JP2002236182A - 一次元又は多次元検出器アレイの製造方法 - Google Patents

一次元又は多次元検出器アレイの製造方法

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JP2002236182A
JP2002236182A JP2001336515A JP2001336515A JP2002236182A JP 2002236182 A JP2002236182 A JP 2002236182A JP 2001336515 A JP2001336515 A JP 2001336515A JP 2001336515 A JP2001336515 A JP 2001336515A JP 2002236182 A JP2002236182 A JP 2002236182A
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オットー ヴァルター
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    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
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    • Y10T156/1052Methods of surface bonding and/or assembly therefor with cutting, punching, tearing or severing
    • Y10T156/1082Partial cutting bonded sandwich [e.g., grooving or incising]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次元又は多次元検出器アレイをより簡単に
製造するための方法を提供する。 【解決手段】 電磁波、特にX線の検出用の一次元又は
多次元検出器アレイ(9;15,17;70)を製造す
るために複合層(1)を形成する。この複合層は放射線
に対して敏感な材料(M)を含有するセンサ層および基
層(5)から成る。センサ層(3)を互いに絶縁した個
々のエレメント(E11,E12,...E1m,E2
1,...Enm)に分割するために、材料Mを切削す
ることによって隔壁(7)がセンサ層(3)に形成され
る。隔壁(7)には反射材料(R)の装入又は充填が行
われる。多数の一次元検出器アレイ(70)を製造する
には、隔壁(7)により生じた、マトリックス状に配列
されたエレメント(E11,E12,...E1m,E
21,...Enm)の構造体を行ピース(52,5
3、...63)又は列ピースに分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波の検出、特に
X線検出用の一次元又は多次元検出器アレイの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】X線又はその他のエネルギーの大きい放
射線を検出器を用いて検出する必要のあるCT装置又は
その他の装置には、X線又はエネルギーの大きい放射線
をスペクトル範囲が人間の眼又は光電受信器で識別可能
であるその他の電磁波に変換させるような発光物質又は
シンチレータ物質が用いられる。このようなシンチレー
タ物質、いわゆるUFCセラミック(Ultra−Fa
st−Ceramic)は例えばアメリカ特許第5,2
96,163号明細書に記載されている。
【0003】X線信号の局所解像力を得るには少なくと
も一方向に構造化された検出器が必要である。
【0004】より迅速な像処理を行うことを目的とし
て、また、X線源から投射されたX線束をさらに十分に
活用するという理由から、互いに直交する2本の軸に沿
ってX線検出器を構造化し、二次元検出器アレイを形成
する方法も知られている。このような二次元アレイはた
とえばアメリカ特許第5,440,129号およびヨー
