JP2002234658A - トレイ及びそれを用いた印刷装置 - Google Patents

トレイ及びそれを用いた印刷装置

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JP2002234658A
JP2002234658A JP2001029742A JP2001029742A JP2002234658A JP 2002234658 A JP2002234658 A JP 2002234658A JP 2001029742 A JP2001029742 A JP 2001029742A JP 2001029742 A JP2001029742 A JP 2001029742A JP 2002234658 A JP2002234658 A JP 2002234658A
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guide member
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JP2001029742A
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Masahiko Kobayashi
正彦 小林
Emi Akaha
絵美 赤羽
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/10Cassettes, holders, bins, decks, trays, supports or magazines for sheets stacked substantially horizontally
    • B65H2405/11Parts and details thereof
    • B65H2405/111Bottom
    • B65H2405/1117Bottom pivotable, e.g. around an axis perpendicular to transport direction, e.g. arranged at rear side of sheet support

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小スペースで収納可能であるトレイ及びこの
トレイを用いることにより小型化できる印刷装置を提供
すること。 【解決手段】 紙Pが印刷されてプリンタ本体20から
排出される排出口28の近傍に、外部に延びる布33の
基端部を設ける。この布33の先端部を、プリンタ本体
20に回転可能に設けられているガイド部材30の先端
部に止着させる。プリンタの使用時には、布33を伸長
させ、更にガイド部材30によりこの布33を張設させ
て、この布33を排紙トレイ35の載置面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、排出トレ
イとして用いられ、印刷物又は印刷される物を載置する
載置面を有するトレイ及びこのトレイを用いたコピー機
やプリンタなどの印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、パーソナルコンピュータの出
力機としてのコピー機やプリンタなどの印刷装置におい
ては、小型化かつ低コスト化が望まれている。これら
は、通常、画像や印字を印刷した印刷物が汚れないよう
に、排出される印刷物を受け止める排出トレイを、その
外部に備えている。
【0003】しかしながら、排出トレイは、このように
印刷物を受け止めるものであるため、通常、印刷物が排
出される排出口のすぐ下方から外部に延びるように設け
られている。そこで、外部に設けられている排出トレイ
をより小型化することで、印刷装置全体の小型化を図る
ことが行われている。
【0004】例えば、排出トレイの長さ方向を複数に分
割したパーツで排出トレイを構成し、排出トレイを使用
しない場合にはこの分割したパーツを重ねて収納し、排
出トレイを使用する場合にはパーツを伸張させて所定の
大きさとする構造がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造としても、通常、これらのパーツはプラスチッ
クなどの剛体で形成されている。そのため、パーツを分
割しても、そのパーツを収納するには、排出口の近傍か
ら外部に突出するか又は排出口の内側のスペースを大き
く確保する必要があり、その分だけ印刷装置が大型化し
ていた。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、小スペースで収納可能である
トレイ及びこのトレイを用いることにより小型化できる
