JP2002233493A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002233493A
JP2002233493A JP2001032667A JP2001032667A JP2002233493A JP 2002233493 A JP2002233493 A JP 2002233493A JP 2001032667 A JP2001032667 A JP 2001032667A JP 2001032667 A JP2001032667 A JP 2001032667A JP 2002233493 A JP2002233493 A JP 2002233493A
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opening
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air
brushing
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Susumu Aono
進 青野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的とするところは、内視鏡使用後の
ノズル洗浄作業が容易に行える構造の対物レンズ洗浄機
能付き内視鏡を提供することにある。 【解決手段】本発明は、観察対象を観察する対物レンズ
ユニット19の先端レンズ面に向けて送気送水する送気
送水用開口部20を設けたノズル17を有する内視鏡に
おいて、前記ノズル17の送気送水用開口部20に連通
して洗浄用ブラシ27が挿通可能なブラッシング用開口
部21を前記ノズル17に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察対象を観察す
る対物光学系の先端レンズ面に向けて送気送水する送気
送水用開口部を設けたノズルを有した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は、観察対象を観察する
対物光学系の先端レンズ面に向けて送気送水するための
開口部を設けたノズルを有している(特開2000−8
3890号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の内視鏡では、挿
入部の先端部本体に対物レンズと、対物レンズの外表面
を洗浄する為のノズルが設けられている。ノズルの送気
送水用開口部は対物レンズ面に向けて形成されている。
【0004】しかし、ノズルの送気送水用開口部は開口
面積が小さい為、特に、内視鏡を使用した後に洗浄用ブ
ラシでノズル内をブラッシングする際、ノズル内の送気
送水用開口部から離れた部分(奥の部分)まで洗浄用ブラ
シが挿通し難く、ブラッシング作業に長い時間が掛かる
という問題点があった。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、内視鏡を使用した後のノ
ズル洗浄作業が容易に行える構造の対物レンズ洗浄機能
付き内視鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
観察対象を観察する対物光学系の先端レンズ面に向けて
送気送水する送気送水用開口部を設けたノズルを有した
内視鏡において、前記ノズルの送気送水用開口部に連通
した、洗浄用ブラシが挿通可能なブラッシング用開口部
を、前記ノズルに設けたことを特徴とする内視鏡であ
る。
【0007】請求項2に係る発明は、前記ノズルの前記
送気送水用開口部の開口面積よりも、前記ブラッシング
用開口部の開口面積が小さいことを特徴とする請求項1
の内視鏡である。
【0008】請求項3に係る発明は、前記ノズルの送気
送水用開口部と前記ブラッシング用開口部が略同一直線
状に連なって前記ノズルに設けられていることを特徴と
する請求項1または請求項2の内視鏡である。
【0009】請求項4に係る発明は、前記ブラッシング
用開口部の少なくとも一部が、前記ノズルの送気送水用
開口部であることを特徴とする請求項1の内視鏡であ
る。
【0010】請求項5に係る発明は、前記ブラッシング
用開口部の少なくとも一部を閉塞する位置に閉塞部材を
有し、前記ブラッシング用開口部に前記洗浄用ブラシを
挿通した際に前記閉塞部材に対し前記ノズルが相対的に
移動し、前記ブラッシング用開口部の前記閉塞部材によ
