JP2002230934A - ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置 - Google Patents
ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置Info
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- JP2002230934A JP2002230934A JP2001028760A JP2001028760A JP2002230934A JP 2002230934 A JP2002230934 A JP 2002230934A JP 2001028760 A JP2001028760 A JP 2001028760A JP 2001028760 A JP2001028760 A JP 2001028760A JP 2002230934 A JP2002230934 A JP 2002230934A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスク収納部における反りの発生を抑える
ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置を提供
すること。 【解決手段】 少なくとも一方のシェル2a(2b)の
ディスク収納部12a(12b)の対応裏面を受け台3
8および/もしくは超音波振動伝達手段35に吸着させ
た状態で、受け台38と超音波振動伝達手段35との間
で一対のシェル2a、2bを狭圧し、超音波振動伝達手
段35を介して超音波振動を与えて接合する。
ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置を提供
すること。 【解決手段】 少なくとも一方のシェル2a(2b)の
ディスク収納部12a(12b)の対応裏面を受け台3
8および/もしくは超音波振動伝達手段35に吸着させ
た状態で、受け台38と超音波振動伝達手段35との間
で一対のシェル2a、2bを狭圧し、超音波振動伝達手
段35を介して超音波振動を与えて接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスク等のディスク状記録媒体を回転自在に収納可能
とした一対のディスクカートリッジシェルの接合方法及
び装置に関する。
ディスク等のディスク状記録媒体を回転自在に収納可能
とした一対のディスクカートリッジシェルの接合方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、ディスクカートリッジの一例
として、直径64mmのディスク状光磁気記録媒体(以
下、単にディスクという)を内蔵したミニディスクカー
トリッジ10の分解斜視図を示す。
として、直径64mmのディスク状光磁気記録媒体(以
下、単にディスクという)を内蔵したミニディスクカー
トリッジ10の分解斜視図を示す。
【0003】ABS、PS、ポリカーボネート等の熱可
塑性合成樹脂材料によって成形された上シェル2aと下
シェル2bとを組み合わせてなるカートリッジ本体2の
中には、チャッキング用の金属板7が中心に係合された
ディスク1が収納される。図18Aは上シェル2aの内
面の拡大平面図を、図18Bは下シェル2bの内面の拡
大平面図を示す。上シェル2aの内面には略円形のリブ
11aによって区画されたディスク収納部12aが形成
されている。下シェル2bの内面にも、同様に略円形の
リブ11bによって区画されたディスク収納部12bが
形成されている。そして、ディスク1は、上シェル2a
と下シェル2bとがそれぞれのディスク収納部12a、
12bを対向させて合わされたときにこれらディスク収
納部12a、12b間に形成されるディスク収納空間に
収納される。
塑性合成樹脂材料によって成形された上シェル2aと下
シェル2bとを組み合わせてなるカートリッジ本体2の
中には、チャッキング用の金属板7が中心に係合された
ディスク1が収納される。図18Aは上シェル2aの内
面の拡大平面図を、図18Bは下シェル2bの内面の拡
大平面図を示す。上シェル2aの内面には略円形のリブ
11aによって区画されたディスク収納部12aが形成
されている。下シェル2bの内面にも、同様に略円形の
リブ11bによって区画されたディスク収納部12bが
形成されている。そして、ディスク1は、上シェル2a
と下シェル2bとがそれぞれのディスク収納部12a、
12bを対向させて合わされたときにこれらディスク収
納部12a、12b間に形成されるディスク収納空間に
収納される。
【0004】上下シェル2a、2bそれぞれには記録再
生用窓孔6a、6bが形成されており、これら記録再生
用窓孔6a、6bの位置を一致させて上下シェル2a、
2bは合わされ接合される。そして、記録再生用窓孔6
a、6bは、図17に示すように上下シェル2a、2b
にスライド可能に取り付けられる薄い金属板が略コ字状
に屈曲形成されたシャッター部材3により開閉可能とさ
れる。
生用窓孔6a、6bが形成されており、これら記録再生
用窓孔6a、6bの位置を一致させて上下シェル2a、
2bは合わされ接合される。そして、記録再生用窓孔6
a、6bは、図17に示すように上下シェル2a、2b
にスライド可能に取り付けられる薄い金属板が略コ字状
に屈曲形成されたシャッター部材3により開閉可能とさ
れる。
【0005】ディスクカートリッジ10が、記録・再生
装置内に装填されると、シャッター部材3が移動され、
記録再生用窓孔6bより露出するディスク1の記録・再
生面に対峙する磁気ヘッドまたは光学ヘッドにより記録
・再生が行われる。このとき、ディスク1は、下シェル
2bに形成された駆動用開口孔9を介して、記録・再生
装置側のスピンドルによって金属板7がチャッキングさ
れてディスク収納空間内で回転する。
装置内に装填されると、シャッター部材3が移動され、
記録再生用窓孔6bより露出するディスク1の記録・再
生面に対峙する磁気ヘッドまたは光学ヘッドにより記録
・再生が行われる。このとき、ディスク1は、下シェル
2bに形成された駆動用開口孔9を介して、記録・再生
装置側のスピンドルによって金属板7がチャッキングさ
れてディスク収納空間内で回転する。
【0006】また、下シェル2bには、その他の構成部
材として、シャッター部材3の自重による自由端の傾き
を抑制するためのシャッターガイド部材8と、シャッタ
ー部材3を閉位置に保持するためのシャッターロック部
材4と、誤消去防止部材5が取り付けられている。
材として、シャッター部材3の自重による自由端の傾き
を抑制するためのシャッターガイド部材8と、シャッタ
ー部材3を閉位置に保持するためのシャッターロック部
材4と、誤消去防止部材5が取り付けられている。
【0007】次に、上下シェル2a、2bの接合につい
て説明する。上述した各部品及びディスク1を上下シェ
ル2a、2b内に収納した後、超音波溶着法によって上
下シェル2a、2bは接合される。なお、シャッター部
材3は、上下シェル2a、2bの接合後に取り付けられ
る。
て説明する。上述した各部品及びディスク1を上下シェ
ル2a、2b内に収納した後、超音波溶着法によって上
下シェル2a、2bは接合される。なお、シャッター部
材3は、上下シェル2a、2bの接合後に取り付けられ
る。
【0008】図18A、B及び図19Aに示すように、
下シェル2bの内面には、ディスク収納部12bの外側
に点在して複数のボス13が形成され、このボス13の
上面には溶着代14がリング状の突起として形成されて
