JP2002230429A - 半導体料金収集方法、ネットワーク機器管理システム、及びネットワーク機器用半導体装置 - Google Patents

半導体料金収集方法、ネットワーク機器管理システム、及びネットワーク機器用半導体装置

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JP2002230429A
JP2002230429A JP2001025424A JP2001025424A JP2002230429A JP 2002230429 A JP2002230429 A JP 2002230429A JP 2001025424 A JP2001025424 A JP 2001025424A JP 2001025424 A JP2001025424 A JP 2001025424A JP 2002230429 A JP2002230429 A JP 2002230429A
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JP
Japan
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function
unit
semiconductor device
semiconductor
network
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Application number
JP2001025424A
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English (en)
Inventor
Koichi Chino
孝一 千野
Masateru Sakata
正輝 坂田
Kinji Mori
欣司 森
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Hitachi Engineering Co Ltd
Mori Kinji
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Mori Kinji
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの半導体で複数の機能を選択でき、かつ、
他からソフトウエアをダウンロードして機能追加が可能
なシステムLSIと、該LSIの使用料金を回収可能な
方法を提供する。 【解決手段】データベースセンタ10、通信網20、ネ
ットワーク機器21、画像表示部25からシステム構成
され、LSI30はLSI機能選択部やソフトダウンロ
ード処理部33を有し、任意の機能を内部で選択した
り、データベースセンタ10からダウンロードできる。
データベースセンタ10はID登録機能及びID解除機
能及び課金残高処理機能を有し、半導体メーカ及びユー
ザと通信網20を介しID及びユーザ情報及び課金残高
情報を交換する。これによれば、ネットワーク機器に組
み込んだシステムLSIの使用形態に応じた利用料金回
収が確実に行え、再投資資金に活用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク機器に
組み込んだ半導体装置に係り、特にその利用条件または
ユーザの管理に好適な半導体料金収集方法、ネットワー
ク機器管理システム、及びネットワーク機器用半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続される機器、例えば
携帯電話やセットトップボックス(以下STBと略す)
などに使われる多くのシステムLSIは、半導体の設計
開発力が製品価値を左右する。
【0003】これらのシステムLSIを半導体メーカが
開発する場合、ネットワークに接続される機器に応じ
て、個別の機能のシステムLSIを複数開発しており、
開発工数の増大、開発期間の長期化という問題があっ
た。さらに、これらのシステムLSIを半導体メーカが
製造する場合、製造技術の微細化、高集積化、高価格な
製造装置の設備投資により、システムLSIの製造コス
トが飛躍的に上昇する為、システムLSIの販売コスト
が上がり、半導体開発費の回収が難しいという問題があ
った。
【0004】例えば、携帯電話に組込むシステムLSI
は、所望の働きまたは動作をするように専用のものが開
発、製作され、使用されている。すなわち携帯電話全体
の動作を制御するマイクロプロセッサと、マンマシンイ
ンタフェース部分を制御するマイクロコントローラと、
無線信号から音声やデータ情報を分離、合成する無線部
を制御する半導体部品が個別に必要である。
【0005】また、携帯電話を使った情報提供サービス
においては、例えば、エヌ・ティ・ティ移動通信網株式
会社(以下NTTドコモと略す)が運営している通信サ
ービス、例えばiモードサービスではドコモパケット網
にアクセスでき、かつiモードサーバ経由インターネッ
トに接続できる専用のiモード端末が必要であった。こ
のため、前記ドコモパケット網にアクセスする為の専用
の無線機能を有するシステムLSIが必要であり、情報
を表示させる為には、専用のブラウザも予め内蔵される
必要があった。
【0006】さらに、iモード方式以外の通信方式によ
る情報サービス、例えばKDDI社のCDMA方式によ
るeZウエッブサービスを受ける為には、iモード端末と
は別機能の端末が必要であった。このため、eZウエッブ
サービスを受ける為には、eZウエッブサービスへアクセ
スする為の専用の無線機能を有するシステムLSIが必
要であり、そのLSI機能はiモード端末用システムL
SIと別機能のシステムLSIが必要であった。
【0007】また、STBを使ったケーブルテレビシス
テムにおいては、放送受信方式の違いによって、異なる
タイプのチューナーを内蔵した、異なる変復調方式のS
TBが必要であった。例えば、日本国内ではPerfectTV
