JP2002237594A - 薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタの製造方法および薄膜トランジスタを含むディスプレイ・デバイス - Google Patents

薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタの製造方法および薄膜トランジスタを含むディスプレイ・デバイス

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JP2002237594A
JP2002237594A JP2001027029A JP2001027029A JP2002237594A JP 2002237594 A JP2002237594 A JP 2002237594A JP 2001027029 A JP2001027029 A JP 2001027029A JP 2001027029 A JP2001027029 A JP 2001027029A JP 2002237594 A JP2002237594 A JP 2002237594A
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thin film
insulating film
interlayer insulating
contact hole
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Takatoshi Tsujimura
隆俊 辻村
Taro Hasumi
太朗 蓮見
Osamu Tokuhiro
修 徳弘
Mitsuo Morooka
光雄 師岡
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International Business Machines Corp
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトホールの自己整合性を向上させる
と共に、製造工程の削減を可能とする層間ポリマ樹脂を
用いる薄膜トランジスタ、その製造方法および該薄膜ト
ランジスタを含むディスプレイ・デバイスを提供する 【解決手段】 薄膜トランジスタは、ゲート電極21
と、ゲート絶縁膜22と、半導体層23と、チャネル保
護膜24と、ソース電極25およびドレイン電極26
と、コンタクトホール28を形成するための第1の開口
が形成されたパッシベーション層27と、該パッシベー
ション層27に沿って延び、コンタクトホール28を形
成するための第2の開口が形成された層間絶縁膜31と
を含み、第1の開口と第2の開口とは基板20にわたっ
て互いに自己整合しており、コンタクトホール28の内
側壁には導電層32,33が堆積され、内側壁は、異な
った複数のエッチング・プロセスにより形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジス
タ、その製造方法およびディスプレイ・デバイスに関
し、より詳細には、コンタクトホールの自己整合性を向
上させると共に、製造工程の削減を可能とする層間絶縁
膜を用いる薄膜トランジスタ、その製造方法および該薄
膜トランジスタを含むディスプレイ・デバイスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT)は、薄く、
軽量であり低消費電力のデバイスを提供することが可能
なため、アクティブ・マトリックス型の液晶ディスプレ
イ、有機エレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレイ、
及びイメージ・センサといった半導体デバイスに広く用
いられている。
【0003】薄膜トランジスタの構造は、所望する特性
を改善するべくこれまで提案されてきているが、ポリマ
ー・フィルム・オンアレイ(Polymer Film on Array: P
FA)構造は、ITOといった導電性材料から製造される
画素電極がデータ線に重なり合い、このためにITO電
極上の液晶分子に対して横向きの電界が加えられず、デ
ィスクリネーション・ラインの形成される領域がデータ
線領域に限定されるので、ディスプレイ・デバイスの開
口率を向上させることができるという利点を有してい
る。
【0004】図10は、上述したPFA構造を含む薄膜
トランジスタを製造するための従来のプロセス・ステッ
プを示す。図10(a)に示されているように、ガラス
といった絶縁性基板1の上に、適切なパターニング・プ
ロセスによりゲート電極2を形成する(第1のPEP:
フォト・エングレービング・プロセス)。ついでプロセ
スでは、図10(b)に示すステップに進んで、ゲート
絶縁膜3と、半導体層4とを、基板1およびゲート電極
2上に堆積させる。図10(b)においては、ついでチ
ャネル保護膜5を堆積させ、適切なパターニング・プロ
セスによりパターニングする(第2のPEP)。
【0005】プロセスはさらに図10(c)へと進ん
で、Al、Mo、Ta、Wなどの電極材料を堆積させた
後、ソース電極6と、ドレイン電極7とをパターニング
する(第3のPEP)。その後、パッシベーション層8
を堆積させ、図10(d)に示すようにパターニングを
行い(第4のPEP)、さらにその後すでにパターニン
グされた構造上に、層間絶縁膜9を塗布して、図10
(e)に示すようにエッチングを行い、コンタクトホー
ルを形成するための開口10を形成する(第5のPE
P)。
【0006】さらにその次に、ITO膜を堆積しパター
ニングを行い、図10(f)に示す画素電極11および
コンタクトホール12を形成する(第6のPEP)。上
述したように、PFAを含む薄膜トランジスタは、画素
電極11の開口率を向上することができるものの、PF
