JP2002231279A - 燃料電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置 - Google Patents
燃料電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置Info
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原燃料と水との混合液の蒸気を発生する原燃
料蒸発器への原燃料の供給量が変動した場合でも、上記
蒸気の温度を所定の値に維持させる。 【解決手段】 原燃料蒸発器1に対する原燃料の供給量
に基づいて、原燃料蒸発器1で発生する混合液の蒸気の
温度を所定の温度に維持させるための追焚き燃料の目標
供給量を設定する追焚き燃料量設定手段11と、追焚き
燃料の供給量を目標供給量に調整する制御手段TIC2
18とを備えた構成を有する。
料蒸発器への原燃料の供給量が変動した場合でも、上記
蒸気の温度を所定の値に維持させる。 【解決手段】 原燃料蒸発器1に対する原燃料の供給量
に基づいて、原燃料蒸発器1で発生する混合液の蒸気の
温度を所定の温度に維持させるための追焚き燃料の目標
供給量を設定する追焚き燃料量設定手段11と、追焚き
燃料の供給量を目標供給量に調整する制御手段TIC2
18とを備えた構成を有する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、固体高分子型燃料
電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御
装置に関するものである。
電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼用混合ガスを燃焼させることによっ
て原燃料(例えば、メタノール)と水との混合液の蒸気
を発生する原燃料蒸発器と、追焚き燃料を上記燃料蒸発
器の排出ガスとの熱交換によって蒸気化し、この追焚き
燃料の蒸気を上記燃焼用混合ガスの一部として上記原燃
料蒸発器に供給する追焚き用蒸発器と、上記混合液の蒸
気を改質して燃料ガスを得るリフォーマと、この燃料ガ
スに基づいて発電動作する燃料電池とを備える固体高分
子型燃料電池発電システムが提案されている。
て原燃料(例えば、メタノール)と水との混合液の蒸気
を発生する原燃料蒸発器と、追焚き燃料を上記燃料蒸発
器の排出ガスとの熱交換によって蒸気化し、この追焚き
燃料の蒸気を上記燃焼用混合ガスの一部として上記原燃
料蒸発器に供給する追焚き用蒸発器と、上記混合液の蒸
気を改質して燃料ガスを得るリフォーマと、この燃料ガ
スに基づいて発電動作する燃料電池とを備える固体高分
子型燃料電池発電システムが提案されている。
【0003】この従来の燃料電池発電システムにおいて
は、上記混合液の蒸気の温度が所定の目標温度に維持さ
れるように上記追焚き用蒸発器への追焚き燃料(たとえ
ば、メタノール)の供給量を制御している。
は、上記混合液の蒸気の温度が所定の目標温度に維持さ
れるように上記追焚き用蒸発器への追焚き燃料(たとえ
ば、メタノール)の供給量を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記追焚き燃料は、上
記原燃料蒸発器への原燃料の供給量が変動した場合に、
その変動した供給量に対応した最適量に設定する必要が
ある。しかし、上記従来の燃料電池発電システムでは、
そのような対応がなされないので、上記混合液の蒸気の
温度制御が上記原燃料の供給量の変動に対して適正に追
従できないという問題があった。
記原燃料蒸発器への原燃料の供給量が変動した場合に、
その変動した供給量に対応した最適量に設定する必要が
ある。しかし、上記従来の燃料電池発電システムでは、
そのような対応がなされないので、上記混合液の蒸気の
温度制御が上記原燃料の供給量の変動に対して適正に追
従できないという問題があった。
【0005】本発明の課題は、このような状況に鑑み、
原燃料と水との混合液の蒸気を発生する原燃料蒸発器へ
の上記原燃料の供給量が変動した場合でも、上記蒸気の
温度を所定の値に維持することができる燃料電池発電シ
ステムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置を提供
することにある。
原燃料と水との混合液の蒸気を発生する原燃料蒸発器へ
の上記原燃料の供給量が変動した場合でも、上記蒸気の
温度を所定の値に維持することができる燃料電池発電シ
ステムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る燃料電池発電システムにおける原燃料
蒸発器の蒸気温度制御装置は、燃焼用混合ガスが供給さ
れ、この燃焼用混合ガスの燃焼によって原燃料を含む混
合液の蒸気を発生する原燃料蒸発器と、前記原燃料蒸発
器を通過したガスの熱を利用して追焚き燃料の蒸気を発
生するとともに、この追焚き燃料の蒸気を前記燃焼用混
合ガスの一部として前記原燃料蒸発器に供給する追焚き
用蒸発器と、前記原燃料蒸発器で発生した前記混合液の
蒸気を改質して燃料ガスを得るリフォーマと、前記燃料
ガスに基づいて発電動作する燃料電池とを有した燃料電
池発電システムに適用され、前記原燃料蒸発器に対する
前記原燃料の供給量に基づいて、該原燃料蒸発器で発生
する混合液の蒸気の温度を所定の温度に維持させるため
の前記追焚き燃料の目標供給量を設定する追焚き燃料量
設定手段と、前記追焚き燃料の供給量を前記目標供給量
に調整する制御手段とを備えている。
