JP2002236537A - データ入力装置、データ入力方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

データ入力装置、データ入力方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2002236537A
JP2002236537A JP2001033141A JP2001033141A JP2002236537A JP 2002236537 A JP2002236537 A JP 2002236537A JP 2001033141 A JP2001033141 A JP 2001033141A JP 2001033141 A JP2001033141 A JP 2001033141A JP 2002236537 A JP2002236537 A JP 2002236537A
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津義 八木沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字記号を入力する際の入力操作性を改善す
る。 【解決手段】 複数の画面に係わるデータが記憶され
る。これらの複数の画面には各々、所定の配列順序で並
んだ複数の文字記号(あかさたな列31)が表示される
とともに、該複数の文字記号のうちの少なくとも1つ
(拡大文字33)が他とは異なる所定の表示方法で表示
される。ここで、表示制御手段が、前記記憶されたデー
タの中から各画面に係わるデータを、ユーザの第1の操
作に応じて選択して読み出し、該データに対応する画面
をディスプレイ2に表示させる。そして、ユーザによる
第2の操作があったときに、確定手段が、ディスプレイ
2に表示されていた画面における前記所定の表示方法で
表示された少なくとも1つ文字記号(拡大文字33)に
おける所定の1つの文字記号(入力候補文字32)を、
入力すべき文字記号として確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ入力装置、
データ入力方法、プログラム、及び記憶媒体に関し、特
に、片手で持ち、指でダイヤル及びキーを操作してデー
タを入力するデータ入力装置、該データ入力装置に適用
されるデータ入力方法、該データ入力方法を実行するプ
ログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、片手で持って指でダイヤルやキー
を操作してデータを入力するデータ入力端末として、例
えば特開平11−8672号公報及び特開平11−86
73号公報に開示される装置が知られている。該装置で
は、本体の表面に回転ダイヤルを設置し、ダイヤルの回
転に応じてアルファベットを、(A−B−…−Z)また
は(Z−Y−…−A)と1文字ずつ順に画像表示部に表
示するようにし、所望の文字が表示された時点でダイヤ
ルを押下して、入力文字を決定していた。
【0003】また、特開平7−283879号公報に開
示されているデータ入力端末では、行送りキーとジョグ
ダイヤルとを設置し、行送りキーにより(ア−カ−サ−
タ−ナ−…)と行送りを行い、選択された行(例えばア
行)の文字群(アイウエオ)中からジョグダイヤルの回
転と押下によって入力文字(ア−イ−ウ−エ−オ)の選
択を行っていた。
【0004】また、特開平5−3506号公報に開示さ
れた携帯無線装置では、回転式ノブを操作してアルファ
ベットを選択し、これによって文字を入力している。回
転式ノブを右に回せばアルファベットはAからZの向き
に降順に変化し、左に回せばZからAの向きに昇順に変
化する。入力すべきダイヤルファベットが表示された時
点で確定ボタンを押して入力文字を確定していた。
【0005】また、特開2000−196727号公報
に開示された携帯情報端末では、回転可能かつ回転軸線
方向に摺動可能なコントロールダイヤルを設け、このコ
ントロールダイヤルを回転して子音部「あ、か、さ、
た、な、…」を選択し、コントロールダイヤルを回転軸
線方向に摺動させて母音部を選択し、これによって文字
を入力している。
【0006】また、携帯電話などにおいては、10個程
度のプッシュボタンによって子音を選択し、選択したプ
ッシュボタンを連打することによって母音を選択するこ
とが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平11−8672号公報及び特開平11−8673
号公報に開示されるデータ入力端末では、ダイヤルの回
転に応じて1文字ずつ入力候補文字が表示されるため、
表示された文字の入力文字群全体における位置が分かり
難く、所望の文字を表示させるまでにダイヤルをどの方
向にどの程度回転させればよいのかが分かり難いという
問題点があった。
【0008】また、特開平7−283879号公報に開
示されるデータ入力端末では、行送りキーにより(ア−
カ−サ−タ−ナ−…)と行送りを行い、選択表示された
行(例えばア行)の文字群(アイウエオ)中からジョグ
ダイヤルの回転と押下によって入力文字(ア−イ−ウ−
エ−オ)の選択を行っているので、1文字入力するため
に行送りキーの押下とジョグダイヤルの回転および押下
という異なる操作の切り替えが必要であり、指を行送り
キーおよびジョグダイヤルの位置に交互に移動させなけ
ればならないので、操作が煩雑であるという問題点があ
った。さらに、行送りキーにより(ア−カ−サ−タ−ナ
−…)と行送りを行った際に、1行ずつ(例えば、アイ
ウエオ)しか行内容が表示されないので、表示された文
字の入力文字群全体における位置が分かり難いという問
題点があった。
【0009】また、特開平5−3506号公報に開示さ
れた携帯無線装置では、ノブの回転に応じて1文字ずつ
入力候補文字が表示されるため、入力可能な文字全体に
おける表示された文字の位置が分かり難く、所望の文字
を表示させるまでにダイヤルをどの方向にどの程度回転
させればよいかが分かり難いという問題点があった。
【0010】また、特開2000−196727号公報
に開示された携帯情報端末では、コントロールダイヤル
を回転して子音部で選択を行い(例えば「か」行を選
択)、ディスプレイに表示された「か」、「き」、
「く」、「け」、「こ」の中の所望の文字を、コントロ
ールダイヤルを回転軸線方向に摺動させて選択する。こ
の装置では、個数の多い子音の選択より個数の少ない母
音の選択において、指の大きな動作を要するという問題
点があった。
【0011】また、上記携帯電話における、多数のプッ
シュボタンによって子音を選択し、連打することによっ
て母音を選択する方法では、子音を選択する際にいちい
ち手元のプッシュボタンを見なければならないという問
題点があった。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、文字記号を入力する際の入力操作性を
改善したデータ入力装置、データ入力方法、及び記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、ユーザの第1の操作
に応じて、所定の配列順序で並んだ複数の文字記号が表
示されるとともに、該複数の文字記号のうちの少なくと
も1つが他とは異なる所定の表示方法で表示されるよう
表示装置の表示を制御する表示制御手段と、ユーザによ
る第2の操作があったときに前記表示装置に表示されて
いた画面における前記所定の表示方法で表示された少な
くとも1つの文字記号における所定の1つの文字記号
を、入力すべき文字記号として確定する確定手段とを有
することを特徴とするデータ入力装置が提供される。
【0014】請求項15記載の発明によれば、ユーザの
第1の操作に応じて、複数のグループのうち各グループ
における複数の文字記号が所定の配列順序で並んでそれ
ぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号のうちの各
1つが他とは異なる所定の表示方法で表示されるよう表
示装置に表示させる表示制御手段と、ユーザによる第2
の操作があったときに前記表示装置に表示されていた画
面における前記所定の表示方法で表示された文字記号
を、入力すべき文字記号として確定する確定手段とを有
することを特徴とするデータ入力装置が提供される。
【0015】請求項17記載の発明によれば、ユーザの
第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ複数の文
字記号が表示されるとともに、該複数の文字記号のうち
の各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示されるよ
う表示装置に表示させる表示制御手段と、ユーザによる
第2の操作があったときに前記表示装置に表示されてい
た画面における前記所定の表示方法で表示された文字記
号を、入力すべき文字記号として確定する確定手段とを
有することを特徴とするデータ入力装置が提供される。
【0016】請求項18記載の発明によれば、ユーザの
第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数の上位文
字記号が所定の配列順序で並んで表示されるとともに、
該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1つが他と
は異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、さらに、
該表示された少なくとも1つの上位文字記号に属する複
数の下位文字記号のうちの各1つが表示されるよう表示
装置に表示させる表示制御手段と、ユーザによる第2の
操作があったときに前記表示装置に表示されていた下位
文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確定手
段とを有することを特徴とするデータ入力装置が提供さ
れる。
【0017】また、請求項32記載の発明によれば、表
示装置を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力
方法において、ユーザの第1の操作に応じて、所定の配
列順序で並んだ複数の文字記号が表示されるとともに、
該複数の文字記号のうちの少なくとも1つが他とは異な
る所定の表示方法で表示されるよう前記表示装置の表示
を制御する表示制御ステップと、ユーザによる第2の操
作があったときに前記表示装置に表示されていた画面に
おける前記所定の表示方法で表示された少なくとも1つ
の文字記号における所定の1つの文字記号を、入力すべ
き文字記号として確定する確定ステップとを有すること
を特徴とするデータ入力方法を提供する。
【0018】請求項39記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法に
おいて、ユーザの第1の操作に応じて、複数のグループ
のうち各グループにおける複数の文字記号が所定の配列
順序で並んでそれぞれ表示されるとともに、該複数の文
字記号のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で
表示されるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステ
ップと、ユーザによる第2の操作があったときに前記表
示装置に表示されていた画面における前記所定の表示方
法で表示された文字記号を、入力すべき文字記号として
確定する確定ステップとを有することを特徴とするデー
タ入力方法を提供する。
【0019】請求項41記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法に
おいて、ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序
で並んだ複数の文字記号が表示されるとともに、該複数
の文字記号のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方
法で表示されるよう前記表示装置に表示させる表示制御
ステップと、ユーザによる第2の操作があったときに前
記表示装置に表示されていた画面における前記所定の表
示方法で表示された文字記号を、入力すべき文字記号と
して確定する確定ステップとを有することを特徴とする
データ入力方法を提供する。
【0020】請求項42記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法に
おいて、ユーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成
する複数の上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示
されるとともに、該複数の上位文字記号のうちの各少な
くとも1つが他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表
示され、さらに、該表示された少なくとも1つの上位文
字記号に属する複数の下位文字記号のうちの各1つが表
示されるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステッ
プと、ユーザによる第2の操作があったときに前記表示
装置に表示されていた下位文字記号を、入力すべき文字
記号として確定する確定ステップとを有することを特徴
とするデータ入力方法を提供する。
【0021】さらに、請求項47記載の発明によれば、
表示装置を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入
力方法をプログラムとして記憶した、コンピュータによ
り読み出し可能な記憶媒体において、前記データ入力方
法が、ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で
並んだ複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の
文字記号のうちの少なくとも1つが他とは異なる所定の
表示方法で表示されるよう前記表示装置の表示を制御す
る表示制御ステップと、ユーザによる第2の操作があっ
たときに前記表示装置に表示されていた画面における前
記所定の表示方法で表示された少なくとも1つの文字記
号における所定の1つの文字記号を、入力すべき文字記
号として確定する確定ステップとを有することを特徴と
する記憶媒体を提供する。
【0022】請求項54記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、複数のグループのうち各グ
ループにおける複数の文字記号が所定の配列順序で並ん
でそれぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号のう
ちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示される
よう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、ユ
ーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に表
示されていた画面における前記所定の表示方法で表示さ
れた文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確
定ステップとを有することを特徴とする記憶媒体を提供
する。
【0023】請求項56記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ複
数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記号
のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示さ
れるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップ
と、ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装
置に表示されていた画面における前記所定の表示方法で
表示された文字記号を、入力すべき文字記号として確定
する確定ステップとを有することを特徴とする記憶媒体
を提供する。
【0024】請求項57記載の発明によれば、表示装置
を備えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数の
上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示されるとと
もに、該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1つ
が他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、さ
らに、該表示された少なくとも1つの上位文字記号に属
する複数の下位文字記号のうちの各1つが表示されるよ
う前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、ユー
ザによる第2の操作があったときに前記表示装置に表示
されていた下位文字記号を、入力すべき文字記号として
確定する確定ステップとを有することを特徴とする記憶
媒体を提供する。
【0025】また更に、請求項62記載の発明によれ
ば、表示装置を備えたデータ入力装置に適用されるデー
タ入力方法を実行させるプログラムにおいて、前記デー
タ入力方法が、ユーザの第1の操作に応じて、所定の配
列順序で並んだ複数の文字記号が表示されるとともに、
該複数の文字記号のうちの少なくとも1つが他とは異な
る所定の表示方法で表示されるよう前記表示装置の表示
を制御する表示制御ステップと、ユーザによる第2の操
作があったときに前記表示装置に表示されていた画面に
おける前記所定の表示方法で表示された少なくとも1つ
の文字記号における所定の1つの文字記号を、入力すべ
き文字記号として確定する確定ステップとを有すること
を特徴とするプログラムを提供する。
【0026】請求項63の発明によれば、表示装置を備
えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を実行
可能なプログラムにおいて、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、複数のグループのうち各グ
ループにおける複数の文字記号が所定の配列順序で並ん
でそれぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号のう
ちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示される
よう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、ユ
ーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に表
示されていた画面における前記所定の表示方法で表示さ
れた文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確
定ステップとを有することを特徴とするプログラムを提
供する。
【0027】請求項64の発明によれば、表示装置を備
えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を実行
可能なプログラムにおいて、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ複
数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記号
のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示さ
れるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップ
と、ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装
置に表示されていた画面における前記所定の表示方法で
表示された文字記号を、入力すべき文字記号として確定
する確定ステップとを有することを特徴とするプログラ
ムを提供する。
【0028】請求項65の発明によれば、表示装置を備
えたデータ入力装置に適用されるデータ入力方法を実行
可能なプログラムにおいて、前記データ入力方法が、ユ
ーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数の
上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示されるとと
もに、該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1つ
が他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、さ
らに、該表示された少なくとも1つの上位文字記号に属
する複数の下位文字記号のうちの各1つが表示されるよ
う前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、ユー
ザによる第2の操作があったときに前記表示装置に表示
されていた下位文字記号を、入力すべき文字記号として
確定する確定ステップとを有することを特徴とするプロ
グラムを提供する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0030】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
るデータ入力端末の第1の実施の形態における外観構成
を示す外観図である。
【0031】図1に示すように、本体1上に、データを
表示するディスプレイ2、電源のオンオフを行うための
電源キー4、メニューの選択を行うためのメニューキー
5、複数のスイッチが一体に構成されてカーソルの移動
や、かな漢字変換の指示を行うためのカーソルキー6、
データの削除または後退を行うためのクリアキー7、か
な漢字変換結果の確定やメニュー選択結果の確定や改行
を行うための確定改行キー8、かな入力モードとローマ
字入力モードと数字入力モードとを巡回的に切り替える
ためのモードキー9、ダイヤルを回転させて入力文字を
選択しダイヤルを押下して選択した文字を入力するため
の文字入力ダイヤル10が配置されている。またディス
プレイ2には、各文字入力モードに応じて、ユーザが文
字入力モードと入力候補文字を分かるように、文字入力
案内3が常時表示される。ユーザは文字入力案内3を見
ながら文字入力ダイヤル10を指で回転させて入力文字
を選択し、所望の入力候補文字が文字入力案内3に表示
された時点でダイヤルを押下して入力文字を決定し、文
字を入力する。
【0032】図2は、上記のデータ入力端末の各部位の
サイズを示すデータ入力端末の外観図である。
【0033】図2に示すように、本装置の本体1のサイ
ズは、縦119.0mm×横39.0mmである。ディ
スプレイ2は、縦40.0mm×横33.0mmであ
る。電源キー4と、メニューキー5と、クリアキー7
と、確定改行キー8と、モードキー9は、縦5.0mm
×横8.5mmの楕円形である。カーソルキー6は直径
13.0mmの円形である。文字入力ダイヤル10は直
径25.0mmの円形である。これらの全ての操作キー
は、図3に示すように、ユーザが片手で本装置を持った
ときに親指一本で操作できるように、本体1の中央付近
に配置されている。図3は、ユーザが片手でデータ入力
端末を持った状態を示す図である。
【0034】図4は、上記のデータ入力端末の電気的な
内部構成を示すブロック図である。
【0035】図4に示すように本装置は、ディスプレイ
2、文字入力案内3の表示データを記憶した文字入力案
内記憶部18、電源キー4、メニューキー5、カーソル
キー6、クリアキー7、確定改行キー8、モードキー
9、文字入力ダイヤル10、装置全体の制御を行うCP
U11、編集中の入力テキストデータなどを一時的に記
憶するRAM12、ROM13、表示制御部14、テキ
スト編集部15、かな漢字変換部16、辞書17とから
構成されている。
【0036】図5は、文字入力ダイヤル10の平面構成
図であり、図6は、文字入力ダイヤル10を側面から見
た断面図である。
【0037】図に示すように、ダイヤル本体20を、ダ
イヤル取り付け基盤27に立設した複数の支持ローラ2
1で回転自在に支持し、回転検知ローラ22がダイヤル
本体20に内接し、回転検知ローラ22に連接されたロ
ータリーエンコーダ26によってダイヤル本体20の回
転角が検出される。また、板バネ24が板バネ取り付け
