JP2002232036A - 垂直通電型磁気抵抗効果素子、垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドおよび磁気記録再生装置 - Google Patents

垂直通電型磁気抵抗効果素子、垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドおよび磁気記録再生装置

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JP2002232036A
JP2002232036A JP2001025735A JP2001025735A JP2002232036A JP 2002232036 A JP2002232036 A JP 2002232036A JP 2001025735 A JP2001025735 A JP 2001025735A JP 2001025735 A JP2001025735 A JP 2001025735A JP 2002232036 A JP2002232036 A JP 2002232036A
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雅幸 高岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直通電型磁気抵抗効果膜の感磁領域に印加
されるセンス電流磁界を抑制し、高出力、高S/N比を
実現できる垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドを提供する。 【解決手段】 フリー層とピン層とそれらに挟まれるス
ペーサー層を含む磁気抵抗効果膜(13)と、磁気抵抗
効果膜(13)の膜面に垂直方向に通電するために磁気
抵抗効果膜(13)の上下に形成された下電極(11)
および上電極(16)とを具備し、上電極(16)は、
磁気抵抗効果膜(13)に接続する内側電極(162)
及び磁気抵抗効果膜(13)に接続し内側電極(16
2)の周囲に形成された外側電極(161)とを備え、
内側電極(162)は外側電極(161)よりも電気抵
抗率が低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直通電型磁気抵
抗効果素子、垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドおよび磁気
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、HDD(ハードディスクドライ
ブ)の記録密度が飛躍的に向上しているが、さらに高記
録密度化が望まれている。高記録密度化に伴う記録ビッ
トサイズの微小化により、従来のインダクティブ型薄膜
ヘッドでは再生感度が不十分になっていた。
【0003】1980年代、バルク磁性材料の異方性磁
気抵抗効果を利用した磁気抵抗効果ヘッド(MRヘッ
ド)が開発された。さらに感度向上を目指した結果、1
990年代初頭には、より大きな磁気抵抗効果を示す人
工格子膜が発見された。その後、人工格子膜の実用上の
問題を解決するためにスピンバルブ(SV)型巨大磁気
抵抗効果ヘッド(SVヘッド)が開発され、現在実用化
されている。
【0004】SV膜は、磁化方向が固着されたピン層
と、媒体磁界により磁化が回転(センス)する感磁層を
なすフリー層と、それらの層に挟まれる非磁性中間層
(スペーサー層)を含む。ピン層は反強磁性層により一
方向に磁化が固着される。上記の層以外にも保護膜、下
地層、配向制御膜、スペキュラー(鏡面反射)膜などが
形成される。
【0005】図9に、現在実用化されている磁気抵抗効
果ヘッドの再生部を示す。この磁気抵抗効果ヘッドは、
SV膜の膜面に沿ってセンス電流が通電されるので、C
IP(current in plane)−MRヘッドと呼ばれる。図9
(a)はCIP−MRヘッドを媒体対向面(ABS面)
近傍の、これと平行な断面を示す図である。図9(b)
は図9(a)のB−B線で切断した断面図である。
【0006】図9(a)および(b)に示されるよう
に、下シールド膜1上に絶縁膜からなる下ギャップ膜2
が形成されている。下ギャップ膜2上には、SV膜3
と、トラック幅方向(図9(a)の紙面左右方向)に沿
ってSV膜3を両側から挟む一対のハードバイアス膜
(ハード膜)4、4が形成されている。SV膜3のフリ
ー層はその両側に配置されたハードバイアス膜4、4に
よりトラック幅方向に平行な方向に磁気異方性が付与さ
れている。一方、SV膜3のピン層は反強磁性層により
媒体対向面に垂直な方向に磁化が固着されている。この
ような構成はフリー層とピン層の磁化方向が互いに直交