め、本発明に係る燃料電池発電システムにおける原燃料
蒸発器の蒸気温度制御装置は、燃焼用混合ガスが供給さ
れ、この燃焼用混合ガスの燃焼によって原燃料を含む混
合液の蒸気を発生する原燃料蒸発器と、前記原燃料蒸発
器を通過したガスの熱を利用して追焚き燃料の蒸気を発
生するとともに、この追焚き燃料の蒸気を前記燃焼用混
合ガスの一部として前記原燃料蒸発器に供給する追焚き
用蒸発器と、前記原燃料蒸発器で発生した前記混合液の
蒸気を改質して燃料ガスを得るリフォーマと、前記燃料
ガスに基づいて発電動作する燃料電池とを有した燃料電
池発電システムに適用され、前記原燃料蒸発器に対する
前記原燃料の供給量に基づいて、該原燃料蒸発器で発生
する混合液の蒸気の温度を所定の温度に維持させるため
の前記追焚き燃料の目標供給量を設定する追焚き燃料量
設定手段と、前記追焚き燃料の供給量を前記目標供給量
に調整する制御手段とを備えている。
【0007】本発明の実施例においては、前記制御手段
が、混合液の蒸気の目標温度と実際の温度の偏差に基づ
いて前記追焚き燃料の目標供給量を補正する補正手段を
含んでいる。
が、混合液の蒸気の目標温度と実際の温度の偏差に基づ
いて前記追焚き燃料の目標供給量を補正する補正手段を
含んでいる。
【0008】本発明の実施例では、起動時に、前記リフ
ォーマから排出されるガスの一部を前記可燃性ガスの一
部として前記原燃料蒸発器に供給するガス供給路と、前
記ガス供給路を流れる前記リフォーマの排出ガスの量を
調整する弁手段と、前記燃焼用触媒の燃焼に基づく前記
原燃料蒸発器における前記混合液の加熱温度が目標加熱
温度に近づくように前記弁手段を制御する制御手段とを
付加している。
ォーマから排出されるガスの一部を前記可燃性ガスの一
部として前記原燃料蒸発器に供給するガス供給路と、前
記ガス供給路を流れる前記リフォーマの排出ガスの量を
調整する弁手段と、前記燃焼用触媒の燃焼に基づく前記
原燃料蒸発器における前記混合液の加熱温度が目標加熱
温度に近づくように前記弁手段を制御する制御手段とを
付加している。
【0009】本発明の実施例では、前記原燃料蒸発器に
おける前記混合液の目標加熱温度を前記原燃料蒸発器に
対する前記原燃料の供給量に応じて設定する目標加熱温
度設定手段を更に備えている。また、本発明の実施例で
は、前記原燃料蒸発器が発生する混合液の蒸気の目標温
度と該蒸気の実際の温度の偏差に基づいて前記原燃料蒸
発器における前記混合液の目標加熱温度を補正する補正
手段を更に備えている。
おける前記混合液の目標加熱温度を前記原燃料蒸発器に
対する前記原燃料の供給量に応じて設定する目標加熱温
度設定手段を更に備えている。また、本発明の実施例で
は、前記原燃料蒸発器が発生する混合液の蒸気の目標温
度と該蒸気の実際の温度の偏差に基づいて前記原燃料蒸
発器における前記混合液の目標加熱温度を補正する補正
手段を更に備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の係る燃料電池発
電システムの構成例を示している。この燃料電池発電シ
ステムにおいて、追焚き用蒸発器であるメタノール蒸発
器2は、追焚きメタノールインジェクタIV212を介
して追焚き用のメタノールを導入し、このメタノールを
蒸発気化させるものである。原燃料蒸発器1は、定常メ
タノールインジェクタIV210を介して供給されるメ
タノール(原燃料)と定常水インジェクタIV215を
介して供給される水との混合液を導入し、この混合液を
蒸発気化させる。
電システムの構成例を示している。この燃料電池発電シ
ステムにおいて、追焚き用蒸発器であるメタノール蒸発
器2は、追焚きメタノールインジェクタIV212を介
して追焚き用のメタノールを導入し、このメタノールを
蒸発気化させるものである。原燃料蒸発器1は、定常メ
タノールインジェクタIV210を介して供給されるメ
タノール(原燃料)と定常水インジェクタIV215を
介して供給される水との混合液を導入し、この混合液を
蒸発気化させる。
【0011】バーナ3は、起動時のみに作動されるもの
であり、メタノールを燃焼させて適温のガスをリフォー
マ4に供給する。リフォーマ4は、原燃料蒸発器1から
送出される混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する
ものである。燃料電池5は、上記燃料ガスを電磁弁SV
345を介して導入し、この燃料ガスと外部から供給さ
れる酸素を含む酸化ガスとに基づいて発電動作する。
であり、メタノールを燃焼させて適温のガスをリフォー
マ4に供給する。リフォーマ4は、原燃料蒸発器1から
送出される混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する
ものである。燃料電池5は、上記燃料ガスを電磁弁SV
345を介して導入し、この燃料ガスと外部から供給さ
れる酸素を含む酸化ガスとに基づいて発電動作する。
【0012】上記原燃料蒸発器1は、上記メタノールと
水との混合液が流れるチューブと、入口フィンを備えた
シェル(共に図示せず)とを内蔵し、該入口フィンに燃
焼触媒を塗布してある。この原燃料蒸発器1の入口に
は、メタノール蒸発器2から送られてくるメタノール蒸
気と、起動時に電磁弁SV347を介してリフォーマ4
から送られてくる排出ガスと、燃料電池5から排出され
る余剰空気とを含む混合ガスが導入されて、、上記フィ
ンに塗布した燃焼触媒によって燃焼される、その結果、
上記チューブを通る混合液は、上記燃焼による燃焼熱と
上記混合ガスの顕熱とによって蒸発気化される。
