JP2002233114A - 回転電機の保護装置 - Google Patents

回転電機の保護装置

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JP2002233114A
JP2002233114A JP2001019966A JP2001019966A JP2002233114A JP 2002233114 A JP2002233114 A JP 2002233114A JP 2001019966 A JP2001019966 A JP 2001019966A JP 2001019966 A JP2001019966 A JP 2001019966A JP 2002233114 A JP2002233114 A JP 2002233114A
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JP
Japan
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brush
temperature
commutator
wires
wear
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JP2001019966A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yamada
一男 山田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシ4の摩耗が摩耗限度に達した時、また
はブラシ4の温度が上限温度を超えた時に、その両方を
簡単な構成で検出できること。 【解決手段】 異常検出手段は、ブラシ4の検出孔7に
挿入される2本の電線5と、この2本の電線5に接続さ
れる異常ランプとで構成される。検出孔7は、ブラシ4
の反整流子側の端面から穿設され、ブラシ摩耗量の規格
限度となる位置に底面を有している。これにより、ブラ
シ4の摩耗が規格限度に達すると、検出孔7が整流子2
上に開口するため、検出孔7に挿入されている電線5の
被覆5bが整流子2の回転によって削られ、電線5の芯
線5aが露出する。その結果、2本の芯線5aが整流子
2を介して短絡し、異常ランプが点灯する。また、ブラ
シ4の温度が規格上限温度を超えると、電線5の被覆5
bが溶けて2本の芯線5aが露出し、芯線5a同士が接
触して短絡し、異常ランプが点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流子上をブラシ
が摺接する回転電機の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシ付回転電機は、永年の使用により
ブラシが摩耗してくると、ブラシを整流子上に付勢する
スプリングの反力が弱くなるため、最終的には整流子と
ブラシとの接触不良により回転停止に至ることがある。
従来より、上記の不具合を回避するために、ブラシの摩
耗が規格限度に達したことを作業者に知らせるための技
術がある。これは、ブラシの側面に溝を設け、この溝に
検出器の接触子が触れると、接点が閉じて警報信号を出
力するものである。また、ブラシ付回転電機では、仕様
規格外の使われ方をすると、ブラシの温度上昇が顕著に
表れるため、温度センサをブラシホルダ等に設置し、ブ
ラシの温度が設定温度を超えると、温度センサが感知し
て警報信号を出力するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブラシの摩
耗限度を検出する上述の従来技術では、ブラシに設けた
溝、あるいは検出器の接触子にブラシの摩耗粉が付着
し、誤作動を起こすという問題があった。一方、温度セ
ンサによってブラシの温度上昇を検出する従来技術は、
ブラシホルダに温度センサを取り付けるための専用の治
具を必要とするため、コストが高くなってしまう。ま
た、温度センサの取付けスペースを新たに設ける必要が
あるため、小型化が要求される近年の回転電機に使用す
る際には不利である。更に、上述した個々の従来技術で
は、ブラシの摩耗と温度上昇の両方を検出することがで
きないという問題もある。本発明は、上記事情に基づい
て成されたもので、その目的は、ブラシの摩耗が摩耗限
度に達した時、またはブラシの温度が上限温度を超えた
時に、その両方を簡単な構成で検出できる異常検出手段
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)本発
明の異常検出手段は、先端まで被覆されて互いに絶縁さ
れた2本の電線と、この2本の電線に接続されて、2本
の電線の芯線同士が短絡した時に作動する警報手段とを
備え、ブラシは、摩耗限度まで摩耗した時に整流子上に
