JP2002238360A - 生分解性植栽用容器 - Google Patents

生分解性植栽用容器

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JP2002238360A
JP2002238360A JP2001081688A JP2001081688A JP2002238360A JP 2002238360 A JP2002238360 A JP 2002238360A JP 2001081688 A JP2001081688 A JP 2001081688A JP 2001081688 A JP2001081688 A JP 2001081688A JP 2002238360 A JP2002238360 A JP 2002238360A
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Hitoshi Hayashibara
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】農家や園芸店等で使用されている多種多様なプ
ラスチック製のトレーや植木鉢等の植栽用容器の廃棄物
問題を解決する。 【解決手段】主として天然の樹皮繊維や草本繊維から製
造した紙を、容器状に又は容器の部品に加工し、主とし
てポリビニールアルコール水溶液と天然ゴムラテックス
からなる生分解性接着剤、又は、主としてカルボキシメ
チルセルロース水溶液と天然ゴムラテックスからなる生
分解性接着剤で接着して、各種植栽用容器を製造し提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性を有する
植栽用容器に関するものである。現在生花店等では多く
草花が小さなプラスチック製の植木鉢に植えられて陳列
されていることが多い。また、農家等では播種育苗の際
にプラスチックのトレー等を使用することが多い。本発
明は、これらに代替しうる新規な生分解性を有する植栽
用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、生分解性を有する樹脂の開発
に関して多くの研究がなされ、多くの特許が出願されて
いる。しかしながら、これらの樹脂は、微生物による生
分解を可能にするため耐水性に乏しいものが多い。特
に、澱粉を含む樹脂は吸湿性が高く、澱粉が水分を吸っ
て糊化する傾向にある。また、その他の樹脂も、微生物
の作用を受け易くするため、風化によって容易に水の作
用を受けるようになる。従って、これまで、生分解性を
有する植栽容器は市場に出ていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、生花店
等で多く草花に使用されている小さなプラスチック製の
植木鉢や農家等では播種育苗の際に使用されているプラ
スチックのトレー等は、使用後にプラスチック廃棄物と
なり、その処理に多いの問題が残されている。また、最
近、多少耐水性のある生分解性樹脂を開発されてきてい
るが、その成型品のコストが高く、現在のプラスチック
製の植栽容器を代替できるまでに到っていない。本発明
は、従来のプラスチック製の植栽容器を代替できる新規
な生分解性を有する植栽容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の課題
を解決するため、主として楮・三椏等の樹皮繊維から製
造した和紙や稲藁・麦藁等の草本繊維から製造した紙等
の生分解性を有し吸湿時にも一定の強度を有する紙(以
下、単に「原料紙」という)を成型し、主として10〜
40重量%ポリビニールアルコール水溶液10〜90重
量%と天然ゴムラテックス10〜90重量%とからなる
生分解性接着剤、又は、主として10〜40重量%カル
ボキシメチルセルロース水溶液10〜90重量%と天然
ゴムラテックス10〜90重量%とからなる生分解性接
着剤で接着して製造したことを特徴とする生分解性植栽
用容器(以下「第1発明」という)、第1発明におい
て、ほぼ正方形の底を有しかつ折り畳むことができる袋
状に成型し接着して製造したことを特徴とする生分解性
植栽用容器(以下「第2発明」という)、第1発明にお
いて、植木鉢状又は有底円筒状に成型し接着して製造し
たことを特徴とする生分解性植栽用容器(以下「第3発
明」という)、第1発明の原料紙から内周4Dの筒状に
接着され幅Hに裁断された1個の部品Aと、内周2×