Aを通してコンタクトホール12を形成するための構造
を形成する余分なパターニング・プロセスを、薄膜トラ
ンジスタ製造の全ステップに加えることとなる。このた
め、PFAを含む薄膜トランジスタの製造コストが引き
上げられることとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するためにこれまで、種々の方法が提案されている。例
えば、特開平10−170951号公報においては、有
機絶縁膜にコンタクトホールを形成させるステップを含
む液晶ディスプレイ・デバイスの製造方法を開示してお
り、自己整合性の改善されたコンタクトホールが形成さ
れている。コンタクトホールの自己整合性は、層間絶縁
膜をレジスト層として用いて無機絶縁膜をエッチングす
ることにより改善されている。しかしながら、無機絶縁
膜の端部は、多くの場合コンタクトホールの内側壁より
も内側にまでオーバー・エッチされてしまって段差構造
を形成する。
【0008】このため、画素電極が上述した段差構造に
より切断されてしまい、電気的接触を低下させることか
ら点欠陥が発生しがちとなる。画素電極の切断を改善す
るために、層間絶縁膜をポストベークして、層間絶縁膜
とパッシベーション層との間に平滑で連続的な面が形成
されているものの、このプロセスは別のプロセス・ステ
ップを付加することにより、薄膜トランジスタの製造コ
ストを低下させることになる。また、ポストベークにお
いては、層間絶縁膜のシュリンクを発生させるほどに高
温を加える必要があり、層間絶縁膜の光学的特性を低下
させてしまうという問題を発生させる場合もある。
【0009】特開平10−283934号公報は、薄膜
トランジスタの製造方法を開示している。開示された薄
膜トランジスタは、層間絶縁膜にコンタクトホールのた
めの開口を形成し、その後パッシベーション層をエッチ
ングすることにより、コンタクトホール−パッシベーシ
ョン層の自己整合された面が形成されている。コンタク
トホールと、画素電極とを通した抵抗は低下されている
ものの、層間絶縁膜とパッシベーション層との間には、
依然として段差が存在して、この段差のため欠陥が発生
することとなる。加えて、開示されたプロセスはエッチ
ングにおける選択比が低く、大型基板を含むディスプレ
イ・デバイスを製造する場合に完全に例えばドレイン電
極といった電極がエッチング除去されてしまう場合もあ
り、大型の基板上に大型のディスプレイ・デバイスを形
成させる場合には、充分な信頼性を保証することができ
ないといった問題もある。
【0010】上述した従来の薄膜トランジスタおよびそ
の製造方法が知られているものの、本発明者らは、層間
絶縁膜とパッシベーション層との間の段差により引き起
こされる欠陥を低減して、大型のディスプレイ・デバイ
スを提供することを可能とすると共に、TFTを含むデ
ィスプレイ・デバイスの信頼性を改善するべく、新規な
構造について検討を行ってきた。
【0011】すなわち、本発明は、電極の接続の信頼性
を改善し、大きな開口率を有する薄膜トランジスタを提
供することを目的とする。
【0012】本発明は、大面積のディスプレイ・デバイ
スを提供することに好適に用いることができる薄膜トラ
ンジスタを提供することを別の目的とする。
【0013】本発明の別の目的は、電極の接続の信頼性
が向上した薄膜トランジスタを製造するための方法を提
供することにある。
【0014】また、本発明はさらにパターニング・ステ
ップを削減することを可能とする薄膜トランジスタの製
造方法を提供することを目的とする。
【0015】さらに本発明は、上述した薄膜トランジス
タを含むディスプレイ・デバイスを提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、層間絶縁膜を
エッチング・プロセスにより選択的にエッチングして
(以下、ディベロップ・バック・プロセスという。)、
平滑で連続的な内側壁を有するコンタクトホールを提供
し、ドレイン電極と画素電極との間の電気的接続を確実
にさせつつ、TFT製造における製造ステップを減少さ
せるものである。
【0017】また、本発明は、層間絶縁膜のエッチング
を多段階にわたって行うことにより、コンタクトホール
の導通の信頼性を向上させ、かつ大型基板上に薄膜トラ
ンジスタを高い信頼性を持って製造することを可能とす
るものである。
【0018】すなわち、本発明によれば、基板上に形成
される薄膜トランジスタであって、該薄膜トランジスタ
は、少なくともゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半導体
層と、ソース電極およびドレイン電極と、コンタクトホ
ールを形成するための第1の開口が形成されたパッシベ
ーション層と、該パッシベーション層に沿って延び、前
記コンタクトホールを形成するための第2の開口が形成
された層間絶縁膜とを含み、前記第1の開口と前記第2
の開口とは前記基板にわたって互いに自己整合してお
り、前記コンタクトホールの内側壁には導電層が堆積さ
れ、前記内側壁は、前記層間絶縁膜をディベロップ・バ
ックして前記内側壁を平滑化する異なった複数のエッチ
ング・プロセスにより形成される、薄膜トランジスタが
提供される。
【0019】本発明においては、前記層間絶縁膜は、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、感光性樹脂、またはこれら
の混合物から選択される。また、本発明においては前記
異なった複数のエッチング・プロセスは、前記層間絶縁
膜をエッチングするプロセスと、前記パッシベーション
層をエッチングする第1のエッチング・プロセスと、前
記層間絶縁膜をディベロップ・バックして前記内側壁を
平滑化する第2のエッチング・プロセスとを含んでい
る。本発明においては、前記第1のエッチング・プロセ
スは、酸性エッチャントを使用し、第2のエッチング・
