JP2002237337A - 基板用圧接コネクタ - Google Patents

基板用圧接コネクタ

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JP2002237337A
JP2002237337A JP2001031085A JP2001031085A JP2002237337A JP 2002237337 A JP2002237337 A JP 2002237337A JP 2001031085 A JP2001031085 A JP 2001031085A JP 2001031085 A JP2001031085 A JP 2001031085A JP 2002237337 A JP2002237337 A JP 2002237337A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配索作業性や回路接続の信頼性を向上させる
とともに、部品点数を削減してコストを低減することの
できる基板用圧接コネクタを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 基板部24の表裏両側に絶縁基板12を
配置し、圧接端子31,36の一方の電気接触部32,
37をコネクタハウジング22内に配置し、圧接端子3
1,36の他方の電線圧接部33,38を絶縁基板12
の上下両面12a,12bから突出させる。圧接端子3
1,36を、コネクタハウジング22に上下二段に並列
に配置し、上下に対向する各圧接端子31,36の電線
圧接部33,38を同一方向に突出させ、かつ、左右に
隣接する各圧接端子31,36の電線圧接部33,38
を逆方向に突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱等に適
用される基板用圧接コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載される電装部品類その他
の補機類の増加により、回路構成は複雑化し、圧接端子
の極数および電線の配線本数が増加するとともに、絶縁
基板は積層化の傾向にある。このように、圧接端子およ
び電線が高密度に密集した状況下においては、密集した
端子や電線が互いに干渉して電気的なトラブルを生ずる
ことなく、基板上の限られたスペース内において如何に
効率良く回路構成するのかが重要であり、回路構成の変
更、改良等が行われている。
【0003】電気接続箱は、基板上に接続回路や分岐回
路等が構成された基本回路体が収容された組立回路体で
ある。基本回路体の構成された基板は、積層されている
のが一般的である。基板には、導電板で回路体を構成し
たブスバー、回路遮断用のヒューズ、継電用のリレー等
が取り付けられている。また、回路構成の変更や配線パ
ターンの自由度を大きくするために、複数の電線と圧接
端子群とで基本回路体を構成した基板もある。
【0004】図8〜図12は、複数の電線と圧接端子群
等で基本回路体を構成する基板に装着される基板用圧接
コネクタを示したものである。図示する基板用圧接コネ
クタ61は、絶縁基板52に配線される複数の電線80
と、電線80を接続する屈曲状の複数の圧接端子71
と、圧接端子71を基板部63に沿って装着するコネク
タハウジング62とで構成されている。電線80には、
芯線の周囲が絶縁性の外皮で覆われた被覆電線が用いら
れている。
【0005】圧接端子71は、L字又は逆L字に折れ曲
がる屈曲状の端子である(図12等参照)。圧接端子7
1の一方の端部には電気接触部72が形成され、他方の
端部にはスリット状の圧接刃74を有する電線圧接部7
3が形成されている。このような圧接端子71は、コネ
クタハウジング62内に収納されて、いわゆる雌型の基
板用圧接コネクタ61を構成している。
【0006】絶縁基板52には、圧接端子71の電線圧
接部73を挿着できるように端子挿通孔53が千鳥状の
パターンで形成されている。また、絶縁基板52の周縁
部には、基板用圧接コネクタ61を着脱自在に取り付け
ることができるようにコネクタ装着部54が形成されて
いる。
【0007】基板用圧接コネクタ61は、嵌合後端面を
絶縁基板52のコネクタ装着部54に直付けして固定さ
れる。そして、圧接端子71の電線圧接部73は、絶縁
基板52の端子挿通孔53から突出される。電線圧接部
73には、スリット状の圧接刃74が設けられており、
圧接刃74に電線80の端部や中間部が圧入されるよう
になっている。このように電線80を圧接端子71に圧
接することで、所望の配線パターンの回路を構成するこ
とが可能となる。
【0008】電線80と圧接端子71との接続に際して
は、電線80端部を圧接刃74に圧接する場合と、電線
80中間部を圧接する場合とがある。いずれの処理を行
うかは、回路の構成によってケース・バイ・ケースであ
る。
【0009】電線80端部を圧接する場合は、電線80
