JP2002238259A - 過電流保護方法,電源装置および画像形成装置 - Google Patents

過電流保護方法,電源装置および画像形成装置

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JP2002238259A JP2001036669A JP2001036669A JP2002238259A JP 2002238259 A JP2002238259 A JP 2002238259A JP 2001036669 A JP2001036669 A JP 2001036669A JP 2001036669 A JP2001036669 A JP 2001036669A JP 2002238259 A JP2002238259 A JP 2002238259A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流保護の信頼性を高くする。電源回路と
DSPとの間の接続を簡略にする。過電流保護の信頼性
が高い、出力系統が複数の電源装置を提供する。これら
に加えて出力系統毎に、過電流保護をする。また画像形
成装置の電源装置を過電流保護の信頼性が高いものとす
る。 【解決手段】 それぞれが、トランス,PWMパルスに
応答してスイッチング給電する1次側回路,2次巻線の
電圧を整流する2次側回路,1次側回路のスイッチング
オン電流検出手段、および、該電流の過電流信号を発生
する比較手段を備える第1回路46および第2回路4
7;および、PWMパルスを発生し、過電流信号に応答
してPWMパルス出力を止めるパルス発生器65、およ
び、該パルス発生器をリセットしそれにPWMパルス出
力のためのデータを与えるCPU61、を含むDSP4
8;を備えるスイッチング電源装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスの1次側
に介挿したスイッチング回路をPWMパルスに応答して
スイッチングして、トランスの2次側に所望電圧を発生
するスイッチング電源装置の過電流保護制御,これを実
施する電源装置、および、これを内蔵する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、商用交流を入力し、整流平滑後の
直流電圧を高周波数(例えば100KHz前後)でスイ
ッチングして、トランスの1次巻線に印加して、トラン
スの2次巻線に誘起した電圧を整流して直流電圧を出力
するスイッチング電源が、多くの電気機器に用いられて
いる。この電源の出力電圧は、これを検出してスイッチ
ングの比率すなわちPWMパルスのデューティを制御す
ることで、定電圧に安定化する。この制御を行う方法と
して、従来はアナログ回路によるスイッチングON/O
FF制御が行われていた。また、一般にスイッチング電
源では、制御の最適化のため、入力電圧や負荷電流の変
動に応じて、電源回路の動作モードを変更する場合があ
る。従来のアナログ方式では、動作モード切替えを行わ
せるにはハードウェアとしての制御回路を複数用意しな
ければならず、回路構成が著しく複雑になるという特徴
があった。最近はこれをデジタル制御により、例えばデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用いて行うこと
により、解決している。
【0003】特開2000−14144号公報に開示
の、DSPによるPWM制御の電源装置では、トランス
2次側の出力回路を流れる電流値を検出し、検出値が所
定値を越えると、スイッチングを強制的に停止させるラ
ッチ回路と、DSPが発生するPWMパルスをスイッチ
ングドライバに与える信号ラインに介挿したアンドゲー
トと、スイッチングがオフ状態に移行すると前記ラッチ
回路をリセットするリセット回路とを備え、過電流検出
信号でラッチ回路をセットして、そのセット時出力で、
アンドゲートを閉じ、その後のPWMパルスのスイッチ
オンレベルへの変化に同期してリセット回路が前記ラッ
チ回路をリセットする。この、トランス2次側の過電流
に応答してトランス1次側のスイッチングをオフにする
過電流保護は、PWMパルスの1周期内のスイッチング
オン期間に行われるパルスバイパルスの過電流保護であ
る。出力回路には、もう一組の電流検出回路と電圧検出
回路があり、それらの検出信号が、PWMパルスの周期
よりも長い制御周期でデジタル変換してDSPに読み込
まれ、PWMパルスのデューティの決定に参照される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パルス
バイパルス過電流保護のために出力回路に流れる電流値
を検出する回路は、トランスの2次側に備えられてい
る。過電流保護の遅れなく検出することはできても、ト
ランスの2次側に備えられているために、電流検出信号
にレベルシフトが発生し、1次側のスイッチング素子に
流れる電流値を正確に検出できないという問題があっ
た。これにより、パルスバイパルスの過電流保護の信頼
性が損なわれる。
【0005】また、トランスの1次側のスイッチングド
ライバおよび2次側に備わる過電流検出回路とDSPと
の間を、アンドゲート,セット回路およびリセット回路
で接続するので、回路接続が複雑である。
【0006】本発明は、デジタル制御方式でも、1次側
で過電流を検出し、トランスの1次側と2次側で発生する
レベルシフトによる影響を受けず、電源装置の過電流保
護の信頼性を高めることを第1の目的とし、過電流検出
回路とDSPなどのデジタル制御回路との間の接続を簡
単にし、デジタル制御のため高速に制御が可能となるた
め、スイッチング電源の切換えパルス(周波数100K
Hz)ごとに電源の停止,再開の制御が可能なパルスバ
イパルスの制御を行うことを第2の目的とする。過電流
保護の信頼性が高い、出力系統が複数のスイッチング電
源装置を提供することを第3の目的とし、その電源回路
とDSPとの間の接続を簡略にすることを第4の目的と
し、これらに加えて出力系統毎に、過電流保護をするこ
とを第5の目的とする。また画像形成装置の電源装置を
過電流保護の信頼性が高いものとすることを第6の目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)トランス(TR11),
該トランスの1次巻線にPWMパルスに応答してスイッ
チング給電する1次側回路(DRIVE11,FET11),該トラン
スの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電する2
次側回路(D11,D12)、および、前記PWMパルスを発生
するデジタル処理のパルス発生器(65)とそれにPWMパ
ルスを規定するデータを与えるCPU(61)を含むデジタ
ル信号処理装置(48)、を備える電源装置(41)の、前記1
次側回路のオン電流を抵抗(R11)に通して該抵抗の電圧
を、発光素子(LD11)と光電変換素子(PT41)を含むフォト
カプラ(49)の該発光素子に通電する発光ドライバ(Tr11)
に印加して、光電変換素子(PT41)の受光信号を前記過電
流信号(PDPINT=L)として、前記デジタル信号処理装置(4
8)に与え、該デジタル信号処理装置(48)の前記パルス発
生器(65)が該過電流信号(PDPINT=L)に応答してそのスイ
ッチングオン出力を止める、過電流保護方法。
【0008】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0009】作用及び効果 これによれば、トランス(TR11)の1次側回路のオン電流
を検出して、それが過電流の時にはパルス発生器(65)が
そのスイッチングオン出力を止める。1次側の電流検出
信号は、レベルシフトなく得ることができるので、信頼
性が高いパルスバイパルスの過電流保護を容易に実現で
きる。1次側回路とデジタル信号処理装置(48)とがフォ
トカプラ(49)で、電流通電に関して絶縁分離されている
ので、両者間の電位の干渉はなく、信頼性が高いパルス
バイパルスの過電流保護を容易に実現できる。過電流信
号に応答してパルス発生器(65)がスイッチングオン出力
を止めるので、電源回路とデジタル信号処理装置(48)と
の間の接続は簡略になる。
【0010】
【発明の実施の形態】(2)1次側回路のオン電流が流
れる前記抵抗(R11)と前記発光ドライバ(Tr11)の制御信
号入力端との間をダイオード(D13)で、該制御信号入力
端から前記抵抗(R11)への通電を可能につないで、該ダ
イオード(D13)と前記制御信号入力端との接続点に接続
した抵抗(R12)に定電圧(Vc)を印加して、前記1次側回
路のオン電流の増大によって前記制御信号入力端の電圧
を上昇させて前記発光素子(LD11)に通電する、上記
(1)の過電流保護方法。
【0011】これによれば、1次側回路のオン電流が低
い間はそれが流れる抵抗(R11)の電圧が低く、発光ドラ
イバ(Tr11)の制御信号入力端の電圧が、ダイオード(D1
3)を順方向に伝播し該方向に電流が流出しこれにより抵
抗(R11)の電圧と同程度に低く、発光ドライバ(Tr11)は
発光素子(LD11)に通電しない。
【0012】1次側回路のオン電流が過大になるとそれ
が流れる抵抗(R11)の電圧が上昇するが、これはダイオ
ード(D13)に逆方向に加わるので、1次側回路のオン電
流は発光ドライバ(Tr11)の制御信号入力端に流入しな
い。すなわち、ダイオード(D13)が、発光ドライバ(Tr1
1)の制御信号入力端に過大電流あるいは過電圧が加わる
のを阻止する。しかし、エラー! リンクが正しくありま
せん。のカソード側に抵抗(R11)の高い電圧が加わるの
で、定電圧(Vc)の印加による発光ドライバ(Tr11)の制御
信号入力端から抵抗(R11)への電流の流出が止まり、該
制御信号入力端の電圧が上昇しこれに応答して発光ドラ
イバ(Tr11)が発光素子(LD11)に通電し、発光素子(LD11)
が発光する。
【0013】発光ドライバ(Tr11)周りの比較的に簡易な
電気回路によって、発光ドライバ(Tr11)の制御信号入力
端に、1次側回路のオン電流が過大か否をあらわす2値
的な電圧変化が現れ、しかも、発光ドライバ(Tr11)に過
電圧が加わることはない。
【0014】(3)トランス(TR11),該トランスの1次
巻線にPWMパルスに応答してスイッチング給電する1
次側回路(DRIVE11,FET11),該トランスの2次巻線に発
生する電圧を整流し負荷に給電する2次側回路(D11,D1
2)、および、前記PWMパルスを発生するデジタル処理
のパルス発生器(65)とそれにPWMパルスを規定するデ
ータを与えるCPU(61)を含むデジタル信号処理装置(4
8)、を備える電源装置(41)の、前記1次側回路のオン電
流を抵抗(R11)に通して、該抵抗の電圧を前記デジタル
信号処理装置(図15の48)に与え、該デジタル信号処理装
置において該電圧をデジタルデータに変換し、該デジタ
ルデータが設定値以上のとき前記過電流信号を発生する
(図15の72-75)、過電流保護方法。
【0015】これによれば、1次側オン電流検出手段(R
11)がトランス(TR11)の1次側の電流を電圧に変換し、
デジタル信号処理装置(48)のA/D変換手段(72)が該電
圧をデジタルデータに変換し、比較手段(73)が、該デジ
タルデータが表す値が設定値以上になると過電流信号(P
DPINT=L /PDPINT1=L)を発生し、パルス発生器(65)がそ
れに応答してスイッチングオン出力を止める。1次側の
電流検出信号である、前記電圧は、レベルシフトなく得
ることができるので、信頼性が高いパルスバイパルスの
過電流保護を容易に実現できる。過電流信号に応答して
パルス発生器(65)がスイッチングオン出力を止めるの
で、電源回路とデジタル信号処理装置(48)との間の接続
は簡略になる。A/D変換手段(72)および比較手段(73)
が、デジタル信号処理装置(48)にあるので、1次側回路
が簡略になり、電源回路とデジタル信号処理装置(48)と
の間の接続が簡略になる。
【0016】(3a)1次側回路のオン電流が流れる前
記抵抗(R11)と、定電圧(Vc)が印加される抵抗分圧回路
(R12-R14)の分圧端との間をダイオード(D13)で、該分圧
端から前記抵抗(R11)への通電を可能につないで、抵抗
分圧回路(R12-R14)の分圧電圧を前記デジタル信号処理
装置(図15の48)に与える、上記(3)の過電流保護方
法。
【0017】これによれば、1次側回路のオン電流が低
い間はそれが流れる抵抗(R11)の電圧が低く、抵抗分圧
回路(R12-R14)の分圧端の電圧が、ダイオード(D13)を順
方向に伝播し該方向に電流が流出しこれにより抵抗(R1
1)の電圧と同程度に低い。
【0018】1次側回路のオン電流が過大になるとそれ
が流れる抵抗(R11)の電圧が上昇するが、これはダイオ
ード(D13)に逆方向に加わるので、1次側回路のオン電
流は抵抗分圧回路(R12-R14)の分圧端に流入しない。す
なわち、ダイオード(D13)が、抵抗分圧回路(R12-R14)の
分圧端に過大電流あるいは過電圧が加わるのを阻止す
る。しかし、ダイオード(D13)のカソード側に抵抗(R11)
の高い電圧が加わるので、定電圧(Vc)の印加による抵抗
分圧回路(R12-R14)の分圧端から抵抗(R11)への電流の流
出が止まり、該分圧端の電圧が上昇する。
【0019】比較的に簡易な電気回路によって、抵抗分
圧回路(R12-R14)に、1次側回路のオン電流のレベルに
対応する電圧が現れ、しかも、抵抗分圧回路(R12-R14)
に過電圧が加わることはない。
【0020】(4)前記CPU(61)が前記過電流信号(P
DPINT=L)に応答して、前記パルス発生器(65)がスイッチ
ングオン出力を止めた後に、該パルス発生器(65)にPW
Mパルス発生を再開させる、上記(1)乃至(3a)の
いずれかの過電流保護方法。
【0021】これによりPWMパルスのスイッチングオ
ン期間に過電流検出に応答して通電を停止し、そして次