いる。上シェル2aの内面には溶着代14と対応する位
置に受け部15が形成されている。
下シェル2bの内面には、ディスク収納部12bの外側
に点在して複数のボス13が形成され、このボス13の
上面には溶着代14がリング状の突起として形成されて
いる。上シェル2aの内面には溶着代14と対応する位
置に受け部15が形成されている。
【0009】そして、図19Aに示すように、各溶着代
14を各受け部15に当接させて上下シェル2a、2b
を合わせ、下シェル2bを支持する受け台と上シェル2
aに圧接される超音波ホーン(受け台及び超音波ホーン
は何れも図示せず)とで上下シェル2a、2bを狭圧し
た状態で、超音波ホーンより超音波振動を与えると、図
19Bに示すように、溶着代14が上シェル2a側の受
け部15に溶着する。これにより、上下シェル2a、2
bが接合する。なお、図18Bにおいて、下シェル2b
の右側の側壁部の端面にも直線状の突起として溶着代1
6a、16bが、更にU字状の突起として溶着代18が
形成されており、上記接合時には、溶着代16a、16
bは上シェル2aの側壁部端面に溶着し、溶着代18は
上シェル2aに形成されたU字状の受け部19に溶着さ
れる。
14を各受け部15に当接させて上下シェル2a、2b
を合わせ、下シェル2bを支持する受け台と上シェル2
aに圧接される超音波ホーン(受け台及び超音波ホーン
は何れも図示せず)とで上下シェル2a、2bを狭圧し
た状態で、超音波ホーンより超音波振動を与えると、図
19Bに示すように、溶着代14が上シェル2a側の受
け部15に溶着する。これにより、上下シェル2a、2
bが接合する。なお、図18Bにおいて、下シェル2b
の右側の側壁部の端面にも直線状の突起として溶着代1
6a、16bが、更にU字状の突起として溶着代18が
形成されており、上記接合時には、溶着代16a、16
bは上シェル2aの側壁部端面に溶着し、溶着代18は
上シェル2aに形成されたU字状の受け部19に溶着さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、超音波溶着によ
る接合の際には、上下シェル2a、2bは、水平方向
(上下シェル2a、2bの平面方向)のずれは、受け台
に設けられた位置決め部材などにより防止されていた。
る接合の際には、上下シェル2a、2bは、水平方向
(上下シェル2a、2bの平面方向)のずれは、受け台
に設けられた位置決め部材などにより防止されていた。
【0011】しかし、ディスク収納部12a、12bに
はディスク1が収納され、更に、記録・再生時にはその
ディスク1は高速回転するために、ディスク収納部12
a、12bの内面には、上述したボス13や、上下方向
(上下シェル2a、2bの平面に垂直な方向)の変位を
規制するためのリブなどを形成することができないた
め、超音波溶着による接合時に上下シェル2a、2bの
良好な平面度を維持するのが困難であった。そして、上
下シェル2a、2bの成形時に生じる平面度の悪化具合
や残留応力、更に超音波溶着時の各種条件(振動数、振
動時間、加圧力、加圧時間など)の精度のばらつきなど
に応じて、図20Aに示すような上下シェル2a、2b
が内方に凹状に反る内反り、あるいは図20Bに示すよ
うな上下シェル2a、2bが外方に凸状に反る外反りが
生じてしまう。上下シェル2a、2bに反りが生じる
と、上下シェル2a、2b全体あるいは溶着部に歪(内
部応力)が残っている状態となり、ディスクカートリッ
ジ10を落下した際に、特に四隅の部分で溶着の剥がれ
が生じやすくなってしまう。
はディスク1が収納され、更に、記録・再生時にはその
ディスク1は高速回転するために、ディスク収納部12
a、12bの内面には、上述したボス13や、上下方向
(上下シェル2a、2bの平面に垂直な方向)の変位を
規制するためのリブなどを形成することができないた
め、超音波溶着による接合時に上下シェル2a、2bの
良好な平面度を維持するのが困難であった。そして、上
下シェル2a、2bの成形時に生じる平面度の悪化具合
や残留応力、更に超音波溶着時の各種条件(振動数、振
動時間、加圧力、加圧時間など)の精度のばらつきなど
に応じて、図20Aに示すような上下シェル2a、2b
が内方に凹状に反る内反り、あるいは図20Bに示すよ
うな上下シェル2a、2bが外方に凸状に反る外反りが
生じてしまう。上下シェル2a、2bに反りが生じる
と、上下シェル2a、2b全体あるいは溶着部に歪(内
部応力)が残っている状態となり、ディスクカートリッ
ジ10を落下した際に、特に四隅の部分で溶着の剥がれ
が生じやすくなってしまう。
【0012】また、現在、ディスクカートリッジの薄型
化や小型化が図られ、ディスク収納空間が狭くなってき
ている。よって、内反りとなった場合には、記録・再生
時にディスク収納部12a、12bの内面とディスク1
とが接触し、ディスク1に保存されたデータが破壊され
てしまうなど致命的な問題となるおそれがある。
化や小型化が図られ、ディスク収納空間が狭くなってき
ている。よって、内反りとなった場合には、記録・再生
時にディスク収納部12a、12bの内面とディスク1
とが接触し、ディスク1に保存されたデータが破壊され
てしまうなど致命的な問題となるおそれがある。
【0013】そのため、製品としてのディスクカートリ
ッジの品質の中で、上下シェル2a、2bの平面度は重
要となっている。従来の超音波溶着による接合方法で接
合された上下シェル2a、2bは、ディスクカートリッ
ジの薄型化においては、その製品規格の平面度を満たせ
ず歩留まりや生産性を低下させる要因となっていた。
ッジの品質の中で、上下シェル2a、2bの平面度は重
要となっている。従来の超音波溶着による接合方法で接
合された上下シェル2a、2bは、ディスクカートリッ
ジの薄型化においては、その製品規格の平面度を満たせ
ず歩留まりや生産性を低下させる要因となっていた。
【0014】このような溶着時における平面度の悪化が
あるために、上下シェル2a、2bの成形時における単
体平面度規格を厳しく設定して、成形後の段階でその設
定よりも大きな反りを生じているものは排除して接合工
程には供給しないようにすると共に、1時間ごとの検査
あるいは全数検査などを行っており、生産効率を損ねて
いた。また、成形品に求められる平面度のレベルが厳し
いために安定した連続生産を行うことが難しくなりコス
トも高くなっており、現在、ディスクカートリッジは、
小型化、薄型化の要求の他にコスト低下と高生産性も要
求されており、従来ではこれらの要求を満足させる状態
に至ってはいなかった。
あるために、上下シェル2a、2bの成形時における単
体平面度規格を厳しく設定して、成形後の段階でその設
定よりも大きな反りを生じているものは排除して接合工
程には供給しないようにすると共に、1時間ごとの検査
あるいは全数検査などを行っており、生産効率を損ねて
いた。また、成形品に求められる平面度のレベルが厳し
いために安定した連続生産を行うことが難しくなりコス
トも高くなっており、現在、ディスクカートリッジは、
小型化、薄型化の要求の他にコスト低下と高生産性も要
求されており、従来ではこれらの要求を満足させる状態
に至ってはいなかった。
【0015】また、特開平4−21981号公報には、
先端部に吸引孔が形成された超音波ホーンでライナ(不
織布)の吸引を行いながらフロッピディスクカートリッ
ジシェルの内面に、そのライナを超音波溶着する方法が
示されている。この方法によれば、被接合体の一方であ
るライナの上下方向の変位を規制しながら他方の被接合
体であるフロッピディスクカートリッジシェルに溶着で
きる。
