JP2002230325A - 不動産取引仲介システム、不動産取引仲介方法及び不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体 - Google Patents

不動産取引仲介システム、不動産取引仲介方法及び不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体

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JP2002230325A
JP2002230325A JP2001022909A JP2001022909A JP2002230325A JP 2002230325 A JP2002230325 A JP 2002230325A JP 2001022909 A JP2001022909 A JP 2001022909A JP 2001022909 A JP2001022909 A JP 2001022909A JP 2002230325 A JP2002230325 A JP 2002230325A
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Japan
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JP2001022909A
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Tetsuya Kato
加藤哲哉
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RENTER'S AGENT KK
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RENTER'S AGENT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザとの対応の効率化を図りつつ、ユーザ
の希望にマッチングした不動産物件情報を継続的に提供
することによって、不動産取引の成約率を向上させるこ
とができる不動産取引仲介技術を提供する。 【解決手段】 インターネットを介して、不動産の取引
を希望するユーザが利用可能なユーザ端末PCに接続さ
れた不動産取引仲介サーバS1に、ユーザから受信した
メールを統一フォーマットに変換する受信メール変換部
101、受信メール変換部101によって変換された情
報のうち、同一ユーザからの情報を統合するユーザ情報
管理部111、ユーザ情報管理部111によって統合さ
れた情報を格納するユーザ情報格納部121、ユーザ情
報格納部121に格納された情報のうち、特定ユーザに
関する情報を検索するユーザ情報検索部132、ユーザ
情報検索部132によって検索された情報を表示する表
示装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インター
ネットなどのネットワークを利用して、不動産取引の仲
介を行なう不動産取引仲介システム、不動産取引仲介方
法及び不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】旧来から、不動産関係業務の世界におい
ては、不動産の所有者であるオーナーと取引(購入や賃
貸)契約を希望するユーザとの仲介業務を行なう仲介業
者が多数存在している。この仲介業者は、保有する物件
の書類やデータベースの中から、来店したユーザの希望
を聞き、幾つかの物件に関する情報を提示する。ユーザ
は、提示された情報の中から希望する物件を選択する。
仲介業者は、ユーザが希望する物件のオーナーに対して
空き状況を確認する。当該物件が空いている場合には、
ユーザの下見の申し込みを受け付け、オーナーに対して
下見の日時等の打ち合せを行なう。下見の当日には、仲
介業者はオーナーに鍵空けの依頼を行ない、ユーザを該
当物件へ案内する。その後、ユーザが当該物件の取引を
希望する場合には、仲介業者は、オーナーに予約を行な
う。
【0003】さらに、近年の情報通信技術の進展に伴
い、インターネットに代表されるコンピュータネットワ
ークの活用が普及しつつあり、その一環として、上述の
ような不動産の取引を仲介するシステムが提案されてい
る。すなわち、あらかじめ登録された不動産の物件情報
を、仲介業者によって運営されるWebサイト上で公開
する。そして、ユーザは、それぞれパーソナルコンピュ
ータなどの通信端末から、インターネット回線経由でW
ebサイトにアクセスして、Webページ上でサービス
の情報を確認し、物件に関する希望を送信する。この希
望を受けた仲介業者は、上述と同様の手順で、空き状況
の確認、下見の手配、予約等を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
大規模集合住宅の増大のため、オーナー自身による入居
者及び建物の維持管理が困難となっており、オーナーに
代わって管理業務を行なう管理業者が多くなってきてい
る。かかる管理業務は、仲介業者が兼務しているケース
が多く、契約したオーナーとの関係を維持している限
り、ある程度の定期的な収入が見込めるため、収益を上
げやすい。
【0005】一方、従来からの仲介業務は、上述のよう
に、担当者が不特定多数の来店ユーザと長時間対応する
必要があり、人件費がかかる。しかし、担当者が対応し
たユーザの全てが、仲介業者の収益に結びつくわけでは
なく、成約率を飛躍的に向上させない限り、高い収益を
上げることはできない。
【0006】このようなユーザとの対応の非効率、低い
成約率の問題は、単純にコンピュータネットワークを活
用するシステムを導入しても改善し難い。例えば、各仲
介業者は兼務している単独の管理業者の物件のみを推奨
している場合が多く、その管理会社にユーザの要望とマ
ッチングする物件がないと、ユーザへの継続的な情報提
供がし難く、成約率も低い。また、特定の仲介業者のシ
ステムに、複数の広告サイト等を介して同一のユーザが
問い合わせしてきたり、同一のユーザが別の日に別物件
を問い合わせしてきたりすると、同一人物であるとの認
識ができずに、複数の担当者が同一ユーザを担当すると
いったケースが生じやすく、営業効率が悪い。
【0007】さらに、下見を行なうユーザは、まず仲介
業者の店舗等を訪問し、担当者とともに現地へ赴く必要
があった。そして、ユーザがその物件の取引を希望する
場合には、再度仲介業者等の店舗に行き、申込書に必要
事項を記入して申し込みをする必要があるため、ユーザ
及び担当者ともに手間がかかっていた。さらに、下見後
にユーザが取引を希望しない場合には、担当者の人件費
等を考慮すると、かなり効率の悪い営業となっていた。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するために提案されたものであり、その目的は、ユー
