JP2002238777A - ガス焙焼器の温度検知装置 - Google Patents
ガス焙焼器の温度検知装置Info
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Abstract
焙焼室の温度を正確に検出することができるガスグリル
の温度検出装置を提供する。 【解決手段】 焙焼室3内の焼き網2に被調理物を載せ
てバーナX2で上方からまたは上方及び下方から加熱し
て被調理物を焼成するガス焙焼器である。これににおい
て、焙焼室3の排気を行う排気筒46内に2個以上の複
数の温度センサー8を配置する。これらの複数の温度セ
ンサー8は排気筒46の矩形状の断面の長手方向で且つ
排気筒46内の排気の流れの流れに対して直交する方向
に一直線状に並ぶように配列する。これらの複数の温度
センサー8の検出温度から算出した平均値から焙焼室3
内の温度を予測して検知するようにする。
Description
体に組み込んで設けられて魚等の被調理物を焼成するの
に用いるガスグリルのようなガス焙焼器に関し、詳しく
はこのガス焙焼器を制御するために焙焼室内の温度を検
知する構造に関するものである。
ガスグリルは、焙焼筐体内の焙焼室に魚のような被調理
物を載せる焼き網を設置してあると共に被調理物を加熱
するバーナを焙焼室に設置してある。このガスグリルに
は、焙焼室の上部にバーナを配置して焼き網上の被調理
物を上方からのみ加熱して被調理物を焼成する片面焼き
ガスグリルと、焙焼室の上部と下部にバーナを配置して
焼き網に載せた被調理物を上下から加熱して被調理物を
焼成する両面焼きガスグリルとがある。
たり、安全性を確保したりするために焙焼室内の温度を
検知する必要があるが、従来この焙焼室内の温度を検知
するために焙焼室の排気筒内に温度センサーを配置し、
排気筒内を流れる排気の温度を温度センサーで検出する
ことで焙焼室内の温度を予測することにより焙焼室内の
温度を検知している。
ることなく香ばしく焼くには、焙焼室内の温度(被調理
物の表面温度)を300℃以上に且つ発火点である36
0℃以下にする必要がある。ところが、上記温度センサ
ーは排気筒内の1箇所しかなく、被調理物の配置位置に
よって検出温度にばらつきが出ていたため、被調理物の
種類、大きさ、数等によって焙焼室内の温度を正確に検
知することができないという問題があった。
排気抵抗が少なくなるように設計している。そのため排
気口や排気筒の断面形状は横に長い長方形状になってい
る。上記のように排気口や排気筒が横に長い長方形状の
断面形状になっているため、温度センサーが1個である
と全体の平均温度を検出することは困難である。また排
気筒の排気の流れが乱流であって、温度センサーの周囲
は乱流のために受熱面が小さいと温度センサーの検出温
度の乱れが大きく、安定した温度を測定することができ
ない。
あって、被調理物の種類、数、配置位置に拘わりなく焙
焼室の温度を正確に検出することができるガス焙焼器の
温度検出装置を提供することを課題とする。
本発明のガス焙焼器の温度検出装置は、焙焼室3内の焼
き網2に被調理物7を載せてバーナX2で上方からまた
は上方及び下方から加熱して被調理物7を焼成するガス
焙焼器において、焙焼室3の排気を行う排気筒46内に
2個以上の複数の温度センサー8を配置し、これらの複
数の温度センサー8は排気筒46の矩形状の断面の長手
方向で且つ排気筒46内の排気の流れの流れに対して直
交する方向に一直線状に並ぶように配列し、これらの複
数の温度センサー8の検出温度から算出した平均値から
焙焼室3内の温度を予測して検知するようにしたことを
特徴とする。上記のように構成することにより複数の温
度センサー8にて排気筒46内の広範囲の排気温度を捕
らえることができると共に広範囲の排気温度を平均して
検出できて被調理物の種類、数、配置位置に拘わりなく
焙焼室内の温度を正確に検知できる。
より十分に表面積を大きくしたことを特徴とすることも
好ましい。この場合、排気筒46を流れる排気の流れが
乱流でも安定した温度が検出できて焙焼室3内の温度を
一層正確に検知できる。
の流れの上流側にスリット51、穴、メッシュ等の排気
の流れを攪拌する攪拌手段を設けたことを特徴とするこ
とも好ましい。温度センサー8に排気が至る前に排気を
攪拌して排気の温度の均等化ができ、温度センサー8に
て安定した温度を検出できて焙焼室3内の温度をさらに
一層正確に検知できる。
焼器の一例としてのガスグリルの例により説明する。図
3はガスこんろ全体の系統図を示すが、本例の場合、バ
