JP2002233934A - スルーイン研削方法、および同装置 - Google Patents

スルーイン研削方法、および同装置

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JP2002233934A JP2001027643A JP2001027643A JP2002233934A JP 2002233934 A JP2002233934 A JP 2002233934A JP 2001027643 A JP2001027643 A JP 2001027643A JP 2001027643 A JP2001027643 A JP 2001027643A JP 2002233934 A JP2002233934 A JP 2002233934A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターレス研削技術を改良して、従来のス
ルーフィード方式のセンターレス研削に適しなかった加
工物を1工程で研削できるようにする。 【解決手段】調整砥石2に送り角を付与する(図は平面
図であるから送り角が直接的にはされていないが、該調
整砥石の端面が楕円形に見えている)。かつ、研削砥石
10に円柱面10aと円錐面10bとを形成しておき、
前半の工程では被加工物9を矢印dのように通し送りし
てスルーフィード研削を行なう。被加工物9が研削砥石
の円錐面10bに接触したら、スルーフィード研削を終
了し、インフィード研削に準じた状態で被加工物9の円
錐面を研削するとともに該被加工物9の円柱面を仕上げ
研削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンターレス検索方
法およびセンターレス研削装置に関するものである。詳
しくは、センターレス研削技術の2大主流であるインフ
ィード研削技術とスルーフィード研削技術とを併用して
創作した新しい方式の研削技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】センターレス研削技術の主流にはインフ
ィード研削(送り込み研削)とスルーフィード研削(通
し送り研削)とが有る。なお、これらを補完するものと
して停止研削および接線送り研削が公知公用である。図
7はセンターレス研削の原理を説明するための模式的な
正面図である。ブレード1と、回転砥石車である調整砥
石2とによって被加工物3が支持される。そして、回転
砥石車である研削砥石4が円弧矢印R方向に回転しつ
つ上記被加工物3に接触して、これを研削する。上記被
加工物3は研削力によって円弧矢印L方向に回される。
前記調整砥石2は、研削砥石4よりも遅い周速で円弧矢
印R方向に回転しつつ摩擦力で制動し、被加工物3の
回転速度を制御する。
【0003】インフィード研削するときは、被加工物3
を図の上方から図示の位置にローディングし、研削を終
えると図の上方へアンローディングする。ただし、紙面
と直角方向にローディング・アンローディングすること
も可能である。被加工物3の外周面をセンターレス研削
(今の場合はインフィード方式のセンターレス研削)す
ることに伴って該被加工物3の半径寸法が減少するの
で、この減寸に見合った切込み送りが必要である。しか
し、切り込みに際して調整砥石2とブレード1との位置
関係は一定に保たねばならないので、調整砥石台5とブ
レード1とを搭載した上部スライド6を図の矢印c方向
に切込み送りされる。本図7から理解されるように、研
削砥石台8をベース7に対して矢印c’方向に移動させ
て切込み送りすることもできる。
【0004】図8はスルーフィード研削を説明するため
に示したもので、(A)は比較のためのインフィード研
削の斜視図、(B)はスルーフィード研削の斜視図であ
る。(A)図に示したインフィード研削においては基本
的に、ブレード1の上縁と、被加工物3の中心線a−
a’と、調整砥石2の中心線b−b’とが相互に平行と
なっている。これに比して(B)図のスルーフィード研
削においては、調整砥石2の中心線b−b’が角θだけ
傾斜している。本図8(B)においては研削砥石の図示
を省略してあるが、正しくは研削砥石軸と調整砥石軸と
が立体的に角θだけ捩れる形に傾斜させ、この角を送り
角という。上記送り角の作用によって、被加工物3に対
して矢印a’方向の推力成分が発生する(摩擦制動力の
a軸方向分力として発生する)。このため被加工物3は
ブレード1の上縁に沿って矢印a’方向に通し送り(ス
ルーフィード)される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】インフィード研削とス
ルーフィード研削とにはそれぞれ長短が有るので、セン
ターレス研削技術においては被加工物の形状、仕上精度
など各種の作業条件を考察してインフィード、スルーフ
ィードの何れかが選択される。スルーフィード方式はセ
ンターレス研削に特有のものであって、被加工物が自動
的に送られるので非常に便利であり、長時間の稼働に因
