JP2002231411A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用しても放電電圧を低く抑えられる
内燃機関用スパークプラグを提供する。 【解決手段】 スパークプラグ100の放電部31、3
2を、消耗速度が互いに異なる第一貴金属部311と第
二貴金属部312との各構成部にて形成する。さらに、
第二貴金属部312と比較して消耗速度が相対的に小で
ある第一貴金属部311が、放電面31tの外周縁部3
1aの少なくとも一部を含む形にて形成する。さらに、
第一貴金属部311と第二貴金属部312とを接するよ
うに形成し、これら貴金属部の境界が放電面31tに露
出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に使用さ
れるスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】GHP(Gas Heat Pump)や、コージェ
ネレーション(ガス燃料を用いた大型発電機)等に用い
られる大型のガスエンジンは、自動車のエンジンのよう
に間欠的に運転するものではなく、常時連続的に運転さ
れることが多いため、該エンジンに使用される内燃機関
用スパークプラグは長寿命であることが特に要求され
る。このような要求に対して、スパークプラグの中心電
極及び接地電極に設置される放電部に耐久性に優れた貴
金属チップを使用するとともに、該放電部を形成する貴
金属チップのチップ径を大きくして、放電部の容量を稼
いだりすることが行なわれている。
【0003】しかしながら、プラグの長寿命化対策とし
てのチップ径の拡大は、放電部の耐久性を向上させるに
は有効であるが、放電面の面積が大きくなるために電界
強度が弱まって放電電圧の上昇を招きやすい。従って、
該放電電圧の上昇を抑制する試みが多数行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、放電電圧の上
昇を抑制するために、放電面にエッジ部を設けるように
したスパークプラグが、特開平4−242090号公
報、特開平5−82235号公報あるいは特開平11−
242980号公報等に開示されている。これらのスパ
ークプラグにおいては、例えば十字状、I字状、Y字状
あるいは曲線状の溝部が放電面上に形成され、エッジ部
が予め設けられており、該エッジ部により電界強度の低
下を抑え、放電電圧の上昇を抑制しようとするものであ
る。しかしながら、このようなスパークプラグは、放電
部の体積が放電面に形成される溝部の分だけ少なくなり
寿命が短くなる。従って、長寿命を可能にするために
は、放電部を予め大きめに形成する必要があり、点火性
及びコストの観点から不利である。また、予め放電面に
エッジ部を形成していても、長期間使用後はエッジ部が
消耗し、放電電圧の上昇を抑制することができない。
【0005】一方、特開平4−220982号公報に
は、放電部の外側部にローレット等を施して、エッジ部
を設けるようにしたスパークプラグも開示されている。
しかし、ローレット等の加工を硬度の比較的高い貴金属
材料にてなる放電部の外側面に施すにあたり、放電部と
なる貴金属チップ自体の作製時に、具体的には粉末焼結
あるいは線引きによる貴金属チップの作製時にその加工
を取り入れることは困難であり、貴金属チップの作製後
に研削や放電加工といった特殊な加工を行わざるをえず
コストアップとなる。また、ローレット等を施す分だけ
放電部の堆積が少なくなり、上記溝付きのスパークプラ
グと同様に、放電電圧の上昇を抑制できないという課題
が残る。
【0006】さらに、特開平2−207476号公報に
は、火花放電に対する耐消耗性が良好な材質にて放電部
の中心部を形成し、その外周部を該中心部よりも酸化さ
れやすい材質にて形成した内燃機関用スパークプラグが
開示されている。該スパークプラグによれば、発火が繰
り返される度に外周部を形成する材質の表面が酸化さ
れ、結果として放電電圧が低減することとなるが、外周
部が消耗されると放電部は中心部のみとなるために放電
電圧の低減が長期間にわたって得られないという課題が
残る。
【0007】本発明の目的は、放電部が貴金属にてなる
内燃機関用スパークプラグにおいて、長期間使用しても
放電電圧が低く抑えられるような従来とは異なる構造・
機構の内燃機関用スパークプラグを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の内燃機関用スパークプラグ
は、中心電極と、その中心電極の径方向周囲を取り囲ん