基盤23を介してダイヤル取り付け基盤27に設置され
ており、ダイヤル本体20が回転すると、ダイヤル本体
20の裏に設置されたクリック感生成突起25が、後述
の構成を持つ板バネ24に触れることにより弱いクリッ
ク感が生じる。またダイヤル取り付け基盤27は複数の
プッシュボタン28を介して本体1に設置されている。
プッシュボタン28は押下されると、クリック感を生じ
るとともにスイッチがオンになるようになっているの
で、ダイヤル本体20を指で押下するとクリック感が生
じるとともにダイヤルの押下が検出される。
【0038】図7は、板バネ24の構成を示す平面図で
ある。
【0039】この板バネ24は、それぞれ12個の山状
部24aと切欠溝24bを持っており、これによってダ
イヤル本体20が角度30度回転するごとに弱いクリッ
ク感が生じる。
【0040】図8は、ダイヤル本体20が回転する際に
板バネ24によってクリック感が生成される機構を示す
図である。
【0041】ダイヤル本体20が回転すると、その裏側
に一体化して付加されているクリック感生成突起25が
板バネ24の切欠溝24bから山状部24aを経て隣接
の切欠溝24bに移動する際に、板バネ24の反発弾性
によって弱いクリック感が生じる。なお、ダイヤル本体
20を回転させる程度の力では、図6に示すプッシュボ
タン28がオンになることはない。
【0042】次に、本装置におけるテキスト編集処理
を、フローチャートに基づきユーザの操作と関連付けて
説明する。なお、テキスト編集処理は、ユーザがカーソ
ルキー5、クリアキー6、確定改行キー8、モードキー
9、文字入力ダイヤル10を操作することによって実行
される。CPU11、RAM12、ROM13、表示制
御部14、テキスト編集部15、かな漢字変換部16、
辞書17、文字入力案内記憶部18において、ユーザの
操作に応じてテキスト編集処理が行われ、その結果がデ
ィスプレイ2に表示される。テキスト編集処理におい
て、カーソルの移動、文字の削除、かな漢字変換、変換
候補の選択、改行等の処理は一般に知られている方法に
よるので、それらの説明は省略し、以下の説明では、文
字入力ダイヤル10の操作によるかな文字入力処理(図
9)、ローマ字入力処理(図18)、数字入力処理(図
25)について述べる。
【0043】図10は、かな文字入力処理(図9)にお
けるディスプレイ2に表示される一般的な表示画面を示
す図である。
【0044】ディスプレイ2には、カーソル41と、か
な用の文字入力案内3とが表示されている。かな用の文
字入力案内3は、ひらがな五十音の各行における先頭文
字の一覧「あかさたなはまやらわ点」(以下ではこれを
「あかさたな列」31という)と入力候補文字32(こ
こでは「あ」)とからなる。また、あかさたな列31の
中では、入力候補文字32を含む行の先頭文字のフォン
トが拡大して表示され(以下ではこれを「拡大文字」3
3という)、その右上に入力候補文字32(ここでは
「あ」)が添付表示される。
【0045】図11〜図13は、かな文字入力処理にお
ける文字入力ダイヤル10の回転角θ(ここでθは時計
回り方向を正とする)と、その回転角θに応じて表示さ
れる文字入力案内3との関係を示す図である。
【0046】図11〜図13に示すように、α(=θ
mod 2160)の値に応じて、文字入力ダイヤル1
0が30度回転する毎に、文字入力案内3(=あかさた
な列31+入力候補文字32)が順次切り替えられて表
示される。例えば、ユーザが文字入力ダイヤル10を時
計回りに50度回転すれば(θ=50、α=50)、あ
かさたな列31中の拡大文字33は「あ」となり、入力
候補文字32は「い」となる(図14)。また、ユーザ
が文字入力ダイヤル10を反時計回りに400度回転す
れば(θ=−400、α=1760)、あかさたな列3
1中の拡大文字33は「ら」となり、入力候補文字32
は「れ」となる(図15)。
【0047】文字入力ダイヤル10を時計回りに回転さ
せていくと、図11〜図13に示すように、文字入力案
内3において、拡大文字33が「あ」のときは、その右
上に入力候補文字32が「あ→い→う→え→お→ぁ
(小)→ぃ(小)→ぅ(小)→ぇ(小)→ぉ(小)→っ
(小)→ー」と順次切り替えられて表示される。さら
に、文字入力ダイヤル10を時計回りに回転させていく
と、文字入力案内3において拡大文字33が「か」とな
り、その右上に入力候補文字32が「か→き→く→け→
こ→゛」と順次切り替えて表示される。さらに、文字入
力ダイヤル10を反時計回りに回転させていくと、文字
入力案内3において拡大文字33が「か」のまま、その
右上に入力候補文字32が「゛→こ→け→く→き→か」
と順次切り替えて表示される。さらに、文字入力ダイヤ
ル10を反時計回りに回転させていくと、文字入力案内
3において拡大文字33が「あ」となり、その右上に入
力候補文字32が「ー→っ(小)→ぉ(小)→ぇ(小)
→ぅ(小)→ぃ(小)→ぁ(小)→お→え→う→い→
あ」と順次切り替えて表示される。さらに、文字入力ダ
イヤル10を反時計回りに回転させていくと、文字入力
案内3において拡大文字33が「点」となり、その右上
に入力候補文字32が「空白→:→;→!→?→。
→、」と順次切り替えて表示される。
【0048】ユーザは文字入力ダイヤル10を、時計回
りまたは反時計回りに回転させて、あかさたな列31中
の拡大文字33を見ながら所望の文字の含まれる行を選
択し、拡大文字33の右上に表示される入力候補文字3
2を見ながら所望の文字が表示された時点で文字入力ダ
イヤル10を押下して文字を入力する。
【0049】図9は、かな文字入力処理の手順を示すフ
ローチャートである。ここでは、図16および図17を
参照して、ユーザが「かんじ」と入力する場合を例にと
りながらかな文字入力処理について説明する。図16お
よび図17は、かな文字入力処理における「かんじ」と
入力する場合のディスプレイ2の一連の表示画面を示す
図である。
【0050】先ずステップS101で、文字入力案内3
(あかさたな列31+入力候補文字32)をディスプレ
イ2に表示する(図16(1))。所望の文字「か」が
入力候補文字32に表示されるまでユーザが文字入力ダ
イヤル10を回転させる。
【0051】ステップS102において、かな文字入力
処理を終了させるか否かが判定され、終了させない場
合、ステップS103において、ダイヤルが操作(回
転、押下)されたか否かが判定される。ダイヤルが操作
(回転、押下)されたと判定された場合、その操作が回
転ならば、ステップS104においてダイヤルの回転角
が検出され、ステップS105において、検出された回
転角に応じて文字入力案内3を切り替えて、図16
(1)〜(7)に示すように表示する。そして、ステッ
プS102へ戻る。
【0052】所望の文字「か」が入力候補文字32とし
て表示された時点でユーザが文字入力ダイヤル10を押
下すると、ステップS102〜S103からステップS
106に進み、入力候補文字32に表示されている文字
「か」が入力文字として確定し、図16(8)に示すよ
うに、カーソル41の位置に表示される。
【0053】次に、所望の文字「ん」が入力候補文字3
2に表示されるまでユーザが文字入力ダイヤル10を
(例えば反時計回りに)回転させると、ステップS10
2、ステップS103、ステップS104、ステップS
105において文字入力案内3が切り替えられて、図1
6(8)〜(9)に示すように表示される。所望の文字
「ん」が入力候補文字32として表示された時点でユー
ザが文字入力ダイヤル10を押下すると、ステップS1
02、ステップS103、ステップS106において文
字「ん」が入力文字として確定し、図17(10)に示
すように表示される。
【0054】つぎに、所望の文字「し」が入力候補文字
32に表示されるまでユーザが文字入力ダイヤル10を
回転させると、ステップS102、ステップS103、
ステップS104、ステップS105において文字入力
案内3が切り替えられて、図17(10)〜(11)に
示すように表示される。所望の文字「し」が入力候補文
字32として表示された時点でユーザが文字入力ダイヤ
ル10を押下すると、ステップS102、ステップS1
03、ステップS106において文字「し」が入力文字
として確定し、図17(12)に示すように表示され
る。
【0055】最後に、所望の文字「゛(濁点)」が入力
候補文字32に表示されるまでユーザが文字入力ダイヤ
ル10を回転させると、ステップS102、ステップS
103、ステップS104、ステップS105において
文字入力案内3が切り替えられて、図17(12)〜
(13)に示すように表示される。所望の文字「゛」が
入力候補文字32として表示された時点でユーザが文字
入力ダイヤル10を押下すると、ステップS102、ス
テップS103、ステップS106において文字
(「し」+「゛」=)「じ」が入力文字として確定し、
図17(14)に示すように表示される。
【0056】以上述べたように、入力候補文字32と、
ひらがな全域(あかさたなはまやらわ点)における入力
候補文字32の位置とを、文字入力案内3を用いてユー
ザに分かり易く表示して提示することにより、ユーザは
文字入力ダイヤル10をどちら向きにどの程度回転させ
れば良いかが分かり、ダイヤルの回転と押下という簡単
な操作によって、指を狭い範囲で動かすことだけで、ひ
らがな文字の入力が可能になる。
【0057】次に、ローマ字入力処理(図18)につい
て説明する。
【0058】図19および図20は、ローマ字入力処理
におけるディスプレイ2に表示される一般的な表示画面
を示す図である。
【0059】図19において、ディスプレイ2には、カ
ーソル41と、大文字用の文字入力案内3とが表示され
ており、文字入力案内3の中の入力候補文字32(ここ
では「D」)がフォントを拡大して表示される。図20
において、ディスプレイ2には、カーソル41と、小文
字用の文字入力案内3とが表示されており、文字入力案
内3の中の入力候補文字32(ここでは「b」)がフォ
ントを拡大して表示される。
【0060】ローマ字入力処理においては、文字入力ダ
イヤル10の回転角に応じて、大文字用の文字入力案内
3(図19)と、小文字用の文字入力案内3(図20)
とが切り替えて表示され、入力候補文字32のフォント
が拡大して表示される。
【0061】図21〜図23は、ローマ字入力処理にお
ける文字入力ダイヤル10の回転角θ(ここでθは時計
回り方向を正とする)と、その回転角θに応じて表示さ
れる文字入力案内3との関係を示す図である。
【0062】図に示すように、α(=θ mod 21
60)の値に応じて、文字入力ダイヤル10が30度回
転する毎に、文字入力案内3とその中の入力候補文字3
2とが順次切り替えられて表示される。例えば、ユーザ
が文字入力ダイヤル10を時計回りに100度回転すれ
ば(θ=100、α=100)、大文字用の文字入力案
内3の中で入力候補文字32「D」がフォントを拡大し
て表示される(図19)。また、ユーザが文字入力ダイ
ヤル10を時計回りに1120度回転すれば(θ=11
20、α=1120)、小文字用の文字入力案内3の中
で入力候補文字32「b」がフォントを拡大して表示さ
れる(図20)。
【0063】文字入力ダイヤル10を時計回りに回転さ
せていくと、図21〜図23に示すように、大文字用の
文字入力案内3において、入力候補文字32が「A→B
→C→…→Z」と順次フォントを拡大して表示される。
さらに、文字入力ダイヤル10を時計回りに回転させて
いくと、小文字用の文字入力案内3において、入力候補
文字32が「a→b→c→…→z」と順次フォントを拡
大して表示される。また、文字入力ダイヤル10を反時
計回りに回転させていくと、大文字用の文字入力案内3
においては、入力候補文字32が「Z→Y→X→…→
A」と順次フォントを拡大して表示され、小文字用の文
字入力案内3においては、入力候補文字32が「z→y
→x→…→a」と順次フォントを拡大して表示される。
【0064】ユーザは文字入力ダイヤル10を回転させ
て、文字入力案内3を見ながら、所望の入力候補文字3
2が拡大表示された時点で文字入力ダイヤル10を押下
して文字を入力する。
【0065】図18は、ローマ字入力処理の手順を示す
フローチャートである。ここでは、図24を参照して、
ユーザが「Cat」と入力する場合を例にとりながらロ
ーマ字入力処理について説明する。図24は、ローマ字
入力処理における「Cat」と入力する場合のディスプ
レイ2の一連の表示画面を示す図である。
【0066】先ずステップS201で、入力候補文字3
2を拡大した文字入力案内3をディスプレイ2に表示す
る(図24(1))。所望の文字「C」が入力候補文字
32として表示されるまでユーザが文字入力ダイヤル1
0を回転させる。
【0067】ステップS202において、ローマ字入力
処理を終了させるか否かが判定され、終了させない場
合、ステップS203において、ダイヤルが操作(回
転、押下)されたか否かが判定される。ダイヤルが操作
(回転、押下)されたと判定された場合、その操作が回
転ならば、ステップS204においてダイヤルの回転角
が検出され、ステップS205において、検出された回
転角に応じて文字入力案内3を切り替えて、図24
(1)〜(3)に示すように、文字入力案内3中のフォ
ントが拡大表示される入力候補文字32が変化する。そ
して、ステップS202へ戻る。
【0068】所望の文字「C」が拡大表示された時点で
ユーザが文字入力ダイヤル10を押下すると、ステップ
S202〜S203からステップS206に進み、文字
「C」が入力文字として確定し、図24(4)に示すよ
うに、カーソル41の位置に表示される。
【0069】次に、所望の文字「a」が入力候補文字3
2として拡大表示されるまでユーザが文字入力ダイヤル
10を回転させると、ステップS202、ステップS2
03、ステップS204、ステップS205において、
文字入力案内3が大文字用から小文字用に切り替わり、
文字入力案内3中の入力候補文字32のフォントが拡大
表示される(図24(4)〜(5))。所望の文字
「a」が拡大表示された時点でユーザが文字入力ダイヤ
ル10を押下すると、ステップS202、ステップS2
03、ステップS206において文字「a」が入力文字
として確定し、図24(6)に示すように表示される。
【0070】最後に、所望の文字「t」が入力候補文字
32として拡大表示されるまでユーザが文字入力ダイヤ
ル10を回転させると、ステップS202、ステップS
203、ステップS204、ステップS205におい
て、文字入力案内3中の入力候補文字32のフォントが
拡大表示される(図24(6)〜(7))。所望の文字
「t」が拡大表示された時点でユーザが文字入力ダイヤ
ル10を押下すると、ステップS202、ステップS2
03、ステップS206において、文字「t」が入力文
字として確定し、図24(8)に示すように表示され
る。
【0071】以上述べたように、入力候補文字32と、
ローマ字全域における入力候補文字32の位置とを、文
字入力案内3を用いてユーザに分かり易く表示して提示
することにより、ユーザは文字入力ダイヤル10をどち
ら向きにどの程度回転させれば良いかが分かり、ダイヤ
ルの回転と押下という簡単な操作によって、指を狭い範
囲で動かすだけで、ローマ字の入力が可能になる。
【0072】次に、数字入力処理(図25)について説
明する。
【0073】図26は、数字入力処理におけるディスプ
レイ2に表示される一般的な表示画面を示す図である。
【0074】図26において、ディスプレイ2には、カ
ーソル41と、数字用の文字入力案内3とが表示されて
おり、文字入力案内3中の入力候補文字32(ここでは
「3」)のフォントが拡大して表示される。
【0075】図27は、数字入力処理における文字入力
ダイヤル10の回転角θ(ここでθは時計回り方向を正
とする)と、その回転角θに応じて拡大表示される入力
候補文字32との関係を示す図である。
【0076】図に示すように、α(=θ mod 72
0)の値に応じて文字入力案内3の中の入力候補文字3
2が順次フォントを拡大して表示される。例えば、ユー
ザが文字入力ダイヤル10を時計回りに100度回転す
れば(θ=100、α=100)、数字用の文字入力案
内3の中で入力候補文字32(ここでは「4」)のフォ
ントが拡大して表示される。
【0077】文字入力ダイヤル10を時計回りに回転さ
せていくと、数字用の文字入力案内3において、入力候
補文字32が「1→2→3→…→0」と順次フォントを
拡大して表示される。また、文字入力ダイヤル10を反
時計回りに回転させていくと、入力候補文字32が「0
→9→8→…→1」と順次フォントを拡大して表示され
る。
【0078】ユーザは文字入力ダイヤル10を回転させ
て、文字入力案内3を見ながら、所望の入力候補文字3
2が拡大表示された時点で文字入力ダイヤル10を押下
して文字を入力する。
【0079】図25は、数字入力処理の手順を示すフロ
ーチャートである。ここでは、図28を参照して、ユー
ザが「2 (空白)7」と入力する場合を例にとりなが
ら数字入力処理について説明する。図28は、数次入力
処理における「2 (空白)7」と入力する場合のディ
スプレイ2の一連の表示画面を示す図である。
【0080】先ずステップS301で、入力候補文字3
2を拡大した文字入力案内3をディスプレイ2に表示す
る(図28(1))。所望の文字「2」が入力候補文字
32として表示されるまでユーザが文字入力ダイヤル1
0を回転させる。
【0081】ステップS302において、数字入力処理
を終了させるか否かが判定され、終了させない場合、ス
テップS303において、ダイヤルが操作(回転、押
下)されたか否かが判定される。ダイヤルが操作(回
転、押下)されたと判定された場合、その操作が回転な
らば、ステップS304においてダイヤルの回転角が検
出され、ステップS305において、検出された回転角
に応じて文字入力案内3を切り替えて、図28(1)〜
(2)に示すように、文字入力案内3中のフォントが拡
大表示される入力候補文字32が変化する。そして、ス
テップS302へ戻る。
【0082】所望の文字「2」が拡大表示された時点で
ユーザが文字入力ダイヤル10を押下すると、ステップ
S302〜S303からステップS306に進み、文字
「2」が入力文字として確定し、図28(3)に示すよ
うに、カーソル41の位置に表示される。
【0083】次に、所望の文字「 (空白)」が入力候
補文字32として拡大表示されるまでユーザが文字入力
ダイヤル10を回転させると、ステップS302、ステ
ップS303、ステップS304、ステップS305に
おいて、文字入力案内3の入力候補文字32のフォント
が順次拡大表示される(図28(3)〜(4))。所望
の文字「 (空白)」が拡大表示された時点でユーザが
文字入力ダイヤル10を押下すると、ステップS30
2、ステップS303、ステップS306において、文
字「 (空白)」が入力文字として確定し、図28
(5)に示すように表示される。
【0084】最後に、所望の文字「7」が入力候補文字
32として拡大表示されるまでユーザが文字入力ダイヤ
ル10を回転させると、ステップS302、ステップS
303、ステップS304、ステップS305におい
て、文字入力案内3の入力候補文字32のフォントが順
次拡大表示される(図28(5)〜(6))。所望の文
字「7」が拡大表示された時点でユーザが文字入力ダイ
ヤル10を押下すると、ステップS302、ステップS
303、ステップS306において、文字「7」が入力
文字として確定し、図28(7)に示すように表示され
る。
【0085】以上述べたように、入力候補文字32と、
数字(および記号)全域における入力候補文字32の位
置とを、文字入力案内3を用いてユーザに分かり易く表
示して提示することにより、ユーザは文字入力ダイヤル
10をどちら向きにどの程度回転させれば良いかが分か
り、ダイヤルの回転と押下という簡単な操作によって、
指を狭い範囲で動かすだけで、数字(および記号)の入
力が可能になる。
【0086】ところで、前記第1の実施の形態において
は、図11、図12、図13、図21、図22、図2
3、図27に示すように、文字入力ダイヤル10が30
度回転する毎に、文字入力案内3とその中の入力候補文
字32とが順次切り替えられて表示されるようになって
いるが、文字入力案内3とその中の入力候補文字32と
が順次切り替わる文字入力ダイヤル10の回転角のピッ
チは、如何なる角度(例えば、5度、10度、20度)
であってもよい。また、文字入力ダイヤル10の回転速
度や回転加速度に応じて、文字入力案内3とその中の入
力候補文字32とを順次切り替えて表示してもよい。
【0087】また、前記第1の実施の形態における文字
入力ダイヤル10に代わって、図29に示すような文字
選択ダイヤル19a及び文字確定キー19bを設けるよ
うにしてもよい。図29は、第1の実施の形態とは異な
る構成を備えたデータ入力端末を示す外観図である。
【0088】すなわち、図29に示すデータ入力端末で
は、ディスプレイ2、電源キー4、メニューキー5、カ
ーソルキー6、クリアキー7、確定改行キー8、モード
キー9は、第1の実施の形態と同一であるが、回転可能
で入力文字を選択するための文字選択ダイヤル19a
と、選択した文字を確定して入力するための文字確定キ
ー19bとが第1の実施の形態と異なる。
【0089】ユーザは文字入力案内3を見ながら文字選
択ダイヤル19aを指で回転させて入力文字を選択し、
所望の入力候補文字が文字入力案内3に表示された時点
で文字確定キー19bを押下して文字を入力する。
【0090】図29に示すデータ入力端末では、文字選
択ダイヤル19aと文字確定キー19bとを分離して構
成する。このように構成することによって、文字選択ダ
イヤル19aの回転による入力文字の選択操作と、文字
確定キー19bの押下による入力文字の確定操作とを分
離でき、文字入力速度は遅くなるが、より確実な文字入
力が可能になる。
【0091】また、前記第1の実施の形態では、入力候
補文字32または拡大文字33の文字の大きさを拡大し
て識別可能に表示したが、文字のフォントや文字の色な
どを変えて識別可能に表示するようにしても良い。
【0092】さらに、前記第1の実施の形態におけるデ
ータ入力端末を、図30に示すように、リモコン本体4
2とディスプレイ2とに分離し、両者の間で通信できる
構成にしてもよい。この場合、リモコン本体42上に
は、電源キー4、メニューキー5、カーソルキー6、ク
リアキー7、確定改行キー8、モードキー9、文字入力
ダイヤル10を設ける。
【0093】このようにディスプレイ2とリモコン本体
42とを分離することにより、ディスプレイ2がテレビ
などであった場合に、遠隔操作でテレビに対するデータ
入力が可能になる。
【0094】(第2の実施の形態)図31は、本発明に
係るデータ入力装置を搭載したファクシミリ装置の外観
を示す図である。
【0095】図31に示すように、本ファクシミリ装置
では本体101上に、操作ボード102と給紙トレイ1
06が配置されている。また、本体101と操作ボード
102との間にはハンディスキャナ105が取り外し可
能に設置されている。また、取り外し可能な受話器10
4が本体101上に設置されている。操作ボード102
の上にはディスプレイ103が設置されている。
【0096】図32は、操作ボード102の詳しい構成
を示す図である。
【0097】操作ボード102上には、掌を置くパーム
レスト121、メール機能を利用するためのメールキー
128、回転させて電話帳の中からファクシミリの送信
先を選択するための電話帳ダイヤル129、送信先を選
択した後ファクシミリの送信をスタートさせるためのス
タートキー130、ファクシミリの送信を中止させるた
めのストップキー131、電話の通話先やファクシミリ
の送信先を入力するための電話ダイヤルキー132とが
配置されている。ディスプレイ103は操作ボード10
2に対して回転可能な構成となっており、その画面の下
には機能キーF1〜F4が配置される。機能キーF1〜
F4は、ディスプレイ103の画面下部に表示される各
種の機能を選択するためのものである。
【0098】掌を置くパームレスト121は、ほぼ水平
に構成されており、その上には、カーソルを上下左右に
移動したり、かな漢字変換を指示するためのカーソルキ
ー122、回転可能であり入力文字群を選択するための
文字入力ダイヤル123、連続して押下されることで入
力文字の選択に使われる連打キー124、かな漢字変換
候補の確定や改行に使用される確定キー125、文字を
削除するためのクリアキー126、かなと英字の各入力
モードを巡回的に切り替えるためのモードキー127が
配置されている。
【0099】図33は、ユーザが操作ボード102を右
手で操作して文字を入力している状態を示す図である。
【0100】ユーザはパームレスト121上に右手の掌
を置き、主にカーソルキー122を親指で、文字入力ダ