印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、印刷物又は印刷される印刷媒体を載置する載置面
を、張設される布により形成することトレイである。
【0008】従って、印刷物の載置面が柔軟な布でなる
ため、この載置面を使用しない場合には、すなわち収納
時には、載置面を形成する布を容易に折り畳んだ状態や
巻いた状態にして、トレイを小さくすることができる。
なお、布を張設することにより載置面を形成しているの
で、剛体などで形成された載置面と同様に、印刷物又は
印刷される印刷媒体を確実に保持することができる。更
に、載置面を形成する布は容易に撓むことができるの
で、載置面よりも小さい印刷物又は印刷される印刷媒体
を載置面から容易に取り出すことができる。また、天然
素材でなる布を用いた場合には、ゴミとして廃棄される
際には、自然に分解されるため、環境にやさしいトレイ
を形成することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記布の端部に
係合し、前記布に張力を与えるガイド部材が、伸縮可能
な構成をしているものである。従って、伸縮可能なガイ
ド部材によって布を張設しているため、布を容易に張設
することができる。更に、載置面として布を使用しない
ときには、簡単な構成で、布を張設するガイド部材を縮
小することができ、ガイド部材が収納されるスペースを
小さくすることができるので、トレイを更に小さくする
ことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のトレイにおいて、前記ガイド部材の伸縮に伴って、前
記布が伸縮するものである。従って、ガイド部材及び布
のどちらか一方を伸縮させるだけで、布を張設すること
ができるので、トレイを容易に、収納状態から使用状態
にすることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の発明において、前記ガイド部材には、こ
のガイド部材を伸長させるための操作部が設けられてい
るものである。従って、操作部を操作することにより、
容易にガイド部材を伸縮させることができるので、トレ
イを更に容易に収納状態から使用状態にすることができ
る。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかに記載の発明において、前記布が巻回されて収納
可能となっているものである。従って、布が巻かれて収
納されているため、皺が寄りにくく、布の収納を多数回
繰り返した後でも、均一に布を張設して載置面とするこ
とができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
何れかに記載のトレイを排出トレイとして用いたことを
特徴とする印刷装置である。従って、排出口の近傍に
は、柔軟な布だけを設ければよく、布を張設する剛体の
ガイド部材は、排出口の付近に設ける必要がなく、排出
口以外の部分に自由に設けることができる。そのため、
コピー機やプリンタなどの印刷装置の不使用時には、排
出トレイの大きさをより小さくすることができ、印刷装
置全体を小型化できる。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の印刷装置において、前記ガイド部材が、印刷装置の本
体の底部近傍に回転可能に連結され、その先端部が前記
本体に係止可能とされており、前記布が、前記印刷物が
排出される排出口の下側とガイド部材との間に設けられ
ているものである。従って、収納時には、ガイド部材の
先端部を本体に係止することにより、小型化した小スペ
ースに収納することができる。また、布を載置面とする
際には、ガイド部材と本体との係止を外すだけで、ガイ
ド部材が重力により回動され、布が張設されるので、容
易に布を張設した使用状態のトレイとすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した印刷装置としてのプリンタの第1の実施形
態を図1及び図2に従って説明する。
【0016】図示しないコンピュータやコンピュータシ
ステムに接続されているプリンタ本体20には、図2に
示すように、公知の印刷機構が内蔵されている。すなわ
ち、プリンタ本体20には、長手方向に延びるプラテン
21と、そのプラテン21の上側位置に配置された記録
ヘッド22とが内蔵されている。記録ヘッド22はイン
クカートリッジ23を搭載している。そして、記録ヘッ
ド22がプリンタ本体20の長手方向に移動しながら、
プラテン21との間に至った印刷媒体である紙Pに、イ
ンクカートリッジ23からインクが吐出されることによ
り、印刷が行われる。プリンタ本体20には、紙Pをプ
ラテン21上に導く1対の紙送りローラ25及び印刷し
た印刷物の紙Pを排出する1対の排出ローラ26が内蔵
されている。プリンタ本体20の紙送りローラ25側に