ザとの対応の効率化を図りつつ、ユーザの希望にマッチ
ングした不動産物件情報を継続的に提供することによっ
て、不動産取引の成約率を向上させることができる不動
産取引仲介システム及び不動産取引仲介方法並びに不動
産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ネットワークを介して、不
動産の取引を希望するユーザが利用可能なコンピュータ
に接続された不動産取引仲介システムにおいて、前記ユ
ーザから受信した情報を統一形式に変換する変換手段
と、前記変換手段によって変換された情報のうち、同一
ユーザからの情報を統合するユーザ情報管理手段と、前
記ユーザ情報管理手段によって統合された情報を格納す
るユーザ情報格納手段と、前記ユーザ情報格納手段に格
納された情報のうち、特定ユーザに関する情報を検索す
るユーザ情報検索手段と、前記ユーザ情報検索手段によ
って検索された情報を表示するユーザ情報表示手段とを
有することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、不動産の取引を
希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介する不
動産取引仲介方法において、前記ユーザから受信した情
報を統一形式に変換し、変換された情報のうち、同一ユ
ーザからの情報を統合し、統合された情報を格納し、格
納された情報の中から特定ユーザの情報を検索し、検索
された情報を表示することを特徴とする。
【0011】請求項10記載の発明は、請求項1及び6
記載の発明を、コンピュータによって実行可能なソフト
ウェアを記録した記録媒体の観点から捉えたものであ
り、コンピュータを用いて、不動産の取引を希望するユ
ーザと不動産の管理者との取引を仲介させる不動産取引
仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体において、前記
ソフトウェアは前記コンピュータに、前記ユーザから受
信した情報を統一形式に変換させ、変換された情報のう
ち、同一ユーザからの情報を統合させ、統合された情報
を格納させ、格納された情報の中から特定ユーザの情報
を検索させ、検索された情報を表示させることを特徴と
する。
【0012】以上のような請求項1、6及び10記載の
発明では、例えば、Webサイトその他の媒体による不
動産広告を参照したユーザが、異なる情報形式で複数の
問い合わせを行なって来た場合であっても、これらの情
報が統一形式に変換されて、同一ユーザについての情報
が統合して格納される。従って、システムを運用する仲
介者側としては、同一ユーザに対して複数の担当者がつ
いてしまうといった非効率的な運用を防止することがで
きる。また、過去の問い合わせも含めて、同一ユーザの
情報をまとめて管理することができるので、2回目以降
の問い合わせの場合、ユーザのプロフィール等の個人情
報を確認する手間が省ける。
【0013】請求項2記載の発明は、ネットワークを介
して、不動産の取引を希望するユーザが利用可能なコン
ピュータ及び不動産の管理者が利用可能なコンピュータ
に接続された不動産取引仲介システムにおいて、前記管
理者が管理する不動産の物件情報を格納する物件情報格
納手段と、前記ユーザから受信した情報にマッチングす
る物件情報を、特定の管理者が管理する物件及び全管理
者が管理する物件の少なくとも一方の条件で検索する物
件検索手段と、前記物件検索手段によって検索された物
件情報をユーザに送信する物件情報送信手段とを有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、不動産の取引を
希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介する不
動産取引仲介方法において、前記管理者が管理する不動
産の物件情報を格納し、前記ユーザから受信した情報に
マッチングする物件情報を、特定の管理者が管理する物
件及び全管理者が管理する物件の少なくとも一方の条件
で検索し、検索された物件情報をユーザに送信すること
を特徴とする。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項7及び2
記載の発明をコンピュータによって実行可能なソフトウ
ェアを記録した記録媒体の観点から捉えたものであり、
コンピュータを用いて、不動産の取引を希望するユーザ
と不動産の管理者との取引を仲介させる不動産取引仲介
用ソフトウェアを記録した記録媒体において、前記ソフ
トウェアは前記コンピュータに、前記管理者が管理する
不動産の物件情報を格納させ、前記ユーザから受信した
情報にマッチングする物件情報を、特定の管理者が管理
する物件及び全管理者が管理する物件の少なくとも一方
の条件で検索させ、検索された物件情報をユーザに送信
させることを特徴とする。
【0016】以上のような請求項2、7及び11記載の
発明では、システムを運用する仲介者は、多数の管理者
から物件情報を収集しておき、まず、ユーザからの問い
合わせにマッチングする管理会社の物件情報を、ユーザ
に提供することができる。しかし、ユーザからその後の
下見若しくは申込希望等がない場合には、そのユーザに
マッチングする他の管理者の物件情報若しくは全管理者
の物件情報を検索して、ユーザに提供することができ
る。このように、管理者単位で物件情報を検索、推奨し
ていくことができるので、各管理者のデータベースをそ
のまま利用することができ、仲介者側の情報処理の手間
が省ける。また、複数管理会社の共同斡旋機構的な色彩
になるので、ユーザにマッチングする種々の物件情報
を、多数の情報の中から効率よく継続的に推奨し続ける
ことができ、交渉を継続しやすく、最終的な成約率を飛
躍的に向上させることができる。
【0017】請求項3記載の発明は、ネットワークを介
して、不動産の取引を希望するユーザが利用可能なコン
ピュータ及び不動産の管理者が利用可能なコンピュータ
に接続された不動産取引仲介システムにおいて、物件の
下見予約と物件の取引申込若しくは取引予約とに必要な
情報の入力フォームを格納する入力フォーム格納手段
と、前記入力フォームをユーザに送信する入力フォーム
送信手段と、ユーザの下見に必要な下見情報を格納する
下見情報格納手段と、ユーザから物件の下見予約と物件
の取引申込若しくは取引予約とに必要な情報を受信した
場合に、前記下見情報を送信する下見情報送信手段と、
前記下見情報を送信したユーザから取引申込若しくは取
引予約を受信した場合に、当該ユーザが希望する物件の
管理会社に、取引申込若しくは取引予約に必要な情報を