って閉塞されていた部分が開口することを特徴とする請
求項1、請求項2または請求項3の内視鏡である。
【0011】本発明では、ノズルの送気送水用開口部に
洗浄用ブラシが挿通可能なブラッシング用開口部が設け
られ、洗浄用ブラシをブラッシング用開口部からノズル
の内部に挿通し易いという作用を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1乃至図4を
参照して本発明の第1実施形態に係る内視鏡について説
明する。
【0013】(構成)図1は本発明の第1実施形態に係
る内視鏡1を示す。内視鏡1は、体内に挿入される挿入
部2、この挿入部2の基端部に連結されている操作部
3、操作部3から延びるユニバーサルコード4、ユニバ
ーサルコード4の基端部に連結されているライトガイド
コネクタ5、カメラケーブル蛇管6、カメラコネクタ7
を備える。挿入部2の基端部には操作部3が連結されて
いる。操作部3の後端にはユニバーサルコード4の一端
が接続されている。ユニバーサルコード4の他端にはラ
イトガイドコネクタ5が接続されている。ライトガイド
コネクタ5の側面部からはカメラケーブル蛇管6が分岐
して延びている。カメラケーブル蛇管6の後端部にはカ
メラコネクタ7が設けられている。ライトガイドコネク
タ5は図示しない光源装置の口金に接続される。また、
カメラコネクタ7は図示しないビデオプロセッサに接続
される。
【0014】また、挿入部2には、先端側より順に、先
端硬質部8、湾曲部9、挿入蛇管部10が設けられてい
る。内視鏡1の挿入部2、操作部3、ユニバーサルコー
ド4、ライトガイドコネクタ5の内部には、送水用管路
11と、送気用管路12が内蔵されている。送気用管路
12は先端硬質部8内で送水用管路11が合流し、送気
用管路12の先端は先端硬質部8の先端面において開口
している。送水用管路11の後端部はライトガイドコネ
クタ5の側面部に設けられた送水用口金13に接続され
ている。送水用口金13は図示しないチューブ等を介し
て送水源と接続される。送気用管路12の後端部はライ
トガイドコネクタ5の側面に設けられる送気用口金14
に接続される。送気用口金14は図示しないチューブ等
を介して送気源と接続される。
【0015】操作部3には送気送水シリンダ15が内蔵
される。送気送水シリンダ15の側面部には送水用管路
11および送気用管路12がそれぞれ接続される。送気
送水シリンダ15には送気送水ボタン16が着脱自在に
嵌め込まれている。この送気送水ボタン16を操作する
ことにより、送水用管路11および送気用管路12を通
じて、後述するノズル17からの送気・送水を制御する
ようになっている。
【0016】図2に示すように、内視鏡1の先端硬質部
8において、送気用管路12の先端部分にはノズル17
が設けられている。先端硬質部8の最先端部には先枠1
8が設けられている。先枠18には対物レンズユニット
19が嵌入されている。
【0017】先枠18の、送気用管路12の先端が位置
する部位にはノズル17が嵌入されている。ノズル17
は送気用管路12を形成する管状部材の先端に当接して
いる。ノズル17は先端部に対物レンズユニット19側
に向いて開口する送気送水用開口部20と、この送気送
水用開口部20に連通して開口するブラッシング用開口
部21が設けられている。
【0018】図2及び図3で示す如く、ブラッシング用
開口部21は送気送水用開口部20の上方に位置するよ
うに配置されている。そして、送気送水用開口部20と
ブラッシング用開口部21とは略同一直線上に配置さ
れ、かつ略同一直線に貫通するように上下位置に配置さ
れている。また、送気送水用開口部20とブラッシング
用開口部21とはいずれもその開口の断面形状が扁平な
形状になっており、その扁平方向は先端硬質部8の先端
面に平行である。また、図3で示す如く、ブラッシング
用開口部21の開口面積は送気送水用開口部20の開口
面積よりも小さくなるように設定され、このように設定
されていることが望ましい。
【0019】ノズル17の内部に設けられ、送気用管路
12に連通する管路22の先端上側に位置する内面部分
22aは傾斜しており、この傾斜した内面部分22aに
より管路22は先端管路部分が絞り込まれている。ノズ
ル17の外周表面の一部には抜け止め用溝23が設けら
れる。抜け止め用溝23には先枠18に設けられる抜け
止め穴24に挿入された抜け止め板25が嵌まり込み、
先枠18から抜けないようにノズル17を固定してい
る。抜け止め穴24および抜け止め板25は先枠18に
