JP2002230124A - 情報サービスシステム - Google Patents

情報サービスシステム

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JP2002230124A
JP2002230124A JP2001023715A JP2001023715A JP2002230124A JP 2002230124 A JP2002230124 A JP 2002230124A JP 2001023715 A JP2001023715 A JP 2001023715A JP 2001023715 A JP2001023715 A JP 2001023715A JP 2002230124 A JP2002230124 A JP 2002230124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショッピングに際し、ストアに着く前から顧
客が必要な情報を得ることができる 【解決手段】 乗用車1を運転する顧客はPDA1bを
所持しており、GPS3からの位置情報により自己の現
在位置を検出すると、この現在位置をもとに、サービス
センタ6からデパート2までの経路を導く地図情報が提
供され、また、デパート2に関する情報も提供される。
かかる情報の1つとしてデパート2の屋内駐車場10の
情報も含まれ、これにより、乗用車1からこの駐車場1
0の予約をすることができる。乗用車1をこの駐車場1
0に予約したパーキング位置に駐車し、本館でショッピ
ングをすると、顧客がショッピングするフロア毎にそこ
での現在位置が検出され、そのフロアのレイアウトを示
す地図情報に顧客の現在位置が表示される地図が提供さ
れてPDA1bに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショッピングする
ときに必要な情報を提供する情報サービスシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】デパートやスーパーなどのストアでショ
ッピングをする場合、自家用車や電車などの交通機関を
利用して出かける場合もあり、乗用車で出かけた場合に
は、これをストアの屋内駐車場に駐車し、店内でショッ
ピングを行なう。
【0003】このようなショッピングとしては、日常的
な商品の買物の場合には、日常的に行なわれるものであ
るが、このようなストアには、会員として入会すること
により、広告や割引など各種のサービスを受けることが
できる場合もある。また、1ヶ月に1回程度ショッピン
グするといった日常的なショッピングを行なわないスト
アに対しても、会員として入会することにより、同様の
サービスを受けることができる場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストア
でショッビングをする場合、従来では、顧客は自宅から
乗用車を運転して目的とするストアまで運転し、そのス
トアに駐車してショッピングをするだけのものであり、
この乗用車にカーナビゲータが搭載されていれば、この
ストアまでの経路やその交通情報などのサービスを受け
ることは可能であるが、その間顧客はストアの様子は全
く分からなかった。従って、このストアの駐車場の様子
も分からないため、この駐車場が満杯の場合もあり、そ
の場合には、待たされることになる。
【0005】また、常日頃ショッピングしているストア
では、顧客はそのストアの全体的なレイアウトを覚えて
いるので、どこにどのような商品が陳列されているかが
直ぐに分かるが、大型ストアのようなフロアがいくつも
あるストアでは、どこで何が売られているのかを正確に
把握することは難しい。一応、各フロア毎にコーナやそ
こで売られている商品の概略などの案内が示され、概略
的なことは分かるが、フロアが広い場合には、目的のコ
ースがどの辺にあり、どのように行ったらよいか直ぐに
は分からない場合もある。しかも、コーナが場所を変え
るようなことがあると、一度来たコーナでも、簡単に探
し出すことができなくなる場合もある。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、シ
ョッピングに行き始めるときから、顧客が必要な情報を
得ることができるようにした情報サービスシステムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、携帯情報端末を所持してストアでのショ
ッピングをする顧客に所望とする情報を提供する情報サ
ービスシステムにおいて、ストアまで移動中の携帯情報
端末がストアまで移動する期間では、携帯情報端末が検
出したその現在位置と該ストアまでの経路とを表わした
地図情報と該ストアに関する情報とを携帯情報端末に提
供する第1のサービス手段と、ストア内の携帯情報端末
に、携帯情報端末が検出したストア内のその現在位置を
示すストア内の地図情報と該ストアに関する情報とを提
供する第2のサービス手段とを備えた構成とする。
【0008】ここで、携帯情報端末の屋外での現在位置
はGPSからの位置情報を用いて検出し、携帯情報端末
のストア内での現在位置情報はストア内に設置された施
設によって提供される位置情報あるいはGPS以外のシ
ステムによる屋内で検出可能な位置情報を用いて検出す
るようにする。
【0009】そして、第1のサービス手段が提供するス
トアに関する情報は、ストアの屋内駐車場の予約情報で
あって、屋外にある携帯情報端末から屋内駐車場での使
用した乗用車の駐車の予約ができるようにし、また、第
2のサービス手段が提供するストア内の地図情報が携帯
情報が現在存在する屋内駐車場の地図情報であるときに
は、屋内駐車場での携帯情報端末の現在位置と、予約の
駐車位置とそこへの経路とが表示されるようにする。