することから一般に直交磁化と呼ばれる。ハードバイア
ス膜4、4上には一対の電極(リード)5、5がSV膜
3を挟み込むように形成され、ハードバイアス膜4、4
も電極5、5の一部として機能する。最近では、電極
5、5をSV膜3の上にオーバーラップされたリード・
オーバーレイド構造が用いられている。これらの電極
5、5によりSV膜3の膜面に沿ってセンス電流が通電
される。SV膜3および電極5、5上には絶縁膜からな
る上ギャップ膜6が形成されている。上ギャップ膜6上
には上シールド膜7が形成されている。
【0007】このCIP−MRヘッドは、SV膜3が軟
磁性体からなる下シールド膜1と上シールド膜7との間
に絶縁膜からなる下ギャップ膜2および上ギャップ膜6
を介して配置された、いわゆるシールド型SVヘッドで
ある。このCIP−MRヘッドでは、フリー層における
媒体磁化のセンス領域を、一対のハードバイアス膜4、
4間の間隔および一対の電極5、5間の間隔を調整する
ことによって制御する。現状では、ハードバイアス膜
4、4間の間隔を詰めることは困難になっているため、
電極5、5間の間隔によりセンス領域を制御している。
しかし、記録密度が100Gbpsiでは電極間隔は約
0.2μm、200Gbpsiでは約0.1μmとなる
ため、電極5、5どうしを導通させないように加工する
のは極めて困難になる。また、下ギャップ膜2および上
ギャップ膜6についても、絶縁を維持したまま薄膜化す
ることが困難となってきている。
【0008】上記の課題を解決するために、最近、MR
膜面に垂直方向に電流を通電する垂直通電型(current p
erpendicular to plane)磁気抵抗効果ヘッド、すなわち
CPP−MRヘッドが考案されている。垂直通電型では
電極を同一面内ではなく、SV膜の上部および下部に個
別に形成するので、電極形成が容易になる。しかも、シ
ールドと電極との絶縁を保つ必要がなくなるため、絶縁
膜の薄膜化に関連する上記の制約は問題にならない。
【0009】図10(a)および(b)に、代表的なC
PP−MRヘッドの再生部を示す。図10(a)はCP
P−MRヘッドを媒体対向面(ABS面)近傍の、これ
と平行な断面を示す図である。図10(b)は図10
(a)のB−B線で切断した断面図である。
【0010】図10(a)および(b)に示されるよう
に、下シールド膜11上に下電極12が形成されてい
る。下電極12上には、SV膜13と、トラック幅方向
に沿ってSV膜3を両側から挟む一対のハードバイアス
膜(ハード膜)14、14が形成されている。SV膜1
3のフリー層はその両側に配置されたハードバイアス膜
14、14によりトラック幅方向に平行な方向に磁気異
方性が付与され、SV膜13のピン層は反強磁性層によ
り媒体対向面に垂直な方向に磁化が固着されている(直
交磁化)。ハードバイアス膜14、14上にはAlOx
などの絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15により
ハードバイアス膜(ハード膜)14、14と絶縁され
て、SV膜13と接続するように上電極16が形成され
ている。上電極16上には上シールド膜17が形成され
ている。下シールド膜11および上シールド膜17は下
電極12および上電極16の一部としても機能する。
【0011】図示したように一般にCPP−MRヘッド
では、ピラー(柱)と呼ばれる上電極16の突出部がS
V膜13に接続され、ピラーの断面積によって外部磁束
または媒体磁束のセンス領域が規定される。ピラーの周
囲には絶縁膜15が形成されている。センス電流は、上
電極16から下電極12へSV膜13の膜面に垂直に通
電される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般的によく知られて
いるように、CPP−MR膜はCIP−MR膜より大き
なMR変化率を示すが、膜厚方向に通電するため抵抗が
小さくなり、抵抗変化量も小さくなる。この場合、オー
ムの法則すなわちΔV=I・ΔRによれば、大きな出力
電圧(ΔV)を得るためには、大きな電流を通電する必
要がある。
【0013】CPP−MRヘッドに大きな電流を通電し
た場合、ピラーのエッジ部外側には非常に大きな電流磁
界が印加される。この電流磁界は電極周囲のMR膜面内
に電極中心の円周方向に印加される。このため、外部磁
界をセンスする感磁層のM−Hループにヒステリシスが
現れ、バルクハウゼンノイズが生じるとともに、外部磁
界(媒体磁束)感度が低下する問題が明らかになった。
また、電流磁界の方向が左右上下で逆方向となり、ヘッ
ド出力波形の対称性が損なわれるという問題も明らかに
なった。
【0014】本発明の目的は、垂直通電型磁気抵抗効果
膜の感磁領域に印加されるセンス電流磁界を抑制し、高