ロッパ特許出願公開第0819406A1号で公開され
ている。
【0005】発光物質又はシンチレータ物質を用いた一
次元又は多次元検出器の製造は労力を要し、特に個数が
多くなると製造費用も高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電磁
波を検出するための検出器アレイを安価に製造できるよ
うな方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に記載
した検出器アレーの製造法において本発明によれば、 a)放射線に敏感な材料を含有するセンサ層および基層
から成る複合層を形成し、 b) センサ層を互いに絶縁した個々のエレメントに分割
するために、基層と反対側から複合層の材料を切削する
ことによって隔壁をセンサ層に形成することにより解決
される。
【0008】この方法は製造技術的に簡単に実施できる
ことが利点である。隔壁はチャネル、刻み目又は溝とし
て特に基層内にまで突出するように形成することができ
る。これらの隔壁はひとつの機械によって迅速な連続作
業工程で互いに平行するように形成される。個々のセン
サエレメントの操作は不要である。隔壁は主として鋸引
き、フライス切削、腐食によって形成すると好適であ
る。
【0009】放射線に対して敏感な材料としては主とし
て発光物質又はシンチレータ物質が用いられるが、これ
らの物質は特にX線に対して敏感である。これにより簡
単にX線検出器が製造できる。
【0010】望ましい実施形態は、基層が反射材料を含
有し、この材料が発光物質又はシンチレータ物質から放
出された放射線を反射する方式である。
【0011】更に別の望ましい実施形態は、隔壁に反射
材料を充填、特に流し込む方式である。すべての隔壁を
ただ1回の作業工程で充填させると特に有利である。充
填される反射材料は特に、基層の材料の場合と同様に、
発光物質又はシンチレータ物質から放出された放射線を
反射する材料である。このようにして、隔壁によって形
成されるエレメントは、4つの側面と基層によって閉鎖
された裏面とが光学的に互いにないしは周囲から絶縁さ
れることになる。このことは、5つの側面から周囲光が
センサ層のエレメント内へ侵入しないことを意味し、ま
た他方では、エレメント内の発光物質又はシンチレータ
物質によって発生した蛍光が5つの側面から反射して唯
一開放されたままの側面に、たとえば光検出器のカップ
リングに集められることを意味する。そのほかに、反射
材料を充填した隔壁によってセンサ層の個々のエレメン
ト間の誘導妨害が回避される。
【0012】特に望ましい実施形態によれば、隔壁は特
に互いに交差している溝として形成され、マトリックス
状に配列したエレメントの構造体が形成される。
【0013】このようなマトリックス状の構造体は二次
元検出器アレイの製造に用いられている。この場合構造
体のエレメントはセンサエレメントとして用いられる。
このためには各エレメントが、上述の反射材料を充填す
る際に開放されたままの唯一の側面となる基層と反対側
のエレメント側面でそれぞれ光電受信器、特にフォトダ
イオードと接触させられる。ひとつのセンサエレメント
と光電受信器との組み合わせがそれぞれひとつの検出器
エレメントを形成し、出力側で評価ユニットに接続させ
ることができる。
【0014】本発明による方法によれば多数の二次元検
出器アレイを1回の作業工程で製造できるので有利であ
る。このためには、マトリックス状に配列されたエレメ
ントの構造体を相応に大きく形成し、次に多数のマトリ
ックス状の部分構造体に分割すればよい。
【0015】とりわけ望ましい実施形態によれば、本方
法を多数の一次元検出器アレイを製造するために適用で
きる。このためには、マトリックス状に配列されたエレ
メントの構造体を行ピース又は列ピースに分割、例えば
鋸引きすればよい。
【0016】一次元検出器アレイを製造するための行ピ
ースないし列ピースを得るには以下のいくつかの変法が
ある。
【0017】第1の変法によれば、行ピースないし列ピ
ースは、マトリックス状に配列されたエレメントの構造