とJSkyTVでは方式が異なり、さらに海外ではBSkyBも別
方式の放送受信方式である。この放送受信方式の違いに
応じて、異なる規格のSTBを機器メーカは開発してい
た。各方式に対応したシステムLSIの開発と、そのシ
ステムLSIを動作させるアプリケーションソフトウェ
アの開発により、開発コストが増加し、開発期間が長期
化するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムLSI
の設計方法では、必要とする機能、性能のシステムLS
Iを個別に開発していた。例えば、ネットワークに接続
する携帯電話やパソコンなどの機器に、それぞれ専用の
システムLSIを使用する場合、それらの開発は、機能
別に別々のシステムLSIを複数開発する必要があり、
開発期間の長期化、開発コストの上昇、ネットワーク機
器の普及の妨げとなる問題があった。
【0009】さらに、ネットワーク機器開発の立場か
ら、機能別に別々のシステムLSIを個別に組み立てる
場合、部品点数の増加と製造コスト上昇および品質管理
工数の増大の問題があった。さらに、システムLSI製
造の立場から、半導体装置の微細化により、システムL
SI一品種を製造する為に、莫大なコストが発生する問
題があった。
【0010】今日、システムLSIの短期開発手法の一
つとして、半導体設計資産、つまりIP(Intellectual
Property)の登録、流通、再利用による開発効率の向
上が叫ばれている。例えば、特開平11−224284
では、半導体製品に再利用可能な設計資産の流通手段、
登録手段、再利用手段を具備するサーバシステムを提案
している。しかし、このシステムは、半導体設計資産の
登録、流通、再利用に関するものであり、半導体開発の
開発環境等のインフラシステムへの多大な投資により、
半導体開発費用の上昇が発生する。さらに、半導体設計
資産の登録、流通、再利用に関する標準化制定に、国
内、海外の業界団体、半導体メーカの合意が必要とな
り、実現の長期化を要する等の欠点があった。また、こ
のシステムでは、半導体製造コストの増大に関して解決
とはならない。
【0011】本発明の目的は、斯かる半導体開発の現況
に鑑み、ネットワーク機器に組み込むシステムLSIの
開発費用、つまり半導体料金の回収を可能にする方法を
提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、システムLSIを
機器メーカへ供給し、同時に前記システムLSIにあら
かじめユニークな識別記号(以下ID番号と略称する)
を内蔵し、暗号化したID番号をデータベースセンタで
管理することで、ネットワーク機器に組み込むシステム
LSIの利用料金の回収が可能になるネットワーク機器
管理システムを提供することにある。
【0013】さらに、本発明の目的は、稼働率選択手段
と複数のシステムLSI機能をハード的、ソフト的に内
蔵したネットワーク機器を提供することにある。これに
より、従来、複数の機能のシステムLSIやシステムL
SI間のインターフェースを機能に応じて個別に開発し
ていたが、インターフェース部も含めて一つの半導体装
置に集積できる為、半導体の開発期間を短縮することが
できる。
【0014】さらに、本発明のネットワーク機器用半導
体装置の目的は、システムLSIにソフトダウンロード
処理制御部を持たせ、ネットワークから新たな機能をダ
ウンロードすることにより、半導体装置の再利用を可能
にできる。
【0015】
【課題を解決するための手段】最初に、本発明で用いる
言葉の定義を行なう。本発明にいう半導体装置とは半導
体を用いた集積回路であり、実施例ではシステムLSI
を一例にあげている。また、ネットワーク機器とは前記
半導体装置を使用した機器であり、通信網に接続可能な
全ての機器を対象とする。
【0016】上記目的を達成する本発明は、半導体装置
を使用して構成されるネットワーク機器の半導体料金収
集方法において、識別記号を有する半導体装置の稼働状
況の情報を、前記識別記号を付して通信網経由で収集す
ることにより、前記半導体装置の利用料金を収集するこ
とを特徴とする。これにより、半導体メーカは半導体開
発費用を半導体利用料金の形で収集できる。
【0017】また、前記稼動状況の情報は前記半導体装
置の使用された機能の情報を含み、これに基づいて前記
半導体装置の利用料金を算出することを特徴とする。
【0018】また、無償の前記半導体装置をネットワー
ク機器に組み込み、前記稼動状況の情報に応じた課金額
で、前記半導体装置の利用料金を回収することを特徴と
する。
【0019】上記目的を達成する本発明のネットワーク
機器管理システムは、集中管理を行うセンタと、前記セ
ンタと通信網を介して接続される少なくとも1つのネッ
トワーク機器を備えるものにおいて、前期センタは、前
記ネットワーク機器のユーザ管理情報を管理するデータ
ベースと、前記ネットワーク機器を個別に識別記号で管
理する管理部と、前記ネットワーク機器の稼動状況の情
報に応じて課金処理を行う課金処理部を設け、前記ネッ
トワーク機器は、少なくとも前記ネットワーク機器を制
御する制御部と、前記ネットワーク機器を制御するアル
ゴリズムを格納するプログラム格納部と、前記センタと
通信する通信処理部と、識別記号を持ち、かつ動作時に
おける稼動状況の情報を収集する稼動情報収集部を有し
た半導体装置を設けることを特徴とする。
【0020】また、前記半導体装置は、少なくとも1つ
の機能を選択する機能選択部を有し、前記稼動情報収集
部は選択された機能から稼動状況を計測し、それに応じ
た利用料金を算出するように構成されていることを特徴
とする。
【0021】上記目的を達成する本発明のネットワーク
機器用半導体装置は、ネットワーク機器の構成要素であ
る識別記号付きの半導体装置を備えるものにおいて、前
記半導体装置は、それぞれ複数の通信機能、表示機能ま
たはメモリ機能の少なくとも一つを選択可能にする機能
