JP2002238534A - 葉たばこの吊り込み装置 - Google Patents

葉たばこの吊り込み装置

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JP2002238534A
JP2002238534A JP2001039479A JP2001039479A JP2002238534A JP 2002238534 A JP2002238534 A JP 2002238534A JP 2001039479 A JP2001039479 A JP 2001039479A JP 2001039479 A JP2001039479 A JP 2001039479A JP 2002238534 A JP2002238534 A JP 2002238534A
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rack
hanging
leaf
lifting
unit
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Haruo Takenouchi
治雄 竹ノ内
Kenichi Shimotahira
健一 下田平
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Original Assignee
SANSYU SANGYO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 葉たばこの乾燥機への吊り込み作業における
省力化及び作業効率の向上。 【解決手段】 葉詰めされたラック2を支持する昇降部
4を、モータDの駆動によって上下動させて葉詰め動作
及び吊り込み動作における所定位置に停止させる。昇降
部4は葉詰め動作と吊り込み動作とに交互に切り替え可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、葉たばこを乾燥室
に吊り込むために用いられる葉たばこの吊り込み装置に
関する。
【0002】
【従来背景】一般に、葉たばこ乾燥における生葉の乾燥
室への吊り込みは、まず多数の生葉をラックに葉詰め
し、これを乾燥室内に多数吊り込んで行う。この吊り込
み作業は、生葉を多量に取付けた重いラックを手作業で
もって乾燥室内の吊り込みレールに順次引っ掛けていか
なければならないし、吊り込みレールが2段以上設けら
れている場合には、重いラックを頭上高く持ち上げた
り、手が届かないときには踏み台を用いてラックを持っ
て踏み台への上り下りをしなければならず、極めて重労
働であるばかりか効率的ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、葉たば
この乾燥室への吊り込み作業は、重労働であり非効率的
であるため、作業者の老齢化に伴い省力化が強く求めら
れていた。そこで本発明は、葉たばこの乾燥機への吊り
込み作業における省力化及び作業効率の向上を実現する
葉たばこの吊り込み装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明が採用した技術的手段は、葉詰め作業台1
に載せられたラック2を、乾燥室3に多段上に設けられ
た吊り込みレール31夫々に吊り込むための吊り込み装
置Aであって、葉詰めされたラック2を支持する昇降部
4を備え、該昇降部4を、葉詰め作業台1のラック2を
支持する葉詰め動作と、ラック2を乾燥室3に吊り込む
吊り込み動作とに交互に切り替え可能とする。葉詰め動
作は、葉詰め作業台1に載せられたラック2が吊り込み
装置Aの支持開始部位に位置する昇降部4上に位置する
と、昇降部4が上昇指示手段C1によって上昇して葉詰
め作業台1からラック2を持ち上げて支持すると共に、
停止指示手段C2によって支持した状態で停止し、且つ
葉詰め作業台1が吊り込み装置Aから離れると、下降指
示手段C3によって支持開始部位に下降する動作を繰り
