JP2002235333A - 地下水流下装置 - Google Patents

地下水流下装置

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JP2002235333A JP2001030610A JP2001030610A JP2002235333A JP 2002235333 A JP2002235333 A JP 2002235333A JP 2001030610 A JP2001030610 A JP 2001030610A JP 2001030610 A JP2001030610 A JP 2001030610A JP 2002235333 A JP2002235333 A JP 2002235333A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下構造物を構築したことにより、地下水脈
が分断された場合の弊害を除去すると共に、メンテナン
スを可能とし、初期の性能に復旧させることができる地
下水流下装置を提供する。 【解決手段】 地下構造物の側部に沿って所定の間隔で
設置した複数の上流側立坑及び下流側立坑と、上流側立
坑の相互に連通し、砂質土層から地下水を集水し、上流
側立坑に集める集水管と、上流側立坑及び下流側立坑の
相互に連通し、上流側立坑に集められた地下水を下流側
立坑に通水する通水管と、複数の下流側立坑の相互に連
通し、上流側立坑から通水された地下水を下流側の砂質
土層に浸透させる排水管とによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば地下鉄、
地下自動車道路などの長大な地下構造物を構築する場合
に、これら地下構造物に付設して好適な地下水流下装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10に地下構造物の構築状況
の一例を示す。図9は地表面1から土留め壁2を打ち込
み、土留め壁2で囲まれた部分を掘り起こして地下構造
物3を構築する工法(以下この工法を開削工法と称す)
を採った場合の地下構造物3の構築状況を示す。この図
9に示す例では表土層4の下に砂質土層5と粘性土層6
とが交互に積層されている場合を示す。地下構造物3が
構築された後に、開口部は埋戻し土7により埋め戻され
る。砂質土層5には一般に地下水が存在し、この砂質土
層5を通じて地下水が移動する。
【0003】図9に示すように、砂質土層5が土留め壁
2及び地下構造物3によって遮断されると、砂質土層5
を移動する地下水が遮断される状況が発生する。地下水
脈を遮断すると、遮断した地下構造物3の上流側の地下
水位は高まり、下流側の地下水位は低下する。この結果
として上流側では地盤が湿り、下流側では地盤沈下を引
き起こし、井戸が枯渇することになる。図10はシール
ド工法により地下構造物3を構築した例を示す。この場
合も、地下構造物3により砂質土層5が遮断され、図9
と同様に地下水位の変動による弊害が予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地下水位の変動を和ら
げるために従来より各種の地下水流下装置が提案されて
いる。図11は開削工法により地下構造物3を構築した
後に、土留め壁2の上部を切除し、埋戻し土7として埋
戻し砂質土層7Aを埋設し、この埋戻し砂質土層7Aを
通じて地下水8を上流側から下流側に流下させる構造と
した場合を示す。この構造の地下水流下装置は砂質土層
5が一層の場合に限って採り得る構造であり、砂質土層
5が2層、3層に積層している場合には、施工不能であ
る。
【0005】図12は地下構造物3の施工中に土留め壁
2の砂質土層5に接する位置に貫通孔を形成し、この貫
通孔から砂質土層5に向って集水パイプ9及び排水パイ
プ11を突設し、これら集水パイプ9及び排水パイプ1
1を通水管12で連結して集水パイプ9で集水した地下
水を排水パイプ11から排出させ、下流側に地下水を流
下させる構造とした場合を示す。この構造の地下水流下
装置によれば複数層の砂質土層5が存在した場合でも、
各砂質土層5の位置にあわせて集水パイプ9と排水パイ
プ11を設置すればよいから、砂質土層5が複数層存在
しても地下水の流下作用を得ることができるが、このよ
うな対策も砂質土層5が地下構造物3の下面より下方に
存在する場合には対応できない。
【0006】また、この構造の地下水流下装置によれば
集水パイプ9及び排水パイプ11に目詰まりが発生した
場合には、これを復旧させる方法がなく、延いては集水
パイプ9及び排水パイプ11を交換するために大規模な
工事が必要となり、ランニングコストが掛かる欠点があ
る。上記に加えて、集水パイプ9及び排水パイプ11を
設置する数に対応して地下水の流下量が決まるため、地
下水の流下量を多量に採るには、集水パイプ9と、排水
パイプ11の数が多く必要となり、工事費が多く掛かる
欠点もある。
【0007】図13に示す例では地下構造物3の側部に
沿って上流側と下流側の双方に所定の距離毎に上流側井
戸13A及び下流側井戸13Bを設置し、上流側井戸1