プロセスは、塩基性エッチャントまたは溶剤を用いるこ
とができる。
【0020】本発明においては、前記第1のエッチング
・プロセスは、フッ化水素酸を含むエッチャントを使用
し、前記第2のエッチング・プロセスは、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化テ
トラメチル・アンモニウム、水酸化テトラ−n−ブチル
アンモニウム、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、またはそれらの混合物を含む
群から選択されるエッチャントを用いることができる。
本発明においては、前記コンタクトホールを形成する第
1の開口および第2の開口の内側壁は、前記塩基性エッ
チャントの誘導体を含む。また、本発明の前記薄膜トラ
ンジスタは、ボトムゲート型薄膜トランジスタまたはト
ップゲート型薄膜トランジスタとすることができる。
【0021】また、本発明によれば、基板上に形成さ
れ、少なくともゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半導体
層と、ソース電極およびドレイン電極と、コンタクトホ
ールを形成するための第1の開口が形成されたパッシベ
ーション層と、該パッシベーション層に沿って延び、前
記コンタクトホールを形成するための第2の開口が形成
された層間絶縁膜とを含み、前記第1の開口と前記第2
の開口とは前記基板にわたって互いに自己整合して形成
された薄膜トランジスタの製造方法であって、前記基板
上にゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソー
ス電極およびドレイン電極とを含むトランジスタ構造を
形成するステップと、前記トランジスタ構造上にパッシ
ベーション層を堆積させるステップと、前記パッシベー
ション膜上に開口を含む層間絶縁膜を形成するステップ
と、前記コンタクトホールの内側壁を、前記層間絶縁膜
をレジストとして使用し、前記層間絶縁膜をディベロッ
プ・バックして平滑化する異なった複数のエッチング・
プロセスを使用して形成するステップとを含む、薄膜ト
ランジスタの製造方法が提供される。本発明において
は、前記層間絶縁膜は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
感光性樹脂、またはこれらの混合物から選択することが
できる。本発明においては、前記異なった複数のエッチ
ング・プロセスは、前記層間絶縁膜をエッチングするプ
ロセスと、前記パッシベーション層をエッチングする第
1のエッチング・プロセスと、前記層間絶縁膜をディベ
ロップ・バックする第2のエッチング・プロセスを含ん
でいてもよい。
【0022】本発明においては、前記第1のエッチング
・プロセスは、酸性エッチャントを使用し、第2のエッ
チング・プロセスは、塩基性エッチャントまたは溶剤を
用いることができる。本発明においては、前記第1のエ
ッチング・プロセスは、フッ化水素酸を含むエッチャン
トを使用し、前記第2のエッチング・プロセスは、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、
水酸化テトラメチル・アンモニウム、水酸化テトラ−n
−ブチルアンモニウム、メチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコールまたはこれらの混合物
からなる群から選択することができる。前記薄膜トラン
ジスタは、ボトムゲート型薄膜トランジスタまたはトッ
プゲート型薄膜トランジスタとすることができる。本発
明においては、前記層間絶縁膜を、フォトレジストから
形成することもできる。
【0023】さらに本発明によれば、基板上に形成され
る薄膜トランジスタを含むディスプレイ・デバイスであ
って、該薄膜トランジスタは、少なくともゲート電極
と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース電極およびド
レイン電極と、コンタクトホールを形成するための第1
の開口が形成されたパッシベーション層と、該パッシベ
ーション層に沿って延び、前記コンタクトホールを形成
するための第2の開口が形成された層間絶縁膜とを含
み、前記第1の開口と前記第2の開口とは前記基板にわ
たって互いに自己整合しており、前記コンタクトホール
の内側壁には導電層が堆積され、前記内側壁は、前記層
間絶縁膜をディベロップ・バックして前記内側壁を平滑
化する異なった複数のエッチング・プロセスにより形成
される、薄膜トランジスタを含むディスプレイ・デバイ
スが提供される。前記薄膜トランジスタは、ボトムゲー
ト型薄膜トランジスタまたはトップゲート型薄膜トラン
ジスタとすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の薄膜トランジ
スタの一部断面図を示す。図1に示した薄膜トランジス
タは、ガラス、金属酸化物、セラミックス、単結晶シリ
コン、または他の基板、具体的には本発明を液晶ディス
プレイに用いられる薄膜トランジスタに適用する実施の
形態においては、好ましくは絶縁性の基板20上に複数
の層を堆積させることにより形成されている。図1に示
した実施の形態においては、基板20上にはゲート電極
21が、スパッタリング、真空蒸着、CVDといった物
理的または化学的な堆積方法により堆積された後、それ
に続いたパターニング・プロセスにより形成されてい
る。本発明においては、ゲート電極21としては、A
l、Mo、Ti、Ta、Ni、およびこれらのいかなる
適切な合金を含む群から選択することができる。
【0025】基板20およびゲート電極21上には、ゲ
ート絶縁膜22が約数百nm、典型的には約300nm
〜500nmで堆積されている。ゲート絶縁膜22は、