送信する申込情報送信手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項3記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、不動産の取引を
希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介する不
動産取引仲介方法において、ユーザから物件の下見予約
と取引申込若しくは取引予約に必要な情報を受信した場
合に、ユーザの下見に必要な情報を送信し、前記下見情
報を送信したユーザから取引申込若しくは取引予約を受
信した場合に、ユーザが希望する物件の管理会社に対し
て、取引申込若しくは取引予約に必要な情報を送信する
ことを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項3及び8
記載の発明をコンピュータによって実行可能なソフトウ
ェアを記録した記録媒体の観点から捉えたものであり、
コンピュータを用いて、不動産の取引を希望するユーザ
と不動産の管理者との取引を仲介させる不動産取引仲介
用ソフトウェアを記録した記録媒体において、前記ソフ
トウェアは前記コンピュータに、ユーザから物件の下見
予約と取引申込若しくは取引予約に必要な情報を受信し
た場合に、ユーザの下見に必要な情報を送信させ、前記
下見情報を送信したユーザから取引申込若しくは取引予
約を受信した場合に、ユーザが希望する物件の管理会社
に対して、取引申込若しくは取引予約に必要な情報を送
信させることを特徴とする。
【0020】以上のような請求項3、8及び12記載の
発明では、ユーザが下見予約の際に、取引申込若しくは
取引予約に必要な情報を送信しておけば、下見後に、取
引申込若しくは取引予約を送信するだけで、管理会社に
対して申込がなされるので、ユーザは物件の下見の前後
に仲介者の店舗等を訪れることがなく申込手続きができ
るとともに、仲介者は下見の前後にユーザと応対する手
間がかからない。
【0021】請求項4記載の発明は、ネットワークを介
して、不動産の取引を希望するユーザが利用可能なコン
ピュータ、不動産の管理者が利用可能なコンピュータ及
び前記ユーザに対して不動産の物件情報を広告する広告
提供者が利用可能なコンピュータに接続された不動産取
引仲介システムにおいて、前記管理者が管理する不動産
の物件情報を格納する物件情報格納手段と、前記広告提
供者によって提供される広告の掲載基準を格納する掲載
基準格納手段と、前記物件情報格納手段に格納された物
件情報の中から、前記広告提供者によって提供される広
告の掲載基準に適合する掲載情報を選択する掲載情報選
択手段と、前記掲載情報選択手段によって選択された掲
載情報を、前記広告提供者に送信する掲載情報送信手段
とを有することを特徴とする。
【0022】以上のような請求項4記載の発明では、各
種の広告提供者へ広告を依頼する際に、それぞれの広告
に適合した項目等の掲載基準を適宜判断して、物件情報
を送信するので、項目が違っていたりすることによる手
間がかからず、刻々と変化する物件情報を即座に広告さ
せることができる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の不動産取引仲介システムにおいて、
前記ユーザから受信した情報内容に基づいて、当該ユー
ザに対する評価を付与するユーザ評価手段と、前記ユー
ザ評価手段によって付与された評価を表示する評価表示
手段とを有することを特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6〜8の
いずれか1項に記載の不動産取引仲介方法において、前
記ユーザから受信した情報内容に基づいて、当該ユーザ
に対する評価を付与し、付与された評価を表示すること
を特徴とする。
【0025】以上のような請求項5及び9記載の発明で
は、ユーザから送信される情報のうち、例えば、契約に
繋がる見込みがあるユーザに高い評価を付与することに
よって、仲介者が優先的に対応すべきユーザを一目で判
別できるので、効率的な対応が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本実
施の形態は、典型的にはコンピュータをソフトウェアで
制御することで実現される。この場合のソフトウェア
は、コンピュータのハードウェアを物理的に活用するこ
とで本発明の作用効果を実現するものであり、従来技術
との共通部分には従来技術も適用される。
【0027】但し、この場合のハードウェアやソフトウ
ェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは
各種変更可能であり、例えばこのようなソフトウェアを
記録したハードディスクドライブ・ディスクパック・C
D−ROM・DVD−ROMその他の種々の記録媒体は
単独でも本発明の一態様である。
【0028】また、本実施の形態に含まれるネットワー
クについては、インターネットのみではなく、LANな
どのネットワーク構成を採用することも可能である。さ
らに、本出願において「インターネット」というとき
は、従来のインターネットやその規格に限定する意味で
はなく、ブロードバンド(広帯域)インターネット、携
帯電話等のモバイル通信機器を含めたネットワークな
ど、将来登場するものを含め、多数者が接続可能な広域
ネットワークを広く意味するものである。
【0029】〔1.実施の形態の構成〕本実施の形態
は、インターネット等のネットワーク経由で、不動産物
件に関する取引(購入、賃借等を含む)を希望するユー
ザと、不動産物件の管理を行なう管理業者との取引を仲
介する不動産取引仲介システムと、この不動産取引仲介
システム上で実行される不動産取引仲介方法に関するも
ので、不動産取引を実現するためのコンピュータソフト
ウェアを記録した記録媒体として把握することもでき
る。
【0030】1−1.ネットワークの全体構成 まず、図1は、本実施の形態を構成する不動産取引仲介
サーバS1を示し、図2は、この不動産取引仲介サーバ
S1にネットワークを介して接続される他の要素を示す
図である。図2において、不動産取引仲介サーバS1、
不動産管理サーバS2及び物件広告サーバS3は、例え
ば、インターネットの標準プロトコルによって、HTM
L及びCGIなどを用いて、Webページを介した情報
の提供及び入手、情報の検索、メールやファイルの送受
信その他の双方向の情報のやり取りができるものであ
り、市販の汎用のサーバ装置を使用することができる。
【0031】この不動産取引仲介サーバS1は、ユーザ
と管理者との取引の仲介を行う仲介業者によって運営さ
れ、この仲介業者によって任命された担当者(システム
管理者等も含む)が、情報の入出力用の端末を介して、
種々の情報処理を行う。
【0032】なお、図1は、不動産取引仲介サーバS1