ーナXとして3つのこんろ用バーナX1と1つの焙焼用
バーナX2とがある。バーナXに夫々バーナXに点火す
る点火プラグ10とバーナXの火炎を熱起電力で検出す
る熱電対11を夫々配置してある。元弁本体12のガス
入口13からガスを供給するガス供給経路14は4つの
分岐経路14aに分岐してあり、各分岐経路14aのガ
ス出口15を夫々バーナXに連通させてある。ガス供給
経路14の4つに分岐する手前には経路を開閉する電磁
弁16を配置してあり、4つの分岐経路14aには夫々
ガスの流量調節部17を配置してある。この流量調節部
17がバーナXの火力調節手段となっている。焙焼用バ
ーナX2にガスを供給する分岐経路14aでは流量調節
部17の手前で圧力を調圧するガバナー18を配置して
ある。
コントローラ19で制御されるようになっており、各点
火/消火ボタン20を操作することでバーナコントロー
ラ19を介して各バーナXの点火や消火の制御がされる
ようになっており、また各火力調整ボタン21を操作す
ることでバーナコントローラ19を介して各流量調節部
17が調節されて各バーナXの火力が調節されるように
なっている。バーナXを点火するときはイグナイタース
イッチがオンされ、イグナイター22に給電され、点火
プラグ10が放電するようになっている。また熱電対1
1の熱起電力はバーナコントローラ19に入力され、こ
れによりバーナコントローラ19にて電磁弁16や流量
調節部17が制御されるようになっている。図3のAと
A′、BとB′、CとC′、DとD′、EとE′、Fと
F′が電気的に接続されている。
配置する電磁弁16、ガバナー18及び流量調節部17
が図4乃至図6に示すように1つの元弁本体12に組み
込まれている。電磁弁16の部分ではガス供給経路14
に弁孔24を設けてあり、電磁アクチュエータ25で駆
動される弁体26で開閉されるようになっている。電磁
弁16より下流側で4つに分岐された分岐経路14aに
は夫々流量調節部17が配置されているが、焙焼用バー
ナX2に連通している流量調節部17で流量調節部17
より上流側にガバナー18を配置してある。
27の閉子収納孔28内に回転自在に収納した閉子29
とで構成されている。閉子29は内部が空洞30となっ
ており、この空洞30内と元弁本体12の分岐経路14
aとが連通している。閉子29には空洞30内と閉子2
9の外周とを連通させるガス通路として主閉子孔31と
小火用閉子孔32とが穿孔してある。主閉子孔31と小
火用閉子孔32とは閉子29の軸方向にずれていると共
に周方向に略90°ずれている。弁筐体27には閉子2
9の外周の位置で主ガス用流出路33と小火用ガス流出
路34を設けてあり、主ガス用流出路33の端部を主閉
子孔31に対応させてあると共に小火用ガス流出路34
の端部を小火用閉子孔32に対応させてある。小火用ガ
ス流出路34にはオリフィス35を設けてある。主ガス
用流出路34と小火用ガス流出路34とは1つのガス出
口15に合流させて連通させてあり、各ガス出口15を
各バーナXに連通させてある。
して閉子29を回転駆動するモータ36が取り付けら
れ、モータ36にて回転子37を介して閉子29が回転
駆動されるようになっている。モータ36はギヤードモ
ータであり、ステッピングモータよりなるモータ本体3
6aと減速機構36bとで構成されている。そしてモー
タ36を回転駆動すると、モータ36にて回転子37を
介して閉子29が回転駆動されて流量調節されるように
なっている。位置検出器50は閉子29の回動位置を検
出するものである。
は図1、図2に示すように構成されている。ガスこんろ
に一体に組み込まれる焙焼筐体1は前面を開口せる略角
箱状に形成されており、焙焼筐体1の左右両側には側部
仕切り板39を夫々設けてあり、両側の側部仕切り板3
9間が焙焼室3となっており、側部仕切り板39と焙焼
筐体1の側面部1aとの間が側部熱気通路4となってい
る。この焙焼筐体1の左右両側には焙焼用バーナX2が
配置されるが、左右両側に上部加熱用のバーナ5と下部
加熱用のバーナ6が夫々配置される。この上部加熱用の
バーナ5及び下部加熱用のバーナ6はブンゼン燃焼式の
直管状のバーナで基部に混合管を一体に設けてあり、混
合管の基部に流量調節部17から燃料ガスが供給される
ガスノズルを導入してあり、ガスノズルから燃料ガスを
供給することで燃焼用の一次空気が吸入されて混合管で
燃料ガスと一次空気とが混合されるようになっている。
上部加熱用のバーナ5は側部熱気通路4の下部に前後方
向に向けて水平に配置してあり、下部加熱用のバーナ6
は焙焼室3の側部の下部に上部加熱用のバーナ5と平行