水との混合液が流れるチューブと、入口フィンを備えた
シェル(共に図示せず)とを内蔵し、該入口フィンに燃
焼触媒を塗布してある。この原燃料蒸発器1の入口に
は、メタノール蒸発器2から送られてくるメタノール蒸
気と、起動時に電磁弁SV347を介してリフォーマ4
から送られてくる排出ガスと、燃料電池5から排出され
る余剰空気とを含む混合ガスが導入されて、、上記フィ
ンに塗布した燃焼触媒によって燃焼される、その結果、
上記チューブを通る混合液は、上記燃焼による燃焼熱と
上記混合ガスの顕熱とによって蒸発気化される。
【0013】上記メタノール蒸発器2は、原燃料蒸発器
1の下流側に位置しており、該原燃料蒸発器1から排出
される高温ガスと追焚きメタノールとの熱交換によって
該メタノールを蒸発気化させる。なお、起動時に上記リ
フォーマ4から排出されるガスは、排出ガス再循環バル
ブ(以下、EGRバルブという)TCV230を介して
外部に排出することができるので、このEGRバルブT
CV230の開度を制御することによって、原燃料蒸発
器1における上記排出ガスの取込み量を変化させること
ができる。また、燃料電池5における余剰燃料ガスは、
電磁弁346を介して外部に排出することができる。な
お、図1において、電磁弁SV347は起動時のみ開か
れ、電磁弁345,346は起動完了後に開かれる。ま
た、燃料電池5の出力は、2次電池6に充電されて、電
動機7等の負荷に供給される。
1の下流側に位置しており、該原燃料蒸発器1から排出
される高温ガスと追焚きメタノールとの熱交換によって
該メタノールを蒸発気化させる。なお、起動時に上記リ
フォーマ4から排出されるガスは、排出ガス再循環バル
ブ(以下、EGRバルブという)TCV230を介して
外部に排出することができるので、このEGRバルブT
CV230の開度を制御することによって、原燃料蒸発
器1における上記排出ガスの取込み量を変化させること
ができる。また、燃料電池5における余剰燃料ガスは、
電磁弁346を介して外部に排出することができる。な
お、図1において、電磁弁SV347は起動時のみ開か
れ、電磁弁345,346は起動完了後に開かれる。ま
た、燃料電池5の出力は、2次電池6に充電されて、電
動機7等の負荷に供給される。
【0014】この実施形態に係る燃料電池発電システム
は、上記原燃料蒸発器1の出口における蒸気(上記メタ
ノールと水からなる混合液の蒸気)の温度を制御する蒸
発器出口蒸気温度制御器TIC218と、上記原燃料蒸
発器1の入口フィン温度を制御する蒸発器入口フィン温
度制御器TIC215とを備えている。以下、図2を参
照して、この蒸発器出口蒸気温度制御器TIC218お
よび蒸発器入口フィン温度制御器TIC215について
説明する。
は、上記原燃料蒸発器1の出口における蒸気(上記メタ
ノールと水からなる混合液の蒸気)の温度を制御する蒸
発器出口蒸気温度制御器TIC218と、上記原燃料蒸
発器1の入口フィン温度を制御する蒸発器入口フィン温
度制御器TIC215とを備えている。以下、図2を参
照して、この蒸発器出口蒸気温度制御器TIC218お
よび蒸発器入口フィン温度制御器TIC215について
説明する。
【0015】図1に示す原燃料蒸発器1の出口蒸気温度
を所定の温度に保持させるためには、メタノール蒸発器
2への追焚きメタノール供給量を原燃料蒸発器1へのメ
タノール(以下、原燃料メタノールという)の供給量に
応じた量に設定する必要がある。図2に示す蒸発器出口
温度制御器TIC218に設けられたメタノール量設定
部11は、原燃料蒸発器1への原燃料メタノール供給量
(メタノールロード)に基づいて、該原燃料蒸発器1の
出口における発生蒸気の温度を所定の目標温度(たとえ
ば、250℃)に維持するための追焚きメタノール供給
量MV1を設定するものである。
を所定の温度に保持させるためには、メタノール蒸発器
2への追焚きメタノール供給量を原燃料蒸発器1へのメ
タノール(以下、原燃料メタノールという)の供給量に
応じた量に設定する必要がある。図2に示す蒸発器出口
温度制御器TIC218に設けられたメタノール量設定
部11は、原燃料蒸発器1への原燃料メタノール供給量
(メタノールロード)に基づいて、該原燃料蒸発器1の
出口における発生蒸気の温度を所定の目標温度(たとえ
ば、250℃)に維持するための追焚きメタノール供給
量MV1を設定するものである。
【0016】なお、上記メタノール量設定部11に図示
された原燃料メタノール供給量(g/min)と追焚き
メタノール供給量MV1との関係は、計測やシミュレー
ション等に基づいて予め得たものである。また、上記メ
タノール量設定部11では、追焚きメタノール供給量M
V1が図1に示すインジェクタIV212の開度として
設定される。
された原燃料メタノール供給量(g/min)と追焚き
メタノール供給量MV1との関係は、計測やシミュレー
ション等に基づいて予め得たものである。また、上記メ
タノール量設定部11では、追焚きメタノール供給量M
V1が図1に示すインジェクタIV212の開度として
設定される。
【0017】一方、この蒸発器出口温度制御器TIC2
18においては、演算部12の一方の入力に原燃料蒸発
器1の出口蒸気の目標温度SV(半固定値であり、たと
えば250℃に設定される)が加えられ、また、該演算
部12の他方の入力に図示していない温度センサによっ
て計測される原燃料蒸発器1の実際の出口蒸気温度PV
が加えられる。したがって、演算部12からは、出口蒸
気目標温度SVと出口蒸気実温度PVの偏差が出力さ
れ、この偏差は、PI制御部13を介して補正量設定部
