JP2002239919A - メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具 - Google Patents

メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具

Info

Publication number
JP2002239919A
JP2002239919A JP2001117325A JP2001117325A JP2002239919A JP 2002239919 A JP2002239919 A JP 2002239919A JP 2001117325 A JP2001117325 A JP 2001117325A JP 2001117325 A JP2001117325 A JP 2001117325A JP 2002239919 A JP2002239919 A JP 2002239919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drilling
boring tool
rod
tip
metal bond
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001117325A
Other languages
English (en)
Inventor
Sokichi Takemura
曽吉 竹村
Yoshikazu Kusachi
義和 草地
Akihiko Nakagawa
明彦 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd filed Critical Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001117325A priority Critical patent/JP2002239919A/ja
Priority to US10/013,663 priority patent/US6851418B2/en
Publication of JP2002239919A publication Critical patent/JP2002239919A/ja
Priority to US11/023,160 priority patent/US7603999B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D7/00Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
    • B24D7/18Wheels of special form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2222/00Materials of tools or workpieces composed of metals, alloys or metal matrices
    • B23C2222/04Aluminium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2222/00Materials of tools or workpieces composed of metals, alloys or metal matrices
    • B23C2222/88Titanium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2228/00Properties of materials of tools or workpieces, materials of tools or workpieces applied in a specific manner
    • B23C2228/10Coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/78Tool of specific diverse material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/81Tool having crystalline cutting edge
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2511Vertical
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2522Portable

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一つの工具で穴あけ及び中ぐり加工を行うこ
とができ、砥粒が脱落することなく長時間の安定した加
工性能を維持できる穴あけ及び中ぐり工具を提供するこ
とである。 【解決手段】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具6で
あって、概略半球状の先端6C部を有するロッド状本体
6と、ロッド状本体の先端部及び該先端部からの所定長
さの外周面にCu系合金を主成分とするボンド部材14
によって接着された砥粒とを含んでいる。ボンド部材は
Ti,Al及びこれらの混合物からなる群から選択され
る。Cu系合金は10〜33wt%Snの青銅、5〜2
0wt%Znの黄銅及び5〜20wt%Alのアルミニ
ウム青銅からなる群から選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタルボンド穴あけ
(ドリリング)及び中ぐり(ボーリング)工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、石材、コンクリート又はタイル等
の硬い材料に穴あけを行なう場合、電気ドリルにダイヤ
モンドコアビットを装着して穴あけを行なうのが一般的
であった。
【0003】さらに、この開けられた穴を広げる中ぐり
加工を行なう場合には、超硬合金又は高速度鋼等から形
成された所謂超硬バーをトリマー、ルータ又はハンドグ
ラインダ等に取り付け、超硬バーを10,000rpm
以上の速度で高速回転させて中ぐり加工を行っていた。
【0004】中ぐり加工を行なう他の従来技術として、
軸付き砥石又は鋼棒にダイヤモンド砥粒を電着で保持さ
せた電着バーをトリマー、ルータ又はハンドグラインダ
等に取り付け、高速回転させて中ぐり加工を行なってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
はダイヤモンドコアビット等により穴あけ加工を行なっ
てから、超硬バー等の別の工具を使用して中ぐり加工を
行なっていたため、作業性が悪いという問題があった。
特に、セメント系材料を含有する窯業系ボードは超硬バ
ーで中ぐり加工できるものもあるが、超硬バーの寿命が
非常に短いという欠点がある。
【0006】また、軸付き砥石やダイヤモンド電着バー
では石材やタイルを加工可能なものもあるが、その特性
から切削抵抗が大きく寿命が短いという欠点がある。さ
らに、軸付き砥石やダイヤモンド電着バーは大きな切削
抵抗により軸に大きな力が加わるため、切れ味が悪くな
る前に折損するものもあった。
【0007】よって、本発明の目的は、石材、コンクリ
ート又はタイル等の硬い材料に対して一つの工具で穴あ
け及び中ぐり加工を行なうことのできるメタルボンド穴
あけ及び中ぐり工具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、メタル
ボンド穴あけ及び中ぐり工具であって、概略半球状の先
端部を有するロッド状本体と、前記ロッド状本体の先端
部及び該先端部から所定長さの外周面にCu系合金を主
成分とするボンド部材によって接着された砥粒とを具備
し、前記ボンド部材はTi,Al及びこれらの混合物か
らなる群から選択される物質を含んでおり、砥粒と砥粒
の間の前記ボンド部材最深部表面と突出した砥粒先端と
の間の距離を砥粒突出高さとするとき、平均砥粒突出高
さは平均砥粒直径の30%以上であり、平均砥粒間隔は
平均砥粒直径の200%以上であることを特徴とするメ
タルボンド穴あけ及び中ぐり工具が提供される。
【0009】好ましくは、ロッド状本体は外周面上に形
成された所定長さの少なくとも一つの逃げ部を有してい
る。この逃げ部を設けたために切屑を容易に排出するこ
とができる。
【0010】好ましくは、Cu系合金は10〜33wt
%Snの青銅、5〜20wt%Znの青銅及び5〜20
wt%Anのアルミニウム青銅からなる群から選択され
る。好ましくは、砥粒はダイヤモンド、立方晶窒化ホウ
素、SiC及び超硬合金紛からなる群から選択される。
【0011】本発明の他の側面によると、メタルボンド
穴あけ及び中ぐり工具であって、概略半球状の先端部と
該先端部の中心部分及びその近傍に形成された凹みを有
するロッド状本体と、前記ロッド状本体の先端部及び該
先端部から所定長さの外周面にロー材によりロー付けさ
れた砥粒と、を具備したことを特徴とするメタルボンド
穴あけ及び中ぐり工具が提供される。
【0012】好ましくは、ロー材はCu系合金を主成分
とするボンド部材からなり、該ボンド部材はTi,Al
及びこれらの混合物からなる群から選択される。
【0013】さらに、砥粒と砥粒の間のボンド部材最深
部表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さ
とするとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%
