JP2002231291A - 燃料電池発電システムにおける起動用バーナの出口ガス温度制御装置 - Google Patents

燃料電池発電システムにおける起動用バーナの出口ガス温度制御装置

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JP2002231291A JP2001019400A JP2001019400A JP2002231291A JP 2002231291 A JP2002231291 A JP 2002231291A JP 2001019400 A JP2001019400 A JP 2001019400A JP 2001019400 A JP2001019400 A JP 2001019400A JP 2002231291 A JP2002231291 A JP 2002231291A
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Naohiko Ishibashi
直彦 石橋
Kuniaki Tauchi
邦明 田内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動用バーナの出口ガス温度をオーバーシュ
ートを伴うことなく速やかに目標温度に制定する。 【解決手段】 冷却水が供給される熱交換型の蒸発器3
を内蔵し、火炎によって発生しかつ蒸発器3で抜熱され
た高温のガスと蒸発器3で蒸気化された冷却水とを混合
した混合ガスをリフォーマ2に供給する起動用バーナ1
を備えた燃料電池発電システムに適用され、バーナ1に
対する燃焼用燃料の供給量に基づいて、混合ガスの温度
を所定の目標温度に維持させるための冷却水の目標供給
量MVを設定する目標供給量設定手段13と、冷却水の
供給量を目標供給量MVに調整する供給量調整手段1
5,IV224とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料蒸発器に熱源
を供給するための起動用バーナを有した固体高分子型燃
料電池発電システムにおいて、バーナの出口ガス温度を
目標温度に短時間かつ安定に制御する制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】起動用バーナを有する固体高分子型燃料
電池発電システムにおいては、この起動用バーナの出口
ガスがリフォーマを通して上記燃料蒸発器に供給されて
燃焼される。上記出口ガスは、リフォーマ内に設けられ
た改質用触媒や配管フランジの耐熱性の観点から所定の
目標温度(例えば、250℃)以下に制御する必要があ
る。一方、上記出口ガスは、上記改質用触媒を速やかに
昇温させるために、短時間で目標温度に到達することが
要求される。そこで、上記出口ガスを制御する技術とし
て、上記起動用バーナ内に設置された熱交換型蒸発器に
よって蒸気化された冷却水をバーナ出口ガスと混合する
とともに、その混合量を冷却水インジェクタの開度調整
によって制御する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術を実施した場
合、冷却水インジェクタの開度変化に対するバーナ出口
温度の応答性が低いため(その要因として、配管長によ
る無駄時間や、バーナ出口ガスの熱容量等が考えられ
る)、バーナ着火後の上記出口温度の上昇に該出口温度
の制御が追従できず、その結果、制御のオーバーシュー
ト量が大きくなるという問題が生じるまた、空気流量変
動等によるバーナ出口ガスの熱容量変動という外乱に対
して該出口ガスの温度を安定に目標温度に維持すること
ができないといった問題も生じる。
【0004】本発明の課題は、このような状況に鑑み、
バーナの出口ガス温度をオーバーシュートを伴うことな
く速やかに目標温度に制定すること燃料電池発電システ
ムにおける起動用バーナの出口ガス温度制御装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る燃料電池発電システムにおける起動用
バーナの出口ガス温度制御装置は、冷却水が供給される
熱交換型の蒸発器を内蔵し、火炎によって発生しかつ前
記蒸発器で抜熱された高温のガスと前記蒸発器で蒸気化
された冷却水とを混合した混合ガスをリフォーマに供給
する起動用バーナを備えた燃料電池発電システムに適用
され、前記バーナに対する燃焼用燃料の供給量に基づい
て、前記混合ガスの温度を所定の目標温度に維持させる
ための前記冷却水の目標供給量を設定する目標供給量設
定手段と、前記冷却水の供給量を前記目標供給量に調整
する供給量調整手段とを備えている。
【0006】本発明の実施例は、前記火炎の目標温度と
実際の温度の偏差に基づいて前記冷却水の目標供給量を