の周期のPWMパルス出力を行うパルスバイパルスの通
電および過負荷保護が実現できる。すなわち、通電の安
定性と過負荷保護機能が高いパルスバイパルスの通電保
護制御が実現できる。
【0022】(5)前記パルス発生器(65)は、前記過電
流信号(PDPINT=L)に応答してPWMパルス出力ポートを
ハイインピーダンスとしてこれを保持し;前記CPU(6
1)が前記過電流信号(PDPINT=L)に応答して割込み処理を
開始してこの割込み処理により、前記パルス発生器がス
イッチングオン出力を止めた後に、パルス発生器のハイ
インピーダンスの保持を解除し前記レジスタにPWMパ
ルス出力のためのデータを設定する;上記(1)乃至
(4)のいずれかの過電流保護方法。
【0023】PWMパルスは例えば100KHzの高周
波であり、デジタル信号処理装置(48)のパルス発生器(6
5)は、例えばDSPのイベントマネジャであって過電流
信号(PDPINT=L)が発生してから、CPU(61)の動作周波
数の3〜4クロックサイクルの遅延後に、PWMパルス
出力ポートをハイインピーダンス(PWMパルス出力遮
断)としてこれを保持する。この処理は非常に早い。し
たがって1次回路が実質上遅れなくスイッチングオフに
なる。
【0024】しかしCPU(61)は、過電流信号(PDPINT=
L)に応答して、割り込み処理に進み、そこでパルス発生
器(65)のレジスタにPWMパルス出力のためのデータを
設定する。過電流信号(PDPINT=L)が発生してから、上述
のソフト割込みのプログラムによってパルス発生器(65)
にPWMパルス出力のためのデータを設定し終わるまで
に数μsecの時間が経過する。
【0025】これにより、100KHzのPWMパルス
の1周期の半分を超える程度の、PWMパルス(のスイ
ッチオンレベル)の出力の遅れを生じ、この期間が、P
WMパルスの1周期内のオフ期間に重なり、パルスバイ
パルスの過電流保護によって1パルスのオン出力が遮断
されても、PWMパルスの一周期の間の、オン出力を遮
断した本来のオン期間に続くオフ期間が経過する前後
に、上記PWMパルス出力のためのデータ設定によって
新たな一周期のパルス通電が始まる。すなわち前の一周
期に略連続するかたちで、次の1周期からPWMパルス
の出力が再開される。
【0026】したがって、電源回路とデジタル信号処理
装置(48)との間に、PWMパルス遮断のためのゲート
や、遮断を保持するラッチおよびそれを解除するリセッ
ト回路を介挿する必要はなく、電源回路とデジタル信号
処理装置(48)との間の接続が簡略になる。
【0027】(6)トランス(TR11),該トランスの1次
巻線にPWMパルスに応答してスイッチング給電する1
次側回路(DRIVE11,FET11),該トランスの2次巻線に発
生する電圧を整流し負荷に給電する2次側回路(D11,D1
2)、および、前記PWMパルスを発生するデジタル信号
処理装置(48)、を備えるスイッチング電源装置におい
て、前記1次側回路(DRIVE11,FET11)のスイッチングオ
ンの電流を電圧に変換する1次側オン電流検出手段(R1
1);および、変換した電圧が設定値以上になると過電流
信号(PDPINT=L/PDPINT1=L)を発生する比較手段(D13,R12
-R16,TR11,LD11,PT41, R41 /72,73);を備え、前記デジ
タル信号処理装置(48)が、前記PWMパルス(PWM11)を
発生し前記過電流信号に応答してPWMパルス出力を止
めるパルス発生器(65)、および、該パルス発生器にPW
Mパルス出力のためのデータを与えるCPU(61)、を含
む;ことを特徴とする電源装置。
【0028】これによれば、1次側オン電流検出手段(R
11)がトランス(TR11)の1次側の電流を電圧に変換し、
比較手段が該電圧が設定値以上になると過電流信号(PDP
INT=L /PDPINT1=L)を発生し、パルス発生器(65)がそれ
に応答してスイッチングオン出力を止める。1次側の電
流検出信号である前記電圧は、レベルシフトなく得るこ
とができるので、信頼性が高いパルスバイパルスの過電
流保護を容易に実現できる。過電流信号に応答してパル
ス発生器(65)がスイッチングオン出力を止めるので、電
源回路とデジタル信号処理装置(48)との間の接続は簡略
になる。
【0029】(7)第1トランス(TR11),該トランスの
1次巻線に第1のPWMパルス(PWM11)に応答してスイ
ッチング給電する第1の1次側回路(DRIVE11,FET11),
第1トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に
給電する第1の2次側回路(D11,D12),第1の1次側回
路のスイッチングオンの電流を第1の電圧に変換する第
1の1次側オン電流検出手段(R11)、および、第1の変
換した電圧が設定値以上になると第1の過電流信号を発
生する第1の比較手段(D13,R12-R16,TR11,LD11,PT41, R
41 /72,73)、を備える第1回路(46);第2トランス(TR2
1),該トランスの1次巻線に第2のPWMパルス(PWM2
1)に応答してスイッチング給電する第2の1次側回路(D
RIVE21,FET21),第2トランスの2次巻線に発生する電
圧を整流し負荷に給電する第2の2次側回路(D21,D2
2),第2の1次側回路のスイッチングオンの電流を第2
の電圧に変換する第2の1次側オン電流検出手段(R2
1)、および、第2の変換した電圧が設定値以上になると
第2の過電流信号を発生する第2の比較手段(D23,R22-R
26,TR21,LD21,PT41,PT51,R41, R51 /74,75)、を備える
第2回路(47);および、第1および第2のPWMパルス
(PWM11,PWM21)を発生し第1および第2の過電流信号の
いずれにも応答してPWMパルス出力を止めるパルス発
生器(65/65, 71)、および、該パルス発生器に第1およ
び第2のPWMパルス出力のためのデータを与えるCP
U(61)、を含むデジタル信号処理装置(48:図5);を備え
る電源装置。
【0030】これによれば、一組のデジタル信号処理装
置(48)で第1回路(46)および第2回路(47)を制御して、
それらから同時に別個の負荷に給電することができる。
各回路(46,47)に関して、上記(6)に記述した作用,
効果が実現できる。
【0031】(8)第1トランス(TR11),該トランスの
1次巻線に第1のPWMパルス(PWM11)に応答してスイ
ッチング給電する第1の1次側回路(DRIVE11,FET11),
第1トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に
給電する第1の2次側回路(D11,D12),第1の1次側回
路のスイッチングオンの電流を第1の電圧に変換する第
1の1次側オン電流検出手段(R11)、および、第1の変
換した電圧が設定値以上になると第1の過電流信号(PDP
INT1=L)を発生する第1の比較手段(D13,R12-R16,TR11,L
D11,PT41,R41/72,73)、を備える第1回路(46);第2ト
ランス(TR21),該トランスの1次巻線に第2のPWMパ
ルス(PWM21)に応答してスイッチング給電する第2の1
次側回路(DRIVE21,FET21),第2トランスの2次巻線に
発生する電圧を整流し負荷に給電する第2の2次側回路
(D21,D22),第2の1次側回路のスイッチングオンの電
流を第2の電圧に変換する第2の1次側オン電流検出手
段(R21)、および、第2の変換した電圧が設定値以上に
なると第2の過電流信号(PDPINT2=L)を発生する第2の
比較手段(D23,R22-R26,TR21,LD21, PT41,PT51,R41,R51/
74,75)、を備える第2回路(47);および、第1および第
2のPWMパルス(PWM11,PWM21)を発生し第1の過電流
信号に応答して第1のPWMパルス出力を止め、第2の
過電流信号に応答して第2のPWMパルス出力を止める
パルス発生器(65,71)、および、該パルス発生器に第1
および第2のPWMパルス出力のためのデータを与える
CPU(61)、を含むデジタル信号処理装置(48:図12,図1
5);を備える電源装置。
【0032】これによれば、一組のデジタル信号処理装
置(48)で第1回路(46)および第2回路(47)を制御して、
それらから同時に別個の負荷に給電することができる。
各回路(46,47)に関して、上記(6)に記述した作用,
効果が、個別に実現できる。上記(7)では、第1回路
(46)および第2回路(47)の一方が1次側過負荷になる
と、両回路ともに1次側通電を遮断してしまうが、この
(8)の実施態様では、一方が1次側過負荷になるとそ
の1次側通電を遮断するが、他方の通電は継続する。第
1回路(46)と第2回路(47)の独立性が高い。
【0033】(9)1次側オン電流検出手段は、1次側
オン電流が通流する抵抗(R11,R21)であり;比較手段
は、該抵抗にそれに向けて順方向に接続されたダイオー
ド(D13,D23)を通して接続されて該抵抗の電圧の上昇に
より発光素子(LD11,LD21)の通電電流を上げるドライバ
(Tr11,Tr21)、および、該発光素子およびその光を受け
て前記過電流信号を発生する光電変換素子(PT41,PT51)
の組合せで成る絶縁カプラ(49,50:図5,図12,図13)を含
む;上記(6),(7)又は(8)記載の電源装置。
【0034】これによれば、1次側回路とデジタル信号
処理装置(48)とが絶縁カプラ(49,50)で、電流通電に関
して絶縁分離されているので、両者間の電位の干渉はな
く、信頼性が高いパルスバイパルスの過電流保護を容易
に実現できる。デジタル信号処理装置(48)の、過電流信
号(PDPINT=L/PDPINT1=L,PDPINT2=L)ラインとの接続が簡
略になる。
【0035】(10)トランス(TR11),該トランスの1
次巻線にPWMパルスに応答してスイッチング給電する
1次側回路(DRIVE11,FET11),該トランスの2次巻線に
発生する電圧を整流し負荷に給電する2次側回路(D11,D
12)、および、前記PWMパルスを発生するデジタル信
号処理装置(48)、を備えるスイッチング電源装置におい
て、前記1次側回路(DRIVE11,FET11)のスイッチングオ
ンの電流を電圧に変換する1次側オン電流検出手段(R1
1);を備え、前記デジタル信号処理装置(48)が、該1次
側オン電流検出手段が変換した電圧をデジタルデータに
変換するA/D変換手段(72),該デジタルデータが表す
値が設定値以上になると過電流信号を発生する比較手段
(73),前記PWMパルスを発生し前記過電流信号に応答
してPWMパルス出力を止めるパルス発生器(65)、およ
び、該パルス発生器(65)にPWMパルス出力のためのデ
ータを与えるCPU(61)、を含む;ことを特徴とする電
源装置。
【0036】これによれば、1次側オン電流検出手段(R
11)がトランス(TR11)の1次側の電流を電圧に変換し、
デジタル信号処理装置(48)のA/D変換手段(72)が該電
圧をデジタルデータに変換し、比較手段(73)が、該デジ
タルデータが表す値が設定値以上になると過電流信号(P
DPINT=L /PDPINT1=L)を発生し、パルス発生器(65)がそ
れに応答してスイッチングオン出力を止める。1次側の
電流検出信号である、前記電圧は、レベルシフトなく得
ることができるので、信頼性が高いパルスバイパルスの
過電流保護を容易に実現できる。過電流信号に応答して
パルス発生器(65)がスイッチングオン出力を止めるの
で、電源回路とデジタル信号処理装置(48)との間の接続
は簡略になる。A/D変換手段(72)および比較手段(73)
が、デジタル信号処理装置(48)にあるので、1次側回路
が簡略になり、電源回路とデジタル信号処理装置(48)と
の間の接続が更に簡略になる。
【0037】(11)第1トランス(TR11),該トランス
の1次巻線に第1のPWMパルス(PWM11)に応答してス
イッチング給電する第1の1次側回路(DRIVE11,FET1
1),第1トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負
荷に給電する第1の2次側回路(D11,D12)、および、第
1の1次側回路のスイッチングオンの電流を第1の電圧
に変換する第1の1次側オン電流検出手段(R11)、を備
える第1回路(46);第2トランス(TR21),該トランスの
1次巻線に第2のPWMパルス(PWM21)に応答してスイ
ッチング給電する第2の1次側回路(DRIVE21,FET21),
第2トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に
給電する第2の2次側回路(D21,D22)、および、第2の
1次側回路のスイッチングオンの電流を第2の電圧に変
換する第2の1次側オン電流検出手段(R21)、を備える
第2回路(47);および、第1および第2の電圧を第1お
よび第2のデジタルデータに変換するA/D変換手段(7
2,74),第1および第2のデジタルデータが表す値が設
定値以上になると第1および第2の過電流信号(PDPINT
1,PDPINT2)を発生する比較手段(73,75),第1および第
2のPWMパルス(PWM11,PWM21)を発生し第1および第
2の過電流信号(PDPINT1,PDPINT2)のいずれにも応答し
てPWMパルス出力を止めるパルス発生器(65,71,76)、
および、該パルス発生器に第1および第2のPWMパル
ス出力のためのデータを与えるCPU(61)、を含むデジ
タル信号処理装置(48:図17);を備える電源装置。
【0038】これによれば、一組のデジタル信号処理装
置(48)で第1回路(46)および第2回路(47)を制御して、
それらから同時に別個の負荷に給電することができる。
各回路(46,47)に関して、上記(6)に記述した作用,
