JP2002240189A - メッキ格子意匠部品及びその製造方法、ラジエータグリル及びその製造方法 - Google Patents

メッキ格子意匠部品及びその製造方法、ラジエータグリル及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】格子の一層の立体感を得るのに貢献できるメッ
キ格子意匠部品及びその製造方法、ラジエータグリル及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】メッキ格子意匠部品は、人に対面する格子
前面30と格子前面30に連設する格子側面33とを有
する格子25を少なくとも一部にもつと共に樹脂を基材
とする。格子側面33よりも格子前面30に厚くなるよ
うに積層された金属メッキ層5と、金属メッキ層5に積
層されたスモーククリア層6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は格子を少なくとも一
部にもつメッキ格子意匠部品(グリル等)及びその製造
方法、ラジエータグリル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジエータグリルを例にとって従来技術
について説明する。ラジエータグリルは格子を備えてい
る。特開2000−185258号公報に示すように、
ラジエータグリルの格子全体にメタリック塗装を施した
場合には、格子の全体がキラキラ感を有してしまい、光
を乱反射するために、満足できる立体感が格子に得られ
ない。
【0003】更に実公平3−7400号公報には、グリ
ルにおいて、横板の上面にメッキ、スパッタリング等の
処理を施して鏡面層を形成すると共に、横板の下面にカ
ラー塗料を塗布してカラー層を形成する技術が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に係るラ
ジエータグリルでは、満足できる立体感が格子に得られ
ない。
【0005】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
のであり、格子の一層の立体感を得るのに貢献できるメ
ッキ格子意匠部品及びその製造方法、ラジエータグリル
及びその製造方法を提供することを課題とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るメッキ格
子意匠部品は、人に対面する格子前面と格子前面に連設
する格子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつと
共に樹脂を基材とするメッキ格子意匠部品であって、格
子側面よりも格子前面に厚くなるように積層された金属
メッキ層と、金属メッキ層に積層されたスモーククリア
層とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】第2発明に係るメッキ格子意匠部品の製造
方法は、人に対面する格子前面と格子前面に連設する格
子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつと共に樹
脂を基材とする格子意匠部品本体を用い、格子意匠部品
本体の格子側面よりも格子前面に厚くなるように金属メ
ッキ層を積層し、更に、金属メッキ層にスモーククリア
層を積層してメッキ格子意匠部品を得ることを特徴とす
るものである。
【0008】第3発明に係るラジエータグリルは、人に
対面する格子前面と格子前面に連設する格子側面とを有
する格子を少なくとも一部にもつと共に樹脂を基材とす
るラジエータグリルであって、格子側面よりも格子前面
に厚くなるように積層された金属メッキ層と、金属メッ
キ層に積層されたスモーククリア層とを備えていること
を特徴とするものである。
【0009】第4発明に係るラジエータグリルの製造方
法は、人に対面する格子前面と格子前面に連設する格子
側面とを有する格子を少なくとも一部にもつと共に樹脂
を基材とするラジエータグリル本体を用い、ラジエータ
グリル本体の格子の格子側面よりも格子前面に厚くなる
ように金属メッキ層を積層し、更に、金属メッキ層にス
モーククリア層を積層してラジエータグリルを得ること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によれば、メッキ格子意匠
部品は、人に対面する格子前面(意匠前面)と、格子前