出力、高S/N比を実現できる垂直通電型磁気抵抗効果
ヘッドを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の垂直通電型磁気
抵抗効果素子は、外部磁界中において磁化方向が変化す
る磁気抵抗効果膜と、前記磁気抵抗効果膜の膜面に垂直
方向に通電するために前記磁気抵抗効果膜の上下に形成
された第1電極および第2電極とを具備し、前記第1ま
たは第2電極は、前記磁気抵抗効果膜に接続する内側電
極及び前記磁気抵抗効果膜に接続し、前記内側電極の周
囲に形成された外側電極とを備え、前記内側電極は前記
外側電極よりも電気抵抗率が低いことを特徴とする。
【0016】上記の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドにお
いては、前記内側電極または前記外側電極が、2層以上
の多層構造を有していてもよい。前記内側電極は、C
u、Au、Ag、W、RhおよびAlからなる群より選
択される少なくとも1種の元素からなる金属または合金
を含有することが好ましい。
【0017】上記の磁気抵抗効果膜は、例えば外部磁界
がゼロの状態において第1の方向の磁化を備え、所定の
外部磁界中において磁化が回転する磁化フリー層と、前
記外部磁界がゼロの状態及び前記所定の外部磁界中にお
いて第2の方向の磁化を保持する磁化ピン層と、前記磁
化フリー層と前記磁化ピン層との間に形成された非磁性
層とを備える。
【0018】本発明の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッド
は、上記の垂直通電型磁気抵抗効果素子と、前記垂直通
電型磁気抵抗効果素子を上下から挟む1対の磁気シール
ドとを具備したことを特徴とする。
【0019】本発明の磁気記録再生装置は、磁気記録媒
体と、上記の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッドとを具備し
たことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本実施形態の垂直通電型磁気抵抗
効果素子において、磁気抵抗効果膜(SV膜)は少なく
とも磁化フリー層(以下、単にフリー層とする)と磁化
ピン層(以下、単にピン層とする)とそれらに挟まれる
スペーサー層を含む。SV膜は、磁化ピン層の磁化を交
換結合によって固着する反強磁性層が基板側に形成され
るボトム型および前記反強磁性層が基板と反対側に形成
され、磁化フリー層が基板側に形成されるトップ型のい
ずれでもよい。SV膜としては、ピン層/スペーサー層
/フリー層/スペーサー層/ピン層の構造を有するデュ
アルSV膜を用いることもできる。ピン層は、強磁性層
/Ru/強磁性層の三層膜からなる反強磁性結合ピン層
でもよい。なお、この実施形態中では磁気抵抗効果膜に
SV膜を用いて説明するが、この他に人工格子膜、トン
ネル磁気抵抗効果膜を用いることができる。人工格子膜
は強磁性層と非磁性層を交互に積層した構造等を用いる
ことができ、非磁性層を挟む強磁性層は互いに強磁性結
合、反強磁性結合していてもよく、あるいは磁気的に非
結合でもよい。トンネル磁気抵抗効果膜は絶縁性の非磁
性層を強磁性層で挟んだ構造を有し、両強磁性層は人工
格子と同様の結合系あるいは非結合系とできる。これら
の強磁性材料、非磁性材料には、公知の材料を用いるこ
とができる。例えば、特許第2,637,360に詳細
に記載されており、その対応の記載をこの明細書の一部
として引用する。
【0021】本実施形態において用いられる磁気抵抗効
果膜には、上述した各層の他に、下地層、保護層、MR
変化率を向上させるために伝導電子を鏡面反射させる鏡
面反射層などを設けてもよい。
【0022】磁気抵抗効果膜の上下に形成される第1電
極または第2電極は、磁気抵抗効果膜に接続された外側
電極と内側電極から構成され、内側電極は外側電極より
も電気抵抗率が低い。具体的には、外側電極の電気抵抗
率ρoutと内側電極の電気抵抗率ρinとの比(ρout/ρ
in)が2以上であることが好ましい。
【0023】表1中に、各種元素の電気抵抗率を示す。
表1に示されるように、内側電極の材料には電気抵抗率
が低いCu、Au、Ag、W、Rh、Alから選ばれる
少なくとも1種の元素を用いることができる。また、こ
れらの金属のいずれかを含む合金でもよい。なお、電極
が複数層からなる多層構造を有する場合には、複数層の
材料の並列化により求めた電気抵抗率を用いる。
【0024】
【表1】 本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1に第1の実施形態
に係る垂直通電型磁気抵抗効果ヘッド(CPP−MRヘ