イヤル123と連打キー124を人差し指で、確定キー
125を中指で、クリアキー126を薬指で、モードキ
ー127を小指で操作する。他の指で操作してもよい。
【0101】図34は、本ファクシミリ装置における電
気的な主な構成要素を示すブロック図であり、文字デー
タの入力に関係しない部分は図示を省略している。
【0102】図に示すように本装置は、カーソルキー1
22、文字入力ダイヤル123、連打キー124、確定
キー125、クリアキー126、モードキー127、メ
ールキー128、電話帳ダイヤル129、スタートキー
130、ストップキー131、電話ダイヤルキー13
2、機能キーF1、機能キーF2、機能キーF3、機能
キーF4、ディスプレイ103、表示処理部133、テ
キスト編集部134、CPU135、RAM137、R
OM138、通信部139から構成されており、通信部
139を介して公衆回線網に接続されている。
【0103】図35は、文字入力ダイヤル123および
連打キー124の平面図であり、図36は、文字入力ダ
イヤル123および連打キー124を側面から見た断面
図である。
【0104】図35及び図36に示すように、文字入力
ダイヤル123を、操作ボード102に立設した複数の
支持ローラ152で回転自在に支持する。回転検知ロー
ラ151は文字入力ダイヤル123に内接し、回転検知
ローラ151に連接したロータリーエンコーダ153に
よって文字入力ダイヤル123の回転角が検出される。
連打キー124は文字入力ダイヤル123の中心部にあ
る穴の中央位置に設置されており、反撥弾性を持ったヒ
ンジ部156を介して操作ボード102に設置されてい
る。連打キー124の真下の位置には反撥弾性をもった
金属ドーム接点154と固定接点155とが操作ボード
102上に設置されている。連打キー124の背面には
突起部157が一体に構成されており、連打キー124
が押下されると、突起部157を介して金属ドーム接点
154が押下され、金属ドーム接点154が固定接点1
55に接触して連打キー124の押下が検出されるとと
もに、ヒンジ部156と金属ドーム接点154の反撥弾
性によりクリック感を生成している。文字入力ダイヤル
123の表面には滑り止めが形成されている。
【0105】図37および図46は、ディスプレイ10
3に表示される画面を示す図であり、図37はかな入力
モード表示、図46は英字入力モード表示である。
【0106】文字入力の際にはディスプレイ103にカ
ーソル141、入力ナビゲーション142、入力候補文
字143が表示される。また機能キーF1〜F4に対応
する位置には操作メニュー144がユーザの操作に応じ
て切り替えられて表示される。
【0107】図38は、かな入力モードにおける、文字
入力ダイヤル123の回転角θ(A=θ mod 72
0)と、表示される入力ナビゲーション142と、連打
により表示される入力候補文字143との関係を示す図
である。
【0108】回転角θは時計回りの方向を正とする。例
えば文字入力ダイヤル123の回転角θが100度なら
ば、入力ナビゲーション142には「あかさたなはまや
らわ点記」が表示され、その中の文字「か」がフォント
を拡大して(または色を変えて)表示される。この状態
で連打キー124を連続して押下すると、入力候補文字
143が「か→き→く→け→こ→が→ぎ→ぐ→げ→ご→
か→き」と巡回的に切り替えられて表示される。例え
ば、回転角θが100度である状態で連打キー124を
3回押下すると、入力候補文字143は「く」になる。
このように、ユーザは文字入力ダイヤル123を回転さ
せて所望の入力文字に対応する入力ナビゲーション14
2を選択し、この入力ナビゲーション142の表示状態
で連打キー124を連打して入力候補文字143を選択
する。
【0109】図39は、こうした文字入力処理である文
字入力ルーチンR400を示すフローチャートである。
なお、テキスト編集においては、文字入力の他に、カー
ソル移動、文字の削除、改行等の処理が存在するが、そ
れらは公知の方法による。したがって、ここでは、文字
入力についてだけ説明し、他の処理の説明は省略する。
【0110】ステップS401において、入力ナビゲー
ション142を表示する。ステップS402において、
文字入力処理が終了したか否かを判定し、終了していな
ければステップS403において、文字入力ダイヤル1
23が一定の角度(例えば5度)以上回転されたか否か
を判定する。文字入力ダイヤル123が一定の角度(例
えば5度)以上回転されていればステップS404に進
み、回転されていなければステップS407に進む。
【0111】ステップS404において入力候補文字が
表示されているか否かを判定する。入力候補文字が表示
されていればステップS405へ進み、表示されていな
ければステップS406へ進む。ステップS405で
は、その入力候補文字を入力文字として確定する。ステ
ップS406においては、文字入力ダイヤル123の回
転角θに応じて入力ナビゲーション142を切り替えて
表示する。
【0112】一方、ステップS407においては、連打
キー124の押下があったか否かを判定する。連打キー
124が押下されていればステップS408において次
の入力候補文字143を表示する。
【0113】図40〜図45は、かなを入力する際にお
けるユーザの一連の操作と、その操作に対応して表示さ
れる表示画面との関係を示す図である。ここではユーザ
が、文字入力ダイヤル123と連打キー124とを人差
し指で操作して、電子メールの文章を入力したり、ファ
クシミリの宛先を入力したりする場合を例示する。例え
ば、「かんじ」と入力する場合を例にとって説明する。
【0114】まずユーザは、メールキー128や機能キ
ーF1〜F4を操作して文章作成モードに移る。する
と、文字入力ルーチンR400のステップS401にお
いて、図40(1)のようにディスプレイ103に入力
ナビゲーション142が表示される。
【0115】所望の入力文字「か」に対応する入力ナビ
ゲーション142が表示されるまで文字入力ダイヤル1
23を回すと、ステップS402,S403,S40
4,S406をへて、図40(2)のようにディスプレ
イ103に新たな入力ナビゲーション142が表示され
る。
【0116】入力候補文字143として所望の入力文字
「か」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図40(3)のようにディスプレイ103
に入力候補文字143が表示される。
【0117】ここで、所望の入力文字「ん」に対応する
入力ナビゲーション142が表示されるまで文字入力ダ
イヤル123を回すと、ステップS402,S403,
S404,S405をへて、入力候補文字143として
図40(3)に示された文字「か」が入力文字として確
定し、ステップS406において図41(4)のように
新たな入力ナビゲーション142がディスプレイ103
に表示される。
【0118】入力候補文字143として所望の入力文字
「ん」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図41(5)、図41(6)および図42
(7)のようにディスプレイ103に入力候補文字14
3が切り替えられて表示される。
【0119】ここで、所望の入力文字「じ」に対応する
入力ナビゲーション142が表示されるまで文字入力ダ
イヤル123を回すと、ステップS402,S403,
S404,S405をへて、入力候補文字143として
図42(7)に示された文字「ん」が入力文字として確
定し、ステップS406において図42(8)のように
新たな入力ナビゲーション142がディスプレイ103
に表示される。
【0120】入力候補文字143として所望の入力文字
「じ」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図42(9)、図43(10)、図43
(11)、図43(12)、図44(13)、図44
(14)および図44(15)のようにディスプレイ1
03に入力候補文字143が切り替えられて表示され
る。
【0121】ここで、文字入力ダイヤル123を反時計
回りに60度ほど回すと、ステップS402,S40
3,S404,S405をへて、入力候補文字143と
して図44(15)に示された文字「じ」が入力文字と
して確定し、図45(16)のように新たな入力ナビゲ
ーション142がディスプレイ103に表示される。
【0122】図47は、英字入力モードにおける、文字
入力ダイヤル123の回転角θ(A=θ mod 72
0)と、表示される入力ナビゲーション142と、連打
によって表示される入力候補文字143との関係を示す
図である。
【0123】回転角θは時計回りの方向を正とする。例
えば文字入力ダイヤル123の回転角θが250度なら
ば、入力ナビゲーション142には「JKL MNO
PQRS Space」が表示され、その中の文字「J
KL」がフォントを拡大して(または色を変えて)表示
される。この状態で連打キー124を連続して押下する
と入力候補文字143が「j→k→l→J→K→L→j
→k」と巡回的に切り替えられて表示される。例えば、
回転角θが250度である状態で連打キー124を2回
押下すると「k」が入力候補文字143になる。例えば
文字入力ダイヤル123の回転角θが200度ならば、
入力ナビゲーション142には「ABCDEF GHI
Space」が表示され、その中の文字「Spac
e」がフォントを拡大して(または色を変えて)表示さ
れ、この状態で連打キー124を押下すると「Spac
e(半角スペース)」が入力候補文字143になる。こ
のように、ユーザは文字入力ダイヤル123を回転させ
て所望の入力文字に対応する入力ナビゲーション142
を選択し、この入力ナビゲーション142が表示された
状態で連打キー124を連打して入力候補文字143を
選択する。
【0124】図48〜図56は、英字を入力する際にお
けるユーザの一連の操作と、その操作に対応して表示さ
れる表示画面との関係を示す図である。ここではユーザ
が、文字入力ダイヤル123と連打キー124とを人差
し指で操作して、電子メールの文章を入力したり、ファ
クシミリの宛先の名前を入力したりする。例えば「De
sign」と入力する場合を例にとって説明する。
【0125】まずユーザは、メールキー128や機能キ
ーF1〜F4を操作して文章作成モードに移る。する
と、文字入力ルーチンR400のステップS401にお
いて、図48(1)のようにディスプレイ103に入力
ナビゲーション142が表示される。
【0126】所望の入力文字「D」に対応する入力ナビ
ゲーション142が表示されるまで文字入力ダイヤル1
23を回すと、ステップS402,S403,S40
4,S406をへて、図48(2)のようにディスプレ
イ103に新たな入力ナビゲーション142が表示され
る。
【0127】入力候補文字143として所望の入力文字
「D」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図48(3)、図49(4)、図49
(5)および図49(6)のようにディスプレイ103
に入力候補文字143が表示される。
【0128】ここで、文字入力ダイヤル123を時計回
りに60度ほど回すと、ステップS402,S403,
S404,S405をへて、入力候補文字143として
図49(6)に示された文字「D」が入力文字として確
定し、図50(7)のように新たな入力ナビゲーション
142がディスプレイ103に表示される。
【0129】次の所望の入力文字「e」に対応する入力
ナビゲーション142が表示されるまで文字入力ダイヤ
ル123を回すと、ステップS402,S403,S4
04,S405をへて、ステップS406において図5
0(8)のように新たな入力ナビゲーション142がデ
ィスプレイ103に表示される。
【0130】入力候補文字143として所望の入力文字
「e」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図50(9)および図51(10)のよう
にディスプレイ103に入力候補文字143が表示され
る。
【0131】ここで、次の所望の入力文字「s」に対応
する入力ナビゲーション142が表示されるまで文字入
力ダイヤル123を回すと、ステップS402,S40
3,S404,S405をへて、入力候補文字143と
して図51(10)に示された文字「e」が入力文字と
して確定し、ステップS406において図51(11)
のように新たな入力ナビゲーション142がディスプレ
イ103に表示される。
【0132】入力候補文字143として所望の入力文字
「s」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図51(12)、図52(13)、図52
(14)および図52(15)のようにディスプレイ1
03に入力候補文字143が表示される。
【0133】ここで、次の所望の入力文字「i」に対応
する入力ナビゲーション142が表示されるまで文字入
力ダイヤル123を回すと、ステップS402,S40
3,S404,S405をへて、入力候補文字143と
して図52(15)に示された文字「s」が入力文字と
して確定し、ステップS406において図53(16)
のように新たな入力ナビゲーション142がディスプレ
イ103に表示される。
【0134】入力候補文字143として所望の入力文字
「i」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図53(17)、図53(18)および図
54(19)のようにディスプレイ103に入力候補文
字143が表示される。
【0135】文字入力ダイヤル123を反時計回りに6
0度ほど回すと、ステップS402,S403,S40
4,S405をへて、入力候補文字143として図54
(19)に示された文字「i」が入力文字として確定
し、図54(20)のように新たな入力ナビゲーション
142がディスプレイ103に表示される。
【0136】次の所望の入力文字「g」に対応する入力
ナビゲーション142が表示されるまで文字入力ダイヤ
ル123を回すと、ステップS402,S403,S4
04,S405をへて、ステップS406において図5
4(21)のように新たな入力ナビゲーション142が
ディスプレイ103に表示される。
【0137】入力候補文字143として所望の入力文字
「g」が表示されるまで連打キー124を押下すると、
ステップS402,S403,S407,S408をへ
て、図55(22)のようにディスプレイ103に入力
候補文字143が表示される。
【0138】ここで、次の所望の入力文字「n」に対応
する入力ナビゲーション142が表示されるまで文字入
力ダイヤル123を回すと、ステップS402,S40
3,S404,S405をへて、ステップS406にお
いて図55(23)のように新たな入力ナビゲーション
142がディスプレイ103に表示される。
【0139】入力候補文字143として所望の入力文字
「n」が表示されるまで連打キー124を連続して押下
すると、ステップS402,S403,S407,S4
08をへて、図55(24)および図56(25)のよ
うにディスプレイ103に入力候補文字143が表示さ
れる。
【0140】文字入力ダイヤル123を反時計回りに6
0度ほど回すと、ステップS402,S403,S40
4,S405をへて、入力候補文字143として図56
(25)に示された文字「n」が入力文字として確定
し、図56(26)のように新たな入力ナビゲーション
142がディスプレイ103に表示される。
【0141】以上述べたように第2の実施の形態では、
手元を見ないでもディスプレイに表示された入力ナビゲ
ーションを見ながら、ダイヤルの回転とキーの連打とい
う簡単な指の動作により、ファクシミリ装置において容
易に文字の入力が可能になる。
【0142】なお、上記第2の実施の形態において、文
字入力ダイヤル123を図57〜図59に示すような構
成にしてもよい。
【0143】図57は、上記第2の実施の形態における
文字入力ダイヤル123とは異なる文字入力ダイヤル1
23bを備えたファクシミリ装置を示す外観図である。
【0144】文字入力ダイヤル123bは、ユーザによ
って回転可能であるとともに押下可能であり、回転され
ることによって入力文字群が選択され、連続して押下さ
れることによって入力文字が選択される。
【0145】図58は、文字入力ダイヤル123bの構
成を示す平面図であり、図59は、文字入力ダイヤル1
23bを側面からみた断面図である。
【0146】図に示すように文字入力ダイヤル123b
は、ダイヤル基盤158に立設した複数の支持ローラ1
52bで回転自在に支持され、回転検知ローラ151b
が文字入力ダイヤル123bに内接し、回転検知ローラ
151bに連接したロータリエンコーダ153bによっ
て文字入力ダイヤル123bの回転角が検出される。ダ
イヤル基盤158は反撥弾性をもったヒンジ部156b
を介して操作ボード102に設置されており、ダイヤル
基盤158の裏中央部には突起部157bが一体に構成
されている。突起部157bの真下の位置には反撥弾性
をもった金属ドーム接点154bと固定接点155bと
が操作ボード102上に設置されている。
【0147】文字入力ダイヤル123bが所定の力以上
で押下されると、突起部157bを介して金属ドーム接
点154bが押下され、金属ドーム接点154bが固定
接点155bに接触し、文字入力ダイヤル123bの押
下が検出されるとともに、ヒンジ部156bと金属ドー
ム接点154bの反撥弾性によりクリック感を生成す
る。文字入力ダイヤル123bは、既存の携帯電話のジ
ョグダイヤルを回すのに要する程度の力で自在に回転
し、既存の携帯電話のプッシュボタンを押下するのに要
する程度の力で押下でき、押下とともにクリック感を生
成する。文字入力ダイヤル123bの表面には滑り止め
が形成されている。
【0148】以上述べたように、図57〜図59に示す
文字入力ダイヤル123bにおいても、手元を見ないで
ディスプレイに表示された入力ナビゲーションを見なが
ら、ダイヤルの回転とダイヤルの連打という簡単な指の
動作により、ファクシミリ装置において容易に文字の入
力が可能になる。
【0149】なお、文字入力ダイヤル123bを図60
に示すような位置に配置するようにしてもよい。この場
合、文字入力ダイヤル123bを主に親指で回転し、ま
た押下して操作する。
【0150】このように文字入力ダイヤルはパームレス
ト上のいかなる位置にあってもよい。また、パームレス
トを掌が載せやすいように曲面状に形成し、文字入力ダ
イヤルをパームレストの斜面上に傾けて設置して、親指
または他の指で操作しやすくしてもよい。
【0151】(第3の実施の形態)図61は、本発明に
係るデータ入力装置を搭載した携帯電話装置の外観を示
す図である。
【0152】図61に示すように、本体160上には、
電源のオンオフを行うための電源キー161、通話キー
162、メニューの一覧を表示するためのメニューキー
163、かな漢字変換を行ったりカーソルを上下左右に
移動したりするためのカーソルキー164、かな漢字変
換候補の確定やメニューの確定や改行を行うための確定
キー165、文字入力モードを(かな→カナ→ローマ字
→数字→かな)と巡回的に切り替えるためのモードキー
166、文字の削除やアンドゥー(Undo=元に戻
る)を行うためのクリアキー167、回転および押下す
ることによって入力文字の選択が行われる文字入力ダイ
ヤル168、ディスプレイ169が配置されている。
【0153】ディスプレイ169には、文字入力モード
に応じた表示内容となる第一入力ナビゲーション181
と、文字入力ダイヤル168の回転角に応じた表示内容
となる第二入力ナビゲーション182と、文字入力ダイ
ヤル168の押下回数に応じた表示内容となる入力候補
文字183とが表示される。また編集中のテキストに応
じてカーソル184が表示される。
【0154】文字入力ダイヤル168は、図58および
図59に示す文字入力ダイヤル123bと同じ構造とな
っており、既存の携帯電話のジョグダイヤルを回すのに
要する程度の力で自在に回転し、既存の携帯電話のプッ
シュボタンを押下するのに要する程度の力で押下でき、
押下とともにクリック感を生成する。
【0155】図62は、上記の携帯電話装置のサイズを
示す図である。本装置のサイズは、縦123.0mm×
横39.0mmであり、文字入力ダイヤル168の直径
は29.0mmである。
【0156】図63は、上記の携帯電話装置をユーザが
片手で持って、主に親指一本で操作している様子を示す
図である。
【0157】図64は、上記の携帯電話装置における電
気的な主な構成を示すブロック図である。文字データの
入力に関係しない部分の図示は省略している。
【0158】図に示すように本携帯電話装置は、電源キ
ー161、通話キー162、メニューキー163、カー
ソルキー164、確定キー165、モードキー166、
クリアキー167、文字入力ダイヤル168、ディスプ
レイ169,CPU170,ROM171,RAM17
2、表示制御部173、テキスト編集部174、マイク
175、スピーカー176、通信部177から構成され
ており、通信部177を介して公衆回線網に接続されて
いる。
【0159】図65は、かな入力モードにおける、文字
入力ダイヤル168の回転角θ(A=θ mod 36
0)と、表示される第二入力ナビゲーション182と、
連打によって表示される入力候補文字183との関係を
示す図である。回転角θは時計回りの方向を正とし、図
66に示す位置をθ=0度とする。図66は、かな入力
モードにおける文字入力ダイヤル168のθ=0度の位
置を示す図である。
【0160】例えば文字入力ダイヤル168の回転角θ
が−90度(A=270度)ならば、第二入力ナビゲー
ション182に「あかがさざただな」が表示されるとと
もに、その中の文字「あ」がフォントを拡大して(また
は色などを変えて)識別可能に表示される。この状態で
文字入力ダイヤル168を連続して押下すると入力候補
文字183が「あ→い→う→え→お→あ→い」と巡回的
に切り替えられて表示される。例えば、回転角θが−9
0度の状態で文字入力ダイヤル168を3回連続して押
下すると、「う」が入力候補文字183になる。このよ
うに、ユーザは文字入力ダイヤル168を回転させて所
望の入力文字に対応する第二入力ナビゲーション182
を選択し、こうした第二入力ナビゲーション182が表
示された状態で文字入力ダイヤル168を連打して入力
候補文字183を選択する。
【0161】なお、かな入力モードでは第一入力ナビゲ
ーション181に「あアA1」が表示されるとともに、
そのなかの文字「あ」がフォントを拡大して(または色
などを変えて)識別可能に表示される。
【0162】図67は、カナ入力モードにおける、文字
入力ダイヤル168の回転角θ(A=θ mod 36
0)と、表示される第二入力ナビゲーション182と、
連打によって表示される入力候補文字183との関係を
示す図である。回転角θは時計回りの方向を正とし、図
68に示す位置をθ=0度とする。図68は、カナ入力
モードにおける文字入力ダイヤル168のθ=0度の位
置を示す図である。
【0163】例えば文字入力ダイヤル168の回転角θ
が170度(A=170度)ならば、第二入力ナビゲー
ション182に「ハバパマヤラワ点」が表示されるとと
もに、その中の文字「ヤ」がフォントを拡大して(また
は色などを変えて)識別可能に表示される。この状態で
文字入力ダイヤル168を連続して押下すると入力候補
文字183が「ヤ→ユ→ヨ→ヤ」と巡回的に切り替えら
れて表示される。例えば、回転角θが170度の状態で
文字入力ダイヤル168を2回連続して押下すると
「ユ」が入力候補文字183になる。このように、ユー
ザは文字入力ダイヤル168を回転させて所望の入力文
字に対応する第二入力ナビゲーション182を選択し、
こうした第二入力ナビゲーション182が表示された状
態で文字入力ダイヤル168を連打して入力候補文字1
83を選択する。なお、カナ入力モードでは第一入力ナ
ビゲーション181に「あアA1」が表示されるととも
に、そのなかの文字「ア」がフォントを拡大して(また
は色などを変えて)識別可能に表示される。
【0164】図69は、ローマ字入力モードにおける、
文字入力ダイヤル168の回転角θ(A=θ mod
360)と、表示される第二入力ナビゲーション182
と、連打によって表示される入力候補文字183との関
係を示す図である。回転角θは時計回りの方向を正と
し、図70に示す位置をθ=0度とする。図70は、ロ
ーマ字入力モードにおける文字入力ダイヤル168のθ
=0度の位置を示す図である。
【0165】例えば文字入力ダイヤル168の回転角θ
が30度(A=30度)ならば、第二入力ナビゲーショ
ン182に「TUV WXYZ !?、;」が表示され
るとともに、その中の文字群「TUV」がフォントを拡