効果が実現できる。A/D変換手段(72,74)および比較
手段(73,75)が、デジタル信号処理装置(48)にあるの
で、1次側回路が簡略になり、電源回路とデジタル信号
処理装置(48)との間の接続が更に簡略になる。
【0039】(12)第1トランス(TR11),該トランス
の1次巻線に第1のPWMパルス(PWM11)に応答してス
イッチング給電する第1の1次側回路(DRIVE11,FET1
1),第1トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負
荷に給電する第1の2次側回路(D11,D12)、および、第
1の1次側回路のスイッチングオンの電流を第1の電圧
に変換する第1の1次側オン電流検出手段(R11)、を備
える第1回路(46);第2トランス(TR21),該トランスの
1次巻線に第2のPWMパルス(PWM21)に応答してスイ
ッチング給電する第2の1次側回路(DRIVE21,FET21),
第2トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に
給電する第2の2次側回路(D21,D22)、および、第2の
1次側回路のスイッチングオンの電流を第2の電圧に変
換する第2の1次側オン電流検出手段(R21)、を備える
第2回路(47);および、第1および第2の電圧を第1お
よび第2のデジタルデータに変換するA/D変換手段(7
2,74),第1および第2のデジタルデータが表す値が設
定値以上になると第1および第2の過電流信号(PDPINT
1,PDPINT2)を発生する比較手段(73,75),第1および第
2のPWMパルス(PWM11,PWM21)を発生し第1の過電流
信号(PDPINT1)に応答して第1のPWMパルス出力を止
め、第2の過電流信号(PDPINT2)に応答して第2のPW
Mパルス出力を止めるパルス発生器(65,71)、および、
該パルス発生器に第1および第2のPWMパルス出力の
ためのデータを与えるCPU(61)、を含むデジタル信号
処理装置(図15の48);を備える電源装置。
【0040】これによれば、一組のデジタル信号処理装
置(48)で第1回路(46)および第2回路(47)を制御して、
それらから同時に別個の負荷に給電することができる。
各回路(46,47)に関して、上記(6)に記述した作用,
効果が、個別に実現できる。上記(7)では、第1回路
(46)および第2回路(47)の一方が1次側過負荷になる
と、両回路ともに1次側通電を遮断してしまうが、この
(8)の実施態様では、一方が1次側過負荷になるとそ
の1次側通電を遮断するが、他方の通電は継続する。第
1回路(46)と第2回路(47)の独立性が高い。A/D変換
手段(72,74)および比較手段(73,75)が、デジタル信号処
理装置(48)にあるので、1次側回路が簡略になり、電源
回路とデジタル信号処理装置(48)との間の接続が更に簡
略になる。
【0041】(13)第1回路(46)は、電力消費が大き
い高負荷に給電するための高い直流電圧(24V)を出力す
る高パワ−電源回路であり、第2回路(47)は、電力消費
が小さい制御回路および素子に給電するための低い直流
電圧(5V,5VE)を出力する低パワー電源回路である、上記
(7),(8),(11)又は(12)の電源装置。
【0042】これによれば、電力消費が大きい高負荷お
よび電力消費が小さい制御回路および素子を含む機器又
は電気回路に、すべての所要電力を同時に給電できる。
【0043】(14)前記第2回路(47)は、省エネ待機
時には負荷がオフされる電圧出力端(5V)と、省エネ待機
時にも負荷が継続してオンである省エネ待機給電端(5V
E)を有する、上記(13)の電源装置。
【0044】電力消費が大きい高負荷および電力消費が
小さい制御回路および素子を含み省エネルギ待機機能が
ある機器又は電気回路に、すべての所要電力を給電でき
る。
【0045】(15)前記CPU(61)が前記過電流信号
(PDPINT/PDPINT1,PDPINT2)に応答して、前記パルス発生
器(65/65,71)がスイッチングオン出力を止めた後に、該
パルス発生器にPWMパルス発生を再開させる;上記
(6),(7),(8),(9),(10),(1
1),(12),(13)又は(14)の電源装置。
【0046】これによりPWMパルスのスイッチングオ
ン期間に過電流検出に応答して通電を停止し、そして次
の周期のPWMパルス出力を行うパルスバイパルスの通
電および過負荷保護が実現する。すなわち、通電の安定
性と過負荷保護機能が高いパルスバイパルスの通電保護
制御が実現する。
【0047】(16)前記パルス発生器(65/65,71)は、
前記過電流信号(PDPINT=L/PDPINT1=L, PDPINT2=L)に応
答してPWMパルス出力ポートをハイインピーダンスと
してこれを保持し;前記CPU(61)が前記過電流信号に
応答して割込み処理を開始してこの割込み処理により、
前記パルス発生器がスイッチングオン出力を止めた後
に、パルス発生器のハイインピーダンスの保持を解除し
前記レジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定
する;上記(15)の電源装置。
【0048】PWMパルスは例えば100KHzの高周
波であり、デジタル信号処理装置(48)のパルス発生器(6
5/65,71)は、例えばDSPのイベントマネジャであって
過電流信号が発生してから、CPU(61)の動作周波数の
3〜4クロックサイクルの遅延後に、PWMパルス出力
ポートをハイインピーダンスとしてこれを保持する出力
禁止フラグ(1ビットデータ)を設定し(H=1と
し)、PWMパルスの周期およびパルスデューティを定
めるデータを格納するレジスタをクリアする。この処理
は非常に早い。したがって1次回路が実質上遅れなくス
イッチングオフになる。
【0049】しかしCPU(61)は、過電流信号に応答し
て、割り込み処理に進み、そこでパルス発生器の出力禁
止フラグを解除(0にクリア)し、そしてパルス発生器
のレジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定す
る。過電流信号が発生してから、上述のソフト割込みの
プログラムの実行を開始するまでに数μsecの時間遅
れがあり、更に、該割込み処理でパルス発生器にPWM
パルス出力を再開させるのに数μsecの時間が経過す
る。
【0050】これにより、100KHzのPWMパルス
の1周期の半分を超える程度の、PWMパルス(のスイ
ッチオンレベル)の出力の遅れを生じ、この期間が、P
WMパルスの1周期内のオフ期間に重なり、パルスバイ
パルスの過電流保護によって1パルスのオン出力が遮断
されても、前の一周期に略連続するかたちで、次の1周
期からPWMパルスの出力が再開される。
【0051】したがって、電源回路とデジタル信号処理
装置(48)との間に、PWMパルス遮断のためのゲート
や、遮断を保持するラッチおよびそれを解除するリセッ
ト回路を介挿する必要はなく、電源回路とデジタル信号
処理装置(48)との間の接続が簡略になる。
【0052】(17)上記(6)乃至(16)のいずれ
かに記載の電源装置(41);および、該電源装置から給電
され、画像データが表す画像を形成する画像形成手段(4
2, 43);を含む画像形成装置(PTR)。
【0053】電源装置(41)が上記(6)乃至(16)に
記載した作用,効果を発揮し、これにより、画像形成手
段(42,43)の過負荷保護の信頼性と安定性が向上する。
【0054】(18)上記(14)の電源装置(41);該
電源装置から給電され画像データが表す画像を形成する
画像形成手段(42,43);ならびに、省エネ待機時には、
前記電源装置の第1回路(46)から画像形成手段(42,43)
への給電、および、第2回路(47)の電圧出力端(5V)から
画像形成手段(42,43)への給電を遮断するスイッチ手段
(44);を含む画像形成装置(PTR)。
【0055】上記(14)の電源装置(41)が省エネ待機
給電端(5VE)を有するので、省エネ待機のためにスイッ
チ手段(44)を開放(遮断)しても、省エネ待機時にも給
電が必要な制御回路および素子には、該給電端(5VE)か
ら給電でき、画像形成装置(PTR)の省エネ待機設計が容
易である。
【0056】(19)更に、外部から与えられる印刷情
報を画像データに変換して前記画像形成手段(43)に与え
るプリンタコントローラ(20)を含む上記(17)又は
(18)の画像形成装置。これによれば、パソコン,フ
ァクシミリなどのホストからの印刷情報をプリントアウ
トできる。
【0057】(20)更に、原稿画像を読取って画像デ
ータを生成して前記画像形成手段(43)に与える原稿スキ
ャナ(SCR)を含む上記(17),(18)又は(19)
の画像形成装置。これによれば、原稿画像のコピーがで
きる。
【0058】(21)前記原稿スキャナ(SCR)に原稿を
供給する自動原稿供給装置(ADF)を含む、上記(20)
の画像形成装置。これによれば、複数の原稿の自動供給
によるコピーが可能である。
【0059】(22)デジタル制御を行うスイッチング
電源(41)において、トランス(TR11)を駆動するスイッチ
ング素子(FET11)に流れる電流を直接検出する、トラン
スの1次側に置かれた電流値検出回路(ISEN11,49)と、
前記電流値検出回路の検出信号を基に、スイッチング素
子(FET11)をON/OFFしている信号(PWM11)をON出
力停止にする手段(65)を有するデジタルシグナルプロセ
ッサ(48)とで構成されたことを特徴とするスイッチング
電源装置(41)。
【0060】これによれば、トランスの1次側に電流値
検出回路を備え、電流値が過電流であれば、スイッチン
グ制御の主体であるデジタルシグナルプロセッサ(48)自
身にてハード的にスイッチング素子(FET11)のON停止
の過電流保護制御を行っているので、過電流が流れれば
正確に検出し、制御遅れなく、スイッチング素子(FET1
1)をOFFすることができ、スイッチング電源装置(4
1)、特にスイッチング素子(FET11)の破壊、損傷を安価
に図る効果がある。
【0061】(23)トランス(TR11,TR21)およびそれ
を駆動するスイッチング素子(FET11,FET21)を複数有
し、前記スイッチング素子(FET11,FET21)をON/OF
Fする複数の駆動回路(DRIVE11,DRIVE21)と、前記駆動
回路を駆動するPWMポートを、スイッチング素子の数
分有し、前記スイッチング素子に流れる電流値を検出す
る1次側電流値検出回路を複数(ISEN11,ISEN21)有する
マルチ出力デジタル制御のスイッチング電源装置におい
て、前記電流値検出回路(ISEN11,ISEN21)の検出信号を
受け入れ、駆動回路を介してスイッチング素子をON/
OFFしているPWM信号をPWM出力停止するDSP
側の入力ポートを複数有するDSP(48)を備えることを
特徴とするマルチ出力デジタル制御のスイッチング電源
装置(41)。
【0062】これによれば、マルチ出力におけるスイッ
チング電源装置において、複数の1次側電流値検出回路
から送られる電流値検出信号を入力する手段をDSPに
て複数備えているので、駆動回路単位の1次側過電流保
護制御を実現する効果がある。
【0063】(24)検出信号を受け入れる入力ポート
が、駆動回路を駆動するPWM出力ポートの個数と同数
であること(図12,図13,図15,図16,図17)を特徴とする上
記(23)のスイッチング電源装置。
【0064】これによれば、複数の1次側電流値検出回
路から送られる電流値検出信号を入力する手段をDSP
(48)にて、前記1次側過電流検出回路の同数分有してい
るので、駆動回路単位にて1次側過電流保護の実現を図
ることができる。
【0065】(25)上記(22)乃至(24)に記載
したスイッチング電源装置(41)の電流値検出回路(ISEN1
1,49)は、所定の電流値以上の電流を検出すればスイッ
チング素子(FET11)に流れるには過電流としてパルス(PD
PINT=L)を出力する手段(Tr11,LD11,PT41)を含み;デジ
タルシグナルプロセッサすなわちDSP(48)は、前記パ
ルス(PDPINT=L)を入力させる入力ポート(Iint1)と、ス
イッチング素子(FET11)をON/OFFしている信号を
ハード的にON出力停止状態にさせる手段(65,PDPINT=
L)を有していることを特徴とする上記(22)に記載し
たスイッチング電源装置(41)。
【0066】すなわち、電流値検出回路(ISEN11,49)に
て、過電流であればパルス(PDPINT=L)を生成し出力す
る。前記パルスをDSP(48)に入力し、トリガにして、
スイッチング素子(FET11)のON信号をハード的にOF
Fしているので、DSP(48)側では入力ポートは簡単な
構成で過電流検出制御を行うことが出来る効果がある。
【0067】(26)電流値検出回路(ISEN11,49)は、
スイッチング素子(FET11)に流れる電流を電圧値に換算
出力する手段(R11)を有し、DSP(48)は換算した電圧
をA/D変換する手段および規定値以上の電圧値を検知
するデジタル比較手段を有し、規定値以上の電圧値を検
知すれば、スイッチング素子をON/OFFしている信
号をハード的にON出力停止状態にすることを特徴とす
る上記(22)乃至(24)に記載のスイッチング電源
装置(41)。
【0068】これによれば、電流値検出回路にて、電流
値を電圧値に換算出力しDSPに入力しているので、電
流値検出回路には過電流値閾値レベルを検出する回路が
要らず、安価な構成で、過電流検出制御を行うことが出
来るという効果がある。
【0069】(27)過電流と判断する規定値をDSP
(48)内にソフト的に設けたことを特徴とする上記(2
4)又は(26)記載のスイッチング電源装置。
【0070】電流値検出回路にて、電流値を電圧値に換
算出力しDSP(48)に入力し、DSP内でデジタル変換