3Aに井戸を構成する管体の管壁に形成した孔を通じて
地下水を集水し、この地下水を通水管12で下流側井戸
13Bに通水し、下流側井戸13Bの管壁に形成した排
水孔を通じて地下水8を下流側の砂質土層5に流下させ
る構造とした場合を示す。
【0008】この構造の地下水流下装置によれば上流側
井戸13A及び下流側井戸13Bの設置間隔を狭く採れ
ば地下水の集水量を高めることができるが、それにはコ
ストが掛かることになり、経済的な負担が大きくなる不
都合が生じる。この発明の目的は比較的安価なコスト
で、然も後々に保守を可能とした地下水流下装置を提案
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、地下の砂質土層を分断して構築された地下構造物の
砂質土層を流れる地下水の上流側及び下流側のそれぞれ
に地下構造物の側部に沿って所定の間隔で設置した複数
の上流側立坑及び下流側立坑と、上流側立坑の相互に連
通し、砂質土層から地下水を集水する集水特性を有し、
その集水した地下水を上流側立坑に集める集水管と、上
流側立坑及び下流側立坑の相互に連通し、上流側立坑に
集められた地下水を下流側立坑に通水する通水管と、複
数の下流側立坑の相互に連通し、上流側立坑から通水さ
れた地下水を下流側の砂質土層に浸透させる排水管と、
によって構成した地下水流下装置を提案する。
【0010】この発明の請求項2では、請求項1記載の
地下水流下装置において、上流側立坑、下流側立坑、集
水管及び排水管のそれぞれは人為的な保守作業が可能な
空胴の断面積を具備している地下水流下装置を提案す
る。この発明の請求項3では、請求項1又は2記載の地
下水流下装置の何れかにおいて、上流側立坑及び下流側
立坑のそれぞれには砂質土層に接する部分毎に集水管及
び排水管を配置した構造とした地下水流下装置を提案す
る。この発明の請求項4では、請求項1、2、3記載の
地下水流下装置の何れかにおいて、集水管及び排水管は
これら集水管及び排水管を構成する管体の管壁を貫通し
た複数の集水パイプにより透水性が与えられる構造とし
た地下水流下装置を提案する。
【0011】この発明の請求項5では、請求項1、2、
3記載の地下水流下装置の何れかにおいて、集水管及び
排水管はこれら集水管及び排水管を構成する管体の管壁
に複数の貫通孔が形成され、この貫通孔に透水性のフィ
ルタを装着して透水性を得る構造とした地下水流下装置
を提案する。この発明の請求項6では、請求項1、2、
3記載の地下水流下装置の何れかにおいて、集水管及び
排水管はそれぞれ多孔性の材料により形成され、多孔性
の材料により透水性を得る構造とした地下水流下装置を
提案する。
【0012】作用 この発明による地下水流下装置によれば地下水の上流側
及び下流側の立坑の相互に集水管及び排水管を連通さ
せ、上流側では立坑相互に連通させた集水管で集水する
から、立坑の設置間隔を長く採っても集水効率が落ちる
ことはない。また、下流側でも立坑相互に排水管を連通
させ、この排水管を通じて下流側の砂質土層に上流側で
集水した地下水を注入するから立坑の設置間隔を長く採
っても排水効率が落ちることはなく、多量の地下水を集
水し、流下させることができる。この結果として低コス
トで然も多量の地下水の流下を達することができる。
【0013】更に、この発明では請求項2で提案するよ
うに、立坑及び集水管及び排水管のそれぞれの空胴の断
面積を人為的な保守を可能とする断面積に選定するか
ら、構築後に何時でも作業者が集水管、立坑或いは排水
管に入りこれらの目詰まり等を解消するための保守を行
うことができる。この結果、長期に渡って初期の性能を
維持できるから、目詰まりした集水管及び排水管を交換
するより安価に済ませることができる。この点で、ラン
ニングコストを低減できる優れた利点が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2にこの発明による地
下水流下装置の一実施例を示す。図1は地下構造物3を
上方から見た平面図、図2は図1に示したA−A線上の
断面図を示す。図1及び図2において、2は土留め壁、
3は地下構造物、4は表土層、5は砂質土層、6は粘性
土層、7は埋戻し土、8は地下水、12は通水管を示す
点は図11乃至図13に示した従来の技術の説明と同じ
である。
【0015】この発明の特徴とする構成は地下構造物3
の延長方向に対して地下構造物3の側部に沿って所望の
間隔で立坑21A、21Bを設置した構成と、これらの
立坑21A及び21Bの各相互に連通して配置した集水
管22及び排水管23とを設けた点である。ここに、立
坑21Aは地下水8の上流側に設置した上流側立坑であ
り、また立坑21Bは地下水8の下流側に設けた下流側
立坑である。上流側立坑21A及び下流側立坑21Bの
相互には砂質土層5に接する位置において、集水管22
及び排水管23を連通させる。集水管22及び排水管2
3は例えば図3、図4、図5に示すように各種の手段に
より集水性と排水性が与えられる。
【0016】図3に示す例では集水管22及び排水管2
3を構成する管の管壁に貫通孔を形成し、この貫通孔に
パイプPIを嵌着し、パイプPIを通じて砂質土層5か