の外径が隣接する圧接端子71の間隔より太い場合を除
いて比較的容易に圧接することができる。しかし、電線
80中間部を圧接する場合は、湾曲部が圧接端子71と
干渉したり、湾曲部の曲率半径が小さくなるように湾曲
させると、湾曲部に欠陥を生じて接続不良となることも
ある。
【0010】従って、このような場合は、湾曲部と干渉
する位置にある圧接端子71を取り除いたり、電線80
の湾曲部の曲率半径を小さくしないようにする必要があ
る。また、電線80の径が太い場合には、隣接する圧接
端子71間の間隔を広げる必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】自動車等に搭載される
電装部品等は増加する傾向にある。これによって、回路
構成が複雑化し、配線も高密度化し、基板に配設される
端子数が増加して、電線の配線スペースは益々狭くなっ
てきている。従って、電気接続箱等を大型化することな
く、回路構成の複雑化や配線の高密度化に対処できる基
板用圧接コネクタが望まれているところである。
【0012】従来技術で示した基板用圧接コネクタ61
は、絶縁基板52の周囲に直付けされたものである。圧
接端子71の電線圧接部73は絶縁基板52上に千鳥状
に配列されるとともに、垂直に突出され、圧接端子71
の極数を多く、電線80を高密度に配線することができ
る。
【0013】しかしながら、圧接端子71の隣接する間
隔および前後に対向する間隔が狭く、電線80端部を圧
接する際に、電線80と圧接端子71とが干渉して短絡
したり、プレート状の圧接端子71を折れ曲げたりする
ことがあった。
【0014】また、コネクタ61に上下二段(図9、図
12)に収容された圧接端子71の電線圧接部73が全
て同一方向を向いて突出しているため、絶縁基板52の
両面ではなく片面のみを利用していることになり、絶縁
基板52上の配線スペースが狭くなり、配線経路を確保
できず、電線80同士が絡まるという心配があった。
【0015】さらにまた、電線80中間部を分岐接続す
る際には、電線80の湾曲部が圧接端子71と干渉する
などして、電線の配索作業が煩雑になっていた。無理に
湾曲させた場合は、圧接刃74のスリット溝から電線8
0が抜け出す心配があった。このような場合は、干渉す
る圧接端子71を取り除くか、圧接端子71の間隔を広
げるように設計変更するしかなく、配線パターンの自由
度が小さく、コネクタの大型化を招くことにもなってい
た。
【0016】また、長さの異なる四種類の屈曲状の圧接
端子71を必要とするため、回路構成が複雑になるとと
もに、作業性や生産管理性も悪く、低コスト生産の障害
にもなっていた。
【0017】本発明は、上記した点に鑑み、電線の配線
スペースを確保して、配索作業性や回路接続の信頼性を
向上させるとともに、部品点数を削減してコストを低減
することのできる基板用圧接コネクタを提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁基板に配線される複数の電線と、該
電線を接続する屈曲状の複数の圧接端子と、該圧接端子
を基板部に沿って装着するコネクタハウジングとで構成
される基板用圧接コネクタにおいて、前記基板部の表裏
両側に前記絶縁基板が配置され、前記圧接端子の一方の
電気接触部が前記コネクタハウジング内に配置され、該
圧接端子の他方の電線圧接部が該絶縁基板の上下両面か
ら突出されることを特徴とすることを特徴とする(請求
項1)。
【0019】また、請求項1記載の基板用圧接コネクタ
において、前記圧接端子は、前記コネクタハウジングに
上下二段に並列に配置され、上下に対向する前記各圧接
端子の前記電線圧接部は同一方向に突出し、かつ、左右
に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部は逆方向に
突出していることも有効である(請求項2)。
【0020】また、請求項2記載の基板用圧接コネクタ
において、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧
接部は前後に対向して配置され、左右に隣接する前記各
圧接端子の前記電線圧接部の間が、プレート状の絶縁壁
で仕切られていることも有効である(請求項3)。
【0021】また、請求項1〜請求項3記載の基板用圧
接コネクタにおいて、上下に対向する前記各圧接端子
が、長さの異なる二種類の圧接端子で構成されているこ
とも有効である(請求項4)。
【0022】以下に、上記構成に基づく作用・効果を説
明する。請求項1記載の発明においては、絶縁基板の上
下両面から突出する圧接端子の電線圧接部に電線が挟持
されて回路を構成するから、配線スペースが確保され
て、電線同士の干渉や電線と圧接端子との干渉を生ずる
ことなく電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上さ
せることができる。