になるように配置してある。側部熱気通路4の下部で側
面部1aの下部には燃焼用二次空気を吸入する吸気口4
0を設けてある。
向けて内部仕切り板41を連出してあり、内部仕切り板
41と側部仕切り板39との間にはバーナ収納空間42
を設けてあり、このバーナ収納空間42には下部加熱用
のバーナ6を配置してあり、下部加熱用のバーナ6を内
部仕切り板41の開口43に臨ませてある。このバーナ
収納空間42の底部には吸気口45を設けてあり、吸気
口45から燃焼用二次空気を吸気してバーナ収納空間4
2内に取り入れることができるようになっており、開口
43縁の上下と下部加熱用のバーナ6との間から略水平
に燃焼用二次空気を供給できるようになっている。上部
加熱用のバーナ5には上方に向けて火炎Hを噴射するよ
うに炎孔を穿孔してあり、下部加熱用のバーナ6には水
平方向に火炎Hを噴射するように炎孔を穿孔してある。
けて斜め上方に突出するように排気筒46を一体に設け
てあり、背面板1bの下部には排気口47を設けてあ
り、排気口47と排気筒46とを連通させてある。上記
のようなガスグリルは自然対流方式で且つ排気抵抗も少
なくなるように考慮してあるために排気口47や排気筒
46の断面形状は横に長い長方形状になっている。排気
筒46内には温度センサー8を配置してあり、温度セン
サー8にて排気筒46を通る排気の温度を検出すること
で焙焼室3内の温度を知ることができるようになってい
る。つまり、排気筒46を流れる排気の温度と焙焼室3
内の温度は比例し、排気筒46を流れる排気の温度を検
出することで焙焼室3の温度を予測して知ることができ
るようになっている。焙焼筐体1内の焙焼室3にスライ
ド自在に挿入される受け皿9は底面部1cの上に載せら
れるものであって、角皿状に形成されている。この受け
皿9の上で焙焼室3には焼き網2が設置され、焼き網2
の上に魚のような被調理物7を載せることができるよう
になっている。
理する一手段として、一定のインプットのもとで焙焼室
3内の温度の上昇カーブを検出することで、被調理物7
の大きさ、数を把握して適正な調理終了時間を算出する
方法が一般的である。そのため、基本的な考え方として
焙焼室3内の空気と排ガスとが完全に混じり合った場所
の温度(焙焼室内の平均温度)を測定することが理想で
ある。そこで焙焼室3内の温度をどこで測定するかであ
るが、焙焼室3は大きく温度分布にばらつきっがあり、
正確に測定することができない。次に比較的に排気ガス
が混じり合った排気筒46内の温度を測定する方法があ
るが、これも被調理物7の配置位置によりばらつきがあ
る。例えば温度センサー8のすぐ手前に被調理物7がき
たときは極端に温度が低く出る。本発明ではこのような
問題を解決するために、排気筒46内に複数個の温度セ
ンサー8を配置し、それぞれの検出温度の平均値を算出
することにより焙焼室3内の温度を予測している。本例
の場合、温度センサー8が2個配置してあり、それぞれ
の温度センサー8の検出温度をT1、T2としたときこれ
らの温度の平均値TTがTT=(T1+T2)/2として求
められる。また本発明では各温度センサー8の配置位置
においても、できるだけ広範囲の排気温度を捕らえられ
るようにするために、各温度センサー8を結ぶ直線が排
気筒46の長方形状の断面形状の長手方向を向き且つ排
気筒46内の排気の流れに対して略直角になるように向
くように複数の温度センサー8を配置してある。
端部はアンテナ場を広げることでできるだけ少ないセン
サー数で広範囲の平均温度を捕らえようとしている。つ
まり、温度センサー8の先端には根元部分8bより径を
十分に大きくした円盤状の感熱部8aを設けてあり、内
部に感熱部8aの中央に対応するように半導体素子8c
を収納してある。円盤状の感熱部8aは排気筒46内の
排気の流れと略平行になるように配置してあり、円盤状
の表面積の大きい感熱部8aがあっても排気の流れの抵
抗とならないようになっている。上記のように円盤状の
表面積の大きい感熱部8aを設けてあっても広い範囲で
受熱して広範囲の温度検出ができ、また排気の流れが乱
流でも安定した温度検出ができる。また焙焼室3から排
気筒46に流れる排気を攪拌して平均化するため、温度
センサー8の手前に攪拌を目的とする攪拌手段として複
数のスリット51を設けてある。本例の場合、排気口4
7の上方の位置で焙焼筐体1の背面板1bに複数本のス
リット51を列設してあり、焙焼室3と排気筒46とが
スリット51を介しても連通している。本例の場合、攪
拌手段としてスリット51を設けてあるが、スリット5