以上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以
上である。
【0014】好ましくは、ロッド状本体は外周面上に形
成された所定長さの少なくとも一つの逃げ部を有してい
る。さらに好ましくは、ロッド状本体は先端部に形成さ
れた少なくとも一つの溝を有している。
【0015】本発明の更に他の側面によると、メタルボ
ンド穴あけ及び中ぐり工具であって、肉部先端が断面概
略半円状に加工されたパイプ状本体と、前記パイプ状本
体の肉部先端及び該肉部先端から所定長さの外周面にロ
ー材によりロー付けされた砥粒と、を具備したことを特
徴とするメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具が提供され
る。
【0016】好ましくは、ロー材はCu系合金を主成分
とするボンド部材からなり、該ボンド部材はTi,Al
及びこれらの混合物からなる群から選択される。
【0017】さらに、砥粒と砥粒の間のボンド部材最深
部表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さ
とするとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%
以上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以
上である。
【0018】好ましくは、パイプ状本体は外周面状に形
成された所定長さの少なくとも一つの逃げ部を有してい
る。更に好ましくは、パイプ状本体は肉部先端に形成さ
れた少なくとも一つの溝を有している。
【0019】本発明の更に他の側面によると、メタルボ
ンド穴あけ及び中ぐり工具であって、概略半球状の先端
部と第1の直径を有するロッド状本体と、内周面にねじ
山の形成された装着穴と前記第1の直径より大きな第2
の直径を有する拡大装着部分と、前記ロッド状本体と前
記拡大装着部分とを連結する連結部分と、前記ロッド状
本体の先端部及び該先端部から所定長さの外周面にロー
材によりロー付けされた砥粒と、を具備したことを特徴
とするメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具が提供され
る。
【0020】好ましくは、連結部分はロッド状本体に接
する凹状曲面を有している。或いは、連結部分は円錐台
形状をしている。このように、凹状曲面又は円錐台形状
を有する連結部分でロッド状本体と拡大装着部分を連結
したため、中ぐり加工中にロッド状本体と連結部分の連
結箇所に応力集中が発生することが抑制される。その結
果、工具の長寿命化が可能となる。
【0021】本発明の更に他の側面によると、メタルボ
ンド穴あけ及び中ぐり工具であって、概略半球状の先端
部と第1の直径を有するロッド状本体と、前記第1の直
径より大きな第2の直径を有する拡大装着部分と、前記
ロッド状本体と前記拡大装着部分とを連結する連結部分
と、前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定長
さの外周面にロウ材によりロウ付けされた砥粒と、を具
備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中ぐり
工具が提供される。
【0022】好ましくは、連結部分は凹状曲面か又は円
錐台形状を有している。この構造により、中ぐり加工時
のロッド状本体と連結部分の連結箇所での応力集中が緩
和され、工具の長寿命化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。各実施形態の説明において、
実質上同一構成部分については同一符号を付して説明す
る。
【0024】図1を参照すると、本発明のメタルボンド
穴あけ及び中ぐり工具が装着可能なハンドグラインダ2
の斜視図が示されている。ハンドグラインダ2の先端に
は本発明のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具6が着脱
可能に取り付けられている。
【0025】さらに、ハンドグラインダ2の先端には工
具6の切り込み深さを規制する環状部材4が調整可能に
取り付けられている。即ち、ネジ5を弛めて環状部材4
をハンドグラインダ2の本体に対して移動し、再びネジ
5を締付けることにより環状部材4が穴あけ及び中ぐり
工具6の切り込み深さを規制することができる。
【0026】図2はハンドグラインダ2の工具取り付け
部の断面図を示している。穴あけ及び中ぐり工具6のシ
ャンク部分6bをコレットチャック10に挿入し、ナッ
ト12をハンドグラインダ2のスピンドル8の先端に締
付けることにより、穴あけ及び中ぐり工具6がスピンド
ル8の先端に取り付けられる。
【0027】図3(A)を参照すると、本発明第1実施
形態の穴あけ及び中ぐり工具6の一部断面図が示されて
いる。穴あけ及び中ぐり工具6は鋼から形成されたロッ
ド状本体6aを有している。ロッド状本体6aの一部は
回転工具に装着するためのシャンク部分6bとなってい
る。
【0028】ロッド状本体6aは、C0.3%以上と、
Mn,Cr又はNiを0.5%以上含有する鋼から形成
され、メタルボンド砥粒をロッド状本体6aに接着する
高温に加熱された真空炉中に水素ガス、窒素ガス等を吹
き込むことによりガス急冷して、ロックウエル硬度HRC
20〜40を有するように処理されたものであり、充分
な硬さ及び靭性を有しているため、折れにくいという性
質を有している。
【0029】ロッド状本体6aは例えば6mmの直径を
有しており、その先端部6cは半球状に加工されてい
る。半球状先端部6cには切屑逃し用の溝18が形成さ
れている。図3(B)はロッド状本体6aの上面図であ
る。
【0030】ロッド状本体6aの半球状先端部6c及び
この先端部6cから所定長さの外周面状には多数のダイ
ヤモンド砥粒16がメタルボンド部材14により接着さ
れ固定されている。本実施形態では、ロッド状本体6a
の先端から約40mmの外周面上に多数のダイヤモンド
砥粒16がメタルボンド部材14により固定されてい
る。
【0031】図4(A)を参照すると、ロッド状本体6
aの正面図が示されている。図4(B)は図4(A)の
4B−4B線断面図である。ロッド状本体6aはダイヤ
モンド砥粒16が固定される外周面上に少なくとも一つ
の逃げ部20を有しているのが好ましい。
【0032】この逃げ部20により、特に穴開け加工中
の切子を容易に排出することができる。逃げ部20は例
えば平らに加工される。図4(B)のθ1は好ましくは
約60度以下であり、更に好ましくは約10度〜約45
度の範囲内である。
【0033】以下、第1実施形態のメタルボンド穴あけ
及び中ぐり工具6の製造方法について説明する。以下の
説明において、%は全て重量%(wt%)で表すものと
し、それ以外の%、例えば原子%(atm%)の場合に
は特に表示する。
【0034】23%Snの青銅粉末66%と、Ti化合
物粉末11%と、有機粘性材料としてのステアリン酸2
0%を混練器にてよく撹拌し混練して、ペースト状混合
物を得る。
【0035】このペースト状混合物をロッド状本体6a
の半球状先端部6c及び外周面にヘラ等を使用して塗布
する。メタルボンドの厚さを目標の厚さにするため、厚
みゲージ治具で余分な量のペースト状混合物を取り除
き、ペースト状混合物を所定の均一な厚さとするのが好
ましい。
【0036】その後、必要な量のダイヤモンド砥粒をペ
ースト状混合物上に散布し、付着させる。次いで、メタ
ルボンド穴あけ及び中ぐり工具6を真空炉中に入れ、真
空度3.9Paまで真空引きし、温度950℃で20分
間保持し、N2ガスを吹き込んで急冷し常温まで冷却し
た。その後メタルボンド穴あけ工具30を真空炉から取
出した。
【0037】950℃で20分間真空炉中で工具を保持
することにより、ペースト状混合物が溶融し、この溶融
物が常温に冷却されて固化し、ロッド状本体6aに接着
される。また950℃からガス急冷することにより、
C,Mn,Cr,Ni等を含むロッド状本体はHRC20
〜40の硬さを得た。
【0038】Tiは還元力によりダイヤモンド砥粒を濡
らす性質があり、青銅によく溶ける。よって、ダイヤモ
ンド砥粒16はメタルボンド部材14に化学的に強く固
着されるので、ダイヤモンド砥粒16がメタルボンド部
材14から脱落することが防止される。
【0039】図5の拡大断面図に示されるように、隣接
する2つのダイヤモンド砥粒16の間のメタルボンド部
材14最深部表面と突出したダイヤモンド砥粒16先端
との間の距離を砥粒突出高さとするとき、平均砥粒突出
高さgは平均砥粒直径dの30%以上であるのが好まし
い。さらに、平均砥粒間隔lは平均砥粒直径dの200
%以上であるのが好ましい。
【0040】このように、ダイヤモンド砥粒16の平均
砥粒突出高さgを従来の研削工具に比較して大きく取
り、平均砥粒間隔lを大きく取ることにより、優れた研
削性能又は穴あけ性能を発揮することができる。
【0041】尚、平均砥粒高さgの大きさの調整が、ペ
ースト状混合物の塗布厚さでコントロールできるが、一
般的にはペースト状混合物の塗布厚さは平均砥粒直径d
の70〜120%が好ましい。
【0042】平均砥粒高さgは次のような方法で求め
た。1個のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具6中の任
意の3ヶ所について、10粒/1ヶ所、計30粒の砥粒
高さを計測し、計測した砥粒高さ値を相化平均したもの
を平均砥粒高さgとした。砥粒高さの計測は、局部の顕
微鏡拡大による方法を採用した。
【0043】ダイヤモンド砥粒の粒度は30〜400メ