して規定値とデジタル比較してDSP内で過電流判定す
る場合には、プログラム上又はプログラムで参照するデ
ータテーブル(メモリの領域)に規定値を書き込んでお
き、スイッチング電源装置が給電する負荷を変更する場
合は、プログラム上の規定値又はプログラムで参照する
データテーブルの規定値を書き替えるか、プログラムメ
モリ又はデータメモリの交換により、規定値を設定でき
る。具体的には、スイッチング電源装置の出力につなが
っている装置の負荷が変更なった場合において、ハード
的な変更はなしにDSP(48)のプログラム変更によるの
みで、過電流値を簡単に変更設定できる。
【0071】(28)過電流信号をDSP(48)のイベン
トマネジャであるパルス発生器(65)の割込み停止信号端
に与えてパルス発生器(65)をハード的にON出力停止状
態にすると同時に、ソフト割り込みを発生させて、すな
わち、DSP(48)の、パルス発生器(65)にPWMパルス
の周期とデューティを規定するデータを与えるCPUす
なわちPWMパルスを制御するCPU(61)、の外部割込
み端に過電流信号を与えて、これに応答するCPUの割
込み処理にて、パルス発生器(65)のON出力停止状態を
解除する、ことを特徴とする上記(22)乃至(27)
のスイッチング電源装置。
【0072】これによれば、トランス(TR11)の1次側に
電流値検出回路(R11)を備え、電流値が過電流であれ
ば、スイッチング制御の主体であるDSP(48)自身にて
ハード的にスイッチング素子(FET11)のON停止の過電
流保護制御を行っているので、過電流が流れれば正確に
検出し、制御遅れがなく、スイッチング素子(FET11)を
OFFすることができ、スイッチング電源装置、特にス
イッチング素子(FET11)の破壊,損傷を回避することがで
き、また、過電流を検出しスイッチング素子(FET11)を
ハード的にOFFにすると同時に、ソフト割り込みを発
生させ、ソフト割り込み内の処理にてスイッチング素子
(FET11)のON/OFF駆動を再開させているので、パ
ルスバイパルスにての過電流保護制御が、DSPを用い
て安価に簡易に実現できる。
【0073】(29)あらかじめ設定しておく規定値
は、電流値検出回路からの電流値を電圧値に換算した電
圧が印加されるA/Dポート毎に設定する、上記(2
7)のスイッチング電源装置。
【0074】これによれば、A/D入力ポート毎に、過
電流であるという判定に参照する閾値である規定値を個
別設定するので、制御の最適化のため、入力電圧や負荷
電流の変動に応じて、動作モードを変更しなければなら
ない場合、DSP(48)内のデータ(EEPROM62のメ
モリデータ)をソフト的に書き換えるという柔軟な対応
で対処できる。
【0075】(30)過電流検出した入力ポート先に応
じて出力停止するPWM出力ポート先は、DSP内のデ
ータを書換えることでソフト的に設定できること(図18)
を特徴とする上記(23)又は(24)のスイッチング
電源装置。
【0076】これによれば、過電流を検出した入力ポー
ト先に応じて、出力停止するPWM出力ポート先をDS
P内のデータをソフト的に書き換えるので、スイッチン
グ電源基板の配線レイアウト上の制約がなく、自由に、
過電流信号入力ポート又は電流検出信号を印加するA/
D入力ポートと、PWMパルス出力ポートの対応を設定
することが可能となる効果がある。
【0077】また、柔軟な1次側過電流保護制御を実現
する効果もある。具体的には、基本電圧出力用のスイッ
チング素子が過電流を発生した場合、該スイッチング素
子のスイッチングON/OFF停止はもちろんのこと、
他の出力電圧回路のスイッチング素子のスイッチングO
N/OFFも同時に停止させる。過電流が該他の出力電
圧回路のスイッチング素子で発生した場合は、このスイ
ッチング素子のスイッチングON/OFFのみ停止させ
るという、柔軟な過電流保護制御が可能となる効果があ
る。
【0078】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0079】
【実施例】−第1実施例− 図1の(a)に、本発明の一実施例のスイッチング電源
装置を組み込んだ画像形成装置の概要を示す。この画像
形成装置は、カラープリンタPTRに画像スキャナSC
R,自動原稿供給装置ADF,ソータ11及びその他を
組付けたものであり、パ−ソナルコンピュ−タ(以下P
Cと表現)等のホストPCaから、IEEE1284−
I/Fを通じて、画像情報である印刷デ−タが与えられ
るとそれをプリントアウト(画像出力)できるシステム
構成である。図1の(a)に示す画像形成装置は複合機
能があるデジタルカラー複写機であり、それ自身で、原
稿のコピ−を生成することもできる。
【0080】図1の(b)に、図1の(a)に示すデジ
タルカラー複写機の一部をなすプリンタPTRの機構概
要を示す。この実施例のプリンタPTRは、電子写真方
式のレ−ザ走査型のカラ−プリンタであり、プリンタ機
構,給紙装置(バンク),両面給紙装置,及び後処理装
置(ソータ)11によって構成されている。プリンタP
TRのレ−ザ走査器3には、Bk(黒),Y(イエロ
−),M(マゼンタ),C(シア)の各色の成分に分解
された画像データが、各色単位で与えられる。各色単位
が1画像形成単位である。
【0081】単色記録のときには、上記4色の内の一色
の画像デ−タがレ−ザ走査器3に与えられる。感光体1
は定速度で回転駆動され、メインチャ−ジャ2にて荷電
され帯電位はクエンチングランプQLで適正電位に調整
される。そして帯電面に、レ−ザ走査器3が画像デ−タ
で変調したレ−ザを走査投射する。これにより、画像デ
−タに対応する静電潜像が感光体1に形成される。この
静電潜像が、回転位置決め方式の現像装置4の、画像形
成指定色(例えばBk)に対応する色の現像トナ−を有
する現像器(Bk)にて現像されて顕像すなわちトナ−
像となる。トナ−像は、転写チャ−ジャ5にて転写ベル
ト6に転写され、そして、転写分離チャ−ジャ8にて、
レジストロ−ラ7で送り込まれる転写紙に転写され、ト
ナ−像を担持する転写紙は、搬送ベルト9で定着器10
に送り込まれる。
【0082】定着器10は加熱,加圧により転写紙上の
トナ−像を転写紙に固定する。定着を終えた転写紙は、
ソ−タ11に排出される。トナ−像の転写を終えた感光
体面はクリ−ニング装置12でクリ−ニングされる。転
写ベルト6の転写を終えた面はクリ−ニングブレ−ド1
3で拭われる。14は、Pセンサと呼ばれる、感光体面
上のトナ−濃度を検出する反射型の光センサ、15は転
写ベルト6の基準位置を示すマ−クを検出する反射型の
光センサ、16は定着ロ−ラの温度を検出する温度セン
サである。
【0083】2色以上のカラ−重ね記録(最も代表的な
ものはフルカラ−記録)のときには、上述の、感光体1
上へのトナ−像の形成と転写ベルト6への転写が、各色
分繰返えされて転写ベルト6上において各色トナ−像が
重ねて転写され、所要色分の重ね転写を終えてから、転
写紙に転写される。
【0084】図2に、図1に示す画像形成装置の電気シ
ステムの概要を示す。プリンタコントローラ20には、
カラープリンタPTR,オペレータに対する表示とオペ
レータからの機能設定入力制御を行う操作パネルOP
B、スキャナSCRおよび自動原稿供給装置ADFなら
びにパソコンPCaが接続したIEEE1284セント
ロI/F 30が接続されている。
【0085】なお、図2においては、図1に示すプリン
タPTRの、画像形成プロセスの進行のために給電が必
要な要素を一括してエンジン負荷42として示し、画像
形成プロセスの制御その他プリンタ内の制御をする装置
をエンジンコントローラ43として示した。
【0086】プリンタコントローラ20は、メインプロ
セッサであるCPU21,システムバス制御及び画像処
理等を行うASIC(Application Specific IC)22,
CPU21の制御プログラムが格納されているROM2
3,電源OFF時にもデータの保持が可能なNVRAM
24,ホストPCaからの受信データをIEEE128
4セントロI/F 30を介して一時格納及び受信デー
タに基づいて形成された画像イメージデータの格納が可
能なDRAM(画像メモリ)25,文字形状をあらわす
イメージデータが格納され、画像形成時に文字データを
イメージデータに変換するフォントROM26,操作パ
ネルOPBをコントロール/通信する操作パネルI/F
27,スキャナI/F28,エンジンコントローラ43
との通信及び画像データの送信を行うエンジンI/F2
9,IEEE1284準拠の通信が可能なIEEE12
84−I/F 30、及び、ホストPCaからIEEE
1284−I/F 30に与えられているHLH信号の
変化を検出して、変化があったときにASI22を介し
てCPU21に知らせるホストON/OFF検知回路3
1、を含む。
【0087】ホストON/OFF検知回路31は、ホス
トPCaのHLH信号(H:ホスト電源ON/L:ホス
ト電源OFF)が、L(ホスト電源OFF)からH(ホ
ストが電源ON)に変化(ホスト電源がONに変化)し
た時、及び、HからLに変化(ホスト電源がOFFに変
化)したときに、これをASI22を介してCPU21
に知らせる。
【0088】プリンタコントローラ20は、外部装置で
あるホストPCaからの画像情報である印刷データ及び
プリント指示するコマンドを解析し、印刷データを出力
画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開
し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定してい
る。その印刷データ及びコマンドをIEEE1284−
I/F30を通じて受信し動作する。また、これらなら
びにプリンタコントーラ20を介して、機内で保持又は
生成する、印刷データ,原稿読取りデータ,これらを出
力用に処理した出力画像データ、および、それらを圧縮
した圧縮データ、をホストPCaに転送することができ
る。
【0089】原稿スキャナSCRは、原稿の表面に対す
るランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素
子に集光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、ス
キャナSCR内のセンサー・ボード・ユニット(以下単
にSBUと称す)にあり、CCDに於いて電気信号に変
換された画像信号は、SBU上でデジタル信号すなわち
読取った画像デ−タに変換された後、プリンタコントー
ラ20に出力される。スキャナSCRに装着された自動
原稿供給装置ADFは、スキャナSCRに対して原稿を
給,排する。
【0090】プリンタコントローラ20には、システム
バス制御,画像メモリアクセス制御およびDRAM25
からの作像を行う制御等を行う画像処理ASIC22が
ある。スキャナSCRの読取り画像デ−タは、ASIC
22に転送され、ASIC22が、光学系及びディジタ
ル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣
化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの歪)を補正
し、該画像デ−タをDRAM25に書込む。又は、AS
IC22内部のプリンタ出力のための処理系で出力画像
データに変換して、エンジンI/F28を介してプリン
タPTRに与える。
【0091】すなわち、ASIC22には、読取り画像
デ−タをDRAM25に蓄積して再利用するジョブと、
メモリに蓄積しないで、プリンタPTRに作像出力する
ジョブとがある。DRAM25に蓄積する一例として
は、1枚の原稿を複数枚複写する場合、スキャナSCR
を1回だけ動作させ、読取り画像デ−タをDRAM25
に蓄積し、蓄積データを複数回読み出す使い方がある。
DRAM25を使わない例としては、1枚の原稿を1枚
だけ複写する場合、読取り画像デ−タをそのままプリン
タ出力用に処理すれば良いので、DRAM25への書込
みを行う必要はない。
【0092】まず、DRAM25を使わない場合、AS
IC22に於いてCCDによる輝度データを面積階調に
変換するための画質処理を行う。画質処理後の面積階調
に変化された信号はプリンタPTRに与えられ、プリン
タPTR内において、画像メモリを介して書込み制御に
与えられる。書込み制御は、ドット配置に関する後処理
及びドットを再現するためのパルス制御を、作像ユニッ
ト3に対して行い、転写紙上に再生画像を形成する。
【0093】DRAM25に蓄積する場合は、ASIC
22が、DRAM25のアクセス制御,外部ホストPC
aのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャラクタ
ビット変換),メモリ有効活用のための画像データの圧
縮を行う。データ圧縮後DRAM25へ蓄積し、蓄積デ
ータを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張
し、本来の画像データに戻し、画質処理を行い、プリン
タPTRに出力する。すなわち、転写紙上に顕像(トナ
−像)を形成する。
【0094】画像データの流れに於いて、ASIC22
のバス制御により、デジタル複写機の複合機能を実現す
る。各ジョブ、例えばコピー機能およびプリンタ出力機
能において、スキャナSCR,ASIC22及びプリン
タPTRへの共通バス使用権の割り振りを、ASIC2
2が制御する。
【0095】次に、プリンタPTRおよびプリンタコン
トローラ20の省エネモードについて説明する。プリン
タPTR内には、AC商用電源からDC電源を生成する
スイッチング電源装置41があり、ここで生成したDC
電源を、エンジンコントローラ43,プリンタコントロ
ーラ20およびエンジン負荷42へ供給する。
【0096】ここで、スイッチング電源装置41で生成
したDC電源には、エンジンコントローラ43にてON
/OFF制御可能な+5Vおよび+24Vと、図示しな