の各機能をブロック化した仮想的回路ブロック図である
が、実際には、WWWサーバ装置とデータベースサーバ
装置とが連繋して処理を行なうシステムとして構成され
ている。このように2台若しくはそれ以上の数のサーバ
装置によって不動産取引仲介サーバS1を実現すること
も可能であるが、1台のサーバ装置によって実現するこ
とも可能である。
【0033】PCは、ユーザが使う通信端末である。こ
のユーザ端末PCは、ブラウザを備えた周知のパーソナ
ルコンピュータ、携帯電話、その他のモバイル通信機器
を使用することができ、必要なときにダイヤルアップ接
続などにより、インターネットを経由して不動産取引仲
介サーバS1に接続される。ユーザは、それぞれのユー
ザ端末PCを介して、その出力画面を参照しながら、情
報入力、選択操作等の様々な作業を行うことができる。
なお、これらのユーザの数及びこれに対応するユーザ端
末PCの数は、図2に示した数に限定されるものではな
い。
【0034】不動産管理サーバS2は、不動産の管理者
によって使用されるサーバである。この不動産管理サー
バS2も、1台のサーバ装置によって実現することがで
きるし、WWWサーバ装置とデータベースサーバ装置と
が連繋して処理を行なうような複数台のサーバ装置によ
って構成することもできる。また、ユーザ端末と同様
に、不動産管理者の数及びこれに対応する不動産管理サ
ーバS2の数は、図2に示した数に限定されるものでは
ない。
【0035】物件広告サーバS3は、不動産物件に関す
る広告サイトを運営するサーバである。この物件広告サ
ーバS3も、1台のサーバ装置によって実現することが
できるし、WWWサーバ装置とデータベースサーバ装置
とが連繋して処理を行なうような複数台のサーバ装置に
よって構成することもできる。また、ユーザ端末と同様
に、広告提供者の数及びこれに対応する物件広告サーバ
S3の数は、図2に示した数に限定されるものではな
い。
【0036】1−2.不動産取引仲介サーバ 次に、不動産取引仲介サーバS1の構成を、図1の仮想
的回路ブロック図を参照して説明する。すなわち、不動
産取引仲介サーバS1は、メール処理部100、情報管
理部110、登録情報格納部120、検索部130、ペ
ージデータ格納部140、ページデータ生成部150及
び送受信部160等を備えている。
【0037】1−2−1.メール処理部 メール処理部100は、各ユーザから受信したメールを
統一フォーマットに変換する受信メール変換部101、
送信メールを作成する送信メール作成部102、メール
を格納するメール格納部103等を備えている。なお、
メールの送受信は、例えば、電子メール転送プロトコル
SMTPなどを用いて実現される。
【0038】1−2−2.情報管理部及び登録情報格納
部 情報管理部110は、送受信部160を介してやり取り
される情報(メールを含む)を管理する手段であり、ユ
ーザ情報管理部111、ユーザ評価部112、物件情報
管理部113、掲載情報選択部114、担当者管理部1
15等を備えている。登録情報格納部120は、ユーザ
情報格納部121、物件情報格納部122、掲載基準格
納部123及び担当者情報格納部124等を備えてい
る。
【0039】ユーザ情報管理部111は、ユーザ端末P
Cとの間で、メール等を介してやり取りされる情報を管
理する手段である。この情報は、ユーザ情報格納部12
1に格納される。例えば、ユーザ情報管理部111は、
登録に必要なユーザの身元情報に基づいて、個々のユー
ザと仲介業者の担当者との対話情報等を同一ユーザごと
に統合、管理する。身元情報の例としては、ID、パス
ワード、姓名、会社/団体名、メールアドレス、郵便番
号、都道府県、住所、電話番号、FAX番号等を挙げる
ことができる。対話情報の例としては、担当者の応答情
報(推奨する物件情報等を含む)、ユーザの要望情報
(希望物件、物件に対する評価、下見希望、下見の感
想、取引希望等を含む)等を挙げることができる。
【0040】ユーザ評価部112は、ユーザからの身元
情報や要望の内容に応じて、当該ユーザの評価を行なう
手段である。この評価の手法の例としては、例えば、図
9に示すような重み付けの数値を用いることが考えられ
る。すなわち、各項目に付与されている固有の重み数値
に、各項目内で順位付けられた内容に付与された重み数
値を乗じた数値を、各項目ごとに算出する。そして、各
項目ごとの算出値を全て合計した数値が、高いユーザか
ら順にA〜Eまでのランク付けを行なう。この項目の例
としては、希望賃料に対する月収の割合、希望賃料、契
約希望時期、勤務先、連帯保証人が親族か否か、法人
(上場企業か否か)契約か個人契約か等が挙げられる。
なお、ユーザが未記入の項目については、その項目につ
いては、最低の重み値として計算する。
【0041】物件情報管理部113は、各管理者が管理
する不動産物件に関する情報を管理する手段である。こ
のような物件情報のうち、管理者に関するものの例とし
ては、名称、ID、パスワード、代表者氏名、郵便番
号、都道府県、住所、電話番号、FAX番号、メールア
ドレス等が挙げられる。また、物件に関する情報の例と
しては、物件名、所在地(地図等も含む)、最寄駅、最
寄駅までの所要時間、間取り(図面等も含む)、一戸
建、マンション、アパート等の建物のタイプ、鉄筋か木
造か、フローリングか畳か等の建物の構造、物件の外観
や内部の写真、周辺の店舗、公共施設の有無等が挙げら
れる。なお、例えば、物件の所在地及びその地図、写真
等の物件情報の内容の一部は、下見を希望したユーザに
対して送信すべき下見情報となる。
【0042】掲載基準格納部123には、各種物件広告
サーバS3が運営するサイトにおける掲載基準を格納す
る手段である。この掲載基準には、例えば、上述の物件
情報のうち、広告に掲載するために最低限必要な情報の
項目等が含まれている。掲載情報選択部114は、登録
情報格納部120における掲載基準格納部123に格納
された掲載基準に基づいて、物件広告サーバS3へ送信
する物件情報を選択する手段である。担当者情報格納部
124は、ネットワークを介して各ユーザと対応する担
当者に関する個人情報を格納した手段である。担当者管
理部115は、担当者情報格納部124に格納された個
人情報に基づいて、各ユーザへの担当者の割り振り等を
行う手段である。
【0043】1−2−3.検索部 検索部130は、未処理メール検索部131、ユーザ情
報検索部132及び物件検索部133を備えている。未
処理メール検索部131は、メール格納部103に格納
された未処理メールのリストを検索する手段である。ユ
ーザ情報検索部132は、担当者によって選択されたユ
ーザの身元情報や対話情報等を、ユーザ情報格納部12
1から検索する手段である。物件検索部133は、ユー
ザ若しくは仲介業者によって入力された条件に基づい
て、物件情報を管理者単位で若しくは全管理者の物件を