だ絶縁体と、その絶縁体の径方向周囲を取り囲んだ主体
金具と、一端が主体金具に結合され、他端が前記中心電
極と対向するように配置された接地電極と、これら中心
電極と接地電極との少なくとも一方に固着されて火花放
電ギャップを形成する放電部を備える内燃機関用スパー
クプラグであって、前記放電部は、消耗速度が互いに異
なる第一貴金属部と第二貴金属部との各構成部から形成
されてなり、前記第二貴金属部と比較して前記消耗速度
が相対的に小である前記第一貴金属部が、前記放電面の
外周縁部の少なくとも一部を含む形にて形成され、さら
に、前記第二貴金属部が前記第一貴金属部と接する形に
て形成されることにより、それら前記第一貴金属部と前
記第二貴金属部の境界が前記放電面に露出していること
を特徴とする。
【0009】スパークプラグの放電部は、燃焼サイクル
毎の火花放電の繰り返しに伴う消耗(火花消耗)や、貴
金属合金の酸化揮発(酸化消耗)等により消耗する。こ
の放電部の消耗は、スパークプラグの耐久性の観点から
は、いささか望ましいものではなく、その改善が試みら
れてきた。しかしながら、本発明においては、このよう
な放電部の消耗という改善すべき問題点を逆に積極的に
利用することにより、スパークプラグの放電電圧を長期
間にわたり低く抑えようとするものである。
【0010】すなわち、上記本発明の構成によれば、放
電部を消耗速度がお互いに異なる第一及び第二貴金属部
にて形成し、これら貴金属部の境界が放電面に露出する
ようにする。これにより、プラグを常時連続的な運転が
なされる内燃機関に使用した場合にも各貴金属部の消耗
量に差が生じるため、使用途中から第一貴金属部よりも
消耗速度が相対的に大である第二貴金属部が消耗し、第
一貴金属部との境界にエッジ部が形成されることにな
る。従って、予め放電面に溝部等を形成したり、放電部
の外周面にローレット等を施したりしなくても、プラグ
使用途中に放電面に新たなエッジ部を形成することがで
き、さらに放電部の構成が消耗速度が相対的に異なると
いっても耐久性に優れる貴金属を互いに用いていること
も相俟って、放電電圧の上昇を長期間にわたって抑制す
ることが可能となる。
【0011】さらに、本発明のスパークプラグにおいて
は、第一貴金属部が、放電面の外周縁部の少なくとも一
部を含むように形成されている。該構成により、放電部
の外周縁部に予め形成されているエッジ部の消耗を抑制
しつつ、使用途中からは第一貴金属部と第二貴金属部の
境界に新たなエッジ部が形成されて、外周縁部のエッジ
部と合わせてエッジ部が増加することになるので、より
長期間にわたる放電電圧の低減を可能とする。それよ
り、本発明の構成は、放電面の外周縁部のエッジ部を有
効に活用しつつ、貴金属部の消耗速度の差を利用して放
電面上に新たにエッジ部を形成するようにしているの
で、特開平2−207476号公報に開示されているス
パークプラグとは異なる観点から放電電圧の低減を行う
ものであり、より長期間にわたって放電電圧の低減効果
が得られる。なお、第一貴金属部は放電面の外周縁部の
一部を含むように形成してもよいが、該外周縁部の全て
を含むように形成することが耐久性の観点から望まし
い。
【0012】また、本発明のスパークプラグにおいて
は、放電面に露出する第一貴金属部の面積率が、放電面
全面に対して50%以上とするのがよい。放電面に露出
する面積率が50%以上となる程度に、消耗速度の小で
ある第一貴金属部を形成すれば、放電部の全体的な消耗
が抑制されて、十分な耐久性が確保されることになる。
さらに、該面積率は望ましくは70%以上にするのがよ
い。一方、該面積率が90%を超えると、期待されるエ
ッジ部形成の効果が十分に得られないことも考えられ
る。そのため、第一貴金属部の面積率は、望ましくは7
0〜90%とするのがよい。さらに、放電面に露出する
第一貴金属部と第二貴金属部との境界の全周長が放電面
の最大径の2倍以上とするのがよい。これにより、放電
電圧低減に必要なエッジ部の長さが確保される。上記境
界の全周長は、放電面の直径よりも望ましくは2.2倍
以上であるのがよい。なお、本明細書中において「放電
面の最大径」とは、放電面が円形状の場合はその直径の
ことをいい、放電面が円形状でない場合は、該放電面の
外形線に対して、その内部を横切らないように各種位置
関係にて外接平行線を引いたとき、間隔最大となる外接
平行線の線間距離のことをいうものとする。
【0013】上記第一貴金属部と第二貴金属部とは、放
電面から厚さ方向において、少なくとも中間位置まで連