ッド)の再生部を示す。図1(a)はCPP−MRヘッ
ドのABS面近傍におけるこれと平行な断面を示す図、
図1(b)は図1(a)のB−B線で切断した断面図、
図1(c)は図1(a)のC−C線で切断した断面図で
ある。このCPP−MRヘッドは、いわゆるシールド型
ヘッドである。
【0026】図1(a)〜(c)に示されるように、下
シールド膜11上に1種類の材料からなる下電極(第1
電極)12が形成されている。下電極12上には、スピ
ンバルブ膜(SV膜)13と、トラック幅方向に沿って
SV膜13を両側から挟む一対のハードバイアス膜(ハ
ード膜)14、14が形成されている。SV膜13のフ
リー層はその両側に配置されたハードバイアス膜14、
14によりトラック幅方向に平行な方向に磁気異方性が
付与され、SV膜13のピン層は反強磁性層により媒体
対向面に垂直な方向に磁化が固着されている(直交磁
化)。ハードバイアス膜14、14上にはAlOxなど
の絶縁膜15が形成されている。絶縁膜15によりハー
ドバイアス膜(ハード膜)14、14と絶縁されて、S
V膜13上でテーパー形状をなしSV膜13に向かって
収束してSV膜13と接続するように上電極(第2電
極)16が形成されている。この上電極16は外側電極
161と内側電極162から構成されており、内側電極
162は外側電極161よりも電気抵抗率が低い材料か
らなっている。上電極16上には上シールド膜17が形
成されている。下シールド膜11および上シールド膜1
7は下電極12および上電極16の一部としても機能す
る。センス電流は、上電極16と下電極12を通じてS
V膜13の膜面に垂直に通電される。なお、図1(a)
の下シールド膜11側がリーディング側で、上シールド
膜17側がトレーリング側である。
【0027】上述したようにSV膜はボトム型でもトッ
プ型でもよい。ただし、センス電流が分散することなく
フリー層に通電されるように、収束電極側すなわち本実
施形態の場合には上電極16側にフリー層を配置するボ
トム型が好ましい。このような構造では、センス電流が
高い電流密度で感磁層であるフリー層に通電され、大き
な抵抗変化と高い感度が実現される。
【0028】内側電極162はSV膜13の中央領域
(センス領域)に接続される。外側電極161は、ハー
ド膜14、14によって中央領域よりも強く異方性制御
(ほとんど一方向に磁化固着)されたSV膜13の端部
領域に接続される。このため、外側電極161に通電さ
れる電流は再生信号の増大にはほとんど寄与せず、内側
電極162の端部に生じるセンス電流磁界を緩和するの
に寄与する。従って、内側電極162に通電電流の大部
分を流すように、内側電極162の電気抵抗率が外側電
極161の電気抵抗率よりも小さくなるように材料設計
することができる。
【0029】以下、内側電極162と外側電極161の
電極材料および構造について、電流分流の観点から説明
する。電流分流量は、内側電極162と外側電極161
の抵抗比で決まると考えられる。ただし、ここでは外側
電極161および内側電極162とSV膜13との単位
面積当たりの接触抵抗、およびSV膜13の外部磁束セ
ンス動作中の抵抗は考慮しない。
【0030】図2に本実施形態のCPP−MRヘッドに
おけるSV膜13の上電極16との接合部を拡大して示
す。この図に示されるように、SV膜13に対する外側
電極161および内側電極162の接触面積をそれぞれ
S1(=2×L1×D)およびS2(=L2×D)とす
る。SV膜13に対する外側電極161の接触部は2ヶ
所に分断されているが、S1はこれらを合計した面積と
する。また、外側電極161および内側電極162の電
気抵抗率をそれぞれρ1およびρ2、通電するセンス電
流をIとする。
【0031】SV膜13の各領域S1およびS2に通電
されるセンス電流IS1およびIS2(全センス電流I=I
S1+IS2)は、外側電極161および内側電極162の
電気抵抗率に依存してそれぞれ式(1)および式(2)
のように表される。
【0032】 IS1=I・S2・ρ2/(ρ1・S1+ρ2・S2) (1) IS2=I・S1・ρ1/(ρ1・S1+ρ2・S2) (2) 上記のIS1は分流電流であり出力にはほとんど寄与しな
い電流であるから、できるだけ小さいことが好ましい。
したがって、センス電流の分流率をαとすると、α=I
S1/Iと表される。実際には、CPP−MR膜のMR変
化量(MR)を考慮して電極材料およびS1とS2との
面積比が決定される。
【0033】ここで、ρ1=β・ρ2、S1=γ・S2
とすると、 α=1/(1+β・γ) と表される。
【0034】電流分流量を考慮すると、分流率αはα≦
0.5とすることが好ましい。この条件では出力低下を
50%以下に抑えることができる。また、電気抵抗率の
