JP2002240780A - 双胴型集塵船 - Google Patents
双胴型集塵船Info
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- JP2002240780A JP2002240780A JP2001036947A JP2001036947A JP2002240780A JP 2002240780 A JP2002240780 A JP 2002240780A JP 2001036947 A JP2001036947 A JP 2001036947A JP 2001036947 A JP2001036947 A JP 2001036947A JP 2002240780 A JP2002240780 A JP 2002240780A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の双胴型集塵船は、塵芥の回収能率が低
い。 【解決手段】 多数の間隙を有する集塵バケット１を双
胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水流
や、ポンプ装置等によって発生させる水流によって水面
Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の集塵船におい
て、集塵バケット１に塵芥Ｒを回収した後、その集塵バ
ケット１を、当該集塵バケット１を回動自在に支持する
アーム２を起こして水面Ｗから引上げ、前記アーム２を
支持する走行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット
１を倒して回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４
に移す。
い。 【解決手段】 多数の間隙を有する集塵バケット１を双
胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水流
や、ポンプ装置等によって発生させる水流によって水面
Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の集塵船におい
て、集塵バケット１に塵芥Ｒを回収した後、その集塵バ
ケット１を、当該集塵バケット１を回動自在に支持する
アーム２を起こして水面Ｗから引上げ、前記アーム２を
支持する走行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット
１を倒して回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４
に移す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ダム湖や河川等
の水面に浮遊する塵芥を効率的に回収することのできる
双胴型の集塵船に関するものである。
の水面に浮遊する塵芥を効率的に回収することのできる
双胴型の集塵船に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、ダム湖や河川あるいは港湾等の
水面に浮遊する塵芥を回収するために双胴型の集塵船が
使用されているが、この集塵船は、双胴間に集塵篭を半
没状態に設置し、当該集塵船を前進させることにより双
胴間に形成される水路に流入する浮遊塵芥を回収するよ
うにしている。また、集塵篭の前部に水流を発生させる
装置を設け、発生させた水流により浮遊塵芥を集塵篭に
流入させるものもある。
水面に浮遊する塵芥を回収するために双胴型の集塵船が
使用されているが、この集塵船は、双胴間に集塵篭を半
没状態に設置し、当該集塵船を前進させることにより双
胴間に形成される水路に流入する浮遊塵芥を回収するよ
うにしている。また、集塵篭の前部に水流を発生させる
装置を設け、発生させた水流により浮遊塵芥を集塵篭に
流入させるものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の双胴
間に集塵篭を半没状態に設置した集塵船においては、集
塵篭に少量の塵芥が回収されることによって双胴間に形
成される水路が閉塞されてしまい、水流は当該水路を避
けて集塵篭の下方や船体の左右舷外ヘ流れを変えてしま
う。従って、一度に大量の塵芥を回収することができな
い。また、集塵篭の前部に水流を発生させる装置を設け
た集塵船においては、半没した集塵篭の水面より上の部
分に塵芥を回収することができないため、塵芥充足率は
著しく低かった。本発明はこうした問題を解決すること
を課題とする。
間に集塵篭を半没状態に設置した集塵船においては、集
塵篭に少量の塵芥が回収されることによって双胴間に形
成される水路が閉塞されてしまい、水流は当該水路を避
けて集塵篭の下方や船体の左右舷外ヘ流れを変えてしま
う。従って、一度に大量の塵芥を回収することができな