【0010】また、第2のサービス手段が提供するスト
ア内の地図情報は、携帯情報端末が現在存在するフロア
の地図情報であって、フロアの地図情報には、フロアで
の携帯情報端末の現在位置と、フロアでのコーナやレジ
係などの位置を示すレイアウトとが表示されるようにす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による情報サービスシステ
ムの一実施形態を摸式的に示す図であって、1は乗用
車、1aはカーナビゲータ、1bはPDA(Personal Di
gital Assistant:携帯情報端末)、2はデパート、3
はGPS(Global Positioning System:広域測位システ
ム)、4はGPS基準局、5はセルラー基地局、6はサ
ービスセンタ、7はコンテンツプロバイダ、8はサービ
ス提供企業、9は広告提供企業、10は屋内駐車場であ
る。ここでは、この実施形態は、ショッピングするスト
アをデパートとし、そこに乗用車で行く場合を想定した
ものである。
【0012】同図において、いま、顧客が乗用車1でデ
パート2にショッピングに行くものとする。なお、この
顧客はこの情報サービスシステムの加入者とする。
【0013】この乗用車1には、カーナビゲータ1aが
搭載されているとともに、インターネット/イントラネ
ットを利用できるPDA12もこのカーナビゲータ1a
に接続して使用できるようにしている。図2はPDA1
bをカーナビゲータ1aに接続したときの乗用車内の情
景を示すものであって、PDA1bで受信した、あるい
は入力した情報をカーナビゲータ1aで表示させること
ができる。勿論、PDA1bは、顧客が乗用車1から取
り外し、携帯して使用することもできる。
【0014】このPDA1bは、GPS3やセルラー基
地局5からの情報に基づいて自己位置や移動方向などを
計測し、これを内蔵メモリから読み出した地図上に表示
するナビゲーション機能も備わっている。ここでは、G
PS3からの情報を優先して使用し、GPS3からの情
報を受信しないときには、セルラー基地局5からの情報
を受信するものとする。かかるナビゲーション画像は、
このPDA1bを単独で使用している場合には、このP
DA1bの表示画面に表示されるが、乗用車1に搭載さ
れたカーナビゲータ1aに接続して使用する場合には、
このナビゲーション画像をカーナビゲータ1aの表示画
面に表示させることができる。
【0015】そこで、いま、デパート2でのショッピン
グに行く前にこのPDA1bをナビゲーションモードに
し、行先をデパート2に設定すると、その表示画面に、
カーナビゲータと同様に、GPS3あるいはセルラー基
地局5からの情報に基づいて、現在位置が表わされたデ
パート2への経路の地図が表示され、乗用車1の移動に
つれて現在位置がこの経路上を移動して行く。なお、G
PS3からの情報による位置検出精度をさらに高めるた
めに、GPS基準局4から送られるRTK(Real Time K
inematic)補正情報を受信し、これでもってGPS3か
らの情報を補正するようにすることもできる。
【0016】一方、顧客がショッピングに行くデパート
2がこの情報サービスシステムに加入している場合に
は、顧客がPDA1bで、上記のようにして、このデパ
ート2を指定すると、サービスセンタ6がインターネッ
トなどを介して必要な情報をこの加入者である顧客にサ
ービスする。サービスセンタ6には、図3に示すよう
に、この情報サービスシステムの適用範囲内の地図情報
のデータベースや、この適用範囲内の交通の混雑情報な
どを表わす道路情報のデータベース、この情報サービス
システムに加入しているデパートやスーパ,商店などの
店舗に関する情報(店舗情報)のデータベース、各店舗
の屋外,屋内駐車場の状況を表わすパーキング情報のデ
ータベース、この情報サービスシステムに加入している
顧客(会員)の個人情報のデータベース、広告情報のデ
ータベースなどを有しており、道路情報や店舗情報,パ
ーキング情報,広告情報などの変化する情報(コンテン
ツ)は、インターネットやイントラネットなどで接続さ
れたコンテンツプロバイダ7やサービス提供会社8,広
告提供会社9などから提供を受ける。
【0017】そこで、かかるデータベースに基づいて、
サービスセンタ6は、顧客に通行経路での道路情報(混
み具合など)などのデパート2に行くまでに必要な情報
や、このデパート2も加入者であることから、このデパ
ート2に関して顧客が必要とする情報、例えば、その屋
内駐車場や売場の状況、売出し物、広告などといったコ
ンテンツをPDA1bを介して提供する。
【0018】また、サービスセンタ6は、上記のナビゲ
ーションのための地図情報も提供する。即ち、上記のよ
うに顧客がPDA1bでナビゲーションモードをセット
したことにより、このPDA1b、つまり、それを所持
している顧客の位置がGPS3の情報に基づいて検知さ
れ、また、ショッピング先であるデパート2が設定され
ると、これらの情報がサービスセンタ6に送られる。こ
れら情報に基づいて、サービスセンタ6はPDA1bの
現在位置からデパート2までの道路経路を含む地図情報
をデータベースで検索し、その検索結果をPDA1bに
提供する。これにより、PDA1bでは、ショッピング
先のデパート2までの経路についてナビゲーションが行
なわれる。この場合、サービスセンタ6は、この経路に
ついて必要な道路情報をデータベースで検索し、これも
PDA1bに送ることにより、PDA1bでは、この経
路についての混雑状況やこれを回避する経路などが表示
される。
【0019】また、サービスセンタ6は、顧客からの依
頼により、このデパート2の屋内駐車場の予約ができる
ようにする。顧客から屋内駐車場の予約があると、サー
ビスセンタ6は、そのデータベースからショッピング先