ら地下水を集水し、また排水する構造とした場合を示
す。図4に示す例では集水管22及び排水管23を構成
する管の管壁に多数の貫通孔を形成し、この貫通孔に透
水性のフィルタFIを充填し、このフィルタFIを通じ
て砂質層5から地下水を集水し、また排水する構造とし
た場合を示す。図5に示す例では、多孔質の材料で管を
形成し、この管の多孔質により集水性と排水性を得る構
造とした場合を示す。
【0017】集水管22は砂質土層5の位置で上流側立
坑21の相互に連通させる。また集水管22の設置位置
は砂質土層5内の可及的に底層側に配置する。砂質土層
5から集水管22に浸透した地下水8は集水管22を通
じて上流側立坑21Aに集められる。上流側立坑21A
と下流側立坑21Bは地下構造物3の下側を貫通して配
置した通水管12によって連結する。上流側立坑21A
と下流側立坑21Bとの間を通水管12によって連結さ
せることにより、上流側立坑21Aに集められた地下水
はこの通水管12を通って下流側立坑21Bに流下され
る。
【0018】下流側立坑21Bの相互も図3乃至図5に
示した集水管22と同様の構造の排水管23を連通させ
る。従って、上流側から各下流側立坑21Bに流下され
た地下水は下流側立坑21Bに溜められる。溜められた
地下水の水位が排水管23の連結位置に達すると、地下
水8は排水管23に流れ込む。従って、今度は図3乃至
図5に示した透水性を与える手段を通じて地下水8は下
流側の砂質土層5にしみ出し、下流側の砂質土層に地下
水を流下させることができる。
【0019】ここで、上流側立坑21A及び下流側立坑
21B、集水管22、排水管23は人為的に保守を可能
とする断面積を持たせる。つまり、作業員が中に入って
保守作業ができる空胴の断面積を確保する。このため
に、上流側立坑21A、下流側立坑21Bとして角形断
面形状とした場合は少なくとも1×1メートル程度の断
面積とし、また集水管22、排水管23として円形断面
形状の管体を用いたとすると、その内径は少なくとも
0.8メートル程度とする。上流側立坑21A、下流側
立坑21B、集水管22排水管23の断面積を少なくと
も0.5平方メートル程度或いはそれ以上の断面積に選
定することにより、作業員が上流側立坑21A、下流側
立坑21B、集水管22、排水管23のそれぞれの中に
入って保守作業を行うことができる。この結果、集水管
22及び排水管23を、例えば定期的に洗浄することに
より、集水管22及び排水管23の目詰まりを解消する
ことができ、保守の毎に初期の性能に復旧させることが
できる。
【0020】尚、各上流側立坑21A及び下流側立坑2
1Bの上部開口には例えば水密性を持つハッチ(特に図
示しない)を装着し、常時はこのハッチを閉じた状態に
維持することにより、立坑内の水位が異常上昇しても地
下水が溢れ出ることを阻止する構造を付加しておくこと
も考えられる。図6はこの発明の他の実施例を示す。こ
の実施例では、砂質土層5が複数層に渡って存在する場
合の実施例を示す。砂質土層5が複数層に渡って存在す
る場合には砂質土層5の各層毎に上流側立坑21Aと下
流側立坑21Bを独立させて連結する構造とする。
【0021】このためには、例えば、図7に示すように
上流側立坑21A(下流側立坑21Bも同様の構造とす
る)を隔壁24で2分割し、一方の立坑21A−1と他
方の立坑21A−2とに分離する。立坑21A−1には
上層部の砂質土層5Aに接して配管した集水管22−1
を連結し、他方の立坑21A−2には下層部の砂質土層
5Bに接して配管した集水管22−2を連結する。これ
らの各立坑21A−1と21A−2は別々に通水管12
を通じて下流側の立坑に連結する。下流側の立坑でも図
7に示したものと同様の構造で立坑と各排水管23とを
連結すればよい。
【0022】このように構成することにより、各砂質土
層5Aと5Bの位置に応じて立坑21A−1と21A−
2に溜まる地下水の水位を独立させることができる。こ
の結果、上層部側の砂質土層5Aから集水した地下水が
下流側で下層側の砂質土層5Bに流れてしまうことを防
止することができ、上層側の砂質土層5Aから集水した
地下水は下流側でも上層側の砂質層5Aに流すことがで
きる。また下層側の砂質土層5Bから集水した地下水は
下流側でも下層側の砂質土層5Bに流すことができる。
図8はシールド工法或いは山岳工法によって施工した地
下構造物3に対して、この発明による地下水流下装置を
付設した場合の実施例を示す。シールド工法或いは山岳
工法では土留め壁を用いないから、この場合には地下構
造物3に沿って所望の間隔(例えば300〜500メー
トル程度の間隔で)上流側立坑21Aと下流側立坑21
Bを設置する。上流側立坑21Aと下流側立坑21Bは
上述と同様に、各立坑同士を砂質土層5A、5B毎に集
水管22及び排水管23で連通させる。図8に示す例で
は上層側の砂質土層5Aは地下構造物3によって塞がれ
ていないから、ここでは上層部の砂質土層5Aに対して
は流下装置を適用しない構造としている。
【0023】上流側立坑21Aと下流側立坑21Bを通
水管12により連結することにより、上流側から下流側