る砥石の減耗を補正するための送りは必要であるが、被
加工物を所定寸法に仕上げるための切込み送りを要しな
い。しかし乍ら、スルーフィード方式の研削は、基本的
には単一の円柱面を研削することができるだけである。
改良されたスルーフィード研削として、円柱面に近いほ
ど頂角の小さい円錐面(弱円錐面と呼ぶ)をスルーフィ
ード研削する技術が提案されている(実公昭45−16
870号)。しかし、この改良スルーフィード研削技術
によっても、単一な弱円錐面を研削できるだけであっ
て、端面や円錐面や段差面を研削することはできない。
特に、スルーフィード研削技術においては、被加工面で
ある円柱面もしくは弱円錐面よりも凹んだ小径部が有っ
ても良いが、円面、弱円錐面から突出した大径部が有っ
てはならない。
【0006】図9は、センターレス研削における被加工
物の5例を示した2面図である。図9(A)のように単
純な円柱、もしくは、目視では円柱と容易に識別できな
い程度(例えば数度)の小さい頂角を有する弱円錐はス
ルーフィード研削に適している。図9(B)のように、
被加工面(表面あらさ記号で示す)以外に小径の部分を
有していてもスルーフィード研削に適している。図9
(C)のように、被加工面以外に大径の部分を有してい
るとスルーフィード研削することはできない。また、図
9(D)のように、被加工面(表面あらさ記号で示す)
である強円錐面を有していたり、図9(E)のように端
面を加工しなければならない場合は大径部が無くてもス
ルーフィード研削に適しない。このため、スルーフィー
ド研削を適用し得る場合というものは、かなり制限され
ている。スルーフィード研削が不可能な被加工物はイン
フィード研削される。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたもので、従来のスルーフィード研削技術を適用でき
なかった形状の被加工物を対象とし、円柱面もしくは円
柱面に近い弱円錐面のみをスルーフィード研削した後、
自動的に次の工程に移行して、端面や頂角の大きい強円
錐面や段差面を、インフィード研削に準じた方式で研削
し得る技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的な原理について、その1実
施例の平面図である図1を参照して略述すると次のとお
りである。すなわち、センターレス研削技術を改良し
て、従来のスルーフィード方式のセンターレス研削に適
しなかった加工物を1工程で研削できるようにするた
め、調整砥石2に送り角を付与する(送り角は平面図に
現れないが、送り角によって該調整砥石の端面が楕円形
に見えている)とともに、研削砥石10に円柱面10a
と円錐面10bとを形成しておき、前半の工程では被加
工物9を矢印dのように通し送りしてスルーフィード研
削を行なう。被加工物9が研削砥石の円錐面10bに接
触したら、スル−フィード研削を終了し、インフィード
研削に準じた状態で被加工物9の円錐面を研削するとと
もに該被加工物9の円柱面を仕上げ研削する。
【0008】上述の原理に基づく具体的な構成として、
請求項1に係る発明方法は(図1参照)端部に円錐面を
有する円柱状の被加工物をセンターレス研削する方法に
おいて、送り角を与えた調整砥石とブレードとによって
被加工物を支持するとともに、円柱面と円錐面とを有す
る研削砥石を回転させながら、該研削砥石の円柱面を被
加工物の円柱面に接触させてスルーフィード研削を行な
い、スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りさ
れた被加工物の円錐面が、研削砥石の円錐面に接近して
接触したとき、スルーフィード研削を終了して、インフ
ィード研削に準じた状態で被加工物の円錐面および円柱
面を研削することを特徴とする。以上に説明した請求項
1の発明方法によると、被加工面である円柱面および被
加工面である円錐面とを有する被加工物を、1工程でセ
ンターレス研削することができる。
【0009】請求項2に係る発明方法の構成は(図2参
照)円柱面と端面とを有する被加工物の円柱面と、片側
の端面とをセンターレス研削する方法において、送り角
を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物を支持
するとともに、大径部と、小径部と、段差面とを有する
研削砥石を回転させながら、該研削砥石の小径部を被加
工物の円柱面に接触させてスルーフィード研削を行な
い、スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りさ
れた被加工物の端面が、研削砥石の段差面に接近して接
触したとき、スルーフィード研削を終了して、インフィ
ード研削に準じた状態で被加工物の円柱面および端面を
研削することを特徴とする。以上に説明した請求項2の
発明方法によると、被加工面である円柱面および被加工
面である端面とを有する被加工物を、1工程でセンター
レス研削することができる。