ッシュにするのが良い。砥粒はダイヤモンド砥粒に限定
されるものではなく、CBN、炭化ケイ素、又は超硬合
金紛の何れをも採用可能である。
【0044】銅合金としては10から33%Snの青
銅、5〜20%Znの黄銅、5〜20%Alのアルミニ
ウム青銅が使用可能である。特にアルミニウム青銅の場
合、加熱時の真空度を高くすると、Ti化合物紛を無添
加でも砥粒をメタルボンドに接着できる。または、加熱
時の真空度が低い場合でも、Ti化合物紛の少量の添加
で砥粒をメタルボンドに接着できる。
【0045】Ti化合物紛は50atm%Al−Ti
(約36wt%Al)のTi化合物紛を使用している。
Tiの含有量は、メタルボンド部材全体に対して10〜
15%程度が望ましい。Ti化合物紛の粒度は240〜
350メッシュ程度が好ましい。
【0046】Ti化合物紛に変えて、Ti紛、Al紛、
またはAl化合物紛も使用可能である。Ti或いはAl
はその還元力により酸化物を除くセラミック砥粒を濡ら
す性質があり、銅合金によく溶ける。さらに、銅合金の
強度を増強する働きがあるためメタルボンド部材の添加
剤として好適である。
【0047】有機粘性材料としてはステアリン酸、パラ
フィン、ポリエチレングリコールなどの単体若しくは混
合したものを使用すると良い。
【0048】図6を参照すると、円弧状逃げ部22を有
するロッド状本体6aの断面図が示されている。このよ
うにロッド状本体6aの外周面に半径R1の円弧状逃げ
部22を形成したときは、円弧状逃げ部22と外周面と
の界面の半径R2は1mm以上であるのが好ましい。こ
れはダイヤモンド砥粒16の脱落を防止するためであ
る。Rを設けない場合は、図4(B)のθ1に対応する
角度は60度以下、好ましくは10度〜45度がよい。
【0049】さらに、図7に示すようにロッド状本体6
aに螺旋状逃げ部24を形成するようにしても良い。こ
のような螺旋状逃げ部24を形成することにより、切屑
の排出性がより向上する。
【0050】石材又はコンクリート等に穴あけ及び中ぐ
り加工を行なう場合には、メタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具6をコレットチャックにより図1に示したハンド
グラインダ2等の回転工具に装着する。
【0051】ダイヤモンド砥粒16がメタルボンド部材
14により本体6aに強固に接着されているため、穴あ
け及び中ぐり工具6を10,000rpm以上、好まし
くは25,000〜35,000rpmで高速回転させ
ることにより、石材、コンクリート等の硬い材料に容易
に穴あけをすることができる。
【0052】さらに、穴あけ後に同一の工具6を使用し
てその穴を必要に応じて拡大する中ぐり加工も容易に行
なうことができる。中ぐり加工時にシャンク部分6bに
大きな曲げ応力が加わるが、ロッド状本体が硬くて靭性
のある鋼から形成されているため、非常に耐久性があ
る。
【0053】図8(A)を参照すると、本発明第2実施
形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具26の先端部
分近傍の断面図が示されている。本実施形態のロッド状
本体26aも第1実施形態と同様な組成及び硬さを有す
る鋼から形成されており、同様な半球状先端部26cを
有している。さらに、半球状先端部26cの中心部分及
びその近傍にかけて円弧状の凹み(ディンプル)28が
形成されている。
【0054】上述した第1実施形態のメタルボンド穴あ
け及び中ぐり工具6では、実験結果から半球状先端部6
cの中心部分に接着したダイヤモンド砥粒16が脱落し
易いという欠点があることが判明した。このように一部
のダイヤモンド砥粒16が脱落すると、砥粒の脱落が接
着面全面に広がり易い。
【0055】この砥粒脱落の原因を考察するに、メタル
ボンド穴あけ及び中ぐり工具6がハンドグラインダに装
着されて高速回転しているときでも、中心軸部分のごく
近傍ではその周速度は非常に遅くなる。よって、このよ
うに周速度が遅い部分のダイヤモンド砥粒16が脱落し
易いのではないかと考えられる。
【0056】よって、本実施形態のメタルボンド穴あけ
及び中ぐり工具26では、工具26が被加工材に直接接
触しない円弧状の凹み28を形成するようにした。この
円弧状の凹み28は逃げ部として作用するため、この部
分でのダイヤモンド砥粒16の脱落が防止される。
【0057】本実施形態では、ダイヤモンド砥粒16は
ロッド状本体26aの円弧状先端部26c及び先端から
約40mmの範囲内の外周面上にメタルボンド部材14
により接着固定されている。
【0058】そして、ダイヤモンド砥粒26が接着され
たロッド状本体26aには図4(A)に示すような平ら
な逃げ部20が形成されている。この逃げ部20によ
り、特に穴あけ加工時の切子が容易に排出される。
【0059】図8(B)を参照して、半球状先端部26
cに形成された円弧状の凹み28の好ましい寸法につい
て説明する。θ2は45度以下が好ましく、円弧状の凹
み28の深さHは0.3mm以上が好ましい。さらに、
円弧状の凹み28と半球状端部26cとの界面の曲率半
径R4は1mm以上であるのが好ましい。
【0060】このように界面の曲率半径R4を大きく取
ることにより、この部分でのダイヤモンド砥粒16の脱
落を防止することができる。この界面部分を何ら加工せ
ず鋭利なままとした場合には、この界面部分からダイヤ
モンド砥粒16が脱落し易い。
【0061】図9(A)を参照すると、本発明第3実施
形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具26´の断面
図が示されている。図9(B)はロッド状本体26aの
上面図である。
【0062】本実施形態は半球状端部26cに溝30を
形成したものであり、他の構成は図8(A)に示した第
2実施形態と同様である。このように半球状端部26c
に溝30を有するため、切屑をこの溝30中に逃がすこ
とができる。
【0063】図10(A)を参照すると、本発明第4実
施形態の穴あけ及び中ぐり工具32の断面図が示されて
いる。図10(B)はその上面図である。本実施形態の
穴あけ及び中ぐり工具32は、肉部先端32cが断面概
略半円状に加工されたパイプ状本体32aを有してい
る。
【0064】そして断面半円状に加工された肉部先端3
2c及び先端から所定長さ(例えば40mm)の外周面
上にメタルボンド部材14により多数のダイヤモンド砥
粒16が接着されている。
【0065】図10(B)に示すように、パイプ状本体
32aの肉部先端32cには溝36が形成されている。
この溝36を設けたために、穴あけ加工中の切屑をこの
溝36中に収容することができる。然し、溝36は必須
ではなく、設けなくてもよい。
【0066】図11(A)はパイプ状本体32aの正面
図であり、図11(B)はその11B−11B線に沿っ
た断面図である。これらの図から明らかなように、パイ
プ状本体32aの外周面上のダイヤモンド砥粒16が接
着されている部分には平らな逃げ部38が形成されてい
る。外周面上に逃げ部38を設けたために、穴あけ加工
中の切子をこの逃げ部38を通して容易に排出すること
ができる。
【0067】本実施形態の穴あけ及び中ぐり工具32は
パイプ状本体32aを採用しているため、高速回転時に
周速が0乃至は非常に遅い部分は含まない。よって、加
工中に周速が非常に遅い部分に発生し易いダイヤモンド
砥粒16の脱落を効果的に防止することができる。
【0068】パイプ状本体32aも上述したロッド状本
体6a,26aと同様な材料から形成されており、硬く
て靭性があるため中ぐり加工中にシャンク部分に加わる
曲げ応力に対して非常に耐久性がある。
【0069】以上説明した第1〜第4実施形態の穴あけ
及び中ぐり工具6,26,26´及び32では、何れの
工具においても本体部分からシャンク部分まで直線形状
であり、図2に示すようにシャンク部分をコレットチャ
ック10に挿入し、ナット12をハンドグラインダー2
のスピンドル8の先端に締付けることにより、穴あけ及
び中ぐり工具がスピンドル8の先端に取りつけられる。
【0070】このような直線形状の穴あけ及び中ぐり工
具6,26,26´及び32で中ぐり加工を行なうと、
コレットチャック10の先端部分に対応する工具のシャ
ンク部分に非常に大きな応力集中が発生し、この部分で
工具が折れ易いということが実験により判明した。以下
に説明する各実施形態は、シャンク部分に発生する応力
集中を抑制するようにしたものである。
【0071】図12を参照すると、図2に示されたのと
は異なるタイプのハンドグラインダ等の工具取りつけ部
に装着された本発明第5実施形態のメタルボンド穴あけ
及び中ぐり工具42の断面図が示されている。
【0072】穴あけ及び中ぐり工具42は鋼から形成さ
れた第1の直径を有するロッド状本体44と、第1の直
径より大きな第2の直径を有する拡大装着部分46と、
ロッド状本体44と拡大装着部分46を連結する連結部
分48を含んでいる。
【0073】ロッド状本体44、拡大装着部分46及び
連結部分48は一体的に形成されており、C0.3%以
上と、Mn,Co又はNiを0.5%以上含有する鋼か
ら形成されている。
【0074】メタルボンド砥粒をロッド状本体44に接
着する高温に加熱された真空炉中に水素ガス、窒素ガス
等を引き込むことによりガス急冷して、ロックウェル硬
度H RC20〜40を有するように処理されたものであ
り、十分な硬さ及び靭性を有しているため、折れにくい
という性質を有している。
【0075】ロッド状本体44は例えば4mmの直径を
有しており、その先端部44aは半球状に加工されてい