14(変換テーブル)に操作量MV2として入力され
る。
18においては、演算部12の一方の入力に原燃料蒸発
器1の出口蒸気の目標温度SV(半固定値であり、たと
えば250℃に設定される)が加えられ、また、該演算
部12の他方の入力に図示していない温度センサによっ
て計測される原燃料蒸発器1の実際の出口蒸気温度PV
が加えられる。したがって、演算部12からは、出口蒸
気目標温度SVと出口蒸気実温度PVの偏差が出力さ
れ、この偏差は、PI制御部13を介して補正量設定部
14(変換テーブル)に操作量MV2として入力され
る。
【0018】補正量設定部14は、上記温度偏差に対応
した補正係数を設定するものであり、この例では、温度
偏差が20%〜80%の間で補正係数が0.7から1.
3まで直線的に変化するようその変換テーブルが構成さ
れている。上記補正係数は、上記目標メタノール量MV
1(%)と共に乗算部15に入力される。そこで、乗算
部15は、上記目標メタノール量MV1に上記補正係数
を乗じ、その乗算結果をスイッチSW2の一方の入力に
加える。
した補正係数を設定するものであり、この例では、温度
偏差が20%〜80%の間で補正係数が0.7から1.
3まで直線的に変化するようその変換テーブルが構成さ
れている。上記補正係数は、上記目標メタノール量MV
1(%)と共に乗算部15に入力される。そこで、乗算
部15は、上記目標メタノール量MV1に上記補正係数
を乗じ、その乗算結果をスイッチSW2の一方の入力に
加える。
【0019】スイッチSW2の他方の入力には、PI制
御を実行しないときのメタノールインジェクタIV21
2の開度指令(%)がMV設定器から加えられる。な
お、スイッチSW2は、起動期間の初期(例えば、リフ
ォーマ4が改質機能を発揮するまでの待機期間)におい
てMV設定部16による開度指令を選択出力する。
御を実行しないときのメタノールインジェクタIV21
2の開度指令(%)がMV設定器から加えられる。な
お、スイッチSW2は、起動期間の初期(例えば、リフ
ォーマ4が改質機能を発揮するまでの待機期間)におい
てMV設定部16による開度指令を選択出力する。
【0020】スイッチSW1は、その*2入力に上記ス
イッチSW2の出力MV(%)が加えられるとともに、
その*1入力に0%開度指令が加えられる。このスイッ
チSW1は、起動時および定常時に*2入力を選択して
上記開度指令MVをインジェクタドライバ17に加え、
また停止時に入力*1を選択して上記0%開度指令を該
ドライバ17に加える。なお、インジェクタドライバ1
7は、上記スイッチSW1によって選択された指令に対
応する開度が設定されるように追焚きメタノールインジ
ェクタIV212を駆動する。
イッチSW2の出力MV(%)が加えられるとともに、
その*1入力に0%開度指令が加えられる。このスイッ
チSW1は、起動時および定常時に*2入力を選択して
上記開度指令MVをインジェクタドライバ17に加え、
また停止時に入力*1を選択して上記0%開度指令を該
ドライバ17に加える。なお、インジェクタドライバ1
7は、上記スイッチSW1によって選択された指令に対
応する開度が設定されるように追焚きメタノールインジ
ェクタIV212を駆動する。
【0021】つぎに、上記蒸発器入口フィン温度制御器
TIC215について説明する。この温度制御器TIC
215に設けられた目標温度設定部(関数発生器もしく
は、変換テーブル等で構成される)21は、原燃料蒸発
器1への原燃料メタノール供給量(g/min)に応じ
た上記入口フィンの目標温度SV’(℃)を設定するも
のである。なお、この目標温度設定部21において使用
する図示の関係は、計測やシミュレーション等に基づい
て予め設定される。
TIC215について説明する。この温度制御器TIC
215に設けられた目標温度設定部(関数発生器もしく
は、変換テーブル等で構成される)21は、原燃料蒸発
器1への原燃料メタノール供給量(g/min)に応じ
た上記入口フィンの目標温度SV’(℃)を設定するも
のである。なお、この目標温度設定部21において使用
する図示の関係は、計測やシミュレーション等に基づい
て予め設定される。
【0022】この温度設定部21から出力される入口フ
ィン目標温度SV’は、演算部22に入力される。演算
部22には、図示していない温度センサによって検出さ
れる実際の原燃料蒸発器1の入口フィン温度計測値P
V’と、前記補正量設定部14で設定される補正係数に
基づく目標温度補正値とが更に加えられる。なお、目標
温度補正値は、演算部23において上記補正係数から
1.0を減じ、その結果に係数Kを乗じることによって
得ている。
ィン目標温度SV’は、演算部22に入力される。演算
部22には、図示していない温度センサによって検出さ
れる実際の原燃料蒸発器1の入口フィン温度計測値P
V’と、前記補正量設定部14で設定される補正係数に
基づく目標温度補正値とが更に加えられる。なお、目標
温度補正値は、演算部23において上記補正係数から
1.0を減じ、その結果に係数Kを乗じることによって
得ている。
【0023】上記演算部22からは、上記目標温度補正
値によって補正された入口フィン目標温度SV’と蒸発
器入口フィン温度計測値PV’との偏差が出力され、こ
の偏差は、不感帯要素24およびPI制御器25を介し
て、図1に示す追焚きメタノールインジェクタIV21
2の開度指令値(%)としてスイッチSW3の*5入力
に加えられる。
値によって補正された入口フィン目標温度SV’と蒸発
器入口フィン温度計測値PV’との偏差が出力され、こ
の偏差は、不感帯要素24およびPI制御器25を介し