外装される先端リング26によって覆われている。
【0020】(作用)内視鏡1を使用中、対物レンズユ
ニット(対物光学系)19の対物レンズ面が汚れた際に
は、操作部3の送気送水ボタン16を押し込み、対物レ
ンズ面に向けて、送水送気し、対物レンズ面の汚れを除
去する。すなわち、送水源より送水用口金13に供給さ
れた送水液は送水用管路11を通り、ノズル17によっ
て噴出する向きが略直角方向に変えられ、対物レンズ面
に噴出され、対物レンズ面の汚れを除去する。次に、送
気源より送気用口金14に供給された気体は送気用管路
12を通り、ノズル17によって噴出する向きが略直角
方向に変えられ、対物レンズ面に噴出され、対物レンズ
面の残水を除去する。
【0021】ブラッシング用開口部21の開口面積は送
気送水用開口部20の開口面積よりも小さく設定されて
いるので、送気送水時には送気送水用開口部20からよ
り積極的に送気送水がなされる。また、ノズル17の内
部に設けられる管路22においての先端上側内面部分2
2aは傾斜しているので、送気送水時、送気送水用開口
部20から、より積極的に送気送水がなされる。
【0022】内視鏡1を使用した後、内視鏡1は洗浄が
なされる。この際、ノズル17の内部はブラッシングす
ることにより洗浄する。ノズル17の内周面をブラッシ
ングするとき、例えば、図4に示すような板状のブラシ
27を用いる。ブラシ27の把持部28を持ち、ブラシ
部29を、ノズル17のブラッシング用開口部21より
ノズル17の内部に挿入し、板ブラシ27を進退させ
て、ノズル17の内部の汚れを除去する。
【0023】(効果)ノズル17の内部まで洗浄する
際、ノズル17のブラッシング用開口部21より送気送
水用開口部20まで洗浄用ブラシ27を挿入できるの
で、ノズル17の内部を容易かつ確実にブラッシングす
ることができ、また、短時間でブラッシング作業を行う
ことができる。
【0024】また、ノズル17による対物レンズ洗浄機
能を有するので、使用中に対物レンズ面が汚れても内視
鏡1を腔内から抜去すること無く、対物レンズ面の汚れ
を除去することができる。内視鏡1を腔内から抜去する
こと無く、対物レンズ面の汚れを除去することができる
ので、手術時間が短縮される。
【0025】<第2実施形態>図5及び図6を参照して
本発明の第2実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0026】(構成)本実施形態は第1実施形態と同様
な構造の内視鏡において、以下の構成が異なる。図5は
本実施形態の内視鏡先端部におけるノズル30付近の概
略的な縦断面図である。図6はノズル30の先端側から
見た正面図を示す。
【0027】ノズル30を構成する部材において、先端
付近部の、対物レンズユニット側(図6での下側)の部位
には対物レンズ面に向けて開口する送気送水用開口部3
1が設けられている。ノズル30を構成する部材の左右
側面部位(図6での左右方向)にはブラッシング用開口
部32が左右方向に突き抜けように開口して設けられて
いる。ノズル30の内部には先端が絞られたいわゆるテ
ーパ状の管路33が設けられている。上記ブラッシング
用開口部32は送気送水用開口部31から管路33の先
端側開口部に渡って設けられている。
【0028】(作用)本実施形態は前記第1実施形態と
同様の作用に加え、以下の作用を持つ。内視鏡を使用し
た後、ノズル30の内部をブラッシング洗浄する際は、
ブラッシング用開口部32より洗浄用ブラシを挿入し、
洗浄用ブラシを進退させ、ノズル30の内面部の汚れを
除去する。洗浄用ブラシとしては、例えば、歯ブラシ、
糸ブラシ、板ブラシを用いる。
【0029】また、ブラッシング用開口部32が送気送
水用開口部31の反対側(図6での上方側)ではなく、側
方にあるので、第1実施形態に比べ、より積極的に対物
レンズに送気送水がなされる。
【0030】(効果)第1実施形態と同じである。
【0031】<第3実施形態>図7乃至図9を参照して
本発明の第3実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0032】(構成)本実施形態は第1実施形態と同様
な構造の内視鏡において、以下のような構成で異なる。
図7は本実施形態の内視鏡先端部におけるノズル34付
近の概略的な縦断面図であり、図8はノズル34を先端
側から見た正面図である。
【0033】ノズル34の先端部分の、対物レンズユニ