選択部を有することを特徴とする。
【0022】また、前記機能選択部により選択された機
能に応じて、課金条件を選択する課金種別選択部を有す
ることを特徴とする。
【0023】また、前記半導体装置は自身の持たない機
能を外部から取り込むロード処理制御部を有しているこ
とを特徴とする。
【0024】また、前記半導体装置に、ネットワーク機
器の制御部及び通信制御部を設け、前記ネットワーク機
器を一つの半導体装置で構成としたことを特徴とする。
【0025】本発明によれば、ユーザが前記センタと通
信網を介してアクセスすることで、対話形式にユーザが
一つの半導体を自分の好みに設定することができ、半導
体の開発期間短縮と再利用が可能になる。また、その利
用の状況に応じた課金が可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。図1は本発明の半導体料金収集方法を示す
概略図である。半導体料金収集方法の基本概念は、半導
体装置の利用状況に応じて、半導体メーカがユーザから
半導体利用料金を収集して、半導体の開発費用を回収す
る事にある。以下では、半導体装置としてシステムLS
Iを用いた例で説明する。
【0027】半導体メーカは、開発した識別ID付きシ
ステムLSI30を、ネットワーク機器21に組み込ん
でユーザ60へ供給する。同時に、半導体メーカは識別
番号(ID)をセンタ、つまりデータベースセンタ10
に登録する。ユーザ60は前記ネットワーク機器21を
所望の機能で利用する時、データベースセンタ10と通
信網20を介して必要なシステムLSI機能を選択す
る。データベースセンタ10は、ユーザ60が利用した
機能、性能に応じて、半導体の利用料金を識別IDごと
に収集し、さらに半導体利用料金を半導体メーカごとに
集計して、回収する。ユーザ60は同一の識別ID付き
システムLSI30を、異なる機能のシステムLSIと
して再利用することも可能である。
【0028】図2は本発明の一実施例によるネットワー
ク機器管理システムの概略図である。本システムはデー
タベースセンタ10、通信網20、ネットワーク機器2
1、画像表示部25から構成される。
【0029】データベースセンタ10はユーザ管理情報
(ID、ユーザ情報、課金残金など)データベース1
1、ソフトコンテンツデータベース12、通信制御部1
5、LSI稼働情報管理部16から構成される。LSI
稼働情報管理部16は、処理機能としてID管理部1
3、課金処理部14で構成されている。
【0030】データベースセンタ10は、ID管理部1
3にID登録機能及びID解除機能を、課金処理部14
に課金残高処理機能を有し、半導体メーカ及びユーザと
通信網20を介しID、ユーザ情報及び課金残高情報を
交換する。さらに、ソフトコンテンツデータベース部1
2を有し、ユーザの要求に応じて、システムLSIの追
加機能を、通信網20を介して送信することができる。
【0031】ネットワーク機器21は、キーデバイスで
あるネットワーク機器用半導体装置、つまり識別ID付
きシステムLSI30と、ネットワーク機器制御部22
と、プログラム格納部23と、画面表示処理部24と、
マンマシンインタフェース部26と、通信制御部27お
よびマスタバス28で構成され、画面表示部25を備え
ている。
【0032】携帯電話の例を使って、本実施例を具体的
に説明する。ここでは、携帯電話を使った情報提供サー
ビスのアクセス方式に対応した機能を、あらかじめ識別
ID付きシステムLSI30に内蔵させておき、情報提
供サービスを希望するユーザがデータベースセンタ10
に対し、LSI機能を任意に選択できる構成としてい
る。これにより、1台のネットワーク機器21に新規の
機能を再設定することによって、複数の情報提供サービ
スに対応した新たな機能の端末が繰り返し実現できる。
【0033】さらに、識別ID付きシステムLSI30
に、ユーザが所望のLSI機能が存在していない場合
は、データベースセンタ10内のソフトコンテンツデー
タベース12から所望のLSI機能をダウンロードし
て、システムLSI内蔵のソフトダウンロード処理制御
部で新たなLSI機能を実現する。これにより、ユーザ
は新たな情報提供サービスに対しても、新規にネットワ
ーク機器を購入せずに、1台のネットワーク機器をユー
ザ自身で容易にカスタマイズできる。
【0034】データベースセンタ10は、ユーザからの
アクセス状況をユーザ管理情報データベース11でログ
管理を行っている。これにより、データベースセンタ1
0はユーザ毎の、サービス嗜好性、個人情報、課金状
況、支払い状況を把握でき、データベースセンタ10か
らユーザへ、新たなサービスの案内、勧誘が可能とな
る。また、ユーザ所有のカスタマイズされたネットワー
ク機器21のメンテナンスが可能となる。さらに、通信
網20には、複数のネットワーク機器21が接続されて
いて、データベースセンタ10を介して、ネットワーク
機器間で双方向に通信できる。
【0035】データベースセンタ10からのテキスト情
報および画像情報は、ネットワーク機器21の画面表示
処理部24で表示形式に変換されて、画面表示部25に
表示される。ネットワーク機器制御部22はネットワー
ク機器21全体を制御する機能を有し、マスタバス28
を介して、プログラム格納部23に内蔵の制御プログラ
ムで動作する。本制御プログラムは、ネットワーク機器
に付加価値をつけるアプリケーションプログラムおよび
ネットワーク機器の動作、機能を実現するプログラムで
ある。マスタバス28には、識別ID付きシステムLS
I30と画像表示処理部24およびマンマシンインタフ
ェース部26が周辺機能として接続される。
【0036】次に、STBの例を使って、本実施例を具
体的に説明する。あらかじめ異なる放送受信方式に応じ
た、異なる変復調方式を実現する論理回路を、LSI機
能の一つとして、登録、内蔵できる。これにより、ユー
ザが所望のLSI機能を選択することで、1台のネット