【0010】請求項3に係る発明方法の構成は(図3参
照)円柱面状の被加工面を有するとともに、片方の端部
に円錐面状の被加工面を有し、かつ他方の端部付近に前
記円柱面状被加工面よりも大径の部分を有する被加工物
をセンターレス研削する方法において、送り角を与えた
調整砥石とブレードとによって被加工物の円柱面状被加
工面を支持するとともに、円柱面と円錐面とを有する研
削砥石を回転させながら、該研削砥石の円柱面を被加工
物の円柱面状被加工面に接触させてスルーフィード研削
を行ない、スルーフィード研削によって軸心方向に通し
送りされた被加工物の円錐面が、研削砥石の円錐面に接
近して接触するとほぼ同時に、該被加工物の大径部分の
段差面を研削砥石の端面に接触させてスルーフィード研
削を終了し、インフィード研削に準じた状態で被加工物
の円錐面および円柱面状被加工面、並びに大径部の段差
面を研削し、または、スルーフィード研削によって軸心
方向に通し送りされた被加工物の大径部の段差面が研削
砥石の端面に接触しないうちに、該被加工物の円錐面を
研削砥石の円錐面に接触させてスルーフィード研削を終
了し、インフィード研削に準じた状態で被加工物の円錐
面および円柱面状被加工面を研削することを特徴とす
る。以上に説明した請求項3の発明方法によると、被加
工面である円柱面および円錐面を有し、かつ上記円柱面
よりも大径の部分を有する被加工物を、1工程でセンタ
ーレス研削することができる。
【0011】請求項4に係る発明方法の構成は(図4参
照)円柱面状の被加工面を有するとともに、片方の端面
が被加工面であり、かつ、他方の端部付近に前記円柱面
状被加工面よりも大径の部分を有する被加工物をセンタ
ーレス研削する方法において、送り角を与えた調整砥石
とブレードとによって被加工物の円柱面状被加工面を支
持するとともに、大径部と小径部と段差面とを有する研
削砥石を回転させながら、該研削砥石の小径部を被加工
物の円柱面状被加工面に接触させてスルーフィード研削
を行ない、スルーフィード研削によって軸心方向に通し
送りされた被加工物の端面が研削砥石の段差面に接近し
て接触するとほぼ同時に、該被加工物の大径部の段差面
を研削砥石の端面に接触させてスルーフィード研削を終
了し、インフィード研削に準じた状態で被加工物の端面
および円柱面状被加工面、並びに大径部の段差面を研削
しまたは、スルーフィード研削によって軸心方向に通し
送りされた被加工物の大径部の段差面が研削砥石の端面
に接触しないうちに、該被加工物の端面を研削砥石の段
差面に接触させてスルーフィード研削を終了し、インフ
ィード研削に準じた状態で被加工物の端面および円柱面
状被加工面を研削することを特徴とする。以上に説明し
た請求項4の発明方法によると、被加工面である円柱面
及び端面を有し、かつ上記円柱面よりも大径の部分を有
する被加工物を、1工程でセンターレス研削することが
できる。
【0012】請求項5に係る発明方法の構成は(図5参
照)相対的に小さい頂角を有し、円柱面に類似した弱円
錐面と、上記弱円錐面の小径側の端部付近に形成され、
相対的に大きい頂角を有する強円錐面とを具備する被加
工物をセンターレス研削する方法において、送り角を与
えた調整砥石とブレードとによって被加工物を支持する
とともに、前記被加工物の弱円錐面に対応する、頂角の
小さい弱円錐面と、該被加工物の強円錐面に対応する、
頂角の大きい強円錐面とを有する研削砥石を回転させな
がら、研削砥石の弱円錐面を被加工物の弱円錐面に接触
させてスルーフィード研削を行ない、スルーフィード研
削によって通し送りされた被加工物の強円錐面が研削砥
石の強円錐面に接近して接触したとき、スルーフィード
研削を終了して、インフィード研削に準じた状態で被加
工物の強円錐面および弱円錐面を研削することを特徴と
する。以上に説明した請求項5の発明方法によると、弱
円錐面と強円錐面とを有する被加工物を対象として、上
記弱円錐面と強円錐面とを1工程でセンターレス研削す
ることができる。
【0013】請求項6に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項5の発明方法の構成要件に加えて、
被加工物がスルーフィード研削されて軸心方向に通し送
りされる際、予めストッパを設けておいて、被加工物の
通し送り方向の移動を上記のストッパに当接させて停止
させることにより、スルーフィード研削を停止させて、
準インフィード研削状態に移行せしめることを特徴とす
る。以上に説明した請求項6の発明方法を、請求項1〜
5の発明方法に併用すると、前半の工程であるスルーフ
ィード研削から後半の工程である準インフィード研削
へ、自動的かつ正確に移行することができ、特に、端部
の強円錐面を研削し過ぎる虞れが無い。
【0014】請求項7に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項6の構成要件に加えて、被加工物ス
ルーフィード研削した後、インフィード研削に準じる状