て、図1に示す追焚きメタノールインジェクタIV21
2の開度指令値(%)としてスイッチSW3の*5入力
に加えられる。
【0024】スイッチSW3は、その*4入力および*
6入力に、それぞれ開度指令値0%および100%が加
えられる。そして、起動時に入力*5を選択して上記温
度偏差に基づく開度指令をEGRバルブドライバ26に
入力し、定常時(燃料電池5の接続時)および停止時に
それぞれ入力*4および入力*6を選択して、0%開度
指令および100%開度指令をEGRバルブドライバ2
6に入力する。
6入力に、それぞれ開度指令値0%および100%が加
えられる。そして、起動時に入力*5を選択して上記温
度偏差に基づく開度指令をEGRバルブドライバ26に
入力し、定常時(燃料電池5の接続時)および停止時に
それぞれ入力*4および入力*6を選択して、0%開度
指令および100%開度指令をEGRバルブドライバ2
6に入力する。
【0025】上記のように構成されたこの実施形態の燃
料電池発電システムによれば、メタノール量設定部11
によって原燃料蒸発器1のメタノールロード(メタノー
ル供給量)に応じた目標追焚きメタノール量MV1が設
定され、この目標追焚きメタノール量が実現されるよう
に追焚きメタノールインジェクタIV212の開度が制
御される。
料電池発電システムによれば、メタノール量設定部11
によって原燃料蒸発器1のメタノールロード(メタノー
ル供給量)に応じた目標追焚きメタノール量MV1が設
定され、この目標追焚きメタノール量が実現されるよう
に追焚きメタノールインジェクタIV212の開度が制
御される。
【0026】したがって、定常運転中に原燃料蒸発器1
のメタノールロードが変更された場合でも、そのメタノ
ールロードに適応する量の追焚きメタノールがメタノー
ル蒸発器1に速やかに供給されて、原燃料蒸発器1の出
口蒸気温度を所定の目標温度(たとえば、250℃)に
維持することができる。
のメタノールロードが変更された場合でも、そのメタノ
ールロードに適応する量の追焚きメタノールがメタノー
ル蒸発器1に速やかに供給されて、原燃料蒸発器1の出
口蒸気温度を所定の目標温度(たとえば、250℃)に
維持することができる。
【0027】また、補正量設定部14によって設定され
る補正係数によって、メタノール量の指令値MV1が補
正されるので、原燃料蒸発器1の出口蒸気温度がその目
標温度SVに精度よく維持される。
る補正係数によって、メタノール量の指令値MV1が補
正されるので、原燃料蒸発器1の出口蒸気温度がその目
標温度SVに精度よく維持される。
【0028】一方、リフォーマ4の排出ガスが原燃料蒸
発器1の入口フィン部に取込まれる起動時においては、
原燃料蒸発器1の入口フィンの温度が目標温度SV’に
なるように制御器TIC215が前記EGRバルブTC
V230を制御する。つまり、入口フィンの温度が目標
温度SV’に維持されるように原燃料蒸発器1における
上記排出ガスの取込み量を制御する。したがって、起動
時には、原燃料蒸発器1の入口フィン温度を中間制御量
として該蒸発器1の出口蒸気温度が効率的に制御される
ことになる。
発器1の入口フィン部に取込まれる起動時においては、
原燃料蒸発器1の入口フィンの温度が目標温度SV’に
なるように制御器TIC215が前記EGRバルブTC
V230を制御する。つまり、入口フィンの温度が目標
温度SV’に維持されるように原燃料蒸発器1における
上記排出ガスの取込み量を制御する。したがって、起動
時には、原燃料蒸発器1の入口フィン温度を中間制御量
として該蒸発器1の出口蒸気温度が効率的に制御される
ことになる。
【0029】ところで、起動時においては、前記蒸発器
出口蒸気温度制御器TIC218の補正量設定部14か
ら1よりも大きな補正係数が出力されるので、多量の追
焚きメタノールが継続的に消費されて、結果的に、原燃
料蒸発器1へのリフォーマ排出ガスの供給量が減少する
傾向がある。しかし、蒸発器入口フィン温度制御器TI
C量215では、上記補正係数に基づいて設定される目
標温度補正値が目標温度SV’に付加されるので、十分
な量のリフォーマ排出ガスが原燃料蒸発器1に供給さ
れ、その結果、上記のような追焚きメタノールの過剰消
費が防止される。つまり、この実施形態によれば、上記
制御器TIC218,215相互間における制御の干渉
を防止して、リフォーマ排出ガスを原燃料蒸発器1に安
定供給することができる。
出口蒸気温度制御器TIC218の補正量設定部14か
ら1よりも大きな補正係数が出力されるので、多量の追
焚きメタノールが継続的に消費されて、結果的に、原燃
料蒸発器1へのリフォーマ排出ガスの供給量が減少する
傾向がある。しかし、蒸発器入口フィン温度制御器TI
C量215では、上記補正係数に基づいて設定される目
標温度補正値が目標温度SV’に付加されるので、十分
な量のリフォーマ排出ガスが原燃料蒸発器1に供給さ
れ、その結果、上記のような追焚きメタノールの過剰消
費が防止される。つまり、この実施形態によれば、上記
制御器TIC218,215相互間における制御の干渉
を防止して、リフォーマ排出ガスを原燃料蒸発器1に安
定供給することができる。
【0030】つぎに、蒸発器入口フィン温度制御器TI
C215に設けられた目標温度設定部21について説明
する。前記原燃料蒸発器1の蒸発効率は、該蒸発器1に
対する原燃料メタノールの供給量(メタノールロード)
と相関があるので、温度制御器TIC215の目標値S
V’が固定されている場合、原燃料メタノールの供給量
によっては、蒸発器1における原燃料メタノールの気化
