JP2002237011A - ヨーク型磁気へッド - Google Patents

ヨーク型磁気へッド

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JP2002237011A JP2001035071A JP2001035071A JP2002237011A JP 2002237011 A JP2002237011 A JP 2002237011A JP 2001035071 A JP2001035071 A JP 2001035071A JP 2001035071 A JP2001035071 A JP 2001035071A JP 2002237011 A JP2002237011 A JP 2002237011A
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山 知 己 船
Koichi Tateyama
山 公 一 館
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通 子 原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高効率かつ高S/N比な高密度記録信号の再
生を可能とする。 【解決手段】 媒体対抗面80から磁気ヘッド1の後方
に伸びる磁気ヨーク10と、媒体対抗面80より後方に
て磁気ヨークの媒体対抗面と平行な面に形成された磁気
抵抗効果膜30と、磁気抵抗効果膜を膜面上下から挟む
第一及び第二の電極20、40と、を備え、第二の電極
が導電性強磁性体部40aと導電性非磁性体部40bか
ら構成されている。上部電極40の一部40aを軟磁性
強磁性体にすることにより、磁気回路上、磁気ヨーク1
0のリラクタンス、およびMR膜30のフリー層のリラ
クタンスを大幅に低減することが可能となる。従って、
フリー層への流入磁束は増大し、高効率かつ高S/N比
な高密度記録信号の再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
等に搭載されるヨーク型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、HDD(ハードディスクドライ
ブ)の磁気記録密度は飛躍的に向上し、更なる高記録密
度化が望まれている。高記録密度化に伴う記録ビットサ
イズの微小化により、従来の薄膜ヘッドでは再生感度が
不充分となり、現在では磁気抵抗効果を利用した磁気抵
抗効果型ヘッド(以下、MRヘッドともいう)が主流と
なっている。その中でも特に大きな磁気抵抗効果を示す
ものとして、スピンバルブ型巨大磁気抵抗効果型ヘッド
(以下、SV−GMRヘッドともいう)が注目されてい
る。
【0003】一方、高記録密度化により薄膜磁気ヘッド
走行時の浮上量は低下する傾向にある。これは、小さな
媒体ビット磁界をセンスするためである。この傾向では
記録媒体と間欠的な接触あるいは定常的な接触をしなが
ら磁気ヘッドを走行させることは避けられないであろう
と予想される。また、高記録密度化以外の観点からみて
も、今後の世の中のマルチメディア化が進むにつれて音
響映像機器へのHDDの搭載が予想される。音響映像機
器への搭載にはHDDの信頼性、特に外部からの衝撃に
よる耐性が重要となる。その際、磁気ヘッドは媒体表面
と接触することが考えられるために、接触に強い磁気ヘ
ッド開発が望まれている。しかしながら、上述した従来
のSV−GMRヘッドは再生時の記録媒体との接触によ
り発生する熱により異常な抵抗変化を示すこと(サーマ
ルアスペリティ)がよく知られている。従って、媒体対
向面に感磁部が露出する従来のMRヘッドおよびSVヘ
ッドは今後の高記録密度化には適応できなくなる。
【0004】そこで様々な形のヨーク型磁気ヘッドが考
案されている。ヨーク型磁気ヘッドは媒体対向面にSV
部の感磁部が露出していないために、上述したサーマル
アスペリティに強い。その中でも短磁路化が可能であ
り、ヘッドスライダの軽量化が容易な水平ヨーク型磁気
ヘッドが注目されている。
【0005】ヨーク型磁気ヘッドにおいて、磁気ヨーク
内の磁壁移動によるバルクハイウゼンノイズを低減する
ことが課題である。バルクハウゼンノイズ低減には、磁
区形成あるいは磁壁移動を抑制するためのヨーク磁気異
方性の制御が重要である。また、磁気回路的に効率を低
下させない、すなわち、短磁路かつ高効率であってしか
も透磁率を低下させない異方性制御方法が必要となる。
【0006】この異方性制御方法を用いた水平ヨーク型
磁気ヘッドが、既に特開平4−167211号公報で提
案されている。この公報で開示されたヨーク型磁気ヘッ
ドの構成を図9に示す。このヨーク型磁気ヘッドは、磁