ット側(図8での下側)の部位には、送気送水用開口部3
5が開口して設けられている。送気送水用開口部35の
上方にはブラッシング用開口部36が開口している。ノ
ズル34の内部には管路37が設けられる。送気送水用
開口部35とブラッシング用開口部36とは管路37を
通り抜けて略同一直線上に貫通するように設けられてい
る。ブラッシング用開口部36の開口面積は送気送水用
開口部35の開口面積よりも小さく設定されていてもよ
い。
【0034】前記ノズル34は先枠39に対し相対的に
移動可能に嵌め込み嵌合している。先枠39に嵌め込み
嵌合する、ノズル34の外周表面の一部には、スライド
用溝38が設けられる。スライド用溝38には先枠39
に設けられる抜け止め穴40に挿入された抜け止め板4
1が嵌まり込み、ノズル34を先枠39から抜けないよ
うに固定している。スライド用溝38には抜け止め板4
1よりも後端側に位置して弾性部材からなる、例えばO
リング42が嵌め込まれている。なお、Oリング42の
代わりに、他の弾性部材、例えば、ばね部材、樹脂部
材、ゴム部材を設けても良い。
【0035】抜け止め穴40および抜け止め板41は、
先枠39に外装される先端リング43によって覆われ
る。
【0036】先枠39の先端面にはブラッシング用開口
部36を閉塞する位置に突き出す凸形状の閉塞部(閉塞
部材)44が設けられている。また、ブラッシング用開
口部36の入り口側に向く閉塞部44の部分は傾斜する
部分として形成されている。
【0037】(作用)本実施形態は第1実施形態と同様
の作用に加え、以下の作用を持つ。内視鏡を使用した
後、ノズル34の内部をブラッシングする際、図9に示
すように、ブラッシング用開口部36より洗浄用板ブラ
シ45をノズル34の内部に挿入する。このとき、洗浄
用板ブラシ45が閉塞部44を乗り越える際、ノズル3
4を前方へ押し出す。ノズル34が前方へ押し出されて
いる時、Oリング42は弾性変形して押し潰される。
【0038】ブラッシング用開口部36よりノズル34
の内部に洗浄用板ブラシ45を挿入した後、洗浄用板ブ
ラシ45を進退させてノズル34の内部の汚れを除去す
る。汚れを除去した後、洗浄用板ブラシ45をブラッシ
ング用開口部36より抜去すると、Oリング42の弾性
力により、ノズル34は後方へ移動し、初期の位置に戻
る。
【0039】送気送水時、ブラッシング用開口部36が
閉塞部44で閉塞されているので、第1実施形態に比
べ、送気送水用開口部35からの噴出量がより多くな
り、より積極的に対物レンズ面に送気送水がなされる。
【0040】(効果)第1実施形態と同じである。
【0041】<第4実施形態>図10を参照して本発明
の第4実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0042】(構成)図10は第4実施形態に係る内視
鏡の外観図を示す。内視鏡46には、挿入部47、操作
部48、ユニバーサルコード49、ライトガイドコネク
タ50、カメラケーブル蛇管51、カメラコネクタ52
が備えられている。ライトガイドコネクタ50は図示し
ない光源装置に接続される。カメラコネクタ52は図示
しないビデオプロセッサに接続される。
【0043】内視鏡46の挿入部47にはシース53が
着脱自在に装着される。シース53の先端部には硬性部
材からなり、略円筒状で先端部がフランジ状になってい
る先端枠54が設けられている。先端枠54の後端部に
は軟性部材からなる湾曲チューブ55が設けられてい
る。湾曲チューブ55の後端部には硬性のパイプからな
る硬性部56が設けられている。硬性部56の基端側に
はシース本体57が設けられている。シース本体57の
側面には口金58が設けられている。
【0044】口金58にはチューブ59が接続される。
チューブ59の後端部には柔軟な樹脂からなる袋に滅菌
水を入れた滅菌水パック60が設けられている。滅菌水
パック60はシース53よりも低い位置に設置される。
滅菌水パック60の外側には外側から滅菌水パック60
を押し潰すように動作し、押し潰す圧力を制御可能な加
圧手段61が外装される。加圧手段61の滅菌水パック
60を押し潰す圧力はシース53の先端から送水可能な
圧力に設定される。加圧手段61は例えば、加圧ポン
プ、加圧バックでもよい。加圧手段61には加圧手段6
1の加圧動作を制御するフットスイッチ62が接続され
る。なお、フットスイッチ62はハンドスイッチでもよ
い。
【0045】(作用)使用中、内視鏡先端面の対物レン