性が低下することがあり得る。
C215に設けられた目標温度設定部21について説明
する。前記原燃料蒸発器1の蒸発効率は、該蒸発器1に
対する原燃料メタノールの供給量(メタノールロード)
と相関があるので、温度制御器TIC215の目標値S
V’が固定されている場合、原燃料メタノールの供給量
によっては、蒸発器1における原燃料メタノールの気化
性が低下することがあり得る。
【0031】上記目標温度設定部21によれば、原燃料
蒸発器1への原燃料メタノール供給量に応じた目標温度
SV’が設定されるので、具体的には、原燃料メタノー
ル供給量が少ないほど大きな目標温度SV’が設定され
るので、蒸発器1においてより安定に原燃料メタノール
を蒸発させることが可能になる。なお、この目標温度設
定部21において使用する図示の関係は、計測やシミュ
レーション等に基づいて設定される
蒸発器1への原燃料メタノール供給量に応じた目標温度
SV’が設定されるので、具体的には、原燃料メタノー
ル供給量が少ないほど大きな目標温度SV’が設定され
るので、蒸発器1においてより安定に原燃料メタノール
を蒸発させることが可能になる。なお、この目標温度設
定部21において使用する図示の関係は、計測やシミュ
レーション等に基づいて設定される
【0032】ところで、起動初期段階においては、蒸発
器1に水のみが供給されることから、その出口蒸気温度
をPI制御に基づいて維持させる必要性はない。そこ
で、この起動初期段階においては、前記スイッチSW2
がPI制御オフ位置にセットされて、MV設定器16の
設定値に基づく比較的少量の追焚きメタノールがメタノ
ール蒸発器2に供給される。その後、スイッチSW2
は、PI制御オフ位置からPI制御オン位置に切換られ
るが、そのさい、前記温度偏差に基づく操作量MV2が
50%にリセットされる。
器1に水のみが供給されることから、その出口蒸気温度
をPI制御に基づいて維持させる必要性はない。そこ
で、この起動初期段階においては、前記スイッチSW2
がPI制御オフ位置にセットされて、MV設定器16の
設定値に基づく比較的少量の追焚きメタノールがメタノ
ール蒸発器2に供給される。その後、スイッチSW2
は、PI制御オフ位置からPI制御オン位置に切換られ
るが、そのさい、前記温度偏差に基づく操作量MV2が
50%にリセットされる。
【0033】なお、前述したように、燃料電池5が電磁
弁345を介してリフォーマ4に接続される定常時に
は、スイッチSW3が*4入力を選択するように作動さ
れてEGRバルブTCV230が全閉され、制御器TI
C215による蒸発器2の入口フィン温度の制御は実行
されない。この場合、電磁弁347も閉じられて、蒸発
器2で必要とする熱量が100%追焚きメタノールで賄
なわれるとしても、制御器TIC218のみによって蒸
発器1の出口蒸気温度が制御可能となる。
弁345を介してリフォーマ4に接続される定常時に
は、スイッチSW3が*4入力を選択するように作動さ
れてEGRバルブTCV230が全閉され、制御器TI
C215による蒸発器2の入口フィン温度の制御は実行
されない。この場合、電磁弁347も閉じられて、蒸発
器2で必要とする熱量が100%追焚きメタノールで賄
なわれるとしても、制御器TIC218のみによって蒸
発器1の出口蒸気温度が制御可能となる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明に係る燃料電池発電シス
テムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれ
ば、燃焼用混合ガスが供給され、この燃焼用混合ガスの
燃焼によって原燃料を含む混合液の蒸気を発生する原燃
料蒸発器と、前記原燃料蒸発器を通過したガスの熱を利
用して追焚き燃料の蒸気を発生するとともに、この追焚
き燃料の蒸気を前記燃焼用混合ガスの一部として前記原
燃料蒸発器に供給する追焚き用蒸発器と、前記原燃料蒸
発器で発生した前記混合液の蒸気を改質して燃料ガスを
得るリフォーマと、前記燃料ガスに基づいて発電動作す
る燃料電池とを有した燃料電池発電システムにおいて、
前記原燃料蒸発器に対する前記原燃料の供給量に基づい
て、該原燃料蒸発器で発生する混合液の蒸気の温度を所
定の温度に維持させるための前記追焚き燃料の目標供給
量を設定する追焚き燃料量設定手段と、前記追焚き燃料
の供給量を前記目標供給量に調整する制御手段とを設け
ているので、定常運転中に第1の燃料蒸発器に対する原
燃料の供給量が変更された場合でも、その供給量に適応
する量の追焚き燃料が追焚き用蒸発器に速やかに供給さ
れて、原燃料蒸発器の出口蒸気温度を所定の目標温度
(たとえば、250℃)に維持することができる。
テムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれ
ば、燃焼用混合ガスが供給され、この燃焼用混合ガスの
燃焼によって原燃料を含む混合液の蒸気を発生する原燃
料蒸発器と、前記原燃料蒸発器を通過したガスの熱を利
用して追焚き燃料の蒸気を発生するとともに、この追焚
き燃料の蒸気を前記燃焼用混合ガスの一部として前記原
燃料蒸発器に供給する追焚き用蒸発器と、前記原燃料蒸
発器で発生した前記混合液の蒸気を改質して燃料ガスを
得るリフォーマと、前記燃料ガスに基づいて発電動作す
る燃料電池とを有した燃料電池発電システムにおいて、
前記原燃料蒸発器に対する前記原燃料の供給量に基づい
て、該原燃料蒸発器で発生する混合液の蒸気の温度を所
定の温度に維持させるための前記追焚き燃料の目標供給
量を設定する追焚き燃料量設定手段と、前記追焚き燃料