1以外に穴でもメッシュ板でもよく、さらに排気を攪拌
できる障害物であればその他のものでもよい。
うに使用される。焼き網2の上に魚のような被調理物7
が載せられ、上部加熱用のバーナ5及び下部加熱用のバ
ーナ6に点火し、被調理物7を上下から加熱して両面焼
きされる。このとき下部加熱用のバーナ6から火炎Hが
水平に吐出され、この火炎Hによる熱気にて被調理物7
の下面側が焼成される。一方の上部加熱用のバーナ5か
ら上方に火炎Hが吐出され、側部熱気通路4を上方に上
昇する熱気が焙焼室3の上部に導入され、焙焼室3の上
部に導入された熱気で焼き網2の上の被調理物7の上面
側が焼成され、排気が排気口47から排気筒46を介し
て外部に排気される。このとき上部加熱用のバーナ5か
らの熱気を側部熱気通路4を通して焙焼室3の上部に導
入し、焙焼室3の下部に位置する排気口47から排気す
ることで焙焼室3内の焼き網2より上の雰囲気温度を上
げ、この雰囲気温度で焼き網2上の被調理物7を焼成で
きる。これにより、上からの輻射熱が受け皿9に当たっ
て受け皿9が高温に加熱されることがなくなり、受け皿
9に水を入れないようにしたり、水を入れても水を入れ
る量を少なくしたりできて所謂無水ガスグリルとして使
用できる。
るとき、温度センサー8にて排気筒46を流れる排気の
温度が検出されて焙焼室3内の温度を予測して知ること
ができる。このとき複数の温度センサー8にて温度が検
出され、複数の温度センサー8の検出温度の平均値の温
度TTが検出されて正確に焙焼室3の温度が予測され
る。上部加熱用のバーナ5及び下部加熱用のバーナ6に
点火してから所定のインプットの火力で燃焼させると、
焙焼時間が経つに従って徐々に焙焼室3の温度が上昇す
るが、所定の焙焼時間を経て焙焼室3の温度が所定の温
度になったとき、その温度近辺からさらに温度が上昇し
ないように火力調節手段としての流量調節部17にてガ
ス流量を調節して火力が調節される。つまり、焙焼室3
内の温度が所定の温度範囲内になるように温度を調節す
るように制御される。例えば、図7のグラフに示すよう
に発火温度(360℃)と引火温度(310℃)との間
の330℃になるように制御される。このように制御す
ることより焙焼室3内の温度は330℃以上に上がるこ
とがなく、被調理物7の温度が図7のグラフのように焙
焼時間の経過と共に徐々に上がって行くが被調理物7の
温度が330℃以上になることがなく、被調理物7の温
度が発火温度を越えることがない。
前に焼成する被調理物7の種類を選択する選択スイッチ
Sを設けてあり、複数の調理モードから選択して被調理
物7に応じた温度制御パターンで調理ができるようにな
っている。上記調理モードとしては本例の場合、例えば
モードI〜モードIIIがあり、モードIは魚丸焼き
(鯵,秋刀魚等の塩焼き等)モードであり、モードII
は切り身(鮭、鯖の切り身等)モードであり、モードI
IIは付け焼き(照り焼き、味噌付け等も含む)モード
である。選択スイッチSで上記モードI〜モードIII
のうちから被調理物7に応じた適宜のモードを選択でき
るようになっている。そして選択したモードに応じた温
度制御パターンで焙焼の制御ができるようになってい
る。本例の場合、温度制御パターンは点火してから焙焼
室3の温度が上昇して所定の温度範囲になるように温度
制御するまでは同じで、温度調節する所定の温度が被調
理物7の種類によって異なるものである。つまり、モー
ドIとモードIIとモードIIIとでは所定の温度にな
るように温度調節する温度が異なるものであり、例え
ば、モードIでは330℃であり、モードIIはそれよ
り低い温度であり、モードIIIはさらに低い温度であ
る。このとき温度調節する所定温度は発火点である36
0℃より低い温度である。このように選択スイッチSに
てモードI〜モードIIIのうち被調理物7に応じたも
のを選択し、それに応じた温度制御パータンで温度制御
して被調理物7を焼成すると、被調理物7に応じた焼成
ができる。このとき所定温度になるように温度調節する
温度を各モードにて応じて変えているために制御が簡単
にできる。またこのとき温度調節する温度は発火点以下
のために発火するおそれがない。
I〜モードIIIのうち適宜のモードを選択して被調理
物7の焼成を行うとき、焙焼室3内の温度の立ち上がり
時に一定温度区間を昇温するのに所要する所要時間t1
が測定されて被調理物7の数や大きさが判定される。本
例の場合、上記一定温度区間として温度センサー8が検
出する温度が150℃から200℃までの温度を昇温す
るのに所要する時間t1が測定される。
所要する時間t1を測定することにより被調理物7の数