対象に物件情報格納部122から検索する手段である。
【0044】1−2−4.ページデータ格納部及びペー
ジデータ生成部 ページデータ格納部140には、例えば、図5〜7に示
すように、それぞれ不動産取引仲介サーバS1によって
運営されるWebサイトのWebページを実現するため
の情報が格納されている。これらの情報は、例えば、文
字データ、画像データ、動画・音声データ、不動産取引
仲介サーバS1に接続された各担当者の端末装置やユー
ザ端末PCのブラウザ側で実行されることによって、各
ページを生成するためのアプレット等を含むHTML文
書によって構成されている。なお、このページデータに
は、ユーザが下見を希望する旨及び取引申込(取引予約
の場合も含む)に必要な情報を入力するための入力フォ
ームも含まれている。ページデータ生成部150は、検
索部130及びページデータ格納部140からの情報に
基づいて、個々のユーザや個々の担当者に適合したWe
bページを、各担当者の端末装置やユーザ端末PCのブ
ラウザにおいて実現するためのデータを生成する手段で
ある。
【0045】1−2−5.送受信部 送受信部160は、アクセスサーバ装置やルータなどの
ハードウェアと、TCP/IPプロトコル処理プログラ
ムなどのソフトウェアにより、インターネット接続処理
を実現する手段である。なお、不動産取引仲介サーバS
1及びこれに接続された端末装置は、図示はしないが、
各担当者が利用する表示装置、プリンタ等の出力装置、
キーボード、マウス及びマイク等の入力装置等が接続さ
れている。
【0046】〔2.実施の形態の作用〕以上のように構
成された本実施の形態の処理の流れを、図2〜8を参照
して説明する。なお、図2は、システム全体の処理の流
れを示すシーケンス図、図3は不動産取引仲介サーバS
1における物件情報登録及び広告依頼処理の流れを示す
フローチャート、図4は不動産取引仲介サーバS1にお
けるユーザと管理業者との仲介処理の流れを示すフロー
チャート、図5〜7は、不動産取引仲介サーバS1に接
続された端末装置のブラウザにおける表示画面例、図8
は、ユーザ評価の一例における説明図を示す。
【0047】また、以下に述べる選択操作は、典型的に
は、マウスによってカーソルをボタン等の表示部に合わ
せてクリックすることによって行なうが、タッチパネ
ル、キーボード、リモコンスイッチその他のあらゆる入
力装置によっても選択操作を行なうことができる。
【0048】2−1.物件情報の登録…図2、図3 まず、仲介業者が、管理業者の管理している物件に関す
る情報を登録する際の手順を説明する。すなわち、仲介
業者は、あらかじめ多数の管理業者と、広告依頼業務、
取引仲介業務等の委託を受け、その業務委託費の支払い
を受ける旨の契約を締結しておく。そして、管理業者
が、不動産管理サーバS2から最新の空室物件に関する
物件情報を適宜送信すると、これを不動産取引仲介サー
バS1が受信する(ステップ301)。不動産取引仲介
サーバS1においては、物件情報管理部113が、当該
物件情報を管理者毎にコード化されたデータベースとし
て、物件情報格納部122に格納する。これにより、各
管理者毎の多数の物件情報が、不動産取引仲介サーバS
1に登録される(ステップ302)
【0049】2−2.広告依頼…図2、図3 次に、物件情報格納部122に格納された物件情報の中
から、各広告サイトの掲載基準に合わせた掲載情報が、
掲載情報選択部114によって選択される(ステップ3
03)。そして、選択された掲載情報は、不動産取引仲
介サーバS1から、各物件広告サイトに送信される(ス
テップ304)。掲載情報を受信した物件広告サーバS
3は、その掲載情報を自己の広告サイトに掲載する。こ
れにより、ユーザは、各広告サイトにアクセスして、こ
れらの物件に関する情報を参照することができる。
【0050】2−3.ユーザからの問い合わせの受付…
図2、図4 ユーザは、ユーザ端末PCから、物件広告サイトへアク
セスして、そこに掲載された種々の物件情報を閲覧す
る。そして、所望の物件情報を選択し、身元情報や要望
情報をメールで送信することによって、不動産取引仲介
サーバS1へ問い合わせを行なう。この問い合わせは、
例えば、物件広告サイトに表示された不動産取引仲介サ
ーバS1のメールアドレスを選択することによって行な
うことができる。なお、ユーザが問い合わせのメールを
物件広告サーバS3に送信し、これを受信した物件広告
サーバS3が不動産取引仲介サーバS1へ転送してもよ
い。問い合わせメールを受信した不動産取引仲介サーバ
S1においては(ステップ401)、メール処理部10
0における受信メール変換部101が、各ユーザ及び各
物件広告サイトごとに異なるフォーマットのメールを統
一フォーマットに変換し、メール格納部103に格納す
る(ステップ402)。
【0051】2−4.メール処理…図2、図4 仲介業者の各担当者は、端末装置に自己のID及びパス
ワードを入力すると、担当者管理部115が、担当者情
報格納部124に格納された担当者情報に基づいて、I
D及びパスワードの照合を行なうので、不動産取引仲介
サーバS1の利用が可能となる。ここで、担当者が端末
装置から未処理メールの検索を要求すると(ステップ4
03)、未処理メール検索部131によって、メール格
納部103に格納された未処理メールのリストが検索さ
れる(ステップ404)。この未処理メールの検索は、
例えば、初回問い合わせ日がいつからいつまでのもの
か、担当者は誰かといった検索条件に基づいて行なうこ
とも可能である。そして、ページデータ生成部150に
よって、ページデータ格納部140のページデータに基
づいて、未処理メールのリストページが生成され、端末
装置に接続された表示装置に表示される(ステップ40
5)。
【0052】この未処理メールのリストは、図5に示す
ように、メール送信者の初回問合せ日、メール送信者I
D、メール送信者名、メール送信者アドレス、メールタ
イトル、担当者名等が表示されている。また、同一ユー
ザからのメールについては、ユーザ名称、ユーザのメー
ルアドレス、ユーザの電話番号、担当者名等が共通する
かどうかを基準として、まとまった位置に配置して表示
される。担当者は、かかるリストページにおいて、すで
に自ら担当している若しくはこれから新規に担当すべき
ユーザのメールがある場合には、そのユーザのチェック
ボックスにチェックしてメール処理ボタン(図5におけ
る処理/未処理フラグ更新ボタン)を選択する(ステッ
プ406)。
【0053】すると、ユーザ情報管理部111はチェッ
クされたメールのうち、同一ユーザのものを統合し、ユ
ーザ情報格納部121に格納する(ステップ407)。
なお、ユーザ情報管理部111は、チェックボックスへ
チェックする手順を介さずに、上述と同様に同一ユーザ
のメールを自動的に判断して統合してもよい。そして、