の供給量を前記目標供給量に調整する制御手段とを設け
ているので、定常運転中に第1の燃料蒸発器に対する原
燃料の供給量が変更された場合でも、その供給量に適応
する量の追焚き燃料が追焚き用蒸発器に速やかに供給さ
れて、原燃料蒸発器の出口蒸気温度を所定の目標温度
(たとえば、250℃)に維持することができる。
【0035】請求項2に係る燃料電池発電システムにお
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記制
御手段が、前記混合液の蒸気の目標温度と実際の温度の
偏差に基づいて前記追焚き燃料の目標供給量を補正する
補正手段を含んでいるので、原燃料蒸発器の出口蒸気温
度を目標温度に精度よく維持することができる。
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記制
御手段が、前記混合液の蒸気の目標温度と実際の温度の
偏差に基づいて前記追焚き燃料の目標供給量を補正する
補正手段を含んでいるので、原燃料蒸発器の出口蒸気温
度を目標温度に精度よく維持することができる。
【0036】請求項3に係る燃料電池発電システムにお
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、起動時
に、前記リフォーマから排出されるガスの一部を前記可
燃性ガスの一部として前記原燃料蒸発器に供給するガス
供給路と、前記ガス供給路を流れる前記リフォーマの排
出ガスの量を調整する弁手段と、前記燃焼用触媒の燃焼
に基づく前記原燃料蒸発器における前記混合液の加熱温
度が目標加熱温度に近づくように前記弁手段を制御する
制御手段とを付加しているので、起動時に、前記原燃料
蒸発器における前記混合液の加熱温度を中間制御量とし
て該蒸発器の出口蒸気温度を効率的に制御することがで
きる。
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、起動時
に、前記リフォーマから排出されるガスの一部を前記可
燃性ガスの一部として前記原燃料蒸発器に供給するガス
供給路と、前記ガス供給路を流れる前記リフォーマの排
出ガスの量を調整する弁手段と、前記燃焼用触媒の燃焼
に基づく前記原燃料蒸発器における前記混合液の加熱温
度が目標加熱温度に近づくように前記弁手段を制御する
制御手段とを付加しているので、起動時に、前記原燃料
蒸発器における前記混合液の加熱温度を中間制御量とし
て該蒸発器の出口蒸気温度を効率的に制御することがで
きる。
【0037】請求項4に係る燃料電池発電システムにお
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記原
燃料蒸発器における前記混合液の目標加熱温度を前記原
燃料蒸発器に対する前記原燃料の供給量に応じて設定す
る目標加熱温度設定手段を更に備えているので、前記原
燃料蒸発器における原燃料の気化が該原燃料の供給量に
よらず安定に行われる。
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記原
燃料蒸発器における前記混合液の目標加熱温度を前記原
燃料蒸発器に対する前記原燃料の供給量に応じて設定す
る目標加熱温度設定手段を更に備えているので、前記原
燃料蒸発器における原燃料の気化が該原燃料の供給量に
よらず安定に行われる。
【0038】請求項5に係る燃料電池発電システムにお
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記原
燃料蒸発器が発生する混合液の蒸気の目標温度と該蒸気
の実際の温度の偏差に基づいて前記原燃料蒸発器におけ
る前記混合液の目標加熱温度を補正する補正手段を更に
備えているので、前記リフォーマから排出されるガスを
原燃料蒸発器により安定に供給して、前記追焚き燃料の
過剰消費を防止することができる。
ける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置によれば、前記原
燃料蒸発器が発生する混合液の蒸気の目標温度と該蒸気
の実際の温度の偏差に基づいて前記原燃料蒸発器におけ
る前記混合液の目標加熱温度を補正する補正手段を更に
備えているので、前記リフォーマから排出されるガスを
原燃料蒸発器により安定に供給して、前記追焚き燃料の
過剰消費を防止することができる。
【図1】本発明に係る燃料電池発電システムにおける原
燃料蒸発器の蒸気温度制御装置の実施形態を示す構成
図。
燃料蒸発器の蒸気温度制御装置の実施形態を示す構成
図。
【図2】蒸発器出口蒸気温度制御器および蒸発器入口フ
ィン温度制御器の構成を示すブロック図。
ィン温度制御器の構成を示すブロック図。
1 原燃料蒸発器 2 メタノール蒸発器 3 バーナ 4 リフォーマ 5 燃料電池 11 メタノール量設定部 12 演算部 13,25 PI制御器 14 補正量設定部 15 乗算部 17 インジェクタドライバ 21 目標温度設定部 22,23 演算部 26 バルブドライバ SW1〜SW3 スイッチ IV210 定常メタノールインジェクタ IV212 追焚きメタノールインジェクタ IV215 定常水インジェクタ TCV230 EGRバルブ
フロントページの続き Fターム(参考) 3K003 EA07 FA01 FB05 HA02 3K068 AA03 AA05 AB22 AB36 BA06 BB03 BB04 BB12 BB14 BB25 CA19 CA27 5H027 AA06 BA01 BA10 BA19 KK41 MM13
Claims (5)