比率βはβ≧2とすることが好ましい。この条件では分
流部分の面積が大きくなっても分流量を抑制できる。こ
れらの関係を満たすように電極材料および接触面積を決
定すればよい。
【0035】実際に、100Gbpsi対応のCPP−
MRヘッドを想定して、SV膜形状をL=0.15μ
m、D=0.15μmに設定した。外側電極161に電
気抵抗率が13.1μΩcmであるTa、内側電極16
2に電気抵抗率が1.70μΩcmであるCuを用い、
L1を0.05μm、L2を0.05μmとして本実施
形態のCPP−MRヘッドを設計した。一方、Cuのみ
からなる上電極を用いて従来のCPP−MRヘッドを設
計した。
【0036】これらのCPP−MRヘッドについて、5
mAのセンス電流を通電したときの上電極端部でのセン
ス電流磁界の強度を比較した。なお、本実施形態のCP
P−MRヘッドについては、内側電極162に5mAの
センス電流が通電されるように調整し、内側電極162
端部でのセンス電流磁界を測定した。その結果、従来の
CPP−MRヘッドでは上電極端部におよそ170(O
e)の最大電流磁界が印加されるのに対し、本実施形態
のCPP−MRヘッドでは内側電極162端部での最大
電流磁界がおよそ80(Oe)まで低下することが確認
できた。
【0037】また、マイクロマグネティクス計算により
フリー層のM−Hカーブを評価した。その結果、従来の
CPP−MRヘッドではセンス電流磁界の影響を受けて
M−Hカーブにヒステリシスが生じるのに対し、本実施
形態のCPP−MRヘッドではM−Hカーブにヒステリ
シスが生じないことが確認された。
【0038】さらに、この計算結果は、ヘッド試作によ
る出力のS/N比および出力の大きさとほぼ等価な関係
であることが明らかとなった。
【0039】次に、図3(a)〜(c)の工程断面図を
参照して、第1の実施形態の垂直通電型磁気抵抗効果ヘ
ッドを作製するための第1のプロセスについて説明す
る。
【0040】図3(a)に示すように、Al23、Ti
C等の基板10上に、5nmTa/Ni80Fe20(at
%)からなる下シールド膜11を成膜する。この下部シ
ールド膜11は下電極の一部として機能する。下シール
ド膜11上に、5nmTa/Cu/Taからなる下電極
12を成膜する。下層のTaは密着性を向上させる機能
を有し、上層のTaは後工程に備えた保護層としての機
能を有する。下電極12の厚さは適宜調整される。この
下電極12は下部磁気ギャップを規定する。
【0041】次に、図3(b)の工程を説明する。下電
極12上にSV膜13を成膜する。SV膜13は、例え
ば下地層としてTa、反強磁性層としてNiFeCr/
PtMn、ピン層として[CoFe/Cu]x/CoF
e/Ru/[CoFe/Cu]x/CoFe、スペーサ
ー層としてCu、フリー層として[CoFe/Cu]x
/CoFe、保護層としてTaを有する。このSV膜1
3の総膜厚はおよそ30nmである。
【0042】SV膜13のデプス規定(D方向)のため
のパターニングを行う。具体的には、SV膜13上にT
型レジスト(図示せず)を形成した後、IBE(Ion Bea
m Etching)によりエッチングを行う。なお、RIE(Rea
ctive Ion Etching)などの他のドライエッチングを用い
てもよい。その後、エッチング部に厚さ約100nmの
AlOx膜からなる絶縁膜を成膜し、T型レジストを除
去する。
【0043】SV膜13の幅規定(L方向)のためのパ
ターニングを行う。具体的には、SV膜13上にT型レ
ジスト21を形成した後、IBEによりエッチングを行
う。その後、5nmCr/50nmCoCrPtからな
るハード膜14を成膜する。ハード膜14のt・Mr
(膜厚・残留磁化の積)とフリー層のt・Ms-free
(膜厚・飽和磁化の積)は、t・Mr/t・Ms-free
>2となるように設定する。その後、50nmのAlO
x膜からなる絶縁膜15を成膜する。上記のハード膜1
4およびAlOxからなる絶縁膜15はT型レジスト2
1下部への回り込みが小さくなるように、指向性の良好
な成膜装置を用いて指向性が良好になる条件で成膜す
る。指向性の良好な成膜方法としてはIBS(Ion Beam
Sputtering)やコリーメーション付きスパッタリングな
どを用いる。その後、今度はT型レジスト21下部への
回り込みが大きくなるような条件で、Taからなる外側
電極161を成膜する。Taの膜厚は、3nm以上10
0nm以下とすることが望ましい。3nm未満の場合に
はT型レジスト下部への回り込みが十分でなく、100
nmより厚い場合にはレジスト除去が困難になる。外側
電極161がSV膜13でオーバーラップする長さ(L
1)はおよび0.05μmに設定する。その後、T型レ
ジスト21を除去する。