であるデパート2の駐車場10(ここでは、屋内駐車
場)に関するパーキング情報(混み具合など)を検索し
てPDA1bに送るとともに、そこでの予約のための手
続きを行なう。この手続きは、依頼顧客のIDなどを送
ることにより、屋内駐車場10の状況を常時把握してい
るデパート2のホストコンピュータに対して行ない、こ
の屋内駐車場10で空きスペースがあるときには、ある
いは空きスペースが生じたときには、このIDに対して
この空きスペースの予約を行ない、このIDやこの空き
スペースの番号などをサービスセンタ6に送る。そこ
で、サービスセンタ6は、これらの情報を、パーキング
情報として、データベースに登録するとともに、さら
に、予約情報として顧客のPDA1bに送る。PDA1
bでは、この予約情報が登録され、これにより、屋内駐
車場10の予約が行なわれたことになる。また、この予
約情報は、デパート2のホストコンピュータ(図示せ
ず)にも登録される。
【0020】なお、デパート2自身が、サービスセンタ
6と同様に、駐車場予約サービスを実施してもよい。
【0021】屋内駐車場に入るまでの屋外では、以上の
ようなサービスが行なわれるが、乗用車1がデパート2
の屋内駐車場10に着き、そのゲートで予約情報をもと
にした入場手続を取ると、乗用車1は屋内駐車場10の
予約されたスペースに移動するが、このような状態で
は、PDA1bは、屋内にあって、GPS3の情報を受
信できない状態となり、セルラー基地局からの情報の受
信状態に切り換わる。これ以降、PDA1bがショッピ
ングする顧客に携帯されてデパート2内(屋内駐車場1
0も含む)にある限り、PDA1bはセルラー基地局4
からの情報を受け、これによってデパート2内での位置
が検出されてナビゲーションモードを続行する。
【0022】このように、PDA1bがデパート2内に
あっても、顧客はサービス会社6からこのPDA1bに
よってサービスを受けることができる。この場合、この
PDA1b、従って、顧客の位置(何階のフロアのどの
辺の位置か、といったようなこと)はセルラー基地局5
からの情報を用いて検出され、これによって検出された
顧客の位置情報はサービスセンタ6に送られる。サービ
スセンタ6は、かかる情報を受けると、この顧客の現在
位置を含む地図情報をPDA1bに送る。これにより、
PDA1bでは、その現在位置を表わす地図情報が表示
され、ナビゲーション機能が実行される。この地図情報
は、屋内駐車場10や各階毎の売場といったようなフロ
ア毎の地図情報であって、顧客が移動して次のフロアに
移れば、改めてこのフロアの地図情報がサービスセンタ
6からPDA1bに送られる。また、サービスセンタ6
は、かかる地図情報を送る毎に、その地図情報が表わす
フロアの案内をする案内情報もPDA1bに送り、顧客
にそのフロアの売場などの案内をする。
【0023】図4はPDA1bでの以上の手順を示すフ
ローチャートである。
【0024】これを簡単に説明すると、同図において、
PDA1bに電源が投入され、ナビゲーションモードが
設定されると、ここでは、上記のように、GPS3を優
先するものであるから、まず、GPS3からの位置情報
を受信しているかどうかを判定し(ステップ101)、
受信していなければ、GPS3以外(例えば、上記のセ
ルラー基地局5)からの位置情報の受信があるかどうか
を判定する(ステップ112)。ナビゲーションモード
が設定されていないときには、いずれからも情報を受信
していないので、ステップ101,112を繰り返す。
【0025】いま、GPS3からの位置情報を受信して
いるものとすると(ステップ101)、PDA1bは屋
外にあるものと判定し(ステップ102)、ステップ1
03からの手順を行なうことになる。ここで、ステップ
103〜106は上記の乗用車1がデパート2へ到着す
るまでのPDA1bの手順を示すものであって、GPS
3から位置情報を受信する(ステップ101)毎にPD
A1bはその位置情報を用いて自己の位置を検出し(ス
テップ103)、サービスセンタ6から受けた地図に自
己の位置をプロットするのであるが(ステップ10
6)、乗用車1が移動することによって新たな地図情報
が必要な場合には(ステップ104)、これをサービス
センタ6から取得して(ステップ105)、これに自己
位置をプロットするものである(ステップ106)。
【0026】また、ステップ107〜110は、上記の
ように、サービスセンタ6から道路情報やパーキング情
報(屋内駐車場の予約も含む),広告情報(以上、図
3)を取得して利用するものであって、これは、そのい
ずれかを選択して要求することにより(ステップ10
7)、これを上記のようにPDA1bで提供を受けて利
用でき(ステップ108)、利用終了の操作をすると
(ステップ109)、その提供が終了するものである
(ステップ110)。そして、そのままナビゲーション
モードを続ける場合には(ステップ111)、ステップ
101に戻って上記の手順を繰り返す。
【0027】なお、ステップ111は、ナビゲーション
モードを解除したか否かを判定するものである。
【0028】セルラー基地局5からの位置情報は、屋内
において、後述するように利用されるものであるが、い
ま、他の方式による位置情報(ここでは、このように利
用されるセルラー基地局5からの位置情報)が受信され
ているときには、あるいはGPS3からこの方式の受信
へと切り換わった場合には(ステップ112)、PDA
1bが屋内(ここでは、デパート2内)にあると判断し
(ステップ113)、ステップ114からの手順を行な
う。
【0029】即ち、ステップ114〜117はGPS3
からの位置情報を受信しているときの上記ステップ10
3〜106の手順に相当するものであって、この場合に
は、サービスセンタ6の店舗情報のデータベース(図