ワーク機器が異なる受信方式のケーブルテレビシステム
に対応できる。さらに、データベースセンタ10がケー
ブルテレビシステムの放送局を兼ねる場合、放送配信用
データベースとその付帯設備を追加新設することで、デ
ータベースセンタ10がケーブルテレビシステムのセン
タとなる。
【0037】これにより、個別に開発していたSTB機
器用のアプリケーションソフトウェアは、そのオリジナ
ルをデータベースセンタ10で保管し、バージョンアッ
プに応じて、データベースセンタ10からネットワーク
機器21へ配信することで、アプリケーションソフトウ
ェアの一括管理が可能となる。
【0038】図3に一実施例の識別ID付きシステムL
SIの構成を示す。識別ID付きシステムLSI30
は、ネットワーク機器21のマスタバス28に接続され
る。システムLSI30は、システムLSI制御部3
1、プログラム格納部32、ソフトダウンロード処理制
御部33、課金情報格納部34、稼働率制御部35、識
別番号記憶部36、スレイブバス37、LSI機能選択
部40、課金種別選択部50で構成される。
【0039】システムLSI制御部31は、ネットワー
ク機器21のネットワーク機器制御部22の周辺I/O
の一つとして、マスタバス28に接続される。一方、シ
ステムLSI制御部31はシステムLSI30全体を制
御するプロセッサである。ここでは、ネットワーク機器
を制御するメインのマスタプロセッサに対しローカル処
理を行うスレイブプロセッサを配置するが、マスタ/ス
レイブ間のバス制御が複雑になる傾向がある。最近の半
導体集積技術の進歩により、一つのシステムLSIに複
数のプロセッサの内蔵が可能となった。そこで、マスタ
/スレイブ構成のネットワーク機器21に代えて、画面
表示部25を除いたネットワーク機器21を一つのシス
テムLSIに内蔵することも可能である。
【0040】システムLSI制御部31はプログラム格
納部32のアルゴリズムに従い、LSI機能選択部40
で選択されたLSI機能情報と、課金種別選択部50で
選択された課金種別情報およびシステムLSI性能情報
を使い、稼働率制御部35で稼働率を計測し、その計測
結果を課金情報格納部34に保管する。保管された課金
情報は、データベースセンタ10の課金処理部14へ所
定のアルゴリズムで送信される。アルゴリズムについて
は図9の説明で後述する。
【0041】LSI機能選択部40は通信機能部41、
表示機能部42、メモリ機能部43及びLSI選択部4
4で構成される。ユーザはLSI機能選択部40で利用
したいLSI機能を選択する。利用したいLSI機能が
存在しない場合は、通信網20経由で所望のLSI機能
をソフトウェアの形で入手し、ソフトダウンロード処理
制御部33で処理する。例えば、LSI選択部44では
LSI機能条件テーブルに従って、ユーザが選択したL
SI機能に、評価係数を選択する。選択された評価係数
は稼働率制御部35へ送られる。
【0042】上記では機能選択部40に通信機能部4
1、表示機能部42、メモリ機能部43を備えている
が、いずれか一つでもよい。また、各機能の一つが複数
の機能から選択され、その他の機能は固定機能であって
もよい。
【0043】図10は、LSI選択部に設けているLS
I機能条件テーブルの構成例で、この例では24項目に
分類される。内蔵するLSI機能、ブロックに応じて、
項目は増減する。機能は仮に通信機能と表示機能および
メモリ機能に大別した例であるが、内蔵するLSI機能
に応じて変えて良い。ブロックは選ばれる機能が一つの
場合はその機能を表す呼称を記載した。また、各機能で
全ての機能を選ぶ項目も設けた。評価係数はどの機能を
選ぶかを、アルファベットにより割り付けた。例えば、
通信機能のUniversal Serial Bus
(以下USBと略称する)は評価係数として、bを付与
した。
【0044】また、課金種別選択部50は通常課金部5
1、お試(ためし)課金部52、無課金部53および課
金選択部54で構成される。エンドユーザは利用したい
課金種別を課金選択部54で選択する。選択された課金
種別は稼働率制御部35へ送られる。
【0045】図4にソフトダウンロード処理制御部3
3、図5に稼働率制御部35、図6に通信機能部41、図
7に表示機能部42、図8にメモリ機能部43を示して、
システムLSI30の構成を詳述する。
【0046】ソフトダウンロード処理制御部33は、ソ
フト入力部331、処理部332およびソフト出力部3
33で構成される。利用したいLSI機能が存在しない
場合は、システムLSI制御部31が、通信網20経由
で所望のLSI機能をソフトウェアの形で入手する。
【0047】入手したソフトウェアは、ソフトダウンロ
ード処理制御部33のソフト入力部331に転送され
る。処理部332はソフトとしてダウンロードされたソ
フトプログラムをポーティングする処理部である。ポー
ティング処理とはミドルウェア変換などで、ダウンロー
ドしたソフトウェアをインストールするLSIに合わせ
込むためのアドレス変換、コード変換などのことであ
る。ポーティング処理後、ソフトウェアは出力部333
から用途に応じて、通信機能部41、表示機能部42お
よびメモリ機能部43へ出力され、インストールされ
る。
【0048】稼働率制御部35は図5に示すように、L
SI機能ランク処理部351、課金ランク処理部35
2、システムLSIランク処理部353および稼働率計
算部354から構成される。
【0049】LSI機能ランク処理部351では、LS
I選択部44に設けているLSI機能ランクテーブルの
評価係数群に従い、ランクを生成する。図11はLSI
機能ランクテーブルの例で、ランク、評価係数群の2項
目に分類される。例えば、評価係数群が全機能あるもの
は、LSI機能条件テーブルの評価係数a+I+qとな
り、このときランクを1(高)とする。
【0050】課金ランク処理部352では、課金選択部
54に設けている課金ランクテーブルからランクを生成