ある給紙口(図示しない)の近傍に、印刷する紙Pを載
置するための給紙トレイ27が連結されている。
【0017】排出ローラ26側のプリンタ本体20に
は、図1で示すように排出口28が設けられ、この排出
口28から記録ヘッド22によって印刷された紙Pが排
出される。プリンタ本体20の排出口28側の側面に
は、凹部20aが設けられおり、凹部20aの上端部の
両側壁には、1対の係止部20bが設けられている。
【0018】一方、凹部20aの下端部両側壁には、軸
29が設けられ、この軸29には、例えばプラスチック
の薄板よりなるガイド部材30の基端部が回動可能に取
り付けられている。ガイド部材30の先端部には、前記
排出口28から排出された紙を受け止めるための突出部
31が屈曲形成されている。この突出部31は、ガイド
部材30が図2に二点鎖線で示される収納位置にあると
きに、前記係止部20bと係合し、ガイド部材30の収
納位置を保持している。ガイド部材30には、この突出
部31の近傍に操作部としての操作孔32が設けられて
おり、この操作孔32に手を掛けて矢印Aの方向に引っ
張ることにより、突出部31と係止部20bとの係合状
態を解除して、図1及び図2において実線で示されてい
る使用状態にガイド部材30を回動させる。排出口28
の下側には、例えば綿などの自然素材からなる布33の
基端部が固着されている。この布33の先端部は、ガイ
ド部材30の突出部31に止着されている。そして、本
実施形態のガイド部材30と布33とで排紙トレイ35
を形成している。
【0019】次に、本実施の形態におけるプリンタの作
用について説明する。
【0020】プリンタを使用しない場合には、ガイド部
材30及び布33は、図1及び図2において二点鎖線で
示される収納位置にある。すなわち、ガイド部材30の
突出部31が係止部20bに係合し、ガイド部材30が
ほぼ上下に延びた垂直状態で凹部20aに収納され、布
33は、折り畳まれてプリンタ本体20とガイド部材3
0との間に収納されている。
【0021】プリンタを使用する場合には、操作孔32
に手を掛けてガイド部材30を下方に引っ張る。これに
より、ガイド部材30の突出部31と係止部20bとの
係合が解除され、ガイド部材30が、ガイド部材30の
重さにより軸29を中心として矢印Aの方向に回動す
る。この回動に伴って、折り畳まれていた布33が伸張
される。そして、図1及び図2において実線で示される
ように、布33の長さによって規制される所定角度まで
ガイド部材30が回動した後には、ガイド部材30の自
重により自動的に布33が張設され、この布33により
排紙トレイ35の載置面が形成される。
【0022】その後、公知のように、プリンタには、図
示しないコンピュータなどから指令信号が供給されて、
画像や字などの印刷が行われる。すなわち、給紙トレイ
27の紙Pが紙送りローラ25をガイドとしてプラテン
21上に導かれ、記録ヘッド22がプラテン21の軸線
方向に移動しながらインクカートリッジ23からインク
が紙Pに供給され、印刷が行われる。そして、印刷され
た紙Pは排出ローラ26にガイドされて、排出口28を
介して張設されている布33上に排出される。
【0023】なお、張設された布33よりも、排出方向
Bの長さが短い印刷物を載置面から取り出す際には、紙
Pと布33との間に手を差し込み、布33を少し撓ませ
る。これにより容易に印刷物を取り出すことができる。
【0024】また、プリンタによる印刷が終了した場合
には、ガイド部材30の操作孔32に手を差し込んで、
ガイド部材30を持ち上げ、布33を畳みながら、軸2
9を中心としてガイド部材30を矢印Aとは反対方向に
回動させる。そして、ガイド部材30の突出部31を係
止部20bに係合させて、上述したようにガイド部材3
0及び布33を図1及び図2の二点鎖線で示すように収
納させる。
【0025】本実施の形態のプリンタによれば、以下の
ような特徴を得ることができる。
【0026】(a)本実施の形態では、ガイド部材30
により布33を張設し、プリンタの排紙トレイ35の載
置面を張設した布33により構成した。そのため、載置
面として使用する際には、従来と同様に印刷物を確実に
保持することができるとともに、載置面を使用しない場
合には、載置面となる布33を折り畳んだ状態にして、
載置面をより小さなスペースで収納することができ、プ
リンタを小型化できる。また、紙Pを布33よりも小さ
い印刷物である場合には、載置面である布33を容易に
撓ますことができるので、印刷物を容易に載置面から取
り出すことができる。更に、載置面が綿などの天然素材
で成る布33から構成されるので、プリンタが廃棄され
る際には、その布33は自然に分解されるため、環境に
やさしいトレイを形成することができる。
【0027】(b)本実施の形態では、ガイド部材30