体が、隔壁のみを貫通し相互に平行する多数の第1の分
離面に沿って分割されることにより作られる。この場合
分離は隔壁に沿って行われ、センサ層の隣接するエレメ
ントの遮蔽のために必要とされる程度の量の反射材料が
各分離面の両側に残存するようにすると好適である。
【0018】この第1の分離面に沿った分割を実施する
場合に限り、これによって得られる列ピースないし行ピ
ースのエレメントはセンサエレメントとして使用可能で
ある。これらのエレメントは反射材料によって覆われて
いないその基層と反対の側面でそれぞれ光電受信器、特
にフォトダイオードと接触させることができる。
【0019】第2の変法によれば、マトリックス状に配
列されたエレメントの構造体は、2つの第1の分離面間
にあって相互に平行する多数の第2の分離面に沿って分
割され、それぞれひとつの行ないし列を多数の平行する
行ピースないし列ピースに分割することによって形成さ
れる。第2の分離面は第1の分離面に対して平行すると
有利である。
【0020】第1の変法では例えばマトリックス状の構
造体がn個の行を有する場合はn個の行ピースが形成可
能であり、これに対して第2の変法ではn個の行を有す
る構造体から2n個の行ピースが形成される。したがっ
て第2の変法では、行の高さ(列方向)を相応してより大
きく選択することが目的に適っている。
【0021】特に第2の変法では、行ピースないし列ピ
ースへの分離の前に基層と反対側の複合層に好適には反
射物質を含有する被覆層を施すと有利である。
【0022】このようにすれば、第2の変法により形成
されたセンサエレメントも5つの空間方向に遮蔽され
る。
【0023】第2の変法のセンサエレメントにおいて
は、遮蔽されていない開放された側面が特に第2の分離
面に残されている。したがって、第2の変法により形成
された行ピースないし列ピースは、それらのエレメント
を第2の分離面でそれぞれ光電受信器、特にフォトダイ
オードと接触させることによりセンサエレメントとして
用いられる。
【0024】放射線に対して敏感な材料としては、発光
物質セラミック、特に例えばアメリカ特許第5、29
6、163号明細書、第6欄、第50行から第8欄、第
32行に記載されている“Ultra‐Fast‐Ce
ramic”(UFC‐セラミック)を使用すると有利
である。
【0025】本発明により製造される検出器アレイの反
射材料を備えた構成要素には、主として散乱反射物質又
は散乱物質、特に白色のもの、たとえば酸化チタンを充
填されたエポキシド樹脂が用いられる。
【0026】本発明により製造される検出器アレイはC
TにおけるX線検出のために有利に使用できる。更に二
次元検出器アレイの製造方法の変法では、マトリックス
状に配列されたエレメントの構造体の行および列が、そ
の数、幅および順列をCTのいわゆるz方向又はΦ方向
に適合させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明による製造方法の実施形態
は3例あり、図1〜9に基づき順に以下に詳細に説明す
る。
【0028】図1は、面平行に研磨された一体の発光板
又はセンサ層3と、この発光板又はセンサ層の片側に反
射材料Rを含有する厚さ約0.5mmの基層5とから成
る複合層1を示している。この基層5は例えば白色の酸
化チタンを充填材として混ぜられているエポキシ樹脂や
合成樹脂を流し込むか、反射性の箔を貼付するか、ある
いは白色のセラミック材料を貼付することにより形成さ
れる。センサ層3は放射線に敏感な材料Mを含有してい
る。
【0029】図2に示した第2の工程ではセンサ層3は
鋸引き、腐食又は別の切削方法により所望のアレイ構造
に形成される。図2に示したように、複合層1の長手方
向には合計14個の隔壁7が形成されており、これらの
隔壁は鋸目スリット又はチャネルとして形成され、基層
5まで延びている。
【0030】また、上述の長手方向に対して垂直の方向
にも、図2に示した溝に交差する別の溝又はスリットが
センサ層3に形成され、その結果マトリックス状に配列
されたエレメントE11、E12、...E1m、E2