担当者が未定であったユーザについては、不動産取引仲
介サーバS1の端末を利用してチェックボックスへチェ
ックした担当者が、担当者管理部115によって自動的
に判定され、その担当者が当該ユーザに自動的に割り振
られる(ステップ408)。
【0054】さらに、ユーザ評価部112は、ユーザか
らの身元情報及び要望情報の内容に応じて、当該ユーザ
の評価を行う(ステップ409)。例えば、上述の図8
で示した重み数値を用いた評価の例の場合には、ユーザ
が、希望賃料に対する月収の割合が20%以内、希望賃
料が15万円以上、上場企業正社員の場合には、Aラン
クと評価される。なお、この評価は、ユーザ情報管理部
111によって、各ユーザ毎にユーザ情報格納部121
に格納される。
【0055】2−5.応答…図2、図4 各担当者が、問い合わせのあったユーザに対して応答を
行なう際には、専用ページ表示ボタン(図5におけるマ
イデスクトップイメージボタン)を選択する(ステップ
410)。すると、図6に示すように、個別ユーザごと
の応答内容を記入するためのテキストボックスが含まれ
た専用ページが表示される(ステップ411)。担当者
は、ユーザが問い合わせた物件の検索要求を行うと、物
件検索部133は、物件情報格納部122に格納された
物件情報を検索する(ステップ412)。担当者が、検
索された物件の詳細情報とともに応答内容をテキストボ
ックスに記入して、ユーザへのメール送信を選択する
と、メール処理部100における送信メール作成部10
2が、応答文に物件情報が添付されたメールを作成し、
ユーザへの送信が行われる(ステップ413)。なお、
かかる専用ページの内容は、ID及びパスワードを入力
することによって、ユーザ端末PCにおいて閲覧するこ
ともできる。また、応答内容は、ユーザ情報格納部12
1に格納される。
【0056】2−6.要望処理…図2、図4 応答文と物件情報を受信したユーザは、これを参照し
て、新たな要望があれば、それをメールで送信する。不
動産取引仲介サーバS1においては、受信したメールを
受信メール変換部101が変換して、メール格納部10
3に格納する(ステップ414,402)。その後は、
上述のようなメール処理によって、要望に応じた応答
文、物件情報が検索、送信される(ステップ403〜4
13)。このとき、ユーザが最初に問い合わせを行なっ
た物件を管理する管理業者の物件情報(問い合わせ以外
の物件も含む)が優先的に検索され、ユーザの要望にマ
ッチングする物件情報がユーザに提供される。このよう
に、ユーザの要望が積み重なるごとに、ユーザと担当者
との対話情報がユーザ情報格納部121に格納されてい
く。この対話情報の履歴は、専用ページにおいて参照す
ることができる。また、ユーザの要望が変更されるごと
に、ユーザのランク付けが変更され、担当者は、継続的
なサービスを行なうべきユーザとして認識することがで
きる。このユーザのランクは、図7に示すように、ユー
ザの個人情報を参照するページにおいて参照することが
できる(図7中、ユーザ種別Bで示す)。
【0057】2−7.下見希望処理…図2、図4 さらに、送信した物件情報について、ユーザによって下
見希望ボタンが選択される等によって、ユーザから下見
を希望する旨を受信した場合には(ステップ415)、
不動産取引仲介サーバS1が、下見予約と取引申込とに
必要な情報を入力するための入力フォームをユーザへ送
信する(ステップ416)。そして、ユーザが入力フォ
ームに入力した情報を受信して、これをユーザ情報格納
部121に格納すると(ステップ417)、不動産管理
サーバS2へメールを出すか、電話で管理業者に問い合
わせる等によって、下見が可能な日程を相談する(ステ
ップ418)。管理業者から下見できる旨の応答があっ
た場合には(ステップ419)、その旨とともに、下見
情報をユーザに返信する(ステップ420)。下見情報
としては、例えば、現地への案内地図等が考えられる。
下見の際は、予定の日時に管理業者が鍵空け、立会い等
を行なう。
【0058】2−8.ユーザの要望確認…図2、図4 下見を行なったユーザからその感想メールを受信した場
合には、その感想をユーザ情報格納部121に格納する
(ステップ421)。そして、物件を気に入ったユーザ
から取引申込若しくは取引予約を受信した場合には(ス
テップ422)、予め受信していた取引申込若しくは取
引予約に必要な情報を、不動産管理サーバS2へ送信す
ることによって、ユーザに代わって取引申込若しくは取
引予約を行なう(ステップ423)。ユーザがその物件
を気に入らない場合には(ステップ422)、ステップ
410〜421の処理を繰り返す。このとき、物件検索
部133は、ユーザが最初に問い合わせた物件の管理業
者以外の全ての管理業者の物件から、ユーザの要望にマ
ッチングする物件を検索する。また、長期間応答のない
ユーザに対しても、担当者が適宜物件情報を送信する。
【0059】〔3.実施の形態の効果〕以上のような本
実施の形態によれば、複数の物件広告サイトを参照した
ユーザが、各サイトごとに異なる問い合わせフォーマッ
トでメールを送信しても、これらのメールを統一フォー
マットに自動的に変換してストックし、同一ユーザごと
に統合して管理するので、同一ユーザに対して複数の担
当者が付くような非効率を防止することができる。ま
た、ストックされた過去の問い合わせ履歴は全て専用ペ
ージに表示されるので、2回目以降の問い合わせの場
合、ユーザ情報を確認する手間が省ける。
【0060】また、多数の管理業者から物件情報を収集
しているので、ユーザが問い合わせた物件を気に入らな
かった場合でも、当該物件の管理業者以外の管理業者の
物件を推奨することができ、複数管理業者の共同斡旋機
構的な色彩になる。従って、ユーザとの交渉を継続しや
すく、ユーザの要望とのマッチング確度が高まり、成約
率を飛躍的に向上させることができる。特に、管理業者
単位で物件情報を管理するので、各管理業者のデータベ
ースをそのまま利用することができ、仲介業者側の情報
処理の手間が省ける。
【0061】ユーザは物件の下見の前に仲介業者の店舗
等を訪問する必要がなく、また、下見の後にも、取引申
込を行なうために仲介業者の店舗等を訪れる必要がな
い。従って、ユーザが楽に手続きできるとともに、仲介
業者が下見や申込の際にユーザに対応する手間が省ける
ので、業務効率が向上する。
【0062】ユーザの身元情報や要望情報等に基づい
て、ユーザをランク付けして、これを担当者が参照する
ことができるので、担当者が優先的に対応すべきユーザ
を一目で判別でき、効率的な対応が可能となる。また、
各種の広告サイトへ広告を依頼する際に、それぞれのサ
イトに適合した項目等を適宜判断して、物件情報を送信
するので、項目が違っていたりすることによる手間がか
からず、刻々と変化する物件情報を即座に広告すること
ができる。