る。半球状先端部44aの中心部分及びその近傍には凹
み(ディンプル)50が形成されている。
【0076】ロッド状本体44の長さL1は例えば30
mmである。ロッド状本体44の半球状先端部44a、
その外周面及び連結部分48の一部分にかけて多数のダ
イヤモンド砥粒16がメタルボンド部材14により接着
され固定されている。
【0077】特に図示しないが、ロッド状本体44の半
球状先端部44aには図4(A)に示したような切屑逃
し用の溝が形成されている。さらに、ロッド状本体44
はダイヤモンド砥粒16が固定される外周側面上に少な
くとも一つの逃げ部を有している。
【0078】拡大装着部46は内周面にねじ山54の形
成された装着穴52を有している。図13に示すよう
に、拡大装着部46には一対の対向するフラット部56
が形成されており、スパナがこれらのフラット部56に
係合可能である。
【0079】拡大装着部46は例えば20mmの外径を
有しており、装着穴52は14mm又は1/2インチの
直径を有している。拡大装着部46の長さL2は例えば
12mmである。
【0080】連結部分48はロッド状本体44に接する
凹状曲面58を有している。この凹状曲面58は、ロッ
ド状本体44に接し拡大装着部46の外周面に接続する
円弧を、ロッド状本体44の中心軸回りに回転すること
により画成される。
【0081】曲面58の曲率半径は1mm以上であり、
好ましくは10mm以上である。さらに好ましくは、2
0mm〜40mmの範囲内である。連結部分48の長さ
L3は例えば10mmである。
【0082】ハンドグラインダー等のスピンドル60の
先端部には傾斜側面62aを有する凹部62が形成され
ている。さらに、スピンドル60の先端部の外周面上に
はねじ山64が形成されている。
【0083】メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42の
装着穴52の底面には弾性体ユニット66が接着されて
いる。弾性体ユニット66は例えばゴム68に鉄板70
を接着して構成される。ゴム68に代えて柔らかな樹脂
も採用可能である。
【0084】メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42を
スピンドル60に装着するには、拡大装着部46の装着
穴52に形成されたねじ山54をスピンドル60のねじ
山64に螺合し、図示しないスパナをフラット部56に
係合して、メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42をス
ピンドル60に締付ける。
【0085】これにより、弾性体ユニット66のゴム6
8が圧縮されて、メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具4
2のスピンドル60に対する締結が弛むのが防止され
る。弾性体ユニット66が装着されていない場合には、
作業中にメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42が高速
回転するため、メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42
のスピンドル60に対する締結が緩んで抜け落ちる怖れ
がある。
【0086】弾性体ユニット66は装着穴52の底面に
必ずしも接着される必要はなく、弾性体ユニット66を
スピンドル60の凹部62中に挿入してメタルボンド穴
あけ及び中ぐり工具42をスピンドル60に締付けれ
ば、同様な弛み止めの効果を得ることができる。弾性体
ユニット66に代えて、コイルスプリング又はスプリン
グワッシャー等の弾性体を介在させるようにしても良
い。
【0087】本実施形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具42では、ロッド状本体44がスムーズな凹状曲
面58を有する連結部分48で拡大装着部分46に連結
されているため、中ぐり加工中のロッド状本体44及び
連結部分48における応力集中を抑制することができ
る。その結果、メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42
の破損が防止され、その長寿命化を図ることができる。
【0088】図14を参照すると、第5実施形態の穴あ
け及び中ぐり工具42の変形例42Aが示されている。
この変形例のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42A
は第5実施形態の工具42と連結部分72の形状が相違
し、他の構造は同様である。
【0089】即ち、この変形例に係るメタルボンド穴あ
け及び中ぐり工具42Aでは、連結部分72の凹状曲面
74は拡大装着部分46の底面46aに連結している。
もちろん、凹状曲面74はロッド状本体44には接して
いる。 凹状曲面74の曲率半径は1mm以上であり、
好ましくは25mm〜80mmの範囲内である。
【0090】この変形例のメタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具42Aでも、ロッド状本体44がスムーズな凹状
曲面74を有する連結部分72で拡大装着部分46に連
結されているため、中ぐり加工中にロッド状本体44及
び連結部分72に発生する応力集中が緩和され、メタル
ボンド穴あけ及び中ぐり工具42aの長寿命化を図るこ
とができる。
【0091】図15を参照すると、図12に示した第5
実施形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42のさ
らに他の変形例42Bが示されている。この変形例に係
るメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42Bは、円錐台
形状の連結部分76でロッド状本体44と拡大装着部4
6を連結したものである。他の構成は図12に示した第
5実施形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具42と
同様である。
【0092】この変形例に係るメタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具42Bでは、ロッド状本体44が円錐台形状
の連結部分76で拡大装着部分46に連結されているた
め、中ぐり加工中にロッド状本体44及び連結部分76
に発生する応力集中を緩和することができ、メタルボン
ド穴あけ及び中ぐり工具42Bの長寿命化を図ることが
できる。円錐台形状の連結部分76の円錐の傾斜角は1
0°〜45°の範囲内が好ましい。
【0093】図16を参照すると、スピンドル60の先
端に装着された状態の本発明第6実施形態の穴あけ及び
中ぐり工具80が示されている。メタルボンド穴あけ及
び中ぐり工具80は、ロッド状本体82と、拡大装着部
分84と、ロッド状本体82と拡大装着部分84を連結
する連結部分86を含んでいる。
【0094】ロッド状本体82は例えば3mmの直径を
有しており、拡大装着部分84は6mmの直径を有して
いる。連結部分86はロッド状本体82に接し、拡大装
着部分84の外周面に接続する凹状曲面90を有してい
る。凹状曲面90の曲率半径は1mm以上であり、好ま
しくは5mm〜30mmの範囲内である。
【0095】ロッド状本体82は半球状先端部82aを
有しており、半球状先端部分82aの中心部分及びその
近傍には凹み(ディンプル)88が形成されている。特
に図示しないが、本実施形態のメタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具80も、その先端部に図4(A)に示したよ
うな切屑逃し用の溝を有しており、さらにその側面には
少なくとも一つの逃げ部を有している。
【0096】ロッド状本体82の半球状先端部82a,
外周面全長及び連結部分86の一部に渡り、多数のダイ
ヤモンド砥粒16がメタルボンド部材14により接着さ
れ固定されている。
【0097】メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具80を
スピンドル60に装着するには、コレットチャック98
とナット92を使用する。ナット92はメタルボンド穴
あけ及び中ぐり工具80の拡大装着部分84が挿入され
る穴94を有しており、さらにその内周面にはねじ山9
6が形成されている。
【0098】まず、コレットチャック98をスピンドル
60の凹部62中に挿入し、ナット92をスピンドル6
0の先端部にゆるく螺合する。メタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具80の拡大装着部分84をナット92の穴9
4を介してその先端部が凹部62の底面にあたるまでコ
レットチャック98中に挿入し、スパナを使用してナッ
ト92をスピンドル60の先端部に締付ける。これによ
り、コレットチャック98が拡大装着部分84に圧接
し、メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具80がスピンド
ル60に強固に固定される。
【0099】本実施形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具80では、ロッド状本体82がスムーズな凹状曲
面90を有する連結部分86で拡大装着部分84に連結
されているため、中ぐり加工中にロッド状本体82及び
連結部分86に発生する応力集中が緩和され、メタルボ
ンド穴あけ及び中ぐり工具80の破損が防止されその長
寿命化を図ることができる。