に操作部となる操作孔32を設けたので、操作孔32に
手を掛けることにより、収納状態を保持している突出部
31と係止部20bとの係合を容易に解除することがで
きるので、布33を使用状態に張設することが容易に行
える。
【0028】(c)本実施の形態では、張設された布3
3を排紙トレイ35として使用したので、プリンタを更
に小型化できる。
【0029】(d)本実施の形態では、布33が排出口
28の下方及び布33を張設するガイド部材30の基端
部に固定され、ガイド部材30がプリンタ本体20の底
部に設けられた軸29に回動可能に連結されている。従
って、突出部31をプリンタ本体20から外すだけで、
ガイド部材30の重さによって軸29を中心としてガイ
ド部材30が回動され、自動的に布33が張設される。
そのため、容易に、布33を張設して、排紙トレイ35
を形成することができる。
【0030】(e)本実施の形態では、図1及び図2に
二点鎖線で示される収納状態では、ガイド部材30がガ
イド部材30によって塞がれているので、プリンタを使
用しないときには、排出口28からプリンタ本体20の
内部に塵や埃が入りにくく、塵や埃による動作不良が生
じにくい。
【0031】(f)本実施の形態では、プリンタ本体2
0に係止部20bを設け、この係止部20bに係合する
突出部31をガイド部材30に設けた。従って、係止部
20bと突出部31とを係合させることにより、ガイド
部材30及び布33の収納状態を容易に維持することが
できる。
【0032】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
したプリンタの第2の実施形態を図3及び図4に従って
説明する。なお、第2の実施形態以降の実施形態につい
ては、第1の実施形態における構成部分と同様の部分に
ついては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0033】本実施の形態においては、図3に示すよう
に、ガイド部材30には、操作部として、操作孔32の
代わりに外方に突出した操作突部34が設けられてい
る。また、プリンタ本体20の排出ローラ26の下方に
は、プラテン21と平行に延びる収納機構40が設けら
れ、この収納機構40の後述する巻き取り筒47に布3
3の基端部が固着されている。
【0034】収納機構40は、公知のロールスクリーン
と同様な構造を有している。すなわち、この収納機構4
0には、図4(なお図4では、説明のために左右方向の
大きさを縮小している)に示すように、ケース41に回
転不能に固定された中心軸42に、第1カム43、第2
カム44及びラチェット部材45が回動可能に外嵌され
ている。ラチェット部材45には、巻き取り筒47が固
定されている。ねじりバネ46は、ラチェット部材45
と巻き取り筒47との間に一端部が固定され、その他端
部が中心軸42に固定されている。更に、第1カム4
3、第2カム44及びラチェット部材45の径外方向に
は、係止部材48が設けられており、第1カム43及び
第2カム44に設けられた図示しない切欠部が整合した
際には、係止部材48がラチェット部材45に係合可能
となっている。
【0035】次に、本実施の形態における作用について
説明する。
【0036】プリンタを使用しないときには、図3にお
いて二点鎖線で示すように、ガイド部材30は、上記第
1の実施形態と同様にほぼ垂直状態に収納されている。
また、布33の大部分が収納機構40に巻回されてい
る。
【0037】プリンタを使用する際には、ガイド部材3
0の操作突部34を掴んで、上記第1の実施形態と同様
に矢印A方向に引き出す。これにより、ガイド部材30
は、ねじりバネ46の弾性力に抗して矢印Aの方向に回
転し、布33が引き出される。そして、例えば図3に実
線で示した長さで布33を停止しようとする際には、ガ
イド部材30の先端部である突出部31を矢印Aとは逆
方向に少し上昇させる。これにより、第1カム43、第
2カム44及びラチェット部材45は、布33を引き出
した方向とは逆方向に揃って回転した後、第1カム43
及び第2カム44の切欠部が整合して、係止部材48が
ラチェット部材45に係合可能状態となる。この状態か
ら、若干、ガイド部材30を矢印A方向に引くと、布3
3が再び引き出されるとともに、係止部材48がラチェ
ット部材45に係合し、ラチェット部材45及びこれと
一体回動する巻き取り筒47が停止する。すなわち、巻
き取り筒47に固着された布33が所定の長さで停止さ
れる。布33が停止すると、ガイド部材30の先端部
は、ガイド部材30の重さにより更に回動しようとする
ため、布33は張設され、排紙トレイ35としての載置
面が形成される。なお、上述した作用により引き出され
る布33を更に短い長さで張設することも可能である。
【0038】そして、上記第1の実施形態と同様にプリ