返す。吊り込み動作は、ラック2を選択した本数支持す
ると動作切換え手段C4によって葉詰め動作から切り替
わって、昇降部4が上昇指示手段C1によって上昇する
と共に、停止指示手段C2によって昇降部4のラック載
置面43と選択された吊り込みレール31のラック載置
面32とが同面となる位置で停止し、昇降部4に支持さ
れたラック2が吊り込みレール31上に移動すると、下
降指示手段C3によって昇降部4が支持開始部位に下降
し、動作切換え手段C4によって再び前記葉詰め動作に
切り替える動作をする。このように動作する吊り込み装
置Aにしたことである。(請求項1)
【0005】
【発明の実施の形態】ここでいう葉詰め動作とは、多数
の生葉を吊り込んだラック2を、葉詰め作業台1から吊
り込み装置Aにおける昇降部4に支持させる動作を意味
し、一般にいわれる、多数の生葉をラックに葉詰めする
葉詰め作業とは異なるものである。又、吊り込み動作と
は、昇降部4が上昇してラック2を乾燥室3の吊り込み
レール31に移動可能な位置にする動作を意味し、一般
にいわれる、生葉を葉詰めしたラックを吊り込みレール
に吊り込む作業とは異なるものである。
【0006】昇降部4を上昇・下降させる手段として
は、例えばモータDを駆動源としてチェーンやベルト、
又は、ボールねじによって駆動力を昇降部4を上昇・下
降させる力として伝達する周知の伝達手段である。
【0007】昇降部4を上昇させる上昇指示手段C1と
しては、例えば、モータDと電気的に配線される操作ス
イッチが挙げられ、この操作スイッチの操作によって、
モータDを上昇方向に駆動させる。又、センサーを用い
る手段も挙げられ、葉詰め動作の場合では、例えば、ラ
ック2が昇降部4上に来たことを感知し、感知したデー
タに基づいて制御部が出力してモータDを上昇方向に駆
動させる。そして、吊り込み動作の場合では、例えば、
昇降部4が選択した本数のラック2を載せたことを感知
し、感知したデータに基づいて制御部が出力してモータ
Dを上昇方向に駆動させる。
【0008】上昇する昇降部4を停止させる停止指示手
段C2は、葉詰め動作の場合では、例えば、モータDと
電気的に配線されるリミットスイッチが挙げられ、前記
操作スイッチの操作、又は、センサーの感知によって上
昇する昇降部4がリミットスイッチに触れることでモー
タDの駆動を停止させる。そして、吊り込み動作の場合
では、葉詰め動作と同様にリミットスイッチを使用する
ことができるが、このときのリミットスイッチは、吊り
込みレール31の段数に対応する数のリミットスイッチ
を設け、この内、吊り込みたい段の吊り込みレール31
に対応するリミットスイッチ以外のリミットスイッチは
作動しないようにすることで、目的の段以外で昇降部4
を停止させてしまうことを防止できる。又、センサーを
用いる手段も挙げられ、葉詰め動作の場合では、例え
ば、上昇する昇降部4、又は、昇降部4に載せられたラ
ック2を感知し、感知したデータに基づいて制御部が出
力してモータDを停止させる。そして、吊り込み動作の
場合では、例えば、吊り込みレール31の段数に対応す
る数のセンサーを設け、この内、吊り込みたい段の吊り
込みレール31に対応するセンサー以外のセンサーの感
知機能を非作動状態とすることで、目的の段以外で昇降
部4を停止させてしまうことを防止できる。
【0009】停止した昇降部4を下降させる下降指示手
段C3は、葉詰め動作時、吊り込み動作時ともに、モー
タDと電気的に配線される操作スイッチが挙げられ、こ
の操作スイッチの操作によって、モータDを下降方向に
駆動させる。又、タイマが挙げられ、昇降部4がリミッ
トスイッチに触れ、又は、昇降部4あるいはラック2が
センサに感知されたと同時にタイマが作動し、設定され
た昇降部4の停止時間を計測すると、モータDを下降方
向に駆動させる。タイマを用いた場合、葉詰め動作にお
いては、少なくとも、葉詰め作業台1を吊り込み装置A
から離反させることができる時間を設定しておき、吊り
込み動作においては、少なくとも、ラック2を昇降部4