補正する補正手段を含んでいる。
【0007】本発明の実施例は、前記混合ガスの目標温
度と実際の温度の偏差に基づいて、該偏差が無くなるよ
うに前記冷却水の目標供給量を補正する補正手段を更に
備えている。
【0008】本発明の実施例では、前記混合ガスの目標
温度と実際の温度の偏差をなくすための前記補正手段
が、前記混合ガスの温度が前記目標温度を越えた場合に
作動される。
【0009】本発明の実施例では、前記混合ガスの目標
温度と実際の温度の偏差をなくすための前記補正手段
が、前記混合ガスの温度が前記目標温度よりも低い所定
の温度に達した時点から所定の時間を経過した時点で作
動される。
【0010】本発明の実施例は、前記蒸発器の温度が所
定の蒸発可能温度に達し、かつ、前記混合ガスの温度が
前記目標温度よりも低い所定の温度以下であるときに、
前記目標供給量を前記蒸発器の空焚きを防止するための
所定量に変更する目標供給量変更手段を更に備える。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るバーナ出口
ガス温度制御装置TIC229を含む燃料電池発電シス
テムの構成を例示している。この燃料電池発電システム
は、起動時に作動される起動用バーナ1と、該バーナ1
の出口から排出されるガスを導入することによって加熱
されるリフォーマ2と、このリフォーマ2の改質作用に
よって得られる後述の燃料ガスおよび酸素を含む酸化ガ
ス(この例では空気)を導入して発電動作する燃料電池
7と、上記バーナ1の出口におけるガスの温度を制御す
る上記バーナ出口ガス温度制御装置TIC229とを備
えている。
【0012】起動用バーナ1は、温調用水インジェクタ
IV224を介して冷却水が供給される熱交換型の冷却
水蒸発器3と、メタノールインジェクタIV224およ
び水インジェクタを介してそれぞれメタノールおよび水
が供給される熱交換型の燃料ガス発生用蒸発器4と、図
示していない燃焼ノズルに燃焼ガスを供給するミキサ5
とを有する。
【0013】図2は、上記温度制御装置TIC229の
具体的構成例を示している。この温度制御装置TIC2
29においては、演算部10の一方の入力にバーナ1の
出口ガス温度の目標値SV(例えば、250℃)が加え
られ、また、該演算部10の他方の入力に図示していな
い温度センサによって計測される実際のバーナ出口ガス
温度PVが加えられる。
【0014】したがって、演算部10からは、上起目標
値SVと出口ガス温度実測値PVの偏差eが出力され
る。この偏差eは、PI制御器11で演算された後、上
記温調用水インジェクタIV224の開度操作量(%)
として上記スイッチSW1の一方の入力に加えられる。
スイッチSW1は、上記開度操作量と、その他方の入力
に加えられる開度操作量0%とを選択出力し、その出力
を演算部12に加える。
【0015】冷却水量設定部13は、バーナ1に供給さ
れるメタノール量(メタノールロード、インジェクタI
V211とIV221によるメタノール供給量の合計)
に基づいて、該バーナ1の出口ガス温度を目標温度SV
(たとえば、250℃)に維持するための冷却水量MV
1(蒸発器3への給水量)を設定する変換テーブルであ
り、その出力を上記演算部12に入力する。なお、上記
変換テーブルは、計測やシミュレーション等に基づいて
予め得たものである。また、図4に拡大して示すよう
に、この冷却水量設定部13では、上記冷却水量MV1
が前記温調用水インジェクタIV224の開度操作量
(%)として設定される。
【0016】火炎温度補償器14は、予め設定されるバ
ーナ1の火炎温度の目標値と火炎温度計測センサTIS
212(図1参照)によって計測される該バーナ1の実
際の火炎温度の偏差e’を入力し、この偏差e’に基づ
く補正量(%)を形成するものである。図5は、バーナ
1の出口ガス温度を所定の目標温度SVにするための前
記温調用水インジェクタIV224の開度(蒸発器3へ
の冷却水供給量)とバーナ1の火炎温度との関係を例示
している。なお、この関係は、実測やシミュレーション
等によって得られる。火炎温度補償器14は、この関係
より得られるゲイン係数K(図5の直線の傾き)を上記
温度偏差e’に乗じて上記補正量(%)を形成し、これ
を上記演算部12に入力する。
【0017】演算部12から出力される開度指令MV
(%)は、スイッチSW2の一方の入力に加えられる。
スイッチSW2は、バーナ1の出口ガス温度が所定温度
α(例えば、150℃)以上のときに上記開度指令MV
を選択し、上記所定温度よりも小さいときに、その他方
の入力に加えられる所定の小開度指令を選択する。そし
てその出力をスイッチSW3の*2入力に加える。な
お、上記所定温度αは、冷却水蒸発器3の冷却水量の制
御が十分可能となる温度であり、実験等によって与えら