態で研削した際、上記被加工物が所定寸法に研削された
とき、調整砥石をブレードから離間させ、調整砥石とブ
レードとの間を通過させて被加工物を落下させることに
より、準インフィード研削を終了せしめて該被加工物を
アンローディングすることを特徴とする。以上に説明し
た請求項7の発明方法を、請求項1〜6の発明方法に併
用すると、準インフィード研削を終了する際、研削砥石
や調整砥石を定格回転速度で回転させたままで被加工物
をアンロードすることができ、多数の被加工物を順次に
センターレス研削する場合、被加工物交替のロスタイム
を生じないで連続的に施工することができる。
【0015】請求項8に係る発明装置の構成は(図1参
照)送り角を与え得るように支持された調整砥石と、円
柱面および円錐面を形成された研削砥石と、前記調整砥
石と協働して被加工物を支持するブレードと、調整砥石
とブレードとに支持された被加工物の、通し送り方向の
移動を制限するストッパ手段と、被加工物を軸心方向に
搬送して「調整砥石とブレードとによって支持される位
置」へ送り込む手段と、調整砥石をブレードから離間さ
せて被加工物を重力落下させる手段と、を具備している
ことを特徴とする。以上に説明した請求項8の発明装置
によると、請求項1の発明方法を容易に実施して、その
効果を充分に発揮させることができる。
【0016】請求項9に係る発明装置の構成は(図2参
照)送り角を与え得るように支持された調整砥石と、大
径部、小径部、および段差面を形成された研削砥石と、
前記調整砥石と協働して被加工物を支持するブレード
と、被加工物を「調整砥石とブレードとによって支持さ
れる位置」へ、軸心方向に送り込む搬送手段と、調整砥
石をブレードから離間させて被加工物を重力落下させる
手段と、を具備していることを特徴とする。以上に説明
した請求項9の発明装置によると、請求項2の発明方法
を容易に実施して、その効果を充分に発揮させることが
できる。
【0017】請求項10に係る発明装置の構成は(図5
参照)送り角を与え得るように支持された調整砥石と、
頂角が小さくて円柱に近い弱円錐部、および頂角が大き
い強円錐部を有する研削砥石と、前記調整砥石と協働し
て被加工物を支持するブレードと、調整砥石とブレード
とに支持された被加工物の、通し送り方向の移動を制限
するストッパ手段と、被加工物を軸心方向に搬送して
「調整砥石とブレードとによって支持される位置」へ送
り込む手段と、調整砥石をブレードから離間させて被加
工物を重力落下させる手段と、を具備していることを特
徴とする。以上に説明した請求項10の発明装置による
と、請求項5の発明方法を容易に実施して、その効果を
充分に発揮させることができる。
【0018】請求項11に係る発明装置の構成は(図6
参照)送り角を与え得るように支持された調整砥石と、
頂角が小さくて円柱に近い弱円錐部、および、上記弱円
錐部の大径側に位置する大径部、並びに、両部の間の段
差面を有する研削砥石と、前記調整砥石と協働して被加
工物を支持するブレードと、被加工物を軸心方向に搬送
して「調整砥石とブレードとによって支持される位置」
へ送り込む手段と、調整砥石をブレードから離間させて
被加工物を重力落下させる手段と、を具備していること
を特徴とする。以上に説明した請求項11の発明装置に
よると、被加工面である弱円錐面と端面とを有する被加
工物を1工程でセンターレス研削することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施形態を示す
模式的な平面図であって、請求項1および請求項8に対
応している。研削砥石10は、円柱面10aと、該円柱
面10に対して小径側を連設した円錐面10bとを形成
されている。調整砥石2は送り角を与えられている。送
り角を与える手段は、調整砥石軸を支持している調整砥
石軸受フレーム(共に図外)を水平軸まわりに回転させ
る構造の垂直旋回盤(図外)である。この垂直旋回盤の
みを抽出して考えれば、通常のスルーフィード方式のセ
ンターレス研削機に設けられている公知の機器と同様な
いし類似であるから、その構造の詳細については説明を
省略する。調整砥石回転中心線を水平軸まわりに旋回さ
せて送り角を与えてあるので、調整砥石2の端面は平面
図において楕円形に投影されている。図示しない搬送手
段によって被加工物9を矢印d’のように、その軸心方
向に送り込んで、該被加工物9をブレード1と調整砥石
2とに乗せると、その後は矢印dのように通し送りされ
る。被加工物9が矢印dのように通し送りされる間、該
被加工物9の円柱面がスルーフィード研削される。
【0020】該被加工物9が研削砥石10の円錐面10
bに接触すると、矢印d方向の通し送りが停止して、ス
ルーフィード研削状態が消失する。上記の停止は、厳密
に言えば、被加工物9の円錐面が削り込まれる速さに、
著しく減速されるのであるが、実用上は停止と見做し得
る。調整砥石2に送り角が与えられているので純粋なイ
ンフィード研削にはならないが、被加工物9の円錐面は
インフィード研削に準じた状態でセンターレス研削さ