【0100】図17を参照すると、図16に示した第6
実施形態の変形例に係るメタルボンド穴あけ及び中ぐり
工具80Aが示されている。この変形例に係るメタルボ
ンド穴あけ及び中ぐり工具80Aは、円錐台形状の連結
部分100でロッド状本体82と拡大装着部分84を連
結したものである。他の構成は図16に示した第6実施
形態のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具80と同様で
ある。
【0101】円錐台形状の連結部分100の円錐の傾斜
角は10°〜45°の範囲内が好ましい。この変形例に
かかるメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具80Aでも、
中ぐり加工中にロッド状本体82及び連結部分100に
発生する応力集中が緩和され、メタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具80Aの長寿命化を図ることができる。
【0102】本発明は以下の付記を含むものである。
【0103】(付記1) メタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具であって、概略半球状の先端部を有するロッド状
本体と、前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所
定長さの外周面にCu系合金を主成分とするボンド部材
によって接着された砥粒とを具備し、前記ボンド部材は
Ti,Al及びこれらの混合物からなる群から選択され
る物質を含んでおり、砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材
最深部表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出
高さとするとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の3
0%以上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200
%以上であることを特徴とするメタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具。
【0104】(付記2) 前記ロッド状本体は、前記所
定長さの外周面上に形成された少なくとも一つの逃げ部
を有している付記1記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具。
【0105】(付記3) 前記ロッド状本体は、前記先
端部に形成された少なくとも一つの溝を有している付記
1記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0106】(付記4) メタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具であって、概略半球状の先端部と該先端部の中心
部分及びその近傍に形成された凹みを有するロッド状本
体と、前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定
長さの外周面にロー材によりロー付けされた砥粒と、を
具備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具。
【0107】(付記5) 前記ロー材はCu系合金を主
成分とするボンド部材からなり、該ボンド部材はTi,
Al及びこれらの混合物からなる群から選択される物質
を含んでおり、砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最深部
表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さと
するとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%以
上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以上
であることを特徴とする付記4記載のメタルボンド穴あ
け及び中ぐり工具。
【0108】(付記6) 前記ロッド状本体は、前記所
定長さの外周面上に形成された少なくとも一つの逃げ部
を有している付記5記載のメタルボンド穴開け及び中ぐ
り工具。
【0109】(付記7) 前記ロッド状本体は、前記先
端部に形成された少なくとも一つの溝を有している付記
5記載のメタルボンド穴開け及び中ぐり工具。
【0110】(付記8) メタルボンド穴あけ及び中ぐ
り工具であって、肉部先端が断面概略半円状に加工され
たパイプ状本体と、前記パイプ状本体の肉部先端及び該
肉部先端から所定長さの外周面にロー材によりロー付け
された砥粒と、を具備したことを特徴とするメタルボン
ド穴あけ及び中ぐり工具。
【0111】(付記9) 前記ロー材はCu系合金を主
成分とするボンド部材からなり、該ボンド部材はTi,
Al及びこれらの混合物からなる群から選択される物質
を含んでおり、砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最深部
表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さと
するとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%以
上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以上
であることを特徴とする付記8記載のメタルボンド穴あ
け及び中ぐり工具。
【0112】(付記10) 前記パイプ状本体は、前記
所定長さの外周面上に形成された少なくとも一つの逃げ
部を有している付記9記載のメタルボンド穴あけ及び中
ぐり工具。
【0113】(付記11) 前記パイプ状本体は、前記
肉部先端に形成された少なくとも一つの溝を有している
付記9記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0114】(付記12) 前記Cu系合金は10〜3
3wt%Snの青銅、5〜20wt%Znの黄銅及び5
〜20wt%Alのアルミニウム青銅からなる群から選
択される付記1,5又は9記載のメタルボンド穴あけ及
び中ぐり工具。
【0115】(付記13) 前記砥粒はダイヤモンド、
立方晶窒化ホウ素、SiC及び超硬合金紛からなる群か
ら選択される付記1,5又は9記載のメタルボンド穴あ
け及び中ぐり工具。
【0116】(付記14) メタルボンド穴あけ及び中
ぐり工具であって、概略半球状の先端部と第1の直径を
有するロッド状本体と、内周面にねじ山の形成された装
着穴と前記第1の直径より大きな第2の直径を有する拡
大装着部分と、前記ロッド状本体と前記拡大装着部分と
を連結する連結部分と、前記ロッド状本体の先端部及び
該先端部から所定長さの外周面にロー材によりロー付け
された砥粒と、を具備したことを特徴とするメタルボン
ド穴あけ及び中ぐり工具。
【0117】(付記15) 前記ロッド状本体は前記先
端部の中心部分及びその近傍に形成された凹みを有して
いる付記14記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工
具。
【0118】(付記16) 前記連結部分は前記ロッド
状本体に接する凹状曲面を有している付記14記載のメ
タルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0119】(付記17) 前記連結部分は円錐台形状
を有している付記14記載のメタルボンド穴あけ及び中
ぐり工具。
【0120】(付記18) 前記ロー材はCu系合金を
主成分とするボンド部材からなり、該ボンド部材はT
i,Al及びこれらの混合物からなる群から選択される
物質を含んでおり、砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最
深部表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高
さとするとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30
%以上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%
以上であることを特徴とする付記14記載のメタルボン
ド穴あけ及び中ぐり工具。
【0121】(付記19) 前記ロッド状本体は、前記
所定長さの外周面上に形成された少なくとも一つの逃げ
部を有している付記18記載のメタルボンド穴あけ及び
中ぐり工具。
【0122】(付記20) 前記ロッド状本体は、前記
先端部に形成された少なくとも一つの溝を有している付
記18記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0123】(付記21) 前記装着穴の底面に接着さ
れた弾性体を更に具備した付記14記載のメタルボンド
穴あけ及び中ぐり工具。
【0124】(付記22) 前記砥粒は前記ロッド状本
体に近接する前記連結部分の一部にもロウ付けされてい
る付記14記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0125】(付記23) メタルボンド穴あけ及び中
ぐり工具であって、概略半球状の先端部と第1の直径を
有するロッド状本体と、前記第1の直径より大きな第2
の直径を有する拡大装着部分と、前記ロッド状本体と前