先端部に吸引孔が形成された超音波ホーンでライナ(不
織布)の吸引を行いながらフロッピディスクカートリッ
ジシェルの内面に、そのライナを超音波溶着する方法が
示されている。この方法によれば、被接合体の一方であ
るライナの上下方向の変位を規制しながら他方の被接合
体であるフロッピディスクカートリッジシェルに溶着で
きる。
【0016】しかし、上記公報では、ライナを吸引する
ことである程度たわませて溶着することが可能となり、
これによりライナと磁気ディスクとの接触面積を増加さ
せクリーニング性を高めるようにしている。そして、吸
引孔は超音波ホーン先端の外周側のみに形成され、略C
型形状のライナの周縁部を吸引しながら溶着を行ってお
り、これでは、ディスクカートリッジシェルどうしの接
合において、そのディスク収納部の上下方向の変位を規
制して平面度の悪化を抑制し、所望の大きさのディスク
収納空間を安定して形成することはできない。
ことである程度たわませて溶着することが可能となり、
これによりライナと磁気ディスクとの接触面積を増加さ
せクリーニング性を高めるようにしている。そして、吸
引孔は超音波ホーン先端の外周側のみに形成され、略C
型形状のライナの周縁部を吸引しながら溶着を行ってお
り、これでは、ディスクカートリッジシェルどうしの接
合において、そのディスク収納部の上下方向の変位を規
制して平面度の悪化を抑制し、所望の大きさのディスク
収納空間を安定して形成することはできない。
【0017】なお、超音波溶着以外の他の接合方法とし
てビス締めによる接合方法がある。しかし、この方法は
部品コストが高くなってしまうと共に、ビス締め時の精
度や上下シェルの成形時の平面度などから組立後の平面
度を良好に、また製品間でばらつきなく安定的に確保す
ることは難しい。
てビス締めによる接合方法がある。しかし、この方法は
部品コストが高くなってしまうと共に、ビス締め時の精
度や上下シェルの成形時の平面度などから組立後の平面
度を良好に、また製品間でばらつきなく安定的に確保す
ることは難しい。
【0018】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ディ
スク収納部における反りの発生を抑えるディスクカート
リッジシェルの接合方法及び装置を提供することを課題
とする。
スク収納部における反りの発生を抑えるディスクカート
リッジシェルの接合方法及び装置を提供することを課題
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のディ
スクカートリッジシェルの接合方法では、少なくとも一
方のシェルのディスク収納部の対応裏面を受け台および
/もしくは超音波振動伝達手段に吸着させた状態で、受
け台と超音波振動伝達手段との間で一対のシェルを狭圧
し、超音波振動伝達手段を介して超音波振動を与えて接
合する。
スクカートリッジシェルの接合方法では、少なくとも一
方のシェルのディスク収納部の対応裏面を受け台および
/もしくは超音波振動伝達手段に吸着させた状態で、受
け台と超音波振動伝達手段との間で一対のシェルを狭圧
し、超音波振動伝達手段を介して超音波振動を与えて接
合する。
【0020】本発明の請求項2のディスクカートリッジ
シェルの接合装置では、受け台と超音波振動伝達手段の
うち少なくとも一方に、接合中に、ディスク収納部の対
応裏面を吸引して前記一方に吸着させる少なくとも1つ
の吸引孔を形成した。
シェルの接合装置では、受け台と超音波振動伝達手段の
うち少なくとも一方に、接合中に、ディスク収納部の対
応裏面を吸引して前記一方に吸着させる少なくとも1つ
の吸引孔を形成した。
【0021】すなわち、本発明の請求項1または請求項
2では、超音波溶着による接合の際に、少なくとも一方
のシェルのディスク収納部の、平面に垂直な方向に関す
る変位を規制した。
2では、超音波溶着による接合の際に、少なくとも一方
のシェルのディスク収納部の、平面に垂直な方向に関す
る変位を規制した。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施の形態による
ディスクカートリッジシェルの接合装置30(以下、単
に接合装置30とも称する)を示す。超音波発振器31
に、この出力を受けて機械的振動を行う超音波振動子3
2が接続されて超音波発生手段が構成される。また、超
音波発振器31は、この超音波発振器31の出力を制御
する制御盤33と接続されている。超音波振動子32
は、この振動を増幅するブースタ34と接続され、ブー
スタ34は、このブースタ34で増幅された振動をディ
スクカートリッジシェルに伝達する超音波振動伝達手段
としての超音波ホーン35と接続されている。これら超
音波振動子32、ブースタ34、超音波ホーン35は、
縦一列に一体化されて接続され、取付部材37に取り付
けられている。取付部材37は、押圧手段としてのエア
シリンダ36の駆動ロッド36aに接続され、駆動ロッ
ド36aと共に上下動される。よって、超音波振動子3
2、ブースタ34、超音波ホーン35も駆動ロッド36
aの駆動により共に上下動される。
ディスクカートリッジシェルの接合装置30(以下、単
に接合装置30とも称する)を示す。超音波発振器31
に、この出力を受けて機械的振動を行う超音波振動子3
2が接続されて超音波発生手段が構成される。また、超
音波発振器31は、この超音波発振器31の出力を制御
する制御盤33と接続されている。超音波振動子32
は、この振動を増幅するブースタ34と接続され、ブー
スタ34は、このブースタ34で増幅された振動をディ
スクカートリッジシェルに伝達する超音波振動伝達手段
としての超音波ホーン35と接続されている。これら超
音波振動子32、ブースタ34、超音波ホーン35は、
縦一列に一体化されて接続され、取付部材37に取り付
けられている。取付部材37は、押圧手段としてのエア
シリンダ36の駆動ロッド36aに接続され、駆動ロッ
ド36aと共に上下動される。よって、超音波振動子3
2、ブースタ34、超音波ホーン35も駆動ロッド36
aの駆動により共に上下動される。
【0024】超音波ホーン35の下方には、超音波ホー
ン35と対向して受け台38が基台39上に配設されて
いる。
ン35と対向して受け台38が基台39上に配設されて
いる。
【0025】超音波ホーン35及び受け台38それぞれ
には、吸引孔40、41が形成され、配管44、45を
介して、図示しないエアポンプなどの吸引手段に接続さ
れている。
には、吸引孔40、41が形成され、配管44、45を
介して、図示しないエアポンプなどの吸引手段に接続さ
れている。
【0026】次に、図2〜図4を参照して、超音波ホー
ン35の詳細について説明する。図2Aは超音波ホーン
35の先端部の拡大側面図であり、図2Bはその先端部
の端面35aの平面図である。なお、後述する作用にて
端面35aに吸着される上シェル2aは一点鎖線でその
吸着された状態を図示している。図3は図2Bにおける
[X1 ]−[X1 ]線方向の拡大断面図であり、図4は
図2Bにおける[X2]−[X2 ]線方向の拡大断面図
である。
ン35の詳細について説明する。図2Aは超音波ホーン
35の先端部の拡大側面図であり、図2Bはその先端部
の端面35aの平面図である。なお、後述する作用にて
端面35aに吸着される上シェル2aは一点鎖線でその
吸着された状態を図示している。図3は図2Bにおける
[X1 ]−[X1 ]線方向の拡大断面図であり、図4は
図2Bにおける[X2]−[X2 ]線方向の拡大断面図
である。
【0027】超音波ホーン35の先端部の端面35aに
は、深さ0.1mm〜0.5mmの凹部42、43が凹