から吊り込みレール31に移動させることができる時間
を設定しておく。
【0010】葉詰め動作と吊り込み動作を交互に切り替
える動作切換え手段C4は、例えば、切り替えが必要で
あるときに操作することで切り替える切り替えスイッチ
が挙げられる。又、昇降部4に載せられるラック2の
数、又は、葉詰め動作における上昇・下降の回数をカウ
ントするカウンターが挙げられ、葉詰め動作から吊り込
み動作への切り替えは、カウンターが設定された数値を
カウントすると、そのデータが制御部に入力されて制御
部が出力することによって行われ、吊り込み動作から葉
詰め動作への切り替えは、昇降部4から吊り込みレール
へラック2が移動して昇降部4が支持開始部位に下降す
ると、カウンターがリセットされ、そのデータが制御部
に入力されて、この制御部が出力することによって行わ
れる。カウンターでのカウントは、前記したように葉詰
め動作においてリミットスイッチを用いる場合では昇降
部4がリミットスイッチに触れる回数をカウントし、セ
ンサーを用いる場合ではセンサーがラックを感知する回
数をカウントする。
【0011】本願発明によれば、スイッチ操作及びリミ
ットスイッチ又はセンサーによって、ラック2を支持し
た昇降部4を上下動させて、乾燥室3内に多段に設けら
れた吊り込みレール31にラック2を移動させるので、
吊り込み作業において、従来のように、ラックを持ち上
げたり、その上踏み台を使用するような重労働、且つ非
効率的な作業を全く必要としない。
【0012】作業効率をさらに向上させるには、昇降部
4を複数のラック2を支持できる態様とすることが挙げ
られる。(請求項2) すなわち、吊り込み作業において複数のラック2をまと
めて乾燥室3に移動させることができるので、ラック2
を一個毎に移動させる吊り込み作業に比べてその作業効
率が飛躍的に向上する。又、昇降部4は、ラック2を昇
降部4より外方に前進可能及び前進不可能に切り替え可
能な支持部Gを備えている。(請求項3) すなわち、葉詰め動作においては支持部Gをラック前進
不可能状態にセットしておけば、昇降部4に載置された
ラック2が押されたときの勢いで前方から落下してしま
うことが防止できる。特に、昇降部4が複数のラック2
を支持できるものである場合において、極めて効果的で
ある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図8は、本発明にかかる吊り込み装置A
の一例を示しており、門型の枠体A1に、ラック2を支
持する昇降部4と、昇降部4を上下動させるためのモー
タDと、モータDの駆動力を昇降部4の上下動として伝
達する伝達手段Eと、モータDを昇降部4が上昇する方
向に駆動させる上昇指示手段C1と、モータDの駆動を
停止させる停止指示手段C2と、モータDを昇降部4が
下降する方向に駆動させる下降指示手段C3と、装置の
動作を葉詰め作業と吊り込み動作に交互に切り替える動
作切換え手段C4とを備えている。図中、符号A2は、
吊り込み装置Aを移動させるためのキャスタであり、符
号A3は吊り込み装置Aを移動不可能に固定すると共
に、高さ調整を行うアジャスタである。
【0014】昇降部4は、左右一対の昇降枠41,41
からなり、夫々枠体A1の縦枠A4,A4に、上下動可
能、且つ、両昇降枠41,41が正対するように取付け
られている。具体的には、図3及び図4に示すように、
昇降枠41,41の裏側に、左右夫々2個のガイドロー
ラ44,44を有し、このガイドローラ44,44が前
後の縦枠A4,A4の内側面に設けられたガイドレール
A5,A5に嵌り込むことで上下案内されるようにして
ある。又、図5に示すように、昇降部4のラック支持開
始部位は、葉詰め作業台1を枠体A1内に挿し入れた
時、葉詰め作業台1に載せられたラック2のレール用ロ
ーラ21が昇降枠41,41のストッパ411,411
上を通過し、レール用ローラ21及びラック2の下側の
横杆22の間に、昇降枠41,41が位置する高さにあ
る。つまり、この位置から昇降部4を上昇させること