い元電源スイッチであるメインSWがONであれば、常
にON状態となる+5VEが存在し、+5Vおよび+2
4Vはエンジンコントローラ43、エンジン負荷42
に、+5VEはエンジンコントローラ43とプリンタコ
ントローラ20に供給されている。通常動作時すなわち
動作モードでは、+5V,+24Vおよび+5VEすべ
てON状態であるが、省エネモード時には、エンジンコ
ントローラ43より、スイッチ44をOFF(OPE
N)とさせ、+5Vおよび+24Vの電源供給をストッ
プさせ、プリンタコントローラ20及びエンジンコント
ローラ43の一部のみの、+5VEの電源供給としてい
る。
【0097】スイッチング電源装置41からプリンタコ
ントローラ20に供給される電源+5VEは、プリンタ
コントローラ20内の電源ON/OFF34に引きこま
れている。電源ON/OFF34には、2個の電源ON
/OFFリレー(以下では単に電源リレー)と、それら
を選択的にON/OFFするリレードライバがあり、電
源ON/OFFコントローラ33が、各リレードライバ
に、ON(スイッチ閉)/OFF(スイッチ開)指示信
号を与える。各電源リレーのスイッチ接片は電源装置4
1から電源+5VEが供給される給電線に接続されてい
るが、各電源リレーのスイッチ接点には、給電線PS
1,PS2が接続されている。
【0098】給電線PS1は、CPU21,ASIC2
2、プログラムROM23およびホストON/OFF検
知回路31、ならびに、操作パネルI/F27のキー操
作検知回路に給電する。この給電により、ホストON/
OFF検知回路31は、ホストPCaの各HLH信号の
論理和が、LからHに変化(ホスト電源がONに変化)
したこと、及び、該論理和がHからLに変化(ホスト電
源がOFFに変化)したことを、ASI22を介してC
PU21に知らせることができる。同様に、操作パネル
I/F27はキー操作があったことをCPU21に知ら
せることができる。ASIC22の、これらの報知信号
をCPU21に与える信号ラインおよび電気回路が、給
電線PS1から給電される。CPU21及びプログラム
ROM23も給電線PS1から給電されるので、給電線
PS1を+5VEに接続する第1電源リレーがONであ
る限り、CPU21はプログラムROM23のプログラ
ムにしたがって動作する。
【0099】電源装置41に商用交流を給電する元電源
スイッチすなわちメインSWがONになって、電源装置
41が電源+5VEを発生すると、電源ON/OFF3
4内にある図示しない電源オンリセット回路がリセット
信号を発生し、電源ON/OFF34が自身をリセット
(初期化)し、これにより、第1給電線PS1に接続し
た第1電源リレーのみをONにする。これによって電源
ON/OFFコントローラ33,CPU21,ASIC
22,プログラムROM23および操作パネルI/F2
7(の中の、キー操作検知回路)に電源+5VEが加わ
り、それぞれが電源オンリセット動作をして、自身を初
期化する。
【0100】図3に、スイッチング電源装置41の回路
構成の概要を示す。100V商用交流電圧が交流入力端
子IN1,IN2から直流変換回路45に印加される。
直流変換回路45には、100V商用交流ラインの高周
波ノイズが電源装置41に入るのを遮断し、しかも電源
装置41が発生する高周波ノイズが商用交流ラインに漏
出するのを防ぐ入力フィルタがある。交流電圧はこの入
力フィルタを通して、全波整流ダイオードブリッジDB
1と平滑コンデンサC1で構成される整流平滑回路に印
加される。
【0101】また、交流電圧は抵抗R1とリレーRA1
からなる起動回路にも加わる。交流電圧が加わると、リ
レーRA1の、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
で構成されたデジタル制御部48の、電圧入力端子Vc
cと、バッテリB1に接続したダイオードD32との間
の、リレー接点が閉じ、これによりデジタル制御部48
が起動して、第1電源回路46のドライバDRIVE1
1に第1PWMパルスを出力し、第2電源回路47のド
ライバDRIVE21に第2PWMパルスを出力する。
これにより、第1電源回路46および第2電源回路47
が動作状態になり、それぞれ、24V程度および5V程
度の電圧を発生する。
【0102】直流変換回路45が変換した直流電圧は、
第1電源回路46および第2電源回路47のトランスT
R11およびTR21の1次巻線に印加される。スイッ
チング素子であるFET11およびFET21がオンに
なると、直流変換回路45から、各1次巻線,各スイッ
チング素子ならびに各電流値検出回路ISEN11およ
びISEN21を介して、1次側グランドに電流が流れ
る。
【0103】図4に、電流値検出回路ISEN11およ
びISEN21の構成を示す。第1電源回路46のスイ
ッチング素子FET11は、該回路46が主に動力負荷
に給電するためのDC24Vを出力する高負荷出力用で
あるので、2個のFETを並列接続したものとなってい
る。FET11に流れる電流が、電流検出用の抵抗R1
1に流れ、抵抗R11の電圧が、1次電流に比例する。
抵抗R11に並列に接続されたコンデンサC12は、高
周波ノイズをバイパスする。
【0104】トランスTR11の図示しない巻線に接続
された図示しない定電圧回路が発生する定電圧Vcが、
比較回路(D13,R12−R14)の、抵抗R12,
R13,R14の直列回路に加わっている。抵抗R12
とR13のあいだが、ダイオードD13で抵抗R11に
接続され、ダイオードD13のカソードに、抵抗11の
電圧すなわち電流検出信号が加わる。抵抗R13とR1
4の間には、LEDドライバであるトランジスタTr1
1のベースが接続されている。抵抗R15,絶縁カプラ
49の発光ダイオードLD11および抵抗R16の直列
回路に定電圧Vcが加わり、発光ダイオードLD11に
トランジスタTr11のコレクタが接続されている。
【0105】比較回路の抵抗R12とR13の間の電位
は、抵抗11の電圧すなわち電流検出信号レベルと同程
度である。トランスTR11の1次巻線の電流すなわち
FET11を流れる1次電流値が小さい時には、トラン
ジスタTr11のベース電位が低いので、トランジスタ
Tr11が実質上オフで、発光ダイオードLD11は実
質上発光しない。FET11を流れる1次電流値が過電
流になると、比較回路の抵抗R12とR13の間の電位
(抵抗11の電圧)が上昇して、トランジスタTr11
のベース電位が上昇してトランジスタTr11が導通
し、発光ダイオードLD11が発光する。
【0106】この光は、絶縁カプラ49内の、図5に示
すフォトトランジスタPT41を照らし、これによりフ
ォトトランジスタPT41が、オフからオンに転ずる。
フォトトランジスタPT41のコレクタは抵抗R41を
通して定電圧Vccに接続しており、コレクタに接続し
た信号線が過電流検出信号線であり、これが、デジタル
シグナルプロセッサ(DSP)で構成されたデジタル制
御部(以下ではDSPと表記)48の、割込み入力ポー
トIint1に接続されているので、第1電源回路46
のトランスTR11の1次側電流が設定値を超える過電
流になると、過電流検出信号線(DSPの割込み入力ポ
ートIint1)が、高レベルH(Vcc)から低レベ
ルL(2次側グランド電位)に低下する。この低レベル
Lは、割込み要求レベルである。
【0107】再度図3を参照する。第2電源回路47
は、制御回路や制御素子に定低電圧5Vを与える低出力
のものであるので、FET21は1個のFETである。
この第2電源回路47には、定電圧出力端(5V)と、
省エネルギ待機時にも5Vを給電する省エネ給電端(5
VE)がある。
【0108】第2電源回路47のFET21に直列に、
電流検出用の抵抗R21が接続されている。この抵抗R
21を含む電流値検出回路ISEN21の回路構成と回
路動作は、前述の電流値検出回路ISEN11と同じで
ある。
【0109】この実施例では、電流値検出回路ISEN
21の発光ダイオードLD21が発生する光も、フォト
トランジスタPT41を照らすので、第2電源回路47
のトランスTR21の1次側電流が設定値を超える過電
流になると、過電流検出信号線(DSPの割込み入力ポ
ートIint1)が、高レベルH(Vcc)から、割込
み要求レベルである低レベルL(2次側グランド電位)
に低下する。
【0110】再度図3を参照する。第1電源回路46の
ドライブ回路DRIV11は、DSP48のスイッチン
グON/OFF信号である第1のPWMパルスを出力す
るPWM出力ポートPWM11につながっている。DR
IV11,トランスTR11およびスイッチング素子F
ET11によって、1次側スイッチ回路が構成され、直
流変換回路45の出力電圧をPWMパルスに応答したス
イッチングによりチョッピングして、トランスTR11
の1次巻線にパルス通電する。
【0111】トランスTR11の2次側には、2次巻線
に誘起したパルス状電圧を直流に変換して出力する出力
回路がある。出力回路は、ダイオードD11,D12、
チョークコイルCH11、2次側の過電流を検出する2
次側過電流検出回路ISEN12、出力電圧検出回路V
SEN11および平滑コンデンサC11により構成され
る。
【0112】2次側過電流検出回路ISEN12は、第
1電源回路46の出力回路に流れる電流を、その大小に
応じた電圧(2次電流検出信号)に変換して出力するよ
う構成され、ISEN12から出力された電圧(2次電
流検出信号)は、DSP48のA/D変換入力ポートI
f11に印加する。
【0113】出力電圧検出回路VSEN11は、第1電
源回路46の出力電圧Vout11(24V)の電圧に比
例する電圧を、DSP48のA/D変換入力ポートVf
11に印加する。
【0114】また、第2電源回路47のトランスTR2
1の2次側の出力回路も第1電源回路46のものと同様
な構成であるが、更に、DSP48に給電するための電
源を設けている。これはトランスTR21の3次巻線に
接続したダイオードD31とコンデンサC31および定
電圧回路CV31ならびに逆流防止のダイオードD33
で構成している。DSP48の電源端子VccとGND
間には、バッテリーB1とダイオードD32、更に、起
動用回路のリレーRA1により閉駆動されるリレー接片
で開閉される接点、の直列回路が接続している。
【0115】図5に、DSP48の構成を示す。この例
では、イベントマネジャをPWMパルス発生器65に用
いている。これには、複数のPWMパルス出力ポートが
あり、CPU61が、各出力ポート宛ての、PWMパル
スおよびパルスデューティを規定するデータを、PWM
パルス発生器65内のパルス生成制御用のレジスタにロ
ードする。このロードがあるとPWMパルス発生器65
は、レジスタのデータで規定されるPWMパルスを発生
して、PWMパルス出力ポートから出力する。この実施
例では、2つのPWMパルス出力ポートPWM11およ
びPWM21から、スイッチングドライバDRIVE1
1およびDRIVE21に、各PWMパルスを出力す
る。各PWMパルスの周期およびデューティを規定する
データは、CPU61がパルス発生器65に設定する。
【0116】DSP48内のA/D変換器68には、第
1電源回路46の出力電流(If11),出力電圧(V
f11)および回路温度(TEM)をあらわすフィード
バック信号と、第2電源回路47の出力電流(If2
1)および出力電圧(Vf21)を表すフィードバック
信号が、印加される。A/D変換器68は、インターフ
ェイス67を介したCPU61の制御(指示)のもと
に、指定された入力チャンネルに加わっているフィード
バック信号をデジタルデータに変換して、自身の出力レ
ジスタにラッチし、変換完了信号を発生する。
【0117】CPU61はこの変換完了信号に応答し
て、フィードバックデジタルデータ(A/D変換デー
タ)を読み込んで、電源回路の出力電圧を設定電圧(2
4V,5V)とするためのPWMパルスデューティの演
算と、それを規定するデータの、パルス発生器65への
書込み、もしくは、電源回路の出力電流の異常検出又は
第1電源回路46の過熱異常検出を行う。
【0118】CPU61の、上述の動作或いは処理を行
うプログラムは、EEPROM62に書きこまれてい
る。RAM63は、データの一時的な保持或いは保存に
用いられる。
【0119】再度図3を参照する。商用交流電圧がオン
になると、すなわちIN1,IN2から入力すると、ダ
イオードブリッジDB1で整流された直流電圧により、
抵抗R1を介して起動回路のリレーRA1に電流が流
れ、バッテリB1の電圧をDSP48の電源電圧入力端
Vccに印加するための接点RA1がオンする。これによ
り、DSP48に動作電圧が供給され、DSP48が起
動し、CPU61が、EEPROM62のプログラムに
したがって、図6の(a)に示す制御動作を行う。
【0120】すなわち、図6の(a)を参照するとCP
U61は、それに動作電圧が加わると、その内外のレジ
スタおよび入出力ポートを待機状態とし(初期化:ステ
ツプ1)、そしてパルス発生器65に与えるPWMパル
ス(の周期およびデューティ)を規定するデータを格納
する出力レジスタであるPWMレジスタに、初期値(P
WMパルス周期,24V出力のためのデューティを規定
する第1基準値、および、5V出力のためのデューティ
を規定する第2基準値)を書込む(ステツプ2)。これ
らのデータは、EEPROM62の、CPU動作プログ
ラム上に書き込まれている。なお、以下においてカッコ
内にステップ番号又は記号を記入する時には、ステップ
という語を省略して、ステップ番号又は記号のみを記入
する。
【0121】次にCPU61は、パルス発生器65の割
込みレジスタをリセットして、パルス発生器65のPW
Mパルス生成制御用のレジスタに、PWMレジスタのデ
ータを書き込む(3)。パルス発生器65はこの書込み
があつたデータに基づいたPWMパルスの生成(出力)
を開始する。なお、パルス発生器65の割込み信号ライ
ンPDPINTのレベルがLになるとパルス発生器65