1、...Enmの構造体が形成される。この第3の工
程の結果は図2の矢印8の方向にみた図3の平面図にみ
ることができる。
【0031】形成されたチャネルの数、順および間隔に
より、マトリックスは同一の幅の行および列を有するか
(図5参照)、あるいは様々に異なった幅の行および列を
有することになる(図3参照)。
【0032】隔壁7には反射物質Rを含有する充填材、
例えば酸化チタンを混ぜた合成樹脂が流し込まれる。こ
の場合、充填材はチャネル又は隔壁7があふれるような
量を注入されるが、これは充填材が後で硬化した際に収
縮するからである。
【0033】本発明による第1の実施例に基づき、前述
の処理工程の結果図3に示した二次元検出器アレイ9が
形成される。この二次元検出器アレイは行の数n=1
1、列の数m=11で全部で121個のエレメントEi
j(i=行インデックス、j=列インデックス)から成
る。n=11の行はほぼ等間隔かつ同一の幅であり、ま
た予定されるCTへの適用のためにCTのいわゆるΦ方
向へ延びている。m=11の列は様々に異なった幅を有
し、CTのz方向が予定される方向へ延びている。
【0034】図3の検出器アレイ9の各エレメントE1
1、E12,...E1m、E21、...Enmは図
3の紙面の4つの空間方向に対して、かつ裏側で反射材
料Rにより閉鎖されている。辺縁部のエレメントにおけ
る反射材料Rによる閉鎖は、反射材料Rで充填された隔
壁7を貫通してほぼ中央に分離切り込み面6を作ること
により行われる。これらの分離切り込み面で辺縁部にあ
る材料Mを分離し、その際これらの分離切り込み面に隣
接するエレメントを遮蔽するのに十分な量の反射材料R
が残存するようにする。
【0035】図3の平面図に示す上側に各エレメントE
11、E12,...E1m、E21、...Enmが
開放している。この上側でこれらのエレメントは研削、
研磨、および/又はラッピングされ、その結果過剰の反
射材料Rも切削され、所望の厚さが得られる。続いて、
検出器アレイ9の各エレメントの開放側にそれぞれ光電
受信器(図示していない)が接触させられる。たとえば、
検出器アレイ9のマトリックス構造体に適合するひとつ
のフォトダイオードアレイを取り付ければ、1工程です
べてのエレメントE11、E12,...E1m,E2
1,...Enmの接触が達成される。
【0036】基層5の硬化後に基層は約0.3mmまで
研磨される。
【0037】図4に示した第2の実施例では、上述した
工程1〜3(図1〜3)にしたがって、より多数のエレ
メントを有する更に大きなマトリックス構造体が形成さ
れており、これらのエレメントは次に第4の工程で線1
0に沿って分離することにより2つのマトリックス状の
部分構造体11,13へ分割され、その結果合計2個の
二次元検出器アレイ15、17が形成される。
【0038】上記の製造方法を用いれば高額の費用をか
けずにCT用の二次元検出器アレイが製造可能であり、
この場合構造化をきわめてフレキシブルに選択でき、精
密に実施できる。これらの方法は特に個数が比較的少な
い場合、および中程度の場合にきわめて費用が安くな
る。
【0039】第3の実施例を図5〜図9に基づき順に説
明する。これは一次元検出器アレイの製造を目的として
いる。
【0040】図5の平面図(図2の矢印8)は、図1およ
び図2ならびに前述の工程1〜3にしたがって形成され
たマトリックス状エレメントE11,E12,...E
1m、E21、...Enmの構造体を示しており、マ
トリックス軸x,yに沿って8個の行ないし16個の列
を有する。この状態では少なくとも、内側に存在するエ
レメントE11,E12,...E1m,...Enm
(n=6,m=14)が5つの空間方向へ向かって光学
的に遮蔽され、図5の平面図から見てとれる上側で開放
されている。この実施例ではこの段階では図2(符号6)
と同様の分離切断はまだ行われていない。
【0041】隔壁7の鋳型での流し込みは、外側のエレ
メントも辺縁部が反射材料Rで覆われるように行うこと
もできる。こうすれば、8×16個のエレメントすべて
が5つの空間方向に光学的に遮蔽される。