(2H+D)の筒状に接着され幅Dに裁断された2個の
部品Bとからなり、使用時には、部品Aを一辺がDの正
四角筒状に成型し、1個の部品Bで一方の方向から部品
Aの外壁・内壁・内底部・反対側の内壁・外壁・外底部
を囲繞させ、更に、もう1個の部品Bで直角方向から部
品Aの外壁・内壁・内底部・反対側の内壁・外壁・外底
部を囲繞させて、高さH、縦横Dの有底正四角筒状の植
栽用容器に組み立てることができるようにしたことを特
徴とする生分解性植栽用容器(以下「第4発明」とい
う)、並びに、第1発明の原料紙を折り曲げて横方向に
稜線を有する一定の高さの襞が縦方向に一定の間隔を空
けて平行に並んでいるシートに成型し、一つはシートの
襞の上半分にスリットを設けてシートAとし、他の一つ
はシートの襞の下半分から下にスリットを設けてシート
Bとし、また、前述の紙を二つ折りにし折り目を上にし
たものか前述の紙の厚手のものであって襞とほぼ同じ高
さのものを間仕切りとし、この間仕切りの下半分にスリ
ットを設けたものを上からシートAに嵌合し、もしく
は、前述の間仕切りの上半分にスリットを設けたものを
シートBに下から嵌合し、又は、シートAの上にシート
Bを直交させて載せて嵌合して製造することを特徴とす
る多数の区画を有するトレー型の生分解性植栽用容器
(以下「第5発明」という)を提供する。
【0006】第1発明は、本出願に係わる一連の発明の
基本になるもので、原料となる資材には、生分解性を有
し吸湿時にも一定の強度を有する紙として、主として楮
・三椏等の樹皮繊維から製造した和紙や稲藁・麦藁等の
草本繊維から製造した原料紙を用い、この原料紙を成型
し接着する際に使用する接着剤には、生分解性接着剤と
して、主として10〜40重量%ポリビニールアルコー
ル水溶液10〜90重量%と天然ゴムラテックス10〜
90重量%とからなる生分解性接着剤(以下「PVA型
生分解性接着剤」という)、または、主として10〜4
0重量%カルボキシメチルセルロース水溶液10〜90
重量%と天然ゴムラテックス10〜90重量%とからな
る生分解性接着剤(以下「CMC型生分解性接着剤」と
いう)を使用することを特徴とする生分解性植栽用容器
である。
【0007】この原料紙は、植栽用容器に使用する場合
は、必ずしも書や障子に使用する場合のように白色であ
ることを必要としないので、安価な無漂白の稲藁・麦藁
等の草本繊維を原料としたものでよい。また、原料紙
は、楮・三椏等の和紙用繊維や稲藁・麦藁の繊維の他
に、強度を高めるために、無漂白の麻や竹繊維を混合し
たり、抗菌・抗かび性を付与するために、よもぎ繊維を
添加したり、表面に天然のフラボノイド抗菌剤を散布し
たものものでもよい。また、第1発明における生分解性
接着剤は、本発明者が平成11年特許願第331727
号明細書に開示したものである。
【0008】このようにして製造された第1発明に係わ
る生分解性植栽容器は、中の植物を移植する場合は、こ
の容器から植物を出して移植先土壌に植えた後、一般の
燃えるごみとして廃棄してもよいし、また、この容器が
生分解性を有するので、容器に入れたまま移植先に移し
て、この生分解性容器が土壌中で微生物により分解され
るのを待つようにしてもよい。
【0009】第2発明は、第1発明の生分解性植栽容器
であって、ほぼ正方形の底を有しかつ折り畳むことがで
きる袋状に成型し接着して製造したことを特徴とする生
分解性植栽用容器である。これに類似した底のある袋
(ガゼット)は既に一般に製造され使用されているの
で、このような袋を製造している業者に外注して、原料
紙と前述の生分解性接着剤とを支給して容易に委託製造
させることができる。
【0010】第3発明は、第1発明の生分解性植栽容器
であって、植木鉢状又は有底円筒状に成型し接着して製
造したことを特徴とする生分解性植栽用容器である。こ
の植木鉢状の容器を作るには原料紙を扇型に切り取り円
錐台状の型に捲きつけ、または、有底円筒状の容器を作
るには原料紙を矩形に切り取り円筒状の型に捲きつけ
て、端を前述の生分解性接着剤で接着し、捲きつけた原
料紙の底部に当たる部分に多数の切れ目を入れ、その部
分を内側に曲げて、その部分を前述の生分解性接着剤で
接着して底とし、更に必要に応じて底と同形の円形の原
料紙を前述の生分解性接着剤で接着すればよい。なお、
植木鉢状の容器は、有底円筒状の容器より製造が面倒で
あるが、底部の方が小さくなっているので、何段にも重
ねることができる、収納や運搬に便利である。