【0044】次に、図3(c)に示すように、Ta(1
62a)/Cu(162b)の二層構造を有する内側電
極162を形成する。Taは下地層であり、その膜厚は
10nm以下が好ましい。内側電極162上にTa/N
80Fe20(at%)からなる上シールド膜17を形成
する。このようにしてCPP−MRヘッドを作製する。
【0045】図4に上記のプロセスで得られるCPP−
MRヘッドにおけるSV膜13と上電極16との接合部
を拡大して示す。図3のプロセスでは、SV膜13の保
護層、外側電極161および内側電極162の下地層1
62aがいずれもTaで形成される。この場合、LOす
なわち(外側電極161のオーバーラップ長さ+内側電
極162のTa下地層162aの厚さ)が、t1すなわ
ち(SV膜13のTa保護層の厚さ+内側電極162の
Ta下地層162aの厚さ)よりも厚いことが望ましい
(LO≧t1)。また、t1すなわち(SV膜13のT
a保護層の厚さ+内側電極162のTa下地層162a
の厚さ)が、t2すなわち(Ta外側電極161の厚さ
+内側電極162のTa下地層162aの厚さ)よりも
薄いことが望ましい(t1≦t2)。これらの条件を満
たさない場合には、分流電流量が極端に小さくなり、セ
ンス電流磁界の低減効果を得ることが困難になる。
【0046】次に、図5(a)〜(c)の工程断面図を
参照して、第1の実施形態の垂直通電型磁気抵抗効果ヘ
ッドを作製するための第2のプロセスについて説明す
る。
【0047】図5(a)に示す構造は、第1のプロセス
と同様の膜構成と工程により得られる。すなわち、基板
10上に、下シールド膜11、下電極12、SV膜13
を形成し、SV膜13のデプス規定を行う。T型レジス
トを形成した後にIBEによりエッチングして、SV膜
13の幅規定を行う。ハード膜14を成膜した後、T型
レジストを除去する。その後、厚さ約50nmのTaか
らなる外側電極161を成膜する。
【0048】次に、図5(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィーにより外側電極161上にレジストパター
ン22を形成し、RIEにより外側電極161をエッチ
ングして内側電極のコンタクトホールを形成する。その
後、レジストパターン22を除去する。
【0049】次いで、図5(c)に示すように、Ta/
Cuからなる内側電極162を成膜する。その後、Ta
/Ni80Fe20(at%)からなる上シールド膜17を
成膜する。
【0050】(第2の実施形態)図6に第2の実施形態
に係る垂直通電型磁気抵抗効果ヘッド(CPP−MRヘ
ッド)のABS面近傍の、これと平行な断面図を示す。
本実施形態では、下電極が外側電極および内側電極から
構成されている。
【0051】図6に示されるように、下シールド膜11
上に下電極(第1電極)12が形成されている。この下
電極12は外側電極121および内側電極122からな
っている。内側電極122は外側電極121よりも電気
抵抗率が低い材料からなっている。これらの外側電極1
21および内側電極122は、上部のSV膜との接合部
がテーパー形状に形成されている。外側電極121およ
び内側電極122のテーパー部を囲むようにAlOxな
どの絶縁膜15が形成されている。下電極12の外側電
極121および内側電極122に接続するようにSV膜
13が形成されている。絶縁膜15上には、トラック幅
方向に沿ってSV膜13を両側から挟む一対のハードバ
イアス膜(ハード膜)14、14が形成されている。S
V膜13およびハードバイアス膜14、14上には上電
極(第2電極)16が形成されている。上電極16上に
は上シールド膜17が形成されている。この場合も、下
シールド膜11側がリーディング側で、上シールド膜1
7側がトレーリング側である。
【0052】このCPP−MRヘッドでも、第1の実施
形態と同様に、内側電極122端部での最大電流磁界を
低減するとともに、M−Hカーブにヒステリシスを生じ
させなくすることができ、出力のS/N比および出力の
大きさを改善できる。
【0053】図7を参照して、図6のCPP−MRヘッ
ドの作製するためのプロセスについて説明する。
【0054】図7(a)に示すように、基板10上にN
iFeからなる下シールド膜11およびTa/Cuから
なる内側電極122を成膜する。フォトリソグラフィー
により内側電極122上にレジストパターン(図示せ
ず)を形成し、IBEによりエッチングすることによ
り、内側電極122を凸形状に加工する。その後、レジ
ストパターンを除去する。
【0055】次に、図7(b)に示すように、内側電極
122上に、Taからなる外側電極121とAlOxか
らなる絶縁膜15を成膜する。
【0056】次に、図7(c)に示すように、CMP(C