気抵抗効果膜30と、この磁気抵抗効果膜30に磁気的
に接続された磁気ヨーク300と、磁気ヨーク300の
少なくとも磁気ギャップの形成部のギャップ深さ方向の
中間部に磁気ギャップを横切ってギャップ長方向に延
び、この方向に通電がなされる通電層320と、を備え
た構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記異方性制御方法
は、素子サイズがおよそ1μm以上の比較的大きな再生
磁気ヘッドでは相対的に通電層320の磁気ヨーク30
0に対する割合が小さいために有効であった。しかしな
がら、高記録密度化による微細化が進行している現状で
は再生ヘッドの短磁路化が必須であるが、上記方法を用
いたヨーク型磁気ヘッドでは磁気ヨーク300間に通電
層320が配置されているために短磁路化が困難であ
る。仮に、通電層320を薄膜化したとしても通電層3
20が磁気ギャップとして作用し磁気ヨーク300内の
リラクタンスが大きくなってしまう。また、磁気ヘッド
の微細化により磁気ヨーク300内での磁化回転の連続
性が通電層320により阻害されピンニングサイトとし
て作用し、ノイズ発生源となってしまう。
【0008】その他のヨーク型磁気ヘッドは、磁気ヨー
クの磁化方向と磁気抵抗効果素子のフリー層の磁化方向
とが磁気回路構成上必ずしも平行ではないものが多く、
上記のような電流磁界によるバイアス効果は使用するこ
とが難しかった。また、磁気ヘッド構成上、磁気抵抗効
果素子部と磁気ヨーク部とに同時に電流磁界バイアスを
印可することは困難であった。
【0009】さらに、従来のヨーク型磁気ヘッドにおい
ては、MR素子のフリー層の磁化・膜厚積が磁気ヨーク
のそれに比べて小さいために、MR素子部のリラクタン
スが大きくなり、磁束効率の低下により磁気ヘッド出力
が基本的に小さくなるという課題があった。
【0010】さらには、高密度化により磁気ヨーク部お
よびMR素子部が小さくなるために反磁界が大きくな
り、軟磁性体からなる磁気ヨークおよびMR素子部の透
磁率が低下するという問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、高効率かつ高S/N比な高密度記録信号の
再生を可能としたヨーク型磁気ヘッドを提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のヨーク型磁気ヘ
ッドは、媒体対抗面から磁気ヘッドの後方に伸びる磁気
ヨークと、媒体対抗面より後方にて磁気ヨークの媒体対
抗面と平行な面に形成された磁気抵抗効果膜と、磁気抵
抗効果膜を膜面上下から挟む第一及び第二の電極と、を
備え、前記第一または第二の電極が導電性強磁性体部と
導電性非磁性体部から構成されていることを特徴とする
ヨーク型磁気ヘッドを提供する。
【0013】この発明において、次の形態を採用するこ
とができる。
【0014】1) 電極は、前記導電性強磁性体層
と前記導電性非磁性体層の2層以上の積層体からなって
いる。
【0015】2) 各電極の磁気抵抗効果膜に最も
近接する部分を導電性非磁性体部とし、この導電性非磁
性体よりも外側(磁気抵抗効果膜から離れた側)に形成
された部分を導電性強磁性体部とする。例えば、磁気抵
抗効果膜の上表面に形成された上電極では、その最下層
を導電性非磁性体部とし、その上層を導電性強磁性体部
とすることができる。また、磁気抵抗効果膜の下表面に
形成された下電極では、その最上層を導電性非磁性体部
とし、その下層を導電性強磁性体部とすることができ
る。
【0016】3) 各電極の磁気抵抗効果膜に最も
近接する部分を導電性強磁性体部とし、この導電性強磁
性体部よりも外側(磁気抵抗効果膜から離れた側)に形
成された部分を導電性非磁性体部とする。
【0017】4) 磁気抵抗効果膜は、外部磁界が
ゼロの状態において所定の磁化を備え、外部磁界が加わ
る状態でこの所定の方向から磁化が変化する磁化フリー
層、外部磁界がゼロの状態及び外部磁界が加わった状態
でも略一定の磁化方向を維持する磁化ピン層、及び磁化
フリー層及び磁化ピン層の間に形成された非磁性層を備
える。磁気抵抗効果膜には、これらの3層の他にもキャ
ップ層、ピン層を磁化固着するための反強磁性体層、下
地層なども含まれる。
【0018】上記磁気抵抗効果素子には、電子のトンネ
ル効果を利用したトンネル型MR膜(TMR)も用いて
もよい。また、界面における電子の反射を利用した強面
反射層をフリー層あるいはピン層に挿入したスピンバル
ブ型MR膜を用いることも可能である。尚、本発明にお
ける磁気抵抗効果膜は、特許第2637360号に詳細
