JPH077376U - 幼苗容器 - Google Patents
幼苗容器Info
- Publication number
- JPH077376U JPH077376U JP4271293U JP4271293U JPH077376U JP H077376 U JPH077376 U JP H077376U JP 4271293 U JP4271293 U JP 4271293U JP 4271293 U JP4271293 U JP 4271293U JP H077376 U JPH077376 U JP H077376U
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- JP
- Japan
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- container
- soil
- granular
- seedling container
- seedling
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- Pending
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱時において多少乱暴に取り扱っても表面
の粒状培土がこぼれない幼苗容器を提供すること。 【構成】 粒状培土を充填し、蘭等の幼苗が植えられて
いる幼苗容器において、上記容器内の表面の粒状培土が
接着性樹脂によって緩く固定されていることを特徴とす
る幼苗容器。
の粒状培土がこぼれない幼苗容器を提供すること。 【構成】 粒状培土を充填し、蘭等の幼苗が植えられて
いる幼苗容器において、上記容器内の表面の粒状培土が
接着性樹脂によって緩く固定されていることを特徴とす
る幼苗容器。
Description
【0001】
本考案は、幼苗容器に関し、更に詳しくは蘭等の幼苗を大量生産した場合にお いて出荷等の取扱性に優れた幼苗容器に関する。
【0002】
従来、蘭、その他の種々の植物の苗を工業的に大量生産する場合には、小さな 植木鉢或はプラスチックフイルム製の幼苗育成容器において幼苗を或る程度の大 きさに育てた後に、苗木問屋や小売り店に出荷している。この際、幼苗が空気の 流通性が良好な培土を必要とする場合には、上記幼苗育成容器には粒状の土や粒 状の鹿沼土が多く使用されている。
【0003】
上記従来方法において、幼苗を出荷する等、幼苗容器を車両等に積み卸しする 場合、容器に衝撃や振動が加えられたり、傾いたり、倒れたりする場合が多い。 この場合には、幼苗容器の表面にある粒状培土が床面に転がり落ち、作業所や運 搬車両の床面で踏まれたりすると微粉化し、乾燥して多量の埃等が発生するとい う問題がある。 従って本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、取扱時において多少 乱暴に取り扱っても表面の粒状培土がこぼれない幼苗容器を提供することである 。
【0004】
上記目的は以下の本考案によって達成される。即ち、本考案は、粒状培土を充 填し、蘭等の幼苗が植えられている幼苗容器において、上記容器内の表面の粒状 培土が接着性樹脂によって緩く固定されていることを特徴とする幼苗容器である 。
【0005】
幼苗容器の表面の粒状培土を樹脂のエマルジョンによって緩く固定しておくこ とによって、該容器の取扱時において多少乱暴に取り扱っても表面の粒状培土が こぼれず、従って作業所や運搬車両の床面を汚染し、微粉化し、乾燥して多量の 埃等が発生するという問題が解決される。
【0006】
次に図面に示す好ましい実施例を挙げて本考案を更に詳しく説明する。 図1は、本考案の幼苗容器の斜視図であり、図2はそのA−A断面図である。 本考案の幼苗容器は、粒状培土1を充填し、蘭等の幼苗2が植えられている幼 苗容器3において、上記容器3内の表面の粒状培土1が接着性樹脂によって緩く 固定されている(5)ことを特徴としている。 図示の実施例は、黒色の小さな植木鉢3内にプラスチックフイルム製の相似形 状の容器4が収納され、該容器4内に大小の粒状鹿沼土1が充填され、該培土内 に、温室で発芽され、数〜十数cm程度の大きさに成長した蘭の幼苗2が植え替 えられており、出荷し得る状態となっている。
【0007】 上記蘭の幼苗2の周囲表面には大小の粒状培土1が充填されているが、これら の表面には、接着性樹脂液がスプレー及び乾燥されて、一点鎖線5で囲まれた範 囲の粒状培土は互いに樹脂によってそれらの端部で接着されている。 上記で使用する樹脂液は、通常、接着剤として使用されている酢酸ビニル系樹 脂やアクリル酸系樹脂の水性エマルジョンが粘度が低くスプレーし易いので取扱 性が良く好ましいが、ポリビニルアルコール、ポリクリル酸、デンプン、キトサ ン、ゼラチン、カゼイン等の合成或は天然の水溶性高分子の低濃度水溶液であっ てもよい。 接着性樹脂の使用量は、大小の粒状培土が多少の振動や傾斜では、鉢からこぼ れ落ちない程度に接着する量であり、この使用量は複数回のテストによって極め て容易に決定することが出来る。