設されている。これら凹部42、43は、上述した上シ
ェル2aのディスク収納部12aを区画するリブ11a
に沿うように形成された縁部42a、43aを有し、こ
れら凹部42、43の範囲は、上シェル2aのディスク
収納部12aの範囲とほぼ同じ範囲に及んでいる。ただ
し、吸着時に上シェル2aの記録再生用窓孔6aが位置
する部分には形成されていない。吸着時には、縁部42
a、43aを、図3、4に示すように上シェル2aのリ
ブ11aの裏面に位置決めし、更に凹部43はシャッタ
ー部材3のスライド領域(凹部)22aに位置決めされ
る。
は、深さ0.1mm〜0.5mmの凹部42、43が凹
設されている。これら凹部42、43は、上述した上シ
ェル2aのディスク収納部12aを区画するリブ11a
に沿うように形成された縁部42a、43aを有し、こ
れら凹部42、43の範囲は、上シェル2aのディスク
収納部12aの範囲とほぼ同じ範囲に及んでいる。ただ
し、吸着時に上シェル2aの記録再生用窓孔6aが位置
する部分には形成されていない。吸着時には、縁部42
a、43aを、図3、4に示すように上シェル2aのリ
ブ11aの裏面に位置決めし、更に凹部43はシャッタ
ー部材3のスライド領域(凹部)22aに位置決めされ
る。
【0028】そして、凹部42には3つの吸引孔40a
〜40cが、ほぼ均等に分布配置されて開口している。
他方の凹部43には1つの吸引孔40dがほぼ中央位置
に開口している。なお、図1や図2Aではこれら吸引孔
40a〜40dをまとめて符号40で表すが、各吸引孔
40a〜40dは図1に示す吸引用配管44に連通して
いる。
〜40cが、ほぼ均等に分布配置されて開口している。
他方の凹部43には1つの吸引孔40dがほぼ中央位置
に開口している。なお、図1や図2Aではこれら吸引孔
40a〜40dをまとめて符号40で表すが、各吸引孔
40a〜40dは図1に示す吸引用配管44に連通して
いる。
【0029】次に、図5〜図7を参照して、受け台38
の詳細について説明する。図5は、受け台38の上面図
を示す。なお、後述する作用にて受け台38に吸着され
る下シェル2bは一点鎖線でその吸着された状態を図示
している。図6は図5における[Y1 ]−[Y1 ]線方
向の拡大断面図であり、図7は図5における[Y2 ]−
[Y2 ]線方向の拡大断面図である。
の詳細について説明する。図5は、受け台38の上面図
を示す。なお、後述する作用にて受け台38に吸着され
る下シェル2bは一点鎖線でその吸着された状態を図示
している。図6は図5における[Y1 ]−[Y1 ]線方
向の拡大断面図であり、図7は図5における[Y2 ]−
[Y2 ]線方向の拡大断面図である。
【0030】受け台38の縁部には位置決め部材46が
立設されており、これら位置決め部材46の内壁面に下
シェル2bの4つの側面が当接して下シェル2bは受け
台38上で水平方向の動きを規制される。
立設されており、これら位置決め部材46の内壁面に下
シェル2bの4つの側面が当接して下シェル2bは受け
台38上で水平方向の動きを規制される。
【0031】更に、受け台38には、深さ0.1mm〜
0.5mmの凹部47、48が凹設されている。これら
凹部47、48は、上述した下シェル2bのディスク収
納部12bを区画するリブ11bに沿うように形成され
た縁部47a、48aを有し、これら凹部47、48の
範囲は、下シェル2bのディスク収納部12bの範囲と
ほぼ同じ範囲に及んでいる。ただし、吸着時に下シェル
2bの記録再生用窓孔6b及び中央の駆動用開口孔9が
位置する部分には形成されていない。吸着時には、縁部
47a、48aを、図6、7に示すように下シェル2b
のリブ11bの裏面に位置決めし、更に凹部48はシャ
ッター部材3のスライド領域(凹部)22bに位置決め
される。
0.5mmの凹部47、48が凹設されている。これら
凹部47、48は、上述した下シェル2bのディスク収
納部12bを区画するリブ11bに沿うように形成され
た縁部47a、48aを有し、これら凹部47、48の
範囲は、下シェル2bのディスク収納部12bの範囲と
ほぼ同じ範囲に及んでいる。ただし、吸着時に下シェル
2bの記録再生用窓孔6b及び中央の駆動用開口孔9が
位置する部分には形成されていない。吸着時には、縁部
47a、48aを、図6、7に示すように下シェル2b
のリブ11bの裏面に位置決めし、更に凹部48はシャ
ッター部材3のスライド領域(凹部)22bに位置決め
される。
【0032】そして、凹部47には3つの吸引孔41a
〜41cが、ほぼ均等に分布配置されて開口している。
他方の凹部48には2つの吸引孔41d、41eがほぼ
均等に分布配置されて開口している。なお、図1ではこ
れら吸引孔41a〜41eをまとめて符号41で表す
が、各吸引孔41a〜41eは図1に示す吸引用配管4
5に連通している。
〜41cが、ほぼ均等に分布配置されて開口している。
他方の凹部48には2つの吸引孔41d、41eがほぼ
均等に分布配置されて開口している。なお、図1ではこ
れら吸引孔41a〜41eをまとめて符号41で表す
が、各吸引孔41a〜41eは図1に示す吸引用配管4
5に連通している。
【0033】本発明の第1の実施の形態による接合装置
30は以上のように構成され、次にその作用について説
明する。
30は以上のように構成され、次にその作用について説
明する。
【0034】先ず、図8に示すように、上シェル用支持
台49に上シェル2aが搬送され所定の位置に位置決め
されセットされる。他方、受け台38には、上下シェル
2a、2bの接合後に取り付けられるシャッター部材3
以外の各部品及びディスク1を収容した下シェル2bが
搬送され位置決め部材46により水平方向のずれを抑制
されて位置決めされセットされる。
台49に上シェル2aが搬送され所定の位置に位置決め
されセットされる。他方、受け台38には、上下シェル
2a、2bの接合後に取り付けられるシャッター部材3
以外の各部品及びディスク1を収容した下シェル2bが
搬送され位置決め部材46により水平方向のずれを抑制
されて位置決めされセットされる。
【0035】次いで、図9に示すように、図1に示すエ
アシリンダ36の駆動ロッド36aが下降することによ
り超音波ホーン35が下降して、更に吸引孔40から1
次吸引を開始して、上述した図2Bに示す位置関係でも
って上シェル2aのディスク収納部12aの裏面、すな
わち上シェル2aの外表面を吸着する。このとき同時に
受け台38も、吸引孔41から1次吸引を開始して、上
述した図5に示す位置関係でもって下シェル2bのディ
スク収納部12bの裏面、すなわち下シェル2bの外表
面を吸着する。
アシリンダ36の駆動ロッド36aが下降することによ
り超音波ホーン35が下降して、更に吸引孔40から1
次吸引を開始して、上述した図2Bに示す位置関係でも
って上シェル2aのディスク収納部12aの裏面、すな
わち上シェル2aの外表面を吸着する。このとき同時に
受け台38も、吸引孔41から1次吸引を開始して、上
述した図5に示す位置関係でもって下シェル2bのディ
スク収納部12bの裏面、すなわち下シェル2bの外表
面を吸着する。
【0036】次いで、図10に示すように、受け台38
が超音波ホーン35の下方の対向する位置に移動する。
そして、エアシリンダ36の駆動ロッド36aが下降す
ることにより超音波ホーン35が受け台38に向けて下
降する。なお、1次吸引の吸引力としては、上下シェル
2a、2bが、受け台38の移動や超音波ホーン35の
下降の際に位置ずれを起こさないで吸着状態を保持でき
る程度の吸引力でよい。なお、上述したように、上シェ