許容可能な絶縁性が得られる限り、例えば、ケミカル・
ベーパ・デポジッション、またはフィジカル・ベーパ・
デポジッションといった適切な堆積法が用いられるSi
Nx、SiOxNy、またはSiOxといった絶縁性材
料から形成することができる。
【0026】半導体層23は、ゲート絶縁膜22上にプ
ラズマCVDといった好適な堆積法により300nn以
下、好ましくは約30nm〜約50nmとして堆積され
ていて、スイッチングを行うためのチャネルを形成して
いる。また、本発明をトップゲート型薄膜トランジスタ
に適用する場合には、半導体層23の厚さを30nm〜
50nmとすることができる。半導体層23としては、
ノンドープの多結晶シリコンまたはノンドープのアモル
ファスシリコン(a−Si)を用いることができる。多
結晶シリコンを用いる場合には、a−Siに対して好適
な結晶化プロセスを用いることもできる。
【0027】チャネル保護膜24は、半導体層23上に
堆積されていて、半導体層23に対してイオンインジェ
クションされないように保護している。また、このチャ
ネル保護膜24は、エッチング保護膜としても機能す
る。チャネル保護膜24は、例えばSiNxなどのいか
なる好適な材料から選択することができるが、本発明に
おいてはSiNxに限定されることはなく、SiNxO
y、SiOz(x,y,zは、正の整数である)といっ
た当業界において知られたいかなる材料でも用いること
ができる。
【0028】金属または合金から製造されるソース電極
25、およびドレイン電極26は、図示しないコンタク
ト層上に形成されている。本発明においては、ソース電
極25およびドレイン電極26を形成するための上述し
た金属または金属層としては、Al、Mo、Ti、T
a、Cr、およびこれらのいかなる合金を挙げることが
できる。図1に示す薄膜トランジスタ構造においては、
パッシベーション層27は、ドレイン電極26などに対
応する位置に形成されたコンタクトホール28を除き、
下側に形成された層を被覆するように堆積されている。
本発明において用いることができるパッシベーション層
27は、いかなる絶縁性の無機膜から形成することがで
きるが、本発明においては、特にSiNx、SiNxO
y、SiOxといったシリコン化合物から形成すること
ができる。
【0029】図1に示した本発明の薄膜トランジスタの
実施の形態においては、パッシベーション層27上にポ
リマ樹脂が被覆されていて、層間絶縁膜31を形成して
いる。層間絶縁膜31には、ドレイン電極26などに達
するコンタクトホール28を形成するための開口がエッ
チングされ、層間絶縁膜31の開口と、パッシベーショ
ン層27の開口とが一体となって平滑で連続したコンタ
クトホール28を形成して、自己整合的に形成されてい
る。本発明においては、コンタクトホール28は、層間
絶縁膜31をレジストとしてパッシベーション層27を
等方的にエッチングし、その後層間絶縁膜31を異なっ
たエッチャントを使用して等方的にエッチングする複数
のエッチング・プロセスを用いて形成されている。
【0030】図1に示した薄膜トランジスタにおいて
は、画素電極32と、コンタクト電極33とは、IT
O、ATO、IZO、SnOといった透明導電性材料
を堆積させ、続いてこの導電性材料を、好適なパターニ
ング・プロセスによりパターニングすることにより形成
されている。したがって、上述した薄膜トランジスタに
対して、層間絶縁膜31と、パッシベーション層27と
の間が自己整合的に形成されたコンタクトホール28を
含む構造が与えられ、コンタクトホール28を通じた電
気的導電性が保証されることになる。
【0031】図2〜図7を用いて、本発明の薄膜トラン
ジスタの製造方法について詳細に説明する。図2は、本
発明において使用する第1のパターニング・プロセスに
より形成される構造を示した図である。図2に示される
ように、基板20上にゲート電極21が堆積され、続い
てフォトレジストを塗布し、フォトレジストをパターニ
ングし、ゲート材料をエッチングするステップを含む好
適なパターニング・プロセスにより、所望のパターンへ
とパターニングが行われる。その後フォトレジストをス
トリッピングしてゲート電極21を露出させることによ
りゲート電極21を形成する(第1のPEP)。
【0032】本発明のプロセスは、ついで図3に示すよ
うにゲート絶縁膜22および半導体層23の堆積を行
い、ついで、半導体層23上にチャネル保護膜24を堆
積させて、図3に示されるように所望する形状へとパタ
ーニングを行う(第2のPEP)。
【0033】さらに続いて、図4に示されるようにソー
ス電極25と、ドレイン電極26とを半導体層23上に
堆積させて、パターニングを行う(第3のPEP)。こ
の際、イオンインジェクションといった方法を用いて、
図示しないN+a−SiまたはP+a−Siといったコ
ンタクト層を、半導体層23とソース電極25よびドレ
イン電極26とのそれぞれの間に形成して、オーミック
・コンタクトを得る。
【0034】さらに図5に示されるように、本発明の薄
膜トランジスタの製造方法においては、SiNxのパッ
シベーション層27を堆積させる。その後、ポリマ樹脂
をパッシベーション層27上に塗布して、ポリマ樹脂を
適切なパターニング・プロセスによりパターニングし
て、コンタクトホール28を形成するための開口34を
有する層間絶縁膜31を形成する。このポリマ樹脂のパ
ターニングにおいて、熱可塑性樹脂を使用する場合に
は、適切なフォトレジストを、ポリマ樹脂の塗布後に例
えばスピンコータといった塗布手段を用いてポリマ樹脂
上に塗布し、その後フォトマスクによりパターン状に露
光し、適切なエッチャント、例えば水酸化テトラメチル
・アンモニウム(TMAH)によりエッチングして開口
34を形成し、その後にフォトレジストをストリッパに
より剥離することにより形成することができる。(第4
のPEP)