する。図12は課金ランクテーブルの例で、ランク、課
金方法の2項目に分類される。例えば、課金種別が通常
課金は、ランクを1(高)とする。
【0051】システムLSIランク処理部353では、
稼働率制御部35に設けているシステムLSI性能条件
テーブルを参照し、現在のシステムLSIのシステム性
能を定量化して、評価係数を求め、得られた評価係数群
から、稼働率制御部35に設けているシステムLSI性
能ランクテーブルに従い、ランクを生成する。
【0052】図13はシステムLSI性能条件テーブル
の構成例で、この例では22項目に分類される。内蔵す
るシステムLSI性能を動作周波数、演算性能、消費電
流、動作電圧の4項目で評価した。各性能により、単位
は決めて良いものとする。例えば、動作周波数が1TH
z以上の性能をもつシステムLSIは評価係数aとす
る。
【0053】図14はシステムLSI性能ランクテーブ
ルの例で、ランク、評価係数群の2項目に分類される。
例えば、評価係数群が一番高いものは、システムLSI
性能条件テーブルの評価係数a+f+k+pとなり、このと
きランクを1(高)とする。これは、システムLSIの
性能が、動作周波数1THzであり、演算性能が1TM
IPS以上であり、消費電流が1μA以下であり、動作
電圧が0.1V以下であることを示す。
【0054】稼働率計算部354では、図11のシステ
ムLSI機能ランク値、図12の課金ランク値、図14
のシステムLSI性能ランク値から稼働率を計測する。
稼働率の定義は一定時間内の識別ID付きシステムLS
I30の利用時間を内臓タイマのランタイムで割って、
さらにLSI機能ランク値と課金ランク値およびLSI
性能ランク値を係数として掛けたものである。この稼働
率から課金額を算出し、課金情報格納部34に保管す
る。
【0055】上記の例では、稼働率制御部35で課金額
を算出しているが、課金額の算出はデータベースセンタ
10の課金処理部14で、同様の方法により行なうよう
にしてもよい。この場合、稼働率制御部35は少なくと
もLSI機能選択部40により選択された機能を稼動状
況の情報として収集し、通信網20を介してデータベー
スセンタ10に通知する。
【0056】図6に通信機能部41の構成を示す。独立
した通信機能保有部、例えば、USB411、Pers
onalComputerInterface(以下P
CIと略称する)412、il394413、CAbleT
eleVision(以下CATVと略称する)41
4、IntegratedServiceDigita
lNetwork(以下ISDNと略称する)415及
びBlueTooth416と、通信機能追加部417
と、それらを選択する通信機能選択部418で構成され
る。
【0057】例えば、ユーザがUSB411とBlue
Tooth416を内蔵している、Internati
onalMobileTelecommunicati
on2000(以下IMT2000と略称する)対応の
通信機能を持った携帯端末を必要とする場合、USB4
11とBlueTooth416および通信機能追加部
417を選択する。IMT2000対応の通信機能が通
信機能部41に存在しないので、ユーザは所望の通信機
能をソフトコンテンツデータベース12からソフトウェ
アの形でダウンロードして、ソフトダウンロード処理制
御部33で処理し、通信機能追加部417にインストー
ルする。通信機能選択部418で選択された前記3つの
通信機能は、LSI選択部44へ送られる。
【0058】図7に表示機能部42の構成を示す。独立
した表示機能保有部、例えば、動画421、3Dime
nsion(以下3Dと略称する)422、2Dime
nsion(以下2Dと略称する)423、静止画42
4、MotionPictureExpertGrou
p(以下MPEGと略称する)425及びアニメーショ
ン426と、表示機能追加部427と、それらを選択す
る表示機能選択部428で構成される。
【0059】例えば、ユーザが動画でMPEG対応の表
示機能を持った携帯端末を必要とする場合、動画421
とMPEG425を選択する。ユーザは所望の表示機能
が本表示機能部43に存在しない場合、ソフトコンテン
ツデータベース12からソフトウェアの形でダウンロー
ドして、ソフトダウンロード処理制御部33で処理し
て、表示機能追加部427にインストールする。表示機
能選択部428で選択された前記2つの表示機能はLS
I選択部44へ送られる。
【0060】図8にメモリ機能部43の構成を示す。独
立したメモリ機能保有部、例えば、DynamicRa
ndomAccessMemory(以下DRAMと略
称する)431、StaticRandomAcces
sMemory(以下SRAMと略称する)432、R
eadOnlyMemory(以下ROMと略称する)
433、FLASH434、ElectricalEr
asableProgramReadOnlyMemo
ry(以下EEPROMと略称する)435及びFer
ociousRandomAccessMemory
(以下FeRAMと略称する)436と、メモリ機能追
加部437と、それらを選択するメモリ機能選択部43
8で構成される。
【0061】例えば、ユーザがSRAMとFLASHお
よびFeRAMのメモリ機能を持った携帯端末を必要と
する場合、SRAM432とFLASH434およびF
eRAM436を選択する。ユーザは所望のメモリ機能
が本メモリ機能部43に存在しない場合、ソフトコンテ
ンツデータベース12からソフトウェアの形でダウンロ
ードして、ソフトダウンロード処理制御部33で処理し
て、メモリ機能追加部437にインストールする。メモ
リ機能選択部438で選択された前記3つのメモリ機能
はLSI選択部44へ送られる。
【0062】次に、本実施例のネットワーク機器管理シ
ステムの動作を説明する。図9はそのフローチャートで
ある。ここでは、半導体メーカは課金手段を内蔵してい