で、昇降枠41,41がレール用ローラ21を支持しな
がらラック2のみを持ち上げ、そして、ラック2が持ち
上げられた後に、葉詰め作業台1を枠体A1から脱出さ
せることで、図1及び図2のように、昇降枠41,41双
方でラック2を支持する状態となる。
【0015】本実施例で例示する伝達手段Eは、チェー
ン構造からなるものであり、これを説明すると、枠体A
1内に駆動軸E1を設け、該駆動軸E1に設けられたス
プロケットE3とモータDに設けられたスプロケットE
4とにチェーンE2を巻き掛けることで、モータDの回
転を駆動軸E1に伝達する。駆動軸E1の左右端部に設
けられたスプロケットE5,E5と、縦枠A4,A4の
下方に設けられたスプロケットE6,E6とに前記チェ
ーンE7,E7を巻き掛けてある。チェーンE7,E7
は、図4に示すように、上下に延びる両側の内の片側を
昇降枠41,41の裏側に固定し、他方は昇降枠41,
41に貫通させている。この構成によって、モータDの
駆動力がチェーンE2、駆動軸E1、チェーンE7,E
7に伝達されて昇降部4を上下動させることができる。
【0016】本実施例で例示する上昇指示手段C1は、
枠体A1に取付けられた操作スイッチであり、この操作
スイッチを作業者が操作することにより、モータDを上
昇方向に駆動させる。
【0017】本実施例で例示する停止指示手段C2は、
縦枠A4に取付けられた4個のリミットスイッチ(以
下、下側から順にL1〜L4の符号を付けて説明する)
であり、上昇する昇降部4の凸部42が、リミットスイ
ッチL1〜L4に触れることにより、モータDの駆動を
停止させる。リミットスイッチL1は、ラック支持開始
部位で昇降部4を停止させるためのものであり、昇降部
4の凸部42がリミットスイッチに触れることによっ
て、下降方向のモータDの駆動を停止させる。リミット
スイッチL2〜L4は、3段ある吊り込み動作をする位
置に上昇方向のモータDの駆動を停止させるためのもの
であり、昇降部4の凸部42がリミットスイッチに触れ
ることによって、上昇方向のモータDの駆動を停止させ
る。吊り込み動作をする位置とは、昇降枠41,41の
ラック載置面43,43と、乾燥室3の吊り込みレール
31のラック載置面32,32(図7(b)参照)が同
面となる位置である。リミットスイッチL2〜L4は、
選択スイッチS1により、昇降部4を停止させる段を選
択することによって、目的の段以外に位置するリミット
スイッチL2〜L4を非作動状態にできる。例えば、ラ
ック2を最上段に吊り込むときには、昇降部4の凸部4
2がリミットスイッチL2,L3に触れながら上昇する
が、このようなときに、リミットスイッチL2,L3を
非作動状態にしておけば、昇降部4が最上段前で停止し
てしまうことを防止できる。
【0018】本実施例で例示する下降指示手段C3は、
葉詰め動作時においてはタイマであり、昇降部4の凸部
42がリミットスイッチL2に触れると同時に、時間の
計測が開始され、所定の時間を計時するとモータDを下
降方向に駆動させる。又、吊り込み動作時においては操
作スイッチであり、ラック2を昇降部4から乾燥室3の
吊り込みレール31に移動させた後に、作業者が操作ス
イッチを操作することによって、モータDを下降方向に
駆動させる。昇降部4がリミットスイッチL4、又は、
リミットスイッチL3の位置から下降すると、これ以下
のリミットスイッチL2,L3に触れてその位置で停止
してしまうので、このリミットスイッチL2,L3に関
しては、上昇するときに作動し、下降するときには作動
しない構成とする。
【0019】本実施例で例示する動作切換え手段C4
は、枠体A1に設けられた操作スイッチであり、これを
操作する度に、葉詰め動作と吊り込み動作を交互に切り
替える。
【0020】次に、本実施例における葉詰め動作及び吊
り込み動作を、図6乃至図9の吊り込み行程及び図10
のフローチャートに基づいて説明する。先ず、動作切換
え手段C4である操作スイッチを葉詰め動作にセットす
る。(SP1) 葉詰めしたラック2を載せた葉詰め作業台1を枠体A1