れ、この間、該被加工物9の円柱面は、通し送り方向
(矢印d)の推力を発生しつつ仕上げ研削される。この
準インフィード研削状態のとき、研削砥石10に切込み
送りを与えることも可能であるが、切込み送りを与えな
くても所望の被加工面(円柱面および円錐面)をセンタ
ーレス研削することができる。図示のストッパ11を設
けておけば、スルーフィード研削状態から準インフィー
ド研削状態への移行を確実に行なわせることができ、特
に、被加工物9の円錐面を削り過ぎる虞れが無くなる。
所望の形状、寸法に準インフィード研削が進行したと
き、研削砥石10および調整砥石2の回転を停止させる
ことなく継続して回転させながら、調整砥石2を矢印e
のように退避させてブレード1から離間させると、被加
工物9が重力落下してアンロードされ、新たな被加工物
(図外)を引き続いて矢印d’のようにローディングす
ることができ、全体的作業能率が向上する。
【0021】図2は前記と異なる実施形態の模式的な平
面図であって、請求項2および請求項9に対応してい
る。前記実施形態(図1)に比して異なるところは「被
加工物12の被加工面が、その側面である円柱面と、そ
の片方の端面とであること」である。このような被加工
物12に対応して研削砥石13には、小径部13aと、
大径部13bと、両部の間の段差面13cとが形成され
ている。搬送手段(図外)によって被加工物12を矢印
d’のようにローディングし、矢印dのように通し送り
しつつ円柱面をスルーフィード研削し、研削砥石の段差
面13cに突き当てて被加工物の端面を研削し、自重落
下させてアンロードする手順は前記実施形態(図1)に
おけると類似である。本実施形態(図2)においても、
仮想線で示したストッパ11’を設けることも可能であ
るが、被加工物12の端面の全面を1平面に研削しよう
とする場合は、該ストッパ11’は固定部材ではなく、
タイミングを図って進退する構造でなければならない。
本図2の実施形態のおいては、1工程で被加工物の円柱
面と、片方の端面とのみを研削することができる。ただ
し、類似の工程を2回繰り返すとともに、工程の間にお
いて被加工物を反転すれば両端面の研削が可能であり、
このようにして両端面を研削することも本発明の技術的
範囲に属する。
【0022】図3は、前記と更に異なる実施形態を示
し、(A)は模式的な平面図、(B)は被加工物の単品
図である。この図3の実施形態は前掲の図1の実施形態
の変形例であって請求項3に対応している。前例と異な
るところは次のとおりである。図1の実施形態における
被加工物9は、被加工面である円柱面と、被加工面であ
る円錐面とを有していた。図3の実施形態における被加
工物14は、被加工面である円錐面14aと、高精度を
要する被加工面である円柱面14b、14cと、低精度
で足りるからセンターレス研削に及ばない円柱面14d
と、上記円柱面14b、14cよりも大径の部分14e
と、段差面14fとを有している。図3(A)に示すよ
うにして、前記実施形態(図1)と同様の手順で研削
し、かつ、被加工物の長手方向の形状寸法と、研削砥石
10の幅方向の形状寸法とを適宜に設定しておけば、円
錐面14aと同時に段差面14fを研削することができ
る。段差面14fを研削する必要が無い場合は、被加工
物14の円錐面14aを研削している状態で、研削砥石
10が段差面14fに接触しないよう、該研削砥石の幅
方向の形状寸法を設定しておけば良い。
【0023】図4は前記と更に異なる実施形態を示し、
(A)は模式的な平面図、(B)は被加工物の単品図で
ある。この図4の実施形態は前掲の図2の実施形態の変
形例であって請求項4に対応している。本図4(B)に
示すごとく、その被加工物14’は大径部14eおよび
段差面14fを有している。この被加工物14’を、図
3の被加工物14と比較すると、その相異点は、 イ.被加工物14は、被加工面である円錐面14aを有
し、 ロ.被加工物14’は、被加工面である端面14gを有
していること、である。 研削砥石17は、前掲の図2における研削砥石13と類
似の構成部分であるが、その幅方向の形状寸法は、前掲
の図3の実施形態におけると同様に、被加工物の端面1
4gと段差面14fとを同時に研削し得るように設定さ
れ、または、端面14gを研削するとき、段差面14f
に接触しないように設定されている。
【0024】図5は、前記と更に異なる実施形態におけ
る模式的な平面図である。この実施形態は、前掲の図1
の実施形態に改良例であって、請求項5および請求項1
0に対応している。図1に比して本図5の異なる点は次
のとおりである。図1における被加工物9は、端部に円
錐面を有する円柱であったが、図4における被加工物1
6は、端部に強円錐面16bを有する弱円錐体(16
a)である。本発明において弱円錐体とは、頂角が5度
以下で、一見円柱に類似する円錐面を有する部材をい
う。弱円錐面と対比して区別するため、頂角が20度以
上の円錐面を強円錐面と呼ぶことにする。本図5におけ
る研削砥石15は、被加工物16の強円錐面16bに対