【0063】また、各ユーザ毎の専用ページによって管
理するので、担当者は各ユーザに対してきめの細かい対
応が可能となる。さらに、以上のように仲介業務を管理
業務から独立させて効率化することができるので、管理
業者は不特定多数のユーザとの対応の手間が省け、管理
業務への専念、オーナーとの関係強化が可能となる。
【0064】〔4.他の実施の形態〕本発明は、上記の
ような実施の形態に限定されるものではない。ユーザの
要望をストックしておいて、空室が出た場合に、これに
適合するユーザに対してメールを送信することも可能で
ある。また、物件の検索は、最初の管理者にユーザにマ
ッチングする物件がない場合に、あらかじめ定められた
優先順位に従って、次の管理者の物件を検索するという
ように、管理者毎に行なうことも可能である。また、ユ
ーザが、物件情報を検索できるシステムとすることも可
能である。さらに、ユーザを評価する手法は、上記の例
には限定されない。例えば、重み付けの項目内容や項目
数、各項目のランク数、評価ランクの数、重み付けの数
値、ランク表示の文字や記号等については適宜変更可能
である。
【0065】また、表示装置に表示される各ページの表
示内容やレイアウトは、担当者の利便性等を考慮したあ
らゆる態様が適用可能である。また、ページ生成及びデ
ータベース検索等に用いられる文書形式やインターフェ
ースは、上記の実施の形態に例示したものには限定され
ず、現在又は将来において適用可能なあらゆるものが含
まれる。また、上記の情報のやり取りの一部を、メール
やファイルの送受信ではなく、FAXや電話によって行
ってもよい。
【0066】また、ユーザや管理業者に対して、どの段
階で課金を行なうかは、仲介業者が自由に設定可能であ
る。例えば、ユーザが初めて登録する際に登録料を請求
するように設定することもできるし、管理業者との契約
の締結の際に登録料を請求するように設定することもで
きる。実際に物件情報の推奨を受けた場合に紹介料とし
てユーザに課金することもできるし、ユーザ紹介料とし
て管理業者に対して課金するように設定することもでき
る。ユーザ及び管理業者の双方若しくはいずれか一方が
無料で利用できるように設定することも可能である。
【0067】また、上記の実施の形態では、企業である
仲介業者と一般消費者である個人ユーザとの取引である
いわゆるBtoCの場合を例に説明したが、例えば、不
動産業者同士のような企業間の取引であるBtoBにも
適用可能である。さらに、テレビ電話や、ケーブル、B
S、CS等のデジタルテレビジョン放送など、現在実施
中及び将来において実施される各種のメディアを利用し
て、本発明を実現することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザとの対応の効率化を図りつつ、ユーザの希望にマ
ッチングした不動産物件情報を継続的に提供することに
よって、不動産取引の成約率を向上させることができる
不動産取引仲介システム及び不動産取引仲介方法並びに
不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の不動産取引仲介サーバの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態におけるシステム全体の処理
の流れを示すシーケンス図である。
【図3】図1の実施の形態における物件情報収集及び広
告依頼処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施の形態における仲介処理の手順を示
すフローチャートである。
【図5】図1の実施の形態における未処理メールリスト
ページの一例を示す説明図である。
【図6】図1の実施の形態における専用ページの一例を
示す説明図である。
【図7】図1の実施の形態における個人情報ページの一
例を示す説明図である。
【図8】図1の実施の形態におけるユーザ評価の手法の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
S1…不動産取引仲介サーバ S2…不動産管理サーバ S3…物件広告サーバ PC…ユーザ端末 100…メール処理部 101…受信メール変換部 102…送信メール作成部 103…メール格納部 110…情報管理部 111…ユーザ情報管理部 112…ユーザ評価部 113…物件情報管理部 114…掲載情報選択部 115…担当者管理部 120…登録情報格納部 121…ユーザ情報格納部 122…物件情報格納部 123…掲載基準格納部 124…担当者情報格納部 130…検索部 131…未処理メール検索部 132…ユーザ情報検索部 133…物件検索部 140…ページデータ格納部 150…ページデータ生成部 160…送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 330 G06F 17/60 330 17/30 110 17/30 110F 170 170Z 240 240C 340 340A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、不動産の取引を
    希望するユーザが利用可能なコンピュータに接続された
    不動産取引仲介システムにおいて、 前記ユーザから受信した情報を統一形式に変換する変換
    手段と、 前記変換手段によって変換された情報のうち、同一ユー
    ザからの情報を統合するユーザ情報管理手段と、 前記ユーザ情報管理手段によって統合された情報を格納
    するユーザ情報格納手段と、 前記ユーザ情報格納手段に格納された情報のうち、特定
    ユーザに関する情報を検索するユーザ情報検索手段と、 前記ユーザ情報検索手段によって検索された情報を表示
    するユーザ情報表示手段と、 を有することを特徴とする不動産取引仲介システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して、不動産の取引を
    希望するユーザが利用可能なコンピュータ及び不動産の
    管理者が利用可能なコンピュータに接続された不動産取
    引仲介システムにおいて、 前記管理者が管理する不動産の物件情報を格納する物件
    情報格納手段と、 前記ユーザから受信した情報にマッチングする物件情報
    を、特定の管理者が管理する物件及び全管理者が管理す
    る物件の少なくとも一方の条件で検索する物件検索手段
    と、 前記物件検索手段によって検索された物件情報をユーザ
    に送信する物件情報送信手段と、 を有することを特徴とする不動産取引仲介システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して、不動産の取引を
    希望するユーザが利用可能なコンピュータ及び不動産の