に挿し込む。(図6(a),(b)) 上昇指示手段C1である操作スイッチの操作で昇降部4
を上昇させてラック2を支持する。(SP2,図7
(c)) このとき、昇降部4の凸部42がリミットスイッチL2
に触れると同時に、停止指示手段C2が作動して昇降部
4を停止させ、タイマが計時を開始する。(SP3) 又、上昇が停止している時間内に葉詰め作業台1を抜き
取る。(SP4,図7(d)) タイマが所定時間を計時すると同時に、下降指示手段C
3が作動して昇降部4が下降し、凸部42がリミットス
イッチL1に触れると同時に停止指示手段C2が作動し
て昇降部4を停止させる。(SP5〜SP7,図8
(e)) このルーチンを、1回、又は、複数回の所定回数行う。
(SP8) 尚,本実施例では、昇降部4のラック2最大積載数が4
個であるので、1回〜4回の内必要な回数行う。
【0021】ラック2が1個、又は、所定個数、昇降部
4へ載せられたら、動作切換え手段C4である操作スイ
ッチを吊り込み動作にセットする。(SP1) 選択スイッチS1により、停止させる部位のリミットス
イッチL2〜L4を選択する。(SP9) 上昇指示手段C1である操作スイッチを操作して、昇降
部4を上昇させる。(SP10) 上昇する昇降部4の凸部42がリミットスイッチL2に
触れると同時に、停止指示手段C2が作動して昇降部4
を停止させる。(SP11及びSP12,図8(f)) ラック2を昇降部4から乾燥室3の吊り込みレール31
向けて押し込んで移動させる。移動終了後、下降指示手
段C3である操作スイッチを操作して昇降部4を下降さ
せる。(SP13) 下降する昇降部4の凸部42がリミットスイッチL1に
触れると同時に、停止指示手段の作動により昇降部4が
葉詰め作業可能位置で停止する。(SP14,SP1
5) 必要数のラック2が乾燥室3に吊り込まれると作業終了
であり、必要数でない場合にはSP1に戻り、このルー
チンを必要数のラック2が吊り込まれるまで繰り返す。
(SP16)
【0022】ちなみに、ラック2の最上段(本実施例で
は3段)に位置する吊り込みレールへの移動時では、作
業員の手が届かないため、例えば、図9(g)に示すよ
うに押し棒Hを使用する必要がある。しかしながら、本
実施例のように、最大で4個のラック2は全て独立して
いるし、まとまると相当の重量となってしまうため、押
し棒Hが当るラック2のみが持ち上がって最悪の場合昇
降部4から落下したり、押し棒Hを当てる位置によって
はラック2が進行方向に対して左右に傾斜して昇降部4
に引っ掛かって移動させられないという困難が発生する
可能性がある。
【0023】そのため、本実施例では、図11に示す構
造の吊り込み枠Fを用いることによって、前記したよう
な作業時の困難を解消している。吊り込み枠Fは、図1
2に示すように,複数のラック2を支持した状態で昇降
部4に載置し、そのまま昇降部4から乾燥室3に入れる
ようにしたものであると共に、複数のラック2を一体化
するものである その構造を説明すると、吊り込み枠Fは、手前側を開放
した略コ型を呈し、左右縦杆F1,F1に、昇降枠4
1,41のラック載置面43,43に載って転がるロー
ラF2と、昇降枠41,41の側壁に接触しながら転が
るガイドローラF3と、左右縦杆F1,F1の前後に立
上げ形成されたラック2用のストッパーF4とを備えて
いる。すなわち、吊り込み枠Fを昇降部4に載置した状
態で前記した葉詰め動作を行うことによって、4個のラ
ック2が吊り込み枠Fに支持され、図9(g)に示すよ
うに、ラック2を押し棒Hを必要とする段に吊り込むと
きに、押し棒Hによってラック2を押せば、4個のラッ
ク2は吊り込み枠Fごと一体となって乾燥室3の吊り込
みレール31吊り込まれる。吊り込み枠Fが昇降部4か
ら吊り込みレール31に移動するときには、ローラF2
によって抵抗なく移動し、ガイドローラF3によって前
方への移動が案内されるので、傾斜して引っ掛かること
なくスムースに移動させることができる。