【0008】 具体的には、黒色ポリエチレン製の丈夫な鉢であって、上面の直径は約8cm 、下面の直径が約5cm、深さが約7cmの小鉢3に、ポリエチレンフイルムの 真空成形によって形成した相似形状の容器4を入れ、該容器内に肥料分を多少吸 収させた粒状の鹿沼土1を充填し、この培土1内に蘭の幼苗2を植えたものであ る。 この培養土1の表面から酢酸ビニル系樹脂の10重量%水性エマルルジョンを 霧吹によって2〜3回スプレーし、1日間放置しておいた。その後該幼苗容器を 指で押して床に横倒しにしたところ、粒状培土は少しもこぼれなかった。次に苗 を抜き取り、接着している粒状培土を手に握ってにたところ、容易にばらばらに 崩れ、幼苗の吸水や成長に何らの問題も発生しなかった。 以上は本考案の1実施例であるが、本考案は、粒状培土を充填し、蘭等の幼苗 が植えられている幼苗容器において、上記容器内の表面の粒状培土が接着性樹脂 によって緩く固定されている限り、粒状培土の種類、苗の種類、容器の大小、材 料、形状等何ら限定されない。
【0009】
以上の如き本考案によれば、幼苗容器の表面の粒状培土を樹脂のエマルジョン によって緩く固定しておくことによって、該容器の取扱時において多少乱暴に取 り扱っても表面の粒状培土がこぼれず、従って作業所や運搬車両の床面を汚染し 、微粉化し、乾燥して多量の埃等が発生するという問題が解決される。
【0010】
【図1】本考案の幼苗容器の斜視図
【図2】図1のA−A断面図
1:粒状培土 2:幼苗 3:外鉢 4:内鉢 5:接着領域
Claims (3)
- 【請求項1】 粒状培土を充填し、蘭等の幼苗が植えら
れている幼苗容器において、上記容器内の表面の粒状培
土が接着性樹脂によって緩く固定されていることを特徴
とする幼苗容器。 - 【請求項2】 粒状培土が粒状鹿沼土等の粒状土壌であ
る請求項1に記載の幼苗容器。 - 【請求項3】 接着性樹脂が酢酸ビニル系樹脂又はアク
リル酸系樹脂の水性エマルジョンである請求項1に記載
の幼苗容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271293U JPH077376U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 幼苗容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271293U JPH077376U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 幼苗容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077376U true JPH077376U (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=12643690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4271293U Pending JPH077376U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 幼苗容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077376U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054526A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Flowery Net Inc | 植物容器および植物ディスプレイ |
JP2018033343A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 弘子 高橋 | 植物用の固形培地 |
JP2021153490A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社リーフ | 観賞用植物の給水鉢 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02177822A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 安定化された培土を有する鉢及びその鉢の製造方法 |
JPH06284825A (ja) * | 1993-04-01 | 1994-10-11 | Haruo Yamada | 観賞用鉢植植物およびその製造法 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP4271293U patent/JPH077376U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02177822A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 安定化された培土を有する鉢及びその鉢の製造方法 |
JPH06284825A (ja) * | 1993-04-01 | 1994-10-11 | Haruo Yamada | 観賞用鉢植植物およびその製造法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054526A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Flowery Net Inc | 植物容器および植物ディスプレイ |
JP2018033343A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 弘子 高橋 | 植物用の固形培地 |
JP2021153490A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社リーフ | 観賞用植物の給水鉢 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980602 |