3)からPDA1bが現在存在するフロア(屋内駐車場
も含む)の地図を取得し(ステップ116)、これにP
DA1bの現在位置をプロットしてPDA1bで表示す
るものである(ステップ117)。同様にして、ステッ
プ118〜121は、GPS3からの位置情報を受信し
ているときの上記ステップ107〜110の手順に相当
するものであって、この場合の各種サービスとは、PD
A1bが現在存在するフロアでの売場や売出しなどの案
内といった店舗情報(図3)や広告情報(図3)などで
ある。
【0030】この実施形態の概略は以上の通りである
が、次に、この実施形態のデパート2内での態様につい
て詳細に説明する。
【0031】図5は図1における屋内駐車場10の一具
体例を概略的に示す平面図であって、11はゲート端
末、12はゲート、13a〜13dは送受信機、14a
〜14dは商品受取装置、15は通路、16はゲート端
末、17は商品搬送路、20はデパート2の本館であ
り、図1に対応する部分には同一符号を付けている。な
お、ここでいう本館20とは、本館,別館というところ
の本館を意味するのではなく、屋内駐車場10に対向す
るものであって、商品を売っているエリアをいうもので
ある。
【0032】同図において、屋内駐車場10のゲート
(出入口)12には、乗用車1の検知やPDA1bとの
送受信を行なうゲート端末11が設置されており、ま
た、この屋内駐車場10から本館20への通路15のゲ
ートにも、PDA1bを検知してこれと送受信を行なう
通路端末16が設置されている。また、屋内駐車場10
の所定の位置、例えば、4隅に夫々送受信機13a〜1
3dと商品受取装置14a〜14dとが配置されてい
る。
【0033】外から来た乗用車1がゲート12に達する
と、ゲート端末11は、この乗用車1を検知するととも
に、この乗用車1にPDA1bが搭載されているときに
は、このPDA1bに登録されている上記の予約情報
(予約時に使用したIDも含む)を取り込み、このデパ
ート2の図示しないホストコンピュータ(以下、店ホス
トという)と交信しながら、この予約情報を確認する。
そして、これが確認されると、ゲート端末11は、この
屋内駐車場10内の地図情報を、この乗用車1に対して
予約されているパーキング位置(スペース)を示す情報
(例えば、パーキング番号など)とともに、PDA1b
に送る。これにより、PDA1bには(このとき、この
PDA1bがカーナビゲータ1a(図1)に接続されて
いれば、その表示画面にも)、この屋内駐車場10の内
部の地図が表示される。この地図には、また、予約され
ているパーキング位置とゲート12からそこまでの経路
も示される。
【0034】なお、かかる地図はゲート端末11に登録
されており、予約されているパーキング位置とゲート1
2からそこまでの経路は、上記のように店ホストによっ
て予約情報が確認された結果送られてくる情報により、
この地図に付加されるものである。従って、屋内駐車場
10が複数ある場合には、夫々のゲート毎に設置された
ゲート端末により、上記と同様のことが行なわれる。但
し、かかる地図情報も、店ホストから送られてくるよう
にしてもよい。
【0035】しかる後、乗用車1がゲート12から屋内
駐車場10内に進入すると、PDA1bはGPS3(図
1)からの位置情報を受信できなくなる(即ち、図4で
のステップ101)。しかし、この屋内駐車場10で
は、その4隅に設置されている送受信機13a〜13d
から別の方式で位置情報が送信されており、PDA1b
はこの位置情報を受信して自己の位置を検出し、上記の
屋内駐車場10内の地図上に自己の位置を表示するよう
にする(これが、図4でのステップ112〜117の手
順に相当する)。これにより、顧客は、この地図に表示
されるパーキング位置Pまでの経路と自己位置との関係
を知ることができ、かかる表示に導かれて乗用車1をパ
ーキング位置Pまで進めることができる。
【0036】ここで、送受信機13a〜13dから送信
される位置情報は、例えば、デパート2で独立に作成す
るようにしてもよいし、また、セルラー基地局5(図
1)からの位置情報をデパートに設けられた装置でもっ
て受信し、所定の処理をして送受信機13a〜13dに
供給するようにしてもよい。あるいはまた、セルラー基
地局5からの位置情報は屋内でも受信できるから、この
ような送受信機13a〜13dを設けなくとも、かかる
位置情報を用いるようにしてもよい。
【0037】乗用車1がパーキング位置Pに駐車する
と、顧客がPDA1bを携帯して乗用車1から出るが、
そこに表示される地図により、本館20への通路15へ
の経路を容易に知ることができる。また、PDA1bが
乗用車1のカーナビゲータ1a(図1)に接続されてい
るときには、これをカーナビゲータ1aからはずして携
帯することにより、あるいはまた、携帯するときに、こ
のPDA1bで所定の操作をすることにより、この乗用
車1のパーキング位置Pの位置情報がPDA1bに登録
されて保持される。あるいは、この登録は店ホストに登
録されるようにしてもよい。
【0038】なお、以上の過程において、PDA1bで
所定のサービスを要求する操作をすることにより、その
サービスを受けることができる。即ち、この要求は送受
信機13a〜13dのいずれかで受信されて店ホストに
送られ、店ホストはこの要求をサービスセンタ6(図
1)に送る。サービスセンタ6では、この要求に応じた
コンテンツをデータベースから検索し、デパート2の店
ホストに送る。店ホストはこれを送受信機13a〜13
dを介してPDA1bに送信する。これにより、このデ
パート2での各フロアでの売出しや催し物などの案内が
顧客にサービスされることになる(これは、図4でのス
テップ118〜121に相当するものである)。
【0039】また、顧客が通路15に入ると、そのゲー
