JP2002239649A - 内視鏡用極細パイプの加工方法 - Google Patents

内視鏡用極細パイプの加工方法

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JP2002239649A
JP2002239649A JP2001039325A JP2001039325A JP2002239649A JP 2002239649 A JP2002239649 A JP 2002239649A JP 2001039325 A JP2001039325 A JP 2001039325A JP 2001039325 A JP2001039325 A JP 2001039325A JP 2002239649 A JP2002239649 A JP 2002239649A
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pipe
metal pipe
endoscope
ultrafine
die
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JP2001039325A
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English (en)
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
Masaru Nagamine
勝 長峰
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Pentax Corp
Nagamine Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nagamine Manufacturing Co Ltd
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】細くて肉厚の薄い内視鏡用極細パイプを無用の
変形をさせることなく容易に切断加工或いは切り欠き加
工することができる内視鏡用極細パイプの加工方法を提
供すること。 【解決手段】金属パイプ10を受け型1に保持し、金属
パイプ10の軸線方向から見て金属パイプ10に接近す
るにしたがって幅狭になる形状で先端に金属パイプ10
の軸線と平行方向に刃5が形成された押し型2によっ
て、金属パイプ10を突き破るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡や内視鏡
用処置具類の操作ワイヤの補強等に用いられる内視鏡用
極細パイプの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡や内視鏡用処置具類には、操作ワ
イヤとして撚り線が用いられる場合が多いが、撚り線は
押し込み操作されると撓んでしまって操作力が伝達され
ない。
【0003】そこで、操作ワイヤの手元側部分が押し込
み操作によって撓まないように、操作ワイヤにステンレ
ス鋼管製の極細パイプが被覆されてロー付けや半田付け
等によって固着される構造がとられている。
【0004】図8は、そのような用途に用いられる極細
パイプ10を示しており、長いパイプ素材から両端部1
0aが切断されて、その中間部分に半田付け用の窓10
bが切り欠き形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
極細パイプ10は、一般に直径が1mm前後で肉厚が
0.1mm程度しかないものなので、両端部10aや窓
10bがフライス盤等による切削加工時に変形して不良
品が発生し易く、設計通りの正しい形状の部品を製造す
るには多大な苦労を要していた。
【0006】そこで本発明は、細くて肉厚の薄い内視鏡
用極細パイプを無用の変形をさせることなく容易に切断
加工或いは切り欠き加工することができる内視鏡用極細
パイプの加工方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用極細パイプの加工方法は、金属パ
イプを受け型に保持し、金属パイプの軸線方向から見て
金属パイプに接近するにしたがって幅狭になる形状で先
端に金属パイプの軸線と平行方向に刃が形成された押し
型によって、金属パイプを突き破るようにしたものであ
る。
【0008】そして、金属パイプの軸線方向から見た押
し型の幅が金属パイプの外径より広く両側に張り出すよ
うに構成することにより、押し型によって金属パイプが
切断される。
【0009】また、金属パイプの軸線方向から見た押し
型の幅が金属パイプの外径から一方向にのみ張り出すよ
うに構成することにより、押し型によって金属パイプに
窓が切り欠き形成される。
【0010】なお、金属パイプの軸線方向から見て押し
型の外縁が凹状の円弧状に形成されていると加工がスム
ーズに行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】直径が1mm前後で肉厚(t)が
0.1mm程度のステンレス鋼パイプ素材から、図8に
示されるような窓10bを有する所定長の極細パイプ1
0を形成する場合を例にとって、本発明の実施例を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、極細パイプ10の両端部10aを
切断加工するための受け型1と押し型2を示しており、
受け型1は安定した状態に固定され、押し型2はプレス
装置によってスライド自在に配置されている。図2は、
押し型2が移動し終わった状態を示している。
【0013】極細パイプ10は、図1に示されるよう
に、端部が受け型1の外壁面4から外方に突出した状態
になるように、受け型1に形成された断面形状が半円形
状の受け溝3に嵌め込まれて動かないように保持されて
いる。
【0014】押し型2は、受け型1の外壁面4に沿って
配置された板状体(板厚e)であり、極細パイプ10の
軸線方向から見て極細パイプ10に接近するにしたがっ
て幅狭になる形状に形成されて、その先端に極細パイプ
10の軸線に向かって刃5(刃厚=板厚e)が形成され
ている。