【0024】符号Gは、吊り込み枠F及びラック2を昇
降部4から外方への前進防止及び前進防止解除する支持
部であり、昇降部4における一方(図面上右側)の昇降
枠に備えられたラック用支持部G1と、吊り込み枠用支
持部G1’とで構成されている。この支持部Gは、複数
のラック2の葉詰め動作時において、葉詰め作業台から
順次押し入れられてくるラック2の勢いによって前進す
る昇降部4上のラック2、又は、ラック2を載置した吊
り込み枠Fの昇降部4前方からの落下を防止するための
ものである。尚、図6乃至図8では、本発明の要部を説
明するために支持部Gの図示を省略している。
【0025】ラック用支持部G1は、昇降部4の前方に
位置するL型上のストッパーG11と、該ストッパーを
回動操作する操作レバーG12と、昇降枠41に回動可
能に支持されてストッパーG11と操作レバーG12を
連結する連結杆G14とで構成されている。操作レバー
G12は、図13(a)に示すように、連結杆G14に
対して横方向に突出状に設けられており、上下に回動操
作することで、連結杆G14を介してストッパーG11
を上下回動させる。
【0026】吊り込み枠用支持部G1'も同様に、スト
ッパーG11’、操作レバーG12’、連結杆G14’
とで構成されている。操作レバーG12’は、図13
(b)に示すように、連結杆G14’に対して下方向に
突出状に設けられており、上下に押し引き操作すること
で、連結杆G14’を介してストッパーG11’を上下
回動させる。吊り込み枠用支持部G1’における操作レ
バーG12’の操作方向を上下方向にしているのは、吊
り込み枠Fを使用するのは前記したように、基本的に作
業者の手が届かない高さの段に吊り込むときに使用する
ことから、作業者が下側から操作しやすいようにするた
めである。
【0027】ラック用支持部G1と吊り込み枠用支持部
G1’は、互いに干渉しないように支持されており、具
体的には、ストッパーG11及び操作レバーG12をス
トッパーG11'及び操作レバーG12’よりも多少前
側に位置させ、連結杆G14’を連結杆G14よりも上
側に位置させている。
【0028】ラック用支持部G1の動作は、図13
(a)に示すように操作レバーG12を上方回動させる
と、反時計回りに回動する連結杆G14に伴ってストッ
パーG11が下方回動してラック2の前方に位置するこ
とによって、昇降部4から外方への前進を防止し、操作
レバーG12を下方回動させると、時計回りに回動する
連結杆G14に伴ってストッパーG11が上方回動して
ラック2の前進防止を解除する。又、吊り込み枠用支持
部G1’の動作は、図13(b)に示すように操作レバ
ーG12’を上方に押すと、反時計回りに回動する連結
杆G14’に伴ってストッパーG11’が下方回動して
吊り込み枠Fの前方に位置することによって、昇降部4
から外方への前進を防止し、操作レバーG12’を下方
に引くと、時計回りに回動する連結杆G14’に伴って
ストッパーG11’が上方回動して吊り込み枠Fの前進
防止を解除する。
【0029】本実施例によれば、各スイッチ操作及びリ
ミットスイッチによって、ラック2を支持した昇降部4
を上下動させ、ラック2を乾燥室3内に多段に設けられ
た吊り込みレール31へ移動可能な位置にすることがで
きる。しかも、4個のラック2を乾燥室3にまとめて移
動できるので、吊り込み作業において、従来のように、
ラックを持ち上げたり、踏み台を使用するような重労
働、且つ非効率的な作業を全く必要としない。さらに、
吊り込み枠Fによって、作業者の手の届かない段への吊
り込みを容易にできる。そして、支持部Gによって、複
数のラックの葉詰め動作時において、葉詰め作業台から
順次押し入れられてくるラック2の勢いによるラック
2、又は、ラックを載置した吊り込み枠Fの昇降部4前
方からの落下を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通り、従来のよ
うに、ラックを持ち上げたり、その上踏み台を使用する
ような重労働、且つ非効率的な作業を全く必要としない