トに設けられたゲート端末16により、PDA1bでの
屋内駐車場10の地図の表示を停止させるようにしても
よいし、あるいはまた、それを表示したままとしてもよ
い。しかし、この場合には、この顧客(従って、PDA
1b)の自己位置はこの地図からはずれて表示されな
い。
【0040】本館20でのショッピングが終わり、顧客
が通路15のゲートに達すると、ゲート端末16がゲー
ト端末11と同様に動作して、PDA1bに屋内駐車場
10内の地図を表示させる。この地図には、乗用車1の
パーキング位置Pとそこへの経路とパーキング位置Pか
らゲート12までの経路とが表示される。また、この実
施形態では、後述するように、本館20で購入した商品
を、レジにおいて、屋内駐車場10内で受け取ることが
できるように依頼することができる。この場合には、本
館20から商品搬送路17を通って送られる商品を屋内
駐車場10内の商品受取装置14a〜14dのいずれか
で受け取ることになるが、店ホストにより、乗用車1の
パーキング位置Pに最も近い商品受取装置(この場合、
商品受取装置14d)が指定される。そこで、ゲート端
末16は、PDA1bに提供した屋内駐車場10内の地
図上に、この商品受取装置14dの位置とそこまでの経
路も表示する。
【0041】このようにして、商品を受け取り、このパ
ーキング位置Pからの経路によって乗用車1を進め、ゲ
ート12から屋内駐車場10の外に出ると、図1で説明
したように、GPS3からの位置情報が受信できるよう
になり、これによるナビゲーションが行なわれることに
なる。
【0042】なお、以上では、ゲート端末11,16か
ら屋内駐車場10内の地図情報がPDA1bに提供され
たものとしたが、送受信機13a〜13dから提供され
るようにしてもよい。この場合には、PDA1bがこの
位置情報によって最初に自己位置を検出すると(この自
己位置は、ゲート12の近くか、通路15の入口の近く
である)、この検出結果を送受信機13a〜13dを介
して店ホストに送ることにより、この自己位置からパー
キング位置Pや商品受取装置14a〜14dまでの経路
を表示する情報も提供される。
【0043】また、顧客がパーキングの予約をしていな
いときには、上記のような経路は表示されず、自己位置
を示した地図が表示されることになる。なお、屋内駐車
場10の混み具合は、上記のように、予め知ることがで
きるが、駐車するスペースがない場合には、ゲート端末
11からPDA1bにその旨を知らせる情報を送るよう
にすることができる。
【0044】図6は図1におけるデパート2の本館20
での1つのフロアを示す平面図であって、21はフロ
ア、22は出入口、23はゲート端末、24は販売コー
ナ、25はレジ、26はレジ端末、27は商品搬送装
置、28a〜28dは送受信機、29はミューチップ端
末である。
【0045】同図において、本館20のフロア21内で
は、店舗がスペースを借りて開店したり、デパート2自
身が所定のスベースで開店したりしている種々の販売コ
ーナ24a〜24gが設けられ、これらに各種の商品が
陳列されている。また、このフロア21の所定の位置に
買上げ商品の精算をするなどのためのレジ端末26が備
えられたレジ25が設けられている。また、フロア21
の所定の位置に(ここでは、4隅に)、図5に示した屋
内駐車場10での送受信機13a〜13dと同様の送受
信機28a〜28dが配置されており、フロア21内に
位置情報を送信している。この位置情報も、屋内駐車場
10での送受信機13a〜13dから送信される位置情
報と同様の位置情報である。
【0046】このフロア21の出入口22にも、ゲート
端末23が設置されており、顧客がこの出入口22を通
ると、ゲート端末23がこれを検知し、この顧客のPD
A1bにこのフロア21内の地図情報を送る。これによ
り、このPDA1bにその地図が表示されるが、この地
図には、販売コーナ24a〜24gやレジ25などの配
置をそのコーナ名(店舗が開店している場合には、その
店の名前など)を表示して示すフロア21内のレイアウ
トばかりでなく、各販売コーナ24a〜24gに陳列さ
れる商品についても大まかな表示がなされる。これによ
り、どの表品陳列棚にどのような種類の商品が陳列され
ているかを概略知ることができる。なお、この場合も、
PDA1bを操作することにより、送受信機28a〜2
8dを介した店ホストとの情報のやり取りが行なわれ、
商品の陳列場所などの詳細な案内のサービスを受けるこ
ともできる。そして、フロア21内に入ると、PDA1
bは、送受信機28a〜28dから位置情報を受信し、
これに基づいて自己位置を検出し、その検出結果に基づ
いてPDA1bに表示されるフロア21の地図上にこの
PDA1bの現在位置を表示する。これにより、ナビゲ
ーションが行なわれることになる。
【0047】顧客は販売コーナ24a〜24gから必要
な商品を選び、これをレジ25に持って行って精算する
ことにより、この商品を購入することができるが、この
際、レジ係に依頼することにより、この購入した商品を
屋内駐車場10(図5)で駐車している乗用車1の近く
まで運んでもらうようにすることができる。このため
に、レジ25の近くなどに商品搬送路17(図5)とと
もに商品搬送システムを形成する商品搬送装置27が設
けられており、レジ係(図示せず)がこの搬送希望の購
入商品に関する情報とPDA1bに登録されている乗用
車1の屋内駐車場10(図5)内でのパーキング位置P
に関する情報をこの商品搬送端末27に入力し、既に上
記の店ホストに登録されている位置情報を呼出し、しか
る後、この商品をこの商品搬送端末27の商品挿入口
(図示せず)から挿入することにより、この商品はこの
商品搬送端末27から商品搬送路17を介して図3での
乗用車1のパーキング位置Pに最も近い商品受取装置1