応する(同じ頂角を有する)強円錐部15bと、被加工
物16の弱円錐面16aに対応する(同じ頂角を有す
る)弱円錐部15cとを有している。15aは大径部で
ある。本図5に実施形態における操作手順は図1の実施
形態におけると同様である。これにより、強円錐面と弱
円錐面とを1工程でセンターレス研削することができ
る。
【0025】図6は、前記と更に異なる実施形態におけ
る模式的な平面図である。この実施形態は図2に示した
実施形態の変形例であって、図2に比して異なるところ
は、次のとおりである。 イ.図2の被加工物12は、被加工面である円柱面と、
被加工面である端面とを有していたが、 ロ.図6の被加工物18は、被加工面である弱円錐面1
8aと、被加工面である端面18bとを有している。 そして、本実施形態(図6)における研削砥石19は、
上述した形状の被加工物18に対応して被加工物18の
弱円錐面18aと等しい頂角を有する弱円錐部19b
と、被加工物18の端面18bに対応する段差面19c
と、が形成されている。この実施形態(図6)によれ
ば、被加工面である弱円錐面と、その小径側の端面とを
1工程でセンターレス研削することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の本発明の実施形態を挙げてその構
成、機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、被加工面である円柱面および被加工面であ
る円錐面とを有する被加工物を1工程で、かつ高能率で
センターレス研削することができる。請求項2の発明方
法によると、被加工面である円柱面および被加工面であ
る端面とを有する被加工物を、1工程でセンターレス研
削することができる。請求項3の発明方法によると、被
加工面である円柱面および円錐面を有し、かつ上記円柱
面よりも大径の部分を有する被加工物を、1工程でセン
ターレス研削することができる。請求項4の発明方法に
よると、被加工面である円柱面および端面を有し、かつ
上記円柱面よりも大径の部分を有する被加工物を、1工
程でセンターレス研削することができる。請求項5の発
明方法によると、弱円錐面と強円錐面とを有する被加工
物を対象として、上記弱円錐面と強円錐面とを1工程で
センターレス研削することができる。請求項6の発明方
法を、請求項1〜5の発明方法に併用すると、前半の工
程であるスルーフィード研削から後半の工程である準イ
ンフィード研削へ、自動的かつ正確に移行することがで
き、特に、端部の強円錐面を研削し過ぎる虞れが無い。
請求項7の発明方法を、請求項1〜6の発明方法に併用
すると、準インフィード研削を終了する際、研削砥石や
調整砥石を定格回転速度で回転させたままで被加工物を
アンロードすることができ、多数の被加工物を順次にセ
ンターレス研削する場合、被加工物交替のロスタイムを
生じないで連続的に施工することができる。請求項8の
発明装置によると、請求項1の発明方法を容易に実施し
て、その効果を充分に発揮させることができる。請求項
9の発明装置によると、請求項2の発明方法を容易に実
施して、その効果を充分に発揮させることができる。請
求項10の発明装置によると、請求項5の発明方法を容
易に実施して、その効果を充分に発揮させることができ
る。請求項11の発明装置によると、被加工面である弱
円錐面と端面とを有する被加工物を1工程でセンターレ
ス研削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す模式的な平面図であ
る。
【図2】上記と異なる実施形態における模式的な平面図
である。
【図3】前記と更に異なる実施形態を示し、(A)は模
式的な平面図、(B)は被加工物の単品図である。
【図4】前記と更に異なる実施形態を示し、(A)は模
式的な平面図、(B)は被加工物の単品図である。
【図5】前記と更に異なる実施形態を示す模式的な平面
図である。
【図6】前記と更に異なる実施形態を示す模式的な平面
図である。
【図7】センターレス研削技術の基本を説明するための
模式的な正面図である。
【図8】調整砥石の送り角を説明するために示した模式
的な斜視図であって、(A)はインフィード研削してい
る状態を、(B)はスルーフィード研削している状態
を、それぞれ描いてある。
【図9】センターレス研削における被加工物の5例を示
した正面図である。
【符号の説明】
1…ブレード、2…調整砥石、3…被加工物、4…研削
砥石、5…調整砥石、6…上部スライド、7…ベース、
8…研削砥石台、9…被加工物、10…調整砥石台、1
0a…円柱面、10b…円錐面、11、11’…ストッ
パ、12…被加工物、13…研削砥石、13a…小径
部、13b…大径部、13c…段差面、14、14’…
被加工物、14a…円錐面、14b、14c…高精度円
柱面、14d…低精度円柱面、14e…大径部、14f
…段差面、14g…端面、15…研削砥石、15a…大
径部、15b…強円錐部、15c…弱円錐部、16…被