    管理者が利用可能なコンピュータに接続された不動産取
    引仲介システムにおいて、 物件の下見予約と物件の取引申込若しくは取引予約とに
    必要な情報の入力フォームを格納する入力フォーム格納
    手段と、 前記入力フォームをユーザに送信する入力フォーム送信
    手段と、 ユーザの下見に必要な下見情報を格納する下見情報格納
    手段と、 ユーザから物件の下見予約と物件の取引申込若しくは取
    引予約とに必要な情報を受信した場合に、前記下見情報
    を送信する下見情報送信手段と、 前記下見情報を送信したユーザから取引申込若しくは取
    引予約を受信した場合に、ユーザが希望する物件の管理
    会社に対して、取引申込若しくは取引予約に必要な情報
    を送信する申込情報送信手段と、 を有することを特徴とする不動産取引仲介システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して、不動産の取引を
    希望するユーザが利用可能なコンピュータ、不動産の管
    理者が利用可能なコンピュータ及び前記ユーザに対して
    不動産の物件情報を広告する広告提供者が利用可能なコ
    ンピュータに接続された不動産取引仲介システムにおい
    て、 前記管理者が管理する不動産の物件情報を格納する物件
    情報格納手段と、 前記広告提供者によって提供される広告の掲載基準を格
    納する掲載基準格納手段と、 前記物件情報格納手段に格納された物件情報の中から、
    前記広告提供者によって提供される広告の掲載基準に適
    合する掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、 前記掲載情報選択手段によって選択された掲載情報を、
    前記広告提供者に送信する掲載情報送信手段と、 を有することを特徴とする不動産取引仲介システム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザから受信した情報内容に基づ
    いて、ユーザに対する評価を付与するユーザ評価手段
    と、 前記ユーザ評価手段によって付与された評価を表示する
    評価表示手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の不動産取引仲介システム。
  6. 【請求項6】 不動産の取引を希望するユーザと不動産
    の管理者との取引を仲介する不動産取引仲介方法におい
    て、 前記ユーザから受信した情報を統一形式に変換し、 変換された情報のうち、同一ユーザからの情報を統合
    し、 統合された情報を格納し、 格納された情報の中から特定ユーザの情報を検索し、 検索された情報を表示することを特徴とする不動産取引
    仲介方法。
  7. 【請求項7】 不動産の取引を希望するユーザと不動産
    の管理者との取引を仲介する不動産取引仲介方法におい
    て、 前記管理者が管理する不動産の物件情報を格納し、 前記ユーザから受信した情報にマッチングする物件情報
    を、特定の管理者が管理する物件及び全管理者が管理す
    る物件の少なくとも一方の条件で検索し、 検索された物件情報をユーザに送信することを特徴とす
    る不動産取引仲介方法。
  8. 【請求項8】 不動産の取引を希望するユーザと不動産
    の管理者との取引を仲介する不動産取引仲介方法におい
    て、 前記ユーザから物件の下見予約と取引申込若しくは取引
    予約に必要な情報を受信した場合に、ユーザの下見に必
    要な情報を送信し、 前記下見情報を送信したユーザから取引申込若しくは取
    引予約を受信した場合に、ユーザが希望する物件の管理
    会社に対して、取引申込若しくは取引予約に必要な情報
    を送信することを特徴とする不動産取引仲介方法。
  9. 【請求項9】 前記ユーザから受信した情報内容に基づ
    いて、当該ユーザに対する評価を付与し、 付与された評価を表示することを特徴とする請求項6〜
    8のいずれか1項に記載の不動産取引仲介方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータを用いて、不動産の取引
    を希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介させ
    る不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体に
    おいて、 前記ソフトウェアは前記コンピュータに、 前記ユーザから受信した情報を統一形式に変換させ、 変換された情報のうち、同一ユーザからの情報を統合さ
    せ、 統合された情報を格納させ、 格納された情報の中から特定ユーザの情報を検索させ、 検索された情報を表示させることを特徴とする不動産取
    引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 コンピュータを用いて、不動産の取引
    を希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介させ
    る不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体に
    おいて、 前記ソフトウェアは前記コンピュータに、 前記管理者が管理する不動産の物件情報を格納させ、 前記ユーザから受信した情報にマッチングする物件情報
    を、特定の管理者が管理する物件及び全管理者が管理す
    る物件の少なくとも一方の条件で検索させ、検索された
    物件情報をユーザに送信させることを特徴とする不動産
    取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータを用いて、不動産の取引
    を希望するユーザと不動産の管理者との取引を仲介させ
    る不動産取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体に
    おいて、 前記ソフトウェアは前記コンピュータに、 ユーザから物件の下見予約と取引申込若しくは取引予約
    に必要な情報を受信した場合に、ユーザの下見に必要な
    情報を送信させ、 前記下見情報を送信したユーザから取引申込若しくは取
    引予約を受信した場合に、ユーザが希望する物件の管理
    会社に対して、取引申込若しくは取引予約に必要な情報
    を送信させることを特徴とする不動産取引仲介用ソフト
    ウェアを記録した記録媒体。
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