4dまで搬送されて保管される。従って、顧客は、ショ
ッピングが終わったときには、上記のように、この商品
受取装置14dでこの商品を受け取ることができる。
【0048】図6はこのデパート2に設置されているホ
ストコンピュータ(店ホスト)の一具体例を示す構成図
であって、30は店ホスト、31はサービス管理部、3
2は通信部、33はPOS(Point Of Sales:販売時点
情報管理システム)、34は館内地図情報DB(データ
ベース)、35は商品(仕様)管理DB、36は屋内駐車
場利用状況管理DB、37は商品搬送管理DB、38は
顧客管理DB、39は店員管理DB、40は商品搬送シ
ステムであり、前出図面に対応する部分には同一符号を
付けて重複する説明を省略する。
【0049】同図において、店ホスト30は、各種DB
34〜39などを備え、サービス管理部31が、これら
の情報を用いることにより、顧客への各種のサービスを
行なうものである。また、店ホスト30は、サービス管
理部31の管理のもとに、通信部32により、インター
ネットを介してサービスセンタ6(図1)などとの情報
のやり取りを行なう。さらに、店ホスト30は、サービ
ス管理部31により、送受信機13a〜13d,28a
〜28dやゲート端末11,16,23、商品搬送シス
テム40、レジ端末26との間で通信を行ない、顧客に
対して上記のようなサービスを提供する。なお、商品搬
送システム40は、上記の商品搬送端末27や商品搬送
路17,商品受取装置14a〜14dなどから構成さ
れ、これらによって、上記のように、顧客が購入した商
品を屋内駐車場10に駐車している乗用車1の近くに搬
送する。
【0050】ここで、館内地図DB34には、屋内駐車
場10や本館20の各フロアの地図情報が登録されてお
り、ゲート端末11,16,23からの要求により、サ
ービス管理部31によって所定の地図情報が検索され
て、かかるゲート端末11,16,23もしくは送受信
機13a〜13d,28a〜28dから顧客のPDA1
bに提供される。
【0051】商品(仕様)管理DB35には、本館20
の各フロアに陳列されている商品の仕様(属性や製造
元,納品日時など)やその在庫情報,その陳列場所の情
報(フロア名(何階のフロアかを示す情報)やフロアで
の陳列コーナ(店舗)など),陳列商品と同種の納品可
能な商品に関する情報、商品毎の売上げ情報,陳列場所
の履歴などの情報が登録されており、これらは、商品が
変更されると、変更される。商品(仕様)管理DB35
の情報により、POS33で商品管理や在庫管理が行な
われる。
【0052】屋内駐車場利用状況管理DB36には、屋
内駐車場10での混み具合(空いているスペースと塞が
っているスペース)を示す情報、パーキング位置での乗
用車の判別情報などが登録される。上記のように、予約
したパーキング位置Pに乗用車1が駐車し、これからP
DA1bを携帯した顧客がおりるときには、この乗用車
1のパーキング位置の情報がこの顧客(従って、そのP
DA1b)のIDと関連付けられてこの屋内駐車場利用
状況DB36に登録される。この混み具合の情報は、そ
れが変わる毎に、サービス管理部31により、通信部3
2からインターネットを介してサービスセンタ6(図
1)に送られ、また、図1で説明したように、屋外で走
行中にこの屋内駐車場10の予約をする場合、その予約
情報もこの屋内駐車場利用状況DB36に登録される。
図1で説明したように、ゲート端末11によって取り込
まれたPDA1bからの予約情報の確認も、サービス管
理部31により、この屋内駐車場利用状況DB36を用
いて行なわれる。
【0053】商品搬送管理DB37は、商品管理システ
ム40で搬送される商品を管理するためのものであっ
て、レジ係が商品搬送端末27で読み取った商品のタグ
(ICやミューチップなど)の情報やこの商品搬送端末
27に関する情報、この商品の行き先となる商品受取装
置14a〜14dの情報などがこの商品搬送管理DB3
7に登録され、商品受取装置14a〜14dのいずれか
でこの商品が受け取られると、その旨の情報も付加され
る。
【0054】顧客管理DB38には、このシステムの加
入者としての顧客の属性情報(加入のときに必要とし
た、ID情報,氏名,住所など)やこのデパート2での
ショッピングの履歴情報(ショッピング日やショッピン
グ額など)などが登録されている。レジ25で精算をす
るときには、その結果がレジ端末26から入力され、P
OS33を介してこの顧客管理DB38に登録される。
【0055】店員管理DB39には、各店員の属性情報
や各店員毎の売上げ情報などが登録されている。また、
売上げを集計したりするDBなども設けられている。
【0056】図6において、また、フロア21内では、
各所にミューチップ端末29が設置されている。かかる
ミューチップ端末29は商品に取り付けられているタグ
の一種であるミューチップを読み取るための端末であっ
て、ミューチップに登録されている商品の属性(商品管
理番号や商品名,形状,色,サイズ,素材,この商品の
販売コーナ,そのコーナの場所,値段など)の情報(ミ
ューチップ情報)を読み取り、PDA1bのID情報を
このミューチップ端末29に送る(あるいは、入力す
る)ことにより、このモバイル1bに読み取って登録す
ることができる。このミューチップ端末29も店ホスト
(図7)でのサービス管理部31で管理されており、ミ
ューチップ端末29に入力されたミューチップ情報を商
品(仕様)管理DB35に登録して管理する。
【0057】顧客は、自己のPDA1bに登録されたミ
ューチップ情報を利用したショッピングを行なうことが
できる。以下、その一具体例を説明する。
【0058】図6において、いま、販売コーナ24aに
陳列されている或る商品を見てこれに興味があり、その