ル2aを超音波ホーン35に、下シェル2bを受け台3
8にそれぞれ吸引させる形態を示したが、例えば上下シ
ェル2a、2bを円筒ピン及びすり割付ボス等で仮接合
させ、その状態で受け台38に載置してもよい。
が超音波ホーン35の下方の対向する位置に移動する。
そして、エアシリンダ36の駆動ロッド36aが下降す
ることにより超音波ホーン35が受け台38に向けて下
降する。なお、1次吸引の吸引力としては、上下シェル
2a、2bが、受け台38の移動や超音波ホーン35の
下降の際に位置ずれを起こさないで吸着状態を保持でき
る程度の吸引力でよい。なお、上述したように、上シェ
ル2aを超音波ホーン35に、下シェル2bを受け台3
8にそれぞれ吸引させる形態を示したが、例えば上下シ
ェル2a、2bを円筒ピン及びすり割付ボス等で仮接合
させ、その状態で受け台38に載置してもよい。
【0037】そして、図11に示すように、超音波ホー
ン35の下降により、上下シェル2a、2bは、各溶着
代やその受け部との位置を合わせ、更に互いのディスク
収納部12a、12bの位置を合わせて当接し、更に、
エアシリンダ36からの押圧力により、上下シェル2
a、2bは超音波ホーン35と受け台38との間で狭圧
される。そして、各吸引孔40、41からの吸引は2次
吸引に切り替わると共に超音波ホーン35を介して超音
波振動が上下シェル2a、2bに加えられ、超音波溶着
が開始され、下シェル2b側の溶着代14、16a、1
6b、18が上シェル2a側の受け部15、19や側壁
部端面20に溶着して、上下シェル2a、2bは接合さ
れる。なお、溶着代は下シェル2b側に代えて上シェル
2a側に設けてもよく、更には上下のシェル2a、2b
に設けて溶着代どうしで溶着させてもよい。
ン35の下降により、上下シェル2a、2bは、各溶着
代やその受け部との位置を合わせ、更に互いのディスク
収納部12a、12bの位置を合わせて当接し、更に、
エアシリンダ36からの押圧力により、上下シェル2
a、2bは超音波ホーン35と受け台38との間で狭圧
される。そして、各吸引孔40、41からの吸引は2次
吸引に切り替わると共に超音波ホーン35を介して超音
波振動が上下シェル2a、2bに加えられ、超音波溶着
が開始され、下シェル2b側の溶着代14、16a、1
6b、18が上シェル2a側の受け部15、19や側壁
部端面20に溶着して、上下シェル2a、2bは接合さ
れる。なお、溶着代は下シェル2b側に代えて上シェル
2a側に設けてもよく、更には上下のシェル2a、2b
に設けて溶着代どうしで溶着させてもよい。
【0038】このときの各種条件は、エアシリンダ36
からの押圧力は100kPa〜200kPa、加えられ
る超音波振動の振動数は15kHz〜50kHz、その
振動の印加時間は0.1s〜0.5s、振動印加停止後
(押圧力は加えられている)の保持時間は0.1sであ
る。加えられる振動は縦振動。そして、2次吸引時の吸
引力は、必要に応じて1次吸引時より大きくし、上下シ
ェル2a、2bに超音波振動が加えられても位置ずれを
起こさないで吸着状態を保持可能な吸引力としている。
からの押圧力は100kPa〜200kPa、加えられ
る超音波振動の振動数は15kHz〜50kHz、その
振動の印加時間は0.1s〜0.5s、振動印加停止後
(押圧力は加えられている)の保持時間は0.1sであ
る。加えられる振動は縦振動。そして、2次吸引時の吸
引力は、必要に応じて1次吸引時より大きくし、上下シ
ェル2a、2bに超音波振動が加えられても位置ずれを
起こさないで吸着状態を保持可能な吸引力としている。
【0039】以上のように、超音波接合によって平面度
が変化しやすく、且つ変化すると製品の品質に大きく影
響させてしまうディスク収納部12a、12bはその対
応する裏面がそれぞれ超音波ホーン35と受け台38に
吸着されて、その平面に垂直な方向(上下方向)の変位
が規制された状態で、上下シェル2a、2bが超音波溶
着により接合される。従って、接合の前後で平面度の変
化を抑制でき平面度が良好な製品を提供できる。
が変化しやすく、且つ変化すると製品の品質に大きく影
響させてしまうディスク収納部12a、12bはその対
応する裏面がそれぞれ超音波ホーン35と受け台38に
吸着されて、その平面に垂直な方向(上下方向)の変位
が規制された状態で、上下シェル2a、2bが超音波溶
着により接合される。従って、接合の前後で平面度の変
化を抑制でき平面度が良好な製品を提供できる。
【0040】また、本実施の形態では、各吸引孔40a
〜40d、41a〜41eを直接、ディスク収納部12
a、12bの裏面に接して吸引するのではなく、各吸引
孔40a〜40d、41a〜41eを凹部42、43、
47、48に開口させて、その凹部42、43、47、
48を介して吸引している。そして、その凹部42、4
3、47、48の範囲は、一部の縁部42a、43a、
47a、48aを、ディスク収納部12a、12bを区
画するリブ11a、11bに一致させてディスク収納部
12a、12bの大部分に及んでいるので、ディスク収
納部12a、12bの裏面全体を均一な吸引力でもっ
て、反りや撓みなく吸着できる。また、溶着部以外のシ
ェルの余計な振動を抑制して接合されるため、接合効率
を高め、剛性の向上にも寄与する。
〜40d、41a〜41eを直接、ディスク収納部12
a、12bの裏面に接して吸引するのではなく、各吸引
孔40a〜40d、41a〜41eを凹部42、43、
47、48に開口させて、その凹部42、43、47、
48を介して吸引している。そして、その凹部42、4
3、47、48の範囲は、一部の縁部42a、43a、
47a、48aを、ディスク収納部12a、12bを区
画するリブ11a、11bに一致させてディスク収納部
12a、12bの大部分に及んでいるので、ディスク収
納部12a、12bの裏面全体を均一な吸引力でもっ
て、反りや撓みなく吸着できる。また、溶着部以外のシ
ェルの余計な振動を抑制して接合されるため、接合効率
を高め、剛性の向上にも寄与する。
【0041】次に、従来の接合方法と、本実施の形態の
接合方法により接合されたそれぞれのディスクカートリ
ッジシェルの平面度及び溶着強度の比較結果について説
明する。
接合方法により接合されたそれぞれのディスクカートリ
ッジシェルの平面度及び溶着強度の比較結果について説
明する。
【0042】(溶着前後の平面度測定)上下シェルの吸
引なし(従来の接合方法)と、上下シェルの吸引あり
(上記実施の形態による接合方法)のそれぞれによって
得られたディスクカートリッジシェルについて平面度の
測定を行った。測定サンプル数は、従来、本実施の形態
ともそれぞれ4巻ずつであり、測定ポイントとしては、
1巻あたり図12に示すa〜hの8方向について行っ
た。各ポイントの具体的な測定方法は以下の通りであ
る。
引なし(従来の接合方法)と、上下シェルの吸引あり
(上記実施の形態による接合方法)のそれぞれによって
得られたディスクカートリッジシェルについて平面度の
測定を行った。測定サンプル数は、従来、本実施の形態
ともそれぞれ4巻ずつであり、測定ポイントとしては、
1巻あたり図12に示すa〜hの8方向について行っ
た。各ポイントの具体的な測定方法は以下の通りであ
る。
【0043】測定ポイントa:測定区間(約50mm)
の始点、終点を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、そ
の基準線に対する測定区間内の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントb:測定ポイントaで求めた基準線に対す