hemical Mechanical Polishing)により平坦化加工を行
い、内側電極122の上面を露出させる。なお、外側電
極121および絶縁膜15を形成した後、IBEまたは
RIEによりエッチバックして平坦化加工を行ってもよ
い。第1の実施形態と同様に、SV膜13を形成し、T
型レジストを用いたSV膜13のデプス規定およびT型
レジスト23を用いた幅規定を行った後、ハード膜14
を形成する。その後、T型レジスト23を除去する。
【0057】さらに、Ta/Cuからなる上電極16を
成膜し、Ta/NiFeからなる上シールド膜17を形
成する。このようにして図6に示すCPP−MRヘッド
を作製する。
【0058】上述した第1及び第2の実施形態に示した
2層構造電極を有するCPP−MR膜は、ABS面から
後退配置されて、ABS面から伸びるヨークにより信号
磁界の伝達を受けるヨーク型磁気ヘッド用の磁気抵抗効
果膜として適用可能である。この場合には、ヨークと磁
気抵抗効果膜とが充分な磁気結合を備えていると好まし
い。
【0059】次に、本発明に係るCPP−MRヘッドを
搭載した磁気ヘッドアセンブリ、およびこの磁気ヘッド
アセンブリを搭載した磁気ディスク装置について説明す
る。
【0060】図8(a)はCPP−MRヘッドを搭載し
た磁気ヘッドアセンブリの斜視図である。アクチュエー
タアーム201は、磁気ディスク装置内の固定軸に固定
されるための穴が設けられ、図示しない駆動コイルを保
持するボビン部等を有する。アクチュエータアーム20
1の一端にはサスペンション202が固定されている。
サスペンション202の先端にはCPP−MRヘッドを
搭載したヘッドスライダ203が取り付けられている。
また、サスペンション202には信号の書き込みおよび
読み取り用のリード線204が配線され、このリード線
204の一端はヘッドスライダ203に組み込まれたC
PP−MRヘッドの各電極に接続され、リード線204
の他端は電極パッド205に接続されている。
【0061】図8(b)は図8(a)に示す磁気ヘッド
アセンブリを搭載した磁気ディスク装置の内部構造を示
す斜視図である。磁気ディスク211はスピンドル21
2に装着され、図示しない駆動装置制御部からの制御信
号に応答する図示しないモータにより回転する。アクチ
ュエータアーム201は固定軸213に固定され、サス
ペンション202およびその先端のヘッドスライダ20
3を支持している。磁気ディスク211が回転すると、
ヘッドスライダ203の媒体対向面は磁気ディスク21
1の表面から所定量浮上した状態で保持され、情報の記
録再生を行う。アクチュエータアーム201の基端には
リニアモータの1種であるボイスコイルモータ214が
設けられている。ボイスコイルモータ214はアクチュ
エータアーム201のボビン部に巻き上げられた図示し
ない駆動コイルとこのコイルを挟み込むように対向して
配置された永久磁石および対向ヨークからなる磁気回路
とから構成される。アクチュエータアーム201は固定
軸213の上下2個所に設けられた図示しないボールベ
アリングによって保持され、ボイスコイルモータ214
により回転摺動が自在にできるようになっている。
【0062】
【発明の効果】以上で説明したように本発明によれば、
垂直通電型磁気抵抗素子の磁気抵抗効果膜に2層構造の
電極を接続することにより、感磁領域に印加されるセン
ス電流磁界を抑制し、高出力、高S/N比を実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る垂直通電型磁気抵抗効果
ヘッド(CPP−MRヘッド)をABS面近傍の、この
面に平行な断面図、およびABS面と直交する面の断面
図。
【図2】第1の実施形態のCPP−MRヘッドにおける
SV膜の上電極との接合部を拡大して示す断面図。
【図3】第1の実施形態の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッ
ドを作製するための第1のプロセスを示す断面図。
【図4】第1のプロセスで得られるCPP−MRヘッド
におけるSV膜と上電極との接合部を拡大して示す断面
図。
【図5】第1の実施形態の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッ
ドを作製するための第2のプロセスを示す断面図。
【図6】第2の実施形態に係る垂直通電型磁気抵抗効果
ヘッド(CPP−MRヘッド)をABS面近傍の、AB
S面と直交する面の断面図。
【図7】第2の実施形態の垂直通電型磁気抵抗効果ヘッ
ドを作製するためのプロセスを示す図。
【図8】本発明に係るCPP−MRヘッドを搭載した磁
気ヘッドアセンブリの斜視図、および磁気ディスク装置
の内部構造を示す斜視図。