続的に形成されているのがよい。具体的には、放電部の
消耗がある程度進行しても、エッジ部が形成されるよう
に放電面から厚さ方向において0.5mm以上は連続し
て形成されるようにする。火花放電が良好に行なわれる
放電部の消耗限界は厚さ方向において0.3mm程度で
あるため、この位置まで放電部が消耗してもエッジ部が
形成されるようにしておく。より望ましくは、上記第一
貴金属部と第二貴金属部とが、放電面から厚さ方向にお
いて放電面とは反対側に位置する面まで連続的に形成さ
れているのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明のスパークプラグ10
0の一例を示した縦断面図であり、図2(a)はスパー
クプラグ100の放電部周辺の拡大図である。本発明の
一例たる抵抗体入りスパークプラグ100は、筒状の主
体金具1、先端部21が突出するようにその主体金具1
の内側に嵌め込まれた絶縁体2、先端に形成された放電
部31を突出させた状態で絶縁体2の内側に設けられた
中心電極3、及び主体金具1に一端が溶接等により結合
されるとともに、他端側が側方に曲げ返されて、その側
面が中心電極3の先端部3aと対向するように配置され
た接地電極4等を備えている。また、接地電極4には上
記放電部31に対向する放電部32が形成されており、
それら放電部31と放電部32とに挟まれた隙間に火花
放電ギャップgが形成される。
【0015】絶縁体2は、例えばアルミナあるいは窒化
アルミニウム等のセラミック焼結体により構成され、そ
の内部には自身の軸方向に沿って中心電極3を嵌め込む
ための貫通孔6を有している。また主体金具1は、低炭
素鋼等の金属により円筒状に形成されており、スパーク
プラグ100のハウジングを構成するとともに、その外
周面には、プラグ100を図示しないエンジンブロック
に取付けるためのねじ部7が形成されている。貫通孔6
の一方の端部側に端子金具13が挿入・固定され、同じ
く他方の端部側に中心電極3が挿入・固定されている。
また、該貫通孔6内において端子金具13と中心電極3
との間に抵抗体15が配置されている。この抵抗体15
の両端部は、導電性ガラスシール層16、17を介して
中心電極3と端子金具13とにそれぞれ電気的に接続さ
れている。なお、放電部31に対向する放電部32は省
略する構成としてもよい。この場合には、放電部31と
接地電極4との間で火花放電ギャップgが形成されてい
る。
【0016】放電部31は例えば、図2(b)に示すよ
うに円板上の貴金属チップ31’を中心電極3の先端部
3aに重ねあわせ、さらにその接合面外周縁に沿ってレ
ーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により溶接部
Wを形成してこれを固着するようにして形成される。ま
た、接地電極4側に放電部32を形成する場合には、放
電部32は中心電極2側の放電部31と対応する位置に
おいて、接地電極4に貴金属チップ32’を位置合わせ
し、その接合面外周縁部に沿って同様に溶接部W’を形
成してこれを固着することにより形成される。
【0017】図3(a)は、上記本発明の中心電極3付
近を拡大した斜視図である。中心電極3の先端に形成さ
れている放電部31は、第一貴金属部311及び該第一
貴金属部311よりも相対的に消耗速度の大である第二
貴金属部312とからなる貴金属チップ31’にて構成
されている。放電部31は第一貴金属部311と第二貴
金属部312との境界が放電面31tに露出する形態に
て形成されているとともに、第一貴金属部311が放電
面31tの外周縁部31aの全てを含む形態にて形成さ
れている。
【0018】また、図3(b)に示すように、放電面3
1tに露出する第一貴金属部311と第二貴金属部31
2との境界31eの全周長が放電面31tの直径(貴金
属チップ31’のチップ径)Lの2倍以上となり、さら
に、第一貴金属部311の放電面31tに露出する部分
の面積率が放電面31tの面積に対して、50%以上と
なるように第一貴金属部311及び第二貴金属部312
の寸法が選択されている。なお、本発明にかかるスパー
クプラグは、ガスエンジンに使用するために、耐久性を
考慮して、その放電部31を構成する貴金属チップ3
1’のチップ径を1.2mm以上としている。また、放
電部31は第一貴金属部311を主体として構成されて
おり、第二貴金属部312がその端面312aを放電面
31tに露出するように第一貴金属部311に包含され
る形態にて形成されている。さらに、第一貴金属部31
1に包含されてなる第二貴金属部312は、放電面31