に記述されており、その対応の記載を参照する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】(第1の実施形態)本発明によるヨーク型
磁気ヘッドの第1の実施の形態を図1および図2を用い
て説明する。図1は第1実施形態の水平ヨーク型磁気ヘ
ッドのビット長方向の断面図であり、図2は第1実施形
態の水平ヨーク型磁気ヘッドのトラック幅方向の断面図
である。
【0021】本実施形態のヨーク型磁気ヘッド1は、一
対の磁気ヨーク10と、下部電極20と、磁気抵抗効果
膜30(以下、MR膜ともいう)と、導電性強磁性体部
40aおよび導電性非磁性体部40bからなる上部電極
40と、ハードバイアス膜50と、を備えている。磁気
ヨーク10は、MR膜30と磁気的および電気的に結合
されている。また、下部電極20は後述の磁気ヨークウ
イング部10bに電気的に接続された構成となってい
る。すなわち磁気ヨーク10は下部電極20の一部とし
て機能している構成となっている。なお、ハードバイア
ス膜50は磁気ヨークウイング部10bのトラック幅方
向の側部に設けられている。
【0022】また、図1には、垂直記録媒体100の記
録層101と記録ビット102が模式的に描かれてい
る。本実施形態のヨーク型磁気ヘッドは垂直磁気記録の
みならず、面内磁気記録にも適用ができる。
【0023】本実施形態においては、後述の図5に示さ
れるような上部電極ピラー部は形成されていない。いわ
ゆる、ピラーレスであるが、上部電極40が突き出たピ
ラー部が存在しても構わない。
【0024】図1において磁気ヨーク10は磁気ヨーク
先端部10aと、磁気ヨークウイング部10bとから構
成される。磁気ヨークウイング部10bは、磁気ヨーク
10全体の磁気異方性制御がより容易になるように形成
されているもので、無くても問題はない。磁気ヨークウ
イング部10bがある場合は、たとえば、反強磁性体と
強磁性体との交換結合を利用して磁気ヨークウイング部
10bの磁気異方性を制御したり、硬磁性体により磁気
ヨークウイング部10bの端部から磁気異方性を制御す
ることも可能である。
【0025】また、一対の磁気ヨーク10は同一平面上
に、再生磁気ギャップ12,13を挟む形で設置され
る。磁気ヨーク10の形成面は、媒体対向面80と略平
行である。再生磁気ギャップ12,13は、図1に示さ
れるように媒体対向面側の磁気ギャップ12が狭く、媒
体対向面から離れるに従って広くなる形状を有する。再
生磁気ギャップ12,13はできるだけ滑らかな曲線を
描く方が望ましい。再生磁気ギャップにおいては、最も
広い部分13は最も狭い部分12の30倍以下であるこ
とが望ましく、さらには、10倍以下であることが好ま
しい。
【0026】また、MR膜30は、外部磁界がゼロの状
態において所定の磁化を備え、外部磁界が加わる状態で
この所定の方向から磁化が変化する磁化フリー層(図示
せず)、外部磁界がゼロの状態及び外部磁界が加わった
状態でも略一定の磁化方向を維持する磁化ピン層(図示
せず)、及び磁化フリー層及び磁化ピン層の間に形成さ
れた非磁性層(図示せず)を備える。MR膜30には、
これらの3層の他にもキャップ層(図示せず)、ピン層
を磁化固着するための反強磁性体層(図示せず)、下地
層(図示せず)なども含まれる。
【0027】なお、上記MR膜30として、電子のトン
ネル効果を利用したトンネル型MR膜(TMR)も用い
てもよい。また、界面における電子の反射を利用した強
面反射層をフリー層あるいはピン層に挿入したスピンバ
ルブ型MR膜を用いることも可能である。
【0028】本実施形態のヨーク型磁気ヘッド1では、
上部電極40の一部40aが軟磁気特性を有する強磁性
体で構成される。磁気ヨーク10の形状から考えると媒
体対向面80からMR膜30までの距離は、磁気ヨーク
幅に比べて非常に短い。従って、そのままでは媒体対向
面80から吸いあがる媒体信号磁束が反磁界の影響によ
りMR膜30へ吸いあがりにくくなる。しかしながら、
上部電極40の一部40aを軟磁性強磁性体にすること
により、磁気回路上、非常に大きかった磁気ヨーク10
のリラクタンス、および非常に薄いために大きくなるM
R膜30のフリー層のリラクタンスを大幅に低減するこ
とが可能となる。従って、フリー層への流入磁束は増大
する。また、強磁性体部40aはできるだけ大きな面積
で磁気ヨーク10とオーバーラップした方が望ましい。
これにより磁気ヨーク10全体の反磁界を低減すること
ができる。
【0029】強磁性体部40aは上部磁気ギャップ部1
3の幅および長さG1(図1参照)より大きいことが好
ましい。すなわち、強磁性体部40aは、上部磁気ギャ
ップ部13を覆う形となる。さらには強磁性体部40a
は、MR膜30の幅(図2参照)よりも大きいことが好