や大きさが判定される。このように時間t1を測定した
後、消火時間tR(秒)が次の式で演算される。
された係数であり、実験から求められる。
経過するとバーナコントローラ19からの信号にて流量
調整部17の閉子29が閉じられて自動的に消火される
ようになっている。
に火炎Hを検出する熱電対11を設けてあり、熱電対1
1の熱起電力Eの有無にて燃焼の有無が検出できるよう
になっているが、熱電対11の熱起電力Eはガスのイン
プットにより変化する火力の変化に正比例するように変
化し、熱電対11の熱起電力Eを知ることにより火力を
知ることができる。上記のように例えば330℃になる
ように温度調節するとき流量調節部17でガス流量を調
節することにより火炎を小さくしたり大きくしたりして
火力を調節するようになっているが、本発明の場合、上
記火力調節手段としての流量調節部17には最小火力設
定位置と最大火力設定位置との間に1つ以上火力調節位
置を有すると共に焙焼室3内の温度が上がって焙焼室3
の温度が所定温度範囲内になるように焙焼室3内の温度
調節をするときは流量調節部17を最大火力設定位置に
しないように制御している。つまり、例えば、330℃
になるように温度調節しているときは、最大火力である
大火で燃焼しないようになっている。本例の場合、流量
調節部17は最大火力設置位置と最小火力設定位置との
間で火力が無段階に調節することができるようになって
おり、最大火力設定位置と最小火力設定位置との間の大
火にならない位置(中火程度の位置)以上火力が大きく
ならないように制御できるようになっている。従って、
例えば330℃になるように温度調節しているとき下部
加熱用のバーナ6の火炎が被調理物7に近づく位置まで
延びるようなことがなく、被調理物7の温度が引火点以
上の温度でも被調理物7に引火するおそれがない。
度制御の一例を図8に示すフローチャートにより説明す
る。ガスグリルの点火/消火ボタン20を操作してグリ
ルをオンする。このとき、選択スイッチSを操作してモ
ードI〜モードIIIのうち被調理物7に応じたモード
を選択する。本発明の例の場合、点火/消火ボタン20
だけを操作してグリルをオンしたときには自動的に選択
スイッチSがモードIに入るようになっている。図8の
フローチャートはモードIの場合である。グリルをオン
すると、点火されると共に所定の火力になるようにガス
のインプット(Ip)が制御され、次にように焙焼制御
される。インプットは例えば2000kcal/h(8
400kJ/h)になるように制御される。焙焼制御す
るとき温度センサー8にて排気筒46を流れる排気の温
度が常に検出される。このとき複数の温度センサー8が
検出する温度T1、T2の平均の温度TTが検出される。
そして先ず、温度センサー8が検出する温度TTが15
0℃になったか否か判定され、次いで温度センサー8が
検出する温度TTが200℃以上になったか否か判定さ
れ、次いで温度センサー8が検出する温度TTが上記モ
ードI乃至モードIIIのうち選択したモードの温度調
節する所定温度になったか判定される。本例の場合、モ
ードIのために温度調節する所定温度は245℃であ
り、245℃になったか否か判定される。モードIII
の場合、この温度は210℃程度であり、モードIIの
場合245℃〜210℃の間の温度である。このとき温
度センサー8の検出する温度が150℃になったと判定
したときから時間の測定がスタートし、温度センサー8
が検出する温度が200℃になったと判定される時間ま
での所要時間t1が計測され、この所要時間t1により
被調理物7の数や大きさが判別される。
を越えたと判定されると、火力調節手段として流量調節
部17の閉子29を駆動するモータ36が15ステップ
戻されて火力が落とされ、5秒後に熱電対11の熱起電
力Eが15.5mV〜14.5mVの範囲にあるか判定
され、熱起電力Eが15.5mV以上であると上記モー
タ36が15ステップ戻され、熱起電力Eが14.5m
V以下であると上記モータ36が2ステップ進められる
ように制御され、熱起電力Eが15.5mV〜14.5
mVの範囲になるように火力が調節される。そして2分
後に温度センサー8が検出する温度TTが230℃〜2
50℃の範囲にあるか判定され、250℃以上であると
上記モータ36が5ステップ戻され、230℃以下であ
ると上記モータ36が5ステップ進められるように制御
され、温度センサー8の検出温度TTが230℃〜25
0℃の範囲になるように火力が調節される。上記のよう
に火力を調節することにより焙焼室3内の温度が所定温