面に連設する格子側面(意匠側面)とを有する格子をも
つ。格子は意匠部として機能できる。格子の格子側面よ
りも格子前面に厚くなるように金属メッキ層が積層され
ている。更に、金属メッキ層にスモーククリア層が積層
されている。このため格子の格子側面の光反射が抑えら
れ、格子側面が暗色透明感を呈するものの、格子の格子
前面が集中的に光反射するようになる。従って、暗色透
明感を与える格子側面を背景として、人に直接対面する
格子前面を集中的に光らせることができる。よって、メ
ッキ格子意匠部品の格子の立体感が一層高まる。
【0011】メッキ格子意匠部品としては、少なくとも
一部に格子をもつと共に樹脂を基材とする意匠部品を意
味する。格子は、所定の方向に細い壁体を並設するよう
に延設したものを意味する。格子の延びる方向としては
特に限定されず、横方向のみに延びる形態でも、縦方向
のみに延びる形態でも、縦方向に延びる部分と横方向に
延びる部分とが交差する形態でも、斜め方向に延びる形
態でも良い。格子を形成する壁体の厚みは特に限定され
るものではない。
【0012】代表的なメッキ格子意匠部品としてはグリ
ルを例示できる。グリルは、少なくとも一部に格子をも
つ部品を意味する。グリルとしては、一般に人目につく
場所に配置される化粧グリルを採用できる。代表的なグ
リルとしては、車両の前部に位置すると共にラジエータ
を覆うラジエータグリルを例示できる。更にグリルとし
ては、脱臭装置のグリル、エアコンのグリル、テープレ
コーダやラジカセ等の音響装置のグリル、電気電子装置
のグリル、建築部品のグリルなどを例示できる。メッキ
格子意匠部品を構成する基材となる樹脂としては特に限
定されず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を採用できる。
具体的には、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリウレタン等を
例示できる。
【0013】グリル等のメッキ格子意匠部品の格子は、
人に対面するため人の肉眼に視認され易い格子前面と、
格子前面に連設する格子側面とをもつ。格子前面は意匠
前面として機能できる。格子側面は意匠側面として機能
でき、格子前面に対して交差する方向に延びている。
【0014】本発明によれば、格子において、格子側面
よりも格子前面に厚くなるように金属メッキ層が積層さ
れている。格子側面には金属メッキ層を積層しない場合
も含む。格子前面に積層された金属メッキ層の平均厚み
を100とすると、格子側面に積層された金属メッキ層
の平均厚みを例えば50以下、30以下、20以下、1
0以下とすることができ、場合によっては0とすること
ができる。
【0015】格子前面に積層された金属メッキ層の平均
厚みとしては、10〜100μm程度、殊に10〜30
μm程度にすることができるが、これに限定されるもの
ではない。
【0016】金属メッキ層としては金属光沢を発揮でき
るものであれば良く、クロムメッキ層、ニッケルメッキ
層、銅メッキ層、亜鉛メッキ層、金メッキ層、銀メッキ
層等を例示できる。金属メッキ層としては、電気メッキ
で形成した層、無電解メッキで形成した層を例示でき
る。
【0017】樹脂を基材とする格子意匠部品本体に対し
て電気メッキ処理を施して金属メッキ層を積層する場合
には、格子意匠部品本体は樹脂を基材とするため、電気
メッキを直接的に行うことができない。このため前処理
として、樹脂製の格子意匠部品本体に、金属を基材とす
る下地メッキ層を無電解メッキ処理等で積層し、樹脂製
の格子意匠部品本体の導電化を図ることが好ましい。下
地メッキ層としては、1層でも良いし、複数層でも良
い。下地メッキ層を形成する場合には、下地メッキ層の
うち樹脂製の格子意匠部品本体の上に直接積層される層
を無電解メッキ層とすることができる。
【0018】更に本発明によれば、格子に積層された金
属メッキ層には、スモーククリア層が積層されている。
この場合、金属メッキ層にスモーククリア層を直接的に
積層しても良いし、または、他の透明層を介して間接的
に積層させても良い。スモーククリア層は、透明樹脂に
顔料を混ぜた暗色透明層を意味する。透明樹脂としては
アクリル系樹脂を例示できる。顔料としては黒色顔料、
赤色顔料、青色顔料のうちの1種または2種以上を採用
できる。スモーククリア層を得るにあたっては、スモー