ましい。すなわち、MR膜30のSV膜部を覆うことに
なる。さらには、強磁性体部40aは、磁気ヨーク10
の幅よりも大きいことが好ましい。従って、上部電極4
0が全面にわたって完全に強磁性体部40aと非磁性体
部40bの積層型であってもよい。しかしながら、この
中で最も好ましい形態としては、強磁性体部40aが上
部磁気ギャップ13の長さ以上でMR膜30の長さ以下
の大きさである時である。この時最もフリー層への侵入
磁束量は増加する。
【0030】上部電極強磁性部40aに用いる材料は、
我々の研究の結果、比透磁率が50以上あることが望ま
れ、さらには500以上であれば好ましい。従って、図
1に示される本実施形態では、上部電極40の最下層4
0aすなわちMR膜30との接触層がNiFe(パーマ
ロイ)やCoFe、Co−Zr−Nbなどのアモルファ
ス系合金などの軟磁気特性を有する強磁性体で構成され
ている。
【0031】上部電極の強磁性体部40aは、MR膜3
0との距離が50nm以下でなければならない。さらに
は、MR膜30のフリー層(図示せず)との距離が50
nm以下であるとなお好ましい。距離が50nmより離
れるとフリー層への磁束効率は向上しなくなる。さらに
上部電極強磁性体部40aの膜厚は、フリー層の膜厚以
上であることが好ましく、さらには、2倍以上であるこ
とが好ましい。フリー層の膜厚より小さい場合は、フリ
ー層への侵入磁束量の増大効果はほとんど得られない。
【0032】図1において、電流の通電方向は、トラッ
ク幅方向とは略垂直となる方向である。これにより、ト
ラック幅方向に電流磁界を印加できるため、磁気ヨーク
10およびフリー層の磁気異方性制御が容易となる。本
実施形態の場合、5mA程度のセンス電流の通電におい
ても、フリー層および磁気ヨーク10には磁気異方性制
御に十分な電流磁界が得られた。
【0033】なお、上部電極40と下部電極20の電流
の流れが一方向になることが好ましい。図1において
は、上部電極40の図の左方向から下部電極の図の右側
方向に通電される。これにより磁気ヨーク10およびフ
リー層に同方向の電流磁界が印加されることになる。
【0034】以上説明したように、上部電極40の一部
40aを軟磁性強磁性体にすることにより、磁気回路
上、磁気ヨーク10のリラクタンスおよびMR膜30の
フリー層のリラクタンスを大幅に低減することが可能と
なり、これによりフリー層への流入磁束を増大させ、磁
気回路の磁束効率を増大させることができ、短磁路化お
よび高効率が可能となるとともに磁気ヘッドの出力を増
大することができる。また、強磁性体部40aはできる
だけ大きな面積で磁気ヨーク10とオーバーラップする
ことにより、磁気ヨーク10全体の反磁界を低減するこ
とが可能となり、磁気ヨーク10およびMR膜の透磁率
が低減するのを防止することができる。また、磁気ヨー
ク10およびフリー層の磁気異方性制御が容易となるこ
とにより、バルクハウゼンノイズを低減することがで
き、高S/N比の高密度記録信号の再生が可能となる。
【0035】(第2の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第2の実施形態を図3を参照して説
明する。図3は第2の実施形態のヨーク型磁気ヘッドの
トラック幅方向の断面図である。この第2の実施形態の
ヨーク型磁気ヘッドは、磁気ヨーク10と、MR膜30
と、上部電極42と、下部電極(図示せず)を有してお
り、上部電極42がバイアス導体として機能する構成と
なっている。ここでいうバイアス導体とは、電流磁界に
より磁気ヨーク10およびMR膜30のフリー層の磁気
異方性をトラック幅方向に制御するために設けられた導
電体である。なお、この実施形態においても第1の実施
形態と同様に、上部電極42は、強磁性体部42aおよ
び非磁性体部42bを積層した構成となっている。しか
し、第1の実施形態と異なり、この第2の実施形態にお
いては、MR膜30に接しているのは非磁性体部42b
であり、この非磁性体部42b上に強磁性体部42aが
形成された構成となっている。なお、下部電極は、第1
の実施形態と同様にビット長方向において、磁気ヨーク
のウイング部と電気的に接続されている。
【0036】図3に示すように、バイアス導体を上部電
極42または下部電極(図示せず)と併用することによ
り、磁気ヨーク10およびMR膜30のフリー層にバイ
アス導体が近づくことが可能となり、より大きな電流磁
界を印加することができる。
【0037】バイアス導体には、できるだけ大きな電流
密度の電流を通電するのが電流磁界の増大という観点か
ら望ましい。しかし、通電時の電気抵抗によるジュール
熱の影響を考慮する必要がある。ジュール熱はできるだ
け小さい方がよい。従って、バイアス導体42の非磁性