記拡大装着部分とを連結する連結部分と、前記ロッド状
本体の先端部及び該先端部から所定長さの外周面にロウ
材によりロウ付けされた砥粒と、を具備したことを特徴
とするメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0126】(付記24) 前記ロッド状本体は前記先
端部の中心部分及びその近傍に形成された凹みを有して
いる付記23記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工
具。
【0127】(付記25) 前記連結部分は前記ロッド
状本体に接する凹状曲面を有している付記23記載のメ
タルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0128】(付記26) 前記連結部分は円錐台形状
を有している付記23記載のメタルボンド穴あけ及び中
ぐり工具。
【0129】(付記27) 前記ロー材はCu系合金を
主成分とするボンド部材からなり、該ボンド部材はT
i,Al及びこれらの混合物からなる群から選択される
物質を含んでおり、砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最
深部表面と突出した砥粒先端との間の距離を砥粒突出高
さとするとき、平均砥粒突出高さは平均砥粒直径の30
%以上であり、平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%
以上であることを特徴とする付記23記載のメタルボン
ド穴あけ及び中ぐり工具。
【0130】(付記28) 前記ロッド状本体は、前記
所定長さの外周面上に形成された少なくとも一つの逃げ
部を有している付記27記載のメタルボンド穴開け及び
中ぐり工具。
【0131】(付記29) 前記ロッド状本体は、前記
先端部に形成された少なくとも一つの溝を有している付
記27記載のメタルボンド穴開け及び中ぐり工具。
【0132】(付記30) 前記砥粒は前記ロッド状本
体に近接する前記連結部分の一部にもロウ付けされてい
る付記23記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
【0133】
【発明の効果】本発明の穴あけ及び中ぐり工具では、砥
粒はメタルボンドに化学的に強く固着されているので、
砥粒がメタルボンドから脱落することなく長時間の安定
した穴あけ及び中ぐり性能を維持できる。
【0134】さらに、工具を変更することなく、一つの
工具のみを使用して石材、コンクリート等の硬い材料に
穴あけ加工及び中ぐり加工を連続的に行なうことができ
る。また、中ぐり加工のみでなく、外周トリミング、バ
リ取り等に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穴あけ及び中ぐり工具を装着したハン
ドグラインダの斜視図である。
【図2】ハンドグラインダの穴あけ及び中ぐり工具装着
部の断面図である。
【図3】図3(A)は本発明第1実施形態の穴あけ及び
中ぐり工具6の一部断面正面図であり、図3(B)はロ
ッド状本体の上面図である。
【図4】図4(A)はロッド状本体の正面図であり、図
4(B)は図4(A)の4B−4B線断面図である。
【図5】メタルボンド部の拡大断面図である。
【図6】円弧状逃げ部を有するロッド状本体の断面図で
ある。
【図7】螺旋状逃げ部を有するロッド状本体の先端部分
の正面図である。
【図8】図8(A)は本発明第2実施形態の穴あけ及び
中ぐり工具の先端部分近傍の断面図であり、図8(B)
はロッド状本体の半球状先端部の寸法関係を示す図であ
る。
【図9】図9(A)は本発明第3実施形態の穴あけ及び
中ぐり工具の先端部分近傍の断面図であり、図9(B)
はロッド状本体の上面図である。
【図10】図10(A)は本発明第4実施形態の穴あけ
及び中ぐり工具の先端部分近傍の断面図であり、図10
(B)はパイプ状本体の上面図である。
【図11】図11(A)はパイプ状本体の正面図であ
り、図11(B)は図11(A)の11B−11B線に
沿った断面図である。
【図12】スピンドルに装着した状態の本発明第5実施
形態の穴あけ及び中ぐり工具の一部断面正面図である。
【図13】第5実施形態の穴あけ及び中ぐり工具の上面
図である。
【図14】第5実施形態の変形例に係る穴あけ及び中ぐ
り工具の一部断面正面図である。
【図15】第5実施形態のさらに他の変形例にかかる穴
あけ及び中ぐり工具の一部断面正面図である。
【図16】スピンドルに装着した状態の本発明第6実施
形態の穴あけ及び中ぐり工具の一部断面正面図である。
【図17】第6実施形態の変形例に係る穴あけ及び中ぐ
り工具の一部断面正面図である。
【符号の説明】
2 ハンドグラインダ 6 穴あけ及び中ぐり工具 6a ロッド状本体 6b シャンク部分 6c 半球状先端部 10 コレットチャック 14 メタルボンド部材 16 ダイヤモンド砥粒 18 溝 20 平らな逃げ部 26 穴あけ及び中ぐり工具 26a ロッド状本体 26c 半球状先端部 28 円弧状の凹み 32 穴あけ及び中ぐり工具 32a パイプ状本体 32c 半球状先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B28D 1/14 B28D 1/14 (72)発明者 中川 明彦 静岡県磐田郡浅羽町浅羽3711番地 天龍製 鋸株式会社内 Fターム(参考) 3C063 AA02 AB05 AB08 BA24 BB02 BB23 BC02 BD01 CC09 EE16 EE21 FF20 FF23 3C069 AA04 BA09 BB01 BB02 CA01 CA07 CA12 EA01 EA02 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具であ
    って、 概略半球状の先端部を有するロッド状本体と、 前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定長さの
    外周面にCu系合金を主成分とするボンド部材によって
    接着された砥粒とを具備し、 前記ボンド部材はTi,Al及びこれらの混合物からな
    る群から選択される物質を含んでおり、 砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最深部表面と突出した
    砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さとするとき、平均
    砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%以上であり、 平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以上であること
    を特徴とするメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
  2. 【請求項2】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具であ
    って、 概略半球状の先端部と該先端部の中心部分及びその近傍
    に形成された凹みを有するロッド状本体と、 前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定長さの
    外周面にロー材によりロー付けされた砥粒と、 を具備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中
    ぐり工具。
  3. 【請求項3】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具であ
    って、 肉部先端が断面概略半円状に加工されたパイプ状本体
    と、 前記パイプ状本体の肉部先端及び該肉部先端から所定長
    さの外周面にロー材によりロー付けされた砥粒と、 を具備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中
    ぐり工具。
  4. 【請求項4】 前記ロー材はCu系合金を主成分とする
    ボンド部材からなり、該ボンド部材はTi,Al及びこ
    れらの混合物からなる群から選択される物質を含んでお
    り、 砥粒と砥粒の間の前記ボンド部材最深部表面と突出した
    砥粒先端との間の距離を砥粒突出高さとするとき、平均
    砥粒突出高さは平均砥粒直径の30%以上であり、 平均砥粒間隔は平均砥粒直径の200%以上であること
    を特徴とする請求項2又は3記載のメタルボンド穴あけ
    及び中ぐり工具。
  5. 【請求項5】 前記Cu系合金は10〜33wt%Sn
    の青銅、5〜20wt%Znの黄銅及び5〜20wt%
    Alのアルミニウム青銅からなる群から選択される請求
    項1又は4記載のメタルボンド穴あけ及び中ぐり工具。
  6. 【請求項6】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具であ
    って、 概略半球状の先端部と第1の直径を有するロッド状本体
    と、 内周面にねじ山の形成された装着穴と前記第1の直径よ
    り大きな第2の直径を有する拡大装着部分と、 前記ロッド状本体と前記拡大装着部分とを連結する連結
    部分と、 前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定長さの