大して(または色などを変えて)識別可能に表示され
る。この状態で文字入力ダイヤル168を連続して押下
すると、入力候補文字183が「t→u→v→T→U→
V→t→u」と巡回的に切り替えて表示される。例え
ば、回転角θが30度の状態で文字入力ダイヤル168
を4回連続して押下すると「T」が入力候補文字183
になる。このように、ユーザは文字入力ダイヤル168
を回転させて所望の入力文字に対応する第二入力ナビゲ
ーション182を選択し、こうした第二入力ナビゲーシ
ョン182が表示された状態で文字入力ダイヤル168
を連打して入力候補文字183を選択する。なお、ロー
マ字入力モードでは第一入力ナビゲーション181に
「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの文字
「A」がフォントを拡大して(または色などを変えて)
識別可能に表示される。
【0166】図71は、数字入力モードにおける、文字
入力ダイヤル168の回転角θ(A=θ mod 36
0)と、表示される第二入力ナビゲーション182と、
連打によって表示される入力候補文字183との関係を
示す図である。回転角θは時計回りの方向を正とし、図
72に示す位置をθ=0度とする。図72は、数字入力
モードにおける文字入力ダイヤル168のθ=0度の位
置を示す図である。
【0167】例えば文字入力ダイヤル168の回転角θ
が170度(A=170度)ならば、第二入力ナビゲー
ション182に「Space Clear Retur
n」が表示されるとともに、その中の文字「Retur
n」がフォントを拡大して(または色などを変えて)識
別可能に表示される。この状態で文字入力ダイヤル16
8を押下すると「Return(改行)」が入力され
る。また例えば、文字入力ダイヤル168の回転角θが
30度(A=30度)ならば、第二入力ナビゲーション
182に「*1234567890#」が表示されると
ともに、その中の文字「7」がフォントを拡大して(ま
たは色などを変えて)識別可能に表示される。この状態
で文字入力ダイヤル168を押下すると「7」が入力さ
れる。なお、数字入力モードでは第一入力ナビゲーショ
ン181に「あアA1」が表示されるとともに、そのな
かの文字「1」がフォントを拡大して(または色などを
変えて)識別可能に表示される。
【0168】図73は、こうした各種文字入力モードに
おける文字入力処理である文字入力ルーチンR500を
示すフローチャートである。なお、テキスト編集におい
ては、文字入力の他に、カーソル移動、文字の削除、改
行等の処理が存在するが、ここでは、文字入力について
だけ説明し、他の処理は公知なので説明を省略する。
【0169】ステップS501において第二入力ナビゲ
ーション182を表示する。ステップS502において
文字入力処理が終了したか否かを判定し、終了していな
ければステップS503において、文字入力ダイヤル1
68が一定の角度(例えば3度)以上回転したか否かを
判定する。文字入力ダイヤル168が一定の角度以上回
転していればステップS504に進み、回転していなけ
ればステップS507へ進む。
【0170】ステップS504において入力候補文字1
83が表示されているか否かを判定する。入力候補文字
183が表示されていればステップS505に進み、表
示されていなければステップS506へ進む。ステップ
S505において、入力候補文字183を入力文字とし
て確定する。またステップS506においては、文字入
力ダイヤル168の回転角θに応じて第二入力ナビゲー
ション182を切り替えて表示する。
【0171】ステップS503において文字入力ダイヤ
ル123が一定の角度以上回転していないと判定された
ならば、ステップS507において文字入力ダイヤル1
68の押下を判定する。文字入力ダイヤル168が押下
されればステップS508において次の入力候補文字1
83を表示する。
【0172】図74〜図77は、文字を入力する際のユ
ーザの操作と、その操作に対応して表示される表示画面
との関係を示す図である。ここではユーザが、文字入力
ダイヤル168を親指で操作して、電子メールの文章を
入力する場合を想定している。例えば、「文字データ
(改行)B(半角スペース)1」と入力する場合を例に
とって説明する。
【0173】まずユーザが、メニューキー163やカー
ソルキー164や確定キー165を操作して文章作成モ
ードに移る。すると、文字入力ルーチンR500のステ
ップS501において、ディスプレイ169に第一入力
ナビゲーション181および第二入力ナビゲーション1
82が、図74(1)に示すように表示される。かな入
力モードでは、第一入力ナビゲーション181に「あア
A1」のなかの文字「あ」のフォントが拡大して表示さ
れる。
【0174】所望の入力文字「も」に対応する第二入力
ナビゲーション182が表示されるまで文字入力ダイヤ
ル168を回すと、ステップS502,S503,S5
04,S506をへて、ディスプレイ169に新たな第
二入力ナビゲーション182が図74(2)のように表
示される。
【0175】入力候補文字183として所望の入力文字
「も」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図74(3)、図74(4)、図
74(5)、図74(6)および図74(7)のように
ディスプレイ169に入力候補文字183が表示され
る。
【0176】ここで、次の所望の入力文字「じ」に対応
する第二入力ナビゲーション182が表示されるまで文
字入力ダイヤル168を回すと、ステップS502,S
503,S504,S505をへて、入力候補文字18
3として図74(7)に示す文字「も」が入力文字とし
て確定し、ステップS506において図74(8)のよ
うに新たな第二入力ナビゲーション182がディスプレ
イ169に表示される。
【0177】入力候補文字183として所望の入力文字
「じ」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図74(9)および図75(1
0)のようにディスプレイ169に入力候補文字183
が切り替えられて表示される。
【0178】ここでユーザがカーソルキー164の
「↓」キーを押下すると、かな漢字変換処理が行われ、
図75(11)のように変換候補の一覧が表示される。
ユーザは所望の変換候補をカーソルキー164によって
選択し、選択した変換候補を確定キー165によって確
定する。ここでは図75(12)に示すように、最初に
表示されている変換候補「文字」を変換候補として確定
する。
【0179】次に、ユーザがモードキー166を押下す
るとカナ入力モードに切り替わり、図75(13)のよ
うにディスプレイ169に第一入力ナビゲーション18
1および第二入力ナビゲーション182が切り替えられ
て表示される。カナ入力モードでは第一入力ナビゲーシ
ョン181に「あアA1」のなかの文字「ア」のフォン
トが拡大して表示される。
【0180】次の所望の入力文字「デ」に対応する第二
入力ナビゲーション182が表示されるまで文字入力ダ
イヤル168を回すと、ステップS502,S503,
S504,S506をへて、図75(14)のようにデ
ィスプレイ169に新たな第二入力ナビゲーション18
2が表示される。
【0181】入力候補文字183として所望の入力文字
「デ」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図75(15)、図75(1
6)、図75(17)および図75(18)のようにデ
ィスプレイ169に入力候補文字183が表示される。
【0182】ここで、次の所望の入力文字「一」に対応
する第二入力ナビゲーション182が表示されるまで文
字入力ダイヤル168を回すと、ステップS502,S
503,S504,S505をへて、入力候補文字18
3として図75(18)に示された文字「デ」が入力文
字として確定し、ステップS506において図76(1
9)のように新たな第二入力ナビゲーション182がデ
ィスプレイ169に表示される。
【0183】入力候補文字183として所望の入力文字
「一」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図76(20)、図76(2
1)、図76(22)および図76(23)のようにデ
ィスプレイ169に入力候補文字183が切り替えて表
示される。
【0184】ここで、次の所望の入力文字「タ」に対応
する第二入力ナビゲーション182が表示されるまで文
字入力ダイヤル168を回すと、ステップS502,S
503,S504,S505をへて、入力候補文字18
3として図76(23)に示された文字「一」が入力文
字として確定し、ステップS506において図76(2
4)のように新たな第二入力ナビゲーション182がデ
ィスプレイ169に表示される。
【0185】入力候補文字183として所望の入力文字
「タ」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図76(25)のようにディスプ
レイ169に入力候補文字183が表示される。
【0186】ここでユーザがモードキー166を押下す
ると、入力候補文字183として図76(25)に示さ
れた文字「タ」が入力文字として確定し、ローマ字入力
モードに切り替わり、図76(26)のようにディスプ
レイ169に第一入力ナビゲーション181および第二
入力ナビゲーション182が切り替えられて表示され
る。ローマ字入力モードでは第一入力ナビゲーション1
81に「あアA1」のなかの文字「A」のフォントが拡
大して表示される。
【0187】次の所望の入力文字「Return(改
行)」に対応する第二入力ナビゲーション182が表示
されるまで文字入力ダイヤル168を回すと、ステップ
S502,S503,S504,S506をへて、図7
6(27)のようにディスプレイ169に新たな第二入
力ナビゲーション182が表示される。
【0188】文字入力ダイヤル168を押下すると、ス
テップS502,203,S507,S508をへて、
図77(28)のようにディスプレイ169に入力候補
文字183として「Return(改行)」が表示され
入力候補となる。
【0189】ここで、次の所望の入力文字「B」に対応
する第二入力ナビゲーション182が表示されるまで文
字入力ダイヤル168を回すと、ステップS502,S
503,S504,S505をへて、入力候補文字18
3として図77(28)に示された文字「Return
(改行)」が入力文字として確定し、ステップS506
において図77(29)のように新たな第二入力ナビゲ
ーション182がディスプレイ169に表示される。
【0190】入力候補文字183として所望の入力文字
「B」が表示されるまで文字入力ダイヤル168を連続
して押下すると、ステップS502,S503,S50
7,S508をへて、図77(30)および図77(3
1)のようにディスプレイ169に入力候補文字183
が切り替えられて表示される。
【0191】ここで、次の所望の入力文字「Space
(半角スペース)」に対応する第二入力ナビゲーション
182が表示されるまで文字入力ダイヤル168を回す
と、ステップS502,S503,S504,S505
をへて、入力候補文字183として図77(31)に示
された文字「B」が入力文字として確定し、ステップS
506において図77(32)のように新たな第二入力
ナビゲーション182がディスプレイ169に表示され
る。
【0192】文字入力ダイヤル168を押下すると、ス
テップS502,S503,S507,S508をへ
て、図77(33)のようにディスプレイ169に入力
候補文字183として「Space(半角スペース)」
が表示され入力候補となる。
【0193】ここで、ユーザがモードキー166を押下
すると、入力候補文字183として図77(33)に示
された文字「Space(半角スペース)」が入力文字
として確定し、数字入力モードに切り替わり、図77
(34)のようにディスプレイ169に第一入力ナビゲ
ーション181および第二入力ナビゲーション182が
切り替えられて表示される。数字入力モードでは第一入
力ナビゲーション181に「あアA1」のなかの文字
「1」のフォントが拡大して表示される。
【0194】文字入力ダイヤル168を押下すると、ス
テップS502,S503,S507,S508をへ
て、図77(35)のようにディスプレイ169に入力
候補文字183「1」が表示される。
【0195】ユーザがモードキー166を押下すると、
入力候補文字183として図77(35)に示された文
字「1」が入力文字として確定し、かな入力モードに切
り替わり、図77(36)のようにディスプレイ169
に第一入力ナビゲーション181および第二入力ナビゲ
ーション182が切り替えられて表示される。数字入力
モードでは第一入力ナビゲーション181に「あアA
1」のなかの文字「あ」のフォントが拡大して表示され
る。
【0196】以上述べたように第3の実施の形態では、
手元を見ないでもディスプレイに表示される入力ナビゲ
ーションを見ながら、ダイヤルの回転とダイヤルの連打
という簡単な指の動作により、携帯電話装置において容
易に文字の入力が可能になる。
【0197】なお、上記の第3の実施の形態において、
文字入力ダイヤル168に代わって、第2の実施形態に
おける文字入力ダイヤル123および連打キー124
(図35、図36)を備えるようにしてもよい。図78
は、こうした文字入力ダイヤル123および連打キー1
24を備えた携帯電話装置の構成を示す外観図である。
【0198】なおまた、上記第3の実施の形態における
データ入力装置を分割して、ディスプレイ169をテレ
ビに、各種キーやダイヤルを含んだデータ入力部をリモ
コンに備えるようにしてもよい。
【0199】図79は、上記第3の実施の形態における
データ入力装置を含んだテレビとリモコンを示す図であ
る。
【0200】図79に示すようにリモコン190には、
電源キー161、通話キー162、メニューキー16
3、カーソルキー164、確定キー165、モードキー
166、クリアキー167、入力ダイヤル168が配置
される。
【0201】テレビ191の画面には、第一入力ナビゲ
ーション181と、第二入力ナビゲーション182と、
入力候補文字183と、カーソル184とが表示され
る。リモコン190とテレビ191とは例えば赤外線通
信手段によって接続される。
【0202】文字入力ダイヤル168は、図58および
図59に示す文字入力ダイヤル123bと同じ構造とす
る。
【0203】こうしたテレビとリモコンでは、手元を見
ないでもテレビ画面に表示される入力ナビゲーションを
見ながら、ダイヤルの回転とダイヤルの連打という簡単
な指の動作により、リモコンで容易に文字の入力が可能
になる。
【0204】また、文字入力ダイヤル168の代わり
に、図35および図36に示す文字入力ダイヤル123
と連打キー124との組み合わせを用いて、文字入力ダ
イヤル123の回転と連打キー124の押下とによっ
て、リモコンで文字の入力を行ってもよい。
【0205】また、上記第3の実施の形態におけるデー
タ入力装置をカメラに備えるようにしてもよい。
【0206】図80は、上記第3の実施の形態における
データ入力装置を備えたカメラを示す図である。ただ
し、文字入力ダイヤル168に代わって、第2の実施の
形態における文字入力ダイヤル123、連打キー124
(図35および図36)を使用するようにしている。
【0207】図80に示すカメラ本体200の裏面上に
は、カーソルキー164、確定キー165、モードキー
166、クリアキー167、文字入力ダイヤル123、
連打キー124、ファインダー203、ディスプレイ1
69を設置し、ディスプレイ169の画面の下には、第
2の実施の形態における機能キーF1〜F4と同一な機
能キーF1〜F4を配置する。またカメラ本体200の
上面には、シャッターボタン201、ズームダイヤル2
02が設置される。
【0208】ディスプレイ169には、第一入力ナビゲ
ーション181と、第二入力ナビゲーション182と、
入力候補文字183と、カーソル184とが表示され
る。
【0209】ユーザは文字入力ダイヤル123および連
打キー124を主に右手親指で操作する。
【0210】こうしたカメラにおいても、手元を見ない
でディスプレイに表示される入力ナビゲーションを見な
がら、ダイヤルの回転とキーの連打という簡単な指の動
作により、カメラにおいて撮影された画像のタイトル等
の文字入力が容易になる。
【0211】なお、図80に示すカメラにおいて、文字
入力ダイヤル123と連打キー124との組み合わせを
用いる代わりに、図58および図59に示す構造の文字
入力ダイヤル123bを用いて、ダイヤルの回転とダイ
ヤルの連打とによって文字の入力を行うようにしてもよ
い。
【0212】また、上記第3の実施の形態におけるデー
タ入力装置を携帯パソコン(携帯情報端末、PDA)に
備えるようにしてもよい。
【0213】図81は、上記第3の実施の形態における
データ入力装置を備えた携帯パソコンを示す図である。
ただし、文字入力ダイヤル168に代わって、第2の実
施の形態における文字入力ダイヤル123、連打キー1
24(図35および図36)を使用するようにしてい
る。
【0214】パソコン本体210の上に、カーソルキー
164、確定キー165、モードキー166、クリアキ
ー167、文字入力ダイヤル123、連打キー124、
ディスプレイ169を設置し、ディスプレイ169の画
面の下には、第2の実施の形態における機能キーF1〜
F4と同一な機能キーF1〜F4を配置する。
【0215】ユーザは文字入力ダイヤル123、連打キ
ー124、モードキー166、クリアキー167を主に
右手親指で操作する。また、カーソルキー164、確定
キー165を主に左手親指で操作する。
【0216】ディスプレイ169には、第一入力ナビゲ
ーション181と、第二入力ナビゲーション182と、
入力候補文字183と、カーソル184とが表示され
る。
【0217】こうした携帯パソコンにおいても、手元を
見ないでディスプレイに表示される入力ナビゲーション
を見ながら、ダイヤルの回転とキーの連打という簡単な
指の動作により、携帯パソコンにおいて撮影された画像
のタイトル等の文字入力が容易になる。
【0218】なお、図81に示す携帯パソコンにおい
て、文字入力ダイヤル123と連打キー124との組み
合わせを用いる代わりに、図58および図59に示す構
造の文字入力ダイヤル123bを用いて、ダイヤルの回
転とダイヤルの連打とによって文字の入力を行うように
してもよい。
【0219】さらにまた、上記第3の実施の形態におけ
るデータ入力装置をウェアラブルコンピュータに備える
ようにしてもよい。
【0220】図82は、上記第3の実施の形態における
データ入力装置を備えたウェアラブルコンピュータを示
す図である。
【0221】図82に示すように本ウェアラブルコンピ
ュータにおけるリモコン190には、電源キー161、
通話キー162、メニューキー163、カーソルキー1
64、確定キー165、モードキー166、クリアキー
167、文字入力ダイヤル168を配置する。
【0222】ヘッドマウントディスプレイ192の画面
には、第一入力ナビゲーション181と、第二入力ナビ
ゲーション182と、入力候補文字183と、カーソル
184とが表示される。
【0223】こうしたウェアラブルコンピュータでも、
手元を見ないでもヘッドマウウントディスプレイに表示
される入力ナビゲーションを見ながら、リモコンのダイ
ヤルの回転とダイヤルの連打という簡単な指の動作によ
り、自由な姿勢で文字の入力を容易に行うことが可能に
なる。
【0224】なお、図82に示すウェアラブルコンピュ
ータにおいて、文字入力ダイヤル168の代わりに、図
35および図36に示す文字入力ダイヤル123と連打
キー124との組み合わせを用いて、ダイヤルの回転と
連打キーの押下によって、リモコンで文字の入力を行っ
てもよい。
【0225】さらに、上記の第2及び第3の実施の形態
における文字入力ダイヤル123,168を、第1の実
施の形態における文字入力ダイヤル10のように、一定
の角度(例えば、10度、20度、60度)回転するご
とにクリック感が生じるように構成してもよい。
【0226】(第4の実施の形態)第4の実施の形態の
構成は、基本的に第2の実施の形態の構成と同じである
ので、第4の実施の形態の説明においては、第2の実施
の形態の構成を流用して、同一構成部分には同一の参照
符号を付してその説明を省略し、異なる構成部分だけを
説明する。
【0227】図83は、第4の実施の形態における操作
ボード102の詳しい構成を示す図である。
【0228】第4の実施の形態では、操作ボード102
上に、入力文字群を選択するために時計回り方向及び反
時計回り方向に回転される文字入力ダイヤル323と、
入力文字を決定するために押下される入力キー324と
が配置される。
【0229】これらの文字入力ダイヤル323及び入力
キー324の構造は、図35及び図36に示す文字入力
ダイヤル123及び連打キー124と同じである。
【0230】ディスプレイ103に表示される画面も、
図37および図46に示す画面と同じである。
【0231】図84は、第4の実施の形態におけるかな
入力モードにおいて、文字入力ダイヤル323を回転さ
せたときにディスプレイ103に表示される入力ナビゲ
ーション142と入力候補文字143とを示す図であ
る。
【0232】文字入力ダイヤル323を時計回りに回転
させると、入力ナビゲーション142には「あかさたな
はまやらわ点記」が表示されるとともに、それらの中の
1文字が「あ→か→さ→た→…→点→記→あ→か」の順
に巡回的にフォントを拡大して(または色を変えて)表
示される。さらに、例えば入力ナビゲーション142に
文字「か」のフォントが拡大表示された状態で文字入力
ダイヤル323を反時計回りに回転させると、入力候補
文字143に、文字「か」に属する文字「か→き→く→
け→こ→が→ぎ→ぐ→げ→ご」がこの順で巡回的に表示
される。所望の文字が入力候補文字143に表示された
ときに入力キー324を押下すると、入力候補文字14
3に表示されていた文字が入力される。
【0233】図85は、文字入力処理である文字入力ル
ーチンR600を示すフローチャートである。なお、テ
キスト編集においては、文字入力の他に、カーソル移
動、文字の削除、改行等の処理が存在するが、それらは
公知の方法による。したがって、ここでは、文字入力に
ついてだけ説明し、他の処理の説明は省略する。
【0234】ステップS601において、ディスプレイ
103に「あ」が拡大表示された入力ナビゲーション1
42を表示する。
【0235】ステップS602において、文字入力処理
が終了したか否かを判定し、まだ終了していなければス
テップS603において、文字入力ダイヤル323が回
転されたか否かを判定する。文字入力ダイヤル323が
回転されていればステップS604において、文字入力
ダイヤル323の回転が時計回り方向であるか否かを判
定する。時計回り方向であるならばステップS605に
おいて、文字入力ダイヤル323の回転角に応じた分だ
け入力ナビゲーション142を切り替えて表示する。一
方、反時計回り方向であるならばステップS606にお
いて、文字入力ダイヤル323の回転角に応じた分だけ
入力候補文字143を切り替えて表示する。
【0236】ステップS603において文字入力ダイヤ
ル323が回転されていないと判定されたならば、ステ
ップS607において、入力キー324の押下があった
か否かを判定する。入力キー324が押下されていれば
ステップS608において、入力候補文字143として
表示されている文字を入力し、ステップS609におい
て「あ」が拡大表示された入力ナビゲーション142を
表示する。
【0237】図86〜図89は、かなを入力する際にお
けるユーザの一連の操作と、その操作に対応して表示さ
れる表示画面との関係を示す図である。ここではユーザ
が、文字入力ダイヤル323と入力キー324とを人差
し指で操作して、電子メールの文章を入力したり、ファ
クシミリの宛先を入力したりする場合を例示する。例え
ば、「かんじ」と入力する場合を例にとって説明する。
【0238】まずユーザは、メールキー128や機能キ
ーF1〜F4を操作して文章作成モードに移る。する
と、文字入力ルーチンR600のステップS601にお
いて、図86(1)のようにディスプレイ103に入力
ナビゲーション142が表示される。
【0239】ここで、入力ナビゲーション142に文字
「か」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル323を
時計回り方向に回すと、ステップS602、S603、
S604、S605をへて、図86(2)のようにディ
スプレイ103に入力ナビゲーション142が表示され
る。
【0240】つぎに、入力候補文字143として所望の