tに対して反対側に位置する面まで露出するように端面
312aから連続的に形成されている。
【0019】以下、上記構成のスパークプラグ100の
作用について図を用いて説明する。すなわち、スパーク
プラグ100は、そのねじ部7において図示しないエン
ジンブロックに取り付けられ、燃焼室に供給される混合
気の着火源として使用される。使用時においては、放電
部31及び放電部32との間に放電電圧が印加されて、
火花放電ギャップgに火花が生じる(各符号については
図1を参照)。そして、燃焼サイクル毎の火花放電の繰
り返しに伴う火花消耗や、酸化揮発よる酸化消耗等によ
り放電部31が消耗することにより、放電面31tにエ
ッジ部が形成されることになる。
【0020】図4は、火花放電により、放電面31tが
消耗し、エッジ部が形成される過程を説明した放電部3
1周辺の縦断面図である。つまり、(a)に示すように
放電部31の放電面31tが面一の状態(初期状態)か
ら火花放電が繰り返されると、放電面31tが局部的に
高温になり、放電部31が溶解、離散し消耗する。この
とき、本発明のスパークプラグ100においては、第一
貴金属部311の消耗は第二貴金属部312における消
耗よりも相対的に小となるので、図4(b)に示すよう
に、これら貴金属部の境界31eにおいてエッジ部31
fが形成されることになる。そして、スパークプラグ1
00の使用により、第二貴金属部312は第一貴金属部
311と比較してより相対的に早く消耗していくので、
エッジ部31fが消失することはない(図4(c)及び
(d))。
【0021】放電部31を構成する第一貴金属部311
及び第二貴金属部312は図5のように形成することも
できる。図5は、第一貴金属部311及び第二貴金属部
312にて形成される放電部31の放電面の形態をいく
つか示すものである。全ての放電面31tは略円状に形
成されており、第一貴金属部311が放電面31tの外
周縁部31aの全てを含む形態にて形成されるととも
に、放電面31tに露出する第二貴金属部312がその
第一貴金属部311に包含される形態にて形成されてい
る。(a)は、第二貴金属部312の端面も円形に形成
され、5つの第二貴金属部312が、1つは中心に、他
の4つはその四方に分散されて配列している。また、
(b)は、放電面31tに露出する第二貴金属部312
の形状が十字状になっている。(c)では、露出面にI
字状となる三本の第二貴金属部312が所定の間隔にて
配列されている。さらに(d)においては、第二貴金属
部312の露出面がドーナッツ状に形成されている。
【0022】また、放電面31tに露出する第二貴金属
部312は、図6(a)に示すように、放電面31tと
反対側に位置する面まで連続的に形成されずに、放電面
31tから厚さ方向の少なくとも中間位置まで連続的に
形成するようにしてもよい。また、放電部31は図6
(b)のようにすることも可能である。図6(b)にお
いては、粒状の第二貴金属部312が第一貴金属部31
1に包含される形態にて放電面31t近傍に分散して形
成されている。なお、この場合、第二貴金属部312
は、放電面31tの消耗によりエッジ部が十分に形成さ
れるだけの大きさを確保しておくのがよい。
【0023】以上のような放電部に使用される第一貴金
属部311及び第二貴金属部312は、基本的に良好な
耐久性を有するものを使用するのがよい。その観点か
ら、第一貴金属部311は融点が1600℃以上を有す
る一方で、第二貴金属部312は融点が1500℃以上
を有する貴金属又は貴金属合金にてなるものが採用でき
る。これにより放電部31の耐久性が十分に確保される
こととなる。また、これらのうちでも、第一貴金属部3
11及び/又は第二貴金属部312は、Ir、Pt及び
Rhのいずれかを主成分として含有する貴金属又は貴金
属合金を使用するのがよく、さらに、上記のような主成
分以外に、添加金属元素成分として、Ir、Pt、P
d、Rh、Re、Ru、W及びNiから選ばれる1種又
は2種以上を含有するようにしてもよい。また、主成分
としてIrを含有するとともに、Sr、Y、La、C
e、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、Tm、Yb、Lu、Ti、Zr及びHfから
選ばれる元素の酸化物(複合酸化物を含む)を含有する
Ir基合金とすることもできる。なお、本明細書中にお
いて、金属元素名の後に「基合金」と続けて記載する場
合(例えばIr基合金)、その金属元素(Ir)の含有
量が該合金中において最も多いことを示す。