    外周面にロー材によりロー付けされた砥粒と、 を具備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中
    ぐり工具。
  7. 【請求項7】 前記連結部分は前記ロッド状本体に接す
    る凹状曲面を有している請求項6記載のメタルボンド穴
    あけ及び中ぐり工具。
  8. 【請求項8】 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具であ
    って、 概略半球状の先端部と第1の直径を有するロッド状本体
    と、 前記第1の直径より大きな第2の直径を有する拡大装着
    部分と、 前記ロッド状本体と前記拡大装着部分とを連結する連結
    部分と、 前記ロッド状本体の先端部及び該先端部から所定長さの
    外周面にロウ材によりロウ付けされた砥粒と、 を具備したことを特徴とするメタルボンド穴あけ及び中
    ぐり工具。
JP2001117325A 2000-12-14 2001-04-16 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具 Pending JP2002239919A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117325A JP2002239919A (ja) 2000-12-14 2001-04-16 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具
US10/013,663 US6851418B2 (en) 2000-12-14 2001-12-13 Metal bonded drilling and boring tool
US11/023,160 US7603999B2 (en) 2000-12-14 2004-12-28 Metal bonded drilling and boring tool

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-379694 2000-12-14
JP2000379694 2000-12-14
JP2001117325A JP2002239919A (ja) 2000-12-14 2001-04-16 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002239919A true JP2002239919A (ja) 2002-08-28

Family

ID=26605798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001117325A Pending JP2002239919A (ja) 2000-12-14 2001-04-16 メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6851418B2 (ja)
JP (1) JP2002239919A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100558798B1 (ko) * 2003-03-27 2006-03-14 유나이티드 테크놀로지스 코포레이션 니켈 합금의 초연삭재 점가공
CN101474828A (zh) * 2007-12-17 2009-07-08 罗伯特·博世有限公司 涂敷有磨料的钻头
JP2014065134A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Acttec Co Ltd 旋削装置用カッタ
JP2015107573A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 旭ダイヤモンド工業株式会社 ロウ付け穴あけ工具

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7927189B2 (en) * 2004-08-16 2011-04-19 United Technologies Corporation Superabrasive tool
JP4731993B2 (ja) * 2005-05-18 2011-07-27 日本碍子株式会社 ハニカム構造体の製造方法
US20080168664A1 (en) * 2007-01-17 2008-07-17 Kwik Products, Inc. Rotary trimmer head with advancing system having rounded tangs
KR100976622B1 (ko) * 2008-04-11 2010-08-18 이화다이아몬드공업 주식회사 천공용 공구
DE102008036941A1 (de) * 2008-08-08 2010-02-11 BOA (UK) Limited, Biggin Hill Westerham Lochsäge
US8677984B2 (en) 2010-10-15 2014-03-25 Adam Boyd Method and apparatus for tile cutting
US20130022421A1 (en) * 2011-07-21 2013-01-24 Robert Bosch Gmbh Abrasive coring bit
WO2016033080A1 (en) * 2014-08-26 2016-03-03 Nano Materials International Corporation Aluminum diamond cutting tool
KR20160095012A (ko) * 2014-11-20 2016-08-10 에프에스 테크니칼 코포레이션 앵커 구멍의 형성 방법 및 확경 장치

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753867U (ja) * 1980-09-11 1982-03-29
JPH01131512U (ja) * 1988-03-03 1989-09-06
JPH02130306U (ja) * 1989-04-05 1990-10-26
JPH045367U (ja) * 1990-04-28 1992-01-17
JPH05111878A (ja) * 1991-04-25 1993-05-07 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 研磨製品およびその製造方法
JPH0616012U (ja) * 1992-07-28 1994-03-01 ショーボンド建設株式会社 ダイヤモンドコアビット
JPH08243926A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Osaka Diamond Ind Co Ltd 超砥粒砥石及びその製造方法
JPH11165261A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Kozo Ishizaki 多孔質砥粒砥石とその製造方法
JPH11207630A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Asahi Diamond Ind Co Ltd 超砥粒工具の製造方法
JP2000033573A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Nikon Corp 針状砥石
JP2000326234A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Osaka Diamond Ind Co Ltd バリ取り用超砥粒ホイール

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE26039E (en) * 1966-06-14 Tool for polishing pipe fittings and the like
US1717304A (en) * 1926-08-20 1929-06-11 Cristalleries De Nancy Sa Des Drilling device for the manufacture of glass-bottle necks
US1915016A (en) * 1929-11-06 1933-06-20 Carrlowrey Glass Co Grinding tool
US2359594A (en) * 1943-08-30 1944-10-03 Turenchalk John Collet and rod grinder
US2532783A (en) * 1946-09-30 1950-12-05 Phipps Orville Self-piloted rotary drill bit
US2633682A (en) * 1950-10-14 1953-04-07 Eastman Oil Well Survey Co Milling bit
US2892292A (en) * 1958-01-13 1959-06-30 Walter D Whitney Sanding mandrel
US3127715A (en) * 1960-04-27 1964-04-07 Christensen Diamond Prod Co Diamond cutting devices
US3183632A (en) * 1962-07-09 1965-05-18 Gen Motors Corp Grinding tool