ククリア層の全体に対して顔料の割合を重量比で8%以
下とすることができる。殊に、顔料の種類、メッキ格子
意匠部品の用途等に応じて、5%以下、3%以下、1%
以下を例示できる。
【0019】格子前面に積層されたスモーククリア層の
平均厚みとしては、10〜50μm程度、殊に、20〜
30μm程度にすることができるが、これに限定される
ものではない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照して説明する。
【0021】本実施例は、車両に装備されるラジエータ
を覆うラジエータグリル1に適用した場合である。図1
はラジエータグリルを斜め上方から見た外観図を示す。
図2はメッキ処理の積層順序を示す要部の模式断面図を
示す。ラジエータグリル1は、車両のフロント部分に装
備されるため、車両の前部に意匠効果を与える。このラ
ジエータグリル1を構成するラジエータグリル本体2
(格子意匠部品本体)のほぼ全域には、格子25が設け
られている。図1に示すように、格子25は、互いに対
面する多数の縦格子部20と、縦格子部20と交差する
と共に互いに対面する多数の横格子部21とを有する。
なお、縦格子部20は互いに平行に沿って配置されてい
る。横格子部21は互いに平行に沿って配置されてい
る。
【0022】格子25は人の肉眼に触れ易いため、意匠
部として機能することができる。格子25は、人に直接
的に対面するため人の肉眼に視認され易い格子前面30
(意匠前面)と、格子前面30に連設する格子側面33
(意匠側面)とをもつ。格子側面33は、格子前面30
に対して交差する方向に延びており、人の肉眼に直接的
には視認されにくい。ラジエータグリル本体2を構成す
る基材は、樹脂(例えばABS樹脂)とされている。
【0023】本実施例においては、ラジエータグリル本
体2には下地メッキ層2cが積層されている。そしてラ
ジエータグリル本体2の下地メッキ層2cの上に、金属
メッキ層5が積層されている。金属メッキ層5は、格子
側面33よりも格子前面30に厚くなるように積層され
ている。金属メッキ層5としてはクロムメッキ層が採用
されている。格子前面30に積層された金属メッキ層5
の平均厚みを100とすると、格子側面33に積層され
た金属メッキ層5の平均厚みとしては10〜50μm程
度とされている。格子前面30に積層された金属メッキ
層5の平均厚みは0.05〜2.0μm程度、殊に0.
1〜1.2μm程度とされている。
【0024】更に金属メッキ層5の上には、黒色透明感
を出すスモーククリア層6がスプレー塗装等で積層され
ている。スモーククリア層6は、透明樹脂に顔料を混ぜ
た暗色透明層を意味する。透明樹脂としてはアクリル樹
脂が採用されている。顔料としては黒色顔料(例えばカ
ーボンブラック)が採用されている。スモーククリア層
6においては、スモーククリア層6の全体に対して顔料
の割合としては、適宜選択されるが、例えば重量比で5
〜20%程度とされている。格子前面30においてスモ
ーククリア層6の平均厚みは適宜選択されるが、例えば
15〜30μm程度とされている。
【0025】本実施例に係るラジエータグリル1を製造
するにあたっては、まず、人に対面する格子前面30と
格子前面30に連設する格子側面33とを有する格子2
5をもつ樹脂製のラジエータグリル本体2を用いる。ラ
ジエータグリル本体2は樹脂製であるため、電気メッキ
処理を直接的に行うことはできない。このため前処理と
して、樹脂製のラジエータグリル本体2に金属製の下地
メッキ層2cを積層し、樹脂製のラジエータグリル本体
2の導電化を図る。下地メッキ層2cとしては、1層で
も良いし、複数層でも良い。ラジエータグリル本体2を
構成する樹脂と金属メッキ層5とは熱膨張率及び熱収縮
率がかなり相違するものの、複数層とすれば、熱膨張の
差及び熱収縮の差を吸収し易い。なお、下地メッキ層2
cが複数層である場合には、樹脂製のラジエータグリル
本体2の上に直接積層される層を無電解メッキ層とし、
残りの層を電気メッキ層とすることができる。
【0026】そして、上記した下地メッキ層2cを積層
したラジエータグリル本体2に対して電気メッキ処理を
施す。この場合には、メッキ槽のメッキ液の内にラジエ
ータグリル本体2を浸漬させる。そして図3に模式的に
示すように、メッキ液内において、ラジエータグリル本
体2の格子前面30を陽極100に対面させると共に、
ラジエータグリル本体2を陰極200に電気的に接続す