れる。また、上記スイッチSW2は、バーナ1の出口ガ
ス温度が上記所定温度α以上のときにオンするバーナ出
口ガス温度スイッチTIS229(図1参照)の出力に
基づいて切換え作動する。
【0018】スイッチSW3は、前記スイッチSW2の
出力と、その*1入力に加えられる所定の小開度指令と
を選択出力し、その出力を前記温調用水インジェクタIV
224を駆動するインジェクタドライバ15に加える。
このスイッチSW3は、冷却水蒸発器3に設けられた温
度スイッチTIS214がオフしているとき、あるいは
バーナ1の休止時に*1入力を選択し、該スイッチTI
S214がオンしたとき、あるいはバーナ1の起動時に
*2入力を選択する。なお、温度スイッチTIS214
は、蒸発器3が冷却水を蒸気化し得る温度まで上昇した
ときにオンする。
【0019】以下、図3を参照して、この実施形態に係
る燃料電池発電システムの起動シーケンスについて説明
する。バーナ1の休止時には、スイッチSW3が*1入
力を選択して前記温調用水インジェクタIV224が閉止
されるので、冷却水蒸発器3に冷却水が供給されない。
【0020】バーナ1を起動する場合には、先ず、該バ
ーナ1に設けられた図示していないイグナイタがオンさ
れ(ステップ101)、次いで、該バーナ1に空気およ
びメタノールが供給される(ステップ102)。すなわ
ち、図1に示す排出ガス再循環バルブ(以下、EGRバ
ルブという)FCV231が開かれてミキサ5に空気が
導入され、かつ、起動用メタノールインジェクタIV2
11が開かれて、電気ヒータ6によって蒸気化されたメ
タノールがミキサ5に供給される。
【0021】これにより、ミキサ5から燃焼用ガスが図
示していない火炎ノズルに供給されるので、次に、バー
ナ1が着火されたか否かが判断される(ステップ10
3)。そして、着火していない場合には、非常停止処理
が実行される。バーナ1が着火されると、前記冷却水蒸
発器3に設けられた蒸発器フィン温度スイッチTIS2
14がオンしたか否か、つまり、蒸発器3が冷却水を気
化し得る温度まで加熱されたか否かが判断される(ステ
ップ104)。
【0022】なお、バーナ1の着火に伴って、前記燃料
ガス発生用蒸発器4が蒸発動作可能な所定の温度まで上
昇すると、その時点でメタノールインジェクタIV22
1および水インジェクタIV213が開かれて、メタノ
ールと水との混合液が該蒸発器4に供給され、同時に、
起動用メタノールインジェクタIV211が閉止される
とともに、電気ヒータ6への給電が停止される。つま
り、上記時点以後は、蒸発器4で発生される燃焼用ガス
に基づいてバーナ1が燃焼される。
【0023】上記温度スイッチTIS214がオンする
と、図2に示すスイッチSW3が*2入力側に切換えら
れるが、この時点においては、バーナ1の出口ガス温度
が前記所定温度αよりも小さいので、スイッチSW2が
前記小開度指令を選択した状態にある。したがって、上
記温度スイッチTIS214のオン作動に伴って、温調
用水インジェクタIV224が上記小開度指令に基づく
開度、具体的には、冷却水蒸発器3に空焚き防止用の所
定量の冷却水が供給される開度だけ開かれることになる
(ステップ105)。なお、このとき冷却水を流しすぎ
ると、蒸発器3での抜熱量が増えてバーナ1の出口温度
があまり上昇しなくなるので、昇温時間の短縮が阻害さ
れる。
【0024】つぎに、前記バーナ出口ガス温度スイッチ
TIS229がオンしたか否か、つまりバーナ1の出口
ガス温度が前記所定温度αに達したか否かが判断される
(ステップ106)。上記スイッチTIS229がオン
すると、スイッチSW2が開度指令MVを選択するよう
に切換えられる。これに伴い、前記冷却水量設定部13
から出力される冷却水供給量MV1(%)と、前記火炎
温度補償器14から出力される補正量(%)とが加算さ
れた開度指令MVがインジェクタドライバ15に入力さ
れるので、前記温調用水インジェクタIV224の開度
が上記開度指令MVに従った開度となる(ステップ10
7)。
【0025】この結果、冷却水蒸発器3には、バーナ1
に対するメタノール供給量(メタノールロード)の変動
およびバーナの火炎温度の変動の影響を受けることなく
バーナ1の出口ガス温度を目標温度SVに維持すること
ができる量の冷却水が供給されることになる。
【0026】ステップ108では、図示していない温度
センサによって計測されるバーナ1の出口ガス温度PV
が上記目標温MVよりも大きくなったか否かが判断され
る。そして、上記計測温度PVが目標温度SVよりも大
きくなった時点、あるいは、バーナ1の出口ガス温度P
Vが前記所定温度αになったときに起動されるタイマの
タイムアップ時点で前記スイッチSW1がPI制御器1