【0011】第4発明は、原料紙から、内周4Dの筒状
に接着し幅Hに裁断した部品Aの1個と、内周2×(2
H+D)の筒状に接着し幅Dに裁断した部品Bの2個と
を作り、これらの部品のまま保管し運搬できるようにな
っており、現地で、これらの部品から植栽容器を組み立
てる場合は、先ず、部品Aを一辺がDの正四角筒状に成
型し、次に、1個の部品Bで一方の方向から部品Aの外
壁・内壁・内底部・反対側の内壁・外壁・外底部を囲繞
させ、更に、もう1個の部品Bで直角方向から部品Aの
外壁・内壁・内底部・反対側の内壁・外壁・外底部を囲
繞させて、高さH、縦横Dの有底正四角筒状の植栽用容
器に組み立てることができることを特徴とする生分解性
植栽用容器である。
【0012】従って、この植栽用容器は、折り畳まれた
偏平な部品として保管し運搬し、現地で組み立てること
ができるので、大型の草花や苗木等に使用する大きい植
栽容器に適している。更に、この組み立てられた植栽容
器は、周りの壁面は、外側から部品B、部品A、折り返
した部品Bの三重構造になっており、底は、下側から一
つの部品B、他の部品B、その部品B、最初の部品Bの
四重構造になっていて強度も高くなっているので、強度
の点からも大きい植栽容器に適している。
【0013】第5発明は、原料紙を折り曲げて横方向に
稜線を有する一定の高さの襞が縦方向に一定の間隔を空
けて平行に並んでいるシートに成型し、その1部から襞
の上半分にスリットを設けたシートAを作り、また、他
の1部から襞の下半分から下にスリットを設けたシート
Bを作り、更に、前述の紙を二つ折りにし折り目を上に
したもの、もしくは、前述の紙の厚手のもので襞とほぼ
同じ高さのものを間仕切り材料として使用し、その下半
分にスリットを設けたもの(以下「間仕切りA」とい
う)と、上半分にスリットを設けたもの(以下「間仕切
りB」という)とを作り、間仕切りAを上からシートA
に嵌合して製造した多数の区画を有するトレー型の植栽
用容器(以下「植栽容器A」という)、間仕切りBをシ
ートBに下から嵌合して製造した多数の区画を有するト
レー型の植栽用容器(以下「植栽容器B」という)、又
は、シートAの上にシートBを直交させて載せて嵌合し
て製造した多数の区画を有するトレー型の植栽用容器
(以下「植栽容器C」という)であることを特徴とする
生分解性植栽用容器である。なお、一般的に、これらの
トレー型の生分解性植栽用容器には、通常の方法でその
外周に枠を設けることが好ましい。
【0014】このようなトレー型の生分解性植栽用容器
は、園芸家や農家の温室等で多くの植物の播種育苗に使
用されることが多い。このような観点から、第5発明に
係わる植栽用容器の場合も、シートA、シートB、及
び、間仕切りAもしくは間仕切りBのまま保管し運搬
し、現地で組み立てることも可能であり、園芸家や農家
の使用に適している。また、下半分にスリットを設けた
間仕切りAを上からシートAに嵌合して植栽容器Aを製
造する場合は、間仕切りAの下端部の内面をシートAの
底部上面に接着することによって、トレーの形状を固定
することができ、更に、上半分にスリットを設けた間仕
切りBを下からシートBに勘合して植栽容器Bを製造す
る場合は、間仕切りBの下端部の外面をシートBの底部
下面に接着することによって、トレーの形状を固定する
ことができる。なお、植栽容器Cは、シートAトシート
Bが相互に嵌合しおり、別に間仕切りを必要としないの
で、接着箇所を適宜少なくすることができ、また、底部
がシートAとシートBと二重になっているので、全体的
に強度も高くなっている。従って、特に大型のトレー型
の植栽用容器に適している。
【0015】
【発明の実施の形態】1.袋型植栽用容器 〔実施例1〕原料紙には、農事法人未来農業開発に委託
して製造した稲藁繊維及び麦藁繊維を使用した紙(以下
「稲藁麦藁紙」という)で厚さ約0.18mmの紙を使
用し、生分解性接着剤には、水800gに酸化チタン1
0gを分散させた懸濁液に、カルボキシメチルセルロー
ズ(CMC、日本製紙(株)製)200gを添加混合し
て溶解した後、天然ゴムラテックス(GHPBラテック
ス社製)1000gを徐々に添加混合して製造したCM
C型生分解性接着剤を使用して、普通の紙袋を製造し、
中に土を入れ、パンジーを栽培した。栽培中にこの袋型
の生分解性植栽容器に給水したところ、容器から多少の
水が滲みだしたが、1週間経っても、接着部が剥がれる
こともなく、容器はそのままの形状を維持した。ただ