【0023】請求項2記載の発明においては、上下に対
向する各圧接端子の電線圧接部と、、左右に隣接する各
圧接端子の電線圧接部とが互いに逆向きに絶縁基板の上
下両面から突出しているから、圧接端子の対向間隔が広
くなるとともに、隣合う圧接端子の間隔も広くなり、電
線同士の干渉や電線と端子との干渉などの問題を回避す
ることができ、電線の配索作業性や回路接続の信頼性を
向上させることができる。
【0024】請求項3記載の発明においては、左右に隣
接する各圧接端子の電線圧接部の間が絶縁壁で仕切られ
ているから、電線が隣の端子と接触して短絡を生じた
り、各種電装品が誤動作することを防止することができ
る。
【0025】請求項4記載の発明においては、2種類の
圧接端子を用いているから、コネクタを構成する部品点
数を少なくでき、コストを低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図7は、本発
明に係る基板用圧接コネクタの一実施形態を示すもので
ある。なお、本発明の基板用圧接コネクタは、電気接続
箱(図示せず)に適用されるものである。
【0027】図1及び図2に示すように、基板用圧接コ
ネクタ21は、絶縁基板12に配線される複数の電線4
0と、電線40を接続する屈曲状の複数の圧接端子3
1,36と、圧接端子31,36を基板部24(図4等
参照)に沿って装着するコネクタハウジング22とで構
成されている。基本回路体11は、絶縁基板12と、基
板用圧接コネクタ21とで構成されている。
【0028】図示しない電気接続箱は、複数の基板と、
これらを収容する絶縁ケース(図示せず)とからなり、
絶縁ケースは上部ケース、下部ケース及び側部ケースか
ら構成されている。基板は、一枚だけで使用されること
もあるが、板厚方向に積層して使用されるのが一般的で
ある。ブスパー、ヒューズ及びリレーなどで回路体を構
成した基板と積層して用いられるのが一般的である。
【0029】絶縁基板12は、ポリプロピレンその他の
合成樹脂を構成材料とし、薄肉平板状に形成されてお
り、上下面(両面)12a,12bと側面12cとで外
面が構成されている。上下面12a,12bは、電線4
0の敷設面を成すとともに、圧接端子31,36の電線
圧接部33,33(図4等参照)を挿通させる端子挿通
孔14を回路構成に従って形成している。
【0030】端子挿通孔14は、複数形成されており、
所望の配線パターンに応じて回路を構成することができ
るようになっている。絶縁基板12の周縁部の複数箇所
には、コネクタ装着部13が切欠状に形成されており、
基板用圧接コネクタ21は絶縁基板12と平行に取付け
られている。
【0031】コネクタハウジング22は、いわゆる雌型
のコネクタハウジング22であり、後端面側には基板支
持部25を介して基板部24が続いている。基板支持部
25及び基板部24(図4等参照)は、絶縁基板12に
対する取付部に相当する。前後の概念は、相手方コネク
タ(図示せず)と嵌合する側を前側とし、絶縁基板12
のコネクタ装着部13に取り付けられる側を後側とす
る。
【0032】コネクタハウジング22の嵌合空間23内
には、圧接端子31,36の電気接触部32,37が突
出しており、相手方コネクタの雌型の電気接触部(図示
せず)と接続できるようになっている。
【0033】基板部24は、上面24a、下面24b、
側面24c及び後端面24dとから矩形状に形成され、
上下面24a、24b及び後端面24dには圧接端子3
1,36を案内支持することができるように案内溝26
(図4)が凹設されている。また、上下面24a、24
bの案内溝26を除く平面は、絶縁基板12に対する取
付平坦面となっている。
【0034】図6及び図7に示すように、圧接端子3
1,36は、L字又は逆L字に折れ曲がる屈曲状に形成
されている。一方の端部の電気接触部32,37は、相
手方コネクタの雌型の電気接触部(図示しない)と接続
することができるようにコネクタハウジング22の嵌合
空間23内に突出して配置されている。電気接触部3
2,37の基部側は、コネクタハウジング22の基板部
24側に延出し、案内溝26に支持されている。
【0035】他方の電線圧接部33,38は、電気接触
部32,37に対して直角又は略直角に屈曲しており、
端部には、電線40との接続に供することができるよう
にスリット状の圧接刃34,39(図5等参照)を備え
ている。
【0036】圧接刃34,39は、スリット溝の開口端
部に傾斜状に形成されているから、圧入された電線40
は、切れ刃に案内されると同時に絶縁外皮が切裂され、
さらに圧入することで溝内に進入して挟持される。な
お、圧接刃34,39の溝間隔は、電線40の芯線部を
切裂しない所定の間隔に設定されている。
【0037】電気接触部32,37は、電線圧接部3
3,38より長く形成されており、絶縁基板12の周縁
部より一定間隔離間した内側の位置に電線圧接部33,
38を垂直又は略垂直に突出させることができるように