るシステムLSIを機器メーカへ無償または料金の一部
のみで供給している。
【0063】半導体メーカはステップS1で、供給した
システムLSIのユニークな暗号化されたID番号をデ
ータベースセンタ10に発行し、データベースセンタ1
0はステップS2でID番号を登録する。ID番号とし
ては、たとえば、InternetProtocolVersion6(以下
IPv6と略称する)を用いると、IDの総数は2の1
28乗、つまり約10の38乗もの天文学的な数とな
り、充分実用化できる数である。
【0064】図15にデータベースセンタに設けられる
ID登録と解除のデータファイルの例を示す。半導体メ
ーカが発行した暗号化IDXYZ12345は、データベースセ
ンタ10に2000.XX.YYで登録される。
【0065】機器メーカは供給されたID番号付きのシ
ステムLSIに、所定のアプリケーションソフトウェア
を組み込んだネットワーク機器をユーザ60へ販売する
(ステップS3)。
【0066】ユーザがステップS4でサービス開始を依
頼すると、データベースセンタ10はステップS5で新
規ユーザか、否かを、ユーザ管理情報(ID,ユーザ情
報,課金残金)データベース11により確認する。新規
ユーザであれば、データベースセンタ10はステップS
6で、画面表示部25にデータベースセンタ10のUR
L等案内情報を出力し,ユーザ60はステップS6で例
えば、氏名、住所、暗号済みID番号、パスワード等の
ユーザ情報を登録する。データベースセンタ10のID
管理部13がユーザ情報データファイルを更新する。
【0067】図16に、データベースセンタに設けてい
るユーザ情報データファイルの例を示す。ユーザ情報デ
ータファイルは暗号解除済ID、氏名、パスワード、ア
クセス回数、サービス累計時間/月、LSI利用料金/
月、請求フラッグの7項目で構成される。例えば、固定
データとして、暗号解除済IDがxyz54321である氏名が
日立太郎のパスワードは****であり、変動データと
しては新規登録からの累計アクセス回数がaaaであり、
月当りのサービス累計時間がhh.mm.ssであり、月当りの
LSI利用料金が¥¥¥¥であり、請求フラッグがBで
あることが記憶されている。
【0068】ID管理部13がステップS7で暗号化解
除操作を実施し、ユーザ60へサービス開始確認のユー
ザ情報を表示し、基本料金の告知をすると同時に、半導
体メーカへ該当ID番号の暗号化解除を通知する。
【0069】ユーザ60がステップS8でLSI機能を
選択し、また必要に応じて、ステップS9で追加機能を
ソフトダウンロードする。LSI機能選択は上述のよう
に通信機能部選択、表示機能部選択、メモリ機能部選択
の3つの処理から構成されている。このとき、ユーザ6
0にとって必要な機能が、通信機能部41、表示機能部
42、メモリ機能部43に存在しなければ、ユーザ60
はソフトダウンロード処理を実行する。
【0070】ソフトダウンロード処理において、ユーザ
60が追加機能を必要の場合、ユーザ60はシステムL
SI30のソフトダウンロード処理制御部33を起動す
る。ソフトインストール処理において、システムLSI
制御部31は、ソフトダウンロード処理制御部33のソ
フト出力部333からポーティングされたデータが、ダ
ウンロードされたLSI機能に応じて、LSI機能選択
部40の通信機能追加部417または表示機能追加部4
27またはメモリ機能追加部437へ転送される。
【0071】次に、ユーザ60はステップS10で課金
方式を選択する。課金方式選択処理は、お試課金処理、
無課金処理及び通常課金処理の3つの処理から構成され
る。お試課金処理の場合、システムLSI制御部31が
課金種別選択部50のお試課金部52を選択後、時限機
能を起動し、ユーザ60の画面表示部25に無料で使用
できる時間等のお試情報を表示し、お試しサービスを開
始する。
【0072】無課金処理の場合、システムLSI制御部
31が課金種別選択部50の無課金部53を選択後、識
別信号を起動し、ユーザ60の画面表示部25にキャン
ペーン期間等の無課金情報を表示し、無課金サービスを
開始する。また、通常課金の場合は、システムLSI制
御部31が課金種別選択部50の通常課金部51を選択
後、課金情報を起動し、ユーザ60の画面表示部25に
LSI利用料金等の通常課金情報を表示し、通常課金サ
ービスを開始する。この処理において、システムLSI
30の稼働率制御部35の課金ランク処理部352に内
蔵されている課金ランクテーブル(図12)に従い、課
金方法からランク値を決定する。
【0073】ステップS11において、さらに半導体追
加機能が必要の場合はステップS8に戻り、ステップS
9、ステップS10を繰り返す。追加機能が必要無い場
合は、ステップS12のサービスを開始する。
【0074】次に、システムLSI30の稼働率制御部
35が自立的、定期的に稼動状況をモニターし、ステッ
プS14においてシステムLSI制御部31が課金情報
格納部34に保管されていた課金情報をデータベースセ
ンタ10へ報告する。データベースセンタ10はサービ
ス時間管理処理を実行する(ステップS13)。
【0075】サービス時間管理処理において、データベ
ースセンタ10が各ユーザの各ID毎にLSI利用料金
を集計する。該当IDの残高が無かった場合、データベ
ースセンタ10の課金処理部14はユーザ管理情報デー
タベース11の課金残高を更新し、該当IDのサービス
を解除後、ステップS15でサービス終了とする。この
処理において、データベースセンタ10の課金処理部1
4が顧客別残高料金データファイルを更新し、サービス
解除メッセージをユーザ60の画面表示部25へ通知す
る。
【0076】図18に、データベースセンタにある顧客
別残高料金データファイルの例を示す。顧客別残高料金
データファイルは暗号解除済ID、氏名、パスワード、
使用限度料金、サービス終了日、残高料金、サービス解
除フラッグの7項目で構成される。例えば、暗号解除済