1の出力を選択するように切換えられ、これによって、
該PI制御器の出力に基づく上記温調用水インジェクタ
IV224のフィードバック制御が開始される。なお、
上記タイマの計時時間は、バーナ1の出口ガス温度PV
が上記目標温MVよりも大きくなる時間を実験等で予測
して設定する。このフィードバック制御によれば、上記
目標温度SVと実測温度PVの偏差がゼロになるように
温調用水インジェクタIV224の開度が制御されるの
で、極めて精度の高い制御結果が得られる。
【0027】上記したように、この実施形態に係る燃料
電池発電システムによれば、冷却水量設定部13を備え
ているので、バーナ1のメタノールロードに対応した量
の冷却水を冷却水蒸発器3に供給して、バーナ1の出口
ガス温度をオーバーシュートを伴うことなく速やかに目
標温度SVに制定することができる。したがって、リフ
ォーマ4内に設けられた改質用触媒を速やかに昇温させ
て、起動時間の短縮化や、改質用触媒の劣化防止を図る
ことが可能になる。
【0028】また、上記フィードバック制御が併用され
るので、空気流量変動等によるバーナ出口ガスの熱容量
変動という外乱に対しても、該出口ガスの温度を安定に
目標温度に維持することができる。さらに、火炎温度補
償器14を備えているので、火炎温度の影響を受けない
温度制御が可能である。
【0029】なお、バーナ1から排出されるガスは、リ
フォーマ2を介して図示していない燃料蒸発器に熱源と
して供給される。そして、この燃料蒸発器では、上記ガ
スの燃焼熱を利用して原燃料(例えば、メタノール)と
水の混合液を蒸気化し、その蒸気をリフォーマ2の入口
に供給する。 蒸発器の熱源を供給するためのバーナを
有する固体高分子型燃料電池発電システムにおいては、
上記バーナの出口ガスがリフォーマを通して燃料蒸発器
に供給されて燃焼される。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、冷却水が
供給される熱交換型の蒸発器を内蔵し、火炎によって発
生しかつ前記蒸発器で抜熱された高温のガスと前記蒸発
器で蒸気化された冷却水とを混合した混合ガスをリフォ
ーマに供給する起動用バーナを備えた燃料電池発電シス
テムにおいて、前記バーナに対する燃焼用燃料の供給量
に基づいて、前記混合ガスの温度を所定の目標温度に維
持させるための前記冷却水の目標供給量を設定する目標
供給量設定手段と、前記冷却水の供給量を前記目標供給
量に調整する供給量調整手段とを設けているので、バー
ナの燃料供給量に対応した量の冷却水を冷却水蒸発器に
供給して、バーナの出口ガス温度をオーバーシュートを
伴うことなく速やかに目標温度に制定することができ
る。したがって、リフォーマ4内に設けられた改質用触
媒を速やかに昇温させて、起動時間の短縮化や改質用触
媒の劣化防止を図ることが可能になる。
【0031】請求項2に係る発明によれば、前記火炎の
目標温度と実際の温度の偏差に基づいて前記冷却水の目
標供給量を補正する補正手段を含んでいるので、火炎温
度の影響を受けない温度制御が可能である。
【0032】請求項3に係る発明によれば、前記混合ガ
スの目標温度と実際の温度の偏差に基づいて、該偏差が
無くなるように前記冷却水の目標供給量を補正する補正
手段を更に備えているので、空気流量変動等に基づくバ
ーナ出口ガスの顕熱量変動という外乱に対しても、該出
口ガスの温度を安定に目標温度に維持することができ
る。
【0033】請求項4に係る発明によれば、請求項3の
補正手段が、前記混合ガスの温度が前記目標温度を越え
た場合に作動されるので、より安定な温度制御が可能に
なる。
【0034】請求項5に係る発明によれば、請求項3の
補正手段が、前記混合ガスの温度が前記目標温度よりも
低い所定の温度に達した時点から所定の時間を経過した
時点で作動されるので、この所定時間を適宜設定してお
くことによって、より安定な温度制御が可能になる。。
【0035】請求項6に係る発明によれば、前記蒸発器
の温度が所定の蒸発可能温度に達し、かつ、前記混合ガ
スの温度が前記目標温度よりも低い所定の温度以下であ
るときに、前記目標供給量を前記蒸発器の空焚きを防止
するための所定量に変更する目標供給量変更手段を更に
備えているので、前記蒸発器の空焚きを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る起動用バーナの出口ガス温度制御
装置を含む燃料電池発電システムの一例を示す構成図。
【図2】本発明に係るバーナ出口ガス温度制御装置の実
施の形態を示すブロック図。
【図3】バーナの起動シーケンスの一例を示すフローチ
ャート。
【図4】バーナの出口ガス温度を目標温度に維持するた
めのバーナへのメタノール供給量と冷却水量との関係を
示すグラフ。