加工物、16a…弱円錐面、16b…強円錐面、17…
研削砥石、18…被加工物、18a…弱円錐面、18b
…端面、19…研削砥石、19a…弱円錐部、19b…
大径部、19c…段差面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寒河江 茂兵衛 山形県山形市蔵王上野578番地の2 ミク ロン精密 株式会社内 Fターム(参考) 3C043 AA08 CC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に円錐面を有する円柱状の被加工物
    をセンターレス研削する方法において、 送り角を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物
    を支持するとともに、円柱面と円錐面とを有する研削砥
    石を回転させながら、該研削砥石の円柱面を被加工物の
    円柱面に接触させてスルーフィード研削を行ない、 スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りされた
    被加工物の円錐面が、研削砥石の円錐面に接近して接触
    したとき、スルーフィード研削を終了して、インフィー
    ド研削に準じた状態で被加工物の円錐面および円柱面を
    研削することを特徴とする、スルーイン研削方法。
  2. 【請求項2】 円柱面と端面とを有する被加工物の円柱
    面と、片側の端面とをセンターレス研削する方法におい
    て、 送り角を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物
    を支持するとともに、大径部と小径部と、段差面とを有
    する研削砥石を回転させながら、該研削砥石の小径部を
    被加工物の円柱面に接触させてスルーフィード研削を行
    ない、 スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りされた
    被加工物の端面が、研削砥石の段差面に接近して接触し
    たとき、スルーフィード研削を終了して、インフィード
    研削に準じた状態で被加工物の円柱面および端面を研削
    することを特徴とする、スルーイン研削方法。
  3. 【請求項3】 円柱面状の被加工面を有するとともに、
    片方の端部に円錐面状の被加工面を有し、かつ他方の端
    部付近に前記円柱面状被加工面よりも大径の部分を有す
    る被加工物をセンターレス研削する方法において、 送り角を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物
    の円柱面状被加工面を支持するとともに、 円柱面と円錐面とを有する研削砥石を回転させながら、
    該研削砥石の円柱面を被加工物の円柱面状被加工面に接
    触させてスルーフィード研削を行ない、 スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りされた
    被加工物の円錐面が、研削砥石の円錐面に接近して接触
    するとほぼ同時に、該被加工物の大径部分の段差面を研
    削砥石の端面に接触させてスルーフィード研削を終了
    し、インフィード研削に準じた状態で被加工物の円錐面
    および円柱面状被加工面、並びに大径部の段差面を研削
    し、 または、スルーフィード研削によって軸心方向に通し送
    りされた被加工物の大径部の段差面が研削砥石の端面に
    接触しないうちに、該被加工物の円錐面を研削砥石の円
    錐面に接触させてスルーフィード研削を終了し、インフ
    ィード研削に準じた状態で被加工物の円錐面および円柱
    面状被加工面を研削することを特徴とする、スルーイン
    研削方法。
  4. 【請求項4】 円柱面状の被加工面を有するとともに、
    片方の端面が被加工面であり、かつ、他方の端部付近に
    前記円柱面状被加工面よりも大径の部分を有する被加工
    物をセンターレス研削する方法において、 送り角を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物
    の円柱面状被加工面を支持するとともに、 大径部と小径部と段差面とを有する研削砥石を回転させ
    ながら、該研削砥石の小径部を被加工物の円柱面状被加
    工面に接触させてスルーフィード研削を行ない、 スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りされた
    被加工物の端面が研削砥石の段差面に接近して接触する
    とほぼ同時に、該被加工物の大径部の段差面を研削砥石
    の端面に接触させてスルーフィード研削を終了し、イン
    フィード研削に準じた状態で被加工物の端面および円柱
    面状被加工面、並びに大径部の段差面を研削しまたは、