IDがxyz54321である氏名が日立太郎のパスワードは*
***であり、使用限度料金AAAAをサービス終了日
hh.mm.ssまでに追加しない場合、現在の残高料金が¥¥
¥¥であり自動的にサービスが終了することを示してい
る。サービス解除フラッグEは解除でき、フラッグAは
解除できないことを示す。
【0077】ステップS16においてデータベースセン
タ10は、ユーザ情報データファイル(図16)の請求
フラグを元に、ユーザ60へLSI利用料金を請求す
る。データベースセンタ10は、ステップS17のLS
I利用料金支払い処理において、ユーザ管理情報データ
ベース11の課金残金を更新する。課金処理部14はス
テップS18のLSI利用料金集計において、システム
LSIメーカ別LSI利用料金集計データファイルに従
いメンテナンス処理を実行する。
【0078】図17に、データベースセンタにあるシス
テムLSIメーカ別LSI利用料金集計データファイル
の例を示す。システムLSIメーカ別LSI利用料金集
計データファイルはシステムLSIメーカ、暗号解除済
ID,LSI利用料金/月、クレジットカード、回収フ
ラッグの5項目で構成される。
【0079】例えば、システムLSIメーカHitachi、
暗号解除済IDxyz54321、LSI利用料金/月が¥¥¥
¥であり、クレジットカード番号が1234−5678−9876−
5432であり、回収フラッグはYであることを示す。フラ
ッグYは回収済みである。一方、システムLSIメーカ
Hitachi、暗号解除済IDuvw56789は、LSI利用料金
/月が$$$$であり、クレジットカード番号が5678−
9876−5432−1012であり、回収フラッグはNである。フ
ラッグNは未回収であることを示す。さらに、システム
LSIメーカHitachiの全IDTotalの回収済みLSI利
用料金/月がMMMMであり、未回収のLSI利用料金
/月がLLLLであることを示す。他のシステムLSI
メーカについても同様の形式である。システムLSIメ
ーカ別LSI利用料金集計データファイルの情報を元
に、その後、半導体メーカは、ステップS18でLSI
利用料金回収処理を実行する。
【0080】以上のように、本実施例によれば、半導体
メーカは識別ID付きのシステムLSIを機器メーカに
供給するに際し、識別IDをデータベースセンタに登録
し、機器メーカがネットワーク機器にそのLSIを組み
込んでユーザに販売した後に、そのLSIの使用状況か
ら利用料金を収集することが可能になる。この場合、半
導体メーカは機器メーカに対して、無償ないし極めて低
額な料金でLSIを供給し、半導体の実際の使用状況に
応じて使用料を算出し、ユーザから徴収することにな
る。これによれば、仮にLSIを無償で供給しても料金
の収集が可能になるので、多大な投資が必要となる半導
体メーカにとり、その開発費を回収できることになる。
【0081】なお、上記の実施例では、システムLSI
にそれぞれに選択可能な複数の機能を有しているが、半
導体料金の収集のためには必ずしも必要ではなく、単機
能であってもよい。また、上記の実施例では、システム
LSIで課金処理を行なっているが、データベースセン
タで同様な手法により課金処理を行なうようにしてもよ
い。
【0082】本実施例では、システムLSIがそのLS
I機能を選択可能に構成されている。さらに、所望の機
能が存在しない場合に、データベースセンタのソフトコ
ンテンツデータベースから所望のソフトウエアをダウン
ロードし、ソフトダウンロード処理制御部でミドルウェ
アに変換して、機能追加部にインストールできる構成と
している。これによれば、従来,多種多様の機能ごとに
LSIを製品化していたものを、複数の機能の中から選
択可能なLSIを提供でき、開発費や開発時間の削減が
可能になる。
【0083】
【発明の効果】本発明のように、ネットワーク機器管理
システムを構成すれば、ネットワーク機器に組み込んだ
半導体装置の各機能の使用形態に応じた利用料金回収が
確実に行える効果がある。また、半導体装置にそれぞれ
複数の通信、表示またはメモリの機能を組み込んで選択
可能にし、しかも、その使用状況を収集する稼働率制御
部を内蔵させたので、一つの半導体装置の開発により、
複数の用途のネットワーク機器に適用でき、開発費の削
減と開発期間の短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体料金収集方法を
実現するシステム概略図。
【図2】本発明のネットワーク機器管理システムの一実
施例を示す構成図。
【図3】ネットワーク機器用の半導体装置であるシステ
ムLSIの構成図。
【図4】システムLSIの要素であるソフトダウンロー
ド処理制御部の構成図。
【図5】システムLSIの要素である稼働率制御部を示
す構成図。
【図6】システムLSIの要素であるLSI機能選択部
中の通信機能部を示す構成図。
【図7】システムLSIの要素であるLSI機能選択部
中の表示機能部を示す構成図。
【図8】システムLSIの要素であるLSI機能選択部
中のメモリ機能部を示す構成図。
【図9】本発明のネットワーク機器管理システムの動作
を示すフローチャート。
【図10】LSI選択部にあるLSI機能条件テーブル
の構成図。
【図11】LSI選択部にあるLSI機能ランクテーブ
ルの構成図。
【図12】課金選択部にある課金ランクテーブルの構成
図。
【図13】稼働率制御部にあるシステムLSI性能条件
テーブルの構成図。
【図14】稼働率制御部にあるシステムLSI性能ラン
クテーブルの構成図。
【図15】データベースセンタにあるID登録解除デー
タファイルの構成図。
【図16】データベースセンタにあるユーザ情報データ
ファイルの構成図。
【図17】データベースセンタにあるシステムLSIメ
ーカ別LSI利用料金集計データファイルの構成図。
【図18】データベースセンタにある顧客別残高料金デ
ータファイルの構成図。