【0024】上記のような貴金属又は貴金属合金により
第一貴金属部311及び/又は第二貴金属部312を構
成する場合、スパークプラグ100の使用環境を考慮
し、第一貴金属部311と第二貴金属部312の消耗速
度が所望のものとなるようにこれら貴金属部の成分組成
を適宜設定する必要がある。通常、中心電極3周辺の平
均温度が750℃以下となるような場合、放電部31の
消耗要因は火花放電による消耗が大半を占めることにな
る。従って、このような場合には、第一貴金属部311
は第二貴金属部312よりも火花放電による消耗速度
(以下、火花消耗速度ともいう)が小であるものにて形
成するのがよい。具体的には、第一貴金属部311はI
rを主成分として含有するIr基合金であって、第二貴
金属部312はPtを主成分として含有するPt基合金
である貴金属チップ31’が好適に使用される。
【0025】PtはIrに比べて融点が低いため、Ir
基合金にて形成される第一貴金属部311よりもPt基
合金にて形成される第二貴金属部312のほうが火花放
電により早く消耗する傾向にある。したがって、中心電
極3周辺の平均温度が750℃以下となるような状況下
にあっては、該構成を採用するのがエッジ部31fが効
果的に形成されることになり好ましい。
【0026】なお、上記のような火花消耗がより支配的
な状況下にあっては、Irがより耐火花消耗性に優れて
いることから、第一貴金属部311のIr含有量を第二
貴金属部312のIr含有量よりも多くすることも効果
的であると考えられる。
【0027】一方、近年においてはエンジンの高性能化
の影響でスパークプラグの使用環境が高温になりつつあ
り、中心電極3周辺の平均温度が750℃を超える場合
も珍しくなくなっている。このような状況下にあって
は、放電部31の消耗要因も火花放電よりも、高温酸化
揮発による消耗のほうが支配的となる場合もありえる。
具体的には、Irは高温において酸化揮発されやすい貴
金属成分であるが、該Irを主成分として含有するIr
基合金を使用して放電部31を形成すると、火花放電よ
りも酸化揮発による消耗が放電部31全体の消耗の大半
を占める場合がある。従って、酸化消耗の影響が大きい
と考えられるこのような使用状況下では、第一貴金属部
311は第二貴金属部312よりも酸化消耗速度が小で
あるものを使用するのがよい。例えば、第一貴金属部3
11は、Irを主成分として含有するとともに、Pt、
Rh及びReの1種又は2種以上を含有するIr基合金
であって、第二貴金属部312は純Irである貴金属チ
ップ31’が好適に使用される。
【0028】該構成によれば、耐酸化消耗性向上元素と
して、Pt、Rh及びReの1種又は2種以上を含有す
るようにしているので、第一貴金属部311の耐酸化消
耗性は向上する。一方、第二貴金属部312は純Irに
て形成されているので、酸化消耗を抑制するものが全く
なく、第一貴金属部311よりも耐酸化消耗性が劣る。
従って、中心電極3周辺の平均温度が750℃を超える
高温となるような特異は環境では、第一貴金属部311
よりも第二貴金属部312のほうがより早く消耗し、効
果的にエッジ部31fが形成されることとなる。
【0029】なお、第一貴金属部に含有する上記耐消耗
性向上元素としては、Rhが特に効果的に使用でき、こ
のとき、Rhの含有量を1〜49質量%とするのがよ
い。Rhの含有量が1質量%未満では、耐消耗性向上の
効果が十分に得られず、ひいてはエッジ部の形成が十分
に行なわれない。一方、49質量%を超えると、耐火花
消耗性が悪化し、純Irにてなる第二貴金属部312よ
りも消耗速度が大となりやすい。
【0030】以上、第一貴金属部311及び第二貴金属
部312を構成する好適な成分の一例について説明した
が、第一貴金属部311及び第二貴金属部312におい
ては、その使用環境によっては、同一の組成にも拘わら
ず消耗速度が逆転する場合もありえる。そのため、スパ
ークプラグ100の使用環境に応じて、その構成成分を
適宜設定するのがよい。この場合、これら貴金属部を構
成する成分は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、当
事者の有する知識に基づき、適宜設定することが可能で
ある。なお、どのような使用環境においても好適に使用
できるように、第一貴金属部311は第二貴金属部31
2よりも火花消耗速度及び酸化消耗速度のいずれにおい
ても小であるのがより望ましいといえる。
【0031】次に上記のような放電部31を形成する貴
金属チップ31’の作製方法について説明する。図7