【0035】また、本発明において熱硬化性樹脂を層間
絶縁膜31として使用する場合には、熱硬化性樹脂を塗
布後、硬化させる前に上述したパターニング・プロセス
を適用することにより開口を形成させることができる。
【0036】さらに、本発明において層間絶縁膜31と
して光線に対して感受性を有する感光性ポリマ、または
感光性樹脂組成物を用いることにより、ポリマ樹脂をパ
ターニングするためのフォトレジストを塗布するステッ
プと、その後ポリマ樹脂をパターニングするステップ
と、フォトレジストをストリッピングするステップとを
含むポリマ樹脂のパターニングを行う繰り返しサイクル
を、製造工程から排除することが可能となるので、プロ
セス・ステップが低減できTFTの製造コストを削減す
ることができる。
【0037】本発明において使用できる感光性樹脂、ま
たは感光性樹脂組成物としては、ポジ型の作用を有する
ものでもネガ型の作用を有するものでも用いることがで
きる。しかしながら、後述するコンタクトホール28の
製造に際してディベロップ・バック法を使用する点で
は、パッシベーション層27をエッチングするエッチャ
ントによっては、まったく影響を受けない感光性樹脂ま
たは感光性樹脂組成物を使用することが好ましい。
【0038】本発明においては、パッシベーション層2
7は、SiNxまたはSiNxOy、またはSiOzに
より形成される。このため、エッチャントとしては例え
ばフッ化水素酸を含むエッチャントを用いることができ
る。具体的には、本発明における実施の形態において
は、緩衝フッ化水素酸(HF+NHF)を挙げること
ができる。
【0039】この点から、本発明において層間絶縁膜3
1に用いる樹脂としては、熱可塑性樹脂であっても、熱
硬化性樹脂であっても、または感光性樹脂または感光性
樹脂組成物であっても酸に溶解せず、塩基性エッチャン
トまたは溶剤に溶解することが必要である。このような
塩基性エッチャントに溶解する樹脂としては、種々のも
のを挙げることができ、フェノール性水酸基を有するノ
ボラック樹脂、およびこれらの誘導体、アクリル酸また
はメタクリル酸を含むポリアクリレートまたはポリメタ
クリレート、またはスチレンとアクリレートまたはメタ
クリレートとの共重合体、ポリヒドロキシスチレン、ア
クリル酸、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸、メ
タクリル酸エステルとヒドロキシスチレンの共重合体、
ポリ(p−アルコキシスチレン)を挙げることができ
る。
【0040】また、感光性樹脂組成物としては、いわゆ
るフォトレジストなどを挙げることができ、例えば、ノ
ボラック樹脂といったフェノール性水酸基を含む樹脂に
対して溶解性向上のため、ジアゾナフトキノンジアジド
誘導体といった溶解性調節剤を混合したもの、ポリアク
リレート、ポリメタクリレート、アクリレート(メタク
リレート)−スチレン共重合体、ポリヒドロキシスチレ
ン、ポリ(p−アルコキシスチレン)といった不飽和2
重結合を含む化合物を重合させた化合物に対し、光の照
射により酸を発生する酸発生剤を添加した感光性樹脂組
成物を挙げることができる。さらに、上述した感光性樹
脂組成物としては、アクリル系樹脂に対してアクリル単
量体などを適宜混合し、光重合を可能とする開始剤を添
加したネガタイプの感光性樹脂組成物を用いることもで
きる。また、上述した熱硬化性樹脂としては、エポキシ
樹脂、アクリル系樹脂、アクリル系樹脂に対してアクリ
ル単量体を混合したものなどを挙げることができる。
【0041】図6は、本発明のコンタクトホール形成ス
テップにおける第1のエッチング・プロセスを詳細に説
明した図である。本発明のコンタクトホール28は、上
述したように層間絶縁膜31と、パッシベーション層2
7とに形成された、それぞれの開口が、連続した平滑な
コンタクトホール28の内側壁を形成するべく、複数の
エッチング・プロセスを使用して形成される。まず、図
5において説明したプロセスにより、層間絶縁膜31に
コンタクトホール28を形成する位置に対応させて開口
34を形成する。ついで、層間絶縁膜31をレジストと
して用いてパッシベーション層27をウエット・エッチ
ングにより等方的にエッチングする。
【0042】この際のエッチング・プロセスは、エッチ
ング槽中にエッチャントを貯留し、基板20をエッチャ
ントに浸漬することで行うことができる。この第1のエ
ッチング・プロセスに用いることができるエッチャント
としては、パッシベーション層27を溶解させることが
可能な酸性エッチャントを挙げることができ、例えば、
フッ化水素酸、緩衝フッ化水素酸を挙げることができ
る。本発明においては、酸性エッチャントとは、水溶液
とした場合に酸性を示すエッチャントをいう。適切な現
像速度を得るためには、特に緩衝フッ化水素酸(HF+
NHF)を使用することが好ましい。緩衝フッ化水素
酸の濃度は、適宜適切なエッチング速度を得ることがで
きるように選択することが可能である。
【0043】図6に示したエッチング・プロセスを用い
て緩衝フッ化水素溶液によりパッシベーション層27を
等方的にエッチングすると、エッチングは、深さ方向ば
かりではなく、横方向にも同時に進行する。このため、
パッシベーション層31の端部が層間絶縁膜31の端部
の内側へと侵食されて、層間絶縁膜31がオーバーハン
グ35を形成する。このようなオーバーハング35は、
段差構造を与えるため後述する画素電極32およびコン
タクト電極33の堆積において段差構造に起因する堆積
不良が発生し、導通不良を生じさせる原因となる。
【0044】このようなオーバーハング35を取り除く
ため、本発明においては、図6に示した第1のエッチン
グ・プロセスの後、ディベロップ・バック・プロセスに
より、塩基性エッチャントまたは溶剤を使用し、層間絶
縁膜31のみをエッチングする第2のエッチング・プロ