入力文字「か」が表示されるまで文字入力ダイヤル32
3を反時計回り方向に回すと、ステップS602、S6
03、S604、S606をへて、図86(3)のよう
にディスプレイ103に入力候補文字143が表示され
る。
【0241】入力候補文字143に所望の入力文字
「か」が表示された時点で入力キー324を押下する
と、ステップS602、S603、S607をへて、ス
テップS608において、入力候補文字43に表示され
ている文字「か」が入力される。その後ステップS60
9において、文字「あ」が拡大表示された入力ナビゲー
ション142が表示される(図87(4))。
【0242】次に、入力ナビゲーション142に文字
「わ」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル323を
時計回り方向に回すと、ステップS602、S603、
S604、S605をへて、図87(5)のようにディ
スプレイ103に入力ナビゲーション142が表示され
る。
【0243】ここで、入力候補文字143に所望の入力
文字「ん」が表示されるまで文字入力ダイヤル323を
反時計回り方向に回すと、ステップS602、S60
3、S604、S606をへて、図87(6)、図88
(7)のようにディスプレイ103に入力候補文字14
3が表示される。
【0244】入力候補文字43に所望の入力文字「ん」
が表示された時点で入力キー324を押下すると、ステ
ップS602、S603、S607をへて、ステップS
608において、入力候補文字43に表示されている文
字「ん」が入力される。その後ステップS609におい
て、文字「あ」が拡大表示された入力ナビゲーション1
42が表示される(図88(8))。
【0245】次に、入力ナビゲーション142に文字
「さ」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル323を
時計回り方向に回すと、ステップS602、S603、
S604、S605をへて、図88(9)のようにディ
スプレイ103に入力ナビゲーション142が表示され
る。
【0246】ここで、入力候補文字43に所望の入力文
字「じ」が表示されるまで文字入力ダイヤル323を反
時計回り方向に回すと、ステップS602、S603、
S604、S606をへて、図89(10)のようにデ
ィスプレイ103に入力候補文字143が表示される。
【0247】入力候補文字43に所望の入力文字「じ」
が表示された時点で入力キー324を押下すると、ステ
ップS602、S603、S607をへて、ステップS
608において、入力候補文字43に表示されている文
字「じ」が入力される。その後ステップS609におい
て、文字「あ」が拡大された入力ナビゲーション42が
表示される(図89(11))。
【0248】図90は、第4の実施の形態における英字
入力モードにおいて、文字入力ダイヤル323を回転さ
せたときにディスプレイ103に表示される入力ナビゲ
ーション142と入力候補文字143とを示す図であ
る。
【0249】文字入力ダイヤル323を時計回り方向に
回転させると、入力ナビゲ−ション142が「ABC
DEF GHI Space」→「JKL MNO P
QRS Space」→「TUV WXYZ ,.;:
/@ Space」→「ABC DEF GHI Sp
ace」のように巡回的に切り替えて表示され、さらに
その中の文字群が「ABC→DEF→GHI→SPac
e→JKL→MNO→…→、.;:/@→Space→
ABC→DEF」のように巡回的にフォントを拡大して
(または色を変えて)表示される。ここで、例えば入力
ナビゲーション142に「ABC DEF GHI S
pace」がその中の「ABC」のフォントを拡大した
状態で表示されているとき、文字入力ダイヤル323を
反時計回り方向に回転させると、入力候補文字43に
「A→B→C→a→b→c」がこの順で巡回的に切り替
えられて表示される。入力候補文字43に所望の文字が
表示されたときに入力キー324を押下すると、入力候
補文字43に表示されている文字が入力される。
【0250】図91〜図94は、ローマ字を入力する際
におけるユーザの一連の操作と、その操作に対応して表
示される表示画面との関係を示す図である。ここではユ
ーザが、文字入力ダイヤル323と入力キー324とを
人差し指で操作して、電子メールの文章を入力したり、
ファクシミリの宛先を入力したりする場合を例示する。
例えば、「Des」と入力する場合を例にとって説明す
る。
【0251】まずユーザは、メールキー128や機能キ
ーF1〜F4を操作して文章作成モードに移る。する
と、文字入力ルーチンR600のステップS601にお
いて、図91(1)のように文字群「ABC」が拡大さ
れた入力ナビゲーション142がディスプレイ103に
表示される。
【0252】ここで、入力ナビゲーション142中の文
字群「DEF」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル
323を時計回り方向に回すと、ステップS602、S
603、S604、S605をへて、図91(2)のよ
うにディスプレイ103に入力ナビゲーション142が
表示される。
【0253】次に入力候補文字143に所望の入力文字
「D」が表示されるまで文字入力ダイヤル323を反時
計回り方向に回すと、ステップS602、S603、S
604、S606をへて、図91(3)のようにディス
プレイ103に入力候補文字143が表示される。
【0254】入力候補文字143に所望の入力文字
「D」が表示された時点で入力キー324を押下する
と、ステップS602、S603、S607をへて、ス
テップS608において、入力候補文字143に表示さ
れている文字「D」が入力される。その後ステップS1
09において、文字群「ABC」が拡大された入力ナビ
ゲーション142が表示される(図92(4))。
【0255】次に入力ナビゲーション142中の文字群
「DEF」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル32
3を時計回り方向に回すと、ステップS602、S60
3、S604、S605をへて、図92(5)のように
ディスプレイ103に入力ナビゲーション142が表示
される。
【0256】ここで、入力候補文字143に所望の入力
文字「e」が表示されるまで文字入力ダイヤル323を
反時計回り方向に回すと、ステップS602、S60
3、S604、S606をへて、図92(6)のように
ディスプレイ103に入力候補文字143が表示され
る。
【0257】入力候補文字43に所望の入力文字「e」
が表示された時点で入力キー324を押下すると、ステ
ップS602、S603、S607をへて、ステップS
608において、入力候補文字143に表示されている
文字「e」が入力される。その後ステップS609にお
いて、文字群「ABC」が拡大された入力ナビゲーショ
ン142が表示される(図93(7))。
【0258】次に、入力ナビゲーション142中の文字
群「PQRS」が拡大表示されるまで文字入力ダイヤル
323を時計回り方向に回すと、ステップS602、S
603、S604、S605をへて、図93(8)のよ
うにディスプレイ103に入力ナビゲーション142が
表示される。
【0259】ここで、入力候補文字143に所望の入力
文字「s」が表示されるまで文字入力ダイヤル323を
反時計回り方向に回すと、ステップS602、S60
3、S604、S606をへて、図93(9)のように
ディスプレイ103に入力候補文字143が表示され
る。
【0260】入力候補文字43に所望の入力文字「s」
が表示された時点で入力キー324を押下すると、ステ
ップS602、S603、S607をへて、ステップS
608において、入力候補文字143に表示されている
文字「s」が入力される。その後ステップS609にお
いて、文字群「ABC」が拡大された入力ナビゲーショ
ン142が表示される(図94(10))。
【0261】以上述べたように第4の実施の形態では、
ディスプレイに表示された入力ナビゲ−ションを見なが
ら手元を見ないで、ダイヤルの回転と反転およびキーの
押下という簡単な指の動作により、ファクシミリ装置に
おいて容易に文字の入力が可能になる。
【0262】なお、第4の実施の形態におけるファクシ
ミリ装置において、文字入力ダイヤル323及び入力キ
ー324を、図58及び図59に示す文字入力ダイヤル
123bと同じ構造の文字入力ダイヤルで構成するよう
にしてもよい。
【0263】また、文字入力ダイヤル123bと同じ構
造の該文字入力ダイヤルを、図60に示すファクシミリ
装置と同様な位置に配置するようにしてもよい。この場
合、文字入力ダイヤルを主に親指で回転し、また押下し
て操作する。
【0264】このように文字入力ダイヤルはパームレス
ト上のいかなる位置にあってもよい。また、パームレス
トを掌が載せやすいように曲面状に形成し、文字入力ダ
イヤルをパームレストの斜面上に傾けて設置して、親指
または他の指で操作しやすくしてもよい。
【0265】(第5の実施の形態)図95は、本発明に
係るデータ入力端末の第5の実施の形態における外観構
成を示す外観図である。
【0266】図95に示すように本データ入力端末で
は、本体460上に、電源のオンオフを行うための電源
キー461、メニューの一覧を表示するためのメニュー
キー463、かな漢字変換を行ったりカーソル484を
上下左右に移動したりするためのカーソルキー464、
かな漢字変換候補の確定やメニューの確定や改行を行う
ための確定キー465、文字入力モードを(かな→カナ
→ローマ字→数字→かな)と巡回的に切り替えるための
モードキー466、文字の削除やアンドゥー(Undo
=元に戻る)を行うためのクリアキー467、回転して
文字を選択し、押下することによって文字を入力するた
めの文字入力ダイヤル423、ディスプレイ469が配
置されている。
【0267】ディスプレイ469には、文字入力モード
に応じた内容をもつ第一入力ナビゲーション481が表
示され、また文字入力ダイヤル423の時計回り方向の
回転量に応じた内容をもつ第二入力ナビゲーション48
2が表示され、さらに文字入力ダイヤル423の反時計
回り方向の回転に応じた内容をもつ入力候補文字483
が表示される。また編集中のテキストに応じてカーソル
484が表示される。
【0268】文字入力ダイヤル423の構造は、図58
および図59に示す文字入力ダイヤル123bと同じで
ある。
【0269】図96は、上記のデータ入力端末のサイズ
を示す図である。本データ入力端末のサイズは、縦12
2.0mm×横39.0mmであり、文字入力ダイヤル
423の直径は26.0mmである。
【0270】図97は、上記のデータ入力端末をユーザ
が片手で持って、主に親指一本で操作している様子を示
す図である。
【0271】図98は、上記のデータ入力端末における
電気的な主な構成を示すブロック図である。文字データ
の入力に関係しない部分の図示は省略している。
【0272】図に示すように本データ入力端末は、電源
キー461、メニューキー463、カーソルキー46
4、確定キー465、モードキー466、クリアキー4
67、文字入力ダイヤル423、ディスプレイ469、
CPU470、ROM471、RAM472、表示制御
部473、テキスト編集部474、通信部477から構
成されており、通信部477を介して公衆回線網に接続
されている。
【0273】図99は、かな入力モードにおいて、文字
入力ダイヤル423の回転に応じてディスプレイ469
に表示される第二入力ナビゲーション482と入力候補
文字483との関係を示す図である。
【0274】文字入力ダイヤル423を時計回り方向に
回転させると、第二入力ナビゲーション482に「あ→
か→さ→た→な→…→句読点→記号」がこの順に表示さ
れる。ここで例えば、第二入力ナビゲーション482に
「あ」が表示された状態で、文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転させると、入力候補文字483に
「あ→い→う→え→お→ぁ→ぃ→ぅ→ぇ→ぉ」がこの順
で巡回的に切り替えて表示される。入力候補文字483
に所望の文字が表示された時点で文字入力ダイヤル42
3を押下すると、その表示されている文字が入力され
る。なお、かな入力モードでは、第一入力ナビゲーショ
ン81に文字群「あアA1」が表示されるとともに、そ
のなかの文字「あ」のフォントが拡大されて(または色
などを変えて)識別可能に表示される。
【0275】図100は、カナ入力モードにおいて、文
字入力ダイヤル423の回転に応じて表示される第二入
力ナビゲーション482と入力候補文字483との関係
を示す図である。
【0276】文字入力ダイヤル423を時計回り方向に
回転させると、第二入力ナビゲーション482に「ア→
カ→サ→タ→ナ→…→句読点→記号」がこの順に表示さ
れる。ここで例えば、第二入力ナビゲーション482に
「タ」が表示された状態で、文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転させると、入力候補文字483に
「タ→チ→ツ→テ→ト→ッ→ダ→ヂ→ヅ→デ→ド」がこ
の順で巡回的に切り替えて表示される。入力候補文字4
83に所望の文字が表示された時点で文字入力ダイヤル
423を押下すると、その文字が入力される。なお、カ
ナ入力モードでは、第一入力ナビゲーション81に文字
群「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの文字
「ア」のフォントが拡大されて(または色などを変え
て)識別可能に表示される。
【0277】図101は、ローマ字入力モードにおい
て、文字入力ダイヤル423の回転に応じて表示される
第二入力ナビゲーション482と入力候補文字483と
の関係を示す図である。
【0278】文字入力ダイヤル423を時計回り方向に
回転させると、第二入力ナビゲーション82に「ABC
→DEF→GHI→JKL→MNO→…→Space→
Enter」がこの順で巡回的に切り替えて表示され
る。ここで例えば、第二入力ナビゲーション82に「A
BC」が表示された状態で、文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転させると、入力候補文字83に
「A→B→C→a→b→c」がこの順で巡回的に切り替
えて表示される。入力候補文字83に所望の文字が表示
された時点で文字入力ダイヤル423を押下すると、そ
の文字が入力される。なお、ローマ字入力モードでは、
第一入力ナビゲーション81に文字群「あアA1」が表
示されるとともに、そのなかの文字「A」のフォントが
拡大されて(または色などを変えて)識別可能に表示さ
れる。
【0279】図102は、数字入力モードにおいて、文
字入力ダイヤル423の回転に応じて表示される第二入
力ナビゲーション482と入力候補文字483との関係
を示す図である。
【0280】文字入力ダイヤル423を時計回り方向に
回転させると、第二入力ナビゲーション82に「1→2
→3→…→0→*→#」がこの順で巡回的に切り替えて
表示される。数字入力モードにおいては、第二入力ナビ
ゲーション482が表示された状態で、文字入力ダイヤ
ル423を反時計回り方向に回転させても、入力候補文
字483には何らの表示のされない。所望の文字が第二
入力ナビゲーション482に表示された時点で文字入力
ダイヤル423を押下すると、その文字が入力される。
なお、数字入力モードでは、第一入力ナビゲ−ション8
1に文字群「あアA1」が表示されるとともに、そのな
かの文字「1」のフォントが拡大されて(または色など
を変えて)識別可能に表示される。
【0281】図103は、文字入力処理である文字入力
ルーチンR700を示すフローチャートである。なお、
テキスト編集においては、文字入力の他に、カーソル移
動、文字の削除、改行等の処理が存在するが、それらは
公知の方法による。したがって、ここでは、文字入力に
ついてだけ説明し、他の処理の説明は省略する。
【0282】ステップS701において、ディスプレイ
469に、所定の第二入力ナビゲーション482を表示
する。
【0283】ステップS702において、文字入力処理
が終了したか否かを判定し、終了していなければステッ
プS703において、文字入力ダイヤル423が回転さ
れたか否かを判定する。文字入力ダイヤル423が回転
されていればステップS704において、文字入力ダイ
ヤル423の回転が時計回り方向か否かを判定する。時
計回り方向ならばステップS705において、文字入力
ダイヤル423の回転角に応じた内容をもつ第二入力ナ
ビゲーション482を表示する。一方、反時計回り方向
ならばステップS706において、文字入力ダイヤル4
23の回転角に応じた内容をもつ入力候補文字483を
表示する。
【0284】ステップS703において文字入力ダイヤ
ル423が回転されていないと判定されたならば、ステ
ップS707において、文字入力ダイヤル423の押下
を判定する。文字入力ダイヤル423が押下されていれ
ばステップS708において、入力候補文字83に表示
されている文字(入力候補文字83に表示がないときに
は第二入力ナビゲーション482に表示されている文
字)を入力する。その後ステップS709において、所
定の第二入力ナビゲーション482を表示する。
【0285】図104〜図109は、文字を入力する際
のユーザの操作と、それに対応して表示されるディスプ
レイ469の画面との関係を示す図である。ここではユ
ーザが、文字入力ダイヤル423を親指で操作して、
「文字データ(改行)Edit560」と入力する場合
を述べる。
【0286】ユーザは、メニューキー463、カーソル
キー464、モードキー466、確定キー465を操作
して文章作成モードのかな入力モードを選定する。する
と、文字入力ルーチンR700のステップS701にお
いて、図104(1)のようにディスプレイ469にお
いて第一入力ナビゲーション481に「あアA1」が表
示されるとともに、文字「あ」が拡大表示される。また
第二入力ナビゲ−ション482に「あ」が表示される。
【0287】第二入力ナビゲ−ション482に「ま」が
表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計回り方向
に回すと、ステップS702、S703、S704、S
705をへて、図104(2)、図104(3)、図1
04(4)、図104(5)、図104(6)、図10
4(7)のようにディスプレイ469に第二入力ナビゲ
−ション482が切り替えて表示される。
【0288】第二入力ナビゲ−ション482に文字
「ま」が表示された時点で、入力候補文字483に所望
の入力文字「も」が表示されるまで文字入力ダイヤル4
23を反時計回り方向に回転すると、ステップS70
2、S703、S704、S706をへて、図104
(8)、図104(9)、図105(10)、図105
(11)、図105(12)のようにディスプレイ46
9に入力候補文字483が表示される。
【0289】入力候補文字483に所望の入力文字
「も」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「も」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「あ」が表示される(図105(13))。
【0290】次に、第二入力ナビゲ−ション482に
「さ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図105(14)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0291】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「じ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図105(15)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0292】入力候補文字483に所望の入力文字
「じ」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「じ」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「あ」が表示される(図105(16))。
【0293】ここで、カーソルキー464の「↓」キー
を押下すると、入力中の文字列「もじ」に対してかな漢
字変換処理が行われ、変換候補の一覧がディスプレイ4
69に表示されるので(図105(17))、ユーザは
所望の候補をカーソルキー464によって選択する。
【0294】ここでは、第一候補「文字」が所望の変換
候補なので、確定キー465を押下すると変換候補が確
定する(図105(18))。
【0295】次に、モードキー466を押下すると、カ
ナ入力モードに移り、文字入力ルーチンR700のステ
ップS701において、図106(19)のようにディ
スプレイ469における第一入力ナビゲーション481
に「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの文字
「ア」のフォントが拡大して表示される。また、第二入
力ナビゲ−ション482に「ア」が表示される。
【0296】第二入力ナビゲ−ション482に「タ」が
表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計回り方向
に回すと、ステップS702、S703、S704、S
705をへて、図106(20)のようにディスプレイ
469に第二入力ナビゲ−ション482が表示される。
【0297】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「デ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図106(21)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0298】入力候補文字483に所望の入力文字
「デ」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「デ」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「ア」が表示される(図106(22))。
【0299】次に、第二入力ナビゲ−ション482に
「ワ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図106(23)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0300】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「一」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図106(24)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0301】入力候補文字483に所望の入力文字
「一」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「一」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「ア」が表示される(図106(25))。
【0302】次に第二入力ナビゲ−ション482に
「タ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図106(26)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0303】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「タ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図106(27)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0304】入力候補文字483に所望の入力文字
「タ」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「タ」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「ア」が表示される(図107(28))。
【0305】次にモードキー466を押下すると、ロー
マ字入力モードに移り、文字入力ルーチンR700のス
テップS701において、図107(29)のようにデ
ィスプレイ469における第一入力ナビゲーション48