    スルーフィード研削によって軸心方向に通し送りされた
    被加工物の大径部の段差面が研削砥石の端面に接触しな
    いうちに、該被加工物の端面を研削砥石の段差面に接触
    させてスルーフィード研削を終了し、インフィード研削
    に準じた状態で被加工物の端面および円柱面状被加工面
    を研削することを特徴とする、スルーイン研削方法。
  5. 【請求項5】 相対的に小さい頂角を有し、円柱面に類
    似した弱円錐面と、 上記弱円錐面の小径側の端部付近に形成され、相対的に
    大きい頂角を有する強円錐面とを具備する被加工物をセ
    ンターレス研削する方法において、 送り角を与えた調整砥石とブレードとによって被加工物
    を支持するとともに、 前記被加工物の弱円錐面に対応する、頂角の小さい弱円
    錐面と、該被加工物の強円錐面に対応する、頂角の大き
    い強円錐面とを有する研削砥石を回転させながら、研削
    砥石の弱円錐面を被加工物の弱円錐面に接触させてスル
    ーフィード研削を行ない、 スルーフィード研削によって通し送りされた被加工物の
    強円錐面が研削砥石の強円錐面に接近して接触したと
    き、スルーフィード研削を終了して、インフィード研削
    に準じた状態で被加工物の強円錐面および弱円錐面を研
    削することを特徴とする、スルーイン研削方法。
  6. 【請求項6】 被加工物がスルーフィード研削されて軸
    心方向に通し送りされる際、 予めストッパを設けておいて、被加工物の通し送り方向
    の移動を上記のストッパに当接させて停止させることに
    より、スルーフィード研削を停止させて、準インフィー
    ド研削状態に移行せしめることを特徴とする、請求項1
    ないし請求項5の何れかに記載したスルーイン研削方
    法。
  7. 【請求項7】 被加工物をスルーフィード研削した後イ
    ンフィード研削に準じる状態で研削した際、上記被加工
    物が所定の寸法に研削仕上げされたと判定されたとき、
    調整砥石をブレードから離間させる方向に退避させ、 調整砥石とブレードとの間を通過せしめて被加工物を落
    下させることにより、準インフィード研削を終了せしめ
    て該被加工物をアンローディングすることを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項6の何れかに記載したスルー
    イン研削方法。
  8. 【請求項8】 送り角を与え得るように支持された調整
    砥石と、 円柱面および円錐面を形成された研削砥石と、 前記調整砥石と協働して被加工物を支持するブレード
    と、 調整砥石とブレードとに支持された被加工物の、通し送
    り方向の移動を制限するストッパ手段と、 被加工物を軸心方向に搬送して「調整砥石とブレードと
    によって支持される位置」へ送り込む手段と、 調整砥石をブレードから離間させて被加工物を重力落下
    させる手段と、を具備していることを特徴とする、スル
    ーイン研削装置。
  9. 【請求項9】 送り角を与え得るように支持された調整
    砥石と、 大径部、小径部、および段差面を形成された研削砥石
    と、 前記調整砥石と協働して被加工物を支持するブレード
    と、 被加工物を「調整砥石とブレードとによって支持される
    位置」へ、軸心方向に送り込む搬送手段と、 調整砥石をブレードから離間させて被加工物を重力落下
    させる手段と、を具備していることを特徴とする、スル
    ーイン研削装置。
  10. 【請求項10】 送り角を与え得るように支持された調
    整砥石と、 頂角が小さくて円柱に近い弱円錐部、および頂角が大き
    い強円錐部を有する研削砥石と、 前記調整砥石と協働して被加工物を支持するブレード
    と、 調整砥石とブレードとに支持された被加工物の、通し送
    り方向の移動を制限するストッパ手段と、 被加工物を軸心方向へ搬送して「調整砥石とブレードと
    によって支持される位置」へ送り込む手段と、 調整砥石をブレードから離間させて被加工物を重力落下
    させる手段と、を具備していることを特徴とする、スル
    ーイン研削装置。
  11. 【請求項11】 送り角を与え得るように支持された調
    整砥石と、 頂角が小さくて円柱に近い弱円錐部、および、上記弱円
    錐部の大径側に位置する大径部、並びに、両部の間の段
    差面を有する研削砥石と、 前記調整砥石と協働して被加工物を支持するブレード
    と、 被加工物を軸心方向に搬送して「調整砥石とブレードと
    によって支持される位置」へ送り込む手段と、 調整砥石をブレードから離間させて被加工物を重力落下
    させる手段と、を具備していることを特徴とする、スル
    ーイン研削装置。
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