ンタにより印刷された後には、ガイド部材30の先端部
を、布33を張設している力よりも大きな力で、一度下
方に引っ張る。これにより、係止部材48とラチェット
部材45との係合が解除されるので、ねじりバネ46の
付勢力により布33が縮退される方向に引っ張られ、布
33は巻き取り筒47に巻回される。これと同時に、ガ
イド部材30が回動され、その先端部が上昇されて、ほ
ぼ垂直状態の収納状態に戻される。
【0039】本実施の形態においても、上記実施形態に
おける(a)〜(f)の効果に加えて、以下の効果を得
ることができる。
【0040】(g)本実施の形態では、プリンタを使用
しない際には、布33が巻き取り筒47に巻回された状
態で収納機構40に収納されているので、皺が寄りにく
く、布の収納を多数回繰り返した後でも、容易に布を均
等に張設して印刷物の載置面とすることができる。
【0041】(h)本実施の形態では、布33を収納す
る際には、布33が張設される力よりも大きな力により
停止位置から一旦引っ張られることにより、前記布33
が縮退されるようにした。従って、容易に、しかも自動
的に布33を巻き取ることができるので、排紙トレイ3
5を小スペースに収納することが容易にできる。
【0042】(i)本実施の形態では、紙のサイズに応
じて布を伸縮させるだけで容易に排紙トレイの長さを変
えることができる。
【0043】(第3の実施形態)以下、本発明を具体化
したプリンタの第3の実施形態を図5及び図6に従って
説明する。
【0044】本実施の形態においては、図5及び図6に
示すように、排出口28の内側下方に布33を収納する
収納スペースSが設けられている。また、この収納スペ
ースSの下側には、左右1対のガイド部材50が、その
先端部が上方となるように配置されている。ガイド部材
50は、複数の径の異なる筒体51を同心状に内嵌する
ことによって構成されており、排出口28側がやや大径
となった円錐形状をしている。更に、筒体51の基端部
側(排出口28側)の径は、これを外嵌している筒体5
1の先端部側の径より大きくなっている。従って、最も
内側の筒体51の突出部31を掴んで排出方向Bに引き
出すと、各筒体51が、それを外嵌している筒体51に
係合し、ガイド部材50は伸長する。
【0045】最も内側の筒体51aの先端部には、突出
部31が形成されており、この突出部31に布33の先
端部が止着されている。また、布33は、ガイド部材5
0の最大長よりも短く、ガイド部材50が伸長された際
には、布33を張設する。
【0046】本実施の形態において、プリンタを使用し
ない場合には、布33が畳まれた状態で収納スペースS
に収納されているとともに、ガイド部材50の筒体51
が重なった状態(収縮状態)となっている。
【0047】プリンタを使用する際には、筒体51aの
突出部31の基端部を掴んで、排出方向Bに引き出す。
これにより各筒体51が、それを外嵌している筒体51
に対して相対的に移動し、ガイド部材50が伸長され
る。これに伴って、布33も自動的に伸長される。そし
て、各筒体51が、それを外嵌している筒体51に係合
されると、布33が張設され、載置面が形成される。
【0048】そして、上記第1の実施形態と同様にプリ
ンタにより印刷された後には、各筒体51を排出方向B
方向とは反対方向に押し戻し、図5及び図6の二点鎖線
で示されるように、各筒体51が重なる収納状態となる
ようにガイド部材50を縮小させる。これに伴って、布
33が収納スペースSに収納される。
【0049】本実施の形態においても、上記実施形態に
おける(a)〜(c)及び(i)の効果に加えて、以下
の効果を得ることができる。
【0050】(j)本実施の形態では、複数の筒体51
を同心円的に重ねた状態で、ガイド部材50が収納され
ているので、プリンタの不使用時には、ガイド部材50
の収納スペースが小さくなり、プリンタをより小型化で
きる。
【0051】(k)本実施の形態では、ガイド部材50
の最も内側の筒体51aの突出部31に布33が止着さ
れているので、ガイド部材50を伸長させると、自動的
に布33も伸長されて張設される。従って、容易に、布
33及びガイド部材50を伸長させて印刷物の載置面と
することができる。
【0052】(変更例)なお、上記実施の形態は以下の
ように変更してもよい。
【0053】・布33を載置面として使用しない場合に
は、前記布33がガイド部材30の突出部31に収納さ
れるようにすること。この場合には、突出部31がそれ
以外の機能を有することになるため、シンプルな構造と
することができる。
【0054】・排紙トレイ35として説明したトレイを
給紙トレイ27として用いること。
【0055】・例えばコピー機などプリンタ以外の印刷
装置のトレイとして用いること。
【0056】・上記第2の実施形態で説明した布33を