る測定区間内(約25mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントc:測定ポイントaで求めた基準線に対す
る測定区間内(約20mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントd:測定区間(約25mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントe:測定区間(約50mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントf:測定ポイントeで求めた基準線に対す
る測定区間内(約30mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントg:測定区間(約50mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントh:測定ポイントgで求めた基準線に対す
る測定区間内(約20mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。
の始点、終点を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、そ
の基準線に対する測定区間内の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントb:測定ポイントaで求めた基準線に対す
る測定区間内(約25mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントc:測定ポイントaで求めた基準線に対す
る測定区間内(約20mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントd:測定区間(約25mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントe:測定区間(約50mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントf:測定ポイントeで求めた基準線に対す
る測定区間内(約30mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。 測定ポイントg:測定区間(約50mm)の始点、終点
を結ぶ基準線を求める平行出しを行い、その基準線に対
する測定区間内の最凹部または最凸部の変位を測定し
た。 測定ポイントh:測定ポイントgで求めた基準線に対す
る測定区間内(約20mm)の最凹部または最凸部の変
位を測定した。
【0044】これら結果を表1に示す。なお、表1にお
ける各データは測定した4巻の平均値である。
ける各データは測定した4巻の平均値である。
【0045】
【表1】
【0046】この結果、溶着前後の平面度変化におい
て、シェル吸引有り(本実施の形態)ではシェル吸引無
し(従来)に比べ、特に下シェルについて大きな効果が
得られた。全測定ポイントで変化量0.05mm以下に
抑えられたことは実用化が十分期待できる結果である。
て、シェル吸引有り(本実施の形態)ではシェル吸引無
し(従来)に比べ、特に下シェルについて大きな効果が
得られた。全測定ポイントで変化量0.05mm以下に
抑えられたことは実用化が十分期待できる結果である。
【0047】(溶着強度の比較評価)ディスクやシャッ
ター等がない上下シェルのみが接合されたものについ
て、従来と本実施の形態の接合方法で接合されたものそ
れぞれ4巻ずつについて落下テストを行った。落下条件
は以下に示す通りである。 <落下条件> 落下高さ・・・1.5m 落下面・・・Pタイル(プラスチック製のタイル)上 落下方向・・・図13に示す丸数字1〜10の10方向
/巻
ター等がない上下シェルのみが接合されたものについ
て、従来と本実施の形態の接合方法で接合されたものそ
れぞれ4巻ずつについて落下テストを行った。落下条件
は以下に示す通りである。 <落下条件> 落下高さ・・・1.5m 落下面・・・Pタイル(プラスチック製のタイル)上 落下方向・・・図13に示す丸数字1〜10の10方向
/巻
【0048】表2に評価結果を示す。評価結果として
は、図14に示すA〜Dの四隅における溶着剥がれの有
無を確認した。
は、図14に示すA〜Dの四隅における溶着剥がれの有
無を確認した。
【0049】
【表2】
【0050】この結果、溶着強度においても、シェル吸
引無し(従来)よりも、シェル吸引あり(本実施の形
態)の方が高い溶着強度が得られており剛性向上が図ら
れている。これにより、きめ細かな溶着条件(振動数や
押圧力など)の設定許容範囲を広げることができ、溶着
工程における生産性向上が期待できる。
引無し(従来)よりも、シェル吸引あり(本実施の形
態)の方が高い溶着強度が得られており剛性向上が図ら
れている。これにより、きめ細かな溶着条件(振動数や
押圧力など)の設定許容範囲を広げることができ、溶着
工程における生産性向上が期待できる。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について
図15、図16を参照して説明する。なお、上記第1の
実施の形態と同じ構成部分には同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
図15、図16を参照して説明する。なお、上記第1の
実施の形態と同じ構成部分には同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0052】本実施の形態では、図15に示すように、
上シェル2aが吸着される超音波ホーン51の吸着面を
下に凸の球面に、下シェル2bが吸着される受け台52
の吸着面を上に凸の球面とした。あるいは、図16に示
すように、上シェル2aが吸着される超音波ホーン53
の吸着面を上に凹んだ球面に、下シェル2bが吸着され
る受け台54の吸着面を下に凹んだ球面とした。
上シェル2aが吸着される超音波ホーン51の吸着面を
下に凸の球面に、下シェル2bが吸着される受け台52
の吸着面を上に凸の球面とした。あるいは、図16に示
すように、上シェル2aが吸着される超音波ホーン53
の吸着面を上に凹んだ球面に、下シェル2bが吸着され
る受け台54の吸着面を下に凹んだ球面とした。
【0053】これにより、接合後の上下シェル2a、2
bの平面度を強制的に内反りあるいは外反りに調整する
ことができる。従って、上下シェル2a、2bの材料な
どに起因して接合時に例えば内反り傾向となるものは図
16に示す超音波ホーン53と受け台54とを用いて、
その内反り傾向を打ち消して良好な平面度とすることが
できる。その逆ももちろん言える。また、成形時に外反
りが生じてしまった上下シェル2a、2bは図15に示
す超音波ホーン51と受け台52とを用いて、その外反
りを打ち消して良好な平面度とすることができる。その
逆ももちろん言える。
bの平面度を強制的に内反りあるいは外反りに調整する
ことができる。従って、上下シェル2a、2bの材料な
どに起因して接合時に例えば内反り傾向となるものは図
16に示す超音波ホーン53と受け台54とを用いて、
その内反り傾向を打ち消して良好な平面度とすることが
できる。その逆ももちろん言える。また、成形時に外反
りが生じてしまった上下シェル2a、2bは図15に示
す超音波ホーン51と受け台52とを用いて、その外反
りを打ち消して良好な平面度とすることができる。その
逆ももちろん言える。
【0054】また、上下シェル2a、2bそれぞれの反