【0042】図6に示したように、次の第4工程では反
射物質Rを有する被覆層21(厚さ約0.6mm)がまだ
開放されている上側へ取り付けられ、その結果、この段
階で放射線に敏感な物質Mを有する、内部に存在するエ
レメントE11,E12,.. .E1m,E2
1,...Enmが全面的に反射物質Rによって取り囲
まれる。被覆 層21の取り付けは隔壁7の充填と共に
1工程で施行可能である。すなわち、たとえばシリコン
鋳型で隔壁7の充填および被覆層21の取り付けを行い
ながら相応の鋳造プラスチックを注入することによって
施行する。注入後には再処理工程として反射材料Rの過
剰が見られた場合の削り取りを行い、研磨によって所望
の厚さ約0.3mmおよび所望の表面品質を調整する。
【0043】図7から見てとれるように、続いて第5の
工程として4つの辺にそれぞれ辺縁帯23を形成しなが
ら被覆層21が削り取られ、その結果この層の下に存在
するマトリックス構造体がその行および列の末端で視認
できるようになっている。
【0044】図8は、続く第6の工程で図7の複合層1
が第1の分離面31,33,35ならびに第2の分離面4
1,43、および45に沿ってy方向へ切断することに
より合計12個の行ピース52,53、...63に分
割されることを示している。この場合、分かりやすくす
るために、被覆層21は透明なものとして図示されてい
る。行ピース52,53、...63はそれぞれ一体の
個別ピースとして切断されており、この場合第1の分離
面31,33,35のひとつおよび第2の分離面41,4
3,45のひとつに沿って交互に切断が行われる。第1
の分離面31,33,35はもっぱら隔壁7を貫通し
て、鋸で刻まれたチャネル又はスリットに対して平行に
走行している。第2の分離面41,43,45は第1の
分離面31,33,35に対して平行になるようにされ、
エレメントE11,E12,...E1m,E2
1,...Enmの1個ずつが2つの部分に分割され
る。別な表現をとれば、内側にあるn=6の行が12個
の平行な行ピース52,53,...63に分割され
る。この理由から、2つの行iの間の隔壁7の間隔は、
その間隔がセンサエレメントの有効高さhの約2倍にな
るように選択される。その場合第2の分離面41,43,
45の切断幅および隔壁7の幅が考慮されている。
【0045】第1の分離面31,33,35は隔壁7に沿
って、隣接しているセンサエレメントの遮蔽に十分な反
射材料Rが両側に残存するように設けられている。第2
の分離面41,43,45はエレメントE11,E1
2,...E1m,E21,...Enmを中央で分離
している。この第2の分離面41,43,45に沿って切
断することにより、生じた発光物質ピクセル又はセンサ
エレメントが破損のない辺部を持つ精密な表面を有する
という利点が得られる。というのは、放射線に敏感な材
料Mは分離面で全面的に反射材料Rにより保護されてい
るからである。
【0046】y方向での切断を行う前に、隔壁7に対し
て平行にかつ隔壁7の中を走行している線65に沿って
x方向での分割が、複合層1の端面が依然として反射材
料Rによって覆われたままで行われる。
【0047】この方法を用いれば、多数の一次元検出器
アレイ70を時間を節約して製造することができる。こ
の種の一次元検出器アレイのひとつを図9に示した(m
=48)。個々のピクセル又はピクセル列を取り扱う必
要はなくなる。所望のアレイ構造体は約+/−0.01
0mmの精度で形成可能である。図9の一次元検出器ア
レイ70は5つの側面が反射材料Rで取り囲まれてお
り、この図から見てとれる前側(これは図8の第2の分
離面41,43,45に相当する)だけが光学的にアク
セス可能である。この前側で行ピースとして成立してい
る一次元検出器アレイ70を光電受信器のひつの行、特
にフォトダイオード行と接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つの実施例すべてに関する第1の工程を示す
断面図。
【図2】3つの実施例すべてに関する第2の工程を示す
断面図。.