セスを使用する。本発明のように、パッシベーション膜
27をエッチングしないエッチャントであって、層間絶
縁膜31のみをエッチングすることが可能なエッチャン
トを使用して再度層間絶縁膜31をエッチングすること
により、層間絶縁膜31の劣化を生じさせず、高い信頼
性を持ってオーバーハング35を除去することが可能と
なる。
【0045】図7には、本発明における第2のエッチン
グ・プロセスによりエッチングを行った後の薄膜トラン
ジスタの一部断面図を示す。第2のエッチング・プロセ
スにおいては、パッシベーション層27をエッチングす
ることなく、層間絶縁膜31のみがエッチングされるよ
うに、塩基性エッチャントであるTMAHを使用するこ
とができる。また、本発明においては、適切なディベロ
ップ・バックを行うために、TMAH以外にも溶剤な
ど、適切なエッチャントを用いることができる。本発明
における第2のエッチング・プロセスにより、開口34
は、ディベロップ・バックされ、ディベロップ・バック
した層間絶縁膜31の開口34の内壁と、パッシベーシ
ョン層27の開口の内壁とが平滑に連続してコンタクト
ホール28の内側壁を形成する。図7においては、層間
絶縁膜31のディベロップ・バックした部分が破線で示
されている。
【0046】図7に示した第2のエッチング・プロセス
に使用することができる塩基性エッチャントとしては、
水溶液とした場合にアルカリ性を示す有機または無機化
合物を水に溶解させたエッチャントを挙げることができ
る。具体的には、塩基性エッチャントとしては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水
酸化テトラメチル・アンモニウム、水酸化テトラ−n−
ブチルアンモニウム、またはこれらの混合物を挙げるこ
とができる。上述した第2のエッチング・プロセスにお
いてもエッチャントをエッチング槽に浸漬して行うこと
が可能である。
【0047】この後、本発明の製造方法においては、画
素電極32およびコンタクト電極33の堆積および形成
を行う。画素電極32およびコンタクト電極33は、I
TO、IZO、ATO、SnOといった透明導電性材
料から形成することができ、また、いかなる好適な堆積
方法およびエッチング方法により堆積およびパターニン
グすることができる(第5のPEP)。
【0048】図8は、本発明の薄膜トランジスタを製造
するための別の実施の形態を示した図である。図8に示
した薄膜トランジスタは、トップゲート型トランジスタ
とされており、層間絶縁膜がゲート電極、ゲート絶縁
層、ソース電極及びドレイン電極を含むトランジスタ要
素を被覆している。図8(a)に示したプロセスにおい
ては、まず基板41上に遮光層40を堆積させて、所望
するパターンへとパターニングを行う。ついで、絶縁層
42を基板41および遮光層40を被覆するようにして
堆積させ、その後ソース電極43、ドレイン電極44お
よび信号配線45を堆積させて図8(b)に示すように
パターニングする。
【0049】図8(c)に示したプロセスにおいては、
半導体層46、ゲート絶縁層47、ゲート電極48が堆
積され、パターニングされて薄膜トランジスタ構造を形
成している。さらにその後、パッシベーション層49お
よび層間絶縁膜50を図8(d)に示すようにトランジ
スタ要素上に形成する。
【0050】ついで、本発明のディベロップ・バック・
プロセスを用いて層間絶縁膜50およびパッシベーショ
ン層49をエッチングして、図8(e)に示す自己整合
した内壁を有するコンタクトホール51を形成する。そ
の後、ITO層を堆積させ、パターニングを行うことに
より画素電極52を形成して、図8(f)に示す本発明
により、トップゲート型薄膜トランジスタを製造するこ
とができる。
【0051】図9は、本発明により形成された薄膜トラ
ンジスタが液晶ディスプレイのための典型的な薄膜トラ
ンジスタアレイとされた平面図である。図9に示すよう
に、本発明の薄膜トランジスタは、アレイとされてTF
Tアレイ基板61とされていて、複数の画素電極62が
基板61に設けられている。画素電極62は、図9にお
いて説明する実施の形態においては、ITOから形成さ
れているが、本発明においては、ITOに限定されるも
のではなく、特定の用途に応じていかなる好適な材料か
らでも形成することができる。
【0052】ソース電極63は、画素電極62に接続さ
れており、ドレイン電極64は、信号配線65aに接続
されている。ゲート電極66は、ゲート配線67へと接
続されていて、TFTアレイが構成されている。図9に
示す実施の形態においては、容量調節ライン68が、基
板容量を調節するために用いられている。
【0053】これまで本発明を液晶ディスプレイ・デバ
イスといった特定の実施の形態に基づいて説明してきた
が、本発明の薄膜トランジスタは、液晶ディスプレイ・
デバイスのTFTアレイばかりではなく、有機、無機の
エレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレイ・デバイス
のTFTアレイとしても用いることができる。
【0054】また、これまで、本発明を図面に示した特
定の実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、説
明する以外にも、種々の除外、変更、および別の実施の
態様が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜トランジスタの断面図。
【図2】本発明において使用する第1のパターニング・
プロセスにより形成される構造を示した図。
【図3】ゲート絶縁膜22および半導体層23の堆積を
行い、ついで、半導体層23上にチャネル保護膜24を
堆積およびパターニングを示した図。
【図4】ソース電極と、ドレイン電極との堆積およびパ
ターニングを示した図。
【図5】パッシベーション層および層間絶縁膜の形成を