ズが汚れた際にはフットスイッチを踏む。フットスイッ
チを踏むと、ON状態になり、加圧手段が所定の圧力で
滅菌水パック60を押し潰す。すると、滅菌水パック6
0からは滅菌水が押し出され、チューブ59を介し、シ
ース53の内部に送水される。シース53の内部に送水
された滅菌水はシース内周面と、内視鏡挿入部の外表面
の間のクリアランスで形成される管路を介して、内視鏡
先端部に送水され、シース53の先端枠54の先端部位
に位置しているフランジ状の部分によって送水の向きが
略直角な方向に変えられ、シース53の先端枠54から
対物レンズ面に向けて滅菌水が噴出され、対物レンズ面
の汚れを除去する。
【0046】送水後はフットスイッチ62を押すのを止
め、フットスイッチ62をOFF状態する。フットスイ
ッチ62がOFF状態になると、加圧手段61が滅菌水
パック60を押し潰すのが中止され、柔軟な樹脂からな
る滅菌水パック60は膨らむ。このとき、滅菌水パック
60が膨らむことにより、シース53内の滅菌水は滅菌
水パック60側に引き戻され、同時に対物レンズ面の残
水も吸引され除去される。
【0047】(効果)本実施形態によれば、シース53
に接続されるチューブ59が1本なので、準備作業が容
易である。1つのフットスイッチ62のON/OFF操
作で送水吸引が可能である為、対物レンズ面の洗浄操作
が容易で、操作を間違えることが無い。簡易なシステム
であるので、安価である。対物レンズ面の洗浄機能を有
するので、使用中に対物レンズ面が汚れても、内視鏡を
腔内から抜去すること無く、対物レンズ面の汚れを除去
することができる。また、内視鏡を腔内から抜去するこ
と無く、対物レンズ面の汚れを除去することができるの
で手術時間が短縮される。
【0048】<第5実施形態>図11及び図12を参照
して本発明の第5実施形態に係る内視鏡について説明す
る。
【0049】(構成)本実施形態は、第4実施形態と同
様な構造の内視鏡において、以下の構成が異なる。図1
1は第5実施形態の内視鏡の外観図を示す。図12は後
述するローラー装置の概略断面図を示す。シース63の
口金64にはチューブ65が接続される。チューブ65
の後端には滅菌水パック66が設けられる。滅菌水パッ
ク66はシース63よりも高い位置に設置される。チュ
ーブ65の中途部分にはローラー装置67が設けられ
る。
【0050】図12に示すように、ローラー装置67の
枠体68の内部にはチューブ収納部69が設けられる。
チューブ収納部69の両側面には略直線形状の長穴から
なるガイド穴70が設けられる。ガイド穴70はチュー
ブ収納部69の下面に対して所定の角度の傾きを持たせ
て設けられる。ガイド穴70には棒状の軸71が設けら
れる。軸71の中央部には押圧輪72が固着される。軸
71の両端部にはグリップ73が固着される。チューブ
65は押圧輪72の下面に接するようにしてチューブ収
納部69に収納される。
【0051】(作用)通常使用時、押圧輪72および軸
71はローラー装置67のガイド穴70の最先端部に位
置しており、押圧輪72でチューブ65を押し潰し、チ
ューブ65を閉塞している。
【0052】内視鏡先端面の対物レンズが汚れた際には
ローラー装置67のグリップ73を把持して、押圧輪7
2および軸71をガイド穴70の後端側に移動させる。
このとき、押圧輪72によるチューブ65の潰し量が少
なくなり、閉塞していたチューブ65が開放され、滅菌
水パック66内の滅菌水が内視鏡先端部に供給され、対
物レンズ面に送水される。
【0053】続いて、押圧輪72および軸71をガイド
穴70の最後端側に移動させる過程で、押圧輪72でチ
ューブ65を後端側に向かってしごき上げる。このと
き、チューブ65の押圧輪72が接している部分よりも
先端側の内部体積が上昇すると共に内部圧力が低下する
為、シース63内の滅菌水は滅菌水パック側に引き戻さ
れ、同時に対物レンズ面の残水も吸引され除去される。
【0054】(効果)シース63に接続されるチューブ
65が1本なので、準備作業が容易である。ローラー装
置67のグリップ73を前後させるだけで送水吸引が可
能である為、対物レンズの洗浄操作が容易で、操作を間
違えることが無い。簡易なシステムであるので、安価で
ある。対物レンズ洗浄機能を有するので、対物レンズが
汚れても、内視鏡を腔内から抜去すること無く、汚れを
除去することができる。内視鏡を腔内から抜去すること
無く、汚れを除去することができるので手術時間が短縮