り方向に応じて、超音波ホーン51と受け台54との組
み合わせや、超音波ホーン53と受け台52との組み合
わせとしてもよい。更に、吸着面を球面でなく円柱の側
面のような曲面としてもよい。
り方向に応じて、超音波ホーン51と受け台54との組
み合わせや、超音波ホーン53と受け台52との組み合
わせとしてもよい。更に、吸着面を球面でなく円柱の側
面のような曲面としてもよい。
【0055】以上述べたように、上記各実施の形態の接
合方法によれば、接合時の反りを抑制できるので、接合
前の成形後の上下シェル2a、2bの平面度に依存しな
くてもよく、現在よりも広い平面度規格での成形が可能
となり、成形後の段階で排除されるものも減り、歩留ま
りの向上及び成形サイクル短縮等、大幅な生産性改善を
実現する。また、接合後の製品の良好な平面度が確保で
きることで、記録・再生時のディスク回転中にシェル内
面に接触するなどの致命的な問題を回避できると共に、
ディスク収納空間を小さくすることが可能となるため、
ディスクカートリッジ全厚を薄くできる。これにより、
更なる小型化、薄型化の実現が可能となる。更に、接合
時に、上下シェル2a、2bのアバレも規制できるた
め、受け台38の位置決め部材46に上下シェル2a、
2bがたたくように当たることを防いで、上下シェル2
a、2b側面の傷やカケ、へこみを防止することができ
る。
合方法によれば、接合時の反りを抑制できるので、接合
前の成形後の上下シェル2a、2bの平面度に依存しな
くてもよく、現在よりも広い平面度規格での成形が可能
となり、成形後の段階で排除されるものも減り、歩留ま
りの向上及び成形サイクル短縮等、大幅な生産性改善を
実現する。また、接合後の製品の良好な平面度が確保で
きることで、記録・再生時のディスク回転中にシェル内
面に接触するなどの致命的な問題を回避できると共に、
ディスク収納空間を小さくすることが可能となるため、
ディスクカートリッジ全厚を薄くできる。これにより、
更なる小型化、薄型化の実現が可能となる。更に、接合
時に、上下シェル2a、2bのアバレも規制できるた
め、受け台38の位置決め部材46に上下シェル2a、
2bがたたくように当たることを防いで、上下シェル2
a、2b側面の傷やカケ、へこみを防止することができ
る。
【0056】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0057】図1において、超音波ホーン35側の吸引
孔40と、受け台38側の吸引孔41とを、共通の吸引
源に接続するように図示したが、それぞれ別の吸引源に
接続して、それぞれの吸引力を独立して制御するように
してもよい。また、共通の吸引源に接続しても、エア配
管に絞り機構などを設けることで独立に吸引力を制御す
ることが可能である。
孔40と、受け台38側の吸引孔41とを、共通の吸引
源に接続するように図示したが、それぞれ別の吸引源に
接続して、それぞれの吸引力を独立して制御するように
してもよい。また、共通の吸引源に接続しても、エア配
管に絞り機構などを設けることで独立に吸引力を制御す
ることが可能である。
【0058】また、吸引孔は超音波ホーン35と受け台
38のどちらか一方に形成して、一方のシェルのみを吸
着するようにしても、本発明の効果は得られる。例え
ば、表1に示す例では、反りの量が大きい下シェル側の
みを吸引するようにしてもよい。
38のどちらか一方に形成して、一方のシェルのみを吸
着するようにしても、本発明の効果は得られる。例え
ば、表1に示す例では、反りの量が大きい下シェル側の
みを吸引するようにしてもよい。
【0059】また、押圧手段としてはエアシリンダ36
以外にも油圧シリンダなどでもよく、更に受け台38側
を超音波ホーン35に向けて押圧してもよい。もちろ
ん、両方側から押圧手段により押圧してもよい
以外にも油圧シリンダなどでもよく、更に受け台38側
を超音波ホーン35に向けて押圧してもよい。もちろ
ん、両方側から押圧手段により押圧してもよい
【0060】また、ディスクカートリッジシェルとして
は、ミニディスクカートリッジのものに限ることなく、
フロッピー(登録商標)ディスクカートリッジや他の光
ディスクカートリッジのシェルの接合にも本発明は適用
できる。
は、ミニディスクカートリッジのものに限ることなく、
フロッピー(登録商標)ディスクカートリッジや他の光
ディスクカートリッジのシェルの接合にも本発明は適用
できる。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1又は請求項2によれ
ば、接合後のディスクカートリッジシェルの良好な平面
度が確保でき、製品としての品質の向上及び生産性の向
上が図れる。
ば、接合後のディスクカートリッジシェルの良好な平面
度が確保でき、製品としての品質の向上及び生産性の向
上が図れる。
【0062】本発明の請求項3、4によれば、ディスク
収納部全体を均一な吸引力でもって吸着でき、良好な平
面度が得られる。
収納部全体を均一な吸引力でもって吸着でき、良好な平
面度が得られる。
【0063】本発明の請求項5によれば、接合時のディ
スクカートリッジシェルの平面度を矯正あるいは制御す
ることができ、設計的な自由度をもたせることができ
る。
スクカートリッジシェルの平面度を矯正あるいは制御す
ることができ、設計的な自由度をもたせることができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態による接合装置の構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
【図2】Aは同接合装置を構成する超音波ホーン先端部
の拡大側面図であり、Bは同超音波ホーンの先端部端面
の拡大平面図である。
の拡大側面図であり、Bは同超音波ホーンの先端部端面
の拡大平面図である。
【図3】図2Bにおける[X1 ]−[X1 ]線方向の拡大断
面図である。
面図である。
【図4】図2Bにおける[X2 ]−[X2 ]線方向の拡大断
面図である。
面図である。
【図5】同接合装置を構成する受け台の拡大平面図であ
る。
る。
【図6】図5における[Y1 ]−[Y1 ]線方向の拡大断面
図である。
図である。
【図7】図5における[Y2 ]−[Y2 ]線方向の拡大断面
図である。
図である。
【図8】同接合装置によるディスクカートリッジシェル
の接合工程を説明する図であり、超音波ホーン、受け台
それぞれが吸引前の状態を示す。
の接合工程を説明する図であり、超音波ホーン、受け台
それぞれが吸引前の状態を示す。
【図9】図8に続く工程説明図であり、超音波ホーン、
受け台それぞれが1次吸引を開始して、それぞれ上シェ
ル、下シェルを吸着した状態を示す。
受け台それぞれが1次吸引を開始して、それぞれ上シェ
ル、下シェルを吸着した状態を示す。
【図10】図9に続く工程説明図であり、超音波ホーン
の受け台へ向けての降下を示す。
の受け台へ向けての降下を示す。
【図11】図10に続く工程説明図であり、超音波ホー
ン、受け台それぞれが2次吸引を開始し、且つ上下シェ
ルを狭圧した状態で超音波振動を加えて接合している状
態を示す。
ン、受け台それぞれが2次吸引を開始し、且つ上下シェ
ルを狭圧した状態で超音波振動を加えて接合している状
態を示す。
【図12】平面度測定の各測定方向を示す図である。
【図13】落下テストにおけるディスクカートリッジシ
ェルの落下方向を示す図である。
ェルの落下方向を示す図である。
【図14】溶着剥がれの有無をテストした箇所を示す図
である。
である。