がそのPWMパルス出力ポートをハイインピーダンス
(出力回路遮断)にしこれによりFET(11/21)
がオフになり、パルス発生器65がその内部の出力禁止
フラグを、禁止を表す1とし、この1がある間はハイイ
ンピーダンスを継続するが、パルス発生器65の割込み
レジスタをリセットするとは、この出力禁止フラグの1
をクリアして、禁止解除を表す0にする事を意味する。
【0122】次にCPU61は、200μsec時限の
プログラムタイマをスタートして(4)、そのタイムオ
ーバに応答するタイマ割込みを許可する(5)。CPU
61は更に、パルス発生器65の割込み信号ラインPD
PINTのレベルHからLへの変化に応答する外部割込
みを許可する(6)。そして、CPU61への動作電圧
がなくなるまで、すなわち、商用交流の給電が止まるま
で、割込みの発生を待つ無限ループに入る(7)。
【0123】次に図6の(b)を参照する。その後、2
00μsecタイマがタイムオーバするとCPU61
は、図6の(b)に示すタイマ割り込み(TII)に進
んで、200μsecタイマを再スタートし(21)、
A/D変換器68の、入力電圧チャンネルを、No.0
に設定してA/D変換器68にA/D変換を指示し(2
2)、A/D変換の完了に応答する割込みを許可する
(23)。A/D変換器68は、入力ポートNo.0の
アナログ信号すなわち第2電源回路47の出力電圧をあ
らわすフィードバック信号(Vf21)のデジタル変換
を開始し、これを終了すると終了信号(変換データ読取
りレディ)を発生する。CPU61は、この終了信号に
応答して、図7に示すA/D変換終了割込み(ADI)
に進む。
【0124】図7に示す割込み(AD1)でCPU61
は、いま終えたA/D変換の入力ポート(チャンネル)
に対応して(31−34)、それがNo.0であったと
きには「5V出力制御」(35)を、No.1であった
ときには「24V出力制御」(36)を、No.2であ
ったときには「5V2次側過電流保護」(37)を、N
o.3であったときには「24V2次側過電流保護」
(38)を、No.4であったときには「過熱保護制
御」(38)を、実行する。
【0125】図8に、「5V出力制御」(35)の内容
を示す。これに進むとCPU61は、レジスタVf21
にA/D変換器68が変換したデータ(第2電源回路4
7の出力電圧データ)を読み込んで(41)、それが設
定値Rf5V以上(過電圧)であるかをチェックする
(42)。設定値Rf5V未満であると、今回読みこん
だ出力電圧データの、5Vに対する誤差量を算出して誤
差量をPWMパルスデューティに変換し、このパルスデ
ューティを規定するデータを算出して(43)、それを
CPU61の内部又はRAM63に定めたPWMレジス
タに更新書込みして、PWMレジスタのデータをパルス
発生器65のPWMパルス生成制御用のレジスタに書き
込む(44)。これにより、パルス発生器65がパルス
出力ポートPWM21に出力するPWMパルスが、前記
出力電圧の誤差量を0にするためのデューティに変わ
る。これが、第2電源回路47の出力電圧のフィードバ
ック制御である。
【0126】第2電源回路47の出力電圧が設定値Rf
5V以上(過電圧)であったときには、CPU61は、
PWMレジスタにPWMデューティ0%のデータを書込
む(47)。これにより、パルス発生器65のパルス出
力がすべてとまり、FET11およびFET21がオフ
になる。次いでCPU61は、それ自身に許可している
割込みをすべて禁止する(48)。これにより、CPU
61が動作停止状態(無限ループ)となり、交流電圧が
1度遮断されてもう一度投入されるまで、DSP48が
動作を停止し、第1電源回路46および第2電源回路4
7共に、動作を停止し出力がなくなる。
【0127】上述の過電圧ではなく、上記のようにPW
Mパルス(PWM21)のデューティを更新した時に
は、CPU61は、A/D変換入力チャンネルのNo.
1を指定してA/D変換器68にA/D変換を指示し
(45)、A/D変換の完了に応答する割込みを許可す
る(46)。A/D変換器68は、入力ポートNo.1
のアナログ信号すなわち第1電源回路46の出力電圧を
あらわすフィードバック信号(Vf11)のデジタル変
換を開始し、これを終了すると終了信号(変換データ読
取りレディ)を発生する。CPU61は、この終了信号
に応答して、図7に示すA/D変換終了割込み(AD
I)に進み、そして図7のステップ32から「24V出
力制御」(36)に進む。
【0128】図9に、「24V出力制御」(36)の内
容を示す。この内容は、上述の「5V出力制御」(3
5)と同様であり、第1電源回路46の出力電圧を設定
値24Vにするように、第1電源回路46のドライバF
ET11に与えるPWMパルス(PWM11)のデュー
ティを、同様にフィードバック制御する(51−5
4)。第1電源回路46の出力電圧が過電圧であると、
DSP48は第1電源回路46および第2電源回路47
の駆動を停止して、制御動作を停止する(57,5
8)。第1電源回路46の出力電圧が過電圧ではなく、
PWMパルス(PWM11)のデューティを更新した時
には、CPU61は、A/D変換入力チャンネルのN
o.2を指定してA/D変換器68にA/D変換を指示
し(55)、A/D変換の完了に応答する割込みを許可
する(56)。A/D変換器68は、入力ポートNo.
2のアナログ信号すなわち第2電源回路47の出力電流
をあらわすフィードバック信号(If21)のデジタル
変換を開始し、これを終了すると終了信号(変換データ
読取りレディ)を発生する。CPU61は、この終了信
号に応答して、図7に示すA/D変換終了割込み(AD
I)に進み、そして図7のステップ33から「5V2次
側過電流保護」(37)に進む。
【0129】図10に、「5V2次側過電流保護」(3
7)の内容を示す。これに進むとCPU61は、レジス
タIf21にA/D変換器68が変換したデータ(第1
電源回路46の出力電流データ)を読み込んで(6
1)、それが設定値Rf5Vi以上(過電流)であるか
をチェックする(62)。設定値Rf5Vi以上である
とそこでDSP48は第1電源回路46および第2電源
回路47の駆動を停止して、制御動作を停止する(6
5,66)。過電流でないときには、CPU61は、A
/D変換入力チャンネルのNo.3を指定してA/D変
換器68にA/D変換を指示し(63)、A/D変換の
完了に応答する割込みを許可する(64)。A/D変換
器68は、入力ポートNo.3のアナログ信号すなわち
第1電源回路46の出力電流をあらわすフィードバック
信号(If11)のデジタル変換を開始し、これを終了
すると終了信号(変換データ読取りレディ)を発生す
る。CPU61は、この終了信号に応答して、図7に示
すA/D変換終了割込み(ADI)に進み、そして図7
のステップ34から「24V2次側過電流保護」(3
8)に進む。
【0130】「24V2次側過電流保護」(38)の内
容は、上述の「5V2次側過電流保護」(37)の内容
と同様である。この「24V2次側過電流保護」(3
8)で第2電源回路47の出力電流(If11)が正常
であるとCPU61は、A/D変換入力チャンネルのN
o.4を指定してA/D変換器68にA/D変換を指示
し、A/D変換の完了に応答する割込みを許可する。A
/D変換器68は、入力ポートNo.4のアナログ信号
すなわち第1電源回路46に備わったサーミスタTHの
温度検出信号(THM)のデジタル変換を開始し、これ
を終了すると終了信号(変換データ読取りレディ)を発
生する。CPU61は、この終了信号に応答して、図7
に示すA/D変換終了割込み(ADI)に進み、そして
図7のステップ34から「過熱保護制御」(39)に進
む。
【0131】図11に、「過熱保護制御」(39)の内
容を示す。これに進むとCPU61は、レジスタTEM
にA/D変換器68が変換したデータ(サーミスタTH
の温度検出データ)を読み込んで(81)、それが設定
値RfTEM以上(過温度)であるかをチェックする
(82)。設定値RfTEM以上であるとそこでDSP
48は第1電源回路46および第2電源回路47の駆動
を停止して、制御動作を停止する(85,86)。過温
度でないときには、CPU61は、A/D変換入力チャ
ンネルのNo.0を指定してA/D変換器68にA/D
変換を指示し(83)、A/D変換の完了に応答する割
込みを許可する(84)。A/D変換器68は、入力ポ
ートNo.0のアナログ信号すなわち第2電源回路47
の出力電圧をあらわすフィードバック信号(Vf21)
のデジタル変換を開始し、これを終了すると終了信号
(変換データ読取りレディ)を発生する。CPU61
は、この終了信号に応答して、図7に示すA/D変換終
了割込み(ADI)に進み、そして図7のステップ31
ら「5V出力制御」(35)に進む。この「5V出力制
御」(35)の内容は前述の通りである。
【0132】このように、フィードバック信号の読み込
み(A/D変換)と、PWMパルスデューテイの更新,
出力過電流の検出および過熱検出を、所定順で繰返す
が、これらの一連、すなわち図6の(b)のステップ2
2,23および図7に示す「A/D変換終了割込み」
(AD1)のステップ31−39、を実行するに要する
時間は200μsec未満であるので、この一連の処理
は、200μsecタイマがタイムオーバする前に完了
する。そして、200μsecタイマがタイムオーバす
ると、CPU61は、図6の(b)に示すタイマ割り込
み(TII)を再度実行する。これにより、CPU61
の制御周期は、実質上200μsecである。なお、P
WMパルスは100KHz程度の周波数である。
【0133】CPU61の以上の制御動作により、DS
P48は、ポートVf21に入力する出力電圧回路VS
EN21の出力電圧値が所定の電圧となるよう、スイッ
チング素子FET21をON/OFFするPWMパルス
を生成し、ドライブ回路DRIV21に出力する。ドラ
イブ回路DRIV21を介して、スイッチング素子FE
T21がON/OFF駆動され、トランスTR21が励
磁される。そして、2次コイル,3次コイルに誘起した
交流電圧が、それぞれ整流平滑され、直流電圧(5V,
5VE,Vcc)が出力される。DSP48は常に、出
力電圧値(Vf21)が所定の電圧値5Vとなるよう、
スイッチングON/OFFのONデューティ演算と、該
デューティのパルス出力を続ける。
【0134】また、同様に、ポートVf11に入力する
出力電圧回路VSEN11の出力電圧値が所定の電圧2
4Vとなるよう、スイッチング素子FET11をON/
OFFするスイッチング信号をDSP48が演算し、ド
ライブ回路DRIV11に出力する。ドライブ回路DR
IV11を介して、スイッチング素子FET11がON
/OFFされ、トランスTR11が励磁される。DSP
48は常に、出力電圧値(Vf11)所定の電圧値24
Vとなるよう、スイッチングON/OFFのONデュー
ティ演算と、該デューティのパルス出力を続ける。
【0135】ここでスイッチング素子FET11又はF
ET21に過電流が流れたときの動作フローを説明す
る。
【0136】図6の(c)に、FET11又はFET2
1に過電流が流れたときの、CPU61の外部割込み処
理(PDI)の内容を示す。すでに説明したが、FET
11又はFET21に過電流が流れると、図4に示す発
光ダイオードLD11またはLD21が発光し、図5に
示すフォトトランジスタP41が導通して、DSP48
の割り込み入力ポートIint1の信号PDPINT
が、高レベルHから、割込み要求レベルのLに転ずる。
するとパルス発生器65(イベントマネジャ)が、CP
U61の動作周波数の3〜4クロックサイクルの遅延
後、PWM出力ポートPWM11およびPWM21をハ
ード的にハイインピーダンス状態としてこれを保持する
出力禁止フラグ(1ビットデータ)を設定し(H=1と
し)、PWMパルスの周期およびパルスデューティを定
めるデータを格納するレジスタをクリアする。これによ
り、PWM出力ポートPWM11およびPWM21はス
イッチングON/OFF停止の状態(出力遮断)にな
る。これによりドライブ駆動回路DRIV11,DRI
VE21の出力もOFF状態に移行し、スイッチング素
子FET11およびFET21は、OFFになる。
【0137】CPU61は、図6の(c)の外部割込み
(PDI)に進むが、この割込みのプログラムの実行を
開始するまで数μsの時間遅れがある。そしてこの割込
み処理では、パルス発生器65の出力禁止フラグを解除
(0にクリア)し(25)、そしてパルス発生器65の
レジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定し
て、パルス出力を開始する(26)。この割込みプログ
ラムの実行に数μsの時間がかかる。以上の処理にて、
パルスバイパルスにて1次側のスイッチング素子FET
11,FET21に流れる過電流を正確に検出し、保護
制御を行い、スイッチング電源装置、特にスイッチング
素子の破壊,損傷を防ぐことができる。
【0138】−第2実施例− 第2実施例で用いるDSP48の構成を図12に示す。
この第2実施例のスイッチング電源装置41の、第1電
源回路46および第2電源回路47の構成は、図3およ
び図4に示すものと同様である。しかし、第1電源回路
46の1次電流検出回路ISEN11の発光ダイオード
LD11は、図12に示す第1の絶縁カプラ49に結合
してそのフォトトランジスタPT41に光を照射する。
第2電源回路47の1次電流検出回路ISEN21の発
光ダイオードLD21は、第2の絶縁カプラ50に結合
してそのフォトトランジスタPT51に光を照射する。
【0139】なお、上述の第1実施例では、過電流検出
時の入力ポートが1つ(Iint1)のみのため、どれ
か1つのスイッチング素子により過電流が発生しただけ
でも、全てのPWM出力を出力停止し、駆動回路DRI
VE11,DRIVE21をOFFしてしまう。
【0140】これに対して、第2実施例では、DSP4