開口する検出孔が設けられ、この検出孔に2本の電線が
挿入されている。
【0005】この構成によれば、2本の電線の芯線が露
出して両者が短絡することにより、警報手段が作動し
て、作業者に異常を知らせることができる。この場合、
検出孔に挿入された2本の電線がセンサとして機能し、
その1つのセンサによってブラシの摩耗と温度の両方を
検出することができる。また、本発明は、2本の芯線が
被覆されているのでブラシ粉の影響を受けることがな
く、誤作動を防止できる。更に、ブラシの温度を検出す
るために温度センサを用いる必要がないので、専用の治
具も不要となり、コストを低く押さえることができる。
【0006】(請求項2の手段)請求項1に記載した回
転電機の保護装置において、異常検出手段は、ブラシの
摩耗が摩耗限度に達して検出孔が整流子上に開口した
後、2本の電線の被覆が整流子の回転によって削られ、
それぞれ芯線が露出して短絡することにより、警報手段
が作動する。これにより、ブラシが摩耗限度まで摩耗し
たことを検出できる。また、この場合、電線の被覆が削
られるまでは、検出孔にブラシ粉が侵入しても、そのブ
ラシ粉によって2本の芯線同士が短絡することはないの
で、誤作動を起こすことはなく、確実にブラシの摩耗限
度を検出できる。
【0007】(請求項3の手段)請求項1に記載した回
転電機の保護装置において、異常検出手段は、ブラシの
温度が上限温度を超えると、2本の電線の被覆が溶融
し、それぞれ芯線が露出して短絡することにより、警報
手段が作動する。これにより、ブラシの温度が上限温度
を超えたことを検出できる。この場合も、電線の被覆が
溶けて芯線が露出するまでは、検出孔にブラシ粉が侵入
しても、そのブラシ粉によって2本の芯線同士が短絡す
ることはないので、誤作動を起こすことはなく、確実に
ブラシの上限温度を検出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は回転電機の整流子とブラシを
示す拡大図である。本実施例の回転電機は、例えばバッ
テリリフトや構内運搬車等の電気自動車に用いられる直
流モータであり、図1に示す様に、回転軸1の周囲に整
流子2を具備するアーマチャ3と、整流子2上に配置さ
れるブラシ4とを有し、このブラシ4を介してアーマチ
ャ3に通電される。
【0009】この回転電機は、何らかの異常が検出され
た時の保護装置として、下述の異常検出手段を備えてい
る。異常検出手段は、ブラシ4の摩耗が予め決められた
規格限度に達した時、またはブラシ4の温度が予め決め
られた規格上限温度(例えば185℃)を超えた時に、
その旨を検出して作業者に知らせるためのシステムであ
り、ブラシ4に組み込まれる2本の電線5と、この2本
の電線5に接続される異常ランプ6(図2参照/本発明
の警報手段)とで構成される。
【0010】2本の電線5は、それぞれ芯線5aの先端
まで被覆されて互いに絶縁され、1本の平行ケーブル5
Aとして構成されている。なお、電線5の被覆5bは、
ブラシ4の規格上限温度相当の温度によって溶ける材質
(例えばポリエチレン)が選択されている。この平行ケ
ーブル5Aは、図1に示す様に、ブラシ4に形成される
検出孔7に挿入され、平行ケーブル5Aの先端が検出孔
7の底面に近接(または当接)して保持されている。異
常ランプ6は、図2に示す様に、2本の電線5の芯線5
aをスイッチS/W として有する電気回路に組み込まれ、
2本の芯線5aが短絡することでスイッチS/W がON
し、異常ランプ6が点灯する。
【0011】ブラシ4に形成される検出孔7は、ブラシ
4の反整流子側の端面から整流子2側へ向かって穿設さ
れ、ブラシ摩耗量の規格限度となる位置に底面を有して
いる。つまり、ブラシ4の摩耗が規格限度に達した時
に、検出孔7が整流子2上に開口する様に設けられてい
る。
【0012】次に、異常検出手段の作動について説明す
る。 a)ブラシ4の摩耗検出 ブラシ4が長期間使用されて摩耗し、規格限度まで達す
ると、図3に示す様に、ブラシ4に形成された検出孔7
が整流子2上に開口する。この状態で使用されると、検
出孔7に挿入されている平行ケーブル5Aの被覆5b
(特に先端部)が整流子2の回転によって削られるた
め、平行ケーブル5Aから2本の芯線5aが露出する。
この2本の芯線5aが整流子2を介して短絡すると、図
2に示す電気回路が閉成されて異常ランプ6が点灯す
る。
【0013】b)ブラシ4の温度検出 拘束、過電流等により回転電機が異常発熱すると、それ
に伴ってブラシ4の温度が上昇し、規格上限温度を超え
ると、図4に示す様に、ブラシ4の検出孔7に挿入され
ている平行ケーブル5Aの被覆5bが溶けて2本の芯線
5aが露出する。その結果、平行ケーブル5Aの芯線5
a同士が接触して短絡すると、図2に示す電気回路が閉
成されて異常ランプ6が点灯する。
【0014】(本実施例の効果)本実施例の異常検出手