なっている。本発明では、長さの異なる二種類の端子3
1,36が用いられている。これは、上下に対向する各
圧接端子31,36の電線圧接部33,38が干渉しな
いようにして、同一方向に突出できるようにするためで
ある。また、電線圧接部33,38の対向間隔は従来
(図8〜図12)に比べて長くなっており、配線スペー
スは広くなっている。なお、上下方向は、絶縁基板12
の板厚方向をいうものとする。
【0038】このような、屈曲状の圧接端子31,36
が用いられるのは、基板用圧接コネクタ21が絶縁基板
12に平行に取り付けられるからである。もしそうでな
ければ、圧接端子31,36の電気接触部32,37
を、絶縁基板12の上下面12a,12bと平行に延在
させ、他方、電線圧接部33,38を絶縁基板12に対
し垂直又は略垂直に突出させることができないからであ
る。ここでいう水平方向とは、絶縁基板12の上下面1
2a,12bと平行な方向をいうものとする。
【0039】電線40には、芯線の周囲を絶縁外皮で被
覆した被覆電線が用いられている。図1及び図2に再掲
するように、電線40は両方向から電線圧接部33,3
8に接続されている。
【0040】従来技術の欄の図8で示したように、従来
は、絶縁基板52の片面のみを利用して、圧接端子71
の電線圧接部73を全て同一方向に突出させていたか
ら、絶縁基板52上に電線80の配線スペースが少なく
なっていた。そして、隣接する圧接端子71間に挟まれ
た電線80は、隣りの圧接端子71と干渉して短絡等を
生ずるおそれもあった。しかし、本発明では、絶縁基板
12の上下面12a,12bを利用して、回路が構成さ
れているから、配線スペースが確保され、かかる問題を
生ずることが回避されている。
【0041】次に、圧接端子36とコネクタハウジング
22とについてさらに詳しく述べる。図3〜図7に示す
ように、圧接端子31,36は、いわゆる雄型の端子で
あり、電気接触部32,37は、コネクタハウジング2
2の嵌合空間23内に突出している。各圧接端子31,
36は、所定の間隔で離間しているから、接触して短絡
するようなことはない。また、圧接端子31,36は、
インサート成型または圧入にてコネクタハウジング22
内に収容されているから、後抜けが防止されている。
【0042】基板用圧接コネクタ21は、図1及び図2
に示したように、絶縁基板12と平行に直付けして取り
付けられている。上下二段に配設された圧接端子31,
36は、水平方向に複数並べられてコネクタハウジング
22に収納されている。上下二段の構成で圧接端子3
1,36を配置するのは、従来と同様である。従来と相
違する点は、絶縁基板12から垂直に突出する電線圧接
部33,38の突出方向が同一方向ではない点である
(図6等参照)。
【0043】圧接端子31,36は、屈曲しているか
ら、コネクタハウジング22を絶縁基板12の板厚方向
ではなく水平方向に直付けすることができ、絶縁基板1
2を積層するに際して基板用圧接コネクタ21が邪魔を
して基板間の板厚方向の距離が高くなるのを防止するこ
とができる。逆に、真直状の端子を用いた場合は、コネ
クタを絶縁基板の板厚方向に直付けしなければならず、
絶縁基板を積層すると電気接続箱が大型化するという問
題がある。
【0044】図5〜図7に示すように、圧接端子31,
36は、全体として屈曲しているから、コネクタ21を
絶縁基板12の水平方向に直付けした状態で、電線圧接
部33,38を絶縁基板12の端子挿通孔14から垂直
または略垂直に突出させることができる。突出方向は、
絶縁基板12の板厚方向において同一方向に突出してい
るのではなく、左右(幅方向)に隣接する各圧接端子3
1,36の電線圧接部33,38は上下逆方向に突出し
ている。上下に対向する各圧接端子31,36の電線圧
接部33,38は、同一方向に突出している(図6、図
7参照)。
【0045】左右に隣接する各圧接端子31,36の電
線圧接部33,38の間は、プレート状の絶縁壁15で
仕切られており(図1、図2参照)、各圧接端子31,
36が接触して短絡するのが防止されている。
【0046】上下に対向する各圧接端子31,36に
は、長さの異なる二種類の圧接端子31,36が用いら
れている。従来は、4種類の圧接端子を使用して、圧接
端子同士が干渉しないように配置されていた。しかし、
圧接端子の種類が多いと、コネクタの構造が複雑化する
のは明らかであるが、それと同時に、端子相互間の互換
性がなく、部品点数も多くなるためコスト高になるとい
う問題を有していた。
【0047】本発明では、係る問題を考慮して、2種類
の圧接端子31,36を用いているから、コネクタ21
の構造をコンパクトにでき(コネクタを短くできる)、
また、圧接端子31,36相互間の互換性もあり、部品
点数も少なくなるからコストを低減できる利益がある。
【0048】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、電線と接続する圧接端子が絶縁基板の上下両面から