示した図。
【図6】緩衝フッ化水素溶液によりパッシベーション層
を等方的にエッチングした後のオーバーハングを示した
図。
【図7】第2のエッチング・プロセス(ディベロップ・
バック)によりエッチングを行った後のコンタクトホー
ルの断面図。
【図8】本発明の薄膜トランジスタの製造方法の第2の
実施の形態を示した図。
【図9】本発明の薄膜トランジスタが液晶ディスプレイ
のための典型的な薄膜トランジスタアレイとされた平面
図。
【図10】PFA構造を含む薄膜トランジスタを製造す
るための従来のプロセス・ステップを示した図。
【符号の説明】
20…基板 21…ゲート電極 22…ゲート絶縁膜 23…半導体層 24…チャネル保護膜 25…ソース電極 26…ドレイン電極 27…パッシベーション膜 28…コンタクトホール 31…層間絶縁膜 32…画素電極 33…コンタクト電極 34…開口 35…オーバーハング 40…遮光層 41…基板 42…絶縁膜 43…ソース電極 44…ドレイン電極 45…信号配線 46…半導体層 47…ゲート絶縁層 48…ゲート電極 49…パッシベーション層 50…層間絶縁層 51…コンタクト・ホール 61…TFTアレイ基板 62…画素電極 63…ソース電極 64…ドレイン電極 65…信号配線 66…ゲート電極 67…ゲート配線 68…容量調節ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/768 H01L 29/78 619A (72)発明者 辻村 隆俊 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 蓮見 太朗 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 徳弘 修 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 師岡 光雄 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JA25 JA26 JA46 JB57 KB24 KB25 MA12 MA17 MA18 NA27 4M104 BB02 BB13 BB14 BB16 BB17 CC01 DD09 DD17 DD20 EE17 EE18 GG20 HH13 5F033 GG04 HH08 HH17 HH18 HH20 HH21 JJ01 JJ08 JJ17 JJ18 JJ20 KK04 LL04 QQ09 QQ10 QQ20 QQ21 QQ28 QQ37 RR04 RR06 RR08 RR21 RR27 TT04 VV15 XX02 XX33 5F043 AA35 AA37 BB23 BB25 FF06 5F110 AA16 AA26 BB01 CC05 CC07 DD01 DD02 DD05 EE02 EE03 EE04 EE43 EE44 EE45 FF02 FF03 FF04 FF29 GG02 GG13 GG15 GG25 GG45 HK03 HK04 HK06 HK09 HK16 HK21 HL07 HL14 NN03 NN12 NN22 NN23 NN24 NN27 NN72 QQ05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成される薄膜トランジスタで
    あって、該薄膜トランジスタは、少なくともゲート電極
    と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース電極およびド
    レイン電極と、コンタクトホールを形成するための第1
    の開口が形成されたパッシベーション層と、該パッシベ
    ーション層に沿って延び、前記コンタクトホールを形成
    するための第2の開口が形成された層間絶縁膜とを含
    み、前記第1の開口と前記第2の開口とは前記基板にわ
    たって互いに自己整合しており、前記コンタクトホール
    の内側壁には導電層が堆積され、前記内側壁は、前記層
    間絶縁膜をディベロップ・バックして前記内側壁を平滑
    化する異なる複数のエッチング・プロセスにより形成さ
    れる、薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記層間絶縁膜は、熱可塑性樹脂、熱硬
    化性樹脂、感光性樹脂、感光性樹脂組成物またはこれら
    の混合物から選択される、請求項1に記載の薄膜トラン
    ジスタ。
  3. 【請求項3】 前記異なる複数のエッチング・プロセス
    は、前記層間絶縁層をエッチングするプロセスと、前記
    パッシベーション層をエッチングする第1のエッチング
    ・プロセスと、前記層間絶縁膜をディベロップ・バック
    して前記内側壁を平滑化する第2のエッチング・プロセ
    スを含む、請求項1の記載の薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のエッチング・プロセスは、酸
    性エッチャントを使用し、第2のエッチング・プロセス
    は、塩基性エッチャントまたは溶剤を用いる、請求項3
    に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記第1のエッチング・プロセスは、フ
    ッ化水素酸を含むエッチャントを使用し、前記第2のエ
    ッチング・プロセスは、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
    ウム、水酸化アンモニウム、水酸化テトラメチル・アン
    モニウム、水酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム、メ
    チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
    コールまたはそれらの混合物を含む群から選択されるエ
    ッチャントを用いる、請求項3に記載の薄膜トランジス
    タ。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトホールを形成する第1の
    開口および第2の開口の内側壁は、前記塩基性エッチャ
    ントの誘導体を含む、請求項4に記載の薄膜トランジス
    タ。
  7. 【請求項7】 前記薄膜トランジスタは、ボトムゲート
    型薄膜トランジスタまたはトップゲート型薄膜トランジ
    スタである、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  8. 【請求項8】 基板上に形成され、少なくともゲート電
    極と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース電極および
    ドレイン電極と、コンタクトホールを形成するための第
    1の開口が形成されたパッシベーション層と、該パッシ
    ベーション層に沿って延び、前記コンタクトホールを形
    成するための第2の開口が形成された層間絶縁膜とを含
    み、前記第1の開口と前記第2の開口とは前記基板にわ
    たって互いに自己整合して形成された薄膜トランジスタ
    の製造方法であって、 前記基板上にゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半導体層
    と、ソース電極およびドレイン電極とを含むトランジス
    タ構造を形成するステップと、 前記トランジスタ構造上にパッシベーション層を堆積さ
    せるステップと、 前記パッシベーション膜上に開口を含む層間絶縁膜を形
    成するステップと、 前記コンタクトホールの内側壁を、前記層間絶縁膜をレ
    ジストとして使用し、前記層間絶縁膜をディベロップ・
    バックして平滑化する異なった複数のエッチング・プロ
    セスを使用して形成するステップとを含む、薄膜トラン
    ジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記層間絶縁膜は、熱可塑性樹脂、熱硬
    化性樹脂、感光性樹脂、またはこれらの混合物から選択
    される、請求項8に記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記異なった複数のエッチング・プロ
    セスは、前記層間絶縁膜をエッチングするプロセスと、
    前記パッシベーション層をエッチングする第1のエッチ
    ング・プロセスと、前記層間絶縁膜をディベロップ・バ
    ックする第2のエッチング・プロセスを含む、請求項8
    の記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のエッチング・プロセスは、
    酸性エッチャントを使用し、第2のエッチング・プロセ
    スは、塩基性エッチャントまたは溶剤を用いる、請求項
    10に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のエッチング・プロセスは、
    フッ化水素酸を含むエッチャントを使用し、前記第2の
    エッチング・プロセスは、水酸化ナトリウム、水酸化カ
    リウム、水酸化アンモニウム、水酸化テトラメチル・ア
    ンモニウム、水酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム、
    メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
    ルコール、またはこれらの混合物からなる群から選択さ
    れる、請求項10に記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記薄膜トランジスタは、ボトムゲー
    ト型薄膜トランジスタまたはトップゲート型薄膜トラン
    ジスタである、請求項8に記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記層間絶縁膜を、フォトレジストか
    ら形成する、請求項8に記載の薄膜トランジスタの製造
    方法。
  15. 【請求項15】 基板上に形成される薄膜トランジスタ
    を含むディスプレイデバイスであって、該薄膜トランジ
    スタは、少なくともゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半
    導体層と、ソース電極およびドレイン電極と、コンタク
    トホールを形成するための第1の開口が形成されたパッ
    シベーション層と、該パッシベーション層に沿って延
    び、前記コンタクトホールを形成するための第2の開口
    が形成された層間絶縁膜とを含み、前記第1の開口と前
    記第2の開口とは前記基板にわたって互いに自己整合し
    ており、 前記コンタクトホールの内側壁には導電層が堆積され、
    前記内側壁は、前記層間絶縁膜をディベロップ・バック
    して前記内側壁を平滑化する異なった複数のエッチング
    ・プロセスにより形成される、薄膜トランジスタを含む
    ディスプレイ・デバイス。
  16. 【請求項16】 前記薄膜トランジスタは、ボトムゲー
    ト型薄膜トランジスタまたはトップゲート型薄膜トラン
    ジスタである、請求項15に記載のディスプレイ・デバ
    イス。
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