る。この状態において、陰極200と陽極100との間
に通電して電気メッキ処理を行なう。このように電気メ
ッキ処理すれば、ラジエータグリル本体2のうち陽極1
00に直接的に対面している格子前面30においては、
金属メッキ層5の積層効率が高いものの、陽極100に
直接的には対面していない格子側面33においては、金
属メッキ層5の積層効率が低い。従って、格子側面33
よりも格子前面30に厚くなるように金属メッキ層5が
積層される。
【0027】本実施例においては、更に、金属メッキ層
5にスモーククリア層6をスプレー塗装等の塗装手段に
より積層する。上記した工程を経て、樹脂を基材としつ
つも金属光沢を有するラジエータグリル1が製造され
る。
【0028】以上説明したように本実施例に係るラジエ
ータグリル1においては、格子25の格子側面33より
も格子前面30に厚くなるように金属メッキ層5が積層
されている。更に、黒色透明層であるスモーククリア層
6が金属メッキ層5に積層されている。
【0029】このため図4及び図5に模式的に示すよう
に、ラジエータグリル1の前方に位置する人に対してラ
ジエータグリル1の格子25の格子側面33の光反射が
抑えられ、格子の格子側面33は暗色気味(黒色気味)
に人の肉眼に視認される。これに対して、格子25の格
子前面30は光を高い光反射率で反射するため、格子前
面30が集中的に光るように人の肉眼に視認される。こ
のため従来のラジエータグリルに比べて、格子25の立
体感が一層高まる。
【0030】即ち、ラジエータグリル1の格子25の正
面視においては、ラジエータグリル1の格子25の格子
前面30は輝いて視認され、金属メッキ層5の付き回り
が少ない格子側面33はスモーク色により暗く(黒く)
視認される。このため従来のラジエータグリルに比べ
て、格子25の立体感が一層高まる。
【0031】(その他)その他、本発明は上記し且つ図
面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものであ
る。実施の形態、実施例に記載した語句は、一部であっ
ても各請求項に記載できるものである。なお場合によっ
ては、特許請求範囲の記載から逸脱するものの、格子を
有しない意匠部品(モール、アルミホイール等)にも適
用することもできる。
【0032】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 (付記項1)スモーククリア層は黒色透明層(暗色透明
層)であることを特徴とする各請求項に係るメッキ格子
意匠部品及びその製造方法、ラジエータグリル及びその
製造方法。 (付記項2)人に対面する意匠前面と前記意匠前面に連
設する意匠側面とを有する格子等の意匠部を少なくとも
一部にもつと共に樹脂を基材とするメッキ意匠部品であ
って、前記格子等の意匠部の意匠側面よりも前記意匠前
面に厚くなるように積層された金属メッキ層と、前記金
属メッキ層に積層されたスモーククリア層とを備えてい
ることを特徴とするメッキ意匠部品。
【0033】代表的なメッキ意匠部品としては、車両等
のエンブレム、車両のマーク、ラジエータグリル等のグ
リル、モール、アルミホイール等が例示される。このメ
ッキ意匠部品は樹脂を基材としており、人に対面する格
子前面等の意匠前面と、意匠前面に連設する格子側面等
の意匠側面とをもつ。このためメッキ意匠部品の前方に
位置する人に対して、格子等の意匠部において格子側面
等の意匠前面の光反射が抑えられ、格子側面等の意匠側
面は暗色気味に人に視認される。これに対して、格子等
の意匠部のうち、人に直接的に対面する格子前面等の意
匠前面は、光を高い光反射率で反射するため、集中的に
輝くように人に視認される。このため従来のメッキ意匠
部品に比べて、ラジエータグリル等のメッキ意匠部品の
格子等の意匠部の立体感が一層高まる。よって、基材が
樹脂であるにもかかわらず、格子の金属光沢感が高ま
り、意匠性が向上する。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るラジエータグリル等のメッ
キ格子意匠部品によれば、格子の格子側面よりも格子前
面に厚くなるように金属メッキ層が積層され、更に、金
属メッキ層にスモーククリア層が積層されている。この
ためラジエータグリル等のメッキ格子意匠部品の前方に
位置する人に対して、格子の格子側面の光反射が抑えら
れ、格子の格子側面は暗色気味に人に視認される。これ