- 【請求項1】 燃焼用混合ガスが供給され、この燃焼用
混合ガスの燃焼によって原燃料を含む混合液の蒸気を発
生する原燃料蒸発器と、 前記原燃料蒸発器を通過したガスの熱を利用して追焚き
燃料の蒸気を発生するとともに、この追焚き燃料の蒸気
を前記燃焼用混合ガスの一部として前記原燃料蒸発器に
供給する追焚き用蒸発器と、 前記原燃料蒸発器で発生した前記混合液の蒸気を改質し
て燃料ガスを得るリフォーマと、 前記燃料ガスに基づいて発電動作する燃料電池とを有し
た燃料電池発電システムに適用され、 前記原燃料蒸発器に対する前記原燃料の供給量に基づい
て、該原燃料蒸発器で発生する混合液の蒸気の温度を所
定の温度に維持させるための前記追焚き燃料の目標供給
量を設定する追焚き燃料量設定手段と、 前記追焚き燃料の供給量を前記目標供給量に調整する制
御手段とを備えることを特徴とする燃料電池発電システ
ムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段が、前記混合液の蒸気の目
標温度と実際の温度の偏差に基づいて前記追焚き燃料の
目標供給量を補正する補正手段を含むことを特徴とする
請求項1に記載の燃料電池発電システムにおける原燃料
蒸発器の蒸気温度制御装置。 - 【請求項3】 起動時に、前記リフォーマから排出され
るガスの一部を前記可燃性ガスの一部として前記原燃料
蒸発器に供給するガス供給路と、 前記ガス供給路を流れる前記リフォーマからの排出ガス
の量を調整する弁手段と、 前記燃焼用触媒の燃焼に基づく前記原燃料蒸発器におけ
る前記混合液の加熱温度が目標加熱温度に近づくように
前記弁手段を制御する制御手段とを付加したことを特徴
とする請求項1に記載の燃料電池発電システムにおける
原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置。 - 【請求項4】 前記原燃料蒸発器における前記混合液の
目標加熱温度を前記原燃料蒸発器に対する前記原燃料の
供給量に応じて設定する目標加熱温度設定手段を更に備
えることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池発電シ
ステムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置。 - 【請求項5】 前記原燃料蒸発器が発生する混合液の蒸
気の目標温度と該蒸気の実際の温度の偏差に基づいて前
記原燃料蒸発器における前記混合液の目標加熱温度を補
正する補正手段を更に備えることを特徴とする請求項3
または4に記載の燃料電池発電システムにおける原燃料
蒸発器の蒸気温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019399A JP2002231279A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 燃料電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019399A JP2002231279A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 燃料電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002231279A true JP2002231279A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18885282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001019399A Withdrawn JP2002231279A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 燃料電池発電システムにおける原燃料蒸発器の蒸気温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002231279A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6899741B2 (en) * | 1999-12-21 | 2005-05-31 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel evaporator |
KR101334185B1 (ko) | 2007-12-31 | 2013-11-28 | 삼성전자주식회사 | 증기 연료 공급형 연료전지 및 그것의 온도 제어 방법 |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001019399A patent/JP2002231279A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6899741B2 (en) * | 1999-12-21 | 2005-05-31 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel evaporator |
KR101334185B1 (ko) | 2007-12-31 | 2013-11-28 | 삼성전자주식회사 | 증기 연료 공급형 연료전지 및 그것의 온도 제어 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080401 |