1に「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの文
字「A」のフォントが拡大して表示される。また、第二
入力ナビゲ−ション482に「ABC」が表示される。
【0306】ここで、第二入力ナビゲ−ション482に
「Enter」が表示されるまで文字入力ダイヤル42
3を時計回り方向に回すと、ステップS702、S70
3、S704、S705をへて、図107(30)のよ
うにディスプレイ469に第二入力ナビゲ−ション48
2が表示される。
【0307】文字入力ダイヤル423を押下すると、ス
テップS702、S703、S707をへて、ステップ
S708において、入力候補文字483に表示された文
字「Enter(改行)」が入力される。その後ステッ
プS709において第二入力ナビゲ−ション482に
「ABC」が表示される(図107(31))。
【0308】次に第二入力ナビゲ−ション482に「D
EF」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図107(32)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0309】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「E」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図107(33)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0310】入力候補文字483に所望の入力文字
「E」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「E」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に「A
BC」が表示される(図107(34))。
【0311】次に第二入力ナビゲ−ション482に「D
EF」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図107(35)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0312】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「d」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図107(36)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0313】入力候補文字483に所望の入力文字
「d」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「d」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に「A
BC」が表示される(図108(37))。
【0314】次に第二入力ナビゲ−ション482に「G
HI」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図108(38)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0315】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「i」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図108(39)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0316】入力候補文字483に所望の入力文字
「i」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「i」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に「A
BC」が表示される(図108(40))。
【0317】次に第二入力ナビゲ−ション482に「T
UV」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図108(41)のようにディ
スプレイ469に第二入力ナビゲ−ション482が表示
される。
【0318】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「t」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を
反時計回り方向に回転すると、ステップS702、S7
03、S704、S706をへて、図108(42)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0319】入力候補文字483に所望の入力文字
「t」が表示された時点で、文字入力ダイヤル423を
押下すると、ステップS702、S703、S707を
へて、ステップS708において、入力候補文字483
に表示された文字「t」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482「AB
C」が表示される(図108(43))。
【0320】ここでモードキー466を押下すると、数
字入力モードに移り、文字入力ルーチンR700のステ
ップS701において、図108(44)のようにディ
スプレイ469に第一入力ナビゲーション481に「あ
アA1」が表示されるとともに、そのなかの文字「1」
のフォントが拡大して表示される。また第二入力ナビゲ
−ション482に「1」が表示される。
【0321】第二入力ナビゲ−ション482に「5」が
表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計回り方向
に回すと、ステップS702、S703、S704、S
705をへて、図108(45)のように第二入力ナビ
ゲ−ション482が表示される。なお、数字入力モード
では、文字入力ダイヤル423を反時計回り方向に回し
ても入力候補文字483には何の表示も行われれない。
【0322】第二入力ナビゲ−ション482に「5」が
表示された時点で、文字入力ダイヤル423を押下する
と、ステップS702、S703、S707をへて、ス
テップS708において第二入力ナビゲ−ション482
に表示されている「5」が入力される。その後ステップ
S709において第二入力ナビゲ−ション482に
「1」が表示される(図109(46))。
【0323】次に第二入力ナビゲ−ション482に
「6」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図109(47)のように第二
入力ナビゲ−ション482が表示される。
【0324】第二入力ナビゲ−ション482に「6」が
表示された時点で、文字入力ダイヤル423を押下する
と、ステップS702、S703、S707をへて、ス
テップS708において、第二入力ナビゲ−ション48
2に表示されている「6」が入力される。その後ステッ
プS709において第二入力ナビゲ−ション482に
「1」が表示される(図109(48))。
【0325】次に第二入力ナビゲ−ション482に
「0」が表示されるまで文字入力ダイヤル423を時計
回り方向に回すと、ステップS702、S703、S7
04、S705をへて、図109(49)のように第二
入力ナビゲ−ション482が表示される。
【0326】第二入力ナビゲ−ション482に「0」が
表示された時点で、文字入力ダイヤル423を押下する
と、ステップS702、S703、S707をへて、ス
テップS708において、第二入力ナビゲ−ション48
2に表示されている「0」が入力される。その後ステッ
プS709において第二入力ナビゲ−ション482
「1」が表示される(図109(50))。
【0327】ここでモードキー466を押下すると、か
な入力モードに移り、図109(51)のようにディス
プレイ469において第一入力ナビゲーション481に
「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの文字
「あ」のフォントが拡大して表示される。また、第二入
力ナビゲ−ション482に「あ」が表示される。
【0328】以上述べたように第5の実施の形態では、
手元を見ないでもディスプレイに表示される入力ナビゲ
−ションを見ながら、ダイヤルの回転と反転およびダイ
ヤルの押下という簡単な指の動作により、データ入力端
末において容易に文字の入力が可能になる。
【0329】なお、第5の実施の形態におけるデータ入
力端末において、文字入力ダイヤル423を、図35及
び図36に示す文字入力ダイヤル123及び連打キー1
24と同じ構造の文字入力ダイヤル及び入力キーの組み
合わせで構成するようにしてもよい。
【0330】なおまた、上記第5の実施の形態における
データ入力端末を分割して、ディスプレイ469をテレ
ビに、各種キーやダイヤルを含んだデータ入力部をリモ
コンに備えるようにしてもよい。リモコンとテレビとは
例えば赤外線通信手段によって接続する。
【0331】こうしたリモコンとテレビでは、手元を見
ないでもテレビ画面に表示される入力ナビゲ−ションを
見ながら、ダイヤルの回転とダイヤルの押下という簡単
な指の動作により、リモコンで容易に文字の入力が可能
になる。
【0332】また、こうしたリモコンの文字入力ダイヤ
ルの代わりに、図35および図36に示す文字入力ダイ
ヤル123及び連打キー124と同じ構造の文字入力ダ
イヤル及び入力キーの組み合わせを用いて、リモコンで
文字の入力を行ってもよい。
【0333】なおまた、上記第5の実施の形態における
データ入力端末をカメラに備えるようにしてもよい。
【0334】すなわち、カメラ本体の裏面上に、カーソ
ルキー464、確定キー465、モードキー466、ク
リアキー467、文字入力ダイヤル423、ディスプレ
イ469、ファインダーを設置し、またカメラ本体の上
面には、シャッターボタン、ズームダイヤルが設置され
る。
【0335】こうしたカメラにおいても、手元を見ない
でディスプレイに表示される入力ナビゲーションを見な
がら、ダイヤルの回転とダイヤルの押下という簡単な指
の動作により、カメラにおいて撮影された画像のタイト
ル等の文字入力が容易になる。
【0336】また、こうしたカメラにおける文字入力ダ
イヤルの代わりに、図35および図36に示す文字入力
ダイヤル123及び連打キー124と同じ構造の文字入
力ダイヤル及び入力キーの組み合わせを用い、これによ
って文字の入力を行ってもよい。
【0337】なおまた、上記第5の実施の形態における
データ入力端末を携帯パソコンに備えるようにしてもよ
い。
【0338】すなわち、パソコン本体の上に、カーソル
キー464、確定キー465、モードキー466、クリ
アキー467、文字入力ダイヤル423、ディスプレイ
469を設置する。
【0339】こうした携帯パソコンでも、手元を見ない
でもディスプレイ469に表示される入力ナビゲ−ショ
ンを見ながら、ダイヤルの回転とダイヤルの押下という
簡単な指の動作により、携帯パソコンにおいて容易に文
字の入力が可能になる。
【0340】また、こうした携帯パソコンにおける文字
入力ダイヤルの代わりに、図35および図36に示す文
字入力ダイヤル123及び連打キー124と同じ構造の
文字入力ダイヤル及び入力キーの組み合わせを用い、こ
れによって文字の入力を行ってもよい。
【0341】また、上記第5の実施の形態におけるデー
タ入力端末を電子辞書に備えるようにしてもよい。
【0342】また、上記第5の実施の形態におけるデー
タ入力端末をウェアラブルコンピュータに備えるように
してもよい。
【0343】すなわち、ウェアラブルコンピュータのリ
モコンには、電源キー461、メニューキー463、カ
ーソルキー464、確定キー465、モードキー46
6、クリアキー467、文字入力ダイヤル423を設
け、ヘッドマウントディスプレイをディスプレイ469
で構成する。
【0344】こうしたウェアラブルコンピュータでも、
手元を見ないでもヘッドマウウントディスプレイに表示
される入力ナビゲーションを見ながら、ダイヤルの回転
とダイヤルの押下という簡単な指の動作により、リモコ
ンで自由な姿勢で容易に文字の入力が可能になる。
【0345】また、上記第5の実施の形態において文字
入力ダイヤルは、一定の角度(例えば、10度、20
度、60度)回転するごとにクリック感が生じるように
してもよい。また、文字入力ダイヤルは、入力ナビゲー
ション及び/または入力候補文字が切り替え表示される
ごとにクリック感が生じるようにしてもよい。また、文
字入力ダイヤルは、一定の角度(例えば、10度、20
度、60度)回転するごとに、入力ナビゲーション及び
/または入力候補文字が切り替え表示されると同時に、
クリック感が生じるようにしてもよい。
【0346】また、上記第5の実施の形態におけるデー
タ入力端末の文字入力ダイヤル423を、図110に示
すような構造の文字入力ダイヤル423cに代えてもよ
い。
【0347】図110は、文字入力ダイヤル423とは
別の構造の文字入力ダイヤル423cを示す断面図であ
る。
【0348】図に示すように文字入力ダイヤル423c
を、ダイヤル基盤458に立設した複数の支持ローラ4
52cで回転自在に支持し、回転検知ローラ451cが
文字入力ダイヤル423cに内接し、回転検知ローラ4
51cに連接したロータリエンコーダ453cによって
文字入力ダイヤル423cの回転角を検出する。文字入
力ダイヤル423cの表面には滑り止めが形成されてい
る。
【0349】こうした構成の文字入力ダイヤル423c
を用いた場合の文字入力処理を図111を参照して説明
する。
【0350】図111は、文字入力処理である文字入力
ルーチンR800を示すフローチャートである。なお、
テキスト編集においては、文字入力の他に、カーソル移
動、文字の削除、改行等の処理が存在するが、それらは
公知の方法による。したがって、ここでは、文字入力に
ついてだけ説明し、他の処理の説明は省略する。
【0351】ステップS801において、ディスプレイ
469に、所定の第二入力ナビゲーション482を表示
する。
【0352】ステップS802において、文字入力処理
が終了したか否かを判定し、終了していなければステッ
プS803において、文字入力ダイヤル423cが回転
したか否かを判定する。文字入力ダイヤル423cが回
転していればステップS804において、文字入力ダイ
ヤル423cの回転が時計回り方向か否かを判定する。
時計回り方向ならばステップS805において、入力候
補文字483に表示中の文字があればその文字を入力
し、ステップS806において、文字入力ダイヤル42
3cの回転角に応じた内容をもつ第二入力ナビゲーショ
ン82を表示する。
【0353】一方、ステップS804において、文字入
力ダイヤル423cの回転が反時計回り方向であると判
定されたならばステップS807において、文字入力ダ
イヤル423の回転角に応じた内容をもつ入力候補文字
83を表示する。
【0354】図112は、文字を入力する際のユーザの
操作と、それに対応してディスプレイ469に表示され
る画面との関係を示す図である。ここではユーザが、文
字入力ダイヤル423cを親指で操作して、「もじ」と
入力する場合を述べる。
【0355】ユーザは、メニューキー463、カーソル
キー464、モードキー466、確定キー465を操作
して文章作成モードのかな入力モードを選択する。する
と、文字入力ルーチンR800のステップS801にお
いて、図112(1)のように第一入力ナビゲーション
81に「あアA1」が表示されるとともに、そのなかの
文字「あ」のフォントが拡大して表示される。また第二
入力ナビゲーション82に「あ」が表示される。
【0356】次に第二入力ナビゲーション482に
「ま」が表示されるまで文字入力ダイヤル423cを時
計回り方向に回すと、ステップS802、S803、S
804、S805、S806をへて、図112(2)の
ようにディスプレイ469に第二入力ナビゲーション4
82が表示される。
【0357】入力候補文字483に所望の入力文字
「も」が表示されるまで文字入力ダイヤル423cを反
時計回り方向に回転すると、ステップS802、S80
3、S804、S807をへて、図112(3)のよう
にディスプレイ469に入力候補文字483が表示され
る。
【0358】入力候補文字483に所望の入力文字
「も」が表示されたならば、第二入力ナビゲーション4
82に「さ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423
cを時計回り方向に回すと、ステップS802、S80
3、S804をへて、ステップS805において、入力
候補文字483に表示中の文字「も」が入力され、ステ
ップS806において、図112(4)のように第二入
力ナビゲーション482が表示される。
【0359】ここで、入力候補文字483に所望の入力
文字「じ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423c
を反時計回り方向に回転すると、ステップS802、S
803、S804、S807をへて、図112(5)の
ようにディスプレイ469に入力候補文字483が表示
される。
【0360】入力候補文字483に所望の入力文字
「じ」が表示されたならば、第二入力ナビゲーション4
82に「あ」が表示されるまで文字入力ダイヤル423
cを時計回り方向に回すと、ステップS802、S80
3、S804をへて、ステップS805において、入力
候補文字483に表示中の「じ」が入力され、ステップ
S806において、図112(6)のようにディスプレ
イ469に第二入力ナビゲーション482が表示され
る。
【0361】このように、図11〜図112に示すよう
に、文字入力ダイヤル423cを用いたデータ入力端末
では、文字入力ダイヤル423cの押下が不要となって
いる。
【0362】なおまた、上記の各実施の形態において、
合成音声を用いて、入力ナビゲーションの表示内容や、
入力確定した文字をユーザに音声にて提示するようにし
てもよい。例えば、図105(13)における入力確定
した文字「も」を音声合成してユーザに提示するように
する。また、一単語(または一文節や一文)が入力確定
するごとに合成音声でユーザに提示するようにしてもよ
い。
【0363】このように合成音声を用いることによっ
て、ユーザは入力をより確実に確認することができる。
【0364】さらになお、前述した各実施の形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
して実行することによっても、本発明が達成されること
は言うまでもない。
【0365】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0366】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0367】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0368】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0369】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項3
2、請求項47または請求項62記載の発明によれば、
ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
号のうちの少なくとも1つが他とは異なる所定の表示方
法で表示されるよう、表示制御手段が、表示装置の表示
を制御する。そして、ユーザによる第2の操作があった
ときに、確定手段が、前記表示装置に表示されていた画
面における前記所定の表示方法で表示された少なくとも
1つ文字記号における所定の1つの文字記号を、入力す
べき文字記号として確定する。
【0370】これにより、所定の1つの文字記号が文字
記号全体のどこに位置するかが分かり易く表示され、例
えば第1の操作が回転ダイヤルを回転させる場合、ユー
ザが回転ダイヤルをどの方向にどの程度回転させればよ
いかが明確に認識でき、またダイヤルの回転という簡単
な指の動作により滑らかに文字の選択を行うことができ
る。
【0371】また、請求項5、請求項35または請求項
50記載の発明によれば、データ入力装置が、ユーザに
よって操作されて回転する第1の選択手段と、ユーザに
よって押圧されてオンする第2の選択手段とを更に有
し、前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の
選択手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応
じて前記少なくとも1つの文字記号が選択され、前記第
2の選択手段のオン毎に、該選択された少なくとも1つ
の文字記号に属する複数の文字記号のうちの1つが循環
的に選択される。
【0372】これにより、表示装置の画面を見ながら手
元を見ないで、第1の選択手段の回転と第2の選択手段
の押圧という簡単な操作により、容易に入力文字の選択
が可能になることを特徴とする。
【0373】また、請求項8、請求項37または請求項
52記載の発明によれば、データ入力装置が、時計回り
方向及び反時計回り方向に回転可能であり、ユーザによ
って操作されて回転する第1の選択手段と、ユーザによ
って押圧されてオンする第2の選択手段とを更に有し、
前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
の回転に応じて前記少なくとも1つの文字記号が循環的
に選択され、前記第1の選択手段の第2の回転方向への
回転に応じて、該選択された少なくとも1つの文字記号
に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に選択さ
れることを特徴とする。
【0374】これにより、第1の選択手段の第1の回転
方向への回転により、前記少なくとも1つの文字記号が
選択され、第1の選択手段の第2の回転方向への回転に
より、該選択された少なくとも1つの文字記号に属する
複数の文字記号のうちの1つが選択される。そして、第
2の選択手段の押圧で、選択された文字記号が入力され
る。したがって、第1の選択手段の回転や第2の選択手
段の押圧という簡単な操作により、表示装置の画面を見
ながら手元を見ないで、容易に文字の入力が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ入力端末の第1の実施の形
態における外観構成を示す外観図である。
【図2】データ入力端末の各部位のサイズを示すデータ
入力端末の外観図である。
【図3】ユーザが片手でデータ入力端末を持った状態を
示す図である。
【図4】データ入力端末の電気的な内部構成をしめすブ
ロック図である。
【図5】文字入力ダイヤルの平面構成図である。
【図6】文字入力ダイヤルを側面から見た断面図である
【図7】板バネの構成を示す平面図である。
【図8】ダイヤル本体が回転する際に板バネによってク
リック感が生成される機構を示す図である。
【図9】かな文字入力処理の手順を示すフローチャート
である。
【図10】かな文字入力処理におけるディスプレイに表
示される一般的な表示画面を示す図である。
【図11】かな文字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(1/3)を示す図
である。
【図12】かな文字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(2/3)を示す図
である。
【図13】かな文字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(3/3)を示す図
である。
【図14】かな文字入力処理におけるディスプレイに表
示される表示画面を示す図である。
【図15】かな文字入力処理におけるディスプレイに表
示される表示画面を示す図である。
【図16】かな文字入力処理における「かんじ」と入力
する場合のディスプレイの一連の表示画面を示す図であ
る。
【図17】かな文字入力処理における「かんじ」と入力
する場合のディスプレイの一連の表示画面を示す図であ
る。
【図18】ローマ字入力処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図19】ローマ字入力処理におけるディスプレイに表
示される一般的な表示画面を示す図である。
【図20】ローマ字入力処理におけるディスプレイに表
示される一般的な表示画面を示す図である。