US3343615A (en) * 1966-08-15 1967-09-26 Exxon Production Research Co Drill collar with cutting surface
US3495359A (en) * 1968-10-10 1970-02-17 Norton Co Core drill
US3669850A (en) * 1969-07-18 1972-06-13 Cedo Draca Method for the production of abrasive brushing elements
US3861087A (en) * 1972-03-08 1975-01-21 Fletcher Engineering Inc Tool sharpener
US4178689A (en) * 1976-03-19 1979-12-18 Star Dental Manufacturing Co., Inc. Dental burr
US4203262A (en) * 1976-10-08 1980-05-20 The Glennel Corporation Abrasive drill
US4083351A (en) * 1977-01-21 1978-04-11 Harold Jack Greenspan Fluted diamond drill
US4450653A (en) * 1981-07-21 1984-05-29 Fletcher Engineering, Inc. Knife sharpener
DE3424918A1 (de) * 1984-07-06 1986-01-16 Maschinenfabrik Gehring Gmbh & Co Kg, 7302 Ostfildern Verfahren und vorrichtung zum entgraten einer inneren kante einer bohrung o. dgl. eines werkstueckes
US4834655A (en) * 1986-06-04 1989-05-30 G-C Dental Industrial Corp. Cutting tools
US4720218A (en) * 1987-05-01 1988-01-19 The Boeing Company Combination drilling and dressing bit
US5009553A (en) * 1987-07-20 1991-04-23 Nowman William G Method and apparatus for drilling hardplate
US5137098A (en) * 1990-02-14 1992-08-11 Inland Diamond Products Company Diamond tool for drilling and routing
US5354155A (en) * 1993-11-23 1994-10-11 Storage Technology Corporation Drill and reamer for composite material
JP3362148B2 (ja) * 1998-05-22 2003-01-07 株式会社ジャパン・コスモ 微細孔加工用コアドリル及びその製造方法
US6193000B1 (en) * 1999-11-22 2001-02-27 Camco International Inc. Drag-type rotary drill bit
JP2001025969A (ja) * 1999-07-09 2001-01-30 Tenryu Saw Mfg Co Ltd メタルボンド研削工具及びその製造方法
JP4566375B2 (ja) * 2000-09-26 2010-10-20 天龍製鋸株式会社 メタルボンド工具

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753867U (ja) * 1980-09-11 1982-03-29
JPH01131512U (ja) * 1988-03-03 1989-09-06
JPH02130306U (ja) * 1989-04-05 1990-10-26
JPH045367U (ja) * 1990-04-28 1992-01-17
JPH05111878A (ja) * 1991-04-25 1993-05-07 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 研磨製品およびその製造方法
JPH0616012U (ja) * 1992-07-28 1994-03-01 ショーボンド建設株式会社 ダイヤモンドコアビット
JPH08243926A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Osaka Diamond Ind Co Ltd 超砥粒砥石及びその製造方法
JPH11165261A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Kozo Ishizaki 多孔質砥粒砥石とその製造方法
JPH11207630A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Asahi Diamond Ind Co Ltd 超砥粒工具の製造方法
JP2000033573A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Nikon Corp 針状砥石
JP2000326234A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Osaka Diamond Ind Co Ltd バリ取り用超砥粒ホイール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100558798B1 (ko) * 2003-03-27 2006-03-14 유나이티드 테크놀로지스 코포레이션 니켈 합금의 초연삭재 점가공
CN101474828A (zh) * 2007-12-17 2009-07-08 罗伯特·博世有限公司 涂敷有磨料的钻头
JP2014065134A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Acttec Co Ltd 旋削装置用カッタ
JP2015107573A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 旭ダイヤモンド工業株式会社 ロウ付け穴あけ工具

Also Published As

Publication number Publication date
US20020073813A1 (en) 2002-06-20
US6851418B2 (en) 2005-02-08
US7603999B2 (en) 2009-10-20
US20050155593A1 (en) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002239919A (ja) メタルボンド穴あけ及び中ぐり工具
US6192875B1 (en) Core bit
CN1294543A (zh) 研磨工具
JPWO2005105348A1 (ja) 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具およびその製造方法
US7621699B2 (en) Abrasive coated fluted bit with recesses
JP2001025969A (ja) メタルボンド研削工具及びその製造方法
RU2594923C2 (ru) Шлифовальный инструмент для обработки хрупких материалов и способ изготовления шлифовального инструмента
JP3398626B2 (ja) 硬質工具
JP4933922B2 (ja) 被覆複合焼結体、切削工具および切削方法
JP3323145B2 (ja) 研削工具
US20030186636A1 (en) Tool for cutting solid materials
US20220097157A1 (en) Machining tool having asymmetrical teeth having cutting particles
US20070237590A1 (en) Rotary tool
JPH0957515A (ja) ドリル
WO2008018559A1 (fr) Trépan sans noyau
JPH11320219A (ja) 硬質焼結体スローアウェイチップとその製造方法
JP2004181597A (ja) メタルボンド砥石及びその製造方法
JPH03245974A (ja) 高自生ダイヤモンドコアドリル
TWI833974B (zh) 具有帶切削顆粒之非對稱齒之鋸帶或鋸條及相關之方法
KR102385117B1 (ko) 복합소재로 이루어진 원형톱
JP3606742B2 (ja) 台金にクリアランスを有するコアビット
JP3537367B2 (ja) フライス工具
JP2000326234A (ja) バリ取り用超砥粒ホイール
JP2007167997A (ja) ツルーイング工具
JPS61293770A (ja) ダイヤモンドソ−

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719