い。また、集塵篭の前部に水流を発生させる装置を設け
た集塵船においては、半没した集塵篭の水面より上の部
分に塵芥を回収することができないため、塵芥充足率は
著しく低かった。本発明はこうした問題を解決すること
を課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 図１乃至図５を参照し
て説明する。本発明に係る双胴型集塵船は、多数の間隙
を有する集塵バケット１を双胴間に設け、船体を前進さ
せることにより発生する水流や、ポンプ装置等によって
発生させる水流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収
する双胴型の集塵船において、集塵バケット１に塵芥Ｒ
を回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケッ
ト１を回動自在に支持するアーム２を起こして水面Ｗか
ら引上げ、前記アーム２を支持する走行台３を後方へ移
動させた後、集塵バケット１を回転して回収した塵芥Ｒ
を船体に積載したコンテナ４に移すことを特徴とするも
のである。
て説明する。本発明に係る双胴型集塵船は、多数の間隙
を有する集塵バケット１を双胴間に設け、船体を前進さ
せることにより発生する水流や、ポンプ装置等によって
発生させる水流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収
する双胴型の集塵船において、集塵バケット１に塵芥Ｒ
を回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケッ
ト１を回動自在に支持するアーム２を起こして水面Ｗか
ら引上げ、前記アーム２を支持する走行台３を後方へ移
動させた後、集塵バケット１を回転して回収した塵芥Ｒ
を船体に積載したコンテナ４に移すことを特徴とするも
のである。
【０００５】
【発明の実施の形態】 本発明に係る双胴型集塵船の実
施形態を、図１乃至図５に示す。これは、多数のスリッ
ト状間隙を有し、水流の抵抗が小さい集塵バケット１を
双胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水
流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の
集塵船である。
施形態を、図１乃至図５に示す。これは、多数のスリッ
ト状間隙を有し、水流の抵抗が小さい集塵バケット１を
双胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水
流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の
集塵船である。
【０００６】この集塵船は、集塵バケット１に塵芥Ｒを
回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケット
１を回動自在に支持するアーム２を起こすことによって
水面Ｒから引上げる。また、前記アーム２を支持する走
行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット１を回転し
て回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移すこ
とができる。
回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケット
１を回動自在に支持するアーム２を起こすことによって
水面Ｒから引上げる。また、前記アーム２を支持する走
行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット１を回転し
て回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移すこ
とができる。
【０００７】さらに具体的に説明する。集塵バケット１
は、箱状でそのほぼ中央部が一対のアーム２の先端部で
回動自在に支持されている。集塵バケット１の回動は、
アーム２に取付けられた回転シリンダー６によって行わ
れる。アーム２は左舷と右舷の両方に取付けられ、それ
ぞれのアーム２はそのほぼ中間部で屈曲され、その下端
部がそれぞれ対応する走行台３に支持されている。この
アーム２は、走行台３に取付けられた起伏シリンダー５
によって回動自在である。なお、走行台３は、レール７
上を前後方向に進退動自在に設けられている。
は、箱状でそのほぼ中央部が一対のアーム２の先端部で
回動自在に支持されている。集塵バケット１の回動は、
アーム２に取付けられた回転シリンダー６によって行わ
れる。アーム２は左舷と右舷の両方に取付けられ、それ
ぞれのアーム２はそのほぼ中間部で屈曲され、その下端
部がそれぞれ対応する走行台３に支持されている。この
アーム２は、走行台３に取付けられた起伏シリンダー５