し、中の土を成形して底を平らにするのに手間どり、ま
た、安定性がよくないという欠点があった。
【0016】2.第2発明に係わる植栽用容器 〔実施例2〕厚さ約0.18mmの稲藁麦藁紙と実施例
1と同じ生分解性接着剤を使用して、市販の有底紙袋
(ガゼット)と同じような方法で、手作業で底面が6×
6cmで高さ8cmの有底紙袋型の第2発明に係わる生
分解性植栽用容器を製造し、実施例1と同様に中に土を
入れてパンジーを栽培したところ、土入れ作業も簡単に
なり安定性もよくなった。
【0017】3.第3発明に係わる植栽用容器 〔実施例3〕厚さ約0.18mmの稲藁麦藁紙を、ガラ
スコップに捲きつけ、その上端をガラスコップの上端に
合わせて切りとり、その下端をガラスコップの底より長
めにして切り取り、底からはみ出た部分を内側に曲げ、
ガラスコップから外した後、曲げた部分を更に内側に押
し曲げて、その部分を実施例1と同じ生分解性接着剤で
接着して第3発明に係わる生分解性植栽容器を製造し、
実施例1と同様にしてパンジーを栽培した。しかしなが
ら、底面の中央部が厚いので、土を入れた時底が突出し
易く不安定になり易いという欠点があった。そこで、底
部の糊代部分を少なくして稲藁麦藁紙を底紙として接着
すると安定性が高くなった。
【0018】4.第4発明に係わる植栽用容器 〔実施例4〕厚さ約0.18mmの稲藁麦藁紙と実施例
1と同じ生分解性接着剤を使用して、二つ折りにして幅
10cmで1周の長さ40cmの部品Aを製造し、ま
た、一重で幅9.8cmで1周の長さ60cmの部品B
を2個製造し、これらの部品から有底正四角筒状の植栽
用容器を組み立てた。その方法を、図1及び図2により
説明する。これらの図において、1は部品A、2は部品
B、3は部品Aの側壁、4は部品Bの外底部、5は部品
Bの外壁部、6は部品Bの内壁部、7は部品Bの内底部
である。この植栽用容器の組み立ては、図1に示したよ
うに、部品Bの外底部4に正方形筒状に成形した部品A
を載せ、部品Bの内壁部6を内側に折り曲げ、部品Bの
内底部を押し下げて、図2のように変形させ、部品Bの
外壁部を部品Aの側壁3の外側に、また、部品Bの内壁
部6を部品Aの側壁3の内側に、更に、部品Bの内底部
を部品Bの外底部に接触させることにより行われる。こ
のようにして製造された植栽用容器は、いずれの面も四
重になっており強度が高いので、このように10×10
×10cmの大きさでも、かなり大きい植物の育成に使
用することも可能であった。なお、部品Aは、厚さ約
0.25mmの稲藁麦藁紙を使用して製造することも可
能であった。
【0019】5.第5発明に係わる植栽用容器 〔実施例5〕厚さ約0.18mmの稲藁麦藁紙を5cm
間隔ごとに折り曲げて横に直線状に連なった高さ4cm
の襞を作って有襞シートを製造し、その一部のシートの
襞の上半分にスリットを設けてシートAとし、他の一部
のシートの襞の下半分から下にスリットを設けてシート
Bとし、また、厚さ約0.18mmの稲藁麦藁紙を二つ
折りにし折り目を上にしたもので襞とほぼ同じ高さのも
のを間仕切り材料として使用し、下半分にスリットがあ
るものを間仕切りAとし、上半分にスリットがあるもの
を間仕切りBとした。これらの材料を用いて製造した植
栽容器Aの嵌合部の概要を図3に示した。この図におい
て、8はシートA、9は間仕切りA、10はシートAの
襞、11はシートAのスリット、12は間仕切りAのス
リット、13は間仕切りAの接着部である。また、植栽
容器Bの嵌合部の概要を図4に示した。この図におい
て、14はシートB、15は間仕切りB、16はシート
Bの襞、17はシートBのスリット、18は間仕切りB
のスリットである。なお、間仕切りBの接着部はシート
Bの背面になるので見えない。また、植栽容器Cの嵌合
部の概要を図5に示した。この図でおいて、各数字は図
3及び図4と同様に、8はシートA、10はシートAの
襞、11はシートAのスリット、14はシートB、16
はシートBの襞、17はシートBのスリットである。
【0020】
【発明の効果】この発明に係わる生分解性植栽用容器
は、前述のような構成であって生分解性を有しながら植
物の成育に必要な期間はその形状を維持する等の優れた
特性と、資源やコストの面から優れた経済性を有するの
で、農家や園芸家や生花店等で、播種育苗、搬送、展示
等多方面に使用されているプラスチック製の各種の植木
鉢やトレー等の植栽用容器を代替することができ、大き
な社会的関心事となっているプラスチック廃棄物に関す