【図9】従来のCIP−MRヘッドをABS面近傍の、
この面に平行な断面図、およびABS面と直交する面の
断面図。
【図10】従来のCPP−MRヘッドをABS面近傍
の、この面に平行な断面図、およびABS面と直交する
面の断面図。
【符号の説明】
1…下シールド膜 2…下ギャップ膜 3…SV膜 4…ハードバイアス膜(ハード膜) 5…電極(リード) 6…上ギャップ膜 7…上シールド膜 10…基板 11…下シールド膜 12…下電極(第1電極) 121…外側電極 122…内側電極 13…SV膜 14…ハードバイアス膜 15…絶縁膜 16…上電極(第2電極) 161…外側電極 162…内側電極 17…上シールド膜 21…T型レジスト 22…レジストパターン 23…T型レジスト 201…アクチュエータアーム 202…サスペンション 203…ヘッドスライダ 204…リード線 205…電極パッド 211…磁気ディスク 212…スピンドル 213…固定軸 214…ボイスコイルモータ
フロントページの続き (72)発明者 船山 知己 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 館山 公一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2G017 AA10 AB07 AC01 AD55 5D034 BA03 BA05 BA08 BA09 BB08 CA00 CA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部磁界中において磁化方向が変化する
    磁気抵抗効果膜と、前記磁気抵抗効果膜の膜面に垂直方
    向に通電するために前記磁気抵抗効果膜の上下に形成さ
    れた第1電極および第2電極とを具備し、前記第1また
    は第2電極は、前記磁気抵抗効果膜に接続する内側電極
    及び前記磁気抵抗効果膜に接続し、前記内側電極の周囲
    に形成された外側電極とを備え、前記内側電極は前記外
    側電極よりも電気抵抗率が低いことを特徴とする垂直通
    電型磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】 前記内側電極または前記外側電極が、2
    層以上の多層構造を有することを特徴とする請求項1に
    記載の垂直通電型磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】 前記内側電極が、Cu、Au、Ag、
    W、RhおよびAlからなる群より選択される少なくと
    も1種の元素からなる金属または合金を含有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の垂直通電型磁気抵
    抗効果素子。
  4. 【請求項4】 前記磁気抵抗効果膜が、外部磁界がゼロ
    の状態において第1の方向の磁化を備え、所定の外部磁
    界中において磁化が回転する磁化フリー層と、前記外部
    磁界がゼロの状態及び前記所定の外部磁界中において第
    2の方向の磁化を保持する磁化ピン層と、前記磁化フリ
    ー層と前記磁化ピン層との間に形成された非磁性層とを
    備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の磁気抵抗効果素子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の垂直通電型磁気抵抗効果素子と、前記垂直通電型磁気
    抵抗効果素子を上下から挟む1対の磁気シールドとを具
    備したことを特徴とする垂直通電型磁気抵抗効果ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 磁気記録媒体と、請求項5に記載の垂直
    通電型磁気抵抗効果ヘッドとを具備したことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013517630A (ja) * 2010-01-14 2013-05-16 クアルコム,インコーポレイテッド 複合ハードマスク構造およびスピントルク駆動磁気トンネル接合のための不均一な電流経路を形成する方法

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JP2013517630A (ja) * 2010-01-14 2013-05-16 クアルコム,インコーポレイテッド 複合ハードマスク構造およびスピントルク駆動磁気トンネル接合のための不均一な電流経路を形成する方法

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