巻回する収納機構40の構成として、他の公知のロール
スクリーンの構造を用いること。
【0057】・上記第2の実施形態で収納機構40を排
出口28の下方に設ける代わりに、例えば紙送りローラ
25の下方など、収納機構40を印刷装置の空スペース
に自由に設けること。
【0058】・上記第3の実施形態で、布33とガイド
部材50とを別々に伸長させた後に、布33の先端部を
ガイド部材50の筒体51aの突出部31に係止させ
て、布33を張設させ、載置面に形成すること。
【0059】・上記第3の実施形態で、布33を収納す
る収納スペースSを設ける代わりに、例えば第2の実施
形態で示したようなロールスクリーンの構成を有する収
納機構40を配設すること。
【0060】・上記第3の実施形態で、布33を収納し
た収納スペースSの両側に、ガイド部材50を設けるよ
うにすること。
【0061】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した以外の技術的思想について、それら
の効果とともに以下に記載する。
【0062】(1)前記布が所定の長さに伸長されて停
止可能となっており、載置面となっている前記布に加わ
る張力よりも大きい力で、一旦引っ張られることによ
り、前記布が縮退される請求項1〜5の何れかに記載の
トレイ。
【0063】従って、この(1)項に記載の発明によれ
ば、所定の長さに伸長して停止することで、載置面を排
出方向が短い印刷物の排出方向の長さよりもやや短くし
て、すなわち印刷物の先端を載置面より突出させること
ができるので、容易にその印刷物を載置面から取り出す
ことができる。また、布が排出方向に引っ張られること
により、布が縮退されるようにしたので、布を容易に収
納することができる。
【0064】(2)前記排出口を塞ぐように前記ガイド
部材が収納位置にある請求項7に記載の印刷装置。
【0065】従って、この(2)項に記載の発明によれ
ば、排出口をガイド部材が塞ぐので、印刷装置を使用し
ない場合には、埃や塵などが排出口を介して印刷装置内
部に入らない。そのため、埃や塵による動作不良を引き
起こす可能性をより低くすることができる。
【0066】
【発明の効果】以上、詳述したように、トレイを小スペ
ースで収納できるとともに、このトレイを用いることに
より印刷装置全体を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるプリンタの斜視図。
【図2】第1の実施形態におけるプリンタの側面図。
【図3】第2の実施形態におけるプリンタの側面図。
【図4】第2の実施形態における収納機構を示す要部の
断面図。
【図5】第3の実施形態におけるプリンタの斜視図。
【図6】第3の実施形態におけるプリンタの側面図。
【符号の説明】
20 印刷装置の本体としてのプリンタ本体 28 排出口 30,50 ガイド部材 32 操作部としての操作孔 33 布 34 操作部としての操作突部 35 排出トレイとしての排紙トレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物又は印刷される印刷媒体を載置す
    る載置面を、張設される布により形成することを特徴と
    するトレイ。
  2. 【請求項2】 前記布の端部に係合し、該布に張力を与
    えるガイド部材が、伸縮可能な構成をしている請求項1
    に記載のトレイ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の伸縮に伴って、前記布
    が伸縮する請求項2に記載のトレイ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材には、このガイド部材を
    伸長させるための操作部が設けられている請求項2又は
    請求項3に記載のトレイ。
  5. 【請求項5】 前記布が巻回されて収納可能となってい
    る請求項1〜4の何れかに記載のトレイ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載のトレイを
    排出トレイとして用いたことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部材が、印刷装置の本体の底
    部近傍に回転可能に連結され、その先端部が前記本体に
    係止可能とされており、前記布が、前記印刷物が排出さ
    れる排出口の下側とガイド部材との間に設けられている
    請求項6に記載の印刷装置。
JP2001029742A 2001-02-06 2001-02-06 トレイ及びそれを用いた印刷装置 Withdrawn JP2002234658A (ja)

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