【0015】図3の正面図にも示されるように、中央位
置に形成された刃5に至る押し型2の外縁形状は、左右
両側に中心がある二つの凹状の円弧状に形成されて、押
し型2の幅が極細パイプ10の外径より広く両側に張り
出している。ただし、押し型2の外縁形状は滑らかな凹
状の曲線であれば、円弧以外の形状であっても差し支え
ない。
【0016】押し型2と一体に形成された一対のガイド
足6は、押し型2が横振れなく上下に真っ直ぐにスライ
ドするように、受け型1に形成されたガイド壁7の内面
に沿うようになっている。
【0017】極細パイプ10の両端部10aを切断加工
する際には、押し型2を、図1及び図3に示されるよう
に刃5が極細パイプ10の外面から軸線方向に向いた状
態から、プレス機により下方の極細パイプ10側にスラ
イドさせて行く。
【0018】すると、図4に示されるように、押し型2
の刃5がその厚みeの範囲で極細パイプ10の管壁を突
き破り、極細パイプ10の加工片10′が極細パイプ1
0の内側に折り込まれていく。そして、押し型2がさら
にスライドして行くと、図5に示されるように、それに
伴って極細パイプ10の破れが押し型2によって広げら
れる。
【0019】そのようにして、押し型2が極細パイプ1
0の端部を通過しきって図2の状態までスライドし終わ
ると、極細パイプ10の端部10aが受け型1の外壁面
4に沿って完全に切断され、両端部10aをほとんど変
形なく正円形状に形成することができる。
【0020】なお、このような加工を行う場合に、刃5
の厚みeが薄すぎると刃5が変形し易くなり、逆に厚す
ぎると極細パイプ10が変形し易くなる。そこで、その
ような不具合を避けるために、刃5の厚みeは、極細パ
イプ10の肉厚tに対して0.5≦(e/t)≦2.0
の範囲にあるとよい。
【0021】図6は、上述と同様のプレス加工によって
極細パイプ10の窓10bを形成するための押し型2を
示しており、押し型2が、窓10bの深さAの位置に形
成された刃5を突端にして、凹状の円弧状に極細パイプ
10の外径から一方向にだけ張り出して形成されてい
る。
【0022】刃5の厚みeは窓10bの幅(図8に示さ
れるB)と同寸法に設定しておけばよい。また、受け型
1は、例えば図7に示されるように、極細パイプ10を
受けるための受け溝3の途中に、押し型2が差し込まれ
る幅Bの溝9を直交するように形成しておけばよい。
【0023】受け型1と押し型2をこのように形成し
て、両端部10aの切断加工の場合と同様に押し型2を
真っ直ぐにスライドさせることにより、極細パイプ10
をほとんど変形させることなく窓10bを切り欠き加工
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、金属パイプの軸線方向
から見て金属パイプに接近するにしたがって幅狭になる
形状で先端に刃が金属パイプの軸線と平行方向に形成さ
れた押し型により金属パイプを突き破ることにより、細
くて薄い内視鏡用極細パイプを、無用の変形をさせるこ
となく容易に切断し或いは切り欠き形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切断加
工の準備状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切断加
工の終了状態の斜視図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切断加
工の準備状態の正面図である。
【図4】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切断加
工工程の途中の状態の正面断面図である。
【図5】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切断加
工工程の途中の状態の正面断面図である。
【図6】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切り欠
き加工工程の途中の状態の正面断面図である。
【図7】本発明の実施例の内視鏡用極細パイプの切り欠
き加工に用いられる受け型の斜視図である。
【図8】内視鏡用極細パイプの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1 受け型 2 押し型 3 受け溝 5 刃 10 極細パイプ 10a 端部 10b 窓 e 厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長峰 勝 香川県仲多度郡満濃町大字岸上字椿谷1725 番地26 株式会社長峰製作所内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 JJ06 4E048 KA02 KA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属パイプを受け型に保持し、上記金属パ
    イプの軸線方向から見て上記金属パイプに接近するにし
    たがって幅狭になる形状で先端に上記金属パイプの軸線
    と平行方向に刃が形成された押し型により上記金属パイ
    プを突き破ることを特徴とする内視鏡用極細パイプの加
    工方法。
  2. 【請求項2】上記金属パイプの軸線方向から見た上記押
    し型の幅が上記金属パイプの外径より広く両側に張り出
    しており、上記押し型によって上記金属パイプが切断さ
    れる請求項1記載の内視鏡用極細パイプの加工方法。
  3. 【請求項3】上記金属パイプの軸線方向から見た上記押
    し型の幅が上記金属パイプの外径から一方向にのみ張り
    出しており、上記押し型によって上記金属パイプに窓が
    切り欠かれる請求項1記載の内視鏡用極細パイプの加工
    方法。
  4. 【請求項4】上記金属パイプの軸線方向から見て上記押
    し型の外縁が凹状の円弧状に形成されている請求項1、
    2又は3記載の内視鏡用極細パイプの加工方法。
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