体部42bとしては、Au、Cu、Ag、W、Pt、T
a、Tiのような材料を用いることが好ましい。さらに
は単層膜で、さらには単一組成材料であることが好まし
い。さらに、その結晶粒径は、低抵抗化のためには10
nm以上であることが望ましい。
【0038】バイアス導体42は、図3に示すように非
磁性体部42bと強磁性体部42aの積層構造をとるこ
と、あるいは、バイアス導体が導電性強磁性体層からな
ることが好ましい。これにより、磁気ヨーク10および
MR膜30のフリー層が磁気的に還流し、エッジ部の磁
化が安定する効果がある。
【0039】図3に示すように、強磁性体部42aと非
磁性体部42bの積層構造を有するバイアス導体42の
場合、強磁性体部42aにより電流磁界を効率的に磁気
ヨーク10あるいはフリー層に収束させることが可能と
なり、磁気ヨーク10およびフリー層における電流磁界
強度を上げることが可能となる。
【0040】なお、この第2の実施形態も、上部電極4
2が強磁性体部42aと非磁性体部42bから構成され
ているため、第1の実施形態と同様に、高効率かつ高S
/N比な高密度記録信号の再生が可能となる。
【0041】(第3の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第3の実施形態を図4を参照して説
明する。図4は、第3の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
のトラック幅方向の断面図である。この第3の実施形態
のヨーク型磁気ヘッドは、図3に示す第2の実施形態に
おいて、上部電極42を上部電極44に置き換えた構成
となっている。この上部電極44は、導電性強磁性体部
44aと導電性非磁性体部44bから構成されて、第2
の実施形態の場合と同様に、バイアス導体を兼ねてい
る。そして、非磁性体部44bがMR膜30の上面に接
するように形成され、強磁性体部44aが非磁性体部4
4bの上面および側面を覆うように形成されている。な
お、強磁性体部44aが導電性であるため、非磁性体部
44bと強磁性体部44aとの間には、絶縁性非磁性体
部43が設けられている。
【0042】このように本実施形態においては、強磁性
体部44aが非磁性体部44bの上面および側面を覆う
ように形成されているため、そのままでは空間に発散し
ていた電流磁界をより効率的に収束させることができ
る。さらには図4にも示すように強磁性体部44aの先
端が磁気ヨーク10側に突き出ているように構成すれば
更に、空間に発散していた電流磁界をより効率的に収束
させることができる。
【0043】なお、この第3の実施形態も、上部電極4
4が強磁性体部44aと非磁性体部44bとから構成さ
れているため、第2の実施形態と同様に、高効率かつ高
S/N比な高密度記録信号の再生が可能となる。
【0044】図4においては、強磁性体部44aが電導
性であるために、強磁性体部44aは絶縁性非磁性体部
43により電気的に分離されているが、強磁性体部44
aの比抵抗が電導性非磁性体部44bの比抵抗より大き
ければ、絶縁性非磁性体部43を挿入する必要性はな
い。この時、強磁性体部44aは電導性非磁性体部44
bの5倍以上の比抵抗を有することが好ましく、さらに
は10倍以上であることが好ましい。
【0045】(第4の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第4の実施形態を図5を参照して説
明する。図5は、第4の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
のビット長方向の断面図である。
【0046】この第4の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
は、第1の実施形態において、上部電極40を上部電極
45に置き換えた構成となっている。そして、上部電極
45は、MR膜30に接するように形成された強磁性体
部45aと、非磁性体部45bと、強磁性体部45aと
非磁性体部45bとの間に形成されたピラー部45cと
を有している。強磁性体部45aは、MR膜30へのフ
ラックス流入をアシストする磁気ヨークと考える。
【0047】図5に示すように、上部電極45にピラー
部45cを有する場合には、上部電極45の強磁性体部
45aは上部電極45の非磁性体部45bから突き出た
部分(ピラー部45c)からの電流磁界をシールドする
効果がある。従って、強磁性体部45aが無い場合に懸
念されるピラー部45cからの電流磁界の磁気ヨーク1
0およびMR膜30のフリー層への影響はほとんど無視
できる程度になる。強磁性体部45aは導電性であるの