によって回動自在である。なお、走行台３は、レール７
上を前後方向に進退動自在に設けられている。
【０００８】この双胴型集塵船の作用について説明す
る。船体を前進させて発生する水流によって集塵バケッ
ト１に一定量の塵芥Ｒを回収した後、起伏シリンダー５
を作動してアーム２を起こし、集塵バケット１を水面Ｗ
から引き上げる（図４参照）。この状態で、走行台３を
所定位置まで後退させた後、回転シリンダー６を作動し
て集塵バケット１を逆立姿勢とし、回収した塵芥Ｒをそ
の自重で、船体に積載しているコンテナ４に落下させて
移す（図５）。
る。船体を前進させて発生する水流によって集塵バケッ
ト１に一定量の塵芥Ｒを回収した後、起伏シリンダー５
を作動してアーム２を起こし、集塵バケット１を水面Ｗ
から引き上げる（図４参照）。この状態で、走行台３を
所定位置まで後退させた後、回転シリンダー６を作動し
て集塵バケット１を逆立姿勢とし、回収した塵芥Ｒをそ
の自重で、船体に積載しているコンテナ４に落下させて
移す（図５）。
【０００９】塵芥Ｒをコンテナ４に移した後、回転シリ
ンダー６によって集塵バケット１を正立姿勢に戻すと共
に走行台３を前進させる。さらに起伏シリンダー５によ
ってアーム２を倒して、集塵バケット１を半没させ、再
び塵芥Ｒの回収を行なう。こうした動作を繰り返すこと
によって、水面Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する。
ンダー６によって集塵バケット１を正立姿勢に戻すと共
に走行台３を前進させる。さらに起伏シリンダー５によ
ってアーム２を倒して、集塵バケット１を半没させ、再
び塵芥Ｒの回収を行なう。こうした動作を繰り返すこと
によって、水面Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する。
【００１０】この双胴型集塵船は、一定量の塵芥Ｒを回
収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移
すことができるので、集塵バケット１を空にして、双胴
間に形成される水路に水流が発生し易い状態とすること
ができる。これにより、双胴間に配置した集塵バケット
１に、塵芥Ｒを効率良く回収することができる。また、
集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体に積載したコ
ンテナ４に移すので、着岸する必要がなく、よって回収
能率を高めることができる。
収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移
すことができるので、集塵バケット１を空にして、双胴
間に形成される水路に水流が発生し易い状態とすること
ができる。これにより、双胴間に配置した集塵バケット
１に、塵芥Ｒを効率良く回収することができる。また、
集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体に積載したコ
ンテナ４に移すので、着岸する必要がなく、よって回収
能率を高めることができる。
【００１１】なお、本実施形態における集塵船は、船体
を前進させることにより発生する水流によって塵芥Ｒを
回収するものであるが、船体の前部に設けたポンプ装置
等により発生する水流によって塵芥Ｒを回収するもので
も良い。
を前進させることにより発生する水流によって塵芥Ｒを
回収するものであるが、船体の前部に設けたポンプ装置
等により発生する水流によって塵芥Ｒを回収するもので
も良い。
【００１２】
【発明の効果】 本発明に係る双胴型集塵船は、一定量
の塵芥Ｒを回収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコ
ンテナ４に移すことができるので、必要に応じて集塵バ
ケット１を空にして、双胴間に形成される水路に水流が
発生し易い状態とすることができる。これにより、双胴
間に配置した集塵バケット１に、塵芥Ｒを効率良く回収
することができ、回収能率を上げることができる。ま
た、集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体のコンテ
ナ４に移すので、集塵篭の前端を常時水面下に位置させ
て集塵篭への塵芥充足率を増すことができる。また、着
岸する回数を減ずることができ、これによっても作業能
率を向上させることができる。
の塵芥Ｒを回収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコ
ンテナ４に移すことができるので、必要に応じて集塵バ
ケット１を空にして、双胴間に形成される水路に水流が
発生し易い状態とすることができる。これにより、双胴
間に配置した集塵バケット１に、塵芥Ｒを効率良く回収
することができ、回収能率を上げることができる。ま