は、貴金属チップ31’の作製方法の一例を示したもの
である。まず、(a)のように第二貴金属部312とな
る第二貴金属合金312’を所望の形状となるように形
成する。このときの第二貴金属合金312’の形成方法
としては、所定の組成に配合・溶解した溶解合金に対し
て圧延・鍛造・切削・切断等の加工を施すことによって
行うことができる。あるいは、第二貴金属合金312’
を構成する金属粉末を所定の組成にて配合し、その原料
粉末を所望の形状にプレス成形することにより得ること
もできる。このとき得られた成形体は、そのまま使用し
てもよいし、焼結後使用するようにしてもよい。
【0032】次に、(b)に示すように、所望の形状に
形成された第二貴金属合金312’を放電部31に対応
する形状のプレスダイ50のキャビティC内に配置す
る。そして、該キャビティCに第一貴金属部311の原
料粉末として所望の組成に配合された第一貴金属粉末P
を充填する。このとき、成形後に第二貴金属部312の
端面が、得られる貴金属チップ31’の放電面31tに
露出するように、かつ第一貴金属部311が放電部31
tの外周縁部31aの全てを含むように第二貴金属部3
12を配置した上で、第一貴金属部311を構成する第
一貴金属粉末Pを充填するようにする。そして、(c)
に示すように第一貴金属粉末Pの充填後、プレスパンチ
60により該第一貴金属粉末Pを圧縮することにより
(d)のような成形体65を得る。(d)に示すように
形成された成形体65を適度な温度に焼成し、(e)に
示す所望の貴金属チップ31’を形成することができ
る。なお、(c)の過程において、第一貴金属粉末Pを
圧縮すると同時に加熱して、該第一貴金属粉末Pと第二
貴金属合金312’とを焼成するホットプレス法を用い
てもよい。
【0033】また、貴金属チップ31’は図8のような
方法でも作製することができる。まず、第一貴金属部3
11として用いられるインゴットに開口部を設ける。該
開口部はインゴット作製時に対応する形状の金型等を用
いて形成するようにしてもよいし、形成されたインゴッ
トに切削加工等をして設けることも可能である。次に、
第二貴金属部312として用いられる第二貴金属合金3
12’を線引き加工等により伸線し、図8(a)のよう
に、インゴット55の開口部中に挿入する。そして、こ
のような棒材70を熱間スエージングあるいは線引き等
を繰り返して、図8(b)に示すような線材56を形成
する。なお、この線材の直径寸法は、貴金属チップ3
1’のチップ径と対応したものとなっており、本実施例
においては1.2mm以上となっている。次に、(c)
のように、線材56を貴金属チップ31’として所望の
厚さを有するように切断し、(d)の貴金属チップ3
1’を得る。該方法によれば、(d)に示すように第二
貴金属部312が貴金属チップ31’の一方の端面から
反対側の端面に連続して形成される形態となる。
【0034】また、図9に示すように射出成形法により
貴金属チップ31’を形成するようにしてもよい。ま
ず、(a)のような形状の第二貴金属部312に対応す
る成形体57を成形し、該成形体57を(b)のような
貴金属チップ31’の形状に対応する射出成形用金型5
8に配置する。このとき、形成後に第二貴金属部312
の端面が、得られる貴金属チップ31’の放電面31t
に露出するように、かつ第一貴金属部311が放電面3
1tの外周縁部31aの全てを含むように、成形体57
を射出成形用金型58内に配置する。この状態におい
て、射出成形用金型58のキャビティC’に第一貴金属
部311を構成する合金粉末と有機バインダを含むコン
パウンドKを溶融し、該コンパウンドKを射出成形用金
型58のキャビティC’内に射出し、射出成形体IBを
作製する(c)。この射出成形体IBを仮焼して有機バ
インダを除去した後、焼結して、貴金属チップ31’を
作製する(d)。
【0035】また、本発明の貴金属チップ31’には、
より一層の放電電圧低減のために、図10(a)(b)
に示すような溝部を形成することも可能である。すなわ
ち(a)に示すように、貴金属チップ31’の放電面3
1tとして使用される主表面に断面V字状の溝部40を
直線状に形成したり、あるいは、(b)のように放電面
31tに十字状の溝部67を形成したりしてもよい。こ
うすれば、貴金属チップ31’の全容量は減少するが、
放電面が消耗したときに生じるエッジ部の効果はより大
きなものとなる。なお、本発明のスパークプラグにおい
ては、放電電圧低減のために、その他公知の構成を採用
するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0036】
【実験例】本発明の効果を調べるために、以下の実験を
行った。まず、図8にて説明した方法により、貴金属チ
ップ31’を作製した。該貴金属チップ31’の成分
は、第一貴金属部311として、Ir−5質量%Pt合
金を採用し、第二貴金属部312は純Irとした。ここ
で、貴金属チップ31’の作製工程において、第一貴金
属部311に包含される第二貴金属部312の本数及び
直径を表1のように変化させたものをいくつか作製した
(実施例)。これらの貴金属チップ31’のチップ径
は、いずれも1.4mmとした。
【0037】そして、これらの貴金属チップ31’を図
1に示すスパークプラグ100の中心電極3側に放電部
31としてレーザー溶接によりそれぞれ接合させた。さ
らに、接地電極4側には放電部32として白金(Pt)
チップを火花放電ギャップgが0.4mmとなるように
接合させた。また、比較例として、Ir−5質量%Pt
合金にてチップ径が1.2mmの貴金属チップを作製
し、同様にスパークプラグ100の中心電極3側に放電
部31として接合した。接地電極4側の放電部32に
は、上記実施例のスパークプラグと同様に、白金(P
t)チップを火花放電ギャップgが0.4mmとなるよ
うに接合させている。
【0038】次に、上記のスパークプラグ100を、1
2気筒コージェネレイションエンジンに取付け、エンジ
ン回転数1200rpmで中心電極が負となる極性にて
2000時間運転を行った。そして該運転後の放電電圧
を測定した。以上の結果を表1に示す。なお、表1には
放電面に露出する第一貴金属部と第二貴金属部との境界
の周長(以下、単に境界の周長ともいう)のチップ径に
対する倍率も同様に示している。
【0039】
【表1】
【0040】表1より、放電部31を第一貴金属部31
1と第二貴金属部312といった消耗速度の異なる複数
の貴金属部で構成した本発明のスパークプラグ100
は、上記試験のような長期間の運転後でも放電電圧の増
加を抑制することが可能となる。さらに、放電面31t
における第一貴金属部311と第二貴金属部312との
境界の周長のチップ径に対する倍率が増加するに従い、
放電電圧低減の効果が得られやすくなり、該倍率が2倍
以上となるとより一層の効果が得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパークプラグを示す正面部分断面
図。
【図2】その要部を拡大して示す断面図。
【図3】放電部周辺及び放電部を形成する貴金属チップ
を拡大して示す模式図。
【図4】放電部の消耗によりエッジ部が形成される様子
を説明する図。
【図5】放電面の変形例をいくつか示す模式図。
【図6】第二貴金属部の放電面への露出形態をいくつか
示す模式図。
【図7】放電部を構成する貴金属チップの形成方法の一
例を示す概略図。
【図8】図7とは異なる貴金属チップの形成方法を示す
概略図。
【図9】図7及び8とは異なる貴金属チップの形成方法
を示す概略図。
【図10】貴金属チップの変形例を示す概略図。
【符号の説明】
100 スパークプラグ 1 主体金具 2 絶縁体 3 中心電極 4 接地電極 31、32 放電部 31’、32’ 貴金属チップ 31t 放電面 311 第一貴金属部 312 第二貴金属部 31e 境界 31f エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 友聡 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 5G059 AA01 CC02 DD02 DD11 DD16 DD20 DD23 EE02 EE11 EE16 EE20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極と、その中心電極の径方向周囲
    を取り囲んだ絶縁体と、その絶縁体の径方向周囲を取り
    囲んだ主体金具と、一端が主体金具に結合され、他端が
    前記中心電極と対向するように配置された接地電極と、
    これら中心電極と接地電極との少なくとも一方に固着さ
    れて火花放電ギャップを形成する放電部を備える内燃機
    関用スパークプラグであって、 前記放電部は、消耗速度が互いに異なる第一貴金属部と
    第二貴金属部との各構成部から形成されてなり、 前記第二貴金属部と比較して前記消耗速度が相対的に小
    である前記第一貴金属部が、前記放電面の外周縁部の少