【符号の説明】
10…データベースセンタ、11…ユーザ管理情報デー
タベース、12…ソフトコンテンツデータベース、13
…ID管理部、14…課金処理部、15…通信制御部、
16…LSI稼働情報管理部、20…通信網、21…ネ
ットワーク機器、22…ネットワーク機器制御部、23
…プログラム格納部、24…画像表示処理部、25…画
像表示部、26…マンマシンインタフェース部、27…
通信制御部、28…マスタバス、30…識別ID付きシ
ステムLSI、31…システムLSI制御部、32…プ
ログラム格納部、33…ソフトダウンロード処理制御
部、34…課金情報格納部、35…稼働率制御部、36
…識別番号記憶部、37…スレイブバス、40…LSI
機能選択部、41…通信機能部、42…表示機能部、4
3…メモリ機能部、44…LSI選択部、50…課金種
別選択部、51…通常課金部、52…お試課金部、53
…無課金部、54…課金選択部、60…ユーザ、331
…ソフト入力部、332…処理部、333…ソフト出力
部、351…LSI機能ランク処理部、352…課金ラ
ンク処理部、353…システムLSIランク処理部、3
54…稼働率計算部、411…USB、412…PC
I、413…il394、414…CATV、415…
ISDN、416…BlueTooth、417…通信
機能追加部、418…通信機能選択部、421…動画、
422…3D、423…2D、424…静止画、425
…MPEG、426…アニメーション、427…表示機
能追加部、428…表示機能選択部、431…DRA
M、432…SRAM、433…ROM、434…FL
ASH、435…EEPROM、436…FeRAM、
437…メモリ機能追加部、438…メモリ機能選択
部。
フロントページの続き (72)発明者 坂田 正輝 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森 欣司 東京都町田市つくし野二丁目11番1号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置を使用して構成されるネット
    ワーク機器の半導体料金収集方法において、 識別記号を有する半導体装置の稼働状況の情報を、前記
    識別記号を付して通信網経由で収集することにより、前
    記半導体装置の利用料金を収集することを特徴とする半
    導体料金収集方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記稼動状況の情報は前記半導体装置の使用された機能
    の情報を含み、これに基づいて前記半導体装置の利用料
    金を算出することを特徴とする半導体料金収集方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 無償の前記半導体装置をネットワーク機器に組み込み、
    前記稼動状況の情報に応じた課金額で、前記半導体装置
    の利用料金を回収することを特徴とする半導体料金収集
    方法。
  4. 【請求項4】 集中管理を行うセンタと、前記センタと
    通信網を介して接続される少なくとも1つのネットワー
    ク機器を備えるネットワーク機器管理システムにおい
    て、 前期センタは、前記ネットワーク機器のユーザ管理情報
    を管理するデータベースと、前記ネットワーク機器を個
    別に識別記号で管理する管理部と、前記ネットワーク機
    器の稼動状況の情報に応じて課金処理を行う課金処理部
    を設け、 前記ネットワーク機器は、少なくとも前記ネットワーク
    機器を制御する制御部と、前記ネットワーク機器を制御
    するアルゴリズムを格納するプログラム格納部と、前記
    センタと通信する通信処理部と、識別記号を持ち、かつ
    動作時における稼動状況の情報を収集する稼動情報収集
    部を有した半導体装置を設けることを特徴とするネット
    ワーク機器管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記半導体装置は、少なくとも1つの機能を選択する機
    能選択部を有し、前記稼動情報収集部は選択された機能
    から稼動状況を計測し、それに応じた利用料金を算出す
    るように構成されていることを特徴とするネットワーク
    機器管理システム。
  6. 【請求項6】 ネットワーク機器の構成要素である識別
    記号付きの半導体装置を備えるネットワーク機器用半導
    体装置において、 前記半導体装置は、それぞれ複数の通信機能、表示機能
    またはメモリ機能の少なくとも一つを選択可能にする機
    能選択部を有することを特徴とするネットワーク機器用
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記機能選択部により選択された機能に応じて、課金条
    件を選択する課金種別選択部を有することを特徴とする
    ネットワーク機器用半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記半導体装置は所有していない機能であって所望のも
    のを、通信網を介して外部から取り込むロード処理制御
    部を有していることを特徴とするネットワーク機器用半
    導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8において、 前記半導体装置に、ネットワーク機器の制御部及び通信
    制御部を設け、前記ネットワーク機器を一つの半導体装
    置で構成としたことを特徴とするネットワーク機器用半
    導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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