で、上部電極45の一部として用いられる。 この場
合、上記のアシスト磁気ヨークの大きさは、MR膜30
の大きさと同等かあるいは大きいことが好ましい。MR
膜30より小さいとアシスト磁気ヨークの効果が充分に
得られない。
【0048】この第4の実施形態も、上部電極45が強
磁性体部45aと非磁性体部45bとから構成されてい
るため、第1の実施形態と同様に、高効率かつ高S/N
比な高密度記録信号の再生が可能となる。
【0049】(第5の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第5の実施形態を図6を参照して説
明する。図6は、第5の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
のビット長方向の断面図である。
【0050】この第5の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
は、第2の実施形態において、上部電極40を上部電極
46に置き換えるとともに、バイアス導体60を新たに
設けた構成となっている。すなわち、バイアス導体60
は第2の実施形態と異なり上部電極46と別に設けられ
た構成となっている。そして、上部電極46は、MR膜
30に接するように形成された強磁性体部45aと、こ
の強磁性体部46aの側面に接するように形成された非
磁性体部45bとを備えている。
【0051】この第5の実施形態も、上部電極46が強
磁性体部46aと非磁性体部46bとから構成されてい
るため、第2の実施形態と同様に、高効率かつ高S/N
比な高密度記録信号の再生が可能となる。
【0052】(第6の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第6の実施形態を図7を参照して説
明する。図7は、第6の実施形態のヨーク型磁気ヘッド
のビット長方向の断面図である。
【0053】本実施形態のヨーク型磁気ヘッドは、図5
に示す第4の実施形態において、上部電極45を上部電
極47に置き換えた構成となっている。上部電極47
は、強磁性体部47aと、非磁性体部47b、47c
と、を備えている。強磁性体部47aの方が非磁性体部
47b、47cより電気抵抗が大きい。上部電極47の
非磁性体部47b、47cはMR膜30に向かってピラ
ー部47cが形成されている。MR膜30にはピラー部
47cと、強磁性体部47aが接続される。ピラー部4
7cの周囲に強磁性体部47aが形成されている。こう
することにより、ピラー部47cからの電流磁界を強磁
性体部47aによってシールドする効果がある。また、
強磁性体部47aの電気抵抗を非磁性体部47b、47
cのそれより大きくすることにより、センス電流をMR
膜30の高感度領域に集中させることができ、さらに大
きな出力を有するヨーク型磁気ヘッドを得ることが可能
となる。この場合、我々の実験結果では、強磁性体部4
7aに用いられる材料は、Co−Fe−AlOやNi
−Fe−AlO、Fe−Al−N、Fe−Ta−Nな
どの比抵抗で50μΩcm以上ある高抵抗なグラニュラ
ー軟磁性膜が好ましい。非磁性体部47aは、Cu,A
u,Agなどの低抵抗材料を用いるのが好ましい。
【0054】この実施形態も、上部電極47が強磁性体
部47aと、非磁性体部47b、47cとから構成され
ているため、第4の実施形態と同様に、高効率かつ高S
/N比な高密度記録信号の再生が可能となる。
【0055】なお、第1乃至第6の実施形態において
は、上部電極を、強磁性体部と、非磁性体部とから構成
したが、下部電極がMR膜に接するように形成されてい
る場合には、下部電極を強磁性体部と、非磁性体部とか
ら構成するようにしても、同様の効果を得ることが可能
となる。
【0056】(第7の実施形態)次に、本発明によるヨ
ーク型磁気ヘッドの第7の実施形態の構成を図8に示
す。この第7の実施形態のヨーク型磁気ヘッドは、記録
部・再生部分離形成型磁気ヘッドであって、その構成断
面図を図8に示す。この実施形態のヨーク型磁気ヘッド
は、再生部150と、記録部200とを有している。再
生部150は、上記第1乃至第6の実施形態のいずれか
の磁気ヘッドに用いられた再生部であり、記録部200
は、磁極210と、記録コイル220とを有している。
磁極210は、磁極先端部210aと、磁気ヨーク21
0bとからなっている。再生部150と、記録部200
とは、媒体対向面80が同一平面上にあるように構成さ
れている。
【0057】この実施形態のヨーク型磁気ヘッドも、高
効率かつ高S/N比な高密度記録信号の再生が可能とな
ることはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明によれば、