ミューチップの情報(ミューチップ情報)を近くのミュ
ーチップ端末29で読み取らせ、上記のようにして、こ
のミューチップ端末29にID情報を入力すると、この
ミューチップ端末29からPDA1bにこのミューチッ
プ情報が読み取られ、図8に示すような商品属性画面5
0が表示される。この商品属性画面50では、ミューチ
ップ52が取り付けられた状態の商品51の形状(ここ
では、この商品をTシャツとする)とともに、他の属性
53も文字情報などで表示される。また、この商品属性
画面50では、このとき、操作ボタン54,55,57
も表示される。
【0059】かかる表示状態で、いま、この商品がこの
場では買うつもりはないが、後でもう一度見たい(チェ
ックしたい)商品である場合には、「チェック」ボタン
54を選択することにより、この商品属性画面50が消
えるとともに、この商品のミューチップ情報がチェック
指定としてPDA1bに登録され、また、「チェック」
ボタン54の選択結果がミューチップ端末29を介して
店ホスト30に送られ、店ホスト30の商品(仕様)管
理DB35に登録される。このようにして、ミューチッ
プ端末29との動作に関連してミューチップ情報をチェ
ック指定で登録することができるが、ミューチップ端末
29からの情報の取り込みをせずに、単に、「チェッ
ク」ボタン54を選択すると、チェック指定で登録され
ている商品のミューチップ情報が表示され、また、「チ
ェック」ボタン54を選択する毎にチェック指定で登録
されている商品のミューチップ情報が順に表示される。
これにより、一度見たが、再度見たい商品がある場合に
は、「チェック」ボタン54を操作することにより、ど
のような商品であったが、その商品はどこに陳列されて
いるかなどを簡単に知ることができる。
【0060】なお、「チェック」ボタン54を操作して
商品属性画面50を表示させた後、「取消」ボタン54
を選択すると、そのとき表示されているミューチッブ情
報がキャンセルされ、チェック指定が解除される。ま
た、このチェック指定の登録はPDA1bがデパート2
内にある間確保されているのであって、PDA1bがデ
パート2の出入口(本館20の出入口や屋内駐車場10
のゲート12(図5))を出ると、そこに設置されてい
るゲート端末がこれを検知することにより、店ホスト3
0(図7)のサービス管理部31が商品(仕様)管理D
B35からその登録を削除するとともに、このゲート端
末にPDA1bでの登録もキャンセルさせる。
【0061】また、図8に示す商品属性画面50におい
て、ここで表示されている商品を買う意志はあるが、レ
ジ25への持ち運びを後にしたいなどの場合には、「お
とりおき」ボタン55を選択することにより、この商品
を予約指定状態とすることができる(必ずしも手に取っ
たものが予約指定されるものではない)。この場合に
は、この表示されているミューチップ情報が予約指定さ
れたものとして、「チェック」ボタン54が選択された
場合と同様にして、PDA1bと店ホスト30(図7)
とに登録される。その後、この予約指定された商品がレ
ジ25で購入されると、レジ端末26からの情報によ
り、PDA1bと店ホスト30からこの予約指定のミュ
ーチップ情報の登録が削除される。また、「チェック」
ボタン54が選択された場合と同様、ミューチップ端末
29からの情報の取り込みをせずに、単に、「おとりお
き」ボタン55を選択すると、予約指定で登録されてい
る商品のミューチップ情報が表示され、また、「おとり
おき」ボタン55を選択する毎に予約指定で登録されて
いる商品のミューチップ情報が順に表示される。これに
より、どのような予約商品が残っているか、その商品は
どこに陳列されているかなどを簡単に知ることができ
る。また、「おとりおき」ボタン55を操作して商品属
性画面50を表示させた後、「取消」ボタン54を選択
すると、そのとき表示されているミューチッブ情報がキ
ャンセルされ、予約指定が解除される。
【0062】この予約指定されたミューチップは、それ
が登録されたままで(即ち、予約登録されている商品を
買わないで)顧客がデパートの外に出ても、解除されな
い。そこで、PDA1bが起動しているかぎり、あるい
は図1で説明したようなナビゲーションモードにある限
り、PDA1bの表示画面に「更新」ボタン56が表示
され、予約指定された商品が残っていることを顧客に知
らせる。そして、この「更新」ボタン56を選択するこ
とにより、予約指定されている商品のミューチップの商
品属性画面50が表示され、顧客はその内容を知ること
ができる。
【0063】また、後日この顧客がこのPDA1bを持
参して同じデパートに来店すると、その出入口のゲート
端末がこれを検出して店ホスト30が作動することによ
り、この予約指定の商品に対するミューチップ情報がP
DA1bに入れ直される。これは、この商品の属性が変
更されている場合もあるためである。そこで、デパート
2内で「更新」ボタン56を選択すると、予約指定され
ている商品のミューチップの商品属性画面50が表示さ
れる。この商品属性画面50では、その予約している商
品の属性に変更があった場合には、新たな属性が表示さ
れる。例えば、この商品を陳列した販売コーナの場所が
変更されている場合には、属性「コーナ」として、新た
な場所が表示される。従って、顧客としては、その陳列
場所に容易に行くことができる。勿論、売り切れない在
庫がない場合には、その旨の表示も行なわれる。
【0064】このようにして、商品の指定が可能とな
り、買い忘れなどを防止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストアに着く前に、このストアに関する必要な情報を顧
客が取得することができ、予めこのストアの様子を知る
ことができて、ショッピングがし易くなる。さらに、ス