    なくとも一部を含む形にて形成され、さらに、前記第二
    貴金属部が前記第一貴金属部と接する形にて形成される
    ことにより、それら前記第一貴金属部と前記第二貴金属
    部の境界が前記放電面に露出していることを特徴とする
    内燃機関用スパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記放電面に露出する前記第一貴金属部
    の面積率が、前記放電面全面に対して50%以上となる
    請求項1に記載の内燃機関用スパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記放電面における前記第一貴金属部と
    前記第二貴金属部との境界の全周長が前記放電面の最大
    径の2倍以上となる請求項1又は2に記載の内燃機関用
    スパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記第一貴金属部と前記第二貴金属部と
    が、前記放電面から厚さ方向における少なくとも中間位
    置まで連続的に形成されている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の内燃機関用スパークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記第一貴金属部と前記第二貴金属部と
    が、前記放電面から厚さ方向において該放電面と反対側
    に位置する面まで連続的に形成されている請求項4に記
    載の内燃機関用スパークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記放電面は円形状であり、その直径が
    1.2mm以上である請求項1ないし5のいずれかに記
    載の内燃機関用スパークプラグ。
  7. 【請求項7】 前記第一貴金属部は融点が1600℃以
    上を有する一方で、前記第二貴金属部は融点が1500
    ℃以上を有する貴金属又は貴金属合金にてなる請求項1
    ないし6のいずれかに記載の内燃機関用スパークプラ
    グ。
  8. 【請求項8】 前記第一貴金属部は前記第二貴金属部よ
    りも火花放電による消耗速度が小である請求項1ないし
    7のいずれかに記載の内燃機関用スパークプラグ。
  9. 【請求項9】 前記第一貴金属部は前記第二貴金属部よ
    りも酸化消耗速度が小である請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の内燃機関用スパークプラグ。
  10. 【請求項10】 前記第一貴金属部及び/又は前記第二
    貴金属部は、Ir、Pt及びRhのいずれかを主成分と
    して含有してなる請求項1ないし9のいずれかに記載の
    内燃機関用スパークプラグ。
  11. 【請求項11】 前記第一貴金属部及び/又は前記第二
    貴金属部は、添加元素成分として、Ir、Pt、Pd、
    Rh、Re、Ru、W及びNiから選ばれる1種又は2
    種以上を含有する請求項10に記載の内燃機関用スパー
    クプラグ。
  12. 【請求項12】 前記第一貴金属部及び/又は前記第二
    貴金属部は、主成分としてIrを含有するとともに、S
    r、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、
    Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ti、Z
    r及びHfから選ばれる元素の酸化物(複合酸化物を含
    む)を含有するIr基合金にて形成されている請求項1
    ないし11のいずれかに記載の内燃機関用スパークプラ
    グ。
  13. 【請求項13】 前記第一貴金属部はIrを主成分とし
    て含有するIr基合金であって、前記第二貴金属部はP
    tを主成分として含有するPt基合金である請求項1な
    いし12のいずれかに記載の内燃機関用スパークプラ
    グ。
  14. 【請求項14】 前記第一貴金属部は、Irを主成分と
    して含有するとともに、Pt、Rh及びReの1種又は
    2種以上を含有するIr基合金であって、前記第二貴金
    属部は純Irである請求項10に記載の内燃機関用スパ
    ークプラグ。
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