【図3】第1および第2の実施例に関する第3の工程を
示す平面図。
【図4】第2の実施例に関する第4の工程を示す平面
図。
【図5】第3の実施例に関する第3の工程を示す平面
図。
【図6】第3の実施例に関する第4の工程を示す断面
図。
【図7】第3の実施例に関する第5の工程を示す断面
図。
【図8】第3の実施例に関する第6の工程を示す平面
図。
【図9】第の3実施例により製造された一次元検出器ア
レイの1例を示す断面図。
【符号の説明】
1 複合層 3 センサ層 5 基層 6 分離スリット 7 隔壁 9 二次元検出器アレイ 15 二次元検出器アレイ 17 二次元検出器アレイ 21 被覆層 23 辺縁帯 70 一次元検出器アレイ R 反射材料 M 放射線に対して敏感な材料 E11,E12,...Enm エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G088 EE02 FF02 GG13 GG16 GG19 GG20 JJ04 JJ05 JJ09 JJ37 4M118 AA10 CA02 CA40 CB11 CB20 GA10 HA25 5F088 AA01 BB03 BB07 EA04 HA09 JA17 LA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を検出するための一次元又は多次
    元検出器アレイ(9;15、17;70)を製造するた
    めに、 a) 放射線に対して敏感な材料(M)を含有するセン
    サ層(3)および基層(5)から成る複合層(1)を形成
    し、 b)センサ層(3)を互いに絶縁された個々のエレメン
    ト(E11,E12,...E1m,E21,...E
    nm)に分割するために、基層(5)と反対側から複合
    層(1)の材料(M)を切削することによって隔壁
    (7)をセンサ層(3)に形成することを特徴とする検
    出器アレーの製造方法。
  2. 【請求項2】 放射線に対して敏感な材料(M)とし
    て、特にX線に対して敏感な発光物質又はシンチレータ
    物質を用いることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 基層(5)が発光物質又はシンチレータ
    物質から放出される放射線を反射する反射材料(R)を
    含有することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 隔壁(7)に反射材料(R)を装入又は
    充填することを特徴とする請求項1ないし3の1つに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 隔壁(7)を互いに交差する溝として形
    成し、マトリックス状に配列されたエレメント(E1
    1,E12,...E1m,E21,...Enm)の
    構造体が形成されるようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし4の1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 二次元検出器アレイ(9)を製造するた
    めに、エレメント(E11,E12,...E1m,E
    21,...Enm)をセンサエレメントとして使用
    し、これらのエレメントをその基層(5)と反対側でそ
    れぞれ光電受信器、特にフォトダイオードと接触させる
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 多数の二次元検出器アレイ(15,1
    7)を製造するために、マトリックス状に配列されたエ
    レメント(E11,E12,...E1m,E2
    1,...Enm)の構造体を多数のマトリックス状の
    部分構造体(11,13)に分割することを特徴とする
    請求項5又は6記載の方法。
  8. 【請求項8】 多数の一次元検出器アレイ(70)を製
    造するために、マトリックス状に配列されたエレメント
    (E11,E12,...E1m,E21,...En
    m)の構造体を行ピース(52,53、...63)又
    は列ピースに分割することを特徴とする請求項5記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 マトリックス状に配列されたエレメント
    (E11,E12,...E1m,E21,...En
    m)の構造体を、隔壁(7)のみを貫通し互いに平行し
    ている多数の第1の分離面(31,33,35)に沿っ
    て分割することによって、行ピース(52,5
    3、...63)ないし列ピースを形成することを特徴
    とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 列ピースないし行ピースのエレメント
    (E11,E12,...E1m,E21,...En
    m)をセンサエレメントとして使用し、これらのエレメ
    ントをその基層(5)と反対側でそれぞれ光電受信器、
    特にフォトダイオードと接触させることを特徴とする請
    求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 マトリックス状に配列されたエレメン
    ト(E11,E12,...E1m,E21,...E
    nm)の構造体を、それぞれ2つの第1分離面(31,
    33,35)の間にあって互いに平行している多数の第
    2の分離面(41,43,45)に沿って分割し、それぞ
    れひとつの行(i)ないしひとつの列(j)を多数の平
    行な行ピース(52,53、...63)ないし列ピー
    スに分割することによって、行ピース(52,5
    3、...63)ないし列ピースを形成することを特徴
    とする請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 行ピース(52,53、...63)
    ないし列ピースへの分割を行う前に、基層5と反対側の
    複合層(1)に反射材料(R)を含有する被覆層(2
    1)を施すことを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 行ピース(52,53、...63)
    ないし列ピースのエレメント(E11,E12,...
    E1m,E21,...Enm)をセンサエレメントと
    して使用し、これらのエレメントを第2の分離面(4
    1,43,45)でそれぞれ光電受信器、特にフォトダ
    イオードと接触させることを特徴とする請求項11又は
    12記載の方法。
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