ものであるため、葉たばこの乾燥機への吊り込み作業に
おける省力化及び作業効率の向上を実現する葉たばこの
吊り込み装置を提供することができる。さらに、請求項
2では、吊り込み作業において複数のラックをまとめて
乾燥室に移動させることができるので、ラックを一個毎
に移動させる吊り込み作業に比べてその作業効率を飛躍
的に向上させることができる。その上、請求項3では、
葉詰め動作において、昇降部からのラックの落下を未然
に防止することができるので、作業の安全性の向上とい
う点においても有効であるし、特に、昇降部が複数のラ
ックを支持できるものである場合において極めて効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る葉たばこの吊り込み装置の一例を
示す正面図である。
【図2】図1の(2)―(2)線断面図である。
【図3】図1の(3)―(3)線断面図である。
【図4】昇降構造を示すずである。
【図5】葉詰め作業台を挿入した断面図である。
【図6】(a),(b)葉詰め作業行程を示す。
【図7】(c),(d)葉詰め作業行程を示す。
【図8】(e)葉詰め作業行程を示し、(f)吊り込み
作業を示す。
【図9】3段目への吊り込み作業を示す。
【図10】葉詰め・吊り込み作業行程を示すフローチャ
ートである。
【図11】吊り込み枠の斜視図である。
【図12】吊り込み枠を用いてラックを支持した状態の
断面図である。
【図13】(a),(b)支持部の拡大図である。
【符号の説明】
1:葉詰め作業台 2:ラック 3:乾燥室 31:吊り込みレ
ール 32:ラック載置面 4:昇降部 43:ラック載置面 C1:上昇指示手段 C2:停止指示手段 C3:下降指示手段 C4:動作切換え手段 A:吊り込み装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】葉詰め作業台に載せられたラックを、乾燥
    室に多段状に吊り込むための吊り込み装置であって、 葉詰めされたラックを支持する昇降部を備え、該昇降部
    を、葉詰め作業台のラックを支持する葉詰め動作と、ラ
    ックを乾燥室に吊り込む吊り込み動作とに交互に切り替
    え可能とし、 葉詰め動作は、葉詰め作業台に載せられたラックが吊り
    込み装置のラック支持部位に位置する昇降部上に位置す
    ると、昇降部が上昇指示手段によって上昇して葉詰め作
    業台からラックを離反させて支持すると共に、停止指示
    手段によって停止し、且つ葉詰め作業台が吊り込み装置
    から離れると、下降指示手段によってラック支持部位に
    下降する動作を繰り返し、 吊り込み動作は、ラックを選択した本数支持すると動作
    切換え手段によって葉詰め動作から切り替わって、昇降
    部が上昇指示手段によって上昇すると共に、停止指示手
    段によって昇降部のラック載置面と選択された吊り込み
    レールのラック載置面とが同面となる位置で停止して、
    昇降部に支持されたラックが吊り込みレール上に移動す
    ると、下降指示手段によって昇降部がラック支持部位に
    下降し、動作切換え手段によって再び前記葉詰め動作に
    切り替える動作をすることを特徴とする葉たばこの吊り
    込み装置。
  2. 【請求項2】 昇降部は複数のラックを支持できる態様
    であることを特徴とする請求項1に記載の葉たばこ吊り
    込み装置。
  3. 【請求項3】 昇降部はラックを昇降部より外方に前進
    可能及び前進不可能に支持する支持部を備えたことを特
    徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の葉たばこ吊
    り込み装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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