口31から、第2の開口32
へ切り換える必要がある。この切換手段として本発明で
は注入パイプ3の内圧(注入パイプ3を流れるグラウト
の圧力)が所定の値に達すると、該内圧によって感圧作
動して開放する開閉弁6を第2の開口32に取り付けた
ことが大きな特徴である。
【0012】開閉弁6は、例えばゴム、高分子材料、布
等からなる伸縮性を有する筒状膜体6a等を注入パイプ
3の先端付近の外周に第2の開口32を塞ぐように緊張
装着して構成する。筒状膜体6aは外側から内側には水
や泥等が入ることなく、内側からはグラウトが流出でき
る構造となっている。グラウトは先ず手前の第1の開口
31から内部グラウト41として注入されつづけ、注入
パイプ3の内圧が所定の値、即ち注入パイプ3の内圧が
筒状膜体6aの緊張力を上回った値に達すると、該内圧
によって筒状膜体6aを膨張拡径させて注入パイプ3と
の間に隙間をつくり、第2の開口32を開放するもので
ある。したがって、第1の開口31から内部グラウト4
1が注入充填されてから、次に第2の開口32から外部
グラウト42が注入され始めるのである。また、注入パ
イプ3を止水板5の箇所で分割し、開閉弁6(筒状膜体
6a)を緊張装着した注入パイプ35を止水板5側から
簡単に取り付けることができるようにしてもよい(図2
(b)参照)。また、注入パイプ3先端部にばね61を
取り付けたコマ(弁体)60を嵌挿して開閉弁6bを構
成してもよい(図2(c)参照)。開閉弁6bは、注入
パイプ3の内圧がばね61のばね力を上回ることによっ
て、コマ60がばね61を押し縮めて第2の開口32を
開放するものである。更に注入パイプ3の先端に後述す
る開放手段(6c、6d、6e)を取り付けてもよい。
【0013】<ホ>止水板 止水板5は被覆管4の先端に取り付けて先端部の止水処
理を行うとともに、被覆管4の内外を区画し、内部グラ
ウト41と外部グラウト42とを分離している。止水板
5の先にエンドキャップ8を嵌め込み、アンカー孔10
への挿入を容易にするとともに注入パイプ3先端を保護
している。エンドキャップ8の周囲に放出口81を複数
開設し、エンドキャップ8の内側が被覆管4の外側(ア
ンカー孔10の内部)へ通じるようになっている。この
ため、前述の開閉弁6を開放することによって第2の開
口32からグラウトが放出し、更に放出口81から被覆
管4の外側へ外部グラウト42を注入・充填していく。
【0014】<ヘ>グラウトアダプタ グラウトアダプタ7にエア抜き栓71を取り付けてい
る。エア抜き栓71は開閉可能なように、例えばグラウ
トアダプタ7に設けた雌ねじ70に螺合する切欠き72
付きボルト等を用いて構成する。ボルトをねじ込むこと
によって切欠き72を塞いでエア抜き栓71を閉塞し、
ボルトをねじ戻すことによって切欠き72を開放して被
覆管5内のエアが抜けるようになっている。グラウトア
ダプタ7と注入パイプ3との隙間にはシール部材73を
取り付けている。内部グラウト41の充填状況はエア抜
き栓71からエアが抜け、更にグラウトが流出すること
によって確認することができる。グラウトの流出を確認
したらエア抜き栓71を閉塞するものである。
【0015】<ト>作用 本発明では、注入パイプ3の内圧が所定の値に達するこ
とにより開放する開閉弁(6a、6b)または開放手段
(6c、6d、6e)を設けているので、1本の注入パ
イプ3を被覆管4内に配置することができ、被覆管4の
断面積中での注入パイプ3の占める割合を抑制すること
ができる。したがって同数の緊張材(PC鋼より線)2
を配設する場合は、被覆管4を小径化を可能にしてコス
トを低減することができ、同径の被覆管4を使用する場
合は、PC鋼より線2の本数を増やしてより大きな荷重
に耐えることができる。
【0016】次にグラウト方法について説明する。 <イ>アンカー孔の削孔 削孔機によって所定寸法のアンカー孔10を削孔する。
アンカー孔10の削孔に際しては、設計図書等に示され
た位置、削孔径、長さ、方向を満足し、かつ直線性を保
つように配慮して行う。
【0017】<ロ>シースタイプアンカーの設置(図
1) シースタイプアンカー1を先端のエンドキャップ8が孔
奥に位置するように、エンドキャップ8を先にしてアン
カー孔10内に挿入して設置する。
【0018】<ハ>内部グラウトの注入 グラウトアダプタ7のエア抜き栓71を緩めて(ボルト
をねじ戻して切欠き72を開放)被覆管5内のエアが抜