8に複数の過電流検出の入力ポートIint1,Iin
t2を備え、これらに個別に過電流信号を与えること
で、マルチ出力のスイッチング電源において、駆動回路
DRIVE11,DRIVE21単位にスイッチング素
子の過電流保護を図ったものである。すなわち第2実施
例は、PWMポート(PWM11,PWM21)と同数
の1次側電流値検出回路(ISEN11+49,ISE
N21+50)と、前記1次側電流値検出回路の過電流
検出信号を入力する入力ポート(Iint1,Iint
2)を有している。
【0141】図12に示すDSP48は、2つのパルス
発生器65および71を備えている。これらの機能は、
前述の、図5に示すパルス発生器と同様である。CPU
61の制御動作の大要は、前述の第1実施例のものと同
じである。しかし、細かくは、DRIVE11に与える
PWMパルス(PWM11)を規定するデータはパルス
発生器65のみに設定し、外部割込み信号PDPINT
1=Lが発生したときには、割込1によって、パルス発
生器65のみに、前述の割込み処理(PDI:図6の
(c))を行う。同様に、DRIVE21に与えるPW
Mパルス(PWM21)を規定するデータはパルス発生
器71のみに設定し、外部割込み信号PDPINT2=
Lが発生したときには、割込2によって、パルス発生器
71のみに、前述の割込み処理(PDI:図6の
(c))を行う。
【0142】−第3実施例− 図13に、第3実施例で用いるDSP48を示す。これ
は、図12に示すDSP48にオアゲート76を付加し
たものである。パルス発生器71には、第2電源回路4
7の1次側過電流信号(PDPINT2=L)のみが印
加されるが、パルス発生器65には、第1電源回路46
の1次側過電流信号(PDPINT1=L)に加えて、
オアゲート76を通して第2電源回路47の1次側過電
流信号(PDPINT2=L)も印加される。これによ
り、24V出力の第1電源回路46が1次側過電流にな
ると、第1電源回路46のスイッチング素子FET11
がオフになるが、第2電源回路47のスイッチング素子
FET21はオンを継続する。
【0143】しかし、5V出力の第2電源回路47が1
次側過電流になると、第2電源回路47および第1電源
回路46のスイッチング素子FET21およびFET1
1が共にオフになる。これに合わせてCPU61は、第
2電源回路47が1次側過電流になると、それに応答し
てパルス発生器71および65に対して前述の割込み処
理(PDI:図6の(c))を行うが、第1電源回路4
6が1次側過電流になると、それに応答してパルス発生
器65のみに対して前述の割込み処理(PDI:図6の
(c))を行う。
【0144】オアゲート76の付加により、このように
柔軟な1次側過電流保護制御を実現できる。この実施例
では、第2電源回路47が基本電圧出力用であり、その
スイッチング素子FET21が過電流を発生した場合、
該スイッチング素子のスイッチングON/OFF停止は
もちろんのこと、動力用の第1電源回路46のスイッチ
ング素子FET11のスイッチングON/OFFも同時
に停止させる。過電流が第1電源回路46のスイッチン
グ素子FET11で発生した場合は、このスイッチング
素子FET11のスイッチングON/OFFのみ停止さ
せるという、柔軟な過電流保護制御が実現する。
【0145】−第4実施例− 第4実施例では、図14に示す1次側電流検出回路IS
EN11およびISEN21を用いる。これらの検出回
路ISEN11,ISEN21は、1次側電流レベルを
表すアナログ検出信号(電流信号)を出力し、図15に
示すDSP48のA/D変換入力ポートId11,Id
21に与える。
【0146】図15に示すDSP48では、ポートId
11の電流信号をA/D変換器72がデジタルデータに
変換してその出力ラッチにラッチし、このラッチと同時
に変換終了信号をデジタル比較器73に与える。A/D
変換器72は、第1のPWMパルス(PW11)Aが、
スイッチングオンを指示するレベルにある間、上述の変
換動作を高速で繰返す。同様に、ポートId21の電流
信号をA/D変換器74がデジタルデータに変換してそ
の出力ラッチにラッチし、このラッチと同時に変換終了
信号をデジタル比較器75に与える。A/D変換器74
は、第2のPWMパルス(PW21)Bが、スイッチン
グオンを指示するレベルにある間、上述の変換動作を高
速で繰返す。
【0147】CPU61が、デジタル比較器73には、
第1電源回路46の1次側過電流判定用の第1閾値Rf
24Vpiを表すデータを設定(ラッチ)し、デジタル
比較器75には、第2電源回路47の1次側過電流判定
用の第2閾値Rf5Vpiを表すデータを設定(ラッ
チ)する。
【0148】デジタル比較器73は、定常的にHの判定
出力を発生しているが、A/D変換器72が変換終了信
号を与えたときのA/D変換器72の変換データが第1
閾値Rf24Vpi以上であるときのみ、その判定出力
をLにきりかえる。このLが、割込み要求信号PDPI
NT1=Lとしてパルス発生器65およびCPU61に
与えられ、これら65,61が、図12に示す第2実施
例のものと同様に動作する。
【0149】同様に、デジタル比較器75は、定常的に
Hの判定出力を発生しているが、A/D変換器74が変
換終了信号を与えたときのA/D変換器74の変換デー
タが第2閾値Rf5Vpi以上であるときのみ、その判
定出力をLに切換える。このLが、割込み要求信号PD
PINT2=Lとしてパルス発生器71およびCPU6
1に与えられ、これら71,61が、図12に示す第2
実施例のものと同様に動作する。
【0150】この第4実施例では、電流値検出回路IS
EN11,ISEN21からの電圧値換算出力を常にD
SP48のId11,Id21端子に入力し、DSP4
8内部でハード的に、CPU61の、EEPROMに格
納した動作プログラム上に設定されている第1閾値Rf
24Vpi,第2閾値Rf5Vpiと比較している。こ
れらの閾値Rf24Vpi,Rf5Vpiは、DSP4
8の動作プログラム上に設定された閾値レジスタにあ
り、これを書き換えることで閾値変更ができる構成とな
っている。
【0151】−第5実施例− 図16に、第5実施例で用いるDSP48を示す。これ
は、図15に示すDSP48にオアゲート76を付加し
たものである。パルス発生器71には、第2電源回路4
7の1次側過電流信号(PDPINT2=L)のみが印
加されるが、パルス発生器65には、第1電源回路46
の1次側過電流信号(PDPINT1=L)に加えて、
オアゲート76を通して第2電源回路47の1次側過電
流信号(PDPINT2=L)も印加される。これによ
り、24V出力の第1電源回路46が1次側過電流にな
ると、第1電源回路46のスイッチング素子FET11
がオフになるが、第2電源回路47のスイッチング素子
FET21はオンを継続する。
【0152】しかし、5V出力の第2電源回路47が1
次側過電流になると、第2電源回路47および第1電源
回路46のスイッチング素子FET21およびFET1
1が共にオフになる。これに合わせてCPU61は、第
2電源回路47が1次側過電流になると、それに応答し
てパルス発生器71および65に対して前述の割込み処
理(PDI:図6の(c))を行うが、第1電源回路4
6が1次側過電流になると、それに応答してパルス発生
器65のみに対して前述の割込み処理(PDI:図6の
(c))を行う。
【0153】−第6実施例− 図17に、第6実施例で用いるDSP48を示す。これ
は、図15に示すDSP48にオアゲート76を付加
し、パルス発生器を一個65にしたものであるが、第1
電源回路46の1次側過電流信号(PDPINT1=
L)および第2電源回路47の1次側過電流信号(PD
PINT2=L)のいずれも、オアゲート76を通し
て、パルス発生器65に与えるようにした。1次側過電
流信号(PDPINT1=L,PDPINT2=L)を
発生する機能は、図15に示すDSP48と同様である
が、CPU61の制御動作は図6−図11に示す第1実
施例のものと同様である。
【0154】−第7実施例− 図18に、第7実施例で用いるDSP48を示す。これ
は、図15に示すDSP48にデータセレクタ(選択ゲ
ート)77−80を付加したものであり、これらのセレ
クタの入力のいずれをセレクタの出力にするかは、CP
U61が各セレクタに与える選択指定データで定まる。
これにより、過電流検出した入力ポート先(Id11,
Id21)に応じて出力停止するPWM出力ポート先
(PWM11,PWM21)は、DSP48内の、選択
指定データを書換えることでソフト的に設定できる。し
たがって、スイッチング電源基板の配線レイアウト上の
制約がなく、自由に、電流検出信号を印加するA/D入
力ポートId11,Id21(又は過電流信号入力ポー
トIint1,Iint2)と、PWMパルス出力ポー
トPW11,PW21の対応を設定することが可能であ
る。
【0155】また、柔軟な1次側過電流保護制御を実現
できる。例えば、基本電圧出力用のスイッチング素子が
過電流を発生した場合、該スイッチング素子のスイッチ
ングON/OFF停止はもちろんのこと、他の出力電圧
回路のスイッチング素子のスイッチングON/OFFも
同時に停止させる。過電流が該他の出力電圧回路のスイ
ッチング素子で発生した場合は、このスイッチング素子
のスイッチングON/OFFのみ停止させるという、柔
軟な過電流保護制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第1実施例の電源装置41
を装備したプリンタPTRを含む画像形成装置の外観を
示す斜視図、(b)はプリンタPTRの画像形成機構の
概要を示すブロック図である。
【図2】 図1の(a)に示す画像形成装置の電気系統
の概要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す第1実施例のスイッチング電源装
置41の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す1次電流検出回路ISEN11お
よびISEN21の構成を示す電気回路図である。
【図5】 図3に示すデジタル制御部48の構成を示す
ブロック図である。
【図6】 図5に示すCPU61の制御動作を示すフロ
ーチャートであり、(a)はメインルーチンを、(b)
および(c)は割込み処理を示す。
【図7】 図5に示すCPU61の、A/D変換器68
のA/D変換終了に応答する割込み処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 図7に示す「5V出力制御」(35)の内容
を示すフローチャートである。
【図9】 図7に示す「24V出力制御」(36)の内
容を示すフローチャートである。
【図10】 図7に示す「5V2次側過電流保護」(3
7)の内容を示すフローチャートである。
【図11】 図7に示す「過熱保護制御」(39)の内
容を示すフローチャートである。
【図12】 第2実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【図13】 第3実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【図14】 第4実施例で用いる1次側電流検出回路I
SEN11,ISEN21の構成を示す電気回路図であ
る。
【図15】 第4実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【図16】 第5実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【図17】 第6実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【図18】 第7実施例で用いるDSP48の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
PCa:パソコン PTR:カラープリンタ OPB:操作パネル SCR:原稿スキャナ ADF:自動原稿供給装置 1:感光体 2:メインチャージャ 3:レーザ走査器 4:現像装置 5:転写チャージャ 6:転写ベルト 7:レジストローラ 8:転写分離チャージャ 9:搬送ベルト 10:定着器 11:ソータ 12:クリーニング装置 13:クリーニングブレー
ド 14:光センサ 15:光センサ 16:温度センサ 41:スイッチング電源装
置 PS1〜PS3:給電線 IN1,IN2:交流入力
端子 45:直流変換回路 DB1:全波整流ダイオー
ドブリッジ RA1:リレー 46:第1電源回路 DRIVE11:ドライバ 47:第2電源回路 DRIVE21:ドライバ ISEN11,ISEN21:電流値検出回路 VSEN11,VSEN21:出力電圧検出回路 ISEN12,ISEN22:2次側過電流検出回路

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランス,該トランスの1次巻線にPWM
    パルスに応答してスイッチング給電する1次側回路,該
    トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電
    する2次側回路、および、前記PWMパルスを発生する
    デジタル処理のパルス発生器とそれにPWMパルスを規
    定するデータを与えるCPUを含むデジタル信号処理装
    置、を備える電源装置の、 前記1次側回路のオン電流を抵抗に通して該抵抗の電圧
    を、発光素子と光電変換素子を含むフォトカプラの該発
    光素子に通電する発光ドライバに印加して、光電変換素
    子の受光信号を前記過電流信号として、前記デジタル信
    号処理装置に与え、該デジタル信号処理装置の前記パル
    ス発生器が該過電流信号に応答してそのスイッチングオ
    ン出力を止める、過電流保護方法。
  2. 【請求項2】1次側回路のオン電流が流れる前記抵抗と