た、集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体のコンテ
ナ４に移すので、集塵篭の前端を常時水面下に位置させ
て集塵篭への塵芥充足率を増すことができる。また、着
岸する回数を減ずることができ、これによっても作業能
率を向上させることができる。
【図１】 本発明の実施形態を示す一部断面側面図であ
る。
る。
【図２】 図１に示す実施形態の平面図である。
【図３】 図１に示す実施形態の正面図である。
【図４】 図１に示す実施形態において、アームを起こ
した状態を示す側面図である。
した状態を示す側面図である。
【図５】 図１に示す実施形態において、集塵バケット
を回動させて逆立姿勢とした状態を示す側面図である。
を回動させて逆立姿勢とした状態を示す側面図である。
１ 集塵バケット ２ アーム ３ 走行台 ４ コンテナ ５ 起伏シリンダー ６ 回転シリンダー ７ レール Ｒ 塵芥 Ｗ 水面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年３月７日（２００１．３．７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 双胴型集塵船
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ダム湖や河川等
の水面に浮遊する塵芥を効率的に回収することのできる
双胴型の集塵船に関するものである。
の水面に浮遊する塵芥を効率的に回収することのできる
双胴型の集塵船に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、ダム湖や河川あるいは港湾等の
水面に浮遊する塵芥を回収するために双胴型の集塵船が
使用されているが、この集塵船は、双胴間に集塵篭を半
没状態に設置し、当該集塵船を前進させることにより双
胴間に形成される水路に流入する浮遊塵芥を回収するよ
うにしている。また、集塵篭の前部に水流を発生させる
装置を設け、発生させた水流により浮遊塵芥を集塵篭に
流入させるものもある。
水面に浮遊する塵芥を回収するために双胴型の集塵船が
使用されているが、この集塵船は、双胴間に集塵篭を半
没状態に設置し、当該集塵船を前進させることにより双
胴間に形成される水路に流入する浮遊塵芥を回収するよ
うにしている。また、集塵篭の前部に水流を発生させる
装置を設け、発生させた水流により浮遊塵芥を集塵篭に
流入させるものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の双胴
間に集塵篭を半没状態に設置した集塵船においては、集
塵篭に少量の塵芥が回収されることによって双胴間に形
成される水路が閉塞されてしまい、水流は当該水路を避
けて集塵篭の下方や船体の左右舷外ヘ流れを変えてしま
う。従って、一度に大量の塵芥を回収することができな
い。また、半没した集塵篭の水面より上の部分に塵芥を
回収することができないため、塵芥充足率……塵芥充足
率とは集塵篭の容積に対する塵芥の体積の比率を言い、
例えば集塵篭容積６ｍ３に対し自然流入方式で採集でき
る塵芥の充足率は通常３０〜４０％の１．８ｍ３〜２．
４ｍ３である……は著しく低かった。本発明はこうした
問題を解決することを課題とする。
間に集塵篭を半没状態に設置した集塵船においては、集
塵篭に少量の塵芥が回収されることによって双胴間に形
成される水路が閉塞されてしまい、水流は当該水路を避
けて集塵篭の下方や船体の左右舷外ヘ流れを変えてしま
う。従って、一度に大量の塵芥を回収することができな
い。また、半没した集塵篭の水面より上の部分に塵芥を
回収することができないため、塵芥充足率……塵芥充足
率とは集塵篭の容積に対する塵芥の体積の比率を言い、
例えば集塵篭容積６ｍ３に対し自然流入方式で採集でき
る塵芥の充足率は通常３０〜４０％の１．８ｍ３〜２．
４ｍ３である……は著しく低かった。本発明はこうした
問題を解決することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 図１乃至図５を参照し
て説明する。本発明に係る双胴型集塵船は、多数の間隙
を有する集塵バケット１を双胴間に設け、船体を前進さ
せることにより発生する水流や、ポンプ装置等によって
発生させる水流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収
する双胴型の集塵船において、集塵バケット１に塵芥Ｒ
を回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケッ
ト１を回動自在に支持するアーム２を起こして水面Ｗか
ら引上げ、前記アーム２を支持する走行台３を後方へ移
動させた後、集塵バケット１を回転して回収した塵芥Ｒ
を船体に積載したコンテナ４に移すことを特徴とするも
のである。
て説明する。本発明に係る双胴型集塵船は、多数の間隙