けるようにしておく。注入パイプ3の口元に注入ホース
(図示せず)を接続し、ポンプ(図示せず)により注入
パイプ3を介してグラウトを圧送する。注入パイプ3内
を圧送されていくグラウトは、開閉弁6に遮られて先ず
第1の開口31から放出され、被覆管4の内部に注入さ
れる。このようにして内部グラウト41の注入を孔奥か
ら順次地表に向けて行い、内部グラウト41を充填して
いく。エア抜き栓71からエアが抜け、更に内部グラウ
ト41が流出したらエア抜き栓71を閉塞する(ボルト
をねじ込んで切欠き72を塞ぐ)。
【0019】<ニ>外部グラウトの注入 エア抜き栓71を閉塞したままで、更にグラウトを圧送
すると注入パイプ3の内圧が筒状膜体6aの緊張力を上
回った値に達すると、該内圧によって筒状膜体6aを膨
張拡径させて注入パイプ3との間に隙間をつくり、第2
の開口32を開放する。これによって筒状膜体6aで覆
った第2の開口32からグラウトが放出され、更に放出
口81から放出されて被覆管4の外側へ外部グラウト4
2を注入する。即ち、内部グラウト41が充填されてか
ら第2の開口32を開放し、被覆管4の外側へ外部グラ
ウト42を注入・充填することで内部グラウト41と外
部グラウト42を分離して充填する。
【0020】ばね61を取り付けたコマ(弁体)60を
嵌挿して構成した開閉弁6b(図2(c)参照)の場合
も、注入パイプ3の内圧がばね61のばね力を上回るこ
とによってコマ60がばね61を押し縮めて第2の開口
32を開放するので、グラウトが放出口81から放出さ
れ、被覆管4の外側へ外部グラウト42を注入すること
ができる。このようにして外部グラウト42の注入を孔
奥から順次地表に向けて行い、外部グラウト42を充填
していく。そして、シースタイプアンカー1とアンカー
孔10の間隙が地表部に開口しているので、アンカー孔
10からグラウトが流出したら外部グラウト42の充填
が完了する。
【0021】なお、内部グラウト41は固化するまで流
動性を有するので、第1の開口31から注入パイプ3内
に引き込まれることがないように例えば筒状膜体6aよ
り更に伸縮性の富んだ柔らかい膜34で第1の開口31
を被覆することができる(図2(a)参照)。この構造で
もグラウト注入開始後、当初は第1の開口31からグラ
ウトが注入され、その後遅れて第2の開口32から被覆
管4の外部へグラウトが注入される。また上記のように
膜34で第1の開口31を被覆した場合、万一注入完了
後に地盤にグラウトが浸透して無くなったとしても、被
覆管4内側の内部グラウト41のみは膜34により被覆
管4の外部へ漏れ出るのを防ぐことができる。したがっ
て被覆管4外側の外部グラウト42の追加注入だけで済
ませることができる。
【0022】次に他の実施形態について説明する。前述
した部材と同じ機能を有するものは同じ符号を付した。
【0023】
【実施例2】<イ>全体の構成 図3及び図4に基づいて請求項2に係るシースタイプア
ンカー1を説明する。シースタイプアンカー1は、コル
ゲートシース等の被覆管4の内部に多数の緊張材2を配
置し、被覆管4先端に止水板5を設け、被覆管4後端に
グラウトアダプタ7を設けてなる。止水板5はこれを貫
通する貫通孔51を設け、グラウトアダプタ7に注入パ
イプ3を取り付ける。注入パイプ3はグラウトアダプタ
7を貫通して被覆管4の内部に吐出端30を設け、被覆
管4内部を注入パイプ3が貫通しない構造である。
【0024】<ロ>短尺パイプを使用する場合 短尺パイプ36を使用する場合を図3(a)に基づき説
明する。感圧作動する開閉弁6を設けた短尺パイプ36
を、該開閉弁6が被覆管4の外側に位置するようにして
止水板5の貫通孔51に接続する。開閉弁6は伸縮性を
有する筒状膜体6a等で形成し、短尺パイプ36の周面
に開設した開口32aを塞ぐように緊張装着して構成す
る。短尺パイプ36の内圧が所定の値に達すると該内圧
によって筒状膜体6aは感圧作動して開放する。即ち、
グラウトは先ず注入パイプ3の吐出端30から内部グラ
ウト41として注入・充填され、更に短尺パイプ36の
内圧が筒状膜体6aの緊張力を上回った値に達すると該
内圧によって筒状膜体6aが膨張拡径し、短尺パイプ3
6との間に隙間をつくり、開口32aを開放するもので
ある。
【0025】<ハ>短尺パイプを使用しない場合 次に止水板5の貫通孔51に感圧作動する開閉弁または