トアの屋内駐車場の予約をすることができて、駐車のた
めの無駄な待ち時間をなくすことができるし、また、フ
ロア毎にそのレイアウトを示す地図が取得できて、それ
を用いたナビゲーションを行なうことができるので、顧
客としては、希望する商品が陳列されているコーナに導
かれ、効率良くショッピングを行なうことが出きるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報サービスシステムの一実施形
態を摸式的に示す図である。
【図2】図2におけるPDAの乗用車内での取付状態の
一具体例を示す斜視図である。
【図3】図1におけるサービスセンタのデータベースの
一具体例を摸式的に示す構成図である。
【図4】図1に示すPDAの動作手順の一具体例を示す
フローチャートである。
【図5】図1におけるデパートの屋内駐車場での動作を
説明するための図である。
【図6】図1におけるデパートのフロアでの動作を説明
するための図である。
【図7】図1におけるデパートに設置されているホスト
コンピュータの一具体例を示す構成図である。
【図8】図1におけるデパートのショッピングで使用さ
れる商品属性画面の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 乗用車 1a カーナビゲータ 1b PDA 2 デパート 3 GPS 4 GPS基準局 5 セルラー基地局 6 サービスセンタ 7 コンテンツプロバイダ 8 サービス提供会社 9 広告提供会社 10 屋内駐車場 11 ゲート端末 12 ゲート 13a〜13d 送受信機 14a〜14d 商品受取装置 15 通路 16 ゲート端末 17 商品搬送路 20 本館 21 フロア 22 出入口 23 ゲート端末 24 商品陳列棚 25 レジ 26 レジ端末 27 商品搬送装置 28a〜28d 送受信機 29 ミューチップ端末 30 店ホスト(ホストコンピュータ) 34〜39 データベース 40 商品搬送システム 50 商品属性画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 G01C 21/00 G01C 21/00 Z G08G 1/005 G08G 1/005 1/14 1/14 A (72)発明者 小助川 祐一 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC09 AC14 AD01 5H180 AA21 BB05 CC12 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF32 KK06 KK07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯情報端末を所持してストアでのショ
    ッピングをする顧客に所望とする情報を提供する情報サ
    ービスシステムにおいて、 該ストアまで移動中の該携帯情報端末が該ストアまで移
    動する期間では、該携帯情報端末が検出したその現在位
    置と該ストアまでの経路とを表わした地図情報と該スト
    アに関する情報とを該携帯情報端末に提供する第1のサ
    ービス手段と、 該ストア内の該携帯情報端末に、該携帯情報端末が検出
    した該ストア内のその現在位置を示す該ストア内の地図
    情報と該ストアに関する情報とを提供する第2のサービ
    ス手段とを備えたことを特徴とする情報サービスシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記携帯情報端末の屋外での現在位置はGPS(Gobal
    Positioning System)からの位置情報を用いて検出し、
    前記携帯情報端末の前記ストア内での現在位置情報は前
    記ストア内に設置された施設によって提供される位置情
    報を用いて検出することを特徴とする情報サービスシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1のサービス手段が提供する前記ストアに関する
    情報は、前記ストアの屋内駐車場の予約情報であって、
    屋外にある前記携帯情報端末から該屋内駐車場での使用
    した乗用車の駐車の予約ができるようにしたことを特徴
    とする情報サービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第2のサービス手段が提供する前記ストア内の地図
    情報は、前記携帯情報端末が現在存在する屋内駐車場の
    地図情報であって、 該屋内駐車場の地図情報には、該屋内駐車場での前記携
    帯情報端末の現在位置と、前記予約の駐車位置とそこへ
    の経路とが表示されることを特徴とする情報サービスシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第2のサービス手段が提供する前記ストア内の地図
    情報は、前記携帯情報が現在存在するフロアの地図情報
    であって、 該フロアの地図情報には、該フロアでの前記携帯情報端
    末の現在位置と、該フロアでのコーナやレジ係などの位
    置を示すレイアウトとが表示されることを特徴とする情
    報サービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記ストアには、顧客が購入した商品を、その購入フロ
    アから屋内駐車場での使用した乗用車の駐車位置の近く
    まで搬送する商品搬送システムが設けられていることを
    特徴とする情報サービスシステム。
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