段は、ブラシ4の検出孔7に挿入された平行ケーブル5
A(2本の電線5)をセンサとして、ブラシ4の摩耗と
温度の両方を検出することができる。この構成では、ブ
ラシ4の温度を検出するために温度センサを用いる必要
がないので、専用の治具も不要となり、コストを低く押
さえることができる。また、ブラシ4の摩耗が規格限度
まで達していない場合、及びブラシ4の温度が規格上限
温度より低い場合は、2本の芯線5aが先端まで被覆さ
れているので、ブラシ4の検出孔7にブラシ粉が侵入し
ても、そのブラシ粉の影響を受けることがなく、誤作動
を防止できる。
【0015】(変形例)上記実施例では、本発明の警報
手段として異常ランプ6を記載したが、ブザーでも良
い。また、保護装置としては、2本の芯線5a同士が短
絡した時に、異常ランプ6を点灯するだけでなく、アー
マチャ3の回転を自動的に停止させる保護回路を設けて
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転電機の整流子とブラシを示す拡大図であ
る。
【図2】異常ランプを点灯させるための電気回路図であ
る。
【図3】ブラシが規格限度まで摩耗した時の作動説明図
である。
【図4】ブラシの温度が規格上限温度を超えた時の作動
説明図である。
【符号の説明】
2 整流子 4 ブラシ 5 電線 5a 芯線 5b 被覆 6 異常ランプ(警報手段) 7 検出孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流子上を摺接するブラシの摩耗が予め決
    められた摩耗限度に達した時、または前記ブラシの温度
    が予め決められた上限温度を超えた時に、その旨を検出
    できる異常検出手段を備えた回転電機の保護装置であっ
    て、 前記異常検出手段は、 先端まで被覆されて互いに絶縁された2本の電線と、 この2本の電線に接続されて、前記2本の電線の芯線同
    士が短絡した時に作動する警報手段とを備え、 前記ブラシは、摩耗限度まで摩耗した時に前記整流子上
    に開口する検出孔が設けられ、この検出孔に前記2本の
    電線が挿入されていることを特徴とする回転電機の保護
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した回転電機の保護装置に
    おいて、 前記異常検出手段は、前記ブラシの摩耗が摩耗限度に達
    して前記検出孔が前記整流子上に開口した後、前記2本
    の電線の被覆が前記整流子の回転によって削られ、それ
    ぞれ芯線が露出して短絡することにより、前記警報手段
    が作動することを特徴とする回転電機の保護装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載した回転電機の保護装置に
    おいて、 前記異常検出手段は、前記ブラシの温度が上限温度を超
    えると、前記2本の電線の被覆が溶融し、それぞれ芯線
    が露出して短絡することにより、前記警報手段が作動す
    ることを特徴とする回転電機の保護装置。
JP2001019966A 2001-01-29 2001-01-29 回転電機の保護装置 Pending JP2002233114A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10257623B4 (de) * 2002-12-09 2008-07-24 Schleifring Und Apparatebau Gmbh Vorrichtung zur Ermittlung der Länge von Bürsten in Schleifbahnanordnungen bzw. Kollektoren
KR100915091B1 (ko) * 2002-12-28 2009-09-02 주식회사 포스코 정류자의 피막 측정장치
CN116296858A (zh) * 2023-05-26 2023-06-23 常州市双佳电器有限公司 一种led灯防爆检测装置

Cited By (4)

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KR100915091B1 (ko) * 2002-12-28 2009-09-02 주식회사 포스코 정류자의 피막 측정장치
CN116296858A (zh) * 2023-05-26 2023-06-23 常州市双佳电器有限公司 一种led灯防爆检测装置
CN116296858B (zh) * 2023-05-26 2023-08-04 常州市双佳电器有限公司 一种led灯防爆检测装置

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