開放手段のいずれかを配設する場合を図3(b)、図3
(c)及び図4に基づき説明する。止水板5の貫通孔5
1を直接塞ぐように感圧作動する開放手段6cを取り付
けてもよい(図3(b)参照)。即ち、貫通孔51の周
囲に弁座62を取り付け、高分子材料等の弾力性を有す
る材料で構成した膜体63を、その一端を弁座62に固
定して、該一端をヒンジとしてエンドキャップ8側へ感
圧して開くように形成している。開放手段6cは内部グ
ラウト圧が一定圧以上になると、内部グラウト41が膜
体63を押し開けて貫通孔51からグラウトが放出し、
更に放出口81から被覆管4の外側へ外部グラウト42
を注入・充填していくものである。
【0026】また、貫通孔51にゴム等の弾力性を有す
る材料で構成した気密性の袋64を硬い箱65の中に配
置し、袋64と外部とを細いチューブ66で繋ぎ、エア
または水を注入するようにして開閉弁6dを取り付けて
もよい(図3(c)参照)。グラウトの注入前に袋64
にエアまたは水を十分に入れて袋64で貫通孔51を塞
いでおく。グラウトが注入パイプ3の吐出端30から内
部グラウト41として注入・充填され、内部グラウト4
1の充填終了後、外部からの操作で袋64内のエアまた
は水を排出して袋64を収縮させることによって、貫通
孔51からグラウトがエンドキャップ8内に流出し、更
に放出口81から被覆管4の外側へ外部グラウト42と
して注入・充填していくものである。この場合、内部グ
ラウト圧によって袋64を感圧収縮させるようにしても
よい。
【0027】止水板5の貫通孔51に感圧作動する開放
手段6eを直接取り付け、注入パイプ3の吐出端30が
貫通孔51の近傍に位置するように構成してもよい(図
4参照)。図4の開放手段6eは、ゴム等の弾力性を有
する材料からなる止栓67を支持板68の孔69に離脱
可能に嵌め込んで構成する。このように構成した開放手
段6eを被覆管4の外側に位置するように、かつ貫通孔
51を塞ぐように止水板5に取り付ける。これにより、
内部グラウト圧によって止栓67を孔69から離脱して
開放手段6eを開放することができる。更に注入パイプ
3が被覆管4の内部に長く延びているので、グラウトを
速やかに送り込むことができる。
【0028】<ニ>グラウト方法 削孔機によって所定寸法のアンカー孔10を削孔し、シ
ースタイプアンカー1をアンカー孔10内に挿入して設
置する。エア抜き栓71を緩めて被覆管4内のエアが抜
けるようにしておく。ポンプ(図示せず)により注入パ
イプ3の吐出端30からグラウトを被覆管4の内部に内
部グラウト41として注入する。内部グラウト41は孔
奥から順次地表に向けて充填していく。エア抜き栓71
からエアが抜け、更に内部グラウト41が流出したらエ
ア抜き栓71を閉塞する。これによって内部グラウト圧
が所定圧に高まり、感圧作動する開閉弁(6a、6b)
または開放手段(6c、6d、6e)を開放し、貫通孔
51または開口32aからグラウトが放出され、更に放
出口81から放出されて被覆管4の外側へ外部グラウト
42を注入する。アンカー孔10からグラウトが流出し
たら外部グラウト42の充填が完了する。
【0029】本実施例2では、被覆管4内を注入パイプ
3が貫通していないので、被覆管4の断面積を有効に緊
張材2を配設することができる。したがって同数の緊張
材2を配設する場合は、被覆管4をより小径化してコス
トを低減することができ、同径の被覆管4を使用する場
合は、緊張材2の本数を増やしてより大きな荷重に耐え
ることができる。
【0030】
【実施例3】<イ>全体の構成 図5に基づいて請求項3に係るシースタイプアンカー1
を説明する。シースタイプアンカー1は、コルゲートシ
ース等の被覆管4の内部に緊張材2と注入パイプ3を配
置し、被覆管4先端に止水板5を設けてなる。注入パイ
プ3を弾力性に富んだ可撓性パイプで形成し、止水板5
の第1の貫通孔51を貫通してU字形状に曲げて再び止
水板5の第2の貫通孔52を貫通して先端開口33を被
覆管4内部に向けている。また注入パイプ3は、止水板
5の第1の貫通孔51を貫通してU字形状に曲げて再び
止水板5の第2の貫通孔52を貫通する部分を可撓性を
有する材料で形成してもよい。なお、図5ではU字状に
曲げた注入パイプ3と止水板5との間に反力体37を圧
縮して配設している。このように構成した場合は、注入
パイプ3の先端を止水板5の第2の貫通孔52から引き