される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡使用後のノズルの洗浄作業が容易に行える構造の対
物レンズ洗浄機能付き内視鏡を提供することができる。
また、ノズルのブラッシング用開口部より洗浄用ブラシ
を挿通してブラッシング作業を行うので、ブラッシング
作業が容易で短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡全体の概略
的な説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る内視鏡の先端硬質
部の概略的な縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る内視鏡のノズルの
先端側から見た正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る内視鏡のノズルを
洗浄するブラシの説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る内視鏡先端部にお
けるノズル付近の概略断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る内視鏡のノズルの
先端側から見た正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る内視鏡先端部にお
けるノズル付近の概略断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る内視鏡のノズルの
先端側から見た正面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る内視鏡先端部にお
けるノズルをブラシで洗浄する際の説明図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る内視鏡全体の概
略的な説明図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る内視鏡全体の概
略的な説明図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る内視鏡装置のロ
ーラー装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、8…先端硬質部、11…送水
用管路、12…送気用管路、17…ノズル、18…先
枠、19…対物レンズユニット、20…送気送水用開口
部、21…ブラッシング用開口部、22…管路、27…
ブラシ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察対象を観察する対物光学系の先端レ
    ンズ面に向けて送気送水する送気送水用開口部を設けた
    ノズルを有した内視鏡において、 前記ノズルの送気送水用開口部に連通した、洗浄用ブラ
    シが挿通可能なブラッシング用開口部を、前記ノズルに
    設けたことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの前記送気送水用開口部の開
    口面積よりも、前記ブラッシング用開口部の開口面積が
    小さいことを特徴とする請求項1の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの送気送水用開口部と前記ブ
    ラッシング用開口部が略同一直線状に連なって前記ノズ
    ルに設けられていることを特徴とする請求項1または請
    求項2の内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記ブラッシング用開口部の少なくとも
    一部が、前記ノズルの送気送水用開口部であることを特
    徴とする請求項1の内視鏡。
  5. 【請求項5】 前記ブラッシング用開口部の少なくとも
    一部を閉塞する位置に閉塞部材を有し、前記ブラッシン
    グ用開口部に前記洗浄用ブラシを挿通した際に前記閉塞
    部材に対し前記ノズルが相対的に移動し、前記ブラッシ
    ング用開口部の前記閉塞部材によって閉塞されていた部
    分が開口することを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3の内視鏡。
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