の砂質土層に地下水8を流下させることができる。従っ
て、地下構造物3の施工方法の違いによりこの発明が適
用できない理由が存在しないことが理解できよう。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
上流側及び下流側の双方において、砂質土層5からの集
水及び砂質土層5への排水は立坑21A又は21Bの相
互を結ぶ集水管22と排水管23で行われるから、上流
側立坑21A及び下流側立坑21Bの設置間隔を長く採
っても集水効率及び排水効率が低下することはなく、立
坑の設置間隔の全体に渡って、ほぼ均一な集水効果及び
排水効果を得ることができる。この結果、地下構造物3
を構築したとしても地下水脈を変動させてしまうことは
なく、地下水を安定に流すことができる利点が得られ
る。
【0025】また、保守が可能であることから、集水管
或いは排水管を交換するような大規模な工事を行う必要
がなく、長期に渡って安価なランニングコストで初期の
性能を維持することができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による地下水流下装置の一実施例を説
明するための平面図。
【図2】図1に示したA−A線上の断面図。
【図3】図1に示した実施例に用いた集水管及び排水管
の構造の一例を説明するための断面図。
【図4】図3と同様の断面図。
【図5】図3と同様の断面図。
【図6】この発明の変形実施例を説明するための断面
図。
【図7】図6に示した実施例の要部の構造を説明するた
めの断面図。
【図8】この発明の更に他の実施例を説明するための断
面図。
【図9】地下構造物の施工状況を説明するための断面
図。
【図10】地下構造物の施工状況の他の例を説明するた
めの断面図。
【図11】従来の地下水流下装置を説明するための断面
図。
【図12】従来の地下水流下装置の他の例を説明するた
めの断面図。
【図13】従来の地下水流下装置の更に他の例を説明す
るための断面図。
【符号の説明】
1 地表面 2 土留め壁 3 地下構造物 4 表土層 5、5A、5B 砂質土層 6 粘性土層 7 埋戻し土 8 地下水 12 通水管 21A 上流側立坑 21B 下流側立坑 22、22−1、22−2 集水管 23 排水管 24 隔壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A、地下の砂質土層を分断して構築され
    た地下構造物の上記砂質土層を流れる地下水の上流側及
    び下流側のそれぞれに上記地下構造物の側部に沿って所
    定の間隔で設置した複数の上流側立坑及び下流側立坑
    と、 B、上記上流側立坑の相互に連通し、上記砂質土層から
    地下水を集水する集水特性を有し、その集水した地下水
    を上記上流側立坑に集める集水管と、 C、上流側立坑及び下流側立坑の相互に連通し、上記上
    流側立坑に集められた地下水を下流側立坑に通水する通
    水管と、 D、上記複数の下流側立坑の相互に連通し、上流側立坑
    から通水された地下水を下流側の砂質土層に浸透させる
    排水管と、 によって構成したことを特徴とする地下水流下装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地下水流下装置におい
    て、上記上流側立坑、下流側立坑、集水管及び排水管の
    それぞれは人為的な保守作業が可能な空胴の断面積を具
    備していることを特徴とする地下水流下装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の地下水流下装置の
    何れかにおいて、上記上流側立坑及び下流側立坑のそれ
    ぞれには砂質土層に接する部分毎に集水管及び排水管を
    配置した構造としたことを特徴とする地下水流下装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3記載の地下水流下装置
    の何れかにおいて、上記集水管及び排水管はこれら集水
    管及び排水管を構成する管体の管壁を貫通した複数の集
    水パイプにより透水性が与えられる構造としたことを特
    徴とする地下水流下装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3記載の地下水流下装置
    の何れかにおいて、上記集水管及び排水管はこれら集水
    管及び排水管を構成する管体の管壁に複数の貫通孔が形
    成され、この貫通孔に透水性のフィルタを装着して透水
    性を得る構造としたことを特徴とする地下水流下装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3記載の地下水流下装置
    の何れかにおいて、上記集水管及び排水管はそれぞれ多
    孔性の材料により形成され、多孔性の材料により透水性
    を得る構造としたことを特徴とする地下水流下装置。
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