【図21】ローマ字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(1/3)を示す図
である。
【図22】ローマ字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(2/3)を示す図
である。
【図23】ローマ字入力処理における文字入力ダイヤル
の回転角θと文字入力案内との関係(3/3)を示す図
である。
【図24】ローマ字入力処理における「Cat」と入力
する場合のディスプレイの一連の表示画面を示す図であ
る。
【図25】数字入力処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図26】数字入力処理におけるディスプレイに表示さ
れる一般的な表示画面を示す図である。
【図27】数字入力処理における文字入力ダイヤルの回
転角θと入力候補文字との関係を示す図である。
【図28】数次入力処理における「2 (空白)7」と
入力する場合のディスプレイの一連の表示画面を示す図
である。
【図29】第1の実施の形態とは異なる構成を備えたデ
ータ入力端末を示す外観図である。
【図30】第1の実施の形態とは異なる構成を備えたデ
ータ入力端末を示す外観図である。
【図31】本発明に係るデータ入力装置を搭載したファ
クシミリ装置の外観を示す図である。
【図32】操作ボードの詳しい構成を示す図である。
【図33】ユーザが操作ボードを右手で操作して文字を
入力している状態を示す図である。
【図34】ファクシミリ装置における電気的な主な構成
要素を示すブロック図である。
【図35】文字入力ダイヤルおよび連打キーの平面図で
ある。
【図36】文字入力ダイヤルおよび連打キーを側面から
見た断面図である。
【図37】かな入力モードにおいてディスプレイに表示
される画面を示す図である。
【図38】かな入力モードにおける、文字入力ダイヤル
の回転角θと、表示される入力ナビゲーションと、連打
により表示される入力候補文字との関係を示す図であ
る。
【図39】文字入力ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図40】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(1/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図41】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(2/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図42】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(3/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図43】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(4/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図44】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(5/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図45】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(6/6)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図46】英字入力モードにおいてディスプレイに表示
される画面を示す図である。
【図47】英字入力モードにおける、文字入力ダイヤル
の回転角θと、表示される入力ナビゲーションと、連打
によって表示される入力候補文字との関係を示す図であ
る。
【図48】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(1/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図49】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(2/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図50】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(3/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図51】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(4/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図52】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(5/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図53】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(6/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図54】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(7/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図55】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(8/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図56】英字を入力する際におけるユーザの一連の操
作(9/9)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図57】第2の実施の形態における文字入力ダイヤル
とは異なる文字入力ダイヤルを備えたファクシミリ装置
を示す外観図である。
【図58】文字入力ダイヤルの構成を示す平面図であ
る。
【図59】文字入力ダイヤルを側面からみた断面図であ
る。
【図60】文字入力ダイヤルを、図57に示すような位
置とは異なる位置に配置した別のファクシミリ装置を示
す外観図である。
【図61】本発明に係るデータ入力装置を搭載した携帯
電話装置の外観を示す図である。
【図62】携帯電話装置のサイズを示す図である。
【図63】携帯電話装置をユーザが片手で持って、主に
親指一本で操作している様子を示す図である。
【図64】携帯電話装置における電気的な主な構成を示
すブロック図である。
【図65】かな入力モードにおける、文字入力ダイヤル
の回転角θと、表示される第二入力ナビゲーションと、
連打によって表示される入力候補文字との関係を示す図
である。
【図66】かな入力モードにおける文字入力ダイヤルの
θ=0度の位置を示す図である。
【図67】カナ入力モードにおける、文字入力ダイヤル
の回転角θと、表示される第二入力ナビゲーションと、
連打によって表示される入力候補文字との関係を示す図
である。
【図68】カナ入力モードにおける文字入力ダイヤルの
θ=0度の位置を示す図である。
【図69】ローマ字入力モードにおける、文字入力ダイ
ヤルの回転角θと、表示される第二入力ナビゲーション
と、連打によって表示される入力候補文字との関係を示
す図である。
【図70】ローマ字入力モードにおける文字入力ダイヤ
ルのθ=0度の位置を示す図である。
【図71】数字入力モードにおける、文字入力ダイヤル
の回転角θと、表示される第二入力ナビゲーションと、
連打によって表示される入力候補文字との関係を示す図
である。
【図72】数字入力モードにおける文字入力ダイヤルの
θ=0度の位置を示す図である。
【図73】各種文字入力モードにおける文字入力処理で
ある文字入力ルーチンを示すフローチャートである。
【図74】文字を入力する際のユーザの一連の操作(1
/4)と、その操作に対応して表示される表示画面との
関係を示す図である。
【図75】文字を入力する際のユーザの一連の操作(2
/4)と、その操作に対応して表示される表示画面との
関係を示す図である。
【図76】文字を入力する際のユーザの一連の操作(3
/4)と、その操作に対応して表示される表示画面との
関係を示す図である。
【図77】文字を入力する際のユーザの一連の操作(4
/4)と、その操作に対応して表示される表示画面との
関係を示す図である。
【図78】文字入力ダイヤルおよび連打キーを備えた携
帯電話装置の構成を示す外観図である。
【図79】第3の実施の形態におけるデータ入力装置を
含んだテレビとリモコンを示す図である。
【図80】第3の実施の形態におけるデータ入力装置を
備えたカメラを示す図である。
【図81】第3の実施の形態におけるデータ入力装置を
備えた携帯パソコンを示す図である。
【図82】第3の実施の形態におけるデータ入力装置を
備えたウェアラブルコンピュータを示す図である。
【図83】第4の実施の形態における操作ボードの詳し
い構成を示す図である。
【図84】第4の実施の形態におけるかな入力モードに
おいて、文字入力ダイヤルを回転させたときにディスプ
レイに表示される入力ナビゲーションと入力候補文字と
を示す図である。
【図85】文字入力処理である文字入力ルーチンR60
0を示すフローチャートである。
【図86】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(1/4)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図87】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(2/4)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図88】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(3/4)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図89】かなを入力する際におけるユーザの一連の操
作(4/4)と、その操作に対応して表示される表示画
面との関係を示す図である。
【図90】第4の実施の形態における英字入力モードに
おいて、文字入力ダイヤルを回転させたときにディスプ
レイに表示される入力ナビゲーションと入力候補文字と
を示す図である。
【図91】ローマ字を入力する際におけるユーザの一連
の操作(1/4)と、その操作に対応して表示される表
示画面との関係を示す図である。
【図92】ローマ字を入力する際におけるユーザの一連
の操作(2/4)と、その操作に対応して表示される表
示画面との関係を示す図である。
【図93】ローマ字を入力する際におけるユーザの一連
の操作(3/4)と、その操作に対応して表示される表
示画面との関係を示す図である。
【図94】ローマ字を入力する際におけるユーザの一連
の操作(4/4)と、その操作に対応して表示される表
示画面との関係を示す図である。
【図95】本発明に係るデータ入力端末の第5の実施の
形態における外観構成を示す外観図である。
【図96】第5の実施の形態におけるデータ入力端末の
サイズを示す図である。
【図97】第5の実施の形態におけるデータ入力端末を
ユーザが片手で持って、主に親指一本で操作している様
子を示す図である。
【図98】第5の実施の形態におけるデータ入力端末に
おける電気的な主な構成を示すブロック図である。
【図99】かな入力モードにおいて、文字入力ダイヤル
の回転に応じてディスプレイに表示される第二入力ナビ
ゲーションと入力候補文字との関係を示す図である。
【図100】カナ入力モードにおいて、文字入力ダイヤ
ルの回転に応じて表示される第二入力ナビゲーションと
入力候補文字との関係を示す図である。
【図101】ローマ字入力モードにおいて、文字入力ダ
イヤルの回転に応じて表示される第二入力ナビゲーショ
ンと入力候補文字との関係を示す図である。
【図102】数字入力モードにおいて、文字入力ダイヤ
ルの回転に応じて表示される第二入力ナビゲーションと
入力候補文字との関係を示す図である。
【図103】文字入力処理である文字入力ルーチンR7
00を示すフローチャートである。
【図104】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(1/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図105】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(2/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図106】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(3/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図107】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(4/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図108】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(5/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図109】文字を入力する際のユーザの一連の操作
(6/6)と、それに対応して表示されるディスプレイ
の画面との関係を示す図である。
【図110】別の構造の文字入力ダイヤルを示す断面図
である。
【図111】文字入力処理である文字入力ルーチンR8
00を示すフローチャートである。
【図112】文字を入力する際のユーザの操作と、それ
に対応してディスプレイに表示される画面との関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ディスプレイ(表示装置) 3 文字入力案内 31 あかさたな列 32 入力候補文字 33 拡大文字 4 電源キー 5 メニューキー 6 カーソルキー 7 クリアキー 8 確定改行キー 9 モードキー 10 文字入力ダイヤル 11 CPU(確定手段) 12 RAM 13 ROM 14 表示制御部(表示制御手段) 15 テキスト編集部 16 かな漢字変換部 17 辞書 18 文字入力案内記憶部 19a 文字選択ダイヤル 19b 文字確定キー 20 ダイヤル本体 21 支持ローラ 22 回転検知ローラ 23 板バネ取り付け基盤 24 板バネ 24a 山状部 24b 切欠溝 25 クリック感生成突起 26 ロータリーエンコーダ 27 ダイヤル取り付け基盤 28 プッシュボタン 41 カーソル 42 リモコン本体 101 ファクシミリ本体 102 操作ボード 103 ディスプレイ 104 受話器 105 ハンディスキャナ 106 給紙トレイ 121 パームレスト 122 カーソルキー 123 文字入力ダイヤル(第1の選択手段) 123b 文字入力ダイヤル 124 連打キー(第2の選択手段) 125 確定キー 126 クリアキー 127 モードキー 128 メールキー 129 電話帳ダイヤル 130 スタートキー 131 ストップキー 132 電話ダイヤルキー F1〜F4 機能キー 133 表示処理部 134 テキスト編集部 135 CPU 137 RAM 138 ROM 139 通信部 141 カーソル 142 入力ナビゲーション 143 入力候補文字 144 操作メニュー 151 回転検知ローラ 151b 回転検知ローラ 152 支持ローラ 152b 支持ローラ 153 ロータリエンコーダ 153b ロータリエンコーダ 154 金属ドーム接点 154b 金属ドーム接点 155 固定接点 155b 固定接点 156 ヒンジ部 156b ヒンジ部 157 突起部 157b 突起部 158 ダイヤル基盤 160 携帯電話本体 161 電源キー 162 通話キー 163 メニューキー 164 カーソルキー 165 確定キー 166 モードキー 167 クリアキー 168 文字入カダイヤル 169 ディスプレイ 170 CPU 171 ROM 172 RAM 173 表示制御部 174 テキスト編集部 175 マイク 176 スピーカー 177 通信部 181 第一入カナビゲーション 182 第二入力ナビゲーション 183 入力候補文字 184 カーソル 190 リモコン 191 テレビ 192 ヘッドマウウントディスプレイ 200 カメラ本体 202 シャッターボタン 202 ズームダイヤル 203 ファインダー 323 文字入力ダイヤル 460 データ入力端末本体 461 電源キー 463 メニューキー 464 カーソルキー 465 確定キー 466 モードキー 467 クリアキー 469 デイスプレイ 470 CPU 471 ROM 472 RAM 473 表示制御部 474 テキスト編集部 477 通信部 481 第一入力ナビゲーション 482 第二入力ナビゲーション 483 入力候補文字 484 カーソル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/23 Fターム(参考) 5B020 AA05 CC12 DD05 FF17 FF53 GG05 GG13 5E501 AA04 AB03 BA05 CA04 CB20 EA02 EB05 FA13 FA23 FA42 5K023 AA07 BB11 DD06 DD08 GG01 GG04 HH01 HH07 LL06 5K027 AA11 BB02 CC08 FF22 MM17

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配
    列順序で並んだ複数の文字記号が表示されるとともに、
    該複数の文字記号のうちの少なくとも1つが他とは異な
    る所定の表示方法で表示されるよう表示装置の表示を制
    御する表示制御手段と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された少なくとも1つの文字記号における所定の1つの
    文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確定手
    段とを有することを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 ユーザによって操作されて回転し、該回
    転が前記第1の操作となる文字入力ダイヤルを更に有す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 前記文字入力ダイヤルは押下げ可能な構
    成を備え、ユーザによる該文字入力ダイヤルの押下げが
    前記第2の操作となることを特徴とする請求項2記載の
    データ入力装置。
  4. 【請求項4】 リング状の回転体から構成され、ユーザ
    によって操作されて回転する文字選択ダイヤルと、 前記文字選択ダイヤルとは別体であり、前記回転体のリ
    ング中心部に設けられた文字確定キーとを更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記文字選択ダイヤルの
    回転操作であり、前記第2の操作は前記文字確定キーの
    押下操作であることを特徴とする請求項1記載のデータ
    入力装置。
  5. 【請求項5】 ユーザによって操作されて回転する第1
    の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記少なくとも1つの文字記号が選択され、前記第2の
    選択手段のオン毎に、該選択された少なくとも1つの文
    字記号に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に
    選択されることを特徴とする請求項1記載のデータ入力
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の操作は、前記第2の選択手段
    のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のデータ入力装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の選択手段と前記第2の選択手
    段とが、同一の操作部分から構成されることを特徴とす
    る請求項5記載のデータ入力装置。
  8. 【請求項8】 時計回り方向及び反時計回り方向に回転
    可能であり、ユーザによって操作されて回転する第1の
    選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて前記少なくとも1つの文字記号が循環的
    に選択され、前記第1の選択手段の第2の回転方向への
    回転に応じて、該選択された少なくとも1つの文字記号
    に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載のデータ入力装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の操作は、前記第2の選択手段
    のオンであることを特徴とする請求項8記載のデータ入
    力装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の選択手段と前記第2の選択
    手段とが、同一の操作部分から構成されることを特徴と
    する請求項8記載のデータ入力装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の表示方法は、文字記号の大
    きさ、フォント、色のうち少なくとも1つを変えて表示
    する方法であることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    0のいずれかに記載のデータ入力装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の表示方法は、前記少なくと
    も1つの文字記号に属する複数の文字記号のうちの1つ
    が該少なくとも1つの文字記号に添えて表示される方法
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいず
    れかに記載のデータ入力装置。
  13. 【請求項13】 前記文字記号は、かな文字、ローマ
    字、数字のうちの少なくとも1つであり、前記所定の配
    列順序は、前記文字記号がかな文字ならば五十音順、前
    記文字記号がローマ字ならばアルファベット順、前記文
    字記号が数字ならば昇順または降順であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のデータ
    入力装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも、前記第1及び第2の操作
    を行うための操作部及び前記表示装置が前記データ入力
    装置の操作面に配置され、前記操作部が前記データ入力
    装置の操作面中央部に配置されることを特徴とする請求
    項1乃至請求項13のいずれかに記載のデータ入力装
    置。
  15. 【請求項15】 ユーザの第1の操作に応じて、複数の
    グループのうち各グループにおける複数の文字記号が所
    定の配列順序で並んでそれぞれ表示されるとともに、該
    複数の文字記号のうちの各1つが他とは異なる所定の表
    示方法で表示されるよう表示装置に表示させる表示制御
    手段と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定手段とを有することを特徴とするデータ入力装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の文字記号は少なくともアル
    ファベットであり、前記複数のグループは大文字及び小
    文字のグループであることを特徴とする請求項15記載
    のデータ入力装置。
  17. 【請求項17】 ユーザの第1の操作に応じて、所定の