を有する集塵バケット１を双胴間に設け、船体を前進さ
せることにより発生する水流や、ポンプ装置等によって
発生させる水流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収
する双胴型の集塵船において、集塵バケット１に塵芥Ｒ
を回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケッ
ト１を回動自在に支持するアーム２を起こして水面Ｗか
ら引上げ、前記アーム２を支持する走行台３を後方へ移
動させた後、集塵バケット１を回転して回収した塵芥Ｒ
を船体に積載したコンテナ４に移すことを特徴とするも
のである。
【０００５】
【発明の実施の形態】 本発明に係る双胴型集塵船の実
施形態を、図１乃至図５に示す。これは、多数のスリッ
ト状間隙を有し、水流の抵抗が小さい集塵バケット１を
双胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水
流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の
集塵船である。
施形態を、図１乃至図５に示す。これは、多数のスリッ
ト状間隙を有し、水流の抵抗が小さい集塵バケット１を
双胴間に設け、船体を前進させることにより発生する水
流によって水面Ｗに浮遊する塵芥Ｒを回収する双胴型の
集塵船である。
【０００６】この集塵船は、集塵バケット１に塵芥Ｒを
回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケット
１を回動自在に支持するアーム２を起こすことによって
水面Ｒから引上げる。また、前記アーム２を支持する走
行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット１を回転し
て回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移すこ
とができる。
回収した後、その集塵バケット１を、当該集塵バケット
１を回動自在に支持するアーム２を起こすことによって
水面Ｒから引上げる。また、前記アーム２を支持する走
行台３を後方へ移動させた後、集塵バケット１を回転し
て回収した塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移すこ
とができる。
【０００７】さらに具体的に説明する。集塵バケット１
は、箱状でそのほぼ中央部が一対のアーム２の先端部で
回動自在に支持されている。集塵バケット１の回動は、
アーム２に取付けられた回転シリンダー６によって行わ
れる。アーム２は左舷と右舷の両方に取付けられ、それ
ぞれのアーム２はそのほぼ中間部で屈曲され、その下端
部がそれぞれ対応する走行台３に支持されている。この
アーム２は、走行台３に取付けられた起伏シリンダー５
によって回動自在である。なお、走行台３は、レール７
上を前後方向に進退動自在に設けられている。
は、箱状でそのほぼ中央部が一対のアーム２の先端部で
回動自在に支持されている。集塵バケット１の回動は、
アーム２に取付けられた回転シリンダー６によって行わ
れる。アーム２は左舷と右舷の両方に取付けられ、それ
ぞれのアーム２はそのほぼ中間部で屈曲され、その下端
部がそれぞれ対応する走行台３に支持されている。この
アーム２は、走行台３に取付けられた起伏シリンダー５
によって回動自在である。なお、走行台３は、レール７
上を前後方向に進退動自在に設けられている。
【０００８】この双胴型集塵船の作用について説明す
る。船体を前進させて発生する水流によって集塵バケッ
ト１に一定量の塵芥Ｒを回収した後、起伏シリンダー５
を作動してアーム２を起こし、集塵バケット１を水面Ｗ
から引き上げる（図４参照）。この状態で、走行台３を
所定位置まで後退させた後、回転シリンダー６を作動し
て集塵バケット１を逆立姿勢とし、回収した塵芥Ｒをそ
の自重で、船体に積載しているコンテナ４に落下させて
移す（図５）。
る。船体を前進させて発生する水流によって集塵バケッ
ト１に一定量の塵芥Ｒを回収した後、起伏シリンダー５
を作動してアーム２を起こし、集塵バケット１を水面Ｗ
から引き上げる（図４参照）。この状態で、走行台３を
所定位置まで後退させた後、回転シリンダー６を作動し
て集塵バケット１を逆立姿勢とし、回収した塵芥Ｒをそ
の自重で、船体に積載しているコンテナ４に落下させて
移す（図５）。
【０００９】塵芥Ｒをコンテナ４に移した後、回転シリ
ンダー６によって集塵バケット１を正立姿勢に戻すと共
に走行台３を前進させる。さらに起伏シリンダー５によ
ってアーム２を倒して、集塵バケット１を半没させ、再
び塵芥Ｒの回収を行なう。こうした動作を繰り返すこと
によって、水面Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する。