に対して、格子のうち人に直接的に対面する格子前面
は、光を高い光反射率で反射するため、集中的に輝くよ
うに人に視認される。
【0035】このため従来のメッキ格子意匠部品に比べ
て、ラジエータグリル等のメッキ格子意匠部品の格子の
立体感が一層高まり、メッキ格子意匠部品の基材が樹脂
であるにもかかわらず、格子の金属光沢感が高まり、意
匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジエータグリルを斜め上方から見た外観図で
ある。
【図2】メッキ処理の積層順序を示す要部の模式断面図
である。
【図3】ラジエータグリル本体の格子に金属メッキ層を
積層する形態を模式的に示す断面図である。
【図4】格子前面及び格子側面を有する格子の光反射形
態を模式的に示す斜視図である。
【図5】格子前面及び格子側面を有する格子の光反射形
態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
図中、1はラジエータグリル(メッキ格子意匠部品)、
2はラジエータグリル本体、25は格子、30は格子前
面、33は格子側面、5は金属メッキ層、6はスモーク
クリア層を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 BB87X CB13 DA23 DB05 DB06 DC01 DC13 DC16 DC19 EA10 EA21 EA43 EB22 EB56 4F100 AA37 AB01B AB13 AK01A AK25 AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C EH71B GB32 JL10C JN01C 4K024 AA02 AA03 AA05 AA09 AA10 AA11 AB02 AB17 BA12 BB28 CB08 CB21 DB06 GA02 4K044 AA16 AB10 BA01 BA02 BA06 BA08 BA10 BA21 BB03 BB04 BB16 BC09 CA18 CA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人に対面する格子前面と前記格子前面に連
    設する格子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつ
    と共に樹脂を基材とするメッキ格子意匠部品であって、 前記格子側面よりも前記格子前面に厚くなるように積層
    された金属メッキ層と、前記金属メッキ層に積層された
    スモーククリア層とを備えていることを特徴とするメッ
    キ格子意匠部品。
  2. 【請求項2】人に対面する格子前面と前記格子前面に連
    設する格子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつ
    と共に樹脂を基材とする格子意匠部品本体を用い、 前記格子意匠部品本体の格子の前記格子側面よりも前記
    格子前面に厚くなるように金属メッキ層を積層し、更
    に、前記金属メッキ層にスモーククリア層を積層してメ
    ッキ格子意匠部品を得ることを特徴とするメッキ格子意
    匠部品の製造方法。
  3. 【請求項3】人に対面する格子前面と前記格子前面に連
    設する格子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつ
    と共に樹脂を基材とするラジエータグリルであって、前
    記格子側面よりも前記格子前面に厚くなるように積層さ
    れた金属メッキ層と、前記金属メッキ層に積層されたス
    モーククリア層とを備えていることを特徴とするラジエ
    ータグリル。
  4. 【請求項4】人に対面する格子前面と前記格子前面に連
    設する格子側面とを有する格子を少なくとも一部にもつ
    と共に樹脂を基材とするラジエータグリル本体を用い、 前記ラジエータグリル本体の格子の前記格子側面よりも
    前記格子前面に厚くなるように金属メッキ層を積層し、
    更に、前記金属メッキ層にスモーククリア層を積層して
    ラジエータグリルを得ることを特徴とするラジエータグ
    リルの製造方法。
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