抜く際に注入パイプ3がより反転し易くなる効果があ
る。内部グラウト41を充填した後、注入パイプ3の先
端を止水板5の第2の貫通孔52から引き抜いて先端開
口33を被覆管4の外部に向けて外部グラウト42を注
入・充填していくものである。なお、引き抜きの操作は
アンカー孔10の外部から人力等で行う。本実施例3で
は、先端開口33が実施例1及び実施例2における第1
の開口31と第2の開口32を兼ねるものである。
【0031】<ロ>逆止弁 注入パイプ3の先端が止水板5の第2の貫通孔52から
引き抜かれたとき、内部グラウト41が止水板5の第2
の貫通孔52から流出することがないように、ゴム状等
からなる開閉自在の逆止弁9を止水板5の第2の貫通孔
52に取り付ける。この逆止弁9が注入パイプ3の先端
を第2の貫通孔52から引き抜いた場合に、該第2の貫
通孔52を閉鎖することで内部グラウト41と外部グラ
ウト42とを分離する。
【0032】<ハ>グラウト方法 削孔機によって所定寸法のアンカー孔10を削孔し、先
端開口33を被覆管4内部に向けた状態でシースタイプ
アンカー1をアンカー孔10内に挿入して設置する。ポ
ンプ(図示せず)により注入パイプ3の先端開口33か
らグラウトを被覆管4の内部に内部グラウト41として
注入する。内部グラウト41を充填したら、注入パイプ
3の先端を止水板5の第2の貫通孔52から引き抜いて
先端開口33を被覆管4の外部に向けて外部グラウト4
2を注入・充填する。被覆管4の外側上方の開口部から
グラウトが流出したら外部グラウト42の充填が完了す
る。
【0033】
【本発明の効果】本発明のシースタイプアンカー及びグ
ラウト方法は、以上説明したようになるから次のような
効果を得ることができる。 <イ>注入パイプの内圧が所定の値に達し、あるいは内
部グラウト圧が所定圧となることにより感圧して開放す
る開閉弁または開放手段を設けているので、従来、被覆
管内に2本配置していた注入パイプを1本に減らした
り、または無くすことができ、被覆管の断面積中での注
入パイプの占める割合を大幅に抑制することができる。
したがって同数の緊張材を配設する場合は、被覆管の小
径化を可能にしてコストを低減することができ、同径の
被覆管を使用する場合は、緊張材の本数を増やしてより
大きな荷重に耐えることができる。 <ロ>感圧作動する開閉弁または開放手段を使用するこ
とで、遠隔操作による閉塞操作手段を必要とすることな
く、注入パイプの内圧が所定の値に達し、あるいは内部
グラウト圧が所定圧となることにより確実に開放するの
で、各種の施工条件で使用することができる。 <ハ>開閉弁は、伸縮性を有する膜等を注入パイプの先
端開口部を被覆するなどして構成するため、アンカー孔
内の地下水、削孔水や泥が注入パイプ内に入り込むのを
防止する。このため注入パイプが泥等で詰まることがな
く、グラウトを確実に注入することができる。 <ニ>被覆管内への内部グラウト注入を先行するため、
被覆管の浮き上がりを防止でき、更に外部グラウトの圧
力による被覆管の潰れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係るシースタイプアンカーを示す説
明図。
【図2】(a)は請求項1に係るシースタイプアンカー
を示す説明図。(b)は請求項1に係る開閉弁を示す説
明図。(c)は請求項1に係る他の開閉弁を示す説明
図。
【図3】(a)は請求項2に係るシースタイプアンカー
を示す説明図。(b)は請求項2に係る他の開閉弁を示
す説明図。(c)は請求項2に係る更に他の開閉弁を示
す説明図。
【図4】請求項2に係る他のシースタイプアンカーを示
す説明図。
【図5】請求項3に係るシースタイプアンカーを示す説
明図。
【図6】シースタイプアンカーの断面図。
【符号の説明】
1・・・シースタイプアンカー 2・・・緊張材 3・・・注入パイプ 31・・第1の開口 32・・第2の開口 4・・・被覆管 41・・内部グラウト 42・・外部グラウト 5・・・止水板 6・・・開閉弁 7・・・グラウトアダプタ 71・・エア抜き栓