ンダー６によって集塵バケット１を正立姿勢に戻すと共
に走行台３を前進させる。さらに起伏シリンダー５によ
ってアーム２を倒して、集塵バケット１を半没させ、再
び塵芥Ｒの回収を行なう。こうした動作を繰り返すこと
によって、水面Ｒに浮遊する塵芥Ｒを回収する。
【００１０】この双胴型集塵船は、一定量の塵芥Ｒを回
収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移
すことができるので、集塵バケット１を空にして、双胴
間に形成される水路に水流が発生し易い状態とすること
ができる。これにより、双胴間に配置した集塵バケット
１に、塵芥Ｒを効率良く回収することができる。また、
集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体に積載したコ
ンテナ４に移すので、塵芥充足率を高めることができ
る。
収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコンテナ４に移
すことができるので、集塵バケット１を空にして、双胴
間に形成される水路に水流が発生し易い状態とすること
ができる。これにより、双胴間に配置した集塵バケット
１に、塵芥Ｒを効率良く回収することができる。また、
集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体に積載したコ
ンテナ４に移すので、塵芥充足率を高めることができ
る。
【００１１】なお、本実施形態における集塵船は、船体
を前進させることにより発生する水流によって塵芥Ｒを
回収するものであるが、船体の前部に設けたポンプ装置
等により発生する水流によって塵芥Ｒを回収するもので
も良い。
を前進させることにより発生する水流によって塵芥Ｒを
回収するものであるが、船体の前部に設けたポンプ装置
等により発生する水流によって塵芥Ｒを回収するもので
も良い。
【００１２】
【発明の効果】 本発明に係る双胴型集塵船は、一定量
の塵芥Ｒを回収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコ
ンテナ４に移すことができるので、必要に応じて集塵バ
ケット１を空にして、双胴間に形成される水路に水流が
発生し易い状態とすることができる。これにより、双胴
間に配置した集塵バケット１に、塵芥Ｒを効率良く回収
することができ、回収能率を上げることができる。ま
た、集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体のコンテ
ナ４に移すので、集塵バケットの塵芥充足率を増すこと
ができると共に、コンテナの存在により塵芥を着岸陸上
げする回数を減ずることもでき、作業能率を向上させる
ことができる。
の塵芥Ｒを回収すると、その塵芥Ｒを船体に積載したコ
ンテナ４に移すことができるので、必要に応じて集塵バ
ケット１を空にして、双胴間に形成される水路に水流が
発生し易い状態とすることができる。これにより、双胴
間に配置した集塵バケット１に、塵芥Ｒを効率良く回収
することができ、回収能率を上げることができる。ま
た、集塵バケット１に回収した塵芥Ｒは、船体のコンテ
ナ４に移すので、集塵バケットの塵芥充足率を増すこと
ができると共に、コンテナの存在により塵芥を着岸陸上
げする回数を減ずることもでき、作業能率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態を示す一部断面側面図であ
る。
る。
【図２】 図１に示す実施形態の平面図である。
【図３】 図１に示す実施形態の正面図である。
【図４】 図１に示す実施形態において、アームを起こ
した状態を示す側面図である。
した状態を示す側面図である。
【図５】 図１に示す実施形態において、集塵バケット
を回動させて逆立姿勢とした状態を示す側面図である。
を回動させて逆立姿勢とした状態を示す側面図である。
【符号の説明】 １ 集塵バケット ２ アーム ３ 走行台 ４ コンテナ ５ 起伏シリンダー ６ 回転シリンダー ７ レール Ｒ 塵芥 Ｗ 水面
Claims (1)
- 【請求項１】 多数の間隙を有する集塵バケット（１）
を双胴間に設け，船体を前進させることにより発生する
水流やポンプ装置等によって発生させる水流によって水
面（Ｗ）に浮遊する塵芥（Ｒ）を回収する双胴型の集塵
船において、集塵バケットに塵芥を回収した後，その集
塵バケットを，該集塵バケットを回動自在に支持するア
ーム（２）を起こして水面から引上げ，前記アームを支
持する走行台（３）を後方へ移動させた後，集塵バケッ
トを倒して回収した塵芥を船体に積載したコンテナ
（４）に移すことを特徴とする双胴型集塵船。
Priority Applications (1)
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