突出しているから、絶縁基板上に配線スペースが確保さ
れて、電線同士の干渉や電線と圧接端子との干渉を生ず
ることなく電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上
させることができる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、上下
に対向する各圧接端子の電線圧接部と、左右に隣接する
各圧接端子とが互いに逆向きに絶縁基板の上下両面から
突出しているから、圧接端子の対向間隔が広くなるとと
もに、隣合う圧接端子の間隔も広くなり、電線同士の干
渉や電線と端子との干渉などの問題を回避することがで
きる。従って、電線の配索作業性や回路接続の信頼性を
向上させることができる。また、空きスペースを利用す
ることにより電線の配線数の増加にも対処することがで
きる。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、左右
に隣接する各圧接端子間が絶縁壁で仕切られているか
ら、電線が隣の端子と接触して短絡を生じたり、各種電
装品が誤動作することを防止することができる。
【0051】また、請求項4記載の発明によれば、2種
類の圧接端子を用いているから、コネクタの構造をコン
パクトにでき、また、圧接端子相互間の互換性もあり、
部品点数も少なくなるからコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板用圧接コネクタの一実施形態を示
し、絶縁基板のコネクタ装着部に取り付けられた状態の
要部の平面図である。
【図2】同じく絶縁基板のコネクタ装着部に取り付けら
れた状態の要部の底面図である。
【図3】図1に示す基板用圧接コネクタの正面図であ
る。
【図4】図3に示す基板用圧接コネクタの平面図であ
る。
【図5】図3に示す基板用圧接コネクタの背面図であ
る。
【図6】図4に示す基板用圧接コネクタのA−A線に沿
う相当断面図である。
【図7】図4に示す基板用圧接コネクタのB−B線に沿
う相当断面図である。
【図8】従来の基板用圧接コネクタの一例を示し、絶縁
基板のコネクタ装着部に取り付けられた状態の要部の平
面図である。
【図9】図8に示す基板用圧接コネクタの正面図であ
る。
【図10】図9に示す基板用圧接コネクタの平面図であ
る。
【図11】図9に示す基板用圧接コネクタの背面図であ
る。
【図12】図9に示す基板用圧接コネクタのC−C線に
沿う相当断面図である。
【符号の説明】
11 基本回路体 12 絶縁基板 14 端子挿通孔 15 絶縁壁 21 基板用圧接コネクタ 22 コネクタハウジング 24 基板部 26 案内溝 31,36 圧接端子 32,37 電気接触部 33,38 電線圧接部 34,39 圧接刃 40 電線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月13日(2001.2.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に配線される複数の電線と、該
    電線を接続する屈曲状の複数の圧接端子と、該圧接端子
    を基板部に沿って装着するコネクタハウジングとで構成
    される基板用圧接コネクタにおいて、 前記基板部の表裏両側に前記絶縁基板が配置され、前記
    圧接端子の一方の電気接触部が前記コネクタハウジング
    内に配置され、該圧接端子の他方の電線圧接部が該絶縁
    基板の上下両面から突出されることを特徴とする基板用
    圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記圧接端子は、前記コネクタハウジン
    グに上下二段に並列に配置され、上下に対向する前記各
    圧接端子の前記電線圧接部は同一方向に突出し、かつ、
    左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部は逆方
    向に突出していることを特徴とする請求項1記載の基板
    用圧接コネクタ。
  3. 【請求項3】 上下に対向する前記各圧接端子の前記電
    線圧接部は前後に対向して配置され、左右に隣接する前
    記各圧接端子の前記電線圧接部の間が、プレート状の絶
    縁壁で仕切られていることを特徴とする請求項2記載の
    基板用圧接コネクタ。
  4. 【請求項4】 上下に対向する前記各圧接端子が、長さ
    の異なる二種類の圧接端子で構成されていることを特徴
    とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の基板用圧接
    コネクタ。
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