フロントページの続き (72)発明者 小原直 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 平野逸雄 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 太田光彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 向野元治 東京都新宿区西新宿三丁目2番26号 ブ イ・エス・エル・ジャパン株式会社内 (72)発明者 片岡邦昭 東京都新宿区西新宿三丁目2番26号 ブ イ・エス・エル・ジャパン株式会社内 (72)発明者 小林茂樹 東京都新宿区西新宿三丁目2番26号 ブ イ・エス・エル・ジャパン株式会社内 (72)発明者 深井正良 東京都中央区八重洲一丁目5番8号 鳥居 ビル6階 守谷鋼機株式会社内 (72)発明者 晴山七郎 東京都中央区八重洲一丁目5番8号 鳥居 ビル6階 守谷鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2D041 GA01 GC02 GC12 GC14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆管の内部に緊張材と注入パイプを配置
    したシースタイプアンカーにおいて、 前記被覆管は先端を遮蔽する止水板と後端を遮蔽すると
    ともにエア抜き栓を有するグラウトアダプタとを配設
    し、 前記注入パイプは前記止水板及び前記グラウトアダプタ
    を貫通すると共に該止水板とグラウトアダプタとの間の
    周面に第1の開口を穿孔し、更に該止水板より前方に突
    出した部分の周面に第2の開口を穿孔し、 少なくとも前記第2の開口には感圧作動する開閉弁また
    は開放手段のいずれかを配設したことを特徴とする、 シースタイプアンカー。
  2. 【請求項2】被覆管の内部に緊張材と注入パイプを配置
    したシースタイプアンカーにおいて、 前記被覆管は先端を遮蔽する止水板と後端を遮蔽すると
    ともにエア抜き栓を有するグラウトアダプタとを配設
    し、 前記注入パイプは前記グラウトアダプタを貫通して前記
    被覆管の内部に吐出端を設け、 前記止水板はこれを貫通する貫通孔を設け、 あるいは更に基端を前記止水板の前記貫通孔に接続して
    該止水板の先端側に突出させた短尺パイプの周面に開口
    を穿孔し、 前記貫通孔または前記開口には感圧作動する開閉弁また
    は開放手段のいずれかを配設したことを特徴とする、 シースタイプアンカー。
  3. 【請求項3】被覆管の内部に緊張材と注入パイプを配置
    したシースタイプアンカーにおいて、 前記被覆管は先端を遮蔽する止水板を配設し、 前記注入パイプは前記止水板を貫通して延伸するととも
    に該延伸する注入パイプの先端が再度該止水板を貫通し
    て前記被覆管の内部に開口し、 少なくとも前記止水板から延伸する部分の前記注入パイ
    プは可撓性を有する材質で形成し、 前記被覆管の内部に開口する注入パイプの先端が前記止
    水板の貫通孔から抜け出た際に該貫通孔を閉鎖する逆止
    弁を該貫通孔に配設したことを特徴とする、 シースタイプアンカー。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載するシース
    タイプアンカーをアンカー孔に挿入し、 注入パイプを介して被覆管の内部に内部グラウトを注入
    して充填した後、 エア抜き栓を閉塞し、 注入パイプの内圧または注入した内部グラウトの圧力が
    所定の圧力になると各開口に配設した感圧作動する開閉
    弁または開放手段が作動して開口し、 前記開口を経由して前記被覆管の外部に外部グラウトを
    注入して充填することで内部グラウトと外部グラウトを
    分離して充填する、 シースタイプアンカーのグラウト方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載するシースタイプアンカー
    をアンカー孔に挿入し、 注入パイプの先端から被覆管の内部に内部グラウトを注
    入して充填した後、 前記注入パイプの先端を止水板の貫通孔から引き抜いて
    前記被覆管の外部に向け、 前記注入パイプの先端から被覆管の外部に外部グラウト
    を注入するとともに逆止弁が前記貫通孔を閉鎖すること
    で内部グラウトと外部グラウトを分離して充填する、 シースタイプアンカーのグラウト方法。
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