度範囲になるように温度調節するが、このとき、火力が
最大火力になって大火にならないように制御する。つま
り、火力をいくら大きくしても例えば1600kcal
/h(上記のようにインプット制御した火力が2000
kcal/hのとき)になるように制御する。これによ
り、焙焼室3内の温度が所定温度範囲内になるように制
御しているとき、火炎Hが大きくなって被調理物7に引
火するおそれがなくなる。このように焙焼室3内の温度
が所定温度に調節されて被調理物7が焼成されるが、上
記の150℃から200℃になるまでの所要時間t1に
より演算した消火時間tRまで経過したか否かが判定さ
れ、演算した消火時間になると、焙焼完了となり、モー
タ36がステップ点0に戻されて閉子29が全閉されて
消火される。
焙焼室の排気を行う排気筒内に2個以上の複数の温度セ
ンサーを配置し、これらの複数の温度センサーは排気筒
の矩形状の断面の長手方向で且つ排気筒内の排気の流れ
の流れに対して直交する方向に一直線状に並ぶように配
列し、これらの複数の温度センサーの検出温度から算出
した平均値から焙焼室内の温度を予測して検知するよう
にしたので、複数の温度センサーにて排気筒内の広範囲
の排気温度を捕らえることができると共に広範囲の排気
温度を平均して検出できて被調理物の種類、数、配置位
置に拘わりなく焙焼室内の温度を正確に検知できるもの
である。
において、温度センサーの感熱部は根元部より十分に表
面積を大きくしたので、排気筒を流れる排気の流れが乱
流でも安定した温度が検出できて焙焼室内の温度を一層
正確に検知できるものである。
または請求項2において、排気の流れで温度センサーよ
り排気の流れの上流側にスリット、穴、メッシュ等の排
気の流れを攪拌する攪拌手段を設けたので、温度センサ
ーに排気が至る前に排気を攪拌して排気の温度の均等化
ができ、温度センサーにて安定した温度を検出できて焙
焼室内の温度をさらに一層正確に検知できるものであ
る。
から見た概略断面図である。
(b)は温度センサーの断面図である。
係を示すグラフである。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 焙焼室内の焼き網に被調理物を載せてバ
ーナで上方からまたは上方及び下方から加熱して被調理
物を焼成するガス焙焼器において、焙焼室のの排気を行
う排気筒内に2個以上の複数の温度センサーを配置し、
これらの複数の温度センサーは排気筒の矩形状の断面の
長手方向で且つ排気筒内の排気の流れの流れに対して直
交する方向に一直線状に並ぶように配列し、これらの複
数の温度センサーの検出温度から算出した平均値から焙
焼室内の温度を予測して検知するようにしたことを特徴
とするガス焙焼器の温度検知装置。 - 【請求項2】 温度センサーの感熱部は根元部より十分
に表面積を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の
ガス焙焼器の温度検知装置。 - 【請求項3】 排気の流れで温度センサーより排気の流
れの上流側にスリット、穴、メッシュ等の排気の流れを
攪拌する攪拌手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載のガス焙焼器の温度検知装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157425A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Harman Co Ltd | グリル |
WO2023212778A1 (en) * | 2022-05-04 | 2023-11-09 | Breville Pty Limited | Method of operating a cooking device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000130762A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Paloma Ind Ltd | ガスグリル |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001046601A patent/JP4527891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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