    配列順序で並んだ複数の文字記号が表示されるととも
    に、該複数の文字記号のうちの各1つが他とは異なる所
    定の表示方法で表示されるよう表示装置に表示させる表
    示制御手段と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定手段とを有することを特徴とするデータ入力装置。
  18. 【請求項18】 ユーザの第1の操作に応じて、上位階
    層を構成する複数の上位文字記号が所定の配列順序で並
    んで表示されるとともに、該複数の上位文字記号のうち
    の各少なくとも1つが他とは異なる所定の表示方法でそ
    れぞれ表示され、さらに、該表示された少なくとも1つ
    の上位文字記号に属する複数の下位文字記号のうちの各
    1つが表示されるよう表示装置に表示させる表示制御手
    段と、ユーザによる第2の操作があったときに前記表示
    装置に表示されていた下位文字記号を、入力すべき文字
    記号として確定する確定手段とを有することを特徴とす
    るデータ入力装置。
  19. 【請求項19】 ユーザによって操作されて回転する第
    1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記所定の表示方法で表示されるべき少なくとも1つの
    上位文字記号が選択され、前記第2の選択手段のオン毎
    に、該選択された少なくとも1つの上位文字記号に属す
    る複数の下位文字記号のうちの1つが循環的に選択され
    ることを特徴とする請求項18記載のデータ入力装置。
  20. 【請求項20】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転である
    ことを特徴とする請求項19記載のデータ入力装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の選択手段が、リング状の回
    転体から構成され、前記第2の選択手段が、該回転体と
    は別体であり、該回転体のリング中心部に設けられた押
    し戻し力を備えた押下スイッチから構成されることを特
    徴とする請求項19記載のデータ入力装置。
  22. 【請求項22】 前記第1及び第2の選択手段が、回転
    軸方向に押し戻し力を備えた回転体から構成され、前記
    第1の選択手段が該回転体の回転によって作用するとと
    もに、前記第2の選択手段が、該回転体の回転軸方向の
    移動によって作用することを特徴とする請求項19記載
    のデータ入力装置。
  23. 【請求項23】 時計回り方向及び反時計回り方向に回
    転可能であり、ユーザによって操作されて回転する第1
    の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて、前記所定の表示方法で表示されるべき
    少なくとも1つの上位文字記号が選択され、前記第1の
    選択手段の第2の回転方向への回転に応じて、該選択さ
    れた少なくとも1つの上位文字記号に属する複数の下位
    文字記号のうちの1つが循環的に選択されることを特徴
    とする請求項18記載のデータ入力装置。
  24. 【請求項24】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオンであることを特徴とする請求項23記載のデー
    タ入力装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の選択手段が、リング状の回
    転体から構成され、前記第2の選択手段が、該回転体と
    は別体であり、該回転体のリング中心部に設けられた押
    し戻し力を備えた押下スイッチから構成されることを特
    徴とする請求項23記載のデータ入力装置。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2の選択手段が、回転
    軸方向に押し戻し力を備えた回転体から構成され、前記
    第1の選択手段が該回転体の回転によって作用するとと
    もに、前記第2の選択手段が、該回転体の回転軸方向の
    移動によって作用することを特徴とする請求項23記載
    のデータ入力装置。
  27. 【請求項27】 前記文字記号は少なくともかな文字で
    あり、前記複数の上位文字記号は少なくとも五十音列の
    子音部の第1音「あ、か、さ、た、な」であることを特
    徴とする請求項18記載のデータ入力装置。
  28. 【請求項28】 前記下位文字記号は、少なくとも、対
    応の子音部の第1音から第5音であることを特徴とする
    請求項27記載のデータ入力装置。
  29. 【請求項29】 前記複数の文字記号は少なくともロー
    マ字であり、前記所定の表示方法でそれぞれ表示される
    少なくとも1つの上位文字記号は、アルファベット順に
    並んだローマ字のうち複数のローマ字によって構成され
    ることを特徴とする請求項18記載のデータ入力装置。
  30. 【請求項30】 前記下位文字記号は、少なくとも、対
    応の複数のローマ字における大文字及び小文字によって
    構成されることを特徴とする請求項29記載のデータ入
    力装置。
  31. 【請求項31】 音声合成手段と、 前記確定手段によって、入力すべき文字記号として確定
    された文字記号を、前記音声合成手段によって音声に変
    換し出力する出力手段とを更に有することを特徴とする
    請求項18記載のデータ入力装置。
  32. 【請求項32】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法において、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの少なくとも1つが他とは異なる所定の表示方
    法で表示されるよう前記表示装置の表示を制御する表示
    制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された少なくとも1つの文字記号における所定の1つの
    文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確定ス
    テップとを有することを特徴とするデータ入力方法。
  33. 【請求項33】 前記データ入力装置が、ユーザによっ
    て操作されて回転及び押下げされ得る文字入力ダイヤル
    を更に有し、 前記文字入力ダイヤルの回転が前記第1の操作となると
    ともに、該文字入力ダイヤルの押下げが前記第2の操作
    となることを特徴とする請求項32記載のデータ入力方
    法。
  34. 【請求項34】 前記データ入力装置が、 リング状の回転体から構成され、ユーザによって操作さ
    れて回転する文字選択ダイヤルと、 前記文字選択ダイヤルとは別体であり、前記回転体のリ
    ング中心部に設けられた文字確定キーとを更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記文字選択ダイヤルの
    回転操作であり、前記第2の操作は前記文字確定キーの
    押下操作であることを特徴とする請求項32記載のデー
    タ入力方法。
  35. 【請求項35】 前記データ入力装置が、 ユーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記少なくとも1つの文字記号が選択され、前記第2の
    選択手段のオン毎に、該選択された少なくとも1つの文
    字記号に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に
    選択されることを特徴とする請求項32記載のデータ入
    力方法。
  36. 【請求項36】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転である
    ことを特徴とする請求項35記載のデータ入力方法。
  37. 【請求項37】 前記データ入力装置が、 時計回り方向及び反時計回り方向に回転可能であり、ユ
    ーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて前記少なくとも1つの文字記号が循環的
    に選択され、前記第1の選択手段の第2の回転方向への
    回転に応じて、該選択された少なくとも1つの文字記号
    に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に選択さ
    れることを特徴とする請求項32記載のデータ入力方
    法。
  38. 【請求項38】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオンであることを特徴とする請求項37記載のデー
    タ入力方法。
  39. 【請求項39】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法において、 ユーザの第1の操作に応じて、複数のグループのうち各
    グループにおける複数の文字記号が所定の配列順序で並
    んでそれぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号の
    うちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示され
    るよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とするデータ入力方
    法。
  40. 【請求項40】 前記複数の文字記号は少なくともアル
    ファベットであり、前記複数のグループは大文字及び小
    文字のグループであることを特徴とする請求項39記載
    のデータ入力方法。
  41. 【請求項41】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法において、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示
    されるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップ
    と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とするデータ入力方
    法。
  42. 【請求項42】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法において、 ユーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数
    の上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示されると
    ともに、該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1
    つが他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、
    さらに、該表示された少なくとも1つの上位文字記号に
    属する複数の下位文字記号のうちの各1つが表示される
    よう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた下位文字記号を、入力すべき文字記号と
    して確定する確定ステップとを有することを特徴とする
    データ入力方法。
  43. 【請求項43】 前記データ入力装置が、 ユーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記所定の表示方法で表示されるべき少なくとも1つの
    上位文字記号が選択され、前記第2の選択手段のオン毎
    に、該選択された少なくとも1つの上位文字記号に属す
    る複数の下位文字記号のうちの1つが循環的に選択され
    ることを特徴とする請求項42記載のデータ入力方法。
  44. 【請求項44】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転である
    ことを特徴とする請求項43記載のデータ入力方法。
  45. 【請求項45】 前記データ入力装置が、 時計回り方向及び反時計回り方向に回転可能であり、ユ
    ーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて、前記所定の表示方法で表示されるべき
    少なくとも1つの上位文字記号が選択され、前記第1の
    選択手段の第2の回転方向への回転に応じて、該選択さ
    れた少なくとも1つの上位文字記号に属する複数の下位
    文字記号のうちの1つが循環的に選択されることを特徴
    とする請求項42記載のデータ入力方法。
  46. 【請求項46】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオンであることを特徴とする請求項45記載のデー
    タ入力方法。
  47. 【請求項47】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法をプログラムとして記憶した、
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの少なくとも1つが他とは異なる所定の表示方
    法で表示されるよう前記表示装置の表示を制御する表示
    制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された少なくとも1つの文字記号における所定の1つの
    文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確定ス
    テップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  48. 【請求項48】 前記データ入力装置が、ユーザによっ
    て操作されて回転及び押下げされ得る文字入力ダイヤル
    を更に有し、 前記文字入力ダイヤルの回転が前記第1の操作となると
    ともに、該文字入力ダイヤルの押下げが前記第2の操作
    となることを特徴とする請求項47記載の記憶媒体。
  49. 【請求項49】 前記データ入力装置が、 リング状の回転体から構成され、ユーザによって操作さ
    れて回転する文字選択ダイヤルと、 前記文字選択ダイヤルとは別体であり、前記回転体のリ
    ング中心部に設けられた文字確定キーとを更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記文字選択ダイヤルの
    回転操作であり、前記第2の操作は前記文字確定キーの
    押下操作であることを特徴とする請求項47記載の記憶
    媒体。
  50. 【請求項50】 前記データ入力装置が、 ユーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記少なくとも1つの文字記号が選択され、前記第2の
    選択手段のオン毎に、該選択された少なくとも1つの文
    字記号に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に
    選択されることを特徴とする請求項47記載の記憶媒
    体。
  51. 【請求項51】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転である
    ことを特徴とする請求項50記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記データ入力装置が、 時計回り方向及び反時計回り方向に回転可能であり、ユ
    ーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて前記少なくとも1つの文字記号が循環的
    に選択され、前記第1の選択手段の第2の回転方向への
    回転に応じて、該選択された少なくとも1つの文字記号
    に属する複数の文字記号のうちの1つが循環的に選択さ
    れることを特徴とする請求項47記載の記憶媒体。
  53. 【請求項53】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオンであることを特徴とする請求項52記載の記憶
    媒体。
  54. 【請求項54】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法をプログラムとして記憶した、
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、複数のグループのうち各
    グループにおける複数の文字記号が所定の配列順序で並
    んでそれぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号の
    うちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示され
    るよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  55. 【請求項55】 前記複数の文字記号は少なくともアル
    ファベットであり、前記複数のグループは大文字及び小
    文字のグループであることを特徴とする請求項54記載
    の記憶媒体。
  56. 【請求項56】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法をプログラムとして記憶した、
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示
    されるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップ
    と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  57. 【請求項57】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法をプログラムとして記憶した、
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数
    の上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示されると
    ともに、該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1
    つが他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、
    さらに、該表示された少なくとも1つの上位文字記号に
    属する複数の下位文字記号のうちの各1つが表示される
    よう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた下位文字記号を、入力すべき文字記号と
    して確定する確定ステップとを有することを特徴とする
    記憶媒体。
  58. 【請求項58】 前記データ入力装置が、 ユーザによって操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1及び第2の選択
    手段の操作であり、前記第1の選択手段の回転に応じて
    前記所定の表示方法で表示されるべき少なくとも1つの
    上位文字記号が選択され、前記第2の選択手段のオン毎
    に、該選択された少なくとも1つの上位文字記号に属す
    る複数の下位文字記号のうちの1つが循環的に選択され
    ることを特徴とする請求項57記載の記憶媒体。
  59. 【請求項59】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオン後に行われた前記第1の選択手段の回転である
    ことを特徴とする請求項58記載の記憶媒体。
  60. 【請求項60】 前記データ入力装置が、時計回り方向
    及び反時計回り方向に回転可能であり、ユーザによって
    操作されて回転する第1の選択手段と、 ユーザによって押圧されてオンする第2の選択手段とを
    更に有し、 前記第1の操作はユーザによる前記第1の選択手段の回
    転操作であり、前記第1の選択手段の第1の回転方向へ
    の回転に応じて、前記所定の表示方法で表示されるべき
    少なくとも1つの上位文字記号が選択され、前記第1の
    選択手段の第2の回転方向への回転に応じて、該選択さ
    れた少なくとも1つの上位文字記号に属する複数の下位
    文字記号のうちの1つが循環的に選択されることを特徴
    とする請求項57記載の記憶媒体。
  61. 【請求項61】 前記第2の操作は、前記第2の選択手
    段のオンであることを特徴とする請求項60記載の記憶
    媒体。
  62. 【請求項62】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法を実行させるプログラムにおい
    て、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの少なくとも1つが他とは異なる所定の表示方
    法で表示されるよう前記表示装置の表示を制御する表示
    制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された少なくとも1つの文字記号における所定の1つの
    文字記号を、入力すべき文字記号として確定する確定ス
    テップとを有することを特徴とするプログラム。
  63. 【請求項63】 表示装置を備えたデータ入力装置に適
    用されるデータ入力方法を実行可能なプログラムにおい
    て、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、複数のグループのうち各
    グループにおける複数の文字記号が所定の配列順序で並
    んでそれぞれ表示されるとともに、該複数の文字記号の
    うちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示され
    るよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  64. 【請求項64】表示装置を備えたデータ入力装置に適用
    されるデータ入力方法を実行可能なプログラムにおい
    て、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、所定の配列順序で並んだ
    複数の文字記号が表示されるとともに、該複数の文字記
    号のうちの各1つが他とは異なる所定の表示方法で表示
    されるよう前記表示装置に表示させる表示制御ステップ
    と、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた画面における前記所定の表示方法で表示
    された文字記号を、入力すべき文字記号として確定する
    確定ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  65. 【請求項65】表示装置を備えたデータ入力装置に適用
    されるデータ入力方法を実行可能なプログラムにおい
    て、 前記データ入力方法が、 ユーザの第1の操作に応じて、上位階層を構成する複数
    の上位文字記号が所定の配列順序で並んで表示されると
    ともに、該複数の上位文字記号のうちの各少なくとも1
    つが他とは異なる所定の表示方法でそれぞれ表示され、
    さらに、該表示された少なくとも1つの上位文字記号に
    属する複数の下位文字記号のうちの各1つが表示される
    よう前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、 ユーザによる第2の操作があったときに前記表示装置に
    表示されていた下位文字記号を、入力すべき文字記号と
    して確定する確定ステップとを有することを特徴とする
    プログラム。
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