    前記発光ドライバの制御信号入力端との間をダイオード
    で、該制御信号入力端から前記抵抗への通電を可能につ
    ないで、該ダイオードと前記制御信号入力端との接続点
    に接続した抵抗に定電圧を印加して、前記1次側回路の
    オン電流の増大によって前記制御信号入力端の電圧を上
    昇させて前記発光素子に通電する、上記の過電流保護方
    法。
  3. 【請求項3】トランス,該トランスの1次巻線にPWM
    パルスに応答してスイッチング給電する1次側回路,該
    トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電
    する2次側回路、および、前記PWMパルスを発生する
    デジタル処理のパルス発生器とそれにPWMパルスを規
    定するデータを与えるCPUを含むデジタル信号処理装
    置、を備える電源装置の、 前記1次側回路のオン電流を抵抗に通して、該抵抗の電
    圧を前記デジタル信号処理装置に与え、該デジタル信号
    処理装置において該電圧をデジタルデータに変換し、該
    デジタルデータが設定値以上のとき前記過電流信号を発
    生する、過電流保護方法。
  4. 【請求項4】前記CPUが前記過電流信号に応答して、
    前記パルス発生器がスイッチングオン出力を止めた後
    に、該パルス発生器にPWMパルス発生を再開させる、
    請求項1,2又は3記載の過電流保護方法。
  5. 【請求項5】前記パルス発生器は、前記過電流信号に応
    答してPWMパルス出力ポートをハイインピーダンスと
    してこれを保持し;前記CPUが前記過電流信号に応答
    して割込み処理を開始してこの割込み処理により、前記
    パルス発生器がスイッチングオン出力を止めた後に、パ
    ルス発生器のハイインピーダンスの保持を解除し前記レ
    ジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定する;
    請求項1,2,3又は4記載の過電流保護方法。
  6. 【請求項6】トランス,該トランスの1次巻線にPWM
    パルスに応答してスイッチング給電する1次側回路,該
    トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電
    する2次側回路、および、前記PWMパルスを発生する
    デジタル信号処理装置、を備えるスイッチング電源装置
    において、 前記1次側回路のスイッチングオンの電流を電圧に変換
    する1次側オン電流検出手段;および、変換した電圧が
    設定値以上になると過電流信号を発生する比較手段;を
    備え、前記デジタル信号処理装置が、前記PWMパルス
    を発生し前記過電流信号に応答してPWMパルス出力を
    止めるパルス発生器、および、該パルス発生器にPWM
    パルス出力のためのデータを与えるCPU、を含む;こ
    とを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】第1トランス,該トランスの1次巻線に第
    1のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第1
    の1次側回路,第1トランスの2次巻線に発生する電圧
    を整流し負荷に給電する第1の2次側回路,第1の1次
    側回路のスイッチングオンの電流を第1の電圧に変換す
    る第1の1次側オン電流検出手段、および、第1の変換
    した電圧が設定値以上になると第1の過電流信号を発生
    する第1の比較手段、を備える第1回路;第2トラン
    ス,該トランスの1次巻線に第2のPWMパルスに応答
    してスイッチング給電する第2の1次側回路,第2トラ
    ンスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電する
    第2の2次側回路,第2の1次側回路のスイッチングオ
    ンの電流を第2の電圧に変換する第2の1次側オン電流
    検出手段、および、第2の変換した電圧が設定値以上に
    なると第2の過電流信号を発生する第2の比較手段、を
    備える第2回路;および、 第1および第2のPWMパルスを発生し第1および第2
    の過電流信号のいずれにも応答してPWMパルス出力を
    止めるパルス発生器、および、該パルス発生器に第1お
    よび第2のPWMパルス出力のためのデータを与えるC
    PU、を含むデジタル信号処理装置;を備える電源装
    置。
  8. 【請求項8】第1トランス,該トランスの1次巻線に第
    1のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第1
    の1次側回路,第1トランスの2次巻線に発生する電圧
    を整流し負荷に給電する第1の2次側回路,第1の1次
    側回路のスイッチングオンの電流を第1の電圧に変換す
    る第1の1次側オン電流検出手段、および、第1の変換
    した電圧が設定値以上になると第1の過電流信号を発生
    する第1の比較手段、を備える第1回路;第2トラン
    ス,該トランスの1次巻線に第2のPWMパルスに応答
    してスイッチング給電する第2の1次側回路,第2トラ
    ンスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給電する
    第2の2次側回路,第2の1次側回路のスイッチングオ
    ンの電流を第2の電圧に変換する第2の1次側オン電流
    検出手段、および、第2の変換した電圧が設定値以上に
    なると第2の過電流信号を発生する第2の比較手段、を
    備える第2回路;および、 第1および第2のPWMパルスを発生し第1の過電流信
    号に応答して第1のPWMパルス出力を止め、第2の過
    電流信号に応答して第2のPWMパルス出力を止めるパ
    ルス発生器、および、該パルス発生器に第1および第2
    のPWMパルス出力のためのデータを与えるCPU、を
    含むデジタル信号処理装置;を備える電源装置。
  9. 【請求項9】1次側オン電流検出手段は、1次側オン電
    流が通流する抵抗であり;比較手段は、該抵抗にそれに
    向けて順方向に接続されたダイオードを通して接続され
    て該抵抗の電圧の上昇により発光素子の通電電流を上げ
    るドライバ、および、該発光素子およびその光を受けて
    前記過電流信号を発生する光電変換素子の組合せで成る
    絶縁カプラを含む;請求項6,請求項7又は請求項8記
    載のスイッチング電源装置。
  10. 【請求項10】トランス,該トランスの1次巻線にPW
    Mパルスに応答してスイッチング給電する1次側回路,
    該トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に給
    電する2次側回路、および、前記PWMパルスを発生す
    るデジタル信号処理装置、を備えるスイッチング電源装
    置において、 前記1次側回路のスイッチングオンの電流を電圧に変換
    する1次側オン電流検出手段;を備え、前記デジタル信
    号処理装置が、該1次側オン電流検出手段が変換した電
    圧をデジタルデータに変換するA/D変換手段,該デジ
    タルデータが表す値が設定値以上になると過電流信号を
    発生する比較手段,前記PWMパルスを発生し前記過電
    流信号に応答してPWMパルス出力を止めるパルス発生
    器、および、該パルス発生器にPWMパルス出力のため
    のデータを与えるCPU、を含む;ことを特徴とする電
    源装置。
  11. 【請求項11】第1トランス,該トランスの1次巻線に
    第1のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第
    1の1次側回路,第1トランスの2次巻線に発生する電
    圧を整流し負荷に給電する第1の2次側回路、および、
    第1の1次側回路のスイッチングオンの電流を第1の電
    圧に変換する第1の1次側オン電流検出手段、を備える
    第1回路;第2トランス,該トランスの1次巻線に第2
    のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第2の
    1次側回路,第2トランスの2次巻線に発生する電圧を
    整流し負荷に給電する第2の2次側回路、および、第2
    の1次側回路のスイッチングオンの電流を第2の電圧に
    変換する第2の1次側オン電流検出手段、を備える第2
    回路;および、 第1および第2の電圧を第1および第2のデジタルデー
    タに変換するA/D変換手段,第1および第2のデジタ
    ルデータが表す値が設定値以上になると第1および第2
    の過電流信号を発生する比較手段,第1および第2のP
    WMパルスを発生し第1および第2の過電流信号のいず
    れにも応答してPWMパルス出力を止めるパルス発生
    器、および、該パルス発生器に第1および第2のPWM
    パルス出力のためのデータを与えるCPU、を含むデジ
    タル信号処理装置;を備える電源装置。
  12. 【請求項12】第1トランス,該トランスの1次巻線に
    第1のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第
    1の1次側回路,第1トランスの2次巻線に発生する電
    圧を整流し負荷に給電する第1の2次側回路、および、
    第1の1次側回路のスイッチングオンの電流を第1の電
    圧に変換する第1の1次側オン電流検出手段、を備える
    第1回路;第2トランス,該トランスの1次巻線に第2
    のPWMパルスに応答してスイッチング給電する第2の
    1次側回路,第2トランスの2次巻線に発生する電圧を
    整流し負荷に給電する第2の2次側回路、および、第2
    の1次側回路のスイッチングオンの電流を第2の電圧に
    変換する第2の1次側オン電流検出手段、を備える第2
    回路;および、 第1および第2の電圧を第1および第2のデジタルデー
    タに変換するA/D変換手段,第1および第2のデジタ
    ルデータが表す値が設定値以上になると第1および第2
    の過電流信号を発生する比較手段,第1および第2のP
    WMパルスを発生し第1の過電流信号に応答して第1の
    PWMパルス出力を止め、第2の過電流信号に応答して
    第2のPWMパルス出力を止めるパルス発生器、およ
    び、該パルス発生器に第1および第2のPWMパルス出
    力のためのデータを与えるCPU、を含むデジタル信号
    処理装置;を備える電源装置。
  13. 【請求項13】第1回路は、電力消費が大きい高負荷に
    給電するための高い直流電圧を出力する高パワ−電源回
    路であり、第2回路は、電力消費が小さい制御回路およ
    び素子に給電するための低い直流電圧を出力する低パワ
    ー電源回路である、請求項7,請求項8,請求項11又
    は請求項12記載の電源装置。
  14. 【請求項14】前記第2回路は、省エネ待機時には負荷
    がオフされる電圧出力端と、省エネ待機時にも負荷が継
    続してオンである省エネ待機給電端を有する、請求項1
    3記載の電源装置。
  15. 【請求項15】前記CPUが前記過電流信号に応答し
    て、前記パルス発生器がスイッチングオン出力を止めた
    後に、該パルス発生器にPWMパルス発生を再開させ
    る;請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項
    10,請求項11,請求項12,請求項13又は請求項
    14に記載の電源装置。
  16. 【請求項16】前記パルス発生器は、前記過電流信号に
    応答してPWMパルス出力ポートをハイインピーダンス
    としてこれを保持し;前記CPUが前記過電流信号に応
    答して割込み処理を開始してこの割込み処理により、前
    記パルス発生器がスイッチングオン出力を止めた後に、
    パルス発生器のハイインピーダンスの保持を解除し前記
    レジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定す
    る;請求項15記載の電源装置。
  17. 【請求項17】請求項6乃至請求項16のいずれかに記
    載の電源装置;および、該電源装置から給電され、画像
    データが表す画像を形成する画像形成手段;を含む画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】請求項14に記載の電源装置;該電源装
    置から給電され画像データが表す画像を形成する画像形
    成手段;ならびに、省エネ待機時には、前記電源装置の
    第1回路から画像形成手段への給電、および、第2回路
    の電圧出力端から画像形成手段への給電を遮断するスイ
    ッチ手段;を含む画像形成装置。
  19. 【請求項19】更に、外部から与えられる印刷情報を画
    像データに変換して前記画像形成手段に与えるプリンタ
    コントローラを含む請求項17又は請求項18記載の画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】更に、原稿画像を読取って画像データを
    生成して前記画像形成手段に与える原稿スキャナを含む
    請求項17,請求項18又は請求項19記載の画像形成
    装置。
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