高効率かつ高S/N比な高密度記録信号の再生が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第1の実施
形態の構成を示すビット長方向の断面図。
【図2】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第1の実施
形態の構成を示すトラック幅方向の断面図。
【図3】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第2の実施
形態の構成を示すトラック幅方向の断面図。
【図4】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第3の実施
形態の構成を示すトラック幅方向の断面図。
【図5】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第4の実施
形態の構成を示すビット長方向の断面図。
【図6】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第5の実施
形態の構成を示すビット長方向の断面図。
【図7】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第6の実施
形態の構成を示すビット長方向の断面図。
【図8】本発明によるヨーク型磁気ヘッドの第7の実施
形態の構成を示すビット長方向の断面図。
【図9】従来のヨーク型磁気ヘッドの構成を示すビット
長方向の断面図。
【符号の説明】 1 ヨーク型磁気ヘッド 10 磁気ヨーク 10a 磁気ヨーク先端部 10b 磁気ヨークウイング部 12 磁気ギャップ(媒体対向側) 13 磁気ギャップ(MR膜側) 20 下部電極 30 MR膜 40 上部電極 40a 強磁性体部 40b 非磁性体部 42 上部電極 42a 強磁性体部 42b 非磁性体部 43 絶縁性非磁性体部 44 上部電極 44a 強磁性体部 44b 非磁性体部 45 上部電極 45a 強磁性体部 45b 非磁性体部 45c ピラー部 46 上部電極 46a 強磁性体部 46b 非磁性体部 47 上部電極 47a 強磁性体部 47b 非磁性体部 50 ハードバイアス膜 60 バイアス導体 80 媒体対向面 100 垂直記録媒体 101 記録層 102 記録ビット 150 再生部 200 記録部 210 磁極 210a 磁極先端部 210b 磁気ヨーク 220 記録コイル 300 磁気ヨーク 320 通電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 館 山 公 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 原 通 子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 與 田 博 明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2G017 AA02 AA10 AD05 AD55 AD65 5D034 AA02 BA02 BA03 BA08 BA12 BA18 CA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体対抗面から磁気ヘッドの後方に伸びる
    磁気ヨークと、 前記媒体対抗面より後方にて前記磁気ヨークの前記媒体
    対抗面と平行な面に形成された磁気抵抗効果膜と、 前記磁気抵抗効果膜を膜面上下から挟む第一及び第二の
    電極と、 を備え、前記第一または第二の電極が導電性強磁性体部
    と導電性非磁性体部から構成されていることを特徴とす
    るヨーク型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】前記導電性非磁性体部は前記磁気抵抗効果
    膜に接し、前記導電性強磁性体部は前記導電性非磁性体
    部が前記磁気抵抗効果膜に接する面と反対の面におい
    て、前記導電性非磁性体部と接することを特徴とする請
    求項1記載のヨーク型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】前記導電性強磁性体部は前記磁気抵抗効果
    膜に接し、前記導電性非磁性体部は前記導電性強磁性体
    部が前記磁気抵抗効果膜に接する面と反対の面におい
    て、前記導電性強磁性体部と接することを特徴とする請
    求項1記載のヨーク型磁気ヘッド。
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