【図5】バーナの出口ガス温度を目標温度にするための
温調用水インジェクタの開度とバーナの火炎温度との関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 起動用バーナ 2 リフォーマ 3 冷却水蒸発器 4 燃料ガス発生用蒸発器 5 ミキサ 10,12 演算部 11 PI制御器 13 冷却水量設定部 14 火炎温度補償器 15 インジェクタドライバ SW1〜SW3 スイッチ IV211,221 メタノールインジェクタ IV213 水インジェクタ IV224 温調用水インジェクタ TIC229 バーナ出口ガス温度制御装置 TIS212 火炎温度計測センサ TIS214 冷却水蒸発器温度スイッチ TIS229 バーナ出口ガス温度スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水が供給される熱交換型の蒸発器を
    内蔵し、火炎によって発生しかつ前記蒸発器で抜熱され
    た高温のガスと前記蒸発器で蒸気化された冷却水とを混
    合した混合ガスをリフォーマに供給する起動用バーナを
    備えた燃料電池発電システムに適用され、 前記バーナに対する燃焼用燃料の供給量に基づいて、前
    記混合ガスの温度を所定の目標温度に維持させるための
    前記冷却水の目標供給量を設定する目標供給量設定手段
    と、 前記冷却水の供給量を前記目標供給量に調整する供給量
    調整手段とを備えることを特徴とする燃料電池発電シス
    テムにおける起動用バーナの出口ガス温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記火炎の目標温度と実際の温度の偏差
    に基づいて前記冷却水の目標供給量を補正する補正手段
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電
    システムにおける起動用バーナの出口ガス温度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記混合ガスの目標温度と実際の温度の
    偏差に基づいて、該偏差が無くなるように前記冷却水の
    目標供給量を補正する補正手段を更に備えることを特徴
    とする請求項2または3に記載の燃料電池発電システム
    における起動用バーナの出口ガス温度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段が、前記混合ガスの温度が
    前記目標温度を越えた場合に作動されることを特徴とす
    る請求項3に記載の燃料電池発電システムにおける起動
    用バーナの出口ガス温度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段が、前記混合ガスの温度が
    前記目標温度よりも低い所定の温度に達した時点から所
    定の時間を経過した時点で作動されることを特徴とする
    請求項3に記載の燃料電池発電システムにおける起動用
    バーナの出口ガス温度制御装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸発器の温度が所定の蒸発可能温度
    に達し、かつ、前記混合ガスの温度が前記目標温度より
    も低い所定の温度以下であるときに、前記目標供給量を
    前記蒸発器の空焚きを防止するための所定量に変更する
    目標供給量変更手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の燃料電池発電システムにお
    ける起動用バーナの出口ガス温度制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922074B2 (en) 2007-08-31 2011-04-12 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. System and method for matching colored lids to cartons

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922074B2 (en) 2007-08-31 2011-04-12 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. System and method for matching colored lids to cartons

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