る問題を解決することができ、多大な社会的貢献をもた
らすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第4発明に係わる植栽用容器を組み立てる手順
を説明する図である。
【図2】第4発明において部品Bの最終の形状を説明す
る図である。
【図3】第5発明に係わる植栽用容器(植栽容器A)の
嵌合部を説明する図である。
【図4】第5発明に係わる植栽用容器(植栽容器B)の
嵌合部を説明する図である。
【図5】第5発明に係わる植栽用容器(植栽容器C)の
嵌合部を説明する図である。
【符号の説明】
1 ……部品A 2 ……部品B 3 ……部品Aの側壁 4 ……部品Bの外底部 5 ……部品Bの外壁部 6 ……部品Bの内壁部 7 ……部品Bの内底部 8 ……シートA 9 ……間仕切りA 10……シートAの襞 11……シートAのスリット 12……間仕切りAのスリット 13……間仕切りAの接着部 14……シートB 15……間仕切りA 16……シートBの襞 17……シートBのスリット 18……間仕切りBのスリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 5/32 BSL B65D 5/32 BSLC 5/497 5/48 101K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として楮・三椏等の樹皮繊維から製造
    した和紙や稲藁・麦藁等の草本繊維から製造した紙等の
    生分解性を有し吸湿時にも一定の強度を有する紙を成型
    し、主として10〜40重量%ポリビニールアルコール
    水溶液10〜90重量%と天然ゴムラテックス10〜9
    0重量%とからなる生分解性接着剤、又は、主として1
    0〜40重量%カルボキシメチルセルロース水溶液10
    〜90重量%と天然ゴムラテックス10〜90重量%と
    からなる生分解性接着剤で接着して製造したことを特徴
    とする生分解性植栽用容器
  2. 【請求項2】 ほぼ正方形の底を有しかつ折り畳むこと
    ができる袋状に成型し接着して製造したことを特徴とす
    る請求項1記載の生分解性植栽用容器
  3. 【請求項3】 植木鉢状又は有底円筒状に成型し接着し
    て製造したことを特徴とする請求項1記載の生分解性植
    栽用容器
  4. 【請求項4】 主として楮・三椏等の樹皮繊維から製造
    した和紙や稲藁・麦藁等の草本繊維から製造した紙等の
    生分解性を有し吸湿時にも一定の強度を有する紙を加工
    して得られた内周4Dの筒状に接着され幅Hに裁断され
    た1個の部品Aと、内周2×(2H+D)の筒状に接着
    され幅Dに裁断された2個の部品Bとからなり、使用時
    には、部品Aを一辺がDの正四角筒状に成型し、1個の
    部品Bで一方の方向から部品Aの外壁・内壁・内底部・
    反対側の内壁・外壁・外底部を囲繞させ、更に、もう1
    個の部品Bで直角方向から部品Aの外壁・内壁・内底部
    ・反対側の内壁・外壁・外底部を囲繞させて、高さH、
    縦横Dの有底正四角筒状の植栽用容器に組み立てること
    ができるようにしたことを特徴とする生分解性植栽用容
  5. 【請求項5】 主として楮・三椏等の樹皮繊維から製造
    した和紙や稲藁・麦藁等の草本繊維から製造した紙等の
    生分解性を有し吸湿時にも一定の強度を有する紙を折り
    曲げて横方向に稜線を有する一定の高さの襞が縦方向に
    一定の間隔を空けて平行に並んでいるシートに成型し、
    一つはシートの襞の上半分にスリットを設けてシートA
    とし、他の一つはシートの襞の下半分から下にスリット
    を設けてシートBとし、また、前述の紙を二つ折りにし
    折り目を上にしたものか前述の紙の厚手のものであって
    襞とほぼ同じ高さのものを間仕切りとし、この間仕切り
    の下半分にスリットを設けたものを上からシートAに嵌
    合し、もしくは、前述の間仕切りの上半分にスリットを
    設けたものをシートBに下から嵌合し、又は、シートA
    の上にシートBを直交させて載せて嵌合して製造するこ
    とを特徴とする多数の区画を有するトレー型の生分解性
    植栽用容器
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