【図15】本発明の第2の実施の形態による接合装置の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図16】同第2の実施の形態による接合装置の他例の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図17】ミニディスクカートリッジの構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図18】Aは同ミニディスクカートリッジにおける上
シェル内面の拡大平面図であり、Bは下シェル内面の拡
大平面図である。
シェル内面の拡大平面図であり、Bは下シェル内面の拡
大平面図である。
【図19】Aは上下シェルの溶着前の要部拡大断面図で
あり、Bはその溶着後の状態を示す図である。
あり、Bはその溶着後の状態を示す図である。
【図20】Aは上下シェルの内反りを示す断面図であ
り、Bは上下シェルの外反りを示す断面図である。
り、Bは上下シェルの外反りを示す断面図である。
1……ディスク、2a……上シェル、2b……下シェ
ル、11a……リブ、11b……リブ、12a……ディ
スク収納部、12b……ディスク収納部、30……接合
装置、31……超音波発振器、32……超音波振動子、
35……超音波ホーン、36……エアシリンダ、38…
…受け台、40……吸引孔、40a〜40d……吸引
孔、41……吸引孔、41a〜41e……吸引孔、42
……凹部、42a……縁部、43……凹部、43a……
縁部、47……凹部、47a……縁部、48……凹部、
48a……縁部、51……超音波ホーン、52……受け
台、53……超音波ホーン、54……受け台。
ル、11a……リブ、11b……リブ、12a……ディ
スク収納部、12b……ディスク収納部、30……接合
装置、31……超音波発振器、32……超音波振動子、
35……超音波ホーン、36……エアシリンダ、38…
…受け台、40……吸引孔、40a〜40d……吸引
孔、41……吸引孔、41a〜41e……吸引孔、42
……凹部、42a……縁部、43……凹部、43a……
縁部、47……凹部、47a……縁部、48……凹部、
48a……縁部、51……超音波ホーン、52……受け
台、53……超音波ホーン、54……受け台。
Claims (5)
- 【請求項1】 内面にディスク収納部を形成した一対の
シェルを、前記ディスク収納部を対向させて受け台と超
音波振動伝達手段との間で狭圧し、 前記超音波振動伝達手段を介して超音波振動を与え、 前記ディスク収納部間に、ディスクを回転自在に収納さ
せて前記一対のシェルを接合するディスクカートリッジ
シェルの接合方法において、 少なくとも一方のシェルの前記ディスク収納部の対応裏
面を前記受け台および/もしくは前記超音波振動伝達手
段に吸着させた状態で前記超音波振動を与えて接合する
ことを特徴とするディスクカートリッジシェルの接合方
法。 - 【請求項2】 内面にディスク収納部を形成した一対の
シェルを、前記ディスク収納部を対向させて狭む受け台
及び超音波振動伝達手段と、 前記受け台と前記超音波振動伝達手段のうち少なくとも
どちらか一方を他方に向けて押圧する押圧手段と、 前記超音波振動伝達手段に超音波振動を与える超音波発
生手段とを備え、 前記押圧手段からの押圧力により、前記一対のシェルを
前記受け台と前記超音波振動伝達手段との間で狭圧し
て、前記超音波振動伝達手段を介して与えられる超音波
振動により、 前記ディスク収納部間に、ディスクを回転自在に収納さ
せて前記一対のシェルを接合するディスクカートリッジ
シェルの接合装置において、 前記受け台と前記超音波振動伝達手段のうち少なくとも
一方に、前記接合中に、前記ディスク収納部の対応裏面
を吸引して前記一方に吸着させる少なくとも1つの吸引
孔を形成したことを特徴とするディスクカートリッジシ
ェルの接合装置。 - 【請求項3】 前記吸引孔は、前記シェルとの吸着面に
凹設された凹部に開口していることを特徴とする請求項
2に記載のディスクカートリッジシェルの接合装置。 - 【請求項4】 前記ディスク収納部はリブによって区画
され、 前記凹部の少なくとも一部分の縁部を前記リブに沿う形
状とし、 その縁部を前記リブに対応せしめて前記裏面を吸着する
ことを特徴とする請求項3に記載のディスクカートリッ
ジシェルの接合装置。 - 【請求項5】 前記受け台と前記超音波振動伝達手段の
うち少なくとも一方の、前記シェルとの吸着面を凹また
は凸状の曲面にしたことを特徴とする請求項2に記載の
ディスクカートリッジシェルの接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028760A JP2002230934A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028760A JP2002230934A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002230934A true JP2002230934A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18893206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001028760A Pending JP2002230934A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクカートリッジシェルの接合方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002230934A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230017988A (ko) * | 2021-07-29 | 2023-02-07 | 카이스 주식회사 | 석션컵이 형성된 융착 장치 및 이를 이용한 융착 방법 |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001028760A patent/JP2002230934A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230017988A (ko) * | 2021-07-29 | 2023-02-07 | 카이스 주식회사 | 석션컵이 형성된 융착 장치 및 이를 이용한 융착 방법 |
KR20230022203A (ko) * | 2021-07-29 | 2023-02-14 | 카이스 주식회사 | 석션컵이 일체화 된 융착 장치를 이용한 융착 방법 |
KR20230022204A (ko) * | 2021-07-29 | 2023-02-14 | 카이스 주식회사 | 공극발생을 방지하는 융착 장치를 이용한 융착 방법 |
KR102499029B1 (ko) | 2021-07-29 | 2023-02-16 | 카이스 주식회사 | 석션컵이 형성된 융착 장치 및 이를 이용한 융착 방법 |
KR102628259B1 (ko) | 2021-07-29 | 2024-01-23 | 카이스 주식회사 | 공극발생을 방지하는 융착 장치를 이용한 융착 방법 |
KR102628258B1 (ko) | 2021-07-29 | 2024-01-23 | 카이스 주식회사 | 석션컵이 일체화 된 융착 장치를 이용한 융착 방법 |
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